アカデミアおよび企業による、薬剤耐性菌 (AMR) 問題の解決に向けた新しい挑戦
- オーガナイザー:福田 大介 (グラクソ・スミスクライン)
- 2024年9月10日 (火) 9:00~11:00
- I会場 西2号館・W2-401
【趣旨】薬剤耐性菌 (AMR) の蔓延は国内外で大きな問題となっている。しかしながら、既に多くの製薬企業が抗菌薬創薬から撤退しており、大学や研究機関によるAMR対策の研究活動も活発とはいえない。本来、微生物研究は日本のお家芸であり、近年まで多くの抗感染症薬を創出してきた歴史からも、我が国はAMR問題を根本的に解決するための十分な素地を有している。 本シンポジウムではアカデミアおよび企業より気鋭の研究者を招き、AMR問題の解決に向けた新しい生物工学的アプローチや現代および未来の創薬について講演する。結果として、産学の連携によるAMR問題を解決するための研究機運を一層高めることが出来ると考えている。
プログラム
- 9:00 はじめに ……福田 大介
座長: 末永 光
- 9:03 (3S-Ia01)
難治性感染症を引き起こすバイオフィルムのAMR対策
……○杉本 真也 (東京慈恵会医科大学)
- 9:22 (3S-Ia02)
単純性尿路感染症、及び単純性淋菌感染症に対する新規経口抗菌薬Gepotidacinの開発
……○香山 陽子 (グラクソ・スミスクライン)
- 9:41 (3S-Ia03)
AMRを制御するTCSとヒスチジンキナーゼ阻害剤の開発
……○内海 龍太郎1, 岡島 俊英1, 石川 彰彦2, 江口 陽子3, 五十嵐 雅之4, 中山 二郎5 (1阪大産研, 2岡大院教育, 3近大生物理工, 4微化研, 5九大院・農)
座長: 福田 大介
- 10:00 (3S-Ia04)
AMR問題の解決に向けた難培養性細菌の可能性
……○高田 雅親 (村田製作所)
- 10:19 (3S-Ia05)
天然化合物ライブラリーからの薬剤耐性克服剤の発見
……○新家 一男 (産総研・バイオメディカル)
座長: 福田 大介
- 10:38 (3S-Ia06)
AMRを標的とした新規抗菌薬セフィデロコルの創製
……○山野 佳則 (塩野義製薬株式会社)
- 10:57 おわりに ……末永 光