Published by 学会事務局 on 25 7月 2021
【生物工学会誌】第99巻 第7号(2021年7月号)オンライン公開
生物工学会誌第99巻第7号(2021年7月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第7号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2021
生物工学会誌第99巻第7号(2021年7月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第7号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
第99巻第7号のBranch Spiritのタイトルに誤記がありました。以下の通り訂正しお詫び申し上げます。
誤)東日本支部:温故知新(18)東京工業大学 生命理工学院・同 科学技術創成研究院化学生命科学研究所における生物工学研究
正)東日本支部:温故知新(19)東京工業大学 生命理工学院・同 科学技術創成研究院化学生命科学研究所における生物工学研究
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:九州 on 25 7月 2021
【日時】2021年12月4日(土)9:30~19:30(予定)
【場所】別府大学(大分県別府市北石垣82)⇒アクセス ⇒Zoom によるオンライン形式
【学生賞】学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)と承諾を得た指導教員名を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。なお、PCを持参できない場合は、その旨をあらかじめお知らせください。
フォームを確認後、確認のメールと講演要旨集執筆要領を併せてお送りします。
〒874-8501 大分県別府市北石垣82
別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科
日本生物工学会九州支部 大分大会実行委員長 藤原 秀彦
E-mail:
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Published by 支部:関西 on 24 7月 2021
日時 | 2021年7月21日(水)15:00 ~ 19:00 |
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開催形式 | Zoomによるオンライン開催 |
日時 | 2021年9月28日(火)13:30~17:30 |
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開催形式 | WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信) |
日時 | 2021年12月15日(水)13:00~16:30 |
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開催形式 | WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信) |
Published by 支部:東日本 on 16 7月 2021
今年度の「生物工学フォーラム」では、第1部では、「最先端の分析化学アプローチからみる生物工学研究」と題し、当該分野のフロントランナーとして活躍されている若手研究者3名にご講演いただきます。
第2部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。
日時 | 2021年8月27日(金)13:00~ |
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場所 | Online 開催 |
プログラム | 第1部 「最先端の分析化学アプローチからみる生物工学研究」
第2部「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」
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参加費 | 【フォーラム】 会員(含: 所属先が賛助会員の方): 無料 学生: 無料 一般(非会員):2,000円(税込) (懇親会は開催致しません) |
事前登録締切 | 2021年 ※Onlineでの開催ですので、必ず事前登録をお願い致します。 |
申込方法 | こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TEL)を明記してお申込みください。お申し込み頂いた方に、シンポジウムに参加するためのURLをご連絡させていただきます。 一般(非会員)の方は、8月20日(金)までに、下記の口座に参加費(2,000円)をお振込みください。 ♦ゆうちょ銀行♦ 記号10120 番号93418411 (他行からは店番018 口座番号9341841) |
申込・ 問合せ先 | 日本生物工学会 東日本支部 支部長:上田 宏(東工大)E-mail 担当幹事:田中 剛(東農工大)E-mail |
Published by 支部:東日本 on 15 7月 2021
2021(令和3)年7月15日
日本生物工学会 東日本支部長
上田 宏
日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与いたします。
本年は、2021年8月16日(月)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、8月27日(金)に第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。
多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。
日程 | ||||||||
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応募について | ||||||||
〒227-8503 神奈川県横浜市緑区長津田町4259-R1-18 | ||||||||
日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程 | ||||||||
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Published by 支部:中部 on 14 7月 2021
2021年度 日本生物工学会中部支部例会を下記の要領で開催いたします。
参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。
日時:2021年8月6日(金)13:30~17:30 (受付開始:13:15~)
場所:Zoomオンライン
参加費:無料
13:30 はじめに……堀 克敏(副支部長、名古屋大学大学院工学研究科)
※当日出席の中部支部幹事による投票を行い優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与致します。
講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会への参加希望の方は、なるべく7月30日(金)までに下記(田丸)までメールにて連絡、または以下のフォームから参加申込みをお願いいたします。
問合せ先:三重大学大学生物資源学研究科 田丸 浩 E-mail
Published by 学会事務局 on 07 7月 2021
第73回日本生物工学会大会の講演申込の受付を終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。
講演要旨(PDF)の受付は7月20日(火)より開始いたします。一般講演で発表をされる方は、A4サイズ1頁、シンポジウム・受賞講演で講演をされる方はA4サイズ、2頁の要旨ファイルをご準備ください。⇒詳しくはこちら
講演番号および講演日時の通知メールは、8月中~下旬にご登録いただいたアドレス宛に配信する予定です。 2021年7月15日(木)17:00までに参加費の入金確認が取れない場合は講演番号を通知いたしません。参加費のお支払いがまだの方はお早めにお手続きください。
Published by 学会事務局 on 01 7月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の2020年のImpact Factorが2.894と発表されました。2019年の2.366から大幅上昇、過去最高値となりました。英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。
Journal Impact Factor, Journal Citation Reports (Clarivate Analytics, 2021)
Published by 学会事務局 on 25 6月 2021
生物工学会誌第99巻第6号(2021年6月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第6号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 6月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
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Published by 部会:代謝工学研究部会 on 23 6月 2021
日本生物工学会 代謝工学研究部会では2021年度の活動の一環として、研究部会関係企業や大学院生、若手研究者を対象とした技術交流会を開催します。昨年度はコロナ禍のため開催を見合わせましたが、本年度はオンラインでの開催の目途がつきましたので、オンライン形式での代謝シミュレーション技術の講習・実習を行います。これまでは日程・地理的な理由で参加が難しかった方も奮って参加して頂ければ幸いです。本年度の技術交流会では、論文発表されている研究事例を参考に、遺伝子破壊による代謝経路の設計や律速反応候補を抽出するための手法について、実際に解析を行なう際にどのように計算を行なうか解説・体験します。代謝シミュレーションの実行環境はMatlab(体験版)を利用します。
詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。
Published by 学会事務局 on 21 6月 2021
Phagocytosis of apoptotic cancer cells with dendritic cells is an important event for cancer immunology and immunotherapy. So far, phagocytosis has been investigated by flow cytometric analysis of the mixture of fluorescence-stained cancer and dendritic cells. However, there is limited information that can be obtained by quantifying fluorescence intensity. Satoshi Yamaguchi and Akimitsu Okamoto in The University of Tokyo made a single-cell array of the phagocytosis mixture including red-stained dendritic cells, green-stained apoptotic cancer cells and cancer-phagocytizing dendritic cells. This image shows a part of the array and gives information about the ratio of cell pairs in various phagocytic states such as phagocytosis-starting pairs, partially phagocytizing ones and fully phagocytizing ones. This method allows for accurate evaluation of phagocytosis efficiency and reliable isolation of vaccinated dendritic cells.
This image was taken by Satoshi Yamaguchi in Okamoto group, Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo (http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/okamoto/) (Copyright@2021 The Society for Biotechnology, Japan).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 学会事務局 on 21 6月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 132, No. 1(2021年7月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 15 6月 2021
会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2021年5月25日(火)の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。
授賞式および受賞講演は、第73回日本生物工学会大会期間中に開催いたします。
五味 勝也(東北大学 大学院農学研究科)
「醸造微生物の分子生物工学研究と発酵生産分野への応用技術開発」
竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)
「環境微生物資源の有効利用のためのシングルセル解析技術の開発と展開研究」
水光 正仁(宮崎大学)
「蛋白質硫酸化に関する研究、人材育成、並びに学会活動を通した生物工学分野への貢献」
金井 宗良(酒類総合研究所)
「清酒酵母の機能性成分高蓄積機構とその応用に関する研究」
諸星 知広(宇都宮大学 工学部)
「細菌間コミュニケーション機構の解析とその応用」
小西 正朗(北見工業大学 工学部)
「成分分析と機械学習を用いた微生物培地解析に関する研究」
栗本 昌樹1、久保 智里1、越智 浩1、本多 裕之2、大河内 美奈3
(1森永乳業株式会社、2名古屋大学、3東京工業大学)
「『ペプチドアレイ』を基盤とする低抗原性生理活性ペプチドの製造に関する研究」
Rodney Honrada Perez (University of the Philippines Los Baños, Philippines)
Multiple bacteriocin production and the novel circular bacteriocin of newly isolated lactic acid bacteria
Hui-Suan Ng (Grrace) (UCSI University, Malaysia)
An integrated approach for sustainable production of keratinase using aqueous biphasic electrophoresis
Published by 学会事務局 on 15 6月 2021
Published by 支部:北日本 on 07 6月 2021
依然として大変厳しい状況が続いております。被害を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。研究も思うように進捗できませんが、一方で前向きな動きもございます。北日本支部の大学・研究機関の研究室では、新戦力となる若手の研究者の皆さんが加入し活動を開始しています。本来、支部シンポジウム等の支部活動は、新メンバーが支部の研究者と知り合ったり、お互いに意見交換をするために絶好の機会です。ところが昨年以来、現地開催ができない期間が長く続いております。そこで今年度の第一回支部オンラインシンポジウムでは、最近支部に加入された若手研究者を中心に研究トピックを提供して頂こうと思います。これを機に、支部内の研究者の皆様に演者の方々を知って頂くとともに、研究者ネットワーク形成の一助になれば幸いです。
2021年 8月26日(木)Zoom によるオンライン開催
以下のリンクから、申込みフォームに必要事項を入力してお申し込みください。参加は無料です。本シンポジウムは、生物工学会の会員でなくても、どなたでもご参加いただけます。ZoomのURLはお申込み時に登録されたメールアドレスにお知らせいたします。お申込みは開催直前まで受け付けますが、ぎりぎりになりますとURLの送付が間に合わない可能性がございます。余裕をもってお申込みいただけますと幸いです。
オンラインポスターセッションは、Zoomブレイクアウトルームを利用したショートプレゼンテーションを予定しています。セッション会場の設置数、演題ごとの持ち時間は申込件数に応じて決定します。オンラインポスターセッションでは、一定数以上の学生発表件数と審査員人数が確保できた場合、学生の発表者を対象に、優れた発表を選出して学生研究発表賞を授与します。博士号をお持ちの参加者の皆様には、審査員をお願いしたいと思います。積極的にご参加ください。
申し込み締め切り:7月30日(金曜日)
オンラインポスターセッション
9:00-12:00 ブレイクアウトルームを利用した研究発表・討論(入れ替え制)
シンポジウム
13:00-13:10 開会の挨拶・アナウンス
13:10-13:50「魚類のもつ刺毒の正体は何か?~タンパク毒の性状と構造解析~」
秋田大学理工学研究科 助教 桐明 絢
13:50-14:30 「ヘムタンパク質における構造機能相関の解明に向けた構造データの網羅解析」
北見工業大学工学部 助教 近藤 寛子
14:30-14:40 10分休憩
14:40-15:20 「実験室進化による薬剤耐性進化ダイナミクスの解析」
北海道大学農学研究院 助教 前田 智也
15:20-16:00 「有用ポリマー生産に向けた酵素工学的アプローチ」
北海道大学工学研究院 助教 冨田 宏矢
16:00-16:10 10分休憩
16:10-16:50 「資源・環境・土木分野での応用を指向したバイオベース材料の開発」
北海道大学工学研究院 准教授 中島 一紀
16:50-17:00 閉会の挨拶
お問い合わせ:北日本支部 松本 (mken@eng.hokudai.ac.jp)
Published by 学会事務局 on 07 6月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 6(2021年6月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 支部:中部 on 07 6月 2021
Published by 若手会 on 04 6月 2021
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
生物工学若手研究者の集い(若手会)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2020年7月に開催予定であった若手夏のセミナーを1年延期いたしました。
しかしながらこのような状況であっても若手研究者間の交流や、研究発表の場は必要であると考え、若手会ではこれまでオンラインセミナーを企画し、2020年7月に試験的に第一回、8月に第二回を、そして11月に第三回を開催いたしました。いずれの回も予想を上回る多くの方々にご参加いただき、大変ご好評をいただきました。特に、質疑応答にSlackを併用することで、オフラインに勝るとも劣らない活発な議論が繰り広げられ、オンライン開催ならではの良さも生まれています。
今年度は昨年延期となった若手夏のセミナーに代えて、7月17日(土)に夏のオンラインセミナー2021を開催することに致しました。今回も発表者を多く募り、オンラインで口頭発表を行います。優れた発表には優秀発表賞を授与する予定です。また、コロナで閉塞感のある現状を打破すべく、外部講師陣による招待講演をはじめ、これまでのオンラインセミナーからさらにパワーアップした内容を実行委員の総力を挙げて企画・準備中です。若手研究者や学生の皆様には是非奮ってご発表・ご参加いただければと存じます。
セミナー終了後、オンライン形式の懇親会も企画しております。オンラインでも参加者の皆様の交流が促進できるよう、新たなコンテンツも企画中です。堅苦しくない懇親会を目指して実行委員一同準備を進めておりますので、初めての方や学生さんもぜひお気軽にご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております!
日時:2021年7月17日(土) 10時ー18時(予定)
会場:Zoomによるオンライン方式
※ urlは参加登録後に直接ご連絡致します。
発表形式:スライドを使用した口頭発表(発表10分,質疑3分)
定員:100名(発表者数・予定)
参加費:無料
全体プログラム
【開会の挨拶】 9:50 生物工学若手会会長挨拶 実行委員長挨拶・諸注意
【招待講演①】 10:00~10:30 座長:蟹江慧(名古屋大学)
「ソフトマテリアルの自己組織化による材料創製-研究も人生もフレキシブルに-」
鳴瀧 彩絵 名古屋大学 大学院工学系研究科 エネルギー理工学専攻 教授
【若手発表・午前】 10:30~12:30
【昼食休憩】 12:30~13:15
【招待講演②】 13:15~13:45 座長:児島孝明(名古屋大学)
「微生物機能のフル活用に向けたシングルセル解析技術の開発と応用」
竹山 春子 早稲田大学 理工学術院 教授
【招待講演③】 13:45~14:15 座長:徳山健斗(味の素株式会社)
「分子複製システムを進化させて原始生命進化を理解する」
水内 良 東京大学 先進科学研究機構 特任助教
休憩 15分間
【若手発表・午後】 14:30~16:30
休憩 30分間
【自己紹介(フラッシュトーク)】 17:00~18:00
【表彰式&懇親会】
表彰式・閉会挨拶 18:00~
懇親会 18:30~
参加登録・発表申込みフォーム(締切:6月28日(月)7月5日(月)まで延長しました)>>こちら締め切りました
※7/14に要旨集や会場等についてのメールを参加者全員宛てにお送りしています。もし届いていない方がいらっしゃいましたら,ページ最下部の連絡先(石川 聖人)までご連絡ください。
青木 航(京大・助教:講演係/要旨係補佐)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員:懇親会係)
石川 聖人(名大・助教:実行委員長/技術係補佐)
岡 大椰(名大・D3)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:表彰係)
蟹江 慧(名大・助教:会計係)
兒島 孝明(名大・講師:講演係)
佐藤 康史(旭川医大・助教:表彰係補佐)
杉山 亜矢斗(名大・D1:懇親会係補佐)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D3:懇親会係補佐)
田島 誉久(広島大・准教授:要旨係)
田中 祐圭(東工大・助教:技術係)
徳山 健斗(味の素株式会社:当日運営係)
戸田 弘(富山県立大・講師:要旨係)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長/要旨係補佐)
中谷 航太(九大・学術研究員:懇親会係)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員:講演係)
三浦 夏子(阪府大・助教:広報係)
横田 早希(秋田大・助教:広報係補佐)
Published by 学会事務局 on 04 6月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)の一般講演、およびシンポジウムの講演申込を開始しました。
今大会では、講演申込と要旨登録の期間が別になっております。講演を希望される方は、参加申込後に、講演内容(タイトル・著者名・所属略称・発表概要等)をご登録ください。⇒参加申込はこちらから
終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
講演申込受付期間: 2021年6月4日(金)~7月7日(水)正午(締切厳守)
講演要旨登録期間: 2021年7月20日(火)~8月20日(金)正午(締切厳守)
発表ビデオ(一般講演用)登録期間: 2021年8月23日(月)~9月27日(月)正午(締切厳守)
事前参加登録締切日: 2021年9月15日(水)17:00(締切厳守)
講演要旨集[PDF版]発行日: 2021年10月13日(水)予定
一般講演の発表者は、2021年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。なお、会員番号が不明の場合は、事務局(info@sbj.or.jp)にお問い合わせ下さい。⇒入会はこちらから
Published by 学会事務局 on 03 6月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:北日本 on 01 6月 2021
日本生物工学会北日本支部では、2021年8月26日(木)にオンライン形式のシンポジウムを開催する予定です。詳細につきましては、決まり次第、当サイトにてご案内いたします。
Published by 学会事務局 on 01 6月 2021
2021年度より、日本生物工学会会長を拝命することになりました大阪大学大学院工学研究科の福﨑英一郎です。思い起こせば、大学院学生だった1984年に日本生物工学会の前身である日本醱酵工学会で口頭発表させていただいたことが当学会との出会いでした。それから数えて37年間お世話になり続け、御恩のある本会が、2022年には創立100周年という節目の時を迎えます。めぐり合わせに感謝するとともに、恩返しのために粉骨砕身努力する所存です。
2年前、副会長を拝命したときには、まったく想像もしなかったコロナウイルス禍に我々は直面しています。これまでとはまったく違った学会の舵取りが求められます。コロナ禍の一年で、我々は、ヒトとヒトとが触れあえる距離で対面して議論することが如何に大切だったかを改めて思い知りました。昨年の東北大会が開催できなったときの喪失感は未だに記憶に残っています。ただ、昨年の今頃は、2021年になったらコロナ禍も沈静し、対面での学会活動ができることを期待しつつ、一年我慢すれば、もとの対面学会活動が再開できると信じていました。しかしながら、状況は混迷を極め、現状がいつまで続くかはまったく不透明です。ただ、嘆いていても何も生まれません。コロナ禍というピンチをチャンスに変えることを第一義に考えて、Withコロナならではの学会運営を模索していきたいと思います。まず、Withコロナで発展したオンライン会議のリテラシーを最大限活用することにより、全国の支部活動を全国の学会員の皆様と共有することができると考えています。まずは、小職自らが全国の支部会合にお邪魔させていただき、皆さんと意見交換を行いたいと思っております。また、機会があれば15の研究部会および若手会の研究部会間のシナジー効果の最大化を図りたいと思います。お許しをいただければ、各研究部会のオンライン会合に出席させていただき、意見交換できれば幸いです。オンライン会議の一般化は、海外との垣根を低くしたと言えます。今後、海外学会との交流を積極的に深めていきたいと思っています。
