Published by 学会事務局 on 24 10月 2013
第66回日本生物工学会大会
実行委員長 高木 睦
第66回日本生物工学会大会は2014年9月9日(火)~11日(木)まで札幌コンベンションセンターにて開催されます。つきましては、日本生物工学会大会にふさわしいシンポジウムを公募します。
会員各位におかれましては提案書 に
課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別) 開催の趣旨 世話人名(連絡先) 参加予定者数(講演者・参加者) その他希望事項 をお書きいただき、2013年11月1日(金)~12月20日(金)までの間に、メールにて下記宛、お申込みください。なおシンポジウム世話人は、参加登録開始日(2014年4月16日予定)の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。
会場数に限りがありますので、応募多数の場合には「社会への貢献 」、「産業界への貢献、産学連携の推進 」、「国際交流、国際展開の推進 」、「新研究分野の開拓、若手会員の育成 」というコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。
一シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1から3の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。
上記趣旨をご理解の上ご応募頂きますようお願い申し上げます。なお、基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できませんのでご了解のうえお申し込みください。
なお、採択は2月中旬にメールにてお知らせします。
申込先:
北海道大学大学院工学研究院生物機能高分子部門
シンポジウム担当:高木 睦
E-mail: takagi-m@eng.hokudai.ac.jp
新着情報
Published by 学会事務局 on 23 10月 2013
大会実行委員長 加藤 純一
日本生物工学会第65回大会は、2013年9月18日~20日の3日間の日程で、広島国際会議場で開催されました。初日の18日は、授賞式および受賞講演がフェニックスホールで行われ、夕方6時30分から懇親会がANAクラウンプラザホテル広島で開催されました。懇親会には、来賓として松井一實広島市長、竹鶴壽夫広島県酒造組合副会長および木島丘広島市議会議員にご臨席を賜り祝辞を頂戴しました。
2013年度学会各賞受賞者(敬称略)
後列後列向かって左から、花井、青柳、堀、赤坂、鈴木、山本、曽宮、Teoh、岩﨑、野口
前列向かって左から、大竹、高木、原、菊地、福田、五味、Tang、吉田、上田
懇親会,鏡開き
広島からのおもてなし,次郎丸太鼓
18日の午後から20日の午後にわたり、一般講演(ポスター発表、723件)、シンポジウム(103件)、ワークショップ(トピックス集掲載演題の口頭発表、22件)が行われ、3日間で1500名を超える参加者がありました。大会実行委員会立ち上げ時点では、大会の運営をどうするか、資金をどう調達するか、本当に不安でなりませんでした。しかし、実際に開催してみると、大盛会のうちに大会を終えることができました(一般講演の件数は、歴代最多であった創立90周年記念大会の723件と同数です)。
誤解を恐れず言いますと、「大会なぞ、やればできてしまう」というのが、大会実行委員長としての実感です。当然、これは不遜な言であります。確かに私ども大会実行委員会は大会開催・運営に最大限の努力を払いました。これは自信をもって言うことができます。しかし、これだけの盛会になったのは、かくも多くの皆様が第65回大会に参加くださったからに他なりません。この事実から、生物工学分野が今、いかにパワフルであるかを実感いたしました。
まずは、参加いただいた皆様に大会実行委員会一同、心から御礼申し上げます。また、多数の企業および団体のご協力およびご支援を頂戴し、大会をさらに盛り上げることができました。これは、生物工学が各方面から大いに期待されていることの現れであり、生物工学研究に携わる者として身の引き締まる思いであります。ランチョンセミナーおよび展示への参加、飲料・食品の提供、大会運営の支援、大会助成などでご協力、ご支援いただきました企業および団体、ことに広島市、ビール酒造組合、広島県酒造組合および生物工学会事務局の皆様に心から感謝申し上げます。
「平和」というキーワードで考えますと、広島国際会議場がある広島平和記念公園は世界の中心のひとつと言えましょう。そのことから何年か前に大ヒットとなった映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のフレーズをなぞり、私は本大会のキャッチフレーズとして「世界の中心で、熱くバイオを語る」を造り出しました。しかし、周囲にあまり、うけがよくなく、ほとんど使わずじまいでした。今考えてみますとこのフレーズは実行委員会の気持ちがよくこもったものであるので、大いに喧伝すればよかったと反省しております。いろいろな場で、プレゼンテーションをいかに上手くやるかが、声だかに言われております。確かにプレゼンテーションは重要ですが、工学および科学を志す者にとってさらに重要なのは、ディスカッションする能力であると考えます。そこで、研究の成果を十分な時間をとって議論していただくために、本大会の一般講演はポスター発表といたしました。結果として、この選択は大成功であったと思います。
広島国際会議場と慰霊碑
ポスター会場
本記事の写真に示しますように、ポスター会場は人があふれかえっており、そこかしこでの議論の声が充満しておりました。ただ、(一般講演の件数が予想の上限であったため)会場が多少狭かったこと、ポスター賞を設けるのを失念してしまったことが反省点です。一方、口頭発表の重要性も考え、本大会ではトピックス集に掲載した一般講演の演者は口頭発表も行ってもらいました。今回のトピックス集はマスコミへの研究紹介を念頭において選定を行いました。しかしマスコミが望むトピックスと生物工学分野の研究者が考えるトピックスは必ずしも一致するものではありません。そこでワークショップでは、研究者にとってのトピックスを基準として、トピックス集とは別個に選定してもよかったのではないかと考えております。
「学から産へ」「シニアから若手へ」「国内からアジア・世界へ」が学会の三大目標であります。本大会ではそれに加え「地方からのNext Page」をテーマとして掲げました。そしてそのテーマにのっとり、「温故知新:沖縄の伝統蒸留酒「泡盛」の研究開発」「九州における新産業創出に向けた発酵研究」「広島から世界を眺めて:展開するバイオマスリファイナリー」のシンポジウムを採択しました。最終日の午後にもかかわらずいずれのシンポジウムも盛況で、皆様地方からの情報発信、地方の発展の重要性を強く認識していることを改めて知らされました。今後も地方における生物工学分野の研究、産業が力強く、たくましく成長し、活発な情報発信をしていくことを願って止みません。
学会の事務全般を長年指揮された岩永祐治さんの最終の仕事は本大会運営でした。最後にこれまでの岩永さんの学会への多大なる貢献に感謝を表し、本記事を終えます。
新着情報
Published by 支部:西日本 on 17 10月 2013
日本生物工学会西日本支部では2013年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。(終了しました)
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
推薦者 西日本支部の正会員で対象研究室、講座、学科および研究科の代表者
推薦方法 推薦用紙 に必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
推薦申込締切日 2013年11月29日(金)
問合わせ先・応募書類提出先
〒739-8530 東広島市鏡山1-3-1
広島大学大学院先端物質科学研究科
日本生物工学会西日本支部事務局(庶務・秋)
E-mail: aki@hiroshima-u.ac.jp
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支部活動
Published by 支部:九州 on 17 10月 2013
1994年に日本生物工学会 九州支部を設立し、今年で20周年を迎えます。日本生物工学会では初めてとなる支部大会を毎年開催するなど、九州支部は設立当初より研究・教育・社会活動を活発に行ってまいりました。
つきましては、九州支部 創立20周年記念講演会・祝賀会を福岡県福岡市にて下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。九州支部以外の方からの申込みも歓迎します。
【主催】 日本生物工学会九州支部
【共催】 九州大学大学院農学研究院
日時
2014年1月12日(日)13:30 ~ 20:00
講演会会場
九州大学西新プラザ(福岡市早良区西新2-16-23)→アクセス
<福岡空港・博多駅から>
地下鉄「姪浜」「唐津」方面行き乗車,「西新」駅下車,徒歩約10 分
プログラム
♦ 創立20周年記念講演会
『生物工学をリードする九州支部の20 年』 (13:30~ 17:00)
開会挨拶
… 九州支部支部長 安部 淳一(鹿児島大学教授)
焼酎・激動の時代と自立自興の歴史
…鮫島 吉廣(鹿児島大学元教授)
発酵研究におけるヘテロな視点
…日本生物工学会会長 園元 謙二(九州大学教授)
プロテオミクス:生物工学分野への応用と展望
… 榊原 陽一(宮崎大学教授)
ものづくりのための生物工学技術の開発
…上平 正道(九州大学教授)
九州支部の活動20年を経て新たな世代へ
…石崎 文彬(九州大学名誉教授)
♦ 創立20周年記念祝賀会 (18:00 ~20:00)
祝賀会会場: ヒルトン福岡シーホーク→アクセス
(福岡市中央区地行浜2-2-3)
<福岡空港・博多駅から>
地下鉄「姪浜」「唐津」方面行き乗車、「西新」駅または「唐人町」駅下車
徒歩約19分またはタクシー約6分・バス約6分
<九州大学西新プラザから>
徒歩約15分またはタクシー約7分
参加費
講演会:無料
祝賀会:5,000円(予定・税込) 当日会場にてお支払い下さい。
申込み締切日
2013年12月27日(金)必着
参加申込み
氏名、連絡先、TEL、講演会・祝賀会の出欠を明記の上、下記宛にお申込ください。
申込
問合せ先
九州支部 副支部長
九州大学大学院農学研究院 酒井 謙二
TEL&FAX: 092-642-2861
E-mail: kensak@agr.kyushu-u.ac.jp
世話人代表
九州支部 支部長
鹿児島大学農学部 安部 淳一
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学会行事
Published by 支部:九州 on 17 10月 2013
D会場 午前の部: 修士の部(学生賞)(9:00~11:30)(講演時間15分:発表10分,討論・審査5分)
D-01 分裂酵母のアルカリストレス応答に関わるCOMTホモログ遺伝子の発現解析
…〇富永陽大,竹川 薫(九大院・生資環)
D-02 分裂酵母のSNARE関連遺伝子の過剰発現による異種タンパク質分泌生産能の向上
…○八木聖史,竹川 薫(九大院・生資環)
D-03 ゲノム情報を元にしたスーパー乳酸菌Enterococcus mundtii QU 25株の育種の試み
…○里見翔平1 ,Abdel-Rahman Mohamed Ali1 ,簗瀬弘明2 ,志波 優3 ,善藤威史1 ,広瀬 侑4 ,千葉櫻 拓2 ,渡辺 智2 ,門多真理子2,5 ,吉川博文2,3 ,園元謙二1 (1 九大院・農,2 東農大・バイオ,3 東農大・ゲノムセンター,4 豊橋技科大・EIIRIS,5 武蔵野大・環境)
D-04 白麹菌Aspergillus kawachii における推定有機酸トランスポーターの機能解析
…○田代智史1 ,二神泰基2 ,梶原康博3 ,高下秀春3 ,竹川 薫2 ,後藤正利2 (1 九大院・生資環, 2 九大院・農, 3 三和酒類)
D-05 黄麹菌Aspergillus oryzae の細胞壁ストレス耐性に関わる機能未知遺伝子の解析
…○徳永奈央1 ,妹尾史子2,3 ,二神泰基4 ,竹川 薫4 ,岩下和裕2,3 ,後藤正利4 (1 九大院・生資環,2 広大院・先端研,3 酒総研,4 九大院・農)
D-06 白麹菌Aspergillus kawachii の糖質加水分解酵素の網羅的機能解析
…○平嶋宏樹1 ,山下彩夏1 ,二神泰基2 ,梶原康博3 ,高下秀春3 ,竹川 薫2 ,後藤正利2 (1 九大院・生資環,2 九大院・農,3 三和酒類)
D-07 グラム陽性好熱菌のシトクロムbd 型メナキノール酸化酵素の活性と調製法改良
…○稻留 舞,荻野耕平,坂本順司(九工大院・情報工・生命)
D-08 リーダー配列を伴わない乳酸菌バクテリオシンの新規生合成機構の解明
…○緒方詩保1 ,石橋直樹1 ,善藤威史1 ,園元謙二1,2 (1 九大院・農,2 九大・バイオアーク)
D-09 ROS産生細胞のみを選択的に包括するカプセル化法の開発
…○河 尚吾,劉 楊,境 慎司,田谷正仁(大阪大・基礎工・物質創成)
D-10 セルロース系バイオマス高効率分解生体触媒プロセスの開発
…○高杉優作1 ,引野幸枝1 ,森 裕太郎1 ,一瀬博文2 ,田中 勉3 ,神谷典穂1,4 (1 九大院工,2 九大院農, 3 神戸大工,4 九大未来化セ)
D会場 午後の部: 博士の部(学生賞)(16:00~17:15)(講演時間15分:発表10分,討論・審査5分)
D-11 代謝工学的手法による食品機能性成分硫酸体の産生技術開発
…○下平武彦1 ,黒木勝久1 ,橋口拓勇1 ,Ming-Cheh Liu2 ,榊原陽一1 ,水光正仁1 (1 宮崎大・農・応生科,2 トレド大・薬)
D-12 増殖因子固定化可能なECM粒子と肝細胞からなるハイブリッドオルガノイド
…○叶 婧佳,白木川奈菜,井嶋博之(九州大院・工・化学工学)
D-13 組換え大腸菌による糖からの共重合ポリエステルの生合成
…○外村彩夏1 ,岩崎美佳1 , 村田和歌子2 , 柘植丈治3 ,脇田 和2 ,松崎弘美2 (1 熊本県大院・環境共生,2 熊本県大・環境共生,3 東工大院・総理工)
D-14 新規ビオチン化試薬を用いた酵素集合体の形態制御と機能化
…○森 裕太郎1 ,中澤 光2 ,田中 勉3 ,梅津光央2 ,神谷典穂1,4 (1 九大院工,2 東北大院工,3 神戸大院工,4 九大未来化セ)
D-15 Engineering of a yeast strain tolerant to fermentation inhibitors derived from lignocellulose
…○Jayakody Lahiru, 林 信行,北垣浩志(佐賀大・農) ►このページのTopへ
⇒第20回九州支部佐賀大会(2013/12/07)
►九州支部Top
支部活動
Published by 支部:九州 on 17 10月 2013
A会場 午前の部(一般講演)(9:00~11:48)(講演時間12分:発表10分,討論2分)
A-a01 加圧熱水分解リグノセルロースに耐性を持つ酵母の発酵特性
…○門脇真史,Jayakody Lahiru, 林 信行,北垣浩志(佐賀大・農)
A-a02 未利用穀物資源を利用したグルコシルセラミド生産・抽出システムの確立
…○山城美香子,北垣浩志 (佐賀大・農)
A-a03 醸造酵母の表面特性と細胞表層タンパク質遺伝子の関連解析
…○佐藤友哉1 ,北垣浩志1 ,尾形智夫2 (1 佐賀大・農,2 アサヒビール)
A-a04 白麹菌特異的グルコシルセラミドの機能性解明に向けた抽出・精製システムの確立
…○松永陽香1 ,柘植圭介2 ,北垣浩志1 (1 佐賀大・農,2 佐賀県工技セ)
A-a05 液体培養によるAspergillus kawachii の耐酸性α-アミラーゼ生産
…○三貝咲紀1 ,宮崎千佳2 ,二宮純子1 ,森田 洋2 (1 北九大院・国際環境工,2 北九大・国際環境工)
A-a06 混合培養麹の糖化酵素生産と醸造特性
…〇佐藤由可衣1 ,許斐 隼1 ,二宮純子1 ,森田 洋2 (1 北九大院・国際環境工,2 北九大・国際環境工)
A-a07 混合液体麹のアミラーゼ生産特性
…○許斐 隼1 ,佐藤由可衣1 ,二宮純子1 ,森田 洋2 (1 北九大院・国際環境工,2 北九大・国際環境工)
A-a08 モウソウチク稈粉末の製パン特性とその冷凍耐性
…○森永賀亮1 ,唐川紀章2 ,二宮順子1 ,森田 洋2 (1 北九大院・国際環境工,2 北九大・国際環境工)
A-a09 全麹仕込み焼酎に含まれる特徴的麹由来香気成分の解析
…○吉崎由美子1 ,奥津果優1 ,小野敏史2 ,大和弘明1 ,鮫島吉廣1 ,高峯和則1 (1 鹿大・農,2 鹿大院・農)
A-a10 韓国麴(ヌルク)を用いた焼酎製造の可能性
…○金 顯民1 ,吉崎由美子2 ,奥津果優2 ,玉置尚徳2 ,鮫島吉廣2 ,高峯和則2 (1 鹿大院・農,2 鹿大・農)
A-a11 琉球地域の伝統飲料「ミキ(神酒)」の発酵に関わる微生物の特性(その2)
…○常盤 豊,世嘉良 宏斗,安村 愛(沖縄県工技セ)
A-a12 Aspergillus nidulans におけるugeB 遺伝子の機能解析
…○田中麻左人1 ,浴野圭輔1 ,二神泰基2 ,竹川 薫2 ,後藤正利2 ,野村善幸1 ,岡 拓二1 (1 崇城大・生物生命・応微工,2 九大院・農)
A-a13 担子菌Coprinopsis cinerea ゲノムに存在するエンド-β-N -アセチルグルコサミニダーゼの諸性質の解析
…◯江島康成,竹川 薫(九州大・農・応用生物)
A-a14 Streptomyces 属放線菌が生産するガラクトフラノース特異的なβ-D-ガラクトフラノシダーゼ遺伝子の同定及び諸性質の解析
…◯松永恵美子,八色奈央,森 一樹,田代康介,久原 哲,竹川 薫(九大院・農) ►このページのTopへ
A会場 午後の部(一般講演)(16:00~17:24)(講演時間12分:発表10分,討論2分)
A-p01 Screening of novel xylan-utilizing lactic acid bacteria for optically pure lactic acid production
…○Jiaming Tan1 ,Abdel-Rahman Mohamed Ali1,2 ,田代幸寛1 ,善藤威史1 ,酒井謙二1 ,園元謙二1,3 (1 九大院・農,2 Fac. Sci. Al-Azhar Univ. Egypt,3 九大・バイオアーク)
A-p02 Screening for nukacin ISK-1 region that is responsible for the induction of the two component system LiaRS
…○Khaled Mohamed Elsayed1 ,Mohammmed Riazul Islam2 ,永尾潤一3 ,善藤威史1 ,園元謙二1,4 (1 九大院・農,2 Fac. Biol. Sci. Univ. Dhaka Bangladesh,3 福岡歯大・機能生物,4 九大・バイオアーク)
A-p03 Screening of bacteriocin-producing lactic acid bacteria from Egyptian sources
…○Mohamed Abdelfattah Maky1,2 , 石橋直樹1 , Xiao Gong1 , 善藤威史1 , Jehan R. Doud2 , Mohamed K. Mahmoud2 , 園元謙二1,3 (1 九大院・農,2 エジプト・South Valley大・獣医,3 九大・バイオアーク)
A-p04 高温堆肥化プロセスからの新規高度好熱菌の分離
…○藤岡大輝,田代幸寛,酒井謙二(九大院・生資環)
A-p05 耐アルカリ性を有するPHA合成新規細菌の分離法の検討
…○伊藤 駿,近江真美,水野康平(北九州高専・物質化学)
A-p06 耐熱性細菌による生分解性プラスチックPHA合成に関する研究
…○田中 優,山田真瑚,水野康平(北九州高専・物質化学)
A-p07 Lactobacillus acetotolerans HTの乳酸脱水素酵素遺伝子のクローニングと乳酸ユニットを含む生分解性プラスチックの生合成
…○後藤早希1 ,佐藤美咲1 ,田中賢二2 ,松本謙一郎3 ,田口精一3 ,松崎弘美1 (1 熊本県大・環境共生,2 近大・産理工,3 北大院・工) ►このページのTopへ
B会場 午前の部(一般講演)(9:00~11:48)(講演時間12分:発表10分,討論2分)
B-a01 Vibrio vulnificus の細胞障害性毒素遺伝子(rtxA1 )における発現制御機構の検討
…○小池遥菜,大場 花,小林元太,神田康三(佐賀大・農)
B-a02 Vibrio vulnificus に感染するバクテリオファージの性状解析
…○大場さおり,小林元太,神田康三 (佐賀大・農)
B-a03 Gongronella butleri の生産するexo-chitobiohydrolaseの作用様式
…○西山安江,川野明日香,古田椋子,関 清彦,光富 勝(佐賀大・農)
B-a04 キチン結合性抗菌ペプチドAc -AMPの抗真菌活性に関わるアミノ酸残基
…○石丸宮子,大山裕夏,田中理紗,関 清彦,上田敏久,光富 勝(佐賀大・農)
B-a05 小浜温泉より単離したThermus 属繊維状ファージの特性解析
…○相川浩輝1 ,永吉佑子1 ,藤野泰寛2 ,大島敏久3 ,土居克実4 (1 九大院・生資環,2 九大・基幹,3 大工大・工,4 九大院・農)
B-a06 地下水中で硝酸性窒素除去が予想される地点の菌叢解析
…○吉田千恵1 ,細野高啓2 ,太田広人1 ,新留琢郎1 ,嶋田 純1 ,森村 茂1 (1 熊大院・自然科学,2 熊大院・先導機構)
B-a07 八代海底泥からの多環芳香族炭化水素分解菌の単離と同定
…○時松秀太1 ,Raden Darmawan2 ,太田広人2 ,新留琢郎2 ,中田晴彦2 ,滝川 清3 ,森村 茂2 (1 熊大・工・物質生命,2 熊大院・自然科学,3 熊大・沿岸域セ)
B-a08 干潟底泥における硫黄酸化細菌群の解析
…○村中俊一朗1, 葭原孝雄2 ,Tran Thanh Liem2 ,太田広人2 ,新留琢郎2 ,増田龍哉3 ,滝川 清4 ,森村 茂2 (1 熊大・工・物質生命,2 熊大院・自然科学,3 熊大院・先導機構,4 熊大・沿岸域セ)
B-a09 干潟の硫黄循環に関与する微生物の定量的解析に関する検討
…○山口久美子1 ,Irfan Mustafa2 ,太田広人2 ,新留琢郎2 ,増田龍哉3 ,滝川 清4 ,森村 茂2 (1 熊大・工・物質生命,2 熊大院・自然科学,3 熊大院・先導機構,4 熊大・沿岸域セ)
B-a10 通性光合成微生物資材を用いた植物の生育促進と土壌中の微生物モニタリング
…○林田恭介1 ,斉藤 肇1 ,中村 覚1 ,山本周平1 ,坂本順司1 , 中村宏徳2 (1 九工大院・情報科学・生命,2 (株)アール)
B-a11 種々の変異型ビフェニルジオキシゲナーゼによるフラボノイドの変換
…○藤元勇樹1 ,黒木美名1 ,横井春比古1 ,廣瀬 遵1 ,古川謙介2 (1 宮崎大・工・環境応用化,2 別府大・食物栄養・発酵食品)
B-a12 ラウリルアルコール-培地二相系培養でのタキサン類生産特性の検討
…○古賀弘樹,山本進二郎,林 修平,塩谷捨明(崇城大・応生命)
B-a13 デザインドバイオマスを用いたバイオプロセス開発:ブタノール生産菌における有機酸、混合糖のブタノール生産への影響
…○宮尾 愛1 ,Tao Zhao1 ,Ming Gao1 ,野口拓也1 ,田代幸寛1 ,酒井謙二1 ,園元謙二1,2 (1 九大院・農,2 九大・バイオアーク) ►このページのTopへ
B会場 午後の部(一般講演)(16:00~17:24)(講演時間12分:発表10分,討論2分)
B-p01 好熱性細菌Geobacillus thermoglucosidasius によるストロンチアナイトの形成
…○村井理絵,吉田ナオト(宮崎大・農・応生)
B-p02 貧栄養生細菌Duganella zoogloeoides の生産するビオラセインの抗菌性評価
…○門内寿史,山田順恵,高橋卓也,吉田ナオト(宮崎大・農・応生)
B-p03 Bacillus thuringiensis A297株由来抗菌タンパク質の精製
…〇高橋亮太1 ,岡 拓二1 ,野村善幸1 ,新 隆志1 ,三田光章2 ,齋藤浩之3 ,水城英一3 ,浴野圭輔1 (1 崇城大・応微工,2 中村産業開発(株),3 福岡工技セ・生食研)
B-p04 Aureobasidium pullulans 由来の安息香酸-4-水酸化酵素遺伝子はα-L-アラビノフラノシダーゼ遺伝子の下流に存在する
…○東田知洋,岡部 遼,太田一良(宮崎大・農・応生科)
B-p05 シアノバクテリアrps12媒介遺伝子置換法におけるプロモーターの影響と遺伝子組換えの効率化
…○原口典久,長濱一弘,松岡正佳(崇城大・生物生命・応用微生物)
B-p06 大腸菌イソクエン酸リアーゼのin vivoリン酸化とヒスチジン残基の役割
…下田祥平,長濱一弘,○松岡正佳 (崇城大・生物生命・応用微生物)
B-p07 好熱菌を宿主としたPseudomonas syringae 由来エチレン生成酵素の耐熱化
…○長濱一弘,蔵座京志郎,荒木琢麿,松岡正佳(崇城大・生物生命・応用微生物)
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C会場 午前の部(一般講演)(9:00~11:48) (講演時間12分:発表10分,討論2分)
C-a01 Synchronization Likelihood (SL)を利用したFunctional Brain Networkの構築
…○浦田理沙1 ,藤 太一1 ,山﨑敏正1 ,黒岩義之2 (1 九工大・情報工・生命,2 帝京大・医)
C-a02 Double 重回帰分析を利用したNeural Prosthesisの開発
…○藤川久実1 ,藤 太一1 ,山﨑敏正1 ,二宮純子2 (1 九工大・情報工・生命,2 大分高専)
C-a03 サイレントスピーチBCI-子音識別への拡張-
…○山口彩夏1 ,藤 太一1 ,上野修平1 ,山﨑敏正1 ,福住伸一2 (1 九工大・情報工・生命,2 NEC)
C-a04 タンパク質-タンパク質相互作用と多重比較を考慮した胃癌分類器の作成
…○大崎真実1 ,石井寛之1 ,藤井 聡1 ,山﨑敏正1 ,青柳一彦2 ,佐々木博己2 (1 九工大・情報工・生命,2 国立がん研究センター研究所)
C-a05 主成分分析を利用した遺伝子発現データに基づく胃癌分類器の構築
…○太田愛美1 ,石井寛之1 ,藤井 聡1 ,山﨑敏正1 ,青柳一彦2 ,佐々木博己2 (1 九工大・情報工・生命,2 国立がん研究センター研究所)
C-a06 ベイジアンネットワークによる不妊治療における因果関係の推定
…○伊藤麻衣1 ,藤井 聡1 ,田中 温2 ,田中威づみ2 ,山﨑敏正1 (1 九工大・情報工・生命,2 セントマザー産婦人科医院)
C-a07 木構造を使った卵子の質向上のための排卵刺激法の選択
…○武井綾香1 ,藤井 聡1 ,田中 温2 ,田中威づみ2 ,山﨑敏正1 (1 九工大・情報工・生命,2 セントマザー産婦人科医院)
C-a08 抗血栓性と内皮化促進を指向した新規血管用足場基材
…○我有紘彰1 ,白木川奈菜2 ,井嶋博之2 (1 九大・工、2 九大院・化工)
C-a09 人工胆管の為の機能性ゲルチューブの開発
…○徳山慶太郎1 ,白木川奈菜2 ,井嶋博之2 (1 九大・工、2 九大院・化工)
C-a10 軟骨細胞の凝集性に及ぼす細胞凝集素の影響
…○崎山勇亮,山本進二郎,林 修平,塩谷捨明(崇城大・応生命)
C-a11 軟骨細胞の形態と増殖に及ぼす細胞接着阻害剤濃度の影響
…○境目麗香,山本進二郎,林 修平,塩谷捨明(崇城大・応生命)
C-a12 マイクロデバイスを用いた経皮治療システムの開発
…○中島広嗣1 ,吉田昂広1 ,岡部英明1 ,成瀬早矢加2 ,東條角治1 ,引間知広1 (1 九工大院・情報工,2 ニチバン・中央研)
C-a13 培養皮膚の経皮治療システムへの応用
…○原田篤知,釘宮 健,引間知広(九工大・情報工)
C-a14 脳特異的マトリックス基材の開発と神経培養基材としての評価
…○原田祐希1 ,水町秀之2 ,中村晋太郎2 ,井嶋博之2 (1 九大工,2 九大院・化工) ►このページのTopへ
C会場 午後の部(一般講演)(16:00-17:12)(講演時間12分:発表10分,討論2分)
C-p01 2遺伝子の組み合わせによる大腸菌の有機溶媒耐性の変化
…○小泉奈穂,林 修平,山本進二郎,塩谷捨明(崇城大・生物生命)
C-p02 酵素によるL-ラクチドからのポリ乳酸合成法の検討
…○高本浩希,加藤悠城,奈須早由理,林 修平,山本進二郎,塩谷捨明(崇城大・生物生命)
C-p03 混合有機溶媒による大腸菌の有機溶媒耐性度評価
…○林 修平,中嶋 駿,川上哲典,山本進二郎,塩谷捨明(崇城大・生物生命)
C-p04 微生物二次代謝産物を対象としたグラム陽性病原細菌のクオラムセンシング阻害物質の探索
…○松藤貴久1 ,Said Desouky1 ,五十嵐康弘2 ,園元謙二1,3 ,中山二郎1 (1 九大院・生資環,2 富山県大・生工,3 九大・バイオアーク)
C-p05 Indigo添加によるAlkalibacterium 属細菌の代謝変化
…○世嘉良 宏斗,外間こずえ,常盤 豊(沖縄県工技セ)
C-p06 アナモックス菌KSU-1株で発現している2種類の可溶性シトクロムc の性質
…○平 大輔1 ,野元美樹1 ,古川憲治2 ,藤井隆夫1 (1 崇城大・応生命,2 熊大院・自然)
⇒第20回九州支部佐賀大会(2013/12/07)
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支部活動
Published by 学会事務局 on 11 10月 2013
日時
2014年1月24日(金)13:00~
場所
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 講堂
(〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
参加費
参加費2,000円(非課税)、懇話会費4,000円(税込)ただし、いずれも学生無料
定員
100名(先着順)
申込方法
E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。
申込先
〒536-8553
大阪市城東区森ノ宮1-6-50
地方独立行政法人大阪市立工業研究所
生物・生活材料研究部 永尾寿浩
TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079
E-mail: nagao@omtri.or.jp
備考
※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。
主催:学際的脂質創生研究部会
プログラム
13:00 開会の辞
13:05
微生物による長鎖アルカンのサブターミナル酸化について
…… ○櫻谷 英治 1 、三宅貴士1 、大村信人1 、清水 昌1,2 、小川 順1 (1 京大院農・応用生命、2 京都学園大・バイオ環境)
13:35
機能性糖脂質の開発:微生物生産から化粧品素材への機能展開まで
……北本 大 ((独)産業技術総合研究所環境化学技術研究部門)
(14:05 休憩)
14:15
全リン脂質クラスに対する酵素蛍光定量法の開発
…… 森田 真也 (滋賀医科大学)
14:45
超高分解能MALDI spiral-TOFMSによる脂質や界面活性剤の分析およびピークの帰属を行わない新しいデータ処理法の検討
…… 寺本 華奈江 (日本電子(株))
(15:15 休憩)
15:30 一般講演(演題を募集中)
17:30 閉会の辞
18:00
懇話会
会場:ラパス森之宮店
(大阪市城東区森之宮1-6-111、近鉄森之宮ビル1階)
一般講演 募集の お知らせ(終了しました)
第4回学際的脂質創生研究部会講演会では、下記のように一般講演を募集します。
形式:12~15分程度の口頭発表(演題数によって変更あり)
募集演題数:8~10題程度
応募に必要な情報:講演タイトルと発表者名、所属
締切:2013年12月20日
申込先:メールにて、地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩(nagao@omtri.or.jp)まで
*お申し込み後、追って、要旨ご執筆のお願いのご連絡をいたします。
学会行事
Published by 支部:中部 on 10 10月 2013
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第4号(2013年10月号)を掲載しました。
⇒ 日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第4号) (1.99 MB)
中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。
他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。
中部支部 BBChubu編集担当
本多 裕之
►中部支部Topへ
新着情報
Published by 支部:中部 on 09 10月 2013
来る11月8~9日に開催される第6回北陸合同バイオシンポジウム(日本生物工学会中部支部共催)をご案内いたします。
日時:2013年11月8日(金)から11月9日(土)
会場・宿泊:国民宿舎 能登小牧台(石川県七尾市・http://www.omakidai.jp )
スケジュール(予定)
11/8(金)
13:30~13:35 開会挨拶
13:35~15:15 オーラルセッション
15:15~16:15 ポスターセッションおよびコーヒーブレイク
16:15~17:35 オーラルセッション
18:30~20:30 懇親会
20:30~23:30 総合討論会
11/9(土)
09:05~10:05 オーラルセッション
10:05~10:40 ポスターセッションおよびコーヒーブレイク
10:40~11:40 オーラルセッション
11:40~11:50 閉会挨拶
講演タイトル(仮題含)と講演者
「バイオ質量分析イメージング:見えないものを見る」
福井県立大学生物資源学部 准教授 平 修
「ナノ空間材料を用いた新たなバイオハイブリッドの作製」
太陽化学(株)執行役員 ニュートリジョン事業部研究開発部門長 南部 宏暢
「超好熱菌に存在するFAD依存性アミノ酸脱水素酵素の機能解析」
福井大学工学部生物応用化学科 准教授 里村 武範
「魚類免疫機構の独自性にせまる」
福井県立大学海洋生物資源学部 准教授 末武 弘章
「ミトコンドリアゲノムによる核遺伝子のエピジェネティック制御~細胞質置換コムギにおける
花成関連遺伝子~」
福井県立大学生物資源学部 教授 村井 耕二
「菌類のヌクレオソームマップ解析から見えること」
富山県大工学部生物工学科 教授 西田 洋巳
「スチレンモノオキシゲナーゼを利用した光学活性エポキシ化合物生産プロセスの開発」
富山県大工学部生物工学科 助教 戸田 弘
「ベニバナ色素キノカルコン類の生合成研究 現状と課題および展望」
富山大学和漢研 助教 数馬 恒平
「抗生物質が好む生体膜の解析」
京都大学大学院薬学研究科システムケモセラピー・制御分子学 助教 西村 慎一
「ClustalWの派生プログラム、INTMSAlignの開発と応用について」
ERATO 浅野酵素活性分子プロジェクト 研究員 中野 祥吾
「加賀レンコンの粘りにせまる!―澱粉からみた素材特性」
石川県立大学生物資源環境学部食品科学科 准教授 本多 裕司
「細菌のポリアミンを介したシグナル伝達とその阻害による病原性減衰」
石川県立大学 腸内細菌共生機構学 寄附講座 准教授 栗原 新
「子嚢菌 Aciculosporium take によって形成されるタケ類の"てんぐ巣病徴"」
石川県立大学生物資源環境学部環境科学科 准教授 田中 栄爾
「メタゲノム由来のユニークなβグルコシダーゼ」
(独)産業技術総合研究所生物プロセス研究部門 バイオデザイン研究グループグループリーダー 矢追 克郎
実行委員長
三沢 典彦(石川県立大学生物資源工学研究所)
世話人
小栁 喬(石川県立大学)、黒川 洋一(福井県立大学)、奥 直也(富山県立大学)
主催
石川県立大学生物資源工学研究所、富山県立大学生物工学研究センター、福井県立大学生物資源学部
共催
日本生物工学会中部支部、日本農芸化学会中部支部
支部活動
Published by 支部:関西 on 08 10月 2013
タンパク質構造解析や各種オミクス、マイクロデバイス加工などの技術が発展し、生物機能の人為的改良技術はその精度が向上してきました。一方、既存の改良技術は、研究者の試行錯誤に負う部分が多く、未だ「合理的」な育種・改良技術を手にするには至っていません。また、モデル生物以外の生物種や遺伝子組換え技術による発現が困難なタンパク質など、既存の方法では改良の難しい生物材料も多く存在しています。
2013年度日本生物工学会技術セミナー「生物機能エンジニアリングの最前線」では、これらの欠点を補う次世代型の生物機能改良技術の開発や、生物機能を最大限に発揮させるデバイス開発に取り組む講師を招き、各技術を紹介いただくとともに、そのフィージビリティーについて議論したいと考えています。また、独自の改良技術をベースに、新産業創出に挑むベンチャー企業からもその取り組みを話していただきます。
日時 2014年1月15日(水)10:00~18:00 会場 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 (六甲台第2キャンパス)
(〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1) 定員 120名 参加費 一般:1,000円(税込) 学生:無料
懇親会費: 3,000円(税込) 申込み方法 名前、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel・E-mail)、懇親会参加の有無を明記の上、お申込フォーム、または下記の申込み・問合せ先にFax、あるいはE-mailでお申し込み下さい。参加費等は当日受付にてお支払い下さい。 申込
問合せ先 日本生物工学会 関西支部庶務幹事
蓮沼 誠久(神戸大学自然科学系先端融合研究環)
FAX:078-803-6202 E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
プログラム 10:00~10:10 開会の辞………………日本生物工学会関西支部長 近藤 昭彦
第1部 分子機能エンジニアリングのための新技術
10:10~10:50 無細胞系を用いたタンパク質エンジニアリングの新技術
……松浦 友亮 (大阪大学大学院工学研究科)
10:50~11:30 計算化学が切り開くタンパク質の斬新な機能解析と設計方法
