シンポジウム「植物代謝工学研究最前線~新産業創出に向けて~」
最終更新日:2017.01.16
オーガナイザー: 村中 俊哉(阪大)・岡澤 敦司(大阪府大)・田口 悟朗(信州大)
日時:9月29日(木)9:00~11:00
場所:富山国際会議場 2階 B会場 (特別会議室)
趣旨:植物由来の生理活性物質は、現在および将来において健康、医療に大きな役割を果たすと考えられるが、資源の枯渇、名古屋議定書を盾とした資源の囲い込みなど により、これらの安定かつ持続的な供給には深刻な問題が存在している。一方、オミクス科学、合成生物学、ゲノム編集技術などの急速な進展により、植物有用物質の代謝工学研究が新たな局面を迎えている。本シンポジウムでは、植物有用生理活性物質生産の産業化に向けた植物代謝工学の研究の最前線について報告す るとともに、今後の本産業分野の潮流を展望する。
共催:農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(発展融合ステージ)「高度機能分化した植物組織培養による有用サポニン生産技術開発」、次世代植物バイオ研究部会
プログラム
- 9:00 はじめに……村中 俊哉
座長:田口 悟朗
- 9:05 (2S-Ba01)
テルペノイドの代謝多様性と遺伝子ディスカバリー
……○關 光, 福島 エリ オデット, 村中 俊哉 (阪大院・工)
- 9:25 (2S-Ba02)
植物代謝研究に役立つ相関ネットワーク解析(金平糖解析)
……萬年 一斗1, 尾形 善之2, ○鈴木 秀幸1 (1(公財)かずさDNA研・バイオ研究開発,2大阪府大・生命環境)
座長:岡澤 敦司
- 9:45 (2S-Ba03)
高増殖するタケ培養細胞の物質生産への応用可能性:合理的代謝フロースイッチングによるタケ懸濁細胞のヒドロキシ桂皮酸アミド生合成経路の改変
……野村 泰治1, 荻田 信二郎1,2, ○加藤 康夫1 (1富山県大・生工研セ,2県大広島・生命科学)
- 10:05 (2S-Ba04)
高度機能分化した植物組織培養の物質生産への活用 -可能性と課題-
……○大西 昇, 大川 博志, 間宮 幹士 (キリン・基盤研)
座長:村中 俊哉
- 10:30 (2S-Ba05)
植物と微生物:イソキノリンアルカロイド生産の展望
……○佐藤 文彦 (京大院・生命)
- 10:55 おわりに……村中 俊哉