学会の科学的アクティビティの発信は学会の重要なミッションです。幸いなことに、和文誌、英文誌ともに、歴代編集委員長のご努力のおかげでバイオエンジニアリングの定期出版物としての重要な地位を占めるにいたっております。それらのさらなる発展を進めるとともに、ホームページの充実、SNSの活用などを進め、きめ細かい学会活動の発信に努めたいと思っております。100周年記念事業の中でも和文誌、英文誌は重要な位置を占めます。各編集委員長のご努力に期待すること大です。産学連携は生物工学会のお家芸ともいえる大切な活動です。ただ、Withコロナの中で活動を続けるために、なんらかの変革が求められると自覚しております。ピンチをチャンスに変えて、この機会に飛躍したいと考えております。
生物工学という学問分野の発展のためには、若手のリクルートが必須です。すでに研究室に配属された学部4年生や大学院学生についてはある程度のレベルで啓発活動が実施されていますが、高校生や中学生に対しては十分とは言えません。Withコロナの中で、中高生へのアウトリーチについても模索していきたいと思います。
最近、SDGsという言葉を聞く機会が増えました。SDGsの実現は我が国の使命です。生物工学という学問をコアコンピタンスとして、SDGsの実現を目指したバックキャスト的アプローチに必要なキーテクノロジーを提供できる学会を目指して、頑張れる体制を作りたいと思います。
日本生物工学会は生物工学に関わる産官学の学会員のための梁山泊です。学会員の学会員による学会員のための学会にしたいと思っております。理事をはじめとした学会員各位、事務職員の皆様方のご協力を心から期待する所存です。
2021年6月
日本生物工学会会長
福﨑 英一郎
Published by 学会事務局 on 31 5月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は、*SPARC-Japan(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)のパートナー誌として、化学系ジャーナルの合同プロモーションに参加し、国際学会での学会誌の出展活動・国際的な販路拡大に取り組みました。
出展活動を実施した学術大会 | 開催日 | |
---|---|---|
2007年度 | 第41回 IUPAC(イタリア,トリノ) | 8月5日~11日 |
第234回 ACS 秋季大会(米国,ボストン) | 8月20日~22日 | |
2008年度 | 中国化学会第26回学術年会(中国,天津) | 7月13日~16日 |
第236回ACS 秋季大会(米国,フィラデルフィア) | 8月17日~21 日 | |
第2回ヨーロッパ化学会議(イタリア,トリノ) | 9月16日~20日 | |
2009年度 | 第42回IUPAC(英国,グラスゴー) | 8月3日~7日 |
ACS 総会展示会(米国,ワシントンD.C.) | 8月16日~20日 | |
第13回アジア化学会議(中国,上海) | 9月13日~15日 | |
第9回アジア太平洋生物化学工学会議(日本,神戸) | 11月24日~28日 | |
2011年度 | 第242回ACS 秋季大会(米国・デンバー) | 8月28日~8月31日 |
第14回アジア化学会議(タイ・バンコク) | 9月5日~8日 | |
第43回IUPAC(プエルトリコ・サンファン) | 8月1日~5日 | |
2012年度 | 中国化学会第28回年会(中国・四川省成都) | 4月13日~16日 |
第244回ACS 秋季大会(米国・フィラデルフィア) | 8月19日~21日 | |
第4回ヨーロッパ化学会議(チェコ・プラハ) | 8月26日~30日 | |
APT2012(シンガポール) | 7月2日~5日 | |
2013年度 | EAACI-WAO Congress 2013(イタリア,ミラノ) | 2013年6月22日~26日 |
WCCE9 & APCChE 2013(韓国,ソウル) | 2013年8月18日~23日 | |
EUROMAT2013(スペイン,セビリア) | 2013年9月8日~13日 | |
ACB2013(インド,デリー) | 2013年12月15日~19日 | |
SICB Annual Meeting 2014(米国,オースティン) | 2014年1月3日~7日 |
*SPARC Japanは、2003~2018年度は「国際学術情報流通基盤整備事業」として、2019~2021年度は「学術情報流通推進委員会」として、国内学会誌の電子ジャーナル化,オープンアクセス・オープンサイエンスのアドボカシー活動を行いました。国際イニシアティブ(arXiv.org,CLOCKSS,SCOAP3)との連携等にも一定の役割を果たし、2021年度をもって学術情報流通推進委員会は活動を終了しました。
Published by 学会事務局 on 27 5月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)の講演申込は、2021年6月4日(金)に受付を開始いたします。
今大会では、講演申込と要旨登録の期間を別にすることといたしました。講演を希望される方は、参加申込後に、講演内容(タイトル・著者名・所属略称・発表概要等)をご登録ください。
⇒詳しくはこちら
講演申込受付期間: 2021年6月4日(金)~7月7日(水)正午(締切厳守)
講演要旨登録期間: 2021年7月20日(火)~8月20日(金)正午(締切厳守)
発表ビデオ(一般講演用)登録期間: 2021年8月23日(月)~9月27日(月)正午(締切厳守)
事前参加登録締切日: 2021年9月15日(水)17:00(締切厳守)
講演要旨集[PDF版]発行日: 2021年10月13日(水)予定
一般講演の発表者は、2021年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。なお、会員番号が不明の場合は、事務局(info@sbj.or.jp)にお問い合わせ下さい。
⇒入会はこちらから
Published by 学会事務局 on 25 5月 2021
生物工学会誌第99巻第5号(2021年5月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第5号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 5月 2021
生物工学会誌 第99巻 第5号
池 道彦
水を中心とした環境の保全と修復を目的とする環境工学分野での研究開発と教育を生業にしている。元来、環境工学は、製品の生産やサービスの提供、その消費において生じる廃棄物や排水、排ガスをどうにか片付けるという役割を担うもので、利を生まず儲からない「負の技術」である。良い技術でも、コストが安くなければ実用化されず普及しないさだめなので、大きな富を生むメディカルバイオやアグリバイオの成功事例を見ると、つい拗ねたくなる。それでも、SDGs(Sustainable Development Goals)に示されたように、さまざまな環境問題の解決こそが人類の目標なのだから、自らの環境技術がいずれ社会に貢献すると信じて研究を行っている。古い言葉になってしまったが『環境革命』が起こりつつある、あるいは我々が起こすのだという気持ちが、その一つのよりどころである。環境革命は「エコロジーの原則に従って世界経済を再構築する」世界の大きな変化を示す概念であり(レスター・R・ブラウン)、産業革命、IT革命に続く新たな産業の革命ともいえよう。これにより、健全な水や空気や土に対して正当な対価が払われるようになり、環境問題への取組みが「負」から「普通」になる。
産業革命は蒸気機関の発明を契機とした産業の機械化により、またIT革命は高性能コンピュータによる情報技術の急伸により、いずれも画期的な新技術が主導する形で世界の価値観、社会や文化を変えた。これに対して環境革命は、これらとは逆に、地球温暖化をはじめとした環境問題が人類に突き付けられた結果としての価値観の転換が、技術の進展を主導する革命であろう。技術の波及効果が時代を変えるような成り行きにまかせてはおけず、『終末時計』の残り「100秒」の日限に間に合うように成し遂げるという制約がある。
この革命は一つの技術で実現できるものではない。温暖化対応を例にいえば、クリーンエネルギー開発だけでは日限には間に合わない。CO2 吸収源である森林やサンゴ礁の保護・再生、化石資源を使わないプラスチックなどのモノ創り、超省エネ型の製品群や住宅、都市創り……等々、あらゆる分野での取組みが必要である。
また、SDGsに示されたように、温暖化だけではなく対応しなければならない無数の環境問題があり、それらの解決が互いにTrade-offの関係になり得ることも十分理解する必要がある。私の領域でいえば、水環境を守るために高度な排水処理をすればするほど、エネルギーや資源の利用が増え、温暖化を助長し資源枯渇を早める。革命の担い手となる環境技術者は、あらゆる分野の先端科学技術を駆使し、しかもそれら相互の関係を理解しつつ、地球-人間システムの中で適正に組み合わせ、実装するという仕事を大急ぎでやってのけなくてはならない。
そこに新型コロナウイルスのパンデミックである。環境問題とは異なり直接に人の命を脅かすコロナ対応に人類の英知を集めてあたるのは当然のことであるが、環境革命はまた後回しになるのだろうなとも思う。
一方、私の感覚でいえばコロナの問題は環境問題と類似している。コロナ流行が人の生活様式や文化、価値観を一変させ、特効薬やワクチンなど最先端医療分野での開発を誘発する問題主導の技術革新が進みつつある。また、高性能マスク、消毒薬、ウイルス粒子拡散のシミュレーションや換気装置、感染者との接触可能性を知らせる情報システムなど、あらゆる領域での技術開発が行われ、実装が進められている。さらに、感染防止と経済活動に代表されるような、多くのTrade-offを考慮した対応が求められることも同じである。
コロナを克服するなかで得る、多分野連携型の科学技術の進展とそれを実装する社会変革の経験が人類の新たな学びとなり、アフター・コロナには案外、環境革命がすんなり進むことになるのかもしれないなどと夢想する。早い終息(収束)を願う。
著者紹介 大阪大学大学院工学研究科(教授)
Published by 支部:関西 on 23 5月 2021
関西の飲料・食品メーカーの方々に、商品開発に向けた研究開発についてご紹介いただきます。本セミナーは、ご紹介いただく商品をご自宅にお届けし、商品を味わいながらご聴講いただく、体験型のオンラインセミナーです。お酒の美味しい飲み方や、おつまみとお酒のペアリングなど、体験型を活かした内容を、若手企画委員との対談形式にてご紹介いただき、商品開発のウラ側を直撃します。商品開発秘話をつまみに、どうぞお楽しみください。
15:00~15:05
開会の辞……圍 彰吾(関西支部若手企画委員会 世話人代表/白鶴酒造株式会社)
15:05~16:25
第1部 商品開発に向けた研究開発紹介(各社20分)
16:35~17:55
第2部 試食・試飲しながらの商品紹介(対談形式)(各社20分)
17:55~18:55 オンライン懇親会
18:55~19:00
閉会の辞……藤田 陽平(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
Published by 支部:関西 on 19 5月 2021
第118回を迎える醗酵学懇話会ですが、新型コロナの感染状況を受けて、オンラインライブ配信による開催となります。今回は、醗酵学懇話会の本流である、発酵や醸造に関する内容が中心となっています。またオンライン開催の利点を活かして、関西支部の枠にとらわれない広い地域から講演者の方々にお集まりいただきました。多数のご参加をお待ちしております。
13:00~ Zoom入室開始(ライブ配信)
13:30~13:35 開式の辞 ………大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
13:35~14:10
「大阪市立大学オリジナル日本酒プロジェクトに参加して」
……田中 俊雄(大阪市立大学 名誉教授)
新大学「大阪公立大学」への移行(2022年)に先立って、大阪市立大学は最後の節目となる創立140周年(2020年)を迎えた。その節目に合わせて、記念のオリジナル日本酒をプロデュースする企画が浮上した。大学にゆかりの野生酵母を採取する試みが先行する中、急遽、かつて京都市産業技術研究所と共同開発した清酒酵母「京の華」を用いる別案が採用された。本酵母は酢酸イソアミル(バナナ様吟醸香成分)合成酵素の制御機構に関わるアナログ耐性変異株として取得され、以来、複数の蔵元で「純米酒」や「純米吟醸酒」の醸造に使用されている。オリジナル日本酒第1弾は蔵元の名に因んで「月の桂」と命名され、クラウドファンディングで販売された。第1弾の完売をうけて、翌年には新たに第2弾「月朧ろ」を上槽した。「月朧ろ」は当初から種々ネットショップや近鉄あべのハルカスの店頭で販売されている。これら日本酒にまつわる話題を提供する。
14:10~14:45
「コロナ禍での挑戦 砺波野スピリット開発秘話」
…稲垣 貴彦(若鶴酒造株式会社)
若鶴酒造は富山県の酒蔵である。江戸時代に創業し清酒の製造をはじめ、戦後からはウイスキーの製造もおこなってきた。2020年3月30日、富山県で初めてコロナ感染者が確認。当時全国的に消毒用エタノールが不足しており、医療体制にも深刻な影響を及ぼしていた。そんななか酒蔵として出来ることはないかという想いから酒蔵の醸造用のエタノールとボトリングライン、物流を活用することを思いつく。そして日本で先駆けて消毒液として代替可能な高濃度エタノール「砺波野スピリット77」をリリース。それは薬規法、消防法、酒税法といった縦割りや規制との戦いでもあり、情報の流れを如何にコントロールするかという戦いでもあった。その動きは全国の酒蔵へと波及し、全員が力を合わせたことで少しでも状況を好転することができた。当時を振り返りながら、状況がどう変わっていったのかを紹介する。
14:45~15:20
「老舗味噌屋さんから分離した乳酸菌(PP165)の商品開発事例」
…阿部 直樹(公益財団法人長野県テクノ財団)
⇒赤羽 弘文(公益財団法人長野県テクノ財団)<講演者変更>
老舗醤油屋の会長さんから、「味噌や醤油の麹を造る時、バチルス菌(納豆菌の仲間)が混入すると、麹が全部ダメになってしまうから大変なんだ。」という話をお聞きした。(公財)長野県テクノ財団は、味噌・醬油製造業、信州大学、長野県工業技術センター等が参加する産学官連携事業として、老舗の味噌屋さんの味噌モロミから、バチルス菌に強い乳酸菌(PP165)を分離した。PP165のバチルス菌に対する抗菌性を確認するために、長野県北部の4社の味噌・醤油屋さんで実証試験を行った。試験結果から、PP165はバチルス菌の増殖を抑制することが解り、良質の麹ができた。さらに、PP165の接種により有機酸が増加するため、旨味成分がアップした。現在PP165を利用した発酵食品は、味噌・減塩味噌・醤油豆・甘酒・日本酒など多岐にわたっている。
15:20~15:35 休憩
15:35~16:10
「機械学習を活用した飲料製品開発の手法と評価」
…有里 悠希、柏原 洋允(日本電気株式会社 AIアナリティクス事業部)
近年、機械学習および人工知能(AI)は、小売業の需要予測や画像解析による故障検知など、多くのビジネス分野で取り入れられ広がりを見せている。しかし、食品や飲料のレシピとして活用された例はまだ少ない。そこで今回、NECではAI ビジネスにおけるプロモーション活動の一環として、AIによるデータ分析の結果をレシピとした飲料(クラフトビール)開発を行ったのでそれを紹介する。開発のコンセプトとしては、多くの人が一度は経験したであろう世代間ギャップの解消を目的とし、あらゆる分析手法を用いてクラフトビール上で世代の価値観を表現することを試みた。その分析手法の詳細や、販売後に行ったアンケート結果を用いた人間とAIの認識の相違について考察も行ったのでそれも併せて紹介する。
16:10~16:45
「英国酒蔵の諸事情」
…Tony Mitchell、 溝畑 利行、 橋本 良英(Dojima Sake Brewery UK&CO. (株)堂島麦酒醸造所)
2015年、住民説明会(開発許可申請の為)開催でアンケートを求めた時、日本酒を飲んだ経験のある人1%以下の数字に驚愕させられたことにはじまった。自然保護意識の高さからくる、樹木の根にまで配慮を求められるなか、良質な仕込水を求め水質検査を繰り返し井戸を掘り、醸造免許申請、設備等における保健所への対応や製造開始時には、原料米の確保、水質の違いや気候の違いなど醸造環境の日本との違いからの諸間題は山積状況である。世界各国で「SAKE」の醸造所及び醸造家が想像をはるかに超え毎年増加する時代、ケンブリッジという地域の特性をいかし世界中から共に学び醸造し又、日本酒を通じて日本文化の発信に取り組んでいる英国酒蔵の現状と展望を紹介したい。
16:45~16:50 閉会の辞………山田 翼(関西支部副支部長・菊正宗酒造株式会社)
16:50~17:30 オンライン交流会
【共催】神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科
Published by 学会事務局 on 07 5月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021年10月27~29日、オンライン開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催します。
産学連携委員会は、過去2年に渡り社会課題テーマとして内閣府の「バイオ戦略」の内容と進捗状況を知るためのシンポジウムを開催してきた。来年度は引き続き「バイオ戦略」の進捗を学ぶとともに、「バイオ戦略」で挙げられている「2030年の実現に向けて目指すべき市場領域」に取り組んでいる企業から、取り組み内容や現状をご紹介いただく。
これまでの醸造技術開発は品質、生産面の向上が主であり、香味成分の生成機序解明、有用微生物育種など、醸造工程の研究が活発であった。最近では科学技術の進歩により、醸造研究分野はさらに広がり、原料自体にも目が向けられている。また、商品性の向上として原料、産地へのこだわりが注目されており、地域性を訴求した取り組みも進められている。本シンポジウムでは、これからの醸造の新たな方向性となる取り組みを紹介したい。
おいしさの技術は、消費者が食品を視認し実際に手に取り、摂取し、満足感を得るまでの一連のプロセスの成立まで幅広い議論がされている。そこでは、5感全てが考慮されており、生物工学や神経生理学等の自然科学的アプローチだけでなく認知科学や行動経済学等の社会科学的アプローチからも議論されるなど、食品産業にも大きな流れが生じている。
こうした背景を受け、おいしさの科学領域における産官学の第一人者をお招きし、現状と課題について議論をし、その認識を深め、日本の食文化と食品産業の発展への一助としたい。
Published by 学会事務局 on 06 5月 2021
2021年4月14日(水)~16日(金)に韓国生物工学会(Korean Society of Biotechnology and Bioengineering; KSBB)の2021年春季大会(2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium: Emerging Trends in Biotechnology after Pandemic)が開催された。会場は、RAMADA PLAZA JEJU(済州島)ということであったが、実際には、大部分がZoomを用いたwebにて開催された。日本生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan; SBJ)からは、2020年度の学会賞受賞者である大政健史教授(功績賞・大阪大学)と清水一憲准教授(照井賞・名古屋大学)が招待され、講演を行った。
KSBB春季大会は、3日間の開催期間ではあるが、初日は評議委員会であり、実際には2日間にわたった大会であった。プレナリーレクチャーは、日本、米国、韓国、オランダの各国から2日間にわたって7件が開催され、その間に7つの会場にて並列にてシンポジウムが開催、ランチョンセミナー4件、さらに2日目の午後シンポジウムと並列でe-POSTERとして、10分野で合計400件のポスター発表が開催された。SBJからの講演は、[S4-7]Frontiers in Biomedical Studiesと題したシンポジウムにおいて、3日目の午後1時から3時の間の4件の発表のうち2件として講演がなされた。Webでのシンポジウムではあったが、進行はスムーズであり、日本にいながら、特に問題なく講演も質疑応答も行えた。残念ながら、KSBB側との直接の顔合わせの交流行事や意見交換の場はなく、次回以降においてその機会が得られることを是非とも期待したい。
末筆ながら、丁寧にシンポジウムのお世話をしていただきましたJae-Hyung Jang先生(Yonsei University)、座長をお引き受けいただきましたHyungil Jung教授(Yonsei University)、KSBB事務局に厚く御礼申し上げます。また、本派遣の機会を頂きましたSBJ国際展開委員長の藤山和仁先生、諸手続きを行っていただいた事務局をはじめ、SBJの先生方に心より御礼申し上げます。
2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium
web開催でのプログラムより抜き出し
KSBB春季大会.現地の様子
Published by 学会事務局 on 06 5月 2021
電源設備法定点検に伴うサーバー停止により、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。
サーバー停止日時: 2021年5月15日(土)13:00 ~ 16日(日)10:00
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(Editorial Manager)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
Published by 学会事務局 on 30 4月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 5(2021年5月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
こちらでは、生物工学会誌第99巻(2021年)の『特集』をご覧いただけます。 第99巻より、『特集』掲載記事(PDF)はJ-StAGEで公開しております。
⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら
|4号|5号|6号|7号|8号|9号|10号|11号|12号|
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
⇒バイオ系のキャリアデザイン(就職支援OG・OBインタビュー編)
2021年(第99巻)以降掲載記事一覧はこちら
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
生物工学会誌 第99巻 第4号
黒田 章夫
この原稿が掲載される頃には、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの接種が始まっているかもしれない。いま人類を救おうとしているこの技術も、最初はまったく相手にされなかったそうだ。カタリン・カリコ博士は、このmRNAワクチンの開発者の中心人物である。カリコ博士のmRNAワクチンの申請書はことごとく却下され、当初まったく研究費がつかなかったとある。今でいう「選択と集中」から外されていたのである。100年以上使われている従来のワクチン技術(弱毒化したウイルスなどを使う)があれば、わざわざ未知のmRNAワクチン技術を採用する必要があるのか?という理由もわからないわけではない。しかし、mRNAワクチンは配列さえわかれば素早く設計して生産できるというメリットを持つ。さらには細胞性免疫を増強剤に依存せず誘導できるというのも強みであるようだ。カリコ博士はmRNAワクチンの優位性を信じて改良を重ね、さらにはベンチャーを作って実用化に邁進してきた。今回、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、突然パラダイムシフトがおこった。いち早く設計して生産できることがワクチン技術の価値観を一変させたわけだ。
東京大学の石川正俊先生が「大学における工学、特にICT分野の教育改革の現状と未来」と題して文部科学省で発表された中に、「独創性の本質」について説かれた部分がある1)。この中で、私は「マーケットがない技術、欧米に競争相手がいない事業、科学技術基本計画にない分野を推進できているか?」という部分が特に好きだ。mRNAワクチンのように、未来のニーズは把握できない。石川先生が述べられているように、研究開発は投資的行為であり、多くは失敗するものであると考えるべきである。新しい研究開発は時として莫大な価値を生むので、ほとんどが失敗に終わっても全体としてはプラスになる。日本人は「投資=ギャンブル」という感覚を改めて、理性的に捉えるべきである。言葉でわかっていてもそのような考えが常には意識されないので(あるいは多人数による選考会になると説得しにくいので)、価値が見通せる無難な研究や聞いたことのある研究が採択される。また同資料の中の「研究段階では社会的価値は見えない、価値が見えるようであれば独創性は低い」という記述は多くの研究者をハッとさせるのではないだろうか。しかし、価値が見えなければ何でもOKであるわけではない。そこが難しいところだ。ある他の先生の話の中で「なぜNatureを読むのか?その理由は自分と同じアイデアでないことを確認するため」と聞いたことがある。すなわち、誰もやっていないことが重要であるということだ。未来はわからないのであれば、少なくとも「誰もやっていない研究」であること、さらにはカリコ博士のように自分でベンチャーを作ってでも「続ける研究」て投資されれば、全体としてプラスになるのではないだろうか。
今、研究者の評価が論文数や引用数というわかりやすい数値に偏っている。若手の研究能力評価としては仕方ないのかもしれないが、テニュアをとった後も同じ基準というのでは日本の将来が危ぶまれるのではないだろうか。大学の校費があまりにも少なくなり、科研費などがもらえないと研究が続けられない。研究員を抱えているとなおさらだ。「独創性」の高さは論文数や引用数とは必ずしも相関しない。恐らく研究初期は相反するので、どうしても「誰もやっていない研究」を始めるのに躊躇するだろう。しかし、テニュアをとった暁には、安寧とした研究ではなく、ある種のリスクをとって「誰もやっていない研究」を始め、さらに論文や特許を出したらそれで終わりではなくゴールまで「続ける研究」を目指して欲しい。
1) 文部科学省 大学分科会(第138回)・将来構想部会(第9期~)(第7回)合同会議(平成29年10月25日)
配付資料1 石川 東京大学情報工学研究科長 提出資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/10/27/1397784_01.pdf
(2021/01/27).