……田村 隆 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
11:30~12:10 マイクロ・ナノ加工技術とバイオセンシングデバイス、その実用化に向けて
……齋藤 真人 (大阪大学大学院工学研究科) 12:10~13:30 (昼 食・休 憩)
第2部 微生物機能エンジニアリングのための新技術
13:30~14:10 耐熱性酵素を用いたミニマムエンザイムファクトリーの創出
……本田 孝祐 (大阪大学大学院工学研究科)
14:10~14:50 知識拡張による代謝デザインとその展開
……荒木 通啓 (神戸大学自然科学系先端融合研究環)
14:50~15:30 接合伝達を活用した超高効率細胞内機能ネットワーク解析
……森 浩禎 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科) 15:30~15:45 (休 憩)
第3部 新技術から産業創出へ
15:45~16:25 酵母の新しいストレス耐性機構の解析と育種への応用
……高木 博史 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
16:25~17:05 不均衡変異導入法による有用微生物の育種
……釘宮 理恵 (株式会社ネオ・モルガン研究所)
17:05~17:45 民間企業における次世代シーケンサー(NGS)の導入と活用
……塚原 正俊 (株式会社バイオジェット)
17:45~17:50 閉会の辞………………日本生物工学会会長 園元 謙二
18:10~20:00 懇親会(瀧川記念学術交流会館 1F)
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学会行事
Published by 学会事務局 on 03 10月 2013
日本生物工学会主催する年次大会、シンポジウム等で発表した内容について、発明の新規性喪失の例外規定の適用の申請をするために本会からの証明書が必要な場合は、必ず事前に学会事務局までお申し出のうえ、 大会終了後、速やかに1)~ 3)を下記事務局宛に送付して下さい。
事前のお申し出がなかった場合は、本学会での発表後に申し出られましても本会としましては証明書の発行はいたしかねますので、その旨ご了承ください。
本会に請求する「証明書 (下記記載例参照)」:2通(正副)
発表に関わる文書等(講演要旨集の当該ページの写しや発表したポスターまたは口頭発表したパワーポイント等の原稿の写しなど)
返信用封筒 (宛名記入・切手貼付)
発表者が連名の場合は「証明書」「文書」とも全員の名前を記入してください。
【学会事務局】
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:info@sbj.or.jp
<証明書の例>
証 明 書
年 月 日
特許庁長官殿
公益社団法人日本生物工学会
会 長 ○○○○○ (印)
本会開催による 年日本生物工学会大会において、 大阪 太郎は、添付の文書をもって発表したことを証明します。
記
講演日時 年 月 日
講演場所 (第○○会場)
講演番号 (例:2A09-1)
発表者および演題: 大阪 太郎「・・演題・・」
注)平成23年の特許法改正により、出願日が平成24年4月1日以降である特許出願に関しては、上記出願人自らによる証明書が提出されていればよく、本会の証明は必ずしも必要ではなくなっております。
⇒特許出願のための留意点
年次大会
Published by 学会事務局 on 03 10月 2013
賛助会員の皆様へ 賛助会員の皆様には、常日頃、日本生物工学会の諸活動にご支援を賜り、誠に有難うございます。
本学会産学連携委員会では、産学交流の場の提供による双方向コミュニケーションの活性化と産学による人材育成を実践すべく、年次大会での本部企画シンポジウム、アカデミアや学生の方々に産業界のものづくり技術等を紹介する生物工学産学技術研究会、産業界の若手研究者を対象とした新たな知識の習得や学び直しの場である生物工学基礎教育セミナー等を企画、運営しております。単年度だけでなく100周年、及びその先に繋がる活動を実践すべく、会員の皆様からのご意見を踏まえ、新たな企画や取り組みの見直し等を実施していきたいと考えております。産学連携活動の概要は産学連携活動のページ でご確認いただけますので、是非一度ご覧いただければ幸いです。
さて、産学連携活動の一環として、産業界、特に賛助会員の皆様方にご協力いただき、産学連携活動のホームページに賛助会員皆様の工場見学申し込み先リストを掲載できないかと考えております。賛助会員の皆様方におかれましては、地域、社会との繋がりを深め、現在または将来の顧客や株主など様々なステークホルダーの方々に製造現場を見ていただき、企業から発信しているメッセージの実態を伝える機会として、積極的に工場見学の受け入れを実施されているものと存じます。また、日本生物工学会会員からも工場見学を希望する声が頻繁に聞こえてくるようになっております。
そこで、日本生物工学会の産学連携活動のホームページに、賛助会員の皆様の企業名と工場見学内容や申し込み先等を記載したWebサイト情報を一括して掲載し、このホームページを見れば、会員のみならず、一般の方々が希望する工場の見学情報に簡単にアクセスできるようにしたいと考えております。
掲載にご同意いただける賛助会員様には、お手数ではございますが、工場見学についてのWeb掲載情報登録フォーム に必要事項を記載いただき、登録いただきますようお願い致します。
是非とも本趣旨をご理解、ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
日本生物工学会 副会長(産学連携担当) 倉橋 修
新着情報
Published by 学会事務局 on 02 10月 2013
学会と社会、地域との繋がりを深める市民講座やセミナー、或いは高校や大学等での 教育に産業界で活躍されている方々を講師として招聘することを検討されている場合、産学連携委員会にご相談いただければ講師候補者を紹介いたします。「醸造」、「培養・計測」に関する以下の講師リスト及びリストに記載された専門領域を参考に、希望される講演演題をご連絡いただければ、適切な講師を斡旋いた します。
リストにない専門領域の講師斡旋についても可能な限り対応いたします。
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産学連携活動
Published by 学会事務局 on 02 10月 2013
日本生物工学会では、産業界の若手研究者・技術者を対象に、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」 (主に、生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育を年に一度開催しております。「生物工学」における著名な先生方に講師をお願いしております。企業に 入社後数年が経過した若手研究者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。→生物工学基礎教育セミナー講師一覧表
これまでの活動 第4回生物工学基礎教育セミナー
日時: 2016年5月13日(金) 10:00~17:00
場所: サントリーワールドリサーチセンター(京都府相楽郡精華町精華台8丁目1-1)
⇒ 活動報告 (生物工学会誌94巻7号掲載)
第3回生物工学基礎教育セミナー
日時: 2014年11月28日(金)9:55~17:30
場所: 味の素株式会社 川崎事業所 本館4階41会議室(川崎市川崎区鈴木町1-1)
⇒ 活動報告 (生物工学会誌93巻1号掲載)
第2回生物工学基礎教育セミナー
日時: 2014年2月24日(月)9:30~17:15
場所: 味の素株式会社 川崎事業所 本館4階41会議室(川崎市川崎区鈴木町1-1)
⇒ 活動報告 (生物工学会誌92巻4号掲載)
第1回生物工学基礎教育セミナー
日時: 2012年12月10日(月)9:40~17:30 11日(火)9:50~17:00
場所: サントリー研修センター「夢たまご」(川崎市中原区今井上町57)
⇒ 活動報告 (生物工学会誌91巻3号掲載)
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産学連携活動
Published by 学会事務局 on 02 10月 2013
2013年9月18日(水)から20日(金)に広島国際会議場で開催された第65回日本生物工学会大会 では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。
ここまでわかった醸造微生物の特徴とその利用
オーガナイザー:後藤 奈美 (酒総研)、西村 顕 (白鶴酒造)
髙下 秀春 (三和酒類)、坂口 正明 (サントリー酒類)
私 たち人間は、古くから酒類醸造や発酵調味料の製造に種々の微生物を利用してきた。私たちに馴染みの深いこれらの醸造微生物だが、実は意外な性質や特徴を 持っていることが明らかにされつつある。これまで気づかなかった性質を理解することで、これらの微生物のより高度な利用が可能になると考えられる。本シン ポジウムでは、各種醸造微生物の特徴とその利用について、基礎から最新の情報までを紹介したい。⇒プログラム
発酵ものづくり技術の最前線
オーガナイザー:松井 和彦 (味の素)、佐久間 英雄 (丸菱バイオエンジ)
も のづくりの生物学的プロセスにおいて、培養工程の制御の重要性は言うまでもない。過去3回年次大会で開催した培養と計測技術に関るシンポジウムを本年は発 酵ものづくり技術の最前線と題して実施する。網羅的な解析情報や代謝挙動を踏まえた微生物の培養工程制御にかかわる最新事例、膜分離技術の培養工程等への 応用、及びiPS細胞等の先端細胞培養技術について紹介いただく予定である。⇒プログラム
産学官連携によるイノベーション創造の成功事例
オーガナイザー:坂口 正明 (サントリー)、松井 和彦 (味の素)
日野 資弘 (アステラス製薬)、北川 泰 (アサヒグループホールディングス)
企 業では、実用化技術、商品開発などによって、お客様ニーズに焦点を当てた総合的な活動を行っている。大学では、科学、技術的な課題を細分化し、原理・原則 の追求によって、発明・発見を行っている。お互いの立場を理解した上で共通課題を持ち、イノベーションを創造していきたい。今回は、産官学連携における事 業活動、オープンイノベーション、人材育成などにおけるニーズ起点の成功事例を紹介し、連携を推進するイマージネーションを高めることを目指す。⇒プログラム
⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら
►産学連携活動Topへ
産学連携活動
Published by 支部:中部 on 29 9月 2013
「ホンネで語ろうバイオマス」というテーマのもとで、バイオマスの有効利用(特に木質バイオマスのエネルギー利用)について3名の講師に話題提供をいただき、何が問題であり何が大事なのか考えてみます。多数の方々の参加をお待ちしております(入場無料)。
日本生物工学会中部支部シンポジウム
「ホンネで語ろうバイオマス」
日時: 2013年11月29日(金)14:00~17:30
場所: 信州大学繊維学部・ミーティングルーム1(長野県上田市)
右のポスター(縮小版)をクリックするとポスター(PDF 541KB)をダウンロードできます。
プログラムと講演要旨 14:00-14:05 開会の辞
14:05-15:05 バイオマスエネルギー産業の現状と将来展望
澤 一 誠 (三菱商事(株) 新エネルギー・電力事業本部)
バイオマスエネルギーは欧米の戦略産業として大規模グローバル市場が形成され、既にエネルギーポートフォリオの一角を占める存在だが、日本での普及は未だ限定的で、3.11以降急成長する再生可能エネルギー分野においてもその注目度は低い。本講演では、日本が今後取るべき方向として、アジア・大洋州地域において「開発輸入+地産地消型」のバイオマス・リファイナリー産業を、日本政府が主導して、2国間の政府・企業が連携することによって戦略的に展開する取組みについて提唱する。
15:05-16:05 バイオリファイナリーと次世代のゲノム操作技術の開発
海老沼 宏安 (信州大学繊維学部)
エネルギーの安全保障と地球温暖化の防止のため、カーボンニュートラルなバイオマスの利活用技術の開発が世界中で進められている。食料と競合しない草本系、木質系のエネルギー作物が有望視されている。遺伝子工学の発達により、環境保全とバイオマス生産の両立を目指し、環境ストレス耐性品種の作出が試みられている。ゲノム上の素性の解明された座位への遺伝子導入と組織培養の容易な万能化クローンの作出を特徴とする次世代のゲノム操作技術の開発について紹介する。
16:15-17:15 わが国のエネルギー資源:木質バイオマス
新名 惇彦 (奈良先端科学技術大学院大学)
わが国では、2011年の福島原発事故以降、エネルギー問題が深刻である。火力発電所をフル稼働させたため、昨年は3兆円の化石燃料を輸入した。石油を持たないわが国ではあるが、温暖な気候と豊富な降水量は豊かな森林を育み、国土の2/3は森林である。森林は建材の供給源のみならず、エネルギー資源の宝庫でもある。ようやく、木質バイオマス発電も各地で具体化してきた。わが国の潜在的木質バイオマス量と活用への課題を述べる。
17:15-17:30 総合討論
※シンポジウム修了後、懇親会を予定しています。
お問い合わせは、信州大学繊維学部 下坂 (mashimo@shinshu-u.ac.jp) まで
►中部支部Topへ
学会行事 ,支部活動
Published by 学会事務局 on 26 9月 2013
巻頭言“随縁随意” 特集 実用化に資する医薬品生産培養技術の課題と展開~抗体医薬品から細胞医薬品まで~ 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア 生物材料インデックス 大学発!美味しいバイオ Branch Spirit はじめまして!―新設学部紹介― Fuji Sankei Business i…( 540 )
Germination 談話室 科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得6 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …( 546 )バイオインフォメーション…( 547 ) 本部だより…( 548 ) お詫びと訂正 …( 549 )
⇒生物工学会誌Topへ
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 26 9月 2013
生物工学会誌 第91巻 第9号
大島 泰郎
間もなく「ヒトゲノム解読終結宣言」10周年の日を迎える(この稿が出るころは記念日は過ぎているだろう)。ヒトゲノム解読を頂点とする生体分子に関する構造および機能の解析に関する研究は、ヒトゲノム計画が始まるほぼ100年前、ブフナー兄弟が発見した「生命なき発酵」が切り拓いたin vitro 実験法に依存してきた。やがて、タンパク質など生体分子を単離、精製する実験技法が確立し、純粋な系、たとえば単一の酵素とその基質、補酵素のみからなる「反応液」を用いて生体分子の構造や機能が解明されてきた。今日の分子医療、創薬、バイオテクノロジー、環境技術のすべてが、in vitro 実験から得られた成果に基礎をおいていると言っても過言ではあるまい。
いまでは一般向けの科学雑誌やテレビの科学番組でも使われるほどになっている「イン・ビトロ」であるが、果たして生体内の環境を反映しているだろうか?
この疑問は好熱菌の研究をしていると避けられない。抽出してきた酵素タンパク質は安定であるが、基質や補酵素が生理的な温度では速やかに分解し、酵素活性が測れない。たとえば、キナーゼ類ではATP、糖代謝では三炭糖のリン酸エステル、これらは好熱菌の生理的な温度である60°C以上の温度では速やかに分解するので、多くの場合、好熱菌研究者は非生理的な低い温度で酵素活性を測定している。
また、好熱菌でなくても、酵素などタンパク質自体の安定性は、生きている細胞内ではもっと高濃度なので無細胞抽出液で観察されるよりずっと安定と一般に信じられている。生化学・分子生物学研究者の深層心理には、in vitro が細胞を再現していないという「うしろめたさ」があったはずである。
ある有名な教科書には、細菌の細胞内のタンパク質など高分子成分の重量パーセントは26%と書いてある。その大部分がタンパク質であろうから、細胞内のタンパク質濃度はおおよその見当として25%くらいと考えてよいであろう。われわれの技術では、こんな濃度のタンパク質溶液は作れないが、無理やり濃くした5%タンパク質溶液はすでに粘稠であるから、細胞内はトリモチ(若い人には死語かな?)のようなどろどろの状態であろう。こんな中にあるATP は、60°Cでも90°Cでも水に出会う機会すら少く加水分解も起こらないかもしれない。タンパク質もギュウ詰めで、よく議論される「X線構造解析の結果は、“溶液”中のタンパク質と違う」という結晶構造学者に対する非難めいた議論も逆で、細胞内のタンパク質は身動きもできない結晶内と似ていて、結晶構造解析の結果は細胞内のタンパク質の挙動をよりよく反映しているのかもしれない。
1897年、ブフナー兄弟の「生命なき発酵」の発見以来、生命科学の研究手法の中核であった“in vitro ”実験は、細胞内の生体反応を忠実に再現しているとはいえない。最近、より細胞内環境に近い「無細胞抽出液」を作ろうとする研究が始まってきた1) 。このような研究は、これまでの希薄溶液で得られてきたkm、kcatなど酵素反応のパラメータ、コンフォメーション変化などの動的な挙動、それらに基づいて作られてきたタンパク質の概念とは違った新たなタンパク質研究の世界を拓くのではないだろうか。
われわれは、細胞内のタンパク質の構造も機能も正しくは理解していない。細胞内のタンパク質を正しく理解できれば、そこから生まれる新しい知識が、新しいバイオテクノロジーを拓くであろうことは言うまでもない。
1) Fujiwara, K. and Nomura, S.: PLoS one, 8, e54155 (2013).
著者紹介 共和化工(株)環境微生物学研究所(所長)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 支部:九州 on 25 9月 2013
日本生物工学会九州支部佐賀大会実行委員会
実行委員長 光富 勝
第20回日本生物工学会九州支部佐賀大会への演題申し込み、誠にありがとうございます。
講演要旨作成要領をよくお読みいただき、テンプレート(Microsoft Word 2003の文書です)に直接、ご記入の上、メールにて講演要旨送付先までご返送ください。講演要旨集は昨年同様A4版で作成します。
事務業務簡略化のため、受け取りました要旨をそのまま印刷する予定です。作成要領をよく確認の上、ご提出ください。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
講演要旨作成要領
⇒講演要旨テンプレート
外枠のサイズ(縦110 mm、横150 mm)は変更しないでください。
図、表、写真は挿入できません。
タイトルはMSゴシック11ポイント、ボールド で書き、左から25 mmあけてください。
講演者(所属)はMS明朝11ポイントで書き、左から25 mmあけてください。登壇者に○をつけてください。
本文はMS明朝11ポイントで書いてください。イタリック、上付、下付など書体の指定は、そのまま印刷できるようにお書きください。
英文で要旨を書く場合はTimes New Roman 11ポイントを使用してください。
講演要旨送付先: 関 清彦 (佐賀大学・農学部・生命機能科学科)
E-mail: sekik@cc.saga-u.ac.jp
講演要旨提出締め切り: 2013年10月26日(土)必着
一般演者へのお願い
(1)講演時間
学生賞にエントリーされた演題: 発表10分、討論・審査5分
その他の演題: 発表10分、討論2分
発表時間終了の2分前、発表終了時間、討論終了時間にベルが鳴ります。発表時間を厳守してください。
(2)発表方法
発表はコンピュータプレゼンテーションのみのご発表となります。スライドプロジェクタ、OHP等の機器の準備はございません。パソコンはご自身でお持ち下さ い(大会でのパソコンの用意はありません)。なお、パソコンとプロジェクターの接続作業はご自身で行ってください。
(3)注意点
コンピュータの操作は発表者ご自身で行ってください。
万一のトラブル(PCの故障等)に備えて、バックアップファイルをご準備ください。
PCに映像外部出力端子(mini D-Sub15 pin)があることをご確認下さい。外部出力端子変換ケーブルが必要な機種はご持参くださいますようお願いいたします。
プロジェクターとの接続後に、再起動が必要なPCのご使用はご遠慮ください。
スクリーンセーバ、パワーセーブ、ウィルススキャン、ソフトウェアアップデート等、講演中に作動する可能性のあるソフトウェアは、事前にお切りください。
バッテリー切れに備え、必ず電源アダプターをご持参ください。
⇒【九州支部】第20回九州支部佐賀大会(2013/12/7)
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 9月 2013
セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第65回日本生物工学会大会で一般講演(ポスター)を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(11研究グループの19名)に対し、計12名の先生方による厳正な審査を行い、以下の4名に優秀学生発表賞を授与いたしました。
優秀学生発表賞受賞者(五十音順)
木田 晶子 さん(名古屋大学・生命農学)
ヒト化抗体高産生CHO細胞株樹立のための細胞表層FIA法の最適化
高橋 厚妃 さん(名古屋大学・創薬科学)
細胞画像情報解析による幹細胞プロファイリングおよび品質判断方法の構築
高橋 舞 さん(徳島大学・先端技科)
Chinese hamster ovary細胞株における染色体不安定性解析と抗体生産への応用
寺西 陽友 さん(大阪大学・工)
網膜色素上皮細胞の質的不均一な成熟機構に対する解析
受賞者(写真)
受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます。
優秀学生賞は、来年度も実施いたします。
多くのご参加をお待ちしております。
►セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ
新着情報 ,研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 24 9月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年9月18日付で、第40回「低分子から高分子の次世代機能性素材開発をリードする新たな合成法」 (245KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 9月 2013
第65回日本生物工学会大会 は、盛会のうちに無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、ご支援をいただいた皆様に心より厚く御礼申し上げます。
なお、本大会の開催にあたって、開催地広島の松井一實市長より歓迎のメッセージが届きました。
⇒広島市長からの挨拶状はこちら
第66回日本生物工学会大会は、2014年9月9日(火)~11日(木)に札幌コンベンションセンターにて開催されます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
新着情報
Published by 部会:メタボロミクス on 22 9月 2013
メタボミクス講習会2013
【主催】 メタボロミクス研究部会
【共催】 超臨界流体バイオテクノロジー研究会
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、今年も例年通り、下記講習会を開催させていただきます。
日時: 2013年11月7日(木)、8日(金)
場所: 大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻化学系C2棟C2-211
講習内容(予定)
11月7日
(午前)
オリエンテーション
イントロダクション講義(福崎先生)
(午後)
講義(GC-MS,LC-MS,FT-NIR)
GC実習
解析ソフト(MetAlign,AIoutput)説明
交流会
11月8日
(午前)
GCデータ解析(AIoutput、AMDIS)
(午後)
GCデータ解析(SIMCA-P)
総合討論
以下の内容のメールを送信してください。定員に達したら締め切らせていただきます。
1) タイトルは、「2013メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください。
3)本文中に、以下の項目を記載してください。
氏名
所属
メールアドレス
電話番号
現在の仕事
メタボロミクスを何に使いたいか?
その他
3) (申し込み用アドレス) fukusaki[atmark]bio.eng.osaka-u.ac.jp
福崎英一郎
メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
►メタボロミクス研究部会Top
►超臨界流体バイオテクノロジー研究会Top
学会行事
Published by 学会事務局 on 10 9月 2013
セルプロセッシング計測評価研究部会では第65回日本生物工学会大会期間中に以下の通りシンポジウム『実用化に資する動物細胞培養技術~幹細胞の応用とボトルネックの解決に向けて~』を開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。⇒2013年大会シンポジウムのページはこちら
日時
2013年9月19日(木)午後 15:45 ~ 18:00
場所
広島国際会議場 E会場(コスモス2)
〒730-0811 広島市中区中島町1-5 TEL:082-242-7777
オーガナイザー
加藤竜司(名古屋大)・宮本義孝(東工大)・秋山佳丈(大阪大)
シンポジウム概要
動物細胞培養技術は、抗体医薬などの医薬生産手段、さらに再生医療における移植用細胞の調製手段として、そのステージは学から産へと移行し、その実用化の追 求には生物工学の技術の導入が今後強く求められる。本シンポジウムは、昨年度開催された同表題シンポジウムへの反響を踏まえ、当該分野の産学官が注目する 技術とアイディアを融合できる場として第二弾を企画するものである。本シンポジウムでは、当該分野における世界的実用化技術をReviewする講演、および新規技術の講演を通じて、生物工学が担うべき当該分野を改革する次世代研究の方向性をシニアおよび若手研究者が議論し共有化する。
シンポジウム内容
座長:秋山 佳丈
(2S-Ep01)
培養の観点から、幹細胞応用の動向およびボトルネック
………………………………○宮本 義孝 (東工大院・情報理工)
(2S-Ep02)
癌幹細胞を標的とした創薬の可能性
………………………………○諫田 泰成 (国立衛研・薬理)
座長:宮本 義孝
(2S-Ep03)
細胞を用いた毒性評価 ~その期待と課題~
…………○上田 忠佳 (DSファーマバイオメディカル 研究開発本部)
(2S-Ep04)
ヒトiPS細胞の創薬応用
………………………………○横山 周史 (リプロセル)
(2S-Ep05)
細胞評価につながる細胞ハンドリング・三次元構築新技術
………………………………○秋山 佳丈 (阪大院・工・機械)
パネルディスカッション
司会:宮本 義孝・秋山 佳丈
特別配布資料
2012年度日本生物工学会大会 部会主催シンポジウム
「実用化に資する医薬品生産培養技術の課題と展開 ~抗体医薬品から細胞医薬品まで~」
https://www.sbj.or.jp/2012/program/program_2ea01-06.html
における講演者の生物工学会誌特集の別刷りを配布 (部数の制限があります)
2013年度(本年)の開催シンポジウムは、2012年度シンポジウムの第二弾であり、以前の講演を含めた情報収集をお求めの方は、是非ご参加ください。
⇒セルプロセッシング計測評価研究部会のページ
学会行事
Published by 若手会 on 04 9月 2013
2013年7月13日~7月14日の2日間にわたり、宮崎県フェニックスシーガイヤリゾートにて若手会夏のセミナー2013を開催しました。
今回の開催地宮崎県フェニックスシーガイヤリゾート内のコンベンションセンターは2000年7月12~13日に九州沖縄サミット G8外相会談が行われた会場です。13年後の同日に、全国各地を代表した生物工学若手メンバーによる夏のセミナーサミットとなりました。
参加者数は、一般79名、学生63名の計142名と史上最大規模となりました。
なお、夏のセミナー初日の企画講演会(第5回九州学生本格焼酎プログラムQSP)と本格焼酎試飲会については、九州本格焼酎協議会との共催イベントとして開催され、宮崎大学の学生50名も加わりました。
夏のセミナー2013の初日の開始です。
企画講演会(QSP宮崎)についての水光正仁先生からのご挨拶。
夏のセミナー2013についての挨拶と進行について実行委員の後藤と榊原から説明。
企画講演会講演会が始まりました。
米焼酎、麦焼酎、芋焼酎、ソバ焼酎と個性の違う主要な焼酎の歴史、文化、製造法、飲み方までの
説明がありました。
本格米焼酎について
那須 慶介 先生(高橋酒造)
麦焼酎の製造技術とおいしい飲み方
髙下 秀春 先生(三和酒類)
芋焼酎の造りと応用研究の紹介
宮川 博士 先生(霧島酒造)
そば焼酎の魅力
金丸 兼三 先生(雲海酒造)
アルコールの体質検査と飲酒の功罪
木下 健司 先生(武庫川女子大学)
質問する学生
隣の部屋に移って、試飲会です。途中からポスター発表が始まります。
飲み過ぎないように。
いよいよポスター発表です。61題(学生49題、一般11題)の発表が行われました。
バスで懇親会会場と宿泊先のサンホテルフェニックスへ移動しました。
懇親会の開始です。
若手の会夏のセミナーのご常連の小林元太先生に
乾杯の挨拶をいただきました。
恒例の研究室紹介&自己PR
H24年度飛翔賞受賞者も多数ご参加頂きました。 広島大学
京都大学 九州大学 (発酵化学)
九州大学 (微生物工学) 宮崎大学
終夜貸し切りの部屋へ移動。
夏のセミナーのメインイベントの交流会です。
とにかく交流です。どんどん、知らない異分野の人と交流しましょう。
2日目に突入しました。
再びバスにのって、コンベンションセンターへ。
特別講演会の開始です。
沿岸堆積物における硫化水素の動態とmagnetite
左山 幹雄 先生(産業技術総合研究所)
生物工学と私
飯島 信司 先生(名古屋大学)
アセトン・ブタノール発酵の温故知新
小林 元太 先生(佐賀大学)
博士号取得者が社会で価値を創り出すための
方法論の開発
富田 悟志 先生(タイテック)
ポスター賞授賞式です。
おめでとうございます。
(学生の部)
里村 淳 (京大院農)
熱耐性Saccharomyces cerevisiae YK60-1の育種と熱耐性獲得機構の解析
西田奈央 (京大院農)
酵母の有機溶媒への応答機構
山口雅紀 (九大院工)
磁場誘導型遺伝子発現システムの開発
相馬悠希 (九大院農)
工学的応用に向けた人工遺伝子回路の開発
村上菜緒 (九大院農)
乳酸菌によるグリセロールからのカーボンロスを伴わない光学活性乳酸とエタノール生産
馬場保徳 (東北大院農)
ルーメン液によるリグノセルロース系バイオマスのメタン発酵前処理
(一般の部)
片岡尚也 (山口大農)
大腸菌による1,3-ブタンジオール生産の効率化
いよいよ夏のセミナー2013も終了の時を迎えました。
若手の会会長 馬場健史先生による閉会の辞
お土産をどうぞ。
全国各地からお集まり頂き、ありがとうございました。
皆様がよき友人と出会え、パワーアップされたことを願っております。
生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー 2013 実行委員
後藤 正利(九州大学)
榊原 陽一(宮崎大学)
井上 謙吾(宮崎大学)
黒木 勝久(宮崎大学)
廣瀬 遵 (宮崎大学)
善藤 威史(九州大学)
田代 幸寛(九州大学)
河邉 佳典(九州大学)
二神 泰基(九州大学)
若手会
Published by 学会事務局 on 30 8月 2013
本書は、わが国における生物化学工学分野をリードしてきた日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として、生物工学会に所属する生物化学工学の研究者に協力をお願いし、編集されたものです。
工学系のバイオを学ぶ大学生、生物工学、生物化学工学関連の大学院進学を目指す大学生、バイオ関連企業の 若手技術者や大学におけるバイオテクノロジー関連分野でかつ産業応用に関心のある若手研究者に向けた演習本として構成されていますので生物化学工学関連の授業の副読本として、また、自己学習における教材としてご活用いただければ幸いです。
公益社団法人 日本生物工学会創立90周年記念事業
「基礎から学ぶ生物化学工学演習」編集委員会
委員長 大政 健史
発行年月日: 2013/09/02
判型: A5
ページ数: 160頁
ISBN: 978-4-339-06744-6
出版社: コロナ社
詳しくはコロナ社のサイト をご覧下さい。
その他の出版物
Published by 学会事務局 on 29 8月 2013
「生物工学会誌」第91巻7号(2013年7月25日発行)および第91巻8号(2013年8月25日発行)のページ番号の表記が誤っておりました。会員の皆さまならび に、関係者各位にご迷惑をおかけします事、誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。⇒正誤表はこちら (157KB)
なお、当サイトでは、正しいページ番号に訂正したPDF版を公開しております。
新着情報
Published by 学会事務局 on 29 8月 2013
生物工学会誌第91巻8月号(8月25日発行)のページ番号の表記に誤りがありました。深くお詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。なお、PDF版には正しいページ番号が記載されております。
特集 植物形質転換に関する最新技術 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア 生物材料インデックス Fuji Sankei Business i……(377) →(477) Branch Spirit Germination 談話室 科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得5 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …(386) →(486) バイオインフォメーション……(387) →(487) 本部だより……(389) →(489) 支部だより……(390) →(490) ⇒生物工学会誌Topへ
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader (無料)が必要となります。ダウンロードはこちら から。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 28 8月 2013
生物工学会誌 第91巻 第8号
高木 昌宏
生物工学会が関連する分野で昨年一番の話題と言えば、やはり山中伸弥先生のノーベル生理学・医学賞の受賞であろう。
賞の決定に関する「ある新聞」の報道は、以下の通りであった。
「スウェーデンのカロリンスカ研究所はこのほど、2012年のノーベル生理学・医学賞を、再生医療の実現につながるiPS細胞を初めて作製した京都大学教授の山中伸弥iPS細胞研究所長と、ジョン・ガードン英ケンブリッジ大学名誉教授に贈ることを発表しました」
一般の方々はもとより、本誌のおもな読者である生物工学会会員の皆さんですら、この報道内容に対して多くの疑問を持たないと思う。しかし正式な授賞理由は、この報道とは少し異なっている。授賞理由は、“for the discovery that mature cells can be reprogrammed to become pluripotent”(分化後の成熟細胞であっても多分化能細胞へ再プログラムすることができることの発見)である。「再生医療の実現につながるiPS細胞」は、応用面での可能性について言及しているに過ぎず、正式な授賞理由と若干のかけ離れがある。しかし新聞報道の読者である一般の人に、「成熟細胞」や「多分化能」といった馴染みの薄い生物学の専門用語を用いたところで、理解を得られないであろう。「それ何に役立つのですか?」という質問が飛んでくるに違いない。「再生医療の実現につながるiPS細胞」は、確かに分かりやすい説明である。
天然資源の少ない日本は、「科学技術創造立国」を目指さなくてはならない。このことに疑問を挟む余地はない。ところでその「科学技術」とは、いったい何なのだろうか? 周囲の何人かに「科学技術とは、技術なのか?」と尋ねてみると、多くの場合「技術ですよ」と返ってくる。英語のtechnologyの日本語訳を科学技術としている辞書もある。一方、私の所属する大学は「先端科学技術大学院大学」であるが、その「科学技術」の英語訳は“science and technology”である。これは直訳すると、「科学と技術」になる。「科学技術」に対するイメージが、日本語と英語で微妙に異なっている。
そのつもりで調べてみると、「科学・技術」と中黒を入れるべきだとの議論もあり、「中黒問題」と言うらしい。しかし、科学と技術は不可分な側面もあるので中黒で区切るのにも、私には違和感がある。学術会議会長を務められた金澤一郎先生は、中黒肯定派である。「科学技術」と書くと、技術が主役で、科学が修飾語になることを懸念する有識者の一人である。サイエンスライターの元村有紀子氏は、マスコミを中心とする科学報道の視点が「役に立つ」に傾きがちで、それが国民や政策決定者の意識に影響を与えている可能性があるとも指摘している。昨年のノーベル賞報道にも通じるコメントである。「役に立たない」を理由に、基礎科学が切り捨てられては、科学技術創造立国など実現できる訳がない。
こんな議論を、かつてしたことを思い出した。進路に悩んでいた高校生のころに、工学と理学の違いについて青臭い議論を仲間と交わしたことである。その当時の理学部進学者は、ほとんどみな博士後期課程へ進学した。しかし聞くところによると最近では、理学部でも博士後期課程進学者が減り、就職希望者が多数なのだそうである。「科学が修飾(就職)?」とは、ダジャレのようだが、これも中黒問題の影響であろうか?
