Published by 学会事務局 on 25 11月 2011

生物工学会誌 – 89巻11号

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Published by 学会事務局 on 16 11月 2011

【年次大会】創立90周年記念大会HPを公開しました

2012年10月23日(火)~26日(金)に神戸で開催される日本生物工学会創立90周年記念大会のホームページを公開しました。このホームページでは、「講演要旨登録」「大会参加申込」のウェブ受付に加え、大会のトピックスやイベント紹介など盛りだくさんの情報を発信していきます。

多くの方の本大会へのご参加を心よりお待ち申し上げます。

公益社団法人日本生物工学会
創立90周年記念大会(第64回年次大会)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2012/

Published by 学会事務局 on 16 11月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年11月16日付で、第18回「応用広がるメタボローム解析技術」が掲載されました。

掲載記事:「応用広がるメタボローム解析技術」pdf

次回は、2011年12月21日(水)掲載予定です。

 

過去の掲載記事

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 支部:中部 on 09 11月 2011

【中部支部】生物工学セミナー「企業の研究とは?」

日本生生物工学会中部支部では、2012年1月6日(金)に、『生物工学セミナー「企業の研究とは?」』を開催いたいます。今回のセミナーでは、第一線で活躍する企業の研究者をお招きして、一緒に討論へ参加することで生物工学をより身近なものに感じてもらうことを目的としています。⇒詳しくはこちら

日時: 2012年1月6日(金) 13:30~17:00 
場所: 福井県立大学交流センター(福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1)

多くの方のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:中部 on 09 11月 2011

【中部支部】生物工学セミナー「企業の研究とは?」

日本生物工学会中部支部では、学会の支持活動の一環として種々のセミナーを企画しています。今回のセミナーでは、第一線で活躍する企業の研究者をお招きして、一緒に討論へ参加することで生物工学をより身近なものに感じてもらうことを目的としています。

印刷用ポスターpdf(348KB) 中部支部生物工学セミナー「企業の研究とは?」 ポスター

後援: 福井県立大学、福井大学、福井県                

日時 2012年1月6日(金) 13:30~17:00 
場所 福井県立大学交流センター
アクセスマップ外部リンク
参加費 無料
問合せ先 〒910-1195  
福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島 4-1-1 
福井県立大学 生物資源学部 生物資源学科
分子機能科学研究領域 微生物機能学分野 
木元 久(庶務係)
TEL: 0776-61-6000(内線3402)  
FAX: 0776-61-6011
E-mail:

   

プログラム

  • 13:30~13:35 開会の辞………………本多 裕之  (日本生物工学会中部支部・支部長) 
     
  • 13:35~14:15 
    講演1 「産業用酵素~基礎から応用まで」 
         …橋田 みよ子(ノボザイムズ ジャパン株式会社・上席研究員)
     
  • 14:15~14:55 
    講演2 「日本の強み”実学”と“ものつくり”」 
         …横関 健三 (味の素株式会社 バイオファイン研究所アドバイザー
            京都大学大学院農学研究科・産業微生物学講座(寄付講座)・客員教授)
     
  • 14:55~15:15 コーヒーブレイク
     
  • 15:15~15:55 
    講演3 「ビール酵母の育種 ~酵母の力を最大限に引き出すために~」 
         …児玉 由紀子(サントリー ビジネスエキスパート株式会社・スペシャリスト)
     
  • 15:55~16:35
    講演4 「バイオプラスチック展開の現状 ~カネカPHBH開発を通じてみた世界~」
           …高橋 里美 (カネカ株式会社・シニアフェロー)
     
  • 16:35~16:55 
    総括 「企業における研究開発」 
         …西山 徹(NPO法人バイオ・食・味覚コミュニケーションセンター理事長
                    元味の素株式会社・副社長)
     
  • 16:55 閉会の辞………………宇多川 隆(福井県立大学・生物資源学部・学部長)


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Published by 学会事務局 on 08 11月 2011

【会員の方へ】2012年会費納入のお願い

平素より学会活動にご協力賜り、誠にありがとうございます。

2012年の会費の納入をお願い申し上げます。会費は会誌の刊行、大会の開催、講演会、その他学会の事業運営にあてられますので、ご協力のほどよろしくお願致します。

なお、振込用紙は12月上旬に会員の皆様宛に直接お送り致します(会費口座振替登録者は除く)。

2012年会費 (1月~12月、不課税)

正会員 9,800円(だたし、海外在住の正会員は12,000円)
学生会員 5,000円
団体会員 30,000円
賛助会員 50,000円(1口)

納入期限

  • 振込用紙をご利用の場合:

    正会員および学生会員: 2011年12月末日
    団体会員および賛助会員: 2012年4月末日
     
  • 自動引落(口座振替)をご利用の場合: 2012年4月23日(月)に引落し実施予定

 

英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の有料購読について

2009年より英文誌(JBB)は電子ジャーナルへのアクセス権のみとなりました。冊子体はご希望の会員に年額5,000円(税込)で有料配布しております。正会員および学生会員の方で、新規に有料購読をご希望の方はできるだけ早めにお知らせ下さい。また、冊子体購読を中止される場合も早めに事務局までご一報下さい。

 

会費の口座振替について

毎年の会費をご指定の銀行口座からお支払いいただくことも可能です。預金口座振替依頼書pdfを、下記学会事務局までご送付下さい(押印をご確認下さい)。

 

異動届出

会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などの変更は、会員サービスから異動届出をお願いします。FAXの場合は、ダウンロードした書面にご記入のうえ、下記宛にお送り下さい。

退会届出

2011年12月20日までに理由を付してE-mailまたはFAXにてお届け下さい。なお滞納会費があれば納入をお願いします。

 

お問い合せ先 

日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 
大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731   Fax: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 支部:東日本 on 08 11月 2011

【東日本支部】高校生対象実験体験セミナーのお知らせ

日本生物工学会東日本支部では、2011年12月3日(土)に高校生を対象にした実験体験セミナー「実験で考えるバイオ研究者・技術者へのキャリアパス」を開催します。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年12月3日(土) 9:30-17:00(予定)
場所: 横浜国立大学理工学部 化学・生命系学科 バイオ教育プログラム 生物・電子情報棟4階
申込み締切: 2011年11月18日(金)

参加を希望される方はお早めにお申し込み下さい。

Published by 支部:東日本 on 08 11月 2011

【東日本支部】2011年度 高校生対象実験体験セミナー

日本生物工学会東日本支部
横浜国立大学理工学部化学・生命系学科バイオ教育プログラム 共催
高校生実験体験セミナー「実験で考えるバイオ研究者・技術者へのキャリアパス」
(締切り 11/18まで)

日時 2011年12月3日(土) 9:30-17:00(予定)
場所 横浜国立大学理工学部 化学・生命系学科 バイオ教育プログラム 生物・電子情報棟4階
横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5(JR横浜駅西口より横浜市営バス・岡沢町、相鉄バス・ひじりが丘など下車)
 横浜国立大学へのアクセス:http://www.ynu.ac.jp/access/index.html
 横浜国立大学キャンパスマップ:http://www.ynu.ac.jp/access/map_campus.html
 (生物・電子情報棟はマップ左側のS7-2の建物です。)
対象 高校生(および高校教員)
募集人数 24人程度
内容

「実験で考えるバイオ研究者・技術者へのキャリアパス(※)では、バイオテクノロジーに興味を持つ高校生の皆さんを対象に、実験体験型のセミナーを開催します。

実験では皆さんに、横浜国立大学バイオ教育プログラムの大学生が考案したバイオの実験を一緒に体験してもらい、また講演では日本発のバイオテクノロジーである「旨味(うまみ)」を生み出す発酵調味料を通してバイオテクノロジーと社会とのかかわりについて考えてもらうことで、皆さんが将来、大学でバイオを学び、就職してバイオ分野の研究者・技術者として活躍するためのきっかけを作りたいと思っています。皆さんの参加をお待ちしています。

なお、高校生物を履修している人だけでなく、履修していないけれどもバイオテクノロジーに興味がある皆さんの参加も歓迎します。
 

※【キャリアパス】=将来、社会に出て働くときにに必要となる能力を、高校、大学そして就職してから先、どのようにして身につけるかという、「仕事に必要な能力を身につける道筋」のこと。

プログラム

9:00~9:30 受付(生物・電子情報棟4F)
9:30~10:00 開会式、「横浜国立大学理工学部化学・生命系学科 バイオ教育プログラムの紹介」
  (横浜国立大学バイオ教育プログラム主任) 栗原 靖之
10:00~10:45 特別講演 「バイオテクノロジーと社会」
  (味の素株式会社) 外内 尚人
10:45~16:30 実験体験教室(昼休憩 12:00~13:00) 次の3つのテーマのうち、どれかひとつを体験します。
A. 「味の不思議」・・・甘味料の入った水に着色料・香料を添加し、味覚・視覚・嗅覚について考える
B. 「身近な食べ物と酵素」・・・大根のペルオキシダーゼ活性をルミノール反応で観察し、酵素とその応用について考える
C. 「ベジパネル:野菜から抽出した色素による色素増感型太陽電池の作成」・・・植物由来の素材を利用して、環境問題について考える
16:30~17:00 閉会式、アンケート記入
参加費 無料
申込方法 官製はがきまたはEメールにて「高校生セミナー参加申込」と標記し、
1) 氏名(ふりがな)
2) 生年月日・学校名・学年
3) 連絡先(郵便番号・住所・電話番号・Fax番号・Eメールアドレス)
4) 保護者氏名
5) 実験希望テーマ(A, B, Cのうち1つ)を明記の上、下記宛にお申し込みください。参加決定者には決定通知を送ります。
なお、申し込みに伴う個人情報は厳正に管理し、本セミナーの運営および参加者への連絡にのみ使用させて頂きます。 
申込締切 11月18日(金)必着。定員を大きく超えた場合は、抽選により参加者を決定します。
申込・問合せ先 〒240-8501
横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 生物・電子情報棟5F
横浜国立大学理工学部バイオEP
(担当) 鈴木 市郎
Tel: 045-339-4268、Fax: 045-339-4267
E-MAIL:
(注意:@の次のmlは小文字のエム・エルです)

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Published by 部会:メタボロミクス on 08 11月 2011

【研究部会】2011メタボロミクス講習会 受講生募集!

2011メタボロミクス講習会

【主催】メタボロミクス研究部会   
【共催】 超臨界流体バイオテクノロジー研究部会

オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、下記講習会を開催させていただきます。

  • 日時: 2011年12月16日(金)10:00 ~12月17日(土)17:00
  • 場所: 大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻 化学系C2棟C2-211
  • 講習内容(予定):

【12月16日(金)】

10:00~10:30 オリエンテーション

10:30~12:00 イントロダクション講義
            ………………………福崎 英一郎 教授

12:00~13:00 昼食

13:00~14:30 メタボロミクス技術基礎講義(試料調製法、分析法、データ解析法など)
            ………………………馬場 健史 准教授

14:30~15:00 休憩

15:00~17:00 実習1(GC用試料調製、GC/MS実習、GC/MSデータ解析実習講義など)

【12月17日(土)】

10:00~11:30 実習2(GC/MSデータ解析実習1)

11:30~12:30 昼食

12:30~14:00 実習3(GC/MSデータ解析実習2)

14:00~14:30 休憩
 

14:30~17:00 総合討論

  • 申し込み先:
    大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 福崎 英一郎
    E-mail:
     
  • 参加費: 無料
     
  • 募集定員: 若干名
     
  • 申込み方法: タイトルに「2011メタボロミクス講習会参加希望」と題記し氏名、所属を明記し、 E-mail にてお申し込みください。
     

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Published by 学会事務局 on 07 11月 2011

【協賛行事】西郷村・生物工学シンポジウム

日本生物工学会は公益社団法人として新たな出発をし、これまで以上に社会への貢献が期待されております。
このことを鑑み、生物工学に関連する色々なテーマで、地域との連携を深めるためのシンポジウムや講演会、あるいはその他の行事を 企画していく方針です。この一環として、福島県西郷村で開催される、「西郷村・生物工学シンポジウム」に協賛することにいたしました。

主催:西郷村   後援:福島県
協賛:公益社団法人日本生物工学会・(株)丸菱バイオエンジ

日時 2011年11月17日(木)14:00~18:30
場所 西郷村文化センター (〒961-8501 福島県西白河郡西郷村大字熊倉字折口原76-1)
問合せ先 西郷村 総務課 山崎昇
TEL: 0248-25-1112(課直通) FAX: 0248-25-2689
E-mail:

【プログラム】

  • 14:00~14:05  開会の挨拶………………………………………………(西郷村 村長)佐藤 正博
  • 14:05~14:10 シンポジウム開催の狙いについて………((株) 丸菱バイオエンジ 会長 )山縣 民敏
  • 14:10~14:15 公益社団法人日本生物工学会の活動について…… (日本生物工学会 会長)原島 俊 

 

14:15~16:20  テーマ1:放射性物質の問題について(セシウム除去の方法等)

座長:飯島信司 (名古屋大学大学院 教授)
tomita_photo 14:15~14:35
講演1 「微生物によるCsの除去の可能性について」
       …… ((有) A-HITBio代表取締役社長、北海道大学名誉教授) 冨田 房男

微生物によるCsの除去の可能性について文献調査をした結果を紹介する。少なくとも100倍程度の濃縮が可能と報告されている。適切な水抽出が可能ならば Csの濃縮は可能と考えられる。
 okami_photo 14:35~15:00
講演2 「イオン交換膜/ゼオライト/幹細胞利用による除染」
        …… (環境バイオ工学研究所・所長) 岡見 吉郎

1) 果実や食肉への放射性物質の移行阻止
2) 非染細胞の培養増殖による水産食品の生産

uozumi_photo 15:00~15:25
講演3 「植物のセシウム吸収力について」 ……(東北大学大学院・教授) 魚住 信之

セシウムは、ナトリウム(食塩)やカリウム(細胞の主要元素)と同じアルカリ金属として種類分けされるため、植物が本来持っているこれらの吸収装置を通って流入すると考えられることがあります。しかし、実際はそれほど単純ではないようです。分子レベルから、植物のセシウムを吸収、または排除するメカニズムを考察してみたいと思います。
fugo_photo 15:25~15:50
講演4 「イナゴの放射能汚染度の測定」……(東京農工大学・理事・副学長)普後 一

福島県ではイナゴを食する地区が多くある。豊かな水田地帯では、イナゴは大量に生息している。しかし、今般の原子力発電所の事故で、一つの昆虫食文化が失われる危険性がある。福島各所でイナゴを採集し、イナゴ体内の放射性物質について測定を行っている。また、生息地域の土壌や植物についても測定しており、その結果について報告する。
 murooka_photo 15:50~16:20  
講演5 「蓮華草はFUKUSHIMAを福する:農地の浄化とアグロインダストリー構想」
      
…… (広島工業大学・教授、大阪大学名誉教授) 室岡 義勝

日本生物工学会の英知を結集して、放射線汚染土壌の植物による浄化方法と 汚染バイオマス有効利用システムを提案し、浄化後の豊かなアグロインダストリー構想を紹介する。
  • 16:20~16:30         《  休  憩  》

16:30~17:30 テーマ2:環境問題について

座長: 原島 俊(大阪大学大学院 教授)
kita_photo 16:30~16:50
講演1 「地域のバイオマスを利活用した資源循環センター‘くるるん’」 
         ……(熊本大学大学院・教授) 木田 健次

福岡県大木町は、住民と共同して地域の廃棄物系バイオマスを利活用することにより資源循環センター‘くるるん’を建設した。本技術は、主として1) 生ごみの分別収集システム、2) メタン発酵によるバイオガス化、3) 嫌気性消化液の液肥化からなり、2) や3) は熊本大学や佐賀大学などとの共同で確立された。バイオマスタウンの中で最も注目されている一つである。
nishino_photo 16:50~17:10
講演2 「アシドロコンポストによる有機性廃棄物の処理」
       ……(東北生活文化大学・教授、東北大学名誉教授)西野 徳三

乳酸菌が主となるコンポスト化方式を確立しアシドロコンポストと命名した。この方式は家庭用処理器から業務用、1日20-30トン処理の堆肥化プラントにおいても機能し、臭気が少なく、長期間持続し、回復力もあることなどが分 かった。
fugo_photo 17:10~17:30
講演3 「昆虫産業の復活と福島の再生」 ……(東京農工大学・理事・副学長)普後 一

カイコ(養蚕)は、東北や関東で盛んに行われてきたが、日本の養蚕は現在壊滅的な状況である。養蚕は近代日本の礎を築いた稀有な昆虫産業である。明治から昭和そして第二次世界大戦後には養蚕業が我国の経済的発展に貢献した。第三回目の貢献として、福島における養蚕復興を提唱したい。
  •  17:30~17:40            《  休  憩  》

17:40~18:25 総合討論    

司会: 吉田 敏臣(大阪府環境農林水産総合研究所 所長)

西郷村における放射能、環境問題への取組み状況の紹介後に総合討論する(上記講演者の他、下記3名が参加)。

             yoshida_photo     iijima_photo    harashima_photo
吉田 敏臣
日本生物工学会 元会長
大阪府環境農林水産総合研究所 所長
大阪大学名誉教授
飯島 信司
日本生物工学会 前会長
名古屋大学大学院 教授
原島 俊
日本生物工学会 会長
大阪大学大学院 教授
  • 18:25~18:30 閉会の挨拶………………(西郷村・村長) 佐藤 正博

Published by 支部:北日本 on 26 10月 2011

【北日本支部】札幌シンポジウム プログラム公開しました

2011年度日本生物工学会北日本支部 札幌シンポジウム『バイオテクノロジーによる代替エネルギー開発』のプログラムを公開しました。⇒詳しくはこちら

日時: 2012年1月20日(金)13:30~17:30
場所: 北海道大学学術交流会館

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Published by 学会事務局 on 26 10月 2011

【関連行事】日本微生物系統分類研究会年次大会

第31回日本微生物系統分類研究会年次大会

日時 2011年11月25 日(金) 13:00 ~ 19:45(受付12:30 ~)
場所 独立行政法人理化学研究所和光キャンパス内
鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市広沢2-1)→アクセス
プログラム
  • 【細菌】
    「全ゲノム情報からFamily Enterobacteriaceae の菌種、属レベルの分類指標となる多型遺伝子群および保存遺伝子群の選択とその根拠」…江崎 孝行
  • 【アーキア】
    「ゲノム情報に見るアーキアの系統進化」…伊藤 隆
  • 【原生生物】
    「新奇真核微生物からの大規模配列データで変貌し続ける、我々の真核生物大系統像」…稲垣 祐司
  • 【菌類】
    「糸状菌の比較ゲノム解析~多様性の理解を目指して~」…小池 英明
  • 【全ゲノム比較】
    「原核・真核微生物の全ゲノム比較データベースMBGD」…内山 郁夫

総合討論
懇親会  会場:理化学研究所内統合支援施設(第一食堂)

問合せ・連絡先 JSMS-31 年次大会事務局
株式会社テクノスルガ・ラボ内
担当: 望月淳
〒424-0065 静岡県静岡市清水区長崎330 番地
TEL: 054-349-6211  FAX: 054-349-6121
E-mail:
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsms/


 

Published by 学会事務局 on 26 10月 2011

Asian Biotechnology Directoryへの登録 協力のお願い

Asian Federation of Biotechnology(AFOB)では、アジア地域におけるバイオ テクノロジー関連研究者の相互理解・協力を促進するためにバイオ研究者のデー タベース、Asian Biotechnology Directory (ABD) の作成に取り組んでいます。

本会では、会員の皆様にも有益なツールになりうるABDについては生物工学会誌 (85巻9号)、および学会ホームページで案内をしてまいりました。しかしながら、日本の研 究者の登録が伸び悩んでおり、登録についての協力要請がありましたので再度ご案内申し上げます。

本趣旨にご賛同頂ける方は、AFOBのHP(http://www.afob.org/)より、Asian Biotechnology Directory (ABD) に名前と所属、研究テーマなどの研究者情報をご登録頂ければ幸いです(その他の個人情報についてはすべて入力していただく必要はありません)。

ABDに登録することによって、AFOBの個人会員として認められ、ABDを利用することも可能になります。また、AFOB登録会員には、来年のIBS2012の参加登録費割引を組織委員会では考えているとのことです。

Published by 学会事務局 on 25 10月 2011

【創立90周年記念事業】記念事業と募金について

会員ならびに関係各位におかれましては、平素は本学会の活動にご参加,お力添えを賜り誠にありがとうございます。かねてよりご賛同,ご協力をいただきました創立90周年記念事業のうち下記の事業は皆様方の格別のご支援によりきわめて有意義に行うことができました。ご報告かたがた厚くお礼申し上げます。

♦ 記念式典      ♦ 特別記念講演  ♦ 記念祝賀会   ♦ 記念大会  
♦ 国際シンポジウム  ♦ 特別展示会   ♦ 記念出版(一部)

今後、残りの事業に全力で取り組み、本会の一層の充実と発展、会員の学術活動に貢献していく所存です。
これまで(2013年3月31日現在)に、各位のご協力により、556名、66社、2団体、2616.8万円の募金(入金ベース)が集まりました。ここに厚くお礼申し上げます。

なお、創立90周年記念事業募金は、2013年3月末をもちまして受け付けを終了させていただきました。

公益社団法人 日本生物工学会 
創立90周年記念事業実行委員会 
委員長  原島  俊 

昨年度末、公益社団法人として認定された日本生物工学会は、2011(平成23)年4月1日に、その移行登記を済ませ、これまで以上に社会への貢献が期待される学会として、新しく出発致しました。
折しも、2012(平成24)年には学会創立90周年を迎えます。これを機会に、本学会の一層の充実と発展をはかり、会員の学術活動や社会に貢献するために有意義な記念事業を計画いたしました。

この記念事業計画は、前理事会および創立90周年記念事業準備委員会において検討され、記念式典、記念大会、記念祝賀会、特別展示、記念出版、未来の生物工学を担う我が国やアジアの若手育成のための記念基金、地域連携シンポジウム、記念国際シンポジウムなどの記念事業から成っており、2011年度第2回理事会において承認をされたものでございます。その後、さらに創立90周年記念事業実行委員会において、事業の具体案や資金計画などについて協議を重ねた結果、特別予算2404万円の記念事業計画として策定をしたものであります。

こうした創立90周年記念事業の実施は、正会員はもとより、学生会員、団体会員、賛助会員、関連企業団体各位の本学会に対するご好意と絶大なるご支援を頂かねば到底不可能であります。
会員各位におかれましては、趣旨をご理解いただき何卒ご協力ご支援を賜りたくお願い申し上げます。
 

      創立記念事業概要   募金要項

Published by 学会事務局 on 25 10月 2011

【年次大会】創立90周年記念大会 シンポジウム公募のお知らせ

日本生物工学会創立90周年記念大会
実行委員長 大竹 久夫

日本生物工学会創立90周年記念大会は2012年10月23日~26日まで神戸国際会議場にて開催されます。本大会は本学会の誕生から90年の節目を祝うとともに100年に向けての10年間のスタートと位置付け、「日本から世界へ」「学から産へ」「シニアから若手へ」「頑張ろうニッポン」という基本コンセプトのもと、産学官、国内外、世代を超えた記念大会とするべく準備を進めております。

本記念大会のコンセプトに沿った日本生物工学会にふさわしいシンポジウムを公募しますので、会員各位におかれましては提案書wordに必要事項(下記参照)をお書きいただき、2011年11月1日(火)~ 2012年1月17日(火)までの間にお申し込みください。

本記念大会は英語による国際シンポジウムの開催を多く開きたいと考えております。会場数に限りがありますので、大会のコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。一シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は1から4の項目を大会HPにて掲載させていただきます。本大会は10年に一度の記念大会という特別な会であるため、研究部会からの応募も受け付けます。ただし、研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。

上記趣旨を御理解の上ご応募いただきますようお願い申し上げます。なお、基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できませんのでご了解のうえお申し込みください。

なお採択は2月中旬にメールにてお知らせします。

シンポジウム申込期間 2011年11月1日(火) ~ 2012年1月17日(火)
申込方法 創立90周年記念大会シンポジウム提案書word
  1. 課題名(日本語によるシンポジウム、英語による国際シンポジウムの別)
  2. 開催の趣旨
  3. 世話人氏名(連絡先)
  4. 参加予定者数(講演者、参加者)
  5. その他希望事項)
を記載の上、メールにて下記までお申し込み下さい。
申込先 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
大阪大学大学院情報科学研究科バイオ情報工学専攻
日本生物工学会創立90周年記念大会実行委員会
シンポジウム担当:清水 浩
E-mail:
大会ホームページ https://www.sbj.or.jp/2012/

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Published by 学会事務局 on 25 10月 2011

【随縁随意】秋入学に想う – 棟方 正信

生物工学会誌 第89巻 第10号
棟方 正信

「秋入学、東大が移行検討」という記事が目についた。文部科学省が「原則4月入学」を各大学の裁量にまかせるとしたのは確か2008年だったと思う。すでにいくつかの大学で秋入学は実施されているのにこの騒ぎが起きたのは、東京大学が本格的に検討し始めたことによって、高卒から大学入学までの半年間の空白、卒業後就職までのギャップイヤーといった以前から問題視されていた弊害が全国規模になる可能性があるからだと思う。私も欧米大学院の9月入学でかつて悩んだことを思いだした。

6年前「魅力ある大学院教育イニシアティブ」に「π型フロントランナー博士育成プログラム」が採択され、実行した時のことである。企業の研究所に25年間居た時、研究者の採用に関り、すべてとは言わないが、大学院での実験技術・スキルを買うという観点からの採用はあまり重要ではなく、上から与えられた研究開発テーマでも「研究開発する喜び」を見いだし問題を見つけ、調べ企画実行する能力が欠如した者は役に立たないということが判った。また即、研究チームリーダーになれる年齢の博士後期課程修了者のなかには、リーダーシップが欠如、あるいは専門以外には興味を示さない者も少なからずいた。異業種の開発でしかも後発のため、売り手市場だった遺伝子組換えや動物細胞培養の大学院修了者を求めた時期だったのでやむを得ない面もあった。

その後、異業種開発部門はリストラの対象となり、私は実学重視の工学系の大学・大学院で16年間、生物工学関係の研究・教育をする立場となった。欧米並みに企業で活躍できる人材を育成したいと思い、卒論、修論のテーマを選択させる際には「よく遊び(探し回り)よく学べ」と「好きこそ物の上手なれ」をキーワードに、苦しい時もあるが、教科書にないサプライズに巡り会う喜び、すなわち「研究開発の喜び」を得る事ができるようにと指導し、少なくとも自己学習能力は身につけて育っていってくれた。教育担当副研究科長の時、博士後期課程進学率向上に取り組んだが、なかなか進まなかった。個々の教員の努力では、博士後期課程進学者を増やし、しかも就職口の広い企業研究に目を向けさせるのは難しいと考えていた時、「魅力ある大学院教育イニシアティブ」の公募があり、スクーリングと経済的支援欠如の弊害を除くチャンスと考えた。

ダブルメジャーからなるπ型教育システム、経済支援(リサーチアシスタント制度活用の授業料全額相当分の賃金:全国に波及)、研究費助成(審査有り)、研究チームメンバーへの支援(リーダーシップ育成目的:博士後期課程学生が前期課程学生をメンバーとしてプロジェクト研究する場合、前期課程学生への経済的支援)、短期海外大学留学を含むインターンシップ制度、などを2年間行い、一部は制度化した。経済的支援の効果はあったが、問題も残った。

一つは研究リーダーシップ育成目的の「研究チーム」申請が少なかったことである。学位論文は「個人の研究」という教授の考えが多かったためと思う。次に問題だったのは、海外インターンシップである。単位互換制度がなく、しかも秋入学なので、半年~1年間の留年をせざるを得ないという弊害があった。この弊害は企業よりも大学院の方が大きかった。工学系では大学より大学院留学が出入りともに多いのが現状で、メインの大学院入学を9月にすることのほうが、大学秋入学より社会への弊害も少なく有意義と考えられた。

自己学習能力を有した研究者を育てるには経済的支援だけではだめで、自分の性に合った、指導を受けたいと思う指導者に巡り会い「研究開発の喜び」を得ることが重要だと思う。工学系では本格的な研究教育を受けられるのは大学院なので、大学院入学前に自分にあった研究テーマ、指導者を探すチャンスが重要となる。大卒から大学院入学までの空白の5ヶ月間を自分の将来探しの旅にでるのも良いのではないかと思った(修了後の4月就職までのギャップは、努力し短縮修了すれば回避可能)。大学機関別認証評価がすすみ、Bologna Process に参加し、単位互換制度がグローバルとなり、大学院入学がグローバルスタンダードの9月になることは、若手研究開発者育成に大事ではないかと今でも想っている。


著者紹介 北海道大学名誉教授、井原水産(株)顧問

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 10月 2011

生物工学会誌 – 89巻10号

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Published by 学会事務局 on 21 10月 2011

創立90周年記念事業 – 募金要項

日本生物工学会は、2012年に創立90周年を迎えます。

                             創立90周年記念事業概要

創立90周年記念事業募金は、2013年3月末をもちまして受け付けを終了しました。皆さまからいただいたご支援・ご協力に感謝申し上げます。

趣意書

昨年度末、公益社団法人として認定された日本生物工学会は、2011(平成23)年4月1日に、その移行登記を済ませ、これまで以上に社会への貢献が期待される学会として、新しく出発致しました。本学会は、大阪醸造学会の40年、日本醗酵工学会の30年、日本生物工学会の20年を経て、2012(平成24)年には、創立90周年を迎えます。

