Published by 学会事務局 on 12 10月 2010

【年次大会】2011年東京大会シンポジウム公募のお知らせ

第63回(2011)日本生物工学会大会
実行委員長 養王田 正文 

第63回日本生物工学会大会〈2011年9月26日(月)~28日(水)、 会場: 東京農工大学小金井キャンパス〉の一般シンポジウムを公募致します。多数の応募をお待ちしております。なお会場の関係から、申し込み多数の場合には実行委員会で選考いたしますことをご了承ください。

採択の結果と詳細については、1月中旬までにお知らせする予定です。また、シンポジウム講演者への謝礼を実行委員会がご用意することはいたしません。

シンポジウム
申込期間
2010年11月1日(月)~ 12月22日(水) 終了しました
申込方法 第63回日本生物工学会大会シンポジウム提案書word

  1. シンポジウム課題(仮題で可)
  2. 開催趣旨 (200字程度)
  3. 世話人氏名
  4. 所属
  5. メールアドレス
  6. 電話番号
  7. 予想される参加者数
を記載の上、メール、FAX、または郵便にて下記までお申し込み下さい。
申込先 〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
東京農工大学 工学府生命工学専攻 養王田研究室内
第63回日本生物工学会大会 実行委員会事務局
FAX: 042-388-7479
E-mail:
大会HP https://www.sbj.or.jp/2011/

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Published by 学会事務局 on 05 10月 2010

生物工学会誌 – 88巻11号


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Published by 支部:九州 on 01 10月 2010

【九州支部】九州支部 沖縄大会 日程変更のお知らせ

第17回日本生物工学会九州支部大会の開催日程が変更になりました。⇒詳しくはこちら

【変更後の日程】

  • 2010年12月3日(金)
    • 17:00~18:00 特別講演
    • 18:30~20:00 ミキサー(琉球大学生協北食堂:参加費無料)
  • 2010年12月4日(土)
    • 9:00~15:00(予定) 一般講演
    • 11:45~12:45 評議員会

【場所】 琉球大学 農学部(千原キャンパス:沖縄県中頭郡西原町千原1)

12月4日は翌日の那覇マラソンのため宿泊予約が取りにくい状況ですのでご注意ください。

なお、12月3日には、微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会主催のシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を午後1時30分から同キャンパス内にて開催しますので、どうぞそちらもご参加ください。
 

Published by 支部:関西 on 30 9月 2010

【関西支部】中高生・中高教員対象 – バイオカフェ&ラボ

日本生物工学会関西支部では2010年12月23日(木)に中高生と中高教員を対象にしたバイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」を開催します。⇒詳しくはこちら

日時: 2010年12月23日(木・祝) 13:00 ~ 16:50
場所: 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟

多くの皆様のご参加をお待ちしております。
      

Published by 支部:関西 on 30 9月 2010

【関西支部】バイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」

 バイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。

 本年度の「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業として開催します。これは、体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する講演を対話形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。

 体験実験は、パン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は次のうち、計2つの実験を体験できます。A:邪魔な不純物を取り除こう!、B:固定化酵素でジュースからアルコールを作ろう!、C:抗体を使って抗原タンパク質を見つけよう!)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。 

「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2010」ホームページ

http://biocafe.kobe-c.ac.jp
 

開催日時 2010年12月23日(木・祝) 13:00 ~ 16:50
開催場所 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟
アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html
対象 中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員(教員は見学のみ)
募集人数
  1. とことん実験コース: 50名
  2. いろいろ実験コース: 60名         
※いずれかのコースをお選びください。
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます。)
申し込み締切日 11月30日(火)
申し込み方法 参加のお申し込みは、下記6項目の必要事項をもれなく記入して、参加者ごとにE−メールで下記のアドレスへお申し込み下さい。
代表者が一括して申し込む場合は、参加者全員の必要事項を必ずご記入のうえ、E−メールでお申し込み下さい。

【必要事項】

E−メールのタイトルは必ず「バイオって何やろ」とする。
 
  1. 参加希望者氏名
    参加希望者に代表者または引率者がいる場合には、括弧内にその方の氏名を記入して下さい。
    教員(代表者あるいは引率者)の方は括弧内に引率する生徒全員の氏名を記入して下さい。
     
  2. 学校名・学年
    教員の方は学校名に続けて「教員」と記入して下さい。
     
  3. 住所(自宅)
     
  4. 緊急連絡先(電話番号)
    緊急時に、参加者本人に確実に連絡できる電話番号を記入して下さい(携帯電話でも可)。
     
  5. PCのE−メールアドレス(携帯電話のE−メールアドレスは不可)
    参加可否の連絡や参加証の送付等に必要ですので必ず記入して下さい。
     
  6. 希望コース
    希望コースについては、必ず、第1希望から第4希望まで記入して下さい。
    「いろいろ実験AB」とは、まず、「いろいろ実験A」を体験して、次に「いろいろ実験B」を体験することを意味しています。
    同じように、「いろいろ実験CA」では、まず「いろいろ実験C」を体験してから「いろいろ実験A」を体験することになります。
    各コースへの振り分けは先着順で行います。

【参加形態に関する注意事項】
教員の参加形態は、原則として「見学」とさせていただきます。
生徒の参加希望が規定人数に満たない場合にのみ、実験に参加することが可能となりますので、予めご了承下さい。

※12月10日までに、参加の可否をお知らせするメールが届かなかった場合は、E-mail: までお問い合わせ下さい。
申し込み・問い合わせ先 日本生物工学会 関西支部事務局 
庶務担当 藤田 憲一
大阪市立大学大学院 理学研究科
生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 29 9月 2010

【研究部会】伝統発酵部会シンポジウムのご案内

日本生物工学会の微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会(略称:伝統発酵部会)では、2010年12月3日(金)にシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時: 2010年12月3日(金)午後1時30分~
場所: 琉球大学農学部

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 29 9月 2010

【研究部会】微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会シンポジウム

『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』

微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会シンポジウム『沖縄から探る伝統的波高における微生物の寄生・共生』(2010年12月3日)

日時: 2010年12月3日(金) 午後1時30分~
場所: 琉球大学工学部4号館111教室

印刷用ポスターpdf

盛会に終了しました。御関係の皆様、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

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Published by 支部:東日本 on 27 9月 2010

【東日本支部】第5回 学生発表討論会

日本生物工学会東日本支部では、2010年11月5~6日に第5回 学生発表討論会を開催します。⇒詳しくはこちらから

日時: 2010年11月5日(金)13時~11月6日(土)13時
場所: 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)

学生の皆さんの参加をお待ちしております。
社会人、大学教員の皆様の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたいという方、奮ってご参加ください。

Published by 支部:東日本 on 27 9月 2010

【東日本支部】第5回 学生発表討論会のお知らせ

日本生物工学会東日本支部 第5回 学生発表討論会

(社)日本生物工学会東日本支部 主催

日時 2010年11月5日(金)13時~11月6日(土)13時
場所 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
開催趣旨

「研究室から飛び出よう!」
自分の研究をネタに、企業の研究者とじっくり話してみませんか?

~日本生物工学会東日本支部 第5回学生発表討論会のご案内~

 「自分の研究の進め方って、企業の人から見たらどうなんだろう?」
 「企業での研究ってどんなもの?」
 「学生のうちに身につけておかなければならない能力は?」

 学生の皆さん、このような疑問を、社会人に直接ぶつけてみませんか? 就職や進学を考えている皆さんの研究内容の発表を通じて、バイオ関連の様々な分野で活躍する先輩方がアドバイスをしてくださいます。

 研究発表といっても、学会のようなまとまったデータは必要ありません。もちろん、学会で発表した内容そのままを持ってきても構いませんし、まだ途中の段階でも、うまくいっていなくて滞っているようなものでも歓迎します。むしろ、そのようなうまくいっていない時にどう考えたらよいか、研究室の外に出ればヒントが見つかるかもしれません。

 夕食後には、社会人との自由討論会も企画しています。企業の研究ってどういうもの? 社会人になって必要とされる能力は? のような、皆さんの将来に関する疑問など、研究室ではなかなか聞けないことを質問するチャンスです。

 学生の皆さんの参加をお待ちしております。

 社会人、大学教員の皆様の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたいという方、奮ってご参加ください。

 内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf

募集人数 学生・一般合わせて 35名
(定員になり次第、締め切らせて頂きます。学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いいたします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。)
内容

プログラム予定

11月5日(金)
13:00 受付
13:20 基調講演「バイオ:日本の源流から未来へ 」
日本大学 生物資源科学部 教授 森永 康 先生
14:00 研究発表会(1)
17:30 休憩
18:00 夕食
19:30 自由討論会
11月6日(土)
8:00 朝食
9:00 研究発表会(2)
12:00 昼食
13:00 解散

本セミナーは、二つのプログラムから構成されます。

<研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は討論も含めて15~20分を予定していますので、研究室外の人にも実験の背景や状況などをわかりやすく説明できるようなスライド 10枚程度を用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。)

<自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。

参加申込 10月18日(月)までに、氏名、一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、所属、連絡先、TEL、E-mailを記入の上、件名を「第4回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月25日を予定)。
参加費 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。
学生会員2,000円(不課税)、学生非会員3,000円(税込み)
一般会員・・・大学教員10,000円(宿泊代・夕朝昼食込・不課税)
大学教員以外の一般会員は参加費は無料ですが、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘をお願いします。また、事前に学生から募集した質問を自由討論会で披露しますので、それに対する積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。
申込先 日本生物工学会東日本支部 第5回学生発表討論会
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部)
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 27 9月 2010

【和文誌】「賛助会員のページ」を始めました

日本生物工学会は公益法人化に伴い、会員の皆様のお役に立てる学会をめざして改革を進めています。その一環として、学会とそれを構成する各種会員の相互の連携と取り組みにより、会員それぞれが活性化し、ともに発展できるような新たなアプローチを模索しています。

「賛助会員のページ」は、こうした考えに基づき企画したもので、賛助会員企業に自社のアクティビティや社会活動を発信していただき、大学や研究機関ではそれを新たなイノベーションや公益活動にフィードバックしていただくことを希望しています。

和文誌編集委員会

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Published by 学会事務局 on 27 9月 2010

【随縁随意】日本生物工学会 うたかたの記 – 山田 靖宙

生物工学会誌 第88巻 第9号
山田 靖宙

はじめに身の上話からすると、私は神戸で生まれ西宮市で育ち、六甲山脈を毎日眺めて小学、中学時代を過ごした。自然環境がよく、我が家の周りは水田、貯水池があり、それをつなぐ水路があり、フナ、モロコ、ドジョウ、ウナギも獲れた。昆虫もカブトムシ、クワガタ、多種類のカミキリムシ、蜂も採集できた。初夏には蛍が多数みられ蛍狩りをして遊んだ。夏は香櫨園の浜に出かけメゴチ、ハゼ釣りなど豊かな自然を楽しむことができた。現在の環境は神戸淡路大震災以後大変容し、池は埋め立てられ、畑は集合住宅になり、海岸はコンクリート護岸されている。

中学2年生のとき父親の転職で東京に移り中学、高校、大学は東京で卒業した。千代田区に居住したが昭和20年代の東京都内の自然環境の悪さにはゴミ処理システムを含めて驚いた。都心の下水は完備していたが千代田区を貫く神田川は、排泄物を東京湾に運び、廃棄する船が通い糞尿臭を撒きちらしていた。生物系を目指し、東京大学農学部を卒業、同大学院博士課程を終え、助手を6年務めた。この間有機合成化学を専攻した。

大学紛争が始まり収まった後1970年に大阪大学工学部醗酵工学科に助教授として赴任した。ちなみに大学紛争はフェーズ遅れで京大を経て阪大にも及び、私は東京、大阪でゲバ棒の襲撃を体験した。当時の北千里の阪大キャンパス付近は万博会場に近く、活気にあふれ、会場来訪者で交通渋滞多発地点であった。日本の景気も良く建築ブームの時代であった。

所属研究室の岡田弘輔教授は酵素工学の専門家であり生物有機化学専門の私に酵素の化学修飾の課題を、学科主任の照井堯造教授は放線菌の抗生物質誘導因子の分離構造決定の課題を下さった。いずれの課題もやりがいのある対象で、特に放線菌抗生物質誘導因子(autoregulator)は1999年の退官に至るまでの私のメインテーマになり多くの共同研究者の寄与により成果を挙げることができた。また多数の卒論生、大学院生、ポスドクの研究論文課題となった。

時代とともに本学会の名称は大阪醸造学会、日本醗酵工学会、日本生物工学会と変化してきた。その間、本学会が関わる分野では分子生物学、遺伝子工学などの 手法が駆使されるようになり、私の研究対象である放線菌抗生物質誘導因子の作用機構なども遺伝子レベルで解明することができた。研究手段が進歩し、精緻になるにつれ、それにかかる試薬、装置、人件費などの費用は莫大なものになり、文部科学省の科研費は干天の慈雨であった。

さて、これらの研究成果がどれだけ日本産業に貢献したのかは定かではないが、現政権下の事業仕分けから判断するとどうであろうか。面白い研究成果ですね。しかしそれはどんな役に立つのですか? と聞かれると大学の研究者としては、成果は研究論文として国際誌に投稿しています。引用もよくされていますとしか答えられない。1980年に1年間のアメリカ留学の機会を与えられ、Stanford 大学Barry Sharpless教授(2001年ノーベル化学賞)の研究室に滞在し、工業的に役に立つ不斉合成反応を追求する姿勢を学んだ。その視点から私の当時の実用的な研究成果としてはむしろ費用のかからない有機合成と微生物酵素を併用した簡単な有用天然物の不斉合成法や新規酵素の開発があげられると思っている。

大阪大学を定年退官後は広島県福山市の私学福山大学に8年間勤務した。ここで私学と国立大学の学生の違いを痛感した。福山大学は研究も重視し、優れた教員を多数抱えていたが在職期間8年間における入学生の資質の低下は著しく、少子高齢化の日本の縮図が顕著に見られた。これからの我が国の自然科学系分野の人材育成は初等教育から見直すべきであろう。


著者紹介 大阪大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 21 9月 2010

【年次大会】事前参加申込の受付を終了しました

事前参加申込みの受付を終了いたしました。多数のお申込みありがとうございました。
講演要旨集と参加章(懇親会参加章)は入金確認が終わり次第、9月25日以降に順次発送する予定です。

お支払い期限(9月25日)を過ぎても入金確認がとれない場合は、事前予約は無効になり、講演要旨集、参加章は送付されません。2010年度大会への参加を希望される方は、当日大会受付にて当日料金をお支払いください。

  大会参加費(講演要旨集を含む) 懇親会費
予約 当日 予約 当日
正会員 10,000円 12,000円 8,000円 10,000円
学生会員 6,000円 8,000円 4,000円 5,000円
非会員 14,000円 16,000円 10,000円 12,000円

(大会参加費: 正会員・学生会員は不課税、非会員は消費税を含む)

Published by 学会事務局 on 15 9月 2010

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 本日掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。本日(9月15日)、第4回「第62回日本生物工学会大会 10月27~29日に宮崎市で開催」が掲載されました。

掲載記事:「第62回日本生物工学会大会 10月27~29日に宮崎市で開催」pdf

次回は、10月20日(水)掲載予定です。

 

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

Published by 学会事務局 on 14 9月 2010

【若手会】総会・交流会の参加申込み締切を延長しました

生物工学若手研究者の集い2010年度総会・交流会の参加申込み締切を延長しました。

申込みを希望される方は、10月4日(月)までに、氏名、一般 / 学生の別、所属、連絡先 (E-mail、TEL)をご記入の上、E-mailでお申し込みください。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 14 9月 2010

サーバー停止のお知らせ(2010年10月2日)

学会ホームページ、大会ホームページが稼動します www.sbj.or.jp サーバーの引越に伴い、以下の時間サーバーを停止させて頂きます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

<サーバー停止日時>
 2010年10月2日(土) 9:00~18:00

上記期間中も英文誌Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。

Published by 支部:関西 on 09 9月 2010

【関西支部】第98回醗酵学懇話会へのご案内

日本生物工学会関西支部では2010年11月26日に第98回醗酵学懇話会を開催します。⇒詳しくはこちら

  • 日時:2010年11月26日(金) 15:00~19:30
  • 場所: 奈良市ならまちセンター 
         (〒630-8362 奈良市東寺林町38番地) Tel: 0742-27-1151 (代表)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:関西 on 09 9月 2010

【関西支部】第98回醗酵学懇話会

標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので、多数ご参加下さい.

  • 日時:2010年11月26日(金) 15:00~19:30
  • 場所: 奈良市ならまちセンター 
         (〒630-8362 奈良市東寺林町38番地、近鉄奈良線「奈良駅」下車 徒歩約10分、JR関西本線「奈良駅」下車 徒歩約15分) Tel: 0742-27-1151 (代表)
     
  • 講演: 15:00~16:50

「菩提もと清酒の復活」(奈良県工業技術センター)松澤 一幸
「奈良八重桜から分離した花酵母で造った爽やかな旨味の清酒」(奈良女子大学理学部)岩口 伸一

  • 見学: 17:30~18:00 春鹿酒造(株式会社今西清兵衛商店) 
                   (奈良市福智院町24-1、ならまちセンターより徒歩5分)
     
  • 懇親会: 同上  18:00~19:30 奈良市ならまちセンター・春鹿醸造元 アクセスマップ(日本生物工学会第98回醗酵懇話会)
     
  • 参加費: 500円 (不課税) 学生無料
           (当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 懇親会費: 2,000円(税込み) 学生無料
            (当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 定員: 50名(定員になりしだい締め切ります)
     
  • 申込み方法: 氏名、連絡先、TEL、懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
     
  • 申込先: 

〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163  Fax: 06-6605-3164
E-mail: 

講演1 「菩提もと清酒の復活」

奈良県工業技術センター 松澤 一幸     

室町時代、日本酒は寺院で競って造られ清酒醸造技術が大躍進した。寺院で造られたお酒は僧坊酒とよばれ 1. 酒母の製造技術 2. 原料処理技術 3. 大量製造技術 4. ろ過技術 5. 加熱殺菌技術など、現在の清酒造りにおいて重要な技術が開発された。酒母の原形である「菩提もと」は、奈良県菩提山正暦寺で創製され全国に普及したが大正時代に途絶えたとされていた。そこで「菩提もと」を復元するため研究に着手し、科学的にそのメカニズムを解明することにより商品化に至った。本講演では、菩提もと復元のプロジェクト(記録映画)を紹介するとともに、菩提もとのメカニズムについて概説する。

講演2 「奈良八重桜から分離した花酵母で造った爽やかな旨味の清酒」

奈良女子大学理学部 岩口 伸一        

奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)から分離した酵母を用いて発酵食品の開発を行う「奈良八重桜プロジェクト」が平成18年に発足した。本プロジェクトの一つとして、奈良女子大学の学章、奈良県花、奈良市花に用いられている日本古来の奈良八重桜から酒酵母を分離した。桜から酒酵母を分離する試みは、これまでにもいくつかの大学、県で試みられているが、そのほとんどがソメイヨシノに由来するものである。分離株は、高い有機酸と芳香の生成能など協会酵母にはない際だった特徴を有している。この酵母を用いて製造した清酒「奈良の八重桜」は、これまでの日本酒と趣の異なる爽やかなワイン風味のものと評されている。本講演では、清酒「奈良の八重桜」の開発プロジェクトについて紹介する。(生物工学会誌 第87巻、第7号 「大学発!美味しいバイオ」関連記事掲載…pdf奈良八重桜から分離した花酵母でつくった爽やかな旨味の清酒
 


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Published by 学会事務局 on 09 9月 2010

【共催行事】第1回国際anammoxシンポジウム

IANAS 2011  第一回国際anammoxシンポジウム
(First International Anammox Symposium: IANAS 2011)

主催:第1回国際anammoxシンポジウム組織委員会
共催: 日本生物工学会ほか

日時2011年5月19-20日
会場熊本大学工学部100周年記念館
論文募集
(要旨募集要項)
  •  使用言語: 英語
  •  枚数: A-4 2頁以内
  •  募集分野:

1) Partial Nitritation
2) Anammox
3) Single Stage Nitrogen Removal Using Anammox Reaction
4) Anammox, Biochemistry and Genomics

提出期限2010年12月20日
提出方法郵送又はE-mailで下記まで提出下さい。
〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39-1
熊本大学大学院自然科学研究科複合新領域科学専攻
古川 憲治
E-mail:
採用通知2011年1月31日頃
フルペーパー提出期限2010年3月31日
参加費【一般】 
20,000 円(2011年1月31日までの登録)
25,000 円(2011年1月31日以降の登録)
【学生】 
10,000 円(2011年1月31日までの登録)
15,000 円(2011年1月31日以降の登録)
問合せ先第1回国際anammoxシンポジウム(IANAS 2011)組織委員会事務局
(担当:斉藤、佐藤)
Tel: 096-342-3544  Fax: 096-342-3507
E-mail :
URLhttp://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/suishitu/ianas2011/index.htm


 

Published by 学会事務局 on 01 9月 2010

【本部・西日本支部】日本生物工学会技術セミナー

2010年11月13日(土)に、2010年度日本生物工学会技術セミナー「お酒の酵母だけが酵母じゃない-いろんな酵母の得意技-」(本部・西日本支部共催)が開催されます。⇒詳しくはこちら

  • 日時: 2010年11月13日(土)
  • 場所: 福山大学社会連携研究推進センター(宮地茂記念館)
              福山市丸之内1丁目2番40号(福山駅北口より徒歩1分)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:西日本 on 01 9月 2010

【本部・西日本支部】日本生物工学会技術セミナー「お酒の酵母だけが酵母じゃない-いろんな酵母の得意技-」

酵母といえば清酒酵母、ワイン酵母、ビール酵母やパン酵母などが古くからお酒や身近な食品の発酵に利用されてきました。また、この酵母サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)は遺伝学や分子生物学の研究にも世界中で活発に利用され「究極の細胞」とも呼ばれています。もしかすると多くの研究者は、かつて私がそうであったように、サッカロミセスを材料にすれば、どの生物より早く、何でもできると考えているかも知れません。事実、真核生物で最初に6000個もの全遺伝子が解明され、遺伝子破壊などありとあらゆる遺伝子操作が可能となっています。サッカロミセスは知名度の高いスター選手といえます。

しかし、今一度、種の多様性に思いをめぐらしてみますと、サッカロミセスも単に酵母の一種であることに変わりはありません。どんな生き物にも得手不得手があるものです。生物工学とは生き物の得意な技を見つけて伸ばしてやる学問かもしれません。

本技術セミナーでは、様々な酵母に登場していただきます。それぞれの酵母は得意技を持っています。各選手(酵母)の得意技をコーチ(ご講演研究者)から解説していただけば、スター選手をしのぐまぶしい魅力に取り憑かれるはずです。本技術セミナーが様々な酵母の姿とその可能性を堪能できる機会となれば幸いです。

(西日本支部長 赤田 倫冶)

日時 2010年11月13日(土)
場所 福山大学社会連携研究推進センター(宮地茂記念館)
福山市丸之内1丁目2番40号(福山駅北口正面、徒歩1分)
参加費 無料
懇親会費 一般6,000円(税込み)、学生2,000円(税込み)
申込み方法 懇親会への出席希望の有無、連絡先を明記の上、E-mailまたはFAXにて下記までご連絡ください。
申込み先 日本生物工学会西日本支部事務局(山口大学工学部内)
E-mail:
問合せ先 赤田 倫治 (西日本支部長)
E-mail: TEL: 0836-85-9292

主催: 日本生物工学会、日本生物工学会西日本支部
共催: 日本農芸化学会中四国支部

プログラム

  • 13:00-13:10  開会の挨拶………………………………生物工学会会長  飯島 信司

     
  • 13:10-13:35   「酵母の種多様性と生殖隔離」
               ………………………………福山大学生命工学部  久冨 泰資
     
  • 13:35-14:00   「酵母Kluyveromyces marxianusのDNA修復能を組換えDNAに応用する」
               ………………………………山口大学医学系研究科  星田 尚司
     
  • 14:00-14:25   「病原性酵母は敵か味方か?見方を変えると広がる応用」
               ………………………………徳島文理大学理工学部  水野 貴之
     
  • 休憩10分

     
  • 14:35-15:15   「イネに棲む酵母がプラスチックゴミを減らす」
               ………………………………農業環境技術研究所  北本 宏子
     
  • 15:15-15:55   「酵母Yarrowia lipolyticaにおける炭化水素代謝のしくみ」
               ……東京大学農学生命科学研究科 太田 明徳、小林 哲、福田 良一
     
  • 休憩10分

     
  • 16:05-16:45   「担子菌系酵母の魅力、そして応用展開―酵素、蛋白質高発現系構築、油脂生産―」
                 ………………………………酒類総合研究所  家藤 治幸
     
  • 16:45-17:25   「病原性酵母クリプトコッカス実験系の特性と改良」
               ………………………………千葉大学真菌医学研究センター 東江 昭夫

     
  • 17:25-17:30   閉会の挨拶………………………………福山大学生命工学部  秦野 琢之
     
  • 18:00-20:00       懇親会 (福山ニューキャッスルホテル・セラヴィにて)


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Published by 学会事務局 on 26 8月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 110, no. 2 (2010)

►JBB Vol. 110 No. 2 目次(PDF)はこちら

遺伝子、分子生物学、および遺伝子工学

  • 1. Characterization of N-glycan structures and biofunction of anti-colorectal cancer monoclonal antibody CO17-1A produced in baculovirus-insect cell expression system …135
  • 2. Bifidobacterium longum BK28株由来内在性プラスミドから同定されたIS様因子 ISBlo15の特性解析…141
    • ⇒Characterization of an insertion sequence-like element, ISBlo15, identified in a size-increased cryptic plasmid pBK283 in Bifidobacterium longum BK28
    •  (dx.doi.org/10.1016/j.jbiosc.2010.02.013)

酵素学、タンパク質工学、および酵素工学

  • 3. Paenibacillus sp. AIU 311由来アルコールオキシダーゼ遺伝子の解析…147
  • 4. Aureobasidium pullulans ATCC 20524の細胞に結合したβ-キシロシダーゼ: 精製,性質およびコードする遺伝子の解析…152
  • 5. キンギョソウの変異型カルコン合成酵素によるテトラケタイドラクトンの生成…158

微生物生理学・発酵生産

  • 6. Enzymatic synthesis of 2'-deoxyadenosine and 6-methylpurine-2'-deoxyriboside by Escherichia coli DH5α overexpressing nucleoside phosphorylases from Escherichia coli BL21 …165
  • 7. 深海性二枚貝シロウリガイから分離されたバイオサーファクタント生産酵母…169
  • 8. Candida glabrata呼吸欠損変異株を用いた同時糖化発酵によるバイオエタノール生産…176

環境バイオテクノロジー

生物化学工学

植物バイオテクノロジー

  • 12. 遺伝子組換えジャガイモおよびイネにおけるサケインターフェロンの生産…201

セル&ティッシュエンジニアリング

  • 13. 肝細胞によるアルブミン合成とスフェロイド形成における肝細胞増殖因子/ ヘパリン固定化コラーゲンシステムの効果…208
  • 14. 成体マウス皮膚由来CD34+/CD49f+分画細胞における増殖・分化に対するWnt-10bの影響…217
  • 15. 細胞マイクロスフェア形成におけるマイクロウェルチップ構造の効果…223
  • 16. マイクロ流路内での細胞パターニングと濃度勾配を利用したアッセイ技術の確立…230
  • 17. マウス胚性幹細胞から分化した神経細胞の培養プレート特定領域上への集積…238

医療バイオテクノロジー

  • 18. Novel implant for transcervical sterilization  …242
  • 19. Paclitaxelで誘導されるHER2過剰発現ヒト乳がん細胞のアポトーシスに対するpertuzumab 擬似ペプチド,HRAPの増強効果…250

バイオ情報

  • 20. ラグランジュ乗数法の利用による最大エントロピー原理に基づくエレメンタリモード解析の適用範囲の拡大…254

その他

  • 21. Stellera chamaejasme抽出物によるヒト慢性白血病細胞(K562)増殖抑制活性に関連したオートファジーおよび細胞分化誘導活性…262
    • ⇒Inhibition of cell growth by Stellera chamaejasme extract is associated with induction of autophagy and differentiation in chronic leukemia K562 cells
    • (dx.doi.org/10.1016/j.jbiosc.2010.02.006

Published by 学会事務局 on 26 8月 2010

【随縁随意】未来技術の予測と検証のすすめ – 古川 謙介

生物工学会誌 第88巻 第8号
古川 謙介

21世紀がスタートして10年になる。新ミレニアムを契機にさまざまな分野で期待を込めた予言、予測がなされた。生命工学に対する未来技術予測も例外ではない。20世紀には科学技術の分野で画期的な発明発見が行われた。現在、我々が享受している生活の多くは20世紀の発明発見によって恩恵を被っている。1903年ライト兄弟による飛行機を皮切りにビタミンの発見、抗生物質、超伝導、合成繊維、コンピュータ、DNA二重らせん構造、トランジスタ、有人宇宙飛行、人類の月着陸、遺伝子組換え技術、スペースシャトル、インターネット、クローン羊など、取捨選択に困るほどである。翻って21世紀には何が発見、発明され、どんな生活が可能になるのだろうか。

1973年、遺伝子組換え技術が世の中に登場して間もなく米国議会はこの技術が産業に及ぼす可能性について調査した。“Impacts of Applied Genetics”の調査書が作られ、我が国では「遺伝子工学の現状と未来」と題して家の光協会から出版された。当時この本を読んで筆者は衝撃と大いなる興味をもった。35年経った今日、これを読み返すとすこぶる興味深い。当時、米国を中心とする学者が予想したことが現在、何がどれほど達成されているのかを検証することは予測に比べて気軽な作業ではある。早々に実現したもの、今後も実現しそうにないものなど、さまざまである。

現在、筆者の大学で1年生を対象にバイオテクノロジー論なる授業を行っているが、2000年に文科省が行ったライフサイエンス分野の未来技術予測調査を紹介している。これは我が国の学者の予言をまとめたものだが、学生と一緒にその実現性を議論し、検証するわけである。この中から筆者の興味でいくつか拾いあげてみたい。50種以上の有用動植物の全ゲノム構造解明(2009年)、タンパク質の構造から生物活性と機能ドメイン予測(2012年)、藻類によるバイオ燃料の生産(2014年)、生分解性プラスチックが全世界のプラスチック生産の過半数、遺伝子組換え農作物が社会的理解を得て普及(2015年)、花粉症やアトピー性などの解明が進み完全治療(2016年)、アルツハイマー病の進行阻止が可能(2017年)、空気中の窒素固定能をもつ作物の開発、砂漠化防止のための耐乾燥性・耐塩性植物の実用化(2018年)、そううつ病の原因解明(2019年)、宇宙空間での生物の飼育・栽培技術の開発(2020年)、生命起源の分子機構が解明(2025年)、生物進化の機構が解明され、実証試験(2028年)などなどである。予想の根拠は不明だが、希望的項目も混在しているようである。

科学技術の進展の裏で負の遺産も急速に増えた。生命は36億年前に誕生したが、20世紀後半からの生物圏の環境悪化は急速だ。ホモサピエンスは67億に増え、このまま増加が継続すれば近未来の更なる環境悪化、食糧とエネルギー不足は自明である。21世紀は科学技術によってもたらされた負の遺産を減らす方向に向かうことを期待したいが、ホモサピエンスの飽くなき欲望との戦いになるのであろう。医学の発達により人類の寿命が延びた。日本発のiPS細胞は2006年、世界で初めてつくられた。分化能と自己複製能をもつこの人工多能性幹細胞は、今後どのように利用されるのであろうか? 傷んだ臓器部品を交換することで病気を治し、寿命を延ばすことが可能になるであろう。しかし、それは自然の摂理に反していないだろうか? 人類にとって真に幸福なことであろうか?

オバマ米大統領は最近(2010年4月)、2030年代半ばまでに、火星の有人周回を目指すことを表明した。隣の中国上海では華々しく万国博覧会が開催されている。科学はミクロとマクロに向かって、未知への挑戦を続けている。現代人は往々にして日々の生活に追いまくられ、目先のことを片付けるのに汲々としがちだが、時には夜空を見て、頭から雑念を取り払って未来(技術)を瞑想したいものである。若い時に瞑想したことをメモにとって10年後、20年後に自身で検証することは楽しい作業であろう。
 


著者紹介 別府大学教授, 九州大学名誉教授

 

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Published by 学会事務局 on 24 8月 2010

【関連行事】日本乳酸菌学会設立20周年記念シンポジウム

関連学会である日本乳酸菌学会が,設立20周年を記念したシンポジウムを開催致します.
国内・海外の著名な先生方の講演が企画されております.みなさま奮ってご参加ください.

テーマ: 進展する乳酸菌研究 - 今後の応用と可能性を探る -

開催日:  2010年11月19(金)、20日(土) 

会場: 北里大学 薬学部コンベンションホール
住所: 〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
              03-3444-6161(代)
備考: http://www.kitasato.ac.jp/access/sirokane/index.html

プログラム・参加申し込み方法についてはこちらまで.
 

Published by 部会:メタボロミクス on 24 8月 2010

【研究部会】2010年度 メタボロミクス講習会 参加者募集

日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催
超臨界流体バイオテクノロジー研究会共催

オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、下記講習会を開催させていただきます.

日時: 2010年11月12日(金)10:00 ~11月13日(土)17:00
場所: 大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻 化学系C2棟C2-211


講習内容(予定)

  • 11月12日(金)

10:00~10:30 オリエンテーション
10:30~12:00 イントロダクション講義
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 実習講義:試料調製法、分析法、データ解析法
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 実習 第1クール(3つのグループに分かれて、GC-MS、LC-MS、FT-NIRについてそれぞれを体験する)

  • 11月13日(土)

10:00~12:00 実習 第2クール
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 実習 第3クール
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 ディスカッション


参加費: 無料

募集定員: 若干名

申し込み方法: タイトルに「2010メタボロミクス講習会参加希望」と題記し、氏名、所属を明記し、 E-mail にてお申し込みください。

(申し込み先)
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 福崎英一郎
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 19 8月 2010

2010年度 運営委員名簿

2010年度 スローフード微生物工学研究部会 運営委員名簿 50音順

秋田 修 (実践女子大学生活科学部)
石井 正治 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
柏木 豊 (東京農業大学応用生物科学部)
北垣 浩志 (佐賀大学農学部)
北本 勝ひこ (東京大学大学院農学生命科学研究科)
木村 啓太郎 ((独)農研機構・食品総合研究所)
古林 万木夫 (ヒガシマル醤油(株)研究所)
五味 勝也 (東北大学大学院農学研究科)
下飯 仁 ((独)酒類総合研究所)
中島 春紫 (明治大学農学部)
橋爪 克己 (秋田県立大学生物資源科学部)
秦 洋二 (月桂冠(株)総合研究所) 部会長
 

本年度から橋爪先生、木村先生、北垣先生に新たに運営委員に加わっていただきました。本年度もどうぞよろしくお願いします。

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Published by 学会事務局 on 19 8月 2010

【スローフード微生物工学研究部会】日本食品科学工学会 第57回大会 シンポジウムに協賛します!