簡単には結論が出そうにない。科学と技術、そのどちらもが大切で、その両者は微妙に対立している側面もありつつも、またオーバーラップもしている。そんな背景が、この問題を複雑にしている。
「科学か、技術か」の二元論ではなく、それぞれの科学者、技術者、そして研究テーマに、比率こそ異なっていても「科学」と「技術」の両方が混在しているはずである。まさに、Science and Technologyなのである。かつては学生達に、「何に役立つか考えましょう」と指導してきた。しかしこれからは、「どこがサイエンスで、どこがテクノロジーなのか考えましょう」と指導するつもりである。「何かに役立てたい気持ち」、そして「役立たなくても分かりたい気持ち」、そのどちらも大切に育めないだろうか? それはたとえば、就職活動が、うまくいっても、うまくいかなくても、充実していたと満足できる学生生活をおくって欲しいと思う気持ちに近い。
「成熟」と「多分化能」の両立は困難である。しかし、そこに価値を見いだしたい。
著者紹介
北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科(教授)
日本生物工学会理事・英文誌(JBB)編集委員長
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 26 8月 2013
第65回日本生物工学会大会の事前参加申込みの受付を終了いたしました。多数のお申込みありがとうございました。
事前登録をされた方には、参加費の入金確認が終わり次第、8月26日(月)より、講演要旨集と参加章を順次発送いたします。
8月30日17時の時点で参加費の入金確認がとれた方は、9月4日(水)以降、講演要旨集のPDF版をダウンロードしてご利用いただくことができます。⇒講演要旨PDFの利用方法について
各支払い方法の指定期日までに入金が確認できない場合は、事前予約は無効になり、講演要旨集、参加章は送付されません。ご了承ください。
当日参加をされる方は、大会受付にお越しください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 21 8月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i. の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年8月21日付で、第39回「一酸化窒素で酵母が元気に」 (267KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 06 8月 2013
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら
⇒活動報告
日本生物工学会では、第4回 生物工学産学技術研究会を2013年12月7日(土)に開催いたします。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術等をご講演いただきますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。
第4回生物工学産学技術研究会は、同日9:00~17:24に開催される第20回日本生物工学会九州支部佐賀大会のプログラムとして開催いたしますので、
第4回生物工学産学技術研究会に参加いただくには九州支部佐賀大会への参加が必要となります。 参加される方は、当日生物工学産学技術研究会の講演会場前受付にて名前と所属をご記帳ください。
九州支部佐賀大会のプログラムは
九州支部HP でご確認ください。
日時 2013年12月7日(土)13:20~15:50 場所 佐賀大学 農学部1号館 A会場(農学部大講義室)
本庄キャンパス:佐賀市本庄町1→アクセスマップ 参加費 九州支部佐賀大会参加費: 一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む)
(生物工学産学技術研究会の参加費は無料) ミキサー: 12月7日(土)17:30~19:00
佐賀大学かささぎホール (参加費無料)
講演プログラム 13:20~13:25
開会のあいさつ……………倉橋 修 (副会長)
13:25~14:10
食酢の醸造法と課題~代謝工学による酢酸菌アセトイン生成系の解析~
…………佐古田 久雄 (マルカン酢株式会社 研究所主任研究員) 食酢生産には江戸時代に考案された多くの醸造技術が生かされている。酢の生産技術の進歩に伴って、代表的な和食「すし」は日本の食文化として定着した。米酢等の醸造酢には、香気成分アセトインが少量含まれ、品質設計における重要な課題とされてきた。我々は、酢酸菌Ga.europaeus におけるピリミジン生合成に関与する遺伝子pyrE を選抜マーカーとした遺伝子破壊系を構築し、アセトイン生成系の解析を行った。酢の歴史的背景と伝統的な酢造りとともに、代謝工学による異臭成分の低減技術を紹介する。
14:10~14:55
バイオプロセス工学の立場から見た発酵工業の変遷
…………小山 洋介 (味の素株式会社 イノベーション研究所 基盤技術研究所長) 1956年に発見されたグルタミン酸発酵菌を活用したアミノ酸発酵産業はそのグローバル化と共に拡大し、現在では400万トン/年の生産規模に達しています。その技術の根幹としてバイオテクノロジーを駆使した微生物の育種にスポットライトが当てられがちですが、その産業拡大を支えたバイオプロセス工学の立場からその変遷を紹介させていただきます。特に演者の携わったバイオリアクター、発酵制御技術、アミノ酸発酵菌種転換、原料ポートフォリオ、バイオリファイナリーへの展開について国内外の工場運営の観点を交えて紹介させていただきます。
14:55~15:05 休憩
15:05~15:50
むぎ焼酎「いいちこ」の発想と技術
…………下田 雅彦 (三和酒類株式会社 専務取締役) 1979年発売以来、むぎ焼酎「いいちこ」について多くの技術課題に取り組んできた。その中で実用化した技術のきっかけとなった発想を4つに分類して紹介する。即ち、1.先行技術改善型、2.経験・知識集約型、3.論理積み上げ型、4.発想飛躍型である。これは日々頭を悩まし続けてきた結果このように解釈できるとまとめたものであり、重要なことは4つの発想法を意識的にバランスよく活用することと考えている。
►産学連携活動Topへ
学会行事
Published by 支部:九州 on 06 8月 2013
第20回日本生物工学会九州支部佐賀大会を佐賀大学にて下記の要領で開催します。今回は、第4回生物工学産学技術研究会 を九州支部佐賀大会のプログラムとして開催しますので、ふるってご参加ください。
日時
2013年12月7日(土)9:00~17:24
場所
佐賀大学 農学部1号館(本庄キャンパス:佐賀市本庄町1)
→アクセス
プログラム
【一般講演 】⇒プログラム詳細 9:00~11:48,16:00~17:24 A会場(大講義室)
9:00~11:36,16:00~17:24 B会場(第3番教室)
9:00~11:48,16:00~17:12 C会場(第5番教室)
【学生賞】 ⇒ プログラム詳細
9:00~11:30,16:00~17:15 D会場(大学院101教室)
【第4回生物工学産学技術研究会】 ⇒詳しくはこちら
食酢の醸造法と課題~代謝工学による酢酸菌アセトイン生成系の解析~
…佐古田 久雄(マルカン酢株式会社 研究所)
バイオプロセス工学の立場から見た発酵工業の変遷
…小山 洋介(味の素株式会社 イノベーション研究所 基盤技術研究所)
むぎ焼酎「いいちこ」の発想と技術
…下田 雅彦(三和酒類株式会社)
【ミキサー】 17:45~19:30 佐賀大学かささぎホール(参加費無料)
【評議員会】 12:00~13:00 学部運営会議室
参加申込み締切
2013年9月28日(土)必着
講演要旨締切日
2013年10月26日(土)必着
申込み先
佐賀大学農学部生命機能科学科 日本生物工学会九州支部佐賀大会実行委員会
担当:関 清彦 E-mail: sekik@cc.saga-u.ac.jp
参加費
一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む)
問合せ先
佐賀大学農学部生命機能科学科
日本生物工学会九州支部佐賀大会実行委員長 光富 勝
〒840-8502 佐賀市本庄町1
TEL. 0952-28-8786 FAX. 0952-28-8709
E-mail: mitsutom@cc.saga-u.ac.jp
<演題募集>
講演の申込み受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。
講演申込み要領
九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、送信時の件名は「第20回支部大会/発信者名」としてください。 受信後、確認のメールをお送りします。また、講演要旨集執筆要領をお送りします。
講演題名
発表者:氏名(ふりがな)、(所属略称)、連名の場合は講演者に○印
連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、電話、Fax、E-mailアドレス
学生賞審査希望の有無
【学生賞】
学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞希望(修士の部・博士の部)と明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PCは講演者ご自身でご持参ください。
講演要旨作成要領
⇒要旨作成用テンプレートはこちら
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学会行事
Published by 支部:東日本 on 31 7月 2013
日本生物工学会東日本支部 第8回 学生発表討論会
(公 社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時
2013年11月8日(金)13時~11月9日(土)13時
場所
八王子セミナーハウス (東京都八王子市下柚木1987-1)
開催趣旨
「研究室から飛び出よう!」
自分の研究をネタに、企業の研究者とじっくり話してみませんか?
~日本生物工学会東日本支部 第8回学生発表討論会のご案内~
「自分の研究の進め方って、企業の人から見たらどうなんだろう?」
「企業での研究ってどんなもの?」
「学生のうちに身につけておかなければならない能力は?」
学生の皆さん、このような疑問を、社会人に直接ぶつけてみませんか? 就職や進学を考えている皆さんの研究内容の発表を通じて、バイオ関連の様々な分野で活躍する先輩方がアドバイスをしてくださいます。
研究発表といっても、学会のようなまとまったデータは必要ありません。もちろん、学会で発表した内容そのままを持ってきても構いませんし、まだ途中の段階でも、うまくいっていなくて滞っているようなものでも歓迎します。むしろ、そのようなうまくいっていない時にどう考えたらよいか、研究室の外に出ればヒントが見つかるかもしれません。
夕食後には、社会人との自由討論会も企画しています。企業の研究ってどういうもの? 社会人になって必要とされる能力は? のような、皆さんの将来に関する疑問など、研究室ではなかなか聞けないことを質問するチャンスです。
学生の皆さんの参加をお待ちしております。
社会人、大学教員の皆様 の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたい という方、奮ってご参加ください。
内容についての詳細 は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf
募集人数
学生・一般合わせて 35名
(定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。)
内容
プログラム予定
11月8日(金)
13:00
受付
13:20
基調講演「二重らせんに魅せられた40年」
柿谷 均 (相模中央化学研究所 酵素工学グループ)
14:00
研究発表会(1)
17:30
休憩
18:00
夕食
19:30
自由討論会
11月9日(土)
8:00
朝食
9:00
モーニングプレゼンテーション
「アセトジェンと酢酸還元菌の共働的酸化還元反応~発見と応用~」
阿藤 真 (東京大学大学院 農学生命科学研究科)
9:30
研究発表会(2)
12:00
昼食
13:00
解散
本セミナーは、三つのプログラムから構成されます。
<研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間はご自分の内容に合わせ、 7分間・10分間のどちらかから選択して申込み時にご申請ください。 全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。また、プログラム編成上、個別に発表時間の変更をお願いする場合がございますので、あらかじめご了承ください。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明すること を心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。)
<自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。
<基調講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている大先輩に、ご自身の研究歴やご経験をお話しいただいています。また、生物工学学生優秀賞(飛翔賞) の創設に伴い設けられた、東日本支部の学生優秀賞(東日本支部長賞)受賞者による講演を予定しています。
参加申込
10月9日(水) までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、4) 所属、5)連絡先住所、TEL、E-mail、6) 発表時間の希望(7分間・10分間のどちらか)を記入の上、件名を「第8回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月23日を予定)。
参加費
参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。
学生会員2,000円(不課税)、学生非会員3,000円(税込み)
一般会員・・・大学教員10,000円(宿泊代・夕朝昼食込・不課税)
大学教員以外の一般会員は参加費は無料ですが、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。
申込先
日本生物工学会東日本支部 第8回学生発表討論会
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部)
E-mail: tohtsuki@yamanashi.ac.jp
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学会行事
Published by 支部:北日本 on 29 7月 2013
【主催】 日本生物工学会北日本支部
【共催】 日本農芸化学会北海道支部、北海道バイオ産業振興協会(HOBIA)、化学工学会北海道支部
日時 : 2013年9月27日(金)13:30~17:20
場所: 函館市産学官交流プラザ 1Fオープンスペース
〒041-8611 函館市港町3丁目1番1号 北海道大学マリンサイエンス創成研究棟内
TEL/FAX: 0138-42-6306
【プログラム】
13:30-13:40 開会の辞………支部長(北見工業大学工学部)堀内 淳一
13:40-14:40 鯨類の多様性と進化戦略に学ぶ
……東京海洋大学大学院海洋環境部門・教授 加藤 秀弘
14:40-15:25 食品の微生物制御ー安全でおいしい食品を提供するためにはー
……北海道立工業技術センター企画事業部起業化推進室・室長 宮崎 俊一
15:40-16:25 深海底熱水活動域に優占する微生物群の生態と特異生理機能
……北大大学院水産科学研究院海洋生物工学分野・准教授 中川 聡
16:25-17:10 深海調査と深海微生物資源利活用への試み
……北見工業大学工学部バイオ環境化学科・助教 小西 正朗
17:10-17:20 閉会の辞……副支部長(東北大学大学院工学研究科)中山 亨
参加費: 日本生物工学会員および共催学会員 無料、会員外 1,000円、学生 無料
懇親会: シンポジウム終了後、懇親会を開催いたします。懇親会費 5,000円
会場等は当日ご案内いたします。
参加申込: 9月20日(金)までに1) 氏名、2) 所属、3) 連絡先、4) 会員・会員外・学生の別、5) 懇親会参加希望の有無をお知らせください。
申込方法 :
メールでの申込み先
北見工業大学工学部バイオ環境化学科 佐藤利次
TEL: 0157-26-9411(直通) FAX: 0157-24-7719(学科事務室)
E-mail: tosisato@mail.kitami-it.ac.jp
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学会行事
Published by 学会事務局 on 27 7月 2013
生物工学会誌7月号(7月25日発行)のページ番号の表記に誤りがありました。深くお詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。なお、PDF版には正しいページ番号が記載されております。
巻頭言“随縁随意” 特 集 日本から発信するエネルギー革新省エネ型炭素固定とe-バイオの融合 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア Branch Spirit Fuji Sankei Business i… (305) →(405)
科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得4 Germination 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering ……(311) →(411) バイオインフォメーション……(312) →(412) 2013年度研究部会会員募集……(314) →(414) 本部だより……(318) →(418) 支部だより……(319) →(419) 事務局より……(321) →(421) 大会プログラム(別冊)
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader (無料)が必要となります。ダウンロードはこちら から。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 26 7月 2013
学会誌(Journal of Bioscience and Bioengineering / 生物工学会誌)の7月号は、大会プログラム(別冊)同送のため、発送が遅れております。7月31日(水)発送予定ですので会誌がお手許に届くまで今しばらくお待ちください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 26 7月 2013
生物工学会誌 第91巻 第7号
石埜 正穂
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の一連のiPS細胞研究の成果に関して、最近、一定効果の期待できる特許が登録されはじめている。だがここに至るまで、京都大学iPS細胞研究所では、専門家によるフォローに恵まれながらも、知財確保のために多大な苦労を費やしてきた。実際、大学などにおけるバイオ医学分野の基礎・先端研究成果の有効な権利化には課題が多く、困難を伴うのが常である。
こういった中で、米国のホワイトヘッド研究所は、「外来性に導入された、少なくとも一つの制御配列に動作可能に連結されたOct4タンパク質コード核酸を含む単離された初代細胞を含む組成物」というクレームを有する特許の登録に米国で成功している(US8071369)。同研究所が、このような、iPS細胞の標準的作製法のいわば中間産物を対象としかねない権利(解釈次第ではあるが)を成立させ得たのは、Oct4がES細胞の樹立を促進できることをいち早く示した同研究所のイエーニッシュ博士らの成果に着目し、きわめて初期の段階で特許出願を行い、しかもそれをうまく生かしたからである。これは、基礎・先端的研究の現場に密着した知財面でのフォローの重要さを物語っている(因みに当該出願は、日本の現在の大学発知財の支援環境では、無用な「スクリーニング発明」と断じられて日の目を見ずに終わりかねない類のものである)。
イノベーションの創出においては、自由な発想の基礎研究から出てくる知財の種をいかにうまく掬い上げるかが肝要となる。残念ながら、大学の研究現場における知財の作り込みには課題がある。企業と大学が基礎研究段階から共同で研究を進めるようなプロジェクトも走っているが、出口を意識するほど目的が具体化されイノベーションから遠ざかる側面もあって難しい。いずれにしても、イノベーティブな技術であればあるほど、実用化に際して制度・インフラの改革が要求される。したがって大学は、その役割として、知財にビジネスモデルも加えた新しい価値を自ら率先して世の中に提案していく必要がある。 医療分野であれば、医学研究者の見識を存分に生かしつつ、治療や診断の将来像の観点から、来るべき医療環境の革新に照準を合わせた特許を作り込みたいところである。
そう考えたとき、もっとも根源的な課題は、大学の研究者の大多数が、知財の視点を欠いたまま研究を遂行している現状にあるように思う。そもそも論文を書くとき、「成果が出ました。では論文を書きましょう。」ということにはならない。実際には、成果に至る最初の知見(きっかけ)を得てからも、仮説をたててストーリーを頭に描きながらその後の検証的研究を進めて論文を作り上げている。特許においても同様で、「発明が出ました。では特許を書きましょう。」というものではなく、効果的な特許の構築に向けた研究戦略が必要である。社会が大学の研究成果の知財化を求める以上、大学研究者が論文作成に必要なプロセスにしか精通していないのでは理に適わない。
つまり、知財管理体制の強化も重要だが、研究者自身の知財に関する知識・意識の向上こそ、イノベーション創出に必須ではないだろうか。そのためにまず欠かせないのは、裾野の広い知財教育の浸透であると思う。
たとえば、中学生の社会科などの中で医薬開発における特許の意味や重要性を教えるなど、義務教育における知財のイントロダクションの在り方も重要となる。イノベーション創出に向けた医学研究者のリテラシー教育という面では、特許の構造のみならず臨床研究の知識も必要だし、工学などの他分野の技術についての教育も有効であろう。
教育とは地道な作業であり、忍耐が必要である。大きな予算をともなう短期的なプロジェクトは、時に起爆剤となることはあっても、ある意味箱モノに共通した危うさがあり、教育がこれに依存するのは適切でない。医療イノベーションの創出のためには、長期的な視野に立った知財教育を戦略的に構築する必要がある。
著者紹介 札幌医科大学(教授)、医学系大学産学連携ネットワーク協議会(運営委員長)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 22 7月 2013
会期: 2013年9月1日(日)~3日(火)
会場: 名古屋大学 ES総合館1階
(名古屋市千種区不老町)
プログラム概要 :
9/1 (日) 夕方 ラボツアー
9/2 (月) 終日 講演、学生ポスター発表
Conference Dinner
9/3 (火) 終日 講演、優秀学生口頭発表
⇒詳しくはこちら
⇒印刷用ポスター (884KB)のダウンロード
趣旨:
原核・真核細胞の表層構造と機能の基礎的研究から、高度な生物界面の機能を組込んだバイオインターフェイスの設計のような応用的研究まで、生物の界面に関する幅広い分野の第一線で活躍する研究者が一同に会し、生物界面に関する最新研究の紹介と、それらについての意見交換を行う。ポスター発表セッションでは、若手研究者や大学院生を中心にその分野におけるトップクラスの研究者や関連分野の研究者との議論を交わし交流を図る。
主な講演者:
Andrei Lupas, Dirk Linke (Max Planck Tubingen)
Peter J. Christie (University of Texas)
Tracy Palmer (University of Dundee)
Michio Homma, Katsutoshi Hori, Ryuji Kato, Hiroyuki Honda (Nagoya University)
Mitsuyoshi Ueda (Kyoto University)
Mamoru Nango (Osaska City University)
Yutaka Tamaru (Mie University)
Noriho Kamiya (Kyusyu University)
Masahiro Takagi (Japan Advanced Institute of Science and Technology)
Makoto Miyata (Osaka City University)
Yoshihiro Fukumori (Kanazawa University)
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 19 7月 2013
合成生物学研究部会代表
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門
花井 泰三
近年、米国を中心に、生体分子ネットワークを「眺めて解析する生物学」から、「創って解析する・利用する生物学」を目指し、合成生物学という研究が行われています。この学問領域を発展させた先には、生物を利用した物質生産プロセスのみならず、多くの産業応用分野に大きなインパク卜があると考えられています。
本研究部会では、本分野に関連する研究者・技術者の情報交換およびシンポジウム開催などを通じて、本分野を活性化することを目的としております。本分野にご興味のある多くの皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
⇒過去の研究部会一覧はこちら
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 18 7月 2013
第5回若手研究シンポジウム
総括:
「セルプロセッシング計測評価研究部会主催・第5回若手研究シンポジウム」が2013年7 月14日(13:00~16:00)シーガイアコンベンションセンター(宮崎)で開催されました。共催させて頂いた「生物工学若手研究者の集い(若手会)」実行委員の皆様に厚く御礼申し上げます。
今年は、博士課程学生6名の候補者を含む15名の若手研究者が集い、「動物細胞培養」を一つのキーワードとした研究発表と活発な討論を行いました。今年も大変優れた研究成果が発表されました。特に今年度は質疑の時間を10分と例年より長くとることができ、非常に活発で深い議論が繰り広げられました。若手会と共催することで、若手会では広い分野の研究者とワイワイ交流し、自分の専門を分かりやすく説明する勉強にもなり、さらに本シンポジウムで、自分の専門を深める大きなきっかけになったのではないかと思います。
本年度は大変レベルが高くて僅差でしたが、厳正な審査の結果、下記の2名がYoung Researcher's Award(研究奨励賞)に選ばれました。
H25(2013)年度 Young Researcher's Award(研究奨励賞)受賞者:
曽宮 正晴 さん
(名古屋大学大学院 生命農学研究科 生命技術科学専攻 産業生命工学研究分野 博士後期課程1年)
「バイオナノカプセル-リポソーム複合体の細胞内侵入機構に基づいたナノキャリア開発」
中林 秀人 さん
(東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士後期課程1年)
「抗体/受容体キメラを用いた培養細胞の分化制御」
本シンポジウムに参加された若手研究者の方々の今後のさらなるご発展を祈念しております。
⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 17 7月 2013
2013年7月12日(金)、味の素株式会社 川崎事業所にて第3回生物工学産学技術研究会 が開催されました。
昨年7月の第1回、本年3月の第2回に引き続き、今回の生物工学産学技術研究会も産・学・学生の多数の参加者を得て盛会のうちに終了しました。
第4回生物工学産学技術研究会は、2013年12月7日(土)に第20回日本生物工学会九州支部佐賀大会(於:佐賀大学)の中のプログラムとして開催予定です。次回も各界で活躍する講師陣を迎えて開催いたしますので是非ご参加下さい。
倉橋副会長の挨拶
講演を熱心に聞き入る参加者
講師と会場との熱心な質疑応答
双方向のコミュニケーションが
図られた 懇親会
新着情報
Published by 学会事務局 on 17 7月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i. の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年7月17日付で、第38回「システム代謝工学が開く藻類細胞工場への道」 (214KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
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新着情報
Published by 若手会 on 12 7月 2013
盛会のうち終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
本年も若手会総会・交流会を大会2日目の夕刻に開催いたします。
皆様どうぞご参加ください!!