著者紹介 広島大学大学院統合生命科学研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
生物工学会誌第99巻第4号(2021年4月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第4号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 20 4月 2021
こちらでは生物工学会誌第87巻(2009年)~第98巻(2020年)の『巻頭言 ”随縁随意”』に掲載された記事がご覧いただけます。
|98 (2020)|97 (2019)|96 (2018)|95 (2017)|94 (2016)|93) (2015)|92 (2014)|
|91 (2013)|90 (2012)|89 (2011)|88 (2010)|87 (2009)|
Published by 学会事務局 on 14 4月 2021
この度、地球生命研究所(ELSI)が主体となり、東京工業大学に「地球生命コース」が新設されました。
本コースでは、国際的な教育・研究環境の下、5年間の修士・博士一貫教育研究を通じて、分野の垣根を超えて「生命の起源」や「宇宙における生命」など自然科学の根源的問いを明らかにする人材や地球規模の課題を長期的に解決できる人材を養成します。
地球生命コースに関する詳細:
https://www.titech.ac.jp/graduate_school/graduate_majors/els/
現在2022年4月の開講に向けて第一期生の募集を開始しております。
Published by 支部:北日本 on 12 4月 2021
日本生物工学会北日本支部は2017(平成29)年度より、生物工学分野で博士後期課程をめざして秀でた研究を行っている大学院生を対象に『北日本支部学生精励賞』の授与を行っています。
受賞年 | 受賞者(所属※) | |
---|---|---|
第4回 | 2020年 (R.2) | 内山 剛志(東北大学) |
小林 歩夢(東北大学) | ||
佐藤 奏音(東北大学) | ||
第3回 | 2019年 (R.1) | 該当者なし |
第2回 | 2018年 (H.30) | 及川 大樹 (東北大学) |
第1回 | 2017年 (H.29) | 中村 隆太郎(秋田大学) |
※所属については受賞当時の所属を掲載しています。
Published by 支部:北日本 on 12 4月 2021
日本生物工学会北日本支部は2017(平成29)年度より、生物工学分野で博士後期課程をめざして秀でた研究を行っている大学院生を対象に賞の授与を行っています。 2020年度は、2021年3月9日付けで3名の大学院生に「日本生物工学会北日本支部学生精励賞」を授与しました。 ⇒受賞者一覧はこちら
北日本支部長 魚住信之
<2020年度受賞者>
Published by 学会事務局 on 08 4月 2021
内容 | 開催日 |
---|---|
【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会総会・講演会 「ニューノーマルにおけるバイオエンジニアリングの新しい風」 | 2021.03.30 |
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「ビッグデータとしての下水道情報活用による安全安心社会の創造~SDGsへの挑戦~」 | 2021.03.18 |
【協賛行事】ポストコロナ戦略シリーズ8 「非破壊・非侵襲技術の社会実装」 | 2021.03.16 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「美肌の極意・化粧品の真実」 | 2021.03.11 |
【協賛行事】ACT-X 「環境とバイオテクノロジー」は地球環境の危機を救う! | 2021.03.09 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「コロナ禍の今こそ取り組む地球再生SDGs」 | 2021.03.08 |
【協賛行事】第2回世界エンジニアリングデー記念シンポジウム ~ダイアローグ: 多様性と包摂性のある社会のための工学の未来~ | 2021.03.04 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術” 勉強会「バイオ素材百花繚乱15~脂質と超小胞体のマジック」 | 2021.03.03 |
【協賛行事】バイオインダストリー奨励賞受賞者企画講演会「生命現象の根本的解明を目指す量子生命科学について」 | 2021.03.02 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「仮想工場とDX」 | 2021.02.25 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「最新ネコねこバイオロジー」 | 2021.02.22 |
【協賛行事】「4大学医工連携オンラインセミナー~光× 超音波× 近赤外蛍光による医工連携イメージングと健康長寿への道~」 | 2021.02.19 |
【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会「ゼブラフィッシュ創薬」 | 2021.02.10 |
【協賛行事】「がん診断の最前線」(バイオインダストリー奨励賞受賞者セミナー) | 2021.02.08 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「未病マーカー」 | 2021.01.28 |
【協賛行事】第26回高専シンポジウムオンライン | 2021.01.23 |
【協賛行事】第37回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2021 | 2021.01.19-2021.01.22 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術“勉強会 「糖化ストレスケアと疲労の低減」 | 2021.01.14 |
【協賛行事】緊急特別講演VIII 「新型コロナウイルスとの対峙:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究について」 | 2021.01.13 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「南極、深海から宇宙まで~新奇・極限微生物をめぐる戦略」 | 2021.01.07 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術” 勉強会「データ駆動型医学研究」 | 2020.12.21 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「記憶をあやつる~脳科学の最先端」 | 2020.12.16 |
【協賛行事】第33回におい・かおり環境学会 | 2020.12.14-2020.12.15 |
【協賛行事】第47回炭素材料学会年会 | 2020.12.09-2020.12.11 |
【協賛行事】SCIS&ISIS 2020 (Joint 11th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 21st International Symposium on Advanced Intelligent Systems) | 2020.12.05-2020.12.08 |
【協賛行事】2020合同WEB討論会~第52回溶融塩化学討論会,第44回電解技術討論会-ソーダ工業技術討論会,第40回水素エネルギー協会大会~ | 2020.11.26-2020.12.03 |
【協賛行事】令和2年度 産総研 材料・化学シンポジウム 『機能化学研究部門の新たな取り組み:化学材料の創製と診断を両輪として』 | 2020.11.25-2020.12.04/2020.11.30- |
【協賛行事】ポストコロナ戦略シリーズ7 「ストレス緩和と癒しのソリューション」 | 2020.11.19 |
【後援行事】日本動物実験代替法学会第33回大会 | 2020.11.12-2020.11.13 |
【協賛行事】JASIS2020 | 2020.11.11-2020.11.13 |
【協賛行事】3大学医工連携オンラインセミナー ~新型コロナウイルス・脳研究・マイクロデバイス~ | 2020.11.06 |
【協賛行事】大阪工研協会 バイオ実習セミナー ―微生物・細胞取扱いと検査・試験の基本操作―〈大阪〉 | 2020.10.29-2020.10.30/2020.11.02 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「トマトのイノベーション part2」 | 2020.10.28 |
【協賛行事】熱測定オンライン討論会2020 | 2020.10.26-2020.10.28 |
【協賛行事】第71回コロイドおよび界面化学討論会 | 2020.09.14-2020.0916 |
【協賛行事】第22回日本感性工学会大会「インクルーシブ社会の個と調和」 | 2020.09.09-2020.09.11 |
【協賛行事】第36回ファジィシステムシンポジウム(FSS2020)「ファジィには、未来を変える力がある」 | 2020.09.07-2020.09.09 |
【協賛行事】日本化学会関東支部講演会「持続可能な社会に向けた化学技術~ものづくり・エネルギー資源における超スマート社会の実現を目指して~」 | 2020.09.04 |
【協賛行事】プラントショーOSAKA 2020〈大阪〉 | 2020.07.29-2020.07.31 |
Published by 若手会 on 05 4月 2021
新型コロナウイルス感染症の影響で1年程度延期としており、2021年夏に石川県で開催を検討していました生物工学若手夏のセミナーですが、まだまだ終息が見えない状況から、一旦中止とすることにいたしました。若手の交流が安全にできるようになった時点で改めて石川県で開催したいと思っております。参加を検討して下さっていた皆様には大変申し訳ございませんが、開催が決定した際にご参加いただければ幸いです。
なお、2021年度はオンライン形式での夏のセミナーを考えており、色々な企画を準備したいと思っております。ぜひご参加いただき、若手間の交流のきっかけになれば幸いです。
日本生物工学会若手会
馬場保徳(夏のセミナー実行委員長、石川県立大学)
中島一紀(若手会会長、北海道大学)
Published by 学会事務局 on 02 4月 2021
【共催】名古屋大学大学院生命農学研究科
【協賛】公益社団法人 日本農芸化学会 中部支部
Published by 学会事務局 on 01 4月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)のホームページを公開しました。
大会サイトでは、2021年10月27日(水)から29日(金)に開催される年次大会に関する情報を発信していきます。
第73回日本生物工学会大会(2021)は、沖縄コンベンションセンターにおいて開催すべく準備を進めていましたが、1月に発せられた2回目の緊急事態宣言を受け、実行委員会、理事会において開催方法について議論した結果、現地での大会の実施は難しいと判断し、本年度大会を全てオンラインで行うことといたしました。
講演申込と大会参加申込のウェブ受付は、2021年6月4日(金)より開始いたします。今大会では、講演申込と要旨登録の期間が別になっておりますのでご注意ください。
本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
公益社団法人日本生物工学会
第73回年次大会(2021)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2021/
Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 01 4月 2021
次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けております。優秀学生発表賞は、将来を担う研究者の卵たち(高専生、学部生および大学院生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は2021年3月15日に研究部会主催で開催した、「iACEシンポジウム2021~動物細胞を用いた医薬品および再生医療等製品製造・品質管理の潮流~」において口頭発表を行った、大学院前期課程(修士)および大学院後期課程(博士)学生の発表(6名)に対し、部会員および参加者による審査を行い、修士の部と博士の部から各1名ずつ、2名に優秀学生発表賞を授与いたしました。
受賞された皆様、おめでとうございます!さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。
次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、来年度の大会でも優秀学生発表賞を行う予定をしております。沢山のエントリーをお待ち致しております。
Published by 学会事務局 on 31 3月 2021
スローフード共生発酵工学研究部会では発酵食品機能性データベースを更新しました。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。
内閣府の定めた「バイオ戦略2020」の中で、我々の学会とも特に密接に関わるのは、以下の3点です。
この3点に関連する、研究・人材育成に関するプロジェクトが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」であり、私共の学会員でもある日本の最先端において活躍している研究者・教育者の参画により、まさに現在進行中です。
今回は、初めての試みとして、NEDOとの共催により、生物工学を活用した、炭素循環型社会実現、持続的経済成長に資するものづくりの最先端研究と人材育成について、皆さんと一緒に考えたいと思います。
個々の取組みはもちろん、全体として一つのプロジェクトでもあります。最後まで御視聴頂き、活発な議論へと繋げて頂ければ幸いに存じます。
会員(ご所属先が本会賛助・団体会員の方を含む):無料
後援学会会員:無料、学生:無料
非会員:2,000円(税込)
※参加費(要旨集代を含む)のお支払方法は、参加確認のメールでお知らせします。
こちらのフォームよりお申し込みください。
※当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します。
申込締切日: 2021年4月26日(月) ⇒ 5月18日(火)
公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail: (SBJシンポジウム担当)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
『生物工学会誌』では、この度、科学技術振興機構(JST)のプログラムACT-Xのご紹介にあたり、新たに「集まれ!グラントの泉」と題した新コーナーを設置いたしました。これまでも「バイオインフォメーション」にて、グラントなどについて公募情報をご案内していましたが、本コーナーでは、今号(第99巻第3号)の野村暢彦先生のように、領域代表者など選考、資金提供に関わる方々に、期待する研究内容や応募者について学会員の皆様に向けて直接語っていただくことを主旨といたしました。今後もなるべくタイムリーに生物工学分野のグラントについての情報を発信して参ります。
情報発信を希望される方は、お近くの和文誌編集委員にお声がけください。
和文誌編集委員会
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
生物工学会誌第99巻第3号(2021年3月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第3号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、これまで3か月の非公開期間を設けていました「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
生物工学会誌 第99巻 第3号
竹山 春子
慣習的になりすぎて改革できなかったことが、まったくの突発的事態によって可能になるのを目のあたりにすることになりました。コロナ禍によって遠隔会議がこの1年でデフォルトになってきました。デメリットもありますがメリットも大きいと感じます。分野や業態にもよりますが、IoTの超進化した社会では、仕事場を自由に選んで働くことが当たり前として描かれていましたが、それが今回加速されてきています。多様なライフスタイルを実現することが現実味を持って社会に受け入れられつつあります。それに伴い、システムのセキュリティ強化など技術の高度化も必須であり、遅れ気味であった日本も独自の路線を模索することが課題となっており、技術開発が活発化するかと思います。日本の技術力は高い評価を受けている割には、有事の際に素早い活用がなされていないと感じます。対症療法的なコロナ対策研究費が拠出されていますが、他分野の研究も含め継続性を是非担保してほしいと思います。社会の頑強さ、柔軟性を担保するためには科学技術政策の転換が必要であり、基礎研究も含め先行研究投資をより真剣に考えるべきかと思います。
昨年、内閣府のムーンショットプログラムが各目標のもと始動しました。各省庁の元施策にリンクする必要はなく、今までにはなかった大胆な発想を、というコンセプトが原点にあったはずのものです。私も、農水系の目標5においてPMを務めることになりました。「そんなこと本当に可能なの?」と驚くような発想が必要だと思っています。JSTの未来食糧プログラムでアドバイザーを務める機会もあり、一次生産である水産・農業に関していろいろ考える機会がありました。養殖を陸上で行うという発想は新しいものではありませんが、日本ではコスト面での課題もあり規模は大きくありません。一方、ノルウェーでは、環境汚染対策としてサーモン養殖を陸上で行うシステム開発が進んでいますし、中国でも大規模に進んでいます。陸上での養殖が可能ならば、海上での農業はどうだろう?休耕田も多く存在しますが、規制にとらわれない海上農業は新しい価値を生む可能性があるのではないでしょうか。移動型の海上農業は台風を回避でき、さらには温度帯を選ぶこと、洋上エネルギーを利活用することで独立型にもすることが可能かと夢想しています。何でだめなの?ということを恐れず行うことが、予想しない未来を拓くかもしれません。
既成概念にとらわれない価値の創造を、今後育っていく若手研究者に担ってほしいと思っています。現在、若手研究者には偏重気味と言われるほど手厚い研究環境をつかみ取るチャンスが提示されています。その風潮はどんどん加速していて、博士後期課程からすでにその競争の場に出陣することが可能です。科研費での若手研究と基盤研究Bとの重複申請が可能になったことから若手の採択率は飛躍的に高くなっていますし、JSTも次々と若手対象の砲弾を撃ち込んでいます。女性研究者も10年前と比較すれば、大学でテニュアに残っている割合は少しずつ増加していますが、彼女らが教授になるまでにはあと10年、もしくは20年かかる気がしてなりません。ダイバーシティーの重要性は、最近身をもって感じています。女性ばかりでも、男性ばかりでも研究室はうまく回っていかないことを経験しています。性差だけでなく、個性、年齢の多様性も重要だと痛感します。ダイバーシティーの高い環境で育った研究者には縦割りではない横広がりのネットワークで研究する力が備わるのかもしれません。生物工学会では、男女共同参画やダイバーシティーの組織立った活動は今まで多くはなかったかと思いますが、今だからこそできることもあるのではないかと思っています。
古本屋で見つけた五木寛之の『林住期』(幻冬舎)という本を、時々読み返しています。ヒンズー教の「四住期」に「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」がありますが、働き盛りの研究者は「家住期」にいて、私はすでに「林住期」にいます。人が本来なすべきことは何か、を研究の場から再度考え直したいと思っています。
著者紹介 早稲田大学理工学術院(教授)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 21 3月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 4(2021年4月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 03 3月 2021
総会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。新型コロナウイルス感染症拡大のため、本年も、オンラインでの開催とさせていただきます。
日時:2021年5月25日(火)13時~14時20分
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン会議
次第:
日時:2021年5月25日(火)14時40分~17時
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン会議
参加費:無料(事前登録制。非会員の方は会員の紹介が必要です。)
⇒詳しくはこちら
プログラム:
本年の懇親会につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、中止させていただきます。
ご了承ください。
Published by 学会事務局 on 02 3月 2021
日時:2021年5月25日(火)14時40分~17時
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン
参加費:無料(事前登録制。非会員の方は会員の紹介が必要です。)
(司会:養王田 正文)
人類が安心そして豊かな生活を持続するためには、健康・食・環境の課題を解決することが重要となる。微生物は、健康(感染症、腸内環境)・食(食品衛生、作物病害)・環境(CO2濃度上昇、環境汚染、水処理)など全てに関連しており、21世紀は健康・食・環境にかかわる微生物制御が人類の重要な課題の一つと言っても過言ではない。そのためにはまず微生物の理解が重要となる。その理解(サイエンス)を推し進めるためのテクノロジー、制御のためのテクノロジーなど「サイエンスとテクノロジーを双輪で進めること」が重要となる。当グループの微生物の理解(バイオフィルム等)を最新イメージング技術とあわせて紹介させていただく。
(座長:吉野 知子)
400年以上続く老舗餅屋の跡取りが、微生物好きが高じてクラフトビールつくりをはじめた経緯と、その後の混迷や世界大会優勝について話します。また、地元伊勢の木の樹液から野生酵母を単離し、単離した酵母の特徴を活かしビールを開発し世界大会で受賞するまで、さらにその商品を利用して当社のブランド価値を高めていきつつあることなどについて話します。多くの国際大会で審査員を務める立場から、ビールの審査の仕方についても少しお伝え出来ればと思います。
(座長:中野 秀雄)
♦ 関連記事:【事務局より】2021年度総会および関連行事のお知らせ
Published by 学会事務局 on 01 3月 2021
日本生物工学会2021年代議員選挙の投票受付は、2021年3月1日(月)正午をもって終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
Published by 学会事務局 on 25 2月 2021
生物工学会誌 第99巻 第2号
坂口 正明
この度2020年9月30日をもちまして定年退職いたしました。同社で非常勤の再雇用で継続勤務いたしますが、会社人生の区切りとして入社以来40年の「想うこと」を紹介させていただきます。
★1980~1992年:発酵の技術開発(モルトやグレーンウイスキー、酵母増殖代謝とその発酵制御など)
★1992~1997年:工場での生産管理・開発(焼酎、アルコールの製造管理、現場技術開発、TQC活動など)
★1997~2020年:蒸留の技術開発(連続蒸留機、単式精留蒸留機での蒸留酒全般の技術開発など)
★2002~2016年:日本生物工学会関西支部、本部(実践的な交流ができる産学連携活動など)
蒸留酒の技術開発における40年を通じて、1) 種々の技術開発・現場改善の体験による新たな発見によってのみ本当の力が身に付く、2) 美味しい、安心・安全な品質にこだわる、3) 凛々しく品格のある設備設計をする、4) 仕事が楽しい、ことがキーであったと思っております。あっという間の40年間でした。テーマ、時間、良い先輩や仲間に恵まれたと思います。
最初の12年間は、酵母の増殖代謝と発酵制御に関係するテーマを実施し、原因と結果の因果関係を普遍的に深掘り解析することにより問題点を解決してきました。その基礎的な成果を「酒類におけるエステル生成に及ぼす要因とその調節機構」(バイオサイエンスとインダストリーの解説)1)、「酵母の増殖・代謝に及ぼす減圧の影響」(発酵工学会誌)2) などに投稿しました。
次の6年間は、生産工場(臼杵工場、大阪工場)での生産管理、改善活動、技術開発をおこない、研究開発で経験してきた普遍的な技術を現場で実践することができ、生産や製造の実践活動の楽しさを体験いたしました。
その後の22年間は、蒸留酒の技術開発、アルコールの品質保証に関係しました。専門外の分野でしたが、見様見真似ながら独自の蒸留理論の構築、蒸留シミュレーション技術と、それに裏付けられた実践的な技術開発ができるようになっていきました。「スピリッツ蒸留の理論と実践」や「連続蒸留酒の開発」(社内刊行)、「実用蒸留技術」(分離技術会編)などで蒸留理論とその応用技術を体系的にまとめることができました。
今となっては、蒸留技術で大きな成果を出したことになるのですが、当初は専門外の分野なのでやりたくはなかった仕事でした。仕事は「やりたい」「やりたくない」で決めるのではなく、まずはやってみてから「できる」「できない」で決めることであると身を持って体験しました。このことを社員教育の場などでお話しすると、体験した者が教える迫力が伝わっているようです。
40年の会社生活の中で、創業者鳥井信治郎から伝わり、社内の恩師から影響されていることがあります。たとえば、【やってみなはれ】まあ、そういわずに、とことんやってみなはれ。やらなわからしまへんで。莫大なエネルギーによる積極果敢な行動と挑戦をする。【陰徳】人に施しする者は、感謝を期待してはいけない。必ず良いことがある。【信用第一】売れるとか売れんとかの問題やない。一番大事なことは信用や。嘘をついてはいけない。【品質】これより上はない、飛び切りええもんを造っとくなはれ。表面的な看板ではなく、真にこだわりのある中身品質を造りだす。【仕事】楽しくやることこそが正義だ。
産業界のみならず学会関係者皆様方のご支援のおかげで日本生物工学会での活動も本当に楽しくやることができました。
1) 坂口正明:バイオサイエンスとインダストリー,47, 32 (1989).
2) 坂口正明ら:醗酵工学,68, 261 (1990).
著者紹介 サントリー(株)
Published by 学会事務局 on 25 2月 2021
生物工学会誌第99巻第2号(2021年2月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第2号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、これまで3か月の非公開期間を設けていました「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 25 2月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 24 2月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 3(2021年3月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 15 2月 2021
日本生物工学会では、2020年11月25日に告知致しました通り、代議員選挙の投票受付を開始しました。(終了しました)
今回の選挙で選出される代議員の任期は、次の代議員選挙(2023年3月予定)終了までの2年間となります。
正会員の皆様におかれましては、相応しい代議員の選出にご協力をお願いいたします。
投票システムを利用するには、有効なメールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録していない方、あるいは変更をご希望の方は、異動連絡届出の提出をお願いいたします。
Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 03 2月 2021
次世代アニマルセルインダストリー研究部会(iACE)は、化学工学会バイオ部会、日本動物細胞工学会と共催で、3月15日にシンポジウムをオンラインにて開催することとなりました。今回は著名な先生方の基調講演および学生シンポジウム(審査・表彰あり)を行うことといたしました。3月7日(日)までに、参加登録をGoogleフォームにて、合わせて学生シンポジウム発表の方は演題名と要旨を下記を参考にメールでお送りください。
【開催要項】
iACEシンポジウム2021~動物細胞を用いた医薬品および再生医療等製品製造・品質管理の潮流~
【学生シンポジウム発表について】
一人あたりを15~20分(質疑応答込み)の予定です。発表者の人数次第では、発表時間の変更をお願いする可能性があります。ご了承ください。
当シンポジウムでは参加者による審査を行います。優秀発表者は表彰および副賞を授与する予定です。
【学生シンポジウム要旨】
要旨についてはWordにて500文字以内でご作成いただき、メールにて下記までご送付ください。
学生シンポジウム担当:旭川医科大学 佐藤康史先生(E-mail)
締め切り: 2021年3月7日
【参加登録】
下記のGoogleフォームよりお申し込みください(参加費無料)。
https://forms.gle/2SLbKftgBph4TK2XA
ご不明な点などありましたら、堀江まで(E-mail)ご連絡ください。
コロナ禍の終息が未だ見通せぬ中での変則的な開催方式となりますが、どこからでも気軽にご参加いただけるといったオンラインならではの利点も生かし、熱い議論のできる会にいたしたいと思います。
Published by 学会事務局 on 29 1月 2021
生物工学会誌第99巻第1号(2021年1月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第99巻第1号
第99巻からは、J-STAGEでの公開に合わせて、これまで3か月の非公開期間を設けていました「特集」「バイオミディア」を他の主要記事と同時に公開しております。イベント情報をはじめ、掲載記事全てをPDFでご覧いただけますので是非ともご利用ください。
Published by 学会事務局 on 29 1月 2021
生物工学会誌第99巻第1号掲載
中野 秀雄
新型コロナウイルスの突然の出現により、世界の風景がまったく変わってしまってから、はや半年が過ぎようとしている(令和2年9月執筆時点)。
この新型コロナウイルスによるパンデミックの試練は、丁度幕末期の黒船到来と同じような効果を日本全体に及ぼしているように思える。奴国が金印をありがたく頂戴して以来のハンコ至上主義が、いつのまにやら社会全体でIT化を遅らせ、それらがパンデミック対策に必要な迅速な対応の障害になっているという、不都合な真実が明々白々になった。筆者が勤める名古屋大学でも、総長が「世界1のデジタルユニバーシティーを目指す」と宣言された。生命農学研究科だけでも年間1000万円以上の非常勤職員の人件費をかけてチェックしている経理関係の紙書類と印鑑が(53研究室に分配されている講座費は7500万円程しかないのであるが)、今後この宣言で一掃されるとすると、新型コロナウイルスの恩恵は思いの外大きくなるのではないかと、日々事務に提出する紙と印鑑に埋もれている筆者は密かに期待している。
新型コロナウイルスの問題だけでなく、食料、資源、環境、エネルギーなど、世界が直面しているさまざまな課題の解決には、生物工学の貢献が必要不可欠である。しかしそのための公的な研究資金は、残念ながら我が国において十分とは到底言い難く、しかも「効率化」の名のもとに、年々着実に減らされている。このような状況下で、現状をポジティブな方向に動かすことができるのは、より積極的な産学連携であり、またリスクマネーを科学の領域に導くことができる大学発バイオ・スタートアップを、生み出し育てることであろう。
筆者自身は、無細胞タンパク質合成系を用いて、ヒトや動物から短時間でモノクローナル抗体を探索できる技術を開発し、大学発のバイオ・スタートアップであるiBody株式会社の立ち上げに関わった。単に検査薬や治療薬の抗体をスクリーニングするだけでなく、うまくビジネスモデルを構築すると、免疫系に深く関係する抗体分子を網羅的に獲得・解析することで、これまでにない事業展開が可能だと思っていたのであるが、資金調達でVCなどを回ると、「おたくの会社は、『試薬』『受託』『創薬』のどれですか?」とよく聞かれ、答えに詰まったことが度々あった。米国ではこの無細胞タンパク質合成系と合成生物学・インフォマティクスなどの技術を組み合わせた大学発バイオ・スタートアップも立ち上がっている。この分野でのスタートアップは、従来の枠にはまらないビジネスモデルを展開でき、バイオサイエンスとインダストリーを「リノベートする」役割を果たすことになるのではないかと大いに期待している。
大学発スタートアップの質と量において、日本は米国より大きく遅れをとっているのは歴然たる事実である。よく知られているように、米国では政府資金による研究開発から生じた特許権などを民間企業などに帰属させることが1980年に制定されたバイ・ドール法により可能になったが、日本でそれが導入されたのは、米国に遅れること22年後の2002年である。さらに米国では「失敗することを恐れない」チャレンジャーであることを尊ぶ精神が幅広く共有されているのに対し、日本では「失敗することは許されない」風土で変化より安定が好まれるという、精神文化的違いも指摘されている。
しかし日本はこれまで、短期間に急激な社会的変化を複数経験し、なんとかその変化うまく対応してきた。明治維新や、先の敗戦からの戦後復興などが典型である。その成功に秘訣があるとすると、高い倫理観に裏打ちされた合理的精神を皆が共有していたことではないかと、個人的には思っている。変化の時代を生き抜く術を我々は有している。老いも若きも変化を楽しんで欲しい。
著者紹介 名古屋大学大学院生命農学研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 29 1月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 2(2021年2月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 支部:北日本 on 28 1月 2021