本学会創立の端緒となった大阪高等工業学校醸造会の設立(明治43年、1910年)から数えれば、実に100年の歴史を誇る学会であります。その間、会員数は、当初の250名から3,500名にまで増加し、また、対象とする分野も、醸造学から発酵工学へ、そして生物化学工学へと拡大を続け、さらに、関連する生命科学基礎学の進展も積極的に取り入れ、微生物はもちろん、植物、動物細胞も対象として、遺伝子工学、タンパク質工学、酵素工学、細胞工学、生物機能工学、バイオ情報工学、さらに近年では、システム生物工学、合成生物工学とも称される研究領域をも含む、非常に幅広い学問と技術の領域を扱う魅力あふれる学会へと発展してまいりました。

このような発展途上の時期に折しも学会創立90周年を迎えたことを寿ぎ、これを機に本学会の一層の発展をはかり、そのことによって、会員の皆様の学術活動や社会、産業への一層の貢献を念願して、創立90周年事業を行う事を計画いたしました。すなわち、記念事業実行委員会を設置し、種々議論を重ねた結果、記念式典、記念祝賀会、特別展示、記念出版、未来の生物工学を担う我が国やアジアの若手育成のための記念基金、地域連携シンポジウム、記念国際シンポジウムなどを柱とする多彩な記念事業を計画するに至りました。しかし、こうした記念事業の実施には、特別予算として約2,404万円の費用が必要であり、その実現は、正会員はもとより、学生会員、団体会員、賛助会員、関連企業団体各位の本会に対するご好意と絶大なるご支援を頂かねば到底不可能であります。

今から、ちょうど半世紀前の1961(昭和36)年、第5代会長の照井堯造教授は、その会長就任時の挨拶で、「本会は、基礎科学から末端工業技術に至るひろがりの中で、Engineeringに指向し、“工学する心”ないし “工学を育てる心”をバックボーンとし、これによって特徴付けられるところの、この領域の代表的な学会として、今後一層、その役割を発揮するものである」と予見しています。こうした精神のもとで、これらの記念事業が一過性の祝賀行事としてだけではなく、創立100周年に向かって本会がこれまでにも増して世界に飛翔する礎となるべく努力したいと思っております。会員の皆様方の絶大なるご協力とご支援を切にお願い申し上げる次第です。
 

記念事業および記念事業計画

創立90周年記念事業の詳細はこちらpdf
(創立90周年記念事業計画、創立90周年記念事業予算、記念事業実行委員会・記念事業募金委員会について)

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寄附金額

正会員1口 5,000円
学生会員1口 2,000円
賛助会員1口 50,000円
団体会員1口 10,000円

個人会員各位におかれましては、下記をおおよその目安としてお考えいただき、何卒ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

  • 現理事、現監事、および現代議員  6口以上
  • 名誉会員、元役員、元評議員および元代議員  5口以上
  • 大学および国公立研究所の教授、准教授、所長、室長  4口以上
  • 企業の研究所長、室長、主席研究員、主任研究員  4口以上
  • 大学および国公立研究所の助教、研究員、その他  2口以上
  • 企業の研究員、従業員、その他  2口以上
  • 学生会員 1口以上

寄附金に対する税制優遇について

日本生物工学会は、内閣総理大臣の認定を受け2011年4月1日付で、「公益社団法人」に移行しました。日本生物工学会への寄附金や賛助会費には、税制上の優遇措置が適用され、所得税や法人税の控除がうけられます。

また、2011年6月30日に成立した法律により、要件等を満たすことの証明を受けた公益社団・財団法人に対し、個人が寄附金を支出した場合には、税額控除を適用できるという新制度が施行されました。日本生物工学会は2011年8月1日付で、この証明を取得いたしました。皆様が、日本生物工学会へ寄附金を支出した場合、税額控除制度によりこれまで以上の高い減税効果を得ることができます。

日本生物工学会への寄附金に対する税制優遇についてpdf

 

振込方法

ゆうちょ銀行振込、銀行振込のいずれかを利用してお振込下さい。なお、お振込の際には、会員番号を明記して下さい。

ゆうちょ銀行振込生物工学会誌に同封された振込用紙を用いてお振込下さい。振込手数料は無料です。
銀行振込下記口座にお振込下さい。手数料は自己負担となります旨ご了承下さい。

【振込口座】
三菱東京UFJ銀行 茨木支店 普通0104353 
日本生物工学会創立90周年記念事業実行委員会 

(ニッポンセイブツコウガクカイソウリツキュウジュッシュウネンキネンジギョウジッコウイインカイ)

ATMにてお振込の場合は、下記のように名前の前に会員番号をご入力下さい。
[例]生物 太郎 → 001234 セイブツタロウ


【賛助・団体会員の方へ】

ご寄附いただく際には、お手数ですが「寄附申込書」に必要事項をご記入の上、学会事務局まで郵送でお送りください。「寄附申込書」は、「募金のお願い」を郵送した際に同封しておりますが、下記よりダウンロードでも入手できます。

寄附申込書のダウンロード (PDF)
 

寄附申込書の送付先:
〒565-0871 
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会

 

領収書発行について

  • 寄附金拝受後に「領収書」を郵送致します。
  • 領収書の発行日は、寄付金の入金日、宛名はご送金人名義(個人名のみまたは企業・団体名のみ)とさせて頂きますのでご了承下さい。
  • 本寄附は寄附金控除の対象となりますので、領収書類は大切に保管して頂きますようお願い申し上げます。

 

お問合せ

〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 21 10月 2011

日本生物工学会創立90周年 記念事業概要

創立90周年記念事業募金は、2013年3月末をもちまして受け付けを終了しました。皆さまからいただいたご支援・ご協力に感謝申し上げます。

創立90周年記念事業計画

日本生物工学会では、創立90周年を記念して、学会の一層の充実と発展をはかり、会員の学術活動や社会に貢献するために以下のような記念事業を計画いたしました。多くの皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

Published by 学会事務局 on 19 10月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年10月19日付で、第17回「動物細胞のゲノム育種時代はじまる」が掲載されました。

掲載記事:「動物細胞のゲノム育種時代はじまる」pdf

次回は、2011年11月16日(水)掲載予定です。

 

過去の掲載記事

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 支部:九州 on 19 10月 2011

【九州支部】第18回九州支部大会 プログラム公開

2011年12月10日(土)に、九州大学工学部 (伊都キャンパス)で開催される第18回九州支部福岡大会のプログラムをオンライン公開しました。⇒詳しくはこちら

【特別講演】

  • 「低炭素社会構築のための環境調和型プロセスの開発」
    木田 健次(熊本大学大学院自然科学研究科) 
     
  • 「微生物育種におけるパラダイムシフト-ゲノムのワードプロセシング技術の開発と応用-」
    原島 俊(大阪大学大学院工学研究科 日本生物工学会会長)

 

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Published by 支部:九州 on 18 10月 2011

第18回九州支部福岡大会- プログラム(学生賞)

D会場 午前の部(学生賞)(9:00-12:00)

 (講演時間15分:発表10分,討論5分)

  • D-01  分裂酵母におけるエタノールによるグリセロール資化誘導機構の解析
    …○松沢智彦,竹川 薫(九大院・農・生資環)
     
  • D-02  翻訳後修飾酵素を利用した部位特異的タンパク質脂質修飾技術の開発
    …○安倍弘喜,後藤雅宏,神谷典穂(九大院・工)
     
  • D-03   ABCトランスポーターのドメイン間協調的作用に関する研究
    …○西江麻美,園元謙二(九大院・農)
     
  • D-04  補酵素再生系を活用した新規大腸菌内金ナノ粒子調製法
    …○二井手哲平,後藤雅宏,神谷典穂(九大院・工)
     
  • D-05  Photorhabdus luminescensにおける無機塩類と発光量の関係
    …○小川あかね1,惠良真理子2,田部井陽介2,森田 洋21北九大院・国際環境工,2北九大・国際環境工)  
     
  • D-06  銅添加Fe-ルチル型TiO2の抗菌効果
    …○鷲巣 孝1,伊勢田弘太郎1,森田 洋21北九大院・国際環境工,2北九大・国際環境工) 
     
  • D-07  銅添加S-TiO2を担持したアルギン酸ゲルビーズの殺菌効果
    …○伊勢田弘太郎1,惠良真理子2 ,田部井陽介1,森田 洋21北九大院・国際環境工,2北九大・国際環境工) 
     
  • D-08  臓器由来細胞外マトリックスを模した機能性培養基材の開発
    …○友田泰宏,中村晋太郎,井嶋博之,武井孝行,川上幸衛(九大院・工・化工) 
     
  • D-09  Streptococcus intermedius DnaKシステムのin vitroにおける機能解析
    …○宮崎 彩1,鶴野圭吾1,友安俊文2,園元謙二11九大院・農,2徳島大院・STS)
     
  • D-10  酵母と大腸菌KO11を用いるネピアグラスからの効率的エタノール生産
    …○三浦昭晃,保田昌秀,太田一良,永井駿人(宮崎大院・工)
     
  • D-11  グルコース・キシロース混合糖を基質とした組換え大腸菌によるイソプロパノール生産性の向上
    …○合庭亮太,岡本正宏,花井泰三(九大院・システム生命)
     
  • D-12  温熱遺伝子治療のためのハイブリッドHSPプロモーターシステムの開発
    …○岡本憲明,山口雅紀,井藤 彰,河邉佳典,上平正道(九大院・工・化工)

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D会場 午後の部(学生賞)(13:00-15:00)

 (講演時間15分:発表10分,討論5分)

  • D-13  Paecilomyces variotii No. 5由来グルタチオン依存型ホルムアルデヒド脱水粗酵素FldAの機能解析
    …○大嶋一史,長濱一弘,福田耕才,田中稔篤,岡 拓二,野村善幸(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • D-14  逐次遺伝子組込みシステムによる抗体生産CHO細胞の作製
    …○大林弘和1,槙坪寛勝2,河邉佳典2,井藤 彰2,上平正道1,21九大院・シス生命,2九大院・工・化工) 
     
  • D-15  組換え酵素を用いた配列特異的遺伝子組込の効率化に関する研究
    …○浦田佳子1,山城拓郎2,河邉佳典2,井藤 彰2,上平正道1,21九大院・シス生命,2九大院・工・化工) 
     
  • D-16  熱ストレスによる人工筋組織の機能強化
    …○菅野翔太,井藤 彰,河邉佳典,上平正道(九大院・工・化工)
     
  • D-17  ES/iPS細胞培養のための遺伝子導入フィーダーの開発
    …○岩本佳央梨1,堀江正信2,井藤 彰2,河邉佳典2,上平正道21九大院・シス生命,2九大院・工・化工) 
     
  • D-18  凍結-融解によってゲル化可能なPVA-キトサン誘導体混合ゲルの開発と創傷被覆材への応用
    …○中原秀樹,武井孝行,井嶋博之,川上幸衛(九大院・工・化工)
     
  • D-19  由来の異なる電子伝達タンパク質との3量化CYP119の活性化
    …○鈴木里沙,平川秀彦,長棟輝行(東大院・工)
     
  • D-20  P450/電子伝達タンパク質自己集合複合体の構築
    …○芳賀智亮,平川秀彦,長棟輝行(東大院・工) 

 

第18回 九州支部 福岡大会(2011/12/10)

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Published by 支部:九州 on 18 10月 2011

第18回九州支部福岡大会 – プログラム(一般講演)

A会場 午前の部(一般講演)(9:30-11:54)

 (講演時間12分:発表10分,討論2分)

  • A-01   D-キシロースを糖源とするBacillus coagulansの非殺菌系高温乳酸発酵
    …○緒方友孝1,酒井謙二1,Saowanit Tongpin2,Vichai Leelavatcharamas21九大院・生資環,2Khonkaen Univ.)
     
  • A-02  MPN-PCRを用いた各種コンポスト・下水汚泥における高度好熱性Calditerricola属細菌の分布調査
    …○村山 幸,塩塚皇太,酒井謙二(九大院・生資環)
     
  • A-03   酸化還元メディエータを利用したフローインジェクション型BODバイオセンサの特性
    …○中野来紗1,太田真一1,下條光浩2,川上満泰11福工大院・工,2福工大・工) 
     
  • A-04  固定化微生物を用いた2,4-Dバイオセンサシステムの特性
    …○中垣博之1,天田 啓2,下條光浩2,川上満泰21福岡工大院・工,2福岡工大・工) 
     
  • A-05  竹のアルコール発酵(第3報)
    … ○伊波宏樹1,松井 勝2,坂井美穂11文理大院・工,2藤沢環境(株))
     
  • A-06  伝統的製造法による醤油諸味中の物質動態と菌叢解析
    …○田中友紀子1,齋藤悠衣2,濱田英介11都城高専,2サントリー(株)) 
     
  • A-07  Impedimetric Estimation of the Blending Ratio of Biodiesel with Carbon Paste Electrode Pair
    …○Yi Kung,Bo-Chuan Hsieh,Tzong-Jih Cheng,Richie L.C. Chen (台湾大・生物産業工程学科)
     
  • A-08  Establishing an Aptamer-Based Capacitive Biosensing Platform for Thrombin Detection
    …○Hsin-Ju Chen, Richie L.C. Chen, Tzong-Jih Cheng(台湾大・生物産業工程学科) 
     
  • A-09  Impedimetric Investigation of the Affinity between Borate and Glycated Hemoglobin
    …○You-Syuan Gao,Chih-Wei Weng,Tzong-Jih Cheng,Richie L.C. Chen(台湾大・生物産業工程学科) 
     
  • A-10  円盤容器内における色素濃度分布の定量的解析
    …○田口久貴1,厚山健次2,新隆 志1,松岡正佳1,安藤祥司1,寺本祐司1,赤松 隆11崇城大・生物生命,2崇城大・工)
     
  • A-11  簡単で迅速な高分子量の酵母染色体DNA抽出法の開発
    …蓮尾美穂,○植田悠木,田口久貴,赤松 隆(崇城大・生物生命)
     
  • A-12  パン酵母発酵乾燥おからの実験動物飼料としての利用性について
    …○平木章葉1,滝澤 昇1,城ヶ原貴通2,織田銑一2(1岡山理大・工・バイオ応化,2岡山理大・理・動物)

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A会場 午後の部(一般講演)(13:00-15:00)

(講演時間12分:発表10分,討論2分)
 … 

  • A-13  光スイッチ作用をもつリプレッサーの構築
    …○内田貴之,長濱一弘,松岡正佳(崇城大・応微工)
     
  • A-14  前処理バガスの予備糖化・同時糖化発酵によるバイオエタノール生産
    …○西村浩人,太田広人,森村 茂,木田建次(熊本大院)
     
  • A-15  焼酎もろみから分離した新規酵母の特性評価と焼酎製造への応用
    …○山本英樹1,2,森村 茂2,水谷政美1,山田和史1,越智 洋1,高山清子1,工藤哲三1,太田広人2,木田建次21宮崎県食品開発センター,2熊大院・自然科学研究科) 
     
  • A-16  アセトン・ブタノール発酵に及ぼすグルコースとキシロースの影響
    …○王  爍,横地奈菜,田中重光,神田康三,小林元太(佐賀大・農) 
     
  • A-17  連続培養による実用酵母由来isogenic diploid株への耐熱性の付与
    …○寺林敬浩1,光増可奈子2,田口久貴3,赤松 隆3,木田建次21熊大・物生化,2熊大院・自然科学,3崇城大・応微工) 
     
  • A-18  メタン発酵の性能に及ぼすアンモニア阻害と対策
    …山路翔二郎,譚  力,西村浩人,○浦上豊志,木田建次(熊本大院)
     
  • A-19  新規に分離したバイオ脱硫菌Gordonia sp. TM414の基質特異性に関する検討
    …○宮路 裕1,2,青山洋昭1,中野和真1,新里尚也1,松井 徹11琉球大学熱帯生物圏研究センター,2琉球大学工学部環境建設工学科) 
     
  • A-20  炊き米焼酎製造に於ける蒸米との比較及びその応用
    …○佐々木啓晃,田山智士,岡本啓湖(別府大学食物栄養科学部発酵食品学科)
     
  • A-21  大分土壌からの酵母分離とその特性,及びその酵母による焼酎製造
    …○金丸拓洋,浅田貴美子,岡本啓湖(別府大学食物栄養科学部発酵食品学科)
     
  • A-22  賞味期限切れおにぎりを用いたバイオアルコール生成法
    …○熊井由紀,林  毅,岡本啓湖(別府大学食物栄養科学部発酵食品学科)

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B会場 午前の部(一般講演)(9:30-11:42)

(講演時間12分:発表10分,討論2分)
 

  • B-01  新規ラベル部位設計によるタンパク質高次構造体の創製
    …○森裕太郎1,後藤雅宏1,2,神谷典穂1,21九大院・工・応用化学,2九大・未来化学創造センター) 
     
  • B-02  土壌より分離した放線菌が生産するβ-D-ガラクトフラノシダーゼの諸性質の解析
    …○松永恵美子,小野健太郎,竹川 薫(九大院・農・生命機能)
     
  • B-03  分裂酵母の細胞質に局在する推定糖転移酵素Omh6pの機能解析
    …○駒田哲也,大橋貴生,竹川 薫(九大院・農・生資環)
     
  • B-04  分裂酵母におけるエンドソーム及び液胞膜の融合に関するタンパク質の機能解析
    …○平田晋也,中瀬 舞,竹川 薫(九大院・農・生資環)
     
  • B-05  分裂酵母におけるエイソソーム局在Pil1ホモログタンパク質の機能解析
    …○石津佳祐,中瀬 舞,竹川 薫(九大院・農・生資環)
     
  • B-06  エネルギー共役をする特別なコハク酸脱水素酵素の反応
    …○正木康太,坂本順司(九州工大・情報工・生命情報)
     
  • B-07  膜とペリプラズムタンパク質に着目したPseudomonas putidaのプロテオーム解析
    …○中里研太,年森和明,黒田研太,楠本朋一郎,坂本順司(九工大・情報工・生命情報工)
     
  • B-08  好熱菌のコハク酸要求性変異株の作成とエチレン生成酵素の機能的改変への利用
    …○荒木琢麿,長濱一弘,松岡正佳(崇城大・応微工)
     
  • B-09  アミノ酸生産菌の分岐した呼吸鎖酵素複合体の発現調節に関するプロテオーム解析
    …○佐々木みなせ,楠本朋一郎,坂本順司(九工大・情報工・生命)
     
  • B-10  大腸菌由来耐熱性 (R)-1,2-propanediol 脱水素酵素の機能解析
    …○大橋昌弘1,若松泰介2,土居克実2,大島敏久21九大院・生資環,2九大院・農)
     
  • B-11  チロシルラジカルを介したタンパク質架橋反応の電荷による制御
    …○南畑孝介,後藤雅宏,神谷典穂(九大院・工)

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B会場 午後の部(一般講演)(13:00-15:00)

(講演時間12分:発表10分,討論2分)

  • B-12  Substrate Inhibition of Bacterial Oligopeptidase B
    …○Malik Suliman1,中嶋義隆2,岩田修永1,伊藤 潔11長崎大院・医歯薬,2摂南大・理工) 
     
  • B-13  プロテオーム解析による有用酵母の分類・同定技術開発
    …○釘本龍平1,榊原陽一1,森永浩通2,境田博至2,中原徳昭2,水光正仁11宮崎大・農・応生科,2雲海酒造) 
     
  • B-14  麹菌由来β-galactosidaseの諸性質
    …○真下陽介,石谷優季,伴野達哉,矢野成和,若山 守(立命大・生命)
     
  • B-15  Aspergillus nidulans の分生子形成に関与する糖転移酵素様機能未知膜タンパク質の解析
    …○石井千尋1,浴野圭輔1,二神泰基2,竹川 薫2,後藤正利2,野村善幸1,岡 拓二11崇城大・生物生命・応微工,2九大院・農) 
     
  • B-16  2,4-ジクロロフェノキシ酢酸分解酵素の生化学的解析
    …○内田雄大1,下條光浩2,川上満泰2,天田 啓21福工大院・工,2福工大・工) 
     
  • B-17  変異型ビフェニルジオキシゲナーゼが触媒する一原子酸素添加反応におけるPhe335の役割
    …児玉 崇1,○廣瀬 遵1,甲斐原貴裕1,横井春比古1,古川謙介21宮崎大・工・物質環境化,2別府大・食物栄養・発酵食品) 
     
  • B-18  PCR-DGGE電気泳動法を用いた珪藻の群集解析
    …○堺眞砂美1,川上満泰1,天田 啓21福工大院・工・物質生産,2福工大・工・生命環境) 
     
  • B-19  導管を利用する植物体への直接遺伝子導入の検討
    …○三池美佳,田浦耕平,山本進二郎,林 修平,塩谷捨明(崇城大・応生命)
     
  • B-20  酵素反応を用いたペクチン‐ゼラチン複合インジェクタブルゲルの開発と特性評価
    …○杉原光太郎,武井孝行,井嶋博之,川上幸衛(九大院・工・化工)
     
  • B-21  スギ花粉アレルゲンT細胞エピトープ含有卵白の経口投与による花粉症治療に関する研究
    …○林田悠希,原田翔太,河邉佳典,井藤 彰,上平正道(九大院・工・化工)

     

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C会場 午前の部(一般講演)(9:30-11:42)

 (講演時間12分:発表10分,討論2分)

  • C-01  微好気排水より分離した高過酸化水素耐性硫酸還元菌の性状分析
    …○原田奏也1,森下由唯1,水野康平1,田中賢二21北九州高専・物化,2近大・産理工) 
     
  • C-02  乳酸菌と大腸菌の共凝集体形成因子遺伝子の探索
    … ○石場まどか1,工藤大喜1,宗像 鈴1,水野康平1,臼井有美2,田中元治2,古川壮一2,荻原博和2,森永 康21北九州高専・物化,2日大・生物資)
     
  • C-03  鍾乳洞より分離した新種細菌Jeongeupia sp. HS-3の分類同定
    …○中ノ森慧子1,水野康平1,平山 悟2,深瀬 栄2,古川壮一2,荻原博和2,森永 康2,柘植丈治3,田中賢二41北九州高専・物化,2日大・生物資,3東工大・総理工,4近大・産理工) 
     
  • C-04  海水より分離した中度好塩性細菌Halomonas sp. O-1のPHA synthaseの解析
    …○福本 圭1,山口夏美1,中ノ森慧子1,刀根美沙都1,水野康平1,柘植丈治21北九州高専・物化,2東工大,総理工) 
     
  • C-05  沖縄産タデアイからの沈澱藍の製造に関わる微生物の特性
    …○常盤 豊,世嘉良宏斗,市場俊雄(沖縄県工技セ)
     
  • C-06  コンピテントな枯草菌comEAのDNA取り込み速度
    …西村彩乃,竹野正臣,田口久貴,○赤松 隆(崇城大・生物生命)
     
  • C-07  有明海由来乳酸菌が生産する抗菌性物質
    …○的塲仁志,渡辺真理,横地奈菜,田中重光,神田康三,小林元太(佐賀大・農・生命機能)
     
  • C-08  Vibrio vulnificusの遺伝型解析
    …○横地奈菜1,田中重光1,松本浩一2,大石浩隆2,中島幹夫2,神田康三1,小林元太11佐大・農,2佐大・医) 
     
  • C-09  Vibrio vulnificusが生産する抗菌性物質
    …○渡辺真理1,横地奈菜1,黒田沙織2,田中重光1,神田康三1,小林元太11佐大・農,2 佐大有明プ) 
     
  • C-10  フィブロイン膜固定化 Vibrio fischeriのバイオアッセイへの利用
    …○惠良真理子1,田部井陽介1,小川あかね2,森田洋11北九大・国際環境工,2北九大院・国際環境工)
     
  • C-11  Vibrio fischeriにおいて含硫化合物により誘導される細胞密度非依存型発光
    …○田部井陽介1,惠良真理子1,小川あかね2,森田 洋11北九大・国際環境工,2北九大院・国際環境工)

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C会場 午後の部(一般講演)(13:00-15:00)

(講演時間12分:発表10分,討論2分)
 

  • C-12   酢酸耐性を持つキシロース発酵酵母の育種と性能評価
    …○中野芳美1,光増可奈子1,湯 岳琴2,赤松 隆3,田口久貴3,木田建次11熊大院・自然科学,2四川大,3崇城大・応微工)
     
  • C-13  L-乳酸生能を有する好熱性細菌Bacillus coagulansの多様性
    …○岩見亮久1,Saowanit Tongpin2,Vichai Leelavatcharamas21九大院・生資環,2KhonKaen Univ.)
     
  • C-14  Ralstonia eutrophaにおける脂肪酸合成経路からの共重合ポリエステル生合成に関する検討
    …○岩崎美佳1,外村彩夏2,田中賢二3,柘植丈治4,元村あかね1,松崎弘美11熊本県大・環境共生,2熊本県大院・環境共生,3近大・産業理工,4東工大院・総理工) 
     
  • C-15  2分子ペプチドバクテリオシンsalivacin K21の異種発現
    …○飯干翔子1,元村あかね1,Sunee Nitsinprasert2,善藤威史3,中山二郎3,園元謙二3,松崎弘美11熊本県大・環境共生,2カセサート大学,3九大院・農) 
     
  • C-16  江津湖水草から分離した乳酸菌が生産するバクテリオシン
    …○郡山恵子,元村あかね,松崎弘美(熊本県大・環境共生)
     
  • C-17  沖縄微生物ライブラリーの利用
    …○松井 徹1,稲福征志1,中野和真1,鈴木幸一1,高良健作21琉球大学熱帯生物圏研究センター,2琉球大学農学部)
     
  • C-18  形質転換大腸菌の網羅的表現型解析法の改良とその応用
    …○塩入祐太朗,林 修平,山本進二郎,塩谷捨明(崇城大・応生命)
     
  • C-19  Paecilomyces variotii No. 5株由来ホルムアルデヒド代謝関連遺伝子群の構造解析
    …○稲留奨一郎,大嶋一史,岡 拓二,野村善幸(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • C-20  Aspergillus nidulansのガラクトマンナン生合成に関与する遺伝子の機能解析
    …○元松 遥1,畠山信太郎1,浴野圭輔1,二神泰基2,竹川 薫2,後藤正利2,野村善幸1,岡 拓二11崇城大・生物生命・応微工,2九大院・農)
     
  • C-21  Aspergillus fumigatusのガラクトフラノース転移酵素遺伝子の探索
    …○畠山信太郎1,浴野圭輔1,二神泰基2,竹川 薫2,後藤正利2,野村善幸1,岡 拓二11崇城大・生物生命・応微工,2九大院・農)

第18回 九州支部 福岡大会(2011/12/10)

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Published by 学会事務局 on 14 10月 2011

【研究部会】第2回学際的脂質創生研究部会講演会

学際的脂質創生研究部会は、2012年1月27日(金)に第2回学際的脂質創生研究部会講演会を開催します。
詳しくはこちら

日時: 2012年1月27日(金)13:00~
場所: 地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 講堂(大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
一般講演申込み締切: 2011年12月15日(木)

Published by 学会事務局 on 14 10月 2011

【研究部会】第2回学際的脂質創生研究部会講演会

日時 2012年1月27日(金)13:00~
場所 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 講堂
(〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
参加費 参加費2,000円(税込み)、懇話会費3,000円(税込み)
※学生はいずれも無料
定員 100名(先着順)
参加申込方法 E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。
※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。
参加申込先 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩
TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079
E-mail:

プログラム

  • 13:00- 開会の辞 
     
  • 13:05- 
    改変型ホスホリパーゼDによるホスファチジルイノシ トールの酵素合成 
    岩崎 雄吾(名古屋大学大学院生命農学研究科)
     
  • 13:35- 
    ホウレン草グリセロ糖脂質のDNA合成酵素阻害活性と健康機能性                        
    水品 善之(神戸学院大学栄養学部)
     
  • 14:05- 
    生理活性脂質の硫酸化による機能性発現・制御○榊原 陽一1、黒木勝久1,2、橋口 拓勇1、Ming-Cheh Liu2、水光 正仁1 1宮崎大学農学部応用生物科学科、2トレド大学薬学部)
     
  • 14:35- 
    微生物法による新規脂肪酸および脂肪族アルコールの生産 
    永尾 寿浩渡辺 嘉(地方独立行政法人大阪市立工業研究所)
     
  • 15:05- 
    微細藻類を利用した燃料生産について藤田 朋宏(株式会社ネオ・モルガン研究所)
                   
  • 15:35    <休憩>

 

【一般講演】15:50-

  1. 微生物がつくる様々な共役脂肪酸の癌細胞増殖抑制効果について
    …○朴時範1、岸野重信1,2、菅原達也3、平田孝3、横関健三1、清水昌2,4、小川順21京大院農・産業微生物、2京大院農・応用生命、3京大院農・応用生物、4京都学園大・バイオ環境)
     
  2. ラッカーゼによる不飽和脂肪酸からのジカルボン酸生産
    …○竹内道樹1、岸野重信1,2、日比慎2、小川順11京大院農・応用生命、2京大院農・産業微生物)
     
  3. 油糧微生物Mortierella alpina 1S-4に由来するω3脂肪酸不飽和化酵素の機能性評価
    …○菊川寛史1、櫻谷英治1、安藤晃規1,2、落合美佐3、清水昌1,4、小川順11京大院農・応用生命、2京大・生理化学ユニット、3サントリービジネスエキスパート(株)、4京都学園大・バイオ環境)
     
  4. Streptomyces sp. NA684由来新規ホスホリパーゼBの大量発現とその特性解析
    …○松本優作、杉森大助(福島大院理工)
     
  5. Streptomyces albidoflavus由来金属イオン非要求性Phospholipase A1の大量発現、キャラクタリゼーション、X線結晶構造解析
    …○加納功大1、村山和隆2、杉森大助11福島大院理工、2東北大院医工)
     