日時: 2013年9月19日(木)18:30~20:30
場所: 広島国際会議場 地下2階 F会場(ラン)
会費: 事前登録一般3,000円、学生2,000円、当日受付一般4,000円、学生2,500円
事前登録も含め、会費は当日受付にてお支払いください。
定員: 100名 ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加下さい。
参加申込: 8月30日(金) 9月9日(月)まで に、氏名、一般/学生の別、所属、連絡先(E-mailアドレス・電話番号)をご記入の上、申し込みフォームよりお申し込み下さい。折り返し確認メールをお送りいたします。
申込先: 日本生物工学会 若手会2013
E-mail: ttajima@hiroshima-u.ac.jp
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学会行事 ,若手会
Published by 支部:九州 on 11 7月 2013
毎年恒例の九州支部主催の市民フォーラムを、今年度は下記の通り中国・四川大学で開催致します。
盛会のうち終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒当日の様子はこちら
開催日: 2013年11月2日(土)
場所: 四川大学 望江キャンパス基礎教学楼C 座102
プログラム:
「四川省農村環境保護システムと管理」
……陳 維果 (四川省環境保護庁農村環境保護処長)・湯 岳琴 (四川大学教授)
「廃棄物系バイオマスのメタン発酵によるおおき循環センターくるるん」
……木田 建次 (四川大学教授)
「メタン発酵消化液の肥料利用技術」
……田中 宗浩 (佐賀大学准教授)
「山鹿バイオマスセンターにおける家畜糞尿の堆肥化とエネルギー化」
……田中 章浩 (九州沖縄農業研究センター 畜産草地研究領域 上席研究員)
「産業廃棄物の総合利活用システムにより構築した生命(バイオ)の森」
……持永 義孝 (九州産廃株式会社 取締役統括本部長)
「都市生ごみのエタノール・メタン発酵二段発酵によるエタノール生産」
……鐘亜鈴 (亜連科技公司会長)
「竹からの濃硫酸糖化法による輸送燃料用エタノール製造試験」
……岡山 千加志 (JNC株式会社 研究開発本部長)
主催: 日本生物工学会九州支部 共催: 四川大学・熊本大学
問合せ先:
熊本大学工学部
森村 茂
Tel: 096-342-3669
E-mail: morimura@gpo.kumamoto-u.ac.jp
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学会行事
Published by 学会事務局 on 04 7月 2013
バイオインターフェイス研究部会代表
名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻
堀 克敏
⇒研究概要図
本部会ではこれまでのバイオインターフェイス研究の成果をさらに上位の段階へ発展させるという観点から“より細胞の表層に近い機能をもつバイオインターフェイスのデザイン” を目的とし、これらの機能制御された生物界面を利用した新しい分子デバイスや、人工細胞の創生技術への応用をめざします。本部会では細胞表層の基礎的研究を行っている研究者から、細胞表層を改変、設計する生物工学分野の研究者、生物機能を組み込んだ人工界面やデバイスの創生に取り組むナノバイオテクノロジー分野の研究者など、幅広い分野からの参加を期待しております。
委員 堀 克敏 (名大・工) 民谷 栄一(阪大・工) 神谷 典穂(九大・工) 植田 充美(京大・農) 高木 昌宏(北陸先端大・マテリアル) 近藤 昭彦(神戸大・工) 本多 裕之(名大・工) 田丸 浩(三重大・生物資源) 跡見 晴幸(京大・工) 大河内 美奈(東工大・理工) 三宅 淳(阪大・国際医工情報センター) 中西 周次(阪大・太陽エネ化) 中村 史(産総研) 藤田 聡史(産総研) 吉野 知子(農工大) 山口 哲志(東大・先端研) 座古 保(愛媛大・理工) 田中 祐圭(東工大・理工) 梅津光央(東北大・工)
これまでの活動
問合せ先 名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻
堀克敏 E-mail
⇒研究部会TOPへ
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 25 6月 2013
就任挨拶 生物工学功績賞 生物工学奨励賞(斎藤賞) 特集 新しい資源の創出に向かって―合成生物工学の隆起― 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア Germination 支部長および支部組織紹介と活動方針
…堀内 淳一・養王田 正文・朴 龍 洙・近藤 昭彦・山田 隆・安部 淳一…( 356 )
Branch Spirit Fuji Sankei Business i …( 359 )
科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得3 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …( 364 )
バイオインフォメーション…( 365 ) 支部だより…( 367 ) カレンダー…( 368 ) ⇒生物工学会誌Topへ
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 20 6月 2013
2013年6月19日、トムソン・ロイター(Thomson Reuter)社が、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)の2012年版をリリースしました。Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) のインパクトファクター値(IF)は、1.737でした。過去最高となった2011年の1.793からやや下がりましたが、2007年より1.7以上を維持しています。
JBBの国際的な知名度があがり、海外からの投稿が増える中、投稿倫理に関わる問題も増えていますが、英文誌編集委員会では、日々迅速かつ厳正な審査を続けています。
今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。
新着情報
Published by 学会事務局 on 20 6月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i .の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年6月19日付で、第37回「バイオ技術でアスベスト検査 世界初の迅速キット」 (232KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
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新着情報
Published by 学会事務局 on 18 6月 2013
*はCorresponding authorを示す。 所属は論文掲載時のもの
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学会賞
Published by 学会事務局 on 17 6月 2013
新会長を拝命して この度、日本生物工学会会長に就任いたしました九州大学大学院農学研究院の園元謙二でございます。90年を超える伝統を誇る由緒ある日本生物工学会の会長の重責を拝命し、身の引き締まる思いがいたします。理事、支部長、代議員をはじめ会員の皆様のお力添えをいただき、本会の発展に微力ながらお役に立ちたいと思っております。
昨年(2012年)、原島 俊前会長の指揮の下、学会創立90周年記念事業が成功裏に終わりました。90周年を迎えられたのは、ひとえに先達の弛まぬ努力のおかげであると思います。本事業の終了報告については学会のHPに掲載されています(https://www.sbj.or.jp/about/about_90th_anniversary_message.html )。ここでは、まずは100周年に向けて確固とした礎を築いていくために、90周年記念事業の中で興味深いものを振り返り、100周年への俯瞰的行動目標を述べたいと思います。
さまざまな90周年事業の中で、記念出版の一つである『ひらく、ひらく「バイオの世界」―14歳からの生物工学入門』は全国のスーパーサイエンスハイスクールおよび県庁所在地の県立図書館などに寄贈され、公益法人として一つのエポックとなりました。残りの事業、特に継続事業のための基金を有効活用することは本会の一層の充実と発展、会員の学術活動に貢献するために重要です。たとえば、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)は、大学院博士後期課程(あるいは同等な課程)に進学(予定)の学生会員の中から、各支部から推薦された優秀な大学院生に与えられるもので、100周年までに50–60名の受賞者が生まれます。彼らが学生会員の中核として学会を牽引し、さらに博士号取得後、若手正会員として活躍す ることが大いに期待されます。ホットな若手が各会員層と交流し、更なる活性化の一因となることを願っています。このように、今後10年間は90周年記念事業計画が続いていきます。
また、新たなスタートの際、まずは本会が置かれている状態を俯瞰し、足元を見据えた行動目標が必須と思われます。たとえば、日本は世界に例を見ない人口の減少と高齢化が始まっています。2012年では60歳以上で働いている人(就業者数)の全就業者に占める割合は約5人に1人となりました。一方、若い世代の働き手の割合が2007年ごろから減っており、今後はこの減少率がさらに高まる見通しです。中でも15–29歳の若手はこの10年間で約25%減少しました。シニア層の活用は日本経済の活性化や再生のために重要な課題ですが、65歳を過ぎると多くのシニアが引退します。すなわち、日本の就業者数の減少はもはや避けられません。本会の正会員数もこれに呼応するように2007年の約2500名から漸減しており、他の学会でも同様の傾向が見受けられます。一方、学生会員数は年次大会前後の入退会のサイクルがあるものの増加傾向にあります。これは学会の事業活動収入の内、大きな割合を占める会費収入に大きな影響を与えます。また、他の収入である英文誌出版補助金などもいつまでも継続する保証はないことも直視すべきです。会員データベースを詳細に分析し、対策を練る必要があります。
飯島信司元会長の執行部のご尽力で本会は2011年4月1日、公益社団法人に移行しました。これは、公益法人制度改革に関連する法令(2008年12月1日施行)に対応したものです。公益社団法人として満たすべき主たる要件は、公益目的事業比率が全支出の50%以上であることです。本会の場合、公益目的事業とは学術及び科学技術の振興を目的とする事業で、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与すべきものですが、要は、受益の機会が一般に開かれているかどうかを基本としています。この2年間の本会の事業を精査し、学会として社会にどのように貢献しているのか検証するとともに、広く社会や産業界での足場を強化するよい機会としたいと願っています。その意味で、前述した90周年事業の記念出版は中山 亨理事(生物工学教育担当)はじめ関係各位のご尽力の賜物です。また、公益社団法人であることにより、個人、法人からの寄付の受入について税法上の優遇があることは、今後の学会の運営にとって大きな利点であります。いずれにせよ、今後、具体的な戦略・戦術が必要と感じています。
このような背景から、今後10年間の行動目標を以下の3つに絞りたいと思います。ぜひご意見など賜りたいと思います。
学会を維持運営するための財政基盤の確保 (財政健全化)公益目的事業の企画・明確化と寄付文化の醸成 (公益と寄付)年代・職種が異なる会員間の交流促進 (交流・連携)さらに、今期2年間の具体的な課題を立てる必要があります。これまでの執行部のさまざまな改革の基本方針と成果の上に、新たな将来設計を立てるのは必然です。たとえば、過去2年間の原島前会長の執行部(私は副会長を拝命)では、3つの運営目標、「学から産へ」「シニアから若手へ」「国内からアジアへ、そして世界へ」を設け、着実な学会発展を築いてきました。これらの運営目標も歴代の執行部の未解決課題を俯瞰し、選択しながらまとめあげたものです。今期は以下のような7つの課題に重点的に取り組みたいと考えています。
斬新な学会活動の企画 (本部と支部の連携も強化)産学連携の推進 (産と学による新たなバイオ産業創成)地域社会への貢献 (地域連携シンポジウムの企画)会員サービスと事業活動の積極的な広報 (電子情報化のさらなる推進、和文誌の充実)国際交流、国際展開の推進 (プレゼンスの向上、英文誌の充実)バイオ産業を担う学生の教育活動の推進 (産学連携などとも協力した人材教育)若手会員の学会運営への参画促進 (理事補佐制度などを活用)以上、3アクション+7テーマ(3+7) について述べてきました。このような取組みを行うために、幸いにも五味勝也(東北大学)、倉橋 修(味の素)両副会長をはじめ強力な理事の方々に就任いただきました。HPの組織図をご覧ください(https://www.sbj.or.jp/about/about_organization.html )。これは原島前会長が課題解決のために最近とりまとめたもので、歴代の執行部の改革の積み重ねの歴史を窺い知ることもできます。理事補佐制度も昨年度より開始し、「生物工学を志向する若い世代の育成」の一貫としています。また、今期は、庶務・会計を一体にした職制を新設し、各副会長の下に配置して即応・柔軟な運営ができるようにしました。さらに、各職務2人制の理事とし、職務の継続性と理事の負担軽減を見据えた組織としました。組織を動かすのは人ですが、理事職は見返りのないボランティア活動です。理事の方にも達成感と充実感を味わっていただき、かつ会員の皆様全員の共感を生むような学会運営を心がけたいと思います。会員の皆様だけでなく事務局の皆様のご協力をお願い申し上げますとともに、忌憚のないご意見ご助言をお願い申し上げます。
最後に、最近、学会とは何かを考えることが多くなりました。若い頃の学会の思い出は、さまざまな「触発」を受け、精神的充実感のような魔物に魅了されていたような気がします。個性豊かな同期・先輩・先生方に囲まれ、楽しい思い出が尽きません。学会の役割について、年代や所属する組織などによって異なる考えがあってもよいと思います。むしろその多様で異質な考えが交わり合って、新しい活力となるように願っています。ヘテロであればこそ発展が望めると思っています。また、最近はどの組織でも若手育成が叫ばれ若手に期待が集まる傾向でそれは大切なことですが、シニアもミドルも人材育成という使命だけにとらわれず、自らも高揚できるようにもっとがんばってもらいたい!若い人にはない経験という熟練の技をぜひ若手と交流しながら伝え、互いに異質であってもいろいろな夢を描いていってほしい。そのような出会いの環境を提供するのが執行部の役割のひとつとも思っています。杯を交わし合い、ヘテロな人たちが自由に発言し意見交換できるすばらしい学会を目指していきたいと願っています。
2013年6月
日本生物工学会会長
園元 謙二
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学会について
Published by 学会事務局 on 17 6月 2013
2013年5月25日に受賞候補者選考委員会が開催され、公正かつ慎重な審議の結果、本年度の受賞者が決定しました。 第65回日本生物工学会大会 期間中に授賞式・受賞講演が行われますので是非ご参加ください。
授賞式・受賞講演 日時: 2013年9月18日(月)9:30~ 会場: 広島国際会議場(広島市中区中島町1-5) A会場(フェニックス) ⇒プログラム(午前の部 ・午後の部 )
第32回生物工学賞 大竹 久夫(大阪大学)「リンのバイオテクノロジーに関する先導的研究」
第7回生物工学功績賞 高木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学)「バイオマテリアルの構造機能相関及び相互作用に関する研究」
第7回生物工学功労賞 原 昌道(菊正宗酒造記念館)「醸造科学・技術の進歩発展と学会事業運営への貢献」
第46回生物工学奨励賞(江田賞) 該当者なし
第49回生物工学奨励賞(斎藤賞) 菊地 淳(理化学研究所)「安定同位体標識による生体分子混合物ならびに代謝経路解析」
第36回生物工学奨励賞(照井賞) 福田 淳二(横浜国立大学)「細胞培養マイクロデバイスの研究」
第22回生物工学技術賞 五味 恵子1 ・廣川 浩三2 ・一柳 敦1 ・荒井 あゆみ1 ・梶山 直樹1
(1 キッコーマン株式会社,2 キッコーマンバイオケミファ株式会社)
「新規フルクトシルペプチドオキシダーゼの開発とそれを用いた糖尿病診断法の構築」
第10回生物工学アジア若手賞 Yue-Qin Tang
(Sichuan University, P.R. China)
“Microbial communities responsible for methane fermentation”
第2回生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞) Sen Qiao
(Dalian University of Technology, P.R. China)
“Effects of electric stimulation on the activity of anammox biomass”
第21回生物工学論文賞 第2回生物工学学生優秀賞(飛翔賞) 鈴木 聡美(東北大学大学院)
「乳酸菌 Tetragenococcus halophilus 由来 Aspartate:Alanine 交換輸送体(AspT)の基質による輸送の競合阻害と基質透過経路の解析」
山本 陽平(東京農工大学大学院)
「グループⅡ型シャペロニンアシンメトリックリング複合体の構築とリング間協調作用」 曽宮 正晴(名古屋大学大学院)
「効率的な薬物・遺伝子送達に向けたバイオナノカプセル-リポソーム複合体の細胞内動態の解析と制御技術開発」 ティオ シャオ ティング(大阪大学大学院)
「メタボロミクスを基盤とした微生物のストレス耐性の半合理的改良戦略の確立」 岩﨑 祐樹(広島大学大学院)
「全ての再生可能エネルギーを基盤とした燃料・有用物質発酵技術の開発」
野口 拓也(九州大学大学院)
「循環型社会実現に向けてスマート発酵工学を用いたアセトンーブタノールーエタノール発酵」
⇒学会賞のページへ
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新着情報
Published by 支部:中部 on 14 6月 2013
2013年度 日本生物工学会中部支部例会を以下のように開催しました。酷暑のなか、100名を超える方にご参加頂きました。当日の詳細は、中部支部発行のBBChubuで報告します。
—
日時: 2013年8月2日(金) 13:00~
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー ・ベンチャーホール(3F)
参加費: 無料
プログラム:
【基調講演】 (13:00から50分)
「リポソーム工学:技術開発と医療応用」
…吉村 哲郎 (三重大学大学院工学研究科・(株) リポソーム工学研究所)
【招待講演1】(14:00から40分)
「糸状菌におけるバイオマス分解酵素遺伝子群の発現制御機構」
…小林 哲夫 (名古屋大学大学院生命農学研究科)
【招待講演2】(14:40から40分)
「 ゲノム情報に基づくビフィズス菌遺伝子破壊法の構築 」
…鈴木 徹 (岐阜大学連合農学研究科)
【若手講演】(15:30~17:00)
若手研究者(PD、博士後期学生)による講演(各15分)
※当日出席の中部支部幹事による投票を行い優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与致します。
交流会:
時間: 17:30~19:00
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)
形式: 名古屋大学内レストラン「シェジロー」によるバイキング形式
会費(税込): 一般4,000円、学生2,000円
申込先・連絡先: 名古屋大学大学院生命農学研究科 黒田俊一
Tel: 052-789-5227 E-mail: skuroda(atmarkを挿入して下さい)agr.nagoya-u.ac.jp
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学会行事 ,支部活動
Published by 学会事務局 on 13 6月 2013
第65回日本生物工学会大会の事前参加申込を受付けております。大会への参加を希望されている方は、2013年8月20日(火)正午までに事前登録をお願いします。
⇒参加申込はこちらから
講演要旨集・参加章は、参加費の入金確認後、要旨集発行日(8月25日予定)以降に発送いたします。 参加費の領収証は、参加章に印刷しております。各支払い方法の指定期日までに入金が確認できない場合は、事前予約が無効になり、参加章・講演要旨集は送られませんのでご注意下さい。
詳しくは大会ホームページ(https://www.sbj.or.jp/2013/ )をご参照ください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 13 6月 2013
⇒活動報告はこちら
この度、7月14日(日曜日)に本研究部会主催のシンポジウムの開催を予定しております。
宮崎で行われる生物工学若手会 夏のセミナー2013(【日時】2013年7月13日(土)13:00~7月14日(日)12:00 、【場所】フェニックスシーガイアリゾート)に後援を頂き、同じ会場で、夏のセミナー終了後に開催されます。
本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様のご研究において、大きな貢献をされていると思われる博士後期課程学生およびポスドク研究者の研究を奨励し、表彰の機会を設けることで、研究部会の活性化と、生物工学会を牽引する若手研究者の自覚と育成を、目指すものであります。
シンポジウム内容としては、若手の研究発表が中心であることから、本会を通じて、次世代を担う若い世代の研究者のアクティビティーを知っていただき、表彰を通じて発表する若手研究者に本研究部会や生物工学会に、愛着と帰属意識を強く持ってもらうことで、研究部会にご所属の多くの研究室の発展にも貢献できると考えております。
是非とも、参加申し込み方法(下記)をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
また本シンポジウムでのご発表をいただく方々は、研究部会より「日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会Young Researcher’s Award(和名:若手研究奨励賞)」の選考対象とさせて頂きます。このため、ご研究室に該当されるような博士後期課程学生またはポスドク研究者の方がご在籍の場合には、 発表応募要項 をご参照の上、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。
皆様の暖かいご支援を賜れますようお願い申し上げます。
オーガナイザー 井藤 彰(九州大学)、加藤竜司(名古屋大学)
参加申し込み方法
申し込み締切: 2013年6月14日(金)17時まで
申込み方法: 発表応募要項 をご参照ください。 申し込み先: 九州大学大学院工学研究科化学工学部門
井藤彰(akira@chem-eng.kyusyu-u.ac.jp) 応募資格: 博士課程(後期)在籍者、または学位取得後3年以内のポスドク研究者で、セルプロセッシング計測評価研究部会員の直接推薦、またはセルプロセッシング計測評価研究部会員が紹介を行う者が推薦する者
⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 03 6月 2013
⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では、第103回醗酵学懇話会を以下の通り開催いたします。
日時 2013年8月30日(金)13:30~18:00
場所 アサヒビール(株) 吹田工場 (〒564-0071 吹田市西の庄 1-45) ⇒アクセス
Tel: 06-6388-1231(担当:醸造部 福井)
JR 東海道線「吹田駅」徒歩 10 分、阪急千里線「吹田駅」徒歩 5 分
西門にお起し下さい。
講演 (13:30~15:20)「乳酸菌と酵母のコミュニケーション」 ⇒講演要旨はこちら
…………(関西大学化学生命工学部)片倉 啓雄
「ホップのプレイソ化による苦味利用率の向上とビールの苦味質評価」 ⇒講演要旨はこちら
…………(アサヒビール株式会社吹田工場醸造部)瀧下 誠一
見学 (15:30~16:20) アサヒビール(株) 吹田工場
懇親会 (16:30~18:00) アサヒビール(株) 吹田工場
参加費 1,000円(不課税)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
懇親会会費 2,000円/学生 1,000 円(当日会場にてお支払い下さい)
定員 80名(定員になりしだい締め切ります)
問い合わせ先
〒657-8501
神戸市灘区六甲台町 1-1 神戸大学自然科学系先端融合研究環
日本生物工学会 関西支部庶務担当
蓮沼 誠久
TEL.&FAX: 078-803-6202
E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
講演要旨 関西大学化学生命工学部 片倉 啓雄
多くの発酵食品には乳酸菌と酵母が共存し共生関係にある。彼らの共生には、一方の生産物が他方の基質になる、一方が他方の阻害物を除去(分解)する、一方が作る加水分解酵素で他方も基質を得る、一方が作る抗菌物質で他方も競合を免れるなどのパターンがあるが、何れの場合においても、両者がバラバラに存在するよりも、接着して存在する方が有利になる。
本講演では、まず、酵母との共培養によって乳酸菌の細胞外多糖の生産性を向上させた研究を紹介する。そして、この研究に端を発して、乳酸菌はその細胞表層にDnaKをはじめとする細胞内タンパク質を酵母との接着タンパク質として提示すること、乳酸菌はこれらの接着タンパク質によって、酵母だけでなく、腸管のムチンや食物繊維とも相互作用することなどを明らかにしたので、将来のプロバイオティクスへの応用の可能性を含めて紹介する。
「ホップのプレイソ化による苦味利用率の向上とビールの苦味質評価」 アサヒビール株式会社 吹田工場醸造部 瀧下 誠一
ホップはビールに苦味を付与する重要な原料である。ビール醸造工程の麦汁煮沸という工程中にホップを添加すると、熱によりホップ中のフムロン等のα酸が、イソフムロン等のイソα酸に変換(イソ化)されることにより、苦味が付与される。一般的には、麦汁とホップを同一の容器で煮沸するのだが、アサヒビールではホップを麦汁とは別々に煮沸するための小容器PIE (Pre-Isomeriser & Evaporator)を開発した。これにより、省エネ・苦味利用率の向上(少ないホップ量で同等の苦味を得ることができる)が実現可能というメリットが得られた。
本設備は、アサヒビールの国内8工場中5工場に実用展開されている。本講演では、アサヒビールとドイツのミュンヘン工科大学との共同研究として、パイロットプラントスケールの醸造設備およびPIEを使用したさらなる苦味利用率の向上、またそのときのビールの苦味質の評価に取り組んだのでこれらについて紹介する。
►Page Top
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 30 5月 2013
In order to design a sustainable low-carbon society, Green Innovation shifting from oil-refinery to bio-refinery should be significantly important. Biorefinery is an excellent technology to produce biofuels, bio-plastics, bio-fibers, and bio-chemicals from biomass using carbon dioxide as a recyclable resource.
Bioprocess engineering is one of the most important mass-production technologies using cell factories, which can help produce various target products directly from pretreated biomass. To improve the productivity, it is essential to optimize conditions under large-scale culture. Since pre-treated biomass contains fermentation inhibitors and high-density solid biomass such as lignin, the control of fermentation process is one of the key factors for efficient fermentation.
Biorefinery Group of Kobe University led by Prof. Akihiko Kondo aims to optimize the large-scale fermentation as well as total process of biorefinery.
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Journal of Bioscience and Bioengineering
Published by 学会事務局 on 28 5月 2013
第65回日本生物工学会大会の講演申込の受付を終了いたしました。
多数のお申し込みありがとうございました。
講演要旨集の発行予定日は8月25日です。参加章と講演要旨集は、参加費の入金確認が取れ次第、8月下旬より、順次発送いたします。参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 27 5月 2013
第65回日本生物工学会大会(2013) の一般講演(口頭発表)、およびシンポジウムの要旨登録を受付けております。
講演要旨登録受付期間: 2013年5月7日(火)~5月28日(火)正午
締切(5月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
要旨登録をお考えで本会未入会の方は、早急にWeb上で入会の手続きを行い、下記口座へ2013年会費(正会員9,800円・学生会員5,000円)をお振り込みください。⇒入会案内はこちら
入金の確認が取れ次第、大会参加申込みに必要な会員番号をメールにてお知らせいたします。
本会に既に入会済みで、本年度会費未納入の方も速やかにご納入ください。入金の確認が取れ次第、参加登録システムでの参加申込が可能になります。
振込先: 三菱東京UFJ銀行
茨木支店 普通口座 3793590
公益社団法人 日本生物工学会
シンポジウムで講演される方は、オーガナイザーの指示に従って要旨の登録、および参加申込をしてください。
⇒参加申込はこちら
⇒一般講演要旨登録はこちら
⇒シンポジウム要旨登録はこちら
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 5月 2013
巻頭言“随縁随意” 特集 生物工学分野が東日本大震災からの復興を先導する 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア 談話室 プロジェクト・バイオ Germination Branch Spirit Fuji Sankei Business i…( 270 )
科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得2 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …( 274 )
バイオインフォメーション…( 275 )
研究部会活動報告…( 279 )
本部だより…( 285 )
支部だより…( 288 ) ⇒生物工学会誌Topへ
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader (無料)が必要となります。ダウンロードはこちら から。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 5月 2013
生物工学会誌 第91巻 第5号
木田 建次
諸先輩の教えに従い、依頼があればほとんどお引き受けしてきました。しかし今回の執筆にあたり文才もなく浅学の私は、ご依頼を受けるべきではなかったと反省しつつ、中国での現状と日常生活も含め記載させていただきました。東アジアでの共同研究の有り様の一助になればと思っております。
私は、1997年に学部間交流協定が締結された後、客員教授として四川大学(以後、川大と呼ぶ)を年1~3回訪問してきました。2011年5月に学部間覚書(熊大、研究室のバイオマス関連の機器の移設;川大、移設費と研究室の提供)の形で両大学の共同ラボを川大に設立することになりました。私は、長年の積み重ねと成都には4人の卒業生(会社会長1名、川大教授2名、企業研究者1名)が居りますので、定年後の2012年4月から川大建築与環境学院に赴任いたしました。環境学院の5階研究室(450 m2 )はほぼ立ち上げることができ、研究も少しずつ始めています。現在、ベンチスケールで実証試験などを行うために、中規模実験棟(床面積1580 m2 うち約650 m2 )に機器を設置し、その立ち上げに熊大中国人ドクター2人(うち1人、現、川大ポスドク)を含む学生さん達と一緒に頑張っております。当初、なぜ大学で実証試験が必要かと思ったのですが、中国では大学でもベンチかパイロット規模での実証試験を行わないと信用されないことがわかり納得したわけです。
さて日常生活ですが、自宅は望江校区の傍の川大職員住宅に住んでおり、130 m2 と広くとても近代的に作られています。朝食は自宅で、昼食は学食で、夕食は自宅近くの食堂でとり、時々肩こり解消のためにマッサージに行きます。自宅から大学のシャトルバスで約40分かけて共同ラボのある江安キャンパスに通っており、構内が広くお陰で毎日1万歩程度歩いています。正月は成都に滞在する学生さん達がわが家に集まり、手作りの本場四川料理を味わいながら団欒しました。
共同ラボの正式名称は『環境生物技術中心』で、私の夢はバイオテクノロジーを駆使して四川省に賦存するバイオマスからのエネルギー創出、環境対策および環境調和型プロセスの研究開発を行い、資源循環型まちづくりを目指していくことです。最大の懸案事項は、人口の70%を占める農村部において環境調和型新農村を造ることです。具体的には昨年5月に川大のホームページに掲載されましたように、金堂県(成都市東北部人口84万人)と共同して新農村をつくることでした。このプロジェクトが前に進めば私の夢も一歩前進かと思っていたのですが、それにはまだまだ時間が必要と判明しました。なお、中国の行政区分は{省>市>県>鎮}の順になっています。
新農村に関して四川省環境保護庁の処長と懇談した後、別の県を視察しました。洪雅県(四川省眉山市人口35万人)の主たる産業は材木、お茶そして酪農(牛乳の生産だけ)です。成都市民(1000万人強)が飲む牛乳は、すべて洪雅県で製造されており、現在、飼育頭数は40,000頭にものぼり、その家畜糞尿による環境汚染が大きな問題となっています。洪雅県環境保護局から、川大の『環境生物技術中心』と共同して酪農地域で家畜糞尿のメタン発酵とコンポスト化を行い、さらに有機栽培した農産物を成都市に循環していく環境調和型農村造りを行おうとの提案を受けました。当初、研究から始めるものと思っていたのですが、そうではなく四川省に申請し、200頭あるいは400頭の家畜糞尿を利活用するプラントを造り、さらに堆肥を用いて有機栽培を行っていくというものです。このモデル事業終了後、中国政府に申請し洪雅県の酪農地域すべてを環境調和型にしていくという壮大な計画です。四川省環境保護庁も支援しており、その行動力にはまったく驚かされております。
わが国ではプロジェクト申請時には新規性が要求されますが、常温・常圧反応のバイオプロセス開発にはほとんど新規性はない、また新規性の多いプロセスほど実用化されにくいものと、私自身思っています。外部資金を獲得するために新規性を出そうとする傾向は、優れた技術を有していても産業化で後塵を廃する結果を招いているように思います。今後は文科省以外のプロジェクトでは実用化開発に予算を投入し、その実績を携えて中国や韓国と歩調を合わせ、よい意味での開発競争に打ち勝っていくことが、健全な国際協力につながっていくものと思う次第です。(2013.1.6投稿)
著者紹介 四川大学(教授)、熊本大学名誉教授
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 16 5月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i .の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年5月15日付で、第36回「人工細胞で膜タンパク質を作る、創る、調べる」 (246KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 14 5月 2013
2011年4月~2013年3月(89巻4号~91巻3号)に生物工学会誌に連載された『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』をまとめてホームページに掲載しました。
⇒『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』(89巻4号~91巻3号掲載分)はこちら
新着情報
Published by 学会事務局 on 14 5月 2013
こちらでは、生物工学会誌のシリーズ企画『生物工学基礎講座―バイオよもやま話―』(2011年4月号~2013年3月号掲載)のPDF版がご覧いただけます。
日本生物工学会の創立90周年記念事業として書籍化された『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』は、現在好評発売中です。⇒詳しくはこちら
►このページのTopへ
⇒続・生物工学基礎講座はこちら (第91巻 第4号(2013年4月号)~)
⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧へ
⇒生物工学会誌Topへ
生物工学会誌
Published by 支部:中部 on 07 5月 2013
※多くの方のご参加を受付いたしました。定員に達しましたので、新規の受付を8月3日(土)で終了いたしました。既に受付をされた方には、別途、メールで当日の集合場所・プログラムのご案内をさせて頂きますが、HPに掲載したご案内を以下にそのまま残します。
ーー
工場見学、セミナー、懇親会をセットにした中部支部産学官共同企画の第2弾です。昨年の第1回CHUBU懇話会 は、多数の方に御参加頂き、大変好評でした。今回(第2回)はサッポロビール様の御協力のもと、静岡・焼津市にあるサッポロビール静岡工場において、以下の日時・内容での開催を企画しております。なお、懇話会を満喫できるよう、JR静岡駅や静岡大学静岡キャンパスから会場への往復にはバスを準備しています。多くの学生さん、会員のみなさまの御参加をお待ちしております。
日時: 2013年8月23日(金)14:00~19:00
場所: サッポロビール静岡工場 (静岡県焼津市浜当目708-1)
【工場見学】
14:00-14:35
サッポロビール静岡工場ミニブルワリー見学
※同業他社の方は、ミニブルワリー見学のご参加をご遠慮いただいております。ご理解いただきますようお願いいたします。
【講演会】
14:40-15:10
ホップを醸すから酵母が生み出すホップの香~
…サッポロビール・小杉隆之さん
15:10-15:50
ビヤホールで美味しく飲む裏ワザ
…サッポロビール・端田晶さん
15:50-16:00
静岡プロジェクトと静岡麦酒の開発
…サッポロビール・中村剛さん
16:00-16:30
静岡吟醸が美味しいのは
…REVERSON・河村傳兵衛さん
16:30-17:00
静岡大学ブランド 純米大吟醸「静大育ち」と日本酒の商品開発
…大村屋酒造場・日比野哲さん
【懇親会】
17:00-19:00
(終了後、バスにてJR静岡駅および静岡大学まで)
参加費(税込): 3,000円(予定・懇親会費含む) ※参加費は現地で徴収したします。
申し込み方法: 2013年7月26日(金)までにこちらの申込みフォームよりお申し込み下さい。 (定員に達しましたので新規申し込みの受付を停止しました)。
担当委員: 加藤 竜也(静岡大学)、河原崎 泰昌(静岡県立大学)
⇒印刷用ポスター(1.3MB)はこちら
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学会行事 ,支部活動
Published by 支部:東日本 on 26 4月 2013