スローフード微生物工学研究部会では、下記のシンポジウムに協賛します。ぜひご参加をお願いします。

日本食品科学工学会 第57回大会  東京農業大学 世田谷キャンパス

2010年9月2日(木) 15時15分~17時35分 
B1.「醸造麹菌の食品利用への新たな展開」
世話人:柏木 豊 (東京農業大) 、竹内道雄(東京農工大)

 

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Published by 学会事務局 on 18 8月 2010

【和文誌】Fuji Sankei Business i – バイオ最前線 本日掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。8月18日に、第3回「天然甘味成分の生産と創薬資源」が掲載されました。

掲載記事:「天然甘味成分の生産と創薬資源」(PDF)はこちら

次回は、9月15日(水)掲載予定です。

 

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

Published by 学会事務局 on 10 8月 2010

【年次大会】演題番号をメール配信しました(8月6日)

8月6日(金)に、第62回日本生物工学会大会(2010)のポスター発表者、シンポジスト宛に演題番号および、講演場所・日時のお知らせメールを配信いたしました。メールが届いていない方は、下記ウェブ受付係までお問い合せください。

【大会ウェブ受付係】
株式会社ダイナコム
E-mail:

ポスター発表日程・演題番号表はこちら

Published by 支部:九州 on 06 8月 2010

【九州支部】市民フォーラムのご案内

日本生物工学会九州支部では、2010年10月30日(土)に市民フォーラム「発酵微生物が切り開く新しいバイオテクノロジー」を開催します。学会員以外の方、一般市民の方も歓迎しますので奮ってご参加ください。⇒詳しくはこちら

日時: 2010年10月30日(土)13:00より
場所:
宮日会館11階ホール(宮崎市高千穂通1-1-33)

Published by 支部:九州 on 06 8月 2010

【九州支部】市民フォーラム 「発酵微生物が切り開く新しいバイオテクノロジー」

主催: 日本生物工学会・日本生物工学会九州支部 
平成22年度 科学研究費補助金(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」補助事業 

日時 2010年10月30日(土)13:00より
場所 宮日会館11階ホール(宮崎市高千穂通1-1-33)
プログラム 13:00~13:05  開会の挨拶             会長 飯島 信司

【講演】
 
  • 13:05~13:55 「乳酸菌:食、環境、健康への利用」
               …九州大学大学院農学研究院・教授 園元 謙二
     
  • 13:55~14:45  「麹菌ゲノム情報の産業への利用」
               …東北大学大学院農学研究科・教授 五味 勝也
                  
  • 14:45~15:00  休憩 
     
  • 15:00~15:50  「微生物集団の働きで資源循環型社会を造る」
             …東京大学大学院農学生命科学研究科・教授 五十嵐 泰夫
15:50~15:55  閉会の挨拶   宮崎大学農学部・教授 水光 正仁
参加費 無料
問合せ先 〒889-2192宮崎市学園木花台西1-1 
宮崎大学農学部応用生物科学科
太田 一良 TEL/FAX: 0985-58-7217     E-mail:

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Published by 学会事務局 on 02 8月 2010

日本生物工学会 – 事務局

事務局連絡先

〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 C3棟4F 433
公益社団法人 日本生物工学会

Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:

アクセス

学会事務局は、大阪大学吹田キャンパス内C3棟4階にあります。
pdfアクセスマップ (262KB)

⇒吹田キャンパスへのアクセス

  • 【電車】阪急「北千里」駅より徒歩約20分
  • 【タクシー】 地下鉄御堂筋線「千里中央」駅より約15分 
     
  • 【バス】 
    地下鉄御堂筋線「千里中央」駅より阪急バス「阪大本部前行」又は「茨木美穂ヶ丘」行に乗車(約15分)   「阪大本部前」 で下車  バス停から学会事務局まで徒歩約10分  
     


より大きな地図で 公益社団法人 日本生物工学会 事務局 を表示

Published by 学会事務局 on 27 7月 2010

【随縁随意】研究者よ、名を残せ - 依田 幸司

生物工学会誌 第88巻 第7号
依田 幸司

「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。」落語・講談の偉人伝の冒頭にいつも使われるので覚えた。良いことで名前を残したいものだが、大悪人として残ってしまうことも……と続けることもある。昨年の本欄に、バッハを聴きながら職業研究者について考察された鎌形洋一先生の名文が載った。本稿の依頼を受けたとき、まず頭に浮かんだのは、その中にあった「研究成果の賞味期間」という言葉と、冒頭の台詞である。研究者の名前の残り方が、日頃から何となく気にかかっている。

学生の頃から、「Publish or perish!」という標語を引き合いに出されて、どんな研究成果も論文を書いて学術雑誌に掲載されなければ消滅して何も残らないと、繰り返し教えられた。進行中の実験の楽しさや先々の成果への期待で、ついつい面倒な論文投稿を先延ばしにする我々への戒めである。思い返せば、バッハもヴィヴァルディも、生涯活躍したあと一度は世の中から完全に忘れ去られてしまった音楽家である。没後、かなり経ってから再評価があり、評価後は長く名声を保っている。自筆や写譜で残されていたものはよいが、失われていれば人類の至宝も取り返しがつかない。

微生物学の歴史について講義するとき、レーウェンフック(1632.10.24-1723.8.26)から始める。オランダの画家フェルメール(1632.10.31-1675.12.15)と一緒に洗礼を受け、遺産管財人にもなったなどと、名画をスクリーンに映して話し始める。「誰が最初に微生物を見たか?」である。レーウェンフック以前に「微生物を見た」人間はいたかもしれない。しかし、観察の報告を、フック(1635.7.18-1703.3.3)がいたロンドン王立協会に送り、機関紙に掲載されたからこそ、発見の栄誉が認められたのである。フックも、没後は若いライバルで後任の王立協会事務長ニュートンによって業績をほとんど抹消され、バネの伸びと力の法則くらいしか一般に名を留めていないが、コルクの細胞の図版を載せた不朽の著作「顕微鏡図譜(Micrographia)」が残されている。この頃に限らず、傑出した人物が同時期に活躍する歴史は限りなく興味深い。パスツールやコッホになれば、もっと具体的な微生物の話が楽しめる。賞味期間はだいぶ長い。

さて、生きている我々の評価など、あまりに暫定的でいつ消えるかしれないが、もう確定的な先代や先々代の頃の業績は、もっと讃えられるべきではないか? 日本の研究は欧米の真似と応用ばかりでオリジナリティがないのに製品を作り稼いでいるなどと、海外の政治家がでたらめな発言をしても、そのまま報道に垂れ流されてしまう。旨み成分の発見から発酵生産までを筆頭に、スタチンをはじめとする医薬や酵素の開発など応用微生物学の成果には、日本オリジナルな業績が無数にある。一度は埋もれた論文でも、インターネットで掘り起こすのは容易になった。企業の研究成果では、ひとりの人名を挙げるのは困難かもしれないし、科学に国境はないけれど、我国の微生物学研究者の名誉は、しっかり守り高めねばならない。

近代・現代の生物科学史の卓越した担い手が欲しい。


著者紹介 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 27 7月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 110, No.1 (2010)

►JBB Vol. 110 No. 1 目次(PDF)はこちら

遺伝子、分子生物学、および遺伝子工学

  • 1. 清酒酵母協会7号の胞子非形成性におけるCln3タンパク質の役割… 1
  • 2. 生合成遺伝子の高発現によるAspergillus oryzaeでのペニシリン高生産…8

酵素学、タンパク質工学、および酵素工学

  • 3. Enhancing the thermostability of α-glucosidase from Thermoanaerobacter tengcongensis MB4
    by single proline substitution  
    … 12
  • 4. Bioethanol production from ball milled bagasse using an on-site produced fungal enzyme cocktail and xylose-fermenting Pichia stipitis … 18
  • 5. Substrate specificity of a recombinant D-lyxose isomerase from Providencia stuartii
    for monosaccharides
     … 26
  • 6. 蛍光標識非天然アミノ酸のタンパク質N末端タグへの導入とその部位および周辺コドン依存性… 3
    • ⇒Incorporation of fluorescent non-natural amino acids into N-terminal tag of proteins in cell-free translation and its dependence on position and neighboring codons
    • (dx.doi.org/10.1016/j.jbiosc.2010.01.003)

  •  7. Photorhabdus luminescens subsp. laumondii TT01由来新規アミノ酸リガーゼの特性解析… 39

微生物生理学・発酵生産

  •  8. ノカルジア型細菌 Rhodococcus rhodochrousのシトクロムbcc-aa3型の呼吸鎖… 42
  •  9. 石油系芳香族化合物で汚染された熱帯海域のCycloclasticus属およびAltererythrobacter属細菌による浄化の可能性… 48
    • ⇒The potential of Cycloclasticus and Altererythrobacter strains for use in bioremediation of petroleum-aromatic-contaminated tropical marine environments
    • (dx.doi.org/10.1016/j.jbiosc.2009.12.008)
       
  • 10. Capsular and slime-polysaccharide production by Lactobacillus rhamnosus JAAS8 isolated from Chinese sauerkraut: Potential application in fermented milk products … 53
  • 11. Translational comparison of HPV58 long and short L1 mRNAs in yeast (Saccharomyces cerevisiae) cell-free system … 58
  • 12. 宿主域拡張型組換えバキュロウイルスの迅速な単離法の開発… 66

醸造・食品工学

  • 13. Acetobacter pasteurianus NBRC 3283のclpBのクローニングと特徴… 69 

環境バイオテクノロジー

  • 14. Treatment capability of an up-flow anammox column reactor using polyethylene sponge strips as biomass carrier … 72
  • 15. 種々の前処理方法を用いたスギの効率的糖化と発酵… 79
  • 16. 安定同位体標識技術を活用した微生物生態系における新規代謝動態解析法… 87
  • 17. 異なる有機水銀分解酵素遺伝子merBを保有する細菌による有機水銀の除去特性… 94
  • 18. 園芸種サルビアによる環境ホルモンの浄化… 99
  • 19. 進化適応手法によるキシロース資化性焼酎酵母の育種…102
  • 20. CCSに由来する地中貯留二酸化炭素の源位置再資源化を想定したMethanothermobacter thermautotrophicusによる二酸化炭素のメタン変換反応…106 

生物化学工学

セル&ティッシュエンジニアリング

  •  22. 褐藻類Ascophyllum nodosum由来硫酸化多糖体、アスコフィランの種々の細胞に対する影響:アスコフィランとフコダインの比較研究…113
    • ⇒Effects of sulfated fucan, ascophyllan, from the brown Alga Ascophyllum nodosum on various cell lines: A comparative study on ascophyllan and fucoidan
    • (dx.doi.org/10.1016/j.jbiosc.2010.01.007)

実験技術

  • 23. DNAシャッフリングを用いた放射線応答プロモーターの改良とその特性…118
  • 24. 細胞マニピュレーションのを目指したマグネタイト正電荷リポソームによる磁気細胞ラベリング…124
  • 25. 共焦点反射顕微鏡法を用いたマイクロフルーディックデバイス内における細菌増殖のモニタリング…130 

Published by 支部:九州 on 27 7月 2010

【九州支部】第17回 九州支部 沖縄大会のご案内

第17回日本生物工学会九州支部大会を2010年12月4日(土)に琉球大学 農学部(千原キャンパス)で開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。⇒詳しくはこちら

  • 日時: 2010年12月4日(土)10:00~17:00
  • 場所: 琉球大学 農学部(千原キャンパス:沖縄県中頭郡西原町千原1)

Published by 支部:九州 on 27 7月 2010

【九州支部】第17回日本生物工学会九州支部 沖縄大会

第17回日本生物工学会九州支部大会を下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。12月3日(金)には特別講演とミキサーがありますので、ぜひご参加ください。ミキサーは無料です。第17回 九州支部 沖縄大会 (2010/12/3-4)

 

また、12月3日には、微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会主催のシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を午後1時30分から同キャンパス内にて開催しますので、どうぞそちらもご参加ください。 

微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会

 

日時 2010年12月3日(金)・4日(土)
場所 琉球大学 農学部(千原キャンパス:沖縄県中頭郡西原町千原1)
内容 【特別講演】 12月3日(金) 17:00~18:00  琉球大学農学部本館207教室
  • 「有用物質生産の生物工学的ストラテジー -微生物、動物細胞、そして動物個体-」
    …(名古屋大学工学研究院 日本生物工学会会長)飯島 信司
【一般講演】 12月4日(土) 9:30~11:30、13:00~15:30  A,B,C会場

【学生賞】 12月4日(土) 9:00~11:50(1件17分:発表10分,討論5分,審査2分) C会場

【ミキサー】 12月3日(金) 18:30~20:00  琉球大学生協北食堂(参加費無料)

【評議員会】 12月4日(土) 11:45~12:45  農学部会議室
プログラム https://www.sbj.or.jp/branch/branch_kyushu_2010meeting_program_20101111.html
参加費 一般 2,000円、学生 1,000円(税込み・講演要旨集代を含む)
問合せ先 琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源科学科
外山博英
TEL&FAX. 098-895-8805
E-mail:
備考
  • 発表時間は10分、質疑応答2分、計12分です。
  • 学生賞希望の方は発表時間は10分、質疑応答5分、計15分です。
  • 発表はOHC(書画カメラ)を使用して行いますので、A4横の印刷物を持参ください。
  • スライドの交換者は会場に配置しませんので、発表者自身で行うか、発表者の方で手配ください。

講演申込み

講演申込み受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。

講演申込み要領 講演申込みは、下記の項目について基本的にE-mailで受け付けます。E-mailが利用できない場合のみ郵送またはFAXで受け付けます。なお、九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、件名は「第17回九州支部大会/発信者名」として下さい。
 
  1. 講演題名
  2. 発表者: 氏名(ふりがな)、(所属略称)、[連名の場合は講演者に○]
  3. 連絡先: 郵便番号、住所、所属機関、氏名、電話番号、Fax番号、E-mailアドレス
  4. 学生賞希望の有無
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行います。
申込み締切日 2010年10月8日(金)必着
申込み先 E-mail: (講演申込み専用)

〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1
琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源科学科
日本生物工学会九州支部大会実行委員会
TEL & FAX. 098-895-8805
※受信後、受理確認のメールまたはFAXをお送りします。また、講演要旨執筆要領をお送りします。
学生賞 学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で、学生賞の希望をされる方は、申し込み時に学生賞希望(修士・博士)と明記して下さい。
講演要旨の締切日 2010年11月5日(金)必着

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Published by 学会事務局 on 23 7月 2010

【中部支部】シンポジウムのご案内

日本生物工学会 中部支部では、2010年9月11日(土)に支部シンポジウム 「バイオテクノロジーを目指す人へ」を開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。⇒詳しくはこちら

日時: 2010年9月11日(土)13:00 ~ 17:00
場所: 河合塾 岐阜校(〒500-8407  岐阜市高砂町1-10-5)

Published by 支部:中部 on 23 7月 2010

【中部支部】2010年度 シンポジウム 「バイオテクノロジーを目指す人へ」

日本生物工学会 中部支部では下記の要領でシンポジウムを開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。

日時  2010年9月11日(土) 13:00 ~ 17:00
場所 河合塾 岐阜校(〒500-8407  岐阜市高砂町1-10-5)
プログラム
  • 食品とバイテク (1)
    13:00−13:30 発酵乳の可能性 -日本発のカルピスを例に
              …(カルピス株式会社)臺 誠
  • 食品とバイテク (2)
    13:30−14:00 機能性食品 -緑茶と健康-
              …(太陽化学株式会社)朱 政治
  • 食品とバイテク (3)
    14:00−14:30 人々の知恵の結晶 発酵食品の魅力を探る-
              …(岐阜大学教育学部)長野 宏子
  • 日常生活とバイテク
    14:30−15:00 バイテクを学ぶ = 日々の活力
              …(愛知県立安城農林高等学校)内田 昭二
  • 仕事とバイテク
    15:00−15:30 バイテクを仕事にする、ということ
              …(株式会社コンティグ・アイ)山田 博子
     
  • 16:00-17:00 パネルディスカッション
参加費 無料
連絡先 岐阜大学応用生物科学部 
中川 智行
Tel: 058-293-2927  E-mail:

 

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Published by 支部:中部 on 23 7月 2010

《日本生物工学会中部支部共催》">【関連行事】平成22年度 グラム陽性菌ゲノム機能会議〈長野〉《日本生物工学会中部支部共催》

主催 枯草菌研究会
共催 日本生物工学会 中部支部
後援 NBRP原核生物運営委員会

日時 2010年9月2日(木)13:00 ~ 3日(金)15:00
場所 ホテル木曽路(南木曽温泉)
〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻2278
TEL: 0264-58-1126   FAX: 0264-58-1234
会議内容 グラム陽性菌を中心としたゲノム、遺伝子の機能解析および分子生物学全般の内容を含みます。
発表形式 口答発表、ポスター発表(口答発表はポスター発表の中から選ばせて頂きます)
参加費 学生の方は和室で1万円(1泊3食);スタッフの方、ツインご希望の方については、未定です。リゾートホテルですのでシングルルーム対応の部屋は有りません。1泊3食を含む会議参加が原則です。
申込方法 1)氏名、2)所属、3)スタッフまたは学生(博士、修士または学部の別と学年を記載)の別、4)男女の別、5)連絡先郵便番号・住所、6)連絡先電話番号、7)連絡先メールアドレス、8)発表の有無、 9)発表の場合は発表演題、10)部屋の希望を下記連絡先までお知らせください。
申込締切 2010年7月25日(日) 定員(130名)になり次第締め切らせて頂きます。
連絡先 世話人代表 信州大学大学院総合工学系研究科 
関口 順一
E-mail:
平成22年度会議世話人 関口 順一(代表)
山本 博規
橋本 昌征
児玉 武子

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Published by 学会事務局 on 22 7月 2010

2010年度学会賞受賞者決定

2010年6月25日に受賞候補者選考委員会が開催され、公正かつ慎重な審議の結果、本年度の受賞者が決定しました。
pdf受賞者紹介はこちら

2010年度大会期間中に授賞式・受賞講演が行われますので是非ご参加ください。

第29回 生物工学賞

木田 建次(熊本大学・教授)…「バイオマスのバイオガス化・バイオエタノール化のための基盤技術開発とその応用」

第4回 生物工学功績賞

近藤 昭彦(神戸大学・教授)…「細胞表層工学技術の広範な展開と合成生物工学の開拓によるバイオ燃料・グリーン化学品生産のための細胞工場の創製-バイオリファイナリーの構築を目指して-」

第4回 生物工学功労賞

  • 石井 茂孝(財団法人野田産業科学研究所・副理事長兼専務理事)…「公益法人としての本会事業運営に対する貢献」
  • 髙﨑 實(髙﨑科学器械株式会社・代表取締役社長)…「培養機器開発による生物工学技術の発展および本会事業発展に対する貢献」

第43回 生物工学奨励賞(江田賞)

吉田 聡(キリンホールディングス株式会社・グループリーダー)…「メタボロミクスを利用した下面発酵酵母の育種」

第46回 生物工学奨励賞(斎藤賞)

馬場 健史(大阪大学・准教授)…「メタボロミクスの技術開発と応用」

第33回 生物工学奨励賞(照井賞)

該当なし

第19回生物工学技術賞 

該当なし

第7回 生物工学アジア若手賞 

Yu-Hong Wei (Yuan Ze University, Taiwan, Associate professor) …"Development of a natural anti-tumor drug by microorganisms"

第18回 生物工学論文賞

  1. 加藤 拓1,2*・浪瀬 政宏3・北垣 浩志1**・赤尾 健1・下飯 仁1,2
    1酒類総合研究所,2広大院・先端物質,3月桂冠,*現,アサヒビール,**現,佐賀大・農)
    …"QTL mapping of sake brewing characteristics of yeast"

  2.  高橋晋太郎1*・山添 泰宗2・佐々文 洋1・鈴木 博章1・福田 淳二1
    1筑波大,2産総研,*現,オリンパス)
    …"Preparation of coculture system with three extracellular matrices using capillary force lithography and layer-by-layer deposition"
     
  3. 荒木 義雄1*・呉 洪1**・北垣 浩志1***・赤尾  健1・高木 博史2・下飯  仁1
    1酒類総合研究所,2奈良先端大,*現,広大院・生物圏,**現,新奥科技(中国),***現,佐賀大・農)
    …" Ethanol stress stimulates the Ca2+-mediated calcineurin/Crzl pathway in Saccharomyces cerevisiae"
     
  4. 榊原 祥清1・Badal C. Saha2・Paul Taylor3
    1農業・食品産業技術総合研究機構,2米国農務省農業利用研究セ,3ズーケム社)
    …"Microbial production of xylitol from L-arabinose by metabolically engineered Escherichia coli"
     
  5.  小池 洋潤1・安 明哲2*・湯 岳琴3・庄 智裕4**・大坂 典子1・森村 茂4・木田 建次4
    1東京ガス,2熊本大学,3北京大学,4熊本大学,*現,五粮液集団技術中心,**現,三井造船)
    …"Production of fuel ethanol and methane from garbage by high-efficiency two-stage fermentation process"
     
  6. 福田伊津子1・小土井理恵2・久保麻友子1・岡本 隆志1・藤田  剛2・芦田  均1
    1神大・農,2オリエンタル酵母工業)
    …「パン酵母β-グルカンのラットにおける脂質異常症予防効果
     
  7. Ukrit Rattanachomsri, Sutipa Tanapongpipat, Lily Eurwilaichitr, Verawat Champreda
    (Enzyme Technology Laboratory, Bioresource Technology Research Unit, National Center for Genetic Engineering and Biotechnology (BIOTEC), Thailand) 
    …"Simultaneous non-thermal saccharification of cassava pulp by multi-enzyme activity and ethanol fermentation by Candida tropicalis"

Published by 学会事務局 on 21 7月 2010

【和文誌】 『Fuji Sankei Business i』への編集協力

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。7月21日に、第2回「植物繊維からエタノールを精製」が掲載されました。

掲載記事:「植物繊維からエタノールを精製」(PDF)はこちら

次回は、8月18日(水)掲載予定です。


第1回 「海の植物性素材の発酵技術開発に挑む」(PDF) 2010年6月16日(水)掲載

 

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

Published by 学会事務局 on 15 7月 2010

【若手会】生物工学若手研究者の集い総会・交流会

2010年度生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会が大会2日目(10月28日)の夜に開催されます。総会で若手会の報告・決議を行った後、例年の様に交流会を持ちます。本会の参加に年齢制限はございません、皆様どうぞご参加ください。

日時 : 2010年10月28日(木) 19:00~21:00
会場 : コテージヒムカ (シーガイアリゾートエリア内)

詳しくはこちら


   

Published by 若手会 on 15 7月 2010

【若手会】2010年度 生物工学若手研究者の集い総会・交流会

日時 : 2010年10月28日(木) 19:00~21:00

台風接近のためシンポジウム会場にて開催しました。
多数のご参加誠にありがとうございました。

世話人 : 日本生物工学会 若手会2010  善藤 威史 (九州大学大学院 農学研究院 生命機能科学部門)
       E-mail:

 

 

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Published by 学会事務局 on 06 7月 2010

生物工学会誌 – 88巻10号


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Published by 学会事務局 on 06 7月 2010

《日本生物工学会中部支部後援》">【関連行事】シンポジウム「微生物バイオテクノロジーの展開」《日本生物工学会中部支部後援》

主催: 信州生物工学シンポジウム実行委員会
共催: 信州大学繊維学部、信州大学ヒト環境科学研究支援センター生命科学分野遺伝子実験部門
後援: 日本生物工学会中部支部、社団法人千曲会

日時 2010年10月1日(金) 13:00 ~ 16:45
場所 信州大学繊維学部総合研究棟7階ミーティングルーム1
(長野県上田市常田3-15-1)
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/
プログラム
  • 13:30−13:35 主催者挨拶
     
  • 13:35−14:15 微生物のシリコンバイオサイエンスと融合テクノロジー
            
     … (広島大学大学院先端物質科学研究科)黒田 章夫
  • 14:15−14:55 アミノ酸発酵菌の酸素要求性の改変に臨む 
              … (信州大学農学部)池田 正人
  • 14:55−15:10 休 憩
     
  • 15:10−15:50 枯草菌を中心とした種の壁を越える遺伝育種 
             
    … 
    (崇城大学生物生命学部)赤松 隆
  • 15:50−16:30 細菌細胞表層蛋白質の機能 
              … (信州大学繊維学部)関口 順一
  • 16:30−16:45 閉会の挨拶
参加費 無料
懇親会 17:00−18:00 信州大学繊維学部生協マルベリーホール(懇親会費:3,000円)
参加申込 講演会は無料ですが、準備の都合上、参加希望者は9月15日までに、事務局まで電子メールにて申し込み願います。
申込先・連絡先  事務局(E-mail:

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Published by 学会事務局 on 04 7月 2010

【セルプロセッシング計測評価研究部会】
第2回 Young Researcher’s Award(研究奨励賞)受賞者紹介

第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~

総括:

本年もセルプロセッシング計測評価研究部会主催・第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~が2010 年7 月4 日(13:00~15:30)、倉敷シーサイドホテル(岡山)で開催されました。本年は、博士課程学生4名、博士研究者2名の候補者と共に、約20名の全国各地の若手研究者が集い、研究発表と活発な研究討論を行いました。昨年に引き続き、本年も全国からの応募があり、「動物細胞」というキーワードのもと、大変優れた研究成果が若手研究者によって発表されました。どの若手研究者も豊富な研究データと共に、高い新規性・オリジナリティーを持ったテーマを展開しており、その発表の姿は今後の生物工学を支える次世代としての風格を感じさせるものでした。議論は充分な時間をとって行われたため、通常の学会本会とは全く異なる、シビアで本質的な議論がなされ、参加研究者の方々にとっても大きな刺激となったことと思われます。

結果、下記2名の若手研究者が厳正な審査の上、研究部会代表として徳島大学・大政健史教授より。Young Researcher's Award(研究奨励賞)を表彰されました。本シンポジウムに参加された若手研究者の方々の今後のさらなるご発展を祈念しております。

H22(2010)年度 Young Researcher's Award(研究奨励賞)受賞者:

  • 博士課程部門: 堀江 正信 さん (九州大学 工学研究科)
  • 博士研究者部門: 柳原 佳奈 さん(福井大学 産学連携本部)

 

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Published by 学会事務局 on 02 7月 2010

生物工学会誌 – 88巻9号


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Published by 学会事務局 on 28 6月 2010

【年次大会】講演申込の受付を終了しました

第62回日本生物工学会大会(2010)講演申込の受付を終了いたしました。

今年度は750件(シンポジウム講演を含む)以上の講演要旨を受付けました。多数のお申込みありがとうございました。

一般講演要旨の内容確認はこちらから
シンポジウム講演の登録内容確認はこちら

※シンポジストの方でオンラインでの参加登録がお済みでない場合は参加申込画面

ポスター掲示時間、ポスター説明時間、ポスターサイズ等については、演題確定後お知らせいたします(7月末予定)。
講演要旨集の発行予定日は9月25日です。参加章と講演要旨集は、9月下旬より、順次発送いたします。

参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。なお、紛失による参加章の再発行はいたしませんのでご注意下さい。

大会期間中は、お名前を記入した参加章を身に付けてください。

Published by 学会事務局 on 25 6月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 109, No.6 (2010)

►JBB Vol. 109 No. 6目次(PDF)はこちら

遺伝子、分子生物学、および遺伝子工学

  • 1. DNAのビーズディスプレイ法を用いた糸状菌転写因子AmyR結合DNAハイスループットスクリーニング…519
  • 2. 心房性ナトリウム利尿ペプチドはラット腎虚血再灌流障害からの回復を促進する…526

酵素学、タンパク質工学、および酵素工学

  • 3. Engineering of a truncated α-amylase of Bacillus sp. strain TS-23 for the simultaneous improvement of thermal and oxidative stabilities …531
  • 4. Biocatalytic resolution of glycidyl phenyl ether using a novel epoxide hydrolase from a marine bacterium, Rhodobacterales bacterium HTCC2654 …539

微生物生理学・発酵生産

  • 6. Streptomyces sp. SA8の酸化系を利用した1-アダマンタノールから1,3-アダマンタンジールへの変換…550
  • 7. リパーゼ触媒によるアルブチン誘導体の酵素的創製…554

醸造・食品工学

  • 9. 酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいてPAD1とFDC1はフェニルアクリル酸脱炭酸反応に必須である…564
  • 10. 乳酸菌由来バクテリオシンによる生酒中の火落菌の増殖抑制…570

環境バイオテクノロジー

  • 11. 土壌から分離したRhodococcus sp. およびSphingomonas sp.による天然エストロジェンの分解と代謝産物の同定…576

生物化学工学

  • 12. タンパク質の部位特異的固定化のためのポリスチレン親和性ペプチドの特性解析…583
  • 14. インフルエンザウィルスA型のヘマグルチニンH1、H2、H5サブタイプを認識するモノクローナル抗体InfA-15の性質…598
  • 16. 表面有機鎖修飾メソポーラスシリカに固定化されたBurkholderia cepaciaリパーゼの活性安定性…615
  • 17. Preparation of cell-enclosing microcapsules through photopolymerization of methacrylated alginate solution triggered by irradiation with visible light…618

セル&ティッシュエンジニアリング

  • 18. マウスiPS細胞とマウスES細胞からのオリゴデンドロサイトin vitro誘導分化効率比較…622
    • ⇒Comparison of efficiency of terminal differentiation of oligodendrocytes from induced pluripotent stem cells versus embryonic stem cells in vitro
    • (doi.org/10.1016/j.jbiosc.2009.11.013)

医療バイオテクノロジー

  • 19. カテコール誘導体はアミロイドβペプチドの線維形成を阻害する…629

バイオ情報

  • 20. 適切な開始AUGコドン周辺配列(AUG context)の認識をつかさどる真核生物翻訳開始因子1(eIF1)の遺伝子自身は、あらゆる生物できわめて不適切なAUG contextを持っている…635
    • ⇒Eukaryotic translation initiation factor 1 (eIF1), the inspector of good AUG context for translation initiation, has an extremely bad AUG context
    • (doi.org/10.1016/j.jbiosc.2009.11.022)

実験技術

  • 21.メタロチオネイン解離亜鉛の吸光検出に基づく重金属毒性の評価方法…638
  • 22.ビフェニル二水酸化物に対してメタ開裂活性を有する細菌のフローサイトメトリを用いた単離法…645

Published by 学会事務局 on 25 6月 2010

【随縁随意】新しい産業革命の渦中にあって-植田 充美

生物工学会誌 第88巻 第6号
植田 充美

「エコ」という言葉が世の中に満ち溢れ、幼児教育に至るまで「エコ教育」が浸透していることに比べて、バイオテクノロジーの基幹技術である「遺伝子組換え」という言葉やイメージ、さらに、「遺伝子組換えの教育」はどうであったのか、「教育」のもつ見えざる潜在力の重要性を痛感する今日です。ところが、地球は、さらに、その環境を保持し、生物の多様性を維持しつつ、持続的社会、すなわち循環型社会の実現という実践的な形態を創れという難題を課してきています。

日本が、「ものづくり」を基盤とする科学技術立国として、また、自然と共生した安心安全な持続可能な社会構築で世界をリードしていくためにも、遺伝子組換え技術を含む環境適合技術によるグローバルで適正なバイオ技術のマネージメントが求められています。地球の未来を予測する時、人口問題、食料問題、資源やエネルギー問題、水問題は避けられない障害であり、これらは、それぞれ独立した問題ではなく、連携したグローバルな問題であるという認識をもたなければ、バイオテクノロジーの将来性は危ういと言わざるをえません。

京都議定書で唯一評価された「クリーン開発メカニズム(CDM)」という国際協調による目標達成の仕組みは、先進国も開発途上国も巻き込んで、開発途上国への経済的かつ技術的協力を含み、デンプン源としての食料増産とセルロース廃棄物によるエネルギー生産という途上国の貧困の解消へも導きうる多次の効果をもちます。植物個体は、食料とエネルギーの両方を共存した素晴らしいバイオテクノロジーによる増産対象であります。食料と自然循環型エネルギーの創出のためには発展途上国への投資と技術移転を促し、地球環境を保全しながら、先進国も発展途上国も世界の国々がスパイラルに発展していく要素が内在しています。こういう自然循環型エネルギーやものづくりの資源ともなる農業をベースとした穀物資源や、林業をベースとした森林資源をもつ国とこれらを有用資源に変換できる工学技術と資本をもつ国が共同して、農工連携という新しい枠組みの「クリーン開発メカニズム(CDM)」を基盤に協調しあって発展する姿は日本にとって、また、地球にとっても未来のあるべき姿であると言えます。これは、廃棄物ゼロをめざすリサイクル社会の実現をめざすゼロエミッション志向の技術の広範な開発と技術移転にも通じるものであります。

ポスト京都議定書に関する種々の国際会議での先進・新興・途上国のエゴのぶつかり合いを目の当たりにして、大地に基盤をおく農業や林業をベースとするグリーンバイオテクノロジーと、それらを変換できる多彩な能力を持つ微生物機能をベースとするホワイトバイオテクノロジーの共同融合連携は、地域から国へ、そして、世界へとボトムアップ的に拡大していかねばならないとの認識の重要性がますます大きくなってきています。

化石燃料をもとに発展してきたこの世界を、食料生産と共存し、しかも食料生産と競合しない環境と調和した新しいバイオテクノロジーを基盤とする循環型の世界へのギアチェンジは、人口問題もからんで、人類を含む地球上すべての生物の種の絶滅を防ぐことにつながっていきます。我々人類は、今こそ、その叡智により、これまでの化石燃料依存の産業構造と決別し、環境保全を基盤とする産業構造へ変えていくという新しい産業革命を実現しつつある渦中にいるという意識を強く持ち、私自身はその縁の下の力持ちになって、新しい世界へ踏み出すバイオテクノロジーの発展に貢献していきたいと考えています。


著者紹介 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 23 6月 2010

【年次大会】ポスター発表者へ – 会費の納入について

日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)をされる場合は、本会の個人会員資格(正会員・学生会員・海外会員)が必要です。

要旨登録をお考えで本会未入会の方は、早急に入会案内で入会の手続きを行い、6月25日(金)までに下記銀行口座へ平成22年会費(正会員9,800円・学生会員5,000円)をお振り込みください(郵便振替より銀行振込の方が、入金確認が早くできます)。

