iPS細胞の発明に代表されるように生物学の基礎的な部分の進捗は目覚ましいものがありますが、生物学の知見を人間社会や地球環境に還元するための生物工学の役割は益々大きくなってきています。その中、第66回日本生物工学会大会は、平成26年9月9日(火)~11日(木)、札幌市で開催されます。大会初日夕方の懇親会(ロイトン札幌)以外は札幌コンベンションセンターで行います。

大会の中心である一般講演(ポスター発表)は3日間とも午後最初の2時間としましたが、展示と休憩場所を含めた一会場にまとめました。広い会場をできるだけ楽にお回り頂き、ゆったりと議論していただけるように、スペースやレイアウトを工夫したいと考えています。多くの若い方の発表を期待し、総数約700の講演枠を準備しています。

シンポジウムは4会場で並行して開催されます。「社会・産業界への貢献、産学連携の推進」、「国際交流、国際展開の推進」、「新研究分野の開拓、若手会員の育成」をキーワードとした一般提案と学会本部提案を合せて、「バイオプロダクション・バイオマス」、「微生物・天然物」、「醸造」、「動植物・人工生命体」、「新方法・人材育成」などの同じテーマが同じ時間に極力重ならないようにプログラムを組みました。

会員外の多くの方々にも日本生物工学会に注目し参加していただくために、大会の特徴を紹介した小冊子を作成し、報道機関などへ配布することも考えています。

雪まつりで有名な大通り公園へも会場最寄りの駅から地下鉄で6分です。例年この時期の特に朝夕さわやかな札幌もお楽しみ頂きたいと思います。昼休みにはランチョンセミナーも開催しますが、会場から徒歩数分でショッピングセンターもあります。大会実行委員一同、円滑で活気のある学会運営を行うよう全力を挙げて準備を進めて参りますので、皆さま奮ってご参加下さいますよう、心からお願いを申し上げます。

平成26年3月
第66回日本生物工学会大会実行委員会
実行委員長 髙木 睦
(北海道大学大学院工学研究院)