2010年5月21日の新聞紙上に「人工生命が誕生か」という見出しが躍り、合成生物学という言葉が注目されたことは記憶に新しい。その後も特定の物質生産のための代謝経路設計は進んでいるが,細胞全体ないしは生命体そのものを設計し、合成生物学的手法で専用ゲノムを構築するには必ずしも至っていない。しかしながら生物工学の視点から考えると、設計から製作という工学的手法はなじむものであり、「ものづくり」の効率を飛躍的に高める可能性を秘めている。そこで本フォーラムでは、本分野の先端研究者、さらに企業における研究開発の最前線に携わる方に、その魅力と課題について講演を御願いし、生物工学における合成生物学の役割と今後の展望について議論したい。
主催:日本生物工学会 東日本支部
日時
2013年7月19日(金)13:30~19:40(懇親会を含む)
場所
東京農工大学小金井キャンパス 140周年記念館(エリプス)
3階会議室(東京都小金井市中2-24-16)
プログラム
13:30-13:40
開会の辞…東田 英毅(旭硝子)
13:40-14:20
微細藻類の代謝改変によるバイオ燃料生産への挑戦
…田中 剛(東京農工大学)
14:20-15:00
最小哺乳類システム構築の試み
…田川 陽一(東京工業大学)
15:00-15:15 休憩
15:15-15:55
植物からつくるプロピレン
…和田 光史(三井化学)
15:55-16:35
再構築型蛋白質合成系と人工細胞
…上田 卓也(東京大学)
16:35-17:15
インフォマティクスを糸口とした合成生物工学の展開
…荒木 通啓(神戸大学)
17:15-17:25 閉会の辞…養王田正文(東京農工大学)
17:40-19:40
懇親会(同建物3階会議室)
参加費
フォーラム: 会員(賛助会員を含む) 1,000円(不課税)、非会員 2,000円(税込)、学生 無料
懇親会: 一般 3,000円(税込)、学生 1,500円(税込)
(参加費は当日、受付にてお支払いください。)
申込先
こちらの申込フォーム に必要事項を記入し、お申し込みください。
または、氏名、所属、会員種別、連絡先、E-mail、TEL、FAXおよび懇親会参加の有無を明記のうえ、下記問い合わせ先までメールまたはFAXでお申し込みください。
※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
事前登録締切
2013年7月10日(水)
問合せ先
【東日本支部事務局】
東京農工大学大学院工学府生命工学専攻 尾高 雅文
E-mail: modaka@cc.tuat.ac.jp
FAX: 042-388-7479
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学会行事
Published by 学会事務局 on 25 4月 2013
預金口座振替制度を利用されている会員様へ 平成25年会費の口座振替は2013年4月23日(火)に実施いたしました。
年会費一覧(1月~12月)
正会員 年額 9,800円 学生会員 年額 5,000円 団体会員 年額 30,000円 賛助会員 年額 1口50,000円(1口以上) 振替結果はメールか郵送にてお知らせいたします。
お知らせが届かない場合は、会員サービス から会員登録情報をご確認ください。
異動届出 メールアドレス、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などに変更があれば、会員サービス から異動届出をして下さい。FAXでも受け付けますので異動届出にご記入のうえ、下記宛にお送りください。
連絡先 〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 4月 2013
盛況のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒当日の様子はこちら
⇒活動報告
日本生物工学会では、以下のように第3回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術等をご講演いただきますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。
日時
2013年7月12日(金)14:00~19:00場所
味の素(株)川崎事業所 51・52会議室
(川崎市川崎区鈴木町1-1)
懇親会: 川崎事業所特別食堂(17:30~19:00) 参加費
講演会: 無料
懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料定員
100名(定員になり次第締め切ります)
申込み締切
2013年6月21日(金)
受付は終了いたしました。講演プログラム 14:00~14:05 開会のあいさつ
…………倉橋 修 (副会長)
14:05~15:05 「腸内細菌研究と商品化」
…………澤田 治司 (公益法人ヤクルトバイオサイエンス研究財団 理事長、
ヤクルト本社ヨーロッパ研究所 社長) ヤクルト中央研究所の腸内細菌研究の歴史、腸内細菌の検出技術の開発、プロバイオティクスと予防医学の実践、表在性膀胱がんの再発抑止効果、乳酸菌シロタ株による大腸癌抑制効果、未熟児へのビフィズス菌ヤクルト株の投与と壊死性腸炎の発症予防、潰瘍性大腸炎に対するビフィ ズス菌ヤクルト株の投与効果、胆道癌術後感染症のシンバイオティクスによる予防効果、救命救急医療現場におけるプロバイオティクスの利用等について商品開発に繋げる開発技術を紹介する。
15:05~16:05 「培養スケールアップの経験談」
…………小林 準次 (エイブル (株) 開発部 技術顧問) スケールアップとは、実験室規模で得られたデータを基に工業的生産規模に移す場合に生ずる種々の問題を検討することである。発酵槽のスケールアップ理論は一般に通気攪拌条件に重きが置かれているが、実生産現場ではその条件は物理的因子の一つにすぎない。長年スケールアップの職務に携わってきた経験を元に抗生物質の生産および動物細胞培養を例に挙げ、座学では学べないその培養スケールアップを経験談として紹介する。
16:05~16:15 休憩
16:15~17:15 「ライフサイエンス系企業における分析技術-おいしさ、そして、いのちへ-」
…………鈴木 榮一郎 (味の素 (株) 上席理事 イノベーション研究所) “おいしさ”に関して、調味料生産に役立つ酵素や調理料用酵素の高機能化研究を紹介した上で、当社の分析技術の生い立ちに関する歴史的説明を行い、次いで“いのち”に関して、分岐鎖アミノ酸製剤LIVACTの効果を立証した酸化型アルブミン研究や米国での他社のヘパリン製剤事件での分析対応を紹介し、最後は、疾患スクリーニングサービスに資するアミノインデックス®や唾液プロテオミクス研究用途等の最先端分析技術を紹介する。
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学会行事
Published by 学会事務局 on 24 4月 2013
生物工学会誌 第91巻 第4号
野村 龍太
公益財団法人実験動物中央研究所(実中研)は60年の歴史を持った民間の公益法人の医学研究所です。医療技術・医薬品の開発には医療の現場のニーズから考えた最善の動物実験システムの開発が必要です。そのために実中研は、最適な動物実験システムを実現するための最良な実験動物作出システムを構築し、世界で他にない最先端の実験動物を開発、さらに実用化することによって最終的に人類の健康に貢献することを目的として活動しています。
創立者の野村達次は、当時の実験動物の低品質が医学研究の成果に影響しては医学の発展がないと考え、恩師安東洪次教授と実中研を設立しました。実中研の歴史の2/3に近い40年はこの再現性のある実験動物作りの技術と供給システム確立に注力しました。その結果、現在の技術が確立され、世界中で使用される実験動物やシステムが生み出されました。
これらの技術を使い、実中研では安全性試験分野での世界標準を作るべく努力しています。我々は、日本のみならず、世界中の行政当局と連携して長い時間をかけて、世界に認められる仕事をしてきました。
たとえば、ポリオの生ワクチンの神経毒力の検定に使われている遺伝子改変Tg-PVR21マウスは、都立臨床研におられた野本明男教授が作られたマウスをポリオ研と実用化を目指し、その後、実中研で大量生産技術が確立されたものです。さらに、このマウス30、000匹を米国FDAに無償で供給して、従来使われていたサルとの比較試験によってその優位性を実証することができ、最終的にWHOのポリオ撲滅世界プログラムの正式検定動物に認定されました。欧州の局方ではこのマウスを使った試験法が収載され、現在では世界の主だったポリオワクチンメーカーへ供給されるようになり、アジア・アフリカを含め世界中の子供たちの命を救うことに貢献できるようになりました。ここに至るまでに25年以上かかりましたが、これこそ実中研の仕事だと考えています。
このほか、新規医薬品開発時に使用される短期がん原性試験用の遺伝子改変マウスTg-rasH2マウスも国立医薬品食品衛生研究所などと開発し、FDAなどの規制当局と60社近い製薬企業が米国の公的機関ILSI・HESIの主導のもと20年以上の検証によって、漸く世界標準になりつつあります。これを使うとがん原性試験を2年から6カ月に短縮でき、世界の医薬品や医療機器を開発する企業に大きく貢献しています。
実中研のもう一つの仕事は、世界最先端の実験動物を生み出し、動物実験システムを構築して、医薬品の開発や新たな医療技術の開発を大学・研究機関・製薬企業などと共同で行うことです。その代表的な動物が超免疫不全マウスのNOGマウスです。この動物を使った研究から新たな抗体医薬やエイズ薬などの薬が開発されていますが、さらにこのNOGマウスを改良したヒトの臓器をマウスの体内に持つ、ヒト化マウスを利用することにより、医薬品の代謝や毒性試験がヒトの環境でできるようになってきました。これにより、動物実験がよりヒトの安全性を見ることができるシステムに近づいたと言えます。
また、実中研では世界で初めての小型霊長類の一つであるコモンマーモセットの遺伝子改変の作出に成功しており、現在は、パーキンソン病やアルツハイマー病の病態モデルを作出すべく尽力中です。
2012年には山中教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞されました。インタビューでは実用化に向けて安全性の証明が何より重要と話しておられましたが、実際に安全性の検証では、いくつものプロジェクトでNOGマウスが使われています。現在では、国立医薬品食品衛生研究所と、世界の標準試験法の確立に向けて共同研究を開始しています。一方で脊髄損傷の治療や心筋を再生させる技術の開発・実用化の研究がマーモセットを使って行われています。このように実中研の最先端実験動物は、iPS細胞を使った技術の実用化やその他の幹細胞を利用した再生医療など、医薬品開発における新たなシステムとして世界中で使われてきています。
実中研は2011年7月に川崎市の殿町地区に移転しました。その後、この地域が国際戦略総合特区に認定され、新たな技術を世界に発信していくライフサイエンス拠点に位置することになりました。世界の人々が殿町に来て研究がしたい、技術を習いたいと思う研究所になっていくことを目指してこれからも頑張っていきたいと思います。
国際戦略総合特区に魂を入れていくことこそ我々の役割だと考えます。
著者紹介 公益財団実験動物中央研究所(理事長)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 4月 2013
⇒生物工学会誌Topへ
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader (無料)が必要となります。ダウンロードはこちら から。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 18 4月 2013
電源設備法定点検により、学会ホームページ、および大会ホームページが以下の期間一時利用できなくなります。
サーバ停止期間: 2013年5月18日(土)13:00~19日(日)10:00 ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中もJournal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
新着情報
Published by 学会事務局 on 18 4月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i .の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年4月17日付で、第35回「リグニンとマイクロ波が開くバイオマス化学」 (268KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
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新着情報
Published by 学会事務局 on 16 4月 2013
第65回日本生物工学会大会(2013)の一般講演(ポスター発表)、およびシンポジウムの要旨登録は、2013年5月7日(火)に受付を開始いたします。
講演要旨登録受付期間: 2013年5月7日(火)~5月28日(火)正午
締切(5月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
一般講演(ポスター発表)の発表者は平成25年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。会員番号がない場合には、システム上、一般講演の要旨登録はできません。本会未入会の方は、事前に必ず入会手続きをお願いします。入会手続きには約1週間ほどかかります
シンポジウムの発表者はオーガナイザーの指示に従って要旨登録、および参加登録を行って下さい。
⇒詳しくは第65回日本生物工学会大会ホームページ(https://www.sbj.or.jp/2013/ )をご覧下さい。
新着情報
Published by 支部:中部 on 02 4月 2013
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第3号(2013年4月号)を掲載しました。
⇒ 日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第3号) (2.39 MB)
中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。
他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。
中部支部 BBChubu編集担当
本多 裕之
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新着情報
Published by 支部:関西 on 28 3月 2013
関西支部主催行事 第103回醗酵学懇話会
⇒開催報告 日時 2013年8月30日(金)13:30~18:00 場所 アサヒビール株式会社 吹田工場 (〒564-0071 吹田市西の庄 1-45)
第104回醗酵学懇話会
⇒開催報告 日時 2014年2月13日(木)13:30~18:00 場所 辰馬本家酒造株式会社(〒662-8510 兵庫県西宮市建石町2番10号)
これまでの活動
⇒関西支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 25 3月 2013
巻頭言“随縁随意” 生物工学奨励賞(照井賞) 生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア 生物材料インデックス Branch Spirit Fuji Sankei Business i …( 166 )
Germination 談話室 解説 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …( 174 )
バイオインフォメーション…( 175 ) 本部だより…( 177 ) 支部だより…( 184 ) 事務局より…( 185 ) ⇒生物工学会誌Topへ
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader (無料)が必要となります。ダウンロードはこちら から。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 3月 2013
生物工学会誌 第91巻 第3号
五十嵐 泰夫
日本生物工学会は創立90周年を迎え、昨年10月末には、記念式典・祝賀会に続き、記念大会が神戸において開催された。また、この行事の一環として、グリーンバイオテクノロジー関係の国際会議も開催され、さらに韓国の関連学会KSBBとの交流など、国際色豊かな記念大会となった。大阪大学の国際交流センターの活動と協働したアジアでの活発な活動が、生物工学会を特徴づけるものであることはいまさら言うまでもない。このような国際的な展開、特にアジア諸国との連携が、閉塞感漂うわが国の今後の歩むべき方向であることを強く感じた。この点で日本生物工学会は、日本の中で一歩も二歩も先をいっているということであろう。
わが国に色濃く漂う閉塞感、そしてそれを何とか打破して新たな時代を築かねければならないという焦燥感・危機感の中、私はこの3月末で大学を去ることになっている。以下の私の文章は、記念大会で歴代会長のことばとしてポスター掲示、および2号に掲載されたものと一部重複するが、定年を迎える研究者からの若い研究者へのエールの意味も込めて、敢えてまたここに書かせていただきたい。
現在、日本は老齢化社会を迎えている。私たち団塊の世代が年取ってなお元気でいれば、上をふさがれた若い人たちの閉塞感は益々深まるだろう。すでに時限雇用の博士研究員の数はバイオ分野だけで6000人程度に達しているといわれている。この数字は、パーマネントジョブについている団塊の世代が定年を迎えたとしても、とてもさばききれる人数ではない。企業の海外進出の必要性が叫ばれて久しいが、研究者もいよいよ海外、特にアジア地域へ本格的に進出することを本気で考えるときが来ているのではないだろうか。
しかしここでひとつ考えなければならないことがある。それは私がアジア諸国と関わりを持ち始めた30年前と今とでは、状況が大きく変わっているということである。アジア諸国は、現在、経済的にも学術的にも大きく発展・進歩している。以前のように「行ってやる、教えてやる」などという態度は、これからは通じにくくなる。すでに早くに経済的発展を始めたいくつかの国では、自前の科学研究費で独自に物事を進めようとする傾向が強まっている。もともと文化には優劣はない。あるのは違いだけである。基本的には対等の立場で接し、その中でどのようにイニシアチブやリーダーシップをとっていくか、このことが今後の大きな課題になると考える。
そのためには、何が必要であろうか。特に若い人たちに望みたいのは、自らの発想で自らの研究の道を切り開いていこうという気概である。もちろん自ら行なうことのできる研究には枠というか可能な範囲がある。どんなことでもやろうと思えばトライできるなどという境遇にある研究者はまずいないだろう。しかし、たとえグループの中で研究全体の一部を担当していようとも、自分自身の研究をしているという自覚を持って課題に立ち向かっていって欲しい。与えられた枠の中でいかに自分のオリジナリティ、個性を発揮するか、このことを若いうちから常に考えていて欲しいと思う。
たとえ、年を重ね、経験を重ねても、自分の自由な発想が持てないことは、研究者として不幸なことと考える。研究者にとって、常に自分の立ち位置、自分の存在意義をしっかりと認識していることが大切だと思う。そのアイデンティティを持つことによって初めて、閉塞感を打破し、研究者として多難な時代を生き抜く力を得ることができると信じている。オリジナリティやリーダーシップもそのような気概の中から生じてくるものだと思う。
ここに書いたことは、未完のまま終わろうとしている私の「集団微生物学・微生物社会学」から得たひとつの教訓でもあります。若い研究者の皆さんの奮闘を望むとともに、皆さんに明るく楽しい未来が待っていることを、心よりお祈りいたします。
著者紹介 東京大学農学生命科学研究科(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 3月 2013
日本生物工学会では、 定款に基づき、代議員選挙(2013年2月4日~2月15日)を実施いたしました。当選者をを下記のとおり告示いたします。
なお、任期は、次の代議員選挙(2015年3月予定)終了の時までです。
⇒ 当選者一覧はこちら (222KB)
♦ 関連記事:
【正会員の方へ】代議員選挙について
https://www.sbj.or.jp/news/news_election_20121217.html
新着情報
Published by 学会事務局 on 21 3月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i .の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年3月20日付で、第34回「植物細胞の蓄積能力を向上」 (200KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
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新着情報
Published by 学会事務局 on 20 3月 2013
第63回日本生物工学会大会 (2011年9月26日~28日、東京農工大学にて開催)では、本部企画として以下のシンポジウムとワークショップを開催しました。
酒類の食味成分研究の新展開〈シンポジウム〉
オーガナイザー:下飯 仁 (酒総研)、坂口 正明 (サントリー)、秦 洋二 (月桂冠)
酒類においての香味は、その品質や特徴を決定する最も重要な要因である。昨年の本大会シンポジウムにおいては、まず酒類の「香り」に着目し、清酒、焼酎、ワイン、ビールなどの様々な酒類の香気成分研究の最新の研究成果を紹介していただいた。本年は酒類の「食味」をテーマとし、味覚と嗜好に関する基調講演や各酒類の最新の研究事例を発表していただき、酒類における食味の役割や今後の食味研究の発展について議論する。また昨年と同様各講演には、最先端の研究成果だけでなく、これまでの各酒類の食味研究の概論も加えて発表していただくこととし、分野外の研究者にとってもわかりやすい講演内容としたい。⇒プログラム
大規模ゲノム情報の生物工学へのインパクト〈シンポジウム〉
オーガナイザー:町田 雅之 (産総研)、稲垣 賢二 (岡山大)
次世代シークエンサーに代表されるように、ゲノム情報の生産と利用は新たな転機を迎えている。生物情報の爆発は単なる塩基配列に留まらず、発現、タンパク質、化合物など、あらゆる生物情報に及び、これらの情報の利用は、研究開発効率の大幅な向上をもたらすと同時に、有効に利用できないことは競争力の失墜を意味する。生物情報の効果的な利用には、ドライ(情報処理)とウェット(生物解析)の有機的な連携が必須であるが、有効に機能しているところは現在でも限られている。本シンポジウムでは、最も効果的な利用が期待できる発酵産業、化学産業などのバイテク産業に焦点を当て、これまでの成功例のポイントと今後の展開について議論したい。⇒プログラム
シーズ発表会〈ワークショップ〉
オーガナイザー:日野 資弘 (アステラス製薬)、松井 和彦 (味の素)、 奥村 康 (鳥居薬品)
産官学それぞれの研究機関が保有している産業上未利用の技術シーズを公開していただき、その活用を図ることを目的としたものである。大学、公的研究機関をはじめベンチャー企業、民間企業の技術シーズが公開されオープンイノベーションが促進されるきっかけになることを期待している。 ワークショップとして開催する理由は、発表者はもちろん参加者も積極的に質疑応答に加わり紹介された技術シーズを様々な視点で捉え理解を深めその活用を促進することである。従って、質疑応答・意見交換の時間が多く取れるようにしたい。対象とするシーズは、昨年に引き続き本学会の基本である物質生産及びその周辺技術とした。具体的には、宿主/ベクター系、培養法、培地、精製法、装置、分析・解析技術、機器などである。⇒プログラム
培養工学におけるモニタリング・解析技術の進歩〈ワークショップ〉
オーガナイザー:石川 陽一 (エイブル)、奥村 毅 (島津製作所)
松井 和彦 (味の素)、 飯島 信司 (名大)
物づくりの生物的プロセスにおいて、計測や制御の重要性は言うまでもない。特に生産性の安定化・向上のみでなく品質管理という面でもその重要性が指摘されている。本ワークショップでは醗酵、動物細胞培養などにおける計測制御の新展開と将来の展望について討論する。⇒プログラム
⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら
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産学連携活動
Published by 若手会 on 18 3月 2013
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は、応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学、細胞工学などの生物工学に関連する各分野に属する全国の若手教員、研究者、学生の相互交流を目的とした団体です。
2013年度の若手会夏のセミナーを本格焼酎王国九州は宮崎にて行う運びとなりました。開催地域の特色を生かした本格焼酎に関する講演会、先端研究に関する講演会・ポスターセッション(優秀発表者にはポスター賞あり)、交流会などのイベントを通じ、活発な討論の場を提供したいと考えております。教育機関、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様のご参加をお待ちしております。
♦ 講演予定
<1日目>
【企画講演】
本格焼酎に関する講演会(5題)
…本格焼酎製造企業の若手社員による実用研究発表
【一般講演】
ポスターセッション…若手研究者による先端研究発表
<2日目>
【特別講演】
沿岸堆積物における硫化水素の動態とmagnetite
…………………(産業技術総合研究所)左山 幹雄 先生
生物工学と私
…………………(名古屋大学)飯島 信司 先生
アセトン・ブタノール発酵の温故知新
…………………(佐賀大学)小林 元太 先生
博士号取得者が社会で価値を創り出すための方法論の開発
…………………(タイテック株式会社)富田 悟志 先生
♦ エクスカーション(オプション、別料金)
【本格焼酎蔵見学(醸造現場の歩みと本格焼酎の魅力に迫る)】
13:00~フェニックスリゾート発(貸切りバス)
京屋酒造、他の酒蔵見学、鵜戸神社、日南海岸など
18:30 ホテルメリージュ 着 (宮崎県宮崎市橘通東3丁目1-11)
19:00 講演会
生物工学をEnjoyするための??の方法
………………… (九州大学)園元 謙二 先生
19:30 懇親会
21:30 終了 (宿泊:ホテルメリージュ)
♦ 申込方法
氏名、性別、一般・学生の別、ポスター発表希望の有無、エクスカーション参加希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、申込みフォームよりお申し込みください。
♦ 参加費(税込) 当日受付でお支払いください。
一般 15,000円 (*参加費 7,000円、宿泊費 5,000円、食費 3,000円、税込)
学生 6,000円 (*参加費 無料、宿泊費 5,000円、食費 1,000円、税込)
*参加費: 要旨集代を含む
エクスカーション参加費は含まれておりませんのでご注意下さい。
〈エクスカーション参加費〉
一般・学生 10,000円 (宿泊費 5,000円、食費 4,500円(懇親会+朝食)、バス500円、税込)
♦ 定員
セミナー:120名(定員になり次第締め切らせていただきます)
エクスカーション:40名(バス貸し切りのため40名まで。定員になり次第締め切らせていただきます)なお、途中の講演会からの参加でしたら、事前登録があれば40名を超えても受け付けます。
♦ 申込先・問合せ先
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門 後藤 正利
E-mail: m_goto@agr.kyushu-u.ac.jp TEL: 092-642-3959
♦ 事務局実行委員
榊原 陽一(宮崎大学)、廣瀬 遵(宮崎大学)、井上 謙吾(宮崎大学)、黒木 勝久(宮崎大学)
善藤 威史(九州大学)、田代 幸寛(九州大学)、二神 泰基(九州大学)、河邉 佳典(九州大学)
後藤 正利(九州大学)
主催: 生物工学若手研究者の集い
後援: 公益社団法人日本生物工学会、日本生物工学会九州支部、九州本格焼酎協議会、宮崎県酒造組合
►生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 15 3月 2013
第65回日本生物工学会大会(2013)のホームページを開設しました。当サイトでは、2013年9月18日(水)から20日(金)に、広島国際会議場で開催される年次大会に関する情報を発信していきます。
講演要旨登録と大会参加申込のウェブ受付は、2013年5月7日(火)より開始いたします。
本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
公益社団法人日本生物工学会
第65回年次大会(2013)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2013/
新着情報
Published by 学会事務局 on 12 3月 2013
2013年3月8日(金)にサントリー山崎蒸溜所にて第2回生物工学産学技術研究会 が開催されました。
昨年7月の第1回に引き続き、今回の産学技術研究会も多数の参加者を得て盛会のうちに終了しました。
第3回産学技術研究会は、2013年7月12日(金)に味の素(株)川崎事業所で開催予定です。
次回も各界で活躍する講師陣を迎えて開催いたしますので是非ご参加下さい。
柳副会長の挨拶
講演を熱心に聞き入る参加者
伝統を継承しつつ新技術への挑戦を続ける研究者
工場見学
活発な産学交流が行われた懇親会
【関連記事】
新着情報 ,産学連携活動
Published by 若手会 on 08 3月 2013
若手会夏のセミナー2025の詳細が決まりました!後日参加登録を開始します。 また、協賛企業を募集しております! 【日時】2025年7月5日(土)~6日(日)
【場所】Alba HOTEL & Glamping(〒819-0165福岡県福岡市西区今津4787-10)
⇒詳しくはこちら ようこそ、生物工学若手研究者の集い(生物工学若手会)へ!! 「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学等の生物工学に関連する全国の若手教官、研究者、学生の「相互交流」を目的とした団体です。
若手会の活動には、生物工学に興味のある方はどなたでも参加できます。
⇒若手会印刷用ポスター
オンラインセミナー 夏のセミナー開催報告 年次大会期間中のイベント
活動紹介(生物工学会誌『Germination』掲載記事)
| 脂質未来開拓研究部会 | 植物バイオものづくり研究部会 | バイオDX研究部会 | 炭素資源循環研究部会 | 代謝工学研究部会 | スローフード共生発酵工学研究部会 | メタボロミクス研究部会 | ナノバイオテクノロジー研究部会 | 未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会 | 生物資源を活用した地域創生研究部会 | 次世代アニマルセルインダストリー研究部会 | バイオ計測サイエンス研究部会 | 培養技術研究部会 | 自然共生に学ぶ生物工学研究部会 | 生物工学若手研究者の集い(若手会) |
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 05 3月 2013
日本生物工学会第18回生物工学懇話会のプログラム詳細が決まりました。今回の懇話会では、2012年度斎藤賞・飛翔賞を受賞者によるパネルディスカッションを通して50年後の生物工学について考えます。また、幕末の会津と薩摩出身者の人間関係とその背景にあった酒文化を探る興味深い講演もありますので是非ご参加ください。
日時
2013年5月24日(金)14時30分~17時30分
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 801・802号室
参加費
無料
プログラム
(司会:大政 健史)
14:30~14:40
開会の挨拶………………原島 俊
14:40~15:30
「生物工学と私の夢について」 ……大河内 美奈 (名古屋大学大学院・准教授)
学生時代よりバイオセンサや微生物の電気化学的制御に関する研究を行い、現在は医用デバイスの開発に関する研究を進めている。最先端・次世代研究開発支援プログラムでは、患者数が近年増加している食物アレルギーに注目し、抗原タンパク質のアミノ酸配列を配置したペプチドアレイを作製することにより抗体エピトープに関する詳細な解析を行い、病態モニタリングシステムの開発を進めている。生物工学を基礎として問題発見解決型の研究を進め、環境や医療分野におけるバイオセンシング技術の研究開発に貢献したい。
(座長:貝沼 章子)
15:30~16:20
「パネルディスカッション:若手学生を交えて50年後の生物工学について」
<飛翔賞受賞者>
佐藤 康史 (北海道大学大学院)
佐々木 寛人 (名古屋大学大学院)
仲嶋 翼( 大阪大学大学院)
小寺 星 (広島大学大学院)
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として、博士課程に進学する21世紀を担う優れた研究業績を挙げることを期待されている若手学生会員に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を授与している。本講演では、記念すべき第一回の受賞者4名に、50年後の生物工学について、それぞれの未来の夢や期待する事柄を語って頂き、さらに学会執行部と受賞者 を交えて生物工学の今後の50年の発展や人類社会への貢献について討議する。(座長:大政 健史)
16:20~16:35 休 憩
16:35~17:25
「幕末の薩摩と会津~酒文化の比較」 … 原口 泉 (志學館大学人間関係学部・教授)
会津と薩摩は日本酒と焼酎の名産地である。歴史的に両地は戊辰戦争と薩英戦争で激しく戦った。今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は東北支援もあって好評の内に始まった。主人公の新島八重とその兄山本覚馬と薩摩とは意外な関係がある。覚馬は江戸で修業中、薩摩藩主島津斉彬のもとに居候していた坪井芳洲の医学塾日習堂で学んでいる。芳洲は斉彬の侍医となり鹿児島で斉彬を看取った医者である。また覚馬は禁門の変では薩摩の家老小松帯刀と共に朝廷を守った旧知の間柄。薩長同盟後、形勢逆転、鳥羽伏見の戦いで捕虜となった覚馬は薩摩藩邸で手厚く遇された。そして覚馬は京都府の顧問に取り立てられ、八重と母、姪も京都に移住した。
八重は京都で新島襄と出会い結婚、同志社英学校も開校した。覚馬は京都を近代化した功労者であるが、琵琶湖疏水を完成させ京都の近代化を成就したのは、西郷隆盛の長男菊次郎。菊次郎は第2代の京都市長であった。また鹿鳴館の花と言われた大山捨松は会津鶴ヶ城砲撃を指揮した薩摩の大山巌の後妻である。捨松の兄は会津藩家老、次兄健次郎は白虎隊士(若すぎて外された。のち東大と京大の総長)。八重の6歳下の幼馴染、日向ユキは維新後北海道でもと薩摩藩士内藤兼備の妻となった。このような両者の縁が生まれたのは何故なのか?考えてみたい。
(座長:坂口 正明)
17:25~17:30
閉会の挨拶………………水光 正仁
♦ 関連記事: 【本部】 2013(平成25)年度総会および関連行事のお知らせ(2013/5/24)
学会行事 ,新着情報
Published by 学会事務局 on 28 2月 2013
巻頭言“随縁随意” 生物工学賞 生物工学技術賞 論文賞 創立90周年記念特別企画―歴代会長からのメッセージ― 生物工学基礎講座―バイオよもやま話― バイオミディア 生物材料インデックス Branch Spirit Fuji Sankei Business i …( 115 ) Germination 談話室 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …( 119 )バイオインフォメーション …( 120 ) 本部だより …( 121 ) 支部だより ……( 122 ) ⇒生物工学会誌Topへ
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 28 2月 2013
生物工学会誌 第91巻 第2号
塚本 芳昭
近年、組織の外部で生み出された知識を社内の経営資源と戦略的に組み合わせる、もしくは社内で活用されていない経営資源を外部で活用することによりイノベーションを引き起こす、いわゆるオープン・イノベーションに注目が集まっている。製薬をはじめとするライフイノベーションの分野では、大学やバイオベンチャー由来の新薬が増えており、大手製薬企業を中心に自社の求める技術領域などを対外的に公表し、アカデミア、バイオベンチャー、他の製薬企業などからの技術導入、共同研究の形成などを活発に行うようになってきている。バイオマスから燃料・化学品などの生産を目指すグリーンイノベーションの分野でも、最近はバイオベンチャーと大手化学企業、大手化学企業同士の提携により、その実用化を早める動きが活発化しつつある。
なぜ今オープン・イノベーションが注目されるのか? 従来、日本の多くの企業の研究開発は、初期の段階から自社で取組み実用化を目指すという自前主義が多かったように思われる。一方、今日のバイオ関係企業のおかれた環境は、関連のサイエンスの進展のスピードが速く、また実用化に至るまでの投資資金の増大により事業リスクが拡大しており、企業単独の努力のみでは世界との競争に勝てないという現実がある。加えて社内で実用化されずお蔵入りしている技術を他社に移転すれば時には収益に寄与することも考えられないわけではなく、こうした動きは財務面からも高まっていくものと思われる。
一般財団法人バイオインダストリー協会は日本製薬工業協会などバイオ関係団体とともに、毎年10月にBioJapanと称するイベントを開催している。同イベントは1986年から開催されているもので、初期はバイオテクノロジーの普及啓発に重点がおかれていたが、近年はビジネス創造にイベントの重点をシフトしてきている。特に昨年は世界水準のビジネスマッチングソフトを開発・導入したこともあり、アジア最大のビジネスマッチングの場に変貌した。対象領域は製薬、診断、医療機器、バイオフューエル・リファイナリー、機能性食品、植物工場などバイオの出口全般にわたる。技術移転・導入、共同研究、事業提携などを真剣に求めるバイオベンチャー、アカデミア、大手・中堅企業群が参加し、3日間の期間中に3400件のビジネスミーティングが行われた。その後多くの成果事例が出つつあり、オープン・イノベーションを実現する場となったわけである。
仕事柄欧米の国々の方々と面談する機会が多いが、近年特に懸念していることは欧米からの調査団が中国、インド、韓国などを訪問するものの日本を素通りするケースが多いということである。市場の発展のスピードを考えるとやむを得ないとも思うが、イノベーションを引き起こすパートナーとしてはアジアでは日本がアカデミア、企業ともに群を抜いているはずである。ただし、これらアジアの国々のバイオ関連産業の育成に注ぐ熱意と資金は並はずれたものがあるうえ、欧米での留学経験者などの帰国により、日本が優位性を保持するには相当の努力が必要であろう。我々バイオ産業界としては、アジアでイノベーションのパートナーを探すには日本に行かないと見つけられないと世界の人々に再認識されるようにBioJapanの活動をさらに本格化させ、我が国バイオ産業の本格的発展に結びつけることを考えている。日本生物工学会所属のアカデミア、企業の方々には本年10月に横浜で開催予定BioJapan2013に是非ご参加いただき、ともに日本のバイオ産業の発展と雇用の創出に向けて活動いただければ幸いである。
著者紹介 一般財団法人バイオインダストリー協会(専務理事)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 22 2月 2013
微生物共生活用醗酵研究部会の趣旨に沿う文献のうち、Pubmedなどの公的データベースで検索しにくいものを集めました。伝統発酵微生物の研究を行う方にご活用いただければと思います。
雑誌 タイトル 著者 文献情報
日本醸造学会誌: 旧式焼酎醸造の微生物学的研究(3)仕込過程中の微生物相変遷―生白糠麹・生白糠 …玉岡 寿・田辺 幾之助・大林 晃・松村 悦男・小林 武一 1971年9号 66 893~896
日本醸造学会誌: 旧式焼酎醸造の微生物学的研究(1)仕込過程中の微生物相変遷―米麹・甘藷…玉岡 寿・田辺 幾之助・大林 晃・松村 悦男・小林 武一 1971年8号 66 810~815
日本醸造学会誌: 旧式焼酎醸造の微生物学的研究(2)仕込過程中の微生物相変遷―米麹・生白糠…玉岡 寿・田辺 幾之助・大林 晃・松村 悦男・小林 武一 1971年8号 66 816~818
日本醸造学会誌: 中国曲中の微生物について…柳田 藤治 1990年2号 85 82~89
日本醸造学会誌: 中国曲の微生物菌数と分離カビの酵素活性及び同定試験…小泉 幸道・舘 博・村 清司・岡田 早苗・新村 洋一・柳田 藤治 1989年5号 84 341~344
日本醸造学会誌: 中国曲から分離した酵母と乳酸菌の同定…村 清司・岡田 早苗・小泉 幸道・舘 博・新村 洋一・柳田 藤治 1989年5号 84 345~348
