創立90周年記念 特別講演『「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復宇宙旅行,その7年の歩み』
創立記念90周年を記念して第64回日本生物工学会大会の初日(10月23日)に、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎先生による特別講演『「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復宇宙旅行』が開催されます。
「はやぶさ」プロジェクトのメンバーは限られた予算の中で地球から3億キロはなれた全長わずか500メートルの小惑星イトカワに到達し、着陸し、その土の粒子を採取し、帰還するという人類初の偉業を成し遂げました。そのプロジェクトのリーダーとして7年間、幾多のトラブルに立ち向かった川口先生から研究者の皆さんに強いメッセージを送っていただきます。
川口先生のご講演は、23日午後、受賞講演の後に続いて開催されます。記念祝賀会の前の時間帯ですので是非ご参加ください。
日時: 2012年10月23日(火) 15:40~17:10
会場: 神戸国際会議場 メインホール
講師: 川口 淳一郎(独立行政法人宇宙航空研究開発機構 シニアフェロー,宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 教授)
【経歴】
宇宙工学者、工学博士。1978年 京都大学工学部卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程を修了し、旧文部省宇宙科学研究所に助手として着任、2000年に教授に就任。
2007年4月から2011年9月まで、月惑星探査プログラムグループ プログラムディレクタ (JSPEC/JAXA)、1996年から2011年9月まで、「はやぶさ」プロジェクトマネージャを務める。
現在、独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA) 宇宙飛翔工学研究系教授、2011年8月より、シニアフェローを務める。
ハレー彗星探査機「さきがけ」、工学実験衛星「ひてん」、火星探査機「のぞみ」などのミッションに携わり、小惑星探査機「はやぶさ」では、プロジェクトマネージャを務めている。
はやぶさのパンフレット等は、宇宙航空研究開発機構の以下のサイトよりダウンロードできます。
⇒http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html