入金の確認が取れ次第、会員番号をメールにてお知らせいたします。会員データの更新作業に時間がかりますので、参加申込は会員番号取得後、1時間以上後に行って下さい。

本会に既に入会済みで、本年度会費未納入の方も速やかにご納入ください。入金の確認が取れ次第、参加登録システムでの参加申込が可能になります。

振込先: 三菱東京UFJ銀行
茨木支店 普通口座 3793590
社団法人 日本生物工学会

講演要旨登録の締切は6月28日(月)正午です。新規登録および、登録内容の修正は、締切までにお願いいたします。

Published by 学会事務局 on 19 6月 2010

【JBB】Impact Factor 2009 – 1.749

ISI Web of Knowledgeから、2009年版の科学誌インパクトファクター値 (IF) が発表され、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は、2008年の1.702から上昇し、1.749になりました。

5年間の被引用数で計算される5-Year Impact Factorは2.174となっており、JBBのBiotechnology and Applied Microbiology分野での国際的な知名度はますます向上してきています。

今後とも、JBBへの投稿および引用をよろしくお願いいたします。

英文誌編集委員会

 

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Published by 学会事務局 on 15 6月 2010

保護中: キャリアパス 生物工学研究者の進む道 – 目次

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Published by 学会事務局 on 10 6月 2010

【東日本支部】高校生対象の「バイオ夏の実験講座」

日本生物工学会東日本支部は、8月26日に高校生対象の「バイオ夏の実験講座」"実践、生物工学研究の最先端"を開催いたします。この講座では実際の大学院生たちが取り組んでいる最先端の研究に関連する実験を小グループで行うことで、研究の面白さや醍醐味を経験してもらいます。⇒詳しくはこちら

日時: 2010年8月26日(木) 9:30-17:00
場所: 東京農工大学工学部生命工学科実験室 10号館1階
定員: 20名

Published by 支部:東日本 on 10 6月 2010

【東日本支部】2010年度 高校生「バイオ夏の実験講座」のお知らせ

日本生物工学会東日本支部主催
高校生「バイオ夏の実験講座」"実践、生物工学研究の最先端"
(締切り延長 8/6まで)

日時 2010年8月26日(木) 9:30-17:00
場所 東京農工大学工学部生命工学科実験室 10号館1階
東京都小金井市中町2−24−16(最寄り駅 JR中央線東小金井)
 農工大学キャンパスマップ :  http://www.tuat.ac.jp/access/index.html 
 (工学部は小金井キャンパスにあります。)
 小金井キャンパスマップ : http://www.tuat.ac.jp/access/tra5.html
 (10号館は10番の建物です。)
対象 高校生
募集人数 20人 (先着順。ただし、同じ高校からの応募が多い場合は調整いたします。)
内容 「実践、生物工学研究の最先端」では、実際の大学院生たちが取り組んでいる最先端の研究に関連する実験を小グループで行うことで、研究の面白さや醍醐味を経験してもらいます。具体的には、以下のテーマを考えています。
  1. シャペロニンによるGFP(蛍光タンパク質)のフォールディング
  2. 環境中の汚染物質を浄化する微生物の遺伝子解析
  3. 蛋白質の結晶化と構造解析
  4. 酵母を用いた嗅覚センサーの開発

実験の指導には、それぞれの研究を実際に行っている大学院生が参加するので、大学での研究を実感することができます。
申込方法 メールにて下記の情報を<>宛、8月6日(金)までにお送り下さい。
1) 名前(ふりがな)
2) 所属(高校名、学年)
3) 自宅住所、連絡先(連絡が取れる電話番号)
4) 希望する研究テーマ
5) 応募動機(200字以内)
注意事項
  1. 各自お弁当、筆記用具、ノートを用意
  2. 実習にあたり保険に入っていただきます(実習者に後日連絡。)
  3. 実習しやすい服装と靴(ヒール厳禁)、白衣を持っている場合は持ってきて下さい。
問合せ先 東京農工大学工学部生命工学科
養王田(よおだ)正文
〒184-8588
東京都小金井市中町2-24-16
TEL・FAX: 042-388-7479
E-MAIL:

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Published by 学会事務局 on 07 6月 2010

【年次大会】講演申込受付中(6月28日正午締切)

6月7日(月)より、2010年度日本生物工学会大会のポスター発表および、シンポジウム講演の要旨登録を受け付けております。締切(6月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

詳しくは、第62回日本生物工学会大会(2010)のホームページ(https://www.sbj.or.jp/2010/)をご覧下さい。

Published by 学会事務局 on 03 6月 2010

【研究部会】第2回若手研究シンポジウム

セッシング計測評価研究部会では、7月4日(日)に第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~を開催します。このシンポジウムは、生物工学(セルプロセッシング計測評価分野)における若手研究者(ドクター、ポスドク)の研究を奨励し表彰することを目的としています。⇒詳しくはこちら

若手研究者(ドクター・ポスドクの方)の応募は、研究部会員と関係なく受付けております。(発表者には後日入会をご案内)。

日時: 2010年7月4日(日) [若手会夏のセミナー終了後]  13時00分~16時30分
場所: 倉敷シーサイドホテル 206会議室(2F) 

Published by 学会事務局 on 31 5月 2010

生物工学会誌 – 88巻7号

  • 巻頭言“随縁随意”
    pdf研究者よ,名を残せ…依田 幸司
     
  • 特集「地球環境問題へのバイオテクノロジーの貢献の新時代」
    • pdf特集によせて…植田 充美…(332)
    • 次世代燃料・化成品原料製造に向けたバイオリファイナリー戦略
      …近藤 昭彦・荻野 千秋・蓮沼 誠久・田中  勉・中島 一紀…(333)
    • ソフトバイオマス完全糖化を目指したデザイナブルセルロソームの構築…三宅 英雄・田丸  浩…(336)
    • セルロソームの特徴を生かしたセルロース系バイオマス糖化技術の展開…小杉 昭彦・森   隆…(340)
    • バイオリファイナリーに向けたリグニンのバイオ処理技術…黒田 浩一・植田 充美…(345)
    • 廃棄物系バイオマスのエネルギー化:メタン発酵と電気発
      …上野 嘉之・多田羅昌浩・山澤  哲・福井 久智…(348)
    • 5-アミノレブリン酸の発酵生産と用途開発…田中  徹・舩田 茂行・石塚 昌宏…(352)
  • バイオミディア
    • ゲノムに潜む未知な機能と遺伝子…田島 誉久…(355)
    • 酵素としてのDNA …日比  慎…(356)
    • バイオ「チーズ」の味わい…安田  伸・井越 敬司…(357)
    • 応答曲面法で楽に培養最適化…櫻井 明彦…(358)
    • メタゲノム解析による活性汚泥機能の理解…井上 大介…(359)
  • Branch Spirit
  • プロジェクト・バイオ
  • Fuji Sankei Business i. …(366)
  • Germination
    • 変わりモノの微生物学…若井  暁…(368) 
  • 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …(369)
  • 談話室
  • バイオインフォメーション…(371)
  • 本部だより…(373)
  • 支部だより…(374)


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Published by 学会事務局 on 31 5月 2010

【年次大会】講演要旨受付:2010年6月7日~28日正午

第62回日本生物工学会大会(2010)の一般講演(ポスター発表)、およびシンポジウムの要旨登録は、2010年6月7日に受付を開始いたします。

講演要旨登録受付期間: 2010年6月7日(月)~6月28日(月)正午

締切(6月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

一般講演(ポスター発表)の発表者は平成22年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。会員番号がない場合には、システム上、一般講演の要旨登録はできません。本会未入会の方は、事前に必ず入会手続きをお願いします。入会手続きには約1週間ほどかかります

シンポジウムの発表者はオーガナイザーの指示に従って要旨登録、および参加登録を行って下さい。

⇒詳しくは第62回日本生物工学会大会ホームページ(https://www.sbj.or.jp/2010/)をご覧下さい。

Published by 支部:中部 on 25 5月 2010

【中部支部】中高生対象体験型講座と支部例会のご案内

日本生物工学会中部支部では、2010年7月31日(土)に中高生対象の体験講座 富山県立大学プレダ・ヴィンチ祭「つくろう! バイオディーゼル」、また、8月2日(月)には、2010年度支部例会を名古屋大学で開催します。参加費無料ですのでお気軽にご参加ください。

詳しくは中部支部ページをご覧下さい。
https://www.sbj.or.jp/branch/branch_chubu.html

 

Published by 支部:中部 on 25 5月 2010

【中部支部】 2010年度 支部例会

2010年度 中部支部例会を下記の要領で開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。

日時 2010年8月2日(月) 13:00 ~
場所 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)
参加費 無料
交流会 場所:レストラン「花の木」ミーティングルーム(一般 4,000円、学生 2,000円)
時間:17: 30-19:30 
参加申込 講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、なるだけ7月29日(木)までに下記までメールにてご連絡お願いいたします。
申込先・連絡先 名古屋大学大学院生命農学研究科 中野 秀雄
Tel: 052-789-4142  E-mail:

プログラム

【基調講演】

  • 13:00−13:40 枯草菌細胞壁溶解酵素群の多様な役割 
               …(信州大学大学院総合工学研究科)関口 順一

【招待講演】

  • 13:40−14:05 バクテリオナノファイバーによる非特異的付着と工学利用 
               …(名古屋工業大学大学院工学研究科)堀 克敏
     
  • 14:05−14:30 福井産の天然物の細胞培養への展開
               … (福井大学大学院工学研究科)寺田 聡

【若手講演】

  • 14:45-15:05 
    医療機器応用に向けた機能性ペプチドの探索 
              …(名古屋大学大学院工学系研究科博士課程)蟹江 慧
  • 15:05-15:25 
    High-throughput monoclonal antibody production using single-cell RT-PCR and cell-free protein synthesis system
             …(名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程)Yunita Sabrina
  • 15:25-15:45 
    Cell wall lytic enzyme, CwlQ (YjbJ), in Bacillus subtilis
             …(信州大学大学院総合工学系研究科博士課程)I Putu Sudiarta
  • 15:45-16:05 
    Studies on the plant enzyme hydroxynitrile lyase from Baliospermum montanum and Manihot esculanta: its characterization and mechanism of functional expression
          …(富山県立大学大学院工学研究科博士課程)Mohammad DADASHIPOUR-LAKMEHSARI
  • 16: 05-16:25 
    出芽酵母のアセトアルデヒドストレス制御機構の解明
             … (岐阜大学応用生物科学部 日本学術振興会特別研究員)松藤 淑美
  • 16: 25-16:45 
    全自動1細胞単離装置による新しい細胞育種に関して
             …(名古屋大学大学院生命農学系研究科博士研究員)良元 伸男
  • 16: 45-17:05 
    D-アミノ酸オキシダーゼを用いたD-アミノ酸微量定量法の開発
             …(名古屋大学大学院生命農学系研究科博士研究員)加藤 志郎

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Published by 支部:中部 on 25 5月 2010

【中部支部】2010年度 中高生対象体験型講座

富山県立大学プレダ・ヴィンチ祭「つくろう! バイオディーゼル」

日時 2010年7月31日(土) 10:00 ~ 16:30
場所 富山県立大学 工学部 L-205会議室および生物工学実験室
対象・人数 中学生または高校生 40名程度(参加無料)
プログラム 午前講義(L-205室) 
  • 「バイオテクノロジーと遺伝子組換え食品」…(富山県大・工)伊藤 伸哉
  • 「バイオ燃料とは?」…(富山県大・工)米田 英伸
午後実験(実験室)
  • 植物油からのバイオディーゼルの合成と化学分析
申込先・連絡先 富山県立大学 工学部生物工学科 伊藤 伸哉 またはダ・ヴィンチ祭担当
TEL: 0766-56-7500 (内線560 伊藤)/(内線230 ダ・ヴィンチ祭担当)
FAX: 0766-56-2498/6182   E-mail:

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Published by 学会事務局 on 25 5月 2010

【若手会】2010年度 生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー

主催: 生物工学若手研究者の集い   
後援: (社)日本生物工学会

「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学などの生物工学に関連する全国の若手教員、研究者、学生の「相互交流」を目的とした団体です。その企画として、毎年夏にセミナーを開催しています。本年度も岡山にて「生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2010」を以下の要領で開催いたします。

本年は講演会、キャリアパスセミナー、交流会を含め、各種イベントを企画しております。昨年から始まった研究のポスター発表会も引き続き実施します(優秀発表者にはポスター賞あり)。大学、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある方はどなたでも参加できます。幅広く、気軽に交流できる場を提供できるよう尽力したいと思っています。

⇒活動報告はこちら

日時 2010年7月3日(土)13:00~7月4日(日)12:00
場所 倉敷シーサイドホテル(岡山県倉敷市児島塩生2767-21) TEL. 086-475-1616
申し込み方法 氏名、性別、学生・一般の区別、ポスター発表希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、下記宛にE-mailで申し込みください。折り返し申し込み確認および手続き方法、会費振込用の口座などを連絡させていただきます。
定員 80名   受付を締め切らせていただきました。
          多数の参加申し込みありがとうございました!
申込先 岡山大学大学院自然科学研究科 今中 洋行
E-mail:  TEL. 086-251-8202
事務局・問い合わせ先

【実行委員】

  • 今中 洋行(岡山大学大学院自然科学研究科)
    E-mail:
  • 金尾 忠芳(岡山大学大学院自然科学研究科)
    E-mail:
  • 谷  明生(岡山大学資源植物科学研究所)
    E-mail:
  • 二見淳一郎(岡山大学大学院自然科学研究科)
    E-mail:
  • 曲  正樹(岡山大学大学院自然科学研究科)
    E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 25 5月 2010

生物工学会誌 – 88巻5号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 特集「生物工学教育の現状と課題」
    • pdf特集によせて…清水 和幸・関口 順一・川瀬 雅也…(210)
    • 1.日本の高等教育の現状とJABEEによる工学教育の実質化…清水 和幸…(211)
    • 2.大学院JABEEの現状と課題…大島 敏久…(216)
    • 3.海外における生物工学教育-JABEE生物工学および生物工学関連分野の視点から-…原島 俊…(218)
    • 4.生物工学におけるコアカリキュラムの考え方…川瀬 雅也…(223)
    • 5.JABEE認定校のカリキュラムと教育内容の特色
       (1)徳島大学工学部生物工学科の教育プログラム…高麗 寛紀…(226)
       (2)崇城大学応用微生物工学科のプログラム…赤松  隆…(229)
       (3)九州工業大学生命情報工学科のプログラム…倉田 博之・清水 和幸…(233)
       (4)鳥取大学工学部生物応用工学科のプログラム-教育プログラム改善の歩み- …溝端 知宏…(237)
       (5)東北大学工学部化学・バイオ工学科 バイオ工学コースのプログラムとJABEE受審…中山 亨…(241)
    • 6.産業界から望まれる生物工学教育…播磨  武…(244)
    • 7.技術士(生物工学)からみた生物工学教育のあり方…矢田 美恵子・坂井 美穂・平井 輝生…(247)  

Published by 学会事務局 on 25 5月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 109, No.5 (2010)

►JBB Vol. 109 No. 5目次(PDF)はこちら

総 説

  • 1. バクテリアのリン代謝とそのリン回収およびバイオプロセスへの応用…423

遺伝学,分子生物学,および遺伝子工学

  • 2. 発現プロファイルの比較解析による出芽酵母プロテインホスファターゼの機能推定…433
    • ⇒Deciphering cellular functions of protein phosphatases by comparison of gene expression profiles in Saccharomyces cerevisiae
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.023)
  • 3. 清酒酵母SED1破壊による表層提示されたβ-グルコシダーゼ活性の強化…442

酵素学,タンパク質工学,および酵素工学

  • 4. 大腸菌不溶性画分からの組換えタンパク質巻き戻しプロセスへのPEG修飾操作の導入:一本鎖抗体への適用例…447
    • ⇒Integration of PEGylation and refolding for renaturation of recombinant proteins from insoluble aggregates produced in bacteria—Application to a single-chain Fv fragment
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.016)  

微生物生理学・発酵生産

  • 5. Rhodotorula glutinisにおける新規なアルミニウム適応耐性に関与する遺伝子…453
  • 6. 放線菌Strepotmyces incarnatus rpoB 変異と休止菌体反応によって向上した抗かび・抗トリパノゾーマ性核酸系抗生物質シネフンギン生産…459
    • ⇒Production improvement of antifungal, antitrypanosomal nucleoside sinefungin by rpoB mutation and optimization of resting cell system of Streptomyces incarnatus NRRL 8089
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.017)

醸造・食品工学

  • 7. Characterisation of fermentation of high-gravity maize mashes with the applicationof pullulanase, proteolytic enzymes and enzymes degrading non-starch polysaccharides …466(doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.024)

環境バイオテクノロジー

  • 8. 異なる自然環境においてキチン・キトサンの添加がもたらす細菌群の変動に関する解析…472
  • 9. ジンクピリチオンの毒性についての酵母Saccharomyces cerevisiaeを用いたDNAマイクロアレイ解析の結果は,鉄欠乏を示唆した…479
  • 10. Effect of aeration rate on the emission of N2O in anoxic-aerobic sequencing batch reactors (A/O SBRs)…487
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.11.001)

生物化学工学

セル&ティッシュエンジニアリング

  • 12. 位相シフトレーザー顕微鏡によるヒト正常細胞と悪性腫瘍細胞との非侵襲的識別…499
  • 13. CHO細胞ゲノム中におけるDhfr遺伝子増幅近傍領域の解明と利用…504
    • ⇒Identification and analysis of specific chromosomal region adjacent to exogenous Dhfr-amplified region in Chinese hamster ovary cell genome
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.019)
  •  14. シュワン細胞を培養したコラーゲンゲルのロール状シート:神経突起伸長を促進する誘導管のモデル…512

Published by 学会事務局 on 25 5月 2010

【随縁随意】E-バイオの幕開け-石井 正治

生物工学会誌 第88巻 第5号
石井 正治

40年ほど時を遡る。筆者は小学校5年生であった。記事全文などは到底読み切れてはいなかったが、ある日の朝刊の見出しに、石油タンパク……なる言葉を見かけた。「石油からプラスチックができるように、タンパク質も化学的に合成できるようになったんだ……。」と、一人合点していた。親や先生に質問すれば間違いにすぐ気づいたであろうが、なぜか、その合点を心の奥に留めておいた。石油成分を微生物に資化させ、得られた微生物菌体を飼料などに使う、というプロジェクトの記事化であったこと、さらに我が国では当該プロジェクトの実用化には至らなかったことを知ったのは、随分後になってからだった。

30年ほど前のこととなる。筆者は東大農学部農芸化学科に在籍していた。微生物利用学I(蓑田泰治先生担当)の講義で石油タンパクが取り上げられていた時、先生は、同時に微生物タンパク(single cellprotein)という言葉も紹介されていた。同じ事柄を紹介するにしても、使う言葉でニュアンスがまったく異なることに愕然とした。特にsingle cell proteinには、余分なものが削ぎ落とされた後に残る切れ味の鋭さをも感じた。「もし、10年前にsingle cell proteinという言葉が使われていたら、歴史は変わっていたかもしれない。SCPポークがスーパーマーケットに並んでいたかもしれない。」と思い、概念の言語化の重要性を噛みしめていた。

10数年前、現在所属している研究室(応用微生物学研究室)の助教授に任命された。研究室の研究対象は広い範囲に及んでおり、さらには学生一人一テーマを掲げていることから、テーマの羅列だけで紙1枚を充分に使ってしまえるほどであった。そこで、「この機会に研究室内のテーマを、自分なりに統一概念で括っておこう」と考えた。出てきた答えは「微生物代謝」であった。単一微生物を対象として、生理生化学を遂行するにも、ものつくりを行うにも、その微生物の代謝のありようを経時的にあるいはリアルタイムに知る必要がある。多種類の微生物が関わる物質変換現象(伝統的発酵食品製造や有機性廃棄物分解)を解析し改質改良するにも、個々の微生物の代謝と微生物群全体としての代謝との両方を知悉していることが肝要である。このような背景のもと、それ以降は、「代謝」という軸でテーマを捉えるように心がけている。

筆者は多年にわたり化学独立栄養細菌(水素細菌)を研究対象としている。分子状水素を扱っていると、プロトンやエレクトロンといった化学浸透圧説の世界が自分の目の前に拡がってくるようであり、二酸化炭素を唯一炭素源として微生物が生育するさまは、太古の生物的営みを垣間見るようで心が澄み渡る気がしてくる。

そんなある日、電気化学専門の京都大学加納先生と親しくお話しする機会に恵まれた。微生物代謝や微生物によるものつくりに対して、統合的観点(言語)を創造することの重要性、導入することの喫緊性、で意見が一致した。過熱気味の討論の中、熟慮していた頭の中に過電流が流れたのであろうか、E-バイオなる言葉が閃き、その概念も芋蔓式に湧いて出てきた。すなわち、E-バイオとは、電子指向型バイオテクノロジー(electron-oriented biotechnology for energy and ecology)のことを指し、脱化石燃料化(ecologyconscious)とuphillバイオの積極的導入を軸とする概念である。さらに、uphillバイオは、E-バイオの技術的基盤を形成するものであり、現状のバイオシステムで生じているエネルギーロスのミニマム化を図るシステム、さらには、エネルギー物質(電子、水素)を反応の場に適切に注入することにより成立するバイオプロセスのことも指すものと定義できた。

言葉の次は実践である。可能な限りの宣伝活動と共に、産官学の先生方に概念をお伝えし、ご批判ご批評を賜ること、概念のさらなるブラッシュアップ、さらには概念をより明確な形に仕上げていくことを旨としている。諸先生方からのご意見をお聴きすることができれば大変幸いである。


著者紹介 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻(准教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 21 5月 2010

生物工学会誌 – 88巻8号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 報 文
  • 特集「温故知新:伝統医薬学からの挑戦」
    • pdf特集によせて…髙橋 京子・川瀬 雅也…(384)
    • 漢方医学の初歩的概論:グローバル化に向けて…佐藤 広康…(385)
    • Mahalanobis-Taguchi法を用いた漢方医学的病態の数量化…柴原 直利・条 美智子…(389)
    • 生薬の国内生産の重要性…姜  東孝…(392)
    • 和漢薬の特質:ウコン類生薬における品質の多様性…髙橋 京子…(395)
    • 伝統薬製剤化の最前線:剤形の進化と製剤学研究 
    • ~迅速な崩壊性と吸収性を備えた剤形の開発~…髙橋 幸一…(399)
    • セルフメディケーションとハーブ療法…東  由子…(402)
    • 生薬製剤治療の臨床評価:QOL評価法…森﨑 智子…(405)
    • 生薬と生物工学…川瀬 雅也…(407)
  • バイオミディア
    • 下水処理を担う活性汚泥…藤田 昌史…(409)
    • ボトムアップ手法による組織再生…津田 行子…(410)
    • 東西南北ブロット法:東は終着駅?…森永  紀…(411)
    • メタボも免疫病?…河本 正次…(412)
    • 米の一番量の多いタンパク質…髙橋 圭…(413)
  • 女性研究者のキャリアを考える
    • 私と工業技術センター…高阪 千尋…(414)
    • 研究独法で働く…後藤 奈美…(417)
    • つくばから一言…西村麻里江…(419)
    • 途上国で働くということ…八百屋さやか…(420)
  • Branch Spirit
  • Fuji Sankei Business i…(423)
     
  • Germination
    • 身近な高分子「加工デンプン」…福田 元…(425)
  • 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering …(426)
  • バイオインフォメーション…(427)
  • 支部だより…(428) 
  • 事務局より…(429) 
  • 大会プログラム(別冊)


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Published by 学会事務局 on 14 5月 2010

2009-2010年度役員・評議委員・代議員

(50音順)【注】全員非常勤

執行部役員(2009年6月~ 2011年5月)

会長 飯島 信司(総括)    
副会長 奥村 康(産学連携) 原島 俊 (将来構想)  

理事
稲垣 賢二(企画) 大竹 久夫(英文誌編集) 加藤 純一(広報)
川面 克行(産学連携) 木野 邦器(和文誌編集) 後藤 雅宏(学術活動)
坂口 正明(企画) 清水 浩(庶務) 下飯 仁(将来構想)
高木 昌宏(電子情報編集) 中山 亨(JABEE) 秦 洋二 (企画)
日野 資弘(産学連携) 町田 雅之(企画) 松井 和彦(産学連携)
山本 憲二(会計) 横田 篤(国際交流)  
監事 川崎 東彦(監査) 宮 晶子(監査)  
支部長 高木 睦 (北日本) 池田 宰 (東日本) 高見澤 一裕(中部)
田中 俊雄(関西) 赤田 倫治(西日本) 園元 謙二(九州)

評議員(支部別):計119名

北日本支部(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島):6名

浅野 行蔵 遠藤 銀朗 五味 勝也 高木 睦 坪田 康信 棟方 正信

東日本支部(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨):38名

青柳 秀紀 五十嵐 泰夫 池田 宰  石井 茂孝 石井 正治 石川 陽一 泉田 仁
今井 泰彦 尾崎 克也 貝沼 章子 柏木 豊 川面 克行 北本 勝ひこ 倉橋 修
黒澤 尋 佐久間 英雄 佐藤 誠吾 鈴木 市郎 武田 俊哉 竹山 春子 蓼沼 誠
谷口 正之 恒川 博 常田 聡 富田 悟志 長棟 輝行 西尾 敏男 西山 徹
野田 尚宏 水谷 悟 平井 光治 松永 是 山縣 民敏 山下 光雄 湯 不二夫
横関 健三 依田 幸司 渡部 良朋        

中部支部(長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井:14名

浅野 泰久 荒井 基夫 宇多川 隆 倉根 隆一郎 下坂 誠 朱 政治  末 信一朗
関口 順一 高見澤 一裕 武田 耕治 朴 龍洙 久松 眞 本多 裕之 山根 恒夫

関西支部(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山):31名

浅田 雅宣 東 雅之 池 道彦 牛尾 公平 河合 冨佐子 川口 剛司 川瀬 雅也
喜多 恵子 紀ノ岡 正博 栗木 隆 近藤 昭彦 近藤 恭一 新名 惇彦 高木 敦子
高木 博史 田中 俊雄 田谷 正仁 寺嶋 正明 西村 顕 仁平 卓也 林 英雄
平田 收正 広常 正人 福井 希一 福崎 英一郎 藤山 和仁 溝口 晴彦 三宅 淳
村田 幸作 安井 修二 和田 忠昭        

西日本支部(岡山・鳥取・島根・広島・香川・徳島・高知・愛媛・山口:15名

赤田 倫治 阿賀 創 小埜 和久 黒田 章夫 後藤 邦康 佐々木 健 杉尾 剛 
谷口 誠  西尾 尚道 野村 重雄 秦野 琢之 室岡 義勝 簗瀬 英司 山田 隆
山本 修一            

九州支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄:15名

赤松 隆 伊藤 清  大島 敏久 大森 俊郎 木田 建次 塩谷 捨明 清水 和幸
下田 雅彦 水光 正仁 園元 謙二 常盤 豊 古川 謙介 光富 勝 安田 正昭
芳本 忠             

代議員(支部別):計143名

飯島 信司 稲垣 賢二 大竹 久夫 奥村 康 加藤 純一 木野 邦器 後藤 雅宏
坂口 正明 清水 浩 下飯 仁 高木 昌宏 高橋 治雄 中山亨 秦洋二
原島 俊 日野 資弘 町田 雅之 松井和彦 山本 憲二 横田 篤  
川崎 東彦 宮 晶子          

北日本支部(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島):10名

礒部 公安 魚住 信之 柏木 明子 北川 尚美 田口 精一 田島 健次 津田 雅孝
堀内 淳一 湯本 勲 米山 裕        

 東日本支部(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨):42名

阿野 貴司 伊藤 嘉浩 大槻 隆司 岡村 好子 片山 葉子 北本 宏子 木村 信忠
桐村 光太郎 楠本 憲一 久保 晶子 小泉 幸道 斎木 祐子 澤井 淳 清水 志保
鈴木 健一朗 田中 剛 丹治 保典 柘植 丈治 徳田 宏晴 中川 智 中川 洋史
中村 史 野村 名可男 原口 和朋 林 素子 東端 啓貴 福田 雅夫 前田 勇
松本 邦男 三橋 敏 三原 康博 諸星 知広 安原 貴臣 矢田 美恵子 山縣 敏彦
山本 英樹 養王田 正文 吉川 智啓 吉田 聡 吉野 知子 渡邉 剛志 王 碧昭

中部支部(長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井):16名

天野 良彦 蟻川 幸彦 市原 茂幸 伊藤 伸哉 岩堀 恵祐 大河内 美奈 小川 亜希子
河合 啓一 粟冠 和郎 寺田 聡 中崎 清彦 中野 秀雄 濱野 吉十 間瀬 民生
村中 勝 山口 庄太郎          

 関西支部(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山):28名

井上 善晴 大政 健史 岡井 直子 笠井 尚哉 片倉 啓雄 勝田 知尚 金子 嘉信
河原 秀久 岸田 正夫 熊田 陽一 栗原 達夫 酒井 清文 阪本 龍司 島内 寿徳
清水 将年 炭谷 順一 高野 和文 樽井 直樹 團迫智子 堤 浩子 仲山 英樹
橋本 渉 原 正之 福田 伊津子 藤田 憲一 古川 幸子 松永 將義 松村 吉信

 西日本支部(岡山・鳥取・島根・広島・香川・徳島・高知・愛媛・山口):12名

秋 庸裕 阿座上 弘行 芦内 誠 岩下 和裕 柿薗 俊英 川向 誠 品川 恵美子
滝澤 昇 多田 宏子 中島田 豊 畑中 唯史 吉井 英文    

九州支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄):13名

安部 淳一 伊藤 潔 岡本 啓湖 上平 正道 川上 幸衛 川瀬 直樹 北垣 浩志
竹川 薫 外山 英男 外山 博英 一二三 恵美 松岡 正佳 米元 俊一  

Published by 学会事務局 on 11 5月 2010

所属機関で登録済みのユーザー名・パスワード再送について

1. 所属機関で登録済みのScienceDirectのアカウント情報(User NameとPassword)が不明な場合は、ScienceDirect(http://www.sciencedirect.com/)の画面の右上の"Forgotten password"をクリックしてください。

ScienceDirect パスワード再送

2. "Forgotten password"をクリックされるとメールアドレスを入力するよう求められますのでScienceDirectの登録に使われたアドレスを入力してください。メールにてUser NameとPasswordが届きます。

過去にUser NameとPasswordを取得されていても、しばらくScienceDirectにアクセスされていなかった場合は、この画面で一度User NameとPasswordを入力してログインし、そしてすぐにログアウトしてください。

既存のアカウントの有効化1

 

お問い合わせ

お問い合せの前によくある質問FAQをお読み下さい。

ご不明点・ご質問等は、エルゼビア・ジャパン・カスタマーサポートまでご連絡ください。
ご連絡の際にはジャーナル名、URL(http://www.sciencedirect.com/jbiosc )、学会名をお知らせください。

エルゼビア・ジャパン株式会社
Eヘルプデスク
Telephone: +03-5561-5035
Fax: 03-5561-5047
E-mail:

 

 

Published by 学会事務局 on 11 5月 2010

よくある質問FAQ – JBB会員用フリーアクセスについて


 

Q1. JBBの会員用アクセスを利用するためのPasswordがわかりません。

A. https://www.sciencedirect.com/science/activate/jbioscで6桁の会員番号を入力してユーザー登録してください。メールアドレスがユーザー名となります。Passwordはご自分で指定してください。詳しくはJBB:会員用アクセスの利用方法をご覧ください。
 

Q2. 学会の会員システムの会員番号とパスワードでScienceDirectにログインできませんでした

A. ジャーナル閲覧サイト用のユーザー名とPasswordは、会員システムへのログイン時に使用する会員番号及びパスワードとは異なります。新たにユーザー登録を行って下さい。詳しくはJBB:会員用アクセスの利用方法をご覧ください。
 

Q3. 初回登録画面で会員番号を入力するとエラーが表示され、次の画面に進むことができません。

A. 0で始まる6桁の正確な会員番号を入力してください。会員番号はわからない場合は学会事務局()までお問い合せ下さい。問題が解決しない場合は、 お問い合わせフォームよりScienceDirectサポートセンターにご連絡ください。

 

Q4. JBBの会員用アクセスを利用するためのメールアドレスとpasswordを忘れてしまいました。メールで再送してもらえませんか?

A. 【JBB】ScienceDirectのPasswordを忘れた方へをご覧ください。 登録されたメールアドレスが不明(あるいは無効) の場合は、お問い合わせフォームよりScienceDirectサポートセンターに新しいメールアドレスをお知らせください。

Q5. 自分が所属機関でScienceDirectのユーザー登録をしたことがあるのかどうかよく覚えていません。

A. 所属機関ですでにユーザー登録済みの場合は、ScienceDirect(https://www.sciencedirect.com/)の画面の右上の”Sign in”をクリックすると利用可能な所属機関経由のアクセス方法が表示されます。複数の機関を通してアクセス権をお持ちの方は、利用する所属機関を選択してください。
 

Q6. 賛助会員や団体会員には、オンラインジャーナルへのアクセス権はないのでしょうか?

A.  団体会員、賛助会員の皆様には従来通り冊子体を送付いたします(オンラインジャーナルへのアクセス権は対象外です)。
 

お問合せ先

ご不明点・ご質問等は、こちらのお問い合わせフォームよりScienceDirectサポートセンターまでご連絡ください。
ご連絡の際には、以下の情報をお知らせください。

  • ジャーナル名
  • 学会名
  • 有効な会員番号

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Published by 学会事務局 on 11 5月 2010

JBB:会員用アクセスの利用方法

日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。

ジャーナル閲覧サイト用のPasswordは、会員システムへのログイン時に使用するパスワードとは異なります。
団体会員、賛助会員の皆様には従来通り冊子体を送付いたします(オンラインジャーナルへのアクセス権は対象外です)。

JBBオンラインジャーナル 会員用アクセスの利用方法

  • ScienceDirectのユーザーアカウントをお持ちでない方:会員番号を使って新たにユーザー登録をしてください。
  • ご所属先機関でScienceDirectへのアクセス権をお持ちの方:会員番号を使って会員用アクセスの有効化手続きを行ってください。
    注)登録されたメールアドレスが不明(あるいは無効)でパスワードのリセットができない場合は、こちらのフォームよりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問い合わせください(日本語可)。
  1. 会員専用登録サイト(https://www.sciencedirect.com/science/activate/jbiosc)で6桁の会員番号を入力して、”Continue”をクリックしてください。

    すでに登録済みというエラーが表示される場合は、4.に進んで登録済みのメールアドレスとPasswordでScienceDirectに”Sign In”してください。
    Passwordをお忘れの場合はパスワードのリセットを行ってください。

    JBB会員用アクセスユーザー登録画面1
     
  2. メールアドレスを登録してください。(メールアドレスがユーザー名となります)。

    メールアドレスの登録
     
  3. 登録フォームに必要事項を入力して、Passwordを指定してください。

    登録画面
    <新規に登録をされる方>
    “Register”をクリックしてください。次の画面で”Continue”をクリックしてジャーナルサイトにアクセスしてください。
    登録完了

    <ご所属先機関でScienceDirectへのアクセス権をお持ちの方>
    “I already have an account”をクリックしてください。次の画面で利用したいアカウントを選択してジャーナルサイトにアクセスしてください。
    Sign in via institution
     
  4. 2回目以降はJBB(https://www.sciencedirect.com/science/journal/13891723)のトップページ右上のSign in をクリックしてください。ご所属先機関でもScienceDirectへのアクセス権をお持ちの方は、閲覧方法を選択することができます。

    ScienceDirect  Sign in

    注)本文PDFが読める状態でなければ、サインイン名をクリックし、別のアカウントでログインしてください。

    サインイン名

     
  5. ScienceDirect(https://www.sciencedirect.com/)では、前身誌Journal of Fermentation and BioengineeringとJournal of Fermentation Technology(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルを利用することができます。検索ボックスを利用して閲覧を希望されるジャーナル(あるいは論文に直接)にアクセスしてください。

    ScienceDirect

 

お問い合わせ

お問い合わせの前によくある質問FAQをお読み下さい。
ご不明点・ご質問等は、以下のフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにご連絡ください。

お問合せの際には、以下の情報をお知らせください。

  • ジャーナル名
  • 学会名
  • 有効な会員番号


 

 

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Published by 学会事務局 on 10 5月 2010

「遺伝子組換え植物」に関するPA(Public Acceptance)資料貸し出しについて

農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)との共催でシンポジウム「バイオテクノロジーと市民との接点―生物工学者は今,市民に何を伝えられるか?―」がありました.「遺伝子組換え植物の安全性を専門家はどう市民に伝えられるか」が主題でしたので,講演された先生方は,一般市民にも解りやすい図表をたくさん使われていました.