日本醸造学会誌: 東南アジアの発酵飲食品 …緒方 浩一・和泉 好計 1973年8号 68 589~594
日本醸造学会誌: 日本民族と醸造食品…坂口 謹一郎・桜井 芳人・菅間 誠之助・鈴木 明治・暉峻 康隆・中野 政弘・外池 良三 1973年1号 68 10~16
日本醸造学会誌: 日本民族と醸造食品余話…坂口 謹一郎・菅間 誠之助・進士 慶幹・神保 五彌・桜井 清彦・今枝 愛真・外池 良三 1973年12号 68 877~881
技報堂出版: 食品微生物学ハンドブック…宮尾茂雄1995
日本醸造学会誌: 泡盛もろみ中の乳酸菌…百瀬 洋夫・内山 奈々・藤倉 寛子 1997年6号 92 452~457
日本醸造学会誌: 生もと系酒母より分離した桿状乳酸菌…百瀬 洋夫・藤倉 寛子 1996年11号 91 834~837
日本醸造学会誌: 生もと系酒母より分離した球状乳酸菌…百瀬 洋夫・鎌尾 敦子 1993年1号 88 76~80
醗酵工学会誌: 生もと中の乳酸菌に由来するテイコ酸のα化米溶解促進作用機作 : 生もと中の乳酸菌の清酒醸造に及ぼす影響(第2報)…溝口 晴彦 , 鶴本 真人 , 古川 彰久 , 川崎 恒 69(4), 219-224, 1991-07-25
The Journal of General and Applied Microbiology: 1956 Hiochic acid, a new growth factor for Lactobacillus homohiochi and Lactobacillus heterohiochi …Tamura G., 1956, 2, 431-434
Applied and Environmental Microbiology: Production of Mevalonic Acid by Fermentation” …Gakuzo Tamura, Kunio Ando, Kenjiro Kodama and Kei Arima, 1968 July; 16(7): 965-972
Nederlandsch Melk- en Zuiveltijdschrift: Yoghurt. 1. Symbiosis and antibiosis in mixed cultures of Lactobacillus bulgaricus and Streptococcus thermophilus …PETTE, J. W.; LOLKEMA, H.,1950 Vol. 4 pp. 197-208
J. Neth. Milk Dairy J: Symbiosis in yoghurt. I. Stimulation of Lactobacillus bulgaricus by a factor produced by Streptococcus thermophilus …Galesloot, THE, 22, 50, 1968
日本醸造学会誌: 清酒・焼酎醸造における難培養・複合系微生物…北垣 浩志・山崎 眞狩・北本 勝ひこ2004年11号 99 767~772
CMC出版: 醸造にかかわる難培養・複合系微生物 …北垣 浩志・北本 勝ひこ
日本農芸化学会誌: 酒母より分離せる乳酸菌の研究 …片桐 英郎1934
日本農芸化学会誌: 酵母の凝集形成に関する研究 …工藤四郎1952
日本農芸化学会誌: 火落菌の新生育因子Hiochic Acidに関する研究 …田村 学造1958,32,701-706
化学と生物: 清酒泡なし酵母 … 布川弥太郎1973
日本醸造学会誌: もと中に於ける清酒酵母の発育と乳酸菌又は乳酸との関係…江田 鎌治郎1908年5号,3,32-39
日本醸造学会誌: 日本酒製造上乳酸菌又は乳酸応用の価値…江田 鎌治郎1909年6号,4,20-27
日本醸造学会誌: 乳酸の製造に就て(乳酸菌)…田所 哲太郎1913年3号8 48~62
日本醸造学会誌: 乳酸菌に関する2~3の調査(酸・フーゼル油)…善田 猶蔵1913年5号8 1~9
日本醸造学会誌: 乳酸菌の培養基と其の生命…高橋 偵造1916年3号11 1~3
日本醸造学会誌: 火落性乳酸菌に就て…高橋 偵造1922年1号17 16~19
日本醸造学会誌: 醤油醸造に粉末酵母及び乳酸菌類の応用(上)…松本 憲次1924年8号19 15~18
日本醸造学会誌: 醤油醸造に粉末酵母及び乳酸菌類の応用(下)…松本 憲次1924年9号19 23~25
日本醸造学会誌: 醤油の醸造に乳酸菌の使用法…木下 浅吉1925年8号20 23~24
日本醸造学会誌: 乳酸菌応用酒母製造方法に関する研究(1)…金井 春吉・有松 嘉一・飯田 茂次・水野 仁三郎1932年4号27 23~25
日本醸造学会誌: 乳酸菌応用酒母製造方法に関する研究(2)…金井 春吉・有松 嘉一・飯田 茂次・水野 仁三郎1932年4号27 26~32
日本醸造学会誌: 乳酸菌応用酒母製造方法に関する研究(3)…金井 春吉・有松 嘉一・飯田 茂次・水野 仁三郎1932年5号27 18~24
日本醸造学会誌: 乳酸菌応用酒母製造方法に関する研究(4)…金井 春吉・有松 嘉一・飯田 茂次・水野 仁三郎1932年7号27 10~19
日本醸造学会誌: 沢庵漬糠中に於ける乳酸菌 …宮路 憲二・都築 三男1934年3号29 29~35
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究 …久富 鉄也・阿久津 富郎・外池 良三・百瀬 洋夫1963年7号58 647~653
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究(3)多酸もろみより分離した乳酸菌(1) …久富 鉄也・阿久津 富郎・外池 良三・百瀬 洋夫1963年7号58 647~653
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究(4)多酸もろみより分離した乳酸菌(2) …外池 良三・百瀬 洋夫・椎木 敏・前川 李義1963年9号58 904~908
日本醸造学会誌: みその乳酸菌について …伊藤 寛1963年12号58 1159~1163
日本醸造学会誌: 多酸醪より分離した一乳酸菌の生態 …芦沢 長1964年5号59 437~441
日本醸造学会誌: 麹に付着している乳酸菌計数のための選択培地 …百瀬 洋夫 ・外池 良三1964年4号59 368~369
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究(6)酒母中の乳酸菌の動向 …久富 鉄也・百瀬 洋夫・前川 季義・外池 良三1964年11号59 1006~1009
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究(5)多酸もろみより分離した乳酸菌(3) …外池 良三・百瀬 洋夫・久富 鉄也1964年2号59 165~169
日本醸造学会誌: 山廃酒母に於ける微生物学的研究(8)酵母・乳酸菌・硝酸還元菌の混合培養と亜硝酸の作用 …芦沢 長・斉藤 孔男1965年1号60 69~72
日本醸造学会誌: 清酒もろみの腐造に関する研究(7)もろみ中の乳酸菌の動向 …小林 信也・小泉 隆司・百瀬 洋夫・外池 良三1965年6号60 539~542
日本醸造学会誌: 山廃酒母に於ける微生物学的研究(10)球状乳酸菌と桿状乳酸菌 …芦沢 長・斉藤 孔男・林 光二1965年10号60 900~903
The Journal of General and Applied Microbiology: STUDIES ON THE AGGREGATION OF YEAST CAUSED BY LACTOBACILLI …百瀬 洋夫・外池 良三1969, 15 19-26
The Journal of General and Applied Microbiology: HIOCHIC ACID, A NEW GROWTH FACTOR FOR LACTOBACILLUS HOMOHIOCHI AND LACTOBACILLUS HETEROHIOCHI …田村 學造1956
The Journal of General and Applied Microbiology: STUDIES ON THE AGGREGATION OF YEAST CAUSED BY LACTOBACILLI …百瀬 洋夫1969
醗酵工学会誌: 酵母を中心とする清酒醸造の微生物管理 …秋山 裕一1978
日本醸造学会誌: 第17回醸造に関するシンポジウム 醤油諸味中の微生物間の相互作用・主として醤油酵母の乳酸菌に及ぼす影響について …門脇 清 1985年10号80, 707~709
日本醸造学会誌: 中国曲の微生物相と酵素活性 …横山 直行・田中 一良・杜 連洋・荒巻 功・木崎 康造・小林 信也・岡崎 直人 1994年1号89, 72~76
日本醸造学会誌: 紅麹(紅曲)と味噌・醤油などへの利用 …伊藤 寛 1994年12号89, 948~953
日本醸造学会誌: 中国曲から分離したAbsidia属糸状菌の増殖及び醸造特性 …木崎 康造・山田 健一郎・瀧田 正美・荒巻 功・杜 連祥・岡崎 直人 1995年2号90, 143~150
日本醸造学会誌: 中国浙江省龍游県産“烏衣紅曲”の黒麹菌の諸性質 …和久 豊・村井 聰一郎・鄭 建昌・菅間 誠之助 1996年4号91, 290~292
日本醸造学会誌: 中国麦曲の南伝 …劉 少平・張 栄烈 1997年1号92, 57~58
日本醸造学会誌: ケフィール粒と乳酸菌叢 …辯野 義己 1998年3号93, 176~183
日本醸造学会誌: 古式泡盛製造時のシー汁中の微生物相と酵素活性 …角田 潔和・金内 誠・熱田 和史・進藤 斎・吉沢 淑・小泉 武夫 1998年11号93, 897~904
日本醸造学会誌: 青ヶ島の芋焼酎製造用粉状麹の製麹特性と糸状菌相(粉状麹に関する研究<第1報>) …岡田 俊樹・前田 安彦・角田 潔和・鈴木 昌治・小泉 武夫 1999年2号94, 150~157
日本醸造学会誌: 古式泡盛製法シー汁浸漬液中から分離したα―アミラーゼ生産菌の同定とα―アミラーゼの精製および諸性質 …熱田 和史・大城 勤・塚田 太一郎・森 哲也・角田 潔和・小泉 武夫 2005年2号100, 127~134
日本醸造学会誌: 中国餅麹(曲)由来の黒色系糸状菌の分離・同定と特性の解析 …野崎直樹・谷村 健・吉村俊祐・荻窪哲也・甲斐孝憲・林 幸男・水光正仁・小川喜八郎 2009年5号104, 377~386 ⇒微生物共生活用醗酵研究部会Topへ
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 20 2月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i. の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年2月20日付で、第33回「DNAでマイクロRNAを阻害する」 (265KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 15 2月 2013
日本生物工学会の代議員選挙は、本日投票受付を終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
関連記事:【正会員の方へ】代議員選挙について
https://www.sbj.or.jp/news/news_election_20121217.html
新着情報
Published by 学会事務局 on 04 2月 2013
日本生物工学会では、代議員選挙の電子投票を2013年2月4日(月)10:00~15日(金)17:00まで受付けております。(終了しました) 以下の手順に従って投票をお願いいたします。
メールアドレスを登録済みの正会員の方には、1月28日(月)配信の学会ニュースにて、会員番号およびパスワードをお知らせいたしました。メールが届いていない方は事務局(info@sbj.or.jp )までお問い合わせ下さい。
投票の方法
代議員選挙は、電子投票システムにより行います。会員番号とパスワードでログイン後、投票画面へ進んでください。パスワードをお忘れの場合は、事務局までお問い合わせください。
選挙人は2013年1月1日時点で2012年会費納入済みの本会正会員に限ります。
⇒ 電子投票システムによる投票の手順
電子投票システムの注意点 【投票】ボタンをクリックした後、変更できませんのでご注意ください。
投票画面にアクセスできるのは1回だけです。ただし、内容の確認は可能です。
新着情報
Published by 学会事務局 on 28 1月 2013
学会について
Published by 学会事務局 on 28 1月 2013
日本生物工学会の2013年(平成25年)度総会、その後の諸行事を下記のとおり開催いたします。
会員各位多数ご出席下さいますようご案内します。⇒総会・生物工学懇話会案内 (243KB)
2013年(平成25年)度総会
日時
2013年5月24日(金)13:00~14:20
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 801~802号室
豊中市新千里東町1-4-2 TEL. 06-6873-2010
→アクセス
次第
会長挨拶
会務報告
監査報告
議事
審議事項
(1) 2012(平成24)年度事業報告(案)の件
(2) 2012(平成24)年度決算(案)の件
(3) 2011年度監査報告(案)の件
(4) 役員選任に関する件
報告事項
(1) 2013(平成25)年度事業計画
(2) 2013(平成25)年度予算
その他
2013年度第2回理事会(新理事・監事)
日時: 2013(平成25)年5月24日(金)14:30 ~15:30
場所: 千里ライフサイエンスセンタービル 603~604号室
** 終了後に生物工学懇話会に合流 **
第18回生物工学懇話会
日時
2013年5月24日(金)14:30~17:30
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 801-802号室
参加費
無料
内容
(司会 大政 健史 )
14:35~14:40 開会の挨拶 原島 俊
14:45~15:30 (座長:貝沼 章子 )
講演1 「生物工学と私の夢について」
…大河内 美奈 (名古屋大学大学院・准教授)
15:30~16:15 (座長:大政 健史 )
講演2 「パネルディスカッション:
若手学生を交えて50年後の生物工学について」
<飛翔賞受賞者>
佐藤 康史 (北海道大学大学院)
佐々木寛人 (名古屋大学大学院)
仲嶋 翼 (大阪大学大学院)
小寺 星 (広島大学大学院)
16:20~16:35 休憩
16:35~17:25 (座長:坂口 正明 )
講演3 「幕末の薩摩と会津~酒文化の比較」
…原口 泉 (志學館大学人間関係学部・教授)
⇒詳しくはこちら
問合せ先
公益社団法人 日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034 E-mail:
懇親会
日時
2013年5月24日(金)17:30~19:00
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 603-604号室
会費
5,000円(税込) お支払いは当日現金でお願いします。
申込方法
懇親会参加者は原則として予め参加申込して下さい。氏名
住所ならびに所属、連絡先TEL/FAX/E-mail
会員種別
を明記して、下記事務局宛にお申し込みください。
締切日
2013年5月10日(金)
申込先
公益社団法人 日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034 E-mail:
学会行事
Published by 学会事務局 on 28 1月 2013
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2013年1月16日付で、第32回「バイオ燃料で期待されるミドリムシ」 (235KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 1月 2013
公益社団法人 日本生物工学会
創立90周年記念事業実行委員会
委員長 原島 俊
創立90周年記念事業募金委員会
委員長 川面 克行
会員ならびに関係各位におかれましては、平素は本学会の活動にご参加、お力添えを賜り誠にありがとうございます。かねてよりご賛同、ご協力をいただきました創立90周年記念事業のうち下記の事業は皆様方の格別のご支援によりきわめて有意義に行うことができました。
♦ 記念式典 ♦ 特別記念講演 ♦ 記念祝賀会 ♦ 記念大会
♦ 国際シンポジウム ♦ 特別展示会 ♦ 記念出版(一部)
今後、残りの事業に全力で取り組み、本会の一層の充実と発展、会員の学術活動に貢献していく所存です。
これまで(2013年3月31日現在)に、各位のご協力により、556名、66社、2団体、2616.8万円の募金(入金ベース)が集まりました。ここに厚くお礼申し上げます。
なお、創立90周年記念事業募金は、2013年3月末をもちまして受け付けを終了させていただきました。
【関連記事 】
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 1月 2013
生物工学会誌 第91巻 第1号
副会長 柳 謙三
皆様新年おめでとうございます。昨年の創立90周年記念大会にご参加戴いた方、ご寄附を戴いた方、大会を表裏に支えて戴いた方、皆様誠に有難うございました。学会も次の100周年を視野に活動する新しい年となりました。振り返ればCPUの2000年問題に始まった21世紀も早や最初の10年を終え、2nd Decadeも3年目に入りました。この十数年間世界の政治経済や社会は大きくChangeしている中、日本は停滞、相変わらずの相対的な後退状態と世界から見られています。
18世紀後半から19世紀に英国で起こった産業革命はベルギー、仏、独、米国、日本へとグローバルに伝播し、その恩恵で、マクロに見れば20世紀の世界は19世紀の人々の「願いや思い」が実現した世紀でした(ただし、戦争を除けば)。空を飛びたい、宇宙へ行きたい、より早く移動したい、病気をなくしたい等々、人々の熱い思いや意志がまず有ったことが、数々の革命的な科学技術の発展につながっていると考えます。もちろん、物事には光と影の様に両義性があり、手放しで社会に貢献したものばかりとは言えませんが、総じて、 世の中に役に立ち、人々に享受され、我々は先人達のその努力の恩恵を、強く受けていると言えます。さて、 この21世紀はどのような世紀になるのでしょうか?
20世紀後半に生まれた第二の産業革命といえるMicroprocessorの発明を含め、さまざまな発明や応用により、現在グローバル化やスピード化が急速に進んでいます。ある経営学部の先生の言では、スマートフォンなどはまるでブラックホールだと。つまり、電話機、計算機、ウォークマン、録音機、ゲーム機といったものがすでに絶滅危惧種になるほど次々に吸い込んでいってしまうと。それだけ革命的な技術と言えます。バイオの世界ではiPS細胞の発明もこのようなコアになる技術でしょう。生命科学や健康・医療の世界だけでなく、バイオエネルギーや環境バイオも、またナノテクやナノバイオのバイオミメティクス(生体模倣)技術も大きな可能性を秘めていると言えます。これらは21世紀の人々の「夢や願い」を適えるために大いに期待されていると言えるでしょう。その実現を支えるのは現在およびこれからの研究者・技術者であると確信しています。ただ、現在でも生命とは何か?物質とは?宇宙とは?の根源的未知な問題、現象は存在するがメカニズムは未解明な事柄は未だ多く、科学技術はまだまだ未熟であるとの基本的な認識が必要でしょう。
やるべき事、可能性は沢山あるということです。その上で、21世紀のこれから、ますます異分野間の連携や融合が必要であり、自然や生物・微生物に学ぶことがその未熟さの解明の戦略となると言われています。その際、バイオテクノロジーと生物工学を標榜する本学会が、学と学、産と学、学と社会との出合い、研究者と技術者の出合いや切磋琢磨を一つの場として提供できる学会として社会に貢献していくこと、それが学会のミッションの一つであるのではないでしょうか?
100周年に向かって、国際化、産学連携、若手育成などの基本方針に沿い、この10年間に試行錯誤はあっても、具体的戦略・戦術を立てて、一歩一歩実行していくことが肝要です。中でも若い研究者・技術者の育成・成長や努力こそが不可欠であり、これからの学会にとって必要なものでしょう。これからを担う人に言いたい。21世紀は皆様のもの、大いに「WillとVision(意志と発想)」を持って多いにWorkして戴きたい。ど真ん中も大事だけどニッチの世界にも目を向け 「No.1よりOnly 1 !」。明日は好むと好まざるとの拘わらず、いずれ現実となります。さらに乱暴に言えば「自信溢るる自己流は確信なき正統流に優る」と。大いに自信を持って進んでもらいたいものです。21世紀の人々の為、国際社会の為、これからの日本の為、学会の100周年の為、これからの10年が有意義なものとなる よう、危機感と大いなる努力と期待を持って進みましょう!
著者紹介 元サントリーホールディングス常務取締役、前サントリー生命科学財団理事長
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 1月 2013
⇒生物工学会誌Topへ
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生物工学会誌
Published by 支部:西日本 on 23 1月 2013
日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、下記の5名に2012年度の支部学生賞を授与することに決定しました。誠におめでとうございます。
瀧本 貴之さん (岡山大学大学院自然科学研究科 博士前期課程2年)
石田 泰晃さん (広島大学大学院先端物質科学研究科 博士前期課程1年)
樋口 健吾さん (山口大学大学院農学研究科 修士課程1年)
炭本 慶介さん (徳島大学大学院先端技術科学教育部 博士前期課程2年)
筒井 智美さん (徳島大学大学院先端技術科学教育部 博士前期課程1年)
⇒日本生物工学会西日本支部Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 18 1月 2013
2013年1月18日(金)17:00をもって、次期代議員の立候補および候補者推薦の受付を終了しました。代議員選挙を以下の通り行いますので正会員の皆様には、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
投票期間: 2012年2月4日(月)~2月15日(金)
選挙人は、2013年1月1日時点で2012年会費納入済みの本会正会員に限ります。
投票は、電子投票システムにより行います。会員番号とパスワードでログイン後、投票画面へ進んでください。
【投票】ボタンをクリックした後、変更できませんのでご注意ください。
投票画面にアクセスできるのは1回だけです。ただし、内容の確認は可能です。
電子投票のサイトへのログイン情報(会員番号とパスワード)は、2013年1月末にメールにてお知らせします。 メールアドレスが未登録の方は、予め登録をお願いいたします。
⇒電子投票システムによる投票の手順
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新着情報
Published by 学会事務局 on 15 1月 2013
日本生物工学会では、2013年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞)・生物工学学生優秀賞(飛翔賞))受賞候補者の推薦を募集しております。授賞規程 に従って、受賞候補者の推薦をお願いいたします。詳しくは学会賞のページ をご覧ください。
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新着情報
Published by 学会事務局 on 10 1月 2013
このページには2012年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
掲載日
内容
2012.12.28
『ひらく、ひらく「バイオの世界」』イラスト・写真館―シリカを身にまとう微生物―
2012.12.25
【年次大会】日本生物工学会創立90周年記念大会(2012)後記
2012.12.25
【本部だより】2012 KSBB秋季大会に参加して
2012.12.25
【和文誌】90巻12号の一部オンライン公開
2012.12.25
【和文誌】90巻9号特集・バイオミディア全文オンライン公開
2012.12.25
【随縁随意】時代の目 - 奥田 徹
2012.12.19
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.12.17
【正会員の方へ】代議員選挙について
2012.12.12
【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月6日)
2012.12.07
【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 2012年度優秀学生発表賞決定(2012/10/26)
2012.12.05
【研究部会】2012年度 第3回学際的脂質創生研究部会講演会(2013/1/25)
2012.11.28
【本部】『ひらく、ひらく「バイオの世界」』イラスト・写真館オープン
2012.11.26
【和文誌】90巻11号の一部オンライン公開
2012.11.26
【随縁随意】連携のすすめ - 島田 裕司
2012.11.25
【和文誌】90巻8号特集・バイオミディア全文オンライン公開
2012.11.21
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.11.19
【JBB】Vol. 115, No. 1 (2013年1月号) オンライン公開
2012.11.14
【学会賞】生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦募集
2012.11.02
【会員の方へ】2013年会費納入のお願い
2012.10.30
【和文誌】90巻10号の一部オンライン公開
2012.10.29
【JBB】Vol. 114, No. 6 (12月号) オンライン公開
2012.10.27
【随縁随意】無から有,組織,分からせる
2012.10.27
【年次大会】創立90周年記念第64回大会盛会のうちに終了
2012.10.26
【和文誌】90巻7号特集・バイオミディア全文オンライン公開
2012.10.17
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.10.16
【年次大会】第65回日本生物工学会大会(2013)シンポジウム公募
2012.10.15
【事務局】大会期間中の業務について(2012年10月23日~26日)
2012.10.01
【中部支部】メールマガジンBBChubu第2号 発刊
2012.09.27
【随縁随意】大学の第三の使命 - 杉山 政則
2012.09.27
【和文誌】90巻9号の一部オンライン公開
2012.09.26
【和文誌】90巻6号特集・バイオミディア全文オンライン公開
2012.09.19
【年次大会】「創立90周年記念第64回日本生物工学会大会」プレス発表会のご案内(2012/10/11)
2012.09.19
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.09.18
【JBB】Vol. 114, No. 5 (11月号) オンライン公開
2012.09.15
【研究部会】2012メタボロミクス講習会(2012/11/2-3)
2012.09.12
【九州支部】第19回九州支部大会 – 講演要旨作成要領および一般講演についてのお知らせ
2012.09.12
【中部支部共催】 第5回 北陸合同バイオ若手シンポジウム 〈福井〉
2012.09.07
【JBB】Vol. 114, No. 4 (10月号) オンライン公開
2012.09.07
【研究部会】生物工学若手研究者の集い(若手会) 総会・交流会(2012/10/25)
2012.09.04
【研究部会】第2回代謝工学研究部会シンポジウム(2012/11/29)
2012.08.27
【和文誌】90巻5号特集・バイオミディア全文オンライン公開
2012.08.26
【会員の皆様へ】8月号会誌発送の遅れについて
2012.08.26
【和文誌】90巻8号の一部オンライン公開
2012.08.26
【随縁随意】京都大学の産学連携について御存じでしょうか?–牧野 圭祐
2012.08.16
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.08.06
【JBB】Vol. 114, No. 3 (9月号)オンライン公開
2012.08.02
【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 第4回若手研究シンポジウム報告
2012.07.31
【年次大会】講演番号通知メールについて(7月30日配信済み)
2012.07.27
【事務局】夏期休業のお知らせ(8月13日~15日)
2012.07.25
【和文誌】90巻7号の一部オンライン公開
2012.07.25
【和文誌】90巻4号特集・バイオミディアオンライン公開
2012.07.25
【随縁随意】天からの贈り物–石川 陽一
2012.07.19
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.07.17
【後援行事】バイオマス循環利用研究部会 日本・中国バイオマス研究シンポジウム(2012/09/27-28) 参加者限定なし、要申込:於四川大学
2012.07.10
【産学連携活動】ホームページ掲載のお知らせ
2012.07.02
【JBB】Vol. 114, No. 2 (8月号)オンライン公開
2012.07.02
【JBB】2011 Impact Factor 1.793
2012.06.27
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.06.26
【和文誌】90巻6号の一部オンライン公開しました
2012.06.26
【随縁随意】ものづくりに想うこと–坂口正明
2012.06.25
【和文誌】90巻3号バイオミディアオンライン公開
2012.06.24
【JBB】Vol. 114, No. 1 (7月号)オンライン公開
2012.06.12
【学会賞】2012年度学会賞受賞者決定のお知らせ
2012.06.11
【年次大会】講演要旨受付中 締切:6月22日(金)正午
2012.06.04
【本部より】学会紹介資料(プレゼンテーション用ファイル)について
2012.06.01
【中部支部】メールマガジン『BBChubu』発刊
2012.05.28
【本部より】学会紹介パンフレットについて
2012.05.25
【和文誌】90巻2号バイオミィディアオンライン公開
2012.05.25
【和文誌】90巻5号一部オンライン公開しました
2012.05.16
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.05.07
【JBB】Vol. 113, No. 6 (6月号)オンライン公開
2012.05.01
【会員の皆様へ】日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集中
2012.04.27
【事務局】平成24年会費口座振替のお知らせ(4月23日)
2012.04.25
【和文誌】90巻4号一部オンライン公開しました
2012.04.25
【和文誌】90巻1号 バイオミディアオンライン公開
2012.04.25
【JBB】Vol. 113, No. 5 (5月号)オンライン公開
2012.04.18
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.04.17
【法定点検によるサーバ停止のお知らせ】5月19日(土)13:00~5月20日(日)10:00
2012.04.09
2011年度 後援/協賛/共催行事一覧
2012.03.26
【和文誌】90巻3号の一部をオンライン公開しました
2012.03.26
【随縁随意】分野融合の難しさと易しさ – 湯元 昇
2012.03.25
【和文誌】89巻12号特集・バイオミディアオンライン公開
2012.03.21
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.03.08
【本部】第1回生物工学産学技術研究会のご案内
2012.03.07
【事務局より】東日本大震災被災会員の会費免除について
2012.03.05
【JBB】Vol. 113, No. 4 (4月号)オンライン公開
2012.03.05
【JBB】Vol. 113, No. 3 (3月号)オンライン公開
2012.03.04
【本部】第17回生物工学懇話会のご案内
2012.02.25
【和文誌】90巻2号一部オンライン公開しました
2012.02.25
【随縁随意】研究者の楽しみ – 木村 光
2012.02.25
【和文誌】89巻11号の特集・バイオミディア全文公開
2012.02.17
【事務局より】2012年度総会・第17回生物工学懇話会のご案内(2012/5/25)
2012.02.16
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.02.15
【西日本支部】西日本支部創立30周年記念行事
2012.02.13
【JBB】Vol. 113, No. 2(2月号)オンライン公開
2012.01.26
【研究部会】若手会夏のセミナー2012
2012.01.25
【和文誌】89巻10号特集・バイオミディア全文公開
2012.01.25
【和文誌】90巻1号一部オンライン公開しました
2012.01.25
【随縁随意】年頭所感 – 学会創立90周年を迎えて- 原島俊
2012.01.20
【研究部会】バイオマス循環利用研究部会 特別講演会
2012.01.18
【年次大会】2012年大会シンポジウム 公募終了しました
2012.01.18
【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載
2012.01.10
【学会賞】2012年度 各賞受賞候補者推薦のお願い
2012.01.10
【事務局より】2012年度 研究部会申請募集
2012.01.06
【JBB】Vol. 113, No. 1 (1月号)オンライン公開
過去の新着情報
Published by 学会事務局 on 08 1月 2013
今年度の募集は終了いたしました。
日本生物工学会では、2013年度生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)受賞候補者の推薦を募集しております。
本賞は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により、創立90周年記念事業の一環として2012年に創設されたもので、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近 い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。⇒生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)の創設について
正会員の皆様には、優秀なアジアの若手研究者の推薦を宜しくお願いいたします。
目的 :
生物工学アジア若手研究奨励賞は、微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、 近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者の研究意欲 を高め、その研究推進を助成することを目的とする。
受賞者の選考:
受賞者は、毎年原則1名とし、選考委員会の推薦により理事会が決定する。
授賞の内容:
受賞者には賞状(あるいは認定証)を授与する(ただし郵送)。
研究助成金30万円を支給する。
受賞後3年以内に、「Journal of Bioscience and Bioengineering」に受賞対象研究の成果に関する論文を投稿しなければならない。
非会員の受賞者は、受賞後に本学会の会員とならなければならない。
候補者は、35才(当該授賞年1月1日現在)までのアジアの研究機関に所属する日本国籍を有しない研究者であること。
対象研究は、主として所属機関において独立して行うものであること。
推薦方法:
推薦書に必要事項を記入のうえ、必要書類とともにメールで学会事務局(学会賞担当: award@sbj.or.jp )宛に送付してください。メールの件名は、「生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)推薦」 としてください。
推薦書(日本語・英語 )
履歴書(CV)および研究計画 (583KB)
研究内容の補足図表(A4サイズ・1頁)
提出締切日: 2013年3月15日(金)
問合せ先:
〒565-0871 吹田市山田丘 2-1
公益社団法人 日本生物工学会事務局 学会賞担当
TEL: 06-6876-2731 E-mail: award@sbj.or.jp
►学会賞Topへ
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新着情報
Published by 学会事務局 on 08 1月 2013
日本生物工学会では、2013年度生物工学アジア若手賞(Young Asian Biotechnology Prize)受賞候補者の推薦を募集しております。下記生物工学アジア若手賞内規 をよくお読みの上、奮ってご推薦ください。
⇒過去の受賞者(2002年 – 2012年)
推薦書に必要事項を記入のうえ、必要書類とともにメールで学会事務局(学会賞担当: award@sbj.or.jp )宛に送付してください。メールの件名は、「生物工学アジア若手賞推薦」としてください。
推薦書(日本語・英語) 履歴書(CV) 研究内容の補足図表(A4サイズ・1頁) 受賞対象となる主要3論文の別刷り、またはコピー 提出締切日: 2013年3月15日(金)
問合せ先: 〒565-0871 吹田市山田丘 2-1
公益社団法人 日本生物工学会事務局 学会賞担当
TEL: 06-6876-2731 E-mail: award@sbj.or.jp
生物工学アジア若手賞(Young Asian Biotechnologist Prize)内規日本生物工学会は、生物工学アジア若手賞を設け、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与する。
目的
生物工学アジア若手賞は、バイオテクノロジー分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者を顕彰することを目的とする。
受賞者の選考
受賞者は、毎年原則1名とし、選考委員会の推薦により理事会が決定する。
賞の内容
受賞者を年次大会で表彰し、賞状と賞牌を授与する。受賞者が、授賞式に参加するための経費は本会が負担する。
資格
候補者は、45才(当該授賞年1月1日現在)までの日本を除くアジアの研究機関に所属し、受賞対象研究は、主として所属機関において独立して行い、過去にJournal of Bioscience and Bioengineeringに掲載されたものを対象とする。
候補者の推薦
正会員は、生物工学アジア若手賞の受賞候補者を、所定の書式により選考委員会に推薦することができる。
►学会賞Topへ
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新着情報
Published by 学会事務局 on 08 1月 2013
日本生物工学会では、代議員候補者の立候補、推薦を受付けております(→終了しました )。
以下の手順に従って1月18日(金)17:00までに 立候補、または候補者の推薦をお願いいたします。
【候補者の立候補・推薦の方法 】
立候補の受付および推薦は、立候補・候補者推薦システムにより行います。会員番号とパスワードでログイン後、「立候補・候補者推薦」画面へ進んでください。 立候補者および推薦者は、2013年1月1日時点で2012年会費納入済みの本会正会員に限ります。 【立候補・候補者推薦システムの注意点】
【確定】ボタンをクリックした後、変更できませんのでご注意ください。 「立候補・候補者推薦」画面にアクセスできるのは1回だけです。ただし、内容の確認は可能です。 立候補・候補者推薦システムにログインするには、会員番号とパスワードが必要です。会員番号とパスワードをお忘れの場合は、事務局(info@sbj.or.jp )までお問い合わせ下さい。
電子投票について 立候補・候補者推薦の受付終了後、代議員候補者リストを作成し、電子投票を以下の通り行います。
投票期間: 2012年2月4日(月)~2月15日(金) 正午 投票は、電子投票システムにより行います。会員番号とパスワードでログイン後、投票画面へ進んでください。 選挙人は、2013年1月1日時点で2012年会費納入済みの本会正会員に限ります。 <電子投票のサイトへのログイン情報(会員番号とパスワード)は、2013年1月末にメールにてお知らせします。メールアドレスが未登録の方は、予め登録をお願いいたします。
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新着情報
Published by 学会事務局 on 08 1月 2013
