第69回日本生物工学会大会では、初日の9月11日(月)午後、授賞式、受賞講演の後に続いて、公開シンポジウムを開催いたします。公開シンポジウムは、大会参加を申し込まれていない方もご聴講いただけます。

※入場無料、予約不要。

日時:2017年9月11日(月)  16:00~17:30
場所:早稲田大学大隈記念講堂 W会場(大講堂)(〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1-104)
⇒早稲田キャンパスマップ外部リンク

プログラム:

  • 16:00~16:40 「宇宙,人,夢をつなぐ」
    …山崎 直子(宇宙飛行士・女子美術大学客員教授・立命館大学客員教授)
     
  • 16:45~17:30 「イノベーションと課題大国日本」
    …濵口 道成(国立研究開発法人 科学技術振興機構 理事長)

 

講演の概要、講師の略歴

♦「宇宙,人,夢をつなぐ」
山崎 直子(宇宙飛行士・女子美術大学客員教授・立命館大学客員教授)

【講演概要】山崎先生
スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)の組立補給ミッションに従事した体験をもとに、訓練の様子、宇宙での実験やミッションの様子をご紹介します。また、現在、日本ロケット協会「宙女」委員長を務めている観点から、多様性あるチームワークに関してもご紹介したいと思います。

【プロフィール】
千葉県松戸市生まれ。1999年国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年認定。2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙へ。ISS組立補給ミッションSTS-131に従事した。2011年8月JAXA退職。内閣府宇宙政策委員会委員、日本宇宙少年団(YAC)アドバイザー、日本ロケット協会理事・「宙女」委員長、ふたばの教育復興応援団などを務める。

   
♦「イノベーションと課題大国日本」
濵口 道成(国立研究開発法人 科学技術振興機構 理事長・
     文部科学省科学技術・学術審議会 会長・名古屋大学名誉教授)

【講演概要】濵口 道成
科学技術白書に「科学技術により社会経済にイノベーションを起こす国へ」と掲げられているように、我が国の科学技術行政において、イノベーションの推進は最も重要な課題である。また国際的にみても、イノベーションの推進は先進国共通の課題となっている。他方、我国の現況を見ると、少子高齢化、増大する財政赤字、年々低下する国際競争力等、イノベーションの推進を阻害する要因が山積している。本講演では、我が国の科学技術、知財等の競争力についてJSTの分析を紹介し、課題解決の道を議論したい。

【プロフィール】
三重県伊勢市生まれ。1975年名古屋大学医学部医学科卒業、1980年同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)、同大学医学部附属癌研究施設助手、米国ロックフェラー大学研究員を経て1993年名古屋大学医学部附属病態制御研究施設 教授。その後、アイソトープ総合センター分館長、医学研究科附属病態制御研究施設 研究施設長、医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター 教授、医学系研究科 副研究科長、医学系研究科附属医学教育研究支援センター センター長を歴任。2005年国立大学法人名古屋大学大学院医学系研究科長・医学部長、2009年総長。