日本生物工学会北日本支部では、2021年度の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者(北日本支部)の推薦を募集しています。推薦要領に従い、候補者の推薦をお願いします。北日本支部で審査を行い、最終候補者1名を本部に推薦します。
1) 日本生物工学会生物工学学生優秀賞候補者推薦書 1部
2) 生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者調書 1部
Published by 学会事務局 on 28 1月 2021
生物工学会誌第99巻(2021年1月号)より、主要記事をJ-STAGEで公開しております。学会HPでは会員向け情報も含めて全記事PDFをご覧いただくことができます。
第100巻第1号 p. 1–68 (2022年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第2号 p. 69–110 (2022年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第3号 p. 111–156 (2022年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第4号 p. 157–222 (2022年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第100巻第5号 p. 223–286 (2022年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第1号 p. 1–60 (2021年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第2号 p. 1–108 (2021年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第3号 p. 109–160 (2021年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第4号 p. 161–224 (2021年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第5号 p. 225–280 (2021年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第6号 p. 281–336 (2021年6月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第7号 p. 337–392 (2021年7月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第8号 p. 393–454 (2021年8月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第9号 p. 455–514 (2021年9月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第10号 p. 515–570 (2021年10月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第11号 p. 571–614 (2021年11月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第12号 p. 615–670 (2021年12月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
Published by 支部:東日本 on 26 1月 2021
13:00~13:05 開会の挨拶………青柳 秀紀(筑波大学)
♦コロキウム「ミクロな世界の生命の相互作用を理解するシステムの構築」
13:05~13:10 趣旨説明………中西 昭仁(東京工科大学)
13:10~13:50
「進化能を持った分子は生命へと近づいていけるのか?」
……市橋 伯一(東京大学 大学院総合文化研究科)
13:50~14:30
「新型コロナウイルスの下水疫学」
……北島 正章(北海道大学 大学院工学研究院 環境創生工学部門)
14:30~15:10
「ペプチドタグを介したタンパク質の高次構造化による免疫応答の変化」
……南畑 孝介(九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門)
15:10~15:20 休憩
♦学生ポスター発表 15:20~16:20
♦学生講演 16:20~18:00
16:20~16:45 学生講演1
16:45~17:10 学生講演2
17:10~17:35 学生講演3
17:35~18:00 学生講演4
18:00~18:05 閉会の挨拶………上田 宏(東京工業大学)
18:05~19:10 懇親会と授賞式
Published by 学会事務局 on 26 1月 2021
『生物工学会誌』の表紙モチーフは、バイオの歴史を過去から現在まで12トピックス選んだものになっています。
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『生物工学会誌』は、モチーフはこのままで、毎年背景の色を少し変えてお届けしています。
表紙のみならず、編集全般に関し、今後とも皆様からのご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。
(和文誌編集委員会)
Published by 学会事務局 on 25 1月 2021
生物工学会誌第99巻(2021年1月号)より、『バイオミディア』掲載記事(PDF)はJ-STAGEで公開しております。 ⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら
|1号|2号|3号|4号|5号|6号|7号|8号|9号|10号|11号|12号|
Published by 学会事務局 on 22 1月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 22 1月 2021
日本生物工学会では、2021年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞・生物工学学生優秀賞)受賞候補者の推薦を募集しております。(2021年度の受付は終了いたしました。)
授賞規程および以下の推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。
<推薦要領>
【推薦書類の提出先】公益社団法人日本生物工学会事務局 E-mail:
メールの件名は「(各賞名)推薦」としてください。
※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の推薦書類は所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。
【書類提出締切】2021年3月12日(金)
※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の締切は、各支部で異なりますので、所属支部の支部長にお問い合わせください。
受賞候補者の方は、事務局から連絡があり次第、調書の提出をお願いいたします。
♦ 関連記事:
Published by 学会事務局 on 19 1月 2021
日本生物工学会では、2021年1月19日(火)正午をもって、2021-2022年度代議員の立候補受付を終了しました。今後は、支部ごとの候補者一覧を作成の上、電子投票を以下の通り実施いたします。
Published by 学会事務局 on 19 1月 2021
日本生物工学会では、2021年度研究部会の設置申請を募集しております。
研究部会の設置をご希望の方は、研究部会規程に従って 研究部会設置申請書 を2021年2月26日(金)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議のうえ採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。
日本生物工学会は、特定分野の研究集会に対して下記のとおり研究部会制度を設け運営費の一部を助成します。
2010年度から、第1種研究部会、第2種研究部会および若手研究会に対して理事会審議決定の補助金を付与するとともに、研究部会を学会運営の重要な柱と位置づけています。
理事会では研究部会活動の活性化を目的に、適切な成果発表の方法や場の確保、開かれて 活力ある研究部会をめざした制度の改革について議論し、2016年に研究部会の存続期間などを含めた研究部会規程の見直しを行いました。
2021年度におきましては、申請に際して以下の点にご留意をお願いします。
Published by 学会事務局 on 19 1月 2021
日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)の2021年度受賞候補者の推薦を募集しております。
生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。
生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。
正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。
推薦書類は、2021年3月12日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: )宛に送付してください。
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 13 1月 2021
会は盛況のうちに終了しました。ご参加ありがとうございました。
この度日本生物工学会バイオインフォマティクス相談部会は、第四回講演会を3/17にオンライン開催する運びとなりました。今回は細胞工学分野におけるデータサイエンスを題材とし、次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催により開催いたします。講演会では、生物工学分野の内外でご活躍されている研究者、ならびに企業の方をお招きしてご講演頂きます。
バイオインフォマティクス相談部会 第四回講演会
~細胞工学分野におけるデータサイエンス~
(共催:次世代アニマルセルインダストリー研究部会)
概要
動物細胞を用いた産業分野はバイオ医薬品等の生産手段から、人工臓器、バイオマテリアル、再生医療など、年々その適用分野のすそ野が広がりを見せています。近年の大規模計測、情報解析、実験自動化などをはじめとする各種の技術革新により、細胞工学分野は新たな局面を迎えつつあると言えます。
そこで今年度は、細胞工学分野において、最先端の計測技術(オミクス解析やイメージング解析)、実験自動化、AI技術を利活用する気鋭のアカデミア研究者、ならびに先端的機器の開発を進める企業研究者を学会内外から招聘します。今回は次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催行事として開催することで、より多彩な背景を持つ研究者を招聘いたします。
最新の研究成果はもちろんのこと、Wet研究とDry解析をどのように組み合わせるかのお話や、異分野間で連携しているかの事例、研究現場ならではの生の声をお聞かせいただけるかと思います。是非この機会にお集まりいただき、交流の輪を広げる場として日本生物工学会をご活用頂けますと幸いです。
プログラム ※一部変更となる可能性がございます
講演会 ※敬称略
13:00 開催挨拶
13:15 講演1:松下祐樹(ミシガン大学)
演題:シングルセル解析が解き明かす骨再生の世界
13:45 講演2:尾崎遼(筑波大学)
演題:シングルセルオミクスにおけるデータサイエンス
14:30 講演3:松尾英一(島津製作所) *講演者変更
演題:MS-
15:00 講演4:上野宗一郎(株式会社IDDK)
演題:マイクロイメージングデバイスによる顕微観察について
15:30 講演5:長谷部涼(SCREENホールディングス)
演題:Cell3iMagerシリーズを用いたラベルフリーイメージン
16:15 講演6:神田元紀(理化学研究所)
演題:汎用ヒト型ロボットによる細胞培養の自動化・高度化・共有化
16:45 講演7:伊藤三郎(ヤマハ発動機株式会社)
演題:ヤマハ産業ロボット技術の応用~
情報交換会 ※講演者と参加者によるフリーディスカッション
17:30-18:30
【実行委員】堀之内貴明(理化学研究所)
加藤竜司(名古屋大学)
兒島孝明(名古屋大学)
蟹江慧(名古屋大学)
【問合せ先】理化学研究所 生命機能科学研究センター
堀之内貴明 E-mail:takaaki_horinouchi[at]riken.jp
バイオインフォマティクス相談部会第四回講演会は、次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催行事として、2021年3月17日に名古屋大学・オンラインハイブリッド開催の形で実施しました。。今回は細胞工学分野におけるデータサイエンスを題材とし、生物工学分野の内外より関連分野の研究者を招聘してご講演いただきました。今回はアカデミア、ならびに企業の参加者が多く、当該分野への関心の高さが伺えました。
講演会に引き続き情報交換会(飲み会ではないディスカッション企画)では、たとえば「データを取得するときに気を付けていること」など現場の研究者ならではの議論から、当部会への期待まで様々な議論を交わすことができました。
ご参加いただいた皆様、ならびに共催として企画にご協力くださった次世代アニマルセルインダストリー研究部会の先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。
当日の様子
Published by 学会事務局 on 08 1月 2021
日本生物工学会では、2021–2022年度代議員の立候補を受け付けております。立候補される方は、Web選挙システムにて期日までにご登録ください。(終了しました)
受付期間:2021年1月8日(金)10時~1月19日(火)正午
Published by 支部:西日本 on 08 1月 2021
会場の理大ホール
日本生物工学会西日本支部大会2020(第5回講演会)は、2020年11月14日(土)、岡山理科大学岡山キャンパスにて、稲垣賢二西日本支部長を大会実行委員長として企画・開催されました。
本大会は、理大ホール会場での授賞式と受賞講演から始まりました。西日本支部では、35歳以下の若手研究者を表彰する西日本支部若手研究者賞を今年新設しました。その第1回目の受賞者である片岡尚也氏(山口大学大学院)への授賞式が行われました。稲垣支部長から表彰状、記念品の楯、副賞が授与された後、受賞講演が行われました。西日本支部若手研究者賞は、2年に1回、支部大会の際に授与する予定です。
次に、堀尾京平氏(広島大学大学院博士課程)による第9回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の受賞講演と伊藤一成氏(岡山県工業技術センター)による第52回生物工学奨励賞(江田賞)の受賞講演が行われました。続いて行われた本学会会長の髙木昌宏先生(北陸先端科学技術大学院大学教授)による「科学と文化・成功と幸福について」と題する特別講演では、科学者はなぜ研究をするのか。研究も文化活動の一環としてわれわれは研究の中で人生の幸福を得られるのか、という根源的かつ哲学的なテーマが熱く語られ、聴衆は魅了されました。
特別講演の後、参加者は4会場に移動して一般講演が行われました。演題数は延べ41演題、発表と質疑応答が行われました。一般講演をすべて終了した後に、学園食堂で意見交換会が行われました。感染予防のため、正会員限定で事前登録者(23名)のみに個別に弁当を用意して1時間半の限られた時間内で開催されました。
本大会は、西日本支部創立30周年を記念して2012年に始まった支部講演会の第5回を支部大会2020として開催したものであり、今後も2年に1回支部大会を開催する予定です。最終的に参加者は110名、一般講演としては41演題が4会場で発表されました。
今回の開催に当たり、状況によってはオンライン開催に切り換えることも念頭に置きながら、新型コロナウイルス感染予防の対策も併せて大会準備に細心の注意を払いました。幸いにして、温暖な秋晴れの天候に恵まれて、検温、ソーシャルディスタンス、マイクや機器の使用ごとの除菌消毒も実施しつつ、円滑に運営を進めることができました。学会口頭発表が困難な状況ではありますが、学部生、大学院生、若手研究者に発表と討論の場を提供して、西日本支部内の交流を促進するために対面式で実施できました。会場を提供していただいた岡山理科大学および協力いただきました関係諸兄に心より厚く御礼申し上げます。
西日本支部大会2020実行委員会
総務代表(支部庶務幹事)
田村 隆
西日本支部若手研究者賞の賞状と楯
第1回西日本支部若手研究者賞 受賞講演
第1回西日本支部若手研究者賞受賞者
片岡尚也氏(山口大学)と稲垣支部長
Published by 支部:東日本 on 07 1月 2021
2021(令和3)年1月7日
日本生物工学会 東日本支部長
青柳 秀紀
2021年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。
東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。
つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。
東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法 |
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生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法 |
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。 |
「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」に必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: (TEL. 029-853-7212)宛、2021年2月24日(水)迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 07 1月 2021
このページには2020年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
掲載日 | 内容 |
---|---|
2020.12.25 | 【JBB】Vol. 131, No. 1(2020年1月号)オンライン公開 |
2020.12.23 | 【随縁随意】コロナ禍の頃-清水 浩 |
2020.12.23 | 【和文誌】第98巻9号の特集とバイオミディア公開 |
2020.12.23 | 【学術賞】第18回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》 |
2020.12.23 | 【和文誌】98巻12号の一部を公開しました |
2020.12.21 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日) |
2020.12.08 | 【西日本支部】2020年度 日本生物工学会西日本支部学生賞 受賞者決定 |
2020.12.03 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第三回オンラインセミナー |
2020.12.03 | 生物工学Webシンポジウム2020開催報告 |
2020.12.01 | 【会告】『生物工学会誌』のJ-STAGEでの公開のお知らせ |
2020.11.26 | 【和文誌】生物工学会誌11号特集「新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学」の即時公開のお知らせ |
2020.11.25 | 【正会員の方へ】2021–2022年度代議員の選出について |
2020.11.24 | 【随縁随意】横の「糸」の大切さ-大利 徹 |
2020.11.24 | 【和文誌】98巻11号の一部を公開しました |
2020.11.24 | 【和文誌】第98巻8号の特集とバイオミディア公開 |
2020.11.19 | 【JBB】Vol. 130, No. 6(2020年12月号)オンライン公開 |
2020.11.11 | 【事務局より】2021年会費納入のお願い |
2020.11.05 | 【西日本支部】西日本支部大会2020(第5回講演会)- 新型コロナ感染拡大防止対策と参加者の皆様へのお願い |
2020.10.24 | 【随縁随意】COVID-19 の後-児島 宏之 |
2020.10.24 | 【和文誌】98巻10号の一部を公開しました |
2020.10.24 | 【和文誌】第98巻7号の特集とバイオミディア公開 |
2020.10.19 | 【JBB】Vol. 130, No. 5(2020年11月号)オンライン公開 |
2020.10.15 | 【関西支部】2020年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い |
2020.10.01 | 【会告】2021年 正会員の年会費の値上げ および 学生会員への和文誌『生物工学会誌』郵送配布停止のお知らせ |
2020.09.29 | 【学術賞】第62回藤原賞受賞候補者の推薦募集《学会推薦》 |
2020.09.29 | 【年次大会】第73回日本生物工学会大会(2021) シンポジウム公募のお知らせ《締切:12月28日(月)》 |
2020.09.29 | 【JBB】投稿論文の査読に関するお願い |
2020.09.25 | 【研究助成】山田科学振興財団 2021年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》 |
2020.09.25 | 【随縁随意】漫文-川瀬 雅也 |
2020.09.25 | 【和文誌】98巻9号の一部を公開しました |
2020.09.25 | 【和文誌】第98巻6号の特集とバイオミディア公開 |
2020.09.23 | 【JBB】Vol. 130, No. 4(2020年10月号)オンライン公開 |
2020.09.17 | 【九州支部】日本生物工学会生物九州支部大会の開催中止について |
2020.09.15 | 生物工学Webシンポジウム2020:発表資料一般公開のお知らせ |
2020.09.14 | 【西日本支部】2020年度学生賞候補者推薦募集 |
2020.09.14 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー |
2020.09.07 | 【JBB】Vol. 130, No. 3(2020年9月号)オンライン公開 |
2020.09.04 | 生物工学Webシンポジウム2020 盛会のうちに終了 |
2020.08.25 | 【東日本支部]第5回 日本生物工学会東日本支部長賞 受賞者決定 |
2020.08.25 | 【学術賞】第10回(2020年度)三島海雲学術賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.08.24 | 【和文誌】98巻8号の一部を公開しました |
2020.08.24 | 【和文誌】第98巻5号の特集とバイオミディア公開 |
2020.08.22 | 【随縁随意】人類が身に付けた3つの特殊能力-今井 泰彦 |
2020.08.17 | 【本部】生物工学Webシンポジウム2020:講演要旨PDF公開(参加申込者限定)のお知らせ |
2020.08.11 | 【研究部会】「生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー」締め切り延長のお知らせ |
2020.08.07 | 【西日本支部】第1回日本生物工学会 西日本支部若手研究者賞 受賞者決定 |
2020.08.03 | 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月12日~16日) |
2020.07.27 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー ~WEBでの研究発表の重要性を考える~ |
2020.07.23 | 【随縁随意】科学者にとってのwell-being-片倉 啓雄 |
2020.07.23 | 【和文誌】98巻7号の一部を公開しました |
2020.07.23 | 【和文誌】第98巻4号の特集とバイオミディア公開 |
2020.07.16 | 【本部】生物工学Webシンポジウム2020: プログラム公開、および参加申込み受付開始のお知らせ |
2020.07.01 | 【北日本支部】2020年度シンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」動画配信開始のお知らせ |
2020.06.30 | 【JBB】Vol. 130, No. 2(2020年8月号)オンライン公開 |
2020.06.30 | 【JBB】2019 Impact Factor 2.366 |
2020.06.25 | 【東日本支部】2020年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ |
2020.06.24 | 【和文誌】第98巻3号バイオミディア公開 |
2020.06.24 | 【随縁随意】日本のお酒を世界へ-後藤 奈美 |
2020.06.24 | 【和文誌】98巻6号の一部を公開しました |
2020.06.17 | 【学術賞】第29回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.06.11 | 【JBB】Vol. 130, No. 1(2020年7月号)オンライン公開 |
2020.06.05 | 【研究部会】バイオインフォマティクス相談部会 自粛期間中のバイオインフォマティクス学習に関するアンケート |
2020.06.03 | 【学会賞】2020年度学会賞受賞者決定のお知らせ |
2020.06.03 | 【関西支部】第117回醗酵学懇話会延期のお知らせ |
2020.05.25 | 【随縁随意】ノーベル賞受賞者から香る研究観-田口 精一 |
2020.05.25 | 【和文誌】98巻5号の一部を公開しました |
2020.05.25 | 【和文誌】第98巻2号バイオミディア公開 |
2020.05.12 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)開催中止のお知らせ(受賞講演とシンポジウムについては、WEB開催予定) |
2020.05.09 | 【和文誌】『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』学生実験補助教材編 掲載のお知らせ |
2020.04.27 | 【重要なお知らせ】日本生物工学会総会開催方法の変更について |
2020.04.23 | 【JBB】Vol. 129, No. 6(2020年6月号)オンライン公開 |
2020.04.23 | 【随縁随意】バイオ戦略2019-横田 篤 |
2020.04.23 | 【和文誌】98巻4号の一部を公開しました |
2020.04.23 | 【和文誌】第98巻1号バイオミディア公開 |
2020.04.14 | 【事務局より】学会事務局の在宅勤務実施について |
2020.04.08 | 【重要なお知らせ】日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止について |
2020.04.06 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)講演申し込み期間変更のお知らせ |
2020.04.02 | 【JBB】Vol. 129, No. 5(2020年5月号)オンライン公開 |
2020.04.02 | 【学術賞】第52回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.04.02 | 【研究助成】第52回内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》 |
2020.04.02 | 【研究助成】第48回内藤記念講演助成金《学会推薦》 |
2020.04.01 | 【学術賞】2020年度 島津賞・島津奨励賞候補者 推薦募集《学会推薦》 |
2020.03.31 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)の開催と講演申し込みおよび懇親会について |
2020.03.27 | 【研究部会】2020年度若手会夏のセミナーの延期について |
2020.03.24 | 【随縁随意】人工知能と工学の可能性-三宅 淳 |
2020.03.24 | 【和文誌】98巻3号の一部を公開しました |
2020.03.24 | 【和文誌】第97巻12号の特集とバイオミディア公開 |
2020.03.23 | 【学術賞】第11回(2020年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦 締切:6月18日(木)17時<延期しました>》 |
2020.03.16 | 【中部支部】2020 Sakura-Bio Meeting WEB開催のお知らせ |
2020.03.04 | 【JBB】Vol. 129, No. 4(2020年4月号)オンライン公開 |
2020.03.03 | 第72回日本生物工学会(2020)大会サイト公開のお知らせ |
2020.03.02 | 【西日本支部】若手研究者賞創設のお知らせと応募のお願い |
2020.02.29 | 【JBB】Vol. 129, No. 3(2020年3月号)オンライン公開 |
2020.02.26 | 【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染拡大防止に関するお知らせ(第1版) |
2020.02.25 | 【JBB】投稿・査読システムの変更について |
2020.02.21 | 【随縁随意】研究の巡り合わせ-柏木 豊 |
2020.02.21 | 【和文誌】98巻2号の一部を公開しました |
2020.02.21 | 【和文誌】第97巻11号の特集とバイオミディア公開 |
2020.02.19 | 【JBB】Editorial Managerへの移行完了のお知らせ |
2020.02.10 | 【JBB】Editorial Managerへの移行によるシステム停止のお知らせ《システム停止期間:2月19日(水)12:30 ~ 20日(木)16:30》 |
2020.02.03 | 【学術賞】第17回日本学術振興会賞(JSPS PRIZE 2020)受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.01.27 | 【随縁随意】仮説を証明する-髙木 昌宏 |
2020.01.26 | 【学会賞】2020年度各賞受賞候補者推薦のお願い |
2020.01.26 | 【事務局より】2020年度研究部会設置申請募集《締切:2月26日(水)》 |
2020.01.26 | 【和文誌】98巻1号の一部を公開しました |
2020.01.26 | 【和文誌】第97巻10号の特集とバイオミディア公開 |
2020.01.20 | 【JBB】Vol. 129, No. 2(2020年2月号)オンライン公開 |
2020.01.09 | 【東日本支部】2020年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集 |
2020.01.07 | 新着情報 2019年 |
Published by 支部:東日本 on 05 1月 2021
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。
13:00~13:05 開会の辞………青柳 秀紀(筑波大学)
♦シンポジウム「腸内細菌研究の最前線」
13:05~13:10 趣旨説明………山田 千早(東京大学)
13:10~13:50
「腸内細菌が産生する代謝産物から紐解く細菌の共生機構」
………西山 啓太(慶應義塾大学)
13:50~14:30
「ヒトマイクロバイオームのメタゲノミクス」
………須田 亙(理化学研究所)
14:30~15:10
「腸管IgA抗体による腸内細菌制御」
………新蔵 礼子(東京大学定量生命科学研究所)
15:10~15:20 休憩
♦ 東日本支部長賞 受賞記念講演
15:20~15:50
高橋 将人 (筑波大学 博士研究員)
受賞課題:振盪フラスコ培養中の気相環境の解析と利用
15:50~15:55 休憩
♦ 企業アピール
15:55~16:00 趣旨説明………石井正治(東京大学)
16:00~16:20 味の素
16:25~16:45 森永乳業
16:50~17:10 アサヒクオリティーアンドイノベーションズ
17:15~17:35 サッポロビール
17:40~18:00 キッコーマン
18:05~18:10 閉会の辞………石井 正治(東京大学)
Published by 学会事務局 on 25 12月 2020
Eukaryotes are an important component of activated sludge and responsible for biological wastewater treatment. The treatment performance depends on the spatial distribution and resulting activity of the sludge microorganisms. However, the mechanism underlying the microbial assemblage formation is still unclear. Tomohiro Inaba and Tomoyuki Hori in the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) investigate the structure and function of microbial assemblage by confocal reflection microscopy and molecular ecological tools. This image shows a three-dimensional, high-resolution structure of an activated sludge portion composed mainly of ciliate-like eukaryotes. This non-destructive visualization contributes to a better understanding of sociomicrobiology in natural and engineered environments.
