オーガナイザー:荒川 賢治(広島大)・大利 徹(北大)

日時:9月29日(木)13:30~15:30
場所:ANAクラウンプラザホテル富山 3階 E会場

趣旨:土壌微生物として知られる放線菌は、抗生物質などの有用二次代謝産物を生産し、そのゲノム上には1菌株あたり30種類以上の二次代謝生合成クラスター(設計 図)が見いだされる。しかし、そのうち通常培養で生産される化合物は1-2割程度あり、二次代謝生産能に興味が持たれる。本シンポジウムでは微生物の生物 機能に注目し、生合成酵素を利用した高機能化合物生産、遺伝子発現制御を基軸にした休眠二次代謝の覚醒技術に焦点を当て、生物工学や代謝工学を駆使した 「ものつくり」の研究成果および将来展望について議論する。

プログラム

  • 13:30  はじめに……荒川 賢治

座長:荒川 賢治

  • 13:35 (2S-Ep01)
    抗生物質の濃度依存的現象「抗生物質ホルミシス」の理解と応用
    ……○保坂 毅 (信州大・バイオメディカル研)
     
  • 13:57 (2S-Ep02)
    Application of advanced NMR techniques for analysis of actinobacterial metabolism
    ……○Dana Ulanova, Masashi Tsuda (Dept. Mar. Resour. Sci., Fac. Agric. Mar. Sci., Kochi Univ.)
     
  • 14:19 (2S-Ep03)
    多価不飽和脂肪酸合成酵素の機能解析
    ……林 祥平1, ○佐藤 康治2, 氏原 哲朗3, 大利 徹2 (1北大院・総合化学,2北大院・工,3協和発酵バイオ)

     

座長:大利 徹

  • 14:41 (2S-Ep04)
    物質生産を志向した未利用遺伝子の発掘と宿主の改変
    ……○鮒 信学 (静県大・食栄)
     
  • 15:03 (2S-Ep05)
    放線菌二次代謝生合成・制御系の合理的改変による休眠二次代謝の発掘
    ……○荒川 賢治 (広島大院・先端物質)
     
  • 15:25  おわりに……大利 徹