独立行政法人 科学技術振興機構 
【事業紹介】グリーンイノベーション文部科学省研究開発戦略
 9月28日(水)J会場(10:00-11:00) 

独立行政法人 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発 (ALCA)  
戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発ALCA
Advanced Low Carbon Technology Research and Development Program  

  • 10:00-10:30
    「バイオテクノロジーによるグリーンイノベーションへの貢献-ALCAへの参画を期待して」
    …先端的低炭素化技術開発 バイオテクノロジー領域 副運営総括 
      近藤 昭彦(神戸大学教授 総合バイオリファイナリーセンター長)

    地球温暖化、気候変動などの地球規模課題解決のためには低炭素社会の実現が人類にとって最重要課題となっています。バイオテクノロジーの幅広い領域、特にゲノム、バイオインフォマティクス、オミックス、システム生物学、合成生物学、分子育種などの新たな時代を切り開く先端的な研究手法を駆使・発展させて、生物(植物、微生物、昆虫、その他)や生体分子群を利用し、低炭素化に向けた、革新的なCO2固定や、エネルギー・次世代燃料・物質生産等を実現することを目指した意欲的な研究が期待されています。ゲームチェンジングな挑戦的研究や、全く新しいアプローチを作り出していくために、学際的な研究も期待されています。「グリーンイノベーション」に貢献するバイオ研究についてご紹介するとともに、学会関係者のALCAへの参画を期待します。
     
  • 10:30-11:00
    「先端的低炭素化技術開発(ALCA)事業紹介」
    保坂 真一(科学技術振興機構 イノベーション推進本部 研究プロジェクト推進部 低炭素研究)

    「グリーンイノベーション」創出に寄与し、中長期(2030~2050年)にわたり継続的、着実に温室効果ガス排出量を大幅に削減できる技術を創出する(いわゆる緩和策)という大きな課題解決のためには、将来の見通しがついた技術展開による研究開発だけでは不十分であり、2030年頃に温室効果ガスの大幅な削減に寄与する研究開発成果を得ることが不可欠です。このような時代の要請に応えるべく、平成22年度から開始された先端的低炭素化技術開発(Advanced Low Carbon Technology Research and Development Program: 略称ALCA)の制度をご紹介します。新原理探求とその応用などのチャレンジングな研究開発による、ブレークスルーの実現や既存の概念を大転換する『ゲームチェンジング・テクノロジー』の創出を目指す挑戦的な研究者の参画を期待します。