日時: 2010年10月28日(木)9:00~11:30
場所: ワールドコンベンションセンターサミット4階 多目的会場

「若き研究者への期待」 


辻井 薫(つじい かおる)
元・花王(株)研究所 & 元・北海道大学電子科学研究所

産・官・学の全ての研究機関を経験した演者から、若手研究者に対する期待と要望をお伝えしたい。具体的には次の項目についてお話しする。

  1. 自己紹介
    私とは何者かを知って頂くために、花王(産)、海洋研究開発機構(官)、北大(学)での研究や転勤のこと等について簡単に紹介する。
     
  2.  私におけるオリジナリティの源泉
    私は、自分の研究生活を通して、研究におけるオリジナリティの源泉は、・異なる分野の融合、・Serendipity、・誰もやっていない分野への挑戦の三つだと思っている。私自身が行ってきた研究を例にとって説明する。
     
  3.  企業研究者に要望されること
     ・企業研究の特徴、・面接官は何を見ているのか、・学士/修士/博士とは?
     
  4.  若き研究者へのメッセージ
    • 必要なこと: ・研究スキルを身につける、 ・広く勉強する、・オリジナリティを発揮する。
    • 決してやってはいけないこと: ・青い鳥を追うこと、・出来ない理由を先に考えること。
    • 最も大事なこと: 意欲/情熱/感動/夢。

 

若手研究者はマインドマップでキャリアチェンジできる!
            ~自分を「見える化」してキャリアチェンジに生かす


山本 伸
 (やまもと しん)
NPO法人サイエンス・コミュニケーション 理事 

高度職業人としてのポスドク・博士号取得者の活躍の場は、アカデミアだけでなく企業、あるいは科学館・博物館や特許事務所、証券会社、経営コンサルタントなど近年、大きく幅が広がっています。 一方、実際にキャリアチェンジをするとなれば、自分を取り巻く思考や人間関係、環境など「人生」を見直す、あるいは5年後や10 年後の自分の「人生」を綿密に想像した上で準備が必要です。しかしながら、そのような時間的・気分的余裕はほとんどないのが若手研究者の実情ではないでしょうか。

当セミナーでは研究者が、多忙な合間に脳内をリフレッシュし、これからの人生で自分は何をしたいのか、どのようなキャリアパスを構築していくのかを効率的に分析する方法として「マインドマップ」の活用法と事例を解説します。

我々が開発したマップは、自分自身の思考や人生哲学、夢や希望を短時間で頭の中から引っ張り出し、たった1 枚のシートの中に自らの手で描くことで想像力を最大限に高める「ビジュアライゼーション」が誰にでも行えるように設計されています。

また、見える化した自分は今後どうしたらよいか。キャリア構築に向けた行動計画を短時間で具体的にプラニングする「全脳思考」というフレームワークも合わせてご紹介します。

当日参加される方は、色鉛筆ORカラーペン(6色以上)を持参して下さい。