会場から図表を貸してもらえるかとの質問が多数寄せられましたので,この度講演者の了解を得て図表(いずれもPower Point)のCDを作成し,会員希望者に貸し出すことにいたしました.市民講座,高校,大学等での講演・講義にぜひご利用下さい.

1.貸出要領・提出書類 (1)利用希望者は「PA資料利用許可願word」に所定事項を記入してFAXにて事務局(FAX: 06-6879-2034)に提出する.このとき,利用に際しての遵守事項を確認のうえ押印する.
(2)事務局より利用希望者に受付の連絡をするとともにCDを貸し出す.
(3)利用者は使用後,速やかにCDを返却するとともに「PA資料利用報告書word」に所定事項を記入して事務局に提出・報告する.
2.貸出資料一覧 (CDには資料1~5がすべて収められています)
資料1.遺伝子組換え植物の必要性と安全性(大学生向け)
資料2.遺伝子組換え食品って何?(一般用)
資料3.遺伝子組換え食品とその安全性(教育用)
資料4.遺伝子組換え食品
資料5.ほんとはどうなの!遺伝子組換え食品


 

Published by 学会事務局 on 10 5月 2010

【会員の方へ】メールアドレス登録のお願い

日本生物工学会では、大会の最新情報、シンポジウムのご案内、学会誌の紹介、人事公募・研究助成情報などの会員向けメールニュースを定期的に(月1回程度)配信しております。また、会費納入に関するお知らせ(請求書発送・口座振替完了通知等)、学会からの緊急連絡につきましても、随時メールでお知らせしています。

学会からのお知らせメールが届いていない方は、会員システムに登録されたメールアドレスが無効、あるいは、メールアドレスが未登録である可能性があります。メールアドレスの登録にご協力をお願い申し上げます。

メールアドレスの訂正登録はこちらから (会員番号とパスワードで会員システムにログインしてください。)

  • 会員番号とパスワードがわからない場合、下記事務局までお問い合せください。
  • ウェブ上での訂正登録が難しい場合は、有効なメールアドレスを事務局までご連絡ください。
  • メールニュースの定期受信を希望されない場合でも、学会からの緊急連絡メールを確実に受信できるようアドレスの確認・訂正をお願いいたします。(定期的なメールニュースの配信を希望されない場合は、その旨事務局までお知らせください)。

ご連絡いただいたメールアドレスは学会活動の案内等のみに適切に利用・保護し、第三者への提供はいたしませんのでご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合せ先

〒565-0871 
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 26 4月 2010

【年次大会】大会ホームページをオープンしました

第62回日本生物工学会年次大会のホームページをオープンしました。

このホームページでは、「講演要旨の申込」「大会参加申込」のウェブ受付に加え、大会のトピックスやイベント紹介など盛りだくさんの情報を発信していきます。

多くの方の本大会へのご参加を心よりお待ち申し上げます。

社団法人日本生物工学会
第62回年次大会ホームページアドレスはこちら↓
https://www.sbj.or.jp/2010

Published by 学会事務局 on 26 4月 2010

【随縁随意】アジアにおける今後の国際交流活動のあり方 – 小林 猛

生物工学会誌 第88巻 第4号
小林 猛

鳩山首相は「友愛」というキーワードでアジアとの関係を強めようとしています。日本のGDP(国内総生産、2008年のデータ)は世界第2位、中国は第3位で、インドは第12位ですが、2010年には中国が第2位になると予測されています。また、インドのGDPの伸び率は大変高いといわれています。このような状況を考えれば、鳩山首相の考えがすんなりとアジア諸国に受け入れられるかどうかは別として、日本はアジア諸国との交流、特に経済的な交流を今以上に強めなければ生き残っていけません。トヨタ、日産、ホンダは主として中国で、スズキはインドで多くの車を生産しており、この動きはさらに加速されるでしょう。

これと同様に、本学会もアジアとの関係を今まで以上に視野に入れ、交流を深めていく必要があると思われます。他学会と比較して、本学会は多くの先達の努力によってアジアとの関係を強めてきました。田口久治先生を始めとする大阪大学の先生方の努力は特筆されるものです。韓国生物工学会との学術交流も1998年以来着実に進められています。歴代の英文誌編集委員長の努力によって、J. Biosci. Bioeng.のアジア地域のEditorial Boardは現在9人が指名されており、アジア地域からの投稿論文数も着実に増えてきています。

人口では中国が約13億人で世界第1位、第2位がインドで約12億人、日本は約1.3億人です。中国とインドの人口は増加しているのに対して、日本は緩やかに減少しています。大学生数に関する詳しいデータは知りませんが、日本では大学への進学率が横ばいなのに対して、中国とインドは大幅に増加しています。

この両国の多くの大学での研究施設も急速に改善されてきています。これらの結果、ごく近い将来、両国の大学の研究能力は数の上でも、質的にも日本の大学に近づくか、場合によっては凌駕するでしょう。2009年5月にイギリスの教育情報会社Quacquarelli Symonds社が発表した2009年版アジア大学ランキングによれば、上位50大学の国別数は、日本16、韓国8、中国7、香港5、台湾とインド4、シンガポールとタイ2、マレーシアとインドネシア1、となっています。外国人留学生数や外国人教員数も評価対象に含まれていますから、評価の仕方が問題かもしれませんが、1位香港大学、2位香港中文大学、3位東京大学、4位香港科技大学、5位京都大学、という順番も衝撃的です。

これらの趨勢から、本学会がカバーしている学問領域における今後の研究者数は、これらのアジア諸国において日本より多くなると予想されます。さらに、もう少し時間的に後になるでしょうが、研究者の質も日本より高くなる可能性も有り得ましょう。研究者数に関しては、今以上に高校生に対する情報発信力を高めて、日本でのバイオ分野の研究者数が増える努力をするしかないと思います。本学会としては、国際会員などの制度を設けてアジアの会員を増やしたり、英文誌の論文掲載料を無料化するなどして、アジアの研究者が本学会の活動に参加しやすくする環境づくりも必要でしょう。

研究者の質に関しては、今以上の努力をもっとするしかないようにも思います。日本の教育界の悪い点は、自分の頭で考え、その考えを論理的に説明する能力の養成を怠ってきたことです。研究者を年齢別に見てみますと、若年層ほどこの訓練がなされていません。アジアとの関係では、自分の考えを英語で説明する必要がありますが、自分の考えさえしっかりしていれば、英語が流暢でなくても聴いてくれます。立花隆氏の英語でのインタビューを聞いたことがあります。英語は訥々としていましたが、きわめて論理的な内容でした。大学院のみならず、学部教育、さらには高校や義務教育においてディベートの訓練をすることが肝要でありましょう。本学会としては、どのような取り組みをすれば研究者の質が高まるのでしょうか。このことに関しては、会員各位はいろいろの考え方をお持ちでしょう。

これらのトレンドを念頭に、本学会がどのようにしてアジア諸国の類似の学会と共に協力しながら今後の国際交流活動を策定し、それを実行していくか、が重要であると思います。すぐには効果は出ないことですが、理事会などを中心として会員各位が議論をし、これまでの本学会の伝統をより強めていくことが望まれます。


著者紹介 中部大学教授、日本生物工学会名誉会員、名古屋大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 26 4月 2010

生物工学会誌 – 88巻4号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 総 説
  • 特集「構造色の原理,その生物的意義と応用」
    • pdf特集によせて…木下 修一…(158)
    • モルフォチョウの青色の謎に魅せられて…木下 修一…(159)
    • 魚類の体色変化と個体間のコミュニケーション…大島 範子…(163)
    • 動物の視覚コミュニケーションと構造色…針山 孝彦…(167)
    • モルフォ蝶の発色原理を製品開発に応用する…水村 知雄…(171)
    • 構造色原理を用いた光学機能性粉体と化粧品の開発…美崎 栄一郎…(174)
  • バイオミディア
    • 酒類での原料識別技術…堀井 幸江…(177)
    • ノバ・アシロマ会議へ? 研究者たちが動き始めた遺伝子組換え実験の安全管理…田中 伸和…(178)
    • 健康な種モヤシに必要なシグナル伝達…坂本 和俊…(179)
    • 新機能をもつ細菌の発掘…池永 誠…(180)
    • 乳酸を生産可能な微生物…田中 勉…(181)
  • 女性研究者のキャリアを考える
    • インドネシアから日本に来て18年…下岡 リリー…(182)
    • Still alive …柏木 明子…(184)
    • 生物工学技術に関わって…村上 洋…(186)
    • アカデミアにおけるキャリア形成に大切なこと…本橋 令子…(188)
    • 自分の殻を破って…本間美和子…(190)
  • Branch Spirit
  • スピーカーズ・コーナー
    • 健康食品の品質保証にGMPは適当か…高松 智…(194)
  • Fuji Sankei Business i…(195)
  • 大学発!美味しいバイオ
  • Germination
    • 「ケミカル」な職場で「バイオ」を研究する…諸星 知広…(197)
  • pdf今月の Journal of Bioscience and Bioengineering  …(198)
     
  • バイオインフォメーション…(199)
  • 事務局より…(201)


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Published by 学会事務局 on 26 4月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 109, No.4 (2010)

JBB Vol. 109, No. 4目次(PDF)はこちら

遺伝学,分子生物学,および遺伝子工学

  • 1. 精製始原生殖細胞の遺伝子操作によるトランスジェニックニワトリの作製…315
  • 2. Production of human growth hormone by Lactococcus lactis …322(doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.006)

酵素学,タンパク質工学,および酵素工学

  • 3. B型シトクロムc酸化酵素とその天然基質シトクロムc-551との相互作用の変異酵素による解析…325
  • 4. Enhancement of the thermostability and activity of mesophilic Clostridium cellulovorans EngD by in vitro DNA recombination with Clostridium thermocellum CelE …331
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.014
     
  • 5.  改変型ホスホリパーゼDによる種々のイノシトール立体異性体を含有したホスファチジルイノシトール類の合成…337

微生物生理学・発酵生産

  • 6.  新規糖転移酵素による1,2-dipalmitoylglycerolからのMycoplasma fermentans特異的糖グリセロリン脂質の合成…341
  • 7. Effect of light on growth, intracellular and extracellular pigment production by five pigment-producing filamentous fungi in synthetic medium …346
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.003)  
     
  • 8. Process development for mycelial growth and polysaccharide production in Tricholoma matsutake liquid culture  …351
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.010)
     
  • 9.Streptococcus thermophilus YIT 2084株によるヒアルロン酸生産における培養条件と大豆ペプチド添加の影響…356
    • ⇒Effects of fermentation conditions and soybean peptide supplementation on hyaluronic acid production by Streptococcus thermophilus strain YIT 2084 in milk
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.011)
       
  • 10.  Use of response surface methodology in a fed-batch process for optimization of tricarboxylic acid cycle intermediates to achieve high levels of canthaxanthin from Dietzia natronolimnaea HS-1  …361
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.013)
     
  • 11.Production of 4-hydroxyphenyllactic acid by Lactobacillus sp. SK007 fermentation …369(doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.005)

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環境バイオテクノロジー

  • 12. 硫酸還元集積培養より単離されたClostridium属近縁株によるポリ硫化物還元…372

生物化学工学

  • 13. 耐熱性ブランチングエンザイムを作用させたデンプンからの環状ニゲロシルニゲロースの生成…381

植物バイオテクノロジー

  • 14. Nicotiana tabacum由来N-アセチルグルコサミン転移酵素Iの組換酵素発現と諸性質の解析…388
  • 15. センシングツールとして光独立栄養パックブン毛状根を用いる細胞光損傷の評価…392

セル&ティッシュエンジニアリング

  • 16. ラット肝細胞スフェロイドアレイを利用したアルコキシレゾルフィンO-脱アルキル化反応アッセイ…395
  • 17. Hydrodynamic conditions induce changes in secretion level and glycosylation patterns of Von Willebrand factor (vWF) in endothelial cells …400
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.002)
     
  • 18. DT40 B細胞株におけるXRCC3発現制御による遺伝子変換から点変異へのイムノグロブリン変異様式の条件付き変換…407
    •  ⇒Conditional transformation of immunoglobulin mutation pattern from gene conversion into point mutation by controlling XRCC3 expression in the DT40 B cell line
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.050)

実験技術

  • 19. マイクロビーズディスプレイ法を用いたアンギオテンシンII阻害ペプチドの進化分子工学…411 

その他
 

  • 20. Production of polyhydroxyalcanoates (PHAs) using milk whey and dairy wastewater activated sludge: Production of bioplastics using dairy residues …418   
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.10.012)  

 

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Published by 学会事務局 on 09 4月 2010

【JBB】未送信分E-offprintの送信スケジュール

2010年3月30日付でお知らせしました、Journal of Bioscience and Bioengineeringのe-offprintファイル未送信問題につきまして、Elsevierから今後の対応について連絡がありました。以下の6号分115件の論文のe-offprintは、4月12日以降Elsevierから手動で順次送信されます。作業は4月19日の週までに終わる予定だそうです。

Vol. 108, No. 5(2009年11月号) 19件
Vol. 108, No. 6(2009年12月号) 18件
Vol. 109, No. 1(2010年1月号) 18件
Vol. 109, No. 2(2010年2月号) 19件
Vol. 109, No. 3(2010年3月号) 21件
Vol. 109, No. 4(2010年4月号) 20件

計115件

なおVol. 109, No. 5(2010年5月号)のe-offprintファイルは、2010年3月25日付で送信済みとのことです。

著者の先生方にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。今回の件についてお問い合わせの際は、論文番号と掲載号をお書き添えの上、までご連絡下さい。

2010年4月9日
英文誌編集係

関連事項:E-offprintの未送信問題について(2010年3月30日)

Published by 支部:関西 on 31 3月 2010

関西支部 – 2010年度の活動

 

これまでの活動

 

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Published by 学会事務局 on 30 3月 2010

【JBB】E-offprintの未送信問題について

Journal of Bioscience and Bioengineeringでは、掲載論文のCorresponding authorに、論文の電子版ファイル(e-offprint)を、掲載号のオンライン公開後24時間以内に無料でお送りしております。このたび著者の方からe-offprintが届いていないとのご指摘を受け、Elsevierに問い合わせたところ、Vol. 108, No. 5(2009年11月号)からVol. 109, No. 4(2010年4月号)の掲載論文については、全てe-offprintファイルが送信されていなかったことが判明しました。

未送信のファイルについては早急にお届け出来るように、現在Elsevierに対応を依頼しています。

オンライン公開中の最新号Vol. 109, No. 5(2010年5月号)以降は、正しい設定になっているとのことです。なお"Articles in Press"として公開された時点では、掲載号及びページ番号は決まっていないので、e-offprintは発送されません。

著者の先生方にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。今後このようなことがないよう、Elsevier側に対応を求めていく所存です。今回の件についてお問い合わせの際は、論文番号と掲載号をお書き添えの上、 までご連絡下さい。

2010年3月30日
英文誌編集係

Published by 学会事務局 on 26 3月 2010

【本部・北日本支部】日本生物工学会シンポジウム

2010年度 日本生物工学会シンポジウム「天然生物資源のバイオ利用」を本部と北日本支部主催で開催いたします。

日時: 2010年(平成22年)7月23日(金)9:30~17:05
場所: 北見工業大学総合研究棟(正門入ってすぐの建物)(北海道北見市公園町165番地)

詳しくはこちらから

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:北日本 on 26 3月 2010

【本部・北日本支部・九州支部】2010年度 シンポジウム「天然生物資源のバイオ利用」

主催: 日本生物工学会、日本生物工学会北日本支部、日本生物工学会九州支部
後援: 北見市,北見工業大学北方圏バイオ資源創成研究センター

日時 2010年(平成22年)7月23日(金)9:30~17:05
場所 北見工業大学総合研究棟(正門入ってすぐの建物)(北海道北見市公園町165番地)
JR北見駅よりタクシー10分、女満別空港から空港バス北見工大前バス停より徒歩5分
シンポジウム参加費 無料
懇親会費(税込み):一般5,000円,学生3,000円
エクスカーション シンポジウムの翌日7/24開催予定,近郊観光,昼食,本州方面の航空便に間に合うように14:00頃女満別空港着予定.費用は未定です.希望者が少ない場合,開催しない可能性があります.
申込方法 申込書wordに連絡先,ポスター発表の有無,懇親会への参加希望等を明記の上,E-mailまたはFaxにてお申し込みください.E-mailの場合は,件名を「生物工学シンポジウム申し込み」と記載お願いします.
申込締切日 2010年6月30日(水) 7月20日(火) 締切を延長しました
申込先 北見工業大学バイオ環境化学科 多田清志
TEL. 0157-26-9392   FAX. 0157-24-7719  
E-mail:
ポスター発表申込締切 2010年6月30日(水)
ポスター発表は一般公募です。要旨もこの期日までに提出ください。要旨はA4,1ページ、様式自由、PDF形式とし、ポスターはA0サイズ1枚とします。
問合せ先  堀内 淳一(オーガナイザー,北見工業大学)
TEL. 0157-26-9415 FAX. 0157-26-9385
E-mail:

プログラム

  • 9:30~ 9:35  開会の挨拶 … 会長 飯島 信司
     
  • 9:35~10:15  魚の廃棄物「血清」利用で安心・安全な医薬タンパク質の細胞培養生産!
                   
    高木 睦(北大院工)
     
  • 10:15~10:55  新規素材!「鮭鼻軟骨由来プロテオグリカン」の事業化 
                   
    鳴海 正樹(バイオマテックジャパン)
     
  • 10:55~11:35  風土病と戦う:食の機能でがん予防に挑戦
               「宮崎発!ブルーベリー葉の生理機能解明」
           
             
    水光 正仁(宮崎大・農)
     
  • 11:35~12:15  オホーツク地域資源を活用した発泡酒の醸造   
                     
    永島 俊夫(東農大・網走)
     
  • 12:15~13:00  昼食 
     
  • 13:00~14:00  ポスターセッション(一般公募、総合研究棟1Fロビー)
     
  • 14:00~14:40  テンサイシックジュース・チーズホエー混合原料からのバイオエタノール生産
                    
    小田 有二(帯広畜産大学・食品科学)
     
  • 14:40~15:20  水俣地域で竹からのバイオリファイナリーによるエタノール生産などにより
                低炭素社会を実現させよう!
     
                     …木田 建次(熊本大院・自然科学)                            
                          
  • 15:20~15:40  休憩 
     
  • 15:40~16:20  バイオリファイナリー;北海道産トウキビの芯からエタノール,
                乳酸,キシリトール,アスタキサンチンを作る
                  
                    …堀内 淳一(北見工大・バイオ環境化学) 
     
  • 16:20~17:00  焼酎王国・九州のバイオマス資源,焼酎粕のゼロエミッションバイオ利用 
              -バイオ燃料,生理活性物質,そして食品開発-
          
                    …園元 謙二(九大院・農)
     
  • 17:00~17:05  閉会の挨拶  … 北日本支部長 高木 睦
     
  • 18:00~20:00  懇親会 (会場:オホーツクビール,地ビール飲み放題)
     

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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

【研究部会】乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 講演会

日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会は、2010年5月14日(金)~15日(土)に、十勝川温泉 笹井ホテルにて講演会を開催いたします。⇒詳しくはこちらから

 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

►乳酸菌・腸内細菌工学研究部会のページへ

Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

【研究部会】2010年度 乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 講演会

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では毎年、日本乳酸菌学会の協賛を頂き、関連の研究者が一同に会して、昼は各自の研究成果を発表し、夜は車座になって情報交換を行う講演会を企画しております。

本年度は新企画として「若手からのミニプレゼン」および会の終了後、チーズ工房への見学バスツアー(オプショナルツアー)を企画致しました。

以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい。

日時 2010年5月14日(金)13:50 ~5月15日(土)11:00 ⇒変更しました!
オプショナルツアー: 5月15日(土)11:30~14:30
場所 十勝川温泉 笹井ホテル
〒080-0262 北海道河東郡音更町十勝川温泉北15丁目1番地
TEL: 0155-46-2211  FAX: 0155-46-2216
会費 一般 18,000円,学生 12,000円(一泊宿泊費・懇親会費含む)
オプショナルツアー: 参加料金別途3,000円(お弁当付き)
定員 70名
申込締切日 2010年4月16日(金)
申込方法 下記事務局まで御連絡下さい.折り返し申込書をお送り致しますので,
必要事項を御記入の上,再度事務局へ申込書を御返送下さい.
連絡先 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会
2010年度講演会事務局
株式会社近畿日本ツーリスト北海道 札幌法人旅行支店内
TEL 011-280-8855 FAX 011-280-2732
E-mail:  
担当:小田・山下

プログラム

一日目(5月14日)

13:50-14:00    はじめに     部会長 横田 篤

14:00-14:40    ビフィズス菌の線毛様蛋白の多型性にみる宿主特異的定着メカニズム
           
○大澤 朗(神戸大院・農) 

Bifidobacterium longumのヒト宿主特異的な定着について検証するため、レクチン様線毛タンパクをコードすると思われるBL0675遺伝子に着目し、異なるヒトの糞便より分離されたB. longum株における本遺伝子のシークエンス解析及び比較解析を行った。その結果、BL0675遺伝子の配列は菌株間で非常に多様性に富み、5つの系統 グループに分類された。菌株のGroup分類結果を宿主間で比較すると、Groupの分布は概ね宿主ごとに偏る傾向が見られたことから、B. longum株の宿主特異的な定着においてはこの線毛様タンパク質が主に関与していることが示唆された。

14:40-15:00    乳酸菌と炭水化物の相互作用
           
○片倉啓雄、橋本高志、田中祥之、植松亜弥、紀ノ岡正博(阪大院・工)

Lactococcus lactis IL1403株の細胞表層に局在するタンパク質を等張液中で溶菌酵素処理をすることにより可溶化し、セルロースに親和性をもつタンパク質を分離したところ、DnaK、GroEL、GAPDHなどの細胞質タンパク質が同定された。このうちDnaKは、IL1403株およびキチンに対して105 M-1オーダーの、セルロースおよびムチンに対して106 M-1オーダーの吸着定数をもち、IL1403株をセルロースに接着させた。

15:00-15:40    乳酸菌発酵技術を使った機能性食品等の開発
           
○園元謙二(九大院・農、九大・バイオアーク)

日本の得意分野である発酵技術によるものつくり研究開発の中で、「乳酸菌」を利用した機能性食品・素材の開発を紹介します。特に、優れた「乳酸菌」を見つけ出し、食品や未利用資源を活用して機能性食品・素材をどのようにしてつくり出すのか、九州地域においてのさまざまな研究(乳酸菌機能の戦略的活用の具現化と新産業の創出)を例にとり講演します。

15:40-16:00    休憩

16:00-17:30    若手からのミニプレゼン(6題)

16:00-16:15    Bifidobacterium breve ヤクルト株がマウス皮膚機能に及ぼす影響
           ○杉本 沙穂、伊澤 直樹、曽根 俊郎、千葉 勝由、宮崎 幸司(ヤクルト本社中央研)

16:15-16:30    乳酸菌と酵母をモデルとした接着による細胞応答の解析 
            ○澤田浩志、片倉啓雄、紀ノ岡正博(阪大院・工)

16:30-16:45    牛乳ラクトフォリンの有する修飾糖鎖の多様性
           
○稲垣瑞穂1、中家修一2、野原大輔3、矢部富雄1、金丸義敬1、鈴木徹4
             (1岐阜大・応生、2島津製作所、3岐阜大・工、4岐阜大・連農)

16:45-17:00    製糖工程から分離した乳酸菌を用いたサワーブレッドの風味と防カビ性能
            ○仲田弘明・長谷川秀樹・櫻井博章・田村雅彦(日本甜菜製糖)

17:00-17:15    ヒトミルクオリゴ糖を炭素源としたビフィズス菌培養物中のオリゴ糖の定量分析
            ○畑山恵美1、朝隈貞樹2、北岡本光3、浦島 匡1、芦田 久4、廣瀬潤子5、片山高嶺6
               
1帯畜大・畜産衛生,2北農研,3食総研,4京大院・生命,5滋賀県大・人間文化,
             6石川県大・生物資源工)

17:15-17:30    乳酸菌によるインフルエンザウイルス感染防御効果について
           
○芦田延久、篠田直、山本直之(カルピス・健康機能研)

(このあと部会幹事会の予定)

19:30-21:30    懇親会

21:30-       夜の部

二日目(5月15日)

9:30-9:50     胆汁酸添加食摂取ラットにおける胆汁酸代謝と腸内細菌叢の解析
           ○横田 篤,K. B. M. Saiful Islam, 萩尾 真人,石塚 敏,吹谷 智(北大院・農)

ヒトの主要な一次胆汁酸であるコール酸 (CA)は,腸内でClostridium属の一部の菌種により二次胆汁酸の一種であるデオキシコール酸 (DCA)に変換される.DCAは,実験動物において大腸癌発癌プロモーター活性を持つこと,ヒトにおいては発癌性物質となる可能性が報告されている.また,近年本邦において大腸癌が増加している理由として,食生活の欧米化による脂質摂取量の増加と,それに伴う腸内胆汁酸量の増加との関連が指摘されている.そこで本研究では,腸内胆汁酸量の増加が,胆汁酸組成と腸内細菌叢に与える影響を明らかにするため,CA添加食摂取ラットを用いて,胆汁酸組成と菌叢の変化を解析した.

9:50-10:30    乳酸菌由来細胞外多糖に対する培養条件の影響
           ○福田健二1、石 塔拉1、Fiame Leo1、元島英雅2、浦島 匡1
            (1帯畜大・畜産衛生、2よつ葉乳業・中央研)

細胞外多糖(Exopolysaccharide, EPS)は微生物が生産し細胞外に分泌する多糖であり、乳酸菌にもEPS生産性を示す菌株が存在する。化学構造の違いから、EPSはホモ型とヘテロ型に分類され、代表的な例として、それぞれデキストランとキサンタンガムが挙げられる。特に食品由来の乳酸菌が生産するEPSに関して、高い安全性や健康増進効果が期待できることから、その産業利用が期待されている。伝統的発酵乳から単離したLactobacilus fermentum TDS030603は、非常に粘性の高いEPSを分泌する。完全合成培地を用いた実験により、培養条件が本菌のEPSに及ぼす影響について調査した。

10:30-10:50    乳酸菌を利用した環境調和型生産プロセスへの試み
            ○永利浩平1,2、林いずみ2,3、園元謙二2,4,5
            (1オーム乳業㈱、2Qok・Bio LLP、3熊本製粉㈱、4九大院・農、5九大バイオアーク)

ものづくりには、必ず副産物が発生します。特に九州には多くの農産物、醸造食品等の特産品がありますが、ほとんどは未利用資源や産業廃棄物として処理され大きな問題となっております。このような問題に対して、我々は未利用資源(乳製品や焼酎粕由来等)の積極的活用を行っております。さらに、未利用資源を利用した発酵生産の過程でもさまざまな副産物が廃棄物として発生しますが、これら副産物に対しては、いくつかの有用物質や機能性を見出し、魅力的な商品への転換を行っております。このような取り組みの一部を紹介します。

10:50-11:00    おわりに   部会長 横田 篤

11:30-15:30    チーズ工房見学バスツアー(オプショナルツアー)

11:30-       十勝川温泉を出発・バス内で昼食
12:30頃      十勝野フロマージュ到着 見学・お土産購入など
14:00頃      十勝野フロマージュ出発
14:30頃      とかち帯広空港到着(15:20発 羽田便に間に合うように)
15:30頃      JR帯広駅到着
 

 

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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

今月のJournal of Bioscience and Bioengineering Vol. 109, No. 3 (2010)

JBB Vol. 109, No. 3 目次(PDF)はこちら

遺伝学,分子生物学,および遺伝子工学

  • 1. Identification of a heat shock-responsive cis-acting DNA sequence and its transcriptional regulator: Their roles in the expression of the Spirulina-desD gene in response to heat stress…205
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.002)

酵素学,タンパク質工学,および酵素工学

  • 2. Thermostable Kunitz trypsin inhibitor with cytokine inducing, antitumor and HIV-1 reverse transcriptase inhibitory activities from Korean large black soybeans …211 (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.483)
     
  • 3. Microbacterium luteolum由来ジヒドロリポアミド脱水素酵素遺伝子のクローニングとその諸性質: 酵素的NAD+再生システムへの応用…218
    • ⇒Gene cloning and characterization of dihydrolipoamide dehydrogenase from Microbacterium luteolum: A useful enzymatic regeneration system of NAD+ from NADH
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.040)  
  • 4. 麹菌液面固定化(LSI)培養による組換えキシラナーゼの生産…224
    • ⇒Production of Xylanase with a transformant of Aspergillus oryzae RIB40 in a Liquid-Surface Immobilization (LSI) System
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.006
  • 5. Aspergillus japonicus由来の細胞外エンド-1,4-β-キシラナーゼ: 精製,性質および コードする遺伝子の解析…227
    • ⇒An extracellular endo-1,4-β-xylanase from Aspergillus japonicus: Purification, properties, and characterization of the encoding gene
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.005)

微生物生理学・発酵生産

  • 6. Reducing the variability of antibiotic production in Streptomyces by cultivation in 24-square deepwell plates …230
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.479
     
  • 7. Heterotrophic growth and nutritional aspects of the diatom Cyclotella cryptic (Bacillariophyceae): Effect of some environmental factors …235
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.480
     
  • 8. Serratia levanicum NNにより調製したレバンからArthrobacter nicotinovorans由来レバンフルクトトランスフェラーゼを用いた一槽反応によるダイフルクトースアンハイドライドIVの生産…240
    • ⇒One-pot conversion of levan prepared from Serratia levanicum NN to difructose anhydride IV by Arthrobacter nicotinovorans levan fructotransferase Pages
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.041)

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環境バイオテクノロジー

  • 9. リブロース-1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ遺伝子を用いた黄鉄鉱鉱山からの酸性鉱山廃水処理プラント中の鉄および硫黄酸化細菌の解析…244
    • ⇒Analysis of iron- and sulfur-oxidizing bacteria in a treatment plant of acid rock drainage from a Japanese pyrite mine by use of ribulose-1, 5-bisphosphate carboxylase/oxygenase large-subunit gene
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.007
  • 10. 半回分式堆肥化処理による“Dehalococcoides”の集積を伴う高塩素化ダイオキシンの除去…249

生物化学工学

  • 11. Effects of acetic acid and its assimilation in fed-batch cultures of recombinant Escherichia coli containing human-like collagen cDNA …257
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.008)
     
  • 12. Saccharomyces cerevisiaeにおける複数の環境ストレスに対するトレハロース蓄積の効果の差異…262
    • ⇒Differential importance of trehalose accumulation in Saccharomyces cerevisiae in response to various environmental stresses
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.500
  • 13. 膜面液体培養法,振盪フラスコ培養法および寒天プレート培養法におけるAspergillus oryzaeの培養特性および遺伝子発現プロファイル…267
    • ⇒ Cultivation characteristics and gene expression profiles of Aspergillus oryzae by membrane-surface liquid culture, shaking-flask culture, and agar-plate culture
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.004
  • 14. 繰り返し回分培養を用いた抗体大量生産におけるChinese hamster ovary細胞の安定性評価…274
    • ⇒ Evaluation of Chinese hamster ovary cell stability during repeated batch culture for large-scale antibody production
      (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.044)  
  • 15. Chinese hamster ovary細胞の培養死滅期における産生抗体の品質変化…281

植物バイオテクノロジー

  • 16. Bioconversion of the antihistaminc drug loratadine by tobacco cell suspension cultures expressing human cytochrome P450 3A4 …288
    (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.09.001)

セル&ティッシュエンジニアリング

  • 17. Labisia pumila extract protects skin cells from photoaging caused by UVB irradiation …291 (doi:10.1016/j.jbiosc.2009.08.478
     
  • 18. 圧縮力はCOX-2を介したPPARγ2およびC/EBPα発現抑制により脂肪分化を抑制する…297
  • 19. 静電紡糸シリカファイバー細胞培養担体の熱処理の効果…304
  • 20. 魚血清を利用したウシ血清を含まないCHO細胞浮遊培養…307 
  • 21. コンフルエント状態におけるヒト骨格筋筋芽細胞の増殖・分化ポテンシャル…310 

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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

生物工学会誌 – 88巻3号


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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

【本部だより】公益社団法人申請 – 新定款案ご意見募集

庶務担当理事 清水 浩

会員各位

すでにご承知の通り,2008年12月1日に公益法人制度改革関連の新3法が施行され,従来の公益法人は,5年以内(2013年11月30日まで)に「公益社団・財団法人」,または「一般社団・財団法人」に移行することが求められております.日本生物工学会では,「公益社団法人」の認定を目指すとの基本方針により,申請に向けた取り組みを進めております.

会員の皆様には,昨年「生物工学会誌」10 月号の「公益法人制度の施行と日本生物工学会」にて,「公益認定を受けるメリットとデメリット」を中心として「公益法人制度の概要」をお知らせいたしました.

今回は,「公益社団法人」申請時に提出が求められます本会運営の根幹となる新定款案をここに公開いたします.会員皆様方のご意見・ご助言をお願いいたします.

