Published by 若手会 on 11 8月 2020

【研究部会】「生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー」締め切り延長のお知らせ

生物工学若手研究者の集い(若手会)では、2020年8月22日(土)開催予定の第二回オンラインセミナーの演題登録の締切を8月18日(火)23:59まで延長しました 。⇒詳しくはこちら

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Published by 部会:バイオ計測サイエンス on 11 8月 2020

【研究部会】バイオ計測サイエンス研究部会2020 シンポジウム~次世代のバイオ計測はこれだ!!~

次世代のバイオ計測、未来のバイオ計測、さらには、やってみたい・出来たら理想的なバイオ計測、についてバイオ計測をリードしている若手研究者にご講演頂き、参加者で今後のバイオ計測の方向性を議論します。バイオ計測にご興味がある皆様の参加をお待ちしています。

日時:2020 年8月24日(月)13:30~17:00

開催形式:オンライン

開催案内はこちらpdf

登録方法:下記URL またはQR コードから登録

https://forms.gle/JZQiicGpvF1caNFr7

QR_division_bio_analysis_sympo

プログラム

  • 13:00 
    はじめに……内山 進(大阪大学 大学院工学研究科)
     
  • 13:10 
    機能的セル・オミックスによる個体レベルの生命現象の理解
    ……青木 航(京都大学 大学院農学研究科)
     
  • 13:40
    未知代謝物の計測と同定
    ……岡橋伸幸(大阪大学 大学院情報科学研究科)
     
  • 14:10 
    次世代のメタボローム計測
    ……和泉 自泰(九州大学 生体防御医学研究所)
     
  • 14:40 休憩
     
  • 15:00 
    コロニーの指紋認証~バイオイメージインフォマティクスに基づく微生物の菌種判別法の開発と展望~
    ……前田義昌(東京農工大学 大学院工学研究院)
     
  • 15:30
    動物細胞培養の計測と自動化への取り組み~細胞培養を『はかる』~
    ……蟹江 慧 (名古屋大学 大学院創薬科学研究科)
     
  • 16:00
    細胞創製時代のバイオ計測
    ……河原 正浩(医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバント研究センター)
     
  • 16:30 討議……松田史生(大阪大学 大学院情報科学研究科)

 

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Published by 支部:西日本 on 07 8月 2020

【西日本支部】第1回日本生物工学会 西日本支部若手研究者賞 受賞者決定

日本生物工学会西日本支部若手研究者賞の第1回受賞者が決定いたしました。

  • 第1回日本生物工学会西日本支部若手研究者賞受賞者
    片岡 尚也 (山口大学大学院創成科学研究科)
    「合成生物学的手法による有用物質の効率的生産に関する研究」
     

♦関連記事:【西日本支部】若手研究者賞創設のお知らせと応募のお願い

 

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Published by 若手会 on 27 7月 2020

【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー ~WEBでの研究発表の重要性を考える~

2020年7月18日(土)に、生物工学若手研究者の集い(若手会)の有志メンバーが中心となって、初のオンラインセミナーを開催いたしました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、石川県で開催予定だった若手会夏のセミナーが延期となり、若手会のメンバーの間でも「学会が軒並み中止や延期になっている状態なので、若手会が主体となって、学生の研究発表や、若手研究者間の交流の場を設けるべきでは?」という声が上がり、オンラインでのセミナーの開催の可能性を検討してきました。

オンラインセミナーの開催日が決定したのが6月末、本番の3週間前という事で、かなりバタバタな準備期間となりましたが、会場の確保などが必要ないオンライン開催だからこそ、今回のセミナーが実現できたのだと思います。

今回は初めての試みという事もあり、参加者を30名程度に限定して、ZOOMを使用したオンラインセミナーを開催することにしました。発表者はセミナーの実行委員から6名、各自発表15分+質疑応答5分という形式で行いました。当日までに、34名の登録があり、内訳は学生8名、アカデミア19名、企業から7名、となりました。発表者と発表タイトルは、以下の通りです。

 

  1. 岡 大椰(名大):種々の転写因子解析手法と配列環境情報による転写因子結合メカニズムへの多面的アプローチ
  2. 杉山 亜矢斗(名大):中皮再生シートの開発のための細胞選択的接着研究
  3. 蟹江 慧(名大):細胞培養計測・実験自動化の取り組みに関して
  4. 曽宮 正晴(阪大):ナノ粒子を認識する細胞膜受容体の探索
  5. 三浦 夏子(阪府大):微生物用低酸素培養系スケールダウンの取り組み
  6. 堀之内 貴明(理研):コロナによって変わった研究生活のあり方

 

生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー -岡 大椰(名大):種々の転写因子解析手法と配列環境情報による転写因子結合メカニズムへの多面的アプローチ生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー - 杉山 亜矢斗(名大):中皮再生シートの開発のための細胞選択的接着研究 生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー - 蟹江 慧(名大):細胞培養計測・実験自動化の取り組みに関して 生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー - 曽宮 正晴(阪大):ナノ粒子を認識する細胞膜受容体の探索 生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー - 三浦 夏子(阪府大):微生物用低酸素培養系スケールダウンの取り組み 生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー - 堀之内 貴明(理研):コロナによって変わった研究生活のあり方

今回は準備期間の短さもあり、発表者は全てセミナー実行委員からの選出となりましたが、いずれもレベルの高い研究発表で、質疑応答は常に活発でした。今回のセミナーでは、オンライン会議ツールのZOOMと、チャットツールのSlackを併用し、発表中にSlackで参加者からの質問を受け付ける形式としましたが、参加者からは鋭い質問が続々と集まり、非常に活発な議論が交わされました。質疑応答の時間内で全ての質問に回答できなくても、発表後にSlack上で個別に議論が出来たため、非常に便利でした。

セミナー後のアンケートでは、参加者から概ね良好な反応を得ることができました。特に、「普段の学会は仕事や家庭の都合で参加できないが、オンラインだからこそ参加できた」という意見も頂き、オンラインでのセミナー開催の意義や可能性を感じました。

次回、第二回のオンラインセミナーは、8/22に開催される予定です。第二回では、参加者を大幅に増やし、毎年の夏のセミナーに負けないくらい賑やかな会にしようと、鋭意企画中です。急な日程にも関わらずご参集いただきました、参加者の方々に感謝申し上げます。

 

生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー 実行委員:
青木 航(京大・助教)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
岡 大椰(名大・D2)
岡橋 伸幸(阪大・准教授)
蟹江 慧(名大・助教)
兒島 孝明(名大・講師)
杉山 亜矢斗(名大・M2)
曽宮 正晴(阪大・助教)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員:実行委員長)
三浦 夏子(阪府大・助教)

 

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♦関連記事:【研究部会】生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー ~WEBでの研究発表の重要性を考える~

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Published by 支部:北日本 on 27 7月 2020

北日本支部-2020年度事業

主催行事 

北日本支部学生精励賞 2020年度受賞者

  • 内山剛志 「耐塩性植物の創製を目指したNa+輸送体HKT1の機能解析」
  • 小林歩夢 「藍藻のNa+/H+アンチポーターと超硫黄分子による光環境応答機構の解明」
  • 佐藤奏音 「イオンチャネル阻害剤による気孔運動メカニズムの解明

 

これまでの活動

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Published by 学会事務局 on 27 7月 2020

生物工学Webシンポジウム2020 – よくある質問と回答(FAQ)

1 参加手続について

2 双方向通信ついて


1 参加手続について

Q1-1. 生物工学会のWebシンポジウムを研究室の学生(学会には未加入)に聴講してもらおうと思っているのですが、正会員が紹介できる非会員の人数に制限はありますか。

A. Zoom上の収容人数を1会場あたり300名まで設定できますので、今のところ、正会員が紹介できる非会員の人数制限は設定しておりません。実行委員会では、できるだけ多くの皆様に聴講していただければと願っております。

なお、紹介者となられる先生方におかれましては、監督者として参加者のルール遵守の徹底(*1)をご指導いただけますと大変助かります。


*1 実行委員会から参加者の皆様に向けて、発表内容の不正使用禁止に関する次のようなアナウンスをしております(URL例: https://www.sbj.or.jp/event/web-sympo_2020.html

  • シンポジウムの発表に関する著作権は発表者に帰属します。発表の全部または 一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。オンラインでの学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします。
  • The copyright of the presentations belongs to the presenters. Recording, modification, reuse, and re-distribution of all or part of the presentations are strictly prohibited. For security reasons, do not use the online translation services. We request you to comply with the rules for the sound development of the Society’s online activities.
     

Q1-2. 弊所において本シンポジウムに多数の職員が自身のPCから一斉に参加すると、人数分のWeb会議対応PCの準備が難しく、また、多量のトラフィックが発生し通信状態が悪化するリスクがあります。そこで、所内会議室(A、B及びC会場分の計3か所)に職員を集めて参加することで解決したいと考えております。シンポジウムは、代表者のみの参加手続で差し支えないでしょうか?

A. 回線の都合等で会議室等において複数の方がご参加される場合は、代表者の方にご登録いただき、おおよその参加人数とその旨備考欄にご記入ください。

Q1-3. 1名の参加者がA、B及びC会場の全てに同時に参加することは可能でしょうか。

A. 1名の参加者がA、B及びC会場の全てに出入りすることは可能です。できるだけ多くの皆様にできるだけ多くのシンポジウムを聴講していただければ幸いです。

Q1-4. 賛助会員の参加人数に制限はあるのでしょうか?

A. 賛助会員番号で登録できるのは一名様に限らせていただいております。ただし、代表者が登録し、1台のPCを接続してそれを会議室で投影して複数の方がご覧いただくことは可能です。

2 双方向通信ついて

Q2-1. シンポジウムでの質疑はどのような方法で行われますでしょうか。

A. 質疑応答は、参加者がZoom機能の「手をあげ」を利用して挙手し、座長が指名し、マイクとビデオを介して質疑応答を行います。
 

Q2-2. Web懇親会及び若手会Webミキサーにおける双方通信はどのような管理でしょう?

A. 現在、検討中ですが、主催者の挨拶、全員で乾杯の後、いくつかの小部屋に分かれるような形をイメージしております。当学会の若手会に、準備を兼ねて飲み会を行ってもらう予定です。詳細が決まりましたらHP等でご連絡する予定です。

 

⇒生物工学Webシンポジウム2020開催案内はこちら

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Published by 支部:九州 on 27 7月 2020

[開催中止]【九州支部】第27回 九州支部 大分大会(2020)">[開催中止]【九州支部】第27回 九州支部 大分大会(2020)

第27回 九州支部 大分大会の開催中止について

2020年12月5日(土)別府大学において開催を予定しておりました九州支部大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、会場となる別府大学の施設使用許可が得られなくなったため、中止いたします。ご準備いただいた先生方、参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

2020年9月16日
公益社団法人日本生物工学会 九州支部長 外山博英

【日時】2020年12月5日(土)9:30~19:30(予定)
【場所】別府大学(大分県別府市北石垣82)⇒アクセス

<演題募集>

  • 講演申込み要領:こちらの参加登録フォームよりお申し込みください。九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。フォームには以下の内容を記入してください。
  1. 講演題名
  2. 発表者:氏名(ふりがな)、所属略称(連名の場合は講演者氏名の前に○印)
  3. 連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、Tel、Fax、E-mailアドレス
  4. 学生賞審査希望の有無

【学生賞】学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)と承諾を得た指導教員名を明記してください。

(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。なお、PCを持参できない場合は、その旨をあらかじめお知らせください。

    • 申込み締切日:2020年10月2日(金)
       
    • 申込み先:参加登録フォーム(https://forms.gle/PtMPTFAc2tR1a3R3A)
      (担当)陶山 明子  E-mail:

    フォームを確認後、確認のメールと講演要旨集執筆要領を併せてお送りします。

    • 講演要旨締切日:2020年11月6日(金)必着
       
    • 参加費:一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む)
          ※当日受付にてお支払いください。
       
    • ミキサー:2020年12月5日(土)17:30~19:30
           別府大学 学生食堂「和」(参加費無料)
       
    • 問合せ先:
      〒874-8501 大分県別府市北石垣82
      別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科    
      日本生物工学会九州支部 大分大会実行委員長 藤原 秀彦
      E-mail:

     

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    Published by 学会事務局 on 23 7月 2020

    【随縁随意】科学者にとってのwell-being-片倉 啓雄

    生物工学会誌 第98巻 第7号
    片倉 啓雄

    Well-beingということばをご存知でしょうか。直訳すれば「よく存在する(生きる)こと」ですが、福利、幸福と訳されることが多いようです。ここでは、もっとも身近に感じられる「幸せ」と訳すことにします。

    1998年にアメリカの心理学会の会長に就任したMartin Seligmanは、well-beingを科学として研究するポジティブ心理学を提唱し、その成果は世界に広く浸透しつつあります。それによると、well-beingは測定可能であり、Positive emotion、Engagement、Relationship、Meaning、Achievementの5つの要素からなるといいます。また、高い幸福度を得るにはMeaningが必須であることが科学的に検証できています。学生や社会人に、あなたが「幸せだ」と感じた状況のベストスリーは、と問うと、美味しいものを食べた、楽しい時を過ごした、ぐっすり寝た、などPositive emotion に分類されるものが圧倒的に多くなります(表1)。論文が受理された、ポジションを得た、合格した、優勝した、などの何かを達成する幸せ(Achievement)、パートナー・肉親・友人・知人と良い関係を保てる幸せ(Relationship)、時を忘れるほど趣味や仕事に没頭できる幸せ(Engagement)がそれに続きます。しかし、以下に例示するMeaningに相当するものをあげる人はごくわずかしかいません。人に感謝された、誰かの役に立てた・必要とされたことなどがMeaningであり、学生の場合だと、チームに貢献できた、ボランティアや文化祭の企画に感謝された、塾のアルバイトで「先生!成績が上がったよ」と言われた、などが、社会人の場合だと、自分の仕事が世に出た、自分の仕事・話が人の役に立った、家族に感謝された、部下の成長を見ることができた、などが具体例としてあげられます。つまり、Meaningとは、価値を認めるものに貢献する幸せ、ということができます。

    ところで、研究・開発とは、まだ誰も知らないこと/できないことを解明/解決することであり、私たち研究者・技術者はこれを生業にしています。では、私たちにとってのwell-beingにはどのようなものがあるでしょうか。特に、もっとも重要なMeaningにはどんなものがあるでしょうか。「価値を認めるもの」は人さまざまですが、一つの見方を紹介したいと思います。

    工学にはさまざまな定義があり、工学における教育プログラムに関する検討委員会は「数学と自然科学を基礎とし、ときには人文社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問」と定義しています。また、筆者は、担当している技術者倫理の講義で、工学を「安全性・経済性・利便性のよりよいバランスを実現する学問」と定義し、「安全性が最優先であるが、ものづくりにおいてはこれらのバランスが重要である」と説いています。これらの定義には何れも「安全」というキーワードが含まれており、安全・安心・健康・福利は、誰もが「価値を認めるもの」と言えるでしょう。

    私たち研究者・技術者は、楽しく過ごすPositive emotionはもちろん、研究・開発に没頭するEngagement、同僚・共同研究者・学生・取引先とのRelationship、製品化した・論文が書けた・ポジションを得たなどのAchievementを得ることができます。表1.「幸せ」と感じるベストスリー(%)これらに加えて、私たち研究者・技術者は一般の人たちに比べてMeaningを得る機会に恵まれていることにお気づきでしょうか。自分の強みを活かして誰もが価値を認める安全・安心・健康・福利に貢献することができるからです。成果を論文化したり製品化したりすることだけで満足せず、自分の経験・知識・スキルで何に貢献できるかを考えてみませんか?そうすれば、皆さんの幸福度は間違いなく高まるはずです。筆者のMeaning?それは本稿によって皆さんの気づきに貢献できることです。


    著者紹介 関西大学化学生命工学部(教授)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 23 7月 2020

    生物工学会誌 – 98巻7号

    ►生物工学会誌Top

     

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    Published by 若手会 on 21 7月 2020

    【研究部会】生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー

    盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら

    生物工学若手研究者の集い(若手会)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2020年7月に開催予定であった若手夏のセミナーを1年延期することにいたしました。現在、若手夏のセミナーや大会だけではなく他学会を含め、全国的に学術集会の中止や延期、Web開催による代替が行われており、今後この傾向は続くと思われます。

    若手会では、若手研究者間の交流や、研究発表の場を作っていく必要があると考え、7月18日(土)に小規模のオンラインセミナーを行いました。運営上の心配もありましたが、特に大きな問題もなく、予想以上に盛り上がった会となりました。

    これを受けて、8月22日(土)に第2回目のオンラインセミナーを開催することに致しました。
    今回は発表者を多く募り、オンラインで口頭発表を行う予定です。
    また、セミナー終了後17:30より、オンライン形式の懇親会も企画しております。
     

    開催概要

    • 日時:2020年8月22日(土) 14-17時(予定)
    • 会場:Zoomによるオンライン方式
         ※ urlは参加登録後に直接ご連絡致します。
    • 発表形式:スライドを使用した口頭発表(発表10分,質疑3分)
    • 定員:100名(発表者数・予定)
    • 参加費:無料
    • 懇親会:17:30〜オンライン形式の懇親会を行う予定です。
    • 参加登録方法:下記のリンクから、Googleフォームでお申し込み下さい。

      (A) 参加登録フォーム(締切:8月18(火))>>こちら

      (B) 演題登録フォーム(締切:8月11日(火)8月18日23:59まで延長しました)>>こちら

      ※参加のみの方は,(A)参加登録フォームのみご登録下さい。
      ※発表を行う方は,(A)参加登録フォームと(B)演題登録フォームの両方にご登録下さい。

    なお、プログラムや当日の案内は8/20中に皆様にメールでお知らせします。

     

    生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー 実行委員(五十音順)

    青木 航(京大・助教)
    油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
    石川 聖人(名大・助教)
    岡 大椰(名大・D2)
    岡橋 伸幸(阪大・准教授)
    蟹江 慧(名大・助教)
    兒島 孝明(名大・講師)
    杉山 亜矢斗(名大・M2)
    曽宮 正晴(阪大・助教)
    中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
    馬場 保徳(石川県立大・講師)
    堀之内 貴明(理研・研究員:実行委員長)
    三浦 夏子(阪府大・助教)

    実行委員募集中です。実行委員として加わりたい方は下記までご連絡下さい。

    • 連絡先:堀之内 貴明(理研・研究員:実行委員長)E-mail

    ⇒生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ

    Published by 支部:東日本 on 17 7月 2020

    【東日本支部】生物工学フォーラム「情報解析が切り拓く創薬・生物工学研究の新展開」

    今年度の「生物工学フォーラム」は、第1部では、「情報解析が切り拓く創薬・生物工学研究の新展開」と題し、当該分野のフロントランナーとして活躍されている若手研究者4名にご講演いただきます。

    第2部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。

    日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

    日時2020年8月24日(月)13:00~
    場所Online 開催
    プログラム第1部 「情報解析が切り拓く創薬・生物工学研究の新展開」
     
    • 13:00~13:05
      開会の挨拶……大河内 美奈 (東工大)
       
    • 13:05~13:35
      「ゲノムビッグデータと多分野共同研究による疾患原因遺伝子の探索」
      …中杤 昌弘(名古屋大学 医学部 保健学科)
       
    • 13:35~14:05
      「構造計算による抗原結合小型タンパク質デザインと創薬研究」
      …門之園 哲哉(東京工業大学 生命理工学院)
       
    • 14:05~14:15 休憩
       
    • 14:15~14:45
      「薬のタネを探すインフォマティクス技術」
      …大上 雅史(東京工業大学 情報理工学院)
       
    • 14:45~15:15
      「1細胞ゲノミクスによるデータ駆動型の生物工学研究」
      …細川 正人(bitBiome (株)、早稲田大学)
       
    • 15:15~15:30 休憩

    第2部 「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」

    15:30~16:10…講演1
    16:15~16:55…講演2
    17:00~17:40…講演3
     

    • 17:40~17:45
      閉会の挨拶……青柳 秀紀 (筑波大)
    参加費【フォーラム】
    会員(含: 所属先が賛助会員の方): 無料
    学生: 無料
    一般(非会員): 2,000円(税込)
    (懇親会は開催致しません)
    事前登録締切2020年8月19日(水)17:00 ⇒ 8月23日(日)延長しました
    ※Onlineでの開催ですので、必ず事前登録をお願い致します。
    申込方法こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TEL)を明記してお申込みください。
    お申し込み頂いた方に、シンポジウムに参加するためのURLをご連絡させていただきます。

    一般(非会員)の方は、8月20日(木)までに、下記の口座に参加費(2,000円)をお振込みください。

    ♦ゆうちょ銀行
    記号10120 番号93418411
    (他行からは店番018 口座番号9341841)

    期日までに入金が確認できない場合は、当日の会議参加をお断りする可能性がございます。
    申込・
    問合せ先
    日本生物工学会 東日本支部
    支部長: 青柳 秀紀(筑波大)E-mail
    担当幹事:
    大河内 美奈 (東工大)E-mail
    田中 祐圭 (東工大)E-mail

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    Published by 学会事務局 on 16 7月 2020

    【本部】生物工学Webシンポジウム2020:
    プログラム公開、および参加申込み受付開始のお知らせ

    生物工学Webシンポジウム2020のプログラムを公開しました。⇒詳しくはこちら
    シンポジウムはweb会議システムZoomにより行います。参加はセキュリティの観点から事前登録制とします。
    参加を希望される方はこちらのフォームより参加登録を行ってください。

    申し込みに関する注意点

    • シンポジウムの発表に関する著作権は発表者に帰属します。発表の全部または一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。オンラインでの学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします。
    • 正会員、学生会員の方は、会員番号を入力して参加登録を行ってください。
    • 非会員の方は、正会員の紹介を必要とします。
    • 賛助会員番号で正会員でない方1名の参加を受け付けいたします。その他の賛助会員の方は、非会員としてお申し込みください。Dで始まる団体会員番号での申し込みは受け付けておりません。
    • 参加費は無料です。
       

    ►よくある質問と回答(FAQ)

    Published by 学会事務局 on 15 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム

    シンポジウムプログラム(PDF)のダウンロードはこちら

    以下の日程表のリンクをクリックして各シンポジウムの趣旨およびプログラムをご覧ください。

    2020年9月2日(水) 

    開催時間シンポジウム課題オーガナイザー
    13:00~15:00【本部企画】
    WS1)日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるかくわしくはこちら
     
    安原 貴臣(アサヒビール)
    髙木 忍(合同酒精)
    岡 賀根雄(サントリーホールディングス)
    今井 泰彦(野田産研)
    15:30~17:30WS2)ボトムアップ生物工学くわしくはこちら本田 孝祐(阪大)
    石川 聖人(名大)
    WS3)植物によるバイオ生産フロンティアくわしくはこちら岡澤 敦司(阪府大)
    村中 俊哉(阪大)
    田口 悟朗(信州大)
    WS4)バイオ分析と合成生物学の接点を求めてくわしくはこちら上田 宏(東工大)
    座古 保(愛媛大)
    神谷 典穂(九大)

    2020年9月3日(木)

    開催時間シンポジウム課題オーガナイザー
    10:00~12:00WS5)細菌ベシクルと合成リポソームが紡ぐ膜小胞研究のフロンティアくわしくはこちら田代 陽介(静岡大)
    尾島 由紘(阪市大)    
    WS6)高分子材料と動物細胞培養の融合研究~Material Scienceによる細胞挙動制御~くわしくはこちら蟹江 慧(名大)
    岩井 良輔(岡山理大)
    堀江 正信(京大)
    WS7)酵母細胞内における最大の貯蔵庫「液胞」が果たす機能の多様性とその応用展開についてくわしくはこちら金井 宗良(酒類総研)
    水沼 正樹(広島大)
    渡辺 大輔(京大)
    13:00~15:00WS8)健康長寿社会実現のkey臓器・骨格筋を取り巻く研究潮流と培養・評価技術の寄与くわしくはこちら長森 英二(大阪工大)
    井藤 彰(名大)
    清水 一憲(名大)
    《国際シンポジウム》
    WS9)アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開くわしくはこちら
    古賀 雄一(阪大)
    金井 保(京大)
    WS10)非線形バイオシステム研究の現状と展望くわしくはこちら田丸 浩(三重大)
    梅津 光央(東北大)
    15:30~17:30WS11)理学・工学分野から若手主導で考える酵母研究の未来くわしくはこちら三浦 夏子(阪府大)
    堀之内 貴明(理研)
    WS12)あなたの研究、世に出しませんか~基礎研究⇔事業化を互いの視点から考える~くわしくはこちら圍 彰吾(白鶴酒造)
    岡野 憲司(阪大)
    WS13)未来型養殖のためのバイオテクノロジープラットフォームの構築くわしくはこちら堀 克敏(名大)

    ⇒生物工学Webシンポジウム開催案内はこちら

    Published by 学会事務局 on 15 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS13)未来型養殖のためのバイオテクノロジープラットフォームの構築

    • オーガナイザー:堀 克敏(名大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)15:30~17:30 会場:C

    【趣旨】 動物性蛋白質としての魚介類の需要が増加する一方で、乱獲による水産資源の枯渇が問題になる中、養殖に期待が集まっている。しかし、天然資源に頼る飼料や抗生物質投与など、従来型の養殖にも問題がある。本シンポジウムでは、抗生物質に頼らない魚病対策、非天然資源飼料の開発、バイオマスの飼料・エネルギー利用、ゲノム編集による育種、生物学的水質浄化技術など、低環境負荷の持続的な未来型養殖のための生物工学プラットフォームについて発信、議論、展望する。

    プログラム*

    • 15:30 はじめに …… 堀 克敏(名古屋大学 大学院工学研究科)

    座長:堀 克敏

    • 15:35 (WS13-C01)
      ゲノム編集技術の海水魚養殖への応用と産業化への展開 
      …… ○家戸 敬太郎(近畿大学 水産研究所)

    座長:田丸 浩

    • 16:00 (WS13-C02)
      シングルセルゲノム解析が変革する海洋微生物研究
      …… ○細川 正人1,2 (1bitBiome株式会社,2早稲田大学 規範科学総合研究所)
       
    • 16:20 (WS13-C03)
      魚類表皮プロバイオティクス技術の創生
      …… ○堀 克敏(名古屋大学 大学院工学研究科)
       
    • 16:40 休憩

    座長:堀 克敏

    • 16:45 (WS13-C04)
      国内サケマス養殖の現状と展望
      …… ○小堀 彰彦(全国養鱒振興協会)
       
    • 17:05 (WS13-C05)
      未来社会の食料増産を目指したナマズ養殖の取組み
      …… ○田丸 浩(三重大学 大学院生物資源学研究科)

     

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    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS12)あなたの研究、世に出しませんか~基礎研究⇔事業化を互いの視点から考える~

    • オーガナイザー:圍 彰吾(白鶴酒造)・岡野 憲司(阪大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)15:30~17:30 会場:B

    【趣旨】 大学や研究機関、企業のいずれの研究開発においても、事業化を通じた研究成果の社会還元が最終目的の一つと言える。しかしながら大学の研究においては、基礎研究の成果を事業へ応用する機会が常にあるとは言えず、逆に企業は事業化へ繋がる基礎研究を見つけ出せないことがある。そこで我々は基礎研究成果の事業化について、産と官学の双方の視点から考えるきっかけを聴講者の方々に提供することで、少しでもミスマッチを解消し、日本の産官学の相互発展を促したいと考えている。以上の目的から、本シンポジウムでは産と官学の演者の方々に、基礎研究が事業化に繋がった実例について講演していただく。特に、連携のきっかけや事業化への経緯、今後の展望に焦点を当ててもらう。また、組織の垣根を越えた知識・情報共有に基づいたオープンイノベーションを起こすための取り組みについて、メーカーとコンサルタント企業を招いて第三者の視点から講演していただく。

    プログラム*

    • 15:30 はじめに …… 圍 彰吾(白鶴酒造株式会社)

    座長:圍 彰吾

    • 15:32(WS12-B01)
      「腸内細菌の脂肪酸代謝とその産業利用」を学の視点から
      …… 岸野 重信(京都大学 大学院農学研究科)

    • 15:50(WS12-B02)
      「腸内細菌の脂肪酸代謝とその産業利用」を産の視点から
      …… 米島 靖記(Noster株式会社)

    座長:中澤 昌美

    • 16:08(WS12-B03)
      皮膚細菌叢を制御する脂肪酸:公設試における基礎研究と企業支援
      …… 永尾 寿浩(大阪産業技術研究所)
       
    • 16:26(WS12-B04)
      皮膚細菌叢を制御する脂肪酸:新しい化粧品の開発
      …… 杉野 哲造(株式会社桃谷順天館)
       
    • 16:44 休憩

    座長:岡野 憲司

    • 16:49(WS12-B05)
      サントリーにおけるオープンイノベーションの変革と活用
      …… 福山 勝実(サントリーグローバルイノベーションセンター)
       
    • 17:07(WS12-B06)
      バイオ分野におけるオープンイノベーションの動向とパートナーリングの機会
      …… 緒方 清仁(ナインシグマ・アジアパシフィック)

       
    • 17:25 おわりに …… 岡野 憲司(大阪大学 生物工学国際交流センター)
       

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    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS11)理学・工学分野から若手主導で考える酵母研究の未来

    • オーガナイザー:三浦 夏子(阪府大)・堀之内 貴明(理研)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)15:30~17:30 会場:A

    【趣旨】 酵母は生物工学研究における代表的な生物種の一つとして、酒類の醸造のみならず生命科学における基礎的知見の蓄積や物質生産への貢献に至るまで、幅広い領域の進展に貢献してきた。本企画では理学・工学分野の若手酵母研究者が集い、講演と聴衆参加型の議論を通じて各々の視点から多彩な酵母の魅力を伝えるとともに、理学・工学分野における酵母研究の接点と今後の展開を探っていく。聴衆参加型の全体討論を通じて生み出される、新たな「面白い」視点を生物工学分野に活かす原動力とし、若手研究者による新たな酵母研究の潮流が創出されることを願う。

    また、昨今のコロナ流行は、研究活動の中断や学術集会のオンライン化などの影響を与えるにとどまらず、今後の研究活動のあり方そのものを大きく変える可能性が高い。本シンポジウムでは、特にその影響を受ける若手研究者の観点で議論をする好機ととらえている。そこで生物工学若手会との共催企画として「若手主導で考えるポストコロナ研究の未来」と題した事前録画配信を行い、その内容について本セッション総合討論および本セッションの後に開催される若手会ミキサーにて議論したい。

    プログラム*

    • <事前録画配信>(WS11-A01)
      若手主導で考えるポストコロナ研究の未来
      …… 堀之内 貴明(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
    • 15:30
      開会挨拶
      …… 三浦 夏子(大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科)

    座長:三浦 夏子

    • 15:33(WS11-A02)
      細胞間コミュニケーションを介した酵母の生存戦略
      …… 小田 有沙(東京大学 大学院総合文化研究科)
       
    • 15:50(WS11-A03)
      野生の分裂酵母におけるフェロモン多様性と種分化
      …… 清家 泰介(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
       
    • 16:07(WS11-A04)
      脂質非対称性の感知機構から見えてきた細胞膜の新たな役割
      …… 小原 圭介(名古屋大学 大学院理学研究科)

    座長:堀之内 貴明

    • 16:24(WS11-A05)
      代謝酵素群の局在制御を介した代謝調節機構
      …… 三浦 夏子(大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科)
       
    • 16:41(WS11-A06)
      清酒醸造における酵母の共生
      …… 渡辺 大輔(京都大学 大学院農学研究科)
       
    • 16:58(WS11-A07)
      多様な酵母の個性を活かす日本酒醸造(ゲノム・染色体から製品開発まで)
      …… 根来 宏明(月桂冠総合研究所)

       
    • 17:15 総合討論
       

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    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS10)非線形バイオシステム研究の現状と展望

    • オーガナイザー:田丸 浩(三重大)・梅津 光央(東北大) 
       
    • 日時:2020年9月3日(木)13:00~15:00 会場:C

    【趣旨】 生物の機能を多階層に解き明かし、複雑で動的な細胞内装置に対する新たな知見によって、非連続的な創薬・医療分野、エネルギー分野へのバイオテクノロジーの発展が期待されています。空間補足による原子・分子レベルの制御と高効率な構造解析をはじめ、細胞の成り立ちやそれらの集団形成、さらにはその出現メカニズムといった多様性・不均一性がおりなす非線形バイオシステム研究の現状と展望についてご講演頂きます。

    プログラム*

    • 13:00 はじめに …… 田丸 浩(三重大学 大学院生物資源学研究科)

    座長:梅津 光央

    • 13:05(WS10-C01)
      バイオシステムの非線形性について
      …… 髙木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科)
       
    • 13:25(WS10-C02)
      光合成と人工光合成のシステムケミストリー
      …… 中西 周次(大阪大学 太陽エネルギー化学研究センター)
       
    • 13:45 休憩

    座長:田丸 浩

    • 13:50(WS10-C03)
      タンパク質の空間捕捉と機能制御
      …… 藤田 誠(東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻)
       
    • 14:30(WS10-C04)
      細菌集団における細胞不均一性と多様性
      …… 野村 暢彦(筑波大学 生命環境系)

       
    • 14:55 おわりに …… 髙木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科)

     

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    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS9)アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開

    • オーガナイザー:古賀 雄一(阪大)・金井 保(京大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)13:00~15:00 会場:B

    【趣旨】 次世代シーケンスや、IT技術の進展により、微生物資源の価値が見直されつつある。アジア各国で次世代リーダーとして活躍する微生物学分野の研究者を招き、アジア地域の特徴ある微生物資源としてのカルチャーコレクションの動向、国際連携、人材教育についての課題を共有し、生物工学会でできる国際的な活動について考える。

    プログラム*

    • 13:00 
      Opening remarks …… Yuichi Koga (Graduate School of Engineering, Osaka University)

    座長:Tamotsu Kanai

    • 13:03(WS9-B01)
      Research and development of archaea/extremophiles in RIKEN-JCM
      …… Shingo Kato (RIKEN Japan Collection of Microorganisms (JCM))

     

    • 13:23(WS9-B02)
      Vietnam Type Culture Collection (VTCC) and international cooperation on utilization of microbial bioresource (mBRC)
      …… Nguyen Hong Minh (Institute of Microbiology and Biotechnology, Vietnam National University, Hanoi)

    座長:Yuichi Koga

    • 13:43(WS9-B03)
      Surveillance and genotyping of extended-spectrum β-lactamases (ESBL) among members of the family Enterobacteriaceae from different hospitals and environmental samples in the Philippines
      …… Joel C. Cornista (Department of Biology, College of Arts and Sciences, University of the Philippines Manila)
       
    • 14:03(WS9-B04)
      International trends in microbiome research and the role of Biological Resource Center (NBRC)—Development of microbial cocktail—
      …… Takamasa Miura (NITE Biological Resource Center (NBRC))
       
    • 14:23 Break

    座長:Kazuhito Fujiyama

    • 14:28(WS9-B05)
      Systematically investigate the binding behavior of CRISPR-Cas9 system with high-throughput profiling method
      …… Chong Zhang* (Tsinghua University, China) ⇒プロフィール
      *第17回 Young Asian Biotechnologist Prize(2020)受賞者
       
    • 14:43(WS9-B06)
      River water pollution monitoring and assessment using bacterial indicator
      …… Norhayati Ramli* (Universiti Putra Malaysia, Malaysia) ⇒プロフィール
      *第9回 DaSilva Award(2020)受賞者
       
    • 14:58 
      Closing remarks …… Tamotsu Kanai (Graduate School of Engineering, Kyoto University)

     

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS8)健康長寿社会実現のkey臓器・骨格筋を取り巻く研究潮流と培養・評価技術の寄与

    • オーガナイザー: 長森 英二(大阪工大)・井藤 彰(名大)・清水 一憲(名大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)13:00~15:00 会場:A

    【趣旨】 骨格筋は近年、生体における動力源としてだけでなく、生体内代謝の主を担う重要臓器として認識されるようになり、健康長寿社会の実現に向けた予防医療/創薬の魅力的なターゲットとして注目を集める。当学会でも骨格筋細胞を組織化/培養するに留まらず、機能的に評価するシステムが急激に整備され、創薬や機能性食品評価に活用され始めている。培養食肉やバイオアクチュエータなどSDGsに向けた展開も期待される。骨格筋研究の最新の潮流、技術的動向を紹介したい。

    プログラム*

    • 13:00 はじめに …… 長森 英二(大阪工業大学 大学院工学研究科 生命工学科)

    座長:清水 一憲

    • 13:05(WS8-A01)
      骨格筋と健康長寿社会
      …… 金村 尚彦(埼玉県立大学)
       
    • 13:30(WS8-A02)
      iPS細胞由来臓器細胞やorgan-on-a-chipを用いた医薬品安全性評価技術の社会実装へむけた取り組み
      ~骨格筋評価系への期待~
      …… 石田 誠一(崇城大学 生物生命学部)
       
    • 13:55 休憩

    座長:井藤 彰

    • 14:05(WS8-A03)
      収縮する骨格筋細胞を駆使することで明らかとなった新規運動効果
      …… 根建 拓(東洋大学 生命科学部)
       
    • 14:30(WS8-A04)
      骨格筋のin vitro評価系の潮流~2Dから3Dへ、マウス由来からヒト由来へ~
      …… 清水 一憲(名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻 )
       
    • 14:55 おわりに …… 井藤 彰(名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻)

     

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


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    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS6)高分子材料と動物細胞培養の融合研究 ~Material Scienceによる細胞挙動制御~

    • オーガナイザー:蟹江 慧(名大)・岩井 良輔(岡山理大)・堀江 正信(京大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)10:00~12:00 会場:B

    【趣旨】 本シンポジウムでは動物細胞培養と材料科学領域の融合研究に取り組まれている研究者に講演頂き、材料科学の観点から動物細胞挙動の制御をいかにして行うかを議論する。

    プログラム*

    • 10:00 はじめに …… 蟹江 慧(名古屋大学 大学院創薬科学研究科 )

    座長:蟹江 慧

    • 10:05(WS6-B01)
      スマートポリマーを用いた細胞操作
      …… 宇都 甲一郎(物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点)
       
    • 10:27(WS6-B02)
      「細胞と外場」の力学特性と器官原基の自己組織化
      …… 松﨑 賢寿(埼玉大学 大学院理工学研究科 戦略的研究部門)

    座長:佐藤 康史

    • 10:49(WS6-B03)
      荷電高分子で細胞の接着力を制御し凝集化させる
      ~接着細胞の自己凝集化誘導技術の開発と組織工学への応用展開~
      …… 岩井 良輔 (岡山理科大学 フロンティア理工学研究所)

    座長:堀江 正信

    • 11:11(WS6-B04)
      細胞核の応力増幅培養による間葉系幹細胞の活性化
      …… 木戸秋 悟(九州大学 先導物質化学研究所)

    座長:蟹江 慧

    • 11:33(WS6-B05)
      リコンビナント素材を使った細胞凝集体“セルザイク”
      ~MSC細胞移植における効果検証~
      …… 中村 健太郎(富士フイルム株式会社 )
       
    • 11:55 おわりに …… 堀江 正信(京都大学 放射性同位元素総合センター)

     

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    生物工学Webシンポジウム2020:(WS5)細菌ベシクルと合成リポソームが紡ぐ膜小胞研究のフロンティア