This image was taken by Tomohiro Inaba in Environmental Ecophysiological Research Group, Environmental Management Research Institute, AIST (https://unit.aist.go.jp/env-mri/121env-eco/ja/index.html) (Copyright@2021 The Society for Biotechnology, Japan).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 学会事務局 on 25 12月 2020
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 131, No. 1(2021年1月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 23 12月 2020
生物工学会誌 第98巻 第12号
清水 浩
ご存知の通りのコロナ禍である。3月に、イタリアの友人とメールで話す機会があった時には「ロックダウン」という言葉の響きに驚き、大学は数か月すべてWeb講義をしているという話を、まだ遠い世界の話として聞いていた。最後に彼は「Stay home」と言ってくれた。そのあと、あれよ、あれよという間に日本全体が「緊急事態宣言」「休業要請」という濁流に飲み込まれていった。4月に講演受付を開始する予定であった本年度の生物工学会大会は、受付開始をひと月延期するも及ばず、本学会の長い歴史の中で初めての中止に追い込まれた。ご準備いただいた北日本支部実行委員会の先生方をはじめ関係各位の思いは察するに余りある。自然が我々の暮らしに大きな影響を及ぼすとき、いつも人間の無力を思い知る。今度もまたそうであった。しかし、その中でもWeb開催による本年度学会受賞者の講演とシンポジウムの開催決定は会長や実行委員長の英断と思う。
100年前にはスペイン風邪が流行ったのだと色々知らされ、その時も今もワクチンがなければ自粛して閉じこもるのが人類の知恵だと教えられた。各国の対応が日々比較され、強制力のない自粛要請が限界ですとのこと、最終的には自己判断、自己責任と現場の判断に委ねられ、「そんなに私たちいつも自由だったっけ」と多くの人々がフラストレーションを感じた。私たちの研究室も大学の要請が日に日に厳しくなっていく中、何度も考え、ルールを更新したが、最後はやむなく全員自宅での活動となった。ウイルス感染拡大が6月にやや収まってみると、医療従事者のがんばり、医療体制の整備、高齢者福祉の充実などなど、西欧諸国に比べても我が国のレベルは高く、また、色々な意見はあろうが、一人一人がこの程度の要請で見識を持って行動し、ウイルスの活動を一旦封じ込めることに成功したのはこの国に生きる人たちの矜持と言うべきである。これから、ファクターXの科学的理由も解明されていくではあろうが、一因として、この国の人々の行動様式があると思う。本稿を書いている7月には再び感染者数が急上昇しており、先はまったく見通せないが、このウイルスに関する情報も集まりつつある。今後もしばらくwithコロナを覚悟すべきと思う。
ひとたび、ウイルスの緊急事態制限が解除されると今度は、経済の命が大変だという。何年もかけて経済状況が持ち直してきたのに、たった2、3か月間、経済が止まるとこんなに影響を受けるというのは素人に信じがたいことである。金融、情報、物流、すべてがICTによってグローバルネットワークにつながっており、全体が止まった今、動き出すには大きな時間の遅れをともなう。現代社会という巨大なネットワークで流れ続けてきたフラックスがウイルスという外敵によって急ブレーキを踏まざるを得ず、もんどりうってひっくり返った状況だ。この後、どれくらいの厳しさが私たちを待っているのか誰にも分らない。世界中がネットワークでつながってしまっている以上、世界全体の活性化という方策しか道はなく、分断や利己的な振る舞いでは安定な状態はもたらされないということはおそらく間違っていない。コロナ禍の過ぎた世の中では新しい技術や行動様式も定着するだろう。
大会は開催されないが、先生方のご尽力で、この原稿を書いている間にWebシンポジウム開催の準備がされている。この拙文が会誌に掲載される頃にはシンポジウムはとうに終わっているはずである。何しろ初めてことだらけで心配は尽きないが成功裏に終わることを祈っている。一方、オンラインの開催には強みもある。要旨をダウンロード形式にするので講演者はいつもより字数を多くすることができるし、締め切りまでの時間に余裕がある。会場数のアレンジも比較的容易に調整できる。このような利点は物理的なスペースや時間の制限が少ないからできるのであろう。チャットなどのツールを使って、講演中に聞き手が考えていることを発信しておけば、座長はそれを見ながら聴衆の考えていることが分かって講演がより盛り上がるかもしれない。もちろん直接会って話をすることはかけがえがない事だけれど、同じものでなくても長所を生かして楽しみたいものだと思う。
著者紹介 大阪大学情報科学研究科・教授、日本生物工学会 庶務・会計担当理事
Published by 学会事務局 on 23 12月 2020
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 22 12月 2020
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
産学連携委員会と培養技術研究部会では、生物工学会100周年記念事業の一つとして、教育セミナー 「培養技術勉強会」を以下の予定で開催いたします。セミナーはZoomによるWeb開催で2021年に4回にわたり行います。特に企業等にて実際に培養に関わっている方、これから実際に培養に関わりたい方で、培養工学を学び直したい会員を主な対象といたします。講師には、各分野の専門家や産業界で経験のある方々をお招きしております。講義終了後はWeb懇親会も開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00 (終了しました)
第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00 (終了しました)
第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00 (終了しました)
第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00(終了しました)
《第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00》(終了しました)
培養総論(実験室から工業生産まで)
……………………片倉 啓雄(関西大学)
培養の実例(工業生産)
……………………神田 彰久(株式会社カネカ)
バイオ生産マネジメント(AI技術の活用)
コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産AI制御システム
……………………笠原 堅(株式会社ちとせ研究所)
懇親会 17:00~
《第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(回分・流加培養)
……………………堀内 淳一(京都工芸繊維大学)
培養の実例(アミノ酸発酵)
……………………中野 哲郎(山口県産業技術センター)
培養計測(培養モニタリング)
……………………関根 誠(株式会社丸菱バイオエンジ)
懇親会 16:10~
《第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(通気攪拌)
……………………黒澤 尋(山梨大学)
培養の実例(アミノ酸培養の実際)
……………………児島 宏之(味の素株式会社)
分離精製(ダウンストリーム・粗精製)
……………………長森 英二(大阪工業大学)
懇親会 16:10~
《第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(連続培養・動物細胞培養)
……………………大政 健史 (大阪大学)
分離精製(膜・クロマト分離)
……………………勝田 知尚(神戸大学)
培養総論(未来展望・微生物ダークマター)
……………………青柳 秀紀(筑波大学)
懇親会 16:10~
1) 氏名、2) 所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員番号、4) 会員種別を明記して、こちらの申込みフォームより、お申し込みください。
正会員(賛助会員を含む):3,000円/回(税込)
学生会員:2,000円/回(税込)
公益社団法人 日本生物工学会
教育セミナー「培養技術勉強会」担当
E-mail:
Published by 支部:西日本 on 08 12月 2020
2020年度西日本支部学生賞の受賞者は、下記の6名(50音順)に決定致しました。(2020年12月7日)
Published by 学会事務局 on 08 12月 2020
こちらでは生物工学会誌第89巻(2011年)~第98巻(2020年)の目次および主要記事PDFを公開しています。
⇒生物工学会誌 – 巻号一覧はこちら
第93巻 (2015) | 1号 1– | 2号 69– | 3号 115– | 4号 187– | 5号 247– | 6号 327– | 7号 381– | 8号 447– | 9号 521– | 10号 579– | 11号 659– | 12号 725– |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第92巻 (2014) | 1号 1– | 2号 61– | 3号 99– | 4号 141– | 5号 211– | 6号 261– | 7号 329– | 8号 401– | 9号 467– | 10号 535– | 11号 587– | 12号 651– |
第91巻 (2013) | 1号 1– | 2号 49– | 3号 125– | 4号 193– | 5号 233– | 6号 291– | 7号 371– | 8号 431– | 9号 493– | 10号 553– | 11号 611– | 12号 687– |
第90巻 (2012) | 1号 1– | 2号 65– | 3号 109– | 4号 157– | 5号 225– | 6号 279– | 7号 373– | 8号 463– | 9号 545– | 10号 617– | 11号 675– | 12号 763– |
第89巻 (2011) | 1号 1– | 2号 57– | 3号 101– | 4号 153– | 5号 221– | 6号 290– | 7号 369– | 8号 441– | 9号 513– | 10号 569– | 11号 641– | 12号 715– |
第88巻以前の掲載記事については、国立国会図書館デジタルコレクションをご利用ください。
♦醸造學雜誌 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10387558
♦醗酵工學雑誌 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10387563
♦醗酵工学会誌 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10387562
♦生物工学会誌 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10387559
Published by 若手会 on 03 12月 2020
2020年11月21日(土)に、生物工学若手研究者の集い(若手会)主催で第三回オンラインセミナーを開催いたしました。8月に開催した第二回オンラインセミナーの好評を受けて企画し、今回も97名の方に参加登録いただきました。参加者の内訳は、アカデミア35名、学生56名、企業4名、公的研究機関から2名でした。
第二回と同様、ZOOMを使用したオンラインセミナー形式で、3会場に分散して口頭発表が行われました。今回は第二回を上回る31件の研究発表があり、チャットツールのSlackを使用した質疑応答では大変活発な議論が行われました。運営側も第一回、第二回の経験をふまえSlackの使用方法などより細かな対応ができ、また参加者の皆様のご協力もあり、オンラインという形式であっても非常にスムーズに進行することができました。
今回も参加者の皆様から優秀な発表を選んで投票してもらい、各セッションより1名ずつ最優秀発表賞を選出しました。またセッションに関係なく投票率の高かった上位7名は優秀発表賞とさせていただきました(表彰状は後日、受賞者へ郵送される予定です)。
<最優秀発表賞>
北海道大学大学院 辻谷 颯太
「シリカ重合酵素を用いた複合材料の作製」
大阪大学 谷口 百優
「SPME-GC-MSを用いた酸を含む食品の香気成分プロファイリング」
筑波大学 津雪 恵美
「ハイブリットバイオリアクターにおける水素生成促進のための微量金属の影響」
<優秀発表賞>
京都大学大学院 松崎 友星
「ペプチドバーコーディング法を用いた抗GFPナノボディの一斉網羅的アラニンスキャニング」
名古屋大学大学院 木下 怜実
「環状ペプチドアレイを用いたオキシトシン置換体の合成と配列機能解析」
名古屋大学大学院 笹原 純
「高接着タンパク質の疎水性表面への接着過程に関する分子動力学的解析」
九州大学大学院 富安 範行
「免疫受容体に対する新規脂質リガンド探索のための解析プラットフォームの開発」
神戸大学大学院 雲北 涼太
「酵母Pichia pastorisを宿主とした高効率な有用芳香族生産プロセスの開発」
筑波大学 Yunxin Zhu
「高アンモニア条件における間歇照射によるバイオ水素生産の促進効果」
石川県立大学大学院 中村 晟一朗
「ハマトビムシ腸管内の褐藻分解微生物へのメタゲノム解析」
※ 敬称略
セミナー終了後のオンライン懇親会には、約40名の方が参加されました。今回の懇親会では、参加者の皆様の交流が促進できるよう、新たな試みとしてクイズ大会を企画しました。参加者を4~5名程度のグループにランダムに振り分け、グループごとに協力して生物工学や日本生物工学会に関連した幅広いジャンルのクイズに答えていただき、大いに盛り上がりました。オンラインでの懇親会では初対面の参加者がなかなか交流しづらい面がありますが、クイズを通してグループで話し合うことで、初対面の参加者同士でも積極的に交流ができたように思います。
セミナー後に実施したアンケートでは、参加者からは概ね良好な反応でした。アンケート結果を踏まえ、指摘いただいた改善点などは、今後のセミナー企画に反映したいと考えています。
新型コロナウイルス感染症の今後の状況次第ではありますが、日本生物工学会若手会では、来年度以降もオンライン、もしくはオンラインとオンサイトのハイブリッド形式のセミナーを企画し、若手研究者間の奨励・交流を促進できるよう活動していきます。
報告:横田 早希(秋田大学)
生物工学若手研究者の集い 第三回オンラインセミナー 実行委員:
青木 航(京大・助教)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
石川 聖人(名大・助教)
岡 大椰(名大・D2)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:実行委員長)
蟹江 慧(名大・助教)
兒島 孝明(名大・講師)
佐藤 康史(旭川医大・助教)
杉山 亜矢斗(名大・M2)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D2)
徳山 健斗(味の素株式会社)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員)
三浦 夏子(阪府大・助教)
横田 早希(秋田大・助教)
Published by 学会事務局 on 03 12月 2020
(第72回仙台大会実行委員長)中山 亨
学会本部の行事として初のオンライン開催となる「生物工学Webシンポジウム2020」が2020年9月2日・3日の二日間にわたって開催されました。まず2日午前に、髙木昌宏会長の挨拶のあと、各種の学会賞(生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞、生物工学奨励三賞、JBB論文賞)の授賞式が、続いて生物工学会賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われました。同日午後には、まず本部企画のシンポジウム「日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるか」が開催され、その後3回線(会場)に分かれて、3日午後までに12のシンポジウムが開催されました。そのなかには、本学会の国際展開委員会主催のアジアの若手研究者による国際シンポジウムも含まれます。生物工学奨励三賞(江田賞、斎藤賞、照井賞)の受賞講演は、3日午前に3つの回線を用いて並行して開催されました。そして2日18時から有志によるWeb懇親会が、また3日18時からは若手会Webミキサーが開催されました。プログラムのさらなる詳細は本学会のホームページ(HP)にて閲覧できます1)。
本シンポジウムの参加登録者数は当初の予想を大きく超えて1004名となり、うち企業からの参加登録数は約300、海外からの参加登録数は51でした。2日午前の授賞式・受賞講演の視聴者数は約400名に上り、この数は現地開催形式による通常の大会の授賞式・受賞講演における参加者数を上回るものでした。また本部企画のシンポジウムの視聴者は約380名、各シンポジウムのそれは100~180名でした。本シンポジウムは、すべての参加者のご協力を得て、大きなトラブルもなく成功裏に終えることができ、学術的にきわめて意義深いものとなったと確信しています。学術的内容の総括は別の機会に譲ることにして、本報告では、本シンポジウムの開催の経緯から実施に至るプロセスを振り返り、今後、本学会でも多くなると予想されるオンライン形式での開催について、いくつかの課題も書き留めたいと思います。
「生物工学Webシンポジウム2020」は、コロナ禍の影響で開催中止となった日本生物工学会第72回仙台大会がその母体となっています。2020年の2月頃から感染が広がり始めたコロナ禍の収束が見通せないなかで、4月3日に第72回仙台大会の大会実行委員会と学会執行部との間でZoomによる会合がもたれました。話し合いの結果、感染拡大が収束して従来通り、大会の現地開催が実現できるようになる場合に備え、大会の一般講演の申込期間を例年のスケジュールから1か月後ろにずらすことが決まりました2)。そして、ゴールデンウイーク明けには、大会の現地開催の可否を判断すべきであること、また仮に現地開催が不可能となった場合に、代替となる開催手段(オンライン開催など)について慎重に検討すべきであることなどを確認しました。その後、コロナ禍は全国でさらなる広がりを見せ、4月16日には緊急事態宣言が全都道府県に拡大されました。ゴールデンウイーク明け(5月8日)に大会実行委員会と理事会によるZoom会合がもたれ、さまざまな状況を総合的に勘案し、第72回仙台大会の現地開催は困難という苦渋の結論に至りました。Webツールによる大会開催の可能性も検討されましたが、本大会のように、参加者数が1500名を超える大規模集会の一般講演を含めたオンライン開催は、学会として経験やノウハウを積んでから実施すべきであるとして、今回は見送ることとしました。そして、5月13日に学会のHPなどを通じて、第72回仙台大会の中止が告知されました3)。
一方、5月の時点で大会シンポジウムの募集はすでに終了して24件の応募を得ておりました。大会実行委員会では、この数のシンポジウムならばオンライン開催は可能かもしれないと考えていました。そうしたなかで髙木会長から、学会の各賞の授賞式と受賞講演をオンラインで実施し、また応募のあったシンポジウムについても可能な限りオンラインで開催し、その経験やノウハウを今後に活かしたいこと、さらに受賞講演や大会シンポジウムは本学会の学術的特色、トレンド、勢いを示すものでもあるので、期間内に視聴できなかった学会員のみならず、学会内外にそれらをアピールする手段としたい旨のご意見が伝えられました。これを受けてそれらをオンラインで実現させるための実行委員会が結成され、各賞の授賞式と受賞講演の企画・運営を学会本部(世話人代表、清水庶務担当理事)で、シンポジウムの企画・運営は主として仙台の実行委員(世話人代表、中山)で担当することが決まりました。会議名称も「生物工学Webシンポジウム2020」と決定され、これを本部行事として仙台大会の当初の日程の枠内(9月2日・3日)で実施することが決まりました。
上に述べた開催意義に基づいて、「生物工学Webシンポジウム2020」の実施の基本方針が実行委員会で次のように決まりました。
なお、学会行事の「華」ともいえる学会賞授賞式については当初、受賞者を大阪にお招きして対面型で実施し、これをビデオに録画して当日配信する予定でしたが、7~8月にコロナウイルス感染が再び拡大したため、このやり方は断念せざるを得ませんでした。
授賞式、受賞講演、シンポジウムはいずれもZoomの運用によって実施することとし、それらのオンラインによる具体的な実施方法が清水理事と学会事務局の島事務局長によって策定され、参加者、オーガナイザーと座長、講演者、会場係など、それぞれの立場での留意点が記載された実施マニュアルが準備されました。また、学会事務局がZoomの使用契約を締結して、そのホストとなりました(当初、契約利用者数は300でしたが、参加申込み状況を見て、開催直前にそれを1000に変更しました)。他の多くの学会では、大会やシンポジウムのオンライン開催におけるこうした作業を専門業者に委託されており、その費用はしばしば高額なものとなります。本シンポジウムでは、他学会の成功事例を参考にしながら独自の実施マニュアルを作り上げたことになります。
学会の本部行事としては初めてのオンライン開催ということで、開催に当たり実行委員会が特に留意したのは以下の3点です。
一つ目は、オンラインによる発表が、著作権上の「公衆送信権」に係る制約をはらんでいることです。公衆送信権とは、著作権者がその著作物についてテレビ放送やインターネットなどを通じて送信できる独占的な権利のことを指します。私たちにとって、有用な画像をインターネット上で見つけてそれをプレゼンに使用することは多く、従来の対面型の学会発表においては、その画像に関わる公衆送信権を考慮する必要はありませんでした。しかしながらインターネットという公衆送信媒体を介する発表においてそれをやってしまうと、たとえ視聴対象が限られていたとしても、その画像の著作権者に対する公衆送信権の侵害になる可能性が生じます。そのような理由から、上述の実施マニュアルには、オーガナイザーや講演者に宛てて、発表スライドにはオリジナルの図を使用していただくようお願いを記載しました。
二つ目は、講演者にとっての機密保持や公衆送信権に関わる懸念です。大会に応募した24のシンポジウムはもともと対面型での実施を念頭に置いて計画されたものでしたので、各シンポジウムのオーガナイザーに再度、オンライン開催でも対応可能かを問い合わせたところ、11件のシンポジウムの実施が見送られることとなりました。その理由のなかには、当初計画していた講演内容を考えた場合、機密保持の点からオンライン形式による実施は躊躇せざるを得ない、というものが少なからずありました。従来の対面型の学会発表では、発表のカメラ・ビデオ撮影は禁じられていて講演要旨以外の発表内容は残らず、ルール違反があれば座長が注意することによりそれを阻止することができます。一方、現在、多くのコンピュータにはデスクトップ上の動画の録画機能や画面キャプチャ機能が付属しており、講演内容の録画やコピーを密かに簡単に行うことができます。したがってオンライン開催では、講演内容が講演者の知らないところで勝手にコピーされ流布されるリスクをはらんでいます。これはオンライン開催に常に付随する問題と考えられ、残念ながらこれに対する抜本的な対策は不可能と考えられました。実行委員会では可能な対策として、オーガナイザーや講演者に、発表内容を機密保持の観点から開示可能な範囲内に留めていただくよう依頼しました。また参加者に対しては、次の文言をシンポジウムのHPやその申し込みサイトに日本語と英語で掲示することにより、注意喚起を促しました:「シンポジウムの発表に関する著作権は発表者に帰属します。発表の全部または一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。オンラインでの学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします」。
三つ目は、オーガナイザーや講演者に対する事前ガイダンスの実施です。シンポジウムタイトルや講演要旨の受付の過程で数多くの問合せを頂戴しましたが、オーガナイザーや講演者の方々の多くにオンライン講演の経験がなく、その具体的な様態についてさまざまな疑問や不安を抱えておられることがわかりました。実行委員会では、シンポジウムHPに「よくある質問と回答(FAQ)」のリンクを設けて、それらに対応するとともに4)、オーガナイザーや講演者を対象として8月6日と8月21日の2回にわたってZoomによるガイダンスを実施しました(参加は任意)。ガイダンスでは、清水理事が前述の実施マニュアルに沿ってオンライン開催の手順や留意点を解説し、その後、自由に質問を受け付けました。また、シンポジウムで実際に使用するZoom回線を用いてオーガナイザーや講演者が練習できる日も設けました。
6月末にはシンポジウムのプログラムが確定し、その後、準備作業は、タイトル・趣旨・講演者の再確認(7月9日〆切)、参加登録受付(7月16日開始)、講演要旨の受付(7月31日〆切)、シンポジウムHPの編集とアップデート、講演要旨集の作成へと進みました。前述のように、昨今はオンライン開催における、こうした作業を請け負う会社も多いようですが、本シンポジウムの場合には、実行委員会とともに、学会事務局がそれらの実質的な部分を担いました。たとえば、講演要旨集の作成では、要旨の校正は執筆者の責任において行っていただいたものの、講演要旨集全体の書式の統一を図るためには、やはり全体を俯瞰した編集作業が必要でした。本シンポジウムの講演要旨集は、サムネール付の使いやすいPDFファイルで提供されましたが、学会事務局との電子メールのやりとりを改めて見返してみますと、その編集作業はお盆休み返上であったことがわかります。また、参加希望者などからのさまざまな問合せに対しては、実行委員会で回答内容を検討し、学会事務局が窓口となってきめ細やかに対応していただくとともに、上述の「よくある質問と回答(FAQ)」にも掲載しました。オンライン開催における著作権法等法律上の留意点の調査、準備段階から当日の実施に至るZoomの管理と円滑な運用は、島事務局長に尽力いただきました。
シンポジウム開催当日の会場係は東北大学の3名の実行委員が担当しましたが、その中心的な役割は、Zoomの諸機能に詳しく、またオンラインシンポジウムの経験もある梅津光央教授が担いました。開催当日の運営の善し悪しは、シンポジウムの印象の善し悪しに直接的に反映されます。本シンポジウムが成功裏に進行できたのは、梅津教授の適切な采配と臨機応変な対応によるものです。
会場係として9名の学生アルバイトを募り、アルバイトに対する事前ガイダンスも実施しました。9月2日午後の最初の本部企画シンポジウムのあとは、3回線を動かして3シンポジウム同時進行のかたちでプログラムを組みましたので、半日ごとにそれぞれ3名のアルバイトが会場係を担当し、各自パソコン、マイク、イヤホンを持参して、梅津教授の指揮の下、1人当たり1回線を受け持ちました。
オンラインシンポウムにおける会場係の役割は次の通りです。会場係は、シンポジウム全体の時間管理を行うとともに、担当するZoom回線のホストとなって参加者のマイクとカメラの状態を管理しました。オーガナイザー、座長、講演者には、氏名とともにそれぞれの役割の表示をお願いし(会場係も同様)、Zoom画面上で役割がわかるようにしました。シンポジウム開始前に座長や講演者と打合せをし、Zoomにおける画面共有方法や講演の残り時間の伝達方法を確認しました。講演の残り時間の伝達は、「5分前」などと書かれた紙を画面越しに提示することにより行い、必要に応じてチャイムも使用しました。会場からの質問はZoomの「手を上げる」機能を使用することにより受け付け、座長が質問者を指名しましたが、チャット機能も併用し、座長がまとめて質問しました。手を上げたままになっている場合の対応など、「手の上げ下げ」の管理は会場係が行いました。
Zoomによるオンライン懇親会の開催をシンポジウムのHPで事前告知しておりましたが、正直なところ、実行委員会では懇親会への参加者が何名となるのか予想できず、多人数の懇親会には向いていないといわれるZoomを用いて、どのように開催すればよいのか、直前まで決めかねておりました。最終的に、髙木会長の御挨拶のあと、有志によるWebシンポジウムに関する意見交換会(反省会)を引き続き行うこととし、多くの参加者は懇親のグループを自由につくって、それぞれ別個にZoomを立ち上げて懇親を深めていただくというスタイルをとることにしました。実際、シンポジウムセッション単位で小規模のZoom懇親会が有意義に行われたとの話も聞いており、個人的にはZoomを用いたやり方としてはこれでよかったと思っております。意見交換会の参加者数は最大で60名ほどでしたが、短時間ながらいろいろな意見やアイデアが飛び交いました。こうした自由な対話のなかから新しい試みが生まれるのだということを改めて実感し、懇親会の重要性を再認識しました。たとえば、オンライン発表と機密保持や特許出願との関係も話題に上り、参加されていた弁理士の川瀬直樹先生に、このことに関する解説記事を『生物工学会誌』へご寄稿のお願いをしたところ、その場でご快諾いただくことができました。この解説記事は来春、本誌に掲載の予定と聞いています。学会誌を介して、この課題を学会員の皆さんと広く共有することができることになったのは、意見交換会の成果と思います。一方、3日夕刻に開催された若手会ミキサーの開催は「生物工学若手研究者の集い(生物工学若手会)」に一任され、同会会長の中島一紀先生(北海道大学)によってアレンジされました。若手会はそれまでにも、オンライン形式でのシンポジウムや懇親会を2回(7月18日(土)、8月22日(土))開催して、いずれも立派に成功させています。3日夕刻の若手会ミキサーの開催も同様に成功裏に終了しましたが、その詳細は若手会による開催報告に委ねたいと思います。
オーガナイザーや講演者の賛同が得られた講演については、そのダイジェスト版をpdfファイルにて学会HPに掲載しました(公開は2020年12月25日まで)5)。これにより、シンポジウム参加者が講演内容を振り返ることができるばかりでなく、シンポジウムに参加できなかったり、特定のシンポジウムを視聴できなかったりてもその内容を知ることができるようになりました。ダイジェスト版は学会の外に開かれて掲載されており、本学会のup-to-dateな学術的特徴と活力を一般社会にアピールする非常によい材料となりました。