新定款案pdf (894 KB)
 

  1. 【募集期間】 2010年4月1日(木)9時~4月30日(金)17時
  2. 【ご意見等送付先】(題名は「定款変更意見」として下さい.)
  • 電子メールの場合 ⇒  
  • FAXの場合 ⇒ 06-6879-2034

※新公益法人制度については,制度概要・関連法令・ガイドライン・詳細なQ&Aを含め,政府公益認定等委員会のウェブサイト(https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/common/portal.do)に掲載されていますのでご参照下さい.

本件に関する問合せ先

〒565-0871 吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内
社団法人日本生物工学会 事務局
TEL. 06-6876-2731  FAX. 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

【随縁随意】「科学者」からの提言 – 室岡 義勝

生物工学会誌 第88巻 第3号
室岡 義勝

まだ助教授時代の若かった頃のこと。米国の研究者仲間(といっても初めて会ったのだが)の教授から大学での講義依頼を受けたことがある。アトランタから車で1時間ばかり走った大学街のアッセンスのジョージア大学で講義を行った。その後、この田舎町のレストランで食事をとった時、隣のカウンターに腰かけていた街のおじさんが、うさんくさげに私を見た。教授はすかさず「この人は日本から来たサイエンティストです」と、おじさんに私を紹介した。おじさんは一瞬驚いた顔をして「何と若いサイエンティストですね。この街はめてですか?」と愛そうが良くなった。

私はサイエンティストといわれて面映ゆかったが、サイエンティストは裁判官と同じように特殊な専門職として尊崇を集めていることに初めて気がついた。そういえば、米国だけでなく日本以外(?)どの国の人でもそうである。国際線の飛行機で乗り合わせた隣の人にはまず挨拶することにしている。職業までは紹介しない。話が進んで「国際学会からの帰りです」ということになると、必ず「何が専門ですか?」と聞かれる。この東洋の貧相なおじさんが、バイオとか遺伝子工学をやっている科学者だと知ると、おばちゃんまでが「最先端ですね」と尊敬をこめて感嘆される。たいていの場合、会話はここで終わる。科学者とこれ以上何を話していいかわからないから。

日本人は、控え目を美徳とし、あまり自分のことを学者とか科学者とは言わない。科学者の代わりに研究者であると自分を紹介する。しかし、研究者と科学者は違う。科学者は世の中の科学技術についての深い知見と洞察をもち、国を超えてそれぞれの専門分野で責任を背負っている。だから、世界のどこでも尊敬されるのである。

職業に貴賎はないことは観念的に分かってはいるが、性別や生まれのように自分で選択できないものと、職業のように自分の意思や努力で選択できるものとは違う。後者の意味において、日本は極端な平等主義社会であり、科学者も大学教授も一般労働者と収入も扱いもあまり変わらない。これは、昔から学者たるもの清貧に甘んじることを潔しとする朱子学的思想からきたものであろう。我が国の研究者の社会的地位が高くないのは、一方で研究者自身が科学者として重要な責任を負っていることを自覚しなかったからでもあり、科学者が国の教育・文化・科学政策に対して積極的に提言してこなかったことにもよる。欧米の科学者の多くは優秀なロビイストでもある。

私たちは、研究者から科学者に脱皮し、次世代に続く国の科学政策や地球の未来に責任を負って、堂々と提言することを始めよう。そして、自分の職業は「科学者」であると自信を持って自己紹介しよう。当然ながら、こうした科学者の集まりである学会は、社会に対して影響力のある良きオピニオンリーダーであらねばならない。


著者紹介  広島工業大学健康情報学科 (教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

 

Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

生物工学会誌 – 88巻6号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 特集「きぼう,新たな宇宙時代の幕開け」
    • pdf特集によせて…保尊 隆享…(270)
    • 国際宇宙ステーションKibo利用宇宙実験「Rad Gene」の成果
      …高橋 昭久・永松 愛子・鈴木 雅雄・鶴岡 千鶴・Xiaoming Su・鈴木 ひろみ・大森 克徳・嶋津 徹・関 真也・橋爪 藤子・石岡 憲昭・大西 武雄…(271)
    • 宇宙放射線の生物影響検出ISS実験と今後の展開…谷田貝 文夫・本間 正充・石岡 憲昭…(280)
    • 「DomeGene」宇宙環境が両生類培養細胞に及ぼす影
      …浅島 誠・中島 由郎・矢野 幸子・内田 智子・嶋津 徹・伊藤 弓弦…(285)
    • 国際宇宙ステーションでの Space Seed実験…神阪 盛一郎・唐原 一郎・笠原 宏一・山田 晃・矢野 幸子・谷垣 文章・笠原 春夫・桝田 大輔・嶋津 徹・福井 啓二・西谷 和彦・保尊 隆享…(288)
    • 国際宇宙ステーション実験による植物の抗重力反応機構の解明
      …保尊 隆享・曽我 康一・若林 和幸…(292)
  • ノート
  • バイオミディア
    • 微生物の予知能力:ストレス応答研究の新展開…渡辺 大輔…(301)
    • ずぶとい酵母―清酒酵母の魅力―…小高 敦史…(302)
    • 細胞間接合制御による臓器再生への挑戦…田口 哲志…(303)
    • バイオナノモーターとしての植物ミオシン…藤江 誠…(304)
    • トイレの先にあるものは…見島 伊織…(305)
  • 女性研究者のキャリアを考える
    • 大学院生出張授業プロジェクト…千葉 洋子…(306)
    • 私を反面教師としてください…髙木 敦子…(308)
    • 東京農工大学における女性研究者支援システム改革…宮浦 千里…(310)
    • ただいま,人生の『橋』建設中…成尾 佳美…(313)
    • 女性が働き続けるということ…安東 晶子…(315)
  • Branch Spirit
  • 大学発!美味しいバイオ
  • Fuji Sankei Business i…(320)
     
  • Germination
    • 世界のバイオ産業の現状比較 ~海外インターンシップに参加して~…佐藤 益弘…(322)
  • 今月の Journal of Bioscience and Bioengineering …(323)
     
  • バイオインフォメーション…(324)
     
  • 支部だより…(326)


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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010

【本部】第15回生物工学懇話会

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日時 2010年5月28日(金)14:30 ~17:20
場所 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室 
豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010
参加費 無料
プログラム

(司会 稲垣 賢二)

  • 14:35~14:40 開会の挨拶    飯島 信司
  • 14:45~15:30 講演1 「地球をめぐる水と水をめぐる人々」
                    …東京大学・生産技術研究所  沖  大幹
  • 15:35~16:20 講演2 「ビール醸造法とその香味に及ぼす影響について」    
                    …アサヒビール株式会社・酒類技術研究所  小林  稔
  • 16:20~16:30  休 憩
     
  • 16:30~17:15 講演3 「ウイスキーの品質とつくりへのこだわり」    
                    …サントリー酒類株式会社・スピリッツ事業部 輿水 精一
  • 17:20~17:25 閉会の挨拶  稲垣 賢二

講演1 「地球をめぐる水と水をめぐる人々」 14:45~15:30 


東京大学・生産技術研究所  沖  大幹

水は地球表層を循環している資源なのに,なぜ水不足で困っている人が何億人もいるのでしょうか.足りないのなら,運んだり,貯めておいて必要なときに使ったり,いざとなれば海水の淡水化や使った水を浄化して再利用すればよいのではないでしょうか?? そもそも我々はどのくらいの水が毎日のくらしに必要で,どのくらいの量を使っているのでしょうか.世界のどういう地域が水不足で困っていて,地球温暖化に伴う気候変動によってどのような問題が顕在化するおそれがあるのでしょうか.水ストレスとはどういう概念で,食料交易は果たして水ストレス解消に役立つのでしょうか.工業生産や食料生産に伴うウォーターフットプリントはいったいどのくらいで,これは果たしてカーボンフットプリントと同様,商品のラベリングに使われるようになるのでしょうか.そしてそれは適切なのでしょうか.これらの疑問について,時間の許す限りお話したいと思います.      

(座長:坂口 正明

講演2 「ビール醸造法とその香味に及ぼす影響について」 15:35~16:20 


アサヒビール株式会社・酒類技術研究所  小林 稔  

ビールは原料や発酵由来の香味と炭酸ガスによる刺激が調和したお酒である.お客様の嗜好に合わせて醸造技術者は香味設計する必要があるが,技術の選択肢はそれ程多くはない.現在市場には様々な香味特性を有したビール類が流通し,低価格の新ジャンル醸造酒がシェアを拡大している.発泡酒や新ジャンルは麦芽比率が低く,これゆえビールにない華やかな香味を特徴とするが,発酵原料の窒素源量が少ないため,酵母へのストレスにより生じる不快臭味を抑制可能な醸造法を導入する必要がある.おいしいビールの統一的定義は困難であるが,当社では不快臭味がなく,洗練された香味を有することを1つの定義としている.近年の分析機器の進歩により,香味に影響する成分を特定し,その分析値により品質制御を行ったり,その物質の生成機序を解明し,工程改善や原料選択を行うことが可能となった.同時に,香味品質を自由自在に制御し,嗜好に合ったビール醸造が可能となりつつある.本講演ではビール醸造法が香味へ及ぼす影響について,最近の演者らの検討結果を紹介したい.                             

(座長:秦 洋二
 

講演3 「ウイスキーの品質とつくりへのこだわり」  16:30~17:15 


サントリー酒類株式会社・スピリッツ事業部 輿水 精一 

ウイスキーを一般的に定義するならば,『穀類を原料として,糖化,発酵の後に蒸溜を行い,木製の樽で貯蔵熟成させてできる酒』となる.この樽で5年,10年,時には30年以上も寝かせることにより,すなわち時間をかけることで初めて生み出される複雑で芳醇な味わいこそ,ウイスキーの最大の魅力である.日本のウイスキーづくりは1923年,サントリーの創業者である鳥井信治郎が京都と大阪の境,山崎の地に日本初のモルトウイスキー蒸溜所を建設することにより始まった.目指したものは日本人の感性で日本人の嗜好に合うウイスキーづくりであった.85年を経て,今や日本のウイスキーは世界の注目を浴びる存在となった.本講演では,様々なハンデキャップを乗り越えながら,熟成の美味さにこだわってきた,サントリーのウイスキーづくりについて紹介する.

 (座長:町田 雅之

 

■ 関連記事:【本部】2010年(平成22年)度総会・評議員会(2010/5/28)
 https://www.sbj.or.jp/news/news_20100226-3.html

Published by 学会事務局 on 19 3月 2010

【システムバイオロジー研究部会】研究会

研究会開催のお知らせ


主催:システムバイオテクノロジー研究部会
共催:アジア・ハイテクノロジーネットワーク(AHTN)

日時:2010年3月23日 9:30-13:00(仮)

場所:待兼山会館特別会議室

題目:システムバイオテクノロジーの概念下にゲノムからロボティクスまでを俯瞰する試み

趣旨:ゲノムから生命を構造的、帰納的に理解する試みは従来から行われている。一方で、近年、ロボティクスからその生命を模倣し、その仕組みの把握、さらには生命がどのようにものを認識し、理解しているかを明らかにする試みもある。生命の基本構造である細胞がゲノムやたんぱく質をもとに成り立つことを考慮するとその構造やシステムを理解し、ロボティクスに適用することや、ロボティクスから得られた知見から生命の仕組みを推定し理解することは非常に有用であると考える。これはゲノムをはじめとする生命の仕組みとロボティクスを融合することで初めて達成することができる。また、近年において、BMIのように生物と機械とをインターフェイスを用いて直接操る研究も盛んであることから両者を有機的に融合するための基礎技術が成立しつつあることが期待される。そのため、ゲノム領域から、ロボティクスまでの広い領域において、領域間の知識を融合し共通認識とするための基盤を整備することを目的とする。

司会:岡本正宏 (九州大学)、三宅淳(大阪大学)

登壇者

  • 09.35-09.40  岡本委員長挨拶
  • 09.40-10.00  民谷 栄一 … (大阪大学)
  • 10.00-10.20  大城 理 … (大阪大学)
  • 10.20-10.40  野村 泰伸 … (大阪大学)
  • 10.40-11.00  平野 隆 … (産総研)
  • 11.00-11.20  Hyungtae Kim … (Macrogen)
  • 11.20-11.40  Fu-Hsinun Chang … (NTU)
  • 11.40-12.20  Yen-Jen Oyang … (NTU)
  • 12.20-12.40  古澤 力 … (大阪大学)

(敬称略)


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Published by 学会事務局 on 16 3月 2010

【研究部会】発酵食品の機能性データベース更新

スローフード微生物工学研究部会では、発酵食品の機能性データベース(食酢・日本酒・醤油)を更新しました。

発酵食品の機能性データベースはこちら

スローフード微生物工学研究部会では、発酵食品の機能性データベースを作成中です。データベースをさらに充実したものにするために、お気づきの点、新情報をお寄せください。皆様からの新たな情報をお待ちしております。

 ►スローフード微生物工学研究部会Topへ

Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 11 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会- 構成員研究紹介(大竹 久夫・本田 孝祐)

Rhodococcus opacus B-4株-本田・大竹研究紹介図

氏名 大竹 久夫・本田 孝祐
所属 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻
ウェブサイト http://www.bio.eng.osaka-u.ac.jp/be/
研究テーマ 疎水性細菌を用いた非水バイオプロセスへの挑戦

pdf研究内容紹介PDFはこちら

疎水性細菌Rhodococcus opacus

Rhodococcus opacus B-4株は、水・有機溶媒混合液中で有機相に吸着したり、湿潤状態で有機溶媒に分散したりといった特性を有する「疎水性」細菌として特徴づけられる。この特徴により、本菌は有機溶媒を含む反応液中において、難水溶性基質への高い接触・取り込み効率を有すると考えられる。われわれのグループでは、この仮説を実証するとともにR. opacus B-4を触媒とした非水環境下での各種難水溶性化合物の微生物変換に挑んでいる。

水/有機溶媒混合液中における各種菌体の挙動-本田・大竹研究紹介図

水/有機溶媒混合液中における各種菌体の挙動
左から順に、R. opacus B-4、 R. erythro-polis PR4、P. putida T-57、 E. coli JM109 

水/有機溶媒二相反応系内での芳香族水酸化反応の実施

 大腸菌、R. opacusのそれぞれにPseudomonas putida 由来トルエンジオキシゲナーゼを発現させ、二相反応系内にて側鎖炭素鎖長の異なる一連のアルキル化ベンゼンの水酸化反応を実施した。また、反応液中の水・有機溶媒比を変化させた反応液を用意し、1)基質の水溶度、2)有機溶媒体積比が反応収率に及ぼす影響を調査した。大腸菌を宿主とした場合、基質の水溶度が低下するにつれ、収率が顕著に低下したのに対し、R. opacus ではほぼ一定の収率が得られた。R. opacus は有機相中に溶解する基質を積極的に取り込めるため基質の水相への分配比に影響を受けづらいためと考えられる。

本田・大竹研究紹介図

水・有機溶媒二相反応系内での各種アルキル化ベンゼン水酸化反応-本田・大竹研究紹介図

水・有機溶媒二相反応系内での各種アルキル化ベンゼン水酸化反応
有機相としてオレイルアルコールを使用した

 

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 一方、反応液の水・有機溶媒比率が収率に及ぼす影響については、次のように説明できる。有機溶媒の体積比が減少すれば、基質の水・有機溶媒相間の濃度差は大きくなる。この濃度差は基質の水相への分配のドライビングフォースとなることから、 大腸菌にとっては水相への基質の分配が大きい系、すなわち有機溶媒比が小さい系において反応が良好に進行したと考えられる。対照的にR. opacus は有機相中から基質を取り込むことが可能であるため、水・有機溶媒相の比界面積が最大となる系において最大収率を示したと考えられる。
なお、本反応系は現在5-Lジャーファーメンタースケールにまでスケールアップされており、sec-ブチルベンゼンを基質とした水酸化反応において初発濃度5 g/L(水相を含む総体積に対する濃度)の基質を85%以上のモル収率で水酸化することができている。  

本田・大竹研究紹介図

等量の水・有機溶媒混合液中にR. opacus B-4を分散させると、安定なwater-in-oil エマルジョンが得られる(左)
水・有機溶媒・菌体のそれぞれを蛍光染色して顕微鏡観察すると水・有機溶媒の界面に菌体が集中している様子が見て取れる(右) 

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非水環境下での微生物反応の実現

非水環境下での微生物反応の実現-本田・大竹・研究紹介図6

冒頭にも記したとおり、R. opacus B-4株は、湿潤状態で有機溶媒に分散することが可能である。この特性がいかにユニークなものであるか、皆さんの研究室で保存されている微生物菌体を有機溶媒に懸濁することに挑戦していただきたい。

ほとんどの微生物は、溶媒と混ざり合うことなく、容器の内壁にへばりつくことになるだろう。本菌のこのような特徴を活用することにより、二相系反応からさらに歩を進めた「有機溶媒一相系」での反応も実施可能である。もちろん湿潤菌体の大部分(約80%)は水であり、厳密にいえば「極めて水の少ない二相系」と呼ぶべき反応形態かもしれないが、有機溶媒中に直接菌体を分散させ反応を行うことにより、基質と微生物の接触効率を高められるほか、生産物の分離ステップの簡略化や反応液体積の縮小といったメリットが付与できる。

                   有機溶媒中に分散させた
R. opacus B-4(左)およびE. coli JM109(右)

本田・大竹研究紹介図 

好熱性細菌Thermus thermophilus HB27株由来の耐熱・耐有機溶媒アルコールデヒドロゲナーゼ(TtADH)を過剰発現させたR. opacusを用い、有機溶媒中での芳香族ケトンの立体選択的還元反応に取り組んだ。反応は50~80℃程度の高温で行われ、この温度でR. opacusは生理活性を失うが、有機溶媒への親和性に変化は見られなかった。その一方で、高温での処理を施すことによって反応効率の著しい増大が認められた。これは熱処理により菌体の膜構造が脆弱化し、基質の透過性が向上したためと考えられるが、この場合も目的の酵素は菌体内に保持され続けていた。

 

生産実験は、目的反応であるフッ化アセトフェノンの立体選択的還元を触媒するTtADH1、および本反応により消費されるNADHの再生用酵素としてシクロヘキサノールの酸化反応を触媒するTtADH2を共発現させたR. opacus B-4を用いて実施した。湿菌体を等モルのフッ化アセトフェノン、シクロヘキサノール混合液中に直接懸濁し、マグネチックスターラーによる撹拌のもと70℃にて反応を行った結果、収率約70%、最終生産物濃度510 g/lという高い生産性を達成することができた。

 

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主な成果発表

【原著論文】

  • Yamashita S, Satoi M, Iwasa Y, Honda K, Sameshima Y, Omasa T, Kato J, Ohtake H (2007) Appl Microbiol Biotechnol 74: 761-767
  • Honda K, Yamashita S, Nakagawa H, Sameshima Y, Omasa T, Kato J, Ohtake H (2008) Appl Microbiol Biotechnol 78: 767-773
  • Sameshima Y, Honda K, Kato J, Omasa T, Ohtake H (2008) J Biosci Bioeng 106: 199-203
  • Hamada T, Sameshima Y, Honda K, Omasa T, Kato J, Ohtake H (2008) J Biosci Bioeng 106: 357-362
  • Hamada T, Maeda Y, Matsuda H, Sameshima Y, Honda K, Omasa T, Kato J, Ohtake H (2009) J Biosci Bioeng 108:116-120

【学会発表・シンポジウム講演予定】

  • 本田孝祐大竹久夫疎水性細菌を活用した非水バイオプロセスへの挑戦
     (社)日本生物工学会 有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 
       平成21年度シンポジウム 平成22年3月26日 (東京)
     
  • 大竹久夫本田孝祐、大政健史、奥 崇、岩田英之、 黒田章夫 …生体触媒利用技術の無駄が徹底的に省ける新技術の開発 化学工学会 第75年会 平成22年3月18-20日(鹿児島)
     
  • Ohtake H, Honda K …Development of simple ECO process as a new bio-based production platform 14th International Biotechnology Symposium and Exhibition, 15-19 Sep 2010 (Rimini, Italy)

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(堀 克敏)

氏名 堀 克敏
所属 名古屋工業大学 大学院工学研究科 物質工学専攻
ウェブサイト http://www.ach.nitech.ac.jp/~chemeng/kakou/hori/toppage/index.html
キーワード 微生物付着、バイオフィルム、細菌ナノファイバー、接着蛋白質、廃水処理、排ガス処理、界面微生物工学、微生物変換、固定化、二相系、エマルジョン、バイオレメディエーション、微生物細胞、感染症、ファウリング、グリーストラップ
主たる研究テーマ
  1. 微生物付着のメカニズム解明と制御
  2. 細菌の接着ナノファイバー/接着蛋白質の構造と機能解析
  3. バイオフィルムによる廃水処理および水浄化
  4. メタプロテオミックスによる微生物群の機能解析と応用
  5. 液/液界面における微生物変換系の構築

研究内容図説

図1 油滴表面に単層吸着する微生物(左、中)
堀研究紹介(図1)

油滴表面に単層吸着(ラングミュア吸着)する炭化水素水酸化細菌。細胞自己凝集はしないが疎水的な細胞表層をもつのが特徴。通常、疎水的だと右のように自己凝集してしまう。こうなると油滴との直接接触が妨げられる。単層吸着をする微生物細胞を利用することで油滴に溶けた高濃度の毒性かつ疎水性基質を、界面で高速変換する技術を確立した。これによって世界ではじめて1リットル・1時間あたり1グラム以上の変換速度を実現した。微生物反応を利用したバイオ化学工業実現への第一歩である。 


 

図2 細菌ナノファイバーによる固体表面への細胞の直接固定化
堀研究紹介(図2)

物質輸送が律速となるゲルへの包括固定化のいらない画期的な固定化法の開発に成功(PCT 出願済み)


 

図3.バイオフィルムによる廃水処理の実例(産学連携の成果): 厨房排水処理技術

堀研究紹介

 グリーストラップ中の油(左)がバイオフィルムで分解された(右:発酵による発泡状態)

公表論文・学会発表

  1. 微生物の付着機構;日本接着学会誌46 (2010) 70-75.
  2. Bacterial adhesion: From mechanism to control, Biochem. Eng. J. 48 (2010) 424-434.
  3. 細菌ナノファイバーの構造と細胞付着機構;バイオサイエンスとインダストリー 67 (2009) 409-412.
  4. 粘着性微生物の構造・機能解析の現状;機械の研究, 61, (2009), 783-788.
  5. Identification of biofoulant of membrane bioreactors in soluble microbial products, Water Res. 43 (2009) 4356-4362.
  6. Symbiotic effects of a lipase-secreting bacterium, Burkholderia arboris SL1B1, and aglycerol-assimilating yeast, Candida cylindracea SL1B2, on triacylglycerol degradation, J. Biosci. Biotech. 107, (2009) 401-408.
  7. Drastic change in cell surface hydrophobicity of a new bacterial strain, Pseudomonas sp. TIS1-127, induced by growth temperature and its effects on the toluene-conversion rate, J. Biosci. Biotech. 107, (2009) 250-255.
  8. 付着機構の解明と工学的応用可能性;『バイオフィルムの基礎と制御』エヌ・ティー・エス,(2008) p.65-80.
  9. Rapid conversion of toluene by an Acinetobacter sp. Tol 5 mutant showing monolayer adsorption to oil-water interface, J. Biosci. Biotech. 106, (2008) 226-230.
  10. Monolayer adsorption of a bald mutant of the highly adhesive and hydrophobic bacterium, Acinetobacter sp. Tol 5, to a hydrocarbon surface; Appl. Environ. Microbiol. 74, (2008) 2511-2517.
  11. 微生物の付着に働く粘着性細菌ナノファイバー; ケミカルエンジニヤリング, 53, (2008), 830-835.
  12. 環境をきれいにするタンパク質;『トコトンやさしいタンパク質の本』東京工業大学大学院生命理工学研究科編,日刊工業新聞社,(2007) p.24-25.
  13. Effect of cell appendages on the adhesion property of a highly adhesive bacterium, Acinetobacter sp. Tol 5; Biosci. Biotech. Biochem. 70, (2006) 2635-2640.
  14. 環境汚染物質の微生物分解と無害化;分離技術, 36, (2006) 79-83. 油分解用機能性バイオフィルム
     

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Published by 学会事務局 on 10 3月 2010

【研究部会】2009年度 有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会シンポジウム

印刷用ポスター(PDF)はこちら

日時 2010(平成22)年3月26日(金)午後1時~5時
場所 日本大学会館大講堂(東京都千代田区九段南4-8-24) 
シンポジウム参加費 無料
趣旨 微生物や酵素などの生体触媒を用いた有用物質生産は、アミノ酸、有機酸、アルコールなど親水性の生体関連物質の生産において大きな成果を収めてきた。しかし、疎水性の有用物質や生物には馴染みのないケミカルのバイオプロダクションははかばかしい進展はない。
日本生物工学会有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会は、疎水性の世界におけるバイオプロダクションに資する研究、特に有機溶媒に耐性な微生物や酵素、疎水環境におけるバイオプロセス開発に関する研究を発展させることを目的にしている。本シンポジウムでは、研究部会メンバーの先端的研究を紹介したい。
連絡先 〒739-8530 東広島市鏡山1-3-1
広島大学大学院先端物質科学研究科
加藤 純一    
TEL: 082-424-7757 E-mail:

プログラム

  • 13:00    あいさつ ………加藤 純一(広島大学) 
     
  • 13:10    「疎水性細菌を活用した非水バイオプロセスへの挑戦」
          ………本田 孝祐大竹 久夫(大阪大学)
     
  • 13:40    「油水界面単層吸着微生物の高速物質変換への活用」
          ………堀 克敏(名古屋工業大学)
     
  • 14:10    Rhodococcus属細菌の有機溶媒耐性機構と相互作用の解析」
          ………岩淵 範之(日本大学) 
     
  • 14:50    「有機溶媒耐性酵素を活用した疎水性ケミカルの生産」
          ………吉田 豊和(岐阜大学) 
     
  • 15:20    「有機溶媒耐性大腸菌の溶媒耐性機構と応用」
          ………道久 則之(東洋大学) 
     
  • 15:50    特別講演:「極限微生物の初期、現在、未来
          
    ………掘越 弘毅(海洋研究開発機構) 
     
  • 16:20-16:55 総合討論 
     
  • 17:00-19:00 懇親交流会(日本大学会館大講堂、懇親会参加費5,000円) 

 

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(本多 裕之・大河内 美奈)

氏名 本多 裕之、大河内 美奈
所属 名古屋大学 大学院工学研究科 化学・生物工学専攻
ウェブサイト http://www.nubio.nagoya-u.ac.jp/proc/index.htm

化学プロセスの一部をバイオプロセスで代替することで、省エネルギーで低コストなトータルプロセスを開発するグリーンバイオテクノロジーという視点が注目されている。実際の化学プロセスを考えた場合には、様々な物質を溶解できるという利点から極性が高くて疎水性が低い溶媒、すなわち微生物に対して毒性の高いトルエン、p-キシレン、シクロヘキサンといった有機溶媒が使用されることが多く、これらの溶媒存在下でも活性を示す酵素の探索、有機溶媒存在下で生育可能な菌株の育種が必要不可欠である(図1)。

本多・大河内研究紹介(図1)
図1

高濃度のトルエン中で生育可能な微生物の存在が報告されて以来、微生物の有機溶媒耐性機構に関する研究が進められてきた。Pseudomonas属や大腸菌では有機溶媒耐性機構の一部概要が明らかとなっており、有機溶媒排出ポンプの存在、急速な細胞膜修復機構、細胞膜透過性の低下、細胞膜の硬化、細胞表面の疎水度の低下などの関与が明らかとなっている。さらに、DNAマイクロアレイ解析やプロテオーム解析による網羅解析が進められ、微生物の溶媒耐性機構を解明する研究が行われている。 

我々は、微生物の有機溶媒に対する耐性機構を解析するため、DNAマイクロアレイにより大腸菌の有機溶媒添加後の時系列データの情報解析に基づいた溶媒耐性遺伝子の探索を行った。有機溶媒耐性を獲得した大腸菌の変異株によるDNAマイクロアレイデータは、有機溶媒耐性を誘発する細胞のプログラムの変化をとらえており、耐性を獲得する上で必要な遺伝子や代謝経路について知見が得られるものと考えられる。これまで、marA(既知)、glpCfruAをはじめ、転写因子であるpurR、ホスホトランスフェラーゼシステムのmanXYZ、糖代謝に関与するレギュレーターであるcrpが有機溶媒耐性に関連する遺伝子として探索した(図2,3)。

 本多・河内研究紹介(図2)
図2

本多・大河内研究紹介(図3)
図3

また、高発現した遺伝子群にストレス応答たんぱく質がみられたことから、分子シャペロンを用いた耐性化を検討した。超好熱性古細菌由来の分子シャペロンであるプレフォルディンの導入により、耐性の向上を確認した(図4)。

本多・大河内研究紹介(図4)
図4

細胞内のタンパク質の発現量は多くの転写因子によって制御されており、代謝調節機構などについては、未解明な点が多い。今後、細胞応答に関する機構を解析する新たなツールを開発していくことで、より戦略的に各バイオプロセスに適した宿主の創製が可能となるものと期待する。

公表論文・学会発表

  • Okochi M, Kanie K, Kurimoto M, Yohda M, Honda H (2008) Overexpression of prefoldin from the hyperthermophilic archaeum Pyrococcus horikoshii OT3 endowed Escherichia coli with organic solvent tolerance. Appl. Microbiol. Biotechnol., 79, 443-449.
  • Okochi M, Kurimoto M, Shimizu K, Honda H (2008) Involvement of global transcriptional regulators related to carbohydrate metabolism on organic solvent tolerance in Escherichia coli. J. Biosci. Bioeng. 105(4), 389-394.
  • Okochi M, Kurimoto M, Shimizu K, Honda H (2007) Increase of Organic Solvent Tolerance by Overexpression of manXYZ in Escherichia coli. Appl. Microbiol. Biotechnol. 3:1394-1399.
  • Shimizu K, Hayashi S, Doukyu N, Kobayashi T, Honda H (2005) Time-course data analysis of gene expression profiles reveals purr regulon concerns in organic solvent tolerance in Escherichia coli. J. Biosci. Bioeng. 99:72–74.
  • Shimizu K, Hayashi S, Kako T, Suzuki M, Tsukagoshi N, Doukyu N, Kobayashi T, Honda H (2005b) Discovery of glpC, an organic solvent tolerance-related gene in Escherichia coli using gene expression profiles from DNA microarrays. Appl. Environ. Microbiol. 71:1093–1096.
  • Hayashi S, Aono R, Hanai T, Mori H, Kobayashi T, Honda H (2003) Analysis of organic solvent tolerance in Escherichia coli using gene expression profiles from DNA microarrays. J. Biosci. Bioeng. 95:379–383.
     

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(道久 則之)

氏名 道久 則之
所属 東洋大学 生命科学部、東洋大学 バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター

トルエンやキシレンなどの有機溶媒は、微生物にとって猛毒であると考えられてきた。しかし、このような有機溶媒を大量に含む培地においても生育する微生物が、井上と掘越によって報告された(Nature, 338, 264-266 (1989))。この報告が発端となり、現在では、国内外の様々な研究グループが、有機溶媒耐性微生物の研究を行っている。 

有機溶媒耐性微生物は、基質を有機溶媒に溶解した非水反応系へ用いることができるため、溶媒存在下における変換反応の効率化が期待されている。また、疎水性有機化合物による環境汚染や石油の脱硫などのバイオレメディエーションへの応用も期待されている。一方、有機溶媒耐性酵素は、有機溶媒存在下における有用物質生産に有用である。有機溶媒中では加水分解酵素を用いると、加水分解の逆反応である縮合反応側へ反応の平衡がシフトする。このため、プロテアーゼによるペプチド合成やリパーゼによるトリグリセリドなどの合成や転移反応を有機溶媒存在下で実施する応用がなされている。しかし、有機溶媒存在下では微生物や酵素などの生体触媒は不安定であり、容易に失活する生体触媒も少なくない。そこで、このような有機溶媒存在下における物質生産には有機溶媒耐性の生体触媒が望まれている。 

当研究室では、有機溶媒耐性細菌を用いて疎水性有機化合物を有機溶媒に溶解し微生物培養液に重層した二相反応系を用いた効率的な物質生産法の開発を試みている。これまでに、コレステロールの酸化やステロイドホルモン前駆体の生産、青色色素のインジゴ生産などについて解析を行っている。また、細菌の有機溶媒耐性機構を調べるためのモデル微生物として大腸菌を用いて有機溶媒耐性機構の解析も行っている。さらに、有機溶媒耐性細菌から有機溶媒耐性のコレステロールオキシダーゼやコレステロールエステラーゼ、アミラーゼを見出し、解析を行っている。

公表論文

  • Doukyu N and Ogino H. Organic solvent-tolerant enzymes. Biochem. Eng. J. 48: 270-282 (2010)
  • Doukyu N, Shibata K, Ogino H , Sagermann M. Cloning, sequence analysis, and expression of a gene encoding Chromobacterium sp. DS-1 cholesterol oxidase. 82:479-490. Appl. Microbiol. Biotechnol. (2009)
  • Doukyu N, Yamagishi W, Kuwahara H, Ogino H, Furuki N. Purification and characterization of a maltooligosaccharide-forming amylase that improves product selectivity in water-miscible organic solvents, from dimethylsulfoxide-tolerant Brachybacterium sp. strain LB25.Extremophiles. 11:781-788(2007)
  • Takeda Y, Aono R, Doukyu N. Purification, characterization, and molecular cloning of organic-solvent-tolerant cholesterol esterase from cyclohexane-tolerant Burkholderia cepacia strain ST-200. Extremophiles. 10:269-77.(2006)

 

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(長澤 透・吉田 豊和・満倉 浩一)

氏名 長澤 透・吉田 豊和・満倉 浩一
所属 岐阜大学 工学部生命工学科

自然界には未知の微生物が数多く潜在しており、新しい機能を持つ微生物(あるいは酵素)を発見できる可能性がある。微生物の新しい反応を探索し、その反応を担う酵素の触媒能力を高め、微生物反応を活用した「ものつくり」手法の開発を目指している。酵素反応や触媒機能を有機化学、酵素工学、遺伝子工学的手法を駆使して基礎的に解析するとともに、化成品・医薬品や機能性素材などの合成に応用する研究を展開している。最近の主な研究内容は以下に示すものである。

  1. 生体触媒の化学工業プロセスへの導入:環境適応型・省エネ型バイオプロセスと化学合成との組合せによる物質生産プロセスの構築
    • ニトリル分解微生物を用いた有用アミド・酸類の生産
       …ニトリルヒドラターゼおよびニトリラーゼの応用研究 
    • 微生物触媒による芳香族化合物の官能基変換    
       …含窒素複素環化合物の位置特異的水酸化    
       …芳香族化合物メチル基の選択的酸化  
  2. 新しい炭酸固定反応の探索とその応用
    • 炭酸固定反応を効率的に触媒する新規脱炭酸酵素群の発見 
    • 炭酸固定機能の特性解析と応用   
  3. 微生物を用いた新素材の生産
    • 微生物によるe-ポリ-L-リジン生産:生合成・分解系の相関解明 
    • 微生物変換による機能性ポリマーユニットの合成 
    • アダマンタン誘導体の位置選択的水酸化  
  4. 生体触媒を用いた再生可能な余剰天然資源の有効利用
    • オイゲノール、イソオイゲノール、ニコチンなどの微生物変換 

公表論文・学会発表

  • Regioselective carboxylation of 1,3-dihydroxybenzene by 2,6-dihydroxybenzoate decarboxylase of Pandoraea sp. 12B-2, Appl. Microbiol. Biotechnol., 73, 95–102 (2006)
  • Biological function of the pld gene product that degades e-poly-L-lysine in Streptomyces albulus, Appl. Microbiol. Biotechnol., 72, 173–181 (2006)
  • Biotransformation of isoeugenol to vanillin by Pseudomonas putida IE27 cells, Appl. Microbiol. Biotechnol., 73, 1225–1230 (2007)
  • Vanillin production using Escherichia coli cells over-expressing isoeugenol monooxygenase of Pseudomonas putida IE27, Biotechnol. Lett., 30, 665–670 (2008)
  • シアノヒドリンに作用するニトリラーゼの特性,平成20年度日本生物工学会大会、講演要旨集2Fp04
  • Fusarium属カビのニトリラーゼの分子特性解析,平成20年度に本生物工学会、講演要旨集2Fp05
  • Bioconversion of 2,6-dimethylpyridine to 6-methylpicoinic acid by Exophiala dermatitidis (Kano) de Hoog DA5501 cells grown on n-dodecane, Appl. Microbiol. Biotechnol., in press.
  • Regioselective carboxylation of catechnol by 3,4-dihydroxybenzoate decarboxyase of Enterobacter cloacae P241, Biotechnol. Lett., in press.