  6. 耐酸性油脂分解菌Burkholderia multivorans R128株の油脂分解特性
    …○宇津江智宏、杉森大助(福島大院理工)
     
  7. O/Wエマルション系で脂質の酸化が遅延される油滴径に関する考察
    …○高橋朋子、馬鉄錚、水野奈穂、小林敬、安達修二(京大院農 )

 

【懇話会】18:30-

  •  会場:ラパス森之宮店(大阪市城東区森之宮1-6-111、近鉄森之宮ビル1階)

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Published by 支部:西日本 on 12 10月 2011

【西日本支部】2011年度学生賞候補者推薦募集(締切 11/30)

対象・資格 次の1.および2.を満たす者
  1. 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
  2. 生物工学会年次大会において口頭発表した者、もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
推薦者 推薦申込締切日
推薦方法 推薦用紙wordに必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
推薦申込締切日 2011年11月30日(水)
問合わせ先
応募書類提出先
〒700-8530 
岡山市北区津島中3-1-1
岡山大学工学部 
日本生物工学会西日本支部事務局(庶務・二見)
E-mail:


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Published by 支部:西日本 on 12 10月 2011

【関連行事】日本生物工学会西日本支部・日本農芸化学会中四国支部合同講演会

日時 2012年1月21日(土)14:30 ~ 17:30
場所 鳥取大学農学部 大講義室他(鳥取市湖山町南4丁目101) ⇒アクセス
プログラム
  • 【農芸化学会技術賞 受賞講演】
    14:30 ~ 15:00  
    「FADグルコース脱水素酵素の発見とそれを応用した新規血糖値センサの開発」
    小村 啓悟 (池田糖化工業)
     
  • 【一般講演】
    15:15 ~ 17:30 (農学部1号館 第1~第5講義室) 
    発表10分(予定)、質疑応答2分(予定)、発表者のコンピューターを使用
ポスターはこちらpdf
講演申込・
要旨締切
2011年12月23日(金)
講演要旨提出様式はこちら
一般講演
申込方法
11月以降に所定の様式(Word様式)をアップしますので、必要事項を記載のうえE-mailにて送付していただきます。
懇親会 18:00 ~ 19:30
場所: 鳥取大学生協第2食堂
参加費: 一般(3500円)、学生(2000円)
合同講演会
世話人代表
鳥取大学農学部 中島廣光
TEL. 0857-31-5362  E-mail:
日本生物工学会
西日本支部連絡先
庶務幹事 
岡山大学大学院自然科学研究科 二見淳一郎
TEL. 086-251-8217  E-mail:

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Published by 部会:代謝工学研究部会 on 12 10月 2011

【研究部会】第1回代謝工学研究部会シンポジウム

日時 2011 年11 月11 日(金) 13:00~17:00
場所 大阪大学吹田キャンパス 情報系先端融合科学研究棟1 階 A110
参加費 無料
申込方法 下記、問い合わせ宛にお申し込み下さい。
非会員の方のご参加も歓迎致します。
問合せ先 大阪大学 大学院情報科学研究科 バイオ情報工学専攻
吉川 勝徳
E-maiil:

印刷用プログラムpdf

プログラム

  • 13:00~13:10 開催あいさつ……………………清水 浩
     
  • 13:10~13:50 「ゲノムワイドな代謝デザインと代謝フラックス評価」
               ……清水 浩(大阪大学 大学院情報科学研究科 バイオ情報工学専攻)
     
  • 13:50~14:30 「大腸菌の中枢代謝活性化にまつわるいくつかの試みについて」
               ……横田 篤(北海道大学 大学院農学研究院 応用生命科学部門)
     
  • 14:30~15:10 「枯草菌の代謝改変による有用希少イノシトールの生産」
               ……吉田 健一(神戸大学 大学院農学研究科 生命機能科学専攻)
     
  • 15:10~15:30 休憩
     
  • 15:30~16:10 「バイオアルコール生産大腸菌のための代謝工学」
               ……花井 泰三(九州大学 大学院システム生命科学府 生命情報科学講座)
     
  • 16:10~16:50 「合成代謝工学による有用化学品生産」
               ……本田 孝祐(大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻)
     
  • 16:50~17:00 閉会

 

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Published by 学会事務局 on 12 10月 2011

【研究部会】第1回代謝工学研究部会シンポジウム

代謝工学研究部会では、2011 年11 月11 日(金) に第1回 代謝工学研究部会シンポジウムを開催します。
詳しくはこちら

日時:2011 年11 月11 日(金) 13:00~17:00
場所:大阪大学 吹田キャンパス 情報系総合研究棟 1階A110

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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Published by 支部:北日本 on 07 10月 2011

【北日本支部】2011年度 日本生物工学会北日本支部 札幌シンポジウム「バイオテクノロジーによる代替エネルギー開発」

主催: 日本生物工学会北日本支部
共催: 日本農芸化学会北海道支部、北海道バイオ産業振興協会(HOBIA)

日時 2012年1月20日(金) 13:30~17:30
(シンポジウム終了後、会場隣接のレストランきゃら亭で17:40より懇親会を開催いたします。)
場所 北海道大学百年記念会館
参加費 会員 500円(不課税)、会員外 1,000円(税込み)、学生 無料
懇親会費  4,000円(税込み)
参加申込 2012年1月10日(水)までに1) 氏名、2) 所属、3) 役職、4) 会員・非会員・学生の別、5) 懇親会参加希望の有無
をお知らせください。
問合せ
申込先
北見工業大学工学部バイオ環境化学科 佐藤利次
TEL: 0157-26-9411(直通)、FAX: 0157-24-7719(学科事務室)
E-mail:

プログラム

  • 13:30-13:40 開会の辞………支部長 五味 勝也(東北大学大学院工学研究科)
     
  • 13:40-14:30 非可食バイオマス資源からのバイオ燃料生産技術の開発
            …………………近藤 昭彦(神戸大学大学院) 
     
  • 14:30-15:20 栽培ヤナギを原料とするバイオエタノールの製造技術
            …………………菊地 伸一((地独) 北海道立総合研究機構 林産試験場 
     
  • 15:20-15:40 休憩
     
  • 15:40-16:30 十勝地域におけるバイオエタノール事業の取組
            …………………大庭 潔((財) 十勝圏振興機構)  
     
  • 16:30-17:20 バイオマスエネルギーに関する技術開発プロジェクトについて
            ……井出本 穣((独) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))北海道 
     
  • 17:20-17:30 閉会の辞………副支部長 堀内 淳一(北見工業大学工学部) 
     
  • 17:40~    懇親会

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Published by 支部:北日本 on 07 10月 2011

【北日本支部】北海道地区シンポジウムのご案内

日本生物工学会北日本支部では、2012年1月20日に2011年度 日本生物工学会北日本支部シンポジウム(北海道地区) 「バイオテクノロジーによる代替エネルギー開発」を開催いたします。

主催:日本生物工学会北日本支部  共催:NPO法人北海道バイオ産業振興協会(HOBIA)

  • 日時: 2012年1月20日(金)午後
  • 場所: 北海道大学学術交流会館
  • 講演者: 近藤昭彦先生(神戸大)、井出本穣様(NEDO北海道) 他2名
  • 講演時間: 各40分程度

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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Published by 支部:北日本 on 07 10月 2011

【北日本支部】2011年度支部シンポジウムのご案内

日本生物工学会北日本支部では、12月3日(土)に2011年度日本生物工学会北日本支部シンポジウム「微生物・酵素の利用拡大への試み」を開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年12月3日(土)13:30~16:40
場所: いわて県民情報交流センター(盛岡駅西通1丁目7番1号)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:北日本 on 07 10月 2011

【北日本支部】2011年度 日本生物工学会 北日本支部シンポジウム「微生物・酵素の利用拡大への試み」

主催: 日本生物工学会北日本支部 
共催: 日本農芸化学会東北支部

日時 2011年12月3日(土)13:30~16:40
場所 いわて県民情報交流センター501号室(盛岡駅西通1丁目7番1号)
参加費 会員: 無料、会員外: 1,000円(税込み)
学生: 無料
懇親会 シンポジウム終了後17:30から開催いたします。
会費 4,000円(税込み)(予定)
参加申込 11月25日(金)までに1) 氏名、2) 所属、3) 役職等、4) 会員・非会員・学生の別、5) 懇親会参加希望の有無を下記までお知らせ下さい。
申込先・問合せ先 岩手大学農学部応用生物化学課程 
礒部 公安
E-mail:

プログラム

  • 13:30-13:35 開会の辞 ……………………………… 生物工学会北日本支部長 五味 勝也 
     
  • 13:35-14:15 Kocuria rhizophila DC2201を使って非水系反応場で化学品を生産する 
              …(株式会社ダイセル)松山 彰収
     
  • 14:15-14:55  大腸菌のL-アラニン合成経路の全容解明とL-アラニン排出輸送体の同定
              … (東北大学大学院農学研究科)米山 裕
  • 14:55-15:15 休憩
     
  • 15:15-15:55 バイオプラスチック生産を目指した微生物工場の開発
              … (岩手大学農学部)山田 美和
     
  • 15:55-16:35 微生物を利用した石油汚染環境浄化 
              … (北里大学海洋バイオテクノロジー釜石研究所)笠井 由紀
     
  • 16:35-16:40 閉会の辞 ……………………………    生物工学会北日本副支部長 堀内 淳一
     
  • 17:30-19:30 懇親会

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Published by 学会事務局 on 30 9月 2011

【セルプロセッシング計測評価研究部会】優秀学生発表賞決定

セルプロセッシング計測評価研究部会では、第63回日本生物工学会大会で一般講演を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表に対し、優秀学生発表賞を授与いたしました。
詳しくはこちら

Published by 学会事務局 on 30 9月 2011

【セルプロセッシング計測評価研究部会】優秀学生発表賞決定

セルプロセッシング計測評価研究部会では、「学生発表賞」を設けています。
学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第63回日本生物工学会大会で一般講演を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(8研究グループの17名)に対し、計11名の先生方による厳正な審査を行い、優秀学生発表賞を授与いたしました。

優秀学生賞受賞者

2Ep22 大脇潤己さん(名古屋大学)
「再生促進医療機器被覆のための細胞選択的接着ペプチドの効率的探索」

2Gp18 増田英里さん(大阪大学)
「ヒトiPS細胞のコロニー内における未分化細胞と分化細胞の挙動解析」

1Gp21 山口雅紀さん(九州大学)
「ハイブリッドプロモーターシステムを用いた温熱誘導型遺伝子治療の開発」

2Gp10 和田知明さん(東京電機大学)
「電界制御に基づく繊維性スキャフォルドの構造設計」

(名前順、敬省略)

 

受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます。


優秀学生賞は、来年度も実施いたします。
多くのご参加をお待ちしております。

⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 30 9月 2011

過去の大会

年度会期会場大会後記
プログラム
2022 (R.4)
創立100周年記念
第74回大会
10月17日(月)~20日(木)オンライン開催pdf和文プログラム
pdf英文プログラム
pdf大会トピックス (10.2MB)
⇒大会後記外部リンク
2021
(R.3)
第73回大会
10月27(水)
~29日(金)
オンライン開催pdf和文プログラム
pdf英文プログラム
pdf大会トピックス (12.7MB)
⇒大会後記外部リンク
2020
(R.2)
Webシンポジウム
9月2日(水)
~3日(木)
オンライン開催pdfプログラム
⇒開催報告
2020
(R.2)
第72回大会
9月2日(水)
~4日(金)

開催中止
東北大学 川内北キャンパス 
2019
(R.1)
第71回大会
9月16日(月・祝)
~18日(水)
岡山大学津島キャンパスpdf和文プログラム
pdf大会トピックス(17.2MB)
2018 (H.30)
第70回大会
9月5日(水)
~7日(金)
関西大学千里山キャンパスpdf第70回大会後記
PDF和文プログラム
pdf大会トピックス (12.1MB)
2017 (H.29)
第69回大会
9月11日(月)
~14日(木)
早稲田大学pdf第69回大会後記
PDF和文プログラム
pdf大会トピックス (6.83MB)
2016 (H.28)
第68回大会
9月28日(水)
~30日(金)
富山国際会議場
ANAクラウンプラザホテル富山
pdf第68回大会後記
PDF和文プログラム
pdf大会トピックス (3.40MB)
2015年 (H.27)
第67回大会
10月26日(月)
~28日(水)
城山観光ホテル(鹿児島)pdf第67回大会後記
PDF和文プログラム
pdf大会トピックス (6.63MB)
2014年 (H.26)
第66回大会
9月9日(火)
~11日(木)
札幌コンベンションセンターpdf第66回大会後記
PDF和文プログラム
2013年 (H.25)
第65回大会
9月18日(水)
~20日(金)
広島国際会議場pdf第65回大会後記
PDF和文プログラム
2012年 (H.24)
創立90周年記念
第64回大会
10月23日(火)
~26日(金) 
神戸国際会議場pdf創立90周年記念
第64回大会後記

PDF和文プログラム
PDF英文プログラム 
PDF国際シンポジウム
プログラム
2011年 (H.23)
第63回大会
9月26日(月)
~28日(水)
東京農工大学
小金井キャンパス
⇒第63回大会後記
PDF和文プログラム
2010年 (H.22)
第62回大会
10月27日(水)~29日(金)宮崎シーガイア 
ワールドコンベンションセンターサミット
⇒第62回大会後記
PDF和文プログラム
2009年 (H.21)
第61回大会
9月23日(水)
~25日(金)
名古屋大学
東山キャンパス
⇒第61回大会後記
PDF和文プログラム
2008年 (H.20)
第60回大会
8月27日(水)
~29日(金)
東北学院大学
土樋キャンパス
PDF和文プログラム
PDF英文プログラム
2007年 (H.19)
第59回大会
9月25日(火)
~27日(木)
広島大学
東広島キャンパス
PDF和文プログラム
PDF英文プログラム
2006年 (H.18)
第58回大会
9月11日(月)
~13日(水)
大阪大学豊中キャンパス
2005年 (H.17)
第57回大会
11月15日(火)
~17日(木)
つくば国際会議場
2004年 (H.16)
第56回大会
9月21日(火)
~23日(木)
名城大学天白キャンパス
2003年 (H.15) 
第55回大会
9月16日(火)
~18日(木)
熊本大学黒髪キャンパス
2002年 (H.14)
第54回大会
(創立80周年記念)
10月27日(日)
~30日(水)
大阪国際会議場
2001年 (H.13)
第53回大会
9月26日(水)
~28日(金)
山梨大学
2000年 (H.12)
第52回大会
8月3日(木)
~5日(土)
北海道大学
1999年 (H.11) 
第51回大会
9月16日(木)
~18(土)
関西大学
1998年 (H.10) 
第50回大会
9月28日(月)
~30(水)
広島大学東広島キャンパス
1997年 (H.9) 
第49回大会
9月17日(水)
~19日(金)
東京農業大学世田谷キャンパス
1996年 (H.8)
第48回大会
10月2日(水)
~4日(金)
名古屋大学
1995年 (H.7)
第47回大会
10月11日(水)
~13日(金)
九州大学工学部
1994年 (H.6)
第46回大会
11月28日(月)
~30日(水)
神戸国際会議場
1993年 (H.5) 
第45回大会
12月7日(火)
~9日(木)
筑波大学大学会館
1992年 (H.4) 
第44回大会
(創立70周年記念)
11月16日(月)
~19日(木)
大阪国際交流センター
1991年 (H.3) 
第43回大会
11月6日(水)
~8日(金)
広島国際会議場
1990年 (H.2)
第42回大会
11月14日(水)
~16日(金)
大阪国際交流センター
1989年 (H.1)
第41回大会
10月11日(水)
~13日(金)
名古屋大学教養部
1988年 ((S.63) 
第40回大会
11月9日(水)
~11日(金)
大阪国際交流センター
1987年 (S.62) 
第39回大会
11月2日(月)
~5日(木)
大阪大学吹田キャンパス 
日本醗酵工学会創立65周年記念講演会は千里阪急ホテル
1986年 (S.61) 
第38回大会
11月17日(月)
~19日(水)
日本生命中之島研修所
1985年 (S.60) 
第37回大会
10月15日(火)
~17日(木)
東京大学教養部
1984年 (S.59) 
第36回大会
11月18日(日)
~20日(火)
日本生命中之島研修所
1983年 (S.58) 
第35回大会
11月7日(月)
~9日(水)
日本生命中之島研修所
1982年 (S.57) 
第34回大会
11月10日(水)
~12日(金)
日本生命中之島研修所
1981年 (S.56) 
第33回大会
11月19日(木)
~21日(土)
日本生命中之島研修所
1980年 (S.55) 
第32回大会
11月6日(木)
~8日(土)
日本生命中之島研修所
1979年 (S.54) 
第31回大会
11月5日(月)
~7日(水)
日本生命中之島研修所
1978年 (S.53) 
第30回大会
11月20日(月)
~22日(水)
日本生命中之島研修所
1977年 (S.52) 
第29回大会
11月10日(木)
~12日(土)
日本生命中之島研修所
1976年 (S.51)
第28回大会
10月25(月)
~27日(水)
日本生命中之島研修所
1975年 (S.50)
第27回大会
10月30日(木)
~11月1日(土)
日本生命中之島研修所
1974年 (S.49)
第26回大会
11月20日(水)
~22日(金)
日本生命中之島研修所
1973年 (S.48)
第25回大会
11月20日(火)
~22日(木)
日本生命中之島研修所
1972年 (S.47)
第24回大会
11月15日(水)
~17日(金)
日本生命中之島研修所
1971年 (S.46)
第23回大会
11月17日
~20日
日本生命中之島研修所
1970年 (S.45)
第22回大会
11月19日
~21日
日本生命中之島研修所
1969年 (S.44)
第21回大会
11月13日
~15日
日本生命中之島研修所
1968年 (S.43)
第20回大会
11月20日
~22日
日本生命中之島研修所
1967年 (S.42)
第19回大会
11月16日
~18日
日本生命中之島研修所
1966年 (S.41)
第18回大会
10月13日
~15日
学士会館・一ツ橋講堂
1965年 (S.40)
第17回大会
11月4日
~7日
日本生命中之島研修所
1964年 (S.39)
第16回大会
11月9日
~11日
日本生命中之島研修所
1963年 (S.38)
第15回大会
11月4日
~6日
日本生命中之島研修所

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Published by 学会事務局 on 29 9月 2011

【年次大会】第63回日本生物工学会大会終了しました

第63回日本生物工学会大会は、1500名を超える参加者を得て、盛会のうち終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
来年は、以下の通り、創立90周年記念式典および第64回日本生物工学会大会が開催されます。

【会期】 90周年記念式典: 2012年10月23日(火)
     第64回年次大会: 2012年10月24日(水)~26日(金)
 
【会場】 神戸国際会議場(神戸市中央区港島中町6-9-1)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 29 9月 2011

【関連行事】東京大学生物生産工学研究センター国際シンポジウム

植物バイオテクノロジーの将来展望(Future Prospects of Plant Biotechnology)

日時 2011年11月15日(火)10:00~18:05
会場 東京大学弥生講堂(東京大学農学部キャンパス内)
プログラム 詳細は東京大学生物生産工学研究センターのホームページをご覧下さい。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/biotec-res-ctr/
問合せ先 東京大学生物生産工学研究センター 山根久和
E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 29 9月 2011

【本部・中部支部】2011年度生物工学技術セミナー

日本生物工学会では、2011年度生物工学技術セミナー「創薬のための最新スクリーニング技術」を2011年11月30日に開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年11月30日(水)10:00~17:00
場所: 東京大学山上会館 2F大会議室(〒113-8654 文京区本郷7-3-1)
 

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


 

Published by 支部:中部 on 29 9月 2011

【本部・中部支部】2011年度生物工学技術セミナー「創薬のための最新スクリーニング技術」

網羅性の高いスクリーニング技術は、分子間あるいは分子-細胞間相互作用解明を通した生命機能の理解を通して、創薬探索の場や食品応用可能な機能性小分子探索により、医薬・食品などのバイオ産業への多大な貢献が期待できる。これら最近のスクリーニング技術に焦点を絞って最新の技術を紹介し、バイオ開発研究への応用展開について議論する場にしたい。

日時 2011年11月30日(水)10:00~17:00
場所 東京大学山上会館 2F大会議室(〒113-8654 文京区本郷7-3-1)
地下鉄丸の内線本郷三丁目駅より徒歩8分、地下鉄大江戸線本郷三丁目駅より徒歩6分
参加費 無料(懇親会に参加される方は別途2,000円をいただきます)
定員 100名
問合せ先 問合せ先 日本生物工学会中部支部長 本多裕之(名古屋大学大学院工学研究科)
Tel:  052-789-5302
E-mail:

主催: 日本生物工学会、日本生物工学会中部支部
共催: 日本農芸化学会、化学工学会バイオ部会,日本化学会バイオテクノロジー部会、日本動物細胞工学会、酵素工学研究会、バイオインダストリー協会
後援: 日本薬学会構造活性相関部会

講演内容(すべて仮題です)

  • 開会挨拶  ………………………………日本生物工学会会長 原島 俊
     
  • 10:10-11:00   「DNAチップを用いた診断マーカースクリーニング」
               ………………………………DNAチップ研究所 的場 亮
     
  • 11:00-11:50   「レクチンアレイを用いた創薬探索」
               ………………………………GPバイオサイエンス 武石 俊作
     
  • 1150-12:40   「ペプチドアレイと情報解析を用いた創薬ペプチドスクリーニング技術」
               ………………………………名古屋大学 本多 裕之
     
  • 昼食休憩
     
  • 13:40-14:30   「in silico screening (コンピュータによる化合物スクリーニング)」
               ………………………………中外製薬株式会社 森上 賢治
     
  • 14:30-15:20   「One Cellピックアップ装置を用いるハイスループット創薬システム 」
               ………………………………名古屋大学 黒田 俊一
  • 休憩
     
  • 15:30-16:20   「エマルジョンPCRを用いた分子間相互作用ハイスループットスクリーニング系」
               ………………………………名古屋大学 中野 秀雄兒島 孝明
     
  • 16:20-17:10   「発光酵素の反応機構に基づく迅速相互作用スクリーニング系の開発」
               ………………………………東京大学 上田 宏
     
  • 閉会の挨拶    ………………………………日本生物工学中部支部支部長 本多 裕之
     
  • 懇親会(17:20-19:20予定)


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Published by 支部:西日本 on 22 9月 2011

【西日本支部】2011年度支部シンポジウムのご案内

日本生物工学会西日本支部では、2012年1月21日(土)にシンポジウム「バイオテクノロジーの未来を開拓する研究討論会」を開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時: 2012年1月21日(土)9:30~11:50
会場: 鳥取大学農学部大講義室(鳥取市湖山町南 4-101)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:西日本 on 22 9月 2011

【西日本支部】2011年度西日本支部シンポジウム「バイオテクノロジーの未来を開拓する研究討論会」

2011年度日本生物工学会西日本支部シンポジウム「バイオテクノロジーの未来を開拓する研究討論会」

  • 日時: 2012年1月21日(土)9:30~11:50
     
  • 会場: 鳥取大学農学部大講義室
         (鳥取市湖山町南 4-101)
         JR 山陰線 鳥取大学前駅すぐ
     
  • 連絡先:〒680-8552 鳥取市湖山町南4-101
          鳥取大学大学院工学研究科 
          化学・生物応用工学専攻 
          大城 隆
          TEL: 0857-31-5269 
          E-mail:
     

⇒シンポジウムポスターpdf(540KB)

 

プログラム

  • 9:30   開会挨拶………………支部長 稲垣 賢二(岡山大学大学院自然科学研究科)
     
  • 9:35  「人工DNA結合タンパク質の開発と応用:ウイルス耐性植物の開発等」 
           ………………世良 貴史(岡山大学大学院自然科学研究科)
     
  • 10:05  「膜タンパク質結晶化促進ツールとしての抗体利用」 
            ……………………日野 智也(鳥取大学大学院工学研究科)
     
  • 10:35   休 憩
     
  • 10:45  「還元型リンの微生物代謝とその利用」
            ………………廣田 隆一(広島大学大学院先端物質科学研究科)
     
  • 11:15  「ゲノム情報を活用したジペプチド生産菌の育種」
            ………………林 幹朗(協和発酵バイオ株式会社・生産技術研究所) 
     
  • 11:45   閉会の辞 ……………………大城 隆(鳥取大学大学院工学研究科)   

 

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Published by 学会事務局 on 22 9月 2011

【関連行事】第48回植物化学シンポジウム

関西発 代謝工学研究のチカラ

関西で植物代謝研究を精力的に行っている研究者が一同に介したシンポジウム「関西発 代謝工学研究のチカラ」を下記の要領で開催します。またフランス国立科学研究センターのHubert Schallerによる特別講演を行います。ふるってご参加下さい。

主催:植物化学研究会   共催:大阪大学フロンティア産業バイオグループ

日時 2011年11月25日(金)10:00~17:30
場所 大阪大学会館・講堂(大阪大学豊中キャンパス:豊中市待兼山町1-13)
参加費 植物化学研究会会員: 2,500 円(年会費と参加費の合計金額となります。なお非会員として参加される場合は 3,000 円となります。)事前の参加申し込みは必要ありません。
問合せ先 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 
大阪大学大学院工学研究科  生命先端工学専攻細胞工学領域 
村中俊哉
Tel: 06-6879-7423 Fax: 06-6879-7426、
Email:

プログラム

  •  10:00-10:05  開会にあたって……………………海老塚 豊(植物化学研究会 代表)
     
  • 10:05-10:25  イントロにかえて……………………村中 俊哉(大阪大学大学院工学研究科)
     
  • 10:25-11:10   特別講演 ……………………Hubert Schaller (フランス国立科学研究センター)
     
  • 11:10-11:50  「イソキノリンアルカロイド生合成系にみる代謝工学の可能性と課題」
                 ………………………佐藤 文彦(京都大学大学院生命科学研究科)
     
  • 13:15-13:55  「植物の酸素添加酵素の多彩な機能と代謝工学への展開」
                 ………………………水谷 正治(神戸大学大学院農学研究科)
     
  • 13:55-14:35  「代謝工学研究への次世代型シーケンサーの寄与」
                 ………………………大場 利治(タカラバイオ株式会社)
     
  • 14:35-15:15  「植物の持続可能な利用に向けた多目的データベース (KNApSAcK Family) の構築」
                 …………………金谷 重彦(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科)
     
  • 15:30-16:10  「新規の生合成経路解明におけるメタボロミクスの貢献」
                ……………太田 大策(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
     
  • 16:10-16:50  「メタボリックプロファイリングの精密表現型解析への応用」
               ………………………福﨑 英一郎(大阪大学大学院工学研究科)
     
  • 16:50-17:30  「植物バイオマスからのバイオベース製品生産に向けた合成生物工学」
               ………………………近藤 昭彦(神戸大学大学院工学研究科)
     
  • 17:45-20:00   懇親会(大阪大学会館アセンブリー・ホール)

Published by 学会事務局 on 22 9月 2011

【随縁随意】生物の多様性と若者への期待 – 大宮 邦雄

生物工学会誌 第89巻 第9号
大宮 邦雄

2010年10月に名古屋の国際会議場で「生物多様性条約第10回締約国会議COP10」が開かれた。会場の周辺では、世界の各地から集まった参加者が行き交い、ヒトにもかくも多様性があるものだと改めて認識した。ヒトは生活環境に合わせて進化するとともに、自然環境も変えてきた。会議場わきを流れる堀川は名古屋城築城の資材の運搬のためにヒトが作ったものであるが、今ではヒトの生活を水面に映し、ヒトに癒しとゆとりを与えている。

この会議では、資源保有国(提供国)と資源利用国との間で、活用資源から生まれる利益の配分で激しい駆け引きが行われたすえ、土壇場でのギリギリの妥協で「名古屋議定書」が採択された。これに加え、生き物の絶滅に歯止めをかける「愛知ターゲット(目標)」も採択され、いよいよ生物多様性の保全と「山川里海」、すなわち海と水の流域である山、川、里に育まれる「ヒトと生き物」が、その繋がりの中でいかに共存共栄をはかるかがヒトに課せられた大きな課題となっている。

現在活動の主軸であるヒトは次の世代のヒトや生き物にどのような自然を残せるのか? この問題は我々がどのような行動を、先のCOP10の合意に基づいて実行に移していくかにかかっている。資源保有国から提供された多様な生き物のなかから、能力の高いものを選抜し、変異技術でさらに生産能力を高めるなどの利用に関するノウハウは、利用国である我々が長年にわたって蓄積してきたものである。

このノウハウをさらに生かすには、生物と工学の両分野に蘊蓄のある若者に期待するところが大きい。生物の利用に関する伝統的知識をフルに活用し工学的取り扱いをして初めて、生物の能力を生かした産業が生まれ、ヒトの働く場所ができ、製品がヒトに購入されて初めて、利益が発生する。わかりきったことではあるが、この一連のプロセスには生物工学的分野に習熟した多くの若者の力が必要である。資源保有国の豊かな自然環境と豊かな資源に囲まれて生まれ育っている若者にも、資源生物から利益を生み出すノウハウを習熟してもらうために、生物工学会は会員をあげて、学会設立以来今日まで多大の努力を払ってきているし、今後も引き続き尽力されると信じている。

私も数年前にJICAのプロジェクトでハノイの食品工業研究所(FIRI)に2ヶ月滞在する機会を得たことがある(2005年末)。自己紹介を兼ねたプレゼンをするために入ったセミナー室は、それより数年前に、大阪大学国際交流センターの皆さんに連れられてベトナム研究者との交流をした時と同じ部屋であることを思い出した。そのときには初顔合わせのヒトばかりであったが、今回は三重大学で学位を取られた女性が主任研究員として、私のセミナーに参加いただいているのを発見した。博士論文審査のときに垣間見た彼女の初々しさに加え、若手研究者を指導しておられる自信と貫禄が滲み出ていた。現在ではさらに重鎮になっておられるはずである。