オンライン開催についての今後の展望と課題を述べたいと思います。前述のように、今回のシンポジウムでは産業界からの参加者は全体の3割に上りました。これらの参加者は、現地開催の大会やシンポジウムの場合には、非日常的な業務として出張で参加していたと考えられますが、今回は日常の業務の中での参加が多かったようです。こうした事実を考えますと、産業界の会員に有益なオンライン形式の企画は、産業界と学会との日常的なつながりを、より強固なものとする、参加者と学会の双方にとって経済的かつ有効なツールとなる可能性があります。今回のような平日のオンライン形式での開催が、産業界の参加者にとって好都合であったのか不都合であったのかを分析し、今後に活かすことは重要です。上と類似の議論は、海外からの参加者についても当てはまります。今回のシンポジウムでは、国際展開委員会主催によるアジアの若手研究者による国際シンポジウム「アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開」が開催され、海外(主として東南アジア諸国)からの参加者50名に国内からの多数の参加者も交えて非常に活発な研究討論がなされました。オンライン形式での開催によって、渡航費用なしで海外の研究者と(画面越しではありますが)面と向かってリアルタイムに議論することができます。こうしたオンライン形式の国際企画は、学会活動の国際展開を日常的に経済的に行うための有効なツールとなると考えられます。今回のシンポジウムでは課題も明らかになりました。シンポジウムの開催に当たり、1000名を超える参加受付に係る学会事務局の負担は相当なものであったと考えられます。こうした行事の開催において利便性の高いWebシステムを新たに構築する必要があります。また今回のオンライン開催で、参加者の視聴の様態はさまざまであることがわかりました。1台のPCで受信し、プロジェクタを介して多人数での視聴を希望する例もありました。ある賛助会員の企業からは、複数の研究拠点が互いに遠隔地にあり、コロナ禍対策の一環として移動を減らすためにテレビ会議システムの画面共有でリモート視聴したいとの希望が寄せられました。有料のオンラインシンポジウムでは、こうしたさまざまな視聴の様態を想定した視聴ルールや料金設定を構築する必要があると考えられます。
「生物工学Webシンポジウム2020」を無事に終えることができ、一世話人として安堵しているところですが、本報告を一読されておわかりのように、準備期間が限られるなかでシンポジウムを成功裏に終えることができましたのは、実行委員会や学会事務局をはじめとする多くの皆様のご尽力と、すべての参加者の前向きなご協力があったからです。大会やシンポジウムでは、講演要旨集やHPに実行委員会名簿が掲載されるのが常ですが、本シンポジウムにおいてはその成功に向けて一同が一目散に取り組んだまま、そうした名簿がどこにも掲載されていないことに気がつきました。そのようなわけで、最後に、実行委員会の委員のお名前(敬称略)を以下に記し、開催報告の結びとさせていただきます。
*************
髙木昌宏(会長,北陸先端科学技術大学院大学)、清水浩(庶務・会計担当理事,大阪大学)、高木博史(学術担当理事,奈良先端科学技術大学院大学)、上平正道(企画担当理事,九州大学)、安原貴臣(産学連携担当理事,アサヒビール)、梅津光央(第72回仙台大会庶務担当,東北大学)、魚住信之(教育担当理事,北日本支部長;第72回仙台大会会計担当;東北大学)、中山亨(第72回仙台大会実行委員長,東北大学)
島康文、伊藤純子(学会事務局)
*************
Published by 学会事務局 on 01 12月 2020
2020(令和2)年12月1日
日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
和文誌編集委員長 岡澤 敦司
会員の皆様におかれましては、平素より本学会へのご理解とご高配をいただき、誠にありがとうございます。
さて、本誌第98巻第10号にてご案内いたしましたように、2021年1月発刊の『生物工学会誌』第99巻第1号より、学生会員への和文誌の郵送配布を停止させていただきます。これを機会に和文誌の主要記事をJ-STAGEにて公開いたします。これによって、各記事にはDOIが付与され、著者および読者にとっての利便性が向上することを期待しています。
また、学生会員へのサービスが低下しないように、これまでWEBで3か月の非公開期間を設けていました「特集」「バイオミディア」についても、発刊と同時に公開いたします。また、主要記事以外の「バイオインフォメーション」「本部だより」「支部だより」「事務局より」などについても学会HPの和文誌のページにてPDFで公開し、学生会員にも従来と同じ情報をお届けします。これらの内容やリンクについては、会員メーリングリストでお知らせいたします。今後ともサービス向上に努めて参りますのでご支援賜りますようお願いいたします。
♦関連記事:【会告】2021年 正会員の年会費の値上げ および 学生会員への和文誌『生物工学会誌』郵送配布停止のお知らせ
Published by 学会事務局 on 30 11月 2020
生物工学会誌第99巻(2021年1月号)より、主要記事をJ-STAGEで公開しております。
当サイトでは、第99巻以降の全掲載記事(PDF)の閲覧が可能です。第89巻(2011年)~第98巻(2020年)については主要記事を、また第79巻(2001年)~第88巻(2010年)については目次と一部掲載記事をご覧いただくことができます。
第102巻第1号 p. 1–46 (2024年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第2号 p. 47–94 (2024年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第3号 p. 95–154 (2024年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第4号 p. 155–200 (2024年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第102巻第5号 p. 201–254 (2024年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第6号 p. 255–308 (2024年6月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第7号 p. 309–384 (2024年7月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第8号 p. 385–438 (2024年8月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第102巻第9号 p. 439–492 (2024年9月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第102巻第10号 p. 493–536 (2024年10月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第101巻第1号 p. 1–52 (2023年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第2号 p. 53–110 (2023年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第3号 p. 111–158 (2023年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第4号 p. 159–214 (2023年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第101巻第5号 p. 215–272 (2023年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第6号 p. 273–332 (2023年6月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第7号 p. 333–408 (2023年7月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第8号 p. 409–470 (2023年8月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第101巻第9号 p. 471–518 (2023年9月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第10号 p. 519–568 (2023年10月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第11号 p. 569–614 (2023年11月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第101巻第12号 p. 615–658 (2023年12月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第100巻第1号 p. 1–68 (2022年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第2号 p. 69–110 (2022年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第3号 p. 111–156 (2022年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第4号 p. 157–222 (2022年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第100巻第5号 p. 223–286 (2022年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第6号 p. 287–344 (2022年6月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第7号 p. 345–404 (2022年7月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第8号 p. 405–474 (2022年8月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第100巻第9号 p. 475–526 (2022年9月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第10号 p. 527–586 (2022年10月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第11号 p. 587–644 (2022年11月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第100巻第12号 p. 645–692 (2022年12月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第1号 p. 1–60 (2021年1月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第2号 p. 1–108 (2021年2月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第3号 p. 109–160 (2021年3月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第4号 p. 161–224 (2021年4月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第5号 p. 225–280 (2021年5月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第6号 p. 281–336 (2021年6月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第7号 p. 337–392 (2021年7月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第8号 p. 393–454 (2021年8月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第99巻第9号 p. 455–514 (2021年9月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第10号 p. 515–570 (2021年10月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第11号 p. 571–614 (2021年11月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE | 第99巻第12号 p. 615–670 (2021年12月号) ⇒学会HP ⇒J-STAGE |
第89巻(2011年)~第98巻(2020年)については主要記事(PDF)をご覧いただけます。
第93巻 (2015) | 1号 1– | 2号 69– | 3号 115– | 4号 187– | 5号 247– | 6号 327– | 7号 381– | 8号 447– | 9号 521– | 10号 579– | 11号 659– | 12号 725– |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第92巻 (2014) | 1号 1– | 2号 61– | 3号 99– | 4号 141– | 5号 211– | 6号 261– | 7号 329– | 8号 401– | 9号 467– | 10号 535– | 11号 587– | 12号 651– |
第91巻 (2013) | 1号 1– | 2号 49– | 3号 125– | 4号 193– | 5号 233– | 6号 291– | 7号 371– | 8号 431– | 9号 493– | 10号 553– | 11号 611– | 12号 687– |
第90巻 (2012) | 1号 1– | 2号 65– | 3号 109– | 4号 157– | 5号 225– | 6号 279– | 7号 373– | 8号 463– | 9号 545– | 10号 617– | 11号 675– | 12号 763– |
第89巻 (2011) | 1号 1– | 2号 57– | 3号 101– | 4号 153– | 5号 221– | 6号 290– | 7号 369– | 8号 441– | 9号 513– | 10号 569– | 11号 641– | 12号 715– |
第79巻(2001年)~第88巻(2010年)の目次および掲載記事(PDF)の一部をご覧いただくことができます。
第88巻 (2010) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第87巻 (2009) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第86巻 (2008) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第85巻 (2007) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第84巻 (2006) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第83巻 (2005) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第82巻 (2004) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第81巻 (2003) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第80巻 (2002) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
第79巻 (2001) | 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | 6号 | 7号 | 8号 | 9号 | 10号 | 11号 | 12号 |
日本生物工学会の和文誌は、創刊号(1923年)から第98巻第7号(2020年7月)までが国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
第98巻第8号から第98巻12号についても順次一般公開される予定です。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
日本生物工学会の和文誌は、創刊号(1923年)から第98巻第7号(2020年7月)までが国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
第98巻第8号から第98巻12号についても順次一般公開される予定です。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
こちらのページでは、生物工学会誌第94巻(2016年)掲載記事のPDFを公開しております。
表紙をクリックして各号の目次より掲載記事のPDFをダウンロードしてください。
第94巻(2016年)
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
こちらのページでは、生物工学会誌第95巻(2017年)掲載記事のPDFを公開しております。
表紙をクリックして各号の目次より掲載記事のPDFをダウンロードしてください。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
こちらのページでは、生物工学会誌第96巻(2018年)掲載記事のPDFを公開しております。
表紙をクリックして各号の目次より掲載記事のPDFをダウンロードしてください。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
こちらのページでは、生物工学会誌第97巻(2018年)掲載記事のPDFを公開しております。
表紙をクリックして各号の目次より掲載記事のPDFをダウンロードしてください。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
こちらのページでは、生物工学会誌第98巻(2020年)掲載記事のPDFを公開しております。
表紙をクリックして各号の目次より掲載記事のPDFをダウンロードしてください。
Published by 学会事務局 on 26 11月 2020
2020(令和2)年11月
日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
和文誌編集委員長 岡澤 敦司
会員の皆様におかれましては、平素より本学会へのご理解とご高配をいただき、誠にありがとうございます。
さて、本誌第98巻第11号では、緊急企画として「新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学」が掲載されています。昨今の状況に鑑み、本特集については、非会員への3ヶ月未公開期間を設けず、直ちに公開することにいたしました。会員の皆様におかれましては、本特集を非会員の方にもタイムリーに広く知っていただくために、ご支援賜りますようお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 25 11月 2020
2020(令和2)年11月25日
公益社団法人 日本生物工学会
公益社団法人 日本生物工学会は 定款 に基づき、任期満了に伴う代議員選挙を下記のように実施いたします。
候補者の立候補受付 | 2021年1月8日(金)10時~1月19日(火)正午 |
---|---|
支部からの候補者の 推薦受付 | 2021年1月22日(金)10時~2月5日(金) |
候補者の公示・ 電子投票の実施 | 2021年2月15日(月)10時~3月1日(月)正午 |
結果の公示 | 2021年3月下旬(ホームページ)および 生物工学会誌第99巻第4号(2021年4月25日発行) |
代議員候補者は、立候補および各支部からの推薦によります。
今回の選挙で選ばれる代議員の任期は、次の代議員選挙(2023年3月予定)終了までの2年間となります。
本選挙は、電子投票システムを利用して、立候補の届け出および投票をWeb上で受け付けます。
電子投票システムを利用するには、有効なメールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録していない方、あるいは変更したい方は、異動連絡届出、または、以下の登録フォームより予めご登録いただきますようお願い申し上げます。
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 C3棟4F 433
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail: info@sbj.or.jp
Published by 学会事務局 on 24 11月 2020
生物工学会誌 第98巻 第11号
大利 徹
筆者は修士課程修了後、民間会社に約10年、新設地方公立大学に約15年、現在の北海道大学に所属して10年になる。この35年を振り返ってみると、多くの方々から頂いた多種多様なご助言が色々な場面で大いに役立った。この経験を、上下関係に代表される「縦」のつながりと、上下関係がない「横」のつながりの観点から、特に学生会員や若手の会員の方々に紹介したい。
「縦」と「横」のつながりの始まりは学部、修士の学生時代で、先生や先輩から現在の礎となる多くのスキルをご指導いただいた。この研究室における「縦」の関係は強く、卒業後もOB会などを通じて継続され、多くの場面で役立っている。他方、「横」のつながりでは、色々な意味で刺激をくれる同級生が数人いる。しかし、いずれも母集団が小さく、数は限られる。
やはり、筆者が刺激を受けた方々は社会に出てからが圧倒的に多い。民間企業では研究所勤務となり、「縦」の関係といえる上司から与えられた課題をひたすらこなしていた。数人の上司に仕えたが、各々に独自な研究スタイルは、その後大いに役立った。また、大学時代の基礎研究とは異なり、出口戦略に基づく企業における研究というものを学ぶことができた。「横」の関係では、研究所には出身大学・研究室が異なる多くの研究員がいたが、先輩社員が独自の手法で課題解決するのを目の当たりにし、豊富な知識に基づく発想力の大事さを痛感した。このように企業では、「縦」と「横」の両方のつながりで多くの方々から刺激を受けたが、一企業内の人脈であり、まだ母数は限られていた。
その後、大学教員に転職し、再度、母集団が小さい組織に属することになった。「縦」の関係では、新設大学設立のために招聘された重鎮の先生方から大局的に俯瞰する重要性を学ぶことできた。「横」のつながりでは、小規模大学ゆえに個々間では強かったが、数は知れていた。しかしそのころ、いくつかの学会活動に誘われ、初めて学会運営なるものに携わる機会を得た。それまでは、年次大会で細々と成果を発表する程度であったが、学会活動を通して他分野の先生方と交流する機会が増え、得られた幅広い知識や情報は、その後の研究に大いに役立った。このように、限られた人員の組織では、「横」のつながりが如何に重要であるかを実感した。
還暦を迎える年齢になると、助言を頂く「縦」関係は少なくなり、「横」のつながりがもっとも重要になっている。この「横」のつながりを広げるのにもっとも適しているのが学会であろう。筆者はいくつかの学会に所属しているが、生物工学会は多様なバックグラウンドを持つ会員数約3,000からなり、個々の会員がつながりを持つには最適な規模だと思う。そこで、若手会員の方には、年次大会はもとより、研究部会、シンポジウム、支部活動などにも積極的に参加し、多様な「横」のネットワークを構築することをお勧めしたい。また、若いうちから海外留学や海外の研究者との交流を通して、グローバルな「横」のつながりも積極的に構築していくべきだと思う。筆者の経験では、これらのつながりは、将来必ず役立つはずである。
最後に、中島みゆきの「糸」(作詞・作曲:中島みゆき)の歌詞の中に、「逢うべき糸に出逢えることを、人は仕合わせと呼びます」という一節がある。意味合いは違うかもしれないが、若手会員の方々も、逢うべき「横」の糸と多く出逢えることで、良い仕合わせ(めぐりあわせ)が多数あることを願う。
著者紹介 北海道大学大学院工学研究院(教授)、日本生物工学会(理事)
Published by 学会事務局 on 24 11月 2020
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 19 11月 2020
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 6(2020年12月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 11 11月 2020
平素より学会活動にご協力賜り、誠にありがとうございます。
2021年の会費の納入をお願い申し上げます。会費は会誌の刊行、大会の開催、講演会、その他学会の事業運営にあてられますので、何卒ご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。なお、振込用紙は12月上旬に会員の皆様宛に直接お送り致します(会費口座振替登録者は除く)。
10月1日付の会告でお知らせ致しましたとおり、正会員の会費価格を改定させて頂きます。
♦【会告】2021年 正会員の年会費の値上げ および 学生会員への和文誌『生物工学会誌』郵送配布停止のお知らせ
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2021年会費 (1月~12月、不課税)
正会員 | 11,000円(だたし、海外在住の正会員は12,000円) |
---|---|
学生会員 | 5,000円 |
団体会員 | 30,000円 |
賛助会員 | 50,000円(1口以上) |
紛失による領収証の再発行はいたしませんのでご注意ください。
2009年より英文誌(JBB)は電子ジャーナルへのアクセス権のみとなりました。冊子体はご希望の会員に年額5,000円(税込)で有料配布しております。正会員および学生会員の方で、新規に有料購読をご希望の方はできるだけ早めにお知らせください。また、冊子購読を中止される場合も早めに事務局までご一報ください。
毎年の会費をご指定の銀行口座からお支払いいただくことも可能です。預金口座振替依頼書を、下記学会事務局までご送付下さい(押印をご確認下さい)。
会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などの変更は、会員サービスから異動届出をお願いします。FAXの場合は、ダウンロードした書面にご記入のうえ、下記宛にお送り下さい。
2020年12月14日(月)までに理由を付してE-mailまたはFAXにてお届け下さい。なお滞納会費があれば納入をお願いします。⇒詳しくはこちら
年度途中で退会された場合、会費は返金いたしません。年度末退会(12月31日付での退会)を希望する方は、その旨退会届にご記入ください。
日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号
大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 支部:西日本 on 05 11月 2020
西日本支部大会2020(第5回講演会)では、下記の対策を行い、感染拡大の防止に細心の注意を払って実施致します。ご来場の皆様には、感染防止対策へのご協力をお願い致します。
大会に来場される方は、政府より発行された新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのインストールをお願い致します。
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ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。
日本生物工学会
西日本支部大会 2020 (第5回講演会) 実行委員会
Published by 部会:非線形バイオシステム on 02 11月 2020
♦関連記事:
Published by 学会事務局 on 24 10月 2020
生物工学会誌 第98巻 第10号
児島 宏之
2020年2月頃までは対岸の火事だったCOVID-19,3月末から始まった在宅勤務が今日現在まで続いています。ゴールデンウイークもずっと在宅で過ごしました。皆さまがこの巻頭言をお読みになる頃の状況も何となく予測・想像できるようになってきました。
決して手放しで喜んでいるわけではありませんが,COVID-19 が2019年12月に発生し,ウイルスのゲノムが次世代シーケンサーを使って一週間程度で決定されました。ウイルスが変異しつつ世界各地に広がっていった様子もゲノム情報をもとにトレースされています。得られる限りの科学的知見を総合し,診断方法,ワクチン,治療薬について,さまざまな取組みが行われています。ネット上では不確定なものも含む多くの情報が飛び交っていますが,京都大学の山中伸弥先生の見識の高いWebサイト(https://www.covid19-yamanaka.com/index.html)や,日経バイテク元編集長の宮田満氏の質の高い情報(https://twitter.com/miyatamitsuru)に無料でアクセスすることもできます。いまだかつてない急速な勢いで罹患数が増える状況下で,感染拡大を防止しつつ崩壊寸前の医療現場では患者さんを治癒する努力が続けられる一方で,このような先端科学を駆使した取組みが世界的規模で行われていることに感銘と感謝の念を抱くとともに,生物工学会の会員としても個人,組織,学会として何ができるか,何をすべきかを考えています。