 

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(川口 秀夫)

氏名川口 秀夫 
所属東京大学大学院 工学系研究科 フロンティアエネルギー開発工学(JAPEX)寄付講座 

非在来型資源である重質油の生産および利用に関する環境調和型技術開発として、有機溶媒存在下でのバイオプロセスに関する研究を行っています。

  • 重質油成分の選択的改質を想定した親油性・溶媒耐性生体触媒の開発
    重質油には不純物としてDibenzothiophene (DBT)等の有機硫黄化合物とCarbazole等の有機窒素化合物が、質量換算で最大8%と数%それぞれ含まれています。燃焼させると酸性雨や大気汚染の原因物質となるSOxやNOxを発生するため、燃料油の生産工程ではこれら不純物を除去する“改質”による精製を行います。現在工業的に利用されている水素化脱硫法は原油に金属触媒と水素を接触させて脱硫を行う工程ですが、高温・高圧の反応条件や、多量の水素消費、非選択的反応による副生物(CO2等)の生成を伴うため、より経済的で低環境負荷の改質技術が求められています。
    そこで本研究では、水素化脱硫に代わる新たな改質プロセスの開発を目的に、親油性・溶媒耐性微生物を宿主とする微生物触媒の利用を検討しています(図1)。ある種の微生物ではDBT等の有機硫黄化合物から選択的にS原子を除去する代謝が知られており、選択的脱改質への応用が期待されています(図2)。我々は、自然界からの微生物改質に関与する有用遺伝子(群)の取得に取り組むと共に、有用遺伝子を導入するための触媒宿主の開発と機能解析を行っています。

川口研究紹介(図1)
図1 新規微生物触媒の利用による重質油の環境調和型改質へのアプローチ

 川口研究紹介(図2)
図2 微生物によるDBTの選択的脱硫反応

 

  • SADG法における生産水再利用率向上に向けたバイオプロセスの検討
    オイルサンド・重質油等の非在来型石油資源の可採資源量は1~3 兆バレルと推定され、在来型石油の資源量に匹敵するため、その資源利用に関する技術開発が望まれています。オイルサンドからの重質油生産工程では、1リットルの油を生産するのに3リットル以上の水を必要とするため水資源の再利用が必須ですが、プロセス水の繰り返し利用による水質低下が再利用率低下の要因として問題となっています。
    本研究では、オイルサンドの油層内回収法のひとつであるSAGD法におけるプロセス水再利用率向上に関する技術開発を目的に、微生物による浄化能の応用を検討しています。
    カナダにあるJACOS(Japan Canada Oil Sands Limited)が所有するSAGDプラントから油層からの生産水およびプロセス水を採取し、その化学的組成を解析すると共に、微生物による浄化技術の適応可能性およびその反応機構の解析を行っています(図3)。プロセス水の水質改善(可溶化、沈澱、有機物の分解など)により再利用率を改善することで、環境負荷の少ない重質油開発技術としての応用が期待されます。
     

 川口研究紹介(図3)
図3 微生物浄化作用を応用したSAGD法プロセス水再利用率の改善

公表論文・学会発表

  • 【公表論文】
    川口 秀夫(2007)地下微生物圏へのアプローチ ―石油と微生物の関わり―, 生物工学会誌 85(12):550.
     
  • 【学会発表】
    1. 「SAGD法におけるプロセス水の化学的分析と微生物浄化技術利用の検証」(2010)
      …○李 征国、川口 秀夫、増田 昌敬、佐藤 光三、今里 昌幸、石油技術協会 平成22年度春季講演会
    2. 「有機溶媒耐性菌Rhodococcus opacus B-4の機能改変による重質油の選択的脱硫触媒としての応用」(2010)  …○川口 秀夫、小林 肇、佐藤 光三、日本農芸化学会 2010年度大会
    3. 「原油浸潤土壌からのdibenzothiopheneおよびcarbazole分解性菌の単離・同定」(2009)
      …○川口 秀夫、佐藤 光三、日本農芸化学会 2009年度大会、大会要旨集 p.329

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会- 構成員研究紹介(岩淵 範之)

氏名 岩淵 範之
所属 日本大学 生物資源科学部 応用生物科学科
ウェブサイト http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~molmicro/index.html

Rhodococcus属細菌は、石油、塩素系有機溶媒などの難分解性化合物に対する資化能力をもつことに加え、アクリルアミドや有用酵素群、あるいは細胞外多糖を初めとした機能性バイオポリマーなどの生産菌であることが知られている。それゆえ、産業的に重要な菌群として位置づけられており、低エネルギー化や環境負荷を削減できるバイオプロセスによる環境浄化・物質生産への応用が期待されている。このバイオプロセスを考える場合、有機溶媒を含む特殊な環境での微生物と有機溶媒との相互作用の理解が重要となる。

上述した相互作用の解析は微生物の有機溶媒耐性獲得機構を知る手掛かりとなる。これまで、グラム陰性菌の大腸菌やPseudomonas属細菌を中心に遺伝生化学的な研究が行われ、細胞表層構造の変化やefflux pump、ベシクルの形成などの耐性機構が提案されている。一方で、グラム陽性菌においては、炭化水素分解遺伝子などに関する遺伝性化学的研究は進んできたが、有機溶媒耐性に関した研究はそう多くない。このことは、一般にグラム陽性菌は陰性菌に比べ有機溶媒耐性レベルが低いと考えられていることに起因していると予想される。しかしながら、上述したようにRhodococcus属細菌は有機溶媒存在下での利用価値が高いことから、同菌の有機溶媒耐性に関する知見の蓄積が求められている。

Rhodococcus属細菌は、土壌や海洋などにありふれて存在するグラム陽性で、高G+C含量のコリネ型細菌の一種であり、コロニー形態変化の激しい細菌として知られている。このことは、自然環境中から単離されるものの多くはラフ型のコロニー形態を示すが、継代培養中にラフ→ムコイドあるいはムコイド→ラフなどのコロニー形態変化が頻繁に観察されることからも容易に伺える。このコロニー形態変化には、細胞外多糖(EPS)の生産が深く関与しており、微生物と外界との相互作用を規定する細微表面特性に大きく影響を与えることから、溶媒機構を考える上でも重要な因子となる。

本研究部会では、R. rhodochrousのコロニー形態変化によるEPS生産量の違いとそれに伴う細胞表面特性の違いが同菌の有機溶媒耐性に深く関与している事例およびR. erythropolis PR4株のアルカンの炭素数の違いによる細胞と有機溶媒の相互作用の変化を通じてRhodococcus属細菌の有機溶媒の耐性機構と相互作用を考えてみたい。
 

EPSの生産による有機溶媒耐性

R. rhodochrous S-2株は、100,000 ppmの石油存在下でも石油を乳化しながら生育できる高濃度石油耐性・石油分解菌として見出され、その後同菌の耐性機構が検討された。同一菌株由来のコロニー形態変異株であるS-2株(ムコイド型菌)、R-1、R-2株(ラフ型菌)を用いて、石油存在下での生育を検討したところ、R-1、R-2株の生育は著しく抑制された。また、変異原処理、遺伝子操作を用いてS-2株より取得したラフ型菌株群の生育も同様に抑制され、ラフ型菌から同様の処理にて単離されたムコイド型菌は耐性を有したことから、コロニー形態と溶媒耐性に相関があることが示唆された。一方で、これらラフ型菌の培養にS-2株由来のEPS (S-2 EPS)を投与すると石油存在下での生育は著しく促進された。このことから、S-2 EPSには溶媒感受性菌に対して耐性能を付与する機能があることが示唆された。

このメカニズムを検討するため、細胞表面特性および有機溶媒との親和性を検討したところ、概してムコイド型菌は親水的な表面をもち有機溶媒に対する親和性が低く、溶媒耐性能が高かったが、ラフ型菌は疎水的な表面をもち、有機溶媒に対する親和性が低く、溶媒耐性能は低かった。一方で、ラフ型菌にS-2 EPSを投与すると、有機溶媒への親和性は減少し、耐性能が上昇した。

以上のことから、S-2 EPSは細胞と有機溶媒の疎水性相互作用を調節し、溶媒感受性菌に耐性能を付与していることが示唆された。

R. erythropolis PR4株のアルカンとの相互作用について

PR4株は分岐アルカンの一種であるプリスタン分解菌として海水から単離されたムコイド型菌である。われわれは同菌の溶媒耐性機構を検討する過程で、同菌とアルカンとの相互作用が極めて特徴的であることを見出した。すなわち、培地/アルカン二層培養系において、添加するアルカンの炭素数によって粒子表面に吸着する「吸着型」あるいはアルカン粒子内に転移する「転移型」というようにアルカンとの相互作用を変化させる極めて特徴的な挙動を示す株であることを示した。これら特徴的な現象とEPSとの関連性を検討するため、同菌の生産する2種類のEPSの化学構造を明らかにしたが、EPS生産量が低下した変異株も親株と同様の性質を示したことから、同菌にはEPSを介さない新たな耐性機構を有すると考えられた。

このことを明らかにするため、転移型の代表としてプリスタン、吸着型の代表としてn-ドデカンを用い、同菌とアルカンとの物理化学的な相互作用を検討した。その結果、プリスタンの添加によって同菌の親油性が上昇し、界面ギブスエネルギーが減少することで、アルカン表面に対する吸着力が増大 し、結果として細胞がアルカン相に転移することが示唆された。続いて、これらの相互作用に関与する因子を分子レベルで特定するため、プロテオーム解析を行った。その結果、転移型条件では、シャペロニンの一種であるGroEL2が高発現していた。その後の遺伝子レベル、タンパク質レベルの解析により、GroEL2がPR4株のアルカンへの転移に深く関与していることが明らかとなった。また、PR4株はgroEL2遺伝子の導入により、PR4株の生育できるアルカンの種類が多くなり、それとともに転移できるアルカンの種類も多くなった。さらにこの傾向は他のRhodococcus属細菌に導入した場合でも確認されたことから、GroEL2はアルカンの転移だけでなくアルカン耐性にも関与していることが示唆された。
 

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Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(加藤 純一)

氏名 加藤 純一
所属 広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻

有機溶媒耐性細菌を活用した疎水性ケミカルの生産

  • 不活性炭素の水酸化
    不活性炭素への酸素の付加は合成有機化学において極めて重要な反応である。酸素付加の位置特異性、立体構造特異性、それに導入する酸素の数の制御(例えば、水酸基をいくつ導入するか等)は重要なポイントであるが、合成化学的にはそれら特異性を確保するのは困難な場合がある。一方、生体触媒反応は独特で厳密な反応特異性を示し、合成化学的には困難な反応にも対応できる場合が多い。しかし、不活性炭素の酸化反応には還元力の供給が必要であることからしばしばこの酸化反応は増殖連動型であるのに対し、原料や生産物の疎水性ケミカルは高い生物毒性を示すものが多く、こうしたバイオプロセス開発の障壁になっている。我々は、疎水ケミカルに強い耐性を示す有機溶媒耐性細菌を宿主とした生体触媒と有機相-水相から成る二相反応系を活用して、疎水性ケミカル生産のための酸化バイオプロセスの基盤技術開発を行っている。

     

    Pseudomonas putida T57株は活性汚泥から単離した菌株で、トルエンやキシレンなどの芳香族化合物、ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素が飽和濃度存在する条件でも生育可能な有機溶媒耐性細菌である。また、トルエンジオキシゲナーゼ経路(下図)を有し、トルエンを唯一炭素源として資化することができる。我々は、T57株と、この株が有するトルエンジオキシゲナーゼ経路を活用し、芳香族炭化水素を原料として有用フェノール化合物およびカテコール化合物を生産する生体触媒を構築している。下図の(II)の

研究紹介(図)

反応を欠失させたT57株の変異株はフェノール化合物の生産、(III)の反応を欠失させた変異株はカテコール化合物の生産の生体触媒として活用できる。構築した生体触媒と培養液(水相):デカノール(有機相)=1:1の二相反応系を組み合わせることにより、10g/L以上のフェノール化合物およびカテコール化合物の生産に成功している。
 

  • 有機溶媒耐性細菌を活用するブタノール生産
    ブタノールは強い生物毒性を有する。アセトン-ブタノール生産菌で有名なClostridium acetobutylicumでさえ最大20gブタノール/L程度の耐性しか有しておらず、その濃度以上のブタノール生産は無理である。さらに高いブタノール生産濃度を達成するためには、ブタノール生産の生体触媒の宿主としての高いブタノール耐性を有する微生物の単離が鍵となる。我々は、タイ・チュラロンコン大学/マヒドン大学との共同研究を通じ、30gブタノール/L以上の耐性を有するBacillus 属細菌およびExiguobacterium属細菌の単離に成功している。今後はこれらブタノール耐性細菌にC. acetobutylucum由来のブタノール生成系遺伝子群を導入し、高ブタノール生産のための生体触媒を構築し、ブタノール生産に活用することを考えている。

     

    C. acetobutylicumによるブタノール生産でもうひとつ問題になっているのは、C. acetobutylicumを用いるとどうしてもアセトン-ブタノール-エタノールの混合ソルベント発酵になってしまう事である。ブタノール生成系の遺伝子のみを持つ生体触媒を用いればホモブタノール発酵が可能となり、この混合ソルベント発酵の問題も克服できると期待される。

公表論文

  • Faizal, I., et al. Isolation and characterization of solvent-tolerant Pseudomonas putida strain T-57, and its application to biotransformation of toluene to cresol in a two-phase (organic-aqueous) system. J. Ind. Microbiol. Biotechnol. 32:542-547 (2005).
  • Faizal, I., et al. Bioproduction of 3-methylcatechol from toluene in a two-phase (organic-aqueous) system by genetically modified solvent tolerant Pseudomonas putida strain T-57. J. Environ Biotehcnol. 7:39-44 (2007).
  • 加藤 純一 「有機溶媒耐性細菌を利用した疎水性ケミカル生産技術の開発」 バイオサイエンスとインダストリー 68:15-20 (2010).

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Published by 学会事務局 on 09 3月 2010

【研究部会】有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会シンポジウムのご案内

日本生物工学会有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会は、2010年3月26日(金)に、シンポジウム「疎水性の世界でのバイオプロダクションを目指して」を開催いたします。⇒詳しくはこちらから

日時:2010年3月26日(金)
場所:日本大学会館大講堂(東京都千代田区九段南4-8-24)
 

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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Published by 学会事務局 on 26 2月 2010

【本部】2010年(平成22年)度総会・評議員会

総会・評議員会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。
会員各位多数ご出席下さいますようご案内します。

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2010年度総会・評議員会

日時 2010年5月28日(金)13時~14時20分
場所 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室
豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010
次第  
  1. 会長挨拶
  2. 会務報告
  3. 監査報告
  4. 審議議案
    (1) 2009年度事業および決算に関する件
    (2) 2010年度事業計画および予算に関する件
    (3) 公益法人申請に関する件
    (4) その他       

第15回生物工学懇話会

日時 2010年5月28日(金)14時30分 ~17時20分
場所 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室
豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010
参加費 無料
内容
  • 講演1 「地球をめぐる水と水をめぐる人々」
     …東京大学・生産技術研究所  沖  大幹
  • 講演2 「ビール醸造法とその香味に及ぼす影響について」
     …アサヒビール株式会社・酒類技術研究所  小林  稔
  • 講演3 「ウイスキーの品質とつくりへのこだわり」
     …サントリー酒類株式会社・スピリッツ事業部  輿水 精一

詳しくはこちら

懇親会

日時 2010年5月28日(金)17時30分~19時
場所 千里ライフサイエンスセンタービル603~604号室
会費 5,000円 (お支払いは当日現金でお願いします)
申込方法 懇親会参加者は原則として予め参加申込して下さい。参加申込方法は、
  1. 氏名
  2. 住所ならびに所属,連絡先TEL/FAX/E-mail
  3. 会員種別
を明記して、下記の申込先までFAXまたはE-mailをお送り下さい。
締切日 2010年5月7日(金)
申込先 (社)日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内)
TEL. 06-6876-2731  FAX. 06-6879-2034  E-mail:

 

Published by 学会事務局 on 25 2月 2010

【和文誌】「生物工学教育」欄を始めました

新コーナー「生物工学教育」への投稿を歓迎します !

年次大会のプログラムの内容からわかりますように,生物工学がカバーする分野は大きく広がってきています.たとえば,生物工学の出発点ともいえる発酵・醸造,生物化学工学,基礎分子生物学,あるいは基礎微生物学から,植物,動物,さらには環境問題までをカバーするに至っています.

このように大きな広がりを見せる生物工学の将来を考えるとき,研究の重点化や農芸化学など他分野との差別化はもちろん重要ですが,生物工学を今後担う若手の養成もまた重要であると考えています.生物工学関連の学部・学科で学ぶ若者にどのような教育を行うかも我々に課せられた大きな問題であります.現在,理科離れの時代と言われて久しく,次世代の教育に大学や高等専門学校では苦慮される場面も少なくない状況となっています.

そこで,生物工学会誌編集委員会では「生物工学教育」なるコーナーの新設を考えました.会員・非会員を問わず,生物工学関連の部局で教育に当たられている方々より,教育活動における工夫や問題点を投稿していただき,相互の情報交換の場として有効に活用していただければと考えた次第です.「生物工学教育」では,上記のように講義や学生実験での工夫・作られた教材・新規の実験プロトコール・学生の理解度の調査などの情報をご投稿いただきたいと思っております.

投稿いただいた情報については査読を行い,教育論文としての性格を持たせるようにいたします.また,掲載された内容に対してのご意見も歓迎いたします.さらに広く会員外にも投稿を呼びかけたく,是非,会員各位の周辺の方にも投稿をおすすめいただきますようお願い致します.

生物工学会誌編集委員会

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Published by 学会事務局 on 25 2月 2010

生物工学会誌 – 88巻2号


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Published by 学会事務局 on 25 2月 2010

【随縁随意】テロワールと生物工学 – 清水 健一

生物工学会誌 第88巻 第2号

清水 健一

最近、ワインの世界で「テロワール」という言葉が広く使われるようになっている。「Mediterranean」、「Territory」などと同様にラテン語の「Terr(土地)」を語源とする言葉で、「土地の環境」を意味するが、ワインに関連して使用される場合は、「ワイン用ブドウの品質に影響を与えるブドウ栽培環境」と定義するのが妥当であろう。ワイン用ブドウVitis vinifera は、中央アジアカスピ海周辺の乾燥地を原産地とすることから、水分の極度に少ない乾燥環境を好む傾向がある。それゆえに、テロワールのもっとも重要な要素は土壌、気候、立地ということになる。

良い品質のワインになるためには、ブドウの根の活発な呼吸が重要であることから、ワイン用ブドウ品種は根の酸素要求度が非常に高い。生育期に降水量が多く土壌の排水性が悪い場合には、土壌水分量が多くなり、その分、根圏周辺の空気が減少して根が酸素不足状態になる。したがって、生育期に降水量が比較的多いフランス、イタリアなどを含む地域においては、土壌の排水性の良いことがブドウの生育や品質を維持するために重要となる。また、微妙な排水性の相違で、そこに適する品種が異なる(例として、メドックにはカベルネソービニヨンが適し、それよりわずかに排水性の悪いサンテミリオンではメルロが良いなど)。

根の呼吸と同様に、あるいは最も重要な要因は光合成である。真核生物が18 – 20億年前にラン藻を取り込むことによって獲得したこの機能が、ワイン用ブドウのべレゾン(着色期)以降の成熟過程(ブドウの老化過程)で充分に発揮されることで良質なワイン醸成につながる。このことは、ワインの味、香りの生成が光合成によって合成されるブドウ糖に端を発することを考えると当然のことではある。光エネルギーを極力多く吸収するために、日照時間が長い地域、南向き斜面の畑が望ましい。

気温も、水分蒸散防止のために気孔が閉じない範囲では高いほうが良い。日中に光合成によって合成したブドウ糖の、夜間の呼吸による消費を最小限にするために、昼夜の気温差が大きい(昼は高温で光合成が活発、夜は低温で呼吸が不活発な)地域、すなわち盆地や谷が望ましい。さらに言えば、礫は排水性が良いばかりではなく、細かい土に比して比熱が小さく、昼間は日光で速やかに温まり、夜は急速に冷えるため、礫を多く含む土壌が適している(夜間の低温は、ブドウ果実の成熟を促進する老化ホルモンであるアブシジン酸誘導のためにも重要)。

日本は生育期降水量が非常に多く、土壌の排水性が悪いため、ワイン用ブドウの栽培が非常に困難であり、かつブドウの病原菌であるカビの増殖に適した環境も加わって、良いワイン用ブドウを得るためには多大な努力とコストを要する。また、ピノノワールなどのように、果皮が弱く果実内の水圧で果実が破裂しやすい品種であるがゆえに、日本で栽培不可能または困難な品種も枚挙にいとまがない。

テロワールには恵まれないものの、生物工学の側面から見ると、日本には清酒、焼酎を歴史的背景とした世界最高水準の微生物利用技術、醸造技術が存在する。最近では、醸造業界の夢の一つであった液体麹(呼称:潅水麹)技術もアサヒビールの研究者によって確立された。加えて、実用酵母の育種に関しても世界をリードする研究成果がワイン、清酒、焼酎、酵母エキスなどの分野で発表され、さまざまな細胞融合株、突然変異株が実用化されている。

どちらかというと欧州、特にフランスワインの模倣に終始してきた我が国の国産ワインは、今後の市場での伸張を期待するのであれば、テロワールを克服し、独自性のある方向を模索すべきと考える。成功例として、酵母および醸造技術を駆使した国産の亜硫酸無添加ワインは一定の市場を形成している。原料用ブドウの品質の重要性は充分に認識しつつ、生物工学的手法、独自の醸造技術を駆使した日本独自のワインの確立が急務である。

近年、赤ワインの渋みを担うプロアントシアニジン類に関して、果皮、種子における分布、構造と渋みの質の関係、ブドウ成熟やワイン熟成中のフェノキシラジカルによる構造変化などが明らかになりつつある。実用ワイン酵母の育種ターゲット、さらには、新しいワインの醸造プロセスを考える上できわめて興味深い。

最近の生物工学系の研究テーマをみると、遺伝子関連が圧倒的である。遺伝子研究の重要性を否定するつもりはまったくないが、微生物や自然界からの新たな物質の探索、醸造などの古くからある技術に関連した、研究者として心身ともに鍛えられる泥臭いテーマが急速に減少している現実には寂寞の感がある。若手研究者の皆様には果敢なチャレンジを期待したい。
 


著者紹介 アサヒフードアンドヘルスケアー(株)調味料事業本部(担当部長) 

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 16 2月 2010

【事務局より】会費納入のお願い(個人会員の方へ)

  • 2010年会費用振込用紙は、現在もお使いいただけます。 
  • 郵便局備え付け振替用紙ご利用の場合の振込先

振込口座: 00910-3-54007  
       社団法人 日本生物工学会
 

できるだけ早いお支払い手続きをお願いいたします。(会費の口座振替登録会員を除く)

2010年会費未納の場合

ご注意ください!

  • 2010年大会(10月27日~29日開催)の講演登録にお申し込みいただけません。
  • JBBのオンラインジャーナルにアクセスできなくなります。  
     

2010年会費 (1月~12月) (会費は不課税です。)

正会員 9,800円(だたし、海外在住の正会員は12,000円)
学生会員 5,000円

英文誌JBBの有料購読について

正会員・学生会員の方でJBB冊子体の購読をお申し込みの場合は、上記会費に購読料(5,000円・税込み)を加算してお支払いください。(冊子体購入の有無に関わらず、電子ジャーナルへのアクセス権は全員に付与されております。)

お問い合せ先 

日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 
大阪大学工学部内
社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731   Fax: 06-6879-2034
E-mail:

 

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Published by 学会事務局 on 10 2月 2010

イベントカレンダー(Google カレンダー版)

Published by 支部:関西 on 10 2月 2010

【関西支部】第97回醗酵学懇話会のご案内

日本生物工学会関西支部は、平成22年8月6日(金)に、アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)にて、第97回醗酵学懇話会を開催いたします。

詳しくはこちらから

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:関西 on 10 2月 2010

【関西支部】第97回醗酵学懇話会

標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.

このページの印刷用PDFはこちら

日時 2010年8月6日(金)13:30~18:00
場所 アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)
講演 13:30~15:20
  • 「養殖ノリの品種改良の現状と今後の展望」(兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター) 二羽 恭介
  • 「大型発酵タンクにおける麦汁エアレーション期間の重要性について」(アサヒビール株式会社 生産技術センター)  中村 勇一
見学 15:30~16:20 アサヒビール株式会社 吹田工場
懇親会 16:30~18:00 アサヒビール株式会社 吹田工場
参加費 1,000円 (不課税・学生無料)
*当日会場にてお支払い下さい
懇親会会費 2,000円 (税込み・学生無料)
*当日会場にてお支払い下さい
定員 70名(定員になりしだい締め切ります)
申込み方法 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
申込先 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164
E-mail: 
交通 JR東海道本線京都線「吹田駅」下車 徒歩約10分
阪急千里線「吹田駅」下車 徒歩約10分
アクセスマップ

講演1 「養殖ノリの品種改良の現状と今後の展望」

     兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 二羽 恭介

 養殖ノリの生産金額は年間700~800億円に達しており,我が国で最も重要な海洋植物である.しかし,ノリの生態や養殖方法,瀬戸内海でも盛んにノリ養殖が行われていることは,一般的には意外と知られていない.また,近年ノリの単価安に加えて色落ち被害が頻発するようになり,養殖ノリの安定生産に向けた優良品種の開発が強く望まれている.本講演では,特異なノリの生活史,戦後発展してきた養殖技術と養殖方法を紹介したうえで,①養殖ノリの分類と品種判別,②養殖ノリと野生ノリの系統関係,③養殖ノリの遺伝・育種の現状を概説し,今後の品種改良の展望と課題について述べる。
 

講演2 「大型発酵タンクにおける麦汁エアレーション期間の重要性について」

    アサヒビール株式会社 生産技術センター 中村 勇一

 大規模なビール工場では,500kL前後の大型タンクに複数バッチの麦汁を満たしてから発酵を開始する.発酵タンクが大型である為,タンクに麦汁を満たすのに数時間~十数時間を要している.弊社主力5工場の発酵中の酵母や発酵液の詳細な分析を行った結果,麦汁エアレーション期間の長い工場では,酵母菌体内脂肪酸の過度な不飽和化とそれによるエステルの低下,酵母細胞周期の非同期化,異常な出芽状態の酵母の増加,酵母のN代謝の不良,などが起こっていることが明らかとなった.高品質のビールを安定的に醸造するには,酵母が酸素に曝露する時間のコントロールが重要である.


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Published by 学会事務局 on 08 2月 2010

新着情報 2010年

このページには2010年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。

掲載日内容
2010.12.24【年次大会】2011年東京大会 シンポジウム 公募終了
2010.12.22【本部だより】2010 KSBB秋季大会に参加して
2010.12.21【和文誌】第88巻12号の一部をオンライン公開しました
2010.12.21【事務局より】東日本支部賀詞交換会・賛助会員の集い
2010.12.21【本部だより】日本生物工学会の改革へ向けて
2010.12.21【随縁随意】事業仕分けと世界一 – 土佐 哲也
2010.12.15【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載
2010.12.14【年次大会】第62回 日本生物工学会大会(2010)後記
2010.12.14【事務局】年末年始休業のお知らせ
2010.12.13【バイオマスリファイナリー研究部会】国際シンポジウム
2010.12.10【代議員選挙】投票受付を終了いたしました。
2010.11.30【正会員の方へ】11月29日にパスワードを再配信しました
2010.11.29【代議員選挙】投票受付中 – 締切: 12月10日(金)正午
2010.11.25【和文誌】第88巻11号の一部をオンライン公開しました
2010.11.25【随縁随意】生物と工学のギャップを埋める“生命の神秘”
2010.11.18【JBB】Vol. 110, no. 6をオンライン公開しました
2010.11.17【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 本日掲載
2010.11.16【北日本支部】仙台シンポジウムのご案内
2010.11.12【代議員選挙】立候補・推薦の受付を終了しました
2010.11.05【会員の方へ】2011年会費請求について
2010.11.04【九州支部】沖縄大会(2010)プログラム公開しました
2010.11.02【正会員の方へ】11月1日にパスワードを配信しました
2010.11.01【代議員選挙】立候補・推薦受付中(締切11月12日)
2010.11.01【和文誌】88-10「スピーカーズコーナー」演習問題解答
2010.10.25【正会員の方へ】代議員選挙についてのお知らせ
2010.10.25【年次大会】『会員の集い』のご案内(10月27日)
2010.10.25【和文誌】第88巻10号の一部をオンライン公開しました
2010.10.25【随縁随意】微生物増殖学*のすすめ – 福井 作蔵
2010.10.21【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載
2010.10.19【年次大会】第63回(2011)東京大会HPを公開しました
2010.10.13【研究部会】第1回学際的脂質創生研究部会講演会
2010.10.12【事務局】臨時総会・評議員会開催について(2010/10/28)
2010.10.12【年次大会】2011年東京大会シンポジウム公募のお知らせ
2010.10.04【JBB】Vol. 110, no. 5をオンライン公開しました
2010.10.01【九州支部】九州支部 沖縄大会 日程変更のお知らせ
2010.09.30【関西支部】中高生・中高教員対象 – バイオカフェ&ラボ
2010.09.29【研究部会】伝統発酵部会シンポジウムのご案内
2010.09.27【東日本支部】第5回 学生発表討論会
2010.09.27【和文誌】「賛助会員のページ」を始めました
2010.09.27【随縁随意】日本生物工学会 うたかたの記 – 山田 靖宙
2010.09.27【和文誌】第88巻9号の一部をオンライン公開しました
2010.09.17【JBB】Vol. 110, no. 4をオンライン公開しました
2010.09.15【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 本日掲載
2010.09.14【若手会】総会・交流会の参加申込み締切を延長しました
2010.09.14サーバー停止のお知らせ(2010年10月2日)
2010.09.09【関西支部】第98回醗酵学懇話会へのご案内
2010.09.01【本部・西日本支部】日本生物工学会技術セミナー
2010.08.26【和文誌】88巻8号の一部をオンライン公開しました
2010.08.26【随縁随意】未来技術の予測と検証のすすめ – 古川 謙介
2010.08.24【研究部会】メタボロミクス講習会 参加者募集(2010/11/12-13)
2010.08.18【和文誌】Fuji Sankei Business i – バイオ最前線 本日掲載
2010.08.10【年次大会】演題番号をメール配信しました(8月6日)
2010.08.06【JBB】 Vol. 110, no. 3をオンライン公開しました
2010.08.06【九州支部】市民フォーラムのご案内
2010.08.05【事務局】夏期休業のお知らせ(8月11日~15日)
2010.07.28【和文誌】第88巻7号の一部をオンライン公開しました
2010.07.27【随縁随意】研究者よ、名を残せ - 依田 幸司
2010.07.27【九州支部】第17回 九州支部 沖縄大会のご案内
2010.07.26【JBB】Vol. 110, no. 2 をオンライン公開しました
2010.07.23【中部支部】シンポジウムのご案内
2010.07.222010年度学会賞受賞者決定
2010.07.21【和文誌】 『Fuji Sankei Business i』への編集協力
2010.07.15【若手会】生物工学若手研究者の集い総会・交流会
2010.06.28【年次大会】講演申込の受付を終了しました
2010.06.25【和文誌】第88巻6号の一部をオンライン公開しました
2010.06.25【随縁随意】新しい産業革命の渦中にあって-植田 充美
2010.06.23【年次大会】ポスター発表者へ – 会費の納入について
2010.06.19【JBB】Impact Factor 2009 – 1.749
2010.06.11【JBB】Vol. 110, no.1をオンライン公開しました
2010.06.10【東日本支部】高校生対象の「バイオ夏の実験講座」
2010.06.07【年次大会】講演申込受付中(6月28日正午締切)
2010.06.03【研究部会】第2回若手研究シンポジウム
2010.05.31【年次大会】講演要旨受付:2010年6月7日~28日正午
2010.05.25【中部支部】中高生対象体験型講座と支部例会のご案内
2010.05.25【若手会】生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー(2010/7/3-4)
2010.05.25【和文誌】第88巻5号の一部をオンライン公開しました
2010.05.25【随縁随意】E-バイオの幕開け-石井 正治
2010.05.13【JBB】Vol. 109, no.6をオンライン公開しました
2010.05.10【会員の方へ】メールアドレス登録のお願い
2010.04.30【本部】事務局休業のお知らせ
2010.04.26【年次大会】大会ホームページをオープンしました
2010.04.26【和文誌】第88巻4号の一部をオンライン公開しました
2010.04.26【随縁随意】アジアにおける今後の国際交流活動のあり方
2010.04.09【JBB】未送信分E-offprintの送信スケジュール
2010.03.30【JBB】E-offprintの未送信問題について
2010.03.29【JBB】Vol. 109, no. 5をオンライン公開しました
2010.03.26【本部・北日本支部】日本生物工学会シンポジウム
2010.03.23【研究部会】乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 講演会
2010.03.23【和文誌】第88巻3号の一部をオンライン公開しました
2010.03.23【本部だより】公益社団法人申請 – 新定款案ご意見募集
2010.03.23【随縁随意】「科学者」からの提言 – 室岡 義勝
2010.03.23【本部】第15回生物工学懇話会 (2010/5/28)
2010.03.16【研究部会】発酵食品の機能性データベース更新
2010.03.12【JBB】Vol. 109, no. 4をオンライン公開しました
2010.03.09【研究部会】有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会シンポジウムのご案内
2010.02.26【本部】2010年(平成22年)度総会・評議員会(2010/5/28)
2010.02.25【和文誌】「生物工学教育」欄を始めました
2010.02.25【和文誌】第88巻2号の一部をオンライン公開しました!
2010.02.25【随縁随意】テロワールと生物工学 – 清水 健一
2010.02.16【事務局より】会費納入のお願い(個人会員の方へ)
2010.02.15【JBB】Vol. 109, no. 3をオンライン公開しました
2010.02.10【関西支部】第97回醗酵学懇話会のご案内
2010.02.04【関連行事】北京大・熊本大・崇城大 連携公開セミナー
2010.02.01【事務局より】2010年度 研究部会 申請募集
2010.01.25【和文誌】第88巻1号の一部をオンライン公開しました
2010.01.25【会長挨拶】 飯島 信司会長(2010年1月)
2010.01.22【JBB】Vol. 109, no. 2をオンライン公開しました
2010.01.20【本部】2010年度受賞候補者推薦のお願い
2010.01.05【事務局より】大会シーズ提案会開催とシーズ公募