日本生物工学会では、大会の最新情報、シンポジウムのご案内、学会誌の紹介、人事公募・研究助成情報などの会員向けメールニュースを定期的に(月1回程度)配信しております。また、会費納入に関するお知らせ(請求書発送・口座振替完了通知等)、学会からの緊急連絡につきましても、随時メールでお知らせしています。
学会からのお知らせメールが届いていない方は、会員システムに登録されたメールアドレスが無効、あるいは、メールアドレスが未登録である可能性があります。メールアドレスの登録フォーム より、登録をお願いいたします。
ご連絡いただいたメールアドレスは学会活動の案内等のみに適切に利用・保護し、第三者への提供はいたしません。メールニュースの定期受信を希望されない場合でも、学会からの緊急連絡メールを確実に受信できるようアドレスの確認・訂正をお願いいたします。定期的なメールニュースの配信を希望されない場合は、その旨事務局までお知らせください。ご理解とご協力をお願い申し上げます。
⇒ 日本生物工学会 個人情報に関する取扱規程
代議員選挙の電子投票(2013年2月4日~15日実施予定)を行うには、メールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録されていない正会員の方は、予め、登録をお願いいたします。2013年1月末に、登録されたアドレス宛に電子投票のサイトへのログイン情報(会員番号とパスワード)をお送りします。
お問い合せ先 〒565-0871
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:
新着情報
Published by 学会事務局 on 07 1月 2013
日本生物工学会は、研究部会を学会運営の重要な柱と位置づけ、特定分野の研究集会に対して研究部会制度を設置し、運営費の一部を補助します。現在、2013年度研究部会の設置申請を募集しております。
研究部会設置ご希望の方は、研究部会規程 に従って研究部会設置申請書 を2013年3月15日(金) までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議の上採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。
研究部会設置申請に関しての注意点 近年、年次大会の目的や効率性などから研究部会にシンポジウムを行っていただきにくいなどの問題が発生しております。理事会では研究部会活動の活性化を目的に、適切な成果発表の方法や場の確保、開かれて活力ある研究部会をめざした制度の改革について議論しております。
申請に際しては、以下の点にご留意をお願いします。
研究部会承認後、和文誌に会員募集記事を出す(本部より一括してお願いします。記事には研究部会の目的、メリット、アウトプットなどを明示し、意欲ある会員が誰でも参加できるようにすること、会誌7号を予定)。 一年の活動が終了した後、和文誌に活動報告を掲載する(会誌5号を予定)。 時代の要求、社会の要請、会員の要請に応えるべく理事会では随時、研究申請の内容を精査し承認する(各研究部会におかれては、適宜(10年以内を目途)、目的、体制などについて見直していただくこともお考え下さい)。 活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただくともに、年度末には研究部会活動報告書 および会計報告 の提出をお願いいたします。
►研究部会ページTop
新着情報
Published by 学会事務局 on 28 12月 2012
日本生物工学会創立90周年記念出版『ひらく、ひらく「バイオの世界」』(2012年10月発行)の「イラスト・写真館」に、書籍に載せきれなかった写真「シリカを身にまとう微生物」を追加いたしました。
⇒『ひらく、ひらく「バイオの世界」』イラスト・写真館―シリカを身にまとう微生物―
♦ 関連記事:
《日本生物工学会創立90周年記念出版》ひらく、ひらく「バイオの世界」―14歳からの生物工学入門
https://www.sbj.or.jp/pub/pub_hiraku.html
新着情報
Published by 学会事務局 on 27 12月 2012
この写真は、シリカという鉱物を蓄積させる微生物の顕微鏡写真です。自然界で見られる「シリカの鉱物化現象」を詳しく調べるために、地熱発電所の熱水配管(水温80~90℃)に銅板のテストピース(5cm×10cm)を沈め、シリカスケールがどのように形成されるか観察が行われました。その結果、短期間で多量のシリカスケールが銅板の上に形成されました(書籍P.130の写真参照)。そして、このシリカスケール中には多数の細菌が観察されたのです(左:光学顕微鏡写真 、右:電子顕微鏡写真 )。
左の写真では、シリカ沈殿物に付着した桿菌(棒状の細菌)がはっきり認められます。また、右の写真では、桿菌に加えて、小さい球形の球菌も認められます。中央の大きな球体はシリカがポリマーになったもので、シリカボールと呼ばれています。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 25 12月 2012
大会実行委員長 大竹 久夫
日本生物工学会創立90周年記念式典と第64回大会は、2012年10月23日~26日までの4日間の日程で、神戸国際会議場で開催されました。初日の23日は、記念式典、受賞講演および特別記念講演がメインホールで行われ、夕方6時から記念祝賀会が神戸ポートピアホテルの大輪田の間で開催されました。記念祝賀会には、来賓として井戸敏三兵庫県知事および矢田立郎神戸市長にご臨席を賜り祝辞を頂戴しました。
日本生物工学会創立90周年記念大会となった第64回大会は、10月24日~26日の朝9時から夕方7時まで開催され、723件の一般講演、97件のシンポジウム講演および49件の国際シンポジウム講演が行われ、3日間で約2100名の参加者がありました。また、6件のランチョンセミナー、39件の企業等展示、本部企画によるプロジェクト・バイオ展示、全国酒自慢90、歴代会長のメッセージや年表の特別展示などが行われました。講演数および参加者数ともに過去最高を記録し、大会は大成功のうちに無事終了いたしました。大会実行委員会を代表致しまして、大会を盛り上げて頂きました会員の皆様、展示やランチョンセミナーにご協力を頂きました企業の皆様、祝賀会、展示会や若手交流会に多くの飲み物をご提供頂きました団体および企業の皆様、運営にご尽力頂きました学会事務局および大会実行員会の皆様に、御礼を申し上げます。また、大会開催にあたりご支援を頂きました科学技術振興機構、神戸国際観光コンベンション協会、中内力コンベンション振興財団、財団法人発酵研究所およびサントリー生命科学財団の皆様に、厚く御礼を申し上げます。
<授賞式にて>
後列向かって左から、津川、下飯、山口、諸星、浦野、仲山、佐藤、セーボレー、佐々木、仲嶋、小寺、
前列向かって左から、関口、横田、広常、渡辺、大河内、熊田、小路、Jingchun Tang(敬称略)
<顧問・名誉会員・功労会員への推戴>
後列向かって左から、山縣、加藤、菅、高野、蓼沼、田中、冨田、長谷川、室岡、山根、
前列向かって左から、小林、吉田、塩谷、奥村、安部、荒井、石崎、岡部(敬称略)
今大会は、「学から産へ」「シニアから若手へ」「日本から世界へ」および「頑張ろうニッポン」を大会開催の基本コンセプトとして開催されました。「学から産へ」につきましては、本部企画シンポジウム「醸造における品質へのこだわりとその製造技術」「産学の研究・開発の現状と連携、学生への期待について」および「培養とそのダウンストリームプロセスの最前線」が開催されました。「シニアから若手へ」では、上記の学生への期待に関する本部企画シンポジウムに加えて、できるだけ多くの大学院生を含む若手研究者に口頭発表の機会を保証するため、一般講演の時間を午前9時から夕方7時まで確保することに致しました。その結果、一般講演として725件(2件は取り下げ)の口頭発表を受け付けることができました。座長をお引受け頂きました先生方を始め、発表者の皆様のご協力に感謝申し上げます。
「日本から世界へ」につきましては、今回とくに力を入れて取組みました。大会実行委員会では当初より、全シンポジウムの3分の1を国際シンポジウムとして、英語のみによる講演と討議を行うことを決めておりましたが、幸い科学技術振興機構(JST:理事長 中村道治様)の御厚意により、国際シンポジウム「Biotechnology for Green Growth」を共同で開催することができました。開催に御支援を賜りました東京農工大学学長で、JST「藻類・水圏微生物の機能解明と制御によるバイオエネルギー創成のための基盤技術の創出」研究領域の研究総括でもある松永是先生および同研究領域のCREST、さきがけ研究者、領域関係者の皆様には、御礼を申し上げます。
<エルゼビア> Anders Karlsson氏
<特別記念講演会場にて>
<元タイ生物工学会会長>
Pornchai Matangkasombut氏
記念祝賀会・鏡割り
本国際シンポジウムでは、微細藻類による燃料生産などの最新のトピックスについて、国内外トップクラスの研究者による講演が行われ、約570名の参加者が連日熱心な討論を行いました。国際シンポジウムの他にも、発酵研究所より海外招聘助成のご支援を賜り、アジア諸国から微生物系統分類学や微生物生態学を専門とする17名の招待講演者をお招きして、4つの招待講演セッションにおいて講演が行われました。ご支援を賜りました発酵研究所理事長の波多野和徳様には、厚く御礼を申し上げます。国際シンポジウムでの招待講演者に加えて、発酵研究所海外招聘助成による招聘者を含め、海外からの講演者数は46名にも上りました。また、大会実行委員会が組織された今年3月は、東北大震災から丁度1年となる時期でもあり、「頑張ろうニッポン」の呼び掛けのもとに、本部企画による地域連携シンポジウム「持続可能なまちづくりを目指すバイオマスタウン構想」が開催され、地域産業の活性化をめざした活発な 討論が行われました。
<国際シンポジウム講演会場にて>
<一般講演会場にて>
<展示会場にて>
<特別展示会場にて>
企業展示につきましては、大会期間中に休み時間が少ないことから、展示会場が閑散とするのではないかと、開催前には危惧を致しました。しかし、展示会場への入口が大会受け付けのすぐ近くに設けられたことや、本部企画および国際シンポジウムが開催された会場に隣接していたこともあり、展示会場には常に大勢の人々が足を運んでおられました。また、本部展示にも多くの参加者が集まり、学会の歴史や発酵産業分野における技術開発の成果を、興味深 く見つめていました。ランチョンセミナーも大変好評で、いずれの会場も満席で時間通りに開催することができました。午前中のセッションの座長の先生方におかれましては、講演が昼休みに食い込むことのないよう進行にご協力を頂きましたことに、御礼を申し上げます。
今回の大会は、日本生物工学会創立90周年の記念大会として開催致しましたので、過去最大規模の大会となりましたが、その反面一部の講演会場が狭過ぎ参加者が会場から溢れるなど、心ならずも皆さまにご迷惑をおかけしてしまいました。また、予想をはるかに越える大会参加者があったため、大会2日目には講演要旨集を追加印刷したり、一般講演の中から最先端の研究例として選んだ24題を紹介した「トピックス集」も好評で早々に配布が終了してしまうなど、予期せぬ事態も起こりました(トピックス要旨のPDFはホームページで公開しています)。しかし、大会実行委員の皆さまの機敏な対応により、大会は大過なく終えることができました。繰り返しになりますが、原島俊大会会長、田谷正仁、福崎英一郎両実行副委員長をはじめ大会の運営にご尽力頂きました総ての皆様に、心から御礼を申し上げます。
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 12月 2012
生物工学会誌第90巻11号掲載
渡辺 大輔
KSBB(Korean Society for Biotechnology and Bioengineering;韓国生物工学会)は毎年2回、春と秋に年次大会を開催しており、今年の秋季大会は9月20日(木)から21日(金)まで、韓国第3の都市として知られるテグ(Daegu、大邱)市のEXCO(Daegu Exhibition and Convention Center)において行われました。今回筆者は、本会とKSBBの国際交流事業の一環として、このKSBB秋季大会に参加する貴重な機会を与えていただきましたので、その概要をご報告致します。
KSBB秋季大会が開催されたEXCO
テグと言えば、昨年開催された世界陸上競技選手権大会を思い起こす方が多いかもしれませんが、その他にも、今をときめくサムスングループの礎である「三星商会」が設立された地であったり、市の中心部に一大漢方薬街として知られる「薬令市」があったりと、伝統と産業が共存する活気のあふれる街並みを体感することができました。「リンゴと美人の街」というキャッチフレーズも有名なのだそうです。
そんな中開催された今年のKSBB秋季大会の最大の特色は、今回で15回目を迎えるバイオテクノロジーの国際シンポジウム、IBS(International Biotechnology Symposium and Exhibition、9月16日(日)~21日(金))との同時開催という形で実施された点であり、日本や韓国はもとより、世界中から集まった著名な先生方の講演を拝聴することもできました。こうした国際学会とのジョイント企画を積極的に推進することで、韓国のバイオ研究者たちがワールドワイドな研究の潮流をどんどん吸収していくのと同時に、韓国国内の研究成果が世界に向けて広く発信されていく、という素晴らしい相乗効果が生じている様子を目の当たりに致しました。筆者自身は、「清酒」というある意味ドメスティックな研究テーマを扱っていますが、それでも臆することなく研究成果を国際的にアピールすることの重要性について考えさせられました。
シンポジウム会場にて
後列左から,吉田敏臣 大阪大名誉教授、原島先生
前列左から、熊田先生、大河内先生、筆者
このKSBB秋季大会には、本会から、会長である大阪大の原島俊先生を団長として、今年度の斎藤賞を受賞された名古屋大の大河内美奈先生、照井賞を受賞された京都工芸繊維大の熊田陽一先生、そして酒総研の筆者が参加させていただき、このうち、大河内先生、熊田先生と筆者は、本会とKSBBのジョイントシンポジウムにおいて講演を行いました。KSBBからは、延世大学のSeung-Woo Cho先生と光州科学技術院のMin-Gon Kim先生がご講演されました。講演内容については、ペプチド/抗体工学からバイオセンシング、セルエンジニアリングに至るまで実に幅広いものであり、日韓両国におけるバイオ研究の充実ぶりを象徴するシンポジウムになったのではないかと感じました。
また、今年はスケジュールの都合上、当シンポジウムが始まるよりも前に、「Breakfast Meeting」という形で懇親会を開いていただきました。この会には、KSBBのYong Keun Chang会長(KAIST)をはじめとする関係の先生方や、Plenary Lectureでバイオリファイナリーに関する大変興味深い講演をされたIBE(Institute of Biological Engineering)のRonald C. Sims会長(ユタ州立大)も参加され、短い時間ではありましたが、日本と韓国に関する思い出話や、文化の違い、食事やお酒の飲み方の違いに至るまで会話が弾み、親睦を深めることができました。
最後になりますが、今回のKSBB秋季大会でお世話になったKSBBの先生方やスタッフの皆様方、また、このような貴重な機会を与えてくださった日本生物工学会の先生方やスタッフの皆様方に心より御礼申し上げます。
♦関連記事: 【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 12月 2012
創立90周年記念特別企画 特集―バイオ技術10年の軌跡―
バイオ分野・ライフサイエンス分野のビッグデータ解析 ⇒生物工学会誌Topへ
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 12月 2012
生物工学会誌 第90巻 第12号
奥田 徹
ドイツ中央に位置するアイゼナハは、中世の古城、ユネスコ世界文化遺産のワルトブルク城があるところとして名高い。この城は11世紀に建設されたとされ、13世紀には、ヴォルフラム・エッシェンバッハなど吟遊詩人たちが歌合戦で活躍するが、伝説的な聖女エリザベートが登場するのもこの頃だ。この歌合戦を題材にしたオペラがワーグナーの『タンホイザーとワルトブルクの歌合戦』である。ワルトブルク城には壮麗な祝宴の間(歌合戦の間)があり、現在コンサートホールとしても使われている。実は19世紀初頭、ドイツ統一の機運が高まり、荒れ果てた中世の城が、1838年に再建され、祝宴の間には19世紀の目で見た理想的な中世が再現された。1867年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世は、ワーグナーの助言に従ってこの部屋を見学し、そっくり真似た歌合戦の間をノイシュヴァンシュタイン城内に作った。ワーグナーは、19世紀の視点で、『タンホイザー』を作曲したわけである。
さて、分子系統学のおかげで生物の系統進化の理解は革命的に進歩し、生物の系統樹は大きく変わった。1968年のWhittakerの5界説では、バクテリアなどを含むモネラ界の上に原生動物界があり、そこから動物界、植物界、菌界が「進化」したとなっていたが、現在では、Woeseらによるバクテリア、アーキア、真核生物の3ドメイン説が定説になり、かつては「下等生物」と呼ばれたバクテリアや原生動物も、ターミナル・クレード(terminal clade)に位置する生物で動物・植物・菌類と同等と評価されている。つまり現存する生物はいずれも、現時点での進化の最終産物であり、動物や植物が現在のバクテリアや原生動物から進化したわけではない。
系統樹の過去の分岐点の生物の、一部の機能は推定できても、化石に形態の一面が残ることはあるだろうが、過去の生物の姿そのものを見ることはできない。現存生物はあくまで現在の姿である。さらに、分子系統学によって、系統樹のクレードの隙間が大きいところと密なところがあるのも判明した。事実、隙間を埋める大きな新分類群も次々と発見されつつあるが、大きな隙間には、培養できない微生物も存在するかもしれないし、絶滅した分類群が該当することもあるだろう。生物の理解には、現在という一断面だけではなく、時間的評価が必要である。
三中信宏は「進化生物学がたどってきた歴史を振り返るとき、私たちはある1つの学問領域を支えてきた思想的基盤が、もっと現実的な人脈ネットワークや組織体制、さらには時代背景や社会・文化までせおっていることを痛感する。(中略)生物の系統樹と同様に、学問もまた伸び続ける一本の『樹』であるとみなすならば、ある時空的断面で切ったときの『切り口』はそのつど違って見えるはずだ」と述べている。生物学教育においても、最新の技術的側面だけではなく、そこに至った歴史的過程を理解しなければ、付け焼き刃にしかならず、生物の真の理解には至らない。
生物の理解とは、生物そのものの姿・形+機能+遺伝子情報と置き換えてもよい。昨今わが国の生物学教育の分野では、「もはやメンデルから語らなくても、遺伝はDNAで説明がつく」と極論され、歴史的背景なしで、技術面のみが重視されようとしている。また海外では生物多様性条約ならびに生物資源がますます脚光を浴びているが、2010年の名古屋における締約国会議を境に、わが国におけるこの問題は下火になっている。
さらに、昨年の植物命名規約の大幅改訂に関連して、オランダ、アメリカ、そして中国では微生物データベースの重要性が高まっているにもかかわらず、わが国は官民問わず興味がなさそうである。わが国の強み、他国には真似のできない緻密なバイオ産業の協業システムを新しい形で構築するには、予算を湯水のように使うようなアメリカ追従ではなく、生物学の歴史的断面と生物の総合的理解を目指した細やかな教育と研究が必要である。
昨年来のバイロイト音楽祭の『タンホイザー』は、ワーグナーが文明批判、科学技術批判を行ったことがあるということを受けて、巡礼は炭鉱(?)労働者、舞台は大きなバイオガス・タンクの並ぶ化学プラントという演出だ。音楽の美しさ・壮麗さとは打って変わって、歌詞と歌手の演技が正反対であるという矛盾や奇妙さはあったが、主張の妥当性はともかく、産業革命による大気汚染、新しい鉄道交通網による自然破壊など19世紀の目を現代の目に投影させることには成功していた。
著者紹介 玉川大学学術研究所菌学応用研究センター(教授・主任)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 支部:九州 on 23 12月 2012
支部活動
Published by 学会事務局 on 23 12月 2012
今回の日本生物工学会技術セミナーは北日本支部が担当して仙台の地で開催することになりました。そこで、日本の食糧基地でもある東北地域の特徴を生かして、「食品」をターゲットにして、食品加工に関連する技術の現状と将来の展望に加えて食品の品質評価技術として期待されるメタボロミクス(代謝物総体解析)に関する最新研究を紹介するセミナーを企画いたしました。東日本大震災から3年目の春を迎えようとしているこの機会に、復興を助けるものづくり、特に「食」に焦点を当て、食とものづくりにメタボロームをからませ、東北のみならず日本全国をエンカレッジするような技術セミナーになればと願っています。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時
2013年3月23(土)13:00~18:00
会場
せんだいメディアテーク 7階 スタジオシアター
(〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1)
参加費
セミナー:一般1,000円(税込み)、学生無料
懇親会:3,000円(税込み)
プログラム
13:00~13:05 開会の辞…日本生物工学会長 原島 俊(阪大院・工)
第1部 食品加工技術の最前線
13:05~13:40
「高圧利用のルネッサンス」…藤井 智幸 (東北大院・農)
13:40~14:15
「加工食品における食品加工技術の現状と課題」
…古橋 敏昭 (テーブルマーク (株) 研究開発部)
14:15~14:50
「サケ氷頭プロテオグリカンの実用化と地域イノベーション戦略プログラム事業の取組み」
…阿部 馨 (青森県産業技術センター)
14:50~15:25
「メタボローム解析を活用した血圧降下素材開発」
…山本 直之 (カルピス (株) 研究戦略部)
15:25~15:40 休憩
第2部 食のメタボロミクスの最前線
15:40~16:15
「食品のメタボローム解析」…及川 彰 (山形大・農)
16:15~16:50
「生鮮野菜の品質評価に対するメタボローム解析の応用」
…飯島 陽子 (神奈川工科大・応用バイオ科学)
16:50~17:25
「GC/MSを用いたメタボローム解析のチーズ品質評価への応用」
…越智 浩 (森永乳業 (株) 食品基盤研究所)
17:25~18:00
「メタボリックフィンガープリンティングの原理と食品/生薬品質解析への応用」
…福崎 英一郎 (阪大院・工)
18:10~20:00(予定)懇親会
申込み方法
名前、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して下記の申込み・問合せ先にFaxまたはE-mailでお申し込み下さい。
参加費等は当日受付にてお支払い下さい。
申込み・
問合せ先
日本生物工学会北日本支部長 五味勝也(東北大学大学院農学研究科)
Fax: 022-717-8902 E-mail: gomi@biochem.tohoku.ac.jp
主催: 日本生物工学会、日本生物工学会北日本支部
共催: バイオインダストリー協会新資源生物変換研究部会、日本農芸化学会東北支部
東北地域バイオインダストリー振興会議(TOBIN)
協賛: 日本農芸化学会、東北地域農林水産・食品ハイテク研究会、メタボロミクス研究部会
学会行事
Published by 学会事務局 on 19 12月 2012
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i. の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2012年12月19日付で、第31回「強い抗酸化力を持つ赤いレタス」 (255KB)が掲載されました。
⇒過去に掲載された記事一覧はこちら
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
►生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 19 12月 2012
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i. の企画特集欄に編集協力をし、2010年6月から2017年6月まで毎月第3水曜日に記事を掲載しました。
※当サイトでは、Fuji Sankei Business i.のご厚意により該当記事のPDF を公開しております。
Fuji Sankei Business i. 「よくわかるバイオ」掲載記事一覧(2014年4月~2017年6月) Fuji Sankei Business i. 「バイオ最前線」掲載記事一覧(2010年6月~2013年9月)
►このページのTopへ
⇒生物工学会誌 過去号掲載記事(記事種別)一覧へ
⇒生物工学会誌Topへ
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 18 12月 2012
日本生物工学会では、当学会の活動に興味がある方に、年次大会・シンポジウム・セミナー等の情報をメール配信しております(月1回程度)。学会ニュースの配信を希望される方は、以下のフォームよりメールアドレスをご登録ください。
メールアドレスの登録(非会員用)はこちら
メールアドレスの登録に関する注意点
新着情報
Published by 学会事務局 on 17 12月 2012
日本生物学会(以下、学会)では、学会のホームページ(https://www.sbj.or.jp/)において提供するメールニュース配信サービス(以下、本サービス)に学会が必要と判断する範囲において、本サービスの利用者から個人情報を提供頂くことがあります。学会は、収集した個人情報に細心の注意を払い、これを適正に取り扱います。
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収集した情報は、下記の目的の達成に必要な範囲内で利用いたします。
大会、シンポジウム、セミナー、展示会等イベント開催のご案内
学会からの情報提供
学会活動に関する調査、統計、分析のためのアンケート
利用者からのお問い合わせ、ご依頼に対する回答
本サービス改善のための調査、分析
2. 利用及び第三者への開示
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5. 問い合わせ先
公益社団法人日本生物工学会
事務局
大阪府吹田市山田丘2番1号
大阪大学工学部内
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
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個人情報について
Published by 学会事務局 on 17 12月 2012
公益社団法人日本生物工学会は、2013年2月上旬に代議員選挙を予定しております。
代議員選挙は、次のスケジュールに従って、WEBからの電子投票により実施いたします。
1. 代議員候補者の立候補、推薦の受付 2013年1月 8日(火)10:00~18日(金)17:00 2. 代議員候補者の調整、一覧表の作成 2013年1月18日(金)~31日(木) 3. 電子投票の実施 2013年2月4日(月)10:00~15日(金)17:00 電子投票のサイトへのログイン情報(会員番号とパスワード)は、2013年1月末にメールにてお知らせします。 ご協力のほどよろしくお願いいたします。
選挙権・被選挙権を有するための条件 2013年1月1日時点で2012年会費納入済みの本会正会員 に限ります。2013年1月1日以降に2012年会費の納入があっても選挙権・被選挙権は認められません。 2013年に新規入会の方は、対象外です。 メールアドレスの登録について 代議員選挙のWEB投票を行うには、メールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録していない正会員の方は、メールアドレスの登録フォーム よりご登録いただきますようお願い申し上げます。メールアドレス登録フォームでは、ログイン情報(会員番号・パスワード等)の入力は不要です。
⇒ 日本生物工学会 個人情報に関する取扱規程
新着情報
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2012
支部活動
Published by 学会事務局 on 11 12月 2012
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒当日の様子はこちら
⇒活動報告
日本生物工学会では、以下のように第2回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術をご講演いただきます。多数のご参加をお待ち申し上げます。
【日時】 2013年3月8日(金)13:00~17:00
【場所】 サントリー山崎蒸溜所
JR山崎駅、阪急大山崎駅より徒歩約10分
(〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1)
TEL:075-962-1423 講演: 13:00~15:10 セミナー室
工場見学: 15:15~16:00
懇親会: 16:00~17:00 セミナー室
講演会: 無料
懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料
⇒無料
講演プログラム 13:00~13:05 開会のあいさつ……………柳 謙三 (副会長)
13:05~13:45
「酒造りの技術を活かした新商品開発~ 機能性食品・化粧品原料~」
…………秦 洋二 (月桂冠(株) 取締役総合研究所長) 清酒醸造とは、酵母と麹菌の2種類の微生物を巧み操って、アルコール20%以上のお酒を造り上げる類稀なる「もの造り」である。我々はこの酒造りの技術を用いて、食品・化粧品など新しい分野の商品開発を進めている。麹菌が生産する機能性ペプチドの効能や麹菌酵素を用いた新規染毛料のバイオ生産など、酒造りの技術を活かした新商品開発について紹介したい。
13:45~14:25
「醗酵産物由来医薬品の開発」
…………日野資弘 (アステラス製薬(株)技術本部長付部長) ペニシリン、セファロスポリンなどの抗生物質、高脂血症治療薬のスタチン類、タクロリムス、サイクロスポリンなどの免疫抑制剤、抗真菌剤のエキノキャンディン類など、醗酵産物から多くの画期的な医薬品が開発され、世界の人々の健康に貢献してきた。カビの一種であるColeophoma empetri F-11899の培養液から見出されたFR901379の誘導体、抗真菌剤ミカファンギンの開発を例に醗酵産物由来医薬品の開発を紹介する。
14:25~15:05
「ウイスキーづくりの継承と革新」
…………輿水精一 (サントリー酒類(株)・ブレンダー室チーフブレンダー) 日本で本格的なウイスキーづくりが始まって今年で90周年を迎える。その品質は今や世界の主だったウイスキーのコンペティションにおいて毎年高い評価を獲 得するまでに至った。ウイスキーの魅力、価値は樽で長期間熟成させることによって生まれる複雑で芳醇な味わいであろう。世界第一級のウイスキーづくりを目 指し、伝統的な製法のもつ優れた点を継承しながら、常に新しいことに挑戦し続けてきた弊社の酒づくりについて、本会では特に貯蔵、ブレンドを中心に紹介す る。
15:05~15:10 閉会のあいさつ……………坂口正明
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学会行事
Published by 支部:関西 on 10 12月 2012
日時
2013年2月8日(金)13:30~18:00
場所
月桂冠株式会社 昭和蔵工場(〒612-8361 京都市伏見区片原町 300)
⇒アクセスマップ
京阪京都線「中書島駅」から徒歩5分、近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩10分
TEL. 075-623-2130(担当:総合研究所 秦・堤)
講演
(13:30~15:20)
見学
月桂冠(株) 大蔵記念館 15:30~16:20
懇親会
月桂冠(株) 昭和蔵工場 16:30~18:00
定員
80名(定員になりしだい締め切ります)
参加費
1,000円(不課税)
学生は無料
懇親会会費
2,000円・学生は1,000円(税込)
参加費、懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。
申込み方法
氏名・連絡先・TEL・懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
申込先
大阪府立大学生命環境科学研究科
関西支部庶務担当
岡澤 敦司
TEL. 072-254-7341
E-mail: okazawa@plant.osakafu-u.ac.jp
C1酵母による異種遺伝子発現を制御発酵から考える
京都大学大学院農学研究科 応用生命科学専攻 阪井 康能・由里本 博也
アミノ・核酸発酵などの代謝制御発酵は、生産代謝に関する生化学と生産菌の育種・培養法などの応用技術が表裏一体となり確立した。メタノール資化性酵母(C1酵母)は、強力な分泌系とメタノール誘導性プロモーターを特徴とした異種遺伝子発現宿主として、またその一方で、オルガネラ動態に関する分子細胞生物学のモデル生物として知られている。タンパク質生産においては最適の宿主を選抜するのが一般的で、「代謝制御発酵」のような戦略的アプローチがない。また、どの宿主を用いてもタンパク質の高生産が困難なものがある。有用タンパク質生産が基盤とするのはセントラルドグマをパラダイムとする分子細胞生物学であるが、異種遺伝子発現に関しては代謝制御発酵のような生産戦略が確立していない。
本講演では分子細胞生物学を礎とする「分子細胞制御発酵」について誘導性遺伝子発現から分解に至る、タンパク質の一生と細胞内輸送の分子メカニズムやその応用例など、C1酵母によるタンパク質生産にまつわる話題を提供する。
麹菌が生産する環状ペプチド-デフェリフェリクリシン-の大量製造技術の開発とその応用
月桂冠株式会社 総合研究所 戸所 健彦
麹菌は清酒等の醸造に用いられるだけでなく、その多様な代謝産物は酵素剤や化粧品原料等としても幅広く利用されている。麹菌が生産するデフェリフェリクリシン(Dfcy)は六員環の環状ペプチドで、鉄イオンと特異的に強く結合することで赤色のフェリクリシン(Fcy)になる。Fcyを代表とするフェリクローム類は清酒の着色原因物質として1967年に単離・同定された。Fcyは他の鉄化合物と比較して特出した水溶性を持つほか、鉄特有の味・においがしないことから食品素材として優れており、鉄補給食品等への応用も期待される。また、鉄が結合していないDfcyにも鉄キレート剤等としての利用が期待される。
本講演では、Dfcyの大量生産を初めて可能にした製造技術の開発とDfcy/Fcyの今後の応用の可能性について紹介する。
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学会行事
Published by 支部:東日本 on 07 12月 2012
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。皆様との意見交換および懇親を広く深める場になればと考えております。
日時
2013年1月25日(金)13:50~
場所
キッコーマン株式会社 野田工場 講堂
(千葉県野田市野田110 キッコーマン食品野田工場内)→交通アクセス
プログラム
13:20~ 受付
13:50~15:10 見学(工場、ものしりしょうゆ館見学コース、御用蔵)
15:10~15:15 移動・休憩
15:15~15:25 開会の辞…養王田 正文 (日本生物工学会東日本支部長)
15:25~16:00
医療分野への応用を目指した磁性細菌による磁性粒子エンジニアリング
…吉野 知子 (東農工大・院工・生命工)
16:00~16:35
乳酸菌、酵母及び酢酸菌の複合バイオフィルム形成とその利用
…古川 壮一・森永 康 (日大・生物資源科学部・食品生命学科)
16:35~17:00
新規糖尿病診断用酵素の開発 ~測定系の構築から構造解析まで~
…梶山 直樹 (キッコーマン株式会社・研究開発本部)
17:00~17:10 閉会の辞
17:10~17:30 移動・休憩
17:30~19:30 懇親会 (野田本社食堂)
参加費
講演会:無料
懇親会:会員・賛助会員・非会員3,000円(税込)、学生2,000円(税込)
※懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。
申込み方法
申し込み締切日までに、氏名、所属、会員種別、連絡先、E-mail、TEL/FAXおよび、懇親会参加の有無を明記の上、下記問合せ先まで、メールまたはFAXでお申し込み下さい。
申込み締切
2013年1月11日(金)
問合せ先
東京農工大学大学院生命工学専攻 養王田研究室
FAX. 042-388-7479 E-mail: 2012SBJE@yohda.net
キッコーマン食品野田工場(〒278-0037 千葉県野田市野田110)
東武野田線野田市駅より徒歩約5分
改札口を出て、右側へ進み、自転車置場を通り抜けて進んでください。
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学会行事 ,支部活動
Published by 学会事務局 on 07 12月 2012
セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・技術者の卵たち(高専生、学部生および大学院博士前期課程院生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第64回日本生物工学会大会で一般講演を行った高専生、学部生、および大学院博士前期課程院生の発表(16研究グループの25名)に対し、計18名の部会員による厳正な審査を行い、優秀学生発表賞を授与いたしました。
優秀学生発表賞受賞者(五十音順)
大崎 達哉 さん(筑波大院・数理物質)
「電気化学を用いた血管様構造の高速バイオアセンブリ」
景山 達斗 さん(筑波大院・数理物質)
「電気化学細胞脱離とスマートバイオマテリアルを用いたティッシュエンジニアリング」
坂 晃一郎 さん(東大院・工・化生)
「受容体の再構成を通じた細胞内シグナル伝達機構の解明」
高橋 舞 さん(徳島大院・先端技)
「Chinese hamster ovary細胞株における染色体不安定性」
松本 恵 さん(名大院・工)
「コロニー形態情報解析を用いたiPS細胞品質の定量評価法」
吉野 陽文 さん(北九大院・国際環境工)
「光触媒を用いた細胞パターニング技術の開発」
受賞者(写真)
※都合により、受賞者の一部の方のみの掲載となりました
受賞された皆様、また関係者の皆様、おめでとうございます。
優秀学生発表賞は、来年度も実施する予定です。
多くの方々のご参加をお待ちいたしております。
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新着情報 ,研究部会(若手会)
Published by 支部:西日本 on 06 12月 2012
主催行事 関連行事 岡山大学若手研究者キャリア支援センター
第1回講演会・企業との交流会(2012年9月4日)⇒ポスター(712KB) ポスドク・博士課程大学院生のための第2回講演会・インターンシップ報告会(2013年2月21日) 合同企業説明会・第2回企業との交流会(2013年3月1日)⇒ポスター(592KB)
2012年度西日本支部学生賞受賞者瀧本 貴之(岡山大学大学院自然科学研究科 博士前期課程2年) 石田 泰晃(広島大学大学院先端物質科学研究科 博士前期課程1年) 樋口 健吾(山口大学大学院農学研究科 修士課程1年) 炭本 慶介(徳島大学大学院先端技術科学教育部 博士前期課程2年) 筒井 智美(徳島大学大学院先端技術科学教育部 博士前期課程1年)
これまでの活動 ►西日本支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 05 12月 2012
日時
2013年1月25日(金)13:00~
場所
京都大学理学研究科セミナーハウス
(〒606-8502 京都市左京区北白川追分町、京都大学北部構内)→アクセスマップ のNo.10
参加費
参加費2,000円、懇話会費4,000円 ただし、いずれも学生無料
定員
100名(先着順)
申込方法
E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。
申込先
〒536-8553
大阪市城東区森ノ宮1-6-50
地方独立行政法人大阪市立工業研究所
生物・生活材料研究部 永尾寿浩
TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079
E-mail:
備考
※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。
主催:学際的脂質創生研究部会
プログラム
13:00 開会の辞
13:05
油脂の美味しさのメカニズム
…… 伏木 亨 (京都大学大学院農学研究科)
13:35
ラビリンチュラにおける機能性脂質の生合成機構