ハノイの町中では、漢字で書かれた看板が随所で見られ心安まった。孔子廟に見られる儒教精神のせいか、FIRIからホテルに帰る満員バスでは、私が乗り込むたびに即座に若者が席を譲ってくれるのには感激した。名古屋の地下鉄では、ゲームに夢中になって私の白髪に気づいてくれない若者もいるが、最近ではそれとなく席を譲ってくれる若者の好意に出会う機会も多くなった。多様な若者への期待が年を追うごとに膨らんでくる昨今である。

蛇足ではあるが、私の家の隣に雲閑寺という古い大寺がある。2011年3月まで檀家総代を勤めていた関係で、5月末には親鸞上人の750回忌のご遠忌にも参加し、京都の東本願寺に参詣した。そんなこんなでお寺の行事にも参加する機会ができ、「門前の小僧経を読む?……」うちに、心打たれる一文を見つけた。

「能発一念喜愛心、不断煩悩得涅槃」である。蛇足にさらに足を書くようなものであるが、この経文の意味は「南無阿弥陀仏のお念仏を一心に唱え、いたわりと感謝の気持ち(喜愛心)を忘れなければ、日々湧き上がってくる欲望(煩悩)を無理に押さえなくてもやすらぎの境地(涅槃=悟り)に達することができる」と勝手に解釈している。他の生物の生命をもらって生きているヒトは他の生き物への「思いやり」と「感謝」の念を忘れないようにすれば、生物の多様性を保全し絶滅危惧種を減らすことができると信じている。これができる若者への期待に胸膨らませて、日々を大切に送っている。


著者紹介 
元三重大学生物資源学部(教授)、名古屋産業科学技術研究所研究部(上席研究員)
NPO東海地域生物系先端技術研究会(アドバイザー)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 22 9月 2011

生物工学会誌 – 89巻9号

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから

 

►生物工学会誌Topへ

Published by 学会事務局 on 21 9月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年9月21日付で、第16回「核酸-酵素ハイブリッド化技術 日本発の核酸検出キット」が掲載されました。

掲載記事:「核酸-酵素ハイブリッド化技術 日本発の核酸検出キット」pdf

次回は、2011年10月19日(水)掲載予定です。

 

過去の掲載記事

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2011

学会について – 歴代会長・副会長

歴代会長任期副会長
初代西脇 安吉1923(大12)~岩井 喜一郎
2斎藤 賢道1929(昭和4)~ 
3中村 静1940(昭和15)~ 
4斎藤 賢道1950(昭和25)~ 
5照井 堯造1961(昭和36)
~1977(昭和52)
小田 雅夫
小田 雅夫
合葉 修一
(1963~)
合葉 修一
(1965~)
合葉 修一
芝崎 勲
(1968~)
福井 三郎
高橋 雅弘
(1975~)
6福井 三郎1977(昭和52)/6/1
~1983(昭和58)/5/31
田口 久治
妹尾 四郎
7田口 久治1983(昭和58)/6/1
~1987(昭和62)/5/31
駒形 和男
千畑 一郎
8岡田 弘輔1987(昭和62)/6/1
~1991(平成3)/5/31
戸田 清
中尾 義雄
9永井 史郎1991(平成3)/6/1
~1995(平成7)/5/31
小林 猛
今中 宏
10兒玉 徹1995(平成7)/6/1
~1997(平成9)/5/31
新名 惇彦
岡 徹夫
11小林 猛 1997(平成9)/6/1
~1999(平成11)/5/31
吉田 敏臣
土佐 哲也
12吉田 敏臣1999(平成11)/6/1
~2001(平成13)/5/31
谷 𠮷樹
西山 徹
13谷 𠮷樹2001(平成13)/6/1
~2003(平成15)/5/31
新名 惇彦
隅野 靖弘
14新名 惇彦2003(平成15)/6/1
~2005(平成17)/5/31
五十嵐 泰夫
北村 勲平
15五十嵐 泰夫2005(平成17)/6/1
~2007(平成19)/5/31
塩谷 捨明
山下 道雄
16塩谷 捨明2007(平成19)/6/1
~2009(平成21)/5/31
飯島 信司
手柴 貞夫
17飯島 信司2009(平成21)/6/1
~2011(平成23)/5/31
原島 俊
奥村 康
18原島 俊2011(平成23)/6/1
~2013(平成25)/5/31
園元 謙二
柳 謙三
19園元 謙二2013(平成25)/6/1
~2015(平成27)/5/21
五味 勝也
倉橋 修
20五味 勝也2015(平成27)/5/21
~2017(平成29)/5/25
木野 邦器
川面 克行
21木野邦器2017(平成29)/5/25
~2019(令和元)/5/23
髙木 昌宏
川面 克行
22髙木 昌宏2019(令和元)/5/23
~2021(令和3)/5/25
福﨑 英一郎
秦 洋二
23福﨑 英一郎2021(令和3)/5/25
~2023(令和5)/5/31
青柳 秀紀
秦 洋二
24秦 洋二2023(令和5)/5/31~青柳 秀紀
清水 浩

Published by 学会事務局 on 15 9月 2011

【微生物共生活用発酵工学研究部会】共催シンポジウム

微生物共生活用発酵工学研究部会は、2011年12月2日(金)に日本大学ハイテクリサーチセンター整備事業との共催シンポジウムを開催します。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年12月2日(金)13:00 ~
会場: 日本大学生物資源科学部・大講堂(小田急江ノ島線六会日大前駅下車徒歩5分)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 15 9月 2011

【研究部会】微生物共生活用発酵工学研究部会・日本大学ハイテクリサーチセンター整備事業 共催シンポジウム「伝統発酵食品研究の新展開~微生物共生から探る~」

主催: 微生物共生活用発酵工学研究部会
共催: 日本大学ハイテクリサーチセンター整備事業微生物共生活用醗酵工学研究部会シンポジウム 「伝統発酵食品研究の新展開~微生物共生から探る~」

日時2011年12月2日(金)13:00~
会場日本大学生物資源科学部・大講堂
アクセスマップ
(小田急江ノ島線六会日大前駅下車徒歩5分)
参加費無料
懇親会費一般 3,000円、学生 1,000円(税込み・要登録)
世話人古川 壮一(日本大学)・北垣 浩志(佐賀大学)・渡邉 泰祐(琉球大学)
上田賢志(日本大学)・森永 康(日本大学)
問合せ先日本大学生物資源科学部
古川 壮一
E-mail:

印刷用ポスターはこちらpdf

プログラム

  • 13:00 はじめに……………………………………森永 康(日本大学)
     
  • 13:05 中国の酢の生産とその歴史及び現在………李 再貴(中国農業大学)
     
  • 13:55 沖縄の伝統発酵食品と微生物~泡盛を中心に~………渡邉 泰祐(琉球大学)
     
  • 14:35 納豆研究の新展開 ~納豆菌とファージの共進化から探る~
           ………………………………………木村 啓太郎(食品総合研究所)
     
  • 15:15  コーヒーブレイク
     
  • 15:30 醤油醸造に関わる微生物とその働き………田中 昭光(ヒゲタ醤油株式会社)
     
  • 16:10 ウィスキー醸造における乳酸菌の役割………鰐川 彰(アサヒビール株式会社)
     
  • 16:50 伝統的なパン種のおいしさと微生物の関わりについて
           ………………………………………藤本 章人(キリン協和フーズ株式会社)
     
  • 17:30 ヨーグルト乳酸菌の共生作用と酸素~ブルガリア国伝統ヨーグルトの研究から~
            ………………………………………………堀内 啓史(株式会社明治)
     
  • 18:10 おわりに………………………………………………古川 壮一(日本大学)
     
  • 18:30   懇親会

    懇親会に参加される方は11月18日(金)までに古川までご連絡いただけると幸いです。

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Published by 学会事務局 on 15 9月 2011

醗酵工学賞受賞者(1982-1991)

 受賞受賞者所属(受賞当時)受賞課題
第10回1991
(H. 3)
山田 秀明 京大 微生物の新しい生産機能の開発と工業的応用
(生物工学会誌71巻2号掲載) 
第9回1990
(H. 2)
高橋 穣二 筑波大 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第8回1989
(H. 元)
栃倉 辰六郎 京大 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第7回1988
(S. 63)
清水 祥一 名大 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第6回1987
(S. 62)
故 田口 久治 阪大名誉教授 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第5回1986
(S. 61)
岡田 弘輔 阪大 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第4回1985
(S. 60)
合葉 修一 阪大 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第3回1984
(S. 59)
千畑 一郎 田辺製薬 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 
第2回1983
(S.58)
福井 三郎 京大名誉教授 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献
第1回1982
(S. 57)
照井 堯造 阪大名誉教授 醗酵工学の発展に対する顕著な貢献 

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Published by 学会事務局 on 15 9月 2011

【事務局】不在のお知らせ(9月26日~28日)

第63回日本生物工学会大会の開催期間中(2011年9月26日~28日)は、学会事務局が不在になります。

9月23日(金)から28日(水)にいただきました新規入会申込、および投稿論文の受付は、9月29日(木)より、順次対応いたしますので、ご了承ください。

Published by 学会事務局 on 14 9月 2011

学会賞受賞者(1959~1977)

  受賞 受賞者 所属(受賞当時) 受賞課題
第18回 1977
(S. 52)
山根 恒夫 京大・工 半回分醗酵の速度論的研究
第17回 1976
(S. 51)
橋本 彦堯 キッコーマン 醤油のにオリ関する研究
 
第16回 1975
(S. 50)
田中 秀夫 東教大・農 糸状菌の液内培養における菌糸に与える撹拌の影響に関する研究
第15回 1974
(S. 49)
藤尾 雄策 九大・農 Aerobacter aerogenes による Isoamylase の生産
新名 惇彦 阪大・工 糸状菌の酵素生産の動力学的および生理学的研究
第14回 1973
(S. 48)
秋葉 晄彦 理化学研 気体巻込み方式の塔型醗酵装置に関する研究 
第13回 1972
(S. 47)
河野 竹彦 武田薬品工業 醗酵の動力学的研究
三村 精男 旭化成 炭化水素醗酵の生物化学工学的研究
第12回 1971
(S. 46)
橋本 奨 阪大・工 活性汚泥の浄化反応理論とその機構に関する研究
第11回 1970
(S. 45)
清水 達雄 阪大・工 シアン含有の産業廃液処理
田中 輝男 キッコーマン醤油 醤油の官能検査法に関する研究
第10回 1969
(S. 44)
北井 淳夫 三楽オーシャン 多孔板段塔醗酵槽に関する研究
第9回 1968
(S.43)
戸田 清 東京教育大・農 熱殺菌に関する研究
第8回 1967
(S. 42)
江角 新一郎
芦田 敬三
科研科学 P.V.A. フィルターの実用化に関する研究
第7回 1965
(S. 40)
中村 以正 東京教育大・農 イタコン酸醗酵に関する研究
第6回 1964
(S. 39)
永井 史郎 阪大・工 醸造醪のろ過圧搾に関する研究
第5回 1963
(S. 38)
佐藤 公男 明治製菓 醗酵液のレオロージ的研究
第4回 1962
(S. 37)
遠藤 滋俊 大和化成 高温細菌の耐熱性アミラーゼおよび耐熱プロテアーゼに関する研究
第3回 1961
(S. 36)
高原 義昌 工技院発酵研 細菌による藍の工業的還元に関する研究
第2回 1960
(S. 35)
坂本 征仁 理化学研 微生物の生産する酵素並びにその利用に関する研究
第1回 1959
(S. 34)
小玉 健吉 小玉醸造 産膜酵母菌に関する研究

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Published by 支部:九州 on 13 9月 2011

【九州支部】第18回支部大会講演要旨作成について

日本生物工学会九州支部大会実行委員会
実行委員長 後藤 雅宏

第18回日本生物工学会九州支部福岡大会の講演要旨を募集しております。以下の講演要旨作成要領に従って、テンプレート(Microsoft Word文書)に直接ご記入の上、メールにて要旨を下記送付先までご提出下さい。 要旨は講演1件につきA4用紙半頁です。

事務業務簡略化のため、ご提出頂きました要旨をそのまま印刷する予定ですので、作成要領をよくご確認の上、ご提出ください。ご協力のほど宜しくお願い致します。

講演作成要領

⇒講演要旨テンプレートword

  1. 外枠のサイズ(縦110 mm、横150 mm)は変更しないでください。
  2. 図、表、写真は挿入できません。
  3. タイトルはMSゴシック11ポイント、ボールドで書き、左から25 mmあけてください。
  4. 講演者(所属)はMS明朝11ポイントで書き、左から25 mmあけてください。登壇者に○をつけてください。
  5. 本文はMS明朝11ポイントで書いてください。イタリック、上付、下付など書体の指定は、そのまま印刷できるようにお書きください。
  6. 英文で要旨を書く場合はTimes New Roman 11ポイントを使用してください。
     
  • 講演要旨送付先:  E-mail:
     
  • 申込み締切日: 2011年10月7日(金)必着
  • 講演要旨の提出締切日: 2011年11月4日(金)必着

 

⇒【九州支部】第18回九州支部福岡大会(2011/12/10)

Published by 学会事務局 on 09 9月 2011

【東日本支部】第6回学生討論会のお知らせ

日本生物工学会東日本支部では、2011年10月21日~22日に第6回学生討論会を開催いたします。
詳しくはこちら

日時: 2011年10月21日(金)13時~10月22日(土)13時
場所: 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)

学生の皆さん、また社会人、大学教員の皆様、どうぞ奮ってご参加ください。

Published by 支部:東日本 on 09 9月 2011

【東日本支部】第6回学生発表討論会のお知らせ

日本生物工学会東日本支部 第6回 学生発表討論会

(社)日本生物工学会東日本支部 主催

日時 2011年10月21日(金)13時~10月22日(土)13時
場所 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
開催趣旨

「研究室から飛び出よう!」
自分の研究をネタに、企業の研究者とじっくり話してみませんか?

~日本生物工学会東日本支部 第6回学生発表討論会のご案内~

 「自分の研究の進め方って、企業の人から見たらどうなんだろう?」
 「企業での研究ってどんなもの?」
 「学生のうちに身につけておかなければならない能力は?」

 学生の皆さん、このような疑問を、社会人に直接ぶつけてみませんか? 就職や進学を考えている皆さんの研究内容の発表を通じて、バイオ関連の様々な分野で活躍する先輩方がアドバイスをしてくださいます。

 研究発表といっても、学会のようなまとまったデータは必要ありません。もちろん、学会で発表した内容そのままを持ってきても構いませんし、まだ途中の段階でも、うまくいっていなくて滞っているようなものでも歓迎します。むしろ、そのようなうまくいっていない時にどう考えたらよいか、研究室の外に出ればヒントが見つかるかもしれません。

 夕食後には、社会人との自由討論会も企画しています。企業の研究ってどういうもの? 社会人になって必要とされる能力は? のような、皆さんの将来に関する疑問など、研究室ではなかなか聞けないことを質問するチャンスです。

 学生の皆さんの参加をお待ちしております。

 社会人、大学教員の皆様の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたいという方、奮ってご参加ください。

 内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf

募集人数 学生・一般合わせて 35名
(定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。)
内容

プログラム予定

10月21日(金)
13:00 受付
13:20 基調講演「企業における研究と大学での研究」
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授 木野 邦器 先生
14:00 研究発表会(1)
17:30 休憩
18:00 夕食
19:30 自由討論会
10月22日(土)
8:00 朝食
9:00 研究発表会(2)
12:00 昼食
13:00 解散

本セミナーは、二つのプログラムから構成されます。

<研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は討論も含めて15~20分を予定していますので、研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライド 10枚程度を用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。)

<自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。

参加申込 9月30日(金)までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、4) 所属、5)連絡先住所、TEL、E-mailを記入の上、件名を「第6回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月7日を予定)。
参加費 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。
学生会員2,000円(不課税)、学生非会員3,000円(税込み)
一般会員・・・大学教員10,000円(宿泊代・夕朝昼食込・不課税)
大学教員以外の一般会員は参加費は無料ですが、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘をお願いします。また、事前に学生から募集した質問を自由討論会で披露しますので、それに対する積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。
申込先 日本生物工学会東日本支部 第6回学生発表討論会
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部)
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 29 8月 2011

【バイオマス循環利用研究部会】公開討論会のご案内

2011年9月26~28日に東京農工大で開催される第63回日本生物工学会大会期間中に「バイオマス循環利用研究部会の今後の活動に関する公開討論会」を開催致します。⇒詳しくはこちら

  • 日時: 2011年9月27日(火)13:00~14:00
  • 場所: 東京農工大 小金井キャンパス 12 号館1階 L1215教室

この討論会では、部会員に限定せず、オープン形式と致しますので、バイオマス、バイオリファイナリー、バイオエネルギー、バイオマテリアル、バイオエコノミーなどに興味をお持ちの研究者の方々、どうぞ奮ってご参加いただきたく存じます。

Published by 学会事務局 on 29 8月 2011

【研究部会】バイオマス循環利用研究部会 公開討論会〈参加者限定なし・オープン:於第63回日本生物工学会大会〉

『バイオマス循環利用研究部会』は未利用バイオマス資源活用とバイオマス資源循環を念頭に置いた生物工学的技術の研究開発を目指して、平成23年度より発足した研究部会です。

9月26~28日に東京農工大で開催される第63回日本生物工学会大会期間中に「バイオマス循環利用研究部会の今後の活動に関する公開討論会」を開催致します。この討論会では、部会員に限定せず、オープン形式と致しますので、バイオマス、バイオリファイナリー、バイオエネルギー、バイオマテリアル、バイオエコノミーなどに興味をお持ちの研究者の方々、どうぞ奮ってご参加いただきたく存じます。
⇒バイオマス循環利用研究部会の詳細はこちら

公開討論会では、一般学会員の方々に「本研究部会の扱う研究分野」をご案内するとともに、「本研究部会の活動方法」、「本研究部会の短・中期的目標」を議論する予定です。また、議論を通して活動に興味を持って頂いた方の部会への参加を募ります。参加申し込みなどは不要ですので、お気軽にご参加ください。

バイオマス循環利用研究部会 部会長 九州大学農学研究院 酒井謙二 

日時 2011年9月27日(火)13:00~14:00
場所 東京農工大 小金井キャンパス 12 号館1階  L1215教室
問合せ先  バイオマス循環利用研究部会幹事 西南女学院大学 田代幸寛
E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 25 8月 2011

【年次大会】日本生物工学会第63回大会トピックス

第63回日本生物工学会大会は、2011年9月26日(月)から28日(水)の3日間、東京農工大学小金井キャンパスにおいて開催されます。東日本大震災とその後の原子力発電所事故に伴う電力不足などから、一時開催が危ぶまれ、皆様にご心配をおかけしましたが、予定通り開催できることになりました。

今大会の発表はシンポジウム、ワークショップおよび一般講演であり、すべて口頭発表で行います。本年度は、従来のシンポジウムをシンポジウムとワークショップに分け、シンポジウムは本部および大会が企画する3テーマのみとしました。ワークショップは、本部、大会企画の6テーマの他、公募企画の10テーマの計16テーマとなっています。本部企画のシンポジウムは、『酒類の食味成分研究の新展開』と『大規模ゲノム情報の生物工学へのインパクト』の2つであり、多くの会員の関心があるテーマとなっています。

また、地球環境問題は生物工学会員に限らず人類の共有する問題であることから、大会企画として『美しい地球持続のための脱炭素社会の構築』というテーマでシンポジウムを行います。本シンポジウムでは、持続的発展が可能な社会の実現を目指す日本のリーダーの1人である小宮山宏先生(三菱総合研究所理事長)に基調講演をしていただきます。また、招待講演者として、世界で初めて青色ダイオードを実現し省エネルギーの象徴であるLED研究の世界的な第一人者である中村修二先生(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)にご講演いただきます。皆様の積極的な討論を期待しています。

大会2日目には、東京農工大学特別栄誉教授の遠藤 章先生が米国科学アカデミーの外国人会員に選出されましたことを記念して、特別招待講演をしていただきます。遠藤特別栄誉教授は、血中コレステロール値を下げる物質の探索を、確かな科学的見通しの下にスタートさせ、画期的な物質「スタチン」を発見されました。2006年4月に日本国際賞、同年11月にマスリー賞、2008年9月にラスカー臨床医学研究賞および2009年6月に国際動脈硬化学会賞を受賞されています。

一般演題は654件であり、シンポジウム、ワークショプ、特別招待講演、受賞講演、KSBBからの招待講演を合わせると計778演題となり、過去最大規模の大会になる予定です。また、一般講演の中からプログラム編集委員会が選定した26演題をトピックスとして紹介しております。これらに関しては、大会に先立ち東京で行われます記者会見にて、本大会を代表する研究成果・シーズとして公開します。

懇親会は初日に電車で10分ほどの距離にある吉祥寺の第一ホテルで行います。吉祥寺は6年連続で関東の住んでみたい街のトップにランキングされており、東京でも有数のおしゃれな街です。大会2日目には若手者の集いを東京農工大学生協第2食堂で行います。会員同士の交流を深める機会としてください。

小金井キャンパスは新宿から中央線快速電車で約25分と交通の便も良いですが、何より東京都内の大学としては緑の豊かな美しいキャンパスです。それでは、9月末に皆様とお会いできることを楽しみにしております。

第63回日本生物工学回大会実行委員会

第63回日本生物工学会大会(2011)ホームページ

Published by 学会事務局 on 25 8月 2011

【随縁随意】若者よ、Hazardous Journeyを目指せ!- 今中 忠行

生物工学会誌 第89巻 第8号
今中 忠行

昔から「かわいい子には旅をさせよ」という言葉があります。「ライオンは子供を千仞の谷に突き落とす」とも言われます。いずれも子供をぬくぬくと甘やかせて育てるのは良くないということでしょう。最近、草食系男子という言葉も耳にします。大学でも海外留学を希望する人が減少していますし、企業でも海外赴任を嫌がる人が増えていると聞いています。

2010年のノーベル化学賞を受賞されたアメリカ・パデュー大学特別教授の根岸英一先生が、記者会見で「日本は居心地のいい社会でしょうが、若者よ、海外に出よと言いたい」と言われました。アメリカの経済界ではよく「comfort zoneを越えよ!」とも言われています。安心できる慣れ親しんだ場所や既知の分野を離れ、新しい分野、未知の世界に向けて挑戦することを勧める言葉です。

私は昭和44年に大学院を修了してから約40年間にわたり微生物学に関する研究を続けてきました。研究内容も生物化学工学、分子生物学、生化学、応用微生物学、環境バイオテクノロジーと変遷しましたし、場所も大阪大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、京都大学、立命館大学と移りました。アメリカ留学時には、良く働くポスドクは日本人と台湾人だと言われていましたが、今では中国人と韓国人ということになっています。やはり日本人も豊かになるとその環境に安住し、新しい冒険に飛び出すのが億劫になっているのかもしれません。

講義でも、若い学生に「旅に出なさい。できれば一人旅がいいです」とけしかけています。旅に出るときは少し不安でも、いろいろな人や自然と接するうちに新しい発見に出会うことが多いのです。

MEN WANTED for Hazardous Journey.
Small wages, bitter cold, long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.
Honour and recognition in case of success.
Ernest Shackleton

これはシャックルトンが1900年にロンドンの新聞に出した南極探検隊募集広告の全文です。すごいことに、応募が殺到したと言われています。

私は2004年11月から2005年3月にかけて第46次南極地域観測隊の一員として南極に行きました。露岸地域でテントを張り、真っ白い氷の世界を眺めながら、隊員と交流し、多くの試料を採取してきました(写真)。

南極風景  筆者(南極海上にて)

そこからは興味ある特殊な微生物も多く発見できましたが、それ以外にもオーロラを見たり、ペンギンの栄巣地に行くなど非日常の経験をすることができました。それがどのようにその後の生活に役立ったかは分かりませんが、充実感があったことは事実です。日本生物工学会の中には若い(と思っている)人たちが多いと思いますので、このような話題を提供した次第です。


著者紹介 立命館大学生命科学部 今中 忠行

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 24 8月 2011

【乳酸菌・腸内細菌工学研究部会】勉強会開催について

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では、東京農工大で開催される第63回日本生物工学会大会の終了後、勉強会を開催致します。⇒詳しくはこちら

  • 日時: 2011年9月28日(水)13:30開始 17:00までに終了予定
  • 場所: 東京農工大 小金井キャンパス 11 号館1階  L1113教室

この勉強会は当研究部会の部会員に限定せず、オープンな会と致しますので、乳酸をはじめとした有用物質生産、乳酸菌や腸内細菌の研究に興味をお持ちの研究者の皆様、どうぞ奮ってご参加頂けますようお願い致します。


 

Published by 学会事務局 on 24 8月 2011

【研究部会】乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 2011(平成23)年度勉強会〈参加者限定なし・オープン〉

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では、9月に東京農工大で開催される第63回日本生物工学会大会の終了後、午後から東京農工大の教室をお借りしまして、勉強会を開催致します。この勉強会は当研究部会の部会員に限定せず、オープンな会と致しますので、乳酸をはじめとした有用物質生産、乳酸菌や腸内細菌の研究に興味をお持ちの研究者の皆様、どうぞ奮ってご参加頂けますようお願い致します。

ご発表頂く先生方は4名で、新規に当研究部会にご入会頂いた3名の先生方に加えまして、招待講演者として理化学研究所免疫アレルギー科学総合研究センターの福田 真嗣先生にご講演を頂ける事になりました。福田先生は新進気鋭の若手研究者で、ビフィズス菌が病原性大腸菌O157:H7の病原性を抑制するメカニズムを解明され、今年の初めにNature誌に筆頭著者として発表されています(doi:10.1038/nature09646).

参加費・参加申し込みなどは不要です。相互交流の時間も設ける予定ですので、お気軽にご参加頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 部会長 横田 篤

日時 2011年9月28日(水)13:30開始 17:00までに終了予定
場所 東京農工大 小金井キャンパス 11 号館1階  L1113教室
地図  こちらをご覧ください。

予定演題・講演者(順不同・敬称略)

  • Rhizopus oryzae の乳酸生成能の解析
    …○齋藤 勝一(農研機構・食品総合研究所)
     
  • デザインドバイオマスによる有用物質生産プロセス
    …○田代 幸寛(西南女学院大学短期大学部)
     
  • 乳酸菌を利用した化粧品素材の開発
    …○伊澤 直樹(ヤクルト本社中央研究所 )
     
  • マルチオーミクス解析技術が解き明かす腸内エコシステムの様相
    …○福田 真嗣1, 21理研RCAI・2横市大院・生命ナノ)
     

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Published by 学会事務局 on 19 8月 2011

【年次大会】事前参加申込の受付を終了しました

第63回日本生物工学会大会(2011)の事前参加申込受付を終了しました。
多数のお申込みありがとうございました。

講演要旨集と参加章(懇親会参加章)は入金確認が終わり次第、8月25日以降に順次発送します。

各支払い方法の指定期日までに入金が確認できない場合は、事前予約は無効になり、講演要旨集、参加章は送付されません。2011年度大会への参加を希望される方は、当日大会受付にて当日料金をお支払いください。

  大会参加費(講演要旨集を含む) 懇親会費
予約 当日 予約 当日
正会員 8,000円 10,000円 10,000円 12,000円
学生会員 6,000円 8,000円 5,000円 6,000円
非会員 12,000円 14,000円 12,000円 14,000円

(大会参加費: 正会員・学生会員は不課税、非会員は消費税を含む)

Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 19 8月 2011

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 – 構成員研究紹介(中島 一紀)

氏名 中島 一紀
所属 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻
ウェブサイト http://www.che.tohoku.ac.jp/~rpel/

研究紹介

水でも有機溶媒でもない第3の溶媒「イオン液体」が新たな生体触媒の反応場として注目されている。イオン液体は室温で液体として存在する塩の総称であり、カチオン、アニオンの組み合わせを変えることで、様々な種類のイオン液体を得ることができる。イオン液体をバイオプロセスに用いた場合、イオン液体は(A)極性溶媒であるため、糖やアミノ酸といった極性の生体関連化合物を容易に溶解することができ(water-like)、一方で(B)非水溶媒であるため、酵素的合成反応が可能であり(organic solvent-like)、さらに(C)不揮発性であるため、それを利用した新たな非水系バイオプロセスを構築できる(salt-like)、といった反応溶媒としての特異性を示す。

中島研究紹介図(イオン液体の特徴とバイオプロセスへの応用)
イオン液体の特徴とバイオプロセスへの応用

 

塩のみから構成されるイオン液体中においても様々な生体触媒(リパーゼ、プロテアーゼ、ペルオキシダーゼ、whole-cell biocatalyst)がその機能を発現することが報告されているが、その触媒活性は水溶液中と比べると非常に低い。本研究ではイオン液体中での酵素活性の向上を目指し、酵素のイオン液体への可溶化を試みた。酵素可溶化のアプローチとして酵素への化学修飾(共有結合的修飾)を検討し、くし型のPEGを酵素の修飾剤として用いた。このくし型PEG(PM13)は主鎖に酵素との結合点を有し、複数本のグラフト状PEG鎖をもつ。これを修飾剤として用いると、直鎖状PEGよりも多量のPEG鎖をタンパク質表面に修飾できる。

モデル酵素としてスブチリシン(プロテアーゼ)を用いてPM13の化学修飾を行ったところ、PM13修飾スブチリシン(PM13-Sub)はイオン液体に均一に可溶化することが明らかとなった。酵素表面をイオン液体への溶解性が高いPEGが多量に酵素表面を被覆しているため可溶化できたと思われる。

さらに、酵素活性を調査したところ、未修飾の凍結乾燥酵素では全く反応が進行しなかったのに対し、可溶化したPM13-Subは極めて高い触媒活性を示した。つまり、酵素の溶解性がイオン液体中での高活性発現のための重要なファクターであることが示された。

さらに、PM13-Subの触媒活性は一般有機溶媒よりもイオン液体中の方が高かった。イオン液体中での酵素反応は、水を全く添加しない非水系反応であるため効率的な合成反応・エステル交換反応が可能であり、また有機溶媒に溶解しない極性化合物を基質として用いることができる新たな生体触媒反応系である。
 

 中島研究紹介図(タンパク質へのくし型PEGの化学修飾とイオン液体への可溶化)
タンパク質へのくし型PEGの化学修飾とイオン液体への可溶化

 

発表論文

  • K. Nakashima, K. Yamaguchi, N. Taniguchi, S. Arai, R. Yamada, S. Katahira, N. Ishida, H. Takahashi, C. Ogino, A. Kondo, “Direct Bioethanol Production from Cellulose by the Combination of Cellulase displaying Yeast and Ionic Liquid Pretreatment” Green Chem. (2011) in press.
  • S. Arai, K. Nakashima, T. Tanino, C. Ogino, A. Kondo, H. Fukuda, “Production of Biodiesel Fuel from Soybean Oil Catalyzed by Fungus Whole-cell Biocatalysts in Ionic Liquids” Enz. Microb. Technol., 46 (1), 51-55 (2010).
  • K. Nakashima, N. Kamiya, D. Koda, T. Maruyama, M. Goto, “Enzyme Encapsulation in Microparticles Composed of Polymerized Ionic Liquids for Highly Active and Reusable Biocatalysts” Org. Biomol. Chem., 7 (11), 2353-2358 (2009).
  • N. Kamiya, Y. Matsushita, M. Hanaki, K. Nakashima, M. Narita, M. Goto, H. Takahashi, “Enzymatic in situ Saccharification of Cellulose in Aqueous-Ionic Liquid Media” Biotechnol. Lett., 30, 1037-1040 (2008).
  • 中島一紀,神谷典穂,後藤雅宏,「新たな非水溶媒イオン液体中での酵素反応」,月刊バイオインダストリー,第25巻(7号),24-34(2008)
  • K. Nakashima, T. Maruyama, N. Kamiya, M. Goto, “Spectrophotometric Assay for Protease Activity in Ionic Liquids Using Chromogenic Substrates” Anal. Biochem., 374, 285-290 (2008).
  • 中島一紀,後藤雅宏,「生体触媒の新しい反応場としてのイオン液体 -水中から有機溶媒へ、そして今イオン液体へ-」化学工学,Vol.70,No.2,111–113(2006)
  • K. Nakashima, T. Maruyama, N. Kamiya, M. Goto, “Homogeneous Enzymatic Reaction in Ionic Liquids with Poly(ethylene glycol)-Modified Subtilisin.” Org. Biomol. Chem., 4, 3462-3467 (2006).
  • K. Nakashima, T. Maruyama, N. Kamiya, M. Goto, “Comb-Shaped Poly(ethylene glycol)-Modified Subtilisin Carlsberg is Soluble and Highly Active in Ionic Liquids.” Chem. Commun., 4297-4299 (2005).
     

