データ駆動型研究が導く未培養微生物 (微生物ダークマター) の開拓と展望
- オーガナイザー:青柳 秀紀 (筑波大),堀之内 貴明 (産総研)
- 日時:2023年9月5日 (火) 9:00~11:00
- 場所:E会場 ES総合館・ESホール
【趣旨】自然界の微生物の99%以上は培養化されておらず、未利用のまま存在している。これらの解明や利活用ができれば、医薬、環境、発酵、食品など様々な分野で多大な貢献が可能であり、今後の生物工学分野の発展の鍵といえる。近年の大規模計測や情報解析技術の革新は、これまでの仮説検証型の研究スタイルに加え、新たにデータ駆動型の研究スタイルを可能としており、未培養微生物 (Microbial dark matter) 分野は新たな局面を迎えている。本シンポジウムでは、大規模計測とデータサイエンスを基盤としたデータ駆動型研究による未培養微生物の開拓や機能解明に取り組む気鋭の研究者を学会内外より招聘し、研究成果の紹介と将来の展望を議論する。
プログラム
- 9:00 はじめに ……堀之内 貴明
座長:堀之内 貴明
- 9:03 (3S-Ea01)
データ駆動型アプローチによるダークマター微生物解析
……○岩崎 渉1,2,3,4,5 (1東大院・新領域, 2東大院・理, 3東大・大海研, 4東大・定量研, 5東大・微生物イノベ連携研)
- 9:28 (3S-Ea02)
マイクロバイオーム研究を先導するハブとなる統合データベースMicrobiome Datahubの開発
……○森 宙史 (遺伝研)
座長:青柳秀紀
- 9:53 (3S-Ea03)
廃水処理微生物群の生態と機能をメタゲノム情報から解き明かす
……○成廣 隆 (産総研・生物プロセス)
- 10:18 (3S-Ea04)
バイオレメディエーションにおける未培養微生物の活用
……○高畑 陽 (大成建設)
座長:堀之内 貴明・青柳 秀紀
- 10:43 パネルディスカッション