    • オーガナイザー:田代 陽介(静岡大)・尾島 由紘(阪市大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)10:00~12:00 会場:A

    【趣旨】 多くの細菌は膜小胞(ベシクル)を形成しており、ワクチン等への応用が期待されている。しかし、生物由来の夾雑物を含んだ微粒子であるがゆえにその形成機構や機能について未知な部分が多く、その応用も発展途上である。一方、生体膜を模倣し合成したリポソームの研究例はこれまでに多く、ドラッグデリバリーシステム・酵素の媒体としての応用や人工細胞の創成に向け研究されてきた。本シンポジウムでは、細菌ベシクル研究者と合成リポソーム研究者が一同に会して最新の研究成果を紹介し、膜小胞の新たな応用の可能性を含めて今後の展望を議論する。

    プログラム*

    • 10:00 はじめに …… 田代 陽介(静岡大学 学術院工学領域)

    座長:尾島 由紘

    • 10:02(WS5-A01)
      細菌ベシクルの複雑性と多機能性:リポソームとは何が違うのか?
      …… 田代 陽介(静岡大学 学術院工学領域)
       
    • 10:15(WS5-A02)
      リポソーム膜におけるミクロ~メゾスケール相分離挙動の評価
      …… 菅 恵嗣(東北大学 大学院工学研究科)
       
    • 10:35(WS5-A03)
      リポソームを用いた人工細胞リアクターの構築と応用
      …… 松浦 友亮(大阪大学 大学院工学研究科)

    座長: 田代 陽介

    • 10:55(WS5-A04)
      大腸菌の外膜小胞高生産株の生産促進機構
      …… 尾島 由紘(大阪市立大学 大学院工学研究科)
       
    • 11:15(WS5-A05)
      グリシンによる細菌メンブレンベシクル産生の誘導とその特性
      …… 平山 悟(新潟大学大学院 医歯学総合研究科)
       
    • 11:35(WS5-A06)
      プロバイオティクスの膜小胞を介した腸内環境制御の可能性
      …… 山崎 思乃(関西大学 化学生命工学部)
       
    • 11:55 おわりに …… 尾島 由紘(大阪市立大学 大学院工学研究科)

     

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    生物工学Webシンポジウム2020:(WS4)バイオ分析と合成生物学の接点を求めて

    • オーガナイザー:上田 宏(東工大)・座古 保(愛媛大)・神谷 典穂(九大)
       
    • 日時:2020年9月2日(水)15:30~17:30 会場:C

    【趣旨】 昨今の生物工学分野においては,あらゆる生物情報の定量的理解を目指す分析的アプローチが著しい進歩を示す一方,得られた情報を単純化し,生物プロセスの本質に迫る合成生物学的アプローチの発展も目覚ましい。本シンポジウムにおいては,このような二つのアプローチの融合から新分野の創出を目指したお仕事をされている演者の方々にお話し頂く。

    プログラム*

    • 15:30 はじめに …… 上田 宏(東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所)

    座長:神谷 典穂

    • 15:33(WS4-C01)
      合成生物学で必要とされるバイオ分析
      …… 花井 泰三(九州大学大学院 農学研究院)

    座長:上田 宏

    • 15:57(WS4-C02)
      高機能化ナノ粒子を用いたバイオ分析
      …… 座古 保(愛媛大学大学院 理工学研究科 環境機能科学専攻)
       
    • 16:17(WS4-C03)
      油中マイクロ水滴でのその場実験操作とタンパク分析法
      …… ○火原 彰秀・福山 真央(東北大学 多元物質科学研究所)

    座長:座古 保

    • 16:41(WS4-C04)
      ゲルマイクロドロップレット(GMD)技術を活用したハイスループット高生産性細胞スクリーニング手法の開発
      …… 津田 宗一郎(株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ)
       
    • 17:05(WS4-C05)
      人工細胞系を用いたデジタル免疫測定への挑戦
      …… ○上田 宏・蘇 九龍(東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所)

       
    • 17:25 おわりに …… 座古 保(愛媛大学大学院 理工学研究科 環境機能科学専攻)

     

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS3)植物によるバイオ生産フロンティア

    • オーガナイザー: 岡澤 敦司(阪府大)・村中 俊哉(阪大)・田口 悟朗(信州大)
       
    • 日時:2020年9月2日(水)15:30~17:30 会場:B

    【趣旨】 COP25が開催され、低炭素社会構築の必要性がこれまで以上に認知されるところとなった。太陽エネルギーを利用し二酸化炭素を固定する植物によるバイオ生産は、低炭素社会における産業基盤となり得る。本シンポジウムでは、ゲノム情報およびゲノム編集技術の加速的な発展によって、スマートセルインダストリーにおける植物の利用に大きな期待がかけられている状況や、植物バイオの実用化事例を紹介し、SDGsの達成に向けた展望を議論する。

    プログラム*

    • 15:30 はじめに …… 村中 俊哉(大阪大学 大学院工学研究科)

    座長:岡澤 敦司

    • 15:35(WS3-B01)
      植物スマートセルインダストリーを実現するゲノム編集技術
      …… 刑部 敬史(徳島大学 大学院社会産業理工学研究部)

    座長:田口 悟朗

    • 16:05(WS3-B02)
      ストリゴラクトン生合成と作物生産への応用
      …… 若林 孝俊(神戸大学 大学院農学研究科)

    座長:村中 俊哉

    • 16:25(WS3-B03)
      安全・安心の医用タンパク質を迅速・安価に患者様へ:
      タバコ一過性発現系による再生医療等製品原料の開発・製造
      …… 結城 雅之(株式会社 UniBio)

    座長:岡澤 敦司

    • 16:55 総合討論

       
    • (WS3-B04)<要旨・資料のみ>
      園芸作物リンドウにおけるゲノム編集技術の適用と展望
      ​…… 西原 昌宏(岩手生物工学研究センター)
       
    • (WS3-B05)<要旨・資料のみ>
      産業応用から見た植物細胞培養技術によるファイトケミカル生産
      …… 多葉田 誉(北海道三井化学株式会社・ライフサイエンスセンター)
       

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムには発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

     

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS2)ボトムアップ生物工学

    • オーガナイザー:本田 孝祐(阪大)・石川 聖人(名大)
       
    • 日時:2020年9月2日(水) 15:30~17:30 会場:A

    【趣旨】 種々の生体分子を組みあわせ、生物機能の一部(究極的にはそのすべて)の再構築を目指すボトムアップ生物学は、生物を「つくって調べる」ユニークな学問分野として広く認知されている。一方、近年では、生体分子群の自由な組みあわせにより、天然には存在しない生物機能を創り出し、これらを物質生産や環境モニタリング等に応用しようという試みも活発化している。本シンポジウムでは、こうした新たな学術・技術体系(ボトムアップ生物工学)の開拓に挑む若手研究者を講師に招き、その最新の成果を紹介いただく。

    プログラム*

    • 15:30 はじめに …… 石川 聖人(名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻)

    座長:石川 聖人

    • 15:35(WS2-A01)
      ボトムアップ配列設計ペプチドによるナノポアの構築
      …… 川野 竜司(東京農工大学 大学院工学研究院 生命機能科学部門)
       
    • 15:57(WS2-A02)
      セルフリーシステムにおける人工リボスイッチの構築
      …… 横林 洋平(沖縄科学技術大学院大学)
       
    • 16:19(WS2-A03)
      光応答性局在分子システムによる細胞操作
      …… 吉井 達之・築地 真也(名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻)

    座長:本田 孝祐

    • 16:41(WS2-A04)
      光駆動タンパク質ロドプシンの分子機能エンジニアリング
      …… 井上 圭一(東京大学 物性研究所)
       
    • 17:03(WS2-A05)
      再構成システムの質的・量的最適化にむけた数理モデル構築
      …… 油谷 幸代(産総研 創薬基盤研究部門 )
       
    • 17:25 おわりに …… 本田 孝祐(大阪大学 生物工学国際交流センター)
       

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS1)日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるか【本部企画】

    • オーガナイザー:安原 貴臣(アサヒビール)・髙木 忍(合同酒精)
              岡 賀根雄(サントリーホールディングス)・今井 泰彦(野田産研)
       
    • 日時:2020年9月2日(水) 13:00~15:00 会場:A

    【趣旨】 生物と社会を結びつける役割の生物工学は、社会的課題の解決において大いに活躍することが期待されている。社会的課題の解決というプロセスは多くの技術開発が生まれる機会であり、これからの産学官連携が力を発揮できる領域のひとつと考えられる。シンポジウムでは我が国が2030年に向けて進めているバイオ戦略を中心に、課題、社会実装、ロードマップなどについて専門家にご講演頂き、課題の認識、そして行動に移すための情報提供を目的とする。

    プログラム

    • 13:00 はじめに …… 今井 泰彦(野田産業科学研究所)

    座長:今井 泰彦

    • 13:02(WS1-A01)
      バイオ戦略の挑戦(バイオ戦略2020)と学会への期待
      …… 服部 正(元・内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)
                              参事官付 (バイオ戦略担当)参事官補佐)
            (現・文部科学省高等教育局専門教育課企画官)

    座長:髙木 忍

    • 13:31(WS1-A02)
      バイオエコノミー社会の実現に向けて
      …… 保田 友晶(経済産業省商務・サービスグループ 生物化学産業課課長補佐)
       

    座長:岡 賀根雄

    • 14:00(WS1-A03)
      産業界による市場領域ロードマップの策定について
      …… 坂元 雄二(JABEX事務局次長)

    座長:安原 貴臣

    • 14:29(WS1-A04)
      社会を豊かにするためのバイオ事業
      …… 藤田 朋宏(ちとせ研究所代表取締役最高経営責任者)
       
    • 14:58 おわりに …… 安原 貴臣(アサヒビール株式会社)

     

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム

    Published by 学会事務局 on 13 7月 2020

    生物工学Webシンポジウム2020:(WS7)酵母細胞内における最大の貯蔵庫「液胞」が果たす機能の多様性とその応用展開について

    • オーガナイザー: 金井 宗良(酒類総研)・水沼 正樹(広島大)・渡辺 大輔(京大)
       
    • 日時:2020年9月3日(木)10:00~12:00 会場:C

    【趣旨】 本シンポジウムでは、酵母における液胞が有する多機能性や機能性成分高蓄積機構に関する最新の研究成果を紹介し、産業への応用を含む今後の展望を議論したい。

    プログラム*

    • 10:00 はじめに …… 金井 宗良(酒類総合研究所)

    座長:水沼 正樹

    • 10:02 (WS7-C01)
      液胞内タンパク質・脂質・リン酸代謝とオートファジー
      …… 堀江(川俣)朋子(東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター)
       
    • 10:26 (WS7-C02)
      液胞膜を介したアミノ酸輸送の分子装置
      …… 関藤 孝之(愛媛大学 大学院農学研究科 生命機能学専攻)
       
    • 10:50 (WS7-C03)
      酵母の環境ストレス耐性における液胞型ATPaseの重要性
      …… 島 純(龍谷大学 農学部)

    座長:渡辺 大輔

    • 11:14 (WS7-C04)
      清酒酵母の液胞における機能性成分高蓄積機構と醸造特性との関係性
      …… 金井 宗良(酒類総合研究所)
       
    • 11:36 (WS7-C05)
      液胞ATPaseの機能に着目したアルコール高発酵性酵母の育種
      …… 中瀬 舞(白鶴酒造株式会社)
       

    ⇒生物工学Webシンポジウム – 日程表・プログラム


    *講演要旨には複数の著者名が記載されているものがありますが、プログラムにはオンラインでの発表者の情報しか掲載していません。また、お一人で複数のご所属をお持ちの方については、そのうちの一つのみを掲載しております。詳細は講演要旨をご覧下さい。

    Published by 若手会 on 06 7月 2020

    【研究部会】生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー ~WEBでの研究発表の重要性を考える~

    盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら

    生物工学若手研究者の集い(若手会)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2020年7月に開催予定であった若手夏のセミナーを1年延期することにいたしました。
    現在、若手夏のセミナーや大会だけではなく他学会を含め、全国的に学術集会の中止や延期、Web開催による代替が行われており、今後この傾向は続くと思われます。

    そこで我々は新たな試みとして、若手研究者を主体とするオンラインセミナーを開催することにいたしました。

    開催概要

    • 日時:2020年7月18日(土) 17:00–19:10
    • 会場:Zoomによるオンライン方式
         ※ urlは参加登録後に直接ご連絡致します。
    • 参加登録:こちら
    • 定員:30名(状況により増枠を検討します)

     

    ♦第一回は実行委員(学生含む)のメンバーによる講演を行います。演題は研究紹介にとどまらず、コロナ下での研究生活のあり方など広い議題を含む予定です。第二回以降は講演者を参加者から広く募集する予定です。

    ♦今回は実験的な試みの側面があります。参加者に楽しんでいただけるよう実行委員一同努力しますが、万が一運営の不手際がございましたらご容赦いただけますと幸いです。

    ♦運営に加わりたい方を募集しております。是非一緒に面白いことをやりましょう!


    プログラム

    各演題、発表15分質疑5分となります。

    17:00–17:05 開会挨拶・諸注意

    17:05–17:25 岡 大椰(名大):種々の転写因子解析手法と配列環境情報による転写因子結合メカニズムへの多面的アプローチ

    17:25–17:45 杉山 亜矢斗(名大):中皮再生シートの開発のための細胞選択的接着研究

    17:45–18:05 蟹江 慧(名大):細胞培養計測・実験自動化の取り組みに関して

    18:05–18:25 曽宮 正晴(阪大):ナノ粒子を認識する細胞膜受容体の探索

    18:25–18:45 三浦 夏子(阪府大):微生物用低酸素培養系スケールダウンの取り組み

    18:45–19:05 堀之内 貴明(理研):コロナによって変わった研究生活のあり方

    19:05–19:10 閉会挨拶

    生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー 実行委員(五十音順)

    青木 航(京大・助教)
    油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
    岡 大椰(名大・D2)
    岡橋 伸幸(阪大・准教授)
    蟹江 慧(名大・助教)
    兒島 孝明(名大・講師)
    杉山 亜矢斗(名大・M2)
    曽宮 正晴(阪大・助教)
    中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
    馬場 保徳(石川県立大・講師)
    堀之内 貴明(理研・研究員:実行委員長)
    三浦 夏子(阪府大・助教)

    実行委員募集中です。実行委員として加わりたい方は下記までご連絡下さい。

    Published by 支部:九州 on 01 7月 2020

    【北日本支部】2020年度シンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」動画配信開始のお知らせ

    日本生物工学会北日本支部では、2020年度シンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」の動画配信を開始しました。本シンポジウムでは、生物工学と情報科学の融合分野で研究を推進する若手研究者の方々に、研究の最前線をご紹介いただきます。参加を希望される方はこちらのページからお申し込みください。

    ⇒北日本支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 30 6月 2020

    【JBB】Vol. 130, No. 2(2020年8月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 2(2020年8月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
      Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

      注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 学会事務局 on 30 6月 2020

    【JBB】2019 Impact Factor 2.366

    Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の2019年のImpact Factorは、2.366で過去最高となりました。英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

    JBB Impact Factor 2019


    2019 Journal Impact Factor, Journal Citation Reports (Clarivate Analytics, 2020)

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2020

    【本部】生物工学Webシンポジウム2020

    盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら

    2020年度の学会授賞式と受賞講演、およびシンポジウムを下記要領で開催します。これらはWebによるオンライン開催となります。日本生物工学会としても初めての試みとなりますが、本年度の受賞講演と、第72回日本生物工学会大会(2020)で企画されていましたシンポジウムのうち13のシンポジウムをWebにて開催します。Web懇親会も予定されています。最新の生物工学の進展をともに共有するまたとない機会と存じます。新しい時代の学会の在り方を占うシンポジウムともなると考えています。

    会員の皆様におかれましては奮ってご参加ください。

    会期

    2020年(令和2年)9月2日(水)・3日(木)
    Webによる開催

    プログラム

    プログラム(PDF)のダウンロードはこちら

    全体スケジュール

    ⇒シンポジウム日程表・プログラム詳細はこちら

     9月2日(水)9月3日(木)
    午前授賞式(9:15~9:55) 
    受賞講演(生物工学奨励賞 (江田賞、斎藤賞、照井賞))(9:30~9:50)
    受賞講演(生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞)(10:00~11:25)Webシンポジウム(10:00~12:00)
     
    休憩(理事会)休憩
    午後Webシンポジウム(13:00~15:00/15:30~17:30)Webシンポジウム(13:00~15:00/15:30~17:30)
    Web懇親会(18:00~)若手会Webミキサー

      授賞式典

      【日時】2020年9月2日(水)9:15~9:55

      9:15~9:20 会長挨拶
      9:20~9:55 各賞授賞式

      受賞講演

      《生物工学賞》
      日時:2020年9月2日(水)10:00~10:35
      「有用微生物酵素の探索とバイオプロセス開発への応用研究」
       …木野 邦器(早稲田大学理工学術院)

      《生物工学功績賞》
      日時:2020年9月2日(水)10:35~11:05
      「生物化学工学分野における動物細胞工学に関する研究」
       …大政 健史(大阪大学大学院工学研究科)

      《生物工学技術賞》
      日時:2020年9月2日(水)11:05~11:25
      「無細胞タンパク質合成系を利用した迅速抗体スクリーニング技術開発とその実用化」
       …加藤 晃代1, 中野 秀雄2, 兒島 孝明2, 永井 里美11iBody株式会社, 2名古屋大学)

      《生物工学奨励賞(江田賞)》
      日時:2020年9月3日(木)9:30~9:50
      「有機酸高生産清酒酵母の遺伝子解析とその応用」
       …根來 宏明(月桂冠株式会社)

      《生物工学奨励賞(斎藤賞)》
      日時:2020年9月3日(木)9:30~9:50
      「機能性バイオ素材の普及・拡大に資する応用微生物学的な基盤研究」
       …森田 友岳(産業技術総合研究所)

      《生物工学奨励賞(照井賞)》
      日時:2020年9月3日(木)9:30~9:50
      「微細加工デバイスを用いた培養骨格筋細胞の機能発現と評価に関する研究」
       …清水 一憲(名古屋大学 大学院工学研究科)

      Webシンポジウム – 課題とオーガナイザー一覧

      • 日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるか【本部企画】
        安原 貴臣(アサヒビール)・髙木 忍(合同酒精)
        岡 賀根雄(サントリーホールディングス)・今井 泰彦(野田産研)
         
      • ボトムアップ生物工学
        本田 孝祐(阪大)・石川 聖人(名大)
         
      • 植物によるバイオ生産フロンティア
        岡澤 敦司(阪府大)・ 村中 俊哉(阪大)・田口 悟朗(信州大)
         
      • バイオ分析と合成生物学の接点を求めて​
        上田 宏(東工大)・座古 保(愛媛大)・神谷 典穂(九大)
         
      • 高分子材料と動物細胞培養の融合研究~Material Scienceによる細胞挙動制御~
        蟹江 慧(名大)・岩井 良輔(岡山理大)・堀江 正信(京大)
         
      • 健康長寿社会実現のkey臓器・骨格筋を取り巻く研究潮流と培養・評価技術の寄与
        長森 英二(大阪工大)・井藤 彰(名大)・清水 一憲(名大)
         
      • 酵母細胞内における最大の貯蔵庫「液胞」が果たす機能の多様性とその応用展開について
        金井 宗良(酒類総研)・水沼 正樹(広島大)・渡辺 大輔(京大)
         
      • 細菌ベシクルと合成リポソームが紡ぐ膜小胞研究のフロンティア
        田代 陽介(静岡大)・尾島 由紘(阪市大)
         
      • アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開《国際シンポジウム》
        古賀 雄一(阪大)・金井 保(京大)
         
      • 非線形バイオシステム研究の現状と展望
        田丸 浩(三重大)・梅津 光央(東北大)
         
      • 理学・工学分野から若手主導で考える酵母研究の未来
        三浦 夏子(阪府大)・ 堀之内 貴明(理研)
         
      • あなたの研究、世に出しませんか~基礎研究⇔事業化を互いの視点から考える~
        圍 彰吾(白鶴酒造)・岡野 憲司(阪大)
         
      • 未来型養殖のためのバイオテクノロジープラットフォームの構築 
        堀 克敏(名大)

      懇親会

      • Web懇親会:2020年9月2日(水)18:00~(お食事や飲み物など、各自、御準備ください。)

        18:00~18:10 高木 昌宏 会長挨拶
        18:10~ 自由懇親会

      簡単な御挨拶のあとは、参加者の皆様で自由に、例えば下に示したようなお好みのグループで懇親を深めていただくことにさせて頂きます。つきましては、参加者の皆様お誘い合わせの上、懇親のグループを自由につくって頂き、あらかじめZoomサイトを立ち上げていただき、自由に懇親を深めて頂きたいと思います。


      ♦ シンポジウム単位でのZoom懇親会
      ♦ ○○大学○○研究室同窓会
      ♦ 研究部会単位でのZoom懇親会
      ♦ ・・・


      なお、懇親会Zoomリンクでは、会長挨拶のあと、引き続き、参加者有志によるWebシンポジウムに関する意見交換会(反省会)が行われる予定です。興味がある方はそちらもご参加下さい。

      申し込み方法

      シンポジウムはweb会議システムZoomにより行います。参加はセキュリティの観点から事前登録制とします。参加ご希望の方は事前に参加登録をお願いします(講演者、座長、およびオーガナイザーも全員参加登録が必要です。詳しくは、こちらのファイルをご参照ください)。

      • 正会員、学生会員の方は、会員番号を入力して参加登録を行ってください。非会員の方は、正会員の紹介を必要とします。
      • 賛助会員番号で正会員でない方1名の参加を受け付けいたします。その他の賛助会員の方は、非会員としてお申し込みください。注)Dで始まる団体会員番号ではお申込みを受け付けておりません。
      • 参加費は無料です。 

      シンポジウムの発表に関する著作権は発表者に帰属します。発表の全部または一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。オンラインでの学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします。

      申し込みはこちらから

      事前登録締切:2020年8月25日(火)17時 ⇒8月28日(金)17時 延長しました】
      事前登録の受付は終了いたしました。

      問合せ先

      お問合せの前によくある質問と回答(FAQ)をお読みください。

      日本生物工学会生物工学Webシンポジウム事務局
      東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻
      中山 亨
      E-mail:

      Published by 学会事務局 on 25 6月 2020

      生物工学Webシンポジウム2020 – 日程表・プログラム

      プログラム(PDF)のダウンロードはこちら

      以下の日程表のリンクをクリックして各シンポジウムの趣旨およびプログラムをご覧ください。

      2020年9月2日(水) 

      開催時間シンポジウム課題オーガナイザー
      13:00~15:00【本部企画】
      WS1)日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるかくわしくはこちら
       
      安原 貴臣(アサヒビール)
      髙木 忍(合同酒精)
      岡 賀根雄(サントリーホールディングス)
      今井 泰彦(野田産研)
      15:30~17:30WS2)ボトムアップ生物工学くわしくはこちら本田 孝祐(阪大)
      石川 聖人(名大)
      WS3)植物によるバイオ生産フロンティアくわしくはこちら岡澤 敦司(阪府大)
      村中 俊哉(阪大)
      田口 悟朗(信州大)
      WS4)バイオ分析と合成生物学の接点を求めてくわしくはこちら上田 宏(東工大)
      座古 保(愛媛大)
      神谷 典穂(九大)

      2020年9月3日(木)

      開催時間シンポジウム課題オーガナイザー
      10:00~12:00WS5)細菌ベシクルと合成リポソームが紡ぐ膜小胞研究のフロンティアくわしくはこちら田代 陽介(静岡大)
      尾島 由紘(阪市大)    
      WS6)高分子材料と動物細胞培養の融合研究~Material Scienceによる細胞挙動制御~くわしくはこちら蟹江 慧(名大)
      岩井 良輔(岡山理大)
      堀江 正信(京大)
      WS7)酵母細胞内における最大の貯蔵庫「液胞」が果たす機能の多様性とその応用展開についてくわしくはこちら金井 宗良(酒類総研)
      水沼 正樹(広島大)
      渡辺 大輔(京大)
      13:00~15:00WS8)健康長寿社会実現のkey臓器・骨格筋を取り巻く研究潮流と培養・評価技術の寄与くわしくはこちら長森 英二(大阪工大)
      井藤 彰(名大)
      清水 一憲(名大)
      《国際シンポジウム》
      WS9)アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開くわしくはこちら
      古賀 雄一(阪大)
      金井 保(京大)
      WS10)非線形バイオシステム研究の現状と展望くわしくはこちら田丸 浩(三重大)
      梅津 光央(東北大)
      15:30~17:30WS11)理学・工学分野から若手主導で考える酵母研究の未来くわしくはこちら三浦 夏子(阪府大)
      堀之内 貴明(理研)
      WS12)あなたの研究、世に出しませんか~基礎研究⇔事業化を互いの視点から考える~くわしくはこちら圍 彰吾(白鶴酒造)
      岡野 憲司(阪大)
      WS13)未来型養殖のためのバイオテクノロジープラットフォームの構築くわしくはこちら堀 克敏(名大)

      ⇒生物工学Webシンポジウム2020開催案内はこちら

      Published by 支部:東日本 on 25 6月 2020

      【東日本支部】2020年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

      2020(令和2)年6月25日
      日本生物工学会 東日本支部長
      青柳 秀紀

      日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

      日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与いたします。

      本年は、2020年8月12日(水)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、8月24日(月)第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。

      多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。

      日程
      1. 応募締切:2020年8月12日(水)中。電子メール受信をもって受付としますが、必ず原本も送付してください。
      2. 第二次選考会:2020年8月24日(月)オンラインにて行います。
      3. 受賞者発表:2020年8月24日(月第二次選考会終了後、受賞選考委員会にて決定、発表いたします。
      応募について

      〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1
      筑波大学 生命環境系 生物機能科学専攻
      細胞機能開発工学研究室 教授 青柳 秀紀
      Tel: 029-853-7212 Fax: 029-853-4605

      電子メール宛先:
      ※メールのタイトルは「日本生物工学会東日本支部長賞推薦」としてください。

      日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程
      日本生物工学会東日本支部長賞受賞対象者について

      日本生物工学会東日本支部長賞は、以下5点全てに該当する者を対象とする

      1. 主たる業績を、本学会大会で発表しているか、JBB誌、若しくは、生物工学会誌に発表している者
      2. 生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した者
      3. 受賞年の12月31日において、年齢が満40歳以下の者
      4. 第二次選考会までに日本生物工学会会員となっている者
      5. 日本生物工学会東日本支部所属の会員である者
      日本生物工学会東日本支部長賞選考方法について
      1. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部委員が務める
      2. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会を構成する
      3. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会委員長は、日本生物工学会東日本支部長が務める
      4. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、日本生物工学会東日本支部長賞を選考する
      5. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、応募者からの書類を審議して、一次選考を行う
      6. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次選考通過者に対して、口頭発表形式の二次選考を行う
      7. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次、二次の選考結果を総合し、日本生物工学会東日本支部長賞対象者を決定できるものとする
      日本生物工学会東日本支部長賞受賞者に対して
      1. 賞状を授与する
      2. 副賞を授与できることとする
      日本生物工学会東日本支部長賞授賞規程の変更について
      1. 本授賞規程の変更は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員の発議に基づき、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会で審議の上、行われるものとする

       

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      Published by 学会事務局 on 24 6月 2020

      【随縁随意】日本のお酒を世界へ-後藤 奈美

      生物工学会誌 第98巻 第6号
      後藤 奈美

      輸出の現状  日本産酒類の輸出は、ここ8年増加を続けています。もっとも輸出額が高いものは清酒で約230億円、以下、ウイスキー、ビールと続き、酒類の合計は660億円(令和元年)を超えました。とはいえ、フランスワインの輸出額は約1兆円と桁違いで、日本が輸入するワインの約1,800億円と比較してもまだまだ低いことが分かります。一部のテレビ番組では、ニューヨークやパリで清酒がブームになっていると紹介されていますが、それはまだ一部での現象で、逆に言えば、大きな伸び代があると言えるでしょう。

      楽しみ方の情報発信  海外で清酒や単式蒸留焼酎のような日本のお酒を楽しんでもらうためには、まず知ってもらうことが大切と思われます。話題を清酒に絞らせていただくと、インターネットなどでの情報発信とともに、海外の展示商談会などで試飲をしてもらったり、清酒の歴史や製造方法を紹介したりすることに加え、清酒と食事のペアリングを紹介することも有効かと感じます。当研究所の味覚センサーを用いた実験では、チーズ(実際は抽出液)の後に清酒をセンサーに浸すと、チーズの後にワインを浸した場合よりもうま味の値が高くなることが示されました。つまり、チーズに清酒を合わせるとチーズのうま味がより引き立ち、一方、チーズにワインを合わせると口中がリフレッシュされて食べ飽きないことを示すと言えます。また、和風の魚料理とワインを合わせると生臭さを感じることがありますが、これは魚に含まれる不飽和脂肪酸にワインに含まれる鉄や亜硫酸が作用して生臭さの成分であるアルデヒドを生じる(この反応は口の中で起こることになります)からと報告されています。一方、清酒と和風の魚料理の相性は抜群で、清酒には鉄分が少なく、亜硫酸もほとんど含まれていないことがその理由と考えられます。

      品質の確保と評価と  清酒を輸出する場合、国内よりも流通に長期間を要し、高温に晒される場合も想定されます。このような条件では、清酒に老香[ひねか、タクワンのような香りのジメチルトリスルフィド(DMTS)が主成分]と呼ばれる一般にあまり好まれない匂いが出てしまうことが知られています。当研究所では老香の発生を抑制する研究にも取り組んでおり、酒造メーカーとの共同研究で開発されたDMTSの前駆体をほとんど作らない清酒酵母の試験販売が始まりました。国内向けはもちろん、輸出される清酒への活用が期待されます。現在のところ、清酒は海外の和食レストランを中心に消費されているようですが、今後その販路を広げていくには、ワインの流通やサービスの力を活用していくことが有効と考えられています。その際に気になるのは、ワインの目線や価値観による紹介や評価になっていくことです。地域によって異なる消費者の嗜好を尊重することは大切ですが、一方でオーセンティックな評価方法も情報発信していきたいと感じます。

      今後に向けて  海外での清酒の消費が増えてくると、クラフトサケと呼ばれるような海外の人による現地生産も増えてくると考えられます。日本の技術を流出させないように、という考え方もありますが、個人的には日本で清酒醸造を学びたいという人に門戸を閉ざさない国でありたい、と感じます。海外の清酒ファンが増えれば、それだけ本場の日本酒(注:日本酒は国内産の米を原料に国内で製造された清酒を指す地理的表示)を楽しみたい、と思う消費者が増えるのではないでしょうか。日本も海外からビールやワイン、ウイスキーの技術を学び、今では海外からも高い評価を得るまでになっています。とはいえ、やはりフランスワインなどは一目置かれる存在です。さらに、清酒醸造を研究しよう、という海外の研究者も出てくるでしょう。海外のクラフトサケのお手本であり続けられるよう、研究開発や技術革新にも努めたいものです。現在、COVID-19の影響で酒類業界は苦境に立たされていますが、この困難を乗り越えた日には、国内はもちろん、世界中の人々に日本のおいしいお酒を楽しんでもらえるよう、当研究所も力を尽くしたいと思います。


      著者紹介 独立行政法人酒類総合研究所(理事長)

      ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

       

      Published by 学会事務局 on 24 6月 2020

      生物工学会誌 – 98巻6号

       

      ►生物工学会誌Top

       

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      Published by 学会事務局 on 11 6月 2020

      【JBB】Vol. 130, No. 1(2020年7月号)オンライン公開

      Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 130, No. 1(2020年7月号)をScienceDirectで公開しました。

      JBB会員用アクセスの利用方法

      日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
      ⇒詳しくはこちら

      • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
        Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

        注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
         
      • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
        Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

          
          

      ►JBBのTopページへ

      Published by 学会事務局 on 11 6月 2020

      Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 130 (2020)

      Vol. 130 (July–December 2020)

      JBB Vol. 130 表紙画像

      Physically-crosslinked chitosan cryogel was prepared by freeze-thawing of a chitosan-gluconic acid conjugate aqueous solution and sterilized by autoclaving. The autoclaved cryogel retained favorable biological properties of the pre-autoclaved cryogel. The photograph shows hematoxylin and eosin -stained cross-sections of the cryogel (red) implanted into mice and the surrounding tissues.

      For more information regarding this work, read the article: Takayuki Takei, So
      Danjo, Shogo Sakoguchi, Sadao Tanaka, Takuma Yoshinaga, Hiroto Nishimata, and Masahiro Yoshida, “Autoclavable physically-crosslinked chitosan cryogel as a wound dressing“, J. Biosci. Bioeng., volume 125, issue 4, pages 490–495 (2018) (Copyright@2020 The Society for Biotechnology, Japan).



      ⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
      ⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

      Published by 部会:培養技術 on 10 6月 2020

      培養技術研究部会

      第8回培養技術研究部会セミナー

      培養技術研究部会では、第8回セミナーとして、タンパク質生産のための組換え大腸菌の作成と培養に焦点を当てた講演と意見交換会を企画しました。以下の予定で開催いたします。

      • 日時: 2024年10月4日(金) 13:30 ~ 17:30 (Zoom開催)

      ⇒詳しくはこちら

      培養技術研究部会代表
      関西大学 化学生命工学部
      片倉 啓雄

      研究概要図pdf

      培養技術はバイオ産業の根幹技術ですが、経験則や口伝えに依存する部分が大きく、産学官の何れにおいてもその伝承が問題になっています。そこで、(1)アップストリーム(スクリーニング、育種、原料調達)からダウンストリーム(分離、精製、廃水処理)まで、培養に関連する技術・理論を正しく理解できるセミナーを開催し、(2)論文や教科書になっていない知識やノウハウをWikipedia形式で文書化して共有し、(3)知財に配慮しつつ、それぞれの組織がかかえる問題を相談・解決できる懇談の場を提供します。

      興味のある方はまずはご連絡ください。

       

      培養技術研究部会 活動紹介

      運営委員

      代表片倉 啓雄(関大・化学生命工)
      幹事青柳 秀紀(筑波大院・生命環境)
      東 雅之(大阪公大・工)
      大政 健史(阪大院・工)
      小西 正朗(北見工業大・工)
      田島 誉久(広島大院・統合生命科学)
      中島田 豊(広島大院・統合生命科学)
      長森 英二(大阪工大・工)
      堀内 淳一(京都工芸繊維大院・工芸科学)
      本田 孝祐(阪大・生物工学国際交流セ)

      これまでの活動

      お問合せ先

      関西大学 化学生命工学部
      片倉 啓雄  E-mail

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      Published by 部会:非線形バイオシステム on 10 6月 2020

      非線形バイオシステム研究部会

      非線形バイオシステム研究部会代表
      東北大学グリーンクロステック研究センター
      田丸 浩

      研究概要図pdf

      本研究部会では、環境(条件)から何らかのシグナルに反応して状態を変える細胞情報を「非線形的」に解析する方法論を議論するとともに、これまで予測不可能であった環境的シグナルに反応する細胞情報をデータベース化することで、将来的な「非平衡パラメーター」として活用することを目指します。さまざまな生命現象の複雑な振る舞いに興味のあるウェット側の研究者から数理モデルなど理論に興味のあるドライ側の研究者まで、生物機能の再構築モデルのための「知識データベース」を共有したいと考える幅広い分野の方々からの積極的な参加を期待しております。

      非線形バイオシステム研究部会 活動紹介

      研究概要図pdf

       

      会員

      田丸 浩
      (東北大・グリーン)
      髙木 昌宏
      (北陸先端大・マテリアル)
      堀 克敏
      (名大・工)
      神谷 典穂
      (九大・工)
      中村 史
      (産総研)
      藤田 聡史
      (産総研)
      梅津 光央
      (東北大・工)
      座古 保
      (愛媛大・理工)
      三宅 淳
      (阪大・基礎工)
      中西 周次
      (阪大・太陽エネセ)
      山口 哲志
      (阪大・産研)
      黒田 章夫
      (広島大・先端物質)
      吉野 知子
      (東京農工大)
      秦 洋二
      (月桂冠)
      大河内 美奈
      (東工大・物質理工)
      田中 祐圭
      (東工大・物質理工)
      黒田 浩一
      (京工繊大・工芸科学)
      岡﨑 文美
      (三重大・生物資源)
      青木 航
      (阪大・工)
      川口 秀夫
      (日揮)
       

      これまでの活動

      お問合せ先

      東北大学グリーンクロステック研究センター
      田丸 浩 
      E-mail: 

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      Published by 部会:バイオインフォマティクス on 05 6月 2020

      【研究部会】バイオインフォマティクス相談部会 自粛期間中のバイオインフォマティクス学習に関するアンケート

      新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言の発令および自粛要請により、各大学、公的機関、企業等において、出勤や登校を伴う実験系研究の実施や継続に多大な影響が生じたことかと存じます。

      バイオインフォマティクスは、勿論その内容にも依存しますが自宅でも作業が可能であることから、自粛要請を機に始められた方も多いかと存じます。研究者自身の勤務や自己研鑽だけでなく、自宅待機する学生さんの学習教材として、また新たなテーマの方向性として検討された方もおられるかと存じます。幸い最近では、無料で使用できる言語やツールとともに、その使い方についての教材がweb上で多く入手可能となってきております。

      そこで、自粛期間中に皆様が取り組んだバイオインフォマティクスに関する学習等の内容、および使用したweb教材等をアンケートという形で取りまとめて共有することにいたしました。興味はあるけど手が出せなかったという方の参考になりますし、今後コロナウイルス感染の第二派到来が起こった際にも活用できるかと存じます。

      本部会は日本生物工学会の公募型研究部会として活動しておりますが、このアンケートおよびその結果は学会内外にかかわらず広く共有することで、その価値をさらに高めることができると考えております。
      是非近隣の皆様にもご回覧いただき、アンケートにお答えいただけますと大変幸いです。

      【アンケートへのご回答はこちら

      【現在までのアンケート回答結果はこちら

       

      ⇒バイオインフォマティクス相談部会ページへ

      Published by 学会事務局 on 03 6月 2020

      【学会賞】2020年度学会賞受賞者決定のお知らせ

      会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2020年5月21日(木)の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。
      授賞式および受賞講演は生物工学Webシンポジウム期間中にオンラインで開催いたします。

      第39回生物工学賞

      木野 邦器(早稲田大学理工学術院)
      「有用微生物酵素の探索とバイオプロセス開発への応用研究」

      第14回生物工学功績賞

      大政 健史(大阪大学大学院工学研究科)
      「生物化学工学分野における動物細胞工学に関する研究」  

      第14回生物工学功労賞

      該当者なし

      第53回生物工学奨励賞(江田賞)

      根來 宏明(月桂冠株式会社)
      「有機酸高生産清酒酵母の遺伝子解析とその応用」

      第56回生物工学奨励賞(斎藤賞)

      森田 友岳(産業技術総合研究所)
      「機能性バイオ素材の普及・拡大に資する応用微生物学的な基盤研究」

      第43回生物工学奨励賞(照井賞)

      清水 一憲(名古屋大学 大学院工学研究科)
      「微細加工デバイスを用いた培養骨格筋細胞の機能発現と評価に関する研究」  

      第29回生物工学技術賞 

      加藤 晃代1*中野 秀雄1,2兒島 孝明2永井 里美1**
      1iBody株式会社,2 名古屋大学,*現,名古屋大学,日本マイクロバイオファーマ株式会社,**元 iBody株式会社)
      「無細胞タンパク質合成系を利用した迅速抗体スクリーニング技術開発とその実用化」

      第17回生物工学アジア若手賞 

      Chong Zhang (Tsinghua University, China)
      “High-throughput genotype-phenotype association study to accelerate understanding of microbes and designing of MCFs”

      第9回生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞)

      Norhayati Ramli (Universiti Putra Malaysia, Malaysia)
      “Development of value-added products process from palm oil waste and monitoring of bacterial indicators for environmental assessment towards sustainable palm oil industry”

      第28回生物工学論文賞

      第9回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)

      • 1)伊藤 健太郎(東北大学 大学院環境科学研究科)  
        「生体物質検出に向けた電気化学センサの高機能化」
         
      • 2)山﨑 美輝(早稲田大学 大学院先進理工学研究科)   
        「生体組織の空間的な遺伝子発現解析に向けた微量RNA抽出法の開発」
         
      • 3)野場 考策(名古屋大学 大学院工学研究科)   
        「グラム陰性細菌の膜蛋白質挿入機構を模倣した人工細胞の創出」
         
      • 4)一瀬 涼(関西大学 大学院理工学研究科)
        「乳酸菌の高密度培養のための好気的流加培養による乳酸生産の抑制」
         
      • 5)堀尾 京平(広島大学 大学院先端物質科学研究科, 現, 広島大学 大学院統合生命科学研究科)   
        「難培養マイクロバイオームからの生理活性物質生合成遺伝子の分離及び物質生産系の構築」
         
      • 6)福永 嵩大(九州大学 大学院生物資源環境科学府)  
        「ピルビン酸含有酸性糖鎖の生物界における分布と生理的役割の解明」

      ⇒学会賞のページへ

      Published by 学会事務局 on 03 6月 2020

      2020年度(第28回)論文賞受賞論文

      *はCorresponding authorを示す。所属は論文掲載時のもの

      ►生物工学論文賞Topへ

      Published by 支部:関西 on 03 6月 2020

      【関西支部】第117回醗酵学懇話会延期のお知らせ

      2020年7月3日(金)に大阪工業大学にて開催予定の第117回醗酵学懇話会につきまして、この度延期することを決定いたしました。

      毎年夏と冬に開催してきた恒例行事ですので、何とか開催できないかこれまで関西支部企画委員を中心に検討してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から延期を決定いたしました。開催時期については、 国内の状況等を鑑みながら決定したいと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息し、皆様が安心して参加できる時期に改めて開催したいと思います。

      参加をご検討して下さった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。

      関西支部企画委員一同

       

      ⇒関西支部Topへ

      Published by 支部:北日本 on 27 5月 2020

      【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」質疑応答ページ<鈴木 机倫先生>

      質疑応答

      Q.ブタジエンの構造が65個というのは、コンフォメーションが65通りという意味ですか?もしそうだとすると、コンフォメーション変化を反応経路と呼ぶのはなぜですか?