 

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Published by 学会事務局 on 18 8月 2011

【マスコミ・出版関係の皆様へ】大会プレス発表会のお知らせ

9月26日(月)より28日(水)まで、東京農工大学・小金井キャンパスにおいて第63回日本生物工学会大会(2011)を開催いたします。これに先立ち、下記のとおりプレス発表会を開催いたします。

日本生物工学会は、急速かつ多様に展開するバイオテクノロジーの中心にあり、最先端の技術と情報が集結します。是非ともご出席下さいますようご案内申し上げます。

日時 2011年9月8日(木)10:30~12:00頃まで
場所 広島大学東京オフィス(キャンパス・イノベーションセンター 408号会議室)
(〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6  TEL: 03-5440-9065)
JR山手線・京浜東北線田町駅下車 徒歩1分 
http://www.hiroshima-u.ac.jp/liaison/access/
陪席者
  • 日本生物工学会広報担当理事: 黒田 章夫(広島大学大学院先端物質科学研究科)
  • 2011年度大会実行委員会委員長: 養王田 正文(東京農工大学大学院工学研究科)
内容 研究の最先端のハイライト紹介・説明
*当日は、講演要旨集、一般講演トピックスガイドなどの資料をお配りします。
申込方法 下記宛に8月26日(金)までに、お申込下さい。
問い合せ先 公益社団法人 日本生工学会事務局 岩永 祐治
Tel: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:

第63回日本生物工学会大会(2011) 

会期 9月26日(月) 9:00~12:00 授賞式・受賞講演  13:00~17:30 一般講演・シンポジウム
9月27日(火) 9:00~17:30 一般講演・シンポジウ
9月28日(水) 9:00~12:00 一般講演・シンポジウム
場所 東京農工大学・小金井キャンパス
  • 一般講演(654件)、シンポジウム(19課題 124件)、受賞者講演(7件)
  • 9月26日に開催されますシンポジウム『美しい地球持続のための脱炭素社会の構築』では、小宮山 宏先生(三菱総合研究所理事長、前東京大学総長)に基調講演、また、世界で初めて青色ダイオードを実現した発光ダイオードの世界的な第一人者である中村 修二先生(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)に招待講演者をしていただきます。
  • 大会2日目(9月27日)には、東京農工大学特別栄誉教授の遠藤 章先生が米国科学アカデミー(National Academy of Sciences/NAS)の外国人会員に選出されましたことを記念して、特別招待講演をしていただきます。

注)遠藤特別栄誉教授は、血中コレステロール値を下げる物質の探索を確かな科学的見通しの下にスタートさせ、画期的な物質「スタチン」を発見されました。2006年4月に日本国際賞、同年11月にマスリー賞(米国)、2008年9月にラスカー臨床医学研究賞(米国)および2009年6月に国際動脈硬化学会賞を受賞されています。

第63回日本生物工学会大会(2011)ホームページ

Published by 学会事務局 on 17 8月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年8月17日付で、第15回「進むコンビナトリアルバイオ工学研究」が掲載されました。

掲載記事:「進むコンビナトリアルバイオ工学研究」pdf

次回は、2011年9月21日(水)掲載予定です。

 

過去の掲載記事

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

►生物工学会誌Topへ

Published by 学会事務局 on 16 8月 2011

【年次大会】事前参加申込締切: 8月19日(金)17:00

第63回日本生物工学会大会のオンラインでの参加申込締切は、2011年8月19日(金)17時となっております。大会への参加を希望されている方は速やかにお申込ください。

 ⇒参加申込はこちらから
   
講演要旨集・参加章は、参加費の入金確認後、要旨集発行日(8月25日予定)以降に発送いたします。 参加費の領収証は、参加章に印刷しております。各支払い方法の指定期日までに入金が確認できない場合は、事前予約が無効になり、参加章・講演要旨集は送られませんのでご注意下さい。

Published by 学会事務局 on 10 8月 2011

【関連行事】気候変動に関する対話シンポジウム

将来の安全・安心な社会をめざして

温暖化影響・適応策等の研究に取り組んでいる文部科学省「気候変動適応研究推進プログラム」と環境省による環境研究総合推進費S-8「温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究」の研究成果を紹介し、安全・安心な将来社会のあり方について皆様と共に考えたいと思います。また、これらの研究が東日本大震災の復興にどう貢献できるかも議論したいと思います。

主催:文部科学省 気候変動適応研究推進プログラム
環境省 環境研究総合推進費S-8「温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究」(共催)

日時 2011年10月12日(水)13:30-17:30
場所 日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
参加費 無料
参加方法 下記HPより事前登録をお願いします。
http://www.mext-isacc.jp/staticpages/index.php/inq-101
問合せ 気候変動適応研究推進プログラム
www.mext-isacc.jp/article.php/event_symposium_s8recca


 

Published by 学会事務局 on 10 8月 2011

【和文誌】7月号大会案内訂正について

生物工学会誌7月号の大会案内に誤記がありました。
謹んでお詫び致しますとともに下記の通り訂正させていただきます。

生物工学会誌89巻7号 435ページ

  • 懇親会  曜日訂正

    (誤)9月26日(水)
     ⇒(正)9月26日(月)

     
  • 生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会  開催日・締切日訂正

    【開催日】
    (誤)9月26日(木)
     ⇒(正)9月27日(火)

    【締切日】
    (誤)8月31日(金)
     ⇒(正)8月31日(水)
     

♦ 第63回日本生物工学会大会(2011)ホームページ

Published by 学会事務局 on 03 8月 2011

【関連行事】第24回日本Archaea研究会講演会

日時 2011年9月2日(金)14:30~ 9月3日(土)12:30(予定)
会場 慶應義塾大学先端生命科学研究所・メタボロームキャンパス大会議室(山形県鶴岡市)
問合せ先 京都大学大学院工学研究科 金井 保 
TEL. 075-383-2776 FAX. 075-383-2779
E-mail:
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsa/index.html


 

Published by 学会事務局 on 03 8月 2011

【随縁随意】“大学教授生態論”の序文 – 緒方 靖哉

生物工学会誌 第89巻 第7号
緒方 靖哉

生まれ変わったら就きたい職業の一番人気は「大学教授・研究者」だそうだ。3千人余に対する調査の回答(朝日新聞be ランキング2010年8月3日)である。私は国立大学で15年間、私立大学で7年間の教授生活を送った。大学教授の生態は多くの人にとって、秘密のベールに包まれた摩訶不思議に映るらしく、「大学教授はストレスの少ない職業と聞いていますが、仕事の内容は?」「大学教授を目指した動機は?」「大学教授になる秘策は?」のようなことをよく質問された。2度目の退職の機会に、自らの体験を生かして“大学教授の生態論”でも書いておこうと思い立った。

大学教授を分けるのにいろんな分類法があるだろうが、大学の門から一歩も出ることなく教授になるストレート組と官庁や企業からの転向組に分けるのが、大学教授の生態を論じやすいように思われた。現在は、ストレート組が多数派であるが、ストレート組の登竜門である助手(現 助教)席の減少などの環境の変移に伴って、将来は転向組の増加が予想できる。両者の違いを強いて挙げると、ストレート組にロマン派が多く、転向組には現実派が多いと感じる。

大学教授を目指す動機は人によって異なるが、大学教授に適する人は、自分で調べることが好きな人、教えることが好きな人であればいい。これに好奇心と探究心が備わり、想像力も豊かであれば鬼に金棒である。学問・研究はゴールのない競争に挑戦するようなもので、長い間、大学で研究や仕事を続けられるのには、衰えることのない好奇心、探究心、想像力、さらに適度の自己顕示欲と自尊心も必要になる。

大学教授の最大の魅力を挙げると、他の職業に比べて、自由な時間を持てること、自由な研究が保障されていることである。だが、教授になり、さらに教授の地位を向上させるためには、研究業績(論文の質と数)を上げることが必要である。また、教授には、想像以上に知的武装も必要になる。これらには、若い時に、懸命に学び、努力することで対応できる。学ぶことにも旬の時期があり、この時期に阿修羅の如く働いたお陰で、自分自身で実験ができなくなってからも、満足感が持続しているように思う。

名野球人広岡達朗氏が、「どんなに素質のある人でも一度は猛烈に練習に励まねば、何かを掴むことが出来ずに、一流になれないまま何時か消えてしまう」と言っておられる。相通じるものを感じるので、若い人達へのメッセージとしていろんな所で、この言葉を引用している。

こんな内容で、“大学教授の生態論”の執筆構想を練り、後は、若い人が関心を持つように、大学教授の仕事の内容、大学教授を目指す人に知らせたい秘策なども入れようと思いはじめた。執筆の前に、一応、類似の内容を著した書籍の存在を調べたところ、“大学教授という仕事”(杉原厚吉著・水曜社)と“新 大学教授になる方法”(鷲田小彌太著・ダイヤモンド社)が見つかった。杉原先生の著書には、私も経験した仕事の内容がこと細かく記述されている。杉原先生は、私と同様、国立大学の理系の教授であるので、当然と言えば当然のことである。

しかし、鷲田先生の著書を読んで驚いた。先生の主義主張や教授を目指す人への要望などで、私と似た考えが多い。この本の目玉、「大学教授をめざす人に大声で知らせたい10の裏技」(“周囲の研究者の論文を読め”“敵を作らない”“配偶者の選択を誤るな”、以下略)では、これらの裏技の7割は実践していた。しかし、これらの方策は、自分の役割を粛々と果たしていた間に、故意も悪意も持たずに、無意識のうちに実践していたのである。

これら2書は、私が追求しようとしている“大学教授生態論”の本編の核心をついている。この時点で、“大学教授生態論”の著述を放棄し、本編はこの2書に譲ることにし、私の執筆の構想は“大学教授生態論の序文”としてここに残すことにした。国の将来は大学教育に依存するところが大きいと思っており、多くの優秀な若い人に大学教授を目指して欲しいからである。次の世代にノーベル賞の夢を託したい。ちなみに我が家では、医学、農学、工学と領域は異なるが、3代続いている。


著者紹介 九州大学名誉教授、元崇城大学教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 03 8月 2011

生物工学会誌 – 89巻7号

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから

 

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Published by 学会事務局 on 03 8月 2011

【関連行事】第28回資源植物科学国際シンポジウム

東アフリカにおける作物生産と植物ストレス科学イノベーション

日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業

日時  2011年10月7日(金) 9:30~18:00
会場 倉敷市芸文館アイシアター(岡山県倉敷市中央1-18-1)
参加費 無料 懇親会費:3,000円(事前登録要)
プログラム
  • Transposon activity and the erosion of genomic synteny
    Thomas Wicker (University of Zurich, Switzerland)
  • Evaluation of stress induced-hydroxycinnamic acid amides of serotonin asnutraceuticals or pharmaceuticals
    Seong-Gene Lee (Chonnam National University, Korea)
  • Multilocational wheat trials in selecting for drought and acid soiltolerance in Kenya
    Peter Njau (Kenya Agricultural Research Institute, Njoro, Kenya)
  • International cooperation between Japan and Kenya in horticulture -Breeding, Production and Transportation
    Yasutaka Kubo久保 康隆) (Okayama University, Japan)
  • Utilization of African wild species for productivity improvement understress conditions in rice
    Masahiko Maekawa前川 雅彦) (Okayama University, Japan)
  • Citrullus and Jatropha: Harnessing plant genetic resources for biomassproduction in Botswana
    Kinya Akashi明石 欣也) (Nara Institute of Science and Technology)
  • Finally understanding Stress Tolerance through Genomics
    Hans Bohnert (University of Illinois, USA)
  • Strigolactone function and action: how can we reduce Striga infestation?
    Shinjiro Yamaguchi (Tohoku University, RIKEN)
申込み先
問合せ先
〒710-0046
倉敷市中央2-20-1
岡山大学資源生物科学研究所
Tel: 086-424-1661  Fax: 086-434-1249
E-mail:
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/sympo/sympo2011/


 

Published by 学会事務局 on 02 8月 2011

【会員の皆様へ】7月号会誌発送の遅れについて

学会誌(Journal of Bioscience and Bioengineering / 生物工学会誌)の7月号は、別冊大会プログラム同送のため、発送が遅れております。現在のところ、8月4日発送の予定です。会誌がお手許に届くまで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上 げます。

Published by 学会事務局 on 27 7月 2011

【セルプロセッシング計測評価研究部会】第3回 若手研究シンポジウム報告

セルプロセッシング計測評価研究部会では、「第3回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~」を2011年7月17日(13:00~15:20)に、春日居びゅーほてる(山梨)で開催しました。昨年度までは博士課程部門と博士研究者部門の2部門に分けての開催でしたが、本年度はそれらが統合され1部門での開催となりました。

部会関連の先生方のご推薦を受けた若手研究者6名が最新研究成果の発表を行いました。参加者も30名を超え、充分な時間を設定した質疑時間を超えてもまだ議論が尽きない、非常に活発なシンポジウムとなりました。どの発表も新規性・オリジナリティーが高く、今後の研究の発展が期待されるものであり、これからの生物工学を支える若手研究者への期待が大いに膨らむ発表となりました。

発表後、厳正な審査の上、若手研究奨励賞が決定しました。授賞式では、研究部会代表者の徳島大学・大政健史教授から受賞者に賞状が授与されました。

本シンポジウムに参加された若手研究者の方々の今後のさらなるご発展を祈念しております!

平成23(2011)年度 Young Researcher's Award(若手研究奨励賞)受賞者

安藤 友子
山梨大学大学院 医学工学総合教育部 人間環境医工学専攻(博士課程1年)
慶應義塾大学 医学部生理学教室(共同研究員)
発表タイトル…レット症候群疾患特異的ヒトiPS細胞の樹立とその特徴

平成23年度Young Reasearcher's Award(若手研究奨励賞)受賞者 安藤友子さん(大政健史先生と)

       受賞された安藤友子氏(右)と大政部会長
*************************************

その他の発表者と発表タイトル一覧(発表順):

杉田 智哉(名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻)
乳酸菌接着ペプチドの探索と細胞接着誘導

千田 泰史(福井大学大学院 工学研究科 物質工学専攻)
高エネルギー線照射による自己増殖制御可能な動物細胞株の創出

富名腰 敬(東京農工大学大学院 生物システム応用科学府)
トレハローストランスポーター発現による哺乳類細胞への凍結耐性付与プロセッシング

菅谷 紗里(千葉大学大学院 工学研究科 共生応用化学専攻)
マイクロ流路内非平衡系を利用した微小ハイドロゲル粒子の作製と応用

小出 昌弘(東北大学大学院 環境科学研究科)
酸素の変換濃縮法を応用したミジンコの呼吸活性計測

 

⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 25 7月 2011

【若手会】2011年度 夏のセミナー報告

2011年7月16日・17日に、山梨県(石和温泉)で開催された2011年度日本生物工学会の若手会夏のセミナーは、盛況のうち終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒写真はこちら

Published by 若手会 on 25 7月 2011

【若手会】生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー 2011 (2011/07/16-17)

今年度は、山梨県、石和温泉にて開催されました。

本年度の実行委員長 山梨大学 大槻 隆司 先生の挨拶からスタートです!

 
まずは講演会

東京大学 竹内 昌治 先生 「マイクロナノデバイス技術の拓く異分野融合研究」
マイクロ流路でナノ粒子、生体分子を思いのまま操り、医療診断、再生医療の技術を開発しておられます。
異分野で培った経験やユニークな発想、そして異分野の研究者との交流が、優れた研究成果の源であることを感じ取ることができました。
  
 
続いて 大阪大学 中川 敦史 先生 「放射光を利用した生体超分子複合体の構造解析」
X線結晶構造解析の基礎から、高輝度X線である放射光を利用した超分子複合体解析についての最新研究例まで、詳しく紹介していただきました。


 
次はポスター発表です。
初めての発表の方も多く若干緊張気味??



でも、時間の経過とともにあちこちで熱い議論が交わされるようになりました!
 

再び講演会です。

製品評価技術基盤機構(NITE) 安藤 勝彦 先生 「海外生物資源へのアクセスと利益配分」
生物資源、遺伝資源の取り扱いのルールを知っておかないと、将来痛い目に合うかも。勉強、勉強。


続いてイブニングレクチャー

山梨大学 長沼 孝文 先生 「微生物はバイオ燃料生産のエースとなり得るのか?」

油脂生産酵母Lipomycesの研究紹介を通して、数々の含蓄のあるお言葉を頂きました!


みんな真剣に聞き入っています・・・

    
さぁ、お待ちかね!!
 夕食の時間
です!!
まずは九州大学 園元 謙二 先生 の乾杯のご挨拶から。

 
では、かんぱーい!! 
さぁ、飲もう!!


みんな大学、研究室の枠を越えて、交流を楽しんでます!
この日、山梨も暑かったので、ビールがうまかった!!

 
続いて、若手会初代会長 北陸先端科学技術大学院大学 高木 昌宏 先生 から一言頂きました。 
 
さぁ、恒例行事 研究室紹介    がいよいよスタート です!!

大分大学 宇田・一二三研



山梨大学 黒澤研



日本大学 森永研



東京農工大 養王田研
 
 
で、終了

・・・と思いきや・・・

 
九州大学 園元研 乱入


  
ユニークな大学、研究室紹介で会を盛り上げていただきました!!
発表者のみなさん、ありがとうございました!!!


ここからは例年のごとく、夜通しでの交流会です!!
各部屋で酒を飲み交わしながら、語り合いました!!!

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そして夜が明けて・・・
二日目のプログラム開始です。
  

 
まずは講演会
海洋開発研究機構 布浦 拓郎 先生 「環境ゲノム解析で・・・を探る」

微生物分類の歴史、メタゲノム解析や難培養微生物の研究についてわかりやすく解説していただきました!
この日の夜、テレビでも先生の御研究が紹介されました!


つづいてはキャリアパスセミナーです。
ものづくりの現場で働いている方のお話が聞ける若手研究者の集いの目玉イベントです!!

最初は キューピー株式会社 小林 英明 先生 「ものづくりで必要とされる技術人材」
商品開発の種を見つけ、商品として花開き、市場で大きく成長させるまでの過程を説明していただきました。
いろんな職種の人が関わっていること、その中で自分達が活躍するためには、専門性を深めておくことが重要であることを説いていただきました。
 


続いては カルピス株式会社 前野 正文 先生 「R & D の現場と望まれる人材とは」
特定保健用食品開発の紹介を通して、目標に集中すること、仕事に熱意をもつこと、創造することに意味があること、競争に勝つことの重要性などを強調され、現場の方ならではの熱いメッセージが込められていました。


最後は ノボザイムズ ジャパン株式会社 寺本 寛 先生 「博士号取得後の世界」
Global Graduateという人材育成プログラムについて紹介していただき、グロバール企業で仕事、研究することの意義、楽しさを教えていただきました。明確な目標を設定し、それに向けてチャレンジしていくことでチャンスが訪れる、というメッセージは参加者の皆さんの心の支えになったのではないでしょうか?


 
当然、質疑応答も熱を帯びます!!


 
閉会式です。
ポスター賞が発表されました。
若手会副会長 大阪大学 馬場 健史 先生から賞状と景品(山梨特産のワインとお菓子)が贈呈されました。
受賞者は次の方々です。
(写真左から)
佐々木 寛人 さん (名古屋大学大学院工学研究科)
「細胞画像解析法を用いた間葉系幹細胞の分化能予測モデル構築」
杉田 智哉 さん (名古屋大学大学院工学研究科)
「ペプチドアレイを用いた乳酸菌の接着と菌叢化に関与するペプチドの探索」
島崎 純次 さん (日本大学大学院生物資源科学研究科)
(「崎」は環境依存文字です。ご了承ください。)
「アミノ酸代謝遺伝子の欠失が大腸菌のバイオフィルム形成に及ぼす影響」
馬場 健史 先生
遠藤 智史 さん (北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科)
「T細胞活性化シグナルにおける脂質ラフトダイナミクス」
榊原 唯起 さん (山梨大学大学院医学工学総合研究部)
「半硬質チーズの保存中における品質劣化と微生物相変化の解析」
深瀬 栄 さん (日本大学大学院生物資源科学研究科)
「酢酸菌と乳酸菌の相互作用とバイオフィルム形成」

   
    
最後に参加者全員で記念撮影です!!
 
 
本当に充実した、あっという間の二日間でした!!
 
本年度の若手研究者の集い夏のセミナーをお世話頂きました実行委員の
山梨大学 大槻 隆司 先生、小久保 晋 先生、新森 英之 先生、野田 悟子 先生、山村 英樹 先生、中川 洋史 先生
産業技術総合研究所 藤田 聡史 先生

本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!!

来年は東北で開催予定です。
皆さん、またお会いしましょう!!

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Published by 学会事務局 on 25 7月 2011

【関連行事】近畿バイオ- バイオマス研究会公開セミナー

日時 2011年8月31日(水)14:30~17:30
場所 大阪科学技術センター 8階 中ホール
(大阪市西区靱本町1-8-4)
内容 開会挨拶…新名 惇彦会長( 奈良先端科学技術大学院大学 副学長)

  • バイオマスプラスチックの広がりと課題~ポリ乳酸を中心として~
    上田 一恵(ユニチカ株式会社 中央研究所 研究開発グループ)
     
  • バイオディーゼル副産物を原料としたバイオプラスチックの製造
    岸田 央範(日立造船株式会社 エンジニアリング本部 )
     
  • マーケットのブレークスルーを目指す、サラヤとバイオの取り組み!
    更家 悠介(サラヤ株式会社 代表取締役社長)

詳しくはこちら

参加費 無料
申込み締切 8月24日(水)
申込先 近畿バイオインダストリー振興会議  事務局 塚谷
E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 20 7月 2011

【関連行事】Shizuoka University International Symposium 2011

日本生物工学会中部支部は、静岡大学主催のShizuoka University International Symposium 2011を後援します。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年11月28日(月)・29日(火)
場所:  B-nest 6-7F (静岡市葵区御幸町3番地の21)
 

Published by 支部:中部 on 20 7月 2011

【中部支部】Shizuoka University International Symposium 2011(2011/11/28-29)

Circularpdf

Symposium Program

Mon, 28 NOVEMBER

9:50-17:50
Session 1 Nano-Biotechnology
Session 2 Bioscience
Session 3 Chemistry & Food Science
Session 4 Environmental Science

Tue, 29 NOVEMBER

9:45-13:00
Poster Session
Information Booth
Environmental Leaders Program
Double Degree Program
Nanobio Project
Vitalizing Brain Circulation Project

13:30-17:00
Summit Meeting for Crossing Boundaries within Science and Technology

18:00
Symposium Party

 

Organizers

Prof. Yoshimi Suzuki
Prof. Naoharu Watanabe
Prof. Enoch Y. Park
Dr. Deo Vipin Kumar
Dr. Susanne Baldermann

 

Contact persons

Double Degree Program Office
Marie Chigiri
+81(0)54-238-3520
dmchigi@ipc.shizuoka.ac.jp
Nanobio Project Office
Yasuko Kamoshida
+81(0)54-238-4887
oykamos@ipc.shizuoka.ac.jp
Environmental Leaders Program Office
Miki Imamura
+81(0)54-238-4927
omimamu1@ipc.shizuoka.ac.jp

Published by 学会事務局 on 20 7月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年7月20日付で、第14回「世界のバイオ技術をリード」が掲載されました。

掲載記事:「世界のバイオ技術をリード」pdf

次回は、2011年8月17日(水)掲載予定です。

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 学会事務局 on 12 7月 2011

Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 112 (2011)

Vol. 112 (July-December 2011)

JBB Vol. 112 表紙画像

Plants produce a wide variety of isoprenoid compounds. Sesquiterpenes, triterpenes, and sterols are biosynthesized via the mevalonate (MVA) pathway. The enzyme 3-hydroxy-3-methylglutaryl-CoA reductase (HMGR) catalyzes the first rate-limiting step in the MVA pathway. The model plant Arabidopsis thaliana contains two differentially expressed HMGR genes, HMG1 and HMG2. Histochemical GUS staining of transgenic plants carrying promoter::GUS reporter fusions showed that HMG1 is expressed mainly in veins, but HMG2 is expressed exclusively in three-branched trichomes (picture) that differentiate from single epidermal cells on the leaves.

The image was provided by Dr. Hikaru Seki at Plant Metabolism and Cell Technology Laboratory, Department of Biotechnology, Graduate School of Engineering, Osaka University.



⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

Published by 学会事務局 on 11 7月 2011

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会「第3回 若手研究シンポジウム」のご案内

日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部では、2011年7月17日(日)に第3回若手研究シンポジウムを開催いたします。
詳しくはこちら

日時: 2011年7月17日(日) 13:00~15:20
場所: 春日居びゅーほてる 大会議室
 

多くの皆様の参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 11 7月 2011

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会
第3回 若手研究シンポジウム開催のご案内

⇒活動報告はこちら

今年も若手研究者を中心とした研究シンポジウムを開催いたします。

  •  セルプロセッシング計測評価研究部会がどういうものか知りたい!
  •  同世代の研究仲間を増やしたい。
  •  いろいろ学びたい。

などなど、皆様のご参加をお待ちしております。なお、参加費は無料です。

日時2011年7月17日(日)13:00~15:20
場所春日居びゅーほてる 大会議室
参加費無料
問合せ先シンポジウムオーガナイザー
清水一憲(京都大学)kshimizu$pharm.kyoto-u.ac.jp
長森英二(大阪大学)nagamori$bio.eng.osaka-u.ac.jp
(メールは、$を@に変えて下さい)

プログラム

pdf印刷用プログラム

  • 13:00~13:10  Opening Remarks(大阪大学 長森英二)

研究発表

  • 13:10~13:25 杉田 智哉(名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻)
  • 13:25~13:40 千田 泰史(福井大学大学院 工学研究科 物質工学専攻)
  • 13:40~13:55 安藤 友子(山梨大学大学院 医学工学総合教育部 人間環境医工学専攻)
  • 13:55~14:00 (休憩)
  • 14:00~14:15 富名腰 敬(東京農工大学大学院 生物システム応用科学府)
  • 14:15~14:30 菅谷 紗里(千葉大学大学院 工学研究科 共生応用化学専攻)
  • 14:30~14:45 小出 昌弘(東北大学大学院 環境科学研究科)
  • 14:45~14:55 (集計・休憩)
  • 14:55~15:05 表彰(研究部会代表者 徳島大学 大政健史)
  • 15:05~15:10 Closing Remarks(京都大学 清水一憲)
  • 15:10~15:20 全員写真撮影

解散

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Published by 学会事務局 on 06 7月 2011

執行部役員・代議員名簿

(50音順)【注】全員非常勤

執行部役員(2023年5月30日~)

(は担当職務責任者)

会長秦 洋二 (月桂冠)  
副会長青柳 秀紀 (筑波大学)
企画
清水 浩 (大阪大学) 

理事
阿座上 弘行 (山口大学)
学術・広報/西日本支部長
東 雅之 (大阪公立大学)
学術・広報/関西支部長
石井 正治 (東京大学名誉教授)
教育
井藤 彰 (名古屋大学)
英文誌編集委員長
梅津 光央 (東北大学)
学術・広報・国際展開
岡澤 敦司 (大阪公立大学)
和文誌編集委員長
門瀬 (岡村) 好子 (広島大学)
企画・学術・広報
尾高 雅文 (秋田大学)
国際展開/北日本支部長
上平 正道 (九州大学)
学術・広報
小西 正朗 (北見工業大学)
教育・産学連携
榊原 陽一 (宮崎大学)
学術・広報/九州支部長
章 超 (霧島酒造)
企画・産学連携
張(竹山)春子 (早稲田大学)
企画・国際展開
田中 剛 (東京農工大学)
企画/東日本支部長
中島田 豊 (広島大学)
庶務・会計
中野 秀雄 (名古屋大学)
国際展開
中村 彰宏 (三和酒類)
産学連携・教育
堀 克敏 (名古屋大学)
教育/中部支部長
本田 孝祐 (大阪大学)
庶務・会計
本多 裕之 (名古屋大学)
学術・広報・企画
 
安原 貴臣 (アサヒクオリティアンドイノベーションズ)
産学連携
山田 翼 (菊正宗酒造)
産学連携・企画
吉田 聡 (科学技術振興機構)
会長特命(産学連携)
監事今井 泰彦 (野田産業科学研究所)後藤 奈美 (日本醸造協会) 

代議員(2023年4月~次期代議員選挙終了時<2025年3月予定>まで) 

北日本支部(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島)8名

梅津 光央 (東北大学)尾高 雅文 (秋田大学)川﨑 了 (北海道大学)
小西 正朗 (北見工業大学)杉森 大助 (福島大学)田丸 浩 (東北大学)
張 傛喆 (室蘭工業大学)吹谷 智 (北海道大学) 

東日本支部(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨)49名

青柳 秀紀 (筑波大学)阿部 哲也 (協和発酵バイオ)新井 博之 (東京大学)
飯嶋 益巳 (東京農業大学)池 正和 (農業・食品産業技術総合研究機構)石井 正治 (東京大学名誉教授)
今井 泰彦 (野田産業科学研究所)上野 嘉之 (アルケミックラボ)大河内美奈 (東京科学大学)
大槻 隆司 (山梨大学)越智 浩 (森永乳業)亀谷 将史 (東京大学)
木賀 大介 (早稲田大学)菊地 淳 (理化学研究所)木野 邦器 (早稲田大学)
五味 恵子 (キッコーマン)雑賀あずさ (産業技術総合研究所)佐久間 英雄 (丸菱バイオエンジ)
鈴木 市郎 (横浜国立大学)髙木 忍 (農林水産省)武内 章 (キユーピー)
竹山 春子 (早稲田大学)田中 剛 (東京農工大学)田中 祐圭 (東京科学大学)
柘植 丈治 (東京工業大学)常田 聡 (早稲田大学)寺田 昭彦 (東京農工大学)
東田 英毅 (ちとせ研究所)徳田 宏晴 (東京農業大学)西野 智彦 (東京工科大学)
野田 尚宏 (産業技術総合研究所)平川 秀彦 (筑波大学)平沢 敬 (東京科学大学)
深田 寛朗 (味の素)福田 淳二 (横浜国立大学)福谷 洋介 (東京農工大学)
古屋 俊樹 (東京理科大学)細川 正人 (早稲田大学)松浦 友亮 (東京科学大学)
宮本 義孝 (国立成育医療研究センター)村松 和明 (東京電機大学)諸星 知広 (宇都宮大学)
安原 貴臣 (アサヒクオリティアンドイノベーションズ)矢田 美恵子 (バイオインダストリー協会)山田 千早 (明治大学)
楊 英男 (筑波大学)養王田 正文 (東京農工大学)吉田 聡 (科学技術振興機構)
吉野 知子 (東京農工大学)  

中部支部(長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井) 15名

伊藤 創平 (静岡県立大学)井藤 彰 (名古屋大学)加藤 雅士 (名城大学)
金井 保 (富山県立大学)里村 武範 (福井大学)嶋村 隆 (豊田中央研究所)
髙木 昌宏 (北陸先端科学技術大学院大学)富田 因則 (静岡大学)中野 秀雄 (名古屋大学)
濱野 吉十 (福井県立大学)平井 浩文 (静岡大学)二又 裕之 (静岡大学)
堀 克敏 (名古屋大学)本多 裕之 (名古屋大学)吉田 信行 (静岡大学)

関西支部(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)31名

明石 貴裕 (白鶴酒造)東 雅之 (大阪公立大学)大橋 博之 (大阪産業技術研究所)
大政 健史 (大阪大学)岡澤 敦司 (大阪公立大学)小川 順 (京都大学)
荻野 千秋 (神戸大学)鎌田 望 (サントリーグローバルイノベーションセンター)神田 彰久 (カネカ)
紀ノ岡 正博 (大阪大学)久保 幹 (立命館大学)熊田 陽一 (京都工芸繊維大学)
Sastia Prama Putri (大阪大学)清水 浩 (大阪大学)堤 浩子 (月桂冠)
中澤 昌美 (大阪公立大学)蓮沼 誠久 (神戸大学)秦 洋二 (月桂冠)
原 正之 (大阪公立大学)福﨑 英一郎 (大阪大学)藤田 聡史 (産業技術総合研究所)
藤原 伸介 (関西学院大学)坊垣 隆之 (大関)堀江 正信 (京都大学)
本田 孝祐 (大阪大学)松村 吉信 (関西大学)森 英樹 (大阪公立大学)
山崎 思乃 (関西大学)山田 翼 (菊正宗酒造)山本 佳宏 (京都市産業技術研究所)
渡辺 大輔 (奈良先端科学技術大学院大学)  

西日本支部(岡山・鳥取・島根・広島・山口・香川・徳島・高知・愛媛)15名

赤尾 健 (酒類総合研究所)阿座上 弘行 (山口大学)阿野 嘉孝 (愛媛大学)
大城 隆 (鳥取大学)大西 浩平 (高知大学)岡村 好子 (広島大学)
金尾 忠芳 (岡山大学)川向 誠 (島根大学)櫻谷 英治 (徳島大学)
高田 悟郎 (香川大学)中島田 豊 (広島大学)二見 淳一郎(岡山大学)
松鹿 昭則 (近畿大学)三井 亮司 (岡山理科大学)森田 友岳 (産業技術総合研究所)

九州支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)13名

井嶋 博之 (九州大学)伊東 祐二 (鹿児島大学)岡 拓二 (崇城大学)
上平 正道 (九州大学)小林 元太 (佐賀大学)榊原 陽一 (宮崎大学)
坂本 寛 (九州工業大学)章 超 (霧島酒造)玉置 尚徳 (鹿児島大学)
外山 博英 (琉球大学)中村 彰宏 (三和酒類)仲山 英樹 (長崎大学)
馬場 健史 (九州大学)  

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Published by 学会事務局 on 30 6月 2011

【学会賞】2011年度 学会賞受賞者決定

2011年6月3日に受賞候補者選考委員会が開催され、公正かつ慎重な審議の結果、本年度の受賞者が決定しました。 2011年度大会期間中に授賞式・受賞講演が行われますので是非ご参加ください。

授賞式

  • 日時: 2011年9月26日(月)9:00~ 
  • 会場: 東京農工大学小金井キャンパス(東京都小金井市中町2-24-16) 
         S1会場(講義棟2階 L0026教室) ⇒会場案内図はこちら外部リンク      

第30回 生物工学賞

清水 和幸(九州工業大学・教授)…「システム生物工学および細胞の統合的代謝制御に関する研究」

第5回 生物工学功績賞

髙木 睦(北海道大学・教授)…「新分野セルプロセッシング工学の展開」

第5回 生物工学功労賞

該当なし

第44回 生物工学奨励賞(江田賞)

小髙 敦史(月桂冠株式会社・研究員)…「二倍体清酒酵母の新しい育種法の開発とその応用」

第47回 生物工学奨励賞(斎藤賞)

中川 智行(岐阜大学・准教授)…「酵母のメタノール代謝制御の分子メカニズムの解明とその応用」

第34回 生物工学奨励賞(照井賞)

荻野 千秋(神戸大学・准教授)…「生体分子融合ナノ粒子の生物化学工学領域への高度応用に関する研究」

第20回生物工学技術賞 

中村 幸宏1山中 寛之1秦 洋二1江波戸厚2小池 謙造2
1月桂冠株式会社総合研究所,2花王株式会社ビューティーケア研究センター)
…「麹菌チロシナーゼで製造したメラニン前駆体による新規染毛料の開発」

第8回 生物工学アジア若手賞 

Nguyen Nhu Sang(Vietnam National University, Vietnam)
…"Effects of intermittent and continuous aeration on accelerative stabilization and microbial population dynamics in landfill bioreactors"

第19回 生物工学論文賞

  1. 猪熊 健太郎1*・ James C. Liao2・岡本 正宏1・花井 泰三1
    1九州大学,2University of California, Los Angeles,*現,富山大学)
    …"Improvement of isopropanol production by metabolically engineered Escherichia coli using gas stripping"

  2. Benchaporn Buaban*1,2, 井上 宏之3, 矢野 伸一3, Sutipa Tanapongpipat2, Vasimon Ruangle2, Verawat Champreda2, Rath Pichyangkura1, Sirirat Rengpipat1, and Lily Eurwilaichitr2 1Faculty of Science, Chulalongkorn University, 2National Center for Genetic Engineering and Biotechnology (BIOTEC), Thailand, 3産業技術総合研究所,*現,BIOTEC, Thailand)
    …"Bioethanol production from ball milled bagasse using an on-site produced fungal enzyme cocktail and xylose-fermenting Pichia stipitis"
     
  3. Siraje Arif Mahmud*, 平沢  敬・清水  浩
    (大阪大学, *現,Jahangirnagar University)
    …" Differential importance of trehalose accumulation in Saccharomyces cerevisiae in response to various environmental stresses "
     
  4. 兒島 孝明・橋本 陽子*・加藤 雅士**・小林 哲夫・中野 秀雄
    (名古屋大学,*現,湖池屋,**現,名城大学)
    …"High-throughput screening of DNA binding sites for transcription factor AmyR from Aspergillus nidulans using DNA beads display system"
     
  5.  伊達 康博1・中西裕美子2・福田 真嗣1,3・加藤  完3・常田  聡4・大野 博司1,3・菊地  淳1,3,5
    1理化学研究所,2慶応大学,3横浜市立大学,4早稲田大学,5名古屋大学)
    …"New monitoring approach for metabolic dynamics in microbial ecosystems using stable-isotope-labeling technologies"
     
  6. 袴田 和巳*・藤田 聡史**・三宅  淳*
    (東京大学,*現,大阪大学,**現,産業技術総合研究所)
    … "Onset timing of transient gene expression depends on cell division"

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Published by 学会事務局 on 30 6月 2011

【九州支部】第18回九州支部福岡大会のご案内

第18回日本生物工学会九州支部福岡大会を下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。なお、本支部大会のプログラムは本誌11月号と本HPに掲載予定です。

 日時   2011年12月10日(土)10:00~17:00
 場所  九州大学工学部 総合学習プラザ(伊都キャンパス:福岡市西区元岡744)
アクセス⇒http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html

※伊都キャンパスへは、なるべく公共交通機関をご利用ください。
※自家用車で来場の方へ:伊都キャンパス内に車で入構される場合、入構ゲート左横の門衛所にて入構目的の通告が必要です。「学会HPあるいは会告のコピー」の提示により、一般入構時の課金(300円)が免除されますので、忘れずにご持参下さい。

講演募集

⇒講演要旨の作成・提出方法はこちら

  • 講演申込み要領

講演申し込みは、下記の項目についてE-mailで受け付けます。なお、九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、送信時の件名は「第18回九州支部大会/発信者名」とし、以下の各項目をご連絡ください。
(注意)一般講演は、会員一人一題のみで、複数の発表はできません。発表には各自のPCを用い、会場備え付けの液晶プロジェクターを使用します。可能な限り、事前に接続の確認をお願いします。

1)講演題目
2)発表者:氏名(ふりがな)、(所属略称)、連名の場合は講演者に○印
3)連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、電話、FAX、E-mailアドレス
4)共著者の参加の有無:共著者のうち、参加予定者の氏名を併せてお知らせ下さい。研究室毎に纏めてご連絡頂いても結構です。
5)学生賞審査希望の有無
【学生賞】
学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で、学生賞の審査を希望される方は、学生賞審査希望(修士の部、博士の部)と明記して下さい。
 

  • 申込み締切日 2011年10月7日(金)必着
       *プログラム編成の都合上、締切日以降は受付けませんのでご注意下さい。

  • 申込み先 E-mail:
         日本生物工学会九州支部福岡大会実行委員会
          *受理確認後、講演要旨執筆要領をお送り致します。

     
  • 講演要旨の締切日 2011年11月4日(金)必着
       
    *要旨作成の都合上、締切日以降は受付けませんのでご注意下さい。

     
  • 参加費(税込み) 一般2,000円、学生1,000円
     
  • ミキサー 17:00~18:30(九州大学伊都キャンパス ビッグどら)
     
  • 問合せ先 日本生物工学会九州支部福岡大会 庶務担当
         九州大学 未来化学創造センター 神谷 典穂
         E-mail: (申込み先E-mailアドレスとは異なります。)
          TEL/FAX:092-802-2807/同-2810

 

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Published by 支部:九州 on 30 6月 2011

【九州支部】第18回九州支部福岡大会

参加および講演に際してのご注意

【参加費に関して】

  • 釣り銭が多く用意できませんので、釣り銭が出ない様にご準備ください。

【講演に際して】

  • 各自の発表用PCをご持参ください。
  • 発表ファイルのバックアップをご持参ください。
  • 発表にMacを利用される方は、コネクターをご持参ください。
日時 2011年12月10日(土)10:00~17:00
場所 九州大学工学部 総合学習プラザ(伊都キャンパス:福岡市西区元岡744)
アクセス⇒http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
内容 【特別講演】 15:15~16:45 工学部大講義室
 
  • 「低炭素社会構築のための環境調和型プロセスの開発」
    木田 健次(熊本大学大学院自然科学研究科)
     
  • 「微生物育種におけるパラダイムシフト-ゲノムのワードプロセシング技術の開発と応用-」
    原島 俊(大阪大学大学院工学研究科 日本生物工学会会長)

【一般講演】 9:30~11:54,13:00~15:00 A会場(第5講義室)
9:30~11:42,13:00~15:00 B会場(第6講義室),C会場(第12講義室)

【学生賞】 9:00~12:00,13:00~15:00 D会場(第13講義室)

【ミキサー】 17:00~18:30 伊都キャンパス「ビッグどら」(参加費無料)

【評議員会】 12:00~13:00 第11講義室
参加費 一般2,000円 学生1,000円(税込,要旨集代含む)
問合せ先 日本生物工学会九州支部福岡大会 庶務担当
九州大学 未来化学創造センター 神谷 典穂
E-mail: (申込み先E-mailアドレスとは異なります。)
TEL/FAX:092-802-2807/同-2810

※伊都キャンパスへは、なるべく公共交通機関をご利用ください。
※自家用車で来場の方へ:伊都キャンパス内に車で入構される場合、入構ゲート左横の門衛所にて入構目的の通告が必要です。「学会HPあるいは会告のコピー」の提示により、一般入構時の課金(300円)が免除されますので、忘れずにご持参下さい。

講演募集

講演申込みは締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

⇒講演要旨の作成・提出方法はこちら

  • 講演申込み要領

講演申し込みは、下記の項目についてE-mailで受け付けます。なお、九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、送信時の件名は「第18回九州支部大会/発信者名」とし、以下の各項目をご連絡ください。
(注意)一般講演は、会員一人一題のみで、複数の発表はできません。発表には各自のPCを用い、会場備え付けの液晶プロジェクターを使用します。可能な限り、事前に接続の確認をお願いします。

1)講演題目
2)発表者:氏名(ふりがな)、(所属略称)、連名の場合は講演者に○印
3)連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、電話、FAX、E-mailアドレス
4)共著者の参加の有無:共著者のうち、参加予定者の氏名を併せてお知らせ下さい。研究室毎に纏めてご連絡頂いても結構です。
5)学生賞審査希望の有無
【学生賞】
学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で、学生賞の審査を希望される方は、学生賞審査希望(修士の部、博士の部)と明記して下さい。
 

  • 申込み締切日 2011年10月7日(金)必着
       *プログラム編成の都合上、締切日以降は受付けませんのでご注意下さい。
     
  • 申込み先 E-mail:
    日本生物工学会九州支部福岡大会実行委員会
    *受理確認後、講演要旨執筆要領をお送り致します。

     
  • 講演要旨の締切日 2011年11月4日(金)必着
    *要旨作成の都合上、締切日以降は受付けませんのでご注意下さい。

     

 

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Published by 学会事務局 on 30 6月 2011

【若手会】若手会総会・交流会のご案内

生物工学若手研究者の集い(若手会)では、第63回日本生物工学会大会の2日目(9月27日)に総会および交流会を開催いたします。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日時: 9月27日(火)18:30~20:30
     
  • 場所: 東京農工大学 生協第2食堂
     
  • 会費: 事前登録一般3,000円、 学生2,000円、当日受付一般4,000円、 学生2,500円
         会費(税込み)は当日受付にてお支払いください。
     
  • 定員: 100名  ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加下さい。
     
  • 参加申込: 8月31日(水)までに、氏名、一般/学生の別、所属、連絡先(E-mailアドレス・電話番号)をご記入の上、E-mailでお申し込み下さい。折り返し確認メールをお送りいたします。
     
  • 申込先: 日本生物工学会 若手会2011 
          受付 E-mail:

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Published by 若手会 on 30 6月 2011

【若手会】2011(H23)年度生物工学若手研究者の集い総会・交流会

本年も若手会総会・交流会を大会2日目の夕刻に開催いたします。
皆様どうぞご参加ください!!
大盛況のうちに終了いたしました。

  • 日時: 2011年9月27日(火)18:30~20:30
     
  • 場所: 東京農工大学 生協第2食堂
     
  • 会費: 事前登録一般3,000円、 学生2,000円、当日受付一般4,000円、 学生2,500円
         会費(税込み)は当日受付にてお支払いください。
     
  • 定員: 100名  ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加下さい。
     
  • 参加申込: 8月31日(水)9月15日(木)までに、氏名、一般/学生の別、所属、連絡先(E-mailアドレス・電話番号)をご記入の上、E-mailでお申し込み下さい。折り返し確認メールをお送りいたします。
     
  • 申込先: 日本生物工学会 若手会2011 
          受付 E-mail:

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Published by 学会事務局 on 29 6月 2011

【JBB】2010 Impact Factor – 1.707

ISI Web of Knowledgeから、2010年版の科学誌インパクトファクター値 (IF)が発表され、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は、1.707でした。

2010年は2009年に比べてやや低下しましたが、5年間の被引用数で計算される5-Year Impact Factorは、2009年の2.174から上昇して2.312となっています。

JBB編集委員会では、前編集長大竹久夫先生のご尽力のもと編集体制の強化・出版形態の改善が行われ、2010年の投稿数は、2009年の484報から10.5%増えて 535報となり、Biotechnology and Applied Microbiology分野でのJBBの国際的な知名度はますます向上してきています。

2011年6月1日より新編集委員長高木昌宏先生を迎え、新しい編集委員会が発足しました。JBBのさらなる飛躍を目指して編集委員一同努力してまいります。

今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

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Published by 学会事務局 on 25 6月 2011

【関西支部】第99回醗酵懇話会へのご案内

日本生物工学会関西支部では2011年8月5日に第99回醗酵学懇話会を開催します。⇒詳しくはこちら

  • 日時: 2011年8月5日(金)13:00~17:30
  • 場所: キリンビール株式会社 神戸工場(〒651-1516 神戸市北区赤松台2-1-1)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 25 6月 2011

生物工学会誌 – 89巻6号

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから

 

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Published by 支部:関西 on 25 6月 2011

【関西支部】第99回 醗酵学懇話会

  • 日時: 2011年8月5日(金)13:00~17:30
  • 場所: キリンビール株式会社 神戸工場
                     〒651-1516 神戸市北区赤松台2-1-1 TEL. 078-986-8001
     
  • 講演(13:00~14:50):

「シンセティックバイオエンジニアリングによるバイオエタノール生産酵母の育種」
…(神戸大学自然科学系先端融合研究環)蓮沼 誠久

「食用酵母Candida utilisを用いた有用化合物の生産」
…(キリンホールディングス 株式会社 技術戦略部 フロンティア技術研究所)生嶋 茂仁

第99回醗酵懇話会 交通案内図

  • 見学: キリンビール神戸工場(15:00~15:50) 
  • 懇親会: キリンビール神戸工場(16:00~17:30)
  • 参加費1,000円(不課税・学生無料) 
    *当日会場にてお支払い下さい
     
  • 懇親会会費: 2,000円 学生 1,000円(税込み) 
    *当日会場にてお支払い下さい
     
  • 定員: 70名(定員になりしだい締め切ります)
     
  • 申込み方法: 氏名、連絡先、TEL、懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
     
  • 申込先: 大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
    日本生物工学会 関西支部庶務担当
    岡澤 敦司
    TEL.&FAX. 06-6879-7425
    E-mail:
     
  • 交通: JR福知山線三田駅前から懇話会出席者専用の送迎バスを運行する予定にしています。詳細は参加申込者に直接ご連絡いたします。三田駅前からキリンビール神戸工場まではタクシーで2,300円程度です。

 

「シンセティックバイオエンジニアリングによるバイオエタノール生産酵母の育種」

     神戸大学自然科学系先端融合研究環  蓮沼 誠久

近年、再生可能で食糧と競合しないリグノセルロース系バイオマス資源を原料としたエタノール生産に注目が集まっている。バイオエタノール生産プロセスにおいて、酵母を用いた発酵工程では、バイオマスの前処理工程で生成する酢酸やギ酸、フルフラールによる発酵阻害が問題となっており、酵母育種の観点からは発酵阻害物耐性を有する酵母の創製が求められているが、発酵阻害の分子メカニズムが明らかになっていないため、耐性を付与するための分子育種戦略の立案が困難であった。

本講演では、メタボロミクスやトランスクリプトミクスなどの網羅的解析技術を用いた発酵阻害物応答因子の特定とグローバルアプローチに基づく有用酵母の育種成果について紹介する。
 

「食用酵母Candida utilisを用いた有用化合物の生産」

    キリンホールディングス 株式会社 技術戦略部 フロンティア技術研究所  生嶋 茂仁

トルラ酵母と呼ばれるCandida utilisは調味料の生産に用いられる食用酵母である。パン酵母Saccharomyces cerevisiaeとは異なり、充分なエアーを与えた培養条件ではエタノールを作らないCrabtree効果陰性の特徴を有しているため、糖を効率よく菌体成分に変換できるメリットがある。そこで我々は、1990年初頭から、このトルラ酵母を素材とした宿主・ベクター系の開発に取り組んできた。さらに、この組換えDNA技術を用いて、バイオマス・プラスチックのモノマーとして注目されている乳酸などの有用化合物を高生産できるトルラ酵母株を構築することに成功した。

本講演では、有用化合物生産のホストとして有望なトルラ酵母に着目した我々のこれまでの研究開発を紹介する。


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Published by 学会事務局 on 24 6月 2011

【会長挨拶】原島 俊(2011年6月)

学会創立90 周年から 100 周年への飛躍を目指して

生物工学会誌 第89巻 第6号
日本生物工学会会長 原島 俊

会長 原島俊

このたび、思いもかけず日本生物工学会会長を拝命致しました大阪大学大学院工学研究科の原島 俊でございます。

去る3月11日の千年に一度とも言える未曾有の大震災によって、ご自身、あるいはご家族など身近な方々が被災をされた会員の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復興がなされることを願う次第です。本会も、ささやかですが、すでに、被災をされた会員の皆様の年会費免除や被災学生の大会参加費特別免除などの措置をさせて頂きました。

生物工学会は、大阪醸造学会の40年、日本醗酵工学会の30年、日本生物工学会の20年を経て、2012年には創立90周年を迎えます。本会創立の端緒となった大阪高等工業学校醸造会の設立(1910年、明治43年)から数えれば、実に100年の歴史を誇る学会であります。そうした歴史ある学会の会長を拝命致しましたことは、誠に身に余る光栄ではありますが、同時に、その使命と責任の重さで息苦しい気持ちであることも吐露しなければなりません。しかし、園元謙二(九州大学大学院教授)、柳 謙三(元サントリーホールディングス常務取締役、前サントリー生命科学財団理事長)両副会長をはじめ、27名の理事の方々とともに、本会のますますの発展に尽くすべく、微力ながら一生懸命努力したいと考えておりますので、会員の皆様方には、ご協力とご鞭撻の程どうか宜しくお願い申し上げます。

さて私は、飯島信司前会長の執行部で副会長を仰せつかっておりました。その私が、このたび会長を拝命致しましたことは、会員の皆様方が、前会長の方針を引き継いで、これからの2年間本会をさらに発展させることに尽力すべきであると激励して下さっていることと理解しています。前執行部ではいろいろな改革を進めてまいりました。そのひとつは4月1日をもって設立登記を行うことができました本会の公益社団法人化であります。この公益法人化によって生物工学会は、これまでにも増して学会として社会にどのように貢献していくかが問われることになりますが、同時にこのことは、生物工学会に、これまで以上に社会や産業界に貢献するチャンスが与えられたことを意味するものとも思っています。

前執行部では、学会の組織についても改革を進めました。たとえば産学官連携の強化を推進する「産学連携委員会」や、学会活動をさらに魅力的なものにするための「企画委員会」を設置することに致しました。さらに本会が、日本技術者教育評価機構(JABEE)生物工学分野の主幹学会であり、関連諸学会を束ねてきたことにも鑑み、教育担当の理事を新設し、これまで以上に我が国における生物工学教育を主導的に進める体制を整えました。これらは、学会改革のいくつかの例に過ぎませんが、こうした改革の基本方針を引き継ぎ、その実効を上げ、学会創立100周年に向けてアジアはもとより世界のバイオテクノロジーをリードする学会としての礎を確立することが、今期の執行部に課せられた使命であると認識しています。こうした使命のもとで、今期は以下のような7つの課題に重点的に取り組んでまいりたいと考えています。

  • 学から産へ、
    -公益社団法人として社会へのさらなる貢献を目指して-

1) 学会創立90周年記念事業の実施とそれを契機とした、創立100周年に向けての学会発展基盤の確立
2) 産業や社会と密接に関係する産業バイオテクノロジーの学会としてのアイデンティティーの明確化
3) 生物工学基礎学と産業応用について、和文誌「生物工学会誌」を通した社会、市民へのup to dateな情報の発信
 

  • 国内からアジアへ、そして世界へ、
    -世界に向けた生物工学会のプレゼンス向上を目指して-

4) 英文誌「Journal of Bioscience and Bioengineering」を主軸とした国際展開の加速
5) アジア諸国の関連学会との友好と連携におけるリーダーシップの発揮
6) 我が国および世界における生物工学技術者教育の先導
 

  • シニアから若手へ、
    -学会発展と社会貢献の要、世界をつなぐ人材育成を目指して

7) 生物工学を志向する若い世代の育成

 

1)については、創立90周年記念事業が一過性のものにならず、10年後の学会創立100周年に向けた基盤となるべきものにしたいと思っています。

2)については、工学バイオはもとより、農学バイオ、医学バイオ、海洋バイオ、環境バイオなど多様化するバイオテクノロジーのどのような分野においても、工学的なアプローチや展開を特色とする本会のアイデンティティーを大切にしたいと思っています。この思いの中には、本会のルーツでもある醸造工学、発酵工学、培養工学などの伝統的な学問分野も大切にする気持ちも含まれています。

3)については、英文誌とともに本会の主要な情報発信源である和文誌を活用して、市民社会、産業界との関わりをさらに充実させたいと考えています。すなわち、「学から産へ」は、これまでのように学や官を大事にしつつ、同時に産や社会をこれまで以上に意識して学会活動を展開するということであります。

4)については、世界に数多くあるバイオテクノロジー関連国際専門誌の中で、JBBがトップの位置であり続けるべく努力を惜しまないつもりです。

5)については、中国や韓国のバイオテクノロジー関連学会が台頭、発展しつつある昨今の情勢を十分に把握し、友好的な連携の中にもリーダーシップを発揮できるような道筋を見失わないようにしなければと思っています。

6)は、今後、生物工学が扱う科学の分野や技術の領域がますます拡大発展していくことを見据えつつ、生物工学とはどのような学問かを確立するために、我が国だけでなく、世界の中の生物工学教育の発展をリードする学会としての役割を果たしていきたいと考えています。「国内からアジアへ、そして世界へ」は、あらゆることが、グローバル化する流れの中で、これまで以上に常に世界を意識して、先導的な学会運営をしなければという覚悟であります。