 

Published by 支部:九州 on 05 2月 2010

【九州支部】関連セミナー開催通知「ソフトバイオマスからの燃料用エタノール製造プロセスの開発研究」

「ソフトバイオマスからの燃料用エタノール製造プロセスの開発研究」

経済産業省の平成20年度提案公募型開発支援事業で、北京大学・熊本大学・崇城大学の3大学が共同して農産物系わら類、特にトウモロコシのわら(コーンストーバと呼ばれる。)からの燃料用エタノール生産を実用化するために、2年間の開発研究を実施してきました。その成果を公開という形で報告させていただきますので、ご参加の程、よろしくお願いいたします。

 

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Published by 学会事務局 on 01 2月 2010

【事務局より】2010年度 研究部会 申請募集

日本生物工学会では、2010年度(H22)研究部会(第1種研究部会 / 第2種研究部会 / 若手研究会)の設置申請を募集しております。

研究部会設置ご希望の方は、研究部会規程(2010.01.29改訂)に従ってword研究部会設置申請書3月12日(金)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議の上決定をし、代表者宛に通知いたします。理事会審議決定の補助金を付与します。

活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただき、word研究部会活動報告書の提出をお願いいたします。

年次大会のシンポジウム開催に関する中期的方針はこちらから

 

Published by 学会事務局 on 25 1月 2010

【随縁随意】日本生物工学会のゆくえ-飯島 信司

生物工学会誌 第88巻 第1号
会長 飯島 信司

競争と変革がオンパレードの世相の中で、日本生物工学会も大きな影響を受け、その将来についてよく考える時期がきているように思います。このようなことは何も本会に限られたことではなく、多くの学会にあてはまるのも事実です。

私が本会大会(当時は醗酵工学会)に初めて参加させていただいたのは、ポスドク生活を終え名古屋大学工学部にお世話になった昭和59年だったと思います。田口久治先生が会長で、大阪の日本生命中之島研修所で行われ、発表会場も2つか3つ、参加人数も数百人程度で宿泊も同じ場所、朝から晩まで皆一緒でした。なかなかアットホームな雰囲気で御年長の先生方におかれましては、懐かしく思われる先生も多いと思います。

その数年の後には学会の発展とともに中之島での開催が困難となり、また学会の全国展開に伴い、平成元年の名古屋を皮切りに徐々に全国各地で大会が行われるようになったのは皆様がご存知の通りです。そんな折の平成4年頃、当時副会長の今中宏先生のお取り計らいで理事、編集委員の合同合宿が開かれ、会名変更や学会誌の月刊化が審議されました。活発にまた時には本音で議論して酒を飲んだ後、皆で大広間に雑魚寝をしました。当時編集委員であり、何もわかっていなかった私が永井会長に、なぜ理事と編集委員が合宿するのかと質問したところ、醗酵工学会で評議員を除けば、役員は理事と編集委員だけだという返事でした。今考えると学会の体制も小さく、皆で意見が言い合えた風通しの良い懐かしい時代であったと言えるかもしれません。

その後、諸先輩のご努力で会名を「日本生物工学会」へ変更、全国に支部がつくられるとともに、アジアへの展開がはかられ、アクティビティーもあがってまいりました。その結果、醸造や生物化学工学に加えて、応用微生物学、応用酵素学などで確固たる地位を築いてきたと考えております。最近では、社会的要請から盛んになってきた環境関連の研究をはじめ、時代の流れとも言える動植物培養細胞、医用工学、ナノテクノロジーの研究も増え、その守備範囲も広がっています。

最先端の研究に関わり、科学の発展を牽引することはアカデミアサイドからすれば喜ばしいことですが、研究の方向性が産業のニーズから少しずれてきている面もあると感じています。醸造分野では以前から問題となっていたことですが、最近では、微生物のみならず動物細胞においても培養工学の研究テーマが激減してきています。企業の研究者の方から、「培養法について大学の研究者と議論したいが、やっている人がいない」といった苦言を伺うことがあります。これは私自身にとっても耳が痛い話です。食品や培養関係の、言葉は悪いかも知れませんがいわゆる「オールドバイオ」に携わる大学人はヨーロッパにはまだ多くいます。国民性の違いというものでしょうか。

学会は、学問の進展をはかり、情報交換などを通じて社会へ広く利益を還元することを使命とすることはいうまでもありません。さらにJBBのインパクトファクターがますます上昇し、また本会がアジアをリードする学会になれば、まわりまわって会員の皆様のお役に立てることはまちがいないと考えており、これを推進する所存です。それとともに20年前のあの雰囲気、仲間意識と言っても良いのかもしれませんが、これも大切と考えます。あくまでも理想ですが、学会のいたるところで、会員間でいろいろな交流がはかられ、自由に意見が交換できればすばらしいと思います。このような人のつながりが、その後いろいろな分野や局面で大きな発展をもたらすこともあり得ると思います。

本会が現在抱えている問題の一部もこのようなことで解決の糸口が見つかるかもしれません。もちろん今でも若手会や研究部会などはありますが、賛助会員、企業会員間でも何か交流ができないかなと思います。現在、公益法人化への移行に伴い学会の組織や運営を大きく変える必要に迫られており、このような会員間の交流を考えられないか、頭をよぎった思いを綴った次第です。

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 1月 2010

生物工学会誌 – 88巻1号


PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから

Published by 学会事務局 on 20 1月 2010

【本部】2010年度受賞候補者推薦のお願い

日本生物工学会では2010年度の受賞候補者の推薦を募集しております。⇒詳しくはこちらから
授賞規定(PDF)およびアジア若手賞内規(PDF)をご一読の上、奮ってご推薦ください。

推薦書類は、2010年3月12日(金)までに事務局宛()に送付してください。

推薦書類のダウンロード

Published by 学会事務局 on 05 1月 2010

【事務局より】大会シーズ提案会開催とシーズ公募

会員各位

日本生物工学会 会長 飯島 信司

日本生物工学会第62回大会(2010年10月27日~29日)では,各研究機関で保有するシーズを広く企業に知っていただき活用することを目的として,シーズ提案会を開催いたします.
本年度は,募集シーズを生物工学会の基本である物質生産に関する方法(宿主・ベクター系,培養法,培地など),装置,分析、周辺機器などを提案内容といたします.

シーズ提案を希望される方は,下記の要領でお申し込み下さい.

本年度大会のシーズ募集は締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。

申込締切 2010年3月31日(水)必着 
申込方法
  1. シーズ名称(和文・英文;仮題で可)
  2. シーズ内容(100字程度)
  3. 提案者氏名・所属
  4. 連絡先(TEL・FAX・E-mail)
  5. その他希望事項

各項目をご記入の上,E-mail,FAXあるいは郵便で下記までお申し込みください.

採択および詳細の連絡 できるだけ多くのシーズをご提案いただくことにしておりますが,限られた時間枠ですので,ご提案が多い場合には理事会で選考させていただきます。採択されない場合もあることをご了解くださいますようお願い申し上げます.採択された提案は,その他詳細情報とあわせ提案者にご連絡いたします.
申込先 〒565-0871 
大阪府吹田市山田丘2番1号 
大阪大学工学部内 (社)日本生物工学会 
TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針

会員各位

日本生物工学会会長(2010年当時)
飯島 信司
 

平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.

従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.

このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.

皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
 

大会のシンポジウム開催に関する中期的方針

【募集 】

  1.   会員各位より広くシンポジウムを募る.
  2.   本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある.

【選考の手続き】

  1. 応募多数の場合は,理事会から応募されたシンポジウムを含めて,時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し,理事会で承認する.

    研究部会からの応募に対しては,
    • 1)本部からの資金援助も行っていることから,基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する.
    • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には,応募時にその旨を明記していただくものの, 順位が低くなることがありうる.
  2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては,採択順位が下がる場合がある.
  3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては,記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする.

 

■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html

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Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

【年次大会】第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ

シンポジウムの公募は終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。

第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二

日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.

シンポジウム開催を希望される方は,以下の要領でお申込下さい.

申込締切日 2010年2月26日(金)
申込方法
  1. シンポジウム課題(和文・英文:仮題で可)
  2. 開催趣旨(200字程度)
  3. 世話人氏名・所属(複数の場合は,代表者を明示)
  4. 連絡先(TEL・FAX・E-mail)
  5. 講演予定人数
  6. その他希望事項
日本生物工学会大会シンポジウム提案書wordに記入の上,E-mail,FAXあるいは郵便(2月26日必着)で下記までお申込下さい.
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会が用意することはできません.
申込先 〒812-8581 
福岡市東区箱崎6−10−1
九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内
日本生物工学会 第62回大会実行委員会
FAX: 092-642-3019
E-mail:

採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.

■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html

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Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

【本部だより】2009 KSBB秋季大会に参加して

生物工学会誌第87巻12号掲載
杉山 峰崇

本年度も,国際交流の一環として韓国生物工学会(Korean Society for Biotechnology and Bioengineering; KSBB)より招待を受け,2泊3日の旅程で参加してきましたので,その概要をレポート致します.KSBBの年次大会は年2回開催されており,参加した秋季大会は,韓国のほぼ中央に位置する大田市(テジョン)のテジョンコンベンションセンターで11月1,2日に行われた.テジョンと言えば,2002年の日韓ワールドカップの開催スタジアムの地名として記憶に新しいが,伺ったところでは,政府・民間の研究所や大学が多数存在する,日本で言うところのつくば市のような科学技術都市としても有名のようである.また,韓国指折りの温泉場(儒城温泉)があり,泊まったホテルはその一角にあったようで,温泉にこそ入れなかったがリラックスした雰囲気を味わうことができた.

本会からの参加者としては,会長である名古屋大の飯島信司先生に加えて,今年度の照井賞を受賞された金沢大の滝口昇先生,技術賞を受賞された三和酒類株式会社の古田吉史先生,および阪大の私がお供をさせていただいた.飯島先生は医薬バイオテクノロジーシンポジウムにおいてキーノートスピーチを行われた.一方,滝口先生,古田先生と私は,国際シンポジウムで講演を行った.このシンポジウムには,阪大で学位を取られた上海交通大学のJian-Jiang Zhong先生も招待されておられ,今大会でアジア研究交流賞も受賞された.講演内容はナノスケール酵素工学から生物由来制御アルゴリズムの話にまでおよび,大変興味深いシンポジウムとなった.また,九州工業大学/ 慶應大学の清水和幸先生もバイオリアクターシンポジウムに招待されておられ,ご一緒させていただいた.

今大会の参加者は300人程度とやや少なかったようであるが,コンベンションセンターは非常に洗練されており,2日間にわたり講演が4会場で,ポスター発表/企業展示が1会場で行われ,微生物や動物細胞の有効利用などについて活発な議論がなされていた.

大会前日には,ウェルカムディナーに招いていただき,伝統的な韓国料理に舌鼓を打った(お正月に食べるという,アンモニア臭の強い料理はいささかいただけなかったが).また,飯島先生から日本酒の差し入れもあり(高級な日本酒,ごちそうになりました),韓国のお酒と飲み比べたりしてお酒の量も進み,楽しい一時を過ごした.大会の懇親会では,韓国のシニアな先生方から私のような若輩者に声をかけていただくこともあった.たくさんの日本の先生方のお名前を出され親愛を込めてお話されるのを伺って,我々若手も研究面でも国際交流面でも先輩方の後に続けるように努力しなければと思った次第である.

最後に,今大会で大変お世話になったKSBB の先生方や仁川空港まで迎えに来てくださった学生さん,また,このような貴重な機会を与えていただいた日本生物工学会の関連の先生方や事務局の方々に心より感謝申し上げます.

KSBB大会 ウェルカムディナーにて

KSBBのメンバーとウェルカムディナーにて
なぜかガッツポーズだが,KSBBの勢いがうかがえる!?
下段左から2人目:Zhong先生,4人目:飯島先生
上段左から4人目:筆者,5人目:滝口先生,
7人目:古田先生

KSBB大会会場にて

コンベンションセンターにて
左から8人目:清水先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

【随縁随意】パステルカラーの遺伝子組換え- 伊藤 清

生物工学会誌 第87巻 第12号
伊藤 清

昔は大学にも「醸造学講座」なるものが存在したが、だんだんと姿を変え、今は生命科学・バイオテクノロジーを中心とした学科に生まれ変わりつつある。ホームページをみると「醸造」に特化した学科・研究室は、秋田県立大学・醸造学研究室(県立)と東京農業大学・醸造科学科(私立)ぐらいしかないという。

その中にあって、我が鹿児島学では平成18年度から「焼酎学講座」を立ち上げ、醸造の中でも特に「焼酎」に特化した教育・研究を行っている。これについてはいろいろ意見もあることと思うが、地域と密着した教育・研究を行うことには大きな意義を見いだす。また、学生や地域産業の評判も上々のようである。醸造とバイオテクノロジーには共通する部分も多いが、異なる側面も多々あると思う。その最たる部分は、醸造はバランスを重視するが、バイオテクノロジーはそれほどでもないことであろう。醸造物はできたそのものを賞味するが、バイオテクノロジーはその後の精製などでステップを更に踏むところにその原因があろう。

最近、最相葉月の「青いバラ」1)という書籍を読む機会があった。最新の遺伝子組換え技術を使えば青いバラの作製も可能だという。だがこの書籍の中で「青いバラができたとして、さて、それが本当に美しいと思いますか」という言葉を発見した時にはハッとさせられた。この意味はいろいろに取れるだろうが、青いバラを作出しても未だ求めている色とは違うという解釈も成り立つであろう。私は、遺伝子組換え技術は、法的規制や社会的コンセンサスは別にして、可能性を秘めた技術であろうと思う。ただ、現在の技術は未だ熟していないのが現状であろう。色に関して言えば、あざやかなものは作り出せても、中間色の発現はなかなか難しいのであろう。野に咲く花に思わぬ美しさを見いだすのも似たようなことであろう。

さて、醸造もこの「青いバラ」に似たような部分がある。日本では遺伝子組換え技術こそ使えないものの、似たようなことがトリフルオロロイシンやセルレニンなどに対する薬剤耐性を使って実現されつつある。かつては夢のような話であったが、吟醸香(エステルの果実様香味)を多量に産生する醸造用酵母の育種も比較的簡単に達成できるようになってきた。だが、この酵母でつくった吟醸酒が本当にうまいのかと考えると首をかしげざるを得ない。多分、吟醸香を造り過ぎているのではないかと思われる。良い酒とは香味のバランスが取れていることが重要である。吟醸香を適当に含んでいることが重要であるが、このことを達成するのは意外に難しい。

さて、研究として遺伝子組換えを使うのは別であるが、将来優良(微)生物の育種を目指すのであれば、中間的な形質の発現が達成されなければ難しいように思う。遺伝子組換えにおいても、原色ではなく、パステルカラーの発現が達成できるように望む。我々は、醸造の分野においてもっと微妙な育種技術を開発し、真の意味でのテーラーメイド的な醸造が可能となるよう努力していきたい。


1) 最相葉月:青いバラ、新潮文庫(2004)。
著者紹介 鹿児島大学 焼酎学講座 醸造微生物学研究室(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

生物工学会誌 – 87巻12号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 総合論文
  • バイオミディア
    • チューリップ花弁から工業原料?…加藤 康夫…(597)
    • モデルとハイキングでみえた植物概日時計… 花野 滋…(598)
    • バイオマンガン酸化物ナノ粒子…谷  幸則…(599)
    • その細菌は何種類の16S rRNA遺伝子をもっていますか?
    • ―16S rRNA遺伝子の多様性とその意義― …阿部 直樹…(600)
    • 放射線と育種…豊島 快幸…(601) 
  • 特 集「女性研究者のキャリアを考える」
    • 特集にあたって…小川亜希子…(602)
    • 国際的にも活躍できる研究者をめざして…柴田 潤子…(604)
    • 「べにふうき」緑茶の明日…山本(前田)万里…(606)
    • 再チャレンジ!女性研究者支援神戸スタイル…相馬 芳枝…(608)
    • 女性研究者の活躍を目指して…小渕 優子…(610) 
  • Branch Spirit
  • Fuji Sankei Business i…(612) 
     
  • 大学発!美味しいバイオ
  • Germination
    • Plant Biology 2009に参加して…堀  遂人…(616)
    • 第2回インターカレッジ・バイオリーダーズ参加報告…大渕 貴之…(617) 
  • pdf今月のJournal of Bioscience and Bioengineering  …(618) 
     
  • 談話室
    • 耐熱性酵素を用いたセルロースからのバイオエタノール生産…酒井 重男…(619)  
  • バイオインフォメーション…(620)
  • pdf本部だより…(621)
  • 総目次

 

Published by 学会事務局 on 22 12月 2009

会員サービス- 異動連絡届出

Web上での異動連絡届け(会員名簿web修正)

会員番号とパスワードがわからない場合は、下記事務局までお問い合せください。
会員システムの変更により必須項目が追加されております。画面の表示に従って必要事項を入力してください。

Web上での手続きが難しい場合

【個人会員(正会員・学生会員)の方】 
 異動連絡届を下記事務局までFAX、 メール、あるいは郵送で提出してください。

【団体会員・賛助会員の方】 
 会員番号、団体名、変更事項を明記の上、下記事務局までメールおよび、FAXでご連絡ください。

問合せ先

〒565-0871 
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 21 12月 2009

入会案内 – 書類での入会申込方法(賛助会員)

入会までの流れ 

  1.  入会申込書(賛助会員用)(Word / PDF)に必要事項を記入のうえ、下記に郵送してください。

      送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
           公益 社団法人 日本生物工学会  
            TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034  
      
  2.  ご登録の会費支払い方法に従い、所定の方法でご入金下さい。 
      
    • 【郵便振替】
      備え付けの振替用紙を使用して、必要金額をお振込下さい。
      振込口座: 00910-3-54007  
      公益社団法人 日本生物工学会  
       
    • 【銀行振込】
      下記指定口座にお振込下さい。
      振込口座: 三菱UFJ銀行 茨木支店 普通口座 3793590  
      公益社団法人 日本生物工学会(ニツポンセイブツコウガクカイ)  
       
    • 【預金口座振替】
      預金口座振替依頼書(PDF)に必要事項を記入の上、下記に郵送してください。
      送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
      公益社団法人 日本生物工学会  
      TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
       
  3. 入金を確認、あるいは預金口座自動振替依頼書の到着をもって入会申込完了となります。
    会員番号とパスワードがメール送信されます。
     
  4. 会誌をお送りいたします。

 

 

 

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Published by 学会事務局 on 21 12月 2009

入会案内 – 書類での入会申込方法(団体会員)

入会までの流れ

  1. 入会申込書(団体会員用)(Word / PDFフォーム)に必要事項を記入のうえ、下記に郵送してください。

    送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
           公益社団法人 日本生物工学会  
           TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034  
      
     
  2. ご登録の会費支払い方法に従い、所定の方法でご入金下さい。
     
    • 【郵便振替】
      備え付けの振替用紙を使用して、必要金額をお振込下さい。
      振込口座: 00910-3-54007  
      公益社団法人 日本生物工学会   
       
    • 【銀行振込】
      下記指定口座にお振込下さい。
      振込口座: 三菱UFJ銀行 茨木支店 普通口座 3793590  
      公益社団法人 日本生物工学会(ニツポンセイブツコウガクカイ)  
       
    • 【預金口座振替】
      預金口座振替依頼書(PDF)に必要事項を記入の上、下記に郵送してください。
      送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
      公益社団法人 日本生物工学会  
      TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
       
  3. 入金を確認、あるいは預金口座自動振替依頼書の到着をもって入会申込完了となります。
    会員番号とパスワードがメール送信されます。
     
  4. 会誌をお送りいたします。 

 

 

 

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Published by 学会事務局 on 21 12月 2009

入会案内 – 書類での入会申込方法(正会員・学生会員)

入会までの流れ

  1. 入会申込書(個人用)(Word / PDF)に必要事項を記入のうえ、下記に郵送してください。
     
      送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
            公益社団法人 日本生物工学会  
            TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034  
      
  2.  ご登録の会費支払い方法に従い、所定の方法でご入金下さい。 
      
    • 【郵便振替】
      備え付けの振替用紙を使用して、必要金額をお振込下さい。
      振込口座: 00910-3-54007  
      公益社団法人 日本生物工学会  
       
    • 【銀行振込】
      下記指定口座にお振込下さい。
      振込口座: 三菱UFJ銀行 茨木支店 普通口座 3793590  
      公益社団法人 日本生物工学会(ニツポンセイブツコウガクカイ)  
       
    • 【預金口座振替】
      預金口座振替依頼書(PDF)に必要事項を記入の上、下記に郵送してください。
      <収納企業使用欄>以下は記入いただく必要はありません。

      送付先: 〒565-0871 吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内  
      公益社団法人 日本生物工学会  
      TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
       
  3. 入金を確認、あるいは預金口座自動振替依頼書の到着をもって入会申込完了となります。
    会員番号とパスワードがメール送信されます。
     
  4. 会誌をお送りいたします。 

 

 

 

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【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針

会員各位

日本生物工学会会長 飯島 信司

平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.

従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.

このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.

皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
 

大会のシンポジウム開催に関する中期的方針

【募集 】

  1.   会員各位より広くシンポジウムを募る.
  2.   本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある.

【選考の手続き】

  1. 応募多数の場合は,理事会から応募されたシンポジウムを含めて,時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し,理事会で承認する.

    研究部会からの応募に対しては,
    • 1)本部からの資金援助も行っていることから,基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する.
    • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には,応募時にその旨を明記していただくものの, 順位が低くなることがありうる.
  2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては,採択順位が下がる場合がある.
  3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては,記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする.

 

■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html

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Published by 学会事務局 on 21 12月 2009

【年次大会】第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ

第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二

日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.

シンポジウム開催をご希望される方は,以下の要領でお申込み下さい.

申込締切日 2010年2月26日(金)
申込方法
  1. シンポジウム課題(和文・英文:仮題で可)
  2. 開催趣旨(200字程度)
  3. 世話人氏名・所属(複数の場合は,代表者を明示)
  4. 連絡先(TEL・FAX・E-mail)
  5. 講演予定人数
  6. その他希望事項
日本生物工学会大会シンポジウム提案書wordに記入の上,E-mail,FAXあるいは郵便(2月26日必着)で下記までお申し込み下さい.
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会がご用意することはできません.
申込先 〒812-8581 
福岡市東区箱崎6−10−1
九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内
日本生物工学会 第62回大会実行委員会
FAX: 092-642-3019
E-mail:

採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.

■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html

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Published by 支部:九州 on 16 12月 2009

九州支部 – 2009年度(平成21年度)事業

九州支部主催行事

これまでの活動

 

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Published by 支部:北日本 on 13 12月 2009

北日本支部-2009年度事業

主催行事

 

これまでの活動

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Published by 支部:西日本 on 12 12月 2009

西日本支部-2009年度事業

主催行事


共催行事等

開催日内容開催場所
2009年
6月9日
特別セミナー…東大 清野 宏教授広島大学
7月24日特別講演会
“Repair of DNA damage by a radical SAM enzyme” …Montana State Univ, Prof. Joan B. Broaderick
岡山大学
9月7日山口大学大学院医学系研究科特別講演会
“Role of typeIV secretion and signal transduction in the pathogenesis of Helicobacter pilori”
山口大学
10月9日2009度第1回卒業生を通した社会交流事業
清酒製造業…月桂冠(株) 水津哲義氏
広島大学
10月16日分子生命機能セミナー 「バイオマスからの・燃料化学品生産を目指したスーパー微生物の創製」
…神戸大 近藤昭彦教授
広島大学
10月23日2009度卒業生を通した社会交流事業
研究開発とビジネスの間(はざま)…カネカ(株) 納庄康晴氏
広島大学
10月23日分子生命機能科学セミナー
“Telomeres and the challengesto chromosome integrity” …英国がん研究所 Dr. Julie Cooper
広島大学
11月23日第9回国際バイオ分離シンポジウム「バイオ医薬品分離プロセス開発の加速」山口大学
11月24日2009年度第3回卒業生を通した社会交流事業
飲料産業における技術者の役割
広島大学
12月5日日本食品工学2009年度秋季講演会in広島「食品工学に関する最近の話題」広島市立大学
11月27日第58回岡山実験動物研究会岡山市
12月25日2009年度第4回卒業生を通した社会交流事業
健康食品の開発・販売に懸ける思い
広島大学
2010年
3月12日
分子機能科学セミナー
“Tales about the ends of chromosome and males” … Dr. Peter Baumann
広島大学
3月19日酵母細胞プロジェクト研究センター春期シンポジウム広島大学

2009年度西日本支部学生賞受賞者

  • 高本 裕史(広島大学大学院・先端物質研究科 博士前期課程1年)
  • 中原 彩(山口大学大学院・農学研究科 修士課程1年)
  • 多井 愛美(岡山大学大学院・自然科学研究科 博士前期課程2年)
  • 高橋 亜希(岡山理科大学大学院・工学研究科 博士前期課程2年)
  • 飯島 想(岡山大学大学院・自然科学研究科 博士後期課程3年)
  • 福田 康二(岡山大学大学院・自然科学研究科 博士後期課程3年)
     

その他

  • 組換えDNA実験キット配布 30校、75キットを配布

 

会議

  • 2009年度第1回支部役員会(於:山口大学) 2009年7月8日開催
  • 2009年度第1回支部役員・評議員会(於:名古屋大学) 2009年9月25日開催
  • 2009年度第2回支部役員会(於:山口大学) 2010年2月8日開催


支部長: 赤田 倫治
副支部長: 稲垣 賢二
庶務: 阿座上 弘行
編集: 吉本 誠
会計: 星田 尚司
企画: 山本 修一

 

これまでの活動

 

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Published by 学会事務局 on 10 12月 2009

2009年度 運営委員名簿

2009年度 スローフード微生物工学研究部会 運営委員名簿 50音順

秋田 修 (実践女子大学生活科学部)
石井 正治 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
柏木 豊 (東京農業大学応用生物科学部醸造科学科)
北本 勝ひこ (東京大学大学院農学生命科学研究科)
古林 万木夫 (ヒガシマル醤油(株)研究所)
五味 勝也 (東北大学大学院農学研究科)
下飯 仁 ((独)酒類総合研究所)
中島 春紫 (明治大学農学部)
秦 洋二 (月桂冠(株)総合研究所) 部会長

どうぞよろしくお願いします。

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Published by 支部:東日本 on 05 12月 2009

東日本支部-2009年度行事

主催行事

共催行事

これまでの活動

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Published by 学会事務局 on 04 12月 2009

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会「第1回若手研究シンポジウム」開催報告

セルプロセッシング計測評価研究部会は、2009年11月26日に「第1 回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~」を開催いたしました。

開催報告詳細はこちらから

Published by 学会事務局 on 04 12月 2009

【セルプロセッシング計測評価研究部会】
第1回若手研究シンポジウム- 研究発表者要旨一覧

| 博士課程研究発表候補者 | ポスドク研究発表候補者 |

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博士課程研究発表候補者

【No.1】 

  • 氏名: 亀山 雄二郎(かめやま ゆうじろう)
  • 身分: 博士後期課程2 年
  • 所属: 九州大学大学院工学府化学システム工学専攻 (上平研)
  • 連絡先:   092-802-2783
  • 研究発表タイトル:組換え酵素を用いた配列特異的逐次遺伝子導入技術の開発
  • 発表要旨:
    近年、組換え酵素Cre による配列特異的組換え反応が変異loxP を用いることで制御できるようになってきた。本研究では、このことを利用して、動物細胞染色体上で配列特異的かつ逐次的に目的遺伝子を組込むシステムの開発を行った。目的遺伝子を組換え抗体遺伝子発現ユニットとした場合、導入した発現ユニット数に応じて抗体生産量の増加が見られた。本システムは有用物質の大量生産や遺伝子機能解析に有用な技術となるものと考えられる。

【No.2】

  • 氏名:曹 溢華 (ソウ エキカ)
  • 身分: 博士後期課程2 年
  • 所属:大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 生物化学工学領域 (大竹研)
  • 連絡先:   06-6879-7437
  • 研究発表タイトル:Chinese hamster ovary 細胞における染色体物理地図の構築と応用
  • 発表要旨:
    Chinese hamster ovary (CHO)細胞は抗体医薬を始めとするバイオ医薬品生産の宿主に多用されている。CHO 細胞は染色体変化が頻繁に生じ、この変化が構成株構築や構築した細胞株の安定性に関連すると考えられているが、これまで解析する手段が存在しなかった。そこで、本研究はCHO 細胞の染色体変化に着目し、簡便に染色体が識別でき、且つ細胞株構築における染色体再構成を検証可能な染色体物理地図を構築し、安定性評価と再配列挙動に関して検討した。

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【No.3】

  • 氏名:元野 誠(もとの まこと)
  • 身分:博士課程後期課程 3 年
  • 所属:名古屋大学工学研究科 化学・生物工学専攻 生物機能工学分野
        バイオテクノロジー講座 遺伝子工学研究グループ(飯島研)
  • 連絡先:  052-789-4277
  • 研究発表タイトル:トランスジェニックニワトリ作製のための生殖工学的基礎研究
  • 発表要旨:
    我々は高力価レトロウイルスベクターを用いることでトランスジェニックニワトリを作製できることを既に見出している。このトランスジェニックニワトリの産む卵には抗体などの有用物質が生産できていることも確認できた。次の 課題は導入遺伝子を持つ後代を効率的に得ることである。そこで、次世代に導入遺伝子を伝播させるために、生殖細胞を利用してトランスジェニックニワトリを効率的に作製することを目指した。

【No. 4】

  • 氏名:佐々 文洋 (ささ ふみひろ)
  • 身分:日本学術振興会特別研究員(DC)
  • 所属:筑波大学 数理物質研究科 物性・分子工学専攻 鈴木・福田研究室
  • 連絡先:  029-853-5600 (内線8287)
  • 発表タイトル:バイオケミカルマイクロプロセッサの開発
  • 発表要旨:
    ナノリットルオーダーの複数の微小液滴をマイクロ流路中で操作するデバイスを開発した。このデバイスの特徴は、任意の種類の溶液を、任意の比率、任意の手順で混合し、様々な生化学分析を一枚のチップ上で実現できることである。微小溶液操作により、酵素反応を利用したL-グルタミン酸含有サンプルの同時分析、電気化学センサを利用した過酸化水素検出などを実行し、本デバイスの有用性を実証した。

【No. 5(英語発表)】

  • 氏名:Kamrun Islam(カムラン・イスラム)
  • 身分:Student (D2)
  • 所属:Department of chemistry and biotechnology, university of Tokyo (上田研)
  • 連絡先:
  • 発表タイトル:Establishment of Open-sandwich immunoassay for sensitive detection of thyroid hormone thyroxine.
  • 発表要旨:
    Thyroxine (T4), is the most commonly measured thyroid hormone for the diagnosis of thyroid function. At present, thepatients suffering form thyroid diseases are increasing, and a convenient and sensitive assay is strongly desired. Tothis end, we isolated anti-T4 antibodies from Fab-displaying phage library derived of T4-immunized mice, based on anewly-designed phage display system pDong1 and utilized them to established OS-IA, which is based on phenomenonof increased association of two antibody variable domains (VH and VL). After three rounds of biopanning, twoT4-specific clones were obtained and assayed by competitive and OS-ELISA. While both clones showed low IC50(1-10 ng/ml) in competitive ELISA, one of the clones (D11) successfully detected 1 ng/ml of free T4 with superiorworking range than competitive IA. OS-ELISA was also performed with recombinantly prepared proteins, andsuccessfully detected less than 0.1 ng/ml T4, which was below the normal T4 level in serum.

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ポスドク研究発表候補者

【No.1(英語発表)】

  • 氏名: Sang Youn Hwang
  • 身分: Post-Doctoral Researcher
  • 所属: Organization of Advanced Science and Technology, Kobe University, Japan
  • 連絡先:  078-803-6462
  • 研究発表タイトル:Post-insertion fabrication of protein-anchoring liposome for active targeting to breast cancer cell
  • 発表要旨:
    Many biological molecules such as peptides and proteins are frequently used as immobilized to solid surfaces. In order to immobilize the biomolecules efficiently to a solid surface while maintaining their functions and activities, the matrixsurfaces often need to be modified for ‘biocompatibility.’ Liposome, a vesicle consisting of phospholipid bilayer andcontaining hydrophilic core and hydrophobic lipid bilayer on the outside, is one of the biocompatible surfaces. We have experimentally demonstrated that oleyl chain of the BAM (biological anchor for cell membrane) molecule can be effectively inserted into a phospholipid bilayer. The BAM, consisting of oleyl group conjugated via PEG chain to NHS, could easily form a complex with a protein by amide formation. To investigate the specificity of BAM molecule to lipid layaer, QCM (quartz crystal microbalance) and SPR (surface Plasmon resonance) were used. Using the lipophilic interaction, it can be inserted to the lipid bilayer to form a plane or a vesicle with the proteins exposed outside. Aslo, the liposome anchoring EGF (epidermal growth factor) via BAM was successfully targeted to a breast tumor cells expressing EGFR on their surface. It is expected that this protein-decorated surface can be used for selective binding or active targeting.