      Ans. 本発表では,異性化だけでなく結合の組み替えを伴う構造変化を反応と定義しています. また,異なる構造間を結ぶ経路を反応経路としています.スライドの6ページ目には,C4H6の組成に関する反応経路地図を示しています.その中には,もはや“ブタジエン”ではなくC2 + C2H6などの構造も含まれております.従って,異性化だけでなく結合の組み替え(乖離なども含む)も考慮しているため反応経路と呼んでいます.


      Q.複数の周囲構造を考慮し、係数ωで重みづけするとのことですが、ωの値はどうやって決められるのでしょうか?

      Ans.ωは,N個それぞれの周囲構造のエネルギーを算出し,スライド20ページの(3)式によって求められるます.ここで,N個の周囲構造は反応経路に沿って各点において構造最適化しωを算出しています.従って,反応経路のどの点で最適な周囲構造が変化したかを解析することが可能になります.


      Q.LDHの反応エネルギー解析のところで、閉じた状態では可逆反応になると説明されていたかと思います。閉状態の中で生成物が不安定だったとしても、酵素からリリースされたところで安定化し、その段階が不可逆になるので、トータルでは不可逆になるのではないでしょうか?反応の自由エネルギーの差は基質と生成物だけで決まり、触媒は平衡に達する時間は変化させますが、平衡自体は変えられないのではないでしょうか?

      Ans. 本発表における我々の解析は,生成物の酵素からのリリースまでは検討しておりません. スライド26ページの,閉状態の生成物(cEQ4)からどの程度の反応障壁を伴ってリリースされるかを検討する必要があると思います.一方で,本検討では生成物の安定性は閉状態と開状態で大きく異なっており,この二つの周囲状態が平衡を制御していると考えています.

       

      ►【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」

       

      Published by 支部:北日本 on 27 5月 2020

      【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」

      支部シンポジウムのオンライン開催について

      新型コロナウィルスの発生により被害を受けられている方々、対応に苦労されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。札幌も厳しい状況が続いており、学会・シンポジウム等が開催できない状態です。このような状況の中、皆様の安全を確保しつつ、研究活動を継続するため、本シンポジウムをオンライン開催とすることにいたしました。実施を支援いただいた関係者の皆様、また本企画に賛同いただいた演者の皆様に御礼申し上げます。オンライン開催では、全国の皆様により容易に参加いただけるというメリットがあります。その反面、演者から参加者の存在が見えにくいです。是非積極的に質問・コメントをお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。力を合わせてこの難局を乗り切りましょう!

      支部シンポジウム:情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う

      生物工学分野で幅広く行われている物質生産系や生理活性物質などの研究では、様々な酵素、ペプチドなどの生体分子が登場します。これらの生体分子の構造や機能は、構造生物学、遺伝学、生化学などの手法により解析されますが、「実際のところ、細胞の中で何が起こっているのか」を直接知るのは困難で、間接的な情報を組み合わせて推定されているケースが多いと思います。また、近年オミクスなどのビッグデータの取得が盛んになり、我々の利用できる情報量は格段に増えました。一方で、膨大なデータの中から意味・価値のある情報を抽出することの難しさも認識されています。情報科学分野の技術は、これらの課題に対して強力なツールとなることから、近年非常に注目されています。データベースから有用な情報を抽出する手法、生体分子の構造・機能予測など、重要な技術が種々開発されています。しかし、これらの技術について、十分に知らない・関心はあるがしっかり聴いたことがないという研究者も多いのではないかと思います。そこで本シンポジウムでは、生物工学と情報科学の融合分野で研究を推進する若手研究者の方々に、研究の最前線をご紹介いただきます。本企画がドライ・ウェットの融合研究をお考えの皆さんの一助となれば幸いです。

      開催日時

      講演の動画ファイル・質問に対する答えの掲載期間、コメント・質疑応答の受付期間は以下の通りです。

      2020年 7月1日(水)~ 7月17日(金)
      質問受付期間:7月1日(水)~ 7月15日(水)

      申し込み方法

      以下のリンクから、申込みフォームに必要事項を入力してお申し込みください。参加は無料です。本シンポジウムは、生物工学会の会員でなくても、どなたでもご参加いただけます

      申し込み受け付けは終了しました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

      Eラーニング教材としてご利用の場合

      本シンポジウムを担当の講義の履修生に視聴させる場合、事前に北日本支部シンポジウム担当(松本:)までご相談ください。多くの履修生が一斉にアクセスすると、使用しているサーバーのデータ転送容量を超える可能性があるためです。場合によって、アクセスを分散させる対応をお願いする可能性があります。

      シンポジウムの視聴

      公開終了しました。たくさんのご視聴ありがとうございました。

       

      動画の保存・転用は禁止です!ご理解・ご協力をお願いいたします。

      アクセスが集中するとつながりにくい場合がございます。ご不便をおかけいたしますが、時間を改めてお試し下さい。

       

      プログラム

      開会の挨拶 松本 謙一郎 生物工学会北日本支部副支部長 北海道大学工学研究院 教授

      演題

      1.「配列データマイニングを用いた新規L-アミノ酸酸化酵素群の取得と構造機能解析」
      中野 祥吾 静岡県立大学 食品栄養科学部食品生命科学科 助教

      現在、データベースに登録されているタンパク質配列数は1億 (RefSeq Accession growthより) を超えており、その数はなおも指数関数的に増加し続けている。拡大を続ける配列データ内には、ファインケミカル合成や特定基質の濃度定量を可能とする、産業応用に適した数多くの新規酵素群が未同定のまま登録されている。これらデータベースに埋もれている新規酵素を合理的に選抜できる、配列データマイニング法の開発により、酵素の産業応用を更に加速できると期待される。
       本研究では、スクリーニングにより同定されたL-アルギニン酸化酵素 (AROD) の配列を鋳型とし、独自手法により同定したモチーフ様配列を利用した配列データマイニング法、およびARODホモログ配列を用いたパラログ配列探索を組み合わせることで同定した、新規L-アミノ酸酸化酵素群の取得と構造機能解析について発表する。
       

      2.「分子動力学シミュレーションと機械学習を用いたテトラペプチドの自己組織化能の予測」
      来見田 遥一 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 産総研特別研究員

      ペプチドの自己組織化能を知ることはタンパク質の物性の理解に重要な役割を果たしている。分子動力学シミュレーション(MD)は分子の物性予測に役立つ方法の一つであり、すべての2残基・3残基のアミノ酸からなるペプチドについて自己組織化能がMDによって評価されている。しかし、より長い4残基からなるペプチド(テトラペプチド)は204=16万通りと、とりうる配列が多くすべての予測を行うことは難しい。そこで機械学習を組み合わせることで少数のMDデータで網羅的な予測ができる系を開発した。現在、我々はMDにより予測された数百種類のテトラペプチドの物性を学習データとして、自己組織化能を予測できる機械学習モデルを作成し、16万通りの全てのテトラペプチドの凝集性の評価を行なっている。また、特に自己組織化能の高いペプチドに関しては実験によりその構造や物性について測定し、この MDと機械学習を組み合わせた予測系の有用性を確認した。我々のMDと機械学習を組み合わせた予測法は他の物性評価にも使用可能であり、今後応用が期待される。
       

      3.「転移学習を用いたタンパク質の機能アノテーション予測」
      中村 司 東北大学 大学院情報科学研究科 日本学術振興会特別研究員(PD)

      タンパク質の機能は多種多様であることが知られている。近年のハイスループットシーケンシング技術の普及を背景として、既知となったタンパク質配列の本数は加速度的に増加している一方で、機能アノテーションが付加されたタンパク質の数はそれから大きく引き離されている。タンパク質の機能を実験的に決定する時間、コスト、人手には限りがあり、加えてその結果を論文からキュレーションし、Gene Ontologyの用語を用いてデータベースに登録する過程にもまた同様に限界がある。こうした背景のもと、タンパク質配列情報のみから機能を推測する手法の開発が行われているものの道半ばである。
       昨年、タンパク質ドメインファミリーをタンパク質の配列のみから深層学習を用いて予測する手法が発表され、従来の類似配列検索手法と比較してより正確かつ高速にファミリー予測が可能なことが示された。我々は、先行研究のファミリーについての学習済みモデルを用いて転移学習を行い、機能アノテーション予測を行った。
       

      4. 「多構造マイクロ反復法の開発と酵素反応への応用」
      鈴木 机倫 北海道大学 化学反応創成拠点 特任准教授

      酵素反応は、人工的に合成された触媒に比べて温和な条件下で選択的に効率的に進行することが知られている。このような酵素が引き起こす現象を原子・分子レベルで解析するために、QM/MM法などの理論的な手法が広く用いられている。しかしながら、対象とする酵素反応によってはタンパク質の大きな構造(周囲構造)変化を伴いながら化学反応が進行する系があり解析に注意が必要である。不十分な周囲構造を用いた反応経路解析は、反応障壁を過大評価や重要な反応経路を見落とす可能性がある。
       最近、我々は大規模分子系における低コストで簡便に反応経路解析が可能な多構造マイクロ反復法を提案している。反応経路計算中に複数の周囲構造を考慮することにより大規模な周囲構造遷移の記述が可能である。本発表では、手法の詳細と応用例について説明し、今後の展望も紹介する予定である。

      閉会の挨拶 魚住 信之 生物工学会北日本支部支部長 東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻 教授

      問合せ先

      2020年度日本生物工学会北日本支部 副支部長
      北海道大学工学研究院応用化学部門 松本 謙一郎
      E-mail:

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      Published by 支部:北日本 on 27 5月 2020

      【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」質疑応答ページ<中村 司先生>

      質疑応答

      Q.タンパク質の4次構造予測では、予測が概ね一致していますが、少しずれがあります。計算では、エネルギーが最小化する構造が出力されるのではないかと思いますが、これは、実際の構造がエネルギー最小ではない構造をとっているということなのでしょうか?

      Ans. ここでは計算物理学的なシミュレーションでイメージされるようなエネルギー関数を用いているのではなく,何らかの経験的なエネルギー関数や構造評価関数のようなものを用いています.実際の構造が,(評価関数の設計の問題などで)評価関数が最小となるような構造をとっていないという場合も多々あります.予測構造を起点に,計算物理学的なシミュレーションを行うことで,より実際の構造に近くなるかもしれません.


      Q.テンプレートを使って3量体の構造をうまく予測できたとのことですが、そのテンプレートを使うとうまくいくということは、どのようにしてわかるのでしょうか?

      Ans.配列検索の結果に基づいています.特にここでは,既知構造の中のどの構造をテンプレート構造として使うかは,既知構造の配列あるいは構造から作られるプロファイルと,予測しようとしている配列のプロファイルとを用いた,プロファイルプロファイルアラインメントを行っています.この結果,アラインメントが有意に良い既知構造は,テンプレートとして有用な可能性があると考え,そのアラインメントと既知構造に基づいて構造予測を行っています.


      Q.ディープラーニングによる判断では、プログラムが出してきた結果が、なぜその結果が出てきたのか、理由を知ることができないと聞きますが、今回の例でもそれは同じでしょうか?素人感覚では、なぜそのようにアノテーションされたのかが分からないと、やや気持ちが悪い感じがするのですが、それは仕方ないのでしょうか?

      Ans. 学習したモデルが,ある入力配列のどこを重視してどのように重みを付けたことによって結果のアノテーションが出力されたかは,結果を解析することである程度は分かると考えています.一方で,なぜそのような重みが付くようなモデルが,学習データから学習されたかについての理由を知ることは非常に難しいと考えています.


      Q.UniProtのTrEMBLのグラフにあるピークはなんですか?

      Ans. ピークが表れている2015年4月から,冗長性の除き方に関して新たな考え方が導入されました.具体的には,プロテオーム間での冗長性を定義しており,これに基づいて,細菌,古細菌,真菌では同じ種の異なる株に由来しており,かつ冗長だと考えらえる配列は除く方針になりました.詳しくはUniProtのこちらのページをご覧ください.
      https://www.uniprot.org/help/proteome_redundancy


      Q.隠れマルコフモデルというものが出てきますが、「隠れ」の意味は何ですか?

      Ans. マルコフ連鎖ではある状態と出力が1対1対応しているのですが,隠れマルコフモデルでは隠れ状態と呼ばれる状態と出力が必ずしも1対1対応してはいません.出力だけを見たときにどの状態から出力されたのか分からないため,隠れ状態と呼ばれます.今回紹介したような配列アラインメントにおける隠れマルコフモデルでは,一般的には,配列のアラインメントされたカラムごとに,一致状態,挿入状態,欠失状態といった隠れ状態が想定され,それらから出力確率に従って確率的に配列/アラインメントが出力されるものとしてアラインメントされた配列をモデル化しています.

       

      ►【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」

      Published by 支部:北日本 on 27 5月 2020

      【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」質疑応答ページ<来見田 遥一先生>

      質疑応答

      Q.アミノ酸を8次元で表現をされていらっしゃいましたが、もう少し多かったり少なかったりも可能かと思います。そのあたりは今後ご検討されるのでしょうか。

      Ans. 今回の発表では触れませんでしたが、全てのペプチドに対して予測を行う前にいくつかの表現方法を検討しております。次元数は最も少ないもので3次元、多いものでは10次元です。検討方法は表現方法ごとにMDデータ319種類の一部で学習を行い、残りのデータの中の最も自己組織能の高い配列をどの方法が最も良く予測できるか確認しました。


      Q.予測ができたものを最後、配列レベルで考察をされていらっしゃいましたが、ご使用された指標から、何か言えることはあったのでしょうか。

      Ans. 今回の指標として例えばAPスコアはシミュレーション前後の表面積の比をベースとして計算しています。この指標では自己組織化・凝集すると表面積が小さくなるような配列群は探索できますが、大きく隙間が空いた状態で自己組織化するような配列は探してこれません。 そのため今回高い自己組織化能と予測された配列は今回の指標に適合するもののみで、他にも別の指標を用いることで見つかる高い自己組織化能を持つ配列もあるかと考えております。


      Q.今回の計算で発見された配列は天然では利用されているのでしょうか?

      Ans. 今回の計算で発見された配列は天然での利用は報告されていないようです。 6残基以上の長さになってくると報告例が増えてきますが、6残基を網羅的に探索するには配列の種類が20の6乗=64,000,000通りとなり今回の400倍であるため、また新たな工夫が必要となってきます。


      Q.今回は10nsの計算で凝集するものが見つかっていますが、講演の中でも触れらているように、タンパク質が一晩かけて凝集するなどのゆっくりした凝集現象も起こります。このように、凝集速度に非常に大きな差があるのはなぜなのでしょうか?

      Ans.凝集速度の違いはペプチド・タンパク質を構成しているアミノ酸の物性や凝集後の構造の安定性などの複数の要素が関わってきます。 また、温度やペプチド・タンパク質の濃度も影響してきます。 今回の計算は短時間のシミュレーションで凝集をみるために、低温(280K)かつ高濃度(200 mM)でシミュレーションを行なっております。

       

      ►【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」

      Published by 支部:北日本 on 27 5月 2020

      【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」質疑応答ページ<中野 祥吾先生>

      質疑応答

      Q.ARODの祖先型設計の事例を示していただいておりますが、共通祖先の配列を探っていくことで、高い選択性と耐熱性を有する酵素にいきつくのはなぜでしょうか?
       進化系統樹上で、進化するほど選択性が下がり、耐熱性が下がるといったことが逆に生じるという理解になるのでしょうか?


      Ans. これは回答が極めて難しいものの一つで、今でも議論が進められているものになります。一説として共通祖先の生物は、現存する生物よりもより少ない遺伝子数で代謝を回さないといけないため、祖先の酵素・タンパク質は単体で多様な機能 (例えば広選択性) を発揮する必要があったのではと考えられています (Jensen RA, Annu Rev Microbiol 1974, 30:409-425、Khersonsky, O. et al., Curr Opin Chem Biol, 2006, 10, 498-508をご参照ください)。耐熱性について、太古の昔の環境は現在に比べてかなり高温だったことが提唱されています。これは祖先型酵素・タンパク質を復元し、その時間と耐熱性を調べた研究からも示唆されています (Gaucher, E. A. et al., Nature, 2008, 451, 704-7のFig. 3が分かりやすいかと思います)。このことから、祖先型設計を実行し、高温環境時の時間軸にのるような祖先型酵素・タンパク質配列を復元できれば、耐熱性を獲得させることが可能だと考えられています。一方で耐熱性獲得がコンセンサス効果によってもたらされる、いわゆるアーティファクトではないか、という報告もあります (Trudeau, D. L et al., Mol. Evol. Biol., 2016, 33, 2633-41)。  
       2つめのご質問に関してですが、ターゲットとなるタンパク質によっては祖先型配列にすると耐熱性が下がることも起こります (設計に用いたタンパク質配列が適切でないなどの理由もありますが)。選択性を高くするよう進化してきた酵素・タンパク質も現存するはずです。ですので進化系統樹上での選択性・耐熱性の変化は酵素・タンパク質の種類に強く依存するのでは、と考えております。例えばすべての生物の生存に必須な酵素・タンパク質は上記仮説に従うような耐熱性・選択性の変化を生じる (祖先型配列に近づくほど耐熱性と選択性が向上する) と思いますが、その他の酵素・タンパク質は例外的な機能変化を起こす可能性もあるのでは、と考えております。


      Q.ここで用いられている計算は、どのような計算機を使用し、どのくらいの計算 時間がかかるのでしょうか?

      Ans. 計算機については通常の市販されているSpecのもの (10-15万円程度のデス クトップPC) を使っています。計算時間は機械的に配列分類するのであれば、1 週間程度で可能です (配列ライブラリが大きくなると計算時間が必要になります) 。


      Q.示されていた例では、解析対象にしたタンパク質の中に一つのモチーフがあ るように見えましたが、複数のモチーフが見つかることもありえると思います。 モチーフごとに異なる分類になる場合はどのように処理するのでしょうか?

      Ans.モチーフの候補残基には、それがどのくらいモチーフとして妥当か評価す るスコアが計算されます。そのスコアが高いものから順に選抜していくことにな ります。一方でご指摘の問題点があることも判明しています。これを解決するため、異なるモチーフで分類したデータを最終的に統合するツールを開発中です。

       

      Q.各特徴を持ったサブファミリーを集めてきてモチーフを探すのではなく、ランダムな配列集団から4-8個程度のアミノ酸モチーフを持つクラスターに分類する手法で、それぞれのクラスターが何らかの特徴を持っているはずだ、という理解でよろしいでしょうか?
      また、iAngler法はINTMSAlignをより短い領域で行っているというイメージでしょうか?INSTMSAlign, iAngler法共に、公開の予定がありましたら教えていただけますでしょうか。


      Ans. ご質問内容の解釈で間違いありません。iAngler法は、ランダムな配列集団からアミノ酸モチーフを基に各クラスターに分類する手法です。各クラスターは何等かの特徴 (機能) を有していると推察していますが、それを合理的に予測することはできておりません。
      iAngler法はINTMSAlignを細かく繰り返し行うことで、各アミノ酸残基における出現頻度のperturbationを解析・モチーフを同定することを行っています。ですのでINTMSAlignを短い領域で行うのではなく、細かく沢山行うというイメージです。INTMSAlginおよびiAngler法は現在、Web版含めて開発中です。開発を完了させ、公開につなげたいと考えております。



      Q.PpLAAOがLAAOだろうと推定するのは何か指標があるのでしょうか?
      まず、パラログと推定するには配列類似性から予想するのでしょうか?それともUniprotあるいはCATHなどのモチーフから機能を予想して選抜するのでしょうか?それとも先生が開発した4アミノ酸を持つパラログを選抜?


      Ans. 先に設計した祖先型L-Arginine Oxidase (AncAROD) の基質選択性が拡がったことから、AncARODとパラログの関係にある配列はLAAO活性を有すると予測しました。ただPpLAAOの基質選択性の広さまで配列から予測することはできておりません。なお配列類似性からPpLAAOがパラログであると予測しております (BlastpのE値が1.0E-25以下の配列を探索したところ、PpLAAOがヒットしました)。


      Q.AncLAAOの配列設計
      可溶性発現させるためにPpLAAO配列に基づき祖先型を設計していると思いますが、その際にHisol法なども適用しながら設計するのでしょうか?発現量、kcat/Kmを満足するものが取れる保証はあるのでしょうか?あるいは、それも狙ってAncLAAOの配列設計をするのでしょうか?(サブファミリー概念の適用を導入?)


      Ans. 可溶性発現させる際にHiSol法は適用していません。発現量、酵素学的パラメータが良好なものがとれることは保証されておらず、設計してみないと分からないです。ただサブファミリー配列分類後に祖先型設計で作成したタンパク質は可溶化・高機能化するものが多い印象を受けています。今後も本手法を異なるタンパク質群に適用、解析を進めることで、設計した配列が有用な酵素機能を持つか否か判別できるスコアを作れるのではと考えております。

       

      ►【北日本支部】2020年度オンラインシンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」

      Published by 学会事務局 on 25 5月 2020

      【随縁随意】ノーベル賞受賞者から香る研究観-田口 精一

      生物工学会誌 第98巻 第5号
      田口 精一

      スポーツ最大の祭典であるオリンピック・パラリンピックは、より速く、高く、遠くを目指し、人類は進化し続ける。ノーベル賞も、人類の叡智の象徴であり、その輝かしい業績は人類史として刻まれている。筆者が現職に着任早々、入学した学生相手に、ノーベル生理学医学賞・化学賞の受賞者を一人選んで深堀してください、という課題を出したことがある。最初は鈍かったが、彫刻を掘るように徐々に業績の理解が進み、同時に科学者本人の人物像が浮かび上がっていった。筆者はこれまで、数人のノーベル賞受賞者と出会い、そこに香る研究観に接し考えさせられた。ここでは、受賞以前の出会いとして年代順に紹介させていただく。

      埼玉の県立高校時代、筆者は弓道部に所属し、日々の地味ながら厳しい活動に怠け気味だった。2年上に梶田隆章先輩が居られた。黙々と練習に励み、穏やかな口調で語る静かな方との印象が強かった。弓道は物理学の粋ともいえるが、何故か物理系に強い集団だったような気がする。ニュートリノ振動の観測は、大規模スケールでありながら粘り強い研究活動で、いかにも理論派で堅実な梶田さんらしい研究テーマのように思う。実用には遥か遠い基礎科学の大きな果実であった。今年、顧問をしている協会で講演をしていただく計画を立てている。久しぶりにいろいろとお話しできることを楽しみにしている。

      国際会議出席に伴い、Frances H. Arnold博士に会うためにCaltechを訪問したことがある。ラボツアー後、アインシュタインの彫像が鎮座するカフェテリアで、彼女と話をした。酵素の触媒活性を100、1000倍に上げるとあっさり言いのける延長線上に、「K点越え」が出るのか。進化分子工学を駆使して生命システムの創成を目指すうえで、彼女の跳躍力や陣頭指揮ぶりはPI(独立した研究者)を目指していた筆者にとってとても眩しかった。生物進化の原理を、実践的な形で生体化学反応に応用した成果は圧巻である。日本からは、多くの企業研究者が彼女を慕って留学し、帰国後もFrancesファミリーとして仲良く交流していることは有名である。

      助手の時代に、仏国のルイ・パスツール大学で研究をする機会を得た。自然免疫研究を微生物の観点から学びたいと思い飛び込んだJules A. Hoffmann研は、分子細胞生物学、分子遺伝学、生化学が効果的に統合されていた。Hoffmann博士の優れたマネージメント能力にも圧倒されたが、書き物の英文表現がとにかく美しい。あれほど精緻なロジックの上に上品が添えられた文体を観たことがない。科学と芸術が共結晶化している。仏国だから?

      北大時代に、クロスカップリング反応で知られる宮浦憲夫先生と同じ部門に所属していた。伝統的に有機化学分野のレベルは高い。北大は、地域性から周囲の雑音が入りにくく、独創的な研究が生まれる風土があるように思う。ある日、宮浦先生にノーベル賞(恩師:鈴木章名誉教授)を受賞する予感はありましたか?と学食で質問したことがある。「まあね.でも、研究発表後は撤退することを考え始めたよ.原理がわかれば、優秀なポスドクを擁する研究室には敵わないからね。」正直、カッコイイと思った。新分野の開拓と発展、スタイルの違いである。

      乳酸ポリマーの微生物合成は、筆者の悲願だった。機密情報を含んでいたので、大村智先生に内容を理解していただいたうえで、PNASのcontribution投稿をお願いしたことがある。興味を持っていただけたが、結果的にはタイミングが合わず自由応募になった。折角なので、北里研究所内を案内していただいたところ、抗寄生虫薬はじめ、多くの人類を救った功績の証が散見し、すくった土の中の微生物代謝物がこれほど大きな価値を生み出すのか!といたく感動した。ちなみに、審査中に親切に対応いただいた編集長Randy W. Schekman博士は、受賞後NやSのつく商業誌には論文を投稿しないと看破された。講演で来日されお会いした時、髭を蓄えた博士の笑顔はとても印象的だった。

      真理を探究する科学研究は、人間味溢れる活動である。スポーツや芸術活動と一緒で、人間そのものがドラマチックに前面に出てくるようだ(原稿掲載時には、新型コロナウイルス問題が少しでも改善していることを願っている。命・生活あっての研究活動であることが身に染みている)。


      著者紹介 東京農業大学生命科学部(教授)、北海道大学名誉教授

      ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

      Published by 学会事務局 on 25 5月 2020

      生物工学会誌 – 98巻5号

       

      ►生物工学会誌Top

       

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      Published by 学会事務局 on 12 5月 2020

      【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)開催中止のお知らせ(受賞講演とシンポジウムについては、WEB開催予定)

      2020年5月12日

      公益社団法人日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
      大会実行委員長 中山 亨

      第72回日本生物工学会大会(2020)は、2020年9月2日(水)~9月4日(金)東北大学川内北キャンパスにおいて開催の予定で準備を進めてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、この時期に参加者の多いイベントを開催することは難しいと考えられます。また、4月に全国に発せられました緊急事態宣言を受け、日本中の教育・研究機関や企業などの活動が大きな制限を受けております。

      このような状況に鑑み、開催について実行委員会、理事会で真剣に議論した結果、本年度の現地での大会の開催は難しいと判断しました。また、Webツールによる開催の可能性も検討しましたが、本年度は見送ることとしました。準備を進めてまいりました大会実行委員会としては誠に残念ではありますが、様々な状況を分析した結果、この結論に至りました。

      発表や参加を予定されていた皆様には、誠に申し訳なく存じますが、このような状況をご理解の上、ご了承いただきますようお願いいたします。これに伴い、予定していた一般講演、ランチョンセミナー、企画展示の申込みに関するWebサイトを閉じさせていただきます。

      なお、本年度大会は不開催といたしますが、学会各賞の受賞講演および企画されているシンポジウムについては、大会とは異なる形でWeb開催を検討しております。また、大会が学生の研究発表の機会でもあることから、支部や研究部会において大会とは異なる形での発表会の開催を検討していただければと考えております。

      今後、各種イベントの開催については、学会のホームページを通じてお知らせいたしますので、引き続きご確認いただきますようお願いいたします。

      以上

       

      ♦ 関連記事:

       

      Published by 学会事務局 on 09 5月 2020

      【和文誌】『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』学生実験補助教材編 掲載のお知らせ

      生物工学会誌で好評連載中の「生物工学基礎講座-バイオよもやま話-」を学生実験の補助教材として利用しやすいように整理して掲載しました。⇒『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』学生実験補助教材編はこちら

       

      Published by 学会事務局 on 08 5月 2020

      生物工学会誌『生物工学基礎講座―バイオよもやま話―』《学生実験補助教材編》

      「生物工学基礎講座―バイオよもやま話―」は、生物工学会誌の名物企画として好評をいただいています。実験の原理を知りたい若手研究者や学生に向けて、多くの執筆者の先生方に、発酵・醸造・プロセスエンジニアリング技術など、バイオテクノロジーの次代継承に役立つ知識を詳細に解説していただいています。内容は多岐にわたりますが、本ページでは、特に学生実験の補助教材として利用することを前提にトピックを整理してみました。

      若手研究者や学生の皆様が、最新の技術だけでなく生物工学の基礎についても理解・習熟する一助として、研究・教育の場でご活用いただければ幸いです。内容は随時更新いたしますので、お気づきの点やご意見などがあれば事務局()にお知らせください。(和文誌編集委員会)

      1. 実験基礎編

      タイトル著者巻–号–頁
      遠心分離について
      ―遠心分離の基礎から超遠心や密度勾配遠心まで―
      内山 進95-5-262
      緩衝液のイロハ加藤 太一郎95-8-476
      糖の定量法北村 進一
      中屋 慎
      90–12–790
      顕微鏡は微生物学の基本 Ⅰ 田中 隆明90–2–84
      顕微鏡は微生物学の基本 II
      ―顕微鏡によるバイオイメージング―
      尾碕 一穂90–3–122
      脂肪酸分析は意外と簡単市原 謙一90–2–89
      ザ・ヒストリー・オブ・クロマトグラフィー岡澤 敦司93-6-345
      実は奥が深いpH測定とその制御尾島 由紘
      田谷 正仁
      94-4-198
      何から始めよう 微生物の同定-細菌・アーキア編-浜田 盛之
      鈴木 健一朗
      89–12–744
      微生物名ってどうやって決まるの?森 浩二
      中川 恭好
      89–6–336
      培地の成分知っていますか?駒 大輔
      山中 勇人
      森芳 邦彦
      大本 貴士
      89–4–195
      意外に知らない分子量と質量の単位の違い吉野 健一91-8-464
      統計にだまされるな川瀬 雅也91-4-205

      2. 遺伝子クローニング編

      タイトル著者巻–号–頁
      エタノール沈殿あれこれ春木 満89–5–254
      いまさら聞けないプラスミド抽出法の原理高木 昌宏89–9–544
      どうして核酸は変性するの?藤原 伸介89–4–200
      制限酵素物語~発見からゲノム編集まで川上 文清94-3-124
      酵母ベクターの種類と歴史大橋 貴生95-1-16
      pUCプラスミドにまつわるエトセトラ橋本 義輝89–10–609
      シームレスクローニング法
      ~古典的な制限酵素とDNAリガーゼを用いないクローニング~
      本橋 健96-1-20
      3番目のDNA連結反応NHEJ:なんとほんとにeasyじゃん赤田 倫治
      中村 美紀子
      星田 尚司
      98-1-23

      3. 培養編

      タイトル著者巻–号–頁
      細胞の増殖を捉える―計測法から比速度算出まで―小西 正朗
      堀内 淳一
      93-3-149
      流加培養による酵母の生産長森 英二
      並木 健
      93-1-32
      培養細胞への酸素供給黒澤 尋91-11-646
      フラスコ培養とジャー培養の違い岸本 通雅
      堀内 淳一
      熊田 陽一
      90–4–192

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      Published by 学会事務局 on 27 4月 2020

      【重要なお知らせ】日本生物工学会総会開催方法の変更について

       2020年5月21日(木)東京農工大学 新1号館グリーンホールにおいて開催を予定しておりました2020年度日本生物工学会総会は、新型コロナウイルス感染拡大の防止、皆様の安全を最優先する観点から物理的なご出席は要請しないこととしインターネットによる議決権の行使により実施することにしました。

      <2020年度日本生物工学会総会>
      日時:2020年5月21日(木)13:00~
      場所:日本生物工学会 事務局(大阪府吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内)

      関連行事として予定しておりました第25回生物工学懇話会、懇親会、また5月22日(金)のSBJシンポジウムは開催を中止いたします。参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

       

      関連記事:

       

       

      Published by 学会事務局 on 23 4月 2020

      【JBB】Vol. 129, No. 6(2020年6月号)オンライン公開

      Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 6(2020年6月号)をScienceDirectで公開しました。

      JBB会員用アクセスの利用方法

      日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
      ⇒詳しくはこちら

      • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
        Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

        注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
         
      • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
        Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

          
          

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      Published by 学会事務局 on 23 4月 2020

      【随縁随意】バイオ戦略2019-横田 篤

      生物工学会誌 第98巻 第4号
      横田 篤

      先般、岡山大学で開催された本会第71回大会において、本部企画シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか」に出席した。時宜を得た企画であった。6人の演者からの話題提供とパネルディスカッションがあり、筆者はバイオエコノミーに関わる後半を聴講した。巻頭言執筆を依頼されて久しく色々と理由をつけて逃げ回っていたが、これを題材として責を果たしたい。

      話題の元となった「バイオ戦略2019」は、2019年6月に統合イノベーション戦略推進会議において策定された国の方針である。ただし、バイオの技術面ではなく、バイオを活用して国内外の人材や投資を呼び込んでビジネスを創出し、持続可能で健康に暮らせる社会を作るための戦略である.類似の方針策定が欧州連合や米国、ASEAN諸国で先行する中、我が国は後塵を拝する形になっている.国の持続可能な社会の形成に対する取組みが十分でなかったからであろう。

      シンポジウムを聴講して、筆者は本戦略に上滑り感を禁じ得ず、絵に描いた餅になるのでは、との懸念を抱いた。この戦略の立案やシンポジウムに関わられた方々が大学の現状を十分ご存知ないと思ったからである。そこで、戦略の実施を担うべき大学の立場から、シンポジウム終了間際に次のような意見を申し上げた:

      「法人化後15年を経た国立大学は弊疲し、大学の教育研究の持続性が大きく損なわれている。戦略の実現にはこうした状況の改善が必要なのに、これに関する言及はどなたからもなく残念だった。それぞれのお立場で正しいことを述べられたとは思うが、大学としては遠い話に聞こえる。」

      大学の教育研究機能の健全化は「バイオ戦略2019」の大前提である。このことに関連して、戦略を読んで気になった点を3点あげる。

      1. 我が国の強みであった基礎研究力が低下したのは、従来型の研究スタイル(個別ラボの分散型・縦割り)が原因であるとし、将来の理想的な研究スタイルをデータ駆動型のビッグサイエンスに求めている。あまりにも短絡的である。私の研究室の腸内細菌叢解析では、次世代シーケンスは共同研究者にお願いし、そのデータ解析、動物の飼育、各種の分析は自前で行っている。泥臭い従来型研究を土台として学生が育つのである。その上に新たに必要となる教育研究を積み上げるのが筋であろう。
         
      2. 我が国の強みの一つとして、バイオ医薬等の生産基盤をなす微生物発酵技術をあげている。ちなみに私は学生時代から40年以上発酵生産の研究を続けてきたが、私の定年退職後は、法人化による定員削減のため、この分野の後継者を採用できなくなる見通しだ。このような現状でどうして戦略が実行できよう。
         
      3. 大学側の企業との連携意欲がいまだに低調であることを問題視しているが、私は企業側の責任も大きいと思っている。すなわち、バイオ・食品系の企業が博士課程修了者の採用に消極的であることが発端となり、学生が博士進学を嫌い、研究者人材の育成や学術・開発研究が停滞、産から学への投資が進まず、互いの信頼関係が深まらない、総じて連携の機運が盛り上がらない、と言う悪循環である。ここが欧米と大きく異なる。今こそ博士の採用を民間に一定割合義務付ける国の指導が必要と考える。

      日本生物工学会にはこの戦略にどう向き合うかが問われている。学会は戦略を鵜呑みにすることなく、その実現を阻む要因を明確にして、打開のために関係方面に提言や働きかけを行う役割を担う必要があるだろう。この度のシンポジウムがその契機となることを願っている。


      著者紹介 北海道大学大学院農学研究院(教授)、日本生物工学会監事

      ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

      Published by 学会事務局 on 23 4月 2020

      生物工学会誌 – 98巻4号

       

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      Published by 学会事務局 on 22 4月 2020

      生物工学会誌 –『特集』第98巻(2020年)掲載記事一覧

      こちらでは、生物工学会誌第98巻(2020年)掲載の特集記事一覧(PDF)をご覧いただけます。
      過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら

      第98巻|4号5号6号7号8号9号10号11号12号

      特集 ボトムアップ生物工学
      第98巻 第12号 650–673(2020)
      特集によせて本田 孝祐・松浦 友亮
      細胞機能のボトムアップデザインとシステム化庄司 観・川野 竜司
      セルフリーシステムにおける人工リボスイッチの構築横林 洋平
      光応答性局在分子システムによる細胞操作吉井 達之・築地 真也
      光駆動タンパク質ロドプシンの分子機能エンジニアリング井上 圭一
      接着性人工細胞触媒のボトムアップ創製石川 聖人・堀 克敏
      特集 植物生理学から生物工学へ(From plant physiology to biotechnology)
      第98巻 第11号 595–613(2020)
      特集によせて梶浦 裕之・岡澤 敦司
      植物が作る超高分子バイオポリマーの生合成と蓄積機構梶浦 裕之
      天然ゴム生合成機構から考える次世代の植物工学高橋 征司
      LEDを用いた植物の代謝応答解析から有用物質生産へ岡澤 敦司・鶴本 智大
      シアノバクテリア由来の光応答スイッチの大腸菌代謝工学への利用戸谷 吉博
      網羅的翻訳状態解析に基づく外来遺伝子高発現システム山﨑 将太朗・加藤 晃
      特集 新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学
      第98巻 第11号 574–594(2020)
      特集によせて養王田 正文
      新型コロナウイルスの正しい理解水谷 哲也
      SARS-CoV-2スパイクタンパク質のグリカンシールド渡辺 恭永
      COVID-19診断における検査について髙橋 聡
      全自動PCR装置geneLEADシステムの開発とCOVID-19検査への利用澤上 一美・田島 秀二・養王田 正文
      呼吸器系感染症を予防する気道親和性センダイウイルスベクター型ワクチンの開発草野 好司・島崎 竜太郎・佐伯 久美子
      特集 脂質がつなぐもの:生物工学的脂質研究が導く新しい学際研究と産業(後編)
      第98巻 第10号 520–548(2020)
      腸内細菌が産生する食事脂質代謝物とその生理機能岸野 重信・米島 靖記・小川 順
      皮膚細菌叢を制御する脂肪酸永尾 寿浩・宇山 彩香・田中 重光
      杉野 哲造
      フコキサンチンによる非アルコール性脂肪肝炎抑制効果高谷 直己・細川 雅史
      脂質構造異性体によるnutraceutical delivery永尾 晃治
      HDLはまだ死んでいない小倉 正恒
      皮膚バリアを調節する新しい脂質メカニズム山本 圭
      オメガ3,オメガ6必須脂肪酸代謝物による免疫制御長竹 貴広・國澤 純
      特集 脂質がつなぐもの:生物工学的脂質研究が導く新しい学際研究と産業(前編)
      第98巻 第9号 464–493(2020)
      特集によせて小川 順
      Mortierella alpina 1S-4 の分子育種による種々のPUFAの生産菊川 寛史・奥田 知生・安藤 晃規
      櫻谷 英治・小川 順
      ラビリンチュラ類によるω3-docosapentaenoic acid(ω3-DPA)の生産安藤 晃規・奥田 知生・波多野 文美
      菊川 寛史・松山 恵介・小川 順
      オーランチオキトリウム属を活用したバイオリファイナリーによる有用脂質生産渡邉 研志・秋 庸裕
      ホスホリパーゼを利用した体外臨床診断用酵素の開発杉森 大助
      改変型ホスホリパーゼDによる難合成性リン脂質の合成岩崎 雄吾・Jasmina Damnjanović
      全主要リン脂質クラスに対する酵素蛍光定量法の開発森田 真也
      超臨界流体クロマトグラフィー質量分析を基盤とした定量リピドーム分析法の開発和泉 自泰・馬場 健史
      特集 新しい価値を創るグローカルバイオの新展開
      第98巻 第8号 418–433(2020)
      特集によせて古賀 雄一
      産業技術連携推進会議の取組みについて新間 陽一
      大学と地域産業界の組織的産学官連携によるグローカル展開竹岡 芳成・田雑 征治・水田 貴信
      企業のグローカル事例:ウガンダにおけるバイオエタノールを利用した手指消毒剤の製造と利用隈下 祐一
      人材育成 静岡県の高校生バイオ教育の実践例河原崎泰昌
      特集 ERATO野村集団微生物制御プロジェクトについて~細菌の集団形成と社会性の創発~(後編)
      第98巻 第7号 346–367(2020)
      特集によせて野村 暢彦
      時空間的な制御技術が生み出す細菌挙動解析高橋 晃平・久能  樹・Andrew S. Utada
      微生物1細胞および集団のラマン分光イメージング重藤 真介
      細菌が放出するナノサイズの細胞外膜小胞を視る菊池 洋輔・田岡  東
      一細胞自家蛍光分析技術CRIFの開発八幡  穣
      糸状菌イメージング研究の実用例 超解像顕微鏡による菌糸伸長の解析,麹菌の破精込み竹下 典男
      特集 ERATO野村集団微生物制御プロジェクトについて~細菌の集団形成と社会性の創発~(前編)
      第98巻 第6号 292–313(2020)
      特集によせて野村 暢彦
      メンブレンベシクルを介した微生物間相互作用豊福 雅典
      微生物間相互作用の遮断と抗生物質耐性を紐付ける未知微生物群ならびに両機能性酵素の発見草田 裕之・玉木 秀幸
      バイオフィルムの形成メカニズムの理解と制御杉本 真也
      表現型不均一性が生み出す微生物の集団環境適応戦略尾花 望
      微生物・植物相互作用別役 重之・寿崎 拓哉
      特集 相分離生物学:相分離メガネのススメ
      第98巻 第5号 228–254(2020)
      特集によせて森 英一朗
      生物学的相分離の制御吉澤 拓也・森 英一朗
      検出技術:天然変性タンパク質の構造生物学小田 隆・齋尾 智英
      液-液相分離と生命の起源Tony Z. Jia・藤島 皓介・丹羽 達也
      液-液相分離を介したクロマチン構造と機能の制御野澤 竜介・原 幸大・丁 大橋
      生命現象の操作と可視化のための細胞内人工相分離ツール吉川 優・吉井 達之・築地 真也
      タンパク質の凝集と液-液相分離への添加剤の効果白木 賢太郎
      特集 真核微生物におけるシグナル伝達と代謝の接点を探る
      ―発酵調節の根源的な理解に向けて―
      第98巻 第4号 162–190(2020)
      特集によせて渡辺 大輔・水沼 正樹
      ビール類製造における酵母の栄養源飢餓ストレスと発酵制御善本 裕之・吉田 聡・稲留 弘乃
      解糖系をコントロールして特定の代謝物の増産へとつなげることは可能か?増本 博司・松山 茂
      酵母は何を感知してアルコール発酵を調節しているのか?渡辺 大輔・高木 博史
      清酒酵母のS-アデノシルメチオニン高蓄積メカニズム水沼 正樹・金井 宗良
      酵母の代謝でお酒の酸味を変える根来 宏明
      細胞創傷治癒の分子基盤とその帰結河野 恵子
      糸状菌の菌糸生長竹下 典男
      麹菌のアミラーゼ生産のグルコース依存的な抑制機構田中 瑞

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      Published by 支部:関西 on 20 4月 2020

      [開催延期]【関西支部】第117回醗酵学懇話会">[開催延期]【関西支部】第117回醗酵学懇話会

      第117回醗酵学懇話会開催延期のお知らせ

      2020年7月3日(金)に大阪工業大学にて開催予定の第117回醗酵学懇話会につきまして、この度延期することを決定いたしました。
       

      毎年夏と冬に開催してきた恒例行事ですので、何とか開催できないかこれまで関西支部企画委員を中心に検討してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から延期を決定いたしました。開催時期については、 国内の状況等を鑑みながら決定したいと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息し、皆様が安心して参加できる時期に改めて開催したいと思います。

      参加をご検討して下さった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。

      関西支部企画委員一同

      人生100年時代を迎えた今、私たちの食や健康、運動への意識は益々高まりつつあります。標記例会では、生物工学に加え、食品・醸造科学や健康科学など、様々な分野をまたぐ研究者の方にユニークな研究をご紹介いただき、生物工学が私たちのQOL向上に果たす役割を議論します。多数のご参加をお待ちしています。

      • 日時:2020年7月3日(金)14:00~19:00
         
      • 場所:大阪工業大学 梅田キャンパス →アクセス
           OIT梅田タワー 203セミナー室
           (大阪府大阪市北区茶屋町1番45号)
         
      • プログラム:

      13:30~ 受付 

      14:00~14:05 開会の辞  藤山 和仁(関西支部支部長・大阪大学生物工学国際交流センター)
       
      14:05~14:35
      「酵素合成技術を利用した新規糖質素材の開発とスポーツ栄養素材としての特徴」
       ………渡邊 浩史(江崎グリコ株式会社 健康科学研究所)

      江崎グリコでは、自社開発の酵素を用いて、特徴的な性質を持つ糖質素材を開発してきた。近年われわれは、消化速度が緩やかで、かつ難消化性成分が少ない(ほぼ完全に消化される)という特徴を持つ新しいデキストリン、遅消化性環状デキストリン『クラスター デキストリン®-SE』を開発した。クラスター デキストリン-SEは、健康を害するリスクが示唆されている急激な血糖値上昇(血糖スパイク)や過剰なインスリン分泌(インスリンスパイク)を起こしにくく、健康影響の少ない糖質栄養として期待される。本講演では、この新しい糖質素材の酵素合成反応や機能性、用途について紹介する。特に、スポーツ栄養素材用途として、クラスター デキストリン-SEを運動中に摂取した時、脂肪代謝抑制を起こしにくく、脂肪と糖の両方をエネルギーとして利用可能であることが呼気ガス分析より示唆されており、この結果についても紹介する。


      14:35~15:05
      「卵麹と熟成卵黄の開発」………中川 拓郎(株式会社樋口松之助商店)

      卵は様々な調理法が存在する一方でその栄養成分はそのまま利用しており、微生物を利用した伝統的な食品は無い。そこで、麹菌を用いて卵の麹化を試みた。様々な卵素材と麹菌を組み合わせ、原料処理を工夫する事で卵と麹菌のみを用いる卵麹の製造方法を開発したので紹介する。
      米麹や酵素剤を用いて卵黄液を消化した場合には卵黄本来のおいしさを損なう呈味成分が発生し、卵黄のおいしさが喪失した。一方で、卵麹を用いた『熟成卵黄』の風味は、卵黄らしさを残したままコクやうまみが増強され特有のおいしさが付与されていた。遊離アミノ酸量は未処理の卵黄の5倍増加しており、熟成香や甘い香りの揮発成分の生成が認められた。


      15:05~15:35 
      「産学連携による新たな醸造製品の開発」………山本 佳宏(京都市産業技術研究所)

      産学連携がクローズアップされ、地域産業の活性化においても、さまざまな取組みが行われている.今回、京都市の事例として、地域産業の主体となっている醸造産業への成果事例として、佐々木酒造とともに行った麹を活用した商品開発事例と大手となる黄桜株式会社とともに行った工程改善の取組みについて紹介する.佐々木酒造との連係では京都府立大学の研究成果を統合し、新たな生産システムを作り上げ、醸造飲料をはじめとする各種製品開発を行った.また黄桜との事業では製品評価技術基盤機構、産総研、京都大学、大阪市立大学の研究成果を反映し、製品製造プロセスの高度化につなげている.産学連携は先端バイオ技術を中小企業へローリスク、短時間で導入できる有効な手段となっているが、より有効な活用について議論をお願いしたい。
       

      15:35~15:50  休憩

      15:50~16:20
      「奈良県で分離・育種したユニークな酵母及びそれらを用いた純米酒の醸造について」
       ………大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター)

      昭和50年代をピークとして、清酒の消費量は現在約1/3まで減少している。この状況を打破するために、当センターでは、これまでに、野生酵母から酒造に適した酵母の分離や、特徴のある清酒酵母の育種を行ってきた。今回、奈良県の県花である奈良八重桜の花から分離した「ナラノヤエザクラ酵母」、酒造の神様として多くの信仰を集めている大神(おおみわ)神社の境内に自生していたササユリの花から分離した「山乃かみ酵母」、そして、育種により取得した、細胞内にオルニチンを高生産する「オルニチン蓄積酵母」、これら3種類のユニークな酵母について紹介する。さらに、これら酵母を用いた純米酒の特徴についても、あわせて紹介したい。
       

      16:20~16:50
      「元気な骨格筋細胞培養と活性張力評価技術、応用」………長森 英二(大阪工業大学大学院工学研究科)

      試験管環境で培養可能なマウス骨格筋細胞を、周期的なパルス電気刺激を加えた環境で長期間培養すると、活発に収縮運動する状態が得られる。この培養骨格筋細胞の収縮力を定量する技術を開発したところ、より生体に近い機能を評価可能なin vitro実験系として製薬メーカー等に好評を得た(Biotechnology and Bioengineering, 106(3), 482-489. (2010))。以来10年、ヒト細胞への適用が課題であったが、解決の糸口が見えつつある。この間、骨格筋は健康長寿を担うキー臓器として認識されるようになり、世の中の注目が高まった。幅広い分野に分散した骨格筋研究者を横糸でつなぐコンソーシアム活動等についても紹介したい。
       

      16:50~17:20
      「“腸活”における運動のポテンシャルについて」………横山 久代(大阪市立大学)

      腸内細菌の特性は、炎症性腸疾患ならびに肥満や2型糖尿病といった代謝性疾患の発症と関連するだけでなく、気分や意欲などの精神面にも影響を及ぼし、ヒトの健康状態に寄与することが知られている。個人の腸内細菌叢は固定したものではなく、食事などの環境要因によって変化する。実際に臨床の現場でも、腸内環境を整えるために一般に水分や食物線維の摂取とならび、適度な運動が勧められるが、運動そのものがヒトの腸内環境に及ぼす影響については不明な点が多い。

      運動はヒトの腸内細菌叢を変化させるのか、そうであれば、どのような運動方法が腸内環境の改善に有効なのかを明らかにするために、今回、健常な高齢女性の腸内細菌叢に対する運動介入効果を運動種目別に検討したため、これまでの知見も交えて紹介する。


      17:30~19:00  懇親会(204セミナー室にて)
       

      • 定員:130名
         
      • 参加費:一般:1,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
         
      • 懇親会会費:一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
         
      • 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
         
      • 申込み締切:2020年6月19日(金)正午(定員に達し次第締め切らせて頂きます)
         
      • 問合せ先:
        〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
        国立大学法人大阪大学 生物工学国際交流センター
        日本生物工学会 関西支部庶務幹事 三﨑 亮
        TEL:06-6879-7238 E-mail
         

      会場へのアクセス

      JR「大阪」駅から徒歩5分、地下鉄御堂筋線「梅田」駅から徒歩5分、地下鉄谷町線「東梅田」駅から徒歩5分、阪急「大阪梅田」駅から徒歩3分、阪神「大阪梅田」駅から徒歩7分
       

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      Published by 学会事務局 on 14 4月 2020

      【事務局より】学会事務局の在宅勤務実施について

      新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止策のため、日本生物工学会事務局では、4月14日(火)より原則在宅勤務を実施いたします。

      平日は、職員若干名が職場勤務しますが、基本的には電話での対応が難しくなりますので、各種お問い合わせについては、なるべく電子メール(info@sbj.or.jp)をご利用くださいますよう、お願いいたします。

      ご不便をおかけすると存じますが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。通常業務再開の折には、改めてお知らせいたします。

      Published by 学会事務局 on 08 4月 2020

      【重要なお知らせ】日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止について

      2020年4月8日

      公益社団法人日本生物工学会 会長 髙木 昌宏

      2020年5月21日(木)東京農工大学 新1号館グリーンホールにおいて開催を予定しておりました2020年度日本生物工学会総会につきまして、新型コロナウイルス感染拡大の影響、政府による緊急事態宣言の発出を受けまして、開催の場所、方法を変更させていただきます。総会は大阪千里ライフセンターにおいて、書面・電磁的方法による議決権の行使により開催することを検討し、早期に代議員にお知らせします。

      また、関連行事として予定しておりました第25回生物工学懇話会、懇親会は中止いたします。登壇をご予定いただいた講師の先生、ご準備いただいた先生方、参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

      ⇒日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止についてpdf

       

      関連記事:

      Published by 学会事務局 on 06 4月 2020

      【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)講演申し込み期間変更のお知らせ

      公益社団法人日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
      大会実行委員長 中山 亨

      第72回日本生物工学会大会(2020)は2020年9月2日(水)~9月4日(金)東北大学川内北キャンパスにおいて開催の予定です。しかしながら、ご承知の通り新型コロナウイルス感染拡大の影響は日に日に厳しくなっております。このような状況を鑑みまして、講演の申し込み期間を5月13日(水)~6月11日(木)に変更いたしました。4月の申し込みに向けてご準備いただいていた方には申し訳ありませんが、今しばらくお待ちいただきますようお願いします。

      この講演申し込み期間変更に伴って、本大会の要旨集が通常の年の製本の形式とは異なりpdfファイルでの配布になる可能性があることをご承知おきください。

      なお、コロナウイルスの感染拡大については、現状、見通しが立たない状況であることから、引き続き、開催の有無、方法について検討し、お知らせ致しますので、大会ホームページ等をご覧いただきますよう、お願いいたします。

      以上

       

      ♦ 関連記事(重要なお知らせ):

      Published by 学会事務局 on 02 4月 2020

      【JBB】Vol. 129, No. 5(2020年5月号)オンライン公開

      Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 5(2020年5月号)をScienceDirectで公開しました。

      JBB会員用アクセスの利用方法

      日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
      ⇒詳しくはこちら

      • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
        Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

        注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
         
      • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
        Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

          
          

      ►JBBのTopページへ

      Published by 学会事務局 on 02 4月 2020

      2019年度 共催・協賛・後援行事一覧

      内容開催日
      【協賛行事】日本学術会議公開シンポジウム「植物科学分野における若手キャリアパスの現状と将来」〈大阪〉[開催中止]2020.03.21
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「非破壊・非侵襲技術の社会実装」〈東京〉[開催延期]2020.03.17
      【協賛行事】熱測定スプリングスクール2020(第84回熱測定講習会)~基礎から応用まで!充実した個別相談であなたの質問へ回答します~〈東京〉[開催中止]2020.03.12-2020.03.13
      【協賛行事】第15回理研「バイオものづくり」シンポジウム〈和光市〉[開催延期]2020.03.06
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「未病マーカー」〈東京〉[開催延期]2020.03.06
      【協賛行事】第1回世界エンジニアリングデイ記念シンポジウム〈東京〉[開催中止]2020.03.05
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「最新ネコねこバイオロジー」〈東京〉[開催延期]2020.02.28
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「バイオの匠~未来へつなぐ技術伝承」〈東京〉2020.02.21
      【協賛行事】第93回日本細菌学会総会〈名古屋〉2020.02.19-2020.02.21
      【協賛行事】化学工学会東日本支部 第11回ホットな話題の講演会「気液固分散のオペレーションとデザインの現在と未来」〈埼玉〉2020.02.17
      【協賛行事】令和元年度 産総研 材料・化学シンポジウム
      『21世紀の化学反応とプロセス ~「橋渡し」の次のSTEPへ:企業連携の拡充に向けて~』〈つくば市〉
      2020.02.14
      【協賛行事】GMPセミナー「医薬品製造に関わるGMPの最新動向:講演会&見学会」~連続製造技術と装置設計における品質保証~〈大阪〉2020.02.06-2020.02.07
      【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会 公開講演会「AI型バイオエンジニアリング ~AIの関わる社会進化論~ 日本が世界で生き残るためのキーテクノロジーを考える」〈東京〉2020.01.31
      【協賛行事】第25回高専シンポジウムin Kurume〈久留米〉2020.01.25
      【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術”勉強会「もっと光を!!次世代の光が魅せる新しい未来」〈東京〉2020.01.21
      【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術”勉強会「地震減災と微生物~津波減災、液状化対策、地震波軽減」〈東京〉2020.01.10
      【協賛行事】第32回バイオエンジニアリング講演会〈金沢〉2019.12.20-2019.12.21
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「NITE-NBRCの輝く金塊(菌塊)を掘り起こす!」〈東京〉2019.12.16
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「睡眠改革~眠れればいいの?いや、リズムでしょ!」〈東京〉2019.12.11
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会”「食品のリスクコミュニケーションにおけるメッセージはどのようにあるべきか」〈東京〉2019.12.09
      【協賛行事】第39回水素エネルギー協会大会〈東京〉2019.12.02-2019.12.03
      【後援行事】第7回国際フードファクター会議(ICoFF2019) / 第9回ポリフェノールと健康国際会議(ICPH2019)/ 第12回国際機能性食品学会(ISNFF2019)〈神戸〉2019.11.28-2019.12.05
      【協賛行事】第46回炭素材料学会年会〈岡山〉2019.11.28-2019.11.30
      【協賛行事】INCHEM TOKYO 2019〈千葉市〉2019.11.20-2019.11.22
      【協賛行事】第33回日本吸着学会研究発表会〈名古屋〉2019.11.14-2019.11.15
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「先制医療と革新的検査技術 ~エクソソーム、血中マイクロRNA 、尿中ポルフィリンに着目して~」〈東京〉2019.11.08
      【協賛行事】コロイドおよび界面化学討論会 第70回記念国際会議(Okinawa Colloids 2019)2019.11.03-2019.11.08
      【関連行事】第12回 北陸合同バイオシンポジウム〈福井〉《中部支部共催》2019.10.25-2019.10.26
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「遺伝性腫瘍の遺伝子診断と遺伝カウンセリング」〈東京〉2019.10.25
      【協賛行事】第55回熱測定討論会〈大阪〉2019.10.24-2019.10.26
      【後援行事】第88回日本醤油研究発表会〈和歌山〉2019.10.24-2019.10.25
      【協賛行事】第34回日本イオン交換研究発表会〈山梨〉2019.10.24-2019.10.25
      【後援行事】第23回国際バイオハイドロメタラジーシンポジウム〈福岡〉2019.10.20-2019.10.23
      【協賛行事】第36回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2019〈東京〉2019.10.16-2019.10.18
      【協賛行事】19-2 エコマテリアル研究会「機能性バイオベースポリマーの新展開」〈大阪〉2019.10.04
      【協賛行事】第17回高付加価値食品開発のためのフォーラム「食の未来のあり方と持続可能なタンパク質資源について」〈静岡〉2019.09.27-2019.09.28
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会 イブニング懇話会「海外バイオとエコビジネス・勝利の方程式」〈東京〉2019.09.25
      【協賛行事】日本化学会関東支部講演会「プラスチック問題 -資源循環社会に向けての化学からの新たな取り組み」〈東京〉2019.09.13
      【協賛行事】第21回日本感性工学会大会「感性を科学する知性」〈東京〉2019.09.12-2019.09.14
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「バイオ素材百花繚乱14:彩飾賢微の医療・ヘルスケア材料」〈東京〉2019.09.11
      【協賛行事】Marine Biotechnology Conference 2019〈静岡〉2019.09.09-2019.09.13
      【後援行事】JASIS2019〈千葉〉2019.09.04-2019.09.06
      【後援行事】第15回国際好熱菌学会(Thermophiles 2019)〈福岡〉2019.09.02-2019.09.06
      【共催行事】第21回生体触媒化学シンポジウム〈石川県野々市〉2019.08.29-2019.08.30
      【共催行事】第33回日本キチン・キトサン学会大会〈神奈川〉2019.08.28-2019.08.29
      【協賛行事】第32回におい・かおり環境学会〈草津市〉2019.08.27-2019.08.28
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「ゲノム編集技術による植物育種と食品開発のゆくえ」〈東京〉2019.08.22
      【協賛行事】熱測定サマースクール2019(第83回熱測定講習会)~基礎から応用まで!材料・食品・バイオ分野の熱測定ユーザー向け基礎講義&実習~〈東大阪市〉2019.08.20-2019.08.21
      【共催行事】第38回日本糖質学会年会(日本糖質学会創設40周年記念大会)〈名古屋〉2019.08.19-2019.08.21
      【協賛行事】極限環境生物学会 第20回シンポジウム〈東京〉2019.08.03
      【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「深淵なる地球生命圏を紐解く~22世紀のエネルギー革命を目指して」〈東京〉2019.07.30
      【関連行事】JPrOS/JES 合同大会シンポジウム『第3回 日本生物工学会 バイオ計測サイエンス研究部会 シンポジウム~1細胞解析技術の新展開~』《宮崎》《バイオ計測サイエンス研究部会共催》2019.07.26
      【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「機知機略のドラッグデザインin京都大学~独自AI・機械学習、独自標的探索から新規可視化技術まで~」〈東京〉2019.07.23
      【協賛行事】微生物ウィーク2019〈東京〉2019.07.22-2019.7.27
      【協賛行事】第2回天然ゴム研究会シンポジウム「天然ゴムから考えるバイオマテリアルエンジニアリングのこれから」 〈横浜〉2019.07.19
      【後援行事】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019〈仙台〉2019.07.14
      【協賛行事】大阪工研協会 バイオ実習セミナー
      ―微生物・細胞取扱いと検査・試験の基本操作―〈大阪〉
      2019.07.05, 2019.07.08
      【協賛行事】第32回イオン交換セミナー「挑戦するイオン交換 V」〈東京〉2019.07.05
      【後援行事】早稲田地球再生塾シンポジウム2019「脳科学と感性科学の融合」〈東京〉2019.07.03
      【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「東京五輪への課題シリーズ4:SDGsと感染症サーベイランス」〈東京〉2019.07.03
      【協賛行事】バイオプロセス講演・見学会「急速に進歩する体外診断薬、その最前線」〈新潟〉2019.06.27-2019.06.28
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「牛馬のゲノム科学・遺伝学研究」〈東京〉2019.06.20
      【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会講演会「バイオ医薬品の連続生産の現状と課題」〈東京〉2019.06.19
      【協賛行事】未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ(44)「生活を豊かにする高圧技術と応用展開」 〈横浜〉2019.06.14
      【協賛行事】19-2ポリマーフロンティア21「これからの地球環境課題にプラスチックはどう向い合?」〈東京〉2019.06.11
      【協賛行事】世界水素技術会議(WHTC)2019〈東京〉2019.06.02-2019.06.07
      【協賛行事】第64回低温生物工学会大会 (セミナー及び年会)〈つくば〉2019.06.01-2019.06.02
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「未来の食のアドベンチャー~培養肉、昆虫食、熟成肉」〈東京〉2019.05.29
      【協賛行事】界面コロイドラーニング-第35回現代コロイド・界面化学基礎講座(東京・大阪)〈東京:5月23・24日/大阪:6月13・14日〉2019.05.23-2019.05.24
      2019.06.13-2019.06.14
      【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「東京五輪への課題シリーズ3:アンチ・ドーピング」〈東京〉2019.04.25

      Published by 学会事務局 on 31 3月 2020

      【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)の開催と講演申し込みおよび懇親会について

      2020年3月31日

      公益社団法人日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
      大会実行委員長 中山 亨

      第72回日本生物工学会大会(2020)は2020年9月2日(水)~9月4日(金)東北大学川内北キャンパスにおいて開催の予定です。新型コロナウイルス感染拡大の影響を注意深く見守りながら通常通りの開催に向けて実行委員会を中心に準備を整えております。今のところ例年と同じく、通常開催をする方向で準備を進めております。4月8日には一般講演の申し込みが開始されますので5月13日(水)正午の締め切りまでに多数の応募をお願い申し上げます。また、懇親会は開催の可否も含めまして、6月中旬以降に別途メール等でお知らせ致します。

      なお、コロナウイルスの感染については予断を許さない状況もあることから状況に応じて開催の方法について変更が生じる可能性があることをご承知おきください。

      以上

       

      Published by 学会事務局 on 27 3月 2020

      【研究部会】2020年度若手会夏のセミナーの延期について

      2020年7月4日(土)~5(日)の日程で石川県にて開催予定の2020年度若手会夏のセミナーについて、この度延期することを決定いたしました。新たな開催時期については未定ですが、1年程度延期し、2021年夏ごろの開催を予定しております。

      毎年開催してきた伝統のある夏のセミナーですので、何とか開催できないかこれまで実行委員を中心に検討してまいりましたが、夏のセミナーの内容や趣旨、および参加する皆様への影響を勘案しまして、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から上記のように延期を決定いたしました。2021年の開催時期については、国内の状況等を鑑みながら決定したいと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息し、皆様が安心して参加できる時期に改めて石川県で開催したいと思います。

      参加をご検討して下さった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。

      馬場 保徳(夏のセミナー実行委員長、石川県立大学)
      中島 一紀(若手会会長、北海道大学)

      ⇒若手会Topへ

      Published by 学会事務局 on 25 3月 2020

      保護中: Sakura-Bio Meeting 講演要旨集のダウンロード

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      Published by 学会事務局 on 24 3月 2020

      【随縁随意】人工知能と工学の可能性-三宅 淳

      生物工学会誌 第98巻 第3号
      三宅 淳

      人工知能といえば、医療画像の自動判定や自動運転技術として注目の的である。医学領域では、その本質である「診断」が定性的・概念的方法であって人工知能の機能と相応することから、応用研究が急速に広がりつつある。生物工学の分野では、厳密な数値を求める工学の立場が強いだけに応用はまだ限定的である。しかし生物は単純なモデルでの解析が困難であり、個と全体が簡単に結びつかない複雑系である。人工知能が大いに役立つ分野である故に、早晩応用が進むであろう。

      留意したいのは、ルネサンス以降発展してきた自然科学が可能とした定量性と、人工知能が提示する概念性という対極にある2つの方法が初めて揃ったことである。ギリシャに始まった科学哲学は我々の自然認識や方法の基礎ではあるが、自然科学がその唯一の子孫とは言えない。自然科学の特徴は物理学によく見ることができる。すなわち、長さ、重さ、時間という3つの要素を「人為的に」選択し、その関係を定式化するものである。問題は3つの要素だけでは森羅万象を記述しきれないことである。自然科学の体系は産業革命を経て形成され、発展を続けてきた社会・技術と相互作用しながら特定の方向へ形成されてきこともあり、もともと応用学との相関が深い。また、自然科学は体系性が特徴である。計測された事実を含むすべての空間における共通した構造を知ろうとする。現象は一旦体系に昇華され、そこから数的・精密な検証が可能となる。

      自然科学だけを習ってきた我々は、専門性を研ぎ澄まし、範囲を狭めてキリのように深めていく細密さが自然を理解するための唯一の合理的方法と信じてきた。しかし、細密な領域での深堀りを続けると、我々の理解は、無限に小さな領域の、相関性の乏しい集合になってしまう可能性がある。エネルギーと物質の再帰を含む循環型社会のような複雑な対象になるとうまく扱いきれない。複雑系を扱う難しさは生命系・感性においてさらに顕著である。自然科学によって人間の感情・情動・アーティスティックな価値の扱いは困難であった。脳の中の構造や機能を分子のレベルから解明できればヒトの知性は再現できるという漠然とした期待があったが未だブレークスルーに至っていない。

      これに対して人工知能は帰納的な方法である。ヒトの「考え方」の模倣であって、提示された現象から、自ずからなるカテゴリーを見いだし、個々の現象をそこへ分類する。がん組織や細胞をX線写真から見いだすのも典型的なカテゴリー分類である。写真に映った対象物をカテゴリーにわけて、がんが分類されたカテゴリーに属しているかどうかを判定する。ヒトよりも解析が詳細であるから診断はより正確になる。

      経済、地球環境、疾患と原因などの多すぎる相関をどのように結びつけるか、環境負荷のない経済発展はあるのだろうか。人工知能はこのような超多量要素からなる問題を解くうえで役立つだろう。さまざまな要素の組合せを行ってカテゴリーを創出し、最良の現象につながるものを選び出すことができる。自然科学とは方法も対象も異なっていて、要素を限定せず、全体の特性=概念あるいはカテゴリーを抽出したり定義したりする。細部へではなく、上へ上へと階層を昇って行き、俯瞰する方法である。定量的な「法則」が存在しないので、精密性がないと誤解されるが、概念を扱う方法であって分担範囲は異なる。

      生命体を構成する分子は、物質・エネルギー・情報を内包する三位一体の存在である。すでに生物工学は生命体の機能そのものとなる膨大な情報と制御に関わる多くの事象を扱っている;たとえば、細胞内の分子反応の連関、情報ネットワーク、遺伝的制御、細胞集合体の機能などである。しかし、情報は物質の特性に付随するものだと思われているところもある。情報によって形成される概念が「もの」の価値を超える可能性も遠い未来ではないかもしれない。我々は、システム全体を俯瞰した概念の形成とその利用を行う人工知能という、自然科学に基づいた厳密な工学と相補い合うものを見いだしつつある。それらをただつなぎ合わせるのではなく、より高次の理解と応用の方法を創造的に編みだすことができるなら、工学は感性やアートの世界も内包し、生命・複雑系をフィールドとする、これまでにない体系を持つことになるに違いない。


      著者紹介 大阪大学国際医工情報センターおよび大阪大学工学系研究科Hitz協働研究所(特任教授)

      ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

       

      Published by 学会事務局 on 24 3月 2020

      生物工学会誌 – 98巻3号

       

      ►生物工学会誌Top

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      Published by 学会事務局 on 16 3月 2020

      【中部支部】2020 Sakura-Bio Meeting WEB開催のお知らせ

      2020 Sakura-Bio Meeting は、webを用いて開催します。ただし、要旨の公開と、発表者有志による一般講演のビデオ発表とPDFポスター発表のみになり、招待講演は行われません。
      3月30日からpdf閲覧とビデオ閲覧が可能になる予定です。また3月31日10時よりZoomを用いて、ビデオ講演と質疑応答を行います。
      参加希望者は、下記申し込みサイトよりお申し込みください。参加費は無料です。なお参加者は100名までとさせていただきます。参加登録者にはアクセス情報をメールにてお知らせします。

      The 2020 Sakura-Bio Meeting will be held on the Internet with free of charge.
      However, no invited lectures are available. Instead, only video talks and pdf posters are provided by some voluntary presenters in addition to the abstract.
      Pdf and video viewing will be open from March 30. Zoom meeting for video streaming and Q & A sessions will start from 10:00 on March 31st.
      All the participants are requested to apply from the registration site below.
      The maximum number of participants is limited to 100. Approved participants will receive an e-mail about the access information.
       

