第70回日本生物工学会大会は、平成30年9月5日(水)から7日(金)の3日間、大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで開催いたします。初日の5日は、午前9時より各賞の授賞式、受賞講演を行い、午後6時からキャンパス内の100周年記念会館で懇親会を開催いたします。一般講演は5日の午後から7日の午前までを予定しており、7日の午後には2部制でシンポジウムを開催いたします。

一般講演については、ここ5年はポスター発表が続きましたが、本大会では口頭発表形式で開催しますので、発表者は各自のノートパソコンをご持参下さい。特に注目に値する演題をプログラム編集委員会で選定し、トピックス集として公開するとともに、報道各社、協賛その他の企業に広く周知します。さらに、トピックス集の中から「トピックス賞」を何件か選定し、表彰する予定です。

シンポジウムは、本部企画3件(うち1件は7日の午前に開催)、公募企画18件の計21件を開催します。伝統的な発酵技術から次世代の分野横断的技術まで、基本を振り返るものから産業応用まで、アップストリームからダウンストリームまで、様々な切り口のシンポジウムを開催いたします。また、これとは別に、ランチョンセミナーでは、研究開発を活発に行っておられる企業様の製品・機器に関する最新情報をご提供いただく予定です。

昨年の第69回大会では、「企業人から若い世代への産の心と技術の継承」と「従来の枠にとらわれないものづくりの異分野交流」を目的としたイブニングセッションが好評でした。本大会ではこれを受けて、6日の午後5時から、生物工学若手研究者の集いが毎年開催している総会・交流会に、関西支部若手企画委員で企画した「ものづくり交流サロン」を合体させたイベントを開催します。企業や公的研究機関から、中堅と若手の2名のプレゼンターをお呼びし、自社技術やそのこだわりをポスターでアピールしていただき、若い世代の学生・研究者が社会人と交流し、議論する場を提供いたします。

一般講演・シンポジウム会場は隣接する2つの建物に集約されており、最寄りの阪急電車千里線「関大前」駅からはエスカレーターも整備されています。千里山キャンパス周辺は14軒ものラーメン店がひしめくラーメン激戦区としても知られていますので、お試しください。

関西支部委員を中心に、近畿圏の会員有志で大会を円滑に運営すべく、準備を進めていますので、是非とも本大会へのご出席をお願いいたします。

 

平成30年3月
第70回日本生物工学会大会
実行委員長 片倉 啓雄
(関西大学化学生命工学部)