【No.2(英語発表)】

  • 氏名:Kevin Montagne (ケヴィン・モンテーニュ)
  • 所属:東京大学生産技術研究所・第4部・酒井康行研究室
  • 連絡先:  03-5452-6349
  • 研究発表タイトル:Development of a micropatterned cell array with an integrated optical oxygen sensor
  • 発表要旨:
    Micropatterned cell arrays offer many potential applications for basic cell biology and high-throughput drug discovery. One important marker of cellular metabolism is oxygen consumption. Monitoring cellular oxygen consumption can be done by measuring oxygen concentrations in or around cells using oxygen-sensitive fluorescent dyes. When monitoring oxygen consumption in miniaturized cell arrays, high spatial resolution is required. Here, we describe a simple process to fabricate a micropatterned cell array with an integrated oxygen-sensitive membrane which emits fluorescence when oxygen concentration decreases. We speculated that by cultivating cells directly on the sensor, the fluorescence would be enhanced under the cells as cells consume oxygen. By using conventional fluorescence microscopy, we effectively observed real-time oxygen consumption by the patterned cells. Monitoring of cellular oxygen consumption could be carried out for a week and the effect of the respiration inhibitor NaCN on HepG2 cell respiration could be investigated in time-course and dose-response experiments.

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【No.3】

  • 氏名: 富澤 祐一(とみざわ ゆういち)
  • 所属: 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 バイオ機能・組織化領域 高村研究室
  • 連絡先:   0761-51-1663
  • 研究発表タイトル:微小流体デバイスを用いた一細胞配列、破砕技術に基づく個別細胞解析
  • 研究要旨: 
    細胞1つ1つを個々に解析することは、生命メカニズムの理解、発生と分化、抗体医薬、癌治療、再生医療、個々人に対する治療といった研究・開発の場において、その重要性を増している。今回、一細胞から抽出した試料が損失する可能性を抑えることと、試料操作の自動化による省力化を目的として、一細胞の捕捉から遺伝子解析までを統合化したマイクロチップの開発を行ったので報告する。

【No.4】

  • 氏名: 佐野 卓磨 (さの たくま)
  • 所属: 独立行政法人・産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門
  • 連絡先:  03-3599-8941
  • 研究発表タイトル:固相トランスフェクションにおける抗インテグリン抗体の効果
  • 発表要旨:
    固相トランスフェクション法は、様々な哺乳動物細胞のトランスフェクションのミニチュア化に有効な方法と考えられるが効率を制御するための技術が求められる。我々は抗インテグリン抗体に固相トランスフェクションの効率を上げる効果があることを見出した。今回は抗インテグリン抗体がトランスフェクションに及ぼす効果の汎用性について検討し、接着細胞と浮遊細胞での違いを見出したので報告する。

【No.5】

  • 氏名: 十河 孝浩
  • 所属: 京都大学 生命科学系キャリアパス形成ユニット 川村グループ
  • 連絡先:  075-753-9303
  • 研究発表タイトル:抗体-IL-2 受容体キメラを用いた遺伝子導入T 細胞の増殖制御
  • 発表要旨:
    近年、がん患者のT 細胞をex vivo で活性化させて増幅し、患者体内に再投与して腫瘍細胞を攻撃させるという治療法が注目されているが、投与したT 細胞の増殖制御が困難であるため十分な治療効果は得られていない。本研究ではIL-2 シグナルを利用してT 細胞の増殖制御を行うことを考え、抗原-抗体反応を用いてIL-2 シグナルを模倣できる抗体-IL-2 受容体キメラを作製した。このキメラをT 細胞へ導入することにより、抗原依存的に遺伝子導入T 細胞の増殖を制御することに成功した。

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Published by 学会事務局 on 04 12月 2009

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会
第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~

【セルプロセッシング計測評価研究部会】第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~  2010年7月4日(日)13:00~16:30

 

 

本年も、第2回若手研究シンポジウムが開催されます。⇒活動報告はこちら

タイトル: 「第2回 若手研究シンポジウム 次世代を担う生物工学技術」

日時: 2010年7月4日(日曜日) [若手会夏のセミナー終了後] 13時00分~16時30分
場所: 倉敷シーサイドホテル 206会議室(2F)

目的:
生物工学(セルプロセッシング計測評価分野)における
若手研究者(ドクター、ポスドク)の研究奨励および表彰
 

プログラム:
12:00-13:00  昼食(会場食堂にて)
13:00-13:10  Opening Remarks+研究部会およびシンポジウム主旨紹介
13:10-14:25  研究発表(ポスドク)  5名  発表8分、質疑7分
14:25-14:35  休憩
14:35-15:50  研究発表(博士課程) 5名  発表8分、質疑7分
15:50-16:20  優秀研究発表に対する表彰 (ポスドク 1名、博士課程 1名) 写真撮影
16:20-16:30  Closing Remarks
 

オーガナイザー:  伊野浩介(東北大学)、清水一憲(京都大学)、加藤竜司(名古屋大学)
 

本シンポジウムでは、素晴らしい研究発表を行われた若手研究者(ドクター部門・ポスドク部門、各部門1 名)に対して本研究部会よりYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)の表彰を行います。

若手研究者(ドクター・ポスドクの方)の応募は、研究部会員と関係なく受け付けております。(発表者には後日入会をご案内)。

みなさま奮ってご応募ください。

締切: 6月16日(水曜日)

応募要項・方法

応募要旨

連絡先:
京都大学大学院 薬学研究科 清水一憲 
Kazunori Shimizu, Kyoto University
E-mail

 

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Published by 学会事務局 on 04 12月 2009

【セルプロセッシング計測評価研究部会】
第1回 Young Researcher’s Award(研究奨励賞)受賞者紹介

博士課程部門

佐々 文洋

  • 所属:筑波大学 数理物質研究科物性・分子工学専攻鈴木・福田研究室
  • 演題:バイオケミカルマイクロプロセッサの開発
  • 要旨:ナノリットルオーダーの複数の微小液滴をマイクロ流路中で操作するデバイスを開発した。このデバイスの特徴は、任意の種類の溶液を、任意の比率、任意の手順で混合し、様々な生化学分析を一枚のチップ上で実現できることである。微小溶液操作により、酵素反応を利用したL-グルタミン酸含有サンプルの同時分析、電気化学センサを利用した過酸化水素検出などを実行し、本デバイスの有用性を実証した。

佐々文洋様と高木部会長    表彰状
      佐々文洋様(左)と高木部会長

博士研究者部門

佐野 卓磨 様

  • 所属:独立行政法人・産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門
  • 演題:固相トランスフェクションにおける抗インテグリン抗体の効果
  • 要旨:固相トランスフェクション法は、様々な哺乳動物細胞のトランスフェクションのミニチュア化に有効な方法と考えられるが効率を制御するための技術が求められる。我々は抗インテグリン抗体に固相トランスフェクションの効率を上げる効果があることを見出した。今回は抗インテグリン抗体がトランスフェクションに及ぼす効果の汎用性について検討し、接着細胞と浮遊細胞での違いを見出したので報告する。

佐野卓磨様と高木部会長     表彰状
    佐野 卓磨様(左)と高木部会長

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Published by 学会事務局 on 25 11月 2009

生物工学会誌 – 87巻11号

 

Published by 学会事務局 on 25 11月 2009

【随縁随意】日本の技術の国際競争力 – 吉田 敏臣

日本の技術の国際競争力 – 東南アジアにおける環境ビジネスを例に –

生物工学会誌 第87巻 第11号
吉田 敏臣

環境汚染の問題はいまや全地球的な重要課題となっている。アジア地域では、急速な経済成長により環境負荷の増大がめざましく、各国政府はそれらに対応できる政策を打ち出す必要に迫られている。東南アジア諸国では、開発レベルに応じて必要とされる環境インフラストラクチャーが異なる。

たとえば、ベトナムでは下水、し尿処理、産業・有害廃棄物の処理、大気観測と、未整備のものが多く、インドネシアでは下水、し尿処理、医療廃棄物、産業・有害廃棄物の焼却が未整備となっている。タイで未整備となっているのは産業・有害廃棄物の焼却である。これらの問題の解決のために、各国では国際的市場で供給される装置や技術などの最新のリソースの中から経済事情に見合う選択肢を探りながら、公共投資、民生事業、企業活動などいろいろなレベルで事業展開が行われている。

ここで、わが国経済産業省近畿経済産業局が最近行った調査(平成20年3月発表「平成19年度近畿地域における環境・省エネビジネスの戦略的アジア展開支援に係る調査」)に関わった経験から、日本の環境技術を普及・展開する国際戦略を考えてみる。

世界における環境産業の競争力という観点から各国の力を比べると、アメリカが世界で最強であり、ついでドイツ、さらにフランス、日本、英国が続き、日本は第4位にとどまる。アメリカ企業はサービス部門で圧倒的強さを持っており、アジア諸国でもコンサルタントとして活動できる人材が豊富である。ドイツは廃棄物処理に強みを持っている。フランスと英国は、上下水道で他国を圧倒している。日本は水処理と大気汚染対策のプラントの部分で世界をリードしている。そのなかで、アジアにおける1999年の環境装置輸出のシェアは、日本39%、アメリカ27%、ドイツ9%である。これは1995年の実績から比べると、日本のシェアは43%から低下し、アメリカのシェアは23%から増加している。日本の場合国内で培われた高スペック技術を保有しているものの、対外的な販売を目指すときには極端に低い価格を提示しなければ受注できないという状況がある。

日本企業の競争力の低下を招いた理由として次のようなものが考えられる。欧米企業は事業運営まで含めた提案が可能であるが、日本企業はプラント輸出が中心である。欧米企業は価格に見合った品質のプラントや装置を提案できるのに対し、日本企業は日本市場で標準となっている仕様をそのまま持ち込むので、相手国のニーズに対して高価な仕様の提案となる。欧米企業は現地化を積極的に進めるのに対して、日本企業は基本的に日本から装置を輸出することを前提にしている。欧米企業は事業運営で利益を上げるという考え方があるが、日本企業は装置やプラントの輸出で利益をあげるという考え方である。また、アメリカはアジアでの環境技術サービスの支援を目指して、US-AEP(United States-Asia Environmental Partnership)プログラムを策定し、アジア諸国9カ国2地域で合計15都市に事務所を開設して技術協力を行っている。このプログラムを利用して、アメリカの各企業は現地に密着してきめの細かいサービスを提供できる現場対応型の事業態勢を展開することができる。

このような情勢において、今後日本はどのような戦略でもって国際的マーケットで生き残りそして事業の発展拡大を図るかをいろいろな立場で考えねばならない。政策的なこととして、近畿経済産業局が検討している中で指摘されているが(上記報告書)、日本の環境ビジネス企業によるアジアでの事業展開を促進するための当面の課題は、現地ニーズに関する情報の入手、現地パートナー企業の発掘、海外展開に必要な人材確保、日本が提供する技術の現地化であり、それらを解決するための政策としては、情報収集の支援、国の海外展開支援ツールの活用促進、相手国関係者との交流の場の提供、GAP(Green Aid Plan)など国のアジア支援の施策を活用した人材育成や情報発信の支援が考えられる。さらに、日本と相手国政府・自治体の協力のもと両サイドの企業体からなるネットワークを連携させるビジネスネットワークを構築し、種々の問題の解決に活用することが考えられている。

一方科学技術プロパーのセクションから考えてみる。日本は科学技術立国を標榜すべきだという見解があり、得意の物作り精神でいろいろと工夫を凝らし独自の優秀な製品を作り出して競争力を高めてきたといわれている。日本人はいろいろの状況に対応して最適のものを作り出す能力を有しているわけで、東南アジア諸国の現実に応じた解決策は現場に赴いてその中から見いだすのがより効果的であると言える。また、日本の科学技術を競争力のあるものにするためには、シャープな掘り下げだけでなく、知識を豊かにし幅広い経験を培ったうえで柔らかい頭で工夫を行うことが必要である。われわれ科学技術に携わる者は、鳥瞰的見方をもって戦略的に計画・設計を進めて、融通性豊かで競争力のある技術の展開を目指して努力をすることが必要であることを痛感する。


著者紹介 大阪大学名誉教授、日本生物工学会名誉会員、大阪府環境農林水産総合研究所(所長)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 11月 2009

【年次大会】第61回 日本生物工学会大会(2009)後記

生物工学会誌第87巻11号掲載

大会実行委員長 本多 裕之

日本生物工学会の第61回大会を,平成21年9月23日(水)から25日(金)の3日間の日程で,名古屋大学東山キャンパス(一般講演=工学研究科1号館,IB電子情報館,工学研究科7号館,シンポジウム=IB電子情報館,全学教育棟本館)をお借りして開催いたしました.多数の会員の皆様のご参加と,出展いただいた関連企業の皆様のご協力を得て無事実行することができました.参加者の皆様,ならびに高見澤支部長を始めとして中部支部からお手伝いいただいた実行委員の皆様,会場を拝借した名古屋大学の関係者の皆様,また特に事前準備から大会期間中もあちこち奔走いただいた中野先生はじめ準備委員の先生方,実直に仕事を全うしてくれたアルバイト学生諸君に厚く御礼申し上げます.ここに大会の開催につきまして,以下のようにご報告申し上げます.

初日は雨がぱらついたが,以降は天候にも恵まれて実行できた.何よりインフルエンザの心配も杞憂に終わり,準備した2000 枚のマスクがほとんど使われずに済んだことは喜ばしい限りであった.今大会は,生物工学会では初めて一般講演を含むすべての講演をPCプロジェクターで発表していただいた.大きなトラブルもなく円滑に運営でき,おおむね好評であった.また初めて,すべての受賞講演を授賞式に続けてご講演いただき,シンポジウムを一般講演と切り分け最終日に集中させた.シンポジウムの並行開催には賛否両論あるが,オーガナイザーの皆様のご努力もあり,極端に参加者が少なくなることもなく,今後も継続検討に値する実行方法であろう.

講演件数は,一般講演589演題,シンポジウム19テーマ109演題,招待講演5演題,受賞講演7演題,あわせて710件であった.有料参加者数は,正会員761名,学生会員353名,非会員334名の合計1448名であった.予約参加者数は1020 名であった.秋の大型連休の最終日が大会初日,インフルエンザの流行,ということで参加者の減少が懸念されたが,逆に過去最高であった.今大会から参加費がクレジット決済で支払い可能になったことも参加しやすい環境つくりの一助になったのかもしれない.展示会はIB 電子情報館中棟のプレゼンテーションスペースを使って実施され,出展ブースは28社35コマに達し,これまでになく多くの企業にご出展いただけた.

大会初日午前中に授賞式がとりおこなわれた.飯島信司会長の挨拶,授賞経過報告に続き,生物工学賞(塩谷捨明氏),生物工学功績賞2件(田谷正仁氏,山田 隆氏),生物工学功労賞(安部康久氏,石川陽一氏),生物工学奨励賞(斎藤賞)(杉山峰崇氏),生物工学奨励賞(照井賞)(滝口 昇氏),生物工学技術賞(古田吉史氏ら),生物工学アジア若手賞(Suchada Chanprateep 氏),生物工学論文賞7 件(鮫島結香氏ら,古田吉史氏ら,渡邉貴嘉氏ら,馬場健史氏ら,高屋朋彰氏ら,京極健司氏ら,Gianni Ciofani氏ら)の各賞が授与された.あと,生物工学功労賞の受賞の挨拶,ならびに生物工学賞,生物工学功績賞,生物工学技術賞の受賞講演があり,昼食後,斎藤賞,照井賞,およびアジア若手賞の受賞講演も引き続き同会場で行われた.

授賞式にて

授賞式にて.前列向かって左から,塩谷,田谷,山田,川戸(安部代理),石川,杉山
後列向かって左から,滝口,馬場,古田,高屋,Chanprateep,西島,鮫島
Ciofani,丸岡,Migliore,渡邉(敬称略)

1日目15時から2日目19時近くまで12会場に分かれて一般講演が行われ,大会3日目は主な会場を全学教育棟に移し,15 会場に分かれてシンポジウムが行われた.また,一般講演のうち,特に話題性が高いと思われる19演題を実行委員会で選出した.これらの演題は,科学技術振興機構の後援をいただいて,3 日目午前に「トピックスシーズ発表会」と題して,少し長めに時間をとって研究背景や応用分野をわかりやすく発表していただく機会を設けた.講演要旨を掲載したトピックスシーズ集を作成し無料配布した.また,同じく3日目午前に特別セミナーとして修士・博士課程在学者をはじめ若手研究者を対象とした「若手理系人のためのキャリアセミナー」も開催した.

懇親会は初日の夕刻,大学から地下鉄で15 分にあるメルパルク名古屋で開催した.また,懇親会前の時間を使って酒造技術者名刺交換会として,地元の酒蔵の技術者と,学会理事および灘・伏見の大手酒造メーカー技術者とのクローズドな懇談会も実施した.30名の参加者で,寄付の地酒を品評しながら酒造業界の今後について熱く語られた.懇親会は,招待者を含め350名の参加を得て,ホテルで最も広い会場が狭く感じられるほどの盛況であった.東海4県の酒造メーカーおよびビール各社からご提供いただいた酒類と料理が並び,天むす,ひつまぶし,味噌串かつ,手羽先などの“名古屋めし”の屋台も5つ出て皆様に満足いただけた.次回開催地の九州支部長園元先生,宮崎大学の水光先生からは,プロジェクターを使った紹介があり,興味を引く演出であった.

環境・食料・医療など我々を取り巻く社会問題は広く,本会から発信される新技術への期待感は非常に大きい.日経バイオテクノロジーオンラインで一般講演のうち8件がニュースに掲載されたことも注目に値する.今後ますます活発な学会発表と議論を期待し,今大会に参加された多数の皆様,ご協力いただいた皆様に重ねて感謝申し上げ,大会後記とする.

一般講演会場

一般講演会場にて

シンポジウム講演会場

シンポジウム会場にて

展示会場

展示会場にて

親睦会・鏡割り

懇親会・鏡割り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 24 11月 2009

【研究部会】第8回脂質工学研究部会講演会

日本生物工学会脂質工学研究部会は、2010年1月22日(金)に、第8回脂質工学研究部会講演会を開催いたします。

日時:2010年(平成22年)1月22日(金)
場所:大阪市立工業研究所(大阪市城東区森ノ宮1-6-50)

詳しくはこちらから

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 24 11月 2009

【研究部会】第8回脂質工学研究部会講演会

主催:日本生物工学会脂質工学研究部会

►このページの印刷用(PDF)はこちら

日時 2010年(平成22年)1月22日(金)13:00~
場所 講演:地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 講堂(大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
懇親会:ラパス森之宮店(大阪市城東区森之宮1-6-111,近鉄森之宮ビル1階)
交通 JR大阪環状線森之宮駅,地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森之宮駅(4番出口)下車
阪神高速道路の高架沿いに東へ300 m,赤十字血液センターの角を北へ300 m,森之宮小学校北隣(徒歩約10分)
参加費 参加費2,000円,懇親会費3,000円(ただし,いずれも学生無料)
定員 100名(先着順)
申込方法 E-mailまたはFAXにて,住所,氏名,所属,メールアドレスなどを明記の上,下記宛に.
※お申込みいただいたお名前などの個人情報は,参加確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません.
申込先 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩
TEL. 06-6963-8073  FAX. 06-6963-8079
E-mail:

プログラム

  • 13:05~13:45 
    構造油脂の酵素的調製とその酸化防止」
     …………原 節子(成蹊大学理工学部)
     
  • 13:45~14:25 
    「健康に寄与できる組換え動物性食品開発を目指して:
     植物由来脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の哺乳動物での機能的発現」

     …………佐伯 和弘(近畿大学生物理工学部遺伝子工学科)
     
  • 14:25~14:55 
    「健康食品アラビタの開発」
     …………遠藤 秀爾(サントリーウエルネス・健康科学センター開発設計部)
     
  • 14:55~15:25 
    「高純度トリアシルグリセロールを使用した研究」
     …………溝部 帆洋(月島食品工業・研究所新規素材研究室)
     
  • 15:40~17:30 若手などによる研究発表(演題は未定)
     
  • 18:00~  懇親会

 

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Published by 学会事務局 on 24 11月 2009

緊急![事業仕分けに関する意見募集](2009/11/24)

   会長 飯島 信司

平素は当会の活動にご理解ご支援を頂き有難うございます。昨今のマスコミ報道にありますように、現在、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が行われており、来週には大学運営交付金や科学研究費補助金およびグローバルCOEなども仕分けの対象となっております。

http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html

これまでの結果を見ますと、「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」事業の実質的中断や、理研スプリング8予算の大幅削減など、日本の研究推進にも重大な影響を及ぼしかねない提言がなされています。

また、重大な問題として、若手研究者育成の一環としての学術振興会・特別研究員事業の縮小が評決結果に盛り込まれているなど、このままでは、我が国の科学技術の未来にきわめて重大な影響を与える可能性が高いと言わざるを得ません。

文科省の担当部署でもこの結果に危機感を募らせており,研究者からの意見(パブリックコメント)を求めているとのことですので、意見のある方は担当副大臣・政務官(中川正春・後藤斎)へのメール(nak-got@mext.go.jp)宛に意見をお伝え下さい。(様式自由,必ず「メールの件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入してください)とのことです。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

なお、文科省のホームページでは、意見送付の期限を「予算編成にいたる12月15日までに」としていますが、効果のあるのは早めの意見送付だとのことですので、できますれば本日中にでもコメントをお送りください。
 

【参考】

行政刷新会議ホームページ(http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html)において、下記の結果が示されています。

  1. 競争的資金に関する事業仕分けの結果(11月13日)
    • 事業番号3-20  競争的資金(先端研究):予算は整理して縮減、一元化も含めシンプル化

    • 事業番号3-21  競争的資金(若手育成研究):予算要求の縮減

    • 事業番号3-22  競争的資金(外国人研究者招へい):予算要求の縮減 

    • 事業番号3-39  競争的資金(女性研究者支援):予算要求の縮減
       

  2. 関連する研究機関の評価(11月13日)

    事業番号3-18 独)理化学研究所 

 i) 植物科学研究事業(理研植物科学研究センター):1/3程度予算縮減
  ii) バイオリソースセンター:1/3程度予算縮減
 iii) 大型放射光施設 Spring-8:1/3から1/2程度予算縮減

 理研バイオリソース事業についてのサイト:  http://www.brc.riken.jp/

 

Published by 学会事務局 on 16 11月 2009

JBB Special Issue (APBioChEC’09 講演要旨集)

APBioChEC’09の講演要旨集が、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB)のSpecial IssueとしてScienceDierctにてオンライン公開されました。

日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員)は、Special Issueについても無料で閲覧することができます。

JBB有料購読者及び、団体会員、賛助会員の皆様には、Special Issue冊子体を生物工学会誌11月号と共に送付いたします。

ユーザー登録方法について

Published by 支部:関西 on 11 11月 2009

【関西支部】第96回醗酵学懇話会のご案内

日本生物工学会関西支部では、平成22年1月29日(金)に第96回醗酵学懇話会を開催いたします。

  • 講演および懇親会
    サンシャインワーフ神戸コミュニティホール  神戸市東灘区青木1-2-34 (TEL: 078-414-1516)     
  • 見学
    宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28 (TEL: 078-452-2851)

詳しくはこちらから

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:関西 on 11 11月 2009

【関西支部】第96回醗酵学懇話会

標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.

このページの印刷用PDFはこちら

日時 2010年1月29日(金)13:30~18:00
場所 講演および懇親会:サンシャインワーフ神戸コミュニティホール 
              神戸市東灘区青木1-2-34(TEL: 078-414-1516)
見学:宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28(TEL: 078-452-2851)
講演 13:30~15:20
  • 「可視化プローブが拓くケミカルバイオロジー研究」(大阪大学大学院工学研究科) 菊地 和也
  • 「本みりんの調理効果と機能について」(宝酒造(株) 研究開発センター) 髙倉 裕
見学 15:30~16:20 宝酒造(株)白壁蔵
懇親会 16:30~18:00 サンシャインワーフ神戸コミュニティホール
参加費 1,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
懇親会会費 2,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
定員 70名(定員になりしだい締め切ります)
申込み方法 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
申込先 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164
E-mail: 
交通 阪神本線「青木駅」下車 徒歩約10分
JR神戸線「摂津本山駅」下車 タクシー約10分
アクセスマップ

講演1 「可視化プローブが拓くケミカルバイオロジー研究」

     大阪大学大学院工学研究科  菊地 和也

 化学研究を基盤にライフサイエンス研究に挑むケミカルバイオロジー研究に近年着目が集まってきたが,この端緒を拓いた研究としてFura-2を代表とした蛍光イメージングプローブ研究が果たした役割は大きい.これらの分子プローブの開発が元になり,1990年以降のGFP(緑色蛍光蛋白質)の生物応用が発展し,昨年のノーベル化学賞の受賞対象研究が展開された.本講演においては,可視化分子プローブの開発の経緯と最先端のイメージング技術についての紹介を行う予定である.
 

講演2 「本みりんの調理効果と機能について」

    宝酒造(株) 研究開発センター  髙倉 裕

 日本料理に欠かすことのできない本みりんは,家庭料理ばかりでなく,うどん・そばのつゆ類や,焼き肉・うなぎの蒲焼のたれ類などの加工食品においても用途開発が進み,幅広い分野で使用されている.本講演では,本みりんの歴史,その原料や製造方法,さらに調理効果や最近明らかにされてきた機能について紹介する.


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Published by 支部:関西 on 11 11月 2009

【関西支部】バイオサイエンス・セミナー「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」

 バイオサイエンス・セミナー「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。

 本年度の「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業としてバイオ・カフェ&ラボ「聴いて判ろう,やって解ろう!バイオの疑問」と題して開催します。これは,体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する説明をブース形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。

 体験実験は、鳥レバーからのDNA抽出とパン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は合計4つの実験を体験できます)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。 

「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2009」ホームページ

http://biocafe.kobe-c.ac.jp

 

開催日時 2009(平成21)年12月23日(水・祝) 9:30~16:30
開催場所 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟
アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html
対象 中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員
募集人数
  1. とことん実験コース:50名
  2. いろいろ実験コース:40名         
※いずれかのコースをお選びください。
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます.)
申し込み締切日 11月30日(月)
申し込み方法 参加を希望される方は、
①氏名、
②学校名・学年、
③連絡先住所、
④連絡先電話番号、
⑤電子メールアドレス(お持ちの方)
⑥希望コース名
を明記の上、下記まで電子メールもしくはFAXでお申し込みください。
折り返し、受付完了の連絡および参加証を郵送させていただきます。
申し込み・問い合わせ先 日本生物工学会 関西支部事務局 
庶務担当 藤田 憲一
大阪市立大学大学院 理学研究科
生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内
〒599-8531 大阪市住吉区杉本3-3-138
TEL:06-6605-2580 FAX:06-6605-3164
E-mail:

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Published by 支部:関西 on 11 11月 2009

【関西支部】バイオカフェ&ラボ2009のお知らせ

日本生物工学会関西支部では、2009年12月23日(水)に、中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座を開催いたします。

詳しくはこちらから

申込締切は11月30日(月)です。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。

 

Published by 学会事務局 on 11 11月 2009

『別冊キャリアパス』予定配布終了のお知らせ

『別冊キャリアパス-生物工学研究者の進む道』は、予定配布を終了しました。
たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。

和文誌編集委員会

Published by 学会事務局 on 28 10月 2009

【本部だより】公益法人制度の施行と日本生物工学会

公益法人化検討WG委員長:加藤 純一
庶務担当理事:清水  浩

本年「生物工学会誌」6月号,およびHPに掲載された飯島信司会長の就任の挨拶にもありますように,平成20年12月1日をもって公益法人制度が施行され,日本生物工学会も従来の社団法人から何らかの新しい組織へと生まれ変わる必要があります.

日本生物工学会の理事会・支部長会では塩谷捨明前会長の時代から,継続的にこの問題について検討を重ねてまいりました.我が国の生物工学の進歩普及を図り,もって学術の進歩に貢献してきた日本生物工学会としては,この際,公益法人の道を目指すべきであると考えています.公益法人化に向けた取り組みの現状,認定後の予想される当学会の姿をご説明申し上げ,会員の皆さまからのご意見を頂戴したいと考えています.

1.公益法人とは

重要なポイントは,公益法人化は平成20年度に施行されました公益法人制度により,法的に公益性基準を満たした場合にのみ認められるということです.多くの会員の方は,学会のようないわゆる一般常識に照らして公共性のある活動をしている組織は,公益法人として認定されることは当然のことと思われるかもしれません.公益社団法人として認定を受けようとする社団法人は,法的な公益性基準に基づいて事業の公益性を主張した上で,認定法に基づいて国会同意を得て選ばれた委員より構成される公益認定等委員会に申請し認定を受ける必要があります.当然,公益性を担保するための活動内容が求められ制約も受けます.ここでは,公益法人として認められた場合のメリットとデメリットについて述べます.

2.公益認定を受けるメリットとデメリット

学会が公益社団法人認定を受けるメリットは何でしょうか? 図1ではメリットの項目を挙げ,同時にデメリットを示しています.日本生物工学会が公益社団法人として認定されますと,

 図1. 公益社団法人認定の流れ

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【メリット】

  1. 公益性に基づく,従来の学会活動との整合・地位向上
    従来より行われてきた日本生物工学会の生物工学分野における数々の学術活動の重要性が広く認められ,一般の方への認知度が高まります.
     
  2. 学問分野,会員の社会的地位向上;社会的信用の維持
    学会の社会的信用やブランド価値が向上します.学会員の社会的地位向上に直結するばかりか,次世代の優秀な生物工学研究者が集まることにつながると考えています.
     
  3. 組織を見直すことによる学会活性化の機会
    学会の恒常的な活動・組織の見直しによって学会が常に活性化することにつながります.公益社団法人に一度認定されたとしても公益社団法人に留まるためには,認定を永続的に満たす必要があります.これは活動の制約にもつながりますが会員の学会活動に公益性があるという自負,絶えざるチェックにもつながります.
     
  4. 税務上の優遇措置(公益法人)の享受
    公的に公益性のある組織として認められた場合,税務上の優遇措置を受けることができます.
     
  5. 税務上の優遇措置(寄附者)の享受
    寄附者に対しても税制上の優遇措置があるため,寄附を受けやすくなります.

 

【デメリット】

  1. 公益認定基準による活動の制約
    公益性の認定基準を受ける必要があり,事業内容の50% 以上は公益性を持つものでなければなりません.営利目的のあるような事業については制約を受けます.会計上も,支部活動,研究部会活動などと連結決算をする必要があるため,事務的な負担も増えます.
     
  2. 行政庁による厳しい監督
    公益認定を受けた場合,申請時のみならず,継続的に行政庁による厳しい監督を受けると予想されます.
     
  3. 公益認定の取消しを受けた場合のリスク
    なんらかの理由で公益認定の取り消しを受けた場合,それまでに築かれてきた信用を失い,解散ということもあり得ます.


以上のように,公益法人として認定を受けた場合のメリットとデメリットを比較すると,メリットの方がきわめて大きいと考えられます.社会的な信用が向上すれば数々の競争的資金の獲得においても有利になる可能性が高いのではないかと考えられます.

3.日本生物工学会の事業は公益目的か?

改めて,現在日本生物工学会が行っている事業は,公益目的の事業であるか見てみましょう.学会HPに掲載されています定款,各年度の本部,支部,研究部会の事業は公益目的事業の判断基準として挙げられる「不特定多数者の利益の増進に対する寄与」,「受益機会の公開性」の2点と整合しています.

法律では,公益認定対象事業を23項目に定めていますが,その中で,日本生物工学会の各事業が該当するものとして,
 

  • 1. 学術・科学技術の振興
  • 2. 文化・芸術の振興
  • 4. 高齢者の福祉の増進
  • 7. 児童又は青少年の健全な育成
  • 9. 教育,スポーツ等を通じて国民の健全な発達に寄与または豊かな人間性の涵養
  • 15. 国際相互理解の促進
  • 19. 地域社会の健全な発展
  • 20. 公正かつ自由な経済活動の機会の確保及び促進並びに活性化による国民生活の安定向上
  • 21. 国民生活に不可欠な物資,エネルギー等の安定供給の確保


があります.これをさらに進めるには本部と支部とが一体となった活動が必要ですし,各委員会,研究部会の一体となった活動の充実をはかる必要があります.

また,公益認定を得るためには,将来を展望した定款・諸規程の改定,役員などの選任法の改定,国際的貢献の位置づけ,関連学協会との連携など検討課題が多くあります.例えば,評議員会が廃止され,代議員からなる社員総会の重要性が増します.

現在,多く存在する法人の階層化・差別化につながりかねない今回の公益法人化に際して,現理事会は責任を持って最善の結果を得るよう努力を重ねるつもりです.また,公益法人化に向けて実質的な作業を行う公益法人化検討WGも設けられました.会員各位のご理解とご協力をお願いしたいと思います.

なお,会員各位におかれましては,公益社団法人認定に向けて,ご意見をいただければ幸いであります.

■ 関連記事: 【本部だより】公益社団法人申請 – 新定款案に対するご意見募集-


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Published by 学会事務局 on 26 10月 2009

生物工学会誌 – 87巻10号

  • 巻頭言“随縁随意”
  • 特集「バイオマスからのバイオ燃料/有用物質の生産:バイオ技術によるバイオマス再資源化」
    • pdf特集によせて…柿薗 俊英…(468)
    • セルロース系バイオエタノール製造におけるバイオ技術…澤山 茂樹…(469)
    • 堆肥化の解析から見えてきた微生物複合系の性質…春田 伸…(472)
    • マリンファーメンテーション技術の開拓と水産バイオマスの利用…内田 基晴・三好 達夫…(475)
    • 光合成細菌による環境浄化および再資源化技術の開発…佐々木 健・竹野 健次…(478)
    • 乾式メタン発酵による有機性廃棄物からのメタン回収
    • …藪 宏典・坂井智加子・藤原 朋子・中島田 豊・西尾 尚道…(481)
    • 高速高効率バイオブタノール生産システムの開発…田代 幸寛・園元 謙二…(484)
    • 有機廃棄物の再資源化バイオ技術/バイオ燃料の生産…西尾 尚道…(487) 
  • ノート
  • バイオミディア
    • 出芽酵母のメタボ化状況…木村 和義…(496)
    • 特殊微生物による石油汚染土壌の浄化 ~微生物の機能に着目して~…松宮 芳樹…(497)
    • タンパク質の結晶構造解析を通して得られる予期せぬ発見…田中 良和…(498)
    • バイオ燃料と微生物発酵…正木 和夫…(499)
    • 糸状菌だけでエタノール発酵?…星野 一宏…(500) 
  • Branch Spirit
  • スピーカーズ・コーナー
    • 糖質科学の語らい ~また来たくなる味…田村 巧…(502)
  • Fuji Sankei Business i. ………(503)
  • Germination
    • 大学生活 ~研究と体育会活動~…元野 誠…(505)
  • pdf今月の Journal of Bioscience and Bioengineering …(506)
  • 談話室
    • 異文化との衝突による洗練 ~日本酒のこれから…桜井 博志…(507)
  • バイオインフォメーション…(508)
  • pdf本部だより…(510)
  • 支部だより…(512)
  • 事務局より…(513)

 

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