      申し込みはこちら

       



      関連記事:

       

      ⇒中部支部Topへ

      Published by 学会事務局 on 06 3月 2020

      [開催中止](要旨一部誌上発表)【本部】第7回SBJシンポジウム
      ―バイオ医薬品開発の最先端と生物工学への期待―">[開催中止](要旨一部誌上発表)【本部】第7回SBJシンポジウム
      ―バイオ医薬品開発の最先端と生物工学への期待―

      「第7回SBJシンポジウム―バイオ医薬品開発の最先端と生物工学への期待―」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による緊急事態宣言のために開催中止となりましたが、予定された講演者の一部の先生方から要旨をいただきましたので、生物工学会誌の誌上を借りて討論の場とすることにしました。
      ⇒生物工学会誌第98巻第7号

      SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。

      抗体医薬の発展により21世紀の創薬は革命と言える変化が起きました。今後、遺伝子治療、CAR-T細胞医療や再生医療など、バイオ医薬品による革命は続くと考えられています。化学合成による安定な生産が可能な低分子医薬品と異なり、バイオ医薬品の生産は、細胞の状態や製造条件により品質や生産量が大きく影響を受けます。また、製造コストが高いという問題もあります。フレミングが発見したペニシリンが医薬品として利用されるには、フローリーとチェインによる生産技術の開発が不可欠であったように、今後のバイオ医薬品による革命には生産技術の発展が必要となっています。このため、これまで以上に生物工学の貢献が大きく期待されています。本シンポジウムでは、バイオ医薬品の開発から生産までの技術について最新の研究成果および技術・戦略動向を紹介し、それらの課題から生物工学の役割と期待を議論するシンポジウムにしたいと思います。
      多数の皆様のご参加をお待ちしております。

      • 日時:2020年5月22日(金)9:50~16:40
         
      • 場所:東京農工大学 新1号館グリーンホール⇒キャンパスマップ
        (〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16)
        ⇒アクセスマップ
         
      • 参加費:
        会員(ご所属先が本会賛助・団体会員の方を含む):1,000円(税込)
        協賛・後援学会会員:1,000円(税込)
        学生:無料
        非会員:3,000円(税込)
        ※参加費(要旨集代を含む)は当日受付にてお支払いください。
         
      • 申込方法:こちらのフォームよりお申込みください。

      【主催】公益社団法人 日本生物工学会
      【協賛】公益社団法人 化学工学会、一般財団法人 バイオインダストリー協会 
          一般社団法人 日本蛋白質科学会 
      【後援】公益社団法人 日本農芸化学会
           

      プログラム

      • 9:50~10:00 開会の辞……髙木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学)
         
      • 10:00~10:50
        「バイオ医薬品開発を指向した蛋白質工学:現状と課題」
         ………… 津本 浩平(東京大学)
         
      • 10:50~11:40
        「動物細胞を用いたバイオ医薬生産ー行きつく先はどこなのか」
         …………大政 健史(大阪大学)
         
      • 11:40~13:00 昼休み
         
      • 13:00~14:00
        “The human protein atlas and engineered affibody molecules”
         …………Stefan Ståhl(Sweden王立工科大学)
         
      • 14:00~14:45
        「治療・創薬を指向した機能性細胞創製技術の現状」
         …………河原 正浩(医薬基盤・健康・栄養研究所)
         
      • 14:45~15:00 休憩
         
      • 15:00~15:45
        「細胞治療・再生医療における製造の課題、解決に向けて」   
         …………仲 崇宏(テルモBCT株式会社)
         
      • 15:45~16:30
        「バイオ医薬品製造方法および施設の概略/課題について」   
         …………加納 健二郎(協和キリン株式会社)
         
      • 16:30~16:40 閉会の辞……上平 正道(九州大学) 

                    

      問い合わせ先

      公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
      TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
      E-mail: (SBJシンポジウム担当)

       

      Published by 学会事務局 on 04 3月 2020

      【JBB】Vol. 129, No. 4(2020年4月号)オンライン公開

      Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 4(2020年4月号)をScienceDirectで公開しました。

      JBB会員用アクセスの利用方法

      日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
      ⇒詳しくはこちら

      • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
        Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

        注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
         
      • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
        Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

          
          

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      Published by 学会事務局 on 03 3月 2020

      第72回日本生物工学会(2020)大会サイト公開のお知らせ

      第72回日本生物工学会大会(2020)のホームページを公開しました。 大会サイトでは、2020年9月2日(水)から4日(金)に、東北大学川内北キャンパスで開催される年次大会に関する情報を発信していきます。

      講演要旨登録と大会参加申込のウェブ受付は、2020年4月8日(水)より開始いたします。

      本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

         公益社団法人日本生物工学会
         第72回年次大会(2020)ホームページアドレス
         https://www.sbj.or.jp/2020/

      Published by 支部:西日本 on 02 3月 2020

      【西日本支部】若手研究者賞創設のお知らせと応募のお願い

      日本生物工学会 西日本支部長
      稲垣 賢二

      日本生物工学会西日本支部では、この度「西日本支部若手研究者賞」を創設致しました。この賞は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した優れた若手研究者の研究を奨励し、さらにステップアップしていただくことを目的とするものです。若手研究者の皆さん、どうぞ積極的な応募をお願い致します。

      1. 目的
        西日本支部若手研究者賞は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した優れた若手研究者を顕彰することを目的とする。
         
      2. 受賞者の選考
        受賞者の選考は隔年で行う。選考委員会において2名以内を選考し、支部役員会で決定する。
         
      3. 賞の内容
        受賞者を西日本支部講演会で表彰し、賞状と表彰楯を授与する。受賞者は対象となった研究成果(またはその一部)について、支部講演会で講演を行う。
         
      4. 資格
        以下の要件をすべて満たしている事

        1)生物工学分野において優れた成果をあげている日本生物工学会正会員、もしくは受賞時に正会員である者。

        2)受賞年の4月1日での年齢が35歳以下であること、または博士の学位取得後8年以内であること。

        3)西日本支部内(中国・四国9県内)の大学、公的研究機関もしくは民間企業等に在籍していること。

        4)過去3年間に下記のいずれかの実績を有すること。
         ・日本生物工学会年次大会での口頭またはポスター発表
         ・日本生物工学会西日本支部講演会での口頭発表
         ・日本生物工学会英文誌J. Biosci. Bioeng. での論文発表
         ・日本生物工学会誌での論文発表または解説記事等の掲載
         
      5. 応募方法
        1)自己推薦のみとする。
        2)応募用紙wordに必要事項を記載して、支部事務局宛に電子メールで送付する。
        3)応募締切日:2020年5月31日(日) ⇒2020年7月31日(金)17:00 <延長しました>
         
      6. 提出・賞類送付先
        公益社団法人 日本生物工学会西日本支部事務局
        庶務幹事 田村 隆
        E-mail:
        Tel. 086-251-8293 Fax: 086-289-3246

      ⇒西日本支部Topへ

       

      Published by 学会事務局 on 29 2月 2020

      【JBB】Vol. 129, No. 3(2020年3月号)オンライン公開

      Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 3(2020年3月号)をScienceDirectで公開しました。

      JBB会員用アクセスの利用方法

      日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
      ⇒詳しくはこちら

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      Published by 学会事務局 on 27 2月 2020

      [開催中止]【本部】第25回生物工学懇話会">[開催中止]【本部】第25回生物工学懇話会

      第25回生物工学懇話会は新型コロナウイルス感染拡大の影響、政府による緊急事態宣言の発出を受けまして中止いたします。登壇をご予定いただいた講師の先生、ご準備いただいた先生方、参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。
      ⇒日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止についてpdf
      日時2020年5月21日(木)14:40~17:00
      場所東京農工大学 新1号館グリーンホール
      〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
      参加費無料(事前申込み不要)

      プログラム

      (司会:上平 正道)

      • 14:40~14:45 開会の挨拶………………髙木 昌宏
         
      • 14:45~15:45  講演1「食シグナルと栄養認識受容体」
                    ……木村 郁夫(東京農工大学)

      古くから“医食同源”の概念として知られるように、食生活は生体内の恒常性を調節し、その調節機構の破綻は生活習慣病につながる。近年の食科学の進歩に伴い、食と健康の関係が単なる現象論だけではなく、その分子作用機序の解明という科学的根拠に基づいた証明がなされ始めた。特に、細胞膜上脂肪酸受容体群の同定により、食由来脂肪酸が単なるエネルギー源であるだけではなく、シグナル分子として重要であることが明らかとなり、肥満・糖尿病等の代謝性疾患の標的分子として、これら脂肪酸受容体群は注目されている。

      (座長:養王田 正文) 

      • 15:45~15:55 休憩
         
      • 15:55~16:55 講演2「研究開発におけるAI/ディープラーニング技術活用とデータマネージメント」
                    …………堂田 丈明(名古屋大学)

      技術革新の加速が求められる今日、研究開発の効率化は国内外で大きな課題となっています。そして、AI・人工知能技術の活用も、現在の第三次AI・人工知能技術ブームを経て年々競争が激化しています。このような背景を踏まえ、当会では、(i)AI・ディープラーニング技術が、研究開発にどのように活用されているのか、(ii)AI・ディープラーニング技術を活用する際に実験データや成果物はどのように管理・運用されているのかについて、国内外の事例を踏まえてご紹介したいと思います。

      (座長:上平 正道)

      • 16:55~17:00 閉会の挨拶………………上平 正道
         

      関連記事:【事務局より】2020年度総会および関連行事のお知らせ

      Published by 学会事務局 on 27 2月 2020

      【事務局より】2020年度総会および関連行事のお知らせ

      2020年度日本生物工学会総会は、新型コロナウイルス感染拡大の防止、皆様の安全を最優先する観点から物理的なご出席は要請しないこととしインターネットによる議決権の行使により実施することにしました。⇒詳しくはこちら

      日本生物工学会の2020年度総会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。
      会員のみなさまにおかれましては,多数ご出席くださいますようご案内申し上げます。

      2020年度総会

      日時:2020年5月21日(木)13:00~14:20
      場所:東京農工大学 新1号館グリーンホール(〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16)
      ⇒大阪千里ライフセンター

      ⇒(変更しました)日本生物工学会 事務局(大阪府吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内)

      次第:

      1. 会長挨拶
      2. 2019年度事業報告
      3. 2019年度決算報告・2019年度監査報告
      4. 名誉会員等の推戴
      5. 2020年度事業計画
      6. 2020年度予算案

      第25回生物工学懇話会(開催中止)

      日時:2020年5月21日(木)14:40~17:00
      場所:東京農工大学 新1号館グリーンホール
      参加費:無料(事前申込み不要)

      プログラム: ⇒講演要旨はこちら

      • 14:40~14:45  
        開会の挨拶………髙木 昌宏
         
      • 14:45~15:45 
        講演1「食シグナルと栄養認識受容体」
        ……木村 郁夫(東京農工大学)
         
      • 15:45~15:55  休憩
         
      • 15:55~16:55 
        講演2「研究開発におけるAI/ディープラーニング技術活用とデータマネージメント」
        ……堂田 丈明(名古屋大学)
         
      • 16:55~17:00  
        閉会の挨拶………上平 正道

      懇親会(開催中止)

      日時:2020年5月21日(木)17:00~19:00
      場所:東京農工大学 140周年記念会館(〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16)
      参加費:5,000円(税込)(懇親会費は当日受付にてお支払いください。)

      申込方法:懇親会参加者希望者は、原則としてあらかじめ参加申込してください。

      • 日本生物工学会代議員の方には事務局から個別に案内メールをお送りします。メールの案内に従って申込みフォームよりお申し込みください。
         
      • 代議委員以外で懇親会への参加を希望される方は1) 氏名、2) 住所、3) 所属、4) 連絡先TEL/FAX/E-mail、5) 会員種別を明記して、下記の申込先までE-mailまたはFAXをお送り下さい。

      申込締切日:2020年5月8日(金)

      申込先:日本生物工学会事務局
          TEL: 06-6876-2731  FAX: 06-6879-2034  E-mail:

      Published by 学会事務局 on 26 2月 2020

      【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染拡大防止に関するお知らせ(第1版)

      2020(令和2)年2月26日

      日本生物工学会会員の皆様

      公益社団法人 日本生物工学会
      会長 髙木 昌宏

      2020(令和2)年2月20日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、厚生労働省よりイベントの開催に関するメッセージが発出されました。

      日本生物工学会といたしましては、このような状況に鑑み、日本生物工学会が関係する集会や会合の開催について、支部、研究部会、会員の皆様にご協力のお願いをいたします。感染の広がり、会場の状況などを踏まえ、開催の必要性をご検討いただきたいと思います。

      開催に当たっては、以下のご協力をお願いします。

      • 参加者への手洗い、マスク着用の推奨
      • アルコール消毒薬の設置
      • 風邪のような症状のある場合には参加をしないよう周知徹底
      • TV会議による代替開催

      また、海外からの招へい者がいらっしゃる場合には、出入国に当たっての状況等、当該国の対応にも留意をお願いいたします。

      以上は、現時点での対応となりますが、状況は日々変わりつつありますので、会員の皆様には迅速な情報提供、ご案内を行うべく努めてまいります。

      皆々様には、どうぞご自愛頂きますよう、よろしくお願いいたします。

      ⇒新型コロナウイルス感染拡大防止に関するお知らせ(第1版)pdf

       

       

      ♦参考資料

       

       

       

      Published by 学会事務局 on 25 2月 2020

      【JBB】投稿・査読システムの変更について

      Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) では、2020年2月19日(水)よりEditorial Manager®で論文を受け付けています。⇒ JBBへの投稿・査読(Editorial Manager®)はこちらから

      ※ご利用にあたっては、初回ログイン時にパスワードの設定をする必要があります。
      Editorial Managerのユーザー名とパスワードは、Elsevier Profileとは連動しませんので、ScienceDirect等他のElsevierのサービスで設定されたユーザー名とパスワードに変更はありません。

       

      Published by 学会事務局 on 21 2月 2020

      【随縁随意】研究の巡り合わせ-柏木 豊

      生物工学会誌 第98巻 第2号
      柏木 豊

      近年、夏の猛暑、豪雨、強力な台風などの気象災害が多発しています。おりしも国連気候行動サミットが開催され、わが国からは環境大臣が出席され演説をされました。地球温暖化は、人類の化石燃料利用から排出されるCO2などの温室効果ガスが原因であることは定説となっています。

      今から40~50年ほど前、化石燃料資源の枯渇が叫ばれ、未利用バイオマス資源を燃料へと変換する研究開発に注目が集まったことがあります。これに呼応して、バイオマス変換技術への微生物・酵素の活用研究が強力に推し進められました。この時期に大学を卒業し、農林水産省の研究機関に採用された私は、バイオマス変換計画のなかで研究生活を送ることになりました。この当時、大気CO2濃度の上昇は観測されていたものの、地球温暖化や気候変動はまだ顕在化していなかったように思われます。むしろ、排気ガスによる大気汚染が大きく問題視されていました。同時に、微生物を利用した化石燃料代替技術の研究開発が進められ、多くの成果が得られましたが、実用技術としての普及はなかなか進まないのが実情であったと思います。しかし、この数年の気象災害の多発を見ると、CO2排出削減が目前の課題として突きつけられ、いよいよこれまでの技術発の結果と、さらなる研究に期待される時期が到来しているのではないでしょうか。

      当時、取り組んだ研究課題は植物由来の未利用糖質の資源化というものであり、木質セルロースを食糧や燃料へ変換することを目的としたものでした。配属された研究室では、公設試験研究機関、企業(食品産業に限らず)からの研究員が多数在籍し、精力的に研究が進められていました。その中に混じって微生物探索から研究をスタートしましたが、新規のセルラーゼ生産糸状菌を分離することができ、酵素の特性の解明と酵素遺伝子の単離を行うことができました。もう一つは、非結晶性セルロースからセロビオースを特異的に生成する細菌におけるセロビオース生成要因の解明というものでした。すでにセロビオヒドロラーゼ(CBH)が結晶性セルロースからセロビオースを生成することは研究されていましたが、非結晶性セルロースに作用するCBHは未発見であり、新発見の可能性が期待されました。結局、該当の酵素はβ-グルコシダーゼの一種であるがセロビオースへの作用が低いために培地にセロビオースを蓄積することがわかり、新発見には到りませんでした。当時は、開発されたばかりのゲル板式の蛍光DNAシーケンサーやPCR装置が研究所に導入され始め、遺伝子の配列解析にようやく活用される時期でした。現在の研究環境からすると隔世の感があります。

      その後、本省の研究行政部署に移動になり、続いて地方公設試験場に転勤になり、バイオマス変換の研究から離れてしまいました。1997年に研究所に戻った時には、発酵食品を所掌する応用微生物部の糸状菌研究室に室長ポストとして配置されました。このころに、麹菌Aspergillus oryzae EST解析・ゲノム解析研究コンソーシアムに参画し、企業、国研、大学の皆様と自由闊達に大変に楽しく研究させていただきました。麹菌ゲノム解析コンソーシアムに参加したNITEのDNAシーケンスセンターの解析能力に後押しされて、当初の予想よりも短期間の3年ほどでドラフト配列が判明し、2005年に全塩基配列の解読に成功しました。同時に、アメリカ、EUにてA. fumigatusA. nidulansのゲノムが解明され、海外勢力に遅れることなく、Aspergillus属3菌種ゲノムのそろい踏みが叶いました。

      麹菌や発酵食品の研究のつながりで、縁あって、伝統ある東京農業大学醸造科学科にお世話になっています。研究機関から大学への転職となり、一番に気がついたのは、学生の人数と多様性の多さです。多いときには200人近くの学生に講義をしています。授業で受講生がどれだけ満足してもらえたのか、未だに判然としないままですが、醤油醸造学などの講義をしています。現在は、新原理のNGS(次世代シーケンス)が次々と開発されてゲノム解析研究が身近になり、また測定機器が発展し、分析技術が充実しています。若い研究者の方々は、このような研究環境を活かして、これまでの研究から大幅に前進した研究成果を得られていることと思います。社会からの注目度により研究が促進されることよくあることですが、冒頭の話題のように、地球環境の観点からも発酵や生物工学の研究の進展が大いに期待されていると思います。


      著者紹介 東京農業大学 醸造科学科(教授)

      ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

      Published by 学会事務局 on 21 2月 2020

      生物工学会誌 – 98巻2号

      ►生物工学会誌Top

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      Published by 学会事務局 on 19 2月 2020

      【JBB】Editorial Managerへの移行完了のお知らせ

      Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) では、予定より早く、2020年2月19日(水)にEditorial Manager®への移行作業が完了しました。

      新しい投稿サイトのアドレスは次の通りです。ブックマークをお願いします。

      初回ログイン時にパスワードの設定をする必要があります。
      Editorial Managerのユーザー名とパスワードは、Elsevier Profileとは連動しません。
      ScienceDirect等他のElsevierのサービスで設定されたユーザー名とパスワードに変更はありません。

      ⇒ JBBへの投稿・査読(Editorial Manager)はこちらから

      Published by 学会事務局 on 17 2月 2020

      [開催延期]【研究部会】2020年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー">[開催延期]【研究部会】2020年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー

      本イベントは開催延期になりました。⇒詳しくはこちら

      生物工学若手研究者の集い(若手会)では2020年度の夏のセミナーを以下の日程で石川県にて開催します。

      • 開催日:2020年7月4日(土)~5(日)
      • 開催場所:すゞや今日楼および山中座(石川県加賀市山中温泉)

      内容・参加方法等の詳細は決まり次第、当サイトにてお知らせいたします。

      ⇒若手会のページへ

      Published by 学会事務局 on 10 2月 2020

      《システム停止期間:2月19日(水)12:30 ~ 20日(木)16:30》">【JBB】Editorial Managerへの移行によるシステム停止のお知らせ《システム停止期間:2月19日(水)12:30 ~ 20日(木)16:30》

      Journal of Biosicence and Bioengineering (JBB)では、論文投稿・査読受付システムをEVISEからEditorial Managerに移行する予定です。つきましては、データ移行作業のため、以下の期間システムの利用ができなくなります。

      • 投稿・査読システム停止期間: 2020年2月19日(水)12:30 ~ 20日(木)16:30

      現システム(EVISE)で受付をした論文およびユーザーのアカウント情報はすべて新システムに移行されます。

      EIVISEのユーザーには、移行が完了した時点で、新しい投稿サイトおよびシステムへのログイン方法をメールでお知らせいたします。移行後は、新しいサイトで作業を進めていただくことができます。

      ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

      Published by 学会事務局 on 09 2月 2020

      [開催中止]【研究部会】2019年度サスティナブル工学研究会講演会">[開催中止]【研究部会】2019年度サスティナブル工学研究会講演会

      新型コロナウイルス拡大汚染防止および汚染の懸念から 2019年度サスティナブル工学研究会講演会を中止とさせていただきました。

      サスティナブル工学研究部会では、下記の通り、サスティナブル工学特別講演会を開催いたします。
      講師である木田建次先生(熊本大学名誉教授)は、メタン発酵およびエタノール発酵などの発酵プロセスによる廃棄物系バイオマスの循環利用・資源化の基盤技術研究を精力的に進められています。木田先生は、本会で長年ご活躍され、2010年度第29回生物工学賞「バイオマスのバイオガス化・バイオエタノール化のための基盤技術開発とその応用」を受賞されています。さらに、研究活動だけではなく、得られた研究成果を自治体の資源循環型まちづくりの構築に活用されるなど、社会貢献も精力的に行っておられています。熊本大学を定年退職後、中国四川大学に移られて、サスティナブル工学に関する教育、研究および社会貢献に従事されて、中国の現状に大変精通されています。本講演会では、中国での活動・経験を中心としてご講演いただきます。

      サスティナブル工学、資源循環利用などをキーワードとする研究に興味のある方はもちろん、中国で国際共同研究などの活動を予定されている方のご来聴を心より歓迎いたします。(非研究部会員の方も奮ってご参加ください。)

      • 日時:2020年3月3日(火) 15:00~16:00
         
      • 場所:九州大学伊都キャンパス⇒アクセス
           農学部ウエスト5号館228講義室⇒キャンパスマップpdf 
          (マップ中の番号28が農学部ウエスト5号館で、228講義室は2階です。
           バス停から228講義室までの経路は添付ファイルpdfをご参照ください。)
         
      • 講師: 木田 建次(熊本大学名誉教授)
         
      • 演題:中国四川省での研究活動および中国のバイオマスからのエネルギー開発目標と廃棄物系バイオマスの現状と対策
         
      • 申し込み・問合せ先:九州大学大学院農学研究院 田代幸寛(

      【主催】日本生物工学会サスティナブル工学研究部会
      【共催】九州大学大学院農学研究院土壌環境微生物学研究室

       

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      Published by 部会:バイオインフォマティクス on 07 2月 2020

      資料アーカイブ

      バイオインフォマティクス相談部会 資料アーカイブ

      本部会活動においてこれまで作成・運用されたコンテンツをご覧になることができます。
      情報は随時更新されます。

       

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      当日使用したセミナー資料を株式会社Preferred Networks様よりご提供いただきました。

      資料1 メディカルAI専門コース オンライン講義資料 (深層学習の理論とChainer関数群の解析用)
      資料2 microscopy_data_with_chainer (今回の実習のプログラム実行内容)

       

        資料1  Rを用いたRNA-Seqデータのクラスタリング 

        (リンクかサムネイル画像をクリックすると動画の再生が始まります)

        資料2  Rを用いたRNA-Seqデータのクラスタリング (入力用スクリプト)

         

        講演会の開催趣旨説明用のスライドです。講演会、ならびに本部会の運営理念についての理解の一助にしていたけますと幸いです。ファイルは読取専用です。pptx版は説明原稿付きとなっております。

        第三回講演会 開催趣旨スライドpptx版(説明原稿付き)pdf版
        第二回講演会 開催趣旨スライドpptx版(説明原稿付き)pdf版

        お問合せ先

        産業技術総合研究所 人工知能研究センター
        堀之内 貴明 問い合わせ先:(1)E-mail, (2)E-mail

         

        ⇒バイオインフォマティクス相談部会Topへ

        Published by 学会事務局 on 27 1月 2020

        【ご挨拶】令和時代の生物工学会誌 – 岡澤 敦司

        生物工学会誌 第97巻 第6号
        和文誌編集委員長 岡澤 敦司

        この度、生物工学会誌編集委員長を拝命いたしました大阪府立大学大学院生命環境科学研究科の岡澤敦司です。就任にあたり、会員の皆様にご挨拶申し上げます。

        期せずして、新元号への切り替わりという歴史の節目に、伝統ある生物工学会誌(以降、和文誌と記します)の編集委員長を任せられることになり、大変名誉に思うとともに、一層の重責を感じております。任を与えていただいた前執行部役員の先生方に、まずは心よりお礼申し上げます。

        私は、園元謙二先生が編集委員長を務められていた時に和文誌編集委員に加えていただき、幸運にも木野邦器先生、藤原伸介先生という3名の編集委員長の先生方と和文誌の編集に携わることができました。園元先生は、学会誌として、「学問情報の伝達」「学会活動の伝達」および「会員の相互交流」を使命に掲げられ、木野先生は、さらに「産学連携の強化や民間研究の発信」にご尽力され、前任の藤原先生は、それまでの方針を継承しつつ、「会員が欲する情報の発信」という視点での編集に努められました。その甲斐もあり、「特集」「バイオミディア」ならびに「生物工学基礎講座―バイオよもやま話―(現在は続編として継続中)」といった、和文誌の基幹といえる記事のダウンロード件数は、依然右肩上がりとなっています。また、「プロジェクト・バイオ」「生物材料インデックス」「バイオ系のキャリアデザイン」ならびに期間限定連載のバイオインフォマティクスや統計解析に関する講座なども、他に類を見ない、あるいは、他に先駆けて取り組んだユニークな記事として、大変好評を得ております。これもひとえに、編集委員、バイオミディア委員、ならびに、支部編集委員の皆様と執筆者の先生方、事務局の連携の賜物であり、ひいては、学会誌に期待を寄せていただいている学会員のご支援によるものと感謝しております。新体制においても、これまでの編集委員会の基本方針を踏まえ、より魅力的な誌面作りを進める所存です。

        平成は、科学技術という側面では大変な飛躍を遂げた時代であり、特にバイオ関連の技術革新には目を見張るものがありました。和文誌においても、時流に乗った先端のバイオ技術を「特集」や「バイオミディア」で積極的に発信することができました。一方、社会に目を向けると、度重なる自然災害や、宗教あるいは政治的な対立が激化し、あらゆる分断が生じた時代でもあり、科学技術の進展が世界平和につながると信じる楽観主義者にとっては、試練の時であったかもしれません。令和への切り替わりを一つの機会として、和文誌から発信する科学技術について、あるいは、科学者や科学そのものについて、社会との関係を改めて根本的に考えてみる必要があると感じています。醸造、醗酵から連綿と続くバイオテクノロジーを、どのように社会に受容また活用してもらえるかについて、特には哲学的にも考えなくてはいけない時代になりつつあると思っています。生物工学会は、数ある学術団体の中でもずば抜けて自由闊達な雰囲気をもち、若手からシニアまですべての年代層の活力に満ちている学会だと思います。和文誌が、学会員の皆様の多様なご意見を頂戴し、広く発信することで、学会内外での対話を促し、学会活動を社会に還元するための一端を担うことができないか模索したいと思います。

        新体制では、長森英二先生(大阪工業大学工学部)に編集副委員長を務めていただきます。前期より継続していただく9名の委員に加え、4名の企業の方を含む8名の新任の委員の皆様、10名(内4名が新任)のバイオミディア委員の皆様、各支部編集委員の皆様、事務局の皆様とともに和文誌の編集を進めて参ります。ご存知のように、和文誌のほとんどの記事は、学会内外の執筆者からのご寄稿によっています。執行部、各支部、ならびに、若手の会を含む各研究部会とも連携を取りながら、充実した誌面作りを目指して参りますので、引き続き会員の皆様のご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

        Published by 学会事務局 on 27 1月 2020

        【ご挨拶】BioscienceとBioengineeringを両輪として – 神谷 典穂

        生物工学会誌 第97巻 第6号
        英文誌編集委員長 神谷 典穂

        この度、英文誌編集委員長を拝命しました九州大学未来化学創造センターバイオテクノロジー部門兼工学研究院応用化学部門の神谷典穂です。就任にあたり、自己紹介方々、会員の皆様にご挨拶申し上げます。

        私と本会の出会いは、20年以上前に遡ります。1995年に第47回大会が九州大学工学部で開催された修士2年の秋、私にとってはバイオの専門家が集う学会での初めての発表に、たいへん緊張したことを覚えています。これがきっかけで、当時の指導教官である後藤雅宏先生より投稿を勧められ、本誌への初投稿論文はJournal of Fermentation and Bioengineering(JFB)に受理されました。工学部の片隅でバイオに関する研究を始めたばかりの学生にとって、掲載可否もさることながら、生物工学の専門家からどういった評価が下されるのか、期待と不安を抱きながらの投稿作業でした。結果として受理に至りましたが、率直で建設的な査読意見を頂戴し、その後の学位論文の執筆に大いに役立ちました。学術誌への投稿に際し、自身の研究を客観視し、誠実なreviewに伴う厳しさと温かさ、次の展開に繋がるヒントを求める気持ちは、当時と今であまり変わりはありません。

        改めて英文誌の歴史を紐解くと、前身の醗酵工學雑誌には1973年から1976年までは奇数月が日本語、偶数月は英語の論文が掲載され、1977年に和文誌「醗酵工学会誌」と英文誌‘Journal of Fermentation Technology’が誕生します。その後、1989年にJFBへ、1999年にJournal of Bioscience and Bioengineering(JBB)へと変遷を遂げ、現在に至ります。JBBへの名称変更により、本誌のスコープがより幅広い分野の研究者に対して浸透し、新たな研究発表の場として本誌を選択するモチベーションを高める契機となったのではないかと拝察します。

        さて、直近4年間の英文誌編集作業は、加藤純一編集委員長と20名の編集委員、7名の海外編集委員、英文誌を担当する編集事務局の方々の献身的なご尽力に支えられてきました。国内編集委員の任期は4年、2年ごとにその半数が入れ替わり、次の担い手に襷が渡されます。私自身は、大竹久夫編集委員長に編集委員としての責務を、髙木昌宏編集委員長に学術誌の編集作業に関わる意味をご指導頂きながら、編集委員を4年間務めました。その後、化学工学会英文誌(JCEJ)、Biochemical Engineering Journal(Elsevier)の編集に携わってきましたが、アジア各国からの投稿の増加に比べ、日本からの論文投稿数の減少を実感・危惧しています。Elsevier社による直近数年間の分析結果によると、本誌への投稿数、掲載論文ダウンロード数の何れも中国が日本を上回っている状況にあります。インパクトファクターが2を超えたJBBへの年間原稿受付数は約850報に至る勢いです。編集委員の多くは若手・中堅の本会会員であり、ご自身の研究と教育に対するエフォートに加え、本誌の編集業務に携わっていることをどうかご理解頂き、査読依頼が届きましたら積極的にお受け頂きますようお願いする次第です。

        昨今、非常に多くの電子ジャーナルが乱立している状況にあり、皆様のお手元にも投稿依頼のダイレクトメールが届いているかと思います。なかには一見JBBと見間違うような名称を冠した雑誌もあり驚くこともありますが、JBBはその歴史と伝統から新興雑誌とは一線を画します。科学(Bioscience)と工学(Bioengineering)の両面に向き合い、これらをバランス良く取り扱える点は、国内外の関連学会英文誌や関連商業誌と競争・共奏するうえでの特徴にもなります。最近は産の研究者からの投稿も増えていると聞いており、この点もJBBの強みになると考えます。産官学の会員の皆様からの投稿論文が起点となり、新しい学術や研究開発に繋がる思考の種を与え続けるジャーナルにしていくことが、結果として本誌の価値をさらに高めていくものと思います。

        最後に、本誌編集委員長の重責を負うことは、私にとって大きな挑戦であり、新たな学びの機会でもあります。編集委員・事務局の皆様と、著者・査読者・読者として関わってくださる皆様のご意見ご叱正を賜りながら、JBBが日本、引いてはアジア圏のバイオテクノロジーを世界に発信するフラッグシップジャーナルとしてさらに成長するよう、精一杯尽力する所存です。令和元年からの4年間、何卒宜しくお願い申し上げます。

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

        Published by 学会事務局 on 27 1月 2020

        生物工学会誌 –『バイオミディア』第98巻(2020年)

        こちらでは、生物工学会誌第98巻(2020年)掲載の『バイオミディア』掲載記事(PDF)をご覧いただけます。
        過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら

        1号2号3号4号5号6号7号8号9号10号11号12号

        掲載記事pdf著者
        <第98巻 第12号>  
        魚にもワクチン!小祝 敬一郎679
        天然のウイルスを使った微生物の“調和的”な活性化浦山 俊一680
        進化し続ける細胞工場 スマートセルインダストリー山村 栄虎681
        清酒酵母の胞子はなぜ発芽しないのか?下飯 仁682
        <第98巻 第11号>  
        1杯の湖水に秘められた難題岡﨑 友輔619
        ばねでみる細胞の力森脇 健司620
        微生物の「脂肪」をデザインする―PHAの多様な世界―有川 尚志621
        アルコール代謝研究の最新動向和泉 自泰622
        酵母培養でも様々な培地が用いられている渡部 貴志623
        <第98巻 第10号>  
        ブラック電気細菌たちが来た岡本 章玄549
        哺乳動物の精子形成を体外で観察する松村 貴史550
        ウイルスを捕まえる秀島 翔551
        植物が春を認識して開花期間を決める仕組み西尾 治幾552
        Agrobacterium法による形質転換の幅広い宿主への適用小西 正朗553
        バイオセンサーによるドーパミンの可視化
        ~記憶の分子メカニズム解明への道のり~
        中本 千尋554
        <第98巻 第9号>  
        環境中の微生物はどれくらい培養できるか?―反論につぐ反論―磯部 一夫498
        オーダーメイドでヘルシーオイルを作るには岡崎 久美子499
        アレルギー診断におけるIgE抗体値の意義前田 恵500
        お酒の酵母の遺伝子事情根来 宏明501
        <第98巻 第8号>  
        バクテリアの塩基修飾古田 芳一439
        ニジマスを産むヤマメ林 誠440
        オーファン酵素を利用してバイオジェニックBTXをつくる駒 大輔441
        遺伝子発現を翻訳レベルで調節しよう!栗原 志夫442
        発酵食品製造で活躍する縁の下の力持ち―発酵食品製造に関わる放線菌たち―鈴木 敏弘443
        <第98巻 第7号>  
        畑の中の食中毒細菌木嶋 伸行368
        微生物が使う通貨としての電子加藤 淳也369
        Sticky sugar”~RNAにもN結合型糖鎖?和田 龍太370
        麹の品質は「表情」次第?伊藤 一成371
        <第98巻 第6号>  
        野外生態系研究のための環境DNA分析潮 雅之314
        生きた細胞のゲノムを切り貼りする安部 公博315
        Moco酵素よ,どうしてそんなに気難しい?渡邊 寛子316
        細胞内で起きているタンパク質間相互作用をつかまえる樋野 展正317
        みりんの歴史と技術中村 覚318
        <第98巻 第5号>  
        光合成のようで光合成ではない光利用戦略中島 悠255
        赤血球による身体機能の拡張小島 伸彦256
        ゲノム情報を利活用した休眠二次代謝の活性化見崎 裕也・荒川 賢治257
        カイコは革命の風雲児?坪田 拓也258
        <第98巻 第4号>  
        光合成生物の光環境適応に関わる細胞内レドックス田中 謙也
        中西 周次
        191
        微生物,非純粋培養のすすめ萩原 大祐192
        ATP を駆動力とした物質生産鈴木 伸193
        細胞生理機能を操る!人工の受容体から臨床応用まで北口 哲也194
        古くて新しい交配による酵母の育種~新たな種(しゅ)から新たな酒(しゅ)へ中山 俊一195
        <第98巻 第3号>  
        植物の健康のために土壌微生物叢を整える西岡 友樹130
        培養器は自分自身!? 体内培養による組織作製佐藤 康史131
        ペリプラズムにおける代謝工学片岡 尚也132
        細胞内のワンチーム?:相分離生物学吉澤 拓也133
        ジンってどんなお酒?~歴史から最近の動向まで~長船 行雄134
        <第98巻 第2号>  
        ポリエチレンテレフタレート(PET)は生分解性?松本 拓也79
        バイオ分野に活用されるAI技術清川 達則80
        光エネルギーによって駆動する生体触媒反応本田 裕樹81
        レドックスを視る若林 憲一82
        醤油や味噌に含まれるエリスリトールは誰が作っているのか吉川 潤
        (※吉=つちよし)
        83
        <第98巻 第1号>  
        マイクロバイオーム解析手法の最適化とMock community三浦 隆匡28
        骨格筋の幹細胞は働き者?怠け者?鈴木 貴弘29
        家畜の腸を整える~飼料用酵素の新たな挑戦~寺本 寛30
        単なる細胞壁ではないβグルカン宮川 淳31
        酒造好適米の特徴とその品種特性玉田 佳大32
        存在感まで薄い?平板動物塙 宗継33

        『バイオミディア』掲載記事一覧(2016年~2024年)

        掲載記事(記事種別)一覧へ

        ※第98巻第7号(2020)以前の掲載記事は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
        ♦生物工学会誌 https://dl.ndl.go.jp/pid/10387559

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        Published by 学会事務局 on 27 1月 2020

        【随縁随意】仮説を証明する-髙木 昌宏

        生物工学会誌 第98巻 第1号
        会長 髙木 昌宏

         新年明けましておめでとうございます。
         お正月を代表する料理に、お雑煮があります。皆さんが召し上がったお雑煮は、どんなだったでしょうか?周囲の人に尋ねると、「家のお雑煮は、普通の……」と答えつつ、その中身は、ずいぶんと異なっていたりします。興味のある方は、お雑煮マップ(https://chefgohan.gnavi.co.jp/season/ozoni/)をご覧ください。あまりの種類の多さに、驚かれることと思います。お雑煮に限らず、当たり前だと思っていることを、詳しく調べて考えてみると、思わぬ発見があり、自分の先入観の危うさに気づかされるものです

        我々は(少なくとも私は)、子供の頃から、「よく考えろ」「ちゃんと考えろ」と言われ続けてきました。皆さんは、「考えなくては……」と思いつつも、いったい「考える」とは、どういうことなのだろうかと疑問に思ったことはありませんか?

        【考えるとは?】
        「考える」を要素に分解すると、次の4種類になるそうです。

        1. 「より深く」考える。
        2. 「より広く」考える。
        3. 「分けて」考える。
        4. 「筋道を立てて」考える。

         このことを知るだけでも、考えるプロセスが整理できそうで、基本は「もれなくダブりなく事柄を洗い出す」「事柄について、基本軸を明確にしつつ、全体像を把握する」「解決法を優先順位をつけて策定する」ということになります。しかし、我々が思い浮かべる「考える」となると、ほとんどの場合、結局、「深く考える」しか頭になくて、「広く」「分けて」考えることを忘れてしまっています。いい大人が集まって議論する、大学や会社の会議でもよくありそうな話です。「広く」「分けて」考え、そこから筋道を見つけ出すには、たとえば図にしてみるのも有効な方法で、その代表が、「ロジックツリー」です。詳しくは述べませんが、興味のある方は、ぜひ調べて、使ってみてください。

        【演繹・帰納・アブダクション】
        「筋道を立てて考える」というのは、まさに論理的思考です。この論理的思考は3つに分けられ、「演繹」「帰納」「アブダクション」です。「演繹法」は、一般的に正しいとされることと、ある事象から妥当と考えられる結論を導き出す手法、「帰納法」は、複数の事象をもとに一つの結論を導き出す方法で、これらについては、御存知の方も多いと思われます。多くの日本人が、知らないか、使いこなせていない手法に、「アブダクション」があります。これは、「仮説形成」とも言われる論理展開法で、起きた事象に対する仮説を立てて、検証する手法です。仮説は、あくまでも仮説なので、間違っている可能性もあります。失敗を極度に怖れる日本人は、特にこの「アブダクション」という思考方法は、苦手だと思われます。

        【応用基礎研究とアブダクション】 
        哲学者の西田幾多郎は、「生きるために便利だから真理なのではなく、逆に真理だから、我々の生活にとって、有用にされ得るのである。」(哲学概論)と述べています。本誌97巻6号の会長挨拶で、望遠鏡から幾何光学が、蒸気機関から熱力学が発展したことを例に、応用基礎研究(応用が先で、基礎が後)について紹介させていただきました。見方を変えると、応用研究は、我々を真理に導く「アブダクション」を与えてくれるのです。欧米の先端科学に追随する状況、つまりは正しい仮説(ゴール)が与えられている状況から日本が抜け出すカギは、独創的な「アブダクション」にあると思います。そして我々の個性、人生もまた、いかなる「仮説」を設け、それをいかに証明するかで決まると言えるのではないでしょうか?

