生物工学が拓く未培養微生物 (微生物ダークマター) の未来
- オーガナイザー:堀之内 貴明 (産総研)・青柳 秀紀 (筑波大)
- 日時:2022年10月20日 (木) 16:00~18:00
- 場所:C会場
【趣旨】従来の微生物培養法では自然界の微生物の1%程度しか培養ができていない。微生物機能の解明や実利用を考えた場合、残された99%の未培養微生物 (Microbial dark matter) の探索、分離・単離、培養、解析、保存、利用に関する技術開発が必須である。本シンポジウムでは、オミクス計測や実験自動化などによる大規模データの取得とAIやデータサイエンスによる活用など、今後の生物工学分野のキーテクノロジーを駆使した未培養微生物の開拓に関わる様々な分野の研究者の成果を紹介し、将来の展望について討論する。
共催:未培養微生物 (微生物ダークマター) 資源工学研究部会・バイオインフォマティクス相談部会
協賛:損傷菌研究会 後援:公益財団法人発酵研究所 (2021年度学会・研究部会助成)
プログラム
- 16:00 はじめに ………堀之内 貴明
座長:堀之内 貴明
- 16:03 (4C07-01)
複合的極限環境に生きる微生物の生存戦略から紐解く極限微生物の遺伝資源の潜在性
……○鈴木 志野 (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)
- 16:28 (4C07-02)
生物種間ネットワークと微生物叢動態分析で難培養生物に挑む
……○東樹 宏和 (京大・生態研)
座長:青柳 秀紀
- 16:53 (4C07-03)
未知の微生物を”培養”して新たな生物機能を探る -未利用微生物遺伝子資源開拓と利活用に向けて-
……○玉木 秀幸 (産総研・生物プロセス)
- 17:18 (4C07-04)
有用抗生物質探索源としての線虫マイクロバイオームの利用
……○今井 優1,2 (1信州大・先鋭領域融合研究群バイオメディカル研, 2ノースイースタン大・抗生物質発見セ)
座長:堀之内 貴明,青柳 秀紀
- 17:43 パネルディスカッション
- 17:58 おわりに ………青柳 秀紀