短期的には,崩壊寸前の医療を支え,不足している資材の供給を可能にすること,食料をはじめとしたライフラインを確実なものにする取組みが優先されます。その後は一旦停止しているさまざまな活動とその活動に従事する人の生活を軌道に乗せ経済的基盤を確保しつつ,学校教育のように将来にむけての取組みを再開させる必要があります。
今改めて意識すべきことは「COVID-19の前の状態に戻らない。現状を回復するだけではなく,新たな仕組みを作り,いち早く成長に向けて進んでいかなくてはならない」ということでしょうか。失われたり棄損されたりした仕組みに従事されていた方々への最大限の配慮が必要ですが,「以前の仕組みを再構築するよりも,過去のしがらみを捨て去って,より良い仕組みを構築する」良い機会とも言えます。コロナウイルスとの闘いは長期にわたると予想されています。マラソンランナーの山中先生もマラソンに例えています。取組みの積み重ねによって,将来に大きな差が生じる可能性があります。今は日々の活動に色々な制限があり,実験,実習,試作,製造に大きな制限を受けています。この状態は皆さんの努力によって少しずつ回復していくでしょうが,状態が回復することをただ待ち望むのでなく,将来について考え,計画を立て,実行するためのさまざまな準備をすると考えれば時間はいくらあっても足りないでしょう。
今こそ私たちが実現すべき未来の価値,姿を改めて考え,それに向かって何をすべきかをしっかり考えておきたいと思います。後ろを振り返って嘆き悲しむのではなく,明るい将来を信じて頑張りましょう。
まるい地球の水平線に
なにかがきっとまっている
くるしいこともあるだろさ
かなしいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進め
ひょっこりひょうたん島……
その昔のNHKで放送された人形劇『ひょっこりひょうたん島(作詞:井上ひさし・山元譲久,作曲:宇野誠一郎)』の主題歌より。是非YouTubeでご覧ください。モーニング娘。も歌っています。
著者紹介 味の素株式会社(専務執行役員)
Published by 支部:東日本 on 23 10月 2020
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時 | 2020年11月13日(金)13:00~18:00(終了後、簡単なオンライン懇親会を予定) | ||||||||||||||||||||||
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開催方法 | 「口頭発表」:Zoomによるライブ配信。 「自由討論」「懇親会」:Spatial Chatによるポスターセッション・懇親会会場の再現(話したい人と話せる)を行います。ポスター発表は、口頭発表者のうち希望者に発表していただき、より議論を深めていただきます。 詳細は、発表申込者・参加申込者にご案内します。 | ||||||||||||||||||||||
開催趣旨 | 日本生物工学会東日本支部 第15回学生発表討論会 オンライン版のご案内日本生物工学会東日本支部事務局です。 さて、東日本支部主催の第15回学生発表討論会が表記のように開催されますので、ご案内申し上げます。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら例年のような宿泊形式は困難ですので、半日間のオンライン形式にて開催いたします。 学生発表討論会は、皆様のご協力をもちまして毎年、活発な討論が交わされて東日本支部の恒例名物企画となり、参加した学生からも高い評価を頂いております。当日は、今年度の日本生物工学会飛翔賞受賞者にも講演いただきます。 本発表討論会は、既に社会で活躍されている先輩方から、学生への意識や経験の伝承にも重きを置いてきました。今年度も、オンラインながらその機会を提供いたします。今回は、対面が叶わないことから、Spatial Chatを利用したポスターディスカッションおよび懇親会の場の提供を試みます。 特に、大学進学率が60%に達している今日、企業・研究所の方々と学生が直接、深い討論をできる本発表討論会は、社会人の側からも最近の学生の意識を知る貴重な機会として評価いただいております。オンライン懇親会では、画面上で、実際の懇親会場のように話をしたい人と集まって話をできる環境を提供いたしますので、近頃の学生に一言いいたいという企業の方のご参加も、歓迎いたします。 従来の東日本支部「学生発表討論会」の内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。 | ||||||||||||||||||||||
内容 | プログラム予定
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発表者申込 |
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参加者申込 |
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申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第15回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部生命環境学域) |
Published by 学会事務局 on 23 10月 2020
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Published by 学会事務局 on 19 10月 2020
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 5(2020年11月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 支部:関西 on 15 10月 2020
2020(令和2)年10月15日
日本生物工学会 関西支部長
藤山 和仁
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度に創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
Published by 部会:脂質駆動学術産業創生研究部会 on 12 10月 2020
脂質駆動学術産業創生研究部会は2020年度第2回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会を開催しました。
2020年度は、現地開催とオンラインのハイブリッド形式での開催を予定しております。
コロナ感染拡大防止のため、オンラインのみの開催に変更になりました。
12:30 受付開始
13:00 開会の辞
【招待講演】(講演時間30分、質疑4分、交代1分)
13:05「骨格筋を構成するリン脂質の「質」と機能性に関する研究」
三浦 進司 (静岡県立大学 食品栄養科学部)
13:40「なぜ光合成膜の主要膜脂質は糖脂質なのか」
粟井 光一郎(静岡大学 理学部)
14:15「高精度1分子観察によるラフト組織化と機能の解明」
鈴木 健一 (岐阜大学 生命の鎖統合研究センター)
(14:50 休憩)
15:05「麹菌による有用脂質の大量生産に向けた遊離脂肪酸の生産性向上、分泌化、および高機能化」
玉野 孝一 (産業技術総合研究所)
15:40「オオムギ種子リポキシゲナーゼ-1とビールの香味耐久性・泡持ちについて
~植物育種からのアプローチ~」
廣田 直彦 (サッポロビール株式会社)
(16:15 休憩)
【一般講演】 (講演時間10分、質疑4分、交代1分)
16:30「Streptomyces sp. AK461 由来エタノールアミン型プラズマローゲン特異的ホスホリパーゼDの異種組換え発現と諸特性解析」
○野澤 俊貴,川村 柚葉,王 澤,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
16:45「組換えエタノールアミン型プラズマローゲン特異的ホスホリパーゼDの基質特異性と反応pH,金属イオンの関係」
○川村 柚葉,野澤 俊貴,王 澤,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
17:00「ホスファチジルグリセロール特異的ホスホリパーゼCの精製,諸特性解析と異種組換え発現」
○梶山聖人,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
17:15「高分解能質量分析を基盤とした免疫受容体の新規脂質リガンド探索法の開発」
〇富安 範行1,和泉 自泰1,2,高橋 政友2,西村 直矢3,豊永 憲司3,山崎 晶3,馬場 健史1,2
(1九大院・シス生科,2九大・生医研,3阪大・微研)
17:30 閉会の辞
本講演会では、下記のように一般講演を募集します。
形式:15分程度の口頭発表
募集演題数:8題程度
応募に必要な情報:講演タイトルと発表者名、所属、現地発表orオンライン発表
演題申込み締切:2020年12月24日(木)
要旨の書式:A4で1ページ(MS-Word)。様式には特に制限を設けておりません。
要旨の締切:2021年1月15日(金)
申込先:京都大学 竹内道樹 (E-mail: michiki@kais.kyoto-u.ac.jp)
Published by 学会事務局 on 12 10月 2020
サスティナブル工学研究部会では、下記の通り、2020年3月に予定し、延期していましたサスティナブル工学特別講演会を11月に開催いたします。
講師である木田建次先生(熊本大学名誉教授)は、メタン発酵およびエタノール発酵などの発酵プロセスによる廃棄物系バイオマスの循環利用・資源化の基盤技術研究を精力的に進められています。木田先生は、本会で長年ご活躍され、2010年度第29回生物工学賞「バイオマスのバイオガス化・バイオエタノール化のための基盤技術開発とその応用」を受賞されています。さらに、研究活動だけではなく、得られた研究成果を自治体の資源循環型まちづくりの構築に活用されるなど、社会貢献も精力的に行っておられています。熊本大学を定年退職後、中国四川大学に移られて、サスティナブル工学に関する教育、研究および社会貢献に従事されて、中国の現状に大変精通されています。本講演会では、中国での活動・経験を中心としてご講演いただきます。
サスティナブル工学、資源循環利用などをキーワードとする研究に興味のある方はもちろん、中国で国際共同研究などの活動を予定されている方のご来聴を心より歓迎いたします。(非研究部会員の方も奮ってご参加ください。)
COVID-19感染防止の観点からハイブリッド開催(現地参加およびオンライン参加)とします。現地参加の希望者が多い場合には調整させていただきます。また、今後のCOVID-19感染拡大により、オンライン開催に変更する場合もございます。
参加ご希望の方は、氏名、所属、希望する参加方式を11月13日(金)までに、下記の申込先までご連絡ください。
♦現地開催場所:九州大学伊都キャンパス ⇒アクセス
農学部ウエスト5号館327講義室⇒キャンパスマップ
(マップ中の番号28が農学部ウエスト5号館で、327講義室は3階です。
バス停から327講義室までの経路は添付ファイルをご参照ください。)
♦オンライン開催場所:ZOOM(IDおよびPWはオンライン参加申込者に後日送付いたします。)
【主催】日本生物工学会サスティナブル工学研究部会
【共催】九州大学大学院農学研究院土壌環境微生物学研究室
♦関連記事:2019年度サスティナブル工学研究会講演会[開催中止]
Published by 支部:北日本 on 12 10月 2020
北日本支部では、学生主体の研究室間のオンライン合同ゼミの開催を企画いたしました。 今回は「酵素」に関する話題で、研究室間における雑誌会あるいは研究報告会を行います。本企画の意図は、研究会、学会やシンポジウムとは異なり、学生・大学院生も発言しやすい雰囲気で、学生さんによる研究進捗報告や最近の論文情報など、日ごろ各々の研究室(グループ)で行っていることを、組分けをして少数の研究室で行います。11月下旬~12月下旬を予定しています。今春から始まったオンラインを生かして、このテーマに興味もつ研究室・グループ同士で研究交流を図っていただければ幸いです。
杉森大助先生(福島大・教授)と山田美和先生(岩手大・准教授)にオーガナイザーをご担当いただくことになりました。広い意味での 「酵素」に関するテーマにご興味または関係のある支部内の研究室の会員が代表者として、下記までご連絡ください。
・希望時期 (11月下旬~12月下旬内で希望時期をお知らせください)
・希望形態 雑誌会 ・ 研究報告会 ・ 両方 (いずれか選択)
・大学、研究室名
・参加予定人数
以上です。
魚住信之
日本生物工学会北日本支部長
東北大学大学院工学研究科
Published by 部会:メタボロミクス on 07 10月 2020
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、今年も例年通り、下記講習会を開催させていただきます。昨年に引き続き、質量イメージング講習をメニューに加え、2日間の講習とします。
♦12月7日(月)(第1日)
午前
イントロダクション(福崎):メタボロミクス概要
講義:GC/MS分析について
午後
講義(新間):見えないものを観るイメージングMS
講義:データマイニング
懇親会 (終了予定 19:00頃)
♦12月8日(火)(第2日)
午前
実習講義:GC/MSを用いたサンプル分析
実習:GC/MSデータ解析(前半)
午後
実習:GC/MSデータ解析(後半)
実習講義:イメージングMSを用いたサンプル分析
ラウンドテーブルディスカッション、総括
(終了予定 17:00頃)
※本年度はZoomでの開催となりますので実験室での実習を中止とさせていただき、その補填として実習内容を講義形式でご体験いただく「実習講義」をご用意しております。
https://jp.surveymonkey.com/r/H8KHJXV(終了しました)
以上です。
福崎英一郎
日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
Published by 学会事務局 on 01 10月 2020
会員各位
2020(令和2)年10月1日
公益社団法人 日本生物工学会
会長 髙木 昌宏
会員の皆様におかれましては、平素より本学会へのご理解とご高配をいただき、誠にありがとうございます。
さて、2019年5月開催の総会におきまして、本学会の正会員の年会費を現状の9,800円から11,000円に値上げをさせていただくことが承認されました。
正会員の会費は平成11(1999)年より現行の9,800円をずっと維持してきておりましたが、この間、二度の消費税増税もあり、会員サービスのさらなる充実と今後の学会の安定的な運営を鑑みて、会費値上げをお願いし、総会において承認いただいた次第であります。
また、関連して理事会にて、学生会員には和文誌『生物工学会誌』の郵送配布を停止させていただくことも決定しました。学生の皆様は紙の冊子体よりもホームページ上での閲覧を好まれる方が多数となっており、これまで通り閲覧いただくことを可能とするため、「特集」や「バイオミディア」も即日公開といたします。また、和文誌編集委員会では『生物工学会誌』のJ-STAGEでの一般公開など、サービス向上を進めておりますことを申し添えます。
コロナ禍の中、会員の皆様におかれましては様々な面で大変な状況と拝察し、このような時期に会費値上げを行うことは大変に心苦しいのですが、上記の状況をご理解いただき、何卒ご協力賜りますようお願いいたします。
年会費の請求書・払い込み用紙は、12月ごろ発送の予定です。
正会員の皆様におかれましては、金額をご確認のうえ、お手続きくださいますようお願い申し上げます。
Published by 学会事務局 on 29 9月 2020
第73回日本生物工学会大会
実行委員長 上平 正道
第73回日本生物工学会大会は、2021年10月27日(水)~29日(金)に沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)にて開催します。つきましては、日本生物工学会大会にふさわしいシンポジウムを公募します。なお、シンポジウムは27日(水)の午後~29日(金)の午後まで、複数会場で一般講演と並行して実施する予定です。新型コロナ感染症問題との関係により、オンライン開催とのハイブリッド、あるいはオンライン開催のみとなるかもしれないことをご承知おきいただきますようお願いいたします。
会員各位におかれましては提案書に
1) 課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別)
2) 開催の趣旨
3) 世話人名(連絡先)
4) 参加予定者数(講演者、参加者)
5) その他希望事項
をお書きいただき、2020年11月1日(日)~2020年12月28日(月)までの間に、メールにて下記宛までお申し込みください。
なお、シンポジウム世話人は、参加登録開始日の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。
会場数に限りがありますので、応募多数の場合には、生物工学に関連する「新たな研究領域の開拓」「生物工学の国際展開(英語によるシンポジウム)」「産学連携の推進」「地域社会への貢献」「SDGsに貢献する生物工学」「若手研究者主導の研究」「博士人材養成・教育の推進」などのコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。また、類似した内容の提案については統合をお願いする場合がございますのでご承知おきください。
シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1) から3) の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できません。
上記趣旨をご理解の上ご応募頂きますようお願い申し上げます。
採択につきましては2月初旬にメールにてお知らせします。
【申込先】
九州大学大学院工学研究院
シンポジウム担当: 井嶋 博之
E-mail:
【募集】
【選考の手続き】
■関連記事:【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
Published by 学会事務局 on 29 9月 2020
会員各位
英文誌編集委員長
神谷 典穂
平素より英文誌JBBの編集業務へのご理解とご協力を賜り、誠に有難うございます。
JBBの2019年のImpact Factorは、2.366で過去最高値となりました。歴代の編集委員長・編集委員、査読にご協力を頂いた皆様に感謝申し上げます。
さて、英文誌の出版の現場では、本会所属の若手・中堅研究者からなる編集委員会にて、新規性・有用性はもちろんのこと、信頼性・完成度の高い論文を早期に出版するべく、きめ細かい献身的な編集作業が行われておりますが、コロナ禍の影響もあり、査読者の選定に想定以上の時間と労力を要するケースが増えております。
つきましては、本誌編集委員より投稿論文の査読の依頼が届きましたら、どうかお引き受け頂き、編集作業へのお力添えをお願い申し上げます。また、会員の皆様からの積極的なご投稿もお待ちしております。
JBB が会員の皆様の情報発信と交流の場としての価値と役割を増していくよう、編集委員一同尽力して参りますので、投稿・査読・引用を通したご支援を、今後ともよろしくお願い申し上げます。
♦関連記事:【JBB】2019 Impact Factor 2.366
Published by 学会事務局 on 25 9月 2020
生物工学会誌 第98巻 第9号
川瀬 雅也
和文誌の巻頭言を書くようにとの話を頂き、引き受けたまではよかったが、何を書こうかと悩んで、文章を書いているうちに、何となく以下の文章ができた.さて、タイトルをつけなければと思い、辞書を引いてみると、「とりとめもなく思いつくままに書いた文」を「漫文」というらしく、この言葉をタイトルとした。
今、新型コロナウイルスの流行で、大学も企業もテレワークとなっているところが多いと思う。この文章を書いている私も、自宅待機の身である。講義はweb配信なので、動画を作り、放送大学の真似事をやっている。動画を作った後、少し時間ができたので、本でも読もうと思い、本棚の中をいろいろと探ってみた。
ファインマンの本(ファインマンが著者ではなく、周りにいた者が、その発言などをまとめたもの)が目についたので、もう一度読み返してみると、いろいろと考えることがあった。ご存知のように、ファインマンは量子電磁気学における功績で、日本の朝永振一郎と一緒にノーベル物理学賞を受賞した人物である。非常に好奇心旺盛で、いろいろな逸話を残している人物でもある。その一方で、スペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故の調査員として原因の究明を行ったことでも有名である。
今のように立ち止まって考える機会がなければ、おそらく考えなかったと思うが、今の自分はファインマンのように、いろいろなことに好奇心を持てているだろうかと考えてみた。自分の本棚を見てみると、自分の研究分野以外のジャンルもあり、まだ、かろうじて興味の広がりは残っていると思えた。学生に、「視野を広く持て」とか、「自分の分野だけでなく、他の分野にも目を向けろ」などと、偉そうに言っている本人が、そうでなければ話にならないので、内心、ホッとしている。皆様は如何であろうか。
確か、何の結果が出なくても、長い時間、焦らずに考え続けるというようなことが書いてあったと思う。興味の広さに加え、もう一つ、我慢も必要だということだ。成果を急げば、成果の出そうなことしかできなくなる。こうなれば、本当に、科学的に大事なことはできない。このことは、多くの人が同意するだろうと思う。たとえば、ある学生が卒論でポジティブな成果がほとんどなく、修士課程でも成果がなかったとする。皆さんならどうするだろうか。きっと、ファインマンなら、ネガティブな結果も大事な結果だと言って、ネガティブな結果を堂々と修士論文として提出させたのではないかと思う。我々もこのような度量を持ちたいと思う。ネガティブデータの重要性を認めて、また、多くの人に価値ある内容だったら学会誌などに掲載するようなことは可能ではないだろうか。今後の学会の発展を考えると、次を担う人材の育成が重要な課題であることは多くの人が同意するだろうし、ネガティブデータを生物工学の財産だとすることも、人材の育成にプラスになるのではと思う.
『ローズ』という映画をご存知だろうか。この映画の主題歌「The rose」(歌:Bette Midler、作詞・作曲:Amanda McBroo、1980年)の最後に、
“Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun’s love
In the spring becomes the rose”
という歌詞がある。
次を担う人材に、春を届ける方策も、学会として議論してほしいと思う。
著者紹介 長浜バイオ大学(教授)
Published by 支部:関西 on 25 9月 2020
人生100年時代を迎えた今、私たちの食や健康、運動への意識は益々高まりつつあります。標記例会では、生物工学に加え、食品・醸造科学や健康科学など、さまざまな分野をまたぐ研究者の方にユニークな研究をご紹介いただき、生物工学が私たちのQOL向上に果たす役割を議論します。多数のご参加をお待ちしています。
13:00~ 受付(大阪大学会場),Zoom入室開始(ライブ配信)
13:30~13:35 開式の辞 ………藤山 和仁(関西支部支部長・
大阪大学生物工学国際交流センター センター長)
13:35~14:10
「酵素合成技術を利用した新規糖質素材の開発とスポーツ栄養素材としての特徴」
………渡邊 浩史(江崎グリコ株式会社 健康科学研究所)
江崎グリコでは、自社開発の酵素を用いて、特徴的な性質を持つ糖質素材を開発してきた。近年われわれは、消化速度が緩やかで、かつ難消化性成分が少ない(ほぼ完全に消化される)という特徴を持つ新しいデキストリン、遅消化性環状デキストリン『クラスター デキストリン®-SE』を開発した。クラスター デキストリン-SEは、健康を害するリスクが示唆されている急激な血糖値上昇(血糖スパイク)や過剰なインスリン分泌(インスリンスパイク)を起こしにくく、健康影響の少ない糖質栄養として期待される。本講演では、この新しい糖質素材の酵素合成反応や機能性、用途について紹介する。特に、スポーツ栄養素材用途として、クラスター デキストリン-SEを運動中に摂取した時、脂肪代謝抑制を起こしにくく、脂肪と糖の両方をエネルギーとして利用可能であることが呼気ガス分析より示唆されており、この結果についても紹介する。
14:10~14:45
「卵麹と熟成卵黄の開発」………中川 拓郎(株式会社樋口松之助商店)・宮本 哲也(キユーピー株式会社)
卵はさまざまな調理法が存在する一方で、その栄養成分はそのまま利用しており、微生物を利用した伝統的な食品はない。そこで、麹菌を用いて卵の麹化を試みた。さまざまな卵素材と麹菌を組み合わせ、原料処理を工夫する事で卵と麹菌のみを用いる卵麹の製造方法を開発したので紹介する。
米麹や酵素剤を用いて卵黄液を消化した場合には卵黄本来のおいしさを損なう呈味成分が発生し、卵黄のおいしさが喪失した。一方で、卵麹を用いた『熟成卵黄』の風味は、卵黄らしさを残したままコクやうまみが増強され特有のおいしさが付与されていた。遊離アミノ酸量は未処理の卵黄の5倍増加しており、熟成香や甘い香りの揮発成分の生成が認められた。
14:45~15:20
「産学連携による新たな醸造製品の開発」………山本 佳宏(京都市産業技術研究所)
産学連携がクローズアップされ、地域産業の活性化においてもさまざまな取組みが行われている。今回、京都市の事例として、地域産業の主体となっている醸造産業への成果事例として、佐々木酒造と共に行った麹を活用した商品開発事例と大手となる黄桜株式会社と共に行った工程改善の取り組みについて紹介する。佐々木酒造との連係では京都府立大学の研究成果を統合し、新たな生産システムを作り上げ、醸造飲料をはじめとする各種製品開発を行った。また黄桜との事業では製品評価技術基盤機構、産総研、京都大学、大阪市立大学の研究成果を反映し、製品製造プロセスの高度化につなげている。産学連携は先端バイオ技術を中小企業へローリスク、短時間で導入できる有効な手段となっているが、より有効な活用について議論をお願いしたい。
15:20~15:35 休憩
15:35~16:10
「醗酵液の昆虫誘引」
………藤原 伸介(関西学院大学理工学部)
夏休みの虫取りは子供たちにとってとても楽しい。カブトムシの集まる樹液は甘酸っぱい醗酵臭が漂う。一方、ゴミ収集場などの腐った食材の残りやヨーグルトの空箱、納豆の容器にもハエが集まる。このように醗酵液は、飛翔昆虫にとって魅力的な誘引臭を放つ。アルコール、酢酸、アセトインやジアセチルなどは、コバエの誘引性が高いことが知られており、これらを多く含む食酢は捕虫器の誘引素材に使用されてきた。食酢にもさまざまな種類があり、リンゴ酢、バルサミコ酢、玄米酢などでは誘引性は微妙に異なる。我々の分析では誘引性の高い食酢はポリアミンの含量が高いことが示された。また、最近の研究から、ポリアミンはヒトの健康寿命と深く関わっていることも報告されている。今回の懇話会では、醗酵液に含まれる飛翔昆虫の誘引性について、ポリアミン研究から得た知見を中心に紹介したい。
16:10~16:45
「元気な骨格筋細胞培養と活性張力評価技術、応用」………長森 英二(大阪工業大学大学院工学研究科)
試験管環境で培養可能なマウス骨格筋細胞を、周期的なパルス電気刺激を加えた環境で長期間培養すると、活発に収縮運動する状態が得られる。この培養骨格筋細胞の収縮力を定量する技術を開発したところ、より生体に近い機能を評価可能なin vitro実験系として製薬メーカー等に好評を得た(Biotechnology and Bioengineering, 106(3), 482-489. (2010))。以来10年、ヒト細胞への適用が課題であったが、解決の糸口が見えつつある。この間、骨格筋は健康長寿を担うキー臓器として認識されるようになり、世の中の注目が高まった。幅広い分野に分散した骨格筋研究者を横糸でつなぐコンソーシアム活動等についても紹介したい。
16:45~16:55 閉会の辞
17:10~18:00 Meet the speakers(講師の先生方とのオンラインディスカッション)
阪急「北千里」駅から徒歩20分、大阪モノレール「阪大病院前」駅から徒歩5分、近鉄バス(JR茨木駅発)または阪急バス(千里中央駅発)の「阪大本部前」バス停から徒歩3分
⇒アクセス
Published by 学会事務局 on 25 9月 2020
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Published by 学会事務局 on 23 9月 2020
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 4(2020年10月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 若手会 on 18 9月 2020
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
生物工学若手研究者の集い(若手会)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2020年7月に開催予定であった若手夏のセミナーを1年延期いたしました。
しかしながらこのような状況であっても若手研究者間の交流や、研究発表の場は必要であると考え、若手会ではこれまでオンラインセミナーを企画し、2020年7月18日に試験的に第一回を、そして8月22日(土)に第二回を開催いたしました。第二回では予想を上回る多くの方々にご参加いただき、大変ご好評をいただきました。特に、質疑応答にSlackを併用することで、オフラインにないような活発な議論が繰り広げられ、オンライン開催ならではの良さも生まれています。
そこで、11月21日(土)に第三回オンラインセミナーを開催することに致しました。今回も発表者を多く募り、オンラインで口頭発表を行います。また、優れた発表を選考し優秀発表賞を授与する予定です。本年度の開催はこれが最後になると思いますので、若手研究者や学生の皆様には是非奮ってご発表・ご参加いただければと存じます。
また、セミナー終了後、オンライン形式の懇親会も企画しております。オンラインでも参加者の皆様の交流が促進できるよう、新たなコンテンツも企画中です。堅苦しくない懇親会を目指して実行委員一同準備を進めておりますので、初めての方や学生さんもぜひお気軽にご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております!