         研究はもちろん、人生においても、今年は「仮説」を立て「証明」を試みる思考法を実践したいものです。
        「プロならプロであることを証明しなければならない」(広岡達朗:野球解説者)
        「各人はいわば一つの仮説を証明するために生れている」(三木 清:人生論ノート)


        著者紹介 北陸先端科学技術大学院大学(教授)、日本生物工学会(会長)

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

         

        Published by 学会事務局 on 26 1月 2020

        【学会賞】2020年度各賞受賞候補者推薦のお願い

        日本生物工学会では、2020年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞・生物工学学生優秀賞)受賞候補者の推薦を募集しております。

        授賞規程pdfおよび以下の推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。


        推薦書・調書のダウンロードはこちら

        <推薦要領>

        【推薦書類の提出先】公益社団法人日本生物工学会事務局  E-mail:
        メールの件名は「(各賞名)推薦」としてください。
        ※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の推薦書類は所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
        各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。

        【書類提出締切】2020年3月13日(金) 
        ※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の締切は、各支部で異なりますので、所属支部の支部長にお問い合わせください。


        受賞候補者の方は、事務局から連絡があり次第、調書の提出をお願いいたします。

         

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        ♦ 関連記事:

         

        Published by 学会事務局 on 26 1月 2020

        《締切:2月26日(水)》">【事務局より】2020年度研究部会設置申請募集《締切:2月26日(水)》

        日本生物工学会では、2020年度研究部会の設置申請を募集しております。

        研究部会の設置をご希望の方は、研究部会規程pdfに従って 研究部会設置申請書word2020年2月26日(水)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議のうえ採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。

        研究部会設置申請に関しての注意点

        日本生物工学会は、特定分野の研究集会に対して下記のとおり研究部会制度を設け運営費の一部を助成します。
        2010年度から、第1種研究部会、第2種研究部会および若手研究会に対して理事会審議決定の補助金を付与するとともに、研究部会を学会運営の重要な柱と位置づけています。

        理事会では研究部会活動の活性化を目的に、適切な成果発表の方法や場の確保、開かれて 活力ある研究部会をめざした制度の改革について議論し、2016年に研究部会の存続期間などを含めた研究部会規程の見直しを行いました。

        2020年度におきましては、申請に際して以下の点にご留意をお願いします。

        1. 研究部会の存続期間について、第1種研究部会は1年とし、第2種研究部会と若手研究会については制限を設けない。
           
        2. 助成金の上限について、第1種研究部会は20万円、第2種研究部会は5万円とする。
           
        3. 第2種研究部会への助成金の支給期間は、5年を限度とする。
           
        4. 研究部会承認後、和文誌に会員募集記事を出す(本部より一括してお願いします。記事には研究部会の目的、メリット、アウトプットなどを明示し、意欲ある会員が誰でも参加できるようにすること、会誌7号を予定)。
           
        5. 一年の活動が終了した後、和文誌に活動報告を掲載する(会誌5号を予定)。
           
        6. 本会の研究部会として活動する場合は、助成金の有無にかかわらず、申請・活動報告を行う。
           
        7. 時代の要求、社会や会員の要請に応えるべく理事会では申請の内容を精査します。

        活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただくともに、年度末には活動報告書および会計報告書の提出をお願いいたします。

         

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        Published by 学会事務局 on 23 1月 2020

        生物工学会誌 – 98巻1号

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 学会事務局 on 20 1月 2020

        【JBB】Vol. 129, No. 2(2020年2月号)オンライン公開

        Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 2(2020年2月号)をScienceDirectで公開しました。

        JBB会員用アクセスの利用方法

        日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
        ⇒詳しくはこちら

        • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
          Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

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        Published by 支部:東日本 on 09 1月 2020

        【東日本支部】2020年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集

        2020(令和2)年1月6日
        日本生物工学会 東日本支部長
        青柳 秀紀

        2020年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い

        日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。

        東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。

        つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。

        東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法
        1. 対象者は当学会学生会員(全学年対象)であり、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
           
        2. 応募は「生物工学学生優秀賞候補者調書」word「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」wordによる自薦および他薦によるものとする。
           
        3. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第8回東日本支部コロキウム:2020年3月3日に東京大学農学部弥生講堂にて開催)において東日本支部委員による第2次選考により東日本支部学生奨励賞受賞者を決定する。
        生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法
        1. 対象者は、東日本支部学生奨励賞応募者のうち、大学院博士前期課程等に在籍しており、博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
           
        2. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第8回東日本支部コロキウム:2020年3月3日に東京大学農学部弥生講堂にて開催)において東日本支部委員による第2次選考を経て生物工学学生優秀賞候補者を選出し、日本生物工学会本部に推薦する。
           
        3. 生物工学学生優秀賞受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。

        詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。

        過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。
        https://www.sbj.or.jp/awards/awards_hisho.html

        「生物工学学生優秀賞候補者調書」word「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」wordに必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: (TEL. 029-853-7212)宛、2020年2月25日(火)迄にお送りください。

        ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

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        Published by 支部:東日本 on 09 1月 2020

        [開催中止]【東日本支部】第8回日本生物工学会東日本支部コロキウム「腸内細菌研究の最前線」">[開催中止]【東日本支部】第8回日本生物工学会東日本支部コロキウム「腸内細菌研究の最前線」

        第8回日本生物工学会東日本支部コロキウムは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、中止となりました。

        • 日時 2020年3月3日(火)13:00~20:00(懇親会を含む)

           
        • 場所  
          【講演会】東京大学農学部弥生講堂
               (〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 )
               東京メトロ南北線 東大前駅下車すぐ
          【懇親会】東京大学農学部生協(文京区弥生1-1-1)

           
        • オーガナイザー 
          山田 千早(東京大学大学院農学生命科学研究科)
          石井 正治(東京大学大学院農学生命科学研究科)
           
        • プログラム

        13:00~13:05 開会の挨拶………青柳 秀紀(筑波大学)

        ♦コロキウム「腸内細菌研究の最前線」

        13:05~13:10 趣旨説明………山田 千早

        13:10~13:50
        「腸内細菌が産生する代謝産物から紐解く細菌の共生機構」
         ……西山 啓太(慶應義塾大学)

        13:50~14:30
        「ヒトマイクロバイオームのメタゲノミクス」
         ……須田 亙(理化学研究所)

        14:30~15:10
        「腸管IgA抗体による腸内細菌制御」
         ……新蔵 礼子(東京大学定量生命科学研究所)

        15:10~15:20 休憩

        ♦学生ポスター発表 (弥生講堂内)15:20~16:00 

        ♦学生講演 16:00~17:40 

        16:00-16:25 学生講演1
        16:25-16:50 学生講演2
        16:50-17:15 学生講演3
        17:15-17:40 学生講演4

        17:40~17:50 閉会の挨拶………石井 正治(東京大学)

        18:00~20:00 懇親会(東大農学部生協)
         

        • 申込方法
          申し込みフォームに必要事項および懇談会参加の有無を明記の上、お申し込みください。
          ※当日受付も行いますが、原則として事前登録をお願い致します。
          (ポスター発表者は事前登録のみ。事前登録締切:2020年2月25日(火))
           
        • 学生ポスター発表希望者
          申し込みフォームより、参加申込をしてください。また、こちらの要旨フォーマットwordをダウンロードし、東京大学 石井()までお送り下さい。

          ポスター発表は本学会がカバーする生物工学の分野から広く募集します。
          ポスター発表の定員は30名です。
          お早めにお申し込み下さい(要旨提出締切:2020年2月25日(火))。
           
        • 参加費
          【コロキウム】一般1,000円(税込・学生無料)
          【懇親会】一般:3,000円(税込)、学生:1,000円(税込)

          ※ポスター賞の発表・授与は懇親会のときに行いますので、応募者は是非御参加ください。
          (参加費は当日、受付にてお支払いください。)
           
        • 問合せ先 
          筑波大学大学院 生命環境科学研究科
          青柳 秀紀  E-mail:


        【協賛】一般財団法人バイオインダストリー協会

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        Published by 学会事務局 on 07 1月 2020

        新着情報 2019年

        このページには2019年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。

        掲載日内容
        2019.12.26【西日本支部】2019年度日本生物工学会西日本支部学生賞受賞者決定のお知らせ
        2019.12.25【JBB】Vol. 129, No. 1(2020年1月号)オンライン公開
        2019.12.23【和文誌】97巻12号の一部を公開しました
        2019.12.23【随縁随意】アカデミアによる工学研究-高木 睦
        2019.12.23【和文誌】第97巻9号の特集とバイオミディア公開
        2019.12.23【年次大会】第72回大会 ランチョンセミナー(開催趣旨と協賛企業の募集)
        2019.12.23【学術賞】第17回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》
        2019.12.19【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月28日~1月5日)
        2019.12.16【学会賞】2020年度 生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集
        2019.12.13【研究者の皆様へ】研究に関する男女共同参画・ダイバーシティの推進状況に関するアンケー ト調査ご協力のお願い
        2019.12.10【年次大会】第71回日本生物工学会大会(2019)後記
        2019.12.10【告知】「関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-(2019)」開催中止のお知らせ
        2019.11.25【随縁随意】実証研究を考える-本多 裕之
        2019.11.25【和文誌】97巻11号の一部を公開しました
        2019.11.25【和文誌】第97巻8号の特集とバイオミディア公開
        2019.11.12【事務局より】2020年会費納入のお願い
        2019.11.12【JBB】Vol. 128, No. 6(2019年12月号)オンライン公開
        2019.11.11【関西支部】2019年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い
        2019.10.25【随縁随意】「My hunch is ..(. 私の勘だと……)」または「私のゴーストがそう囁く……」-加藤 純一
        2019.10.25【和文誌】97巻10号の一部を公開しました
        2019.10.25【和文誌】第97巻7号の特集とバイオミディア公開
        2019.10.17【国際交流】2019年 KSBB秋季大会に参加して
        2019.10.17【研究部会】次世代アニマルセルインダストリー研究部会 2019年度優秀学生発表賞決定!!
        2019.10.16【学会賞】2020年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)
         受賞候補者推薦のお願い
        2019.10.07【JBB】Vol. 128, No. 5(2019年11月号)オンライン公開
        2019.10.01【研究助成】山田科学振興財団 2020年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》
        2019.10.01【学術賞】第61回藤原賞受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
        2019.09.26【年次大会】第72回日本生物工学会大会(2020)
         シンポジウム公募のお知らせ《締切:12月27日(金)》
        2019.09.25【和文誌】97巻9号の一部を公開しました
        2019.09.25【年次大会】第71回岡山大会は盛会のうちに終了しました
        2019.09.25【随縁随意】微生物の学名と分類学が基盤となるもの-鈴木 健一朗
        2019.09.25【和文誌】第97巻6号の特集とバイオミディア公開
        2019.09.10【西日本支部】2019年度学生賞候補者推薦募集
        2019.09.10【JBB】Vol. 128, No. 4(2019年10月号)オンライン公開
        2019.09.02【東日本支部]第4回 日本生物工学会東日本支部長賞 受賞者決定
        2019.08.27【学会賞】2019年度授賞式・受賞講演のご案内
        2019.08.23【和文誌】97巻8号の一部を公開しました
        2019.08.23【和文誌】第97巻5号の特集とバイオミディア公開
        2019.08.23【随縁随意】日本酒が面白い-西村 顕
        2019.08.02【JBB】Vol. 128, No. 3(2019年9月号)オンライン公開
        2019.07.30【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月10日~15日)
        2019.07.30【学術賞】第1回小林賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》
        2019.07.24【和文誌】97巻7号の一部を公開しました
        2019.07.24【和文誌】第97巻4号の特集とバイオミディア公開
        2019.07.24【随縁随意】複雑な微生物系に挑む-金川 貴博
        2019.07.23【若手会】2019年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー活動報告
        2019.07.05【JBB】Vol. 128, No. 2(2019年8月号)オンライン公開
        2019.07.03【東日本支部】日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ《候補者募集 締切:8月19日》
        2019.06.24【和文誌】97巻6号の一部を公開しました
        2019.06.24【和文誌】第97巻3号バイオミディア公開
        2019.06.21【JBB】2018 Impact Factor 2.032
        2019.06.10【JBB】Vol. 128, No. 1(2019年7月号)オンライン公開
        2019.06.06【学術賞】第28回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》
        2019.06.06【学術賞】令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
        2019.06.03【学会賞】2019年度学会賞受賞者決定のお知らせ
        2019.06.01【JBB】編集委員長交代と新体制発足のお知らせ
        2019.05.22【和文誌】97巻5号の一部を公開しました
        2019.05.22【和文誌】第97巻2号バイオミディア公開
        2019.05.22【随縁随意】卒業研究は楽しく-太田 明徳
        2019.05.20【関西支部】Thai Society of Biotechnology (TSB) 主催 国際シンポジウム(TSB2019)ジョイントセッション講演者の募集
        2019.05.17【JBB】Vol. 127, No. 6(2019年6月号)オンライン公開
        2019.05.17<法定点検によるサーバ停止のお知らせ>
         2019年5月18日(土)18:30 ~ 19日(日)8:30
        2019.05.17【学術賞】第9回(2019年度)三島海雲学術賞候補者推薦募集《学会推薦》
        2019.04.23【随縁随意】バイオものづくりは面白い-宇多川 隆
        2019.04.23【和文誌】97巻4号の一部を公開しました
        2019.04.23【和文誌】第97巻1号バイオミディア公開
        2019.04.22【国際交流】2019KSBB春季大会に参加して
        2019.04.09【事務局】「10連休」期間の休業のお知らせ
        2019.04.08【年次大会】第71回大会 講演要旨受付中 !
              <締切: 2019年5月14日(火)正午>
        2019.04.03【学術賞】2019年度 島津賞・島津奨励賞候補者 推薦募集《学会推薦》
        2019.04.03【学術賞】第51回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》
        2019.04.03【研究助成】第51回内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》
        2019.04.03【研究助成】第47回内藤記念講演助成金《学会推薦》
        2019.04.03【学術賞】第10回(2019年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》
        2019.04.02【JBB】Vol. 127, No. 5(2019年5月号)オンライン公開
        2019.03.25【代議員選挙】選挙結果のお知らせ(2019-2020年代議員一覧)
        2019.03.25【和文誌】第96巻12号の特集とバイオミディア公開
        2019.03.25【随縁随意】生物工学会として温故知新-秦 洋二
        2019.03.25【和文誌】97巻3号の一部を公開しました
        2019.03.11【JBB】Vol. 127, No. 4(2019年4月号)オンライン公開
        2019.03.01【代議員選挙】投票受付終了のお知らせ(2019-2020年度代議員選出)
        2019.03.01【年次大会】第71回日本生物工学会 大会サイトオープン
        2019.02.26【学術賞】第16回日本学術振興会賞(JSPS PRIZE 2019)受賞候補者推薦募集《学会推薦》
        2019.02.25【随縁随意】あなたの研究の顧客は誰?-栗木 隆
        2019.02.25【和文誌】97巻2号の一部を公開しました
        2019.02.25【和文誌】第96巻11号の特集とバイオミディア公開
        2019.02.15【代議員選挙】投票受付中<締切:2019年3月1日(金)正午>終了しました
        2019.02.13【東日本支部】2019年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集
        2019.02.06【JBB】Vol. 127, No. 3(2019年3月号)オンライン公開
        2019.01.24【和文誌】97巻1号の一部を公開しました
        2019.01.24【和文誌】第96巻10号の特集とバイオミディア公開
        2019.01.24【随縁随意】いま、大学が求められていること-山本 秀策
        2019.01.24【JBB】Vol. 127, No. 2(2019年2月号)オンライン公開
        2019.01.23【学会賞】2019年度各賞受賞候補者推薦のお願い
        2019.01.23【事務局より】2019年度研究部会設置申請募集《締切:2月26日(火)》
        2019.01.21【代議員選挙】2019–2020年度代議員 立候補受付終了のお知らせ
        2019.01.10【正会員の方へ】2019–2020年度代議員選挙立候補受付のお知らせ(締切:1月21日正午)
        2019.01.07新着情報2018年

        Published by 部会:代謝工学研究部会 on 26 12月 2019

        【研究部会】代謝工学研究部会第6回シンポジウム

        2019年度の代謝工学研究部会の活動として、代謝工学に関する研究分野においてアクティブに活躍されている3名の先生方を講師にお招きし、シンポジウムを企画しました。産学の研究者、学生の皆様の来聴を歓迎します。

        日時: 2020年1月24日(金) 14:00~16:20

        場所:大阪大学吹田キャンパス 情報科学B棟B101

        <プログラム>

        • 14:00~14:10
          開催あいさつ………清水 浩(大阪大学大学院情報科学研究科)
           
        • 14:10~14:50
          「動的代謝を利用したブロック共重合ポリエステルの生合成」
            …… 松本 謙一郎 (北海道大学)
           
        • 14:50~15:30
          「大腸菌の遺伝子改変による外膜小胞生産や微生物燃料電池出力の向上」
            ……尾島 由紘 (大阪市立大学)
           
        • 15:30~16:10
          「耐熱性酵素を用いた細胞外人工代謝経路の構築と強化」
            ……本田 孝祐(大阪大学)
           
        • 16:10~16:20 閉会
           

        参加費: 無料

        参加登録: 不要

        連絡先:
        〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
        大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座
        戸谷 吉博  E-mail TEL 06-6879-7432
         

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        Published by 支部:西日本 on 26 12月 2019

        【西日本支部】2019年度日本生物工学会西日本支部学生賞受賞者決定のお知らせ

        日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、 下記の3名に西日本支部学生奨励賞を授賞致しました。(2019年12月7日)

        池田 湧 君(岡山大院・自然科学)
        矢野 佳果 さん(岡山大院・環境生命)    
        吉岡 実咲 さん(岡山大院・ヘルスサイエンス)

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        Published by 学会事務局 on 25 12月 2019

        Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 129 (2020)

        Vol. 129 (January–June 2020)

        JBB Vol. 129 表紙画像

        Acinetobacter sp. Tol 5 is a hydrocarbon-degrading bacterium and exhibits noteworthily high adhesiveness to various abiotic surfaces from hydrophobic plastics to hydrophilic glass and metals. This unique nonspecific adhesiveness is mediated by AtaA, a nanofiber protein on the cell surface. The photograph shows a fluorescent microscopic observation of mCherry-expressing Tol 5 cells stained with an anti-AtaA antibody. The cell body of Tol 5 (red) wascovered with surrounding AtaA fibers (green).

        For more information regarding this work, read the article: Aoki, S. et al., “Native display of a huge homotrimeric protein fiber on the cell surface after precise domain deletion“, J. Biosci. Bioeng., volume 129, issue 4, Pages 412-417 (2020)(Copyright@2020 The Society for Biotechnology, Japan).



        ⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
        ⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

        Published by 学会事務局 on 25 12月 2019

        【JBB】Vol. 129, No. 1(2020年1月号)オンライン公開

        Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 129, No. 1(2020年1月号)をScienceDirectで公開しました。

        JBB会員用アクセスの利用方法

        日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
        ⇒詳しくはこちら

        • 会員用アクセスのUsernameとPasswordをお忘れの場合:
          Forgotten username or password?“リンクよりパスワードのリセットを行ってください。

          注)パスワードのリセットには、必ず会員用アクセスのユーザー登録をした際に登録されたメールアドレスをお使いください。⇒詳しくはこちら
           
        • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
          Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

            
            

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        Published by 学会事務局 on 23 12月 2019

        【随縁随意】アカデミアによる工学研究-高木 睦

        生物工学会誌 第97巻 第12号
        高木 睦

        漠然とではあるが、「大学卒業後は人の役に立ちたい」と願っていた高校生の私は「工学部では産業に直結した技術を学べる」と聞き、工学部に入学した。卒業し、「やっと世の中の役に立てる」と喜んで、ある総合化学会社で13年間勤め、一仕事終えて退職して、大学(工学部)の教員になった。

        工学は(狭義には)サイエンスを応用して大規模に物品を生産するための方法を研究する学問であると思う。だから、講義や研究指導では「サイエンスも大事だが、ここではエンジニアリングをやる」と学生達に再確認するとともに、「エンジニアリング(工学)は研究結果の実用化、事業化、社会実装を目指すことが前提だから、実用化までのしっかりした(仮説を含む)道筋、すなわちロジックが工研究には大事だよ」と説明するようにしている。言い換えれば「どのような経済的・社会的価値をどのように創出するのか」を十分に調査して組立ててから工学研究を始めるということだ。

        実用化までのロジックはさまざまな要素を合わせて組み立てられる。たとえば、反応主原料を輸入する場合、日々変動する為替レートは重要な要素である。この他、その産業分野の状況や流れ、商品の機能やコンセプトの新しさ、コンペティターの状況、製造原価の目標、律速技術打開の可能性などもロジックの要素に含まれるだろう。

        現在私が所属している大学の化学系専攻(バイオも含む)だけの大学院には、工学部出身学生と理学部出身学生がほぼ半数ずつ所属している。その中でほとんどすべての理学部出身学生の修士論文発表には、実用化に関するロジックはなく、ひたすら化学反応のメカニズムが追及される。サイエンスはこれでいいのだと思う。

        ところで、昔の話だが、私は上記の総合化学会社に入社後も年に数回は工学関連の学会で、特にアカデミアの工学研究を聴講させていただいたが、中にはロジックはあるが具体性が弱く「実用化は難しいのではないか」と思う発表もあったと記憶している。他に、「実用化までのロジックがなくても、特許出願や企業から頂いた奨学金が実用化の十分条件との思いこみ」を感じさせる発表もあった。これらに対して、実用化に至るまでのしっかりしたロジックを工学研究者自らが組み立ててから始めた工学研究を少しでも増やすことができれば、アカデミアの工学研究の産業への貢献が高まるのではないかと思う。

        ではどうすれば、少しでも多くのアカデミア工学研究者が、実用化までのしっかりしたロジックを組み立てる力を発揮できるようになるか、たたき台として考えてみた。まず、企業の中堅技術者の実用化までのロジックの考え方を、アカデミアの若手工学研究者がスクール形式やe-ラーニング形式で理解できるようにならないだろうか。もう一つは、アカデミアの若手工学研究者が研究発表する会を設ける方法である。主として実用化までのロジックに関するコメントを、発表を聴講した企業の中堅技術者が紙に書いて(必要ならブラインドで)オーガナイザーに発表会場で渡していただき、オーガナイザーから研究者に訊ねるというのもいいかもしれない。

        そして、「(他人のことは偉そうに言う反面自分のことは見えていないかもしれない小生も含めて)大規模な研究にしても小規模な研究にしても、アカデミアの工学研究もちゃんと地に足がついている」と企業の方にもっと言ってもらえるようになれば幸いである。


        著者紹介 北海道大学(教授)

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

        Published by 学会事務局 on 23 12月 2019

        【年次大会】第72回大会 ランチョンセミナー(開催趣旨と協賛企業の募集)

        第72回日本生物工学会大会は開催中止になりました。

        第72回日本生物工学会大会(2020年9月2~4日、東北大学川内北キャンパスにて開催)実行委員会では、ランチョンセミナーの協賛企業を募集しています。

        詳しくは、ランチョンセミナー開催趣意書pdfおよびランチョンセミナーご案内・申込書pdfをご覧ください。

        本大会でのランチョンセミナー協賛を希望される方はランチョンセミナー申込書(Word / PDFフォーム)に必要事項をご記入の上、e-mail にて下記宛までお送り下さい。

        【問合せ・申込み先】

        株式会社エー・イー企画
        第72回日本生物工学会大会展示会係
        E-mail:
        TEL: 03-3230-2744
        FAX: 03-3230-2479

        Published by 学会事務局 on 23 12月 2019

        生物工学会誌 – 97巻12号

         

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 学会事務局 on 16 12月 2019

        【学会賞】2020年度 生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集

        日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)の2020年度受賞候補者の推薦を募集しております。

        生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。

        生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。

        正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。

        推薦書類は、2020年3月13日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: )宛に送付してください。

         

        ►学会賞Topへ

        Published by 支部:東日本 on 13 12月 2019

        【東日本支部】2019年(令和元年)度 高校生セミナー(付:生徒研究発表会)

        日本生物工学会東日本支部では、戸山高校SSH部様との共催事業として、『高校生セミナー(付:生徒研究発表会)』を開催しています。本年度は、以下の要領で開催いたします。年末のお忙しい時期とは存じますが、ご参会頂き、ご意見を頂戴できますと、大変幸甚に存じます。

        • 日時
          2019年(令和元年)12月21日(土) 13:30~16:45
           
        • 場所
          東京都立戸山高校(〒162-0052 東京都新宿区戸山3−19−1)
          http://www.toyama-ssh.hs.plala.or.jp/
           
        • プログラム

        13:00~ 受付開始

        13:30~ 開会式

        13:35~ 第一部 講演会

        「生物工学研究への誘い」
         …… 青柳 秀紀(筑波大学 教授)

         

        14:35~ 第二部 大学生や大学院生による口頭発表

        「タンパク質を“デザイン”する ~抗体を使った新規センサー構築を目指して~」
         …… 井上 暁人(東京工業大学 修士1年)

        「研究に挑戦してみて~微小重力を利用した乳酸菌とビフィズス菌の研究~」
         …… 増田 亜理沙(筑波大学 修士1年)

        「SSHで学んだことは大学で役に立つのか?」
         …… 前嶋 大輝(早稲田大学 修士2年)

        「研究と向き合って~植物樹皮からの未培養微生物の探索研究について~」
         …… 小林 和輝(筑波大学 博士2年)

         

        15:40~ 第三部 高校生によるポスター発表

        高校生が研究成果発表を行います。生徒たちの発表には生物工学会の先生方からのコメントがもらえます。

        16:30~ 閉会式
         

        • 問合せ先
          筑波大学 生命環境系
          青柳 秀紀
          E-mail


        【共催】戸山高校SSH部

         

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        Published by 学会事務局 on 13 12月 2019

        【研究者の皆様へ】研究に関する男女共同参画・ダイバーシティの推進状況に関するアンケー ト調査ご協力のお願い

        このたび、全国ダイバーシティネットワークの幹事機関である大阪大学と日本学術会議科学者委員会男女共同参画分科会・同アンケート検討小分科会は協力して、「研究に関する男女共同参画・ダイバーシティの推進状況に関するアンケート調査(研究者対象)」を実施いたします。

        お忙しい中恐縮ですが、ぜひご回答にご協力いただきますようお願い申し上げます。

        • アンケートの回答方法
          今回お願いする「研究者対象アンケート」には、以下2種のものがあります。以下のサイトにアクセスし、両方にご回答ください。アンケートはすべて匿名です。所要時間はそれぞれ10分程度です。

        https://www.opened.network/questionary/questionary-0002/

        (調査1)大学・研究機関における男女共同参画の推進状況に対する意見・感想
         ⇒回答はこちら

        (調査2)研究環境に関する意見・感想
         ⇒回答はこちら
         

        • 回答期限:2020年1月10日(金)
           
        • 問い合わせ先
          全国ダイバーシティネットワークプラットフォーム事務局
          (担当 三成 )E-mail:

         

        Published by 学会事務局 on 10 12月 2019

        【年次大会】第71回日本生物工学会大会(2019)後記

        大会実行委員長 稲垣 賢二

        「晴れの国 岡山」らしい晴天に恵まれ、第71回日本生物工学会大会は2019年9月16日(月・祝)~18日(水)の3日間、岡山市内の岡山大学津島キャンパスで開催されました。当初、連休明け17日(火)からの大会日程で会場予約をしていましたが、他学会との日程重複を最小限にするため、一日早く祝日の16日(月)から開催することとしました。結果的には、祝日であったにもかかわらず、初日から800名以上の方にご来場いただけたので、変更して良かったと思います。全日程では約1600名、海外からも6か国72名もの方に参加していただき、活発な学術交流や産学連携の機会として大いに盛り上がりました。

        西日本支部が担当する大会としては今回が5回目で、2013年度大会以来6年ぶり、岡山県内での開催は生物工学会史上初めてとなりました。会場の岡山大学津島キャンパスは、JR岡山駅から徒歩圏内にあり、また平坦な場所にあるため非常に使い勝手の良い場所です。またいつか開催されると良いと思います。

        本大会の最大の特徴はシンポジウムと一般講演を全日並行して開催したことでした。両方のプログラムを並行して進めるにあたり、講演者や座長の重複を避けるという運営上の課題がありました。生物工学会は幅広い領域をカバーしているため、異なる分野でも同じ講演者や同じ座長が関わる可能性が高いです。ということで、プログラム編集会議では発表者、そして座長の選定においてシンポジストと可能な限り重複しないように注意しました。その結果、若干の重複はあったものの、特段の混乱はなく上手くいったと思います。会場は3日間を通じて若い会員が多く見られ、シンポジウムも一般講演も各会場大変な盛り上がりで、今回のシンポジウムと一般講演の並行実施の取組みは成功したと考えています。さらに、本年度も話題性のある一般演題30題(1題は辞退)を選定して事前に解説記事を書いていただき、「トピックス集」を作成し、記者発表で配布、紹介しました。また、実行委員の投票により3題を「トピックス賞」として選考し懇親会の会場で発表しました。

        3日間にわたり、シンポジウム23件、一般講演605演題の他、ランチョンセミナー8件、懇親会、若手会総会・交流会・イブニングセッション、展示会など、かなりボリュームのある内容でしたが、学会事務局をはじめ、スムーズな大会運営にご協力ご支援いただいた企業および関係団体の皆様に心より感謝申し上げます。
         

        2019年度学会各賞受賞者

        2019年度学会各賞受賞者(敬称略)
        前列向かって左から,伊藤,紀ノ岡,今井,伊藤一,佐々木,杉浦,小原
        中列向かって左から,Li,渡辺,石井,鈴木,菅沼,高橋,渡辺
        後列向かって左から,米倉,伊藤,高野,本山,橋田,大川,馬場

         

        名誉・功労会員推戴(飯島・大竹・松永)

        名誉・功労会員推戴
        左から,飯島,大竹,松永(敬称略)

         

        受賞講演

        受賞講演

         

        ここで簡単に日程を振り返りますと、まず初日16日は午前に岡山大学創立五十周年記念館で名誉会員・功労会員推戴式、各賞の授賞式、続いて、学会賞、功績賞、技術賞の受賞講演が行われ、ランチョンセミナーを挟んで、午後には奨励賞とアジア若手賞の受賞講演、6件のシンポジウムそして一般講演が行われました。特に若手会員が企画したシンポジウムでは立ち見も出るほど盛況でした。18時30分から岡山ロイヤルホテルにて開催した懇親会には当日参加の87名を含む有料参加者386名に招待者約120名を加えた約500名の方にご出席いただきました。大会実行委員長挨拶、髙木会長の挨拶、来賓代表岡山大学槇野博史学長からの祝辞に続いて、岡山の地酒「酒一筋」で有名な利守酒造さんから提供いただいた樽酒で鏡開きを行い、中西一弘大会顧問に乾杯の音頭を取っていただきました。今年はビール醸造協会4社からの新鮮で美味しいビールに加え、地ビールブームの先駆けとなった地元岡山の宮下酒造の「独歩」ビールと、西日本各地の7つのワイナリーから提供いただいたワインの特別コーナーも大好評、会員交流も大盛り上がりで、あっと言う間の2時間でした。

         

        挨拶

        髙木会長      槇野学長

        鏡開き

        鏡開き

        鏡開き
        左から,韓国生物工学会(KSBB) Lee会長,台湾生物工学会(BEST)Chang会長,
        中西実行委員会顧問,稲垣実行委員長,槇野学長,髙木会長

        懇親会

        懇親会の様子
         

        2日目17日は岡山大学一般教育棟にて、本部企画の特別シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか」を含む10件のシンポジウム、10会場で午前と午後の一般講演、ランチョンセミナー3件、代議員会が開催され、この日1日で900名を超える参加がありました。18時からは若手会総会・交流会を兼ねたイブニングセッションが開催され、先端研究の情報提供と研究交流を目的に、学生・若手研究者と企業人との交流の場となりました。イブニングセッションでは酒類総研(広島)と月桂冠(京都)にご出展いただき、約130名もの多くの参加者で大変奥深く実りある交流会となりました。

        3日目18日も朝から7件のシンポジウム、10会場で午前と午後の一般講演、ランチョンセミナー2件と、他学会との日程重複にもかかわらず、最終日まで大いに賑わって終了いたしました。

        なお、今回は一般講演の合間を利用できるよう隣接した大学会館にて展示会を開催し、参加企業54社から企業の技術シーズと魅力をアピールしていただきました。岡山大学生協も書籍と岡大グッズを販売、地元の土産物店による岡山土産コーナーも好評でした。また今大会では、おかやま観光コンベンション協会のご支援をいただき、無料の託児所も設置することができて、数名の方にご利用いただき好評でした。大会では引き続きの託児所設置が望ましいと思います。

         

        最後になりましたが、今回の岡山大会実行委員会は岡山大学大学院環境生命科学研究科、自然科学研究科、ヘルスシステム統合科学研究科、岡山理科大学の会員の協力で中心メンバーを組織しました。大会運営にご尽力いただきました実行委員の皆様に改めてお礼申し上げます。

         

        Published by 支部:関西 on 10 12月 2019

        【告知】「関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-(2019)」開催中止のお知らせ

        令和元年12月11日に予定しておりました「関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ」の開催を中止いたします。

        去る令和元年12月8日、本ワークショップにて運営およびご講演いただくことになっておりました(地独)大阪産業技術研究所 森ノ宮センター(生物・生活材料研究部)の村上 洋 様が逝去されました。

        今回、多数のお申込みをいただきましたが、事情を考慮し当該ワークショップの開催はできないものと判断いたしました。なお、ワークショップ開催日の延期などについては未決定の状態です。皆様のご理解のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

        末筆になりましたが、村上様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

        日本生物工学会 関西支部

        Published by 学会事務局 on 06 12月 2019

        [WEB開催]【中部支部】2020 Sakura-Bio Meeting in Nagoya《バイオインターフェース研究部会共催》">[WEB開催]【中部支部】2020 Sakura-Bio Meeting in Nagoya《バイオインターフェース研究部会共催》

        2020 Sakura-Bio Meeting は、webを用いて開催します。⇒詳しくはこちら(英語サイト)
        ただし、要旨の公開と、発表者有志による一般講演のビデオ発表とPDFポスター発表のみになり、招待講演は行われません。 3月30日からpdf閲覧とビデオ閲覧が可能になる予定です。また3月31日10時よりZoomを用いて、ビデオ講演と質疑応答を行います。参加費は無料です。なお参加者は100名までとさせていただきます。参加登録者にはアクセス情報をメールにてお知らせします。

        日本生物工学会中部支部では、2020年3月30日(月)、31日(火)に国際シンポジウム「2020 Sakura-Bio Meeting in Nagoya」を開催いたします。発表分野は生物工学関連全般で、すべての発表は英語で行われます。皆様のご参加をお待ちいたしております。
        ⇒案内用リーフレットはこちらpdf
        2020 Sakura-Bio Meeting  会期:2020年3月30日(月)31日(火) 会場:名古屋大学法政国際教育協力研究センター(CALE)アジア法交流館 2階 アジアコミュニティフォーラム

        • 開催日:2020年3月30日(月)、31日(火)
           
        • 会場:名古屋大学 法政国際教育協力研究センター(CALE)
             アジア法交流館 2階 アジアコミュニティフォーラム
             (名古屋市千種区不老町)
           
        • 主な発表予定者:

          <Keynote Speakers>
          Sung Ok Han (Korea Univ.)
          Nobuya Itoh (Toyama Pref. Univ.)
          John Chi-Wei Lan (Yuan Ze Univ.)

        <Special Invited Speakers>
        Brandon DeKosky (Univ. of Kansas)
        Yit Heng Chooi (Univ. of Western Australia)

        <Invited Speakers>
        Chitose Maruyama (Fukui Pref. Univ.)
        Takaaki Kojima (Nagoya Univ.)
         

        • 発表申込:
          下記の事務局宛にメールで発表要旨をお送りください。ただし発表枠に限りがございますので、事前に打ち切らせていただくこともあります。⇒詳しくはこちら(英語サイト)
           
        • 講演要旨提出締切:2020年2月15日(土)
           
        • 発表形式:口頭発表あるいはポスター発表
           
        • 参加費:一般3,000円、学生1,500円、交流会参加費用 1,500円(すべて税込)
          ※参加費、交流会参加費は当日受付にてお支払いください。
           
        • 参加申込:こちらのフォームよりお申込みください。
           
        • 問合せ・要旨提出先:
          名古屋大学大学院生命農学研究科分子生物工学研究室内
          生物工学会中部支部Sakura-Bio Meeting 事務局
          Email:
           

        【共催】名古屋大学大学院生命農学研究科、バイオインターフェース研究部会
        【協賛】公益社団法人 日本農芸化学会 中部支部

         

        ⇒中部支部Topへ

        Published by 部会:脂質駆動学術産業創生研究部会 on 03 12月 2019

        【研究部会】2019年度第1回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会

        脂質駆動学術産業創生研究部会は2019年度第1回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会を開催しました。
         

        • 日時:2020年2月7日(金)13:00~(受付12:30~)
           
        • 場所:京都大学 北部総合教育研究棟1階「益川ホール」
             (京都市左京区北白川追分町)
           
        • プログラム: 

          13:00 開会の辞

          13:05 海洋性カロテノイド開裂物(アポカロテノイド)の機能性
               細川 雅史(北海道大学大学院水産科学研究院)

          13:45 肝臓・褐色脂肪組織における脂肪酸代謝による生体代謝調節機構
               後藤 剛(京都大学大学院・農学研究科、京都大学・学際融合教育研究推進センター)

          14:25 皮膚細菌叢を制御する脂質
               永尾 寿浩((地独)大阪産業技術研究所)

          15:05 休憩

          15:25 有用成分探索のための未知成分リファレンス構築の重要性
              ~食品メタボロームレポジトリを通じて~ 
               櫻井 望(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 生命情報・DDBJセンター) 

          16:05 藻類による脂質生産~高機能化へのアプローチ~
               〇 瀧村 靖、齋藤 猛(花王株式会社 生物科学研究所)

          16:45 加齢に伴う女性の体臭変化に関する研究
               
          〇 望月 佑次、平塚 裕実、高橋 京子(ロート製薬株式会社 スキンケア製品開発部)


          17:25 閉会の辞

          17:30 意見交換会 

             会場:京都大学 旧演習林事務室ラウンジ 

        • 参加費:1,000円(税込),意見交換会参加費3,000円(税込)ただし,いずれも学生無料
           
        • 申込方法: E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛までお申し込みください。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。
           
        • 申込先:
          脂質駆動学術産業創生研究部会
          竹内道樹(京都大学)
          E-mail
          Tel: 075-753-6462

         

        ►脂質駆動学術産業創生研究部会Topへ

        Published by 支部:西日本 on 26 11月 2019

        西日本支部-2019年度事業

        年次大会

        2019年度支部学生賞 受賞者

        • 池田 湧 君(岡山大院・自然科学)
        • 矢野 佳果 さん(岡山大院・環境生命)
        • 吉岡 実咲 さん(岡山大院・ヘルスサイエンス)

         

        これまでの活動

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        Published by 学会事務局 on 25 11月 2019

        【随縁随意】実証研究を考える-本多 裕之

        生物工学会誌 第97巻 第11号
        本多 裕之

        自身のことをつぶやいて恐縮である。私の本務は名古屋大学予防早期医療創成センターである。大学のセンターで“予防”を標榜しているセンターは全国的にも珍しい。このセンターは、2015(平成27)年7月に名古屋大学の全学センターになり、医学研究科から1名の教授、工学研究科から1名の教授(小生である)、産業界から1名の特任教授、センター専任の准教授を学内の管理定員で措置していただいて4名体制で運営している。センター定員とは別に医学研究科長の門松健治先生をセンター長に迎え、松尾清一総長にもサポートいただき、産学連携、医工連携の研究拠点として運営している。

        センターのミッションは多分野産学官連携による健康寿命の延伸への貢献である。人生100年時代が到来し、健康寿命と個体寿命の差をいかに少なくするかが問われている。日本の高齢化は世界の最先端にあり、高齢化のための社会システムの構築や予防に向けたモノづくりは世界が注目する最先端事業である。センターの研究の一つに、高齢者の健康維持・増進のためのコホート研究がある。この研究は、企業の現役従業員や退職者をリクルートし、過去から現在までの健康診断データ、リストバンド型の活動量計を使った現在の運動習慣情報やアンケートなどを駆使した食習慣情報、さらには健診の残余血液を使ってDNAを採取し、200 SNP程度の遺伝情報も収集し、過去の健診情報から将来の疾患予測を試みるという研究である。具体的には、メタボリックシンドロームからの脱却を促すため、個々人の体質にあった健康増進アドバイスを解析で得て、それらを特定健診の特定保健指導の一助にしていただくことを考えている。

        さて、この研究で、課題は何だと想像されるだろうか?1)エントリーする対象者数、2)体質情報としてのSNPタイピング数、3)健診情報の入手方法の確保、4)レセプトなどを使った疾患発症情報の入手、5)現在の運動習慣・食習慣の正確な情報収集、6)それらを組み合わせた精度の高い推定モデルなど、どれも重要な問題である。しかし、あまりに不正確な入力情報は解析から除いて、データ数の少ない入力情報であれば少ないなりに、アドバイスを出すことはできる。難しいアウトカムを設定しなければ、それなりの疾患発症の関連性は得られる。我々も、たとえばGHRL遺伝子のrs696217のSNPのMajor Alleleを持っている人はカロリーを控えて体重を減らすことが重要といった知見を得ている。誤解を恐れずに言えば、上記の課題を一つずつ解決していけば、より精度の高い関連性が得られるし、複雑なヒトの体質や疾患発症の機構を理解する研究につながる。研究は続けられるのだ。しかし、それだけでいいのか?

        生活習慣を変えることを行動変容という。実は一番大きな課題は、特定保健指導をしても生活習慣を変えない、すなわち行動変容につながらない方が多いということである。つながらなければ研究しても意味がない。リアルワールドでの実証こそ何よりも重要である。我々の研究では、自分の体質情報、健康診断情報、運動習慣情報などを掲載したマイページを用意し、対象者個人だけが閲覧できるセキュアな仕組みを作って、データを見える化し、健康意識を高めてもらうようにしている。だがしかし、それでもなお、健康意識の低い方は何も変えない。変える方は元来健康意識の高い方である。メタボリックシンドロームは痛くもかゆくもないため、行動変容につながりにくい。

        さて、我々大学教員にとっての“リアル”は学生の教育である。社会に出るまでの最後の教育機関として、その責務は決して軽くない。「もっとどん欲に広い知識を得るようにせよ」「もっとアグレッシブに発言すべし」「しつこくデータを見る努力をせよ」「顕微鏡下で起きていることを想像力で理解せよ」……。指導はしてみるが、行動変容につながっているであろうか。自身のことで恐縮だが、それでもなお、「この子(学生)は、どう言えば(指導すれば)変わってくれるのか」を考える“実証研究”を楽しんでいる。ヒトが一番面白いのだ。陳腐に聞こえることを恐れずに書けば、情熱をもって語りかけ続けることが何よりも大事、である。


        著者紹介 名古屋大学予防早期医療創成センター(工学研究科兼務、教授)

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

        Published by 学会事務局 on 25 11月 2019

        生物工学会誌 –『バイオ系のキャリアデザイン』

        2014年6月号(92巻6号)にスタートした『バイオ系のキャリアデザイン』では、産学官のバイオ分野で活躍中の現役の方に執筆をお願いし、キャリアデザインに悩み、迷う大学生、院生、ポスドクにエールを送り、また転職を考える読者にも多様な道が拓けることを“魅せる”ことを趣旨として連載を継続しています。 

         

        過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら
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        Published by 学会事務局 on 25 11月 2019

        生物工学会誌 – バイオ系のキャリアデザイン(特別企画)

        知的財産編(前編後編技術士編バイオ系の海外就職指南

        アカデミア編「ラボ立ち上げました」

        第100巻(2022)特別企画「知的財産編」

         

        第98巻(2020)特別企画「技術士編」

        第97巻(2019)特別企画「バイオ系の海外就職指南」

        第97巻(2019) 特別企画 アカデミア編「ラボ立ち上げました」

         

        ►このページのTopへ

        バイオ系キャリアデザイン記事掲載一覧
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        Published by 学会事務局 on 25 11月 2019

        生物工学会誌 – 97巻11号

        ※お詫びと訂正

        『生物工学会誌』97巻11号(2019年11月25日発行)に以下の誤りがありました。
        謹んでお詫び申し上げるとともに、下記の通り、訂正させていただきます。

        本部だより:2019年 KSBB秋季大会に参加して」
        ・p.696 本文下から7行目
         誤)SBJ → 正)KSBB
         

        なお当サイトでは修正済みの報告記事(PDF)を掲載しております。

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 支部:関西 on 18 11月 2019

        [開催中止]【関西支部】関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-(2019)">[開催中止]【関西支部】関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-(2019)

        「関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ(2019)」の開催は中止になりました。

        関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、公設試験研究機関に集まる地域企業の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。

        テーブルディスカッション、懇親会を通して、学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。奮ってご参加ください!
         