7)については、学会の将来に関わる重要な事項であり、産官学のそれぞれに所属する大学院生を含む若い世代がのびのびと活躍できる学会の雰囲気をこれまでにも増して醸成したいと思っています。この思いの中には、学会活動への女性の積極的な参加による学会の変貌、あるいは中高校生までも視野に入れた人材育成、啓発活動も含まれています。また次世代を担う人材を育成することは、学会発展に不可欠な要素であるのは疑いのないことかと思いますが、同時に社会貢献そのものでもあります。すなわち、「シニアから若手へ」は、少し大げさかもしれませんが、シニアを大切にしつつ、創立100周年からその後の一世紀(100年)の間に、生物工学会がどのように変貌を遂げていくべきかについて、若い方々が壮大な夢を持って語ることができるような学会の基盤作りをしたいという思いも込めたつもりです。

言うまでもなく、こうした学会の発展の意図するところは、会員の皆様のための発展ということであります。会員の皆様の満足なくして学会の発展はあり得ません。すなわち賛助会員、団体会員は申すまでもなく、シニアから若手、そして学生会員に至るまで、会員の皆様全員が会員であることに満足して頂ける学会、そして生物工学会の会員であることを誇りに思って頂けるような学会にしていかなければと思っています。

上記の目的は、当然ながら3500有余名の会員の皆様方それぞれのレベルでのご活躍、支部による活発な活動、研究部会の活動、団体会員あるいは賛助会員による精神的あるいは財政的な援助など、あらゆるレベルでの強力なご支援がなければ到底果たしていくことはできません。皆様の絶大なご協力とご鞭撻を切にお願い申しあげ、会長就任の挨拶とさせて頂きます。

2011年
日本生物工学会会長
原島 俊

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Published by 学会事務局 on 22 6月 2011

【関連行事】「食の機能性・安全性、そして安心を科学する」フォーラム

食品の機能性と安全性の評価、および食の「安全」から「安心」に向けた取り組みについて、産学官の専門家によるフォーラムを開催いたします。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

主催: 神戸大学大学院農学研究科食の安全・安心科学センター、東京大学大学院農学生命科学研究科食の安全研究センター

日時 2011年9月1日(木)~9月2日(金)
会場 神戸市産業振興センター「ハーバーホール」
(神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号 JR神戸駅より東へ徒歩約5分)
定員 400名(申込先着順)
参加費 無料(懇親会参加の場合は、5,000円を当日受付いたします)
内容 プログラム詳細はこちら
申込方法 件名を「フォーラム参加申込」としていただき、
メール本文に(1)お名前、(2)ご所属・部署・役職、(3)E-mailアドレス、(4)参加希望日、(5)懇親会の参加・不参加を明記の上、下記事務局宛にメールにてお申込ください。
問合せ先 神戸大学大学院農学研究科 
食の安全・安心科学センター 事務局 
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
大澤 朗  (Tel/Fax: 078-803-5804)
福田 伊津子(Tel/Fax: 078-803-5873)
E-mail:  

後援: NPO食の安全と安心を科学する会、消費者庁、(独)農林水産消費安全技術センター、(財)京都高度技術研究所、神戸市(企画調整局)、(公財)神戸市産業振興財団、日本生活協同組合連合(順不同)

Published by 学会事務局 on 20 6月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年6月15日付で、第13回「進むバイオエタノール燃料電池の開発」が掲載されました。

掲載記事:「進むバイオエタノール燃料電池の開発」pdf

次回は、2011年7月20日(水)掲載予定です。

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 学会事務局 on 06 6月 2011

【九州支部】2011年度 市民フォーラムのご案内

日本生物工学会九州支部では、 2011年8月20日(土) 市民フォーラム「発酵天国大分の食と健康」を開催いたします。 
⇒詳しくはこちら

日時: 2011年8月20日(土) 13:00-16:30 
場所:  別府大学 メディアホール

参加費無料ですので、興味のある方は是非ご参加ください。

Published by 支部:九州 on 06 6月 2011

【九州支部】2011年度 市民フォーラム「発酵天国大分の食と健康」

主催:日本生物工学会九州支部 
共催:別府大学食物栄養科学部

九州支部主催の市民フォーラムを、下記の通り別府大学で開催致します。発酵・醸造産業が盛んな大分県において、県を代表する発酵食品会社から講師をお招き致します。このフォーラムを通して、微生物による発酵・醸造の神秘性やものづくりの楽しさと、発酵食品の持つ機能性食品としての一面を大分県の皆様に知ってもらうことを目的としています。

日時  2011年8月20日(土) 13:00-16:30 
場所  別府大学 メディアホール
対象 一般、学生 (高校生、大学生ほか)
参加費 無料
プログラム
  • 「別府大学発酵食品学科における発酵微生物の研究」
    ……別府大学 准教授 林 毅
     
  • 「麹の魅力」
    ……有限会社糀屋本店 九代目麹師 (別府大学発酵食品学科1期生)浅利 良得
     
  • 「大分県産ワインの魅力」
    ……安心院葡萄酒工房 ワイン醸造課長 古屋 浩二
     
  • 「日本一の大分麦焼酎の魅力と副産物の高度利用」
    ……三和酒類株式会社 専務 下田 雅彦
     
  • 「醤油製造の最前線」
    ……大分醤油協業組合 理事工場長 堺 留夫 
問合せ先 別府大学食物栄養科学部発酵食品学科
(問合せ: 古川)
Tel: 0977-66-9630 Fax: 0977-66-9631  E-mail:

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Published by 支部:中部 on 02 6月 2011

【中部支部】夏の体験講座へのご案内

日本生物工学会中部支部では、静岡県の中高生を対象に 2011年8月11日(木)、8月12日(金)、8月17日(水)の3日間、夏の体験講座「シルクだけじゃない。カイコのバイオテクノロジー」を開催いたします。 
⇒詳しくはこちら

場所: 静岡大学共通教育C棟 生物学実験室 (住所:静岡市駿河区大谷836)
日程: 8月11日(木)13:00~16:00、8月12日(金)10:00~16:00、8月17日(水)10:00~17:00

参加費無料ですので、興味のある方は是非ご参加ください。

Published by 支部:中部 on 02 6月 2011

【中部支部】夏の体験講座「シルクだけじゃない。カイコのバイオテクノロジー」

日本生物工学会 中部支部 2011年 夏の体験講座 ポスター
場所:
静岡大学共通教育C棟 生物学実験室 
(住所:静岡市駿河区大谷836)

日程: 8月11日(木)13:00~16:00
8月12日(金)10:00~16:00
8月17日(水)10:00~17:00

参加対象者: 中・高校生 40名

内容: 本講座は静岡県の中高生を対象に3日間、5名単位の小グループを作り体験型実習を行う。
カイコを観察し、触り、解剖することによって生物の組織を理解する。アミノ酸からできたシルクを題材にし、アミノ酸の構造やタンパク質の性質を身近に感じるようになる。また、生物の生命活動に関わるホルモンなどの役割についても実体験する。更に、カイコはバイオテクノロジーの発展にどのように関わっているのかを含め、生命の原理や生物が持つ機能について学ぶことができ、バイオテクノロジーの研究分野について理解を深める。

 参加費: 無料

https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/branch/chubu/chubu.pdfpdf

 

問い合わせ先:
〒422-8529  静岡市駿河区大谷836
静岡大学創造科学技術大学院統合バイオサイエンス部門
生物工学研究室 (兼)農学部応用生物化学科
朴 龍洙、 教授
Tel/Fax: 054-238-4887
E-mail:
⇒http://www.agr.shizuoka.ac.jp/c/biotech/

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Published by 学会事務局 on 27 5月 2011

【年次大会】一般講演の申込受付を終了しました

第63回日本生物工学会大会の一般講演の申込受付を終了いたしました。

今年度は、750件(シンポジウム講演を含む)以上の講演要旨を受付けました。多数のお申込みありがとうございました。

講演要旨集の発行予定日は8月25日です。参加章と講演要旨集は、8月下旬より、順次発送いたします。
参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。なお、紛失による参加章の再発行はいたしませんのでご注意下さい。

大会期間中は、お名前を記入した参加章を身に付けてください。
 

Published by 学会事務局 on 26 5月 2011

【研究部会】第4回 バイオアナリシス研究会

共催: 日本生物工学会メタボロミクス研究部会超臨界流体バイオテクノロジー研究部会

日時 2011年7月8日(金)13:00~17:30
会場 大阪大学吹田キャンパス 工学研究科生命先端工学専攻 
サントリーメモリアルホール(C3棟5階)→地図
プログラム 「GC/MSに基づくメタボローム解析におけるデータマイニングシステムの開発」 
 …津川 裕司(大阪大学大学院工学研究科・博士後期課程1年)
 
「MassBank の検索から構造推定まで」
 …西岡 孝明池田 奨(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科・特任教授/研究員)
 
総合討論 
「メタボロミクスの発展に重要なデータ解析ソフトとデータベースの今後開発に望むこと」
司会:松田 史生(神戸大学自然科学系先端融合研究環重点研究部・准教授)
  • 福崎研究室ラボツアー
  • 懇親会あり

⇒詳しくはこちらpdf

申し込み
問合せ先
馬場健史(大阪大学大学院工学研究科)
E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 26 5月 2011

【関連行事】バイオプロセス国際学会・バイオプロセシング学会

第3回 バイオプロセス国際学会:中国

主催: IBC Life Sciences

日時 2011年8月22日(月)~ 23日(火)
会場 中国、上海、グランドハイアット上海
URL http://www.gii.co.jp/conference/bioprocess-china11/
問合せ先 (株)グローバル インフォメーション 
TEL:044-952-0102 FAX:044-952-0109
E-mail:

第3回 バイオプロセシング学会

主催: Cambridge Healthtech Institute

日時 2011年8月22~25日
会場 米国、ボストン、Marriott Long Wharf
URL http://www.gii.co.jp/conference/bioprocessing-summit11/hotel.shtml
問合せ先 (株)グローバル インフォメーション 
TEL:044-952-0102 FAX:044-952-0109
E-mail:


 

Published by 学会事務局 on 26 5月 2011

【随縁随意】時代の変化に応じた国際学術交流を – 石崎 文彬

生物工学会誌 第89巻 第5号
石崎 文彬

随縁随意の執筆依頼を受けて大分時間がたった。何をテーマに書いたらよいか思いまどっているからである。前に巻頭言の依頼を受けて、どうしてもしゃべりたいことがあってそれを話題にしたところ、編集委員会で論議となり、編集委員長にご迷惑をかけたことがあった(生物工学82(9), 2004 巻頭言)。そのような経験があって、今回は一体何を話題にしようかとたいへん迷ったのである。

しかし、マレーシアからの一通の電子メールによって私の心は決まった。その電子メールは私の親友で、長年家族ぐるみのつきあいのあるマレーシア国立サラワク大(UNIMAS)のProf. Kopliからであった。

そのメールによれば、私が彼とともに、マレーシア政府科学技術振興省(MOSTI)の助成金を得て始めたサゴヤシを原料にするバイオエタノール生産のパイロットプラントがいよいよ完工の運びとなり、間もなく完工式を行う見込みとなったという。思えばやっとここまでこぎ着けることができたかと感無量の思いである。

私がサゴヤシの大きな可能性にひかれてこの資源を新しい循環型炭素資源として開発しようとしたのは、民間企業から九州大学に転じた直後の1980年代末であった。以来本学会とも関係の深い大阪大学国際交流センターを拠点とする東南アジアとの国際共同研究(JSPS program)やNEDO国際共同研究を通じてKopliさんとの共同研究を行ってきた。九州大学を定年退官後もこの魅力的な新資源の開発を中途半端にやめる気にならず、新世紀発酵研究所という個人研究開発会社を設立してKopliさんと開発を継続した。

しかし、マレーシア政府のprojectを受注したものの、マレーシア側の運営のやり方は我が国の方法とは大きく異なり、とくにgrantの支払い時期はあてにはならず、工期は2年、3年後と遅れに遅れ、大学発ベンチャー企業とはいえ100%民間資本の零細企業では継続していくことは難しく、新世紀発酵研究所(後に株式会社ネクファーと改称)は資金が続かず閉鎖のやむなきに至ったのである。にも拘わらず、私のパートナーであるマレーシアの彼らは決してあきらめず、遅れに遅れながらも、当初の計画を修正しながら確実な継続を行い、近々世界最初のサゴヤシを原料にしたエタノールプラントが完成する見込みとなったのである。

近年、いわゆる発展途上諸国も成長し、我が国など先進国の援助の受け入れのあり方もずいぶん変わってきている。すなわち、多くの国が自分の力で事を進めようとして、過去のように先進国の援助にすべてを依存するなどということはなくなった。これは至極当然のことであるが、我が国はこの変化に十分対応できていないように思う。我々はこのような時代の変化に対応して、国際共同事業のあり方を見直さなければならない。

当学会では、JSPS programなどによってすでに30年以上にわったて東南アジア諸国との国際交流事業を行ってきている。これは、我が国にとって貴重な知的資源である。この知的資源を我が国の学術・経済の発展に使用しないことはない。しかしそのためには、相手の国との関わり方も常に相手の立場を考えて変えていかねばならないのである。これは、一言では言い得ない難しいことであり、たいへん英知のいる仕事である。

国際共同研究は経済的利益を生むことが目的ではないが、国益とはなにかを考えて現在実施中の共同研究の進め方を柔らかい発想で常に見直す必要があるのではないだろうか。


著者紹介 九州大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 26 5月 2011

生物工学会誌 – 89巻5号

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Published by 学会事務局 on 25 5月 2011

【関連行事】京都大学微生物科学 寄附研究部門主催シンポジウム「微生物科学研究の現状と展望」

日時 2011年6月23日(木)12:30~
場所 芝蘭会館稲盛ホール(京都大学医学部構内)
プログラム
  • 微生物科学寄附研究部門:その役割と領域横断型研究(島 純
  • 生態系の動態を探る:生物は自然界でどうつながっているのか?(東樹 宏和
  • 菌目線で生態系にせまる:熱帯から極地まで(大園 享司
  • 熱水の匠 超好熱菌(左子 芳彦
  • 第3の生物アーキアの特徴的代謝経路(跡見 晴幸
  • C1 微生物-植物複合系による炭素循環:その原理とバイオマスへの再資源化固定(阪井 康能
  • 『これから』についての微生物との対話(小川 順
  • 若手研究者によるポスターセッション
  • ビフィズス菌の巧みなオリゴ糖利用戦略(芦田 久
  • 細菌細胞膜におけるリン脂質の局在化と生理機能(栗原 達夫
  • 宿主免疫系によりモニターされる抗酸菌脂質とその多様性(松永 勇
  • 細胞内寄生菌による病原因子依存的サイトカイン誘導機構(光山 正雄
申込み方法 氏名・所属をご明記の上,メールアドレスにてお申し込み下さい
E-mail:
問合せ先 京都大学微生物科学寄附研究部門
(担当:安藤)
TEL. 075-753-6114 FAX. 075-753-6128
http://www.microbial.kais.kyoto-u.ac.jp


 

Published by 学会事務局 on 20 5月 2011

【研究部会】有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 シンポジウムのご案内

日本生物工学会有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会では、2011年7月13日(水)に第2回シンポジウムを開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年7月13日(水) 13:30~
場所: 京都テルサ(JR京都駅より徒歩15分) 第1会議室
 

多くの皆様の参加をお待ちしております。

Published by 学会事務局 on 20 5月 2011

【研究部会】 有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会「第2回シンポジウム」

日時 2011年7月13日(水) 13:30~
場所 京都テルサ(JR京都駅より徒歩15分) 第1会議室
参加費 シンポジウム: 無料 
懇親会: 3,000円 ⇒ 2,000円 (税込・学生無料)
懇親会費は当日お申し受けいたします。
申込方法 氏名・所属・一般/学生の別・連絡先メールアドレス・懇親会参加の有無をE-mailにて、下記のアドレスへご連絡ください。
※お申込みいただいた個人情報は,参加確認および今後のシンポジウムご案内以外の目的には使用いたしません。
問合せ・申込先 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻(担当:本田孝祐)
TEL. 06-6879-7438 FAX. 06-6879-7439 
E-mail: ostmeng2011@bio.eng.osaka-u.ac.jp
(@を半角に直してからご送付ください。)

プログラム

  • 13:30~13:05  はじめに ……… 加藤 純一(広島大院・先端科学)
     
  • 13:35~14:10  有機溶媒耐性酵素
                …… 荻野 博康(大阪府大院・工)
     
  • 14:10~14:45  転写因子の改変による有機溶媒耐性酵母の分子育種と耐性機構の解析
                …… 黒田 浩一(京大院・農)
     
  • 14:45~15:20  有機溶媒耐性Kocuria rhizophila DC2201を用いた
                                     非水系反応場における化学品生産

                ……  松山 彰収(ダイセル化学工業)
     
  • 15:20~15:55  Rhodococcus opacusを用いた微生物脱硫触媒の開発 
                …… 川口 秀夫(東大院・工)
     
  • 15:55~16:30  耐熱性酵素を用いたグルコースからのエタノール産生
                …… 岩田 英之鹿島 康浩奥 崇(耐熱性酵素研究所)
     
  • 16:30~16:35  おわりに …… 本田 孝祐(阪大院・工)
     
  • 17:00~      懇親会(京都テルサ内 レストラン朱雀)

 

⇒有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 18 5月 2011

年次大会講演予定者で未入会・会費未納の方へ

日本生物工学会大会で一般講演をされる場合は、本会の個人会員資格(正会員・学生会員・海外会員)が必要です。 一般講演の要旨登録をお考えで本会未入会の方は、事前にWeb上で入会の手続きを行って下さい。

  • 会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第メールにてお知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。
  • 大会への参加申込は会員番号通知メールが届いた後、1時間以上経ってから行って下さい。
  • 本会に既に入会済みで、本年度会費未納入の方も速やかにご納入ください。入金の確認が取れ次第、参加登録システムでの参加申込が可能になります。

会費のお支払い方法

2011年会費(正会員9,800円・学生会員5,000円)は、下記口座へお振り込みください。

お急ぎの方は、銀行振込でお支払い下さい。振込の際は必ず、お名前をフルネームで入力してください。

  • 【郵便振替】備え付けの振替用紙を使用してお振込下さい。
    振込口座: 00910-3-54007
    社団法人 日本生物工学会  
     
  • 【銀行振込】
    振込口座: 三菱東京UFJ銀行 
    茨木支店 普通口座 3793590
    社団法人 日本生物工学会
    シャ)ニッポンセイブツコウガクカイ

講演要旨登録の締切は5月27日(金)正午です。新規登録および、登録内容の修正は、締切までにお願いいたします。

Published by 学会事務局 on 18 5月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年5月18日付で、第12回「乳酸菌バクテリオシン実用化への試み」が掲載されました。

掲載記事:「乳酸菌バクテリオシン実用化への試み」pdf

次回は、2011年6月15日(水)掲載予定です。

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

►生物工学会誌Topへ

Published by 学会事務局 on 16 5月 2011

【中部支部】2011年度中部支部例会のご案内

日本生物工学会中部支部では、2011年度 中部支部例会を2011年8月2日に名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)で開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。⇒詳しくはこちら

日時: 2011年8月2日(火) 13:00 ~
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)

基調講演1件、招待講演2件、若手講演6件を予定しています。

Published by 支部:中部 on 16 5月 2011

【中部支部】2011年度中部支部例会

浅野泰久先生、紫綬褒章ご受章おめでとうございます!

2011年度 日本生物工学会中部支部例会を下記の要領で開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。
 

日時: 2011年8月2日(火) 13:00 ~

場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)

プログラム:

  • 【基調講演】(紫綬褒章ご受章記念講演)   (13:00-13:40) 
    「新規機能性酵素の探索・解析と医薬・診断分野への応用」 
    … 浅野 泰久 (富山県立大学大学院生物工学専攻) 
  • 【招待講演】

(13:40-14:05) 
「環境ストレス応答の網羅的解析;酵母からヒトまで」 
… 岩橋 均 (岐阜大学応用生物科学部) 
(14:05-14:30) 
「カイコ発現系によるウイルス様粒子の発現と応用」
  … 朴 龍洙 (静岡大学創造科学技術大学院)
 

  • 【若手講演】 6件  (14:45-17:05)
     

参加費: 無料

交流会:

  • 場所 レストラン「花の木」ミーティングルーム
  • 会費(税込) 一般4,000円、学生2,000円
  • 時間 17:30-19:30 

 

参加申込 講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、なるべく7月29日(金)までに下記までメールにてご連絡お願いいたします。

申込先・連絡先: 名古屋大学大学院生命農学研究科 中野 秀雄
Tel: 052-789-4142  E-mail:

►中部支部Topへ

Published by 学会事務局 on 11 5月 2011

FAQ – 大会講演要旨集


 

Q1. 過去の大会講演要旨集の電子版の閲覧方法を教えてください。

A. 昭和38年度(1963)大会から平成27年度(2015)大会までの講演要旨(PDF)は国立国会図書館デジタルコレクションで無料公開されています。
平成28(2016年)以降の講演要旨集(PDF)は当サイトの「年次大会」のページで順次無料公開しております。

Q2. 過去の大会の講演要旨集を購入したいのですが。

A. 在庫がある場合は、会員4,000円、非会員5,000円でご購入いただけます。メールで学会事務局( )にお申し込み下さい。

 

Q3. 講演要旨集の著作権について教えて下さい(転載・機関リポジトリへの登載条件など)。

A. 「日本生物工学会大会講演要旨集」及びその前身誌である「日本醗酵工学会大会講演要旨集」の著作権は、日本生物工学会に帰属します。転載および機関リポジトリへの登載条件については、大会講演要旨集の著作権についてをご覧下さい。

►このページのTopへ

Published by 部会:代謝工学研究部会 on 10 5月 2011

代謝工学研究部会【転送用】

該当ページへ転送

Published by 学会事務局 on 09 5月 2011

【年次大会】講演要旨受付中 – 5月27日(金)正午締切

第63回日本生物工学会大会(2011)の一般講演(口頭発表)、およびシンポジウム・ワークショップの要旨登録を受付けております。

講演要旨登録受付期間: 2011年5月9日(月)~5月27日(金)正午

締切(5月27日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

一般講演(口頭発表)の発表者は平成23年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。会員番号がない場合には、システム上、一般講演の要旨登録はできません。本会未入会の方は、事前に必ず入会手続きをお願いします。入会手続きには約1週間ほどかかります。

第63回日本生物工学回大会では、東日本大震災で被災された方に特別に年会費免除制度を設けております。また、被災された学生の大会参加費も免除いたします。詳しくは東日本大震災で被災された会員の皆様へ-年会費免除についてをご覧ください。

シンポジウムの発表者はオーガナイザーの指示に従って要旨登録、および参加登録を行って下さい。

第63回日本生物工学会大会ホームページ

Published by 学会事務局 on 28 4月 2011

東日本大震災で被災された会員の皆様へ-年会費免除について

公益社団法人日本生物工学会
会長 飯島 信司

このたびの震災により、被害を受けられた会員の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

日本生物工学会では、地震の被害が甚大であることから、被災された会員の皆様に対し、全力で支援に努めたいと考えております。このたび理事会では、下記のことを決議いたしました。

 

  1. 学生の研究支援および年大会への参加促進を目的として、事前に手続きをした学生につきましては、大会の参加費を免除いたします。⇒被災学生の大会参加費特別免除について
     
  2. 被災された会員の皆様の会費を免除いたします。

♦ 会費免除申請の対象となる地域(以下被災地)     
   岩手、宮城、福島、茨城の4県

♦ 会費免除申請の対象となる会員 
 (1) 被災地に居住する正会員
 (2) 被災地に居住、被災地にある大学に在学あるいは被災地に実家(保護者)のある学生会員
 (3) 被災地に住所を有する団体会員、賛助会員

♦ 免除対象の会費      
 (1) 2011年会費を既納している会員については、2012年会費を免除
 (2) 2011年会費が未納の会員については2011年会費を免除

♦ 会費免除の申請方法

免除申請書に会員番号、氏名(会社名、団体名)、メールアドレス、勤務先(在学校名)、所属(研究科名)をご記入の上、Faxか、PDFファイルのメール添付で学会事務局に申請してください。学生会員の場合は指導教員から申請下さい。

【正会員・賛助会員・団体会員】

    word年会費免除申請書(52KB)

  
  【学生会員】

   word年会費免除申請書(59KB)

申請先

     〒565-0871
     大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
     公益社団法人 日本生物工学会 事務局
     Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
     E-mail:

Published by 学会事務局 on 26 4月 2011

【年次大会】被災学生の大会参加費特別免除について

第63回日本生物工学会大会では、東日本大震災で被災した学生会員の大会参加費を免除します。以下の手順に従って申請してください。

対象 岩手、宮城、福島、茨城に在住、あるいは、保護者が在住する学生
 
  • 学生会員の方: 指導教員を通じて申請してください。
    2011年会費を既納している会員については、参加費と併せて2012年会費が免除されます。
  • 未入会の方: 
    1) 会員登録をしてください。⇒入会申込はこちらから  
    注)2011年会費が免除になります。会員登録の際、「会費の支払方法」は、2012年以降の会費支払い方法を選択してください。 
    2) 指導教員を通じて申請してください。 
申請方法
  1. 指導教員本人が、参加費免除申請書参加費免除申請書を事務局宛に提出して下さい
    • 署名または押印必須
    • 提出は、FaxかPDFファイルのメール添付でお願いします。
    • この申請書は、年会費の免除申請書を兼ねています。
  2. 事務局より指導教員に参加登録の方法をメールでお知らせします。
申請締切 講演発表者:2011年5月25日(水)
大会参加のみを希望する学生:2011年8月17日(水)
問合せ先
申請先
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
  • 指導教員からの申請がない場合は、参加費の免除はできません。
  • 大会での講演発表を希望される場合は、申請締切日(5月25日)までに必ず指導教員を通じて参加費免除申請書を提出し、2011年5月27日正午までに講演要旨の登録を行って下さい。

Published by 学会事務局 on 26 4月 2011

【和文誌】新連載『バイオよもやま話』

和文誌編集委員会は『基礎講座』の連載を企画し、会員諸兄からアンケートで意見を募りました。新企画担当を設置し、連載の方向性と内容について議論を重ねて参りました。その結果、実験の原理や技術の裏側にある苦労話を紹介し、楽しみながら基礎知識を学んでもらえる企画にしてはどうかという結論に至りました。毎号、培養関連と生化学関連の内容を組み合わせて掲載したいと思います。

単なるプロトコール集ではなく、生物工学分野の基礎的内容を扱う、“バイオよもやま話集”を目指します。先端的なトピックスはバイオミディア欄で取り上げられているため、本企画は基礎的な事柄に的を絞ります。

会員の関心が高いと思われる内容は、今後取りあげていく予定ですので、質問をお寄せ下さい。
〈質問の宛先〉E-mail:

なお、本企画は日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として位置づけられ、副読本としての書籍化を予定しております。

89巻4月号掲載 バイオよもやま話

Published by 学会事務局 on 25 4月 2011

【研究部会(若手会)】若手会 夏のセミナー

このたびの東日本大震災では、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。震災からの復興には日本中の団結が重要となっておりますが、このようなときにこそ、学術面から元気を発信し、復興の原動力としていくことも若手会の使命と考え、平成23年度の若手会夏のセミナーを、下記の要領で開催いたします。 

今年度は、甲斐の国の湯所・石和にて、講演会、キャリアパスセミナー、ポスターセッション(優秀発表者にはポスター賞有り)、交流会等のイベントを通じ、活発な討論の場を提供したいと考えております。大学、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様のご参加をお待ちしております。

参加申込受付を締め切らせて頂きました!!(6月9日)
たくさんの申込、誠にありがとうございました!!

日時 2011年7月16日(土)13:00~17日(日)12:00
場所 春日居びゅーほてる (山梨県笛吹市春日居町鎮目178  TEL: 0553-26-3811 )
講演(予定) <1日目>
  • マイクロナノデバイス技術の拓く異分野融合研究
     …(東京大学) 竹内 昌治
  • 放射光を利用した生体超分子複合体の構造解析
     …(大阪大学) 中川 敦史

 (ポスターセッション有り)

  • 海外生物資源へのアクセスと利益配分
     …(製品評価技術基盤機構) 安藤 勝彦 
  • 環境ゲノムで未培養微生物に迫る
     …(海洋開発研究機構) 布浦 拓郎 
<2日目>
  • 微生物はバイオ燃料生産のエースとなり得るのか?
     …(山梨大学) 長沼 孝文 
  • ものづくりで必要とされる技術人材
     …(キユーピー株式会社) 小林 英明 
  • R&Dの現場と望まれる人材とは
     …(カルピス株式会社) 前野 正文 
  • 博士号取得後の世界
     …(ノボザイムズ ジャパン株式会社) 寺本 寛 
申込方法 氏名、性別、一般・学生の別、ポスター発表希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。折り返し、申込確認や参加費振込口座等を連絡させていただきます。(ポスター発表を希望される方には、要旨のフォーマットもお送りします。要旨締切を6月中旬に設定予定ですのであらかじめご予定ください)
参加費(税込) 一般16,000円 (会費 14,000円、懇親会費 2,000円)
学生 8,000円 (会費 7,000円、懇親会費 1,000円)
(ただし、青森、岩手、宮城、福島、茨城の各県より参加される学生の方は参加費5,000円(会費5,000円、懇親会費 無料)といたします。)
定員 75名(定員になり次第締め切らせていただきます)
申込み先
問合せ先
山梨大学工学部生命工学科 大槻隆司
E-mail:  TEL&FAX: 055-220-8646

注)参加費については、生物工学会誌89巻4号に「1泊2食付き、要旨集代を含む、税込み」と記載しておりますが、上記のように変更されました。

 

►生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ

Published by 若手会 on 25 4月 2011

【若手会】2011年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー開催のお知らせ

当日の様子はこちら

盛況のうちに終了いたしました!
参加者の皆様お疲れ様でした!!
皆様,来年もぜひお会いいたしましょう!!!