※参加登録および発表申込みは同一フォームになっています。参加のみの方は登録時に「発表しない」を選択してください。
※発表申込みをされる方は、下記フォームにて申込み時に要旨 (PDF)もアップロードしてください。
参加登録・発表申込みフォーム(締切:11月7日(土)11月13日(金)まで延長しました)>>こちら
要旨テンプレート>> こちら
青木 航(京大・助教)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
石川 聖人(名大・助教)
岡 大椰(名大・D2)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:実行委員長)
蟹江 慧(名大・助教)
兒島 孝明(名大・講師)
佐藤 康史(旭川医大・助教)
杉山 亜矢斗(名大・M2)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D2)
徳山 健斗(味の素株式会社)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員)
三浦 夏子(阪府大・助教)
横田 早希(秋田大・助教)
実行委員募集中です。実行委員として加わりたい方は下記までご連絡下さい。
Published by 支部:九州 on 17 9月 2020
2020年9月16日
公益社団法人日本生物工学会 九州支部長 外山博英
2020年12月5日(土)別府大学において開催を予定しておりました第27回 九州支部 大分大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、会場となる別府大学の施設使用許可が得られなくなったため、中止いたします。ご準備いただいた先生方、参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。
Published by 支部:九州 on 17 9月 2020
Published by 学会事務局 on 15 9月 2020
生物工学Webシンポジウム2020での講演に関して、2020年9月15日の時点でHPでの公開が可能な25件について、発表資料のダイジェスト版(PDF)を一般公開しました。(公開終了予定:2020年12月25日17:00)。
Published by 支部:西日本 on 14 9月 2020
【関連記事】
【西日本支部】若手研究者賞創設のお知らせと応募のお願い
Published by 支部:関西 on 14 9月 2020
日時 | |
---|---|
開催方法 | 大阪大学銀杏会館3F 阪急電鉄・三和銀行ホールでのオンサイト開催と Zoomによるライブ配信によるハイブリッド開催 |
日時 | 2020年12月4日(金)13:00~17:00 |
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開催方法 | Zoomによるライブ配信 |
Published by 支部:関西 on 14 9月 2020
第72回日本生物工学会大会(2020)中止に伴い、学生の発表と情報交換、討論の場として、学生発表会を開催します。新型コロナウイルスの今後の流行状況によっては、開催方法が変更となる可能性もございます。最新情報は当サイトにアップしていきますので、ご確認いただけますようお願いいたします。
⇒講演要旨集(参加者限定)
※要旨は参加申込者のみ閲覧可能とし、発表会終了後は閉鎖いたします。
12:30 Zoom 入室開始
13:00 開会の辞 藤山 和仁(関西支部長:大阪大学・生物工学国際交流センター)
13:10~14:10 セッション1 座長:岡野 憲司(阪大・生工国際セ)
14:15~15:15 セッション2 座長:尾島 由紘(阪市大院・工)
15:20~16:00 セッション3 座長:三﨑 亮(阪大・生工国際セ)
16:20~17:00 セッション4 座長:堤 浩子 (月桂冠)
17:00 学生 優秀発表表彰・閉会の辞 藤山 和仁
日本生物工学会 関西支部企画委員 古賀 雄一
E-mail: TEL. 06-6879-7443
【事務局】
日本生物工学会関西支部
古賀 雄一(大阪大学)、堤 浩子(月桂冠株式会社)、三﨑 亮(大阪大学)、岡野 憲司(大阪大学)
尾島 由紘(大阪市立大学)、金井 保(京都大学)、原田 和生(大阪大学)
Published by 支部:西日本 on 14 9月 2020
日本生物工学会西日本支部では2020年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程),博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
Published by 若手会 on 14 9月 2020
2020年8月22日(土)に、生物工学若手研究者の集い(若手会)主催で第二回オンラインセミナーを開催いたしました。7月に開催した第一回オンラインセミナーの好評を受けて、参加人数と発表人数の上限を大幅に増やし、100名程度の参加を見込んで企画をいたしました。7月末に開催を決定し、8月中旬までに参加者と研究発表を募集、というタイトなスケジュールながら、最終的には129名の参加登録をいただきました。参加者の内訳は、アカデミア46名、学生72名、企業10名、公的研究機関から1名でした。
第一回と同様、ZOOMを使用したオンラインセミナー形式で、3会場に分散して口頭発表が行われました。全部で26演題の研究発表があり、チャットツールのSlackを使用した質疑応答では大変活発な議論が行われました。当日は大きなトラブルもなく、比較的スムーズな運営がなされていました。
今回は、参加者から優秀な発表を選んで投票してもらい、各セッションから、最終的に9名の優秀発表賞を選出しました(表彰状は後日、受賞者へ郵送される予定です)。
【セッション1】
名古屋大学 木村 和恵
「データ数が制限された品質予測モデルのためのデータ精錬技術開発」
名古屋大学 藤本 瑛代
「細胞接着ペプチドにおける物性リンカーとの組み合わせの網羅検証」
【セッション2】
京都大学 山内 悠至
「機能的セルオミックスのための確率的Cre-lox組換えの精密な制御」
秋田大学 中村 文彦
「Thermotoga maritima由来Encapsulinに結合したリボフラビンの除去と再構成」
三重大学 磯﨑 勇志
「生体膜タンパク質特異的モノクローナル抗体の効率的作製」
【セッション3】
東北大学 伊藤 健太郎
「有機金属構造体内に封入した酵素を用いる電気化学尿タンパクセンサ」
金沢大学 内倉 寛斗
「高温下におけるコリネ型細菌の糖消費の促進機構と新規タンパク質合成の必要性」
筑波大学 高野 力
「Development of a screening method for acid-tolerant bacteria capable of metal removal」
秋田大学 横田 早希
「ゴム粒子タンパク質の発現による 酵母脂質代謝への影響」
※ 敬称略
セミナー終了後の記念写真
セミナー終了後のオンライン懇親会では、40名弱の方が参加されました。懇親会では、5~10名程度の小部屋を作り、参加者は各小部屋にランダムに割り振られました。懇親会では初対面の方同士が同じ部屋に集まってしまうということもあり、話題に困ることがないよう、実行委員からお題を提供し、15~20程度の時間内でテーマに沿った内容の議論を行いました。オンラインでの懇親会では、参加者がなかなか交流しづらい面がありますが、司会を立ててテーマに沿ってお話をしてもらうことで、初対面の参加者同士でも交流ができたようです。
セミナー後に実施したアンケートでは、参加者からは概ね良好な反応でした。アンケート結果を踏まえ、指摘いただいた改善点などは、今後のオンラインセミナーの企画に反映したいと考えています。
日本生物工学会若手会では、今後もオンラインセミナーを企画し、若手研究者間の奨励・交流を促進できるよう活動していきます。次回、第三回のオンラインセミナーは、11月の開催を予定しています。
報告:曽宮正晴(大阪大学)
生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー 実行委員:
青木 航(京大・助教)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
石川 聖人(名大・助教)
岡 大椰(名大・D2)
岡橋 伸幸(阪大・准教授)
蟹江 慧(名大・助教)
兒島 孝明(名大・講師)
杉山 亜矢斗(名大・M2)
曽宮 正晴(阪大・助教)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員:実行委員長)
三浦 夏子(阪府大・助教)
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 11 9月 2020
・生物工学若手研究者の集い(若手会)
様々な分野の若手研究者の交流の場の提供を目的として、毎年の夏のセミナー開催などの活動が行われています。当部会の幹事会メンバーはここで出会いました。
夏のセミナーでは当部会との共催企画を何度も開催させていただきました(活動記録を参照)。
・バイオ計測サイエンス研究部会
バイオテクノロジーと分析、計測、データ解析技術開発研究の融合領域に関する活動が行われています。
当部会運営委員からも複数の先生が委員として参加されています。
2019年には講演会を共催しました(リンク)。
・質量分析インフォマティクス研究会
質量分析法研究コミュニティとバイオインフォマティクス研究コミュニティの学際的協力と情報交換の促進を目的として活動が行われています。
当部会運営委員の津川裕司先生が運営に携わっておられます。
・CBI若手の会
情報計算化学生物学会(The Chem-Bio Informatics Society)の若手の会です。
当部会相談窓口の外部アドバイザーを務められておられる江崎剛史先生が運営に携わっておられます。
・macでインフォマティクス
当部会相談窓口の外部アドバイザーを務められておられる上坂一馬先生が運営されています。たいへん参考になります。
・biopapyrus
バイオインフォマティクス、アグリインフォマティクスの記事が豊富に掲載されており、たいへん参考になります。
産業技術総合研究所 人工知能研究センター
堀之内 貴明 問い合わせ先:(1)E-mail, (2)E-mail
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 11 9月 2020
産業技術総合研究所 人工知能研究センター
堀之内 貴明 問い合わせ先:(1)E-mail, (2)E-mail
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 11 9月 2020
本部会の活動がきっかけになった共同研究や、相談窓口への投稿が元になった成果などをとりまとめています。情報は随時更新されます。
・蟹江慧, 百瀬賢吾, 加藤竜司,「動物細胞培養の計測と自動化への取り組み、今後の展望(7章第11節)」実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法, 381-392, (株)技術情報協会 (2023)
・Uchida, S., and Sugino, T. In Silico Identification of Genes Associated with Breast Cancer Progression and Prognosis and Novel Therapeutic Targets. Biomedicines. 10, 2995 (2022)
・Uesaka K., OKa H., Kato R., Kanie K., Kojima T., Tsugawa H., Toda Y., Horinouchi T. Bioinformatics in bioscience and bioengineering: Recent advances, applications, and perspectives, J. Biosci. Bioeng. 134, 363-373 (2022) *Society for Biotechnology, Japan 100th Anniversary Special Issue
・Uchida, S., Kojima, T., and Sugino, T. Frequency and Clinicopathological Characteristics of Patients With KRAS/BRAF Double-Mutant Colorectal Cancer: An In Silico StudyFrequency and Clinicopathological Characteristics of Patients With KRAS/BRAF Double-Mutant Colorectal Cancer: An In Silico Study. Pathol. Oncol. Res. 28, 1610206 (2022)
・Nomura, R., Tsuzuki, S., Kojima, T., Nagasawa, M.,Sato, Y., Uefune, M., Baba, Y. Hayashi, T., Nakano, H., Kato, M., and Shimizu, M. Administration of Aspergillus oryzae suppresses DSS-induced colitis. Food Chem: Mol. Sci. 4, 100063 (2022)
・Ishikawa, M., Kojima, T., and Hori, K. Development of a Biocontained Toluene-Degrading Bacterium for Environmental Protection. Microbiol Spectr. Microbiol Spectr. 9, e0025921 (2021)
・Uchida, S., Kojima, T., and Sugino, T. Clinicopathological Features, Tumor Mutational Burden, and Tumour-Infiltrating Lymphocyte Interplay in ERBB2-Mutated Breast Cancer: In Silico Analysis. Pathol. Oncol. Res. 27, 633243 (2021)
・江崎剛史, 堀之内貴明, 夏目やよい, 野島陽水, 坂根巌, 松井秀俊, 抗菌薬の化学構造と大腸菌の耐性獲得に関する遺伝子発現の相関推定, CBI学会誌, 8(4),37 (2020)
・〇Tsuyoshi Esaki, Takaaki Horinouchi, Yayoi Natsume-Kitatani, Yosui Nojima, Iwao Sakane, Hidetoshi Matsui. Estimation of relationships between chemical substructures and gene expression antibiotic-resistance of bacteria: Adapting canonical correlation analysis for small sample data by gathered features using consensus clustering. CBI学会2020年大会, オンライン開催, 2020年10月30日 (口頭)
・Tsuyoshi Esaki, Takaaki Horinouchi, Yayoi Natsume-Kitatani, Yosui Nojima, Iwao Sakane, Hidetoshi Matsui. Estimation of relationships between chemical substructures and antibiotic resistance-related gene expression in bacteria: Adapting a canonical correlation analysis for small sample data of gathered features using consensus clustering. Chem-Bio Informatics Journal, 20, 58-61 (2020)
・名古屋大学大学院 生命農学研究科 分子生物工学研究室, 名城大学大学院 農学研究科 応用微生物学研究室, 石川県立大学 生物資源研 環境生物工学研究室:醸造微生物、麹菌のもつ食品機能:腸内細菌叢改善と大腸炎緩和作用. 名古屋大学予防早期医療創成センター第9回ワークショップ, 令和2年1月 名古屋
・蟹江慧、玉田正樹、池田友里圭、佐々木寛人、外川文雄、加藤竜司:細胞培養作業の数量的記述および理解のためのデータ解析. 2019年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー, 令和元年7月 高島
・Ohtsuka, H., Kato, T., Sato, T., Shimasaki, T., Kojima, T., and Aiba, H. Leucine depletion extends the lifespans of leucine-auxotrophic fission yeast by inducing Ecl1 family genes via the transcription factor Fil1. Mol. Genet. Genomics. 294, 1499–1509 (2019)
産業技術総合研究所 人工知能研究センター
堀之内 貴明 問い合わせ先:(1)E-mail, (2)E-mail
Published by 部会:非線形バイオシステム on 08 9月 2020
♦座長:中村 史(産総研・バイオメディカル研究部門)
15:10~15:40
「AtaAを作る・AtaAで創るバイオシステム」
…石川 聖人(名古屋大学大学院工学研究科)
15:40~17:00 総合討論
<第三部:活動方針検討会>(非公開)
18:00~20:00
♦進行役:田丸 浩(三重大学大学院・研究部会長)
・今後と次年度研究部会の運営方針
・その他
♦関連記事:生物工学Webシンポジウム2020:(WS10)非線形バイオシステム研究の現状と展望(2020/9/3)
Published by 学会事務局 on 07 9月 2020
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 3(2020年9月号)をScienceDirectで公開しました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 04 9月 2020
生物工学Webシンポジウム2020は、1000名を超えるお申し込みをいただき、盛会のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
第73回日本生物工学会大会は、2021年10月27日(水)~29日(金)に沖縄コンベンションセンターにて開催される予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 31 8月 2020
この度JSTでは、新型コロナウイルスをはじめとする新興感染症への対応に資する新技術シーズ創出に向け、医療分野に留まらない様々な分野の研究者の力を結集した異分野融合研究を推進するため、戦略的創造研究推進事業においてコロナ対策臨時特別プロジェクト(仮)※を立ち上げることとなりました。
※今年度はCRESTの1研究領域として先行的に実施し、令和3年度の予算化を構想しています。
公募に関する情報は下記webページで随時更新しておりますのでご覧ください。
https://www.jst.go.jp/kisoken/boshuu/teian.html
募集内容
スケジュール(予定)
【注】以上のスケジュールは現時点での予定であり、予告無く変更することがありますので、予めご了承ください。
国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略研究推進部[募集専用]
E-mail:
問合せは、必ず上記メールアドレスにお願い致します。
電話番号:03-3512-3530(受付時間:10:00~12:00/13:00~17:00)
※土曜日、日曜日、祝祭日を除く
[電話でご質問いただいた場合でも、電子メールでの対応をお願いすることがあります]
Published by 支部:西日本 on 31 8月 2020
日本生物工学会西日本支部大会2020(第5回講演会)を下記の要領で開催します。岡山理科大学にて開催予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化によっては、WEB開催に切り替える可能性があることをお含みおきください。
11:30~12:30 支部役員会・評議員会
13:00~14:30 授賞式と受賞講演
13:00~
第1回西日本支部若手研究者賞 授賞式と受賞講演
……片岡 尚也(山口大学大学院創成科学研究科)
13:30~
第9回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞講演
……堀尾 京平(広島大学大学院先端物質科学研究科)
14:00~
第52回生物工学奨励賞(江田賞)受賞講演
……伊藤 一成(岡山県工業技術センター)
14:30~15:00
特別講演「科学と文化・成功と幸福について」
…… 髙木 昌宏(日本生物工学会会長・北陸先端科学技術大学院大学)
15:10~17:30 一般講演(発表9分、質疑応答3分、交代時間2分)
※液晶プロジェクターを用いて行います。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参ください。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。
18:00~19:30 意見交換会(学生食堂)
作成後の要旨は、受付メールアドレス宛()に添付ファイルで送信してください。
メールタイトルは「西日本支部大会(第5回講演会)(発信者名)」としてください。
Published by 支部:東日本 on 25 8月 2020
日本生物工学会東日本支部は2016(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。 2020年度は、8月24日(月)に開催された「生物工学フォーラム『情報解析が切り拓く創薬・生物工学研究の新展開」」にて受賞候補者の研究講演会が行われ、 以下の1名が選考されました。
高橋 将人 氏
♦関連記事:
Published by 支部:東日本 on 25 8月 2020
2020年度は、8月24日(月)に開催された「生物工学フォーラム『情報解析が切り拓く創薬・生物工学研究の新展開」」にて受賞候補者の研究講演会が行われ、 以下の1名が選考されました。 (2020/8/24)
高橋 将人(筑波大学)
受賞課題:振盪フラスコ培養中の気相環境の解析と利用
【関連記事】
Published by 学会事務局 on 24 8月 2020
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 22 8月 2020
生物工学会誌 第98巻 第8号
今井 泰彦
「おいしさ」というのは五感で感じる総合的な感覚とされ、さまざまな側面から科学的な研究が行われている。「おいしい」ものを食すると、なぜ幸福を感じるのだろうか。享受できるのは人類だけなのだろうか。日頃、漠然と疑問を感じていたが、先日、人類はどのようにして「おいしさ」を感じる能力を身に付けたか、という大変興味深い番組があったので、ぜひここでご紹介させていただきたい(NHKスペシャル「食の起源」)。
それによると、人類は今まで生き残るために数多くの危機、環境の変化に適合してきたが、食に関しても数々の変化への適合があったらしい。その過程で「おいしさ」に関する3つの特殊能力を手に入れたという。我々の先祖はアフリカで約30万~10万年前に出現した。そして、約6万年前に気候変動により寒冷化が起き、食べ物を求めてアフリカから新天地に移動した。しかし、そこにある食べ物は今までとはまったく種類が異なり、生き残るために色々な物を食べる必要が生じた。その中には苦味を持つ食材もあった。それまでは苦味を持つものは排除すべき食材であったという。それは、植物の葉などに含まれる毒物に苦味を持つものが多かったためで、敏感に苦味を感じとり、これを排除していたらしい。しかし、偶然、苦いが食べても安全な食べものを見つけられ、さらにこれに栄養があったことで、生存のチャンスを高めることができた。そして、苦味のある物を食べるということの積み重ねにより、苦味が次第に積極的に食べたくなる味として認識されるようになり、遂には「おいしい」とまで感じられるようになったという。人類は苦味も「おいしい」と思うことで他の動物にはない独自の味を手に入れ、食べ物の範囲を広げていった。これが第1の特殊能力である。
次に、さらに遡るが、かつて人類の祖先であった哺乳類は夜行性だった。約6600万年前に巨大な隕石が地球に衝突して恐竜が滅んだ後、次第に夜行性から昼間に活動するように生活スタイルを変えていった。その結果、目が発達して顔の骨格が大きく変化、長く突き出ていた鼻が退化して、鼻と口を隔てる骨がなくなり、食べ物の香りが直接鼻に抜けて嗅覚を刺激するようになったという。人間は嗅覚細胞が1000万個もあるが、これに対して味覚細胞は100万個しかなく、食べた際には、舌で感じる味の情報に比べ、桁違いに多くの「におい」の情報が脳に届く。加えて、火による調理を始めたことで、さまざまな香り成分が立ち上るようになり、香りが激しく脳を刺激し、味だけではなく、香りも加えて食べ物の風味を楽しむ能力を手にした。その結果、人類は味をより楽しめるようになり、「おいしさ」に結びつけて記憶するようになった。これが第2の特殊能力。この結果、おいしそうな香りによって過剰な食欲をかき立てられるようになったという。
そして、最後に、味覚も嗅覚も上回る第3の特殊能力を身に付けたことで、異次元の「おいしさ」感覚を得られるようになった。それは「共感・共有」する能力。人類はアフリカから出て旅をする間に、次第に前頭葉(腹内側前頭前野)が発達して、他の人と「共感」するという劇的な能力を身に付けることができた。その結果、今までは自分の経験で食べる価値があるかどうかを判断していたのが、たとえば「仲間が新しい食材を見つけておいしそうに食べている」という姿を見ると、これに「共感」して、自分も食べてみようという好奇心が芽生えるようになったという。仲間が食べているものは自分も食べる価値があるものと判断して「おいしさ」を共有するようになった。この仲間との「共感能力」の結果、人類はさらに生き延びるチャンスを高めることができるようになった。自分の好みだけではなく、自分と違う味覚を持った仲間と食べ物を「共有」していく、味の楽しさ、「おいしさ」を共有するという第3の特殊能力を身に付けたことで、人類は連帯感が深まり、生き抜くことができたと考えられているという。
さて、現在、世界中で感染拡大している新型コロナウイルスは人類史上、最悪のウイルスと言われている。一昔前ならば、発生した国や地域の風土病で済んだかも知れないし、さらにもっと昔だったら、固有の生物の中だけに閉じ込められていたものだったかも知れない。グローバル化が進んだ故に、あっと言う間に世界中に感染が拡大してしまった。まさにパンドラの箱を開けてしまったのである。しかし、いまこそ科学者が正確な情報を提供し、一人ひとりが行動に責任を持って、進んで協力することが必要である。一つの地域、一つの国で回復しても意味はなく、世界中で回復してはじめて終息する。コロナから身を守るのは、人類の持つ共感・共有能力を働かせた「連帯感」である。大切な人のために、三密を避け、外出を自粛して、一体となって危機を乗り越えることが必要である。
人類は今までに幾度となく苦難に出会い克服してきた。我々が身に付けてきた「おいしい記憶」をたどることが、コロナへの特効薬となるはずである。
著者紹介 公益財団法人 野田産業科学研究所(専務理事)
Published by 学会事務局 on 17 8月 2020
Published by 若手会 on 12 8月 2020
生物工学Webシンポジウムが2020年9月2日(水)~ 9月3日(木)の日程で開催されます。それに合わせて、若手会総会・交流会(Webミキサー)を下記の通りを行います。
Webミキサーではオンラインで皆様が気軽に話したり、交流できるようなコンテンツを考えておりますので、皆様ぜひ奮ってご参加ください。
【日時】 2020年9月3日(木)18:00~20:00
【場所】 オンライン開催
【参加費】 無料 (事前登録締切:2020年8月28日(金)17時)
【申込方法】こちらの申し込みフォームよりお申し込みください。(事前登録の受付は終了しました。)