        • 日時:2019年12月11日(水)13:00 ~ 19:20
                (懇親会 17:30~19:20)
           
        • 会場:【講演会/懇親会】大阪産業技術研究所森之宮センター講堂(大阪市城東区森之宮1-6-50)
           
        • プログラム:

          【公設試験研究機関の紹介】

        ♦(地独)大阪産業技術研究所 森ノ宮センター
          生物・生活材料研究部 村上 洋

        ♦(地独)京都市産業技術研究所
          経営企画室 研究戦略リーダー兼京都バイオ計測センター 山本 佳宏

        ♦ 奈良県産業振興総合センター
          生活・産業技術研究部 バイオ・食品グループ 大橋 正孝

         

          【企業からのプレゼンテーション】

        ♦ 奥野製薬工業株式会社
          総合技術研究部 第十一研究室 西原 紗彩

        「小麦ペプチド」による食品のコク味,塩味,スパイシー感の向上効果とそのメカニズムについて講演します.


        ♦ サラヤ株式会社
          バイオケミカル研究所 木下 和拓

        当社自然派製品を例に,持続可能な洗浄剤の開発と環境に対する取り組みについて講演します.


        ♦ 日東薬品工業株式会社
          研究統括本部 NOSTERバイオ研究所 マクロバイオームグループ 中島 瞳

        有用微生物を活用した医薬品の開発,食品の開発の取り組みについてご紹介致します.


        ♦ ヤヱガキ醗酵技術株式会社
          講演者未定

        酒造りで培った伝統の”発酵技術”を駆使してオリジナル性の高い色素や機能性食品の研究開発を行っています.

         

          【テーブルディスカッション】
           
        4グループに分かれ,講演者の方を囲んで交流を深めていただきます.各25分×4回
          

        • 参加費(すべて税込):
             【講演会】一般 1,000円、学生 無料 
             【懇親会】一般 3,000円、学生 1,000円
              ※参加費は、当日受付にてお支払ください。
           
        • 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
           
        • 定員: 50名
           
        • 申込締切: 2019年12月4日(水)(※ただし定員に達し次第締め切らせて頂きます)
           
        • 問合せ先:
          日本生物工学会関西支部企画委員 古賀 雄一(大阪大学)
          TEL. 06-6879-7443  E-mail


        主催:日本生物工学会関西支部
        共催:(地独)大阪産業技術研究所

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        Published by 支部:九州 on 13 11月 2019

        第26回 日本生物工学会九州支部 長崎大会(2019)プログラム

        第26回九州支部長崎大会開催案内九州支部Topページ


        ♦一般講演プログラム♦

        A会場(第1講義室)午前の部 9:30〜11:30

        (講演時間12分:発表10分、討論2分)

        • A-a01 生酒貯蔵期間中における清酒の老香増大機構の解析
          …○西川魁介1,2, 岡迫知弘1,2, 宇原 諒1,2, 日川あずさ1,2, 池田優理子1, 磯谷敦子1, 藤井 力1,31酒総研,2広島大院・生物圏科学,3福島大・食農学類)
           
        • A-a02 腸内細菌と口腔内細菌の胆汁酸耐性
          …○船津結妃,田中 優,鬼塚咲良,中山二郎(九大院・生資環)
           
        • A-a03 Ascophyllum nodosum抽出物「アスコフィランHS」による血糖値上昇抑制作用
          …○沖村 崇1,Liang Yan2,山口健一2,小田達也21林兼産業(株),2長大・水)
           
        • A-a04 鰹節カビの菌叢解析
          …○中村恵理1,門岡千尋1,久保臣悟2,奥津果優1,吉﨑由美子1,髙峯和則1,玉置尚徳1,二神泰基11鹿児島大・農,2鹿児島大・機器分析施設)
           
        • A-a05 DDC(Diluted Droplet-Culture)法による腸内細菌叢中の未培養細菌の単離
          …○木村匠吾,田中 優,中山二郎(九大院・農)
           
        • A-a06 紅藻アマノリのプロテオミクスに向けたタンパク質抽出・分離法の確立
          …○有本崚太郎,河野なつみ,森 悠江,天宅晶信,山口健一,小田達也(長大・水)
           
        • A-a07 紅藻アマノリ由来アデニル酸デアミナーゼの簡易・高効率な抽出・分離法
          …○天宅晶信,山口健一,小田達也(長大院・水環)
           
        • A-a08 新奇乳酸菌バクテリオシンの構造および生合成遺伝子群の解析
          …○桑原美空,山城圭輔,園元謙二,善藤威史(九大院・農)
           
        • A-a09 耐酸性乳酸菌Lactobacillus acetotolerans HTのD型およびL型乳酸脱水素酵素遺伝子のクローニングと精製
          …〇堀 琴美1,後藤早希1,田中賢二2,松崎弘美1,31熊本県大院・環境共生,2近畿大・産理工,3熊本県大・環境共生)
           
        • A-a10 豆腐のもろみ漬けから分離したLactobacillus casei PUK26が生産するバクテリオシン
          …〇野間南夏世1,高橋孝太郎2,堀 琴美2,河原あい2,松崎弘美1,21熊本県大・環境共生,2熊本県大院・環境共生)

           

        A会場(第1講義室)午後の部(一般講演)14:20〜17:08

        (講演時間12分:発表10分、討論2分)

        • A-p01 Lactobacillus plantarum PUK6のpln locus上機能不明遺伝子の分子解析
          …〇田崎美沙1,河原あい2,松崎弘美1,21熊本県大・環境共生,2熊本県大院・環境共生)
           
        • A-p02 新規乳酸ベースポリマーの生合成における培養条件の検討
          …〇岡本沙樹1,西上明花2,後藤早希2,阿部英喜3,田口精一4,田中賢二5,松崎弘美1,21熊本県大・環境共生,2熊本県大院・環境共生,3理研-CSRS,4東農大・生命科学,5近畿大・産理工)
           
        • A-p03 分裂酵母の核細胞質で機能するマンノース転移酵素Omh6pの機能解析
          …○下村琴音,前川裕美,竹川 薫(九大院・生資環)
           
        • A-p04 Fusarium属糸状菌の生産するグルクロン酸含有分泌多糖を分解する酵素の探索
          …○古賀朋美,樋口裕次郎,竹川 薫(九大・農)
           
        • A-p05 異なる品種のサツマイモを用いた液体麹の酵素生産性
          …神谷 渉1,一ノ瀬貴弘1,畠山 敦2,森田 洋11北九大院・国際環境工,2オエノンホールディングス(株))
           
        • A-p06 Spathaspora passalidarum由来キシロース還元酵素を発現するSaccharomyces cerevisiae変異株によるキシリトール生産
          …○立山陽子1,藤井菜穂2,笹野 佑2,田口久貴21繊月酒造(株),2崇城大・生物生命)
           
        • A-p07 PD-1を分解する軽鎖型抗体酵素
          …○皆川哲郎1,野中玲実2,田口博明3,宇田泰三4,一二三恵美21大分大院・工,2大分大・全学研究推進,3鈴鹿医療大・薬,4九州先端研)
           
        • A-p08 鹿児島県の焼酎酵母の性状解析
          …○中島直人,奥津果優,吉﨑由美子,髙峯和則,二神泰基,玉置尚徳(鹿児島大院・農)
           
        • A-p09 高電界パルスによる微生物代謝への影響
          …〇平山さくら1,本城麻衣1,猪原武士1,相馬悠希2,越村匡博1,山崎隆志11佐世保工専,2九大・生防研)
           
        • A-p10 高抗真菌性ガジュマル乳液由来キチナーゼ-BのX線結晶構造解析と高機能化
          …〇神初 弾1,石川一彦2,久保田智巳2,深田はるみ3,上地敬子1,平良東紀11琉球大,2産総研,3阪府大)
           
        • A-p11 ナノ粒子タンパク質エンカプスリンを用いた外来タンパク質内包カプセルの調製
          …石原沙季,立田祐琳亜,岡 拓二,○平 大輔(崇城大・生物生命)
           
        • A-p12 タンパク質内包発現用カプセルとしてのエンカプスリンの改変
          …○佐々木旭,岡 拓二,平 大輔(崇城大・生物生命)
           
        • A-p13 Geobacillus kaustophilus由来エンカプスリンナノ粒子の立体構造解明
          …○上田雄士,光岡 薫,平 大輔(崇城大・生物生命)
           
        • A-p14 夏季有明海の環境変化に対する細菌叢の応答
          …○寺園浩人1,折田 亮2,木村 圭2,永野幸生3,川村嘉応2,後藤正利2,小林元太21佐賀大院・農,2佐賀大・農,3佐賀大・分析セ)

        ►このページのTopへ

        B会場(第2講義室)午前の部(一般講演)9:30~11:30

        (講演時間12分:発表10分、討論2分)

        • B-a01 Elizabethkingia sp. TT1由来L-アミノ酸エステラーゼを用いたVal-Gly合成
          …〇大西敦也1,田中貴大1,林 順司2,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a02 Kluyveromyces lactisRIM11欠損株の発酵特性
          …〇加藤 耀1,立花萌々子1,山畑直樹1,林 順司2,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a03 Komagataeibacter xylinus由来Superoxide dismutaseの融合型酵素の発現ならびに諸性質検討
          …〇田中悠磨1,林 順司2,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a04 Streptomyces thermodiastaticus HF3-3由来組換えβ-1,3-glucanaseの発現系の構築と諸性質の検討
          …〇西田典央1,林 順司2,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a05 脱脂菜種を原料に用いた酪醤醸造の検討
          …〇能勢晶暉1,西尾啓汰1,林 順司2,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a06 Pseudomonas aeruginosa PAO1由来γ-グルタミルトランスペプチダーゼ IIのC末端領域の活性および安定性に及ぼす影響
          …〇八田誠二1,野々村祐輝1,林 順司2,高木一好1,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a07 Thermococcus kodakaraensis由来組換えβ-アスパルチルトランスペプチダーゼの諸性質の検討
          …〇深瀬 葵1,林 順司2,高木一好1,豊竹洋祐1,若山 守11立命館大院・生命科学,2徳島大院・社会産理工)
           
        • B-a08 Bdellovibrio bacteriovorus 109Jの弱酸性条件下における捕食阻害
          …○守屋多恵,吉村純一,星子裕貴,前田憲成(九工大院・生体工)
           
        • B-a09 部位特異的変異による乳酸菌バクテリオシンの分泌・抗菌活性への影響
          …〇小山 遼1,竹内啓記1,Rodney Honrada Perez1,2,園元謙二1,善藤威史11九大院・農,2フィリピン大・ロスバニョス校)
           
        • B-a10 分裂酵母Schizosaccharomyces pombeにおけるリン脂質分解酵素Plg7の機能解析
          …〇中村大地,奥津果優,吉﨑由美子,髙峯和則,二神泰基,玉置尚徳(鹿児島大院・農)
           

        B会場(第2講義室)午後の部(一般講演)14:20〜17:08

        (講演時間12分:発表10分、討論2分)

        • B-p01 毛髪付着細菌群集構造の経時変化
          …○山田あずさ,渡辺康太,田代幸寛,酒井謙二(九大院・生資環 土壌環境微生物学)
           
        • B-p02 腸内細菌による紅麹の代謝物質の探索
          …○田中猛豪1,阪本真由子1,北島悠花1,小濵可奈絵1,永留真優1,深見裕之2,北垣浩志11佐賀大・農,2小林製薬(株))
           
        • B-p03 植物由来乳酸菌のStaphylococcus epidermidisに対する抗菌作用調査
          …○満生萌水,平野美佳子,吉村吏功,北垣浩志(佐賀大・農)
           
        • B-p04 複数染色体領域の欠失による発酵阻害物質耐性出芽酵母菌株の育種
          …○豊留あいり,髙田和真,高木佑希子,笹野 佑,田口久貴(崇城大・生物生命)
           
        • B-p05 Efficient screening and design of VHH ligands through high throughput sequencing for affinity chromatography to purify Fab fragments
          …〇Md. Abdur Rafique,佐竹貴理子,岸本 聡,Md. Kamrul Hasan Khan,加藤太一郎,伊東祐二(鹿児島大院・理工)
           
        • B-p06 赤潮プランクトンChattonella antiquaの活性酸素産生能に対する栄養塩濃度の影響
          …〇齊藤弘一郎,山口健一,小田達也(長大・水)
           
        • B-p07 渦鞭毛藻類Karenia mikimotoiの一酸化窒素産生に関する研究
          …〇大木裕太,山口健一,小田達也(長大・水)
           
        • B-p08 赤潮原因渦鞭毛藻類の溶血活性に関する研究
          …○近藤 柊,山口健一,小田達也(長大・水)
           
        • B-p09 醤油もろみ中の酵母菌叢変化に対する培養酵母の添加効果
          …○桑津留 澪,森村 茂(熊大・工・材応)
           
        • B-p10 肉牛用飼料調製過程における菌叢の変化
          …○柳川俊吾1,林田 雄大2,鶴田 勉2,森村 茂11熊大・工・材応,2熊本県農研セ)
           
        • B-p11 ゲノム情報を利用した新規な泡盛黒麹菌株の選抜
          …○外山博英1,阿部峻之2,東 春奈2,新垣陽子2,水谷 治1,山田 修3,塚原正俊21琉球大・農,2(株)バイオジェット,3酒総研)
           
        • B-p12 ウシラクトフェリン(bLF)-薬剤複合体作出技術の成熟化
          …〇古瀬成美1,五反田麻理1,大林桃百香1,筏井宏美2,イブラヒム ヒッシャム1,宮田 健11鹿児島大・農,2北里大・寄生虫)
           
        • B-p13 システインが配位したヘムの酸化還元に対する周辺構造の影響
          …○丸山佳奈子,亀澤世奈,北村龍史,平 大輔,藤井隆夫(崇城大・生物生命)
           
        • B-p14 アナモックスおよび関連する水処理プロセスの菌叢解析
          …○古市彩子,平 大輔,山際秀誠,相子伸之,藤川陽子,古川憲治,藤井隆夫(崇城大・生物生命)

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        ♦学生賞審査講演プログラム♦

        C会場(第3講義室)午前の部(学生賞審査講演)10:30~11:45

        (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

        【修士の部】

        • C-a01 NADPH利用酵素の非破壊活性測定のためのハイスループットシステムの構築
          …○梅津昂明1,濱田浩幸2,花井泰三21九大院・シス生命,2九大院・農)
           
        • C-a02 工業的応用のためのゴム分解微生物の条件検討
          …山口凌也(久留米高専・物質工学)
           
        • C-a03 微生物を利活用した「泥の電池」におけるアノードのインピーダンス解析
          …○塚本晃啓,冨永昌人(佐賀大院・理工)
           
        • C-a04 コアシャルナノファイバーからなる組織工学的人工血管の開発
          …○徐 喆,Joshi Akshat,池上康寛,貫島匡生,堺 裕輔,井嶋博之(九大院・工)
           
        • C-a05 脂肪酸合成経路を介したポリヒドロキシアルカン酸生合成に関する研究
          …〇西上明花1,森 恵美2,松崎弘美1,21熊本県大院・環境共生,2熊本県大・環境共生)
           

        C会場(第3講義室)午後の部(学生賞審査講演)14:20〜15:35

        (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

        【修士の部】

        • C-p01 電気培養がもたらす複合系微生物への影響調査
          …〇遠矢将太郎,前田憲成,高辻義行,MUSTAPHA Nurul Asyifah(九工大院・生体工)
           
        • C-p02 多成分バクテリオシントランスポーターEnkTの機能解析
          …〇和田夏美,須志田浩稔,園元謙二,善藤威史(九大院・農)
           
        • C-p03 黄麹菌Aspergillus oryzaeにおけるAAA ATPase AipAはエンドサイトーシスの制御に関わっている
          …○日浅怜子,柿本健一,竹川 薫,樋口裕次郎(九大院・生資環)
           
        • C-p04 筋芽細胞と繊維芽細胞の共培養による筋収縮モデル系の構築
          …○佐藤圭一郎,吉岡貫太郎,吉開太一,井藤彰*,河邉佳典,上平正道(九大院・工・化工,*現名大院・工)
           
        • C-p05 分裂酵母特有なアルカリストレス応答および遺伝子発現機構の解析
          …○森日香里,富永陽大,樋口裕次郎,竹川 薫(九大院・生資環)

         

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        D会場(第4講義室)午前の部(学生賞審査講演)10:30~11:45

        (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

        【修士の部】

        • D-a01 光合成細菌抽出物の微細藻類の増殖に及ぼす影響
          …〇岩井蘭子1,小宮山晶子2,後藤康之2,酒井滋彦2,林 修平1,山本進二郎1,宮坂 均11崇城大・生物生命,2九州電力(株))
           
        • D-a02 変異導入による抗体軽鎖の酵素化
          …〇津田春菜1,皆川哲郎1 ,野中玲実2,田口博明3,宇田泰三4,一二三恵美21大分大院・工,2大分大・全学研究推進,3鈴鹿医療大・薬,4九州先端研)
           
        • D-a03 好熱性繊維状ファージにおける推定SSBタンパク質の機能解析
          …〇副島春香,中村彩乃,藤野泰寛,土居克実(九大院・生資環)
           
        • D-a04 転写因子遺伝子導入によるニワトリ多能性幹細胞作製技術の開発
          …〇大室早紀,河邉佳典,石 銘,井藤 彰*,上平正道(九大院・工・化工,*現名大院・工)
           
        • D-a05 石垣島自然界から分離した乳酸菌の乳発酵特性と共生発酵による乳発酵促進効果
          …〇熊谷拓哉1,石川桃子1,小山内昌世2,上地敬子1,平良東紀11琉球大・農,2石垣島ミルククラウン)
           

        D会場(第4講義室)午後の部(学生賞審査講演)14:20〜15:50

        (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

        【修士の部】

        • D-p01 複合微生物資材による活性汚泥法の浄化能向上
          …○後藤裕輔1,坂本順司1,中村宏徳2,山本周平21九工大院・情報工,2(株)アール)
           
        • D-p02 微生物由来トランスグルタミナーゼ前駆体の新規活性化法の提案
          …〇有吉龍太郎1,佐藤 崚1,南畑孝介1,2,後藤雅宏1,3,神谷典穂1,31九大院・工,2KAICO(株),3九大・未来化セ)
           
        • D-p03 自吸式通気攪拌装置がATADプロセス主要細菌の増殖に及ぼす影響
          …〇坂元俊介1,三島健司2,田代幸寛1,酒井謙二11九大院・生資環,2福大・工・複合材料研)

        【博士の部】

        • D-p04 白麹菌における推定メチルトランスフェラーゼLaeAによるクエン酸生産制御機構の解析
          …〇門岡千尋1,中村恵理2,池田 萌2,森 一樹3,奥津果優2,吉﨑由美子1,2,髙峯和則1,2,後藤正利1,4,玉置尚徳1,2,二神泰基1,21鹿児島大院・連農,2鹿児島大・農,3鹿児島高専・専攻科,4佐賀大・農)
           
        • D-p05 Lactobacillus plantarum PUK6における多成分バクテリオシン遺伝子クラスターの分子解析
          …〇河原あい1,田崎美沙2,善藤威史3,松崎弘美1,21熊本県大院・環境共生,2熊本県大・環境共生,3九大院・農)
           
        • D-p06 水産養殖における光合成細菌の利用に関する研究
          …○古賀 碧1,山内菜央1,渕川千尋1,永野玲奈1,高橋広夫2,山田直樹3,牧 孝昭3,尾﨑健一4,谷 雄策4,奥畑博史5,林 修平1,山本進二郎1,宮坂 均11崇城大・生物生命,2金沢大・医薬保健,3(株)松本微生物研究所,4(株)拓水,5関西電力(株))

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        第26回九州支部長崎大会開催案内九州支部Topページ

        Published by 学会事務局 on 12 11月 2019

        【事務局より】2020年会費納入のお願い

        平素より学会活動にご協力賜り、誠にありがとうございます。

        2020年の会費の納入をお願い申し上げます。会費は会誌の刊行、大会の開催、講演会、その他学会の事業運営にあてられますので、何卒ご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。なお、振込用紙は12月上旬に会員の皆様宛に直接お送り致します(会費口座振替登録者は除く)。

        2020年会費 (1月~12月、不課税)

        正会員9,800円(だたし、海外在住の正会員は12,000円)
        学生会員5,000円
        団体会員30,000円
        賛助会員50,000円(1口以上)

        納入期限

        • 振込用紙をご利用の場合:

          正会員および学生会員: 2019年12月末日
          団体会員および賛助会員: 2020年4月末日
           
        • 自動引落(口座振替)をご利用の場合: 2020年4月23日(木)に引落実施予定
           

        領収書について

        • 銀行振込でのお支払い】 振込票の控えを領収証としてご利用ください。
        • 【口座振替でのお支払い】 領収証を希望される方は、事務局にお申し出ください。領収証は会費引き落し後(5月初旬)に送付いたします。領収証の宛名は会員名、送付先は会誌送付先と同住所となります。毎年領収証が必要な方はその旨お知らせください。 

        紛失による領収証の再発行はいたしませんのでご注意ください。
         

        英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の購読について

        2009年より英文誌(JBB)は電子ジャーナルへのアクセス権のみとなりました。冊子体はご希望の会員に年額5,000円(税込)で有料配布しております。正会員および学生会員の方で、新規に有料購読をご希望の方はできるだけ早めにお知らせください。また、冊子購読を中止される場合も早めに事務局までご一報ください。

         

        会費の口座振替について

        毎年の会費をご指定の銀行口座からお支払いいただくことも可能です。預金口座振替依頼書pdfを、下記学会事務局までご送付下さい(押印をご確認下さい)。

         

        異動届出

        会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などの変更は、会員サービスから異動届出をお願いします。FAXの場合は、ダウンロードした書面にご記入のうえ、下記宛にお送り下さい。

         

        退会届出

        2019年12月13日(金)までに理由を付してE-mailまたはFAXにてお届け下さい。なお滞納会費があれば納入をお願いします。⇒詳しくはこちら

        年度途中で退会された場合、会費は返金いたしません。年度末退会(12月31日付での退会)を希望する方は、その旨退会届にご記入ください。

         

        お問い合せ先 

        日本生物工学会事務局
        〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 
        大阪大学工学部内
        公益社団法人 日本生物工学会
        Tel: 06-6876-2731   Fax: 06-6879-2034
        E-mail:

        Published by 支部:関西 on 11 11月 2019

        【関西支部】2019年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い

        日本生物工学会 関西支部長
        藤山 和仁

        日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら

        日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度に創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。

        つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。

        • 関西支部学生優秀賞への応募ならびに選考方法:
        1. 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2020年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
           
        2. 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」word による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
           
        3. 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2020年1月31日(金)に沢の鶴株式会社にて開催される第116回醗酵学懇話会に先立って、12:00より開催)を経て、最優秀者1名を決定する。
           
        4. 最優秀者は、「生物工学学生優秀賞候補者調書」word「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」word を提出の上、関西支部より日本生物工学会本部に推薦される。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
          詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
           
        • 提出締切日
          2019年12月20日(金)正午
           
        • 応募方法:
          「関西支部学生優秀賞申請書」word (記載例はこちらword )に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
           
        • 問合せ・応募書類提出先:
          日本生物工学会関西支部庶務幹事 三﨑 亮 
          E-mail TEL. 06-6879-7238
           

         

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        Published by 支部:東日本 on 07 11月 2019

        【東日本支部】2020年 日本生物工学会 賀詞交換会

        日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。令和に入りはじめての賀詞交換会になります。日本生物工学会創立100周年に向けて“生物工学の未来と夢”について語らい、意見交換や懇親を深める場としていただけますと幸いです。

        • 日時:2020年1月24日(金)13:10~19:50(受付12:40~)
        • 場所
          【講演会】筑波大学 東京キャンパス文京校舎 134講義室
               (〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1)
               丸ノ内線 茗荷谷駅下車「出口1」徒歩5分程度 ⇒アクセス
          【懇親会】中国料理 仙鶴楼(〒112-0002 東京都文京区小石川5-6-9 ドミ小石川ビル 1F)
           
        • プログラム:

        12:40~ 受付
        13:10~13:15 開会の辞

        13:15~13:45 
        《2018年度東日本支部長賞受賞講演》
        「嫌気性細菌の代謝解析とその応用利用
         ~ビフィズス菌由来ヒトミルクオリゴ糖分解酵素とメタン発酵制御に関する2つの研究成果〜」
         ………山田 千早(東京大学大学院 農学生命科学研究科)

        13:45~14:15 
        《2019年度東日本支部長賞受賞講演》
        「コリネ型細菌を宿主とした組換えRNA分子の高生産基盤技術の開発」
         ………羽城 周平(味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所)

        14:15~14:45 
        《2019年度東日本支部長賞受賞講演》
        「緑藻Chlamydomonasの新規利用法の開発」
         ………中西 昭仁(東京工科大学 応用生物学部)

        14:45~15:15 
        《2019年度東日本支部長賞受賞講演》
        「哺乳類嗅覚受容体の機能的発現とニオイセンシング応用技術開発」
         ………福谷 洋介 (東京農工大学大学院 工学研究院生命機能科学部門)

        15:15~15:25 休憩

        15:25~16:05
        「プロバイオティクスの挑戦~活躍の舞台は宇宙へ~」
         ………酒井 隆史(株式会社ヤクルト本社 中央研究所)

        16:10~16:50
        「香粧品学が取り組む研究開発イノベーション」
         ………末延 則子(株式会社 ポーラ・オルビスホールディングス)

        16:55〜17:35
        「次世代の動物実験代替法開発の世界動向」
         ………杉浦 慎治(産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門)

        17:35~17:40 閉会の辞

        17:50~19:50 懇親会
         

        • 参加費:
          【講演会】会員・賛助会員・学生:無料、 非会員:2,000 円(税込)
          【懇親会】 会員・賛助会員4,000円、非会員6,000 円、学生1,000 円(すべて税込)
          ※講演会費、懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。
           
        • 申込み締切:2020年1月17日(金) ⇒1月20日(月)延長しました
        • 申込み方法:
          こちらの申込みフォームにて必要事項を入力し、確認の上お申し込みください。
          ※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
           
        • 問合せ先:
          筑波大学大学院 生命環境科学研究科 青柳研究室
          FAX: 029-853-4605  E-mail
           

        【協賛】一般財団法人バイオインダストリー協会


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        Published by 学会事務局 on 25 10月 2019

        【随縁随意】「My hunch is ..(. 私の勘だと……)」または「私のゴーストがそう囁く……」-加藤 純一

        生物工学会誌 第97巻 第10号
        加藤 純一

        1988~1990年、ポスドクとしてイリノイ大学シカゴ校のA. Chakrabarty先生の研究室でお世話になった。Chakrabarty先生は面白い実験データが出ると、しばしば“my hunch is …”と頭にひらめいた解釈を意見として述べ、「それを検証してみたら」とアドバイスしてくれた。しかし、その“hunch”の多くはとてつもなく飛躍していたり、突拍子のないものであったりしたので、アドバイスされた方は困惑してしまう。幸いなことに、その日の夕刻までにChakrabarty先生はhunchを忘れてしまうため、研究室の学生とポスドクはhunchを聞き流すのを常としていた。今振り返ると、hunchを引き出させる事象に遭遇すること、その直感を実験的に実証するに至ること(さらに言うと実証したことが次のhunchへと連鎖反応的に拡がっていくこと)が研究の大きなモチベーションになっていることに気づく。そしてそのためにはChakrabarty先生のように、ことあるごとに“my hunch is …”と意見表明していかなければならないとやっと気づくようになった。

        細菌の多くは好ましい化合物には集積し、好ましくない化合物からは逃避する走化性という行動的な環境応答を示す。病原菌や重要な環境細菌の挙動(走化性)の制御を目指し、これまで何種類かの細菌の走化性を測定してきた。アガロースで検定物質を固め入れたガラスキャピラリーを菌体懸濁液に挿入し、キャピラリーの開口部への応答(集積、忌避もしくは無応答)を観測することで走化性を評価する。Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)、Pseudomonas putidaEnterobacter cloacaeではクリアな走化性測定を行うことができたが、Ralstonia solanacearum(青枯病菌)では悩ましい事象に遭遇した。R. solanacearumは時としてコントロール(アガロースのみ)にも集積応答を示してしまうのである。厄介なのはR. solanacearumのコントロールへの応答がばらついていることである。コントロールに対し強い応答を示した日には他の化合物への走化性応答を評価することはできない。ともかく、コントロールへの応答がないか微弱な時の日のデータのみを使うことでこの問題を棚上げしていた。とある日、“my hunch”が頭に浮かんだ。「ガラス由来の化合物に応答しているのかも」早速ガラスキャピラリーの成分に対する走化性を調べたところ、R. solanacearumはホウ酸を誘引物質として感知し、走化性を示すことが判明した。そしてその後すぐにホウ酸走化性のセンサーも特定することができた。興味あることに、ホウ酸走化性センサーのホモログは属を超えた種々の細菌に分布するが、それらはすべて植物病原菌なのである。ホウ酸は植物の細胞壁のペクチンの架橋に使われており、植物にとって生育必須成分である。ホウ酸走化性を介した植物病原菌に共通な感染メカニズムがあるのではないかと、ワクワクしている。

        士郎正宗原作の「攻殻機動隊」はSF漫画・アニメである。このSF世界では人類は自らの脳を電脳化し、コンピュータネットワークと直接接続できるようになっている。電脳における個々人の個性、自我、意識、霊性の本源は「ゴースト」と呼ばれている。攻殻機動隊の主人公である草薙素子少佐が直感を得た時につぶやく有名なフレーズが「私のゴーストがそう囁く……」である。今でも科学的な「ゴーストの囁き」を聞ける機会がある。ゴーストの囁きが聞けなくなった時が引退の時期なのだろうか?
         


        著者紹介 広島大学大学院統合生命科学研究科(教授)

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

        Published by 学会事務局 on 25 10月 2019

        生物工学会誌 – 97巻10号

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 学会事務局 on 17 10月 2019

        【国際交流】2019年 KSBB秋季大会に参加して

        佐々木 建吾
        2019年度生物工学奨励賞(斎藤賞)受賞者
        神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科

        2019年10月9日~11日に韓国大邱広域市EXCO(展示コンベンションセンター)において韓国生物工学会(Korean Society of Biotechnology and Bioengineering; KSBB)の2019年秋季大会(2019 KSBB Fall Meeting and International Symposium)が開催された。日本生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan; SBJ)からは、2019年度の学会賞受賞者である紀ノ岡正博先生(功績賞・阪大)、杉浦慎治先生(照井賞・産総研)と筆者(斎藤賞・神大)が招待され、講演を行った。

        2019KSBB秋季大会会場 韓国大邱広域市EXCO(展示コンベンションセンター)

        EXCO正面


        大邱は韓国の南部にある都市で、ソウル・釜山に次ぐ第3の都市とされている。筆者は政治問題により減便したLCCを避けた結果、行きは金浦空港(帰りは仁川空港)を使用してソウルから高速鉄道KTXで大邱に向かわざるをえなかった。反日デモの中であったが、道中、特に問題はなかった。コンビニでは日本語表記の商品は隅に追いやられており、日本との関係が目立つものは避けられているように感じられた。


         

        KSBBの秋季プログラムではさまざまな国の研究者が招待講演を行っていたが、中でも欧米に留学した韓国人研究者が多く目立っていた。彼らは流暢な英語をしゃべり、プレゼンテーションについては、実験結果もさることながら、明確なコンセプトをメインとして話すスタイルは欧米そのものであった。Plenary Lectureの6演題のうち筆者が聞けたのは、杉山 弘先生(京大)の「Chemical Biology of Nucleic Acids: DNA Origami and Artificial Genetic Switches(DNA配列を自由に設計した機能性ナノシステムの構築)」、Dr. Peter L. Goering(アメリカ食品医薬品局)の「A Regulatory Science Approach to Assess the Safety of Medical Devices Incorporating Nanotechnology(バイオマーカーの探索およびナノマテリアルによる評価)」、Prof. Young Chul Sung(POSTECH)の「Cancer immunotherapy & IL-7: the past, present & future(がん免疫療法とIL-7:過去、現在そして未来)」の3講演で、応用展開を見据えた韓国の方向性を垣間見ることができた。口演発表やポスターについては、バイオリファイナリー関連(合成生物工学、リグニン利用)に加えて、再生医療関連・ナノバイオテクノロジー関連の発表が多く、先にも記したように創造的な研究に対する高い意欲が感じられた。

        初日には、昼食・夕食共に懇親会を催していただき、韓国料理を堪能させていただいた。何よりも現在の両国の緊張した状態にも関わらず、KSBBの先生方とは政治をジョークに変えてお酒を介して楽しく語らうことができ、対話による交流の重要さを痛感させられた。また、年配の先生方からは、我々new-generationが韓国と日本の新しい関係を築いていく、とのお話を頂き、感銘した。筆者としては野心的な韓国の研究者を参考にしつつ、国際交流の重要性を確認した旅となった。

        最後に、KSBB訪問をご支援頂いたKSBB会長Hei Chan Lee先生、温かくお世話いただいたJong Wook Hong先生、ならびに日本生物工学会の事務局の方々、何よりも学術的国際交流に関する礎を築いていただいたKSBB-SBJの先生方に厚く御礼申し上げます。

         

        KSBB2019 秋季大会 会場にて

        後列左よりProf. Hei Chan Lee(KSBB会長), Prof. Jong Wook Hong, Prof. Hsien-Yeh Chen,
        前列左より筆者, 紀ノ岡正博先生, 杉浦慎治先生, 林竜平先生(阪大)

         

        関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告

        Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 17 10月 2019

        【研究部会】次世代アニマルセルインダストリー研究部会 2019年度優秀学生発表賞決定!!