……岩坂宏明、渡邉研志、佐藤亮介、大野 洵、○秋 庸裕 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
14:05
ホスホリパーゼの酵素学的特性解析とその産業有用性
…… 杉森大助 (福島大学大学院共生システム理工学研究科)
(14:35 休憩)
14:50
超臨界流体クロマトグラフィー質量分析計を用いた食用油脂中の3-MCPD脂肪酸エステル類の新規分析法開発
…… 堀 遂人 (不二製油株式会社品質保証部)
15:20
放線菌由来ホスホリパーゼの性質とその応用開発
…… 門上 剛 (ナガセケムテックス株式会社生化学品本部)
(15:50 休憩)
16:05 一般講演(演題を募集中)
18:20
懇話会
会場:旧農学部附属演習林事務室内ラウンジ
(京都市左京区北白川追分町、京都大学北部構内、→アクセスマップ のNo.15)
一般講演 募集の お知らせ
一般講演の募集受付は終了いたしました。
第3回学際的脂質創生研究部会講演会では、下記のように一般講演を募集します。
形式:12~15分程度の口頭発表(演題数によって変更あり)
募集演題数:8~10題程度
応募に必要な情報:講演タイトルと発表者名、所属
締切:2012年12月20日
申込先:メールにて、地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩( )まで
*お申し込み後、追って、要旨ご執筆のお願いのご連絡をいたします。
学会行事 ,新着情報 ,研究部会(若手会)
Published by 支部:中部 on 02 12月 2012
主催行事 第1回CHUBU懇話会
日時: 2012(平成24)年6月22日(金)
場所:
【見学】太陽化学南部工場(三重県四日市市山田町800番)
太陽化学研究所(三重県四日市市宝町1番3号)
【セミナー】じばさん三重(三重県四日市市安島一丁目3番18号)
2012年度中部支部例会
日時: 2012(平成24)年8月2日(木) 13:00 ~
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール
ミニシンポジウム「バイオマス研究の最前線」
日時: 2012(平成24)年8月3日(金) 14:00 ~16:20
場所: 金沢大学自然研講義棟 108講義室共催行事 協賛行事 BBChubu
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支部活動
Published by 学会事務局 on 01 12月 2012
内容 開催日 【協賛行事】 化学工学会関西支部シンポジウム
「関西発,技術イノベーション!~最先端医療産業の展開~」〈豊中市〉2013.03.19 【協賛行事】 大学発・選(よ)り抜(ぬ)きバイオセミナー
第20回 (福井大学)細胞幾何学~細胞の形態制御による組織構築へのアプローチ〈東京〉2013.03.15 【後援行事】 日独共同大学院プログラム 国際シンポジウム
『Biotechnology and Chemistry for Green Growth』〈豊中市〉2013.03.11-13 【協賛行事】 第8回理研「バイオものづくり」シンポジウム〈和光市〉2013.03.08 【協賛行事】 第70回熱測定講習会
『初心者のための熱分析の基礎と高分子・医薬品への応用 -専門家による講義と実習・個別相談、最新熱分析装置の紹介-』〈東京〉2013.02.27-28 【協賛行事】 JBA“未来へのバイオ技術”勉強会 月例会
「バイオ素材百花繚乱2」〈東京〉2013.02.27 【協賛行事】 JBA 発酵と代謝研究会講演会「美味しい健康生活は微生物が作る~作物生産、食品素材開発、健康支援~」〈京都〉2013.02.22 【協賛行事】 JBAバイオエンジニアリング研究会講演会「地域に根ざしたバイオマス利用技術の実用化-LCAの視点で近未来の実用化を展望する」〈東京〉2013.02.20 【協賛行事】 産総研 環境・エネルギーシンポジウムシリーズ
「21世紀の化学反応とプロセス-未来を切り拓く革新触媒-」〈つくば市〉2013.02.19 【協賛行事】 JBAアルコール・バイオマス研究会講演会〈東京〉2013.02.08 【後援行事】 第6回高度医療都市を創出する未来技術国際シンポジウム
「創薬開発システム構築のための戦略」〈岡山〉2013.02.07-08 【協賛行事】 医薬品製造に関わるGMPの最新動向:講演会&見学会〈大阪〉2013.02.07-08 【後援行事】 第8回バイオベンチャー大賞(贈賞式)〈神戸〉2013.02.07 【協賛行事】 第7回大阪大学フロンティア産業バイオシンポジウム
「機能性食品・飲料研究開発の新展開」〈豊中市〉2013.02.01 【協賛行事】 第18回高専シンポジウム in 仙台2013.01.26 【後援行事】 第6回KASTシステムバイオロジー講座(分野篇)
「システムバイオテクノロジーの新展開」(1/16・18)〈川崎市〉2013.01.16, 18 【協賛行事】 第25回バイオエンジニアリング講習会〈つくば市〉2013.01.09-11 【協賛行事】 生研センター・イノベーション創出基礎的研究推進事業「ナノバイオテクノロジーに基づくDDS技術による新世代ワクチン技術シンポジウム」〈東京〉2012.12.18 【協賛行事】 JBA“未来へのバイオ技術”勉強会 月例会 「保湿の極意とエビデンス』〈東京〉2012.12.13 【協賛行事】 JABEE-日工教共催「国際的に通用する技術者教育ワークショップシリーズ 第1回」〈東京〉2012.12.08 【協賛行事】 第32回水素エネルギー協会大会〈広島〉2012.12.06-07 【協賛行事】 公益社団法人日本技術士会・生物工学部会・12月例会 冬の例会「テーマ:微生物資源利用」〈東京〉2012.12.01 【協賛行事】 第38回炭素材料学会年会〈長野〉2012.11.28-30 【協賛行事】 第29回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2012〈東京〉2012.11.27-30 【協賛行事】 International Joint Symposium on Single-Cell Analysis “The 6th International Workshop on Approaches to Single-Cell Analysis & The 8th International Forum on Post-Genome Technologies”〈京都〉2012.11.27-28 【協賛行事】 The 6th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and the 13th International Symposium on Advanced Intelligent Systems〈神戸〉2012.11.20-24 【協賛行事】 グリーン・イノベーションEXPO2012〈東京〉2012.11.14-16 【協賛行事】 第26回日本吸着学会研究発表会〈つくば市〉2012.11.14-15 【中部支部共催】 第5回 北陸合同バイオ若手シンポジウム 〈福井〉 2012.11.02-03 【後援行事】 第6回KASTシステムバイオテクノロジー講座「生命のシステム 探索のための手引き」〈川崎市〉2012.11.02 【協賛行事】 7th International Conference on High Pressure Bioscience and Biotechnology (HPBB2012)〈滋賀〉2012.10.29-11.02 【共催行事】 第18回 生物化学工学アジア若手研究者の集い(YABEC2012)〈徳島〉2012.10.26-28 【協賛行事】 JBA“未来へのバイオ技術”勉強会 月例会 「やわらかいデバイス」〈東京〉2012.10.22 【協賛行事】 12-2 エコマテリアル研究会『バイオマス資源からの高度物質生産技術の開発動向』〈東京〉2012.10.19 【協賛行事】 第28回日本イオン交換研究発表会〈東京〉2012.10.18-19 【後援行事】 バイオテクイラストコンテスト:遺伝子組換え作物を知ってもらう ため / GM国際シンポジウム「GM利用の現状と今後の重要〈北海道〉2012.10.13 【後援行事】 BioJapan 2012 ‐World Business Forum‐アジア発オープンイノベーション新時代〈横浜〉2012.10.10-12 【協賛行事】 第5回京都大学発・新技術セミナー「明日から、マイクロリアクターを使ってみる」〈東京〉2012.09.28 【後援行事】 バイオマス循環利用研究部会 日本・中国バイオマス研究シンポジウム(2012/09/27-28) 参加者限定なし、要申込:於四川大学 2012.09.27-28 【協賛行事】 第10回高付加価値食品開発のためのフォーラム〈裾野市〉2012.09.26-27 【協賛行事】 JBA “未来へのバイオ技術”勉強会月例会 「イスラム市場の魅力に挑戦する!~ハラル(Halal)マーケット進出をめざして」〈東京〉2012.09.26 【共催行事】 第31回日本糖質学会年会〈鹿児島〉⇒ 9月17日(月)~20日(木)日程変更しました 2012.09.17-20 【協賛行事】 第19回国際質量分析会議〈京都〉2012.09.15-21 【協賛行事】 JBA 発酵と代謝研究会シンポジウム「乳酸菌研究の新たなる道標-基盤研究、食、健康、ものづくり」〈東京〉2012.09.12 【後援行事】 JASIS2012(Japan Analytical & Scientific Instruments Show)〈千葉〉2012.09.05-07 【協賛行事】 第69回熱測定講習会「初心者のための熱分析の基礎と応用」〈京都〉2012.08.30-31 【協賛行事】 第14回日本感性工学会大会・総会「心に響く価値づくり」〈東京〉2012.08.30-09.01 【協賛行事】 第25回におい・かおり環境学会〈草津市〉2012.08.23-24 【協賛行事】 The 15th International Congress on Thermal Analysis and Calorimetry(ICTAC15)/第48回熱測定討論会(JCCTA48)〈東大阪市〉2012.08.20-24 【協賛行事】 JBA “未来へのバイオ技術”勉強会月例会「微生物コミュニケーション-解明と応用」〈東京〉2012.08.07 【協賛行事】 微生物腐食シンポジウム「基礎から応用まで」〈東京〉2012.07.27 【後援行事】 日本プロテオーム学会2012年会(10thJHUPO)〈東京〉2012.07.26-27 【協賛行事】 The 9th Asia-Pacific Marine Biotechnology Conference〈高知〉2012.07.13-16 【協賛行事】 第25回イオン交換セミナー「挑戦するイオン交換」〈東京〉2012.07.13 【共催行事】 第26回キチン・キトサンシンポジウム〈北海道〉2012.07.12-13 【協賛行事】 大阪工研協会 バイオ実習セミナー
-微生物・細胞取扱いの基本操作と検査・試験への応用-〈大阪〉2012.07.06, 2012.07.09 【協賛行事】 日本真空学会関西支部&日本表面科学会関西支部合同セミナー2012「生物に学ぶさまざまな機能-環境に調和した自然界の知恵-」〈神戸〉2012.07.06 【協賛行事】 2012年産業技術総合研究所中部センター研究発表会〈名古屋〉2012.06.26-27 【協賛行事】 近畿化学協会コンピュータ化学部会公開講演会(第84回例会)『量子計算科学の高速化』〈大阪〉2012.06.20 【協賛行事】 JBA新資源生物変換研究会シンポジウム
『新しい資源の創出に向かって-合成生物工学の隆起-』〈神戸〉2012.06.15 【後援行事】 JACI/GSCシンポジウム(第12回GSCシンポジウム)〈東京〉2012.06.12-13 【後援行事】 日本 – フィンランド・バイオテクノロジーシンポジウム〈仙台〉2012.06.04-08 【協賛行事】 日本ゾル – ゲル学会第9回セミナー〈東京〉2012.06.01 【協賛行事】 第57回低温生物工学会(国際セミナー:NIAS International Seminar for Cryobiology and Cryotechnology/年会)〈つくば市〉2012.05.31-06.01 【協賛行事】 JBA 先端技術情報セミナー 「バイオマス利活用技術はここまで来ている! 今こそ実用化に向けた取り組みを」 〈東京〉2012.05.30 【協賛行事】 食品ハイドロコロイドセミナー2012~初心者のためのハイドロコロイド研究法の解説~および第23回食品ハイドロコロイドシンポジウム〈東京〉2012.05.24-25 【共催行事】 The 12th Japan-China-Korea Joint Symposium on Enzyme Engineering (第12回 日中韓酵素工学会議)〈金沢〉2012.5.28-31 【協賛行事】 近化資源セミナー『化学企業の挑戦! バイオマテリアルビジネスの新展開~バイオマスからの化成品の創製~』〈大阪〉2012.05.23 【協賛行事】 JBA“未来へのバイオ技術”勉強会『醸造用酵母の育種と比較ゲノム-次世代シーケンサーとオミクス解析が拓く新時代-』〈東京〉2012.05.21 【共催行事】 日中バイオテクノロジー国際シンポジウム2012-『バイオテクノロジーと農業・環境-』〈東京〉2012.05.13-14
関連団体行事
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
日本生物工学会創立90周年記念出版『ひらく、ひらく「バイオの世界」』(2012年10月発行)に掲載された図を紹介する「イラスト・写真館」をオープンしました。この「イラスト・写真館」では、『ひらく、ひらく「バイオの世界」』に掲載された主なイラスト・写真について詳しい解説を見て頂くことができます。バイオテクノロジーの世界を、より深くお楽しみください。
⇒『ひらく、ひらく「バイオの世界」イラスト・写真館』はこちら
♦ 関連記事:
《日本生物工学会創立90周年記念出版》ひらく、ひらく「バイオの世界」―14歳からの生物工学入門
https://www.sbj.or.jp/pub/pub_hiraku.html
新着情報
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
私たちを作っている細胞一つ一つにも個性があり、その「顔つき」が異なっています。ブドウ糖などの糖は細胞のエネルギー源となる大切な物質ですが、糖にはその他にも役割があるのです。細胞の表面をよく見ると、表面が鎖状につながった糖(糖鎖)でおおわれています。この糖鎖は、複雑な形をしているうえに大変バラエティに富み、細胞ごとに糖鎖の様子がまったく異なります。糖鎖はいわば細胞の顔つきなのです。
例えば、私たちの血液型(O,A,B,AB型)というのは、赤血球の表面に生えている糖鎖の違いによって決まっています。
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また、糖鎖は細胞の表面 をおおっているので、細胞どうしの結合、つまり細菌やウイルスとの接着などに密接に関わっています。例えば、生物種による細胞表面の糖鎖の違いが、インフ ルエンザウイルスへの感染のしやすさを決めていることが知られています。おそらく個人差もあるでしょう。最近は、糖鎖の性質を逆手に利用した未来型の医薬 品も開発されています。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
リン鉱石は化学肥料の原料になるため、食料生産になくてはならない資源ですが、枯渇することが心配されています。そこで、廃棄物中や廃水中からリンを回収しリサイクルする技術が注目されています。
生活排水に多く含まれているリンを、微生物の力を利用して集め、リン資源としてリサイクルすることができるのです。ある種の微生物には、リン酸がたくさん連なった「ポリリン酸」を蓄積する能力があります。
左の写真は、ポリリン酸がどのように微生物の体内で蓄積するかを解明し、その情報をもとに人工的につくりだした「ポリリン酸蓄積変異微生物」の写真です。
矢印で示した部分にリンが蓄積されており、その量は菌の体重の約30%に及ぶことがわかりました。この微生物のリン含量はリン鉱石とほぼ同等であることから、「生きたリン鉱石(バイオリン鉱石)」とも呼ばれています。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
卵を生産するために飼われているニワトリは、ほぼ毎日卵を産みます。そしてニワトリの卵にはタンパク質(卵白タンパク質)が豊富に含まれています。この卵白タンパク質の代わりに、卵にタンパク性の医薬品を含ませることができれば、非常に安く医薬品をつくれると期待されています。
メンドリの輸卵管の細胞は、タンパク質を豊富に含む卵白を分泌しているので、治療用抗体などのタンパク性医薬品の遺伝子を輸卵管の細胞で働かせることができれば、抗体タンパク質を卵白中に含ませられるようになると考えられます。
写真には、その手順を示します。まずメンドリから産み落とされた有精卵の殻を割って、卵黄の膜の上で成長する胚(ヒナのもととなる)の細胞に、医薬品タンパク質の遺伝子を含んだ溶液を微細なガラス管を使って注入し、遺伝子導入を行います。
その後、卵を孵化させることによって、医薬品タンパク質の遺伝子をもったニワトリを誕生させます。このニワトリが成長すれば、医薬品タンパク質を含む卵を産むようになるのです。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
抗体は、体内に入ってくる病原体を退治するために体がつくりだすタンパク質です。この抗体を、薬として利用できないか、自在につくることができないか、研究が進んでいます。左の図は、マウスの細胞に抗体をつくらせる方法を表しています。
動物(マウスやウサギなど)に標的タンパク質を注射すると、動物体内の免疫システムがはたらき、標的タンパク質に対する抗体がつくられます。この動物の血液から抗体を直接得ることもできます。しかし、動物の免疫反応に個体差があること(みなさんも病気への抵抗力には個人差がありますね)、動物に寿命があること、一度に採取できる血液の量に限りがあることから、この方法で抗体を大量かつ安定に得ることは困難です。そして何よりも、血液中には目的の抗体以外の抗体も含まれているため、そのまま利用することはできません。
そこで動物から、標的タンパク質の抗体をつくっているBリンパ球細胞を取りだし、この細胞を骨髄腫細胞という特別なガン細胞と融合させることによって「ハイブリドーマ細胞」という雑種細胞をつくります。Bリンパ球細胞は短命(4日間ほど)ですが、ハイブリドーマは不死です。それに1種類の抗体だけを作り続けますから、この細胞を培養することで、目的の抗体を大量かつ半永久的に得ることができます。ちなみに、動物の抗体をそのままヒトには投与できません(生物種が違うと拒絶反応が起きやすい)ので、遺伝子工学を用いて、動物由来の抗体をヒトの抗体と同じ構造に改変して利用する方法が開発されています。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
蛍光顕微鏡により観察したこの写真は、「メタン生成細菌」の集まり(緑色)のまわりに、「酸生成細菌」(赤色)が寄り添って暮らしている様子を示しています。これらの微生物たちは、群れをつくり共生することによって、有機物からメタンを生成して生きています。
微生物の群れを観察する手法は、「FISH(fluorescence in situ hybridization)法」と呼ばれます。FISH法では、細胞や微生物のゲノムDNAと結合するDNA(プローブ)を用意し、それに蛍光物質を付け、プローブと結合した細胞や微生物を蛍光顕微鏡で観察します。
二種以上の微生物を同時に観察する場合、二重に結合させます。今回は、酸生成細菌のDNAと結合する蛍光プローブ(赤色)と、メタン生成細菌のDNAと結合する蛍光プローブ(緑色)を使用したという訳です。この写真には、メタン生成細菌が2種類いて、糸状のMethanosaeta 属と、団子状のMethanosarcina 属が観察されます。
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
この写真は、石油を食べる微生物の働きを示したものです。
微生物を増やすには、微生物の好きな食べ物と環境(温度など)を用意すればよいので、石油を食べる微生物を増やしたいときには、石油を栄養分として与えます。
フラスコに石油を入れると、水の上に黒い石油が浮いてきます(写真A)。これは石油を食べる微生物を投入する前の様子で、石油が海に漏れだした時の状況に似ています。
このフラスコに石油を食べる微生物を入れ、空気を混ぜながら培養する(育てる)と、微生物は石油をパクパク食べてどんどん増殖し、フラスコ内の水が白く濁ってきます。そして、黒い石油は減少していきます。写真Bは、微生物を3日間培養した状態です。
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石油タンカーが座礁したりして石油が海に漏れだし、海や海岸などの環境が汚染されてしまうことがあります。この環境中に石油を食べる微生物を入れてやれ ば、フラスコの実験と同じように微生物がどんどん石油を食べ、環境をきれいにしてくれます。このような仕組みをバイオレメディエーションと呼び、環境汚染 を解決する新しい方法として実用化されつつあります。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
植物は、自身がつくりだした糖やアミノ酸、ビタミン類などの栄養素や酸素をまわりに分泌します。そのため、とくに植物の根の近く(根圏といいます)には、それらを求めて多くの微生物が集まります。このような根圏の微生物の中には、植物が必要とする栄養(窒素やリン)を植物が利用しやすい形に変換したり、植物に悪影響を及ぼす病原菌や化学物質などを取り除いたりと、植物との「共生関係」を築いているものがいます。
写真のスフィンゴビウム属細菌も根圏にいる微生物です。この細菌は、4-tert-ブチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールAなどの内分泌撹 乱化学物質(環境ホルモンとも呼ばれ、生き物の体の仕組みを混乱させる作用を持つ物質)を分解し、無害化します。この細菌は、植物から栄養素や酸素を受け取る代わりに、有害物質を分解して植物の生育を助けているのではないかと考えられています。
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環境ホルモンを含めて有害な化学物質のなかには、微量 でも有害で、分解することが難しく、環境中に長く留まりやすいものが多くあります。このような化学物質を分解できる微生物がいると、とても頼もしいですね。実は、植物と共生する微生物は植物だけでなく、私たちが住む地球の環境も守ってくれているのです。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
植物がどんな色の花を咲かせるかは、その植物が生まれつき持つ酵素の種類によって決まります。バラ、カーネーション、キク、ユリなどは、多くの青い花に含まれる「デルフィニジン」という色素を合成するために必要な「青色化酵素」を持っていないため、青い花を咲かせることができません。
酵素はタンパク質ですので、生体内では遺伝子の情報をもとにつくられます(転写・翻訳)。遺伝子の情報が書き込まれているDNAは生物すべてに共通ので、ある生物から取り出して別の生物に入れることができます。まず、青色化酵素の遺伝子(DNA)をパンジーなどの青い花から取り出しました。次に、このDNAをバラやカーネーションの細胞に入れ、遺伝子の入った細胞だけを選びだします。そして、その細胞から植物体を再生することにより、花の色が青いバラやカーネーションを作ることができました。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
コンピュータ技術などの情報科学と生物学が融合した新しい学問分野を「バイオインフォマティクス」といいます。バイオインフォマティクスは、どのような発展を私たちにもたらすのでしょうか。
私たちが持っている遺伝子(DNA)の1個の塩基が置換してしまったために重要なタンパク質の機能が損なわれたり弱くなったりして、重い病気を引き起こす 原因になることがあります。
もしあらかじめこのような遺伝子の置換が分かれば、その病気に対するリスクを知ることができ、予防、治療、薬の開発のために役 立つと期待されています。
また、微生物を使って植物などから化学物質や燃料をつくる試みに期待が寄せられています。微生物が持っている遺伝子を調べれば、 その微生物がどのような反応を行えるのかが分かり、研究が進展するでしょう。
目的の化学物質や燃料を効率よく得るために反応がどのように起こるかをコン ピュータで計算する(シミュレーション)できるようにもなるのではないかと期待されています。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
私たちの体はいつも無数の病原体からの攻撃にさらされていて、その病原体も突然変異(遺伝子が変化すること)により日々その性質を変化させていきます。そのような病原体に対抗するため、私たちの体には、数億種類ともいわれる「抗体(病原体に結合して、その働きを弱めるタンパク質)」が常に準備されています。
抗体はタンパク質ですので、遺伝物質であるDNAから転写・翻訳されてつくられます。しかし、私たちの細胞にあるゲノムDNAには、数億種類もの抗体の遺伝情報を書いておくだけのスペースがありません。そこで生物は、抗体遺伝子を二つ(VとJ)あるいは三つ(VとDとJ)のパーツに分解し、V、D、Jをそ れぞれ4~40個ずつ用意しておき、抗体遺伝子を完成させるときにV、D、Jのパーツを1種類ずつ選んで結合させる、というしくみを持っています。こうす ることによって、パーツの種類は少なくても、それらを組み合わせてできた抗体には非常に多くの種類を生みだすことができます。
しかしゲノムの中の遺伝情報をこのように組み換えることは、ひとつ間違えると「がん」の原因にもなり非常に危険です。そこで、このような組換えを起こすための酵素の働きは、生殖細胞のほかはBリンパ球やTリンパ球に限られています。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
病原体が体のなかに侵入するのを防ぐために、私たちには「免疫機能」が備わっています。しかしストレスや環境の悪化によって、一時的に免疫力が低下してしまうことがあります。
最近、ヨーグルトなどに含まれる「乳酸菌」に、ヒトの免疫細胞を活性化して免疫力を高める能力があることがわかってきました。
そして研究を進めるなかで、免疫細胞を活性化する力がとくに強い乳酸菌「S-PT84株」が発見され、その「細胞壁(さいぼうへき)(細胞を包む殻)」が免疫細胞の活性化に効いていることがわかったのです。
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さ らに調べると、30℃で育てた乳酸菌よりも、37℃で育てたS-PT84株のほうが、免疫力を高める力が強いことが明らかになりました。電子顕微鏡で乳酸 菌を観察すると、30℃で育てた菌(左)に比べ、37℃で育てた菌(右)の方が、分厚い細胞壁をもっていることがわかります。この培養技術を利用すれば、 乳酸菌の免疫活性化効果をより高めることができると考えられています。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
お酒は原料の違いによって、つくり方や風味が変わってきますが、これは糖分の利用方法、原料が持ついろいろな成分の作用、使用する微生物の働きによるものです。
ワインの原料はブドウをしぼった果汁で、ブドウの種類によって、白ワインや赤ワインのように色や風味の違いがでます。また、乳酸菌を用いてワイン中のリンゴ酸を乳酸に変換し、味をまろやかにする技術もあります。
ビールでは大麦のデンプンを分解してできた糖液(麦汁)にホップという植物を加えて煮ることで、特有の苦味と香りをつけるのが特徴的です。また、ホップは雑菌の繁殖を抑える作用もあります。
日本酒では麹菌(米こうじ)による糖化(デンプンを糖に変えること)と、酵母によるアルコール発酵が同時に行われるため、少しずつ出てくるブドウ糖を酵母がゆっくりアルコールに変えることができます。日本酒のアルコール濃度が高いのは、このつくり方のせいです。また、日本酒づくりでは昔、乳酸菌を使用していました。酵母による発酵が始まるまでに雑菌が増えてしまわないよう、乳酸菌のつくる乳酸で雑菌の繁殖を抑えていました。このように、お酒はいろいろな原料や微生物の特徴を活用してつくられているのです。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
たとえば「CAG」という塩基の並びがどのようなアミノ酸を意味するかについて、コドン表で解読してみましょう。一番目の塩基はCですから、表の左の「1番目の塩基」欄のCの行を右にたどっていき、表の上の「2番目の塩基」のA列と交わる部分を見つけます。そこにはCAで始まる4つのコドンが書かれています。表の右の「3番目の塩基」欄からもわかるとおり、これらのコドンは、3番目の塩基について上からUCAGの順に並んでいますので、「CAG」がグルタミンというアミノ酸を表すコドンであることがわかります。
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コドン表を見ると、コドンとアミノ酸は必ずしも1対1になっていないことがわかります。メチオニンやトリプトファンというアミノ酸のコドンは1種類しか ありませんが、ロイシンというアミノ酸には6つものコドンが用意されています。また翻訳を始める合図となるコドンはメチオニンのコドンと共通となってお り、翻訳を終える合図となるコドンには3種類あることもわかります。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
肉や豆腐にふくまれるタンパク質も、条件によっては「結晶」になります。このたんぱく質の結晶に、「X線」という高エネルギーの光をあてると、内部のタンパク質の形に応じてX線がさまざまに散乱します(光があちこちへ飛び散る)。この光の散乱パターンをもとに、コンピュータで複雑な計算をすることにより、タンパク質に含まれている原子それぞれの位置を決めることができ、その結果としてタンパク質全体の形を推定することができます(ただし多くの場合、水素原子の位置まではわかりません)。
左の図は、αアミラーゼという酵素タンパク質の立体構造を示したものですが、そのサイズは直径10 nm(1 nmは1 mmの100万分の1)以下で、とても肉眼では見えませんし、顕微鏡でも見えません。上に説明したような方法で形を調べた結果なのです。上の図と下の図は、見せ方を違えているだけで、どちらも同じαアミラーゼの構造を示しています。それぞれ「リボンモデル(上図)」と「空間充填モデル(下図)」といいます。
タンパク質はアミノ酸が数珠つなぎになった紐状の分子で、その紐が折り畳まれて一定の立体的なかたちになります。リボンモデルでは、その紐がらせんを巻いている部分を赤で、伸びた紐が隣り合っている部分を黄色で示してあります。白いロープはそれらのパーツをつなぐ部分です。リボンモデルで表現するとタンパク質の構造には隙間が多いように見えますが、空間充填モデルを見ると必ずしもそうではないことがわかります(実際のタンパク質の姿は空間充填モデルに近いのです)。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
病気やケガによって臓器に大きなダメージを負った人には「臓器移植」を行う場合がありますが、臓器移植を希望する患者さんの数に対して臓器提供者(ドナー)の数が不足しているため、移植医療の大きな問題となっています。
そこで、このような問題を解決するため、患者から採取した細胞を体外で培養し、その細胞から臓器をつくりだして移植する「再生医療(組織工学)」という技術が開発されています。近年ではiPS細胞をはじめとする幹細胞(どんな細胞にも分化できる万能細胞)を患者さん自身の細胞からつくれるようになり、幹細胞を大量に増殖させる培養装置の開発も進められています。
しかし、再生医療を実現するためには、増殖した幹細胞から目的の臓器の細胞をつくりだし、それらを立体的に集めて繋ぎ合わせ、目的とする臓器の形や機能をもたせることが必要です。臓器移植を待つ患者さんのもとに再生医療製品を届けられる日を目指して、再生医療研究者の挑戦は続いています。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
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このイラストは、動物の細胞と植物の細胞をわかりやすく描いたもの(模式図)です。実際の細胞は、ここに示すように色がついているわけではありませし(ほとんど透明です)、形ももっと複雑で多様です。ただ、大まかには、図に示すような装置(細胞内小器官)がぎっしり詰めこまれています。
細胞内小器官は、細胞が生きるための働きを担っています。細胞を外敵から守る「細胞膜」、エネルギーをつくる「ミトコンドリア」、タンパク質をつくる設計図をしまっている「核」、光合成の場となる「葉緑体」などです。
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Published by 学会事務局 on 28 11月 2012
こちらのイラスト・写真館では、日本生物工学会編の書籍『ひらく、ひらく「バイオの世界」』 (2012年10月発行)に掲載されている図に対するより詳しい解説や、書籍に載せきれなかった写真を見て頂くことができます。バイオテクノロジーの世界を、より深くお楽しみください。
注)各図版および写真の著作権は写真下部に示された方々にございます。
著作権者の許可なく、図版を複製・転載等することは禁止されておりますのでご注意ください。
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Published by 学会事務局 on 26 11月 2012
生物工学会誌 第90巻 第11号
島田 裕司
三人寄れば文殊の知恵、三人にして迷うことなしといった諺にもあるように、古くから連携の有効性は認識されている。実際、ものづくり産業界でも、さまざまな素材を使って材料が作られ、その材料を使って部品が作られ、いろいろな部品を集めて製品が作られるというピラミッド型の供給網が整備され、連携体制が構築されている。また、委託加工や委託生産も積極的に進められ、最近では流通業界まで巻き込んだPB商品も作られるようになり、生産効率を高めるための連携は定着してきた感がする。一方、最先端技術や高付加価値製品などの開発を目的とした連携は、行政施策の下で積極的に進められているものの、企業、特に連携をもっとも必要としている中小企業には意外と浸透していない。
最近のものづくり産業界では新製品の開発に必要な技術はますます専門化する一方、ボーダーレス化という、相反する方向にも進んでいる。当然、開発にかかる経費は飛躍的に上昇し、そのリスクも大きくなっている。この経費とリスクの低減化を図るために、大学や公的研究機関が活用されているが、連携事業の推進も有効なツールである。同じ専門領域の人が集まって高度な技術を作り出す縦の連携と、異分野の人が集まって新しい技術を作り出す横の連携が組み合わさったときにもっとも大きな効果が期待できる。
新技術、新製品の開発を目的とした連携事業は行政の下でたくさん企画されているものの、ものづくり企業における開発研究の観点からみると大きな成果は挙がっていない。その原因は、とにかく連携という体制を作っておけばよいというトップダウン型の課題設定とコンソーシアムの構築にあったと思われる。連携事業が成果を挙げるために一番大切なことは、明確で具体的な目標を定めた課題の設定である。次いで、連携を構築するパートナーの構成が重要である。
通常、一つの組織だけで目的を達成することができないから連携を求める。そのパートナーとして、目的の達成に必要な技術や材料を持っている企業を探す。当然より高い技術、より優れた材料を持つ企業が選択される。ところが、もし対象となる技術や材料を保有している企業が1社だけであるなら、選択の余地なくその企業がパートナーとして選ばれる。したがって、研究開発の一手段として連携というツールも考えるなら、他社にはない独自の技術を持ち、ナンバーワン、オンリーワンの材料や部品を提供できる企業を目指すことが重要となる。
このように考えると、組織においてどのような人材を育てるべきかが見えてくる。広い視野に立ち、かつ最先端の知識、経験、技術を持った人材が理想的であることはいうまでもない。しかし、連携を研究開発の一つのツールとするなら、限定された分野を得意とする人達を集めることによっても目的を達成できる。つまり、この分野では誰にも負けない、この技術は私しか持っていないといえる人材、加えてチームでも力が発揮できる人材を育てることも必要となってくる。
大量生産、大量消費に支えられた科学技術の発展は人類に大きな豊さと繁栄をもたらした半面、化石資源の浪費、地球環境の破壊という負の遺産も残してしまった。今後は持続可能な社会の構築を目指さなければならず、自然エネルギーの活用、省エネルギー、未利用資源の活用、廃棄物の減量と再資源化、長寿命化などをキーワードとした研究開発が求められている。また、生物工学の分野においては、環境調和型、再生可能な資源(生物資源)の活用、再生可能な製造・加工技術(生物反応)の確立が強く求められている。ものづくり産業界に共通したこれらの課題については連携体制も構築しやすく、研究開発の一つのツールとして連携事業はより一般化してくるように思われる。この大きな流れに乗り遅れないためにも、今後の企業の在り方を考慮しながら人材育成に取り組む必要があると感じている。
著者紹介 岡村製油(株)取締役 商品企画開発室長・前(地独)大阪市立工業研究所理事長
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 26 11月 2012
バイオインフォメーション …( 752 ) 研究部会 …( 753 ) 本部だより …( 754 ) 支部だより …( 755 ) 事務局より …( 758 )
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 22 11月 2012
日本生物工学会の生物工学基礎教育セミナーは、産業界の研究者・技術者の人材育成を目的としています。本セミナーでは著名な先生方に学問の発展の道筋について実例を示しながら概説いただくと共に将来の進むべき方向についてお話しをしていただきます。最終章では、企業経営、風土革新についてのご講演をいただけます。
第1回は、「生物工学」などの基礎教育の有意義なカリキュラムを組んでおりますので皆様奮って受講ください。
日時
2012年12月10日(月)9:40~17:30 11日(火)9:50~17:00
場所
サントリー研修センター「夢たまご」 (川崎市中原区今井上町57)
TEL: 044-739-3567
参加費
12,000円 (税込み、テキスト代、昼食代含む)
参加費は当日お支払いください。請求書等は事前発行いたしません。
領収証は当日お渡しいたします。
定員
50名(定員になり次第締め切ります)
申込方法
1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/FAX/E-mail、3) 会員種別を明記して、学会事務局までFAXまたはE-mailをお送り下さい。
申込締切
2012年11月16日(金) ⇒延長しました 2012年11月26日(月)
申込先
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034
E-mail:
プログラム 12月10日(月)
9:40~9:50 オリエンテーション
……日本生物工学会産学連携担当理事 坂口正明
9:50~:12:00 「応用微生物学」
……東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 五十嵐泰夫
12:00~13:00 昼食
13:00~15:10 「応用生物化学」
…… 早稲田大学理工学術院先進理工学部 教授 木野邦器
15:10~15:20 休憩
15:20~17:30 「生物化学工学」
……東京大学大学院工学系研究科 教授 長棟輝行
プログラム 12月11日(火)
9:50~12:00 「遺伝子工学」
……東京農工大学工学研究院生命工学科 教授 養王田正文
12:00~13:00 昼食
13:00~15:10 「生物プロセス学」
……名古屋大学大学院工学研究科 教授 飯島信司
15:10~15:20 休憩
15:20~17:00 「マーケティングとR&D部門の風土革新」
……関西外国語大学 教授・元サントリー(株)常務 丸山紘史
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学会行事
Published by 学会事務局 on 21 11月 2012
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2012年11月21日付で、「産業への展開が期待される合成生物学」が掲載されました。
⇒掲載記事:第30回「産業への展開が期待される合成生物学」
過去の掲載記事
※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
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