        次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けております。優秀学生発表賞は、将来を担う研究者の卵たち(高専生、学部生および大学院生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。

        本年度は、第71回日本生物工学会大会で一般講演(口頭発表)を行った、大学院前期課程(修士)および大学院後期課程(博士)学生の発表(27名)に対し、部会員の先生方による厳正な審査を行い、以下の5名に優秀学生発表賞を授与いたしました。

        優秀学生発表賞受賞者(五十音順)

        • 竹本 悠人 さん(名大院・創薬)
          間葉系幹細胞の画像品質判定におけるロバストモデル構築手法の開発
          >受賞レポートpdf
           
        • 永井 美希 さん(名大院・創薬)
          近赤外光情報を用いたスフェロイドの非侵襲的品質評価
          >受賞レポートpdf
           
        • 長島 拓則 さん(名大院・工)
          ヒト不死化筋芽細胞株 Hu5/KD3 を用いた三次元骨格筋組織の構築
          >受賞レポートpdf
           
        • 中嶋 陸満 さん(横国大院・工)
          In vitro 毛幹形成技術とこれを利用した毛髪の再生医療
          >受賞レポートpdf
           
        • 古谷 太樹 さん(名大院・工)
          共培養マイクロデバイスを搭載した微小電極アレイチップによる iPS 由来運動神経・骨格筋細胞評価プロセスの開発
          >受賞レポートpdf

        受賞された皆様、おめでとうございます!さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。
        次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、来年度の大会でも優秀学生発表賞を行う予定をしております。沢山のエントリーをお待ち致しております。

         

        ►次世代アニマルインダストリー研究部会Topへ

         

        Published by 学会事務局 on 16 10月 2019

        【学会賞】2020年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)
         受賞候補者推薦のお願い

        日本生物工学会では、2020年度の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者の推薦を募集しております。
        ⇒詳しくはこちら
        推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。

        • 推薦書類の提出先:推薦者から所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
          ※各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。
           
        • 提出締切日:各支部で異なりますので、所属支部の支部長にお問い合わせください。
           
        • 問合せ先
          所属支部の支部長 または
          公益社団法人日本生物工学会事務局
          E-mail:  TEL. 06-6876-2731
           

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        Published by 支部:関西 on 10 10月 2019

        【関西支部】第116回醗酵学懇話会

        盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

        標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。

        • 日時:2020年(令和2年)1月31日(金)13:30~18:30
           
        • 場所:沢の鶴本社ビル5階ホール (兵庫県神戸市灘区新在家南町5丁目1番2号)
           
        • プログラム:

        12:30~ 受付 

        13:30~14:30 見学会 沢の鶴醸造蔵「瑞宝蔵」 および 沢の鶴資料館

        14:30~14:35 開会の辞  藤山 和仁(関西支部支部長・大阪大学生物工学国際交流センター)

        14:35~15:15
        「出芽酵母中心代謝の計測と応用」………松田 史生(大阪大学大学院 情報科学研究科)

        中心代謝は出芽酵母の発酵能力など、生物によるものづくりを下支えしている生命の基本システムである。中心代謝経路を構成する代謝物、酵素、遺伝子の分子レベルでの理解をもとに、今後は、出芽酵母がエタノールを生産する理由といった中心代謝の動作原理を解明し、中心代謝機能を効率的に活用、改変する方法論を確立していく必要がある。これまで進めてきた出芽酵母中心代謝の代謝物濃度 (J. Biosci. Bioeng., (2015) 120, 280-286)、代謝フラックス (J. Biosci. Bioeng., (2015) 119, 117-120)、酵素タンパク質量 (J. Biosci. Bioeng., (2015) 120, 140-144)計測法の構築と、1遺伝子破壊株、2倍体実用酵母などの解析結果を紹介し、中心代謝を理解し、活用していくための工学的枠組みの重要性について議論したい。


        15:15~15:55
        「異分野連携による結晶化技術開発と大学発ベンチャー」………安達 宏昭(株式会社創晶)

        創晶は、大阪大学発のバイオベンチャーとして2005年7月に起業した。電気工学とバイオ分野の異分野連携による独創的な発想から生まれた結晶化技術を活用し、タンパク質や医薬候補化合物である有機低分子の結晶化受託を事業の柱とし、創薬や生命科学の解明、製造工程における固化や精製など、主に産業界に必要とされる結晶化を支援してきた。近年は、ペプチドや核酸、抗体などの結晶化依頼も増えている。これまで結晶化しなかったサンプルの結晶化に数多く成功しているが、それはフェムト秒レーザーという特殊な光源を用いた結晶化技術が優れていることはもちろん、研究員のスキル向上と研ぎ澄まされた職人的な感覚が相まった結果であると認識している。当日は醗酵学と結晶学の共通点や相違点について、ご参加される方と議論できることを楽しみにしている。

        15:55~16:05  休憩

        16:05~16:50  
        「ヤンマー、沢の鶴による酒米プロジェクトの取組」………西向 賞雄(沢の鶴株式会社)

        ヤンマー株式会社は、農業を持続可能な「食農産業」に発展させるため、米の育種から流通販売に一貫して取り組むトータルソリューションを展開することになり、これまで公的な農業試験場などが取り組んできた米の育種に参入した。また、この取り組みを「酒米」で行うことにした。「酒米」で良いとされる形質や特徴は遺伝的に、または米粒の大きさなどで判断できるが、実際に良い酒ができるかどうかは、日本酒を醸造して評価しなければならない。そこで、沢の鶴株式会社は酒米候補の醸造試験と評価を行い、2社共同の「酒米プロジェクト」に2016年春から取り組み始めた。ヤンマー株式会社の農業に密着した技術と沢の鶴株式会社の日本酒醸造技術を組み合わせ、新しい価値観の酒米を共同で開発する本取り組みについて紹介する。

        17:00~18:30  懇親会
         

        • 定員: 80名(瑞宝蔵見学会:40名)
           
        • 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
           
        • 懇親会会費: 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
           
        • 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
           
        • 申込み締切:2020年1月17日(金)正午(定員に達し次第締め切らせて頂きます)
           
        • 問合せ先:
          〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
          国立大学法人大阪大学 生物工学国際交流センター
          日本生物工学会 関西支部庶務幹事 三﨑 亮
          TEL:06-6879-7238 E-mail
           

        会場へのアクセス

        電車:阪神電気鉄道本線大石駅から徒歩10分

        第116回醗酵学懇話会 会場へのアクセス

         

         

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        Published by 支部:中部 on 03 10月 2019

        《中部支部共催》">【関連行事】第12回 北陸合同バイオシンポジウム〈福井〉《中部支部共催》

        • 日時:2019年10月25日(金)12:00~10月26日(土)12:00
        • 場所:清風荘(あわら市)  https://www.seifuso.com
        • 参加人数:100名程度
        • 実行委員長:日竎隆雄 (福井県立大学生物資源学部 教授)
        • 代表世話人:伊藤崇志(福井県立大学生物資源学部 准教授)

         

        【主催】福井県立大学生物資源学部
            富山県立大学生物工学研究センター
            石川県立大学生物資源工学研究所
        【共催】公益財団法人 日本生物工学会中部支部
            公益財団法人 日本農芸化学会中部支部

        【目的】

        北陸合同バイオシンポジウムは、富山、石川、福井の県立大学の研究交流を起点として、2008年から年一回のペースで開催されている合宿形式のシンポジウムである。食、健康、酵素、発酵あるいは分析などをキーワードとして、バイオ研究者が、産官学を問わず「気張らない異分野交流の場」として、あるいは、学生たちが最新の科学の成果に触れ、学会発表と研究者との交流経験を積むことで、「学生たちがインスパイアされる場」としての意義を持つ。

        このシンポジウムでは、口頭発表、ポスター発表を行うほか、総合討論の場を設けて、研究者、学生間の情報交換、交流を深める。

         

        参加申込・問合せ先

         詳細・申込みはHPをご覧ください。

            http://www.s.fpu.ac.jp/12hcbs/index.html

         

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        Published by 学会事務局 on 03 10月 2019

        【公募】戦略的創造研究推進事業(ERATO)テーマ候補・研究総括候補の募集

        科学技術振興機構(JST)では、戦略的創造研究推進事業(ERATO)のテーマ候補・研究総括候補の募集を行っております。

        本募集は、ERATO の研究領域(研究プロジェクト)および研究総括に関する選考の前段階である、研究動向調査や研究者調査の一環として、皆様から広く情報を提供いただくという趣旨のもと実施するものです。詳しくはJSTのホームページ(https://www.jst.go.jp/erato/application/index.html)をご参照ください。

        Published by 支部:中部 on 03 10月 2019

        【中部支部】第8回 CHUBU懇話会

        日本生物工学会中部支部では、企業・アカデミック・学生を繋ぐ取り組みとして、セミナー・企業見学・懇親会をセットにした“CHUBU懇話会”を開催しています。第8回は「知の拠点 あいち」のご協力のもと、以下の日時・内容で開催いたします。

        会員・学生の皆さま、奮ってご参加下さい。

          <アクセス>
          藤が丘」から東部丘陵線[リニモ]に乗り、「陶磁資料館南駅」下車
          施設は駅北側に隣接しています。 
          自家用車も可
         

        • 内容:

         【受付】12:30~
         【講演会】13:00~15:40

        あいちシンクロトロン光センターの紹介 ~各種測定事例も含めて~
         ……砥綿 眞一(あいちシンクロトロン光センター)

        広角・小角X線散乱測定の紹介の紹介とデンプン構造解析への応用
         ……杉山  信之(あいちシンクロトロン光センター)

        シンクロトロン光を利用した清酒酵母の育種
         ……山本 晃司(あいち産業科学技術総合センター)

        X線小角散乱を用いたタンパク質の立体構造の解析
          ……杉本 泰伸(名古屋大学シンクロトロン光研究センター)

        X線結晶解析を用いたcytochrome c oxidaseのプロトンポンピング機構の研究
         ……島田 敦広(岐阜大学応用生物科学部)

         

         【施設見学】15:40~16:40 
          (1)シンクロトロン光施設、(2)その他の計測機器について見学


         【懇親会】18:00~20:00 
             藤ヶ丘までリニモで移動(会場は調整中)
         

        • 参加費(税込)
          講演会: 無料
          懇親会:一般 5,000円、学生 1,000円 程度  ※当日会場にてお支払いください。  
             
        • 申込み方法:こちらの申込フォームよりお申し込み下さい。
           
        • 問合せ先
          (担当委員)
          岐阜大学応用生物科学部 鈴木 徹 E-mail
          岐阜大学応用生物科学部 中川智行 E-mail
          岐阜大学応用生物科学部 中村浩平 E-mail

           

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        Published by 部会:メタボロミクス on 30 9月 2019

        【研究部会】メタボロミクス講習会2019

        オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき,実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として,今年も例年通り,下記講習会を開催させていただきます.昨年に引き続き,質量イメージング講習をメニューに加え,3日間の講習とします.

        主催:日本生物工学会メタボロミクス研究部会

        • 日時:2019年12月9日(月)~ 12月11日(水)
           
        • 場所:大阪大学生物工学国際交流センター(大阪大学吹田キャンパス内)β棟3階セミナー室
           
        • 講習内容

        ♦12月9日(月)(第1日)
        イントロダクション(福崎):メタボロミクス概要
        講義:GC/MSと多変量解析

        ♦12月10日(火)(第2日)
        実習:GC/MSを用いたサンプル分析
        実習:GC/MSデータの多変量解析 実習終了後,懇親会(予定)

        ♦12月11日(水)(第3日)
        講義(新間):見えないものを見るイメージングMS
        実習:イメージングMSを用いたサンプル分析
        ラウンドテーブルディスカッション,総括
        終了予定 17:00頃

        • 参加費:無料
           
        • 募集定員:若干名
           
        • 申し込み方法: 以下の内容のメールを送信してください.定員に達したら締め切らせていただきます.

        1)メールのタイトルは,「2019メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください.  

        2)本文中に,以下の項目を記載してください.
        氏名,所属,現在の仕事,メタボロミクスを何に使いたいか?

        3)申し込み先 
        福崎英一郎 (日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表)
        fukusaki[atmark]bio.eng.osaka-u.ac.jp

         

        ⇒メタボロミクス研究部会Topへ

        Published by 学会事務局 on 26 9月 2019

        《締切:12月27日(金)》">【年次大会】第72回日本生物工学会大会(2020)
         シンポジウム公募のお知らせ《締切:12月27日(金)》

        第72回日本生物工学会大会
        実行委員長 中山 亨

        第72回日本生物工学会大会は、2020年9月2日(水)~4日(金)に東北大学 川内キャンパス(仙台)にて開催します。つきましては、日本生物工学会大会にふさわしいシンポジウムを公募します。なお、シンポジウムは2日(水)の午後~4日(金)の午後まで、複数会場で一般講演と並行して実施する予定です。

        会員各位におかれましては提案書word

        1) 課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別)
        2) 開催の趣旨
        3) 世話人名(連絡先)
        4) 参加予定者数(講演者、参加者)
        5) その他希望事項

        をお書きいただき、2019年11月1日(金)~2019年12月27日(金)までの間に、メールにて下記宛までお申し込みください。

        なお、シンポジウム世話人は、参加登録開始日の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。

        会場数に限りがありますので、応募多数の場合には、生物工学に関連する「新たな研究領域の開拓」「生物工学の国際展開(英語によるシンポジウム)」「産学連携の推進」「地域社会への貢献」「SDGsに貢献する生物工学」「若手研究者主導の研究」「博士人材養成・教育の推進」などのコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。また、類似した内容の提案については統合をお願いする場合がございますのでご承知おきください。

        シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1) から3) の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できません。

        上記趣旨をご理解の上ご応募頂きますようお願い申し上げます。

        採択につきましては2月初旬にメールにてお知らせします。

        【申込先】
        東北大学大学院工学研究科
        シンポジウム担当: 石丸 泰寛
        E-mail:

         

        日本生物工学会 大会シンポジウム開催に関する中期的方針

        【募集】

        1. 会員各位より広くシンポジウムを募る。
        2. 本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある。

        【選考の手続き】

        1. 応募多数の場合は、理事会から応募されたシンポジウムを含めて、時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し、理事会で承認する。

          研究部会からの応募に対しては、
          • 1)本部からの資金援助も行っていることから、基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する。
          • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には、応募時にその旨を明記していただくものの、 順位が低くなることがありうる。
        2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては、採択順位が下がる場合がある。
        3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては、記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする。

        関連記事:【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
        https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html

        ►年次大会のページ

        Published by 学会事務局 on 25 9月 2019

        【年次大会】第71回岡山大会は盛会のうちに終了しました

        第71回日本生物工学会大会は盛会のうちに終了いたしました。
        ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

        第72回日本生物工学会大会は、2020年9月2日(水)~4日(金)に東北大学川内北キャンパスにて開催します。
        皆様のご参加をお待ちしております。

        シンポジウム会場
        岡山大学津島キャンパス
        2019年度学会賞受賞者
        鏡開き
        岡山大学 津島キャンパス 岡大西門

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        Published by 学会事務局 on 25 9月 2019

        【随縁随意】微生物の学名と分類学が基盤となるもの-鈴木 健一朗

        生物工学会誌 第97巻 第9号
        鈴木 健一朗

        微生物分類学といえば、以前は分類学者だけの専門分野であった。しかし、今では細菌/アーキアの場合、16S rRNA遺伝子の塩基配列(以下16S rRNAと略す)を決定することにより、誰でも自分の分離した菌株の同定が客観的な基準でできるようになり、微生物学者に身近なものになった。16S rRNAが共通の物差しで分類体系が構築されているため、塩基配列に基づいて菌株を地図上にプロットすれば、その株の学名がわかるとともに、比較の対照にすべき近縁な菌も的確に選定できる。これには国際的なデータベースの利用環境と微生物株保存機関の整備が大いに貢献している。

        しかし、異なる株を同一種と決定するハードルはまだ高い。解像度が高くない16S rRNAだけで種は決定できないため、1960年代から使われている染色体DNA交雑による類似度(DNA-DNAハイブリダイゼーション、DDH)が必要である。DDHで70%を種の境界とするという「コンセンサス」がいまだ基準になっている。そうなると、16S rRNAでどのくらい離れていたらDDHをせずに別種にできるかの基準も重要である。これは経験的に16S rRNAの類似度で97%以下とか98.7%以下とか言われている。DDHは、比較する菌株双方からDNAを抽出し、交雑反応を行うウェットな実験として行われてきたが、最近では、全ゲノム塩基配列(ドラフトゲノム)(WGS)の決定が安価で行えるようになり、それを用いてDDHをパソコン上(in silico)で行う方法も普及してきた。

        そこで、2018年から国際原核生物分類委員会(ICSP)は、細菌とアーキアの新種の発表の際にはその基準株のWGSの決定をほぼ義務化した。すべての種の基準株のWGSがデータベース化されれば、分離株のWGSを決定するだけで種レベルの同定が可能となり、さらに機能性遺伝子の情報も利用できるようになるため、分類学だけでなく、応用微生物学にも大きく寄与することが期待される。分類学は学問であると同時に、コミュニケーションツールであることから、新技術の導入と命名のルールの調和がますます重要になってくる。

        「国際原核生物命名規約」の改訂版が2019年1月に発行された1)。前の改訂が1990年なので、29年ぶりとなる。命名規約では国際微生物学会連合(IUMS)の公式誌『International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology(IJSEM)』への掲載のみを学名の正式発表としているので、そこでそのすべてが把握できる(2017年現在で約3000属17,000種)。命名規約では新種発表に際し、「生きた菌株」のみを種の分類学的基準(基準株= type strain)として指定し、微生物系統保存機関(カルチャーコレクション)へ寄託・公開することが規定されたため、標本、スケッチは不可となった。

        さらに2000年からは、基準株の寄託は異なる国の複数の保存機関に行うよに厳格化された。これは生物多様性条約(CBD)による生物資源の国際移転が厳しくなっている現状への対応を見直す良い機会である。分類学は適切な生物資源の管理にとってもっとも基盤となるべき知識と技術のひとつであり、CBDにとっても重要な科学である。そのために、生物遺伝資源への適切なアクセスは研究成果を担保し、発展的に利用できる国際的に公平な学術環境の維持に必要である。分類学は世界共通であり、新種の発表には既知種との比較が不可欠である。生きた基準株へのアクセスの重要性はますます高まっている。

        最近ではMALDI-TOF MSが微生物の迅速同定に利用され、そのためのデータベースも市販、あるいは公開されている。マイクロバイオームの解析もゲノムベースで体系化された分類学があるから可能となったと言うことができようこれらの新しい技術が新しい知見を蓄積し、相互評価することで微生物の分類学がますます意味のあるものになっていくことに期待したい。


        1) Parker, C. T. et al. (Eds.): Int. J. Syst. Evol. Microbiol., 69, S1 (2019).


        著者紹介 東京農業大学応用生物科学部醸造科学科

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

         

        Published by 学会事務局 on 25 9月 2019

        生物工学会誌 – 97巻9号

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 部会:バイオインフォマティクス on 21 9月 2019

        【開催報告】第71回日本生物工学会大会シンポジウム「ペアで紹介します、WetとDryの融合研究」

        【開催報告】第71回日本生物工学会大会シンポジウム「ペアで紹介します、WetとDryの融合研究」

         

        第71回日本生物工学会大会シンポジウムにて、部会から公募シンポジウムとして「ペアで紹介します、WetとDryの融合研究」(大会webページへのリンク)を開催しました。

        今回のシンポジウムでは2人の講演者が1つの演題を発表するペアプレゼンテーションというユニークな方法を採用しました。各講演はリレー方式、対談(漫才?)方式などで行われ、研究内容のみならず共同研究の成立の経緯や、融合研究を成功させる秘訣などについて語っていただきました。

        講演者の先生方による素晴らしいご講演により、大変素良いシンポジウムにすることができました。講演者の先生方、ならびに会場にお越しいただいた皆様に感謝申し上げます。
         

         

        当日の様子

        幹事会の堀之内と兒島がオーガナイザーを務めました。

         

         

        講演1「植物病原糸状菌を制御する菌類ウイルスの探索とゲノム解析の迅速化」上坂一馬先生(名大)・千葉壮太郎先生(名大)

         

         

        講演2「プロトン共役型オリゴペプチド輸送体の基質多選択性解析」伊藤圭祐先生(静岡県立大)・河合駿様(住友化学)

         

         

        講演3「麹菌摂取による宿主腸内細菌叢の改善および大腸炎の緩和」兒島孝明先生(名大)・志水元亨先生(名城大)

         

         

        講演4「集まると変わること:酵母のストレス応答、あるいは生物と物理の共同研究について」小田有沙先生(東大)・畠山哲央先生(東大)

         

        会場の様子。最終的には立ち見が出るほどの盛況となりました。ご参加ありがとうございました。

         

        ►バイオインフォマティクス相談部会Topへ

        Published by 学会事務局 on 17 9月 2019

        【年次大会】本部企画 特別シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか」のご案内

        第71回日本生物工学会大会2日目(9月17日)の本部企画シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか」は岡山大学との共催で開催いたします。⇒詳しくはこちら

        pdf印刷用ポスター(965KB)

        • 日時:2019年9月17日(火)13:15~17:15日本生物工学会・岡山大学共催本部企画 特別シンポジウム「持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか」ポスター
        • 場所:岡山大学S1会場 一般教育棟A棟2階A21
           

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        Published by 部会:バイオインフォマティクス on 12 9月 2019

        《バイオ計測サイエンス研究部会共催》">【研究部会】バイオインフォマティクス相談部会 第三回講演会《バイオ計測サイエンス研究部会共催》

        会は盛況のうちに終了しました。ご参加ありがとうございました。

        この度バイオインフォマティクス相談部会は、第三回講演会を11/20に京都大学で開催する運びとなりました。今回は大規模計測技術とインフォマティクス、ならびにそれらの自動化をトピックとして、バイオ計測サイエンス研究部会との共催により開催いたします。講演会では、生物工学分野の内外でご活躍されている先生方をお招きしてご講演頂きます。

         

        バイオインフォマティクス相談部会 第三回講演会
        ~大規模計測技術とインフォマティクスと自動化~
        (共催:バイオ計測サイエンス研究部会

        • 日時: 2019年11月20日(水) 
        • 会場: 京都大学吉田キャンパス (京都市左京区北白川追分町)
          • 講演会
            • 会場:農学部総合館講義室W506
            • ​​時刻:13:00 – 17:30 
              • 12:30受付開始
            • 参加費:11/13までに参加登録の場合(一般3000円・学生無料)
                  11/14以降に登録または当日参加(一般3500円・学生500円)
              • 当日受付にてお支払い下さい。
          • 懇親会
            • 会場:北部食堂(北部生協2F)
            • 時刻:18:00 – 20:00
            • 懇親会費:11/13までに参加登録の場合(一般3000円・学生1500円)
                   11/14以降に登録または当日参加(一般3500円・学生2000円)
              • 当日受付にてお支払い下さい。
        • 参加申込フォーム: 終了しました。

        概要

         近年発展著しいシーケンシング技術やオミクス解析などの大規模計測を用いた研究遂行に際し、計測そのものとその後の情報解析とは不可分の関係にあります。一人の研究者がその両方に取り組む場合もありますが、独力での遂行には限界があり、Wet系研究者とDry系研究者、さらに生物学研究者と分析化学研究者など、複数の分野の協業が必須となります。その場合には文化の壁を超えたコミュニケーションが必要となります。そこで本講演会では、大規模計測技術を利活用して研究に取り組む気鋭の研究者を学会内外から招聘いたします。
         また最近では、こうした大規模計測によって得られるデータの前処理や生物学的特徴の抽出をより迅速に行うために、機械学習などを駆使した解析の自動化の試みが盛んに行われています。さらに実験研究においても、多量のサンプルの処理や、手技の違いに由来するバイアスの回避、フェノタイピングデータなどの大規模計測などのための実験自動化の試みがなされるようになってきました。そこでWetおよびDryの両面で、大規模計測に関する実験自動化に取り組む研究者にもご講演いただくことにしました。
         今回はバイオ計測サイエンス研究部会との共催行事として開催することで、より多彩な背景を持つ研究者を招聘いたします。最新の研究成果はもちろんのこと、Wet研究とDry解析をどのように組み合わせたり、異分野間で連携しているかの生の声などもお聞かせいただけるかと思います。是非この機会にお集まりいただき、交流の輪を広げる場としてご利用頂けますと幸いです。

         

        プログラム ※敬称略

        13:00-13:10 開会挨拶
        13:10-13:40 講演1 江崎剛史(滋賀大・データサイエンス教育研究センター)
              演題「ワークフロー型分析プラットフォームを用いたメタボロームデータの解析」
        13:40-14:10 講演2 小野直亮(奈良先端大・データ駆動型サイエンス創造センター)
              演題「分子畳み込みニューラルネットワークによるアルカロイド化合物の生合成経路の予測モデルの構築」
        14:10-14:40 講演3 金澤慎司(島津製作所 / 阪大・情報科学研究科)
              演題「
        AI等を活用した質量分析計のデータ解析自動化の取り組み​
         休憩
        15:00-15:30 講演4 岡橋伸幸(阪大・情報科学研究科)
              演題「
        腸内細菌叢の網羅的代謝物解析
        15:30-16:00 講演5 三枝大輔(東北大・東北メディカルメガバンク機構)
              演題「大規模メタボローム解析の基盤構築における自動化システム導入の意義」
         休憩
        16:20-16:50 講演6 堀之内貴明(理研・生命機能科学研究センター)
              演題「全自動実験室進化システムと大規模計測を用いたストレス耐性大腸菌の育種」
        16:50-17:20 講演7 武藤愛(奈良先端大・データ駆動型サイエンス創造センター)
              演題「ハイスループット菌体アレイ作成ロボットを用いた、大腸菌遺伝子欠損株生育度の網羅的計測」
        17:20-17:30 閉会挨拶

        18:00-20:00 懇親会(北部食堂)

         

        【実行委員】青木航(京都大学) 
              堀之内貴明(理化学研究所) 
              兒島孝明(名古屋大学) 
              蟹江慧(名古屋大学)

        【問合せ先】理化学研究所 生命機能科学研究センター 
              堀之内貴明 E-mail:takaaki_horinouchi[at]riken.jp

         

        開催報告

        バイオインフォマティクス相談部会第三回講演会は、バイオ計測サイエンス研究部会との共催行事として、2019年11月20日-に京都大学吉田キャンパスにて開催しました。今回は「大規模計測技術とインフォマティクスと自動化」と題し、生物工学分野の内外より関連分野の研究者を招聘してご講演いただきました。今回はアカデミア、ならびに企業の参加者が多く、当該分野への関心の高さが伺えました。

        ご参加いただいた皆様、ならびに共催として企画にご協力くださったバイオ計測サイエンス研究部会の先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。

         

        当日の様子

         

        開会挨拶

         

        今回の講演会はトピックが3つあったので、各講演者の講演内容を表としてまとめました。

         

         

        講演1 江崎剛史先生「ワークフロー型分析プラットフォームを用いたメタボロームデータの解析」

         

        講演2 小野直亮先生「分子畳み込みニューラルネットワークによるアルカロイド化合物の生合成経路の予測モデルの構築」

         

        講演3 金澤慎司先生「AI等を活用した質量分析計のデータ解析自動化の取り組み​」

         

        講演4 岡橋伸幸先生「腸内細菌叢の網羅的代謝物解析」

         

        講演5 三枝大輔先生「大規模メタボローム解析の基盤構築における自動化システム導入の意義」

         

        講演6 堀之内貴明先生 「全自動実験室進化システムと大規模計測を用いたストレス耐性大腸菌の育種」

         

        講演7 武藤愛先生「ハイスループット菌体アレイ作成ロボットを用いた、大腸菌遺伝子欠損株生育度の網羅的計測」

         

        会場の様子

         

        集合写真

         

        ​ 

        懇親会の様子。異分野交流の促進には欠かせません。

         

        有志により二次会が開催され、さらなる異分野交流が行われました。ご参加ありがとうございました。

         

        ►バイオインフォマティクス相談部会

         

        Published by 支部:西日本 on 10 9月 2019

        【西日本支部】2019年度学生賞候補者推薦募集

        日本生物工学会西日本支部では2019年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。

        • 対象・資格:次の(1) および(2) を満たす者

        (1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程),博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員

        (2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者

        • 推薦者:西日本支部の正会員で対象研究室、講座、学科および研究科の代表者
           
        • 推薦方法:推薦用紙wordに必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
        • 推薦申込締切日:2019年11月22日(金)
           
        • 問合せ・応募書類提出先: 
          〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1
          岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)・生物機能化学講座
          日本生物工学会西日本支部事務局(庶務)田村 隆 宛 E-mail

         

        ►西日本支部Topへ

         

        Published by 学会事務局 on 09 9月 2019

        【JBB】ScienceDirect Article RSS Feedについて

        お使いのRSSリーダーでJounral of Bioscience and Bioengineering(JBB)をフィード購読をされる場合は、以下のURLをご登録下さい。

        https://rss.sciencedirect.com/publication/science/13891723

         

        Published by 支部:東日本 on 06 9月 2019

        東日本支部長賞

        日本生物工学会東日本支部は2016(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。

        受賞者一覧

         受賞年受賞者(所属
        第9回2024年
        (R.6)
        西川 洋平(産業技術総合研究所)
        第8回2023年
        (R.5)
        朱 博(東京工業大学)
        福永 圭佑(東京工業大学)
        第7回2022年
        (R.4)
        前田 義昌(筑波大学)
        堀之内 貴明(産業技術総合研究所)
        第6回2021年
        (R.3)
        田中 祐圭(東京工業大学)
        第5回2020年
        (R.2)
        高橋 将人(筑波大学)
        第4回2019年
        (R.1)
        羽城 周平(味の素株式会社)
        福谷 洋介(東京農工大学)
        中西 昭仁(東京工科大学)
        第3回2018年
        (H.30)
        山田千早(東京大学)
        第2回2017年
        (H.29)
        雜賀 あずさ(産業技術総合研究所)
        伊達 康博(理化学研究所)
        辻 雅晴(国立極地研究所)
        第1回2016年
        (H.28)
        大室 有紀(東京工業大学)
        亀谷 将史(東京工業大学)

        所属については受賞当時の所属を掲載しています。

        ►東日本支部Topへ

        Published by 支部:東日本 on 06 9月 2019

        東日本支部-2019年度事業

        主催行事

        共催行事

        後援行事

        • Gregory Winter博士の講演会(開催中止)
          日時:2020年3月12日(木)15:00~
          場所:東京工業大学すずかけ台キャンパス G4棟 大会議室

        第4回 日本生物工学会東日本支部長賞

        【2019年度受賞者】

        • 羽城 周平 氏(味の素株式会社)
        • 福谷 洋介 氏(東京農工大学)
        • 中西 昭仁 氏(東京工科大学)

        【関連記事】
        【東日本支部】日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
        【東日本支部]第4回 日本生物工学会東日本支部長賞 受賞者決定

         

        これまでの活動

        ►東日本支部Topへ

        Published by 学会事務局 on 04 9月 2019

        【後援行事】第88回日本醤油研究発表会〈和歌山〉

        日時2019年10月24(木)・25日(金)
        会場和歌山マリーナシティホテル わかのうら
        詳細URLhttps://www.soysauce.or.jp
        内容1日目 一般講演、授賞式、受賞講演、招待講演、技術講演、特別講演
        2日目 工場見学ツアー
        問合せ先一般財団法人 日本醤油技術センター
        小熊 哲哉
        〒103-0016
        東京都中央区日本橋小網町3番11号
        Tel: 03-3666-4521 Fax: 03-3667-6519
        E-mail:

         

        Published by 学会事務局 on 03 9月 2019

        本部企画シンポジウム – 2019年度大会

        第71回日本生物工学会大会(2019年9月16~18日、岡山大学にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

        世界を目指す日本の酒類

        • オーガナイザー:堤 浩子(月桂冠)・山田 修(酒総研)・髙瀬 良和(霧島酒造)
          ⇒プログラム

        日本の酒類の種類の輸出は量、金額ともに年々増加している。日本酒(SAKE)だけでなく、日本産のワイン、ビール、ウイスキーの品質向上のための技術開発や原料などの取り組みを続けている。その成果として、酒類は世界中で行われる酒類競技会で数々の賞に輝き、その実力が高く評価され、輸出額も大幅に伸張している。日本酒、日本ワインの固有品種の甲州なども地理的表示を取得し、世界を目指した日本の酒類についてのシンポジウムを開催したい。
         

        持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか

        • オーガナイザー:安原 貴臣(アサヒビール)・児島 宏之(味の素)
                  田口 精一(東農大)・髙木 忍・今井 泰彦(キッコーマン)
          ⇒開催報告pdf
          ⇒プログラム

        このシンポジウムは、本学会の特徴である産学官の連携をさらに強化すること、また会長方針である「SDGsを念頭に置いた活動を強化する」に沿って、SDGsを軸に生物工学会として産学官で今後取り組むべき方向を提示したいと考える。なお、本シンポジウムは岡山大学からの協賛をいただいた上で、一般の聴講者も一定数受入れたいと考えている。シンポジウム前半では国内の一流の有識者による講演、後半ではパネルディスカッションを開催して、議論を通して生物工学技術の活用・貢献について考える機会とし、最終的にSDGsを軸とした社会実装に繋がる産学連携技術交流のきっかけとなることを目的とする。

        共催:岡山大学
         

        培養計測の最近のトピックス~スタートアップ企業による新たな取り組み~

        • オーガナイザー:富田 悟志(エイブル)・佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)
                  今井 泰彦(キッコーマン)・児島 宏之(味の素)・安原 貴臣(アサヒビール)
          ⇒プログラム

        幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させ、新たな価値創造につなげることが強く期待されている。また新たな測定手法の開発が新たな価値創造につながる。本セッションでは、培養技術、計測技術に焦点を当て、国内スタートアップ企業を中心にご紹介頂く。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。

        ⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

        ►産学連携活動Topへ

        Published by 支部:東日本 on 02 9月 2019

        【東日本支部]第4回 日本生物工学会東日本支部長賞 受賞者決定

        日本生物工学会東日本支部は2016(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。 2019年度は書類審査ならびに口頭発表形式の二次審査を行い、以下の三名に『日本生物工学会東日本支部長賞』を授賞いたしました。(2019.8.30)    

        2019年度受賞者紹介

        羽城 周平 氏

        • 所属:味の素株式会社(研究員)
        • 受賞課題:コリネ型細菌を宿主とした組換えRNA分子の高生産基盤技術の開発

        第4回 日本生物工学会東日本支部長賞受賞者 羽城 周氏( 味の素株式会社)


        福谷 洋介 氏

        • 所属:東京農工大学(助教)
        • 受賞課題:哺乳類嗅覚受容体の機能的発現とニオイセンシング応用技術開発

        第4回 日本生物工学会東日本支部長賞受賞者 福谷 洋介氏(東京農工大学)


        中西 昭仁 氏

        • 所属:東京工科大学(助教)
        • 受賞課題緑藻の安定的な物質生産を実現する培養系と代謝フロー解析系の技術開発

        第4回 日本生物工学会東日本支部長賞受賞者 中西昭仁氏(東京工科大学) 
         

        ♦関連記事:

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        Published by 学会事務局 on 28 8月 2019

        生物工学懇話会

        開催日開催場所詳細
        第29回
        2024/5/23
        早稲田大学 リサーチイノベーションセンター
        オンライン
        ►開催案内
        ⇒報告pdf
        第28回
        2023/5/30
        千里ライフサイエンスセンター 山村雄一ライフホール►開催案内
        ⇒報告pdf
        第27回
        2022/5/24
        日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン►開催案内
        ⇒報告pdf
        第26回
        2021/5/25
        日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン►開催案内
        ⇒報告pdf
        【開催中止】
        第25回
        2020/5/21
        東京農工大学 新1号館グリーンホール ►開催案内
        第24回
        2019/5/23
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        ⇒報告pdf
        第23回
        2018/5/24
        東京農業大学アカデミアセンター横井講堂►開催案内
        ⇒報告pdf
        第22回
        2017/5/25
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        ⇒報告pdf
        第21回
        2016/5/19
        東京大学 伊藤国際学術研究センター
        伊藤謝恩ホール
        ►開催案内
        ⇒報告pdf
        第20回
        2015/5/21
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        ⇒報告pdf
        第19回
        2014/5/21
        サントリーホールブルーローズ►開催案内
        ⇒報告pdf
        第18回
        2013/5/24
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        第17回
        2012/5/25
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        第16回
        2011/5/27
        サントリーホールブルーローズ►開催案内
        第15回
        2010/5/28
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内
        第14回
        2009/5/29
        千里ライフサイエンスセンター会議室►開催案内

         

        Published by 学会事務局 on 27 8月 2019

        【学会賞】2019年度授賞式・受賞講演のご案内

        第71回日本生物工学会大会の初日(2019年9月16日)に2019年度学会賞の授賞式が開催されます。 授賞式の後に、生物工学功労賞、生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われます。また、生物工学奨励賞(江田賞・斎藤賞・照井賞)および、生物工学アジア若手賞の受賞講演は、同日午後に行われる予定です。

        授賞式典

        【日時】2019年9月16日(月)9:00~9:50
        【会場】岡山大学 創立50周年記念館(金光ホール)

        9:00~9:05 会長挨拶
        9:05~9:10 韓国生物工学会(KSBB)会長挨拶
        9:10~9:20 名誉会員、功労会員推戴
        9:20~9:50 各賞授賞式

         ⇒受賞者紹介pdf
         

        受賞講演

        《生物工学功労賞,生物工学賞,生物工学功績賞,生物工学技術賞》
        日時:2019年9月16日(月)9:55~11:30
        会場:岡山大学 津島キャンパス K会場(創立50周年記念館・金光ホール)

        《生物工学奨励賞(江田賞)》
        日時:2019年9月16日(月)13:30~13:50
        会場:岡山大学 津島キャンパス I会場(一般教育D棟3階 D34)

        《生物工学奨励賞(斎藤賞)》
        日時:2019年9月16日(月)13:30~13:50
        会場:岡山大学 津島キャンパス E会場(一般教育D棟1階 D12)

        《生物工学奨励賞(照井賞)》
        日時:2019年9月16日(月)13:30~13:50
        会場:岡山大学 津島キャンパス J 会場(一般教育E棟2階 E23)

        《生物工学アジア若手賞
        日時:2019年9月16日(月)13:30~13:50
        会場:岡山大学 津島キャンパス G会場(一般教育D棟2階 D25)

        ♦関連記事:【学会賞】2019年度学会賞受賞者決定のお知らせ

         

        Published by 学会事務局 on 23 8月 2019

        生物工学会誌 – 97巻8号

        ►生物工学会誌Top

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        Published by 学会事務局 on 23 8月 2019

        【随縁随意】日本酒が面白い-西村 顕

        生物工学会誌 第97巻 第8号
        西村 顕

        今、米国でクラフトサケが人気なのはご存じでしょうか?クラフトサケとは、現地の小さなサケ・ブリュワリーで醸造される日本酒のことで、2018年にニューヨーク州で初めて開設された“Brooklyn Kura(ブルックリンクラ)”で醸造された日本酒は、現地の日本酒ソムリエたちに絶賛されました。米国内には多くの小規模な蒸留所やビール醸造所があります。一方、サケ・ブリュワリーは、Brooklyn Kura を含めて約15か所と少ないのですが、今後参入者が増加すると言われており、クラフトサケがブームになりつつあります。また、米国のみならず世界中で、日本酒の品質・味わいに対する評価は高く、その特異的な醸造技術にも熱い視線が注がれています。

        日本生物工学会には賛助会員として多くの発酵・醸造関係の企業が属しています。筆者も大学卒業以来36年にわたり日本酒メーカーに勤務し、現在は、研究部門から離れて経営企画部門にいますが、企業生活の半分を研究開発部門で過ごしました。冒頭に述べた米国での日本酒醸造への熱い視線は、元技術者(研究者)として喜ばしいとともに、世界に発信できる現状の日本酒に関する技術的側面の研究成果が少ないことが気がかりです。

        「清酒醸造の歴史は、たゆまない技術革新の歴史」と先輩諸氏から教えられてきました。室町時代の「菩提もと(乳酸発酵の利用)」や「火入れと呼ばれる低温熱殺菌技術(pasteurization)」、江戸時代の「寒造り」、明治時代の「速醸もと」、大正・昭和時代の「醸造協会酵母」の整備、「四季醸造工場」の建設、「連続蒸米機」「大型製麹機」「自動圧搾機」などの開発、昭和から平成にかけては、「生酒劣化防止技術」「高香気生産性酵母」の育種、「発酵制御技術」「麹菌の機能」や「清酒酵母の高発酵能」の遺伝子レベルでの解析など、まさしく技術革新の歴史でした。技術革新のたびに、日本酒の品質が向上し、おいしくなり、さらに安心・安全が付加され、大いに愛され消費されてきました。

        しかし、平成から令和に時代がかわるとき、日本酒の現状には寂しいものがあります。30年近く毎年消費量が減少し、日本酒業界全体が疲弊しつつあります。消費が減少した要因は多々ありますが、本学会に席を置き、業界で長く仕事をしてきた筆者には、世界に発信できる最近の日本酒に関する革新的な技術開発、研究成果の少なさが一因ではないかと感じています。

        筆者が、研究開発部門のリーダーでいたころ、部下に以下のような言葉(ある本の引用だと思いますが、書名は忘れました)を贈っています。「普通は、研究が進展するにつれ問題が整理され、わかったこととこれから検討すべき点がはっきりしてくる。にもかかわらず、問題が徐々に複雑になる場合は、テーマの筋が良くないか、研究の進め方が良くないかのいずれかだ。良い研究テーマは、どこかすっきりした美しさ、簡明さを秘めている。進め方についても、複雑になるよりも、簡明になっていく方向を選択したほうがいい。さらに重要な要件として、テーマの懐の深さがある。アイデア自身のフレキシビリティ、展開が多様となる可能性を秘めたテーマが面白い。何を美しいと感じ、何を簡明だと受け止めるか、何を懐が深いと思うか、そこに研究者のセンスが問われる。テーマの良否は、そのテーマを考え出した研究者のセンスと切り離しては考えられない。自分のテーマの素性の良否を冷静に問う姿勢を持った研究者は、自分の研究を冷静に見つめることができる。」(これらの言葉が、少しでも若手研究者の一助となれば幸いです)

        最後に、令和時代には、本学会の醸造(特に、日本酒)にかかわる技術者、研究者が発奮し、世界に発信できる研究成果を生み出し、そして、日本酒産業を活気づけてくれることを期待しています。


        著者紹介 白鶴酒造株式会社(取締役執行役員 経営企画室長 兼 商品開発本部長

         

        ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

         

        Published by 支部:中部 on 23 8月 2019

        中部支部-2019年度事業

        主催行事

        • 2019年度中部支部例会
          日時:2019年8月6日(火)13:00~17:40
          場所:じゅうろくプラザ(岐阜市橋本町1丁目10番地11)
           
        • 2019年度CHUBU懇話会
          日時:2019年11月15日(金)13:00~17:00
          場所:知の拠点あいち(愛知県豊田市八草町秋合1267-1)
           
        • 2020 Sakura-Bio Meeting
          日時:2020年3月30日(月)、31日(火)
          場所:名古屋大学 法政国際教育協力研究センター(CALE)
             アジア法交流館 2階 アジアコミュニティフォーラム
           

        共催行事

        これまでの活動

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