 このたびの東日本大震災では、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。震災からの復興には日本中の団結が重要となっておりますが、このようなときにこそ、学術面から元気を発信し、復興の原動力としていくことも若手会の使命と考え、平成23年度の若手会夏のセミナーを、下記の要領で開催いたします。
 今年度は、甲斐の国の湯所・石和にて、講演会、キャリアパスセミナー、ポスターセッション(優秀発表者にはポスター賞有り)、交流会等のイベントを通じ、活発な討論の場を提供したいと考えております。大学、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2011年7月16日(土)13:00~17日(日)12:00
場所 春日居びゅーほてる (山梨県笛吹市春日居町鎮目178   TEL: 0553-26-3811 )

講演予定
<1日目>

  • マイクロナノデバイス技術の拓く異分野融合研究……(東京大学) 竹内昌治 先生
  • 放射光を利用した生体超分子複合体の構造解析……(大阪大学) 中川敦史 先生

 (ポスターセッション有り)

  • 海外生物資源へのアクセスと利益配分……(製品評価技術基盤機構) 安藤勝彦 先生
  • 環境ゲノムで未培養微生物に迫る …… (海洋開発研究機構) 布浦拓郎 先生

<2日目>

  • 微生物はバイオ燃料生産のエースとなり得るのか?……(山梨大学) 長沼孝文 先生
  • ものづくりで必要とされる技術人材……(キユーピー株式会社) 小林英明 先生
  • R&Dの現場と望まれる人材とは……(カルピス株式会社) 前野正文 先生
  • 博士号取得後の世界……(ノボザイムズ ジャパン株式会社) 寺本 寛 先生

 

申込方法 
氏名、性別、一般・学生の別、ポスター発表希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。折り返し、申込確認や参加費振込口座等を連絡させていただきます。(ポスター発表を希望される方には、要旨のフォーマットもお送りします。要旨締切を6月中旬に設定予定ですのであらかじめご予定ください)

参加費(税込) 
一般16,000円 (会費 14,000円、懇親会費 2,000円)
学生 8,000円 (会費 7,000円、懇親会費 1,000円)
 (ただし、青森、岩手、宮城、福島、茨城の各県より参加される学生の方は参加費5,000円(会費5,000円、懇親会費 無料)といたします。)
               
申込先・問合せ先 山梨大学工学部生命工学科 大槻隆司
         E-mail:  TEL&FAX: 055-220-8646

注)参加費については、生物工学会誌89巻4号に「1泊2食付き、要旨集代を含む、税込み」と記載しておりますが、上記のように変更されました。

 ►生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ

Published by 学会事務局 on 25 4月 2011

【随縁随意】健忘症に対するささやかな抵抗 – 谷口誠

生物工学会誌 第89巻 第4号
谷口 誠

皆さん、綾小路きみまろをご存知でしょうか。彼はテレビで中高年の視聴者に「何を忘れたかも忘れ……」と笑わせる。皆さんも思い当たるでしょう。私の場合は手の施しようがない。トイレの中では覚えていたのに、2階に上がりかけた所で何を探しに行くのかなぁ。それなら、とトイレに戻り、階段の下までを2度3度と繰り返すうちに諦めてしまう。メガネの紛失は厄介だ。私は近視の遠視の乱視なので、頼りは近くに住む8歳の孫、あっという間に探し出してくれる。年齢に言及したので、人間の記憶力について少し述べよう。大脳の記憶領域に存在する細胞数は赤ちゃんの頃から増えはじめ、ほぼ10歳で最大に達し、成人に達すれば少しずつ減っていく。つまり、アルツハイマーに似た状況に陥っているのである。健忘症の原因はその辺りにあると言えそうだ。

卑近な例で話を進めよう。元大阪大学の蛋白質研究所に在籍され、日本生化学会の会頭までされた脳生化学者の中川八郎先生をご存知の方も多いでしょう。私からの依頼で大阪市立大学大学院の集中講義に何度も来て頂いた。そんな腐れ縁もあり、私の地元岸和田のとある専修学校で先生の仕事を手伝っている。昨年6月~7月に週2回のペースである企画を実施した。

私の担当は整腸と美容に関わる講義と実験であった。もともと微生物屋なので、腸内には善玉菌や悪玉菌が棲みついていることは知っていた。私達の研究室の先輩からオリゴ糖の話を個人的に教わったことがある。小腸で分解吸収されずに大腸に達すると、微生物分解されてpHが下がるそうである。そうなればビフィズス菌などの乳酸菌の仲間が増え、中性付近を好むウエルシュ菌などの嫌気性菌が減るらしい。近くのスーパーで購入したオリゴ糖をヨーグルトの上から垂らして食べてみると便通効果はてきめんであった。

こんな話を広めたところ、異口同音に同じような返答があった。反響は充分であった。これで講義はできると思ったが、食物繊維が気がかりで、何で便に良いのかと考えた。答えはすぐ解った。食物繊維に多数含まれる水酸基と水分子の間の水素結合である。多量の水を抱えて重くなった食物繊維は排泄しやすくなるのであろう。私は若い女性30人から食物繊維で便秘解消との情報を得た。

まだ疑問があった。女性に便秘が多いという問題である。いろいろな女性に生理との関係を聞いたところ、あるパターンがあった。生理の直前は便秘気味、生理が始まると軟らかくなるらしい。書物やパソコンの情報で、女性ホルモンの一つプロゲステロンは血液中の水分含量を上昇させるとある。だったら後は簡単だ。つまり、大腸周辺の血管に大腸内の水が吸い取られ、便が固くなると推察した。便が固くなると同時に皮膚はむくみ、高温期にはプロゲステロンが増え、減少すると生理になる。生理が始まると下痢状態になる人も多いようだ。

残る問題は便秘と美容の関係である。本来排泄されるべき余計な物を体内に留めておけば皮膚に良くないのであろうと思ったが、なぜ肌荒れに結びつくのかは解らない。こんな身近でクサーイ内容の講義を終え、実験は私の十八番、納豆からポリグルタミン酸を抽出して、お肌つるつるを体感してもらった。中川先生から論文にしようや、と言われたが、私には難しい課題なので、本誌をお借りしている次第である。いずれにせよ、今や女性の便秘問題についてはかなり詳しく科学的に話ができるようになった。若い女性にセクハラではないのでと断りながら生理の最中の便について尋ねると、恥ずかしそうに百発百中の回答が得られる。

実は、昨年5月9日に岸和田のだんじり会館に中学校の仲間が集合し、近くの会場に移動してクラス会を開いている。6月5日は備前の同級生の家での小学校のミニ同窓会に参加している。確かではないが、前者の際には食物繊維のことを、後者ではプロゲステロンのことを考えついたのであろう。そもそもさように、私の頭にいろいろな発想が思い浮かぶ時には、常に子供の頃の思い出が関係しているようだ。

皆さん、昔から回想法と言われる手法で少しでもボケを防止しましょう。その一つとして小・中・高校の同窓会に出席しましょう。新しい着想が生まれるのは、そんな時かもしれませんよ。


著者紹介 美作大学大学院(教授)、大阪市立大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 4月 2011

【関連行事】日本農芸化学会関西支部講演会・ミニシンポジウム

日本農芸化学会関西支部第470回講演会・ミニシンポジウム
「植物生理機能の解明から活用へ」

日時 2011年7月2日(土)
会場 大阪府立大学学術交流会館(大阪府堺市中区)
プログラム 【ミニシンポジウム】
植物における小胞体ストレス応答の分子機構…(小泉 望)
ストマジェンによる気孔密度の調節機構…(嶋田 知生)
フラボノイドの配糖体化酵素の機能進化…(小埜 栄一郎)

【一般講演】
演題募集中
申込締切:6月3日
申込・連絡先 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 
岩城俊雄 TEL. 072-254-9462
E-mail:
http://www.jsbba-kansai.jp

Published by 学会事務局 on 21 4月 2011

【復興支援情報】緊急研究助成金の公募について

アステラス病態代謝研究会 緊急研究助成金

2011年4月21日
山下 道雄(アステラス病態代謝研究会)

アステラス病態代謝研究会から東日本大震災で被災された広義の生命科学研究者に対し緊急研究助成金の公募が出ています。 ⇒緊急研究助成金応募要領はこちらから

 

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Published by 学会事務局 on 21 4月 2011

【和文誌】Fuji Sankei Business i バイオ最前線 記事掲載

和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。2011年4月20日付で、第11回「メタボロミクスはものづくりバイオのナビゲーター」が掲載されました。

掲載記事:「メタボロミクスはものづくりバイオのナビゲーター」pdf

次回は、2011年5月19日(水)掲載予定です。

※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
 

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Published by 学会事務局 on 21 4月 2011

【東日本支部】生物工学フォーラムのご案内

日本生物工学会東日本支部では、5月26日(木)に2011年度生物工学フォーラム「環境」と生物工学を開催いたします。⇒詳しくはこちら

日時:  2011年5月26日(木)13:00~19:00
場所: 東京大学弥生講堂・セイホクギャラリー

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Published by 支部:東日本 on 21 4月 2011

【東日本支部】2011年度生物工学フォーラム —「環境」と生物工学—

ヒトを含めた生物は、それを取り巻く「環境」に時として適切に応答し、またある場合には「環境」を意図的に変貌させていく能力を有している。このような応答能力、変換能力の現われを生物工学的側面から捉え直し、未来を指し示すことを狙いとして本フォーラムを開催したい。

主催:日本生物工学会 東日本支部

日時 2011年5月26日(木)13:00~19:00
場所 フォーラム: 東京大学弥生講堂(東京大学農学部内:東京都文京区弥生1-1-1)
懇親会: セイホクギャラリー(東京大学弥生講堂至近)
内容

フォーラム(東京大学弥生講堂)(13:00~17:00)

13:00~13:10 はじめに
13:10~13:45 「環境微生物活用のための工学的アプローチ」
(早稲田大学)常田 聡
13:45~14:20 「生物炭酸固定と生物工学」
(東京大学)石井 正治
14:20~14:55 「生物ろ過がつくるおいしい水~微生物複合系による地下水からの重金属除去」
(横浜国立大学)鈴木 市郎
14:55~15:10 休憩
15:10~15:45 「グリーンナノバイオエレクトロニクスと低炭素戦略」
(東京農工大学)早出 広司
15:45~16:20 「キリングループの環境工学的取組み」
(キリンホールディングス)吉田 聡
16:20~16:55 「新・省エネルギーと資源リサイクルに貢献する生物工学」
(電力中央研究所)渡部 良朋
16:55~17:00 おわりに

懇親会(セイホクギャラリー)(17:00~19:00)

参加費 フォーラム: 会員(賛助会員を含む) 1,000円(不課税)、非会員 2,000円(税込)、学生 無料
懇親会: 一般 3,000円(税込)、学生 2,000円(税込)
(参加費は当日、受付にてお支払いください。)
申込先 氏名、所属、会員種別、連絡先、E-mail、TEL、FAX、および懇談会参加の有無を明記の上、下記問合せ先までメールまたはFAXでお申し込み下さい。
※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
事前登録締切:5月20日(金)
問合せ先 【東日本支部事務局】
宇都宮大学大学院工学研究科物質環境化学専攻内
諸星 知広 E-mail:
FAX: 028-689-6176

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Published by 学会事務局 on 20 4月 2011

法定点検によるサーバ停止のお知らせ(5月14日13:00~15日10:00)

ビルの電源設備法定点検による停電のため、ホームページが稼動するwww.sbj.or.jpサーバが以下の期間停止いたします。ホームページおよび2011年度大会の参加登録および講演要旨登録システムが一時利用できなくなりますのでご注意下さい。

サーバ停止日時:
2011年5月14日(土)13:00 ~ 15日(日)10:00

上記期間中も英文誌Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。なお、投稿・査読システム(EES)はメンテナンスのため、5月15日(日)15:30~19:30の間利用ができません。

ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

Published by 学会事務局 on 14 4月 2011

【事務局】平成23年会費口座振替のお知らせ(4月25日)

預金口座振替制度を利用されている会員様へ

平成23年会費の口座振替は2011年4月25日(月)に実施させていただきます。

年会費一覧(1月~12月)

  • 正会員      年額 9,800円
  • 学生会員    年額 5,000円
  • 団体会員    年額 30,000円   
  • 賛助会員    年額 1口50,000円(1口以上)

お届けいただいた口座からの引落しができない場合は、英文誌Journal of Bioscience and Bioengineeringのオンラインジャーナルへにアクセスできなくなりますのでご注意下さい。

異動届出

会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などに変更があれば、会員サービスから異動届出をして下さい。FAXでも受け付けますので異動届出にご記入のうえ、下記宛にお送りください。

 

連絡先

〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会 事務局

Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 13 4月 2011

【本部】公益社団法人への移行登記完了のお知らせ

社団法人日本生物学会は、内閣総理大臣より平成23年3月22日付で公益社団法人として認定 (PDF)を受け、平成23年4月1日に社団法人の解散登記と公益社団法人の設立登記を行いました。平成23年4月13日に公益社団法人への移行登記を完了しましたのでお知らせいたします。

  1. 法人名称:公益社団法人日本生物工学会 
     
  2. 代表理事氏名:会長 飯島 信司、副会長 原島 俊、副会長 奥村 康 
      
  3. 公益目的事業:

    1)学会誌及び学術図書の発行
    2)学術講演会及びシンポジウムなどの開催
    3)関連学会との連絡及び協力
    4)研究の奨励及び研究業績の表彰
    5)生物工学に関連する産学連携の推進事業
    6)生物工学に関連する人材育成の推進事業
    7)生物工学に関連する国際協力の推進事業
    8)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

 

関連記事:

【本部だより】日本生物工学会の改革へ向けて
【本部だより】公益法人制度の施行と日本生物工学会


 

Published by 学会事務局 on 09 4月 2011

Asian Federation of Biotechnologyからの寄付について

日本生物工学会は、アジアでのバイオテクノロジーの発展のため、Asian Federation of Biotechnology (AFOB) と協力して活動を行っております。

このたびの東日本大震災の被災地の復興のためにAsian Federation of Biotechnology(AFOB)の韓国支部より、お見舞いのメッセージと寄付が寄せられました。
AFOBの19名の役員からの寄付金2,374,328 ウォン(約187,000円)は、被災地への義援金として4月1日にKorean Red Cross宛に送金されました。

ここに深く感謝の意を表するとともに、今後もAFOBとよりよい協力関係を築きながら、アジアのバイオテクノロジーを益々発展させていくために活動を広げていきたいと考えております。
 

日本生物工学会
会長 飯島信司

Published by 学会事務局 on 07 4月 2011

【復興支援情報】研究者・学生等の受入等に関する情報(学術会議ニュース)

被災された研究者・学生等の受入等に関する情報(2011.4.5現在)が学術会議のホームページ(http://www.scj.go.jp/)に纏められています。

日本学術会議ニュースメール ** No.292 ** 2011/4/6より 

【若手アカデミー活動検討分科会から~被災された研究者・学生等のために~(お知らせ)】

若手アカデミー活動検討分科会では、各大学・研究機関による被災された研究者・学生等の受け入れや研究支援等に関する支援の概要、URL情報等を一覧にまとめました。

   

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Published by 学会事務局 on 07 4月 2011

【被災状況報告】北日本支部より

北日本支部会員から届いた被災状況の報告をお知らせいたします。

東北大学農学部(2) 

五味 勝也
2011年3月26日 

農学部は建物等の崩壊などの多大な被害はありませんでしたが、壁の落下、廊下の陥没、エレベーターの斜傾などの被害がありました。農学部は青葉山移転が決まっていますが、移転が延び延びになっていつになるのか分からないこともあり、耐震強度の低い本館については昨年耐震補強工事を行ったばかりでした。その工事のおかげもあり、倒壊を免れたのではないかと思います。

建物の中におられた先生方は倒壊の恐れを感じていたようですが、耐震工事がなされていたのは本当に幸いだったと思います。機器類についてはそれぞれの研究室ごとにいろいろな不具合が生じていると思われます。特に、高い階にある研究室では多くの物品が棚や机から落ちて被害が大きくなりました。

電源も15日には復旧しましたが、4、5日停電していたために、フリーザーなどにストックしてあった保存菌株や試薬類のダメージがあるかも知れません。ただ、学生が調べたところでは、大腸菌やカビの保存菌株は何とか生えてきたようです。現在はガス以外の電気と水道は復旧しています。また、ガスの復旧には1ヶ月以上かかるとのことでしたが、新潟から引いているパイプラインに被害がなかったことから、このラインを使って早急に復旧が進められるとのことなので、予想よりも早くガスも復旧するものと期待しています。

農学部では、残念なことに学生1名が津波被害で亡くなりましたが、そのほかの学生・教職員の無事が確認されています。なお、生物工学会関係ではありませんが、農学部には水産系の附属フィールドセンターが女川にあるのですが、この施設は女川湾に面しているため、津波により2階建ての研究施設および宿舎が水没し、内部はほぼ全壊しましたが、教職員・学生は皆避難して無事とのことでした。

大学は新学期の講義開始が5月の連休明けとなりそうなので、それまでは研究室の立て直しに専念することになります。また、大津波等の甚大な被害を受けた沿岸部の方々のことを思うと、本当に心が痛みます。
生物工学や農芸化学の領域でも東北地域の復興に力を注ぐことができるはずですので、そのために尽力することができればと思っています。

なお、生物工学会の会員、特に醸造関係の企業などの被害状況についてはまだ十分な情報を得ておりません。分かり次第ご連絡いたします。


東北大学工学部

中山 亨 
報告日 2011年3月25日、4月1日

工学部で生物工学会に関係するのは化学・バイオ系三専攻と環境科学研究科と土木工学専攻が主体となりますが、いずれについても安否確認はとれつつあり、会員で死傷者・行方不明者はでておりません。(追記:3月30日に工学部・工学研究科の全学生・教職員の安全が確認されました)。

工学部の建物がある青葉山キャンパスは東北大学の中でも建物の被害が大きいとのことでした。特に建築・土木系の建物は甚大な損傷を受け、使用禁止・入棟禁止となりました。しかしながら、化学・バイオ系と環境科学研究科の建物は倒壊の難を逃れており、安全です。青葉山キャンパスには一部通電が開始されておりますが、山の上ということもあり、上水道とガスの復旧にはまだ時間を要するとも見込まれております。水が使えないため、薬品の除染などができない状態です(追記:水道は3月31日に開通しました)。

工学研究科では宮城沖地震に備えて室内の装置や什器などの転倒防止策など地震対策に力を入れてきたのですが、それでも多くの研究室で高価な実験装置が損傷を受けました。地震後、数日間にわたって停電が続き、貴重な凍結サンプルが失われたのではないかと覚悟しております。ライフライン・ガソリン供給・公共交通機関の運行が十分に回復するまで、学生は可能な限り帰省させています。
 

山形大学農学部 

小関 卓也 
報告日 2011年3月25日

農学部のある鶴岡市は大きな被害はなく、停電もありませんでした。施設も大きな被害はなかったと聞いております。
なお、山形市のキャンパスや米沢市の工学部キャンパスは被害があるかもしれません。

 

東北大学農学部(1)

米山 裕 
報告日 2011年3月24日

今回の震災では当分野の学生および職員は全員無事です。ただ、建物自体は倒壊を免れましたが、研究室の中は様々な物品が棚より落ち、大きな被害となりました。

皆様の多大なる努力の結果、ガス以外のライフラインも復興しました。
今後の研究室の立て直しにはしばらく時間がかかるとは思いますが、大津波等の甚大な被害を受けた方々のことを思うと、本当に心が痛みます。

東北地域の早急なる復興を願うのみです。

 

岩手大学農学部

礒部 公安
報告日 2011年3月23日

盛岡も非常に強い地震が長く続き、大きな余震が頻繁に起きましたが、盛岡は内陸なので津波の影響はなく、岩手大学農学部の停電と断水は12日夕方に復旧し、ガスも14日に回復しました。農学部の建物に崩壊などの大きな被害はありませんでしたが、一部の建物にはひびが入りました。

また農学部の学生は全員無事でしたが、家族を亡くした学生、実家を失った学生、内定取り消しになった学生がいます。被害の影響は次第に大きくなるように感じられます。

東北新幹線は盛岡~那須塩原間の復旧の見込みが立たないようですが、高速バスは少しずつ運行を始めています。また花巻空港からは関西、羽田、札幌に飛行機が数便運航されるようになりました。

しかし、交通網の影響があり、後期の個別試験、卒業式、入学式を中止し、新学期の講義は5月9日から開始になりました。今日も余震が続いていまして、いつも体が揺れているように感じます。

 

東北学院大学工学部

遠藤 銀朗 
報告日 2011年3月22日

こちらの学部は、津波の被災はなく地震による建物の損壊がありましたが、私も研究室のスタッフも無事でした。研究活動がいつ再開できるかは、建物や装置類の被災状況によりますので、現在その調査を行っているところです。

ただ、キャンパスが津波被害者の避難所になっておりますために、被災者の皆さんの支援活動も行っている状態です。学生の安否確認も進めておりますが、悲惨な状況です。他の支部会員からは現在のところ死亡した方がいる等の連絡はうけておりません。被害がなかったというものばかりでした。

  

弘前大学 農学生命科学部

柏木 明子 
報告日 2011年3月22日

会員及び研究施設の被害は、停電以外はありませんでした。
地震による停電が30時間程度あった関係上、細胞、試薬類がダメになった研究室があるそうです。

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Published by 支部:関西 on 04 4月 2011

関西支部-2011年度の活動

 

これまでの活動

 

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Published by 学会事務局 on 04 4月 2011

和文誌・講演要旨集 CiNii公開条件の改定について

2011年4月 より、CiNii(NII論文情報ナビゲータ)での和文誌(醸造學雜誌、 醗酵工學雑誌,、醗酵工学会誌,、生物工学会誌)、講演要旨集(日本醗酵工学会講演要旨集、日本生物工学会大会講演要旨集)の公開条件および、利用料金が変わりました。発行後3ヶ月以内は、有料ですが、発行後3ヶ月以降は定額アクセスが可能になります。
CiNiiの利用区分についてはこちら外部リンク

【定額機関に所属している本会個人会員】 無料
【定額機関に所属していない本会個人会員】 年間登録料 (2,100円)のみ


【非会員で定額機関に所属している場合】

  • 発行後3ヶ月以内…有料(和文誌:273円/報、講演要旨集:262円/頁)
  • 発行後3ヶ月以降…無料
     

【非会員で定額機関に所属していない場合】

  • 和文誌(醸造學雜誌, 醗酵工學雑誌, 醗酵工学会誌, 生物工学会誌)
    1)年間登録料 (2,100円)+1報当たりの利用料273円
    2)Pay-per-view 745円
     
  • 講演要旨集(日本醗酵工学会講演要旨集, 日本生物工学会大会講演要旨集)
    1)年間登録料 (2,100円)+1ページ当たりの利用料262円 
    2)Pay-per-view 735円

Published by 学会事務局 on 01 4月 2011

【本部より】公益社団法人日本生物工学会設立のお知らせ

社団法人日本生物学会は、平成23年4月1日に社団法人の解散登記と公益社団法人の設立登記を行いました。
今後は公益社団法人日本生物学会として生物工学の更なる進歩普及を目指して、事業を推進していきます。

関連記事:

【本部だより】日本生物工学会の改革へ向けて
【本部だより】公益法人制度の施行と日本生物工学会


 

公益法人化のメリット

  • 公益性に基づく、従来の学会活動との整合・地位向上
    従来より行われてきた日本生物工学会の生物工学分野における数々の学術活動の重要性が広く認められ、一般の方への認知度が高まります。 
     
  • 学問分野、会員の社会的地位向上;社会的信用の維持
    学会の社会的信用やブランド価値が向上します。学会員の社会的地位向上に直結するばかりか、次世代の優秀な生物工学研究者が集まることにつながると考えています。 
     
  • 組織を見直すことによる学会活性化の機会
    学会の恒常的な活動・組織の見直しによって学会が常に活性化することにつながります。公益社団法人に一度認定されたとしても公益社団法人に留まるためには、認定を永続的に満たす必要があります。これは活動の制約にもつながりますが会員の学会活動に公益性があるという自負、絶えざるチェックにもつながります。
     
  • 税務上の優遇措置(公益法人)の享受
    公的に公益性のある組織として認められた場合、税務上の優遇措置を受けることができます。 
     
  • 税務上の優遇措置(寄附者)の享受
    寄附者に対しても税制上の優遇措置があるため、寄附を受けやすくなります。

Published by 学会事務局 on 01 4月 2011

生物工学会誌 – 広告掲載について

生物工学会誌への広告掲載を希望される方は下記代理店までお問い合せ下さい。

株式会社 エー・イー企画 
〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-4-4 一ツ橋別館4F
TEL: 03-3230-2744  FAX: 03-3230-2479
E-mail:

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Published by 学会事務局 on 01 4月 2011

生物工学会誌 – 著作権について

『生物工学会誌』及びその前身誌である『醸造學雜誌』、『醗酵工學雑誌』、『醗酵工学会誌』に掲載された論文等の著作権は、日本生物工学会に帰属します。

【転載許可について】

  1. 著作者自身が自らの著作物を利用するときは、特に本会に届け出る必要はありません。但し、引用される場合は、出典が生物工学会誌であることを明記してください。
  2. 第三者の著作権利用に際しては、著作者自身の利用とは区別し、本会への許諾申請を必須条件と致します。メールにて学会事務局()までお問い合せ下さい。
  3. 著作物(印刷体および電子版)を商用目的で配布することはできませんが個人的に使用することは可能です。
  4. 著作者本人ならびに所属機関が著作物をホームページに掲載する場合、査読後の著者最終版であれば掲載可ですが、出版社版を利用することはできません。
     

【機関リポジトリへの登載について】

査読済みの著者最終原稿を機関リポジトリで公開することができます 。登載にあたって学会への申し出は不要ですが、出典表示(掲載誌名・巻号・ページ数・出版年)をお願いします。

【複写をされる方へ】

下記協会に複写に関する権利委託をしていますので、本誌に掲載された著作物を複写したい方は、同協会より許諾を受けて複写してください。但し(公社)日本複製権センター(同協会より権利を再委託)と包括複写許諾契約を締結されている企業の社員による社内利用目的の複写はその必要はありません。(社外頒布用の複写は許諾が必要です)
 
権利委託先:(一社)学術著作権協会 〒107-0052 東京都港区赤坂 9-6-41 乃木坂ビル

なお、著作物の転載・翻訳のような複写以外の許諾は学術著作権協会では扱っていませんので、学会事務局()へご連絡ください。また、アメリカ合衆国において本書を複写したい場合は、次の団体に連絡して下さい。
Copyright Clearance Center, Inc. 222 Rosewood Drive, Danvers, MA 01923 USA
PHONE.1-978-750-8400 FAX.1-978-646-8600

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Published by 学会事務局 on 31 3月 2011

KSBB会長Kim先生からのお見舞い

この度の震災につきまして、1998年より学術交流協定を交わしている韓国生物工学会The Korean Society for Biotechnology and Bioengineering (KSBB)会長Prof. Eunki Kimから心温まるメッセージが届けられました。

KSBB会長Prof. Eunki Kimより

Dear Our Colleagues,

I am embarrassed and saddened very much to hear of the unprecedented earthquake and the tsunami that struck Japan recently. On behalf of many Korean colleagues in KSBB, I would like to convey deep commiseration to our dearest colleagues in Japan and extend the sadness to all the people in Japan who lost their beloved family members and friends in the catastrophe.

I would also like to say that the Koreans, who feel the Japanese as the closest neighbors, are all in deep grief and ready to help you to cope with the current crisis together in the earliest possible time. Besides, to see how the entire Japan and its people got united under such an unexpected crisis in such a courageous and orderly manner makes me and many Koreans feel the greatest respect again for you. We will pray for Japan and all the Japanese with our fingers crossed.

Best wishes,

Eunki Kim
On behalf of KSBB and many other Korean colleagues
 

Published by 学会事務局 on 29 3月 2011

【乳酸菌・腸内細菌工学研究部会】2011年度講演会 中止のお知らせ

関係各位

日本生物工学会 乳酸菌・腸内細菌工学研究部会
部会長 横田 篤

2011年3月11日に発生しました「東北地方太平洋沖地震」により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く復興を遂げられますようお祈りいたします。

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では地震発生以後、さまざまな状況を鑑み、2011年5月19・20 日(木・金)に大分県での開催を予定しておりました当部会恒例の泊まり込み講演会について、協議の結果、中止とさせて頂くこととなりました。

生物工学会誌 第89巻3号には会告が掲載されておりますが、中止となりましたので、ご注意ください。

誠に残念ではありますが、以上につきご了承いただけますよう、お願い申し上げます。

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Published by 学会事務局 on 28 3月 2011

【事務局より】学会誌3月号を発送しました

生物工学会誌89巻3号およびJournal of Bioscience and Bioengneering, Vol. 111, No. 3 (2011年3月25日発行)を発送いたしました。

一部の地域では、東日本大震災の影響で配達に遅れが生じる場合があります。また、宛先にお届けできない場合は、学会事務局に返送されます。学会誌送付先の変更を希望される方は事務局(E-mail: , Tel: 06-6876-2731)にお知らせください。

ご理解とご協力のほど宜しくお願いいたします。

Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【被災状況報告】宇都宮大学

3月15日~3月22日の状況

宇都宮大学では、地震直後、ほぼ1日、広域停電が発生し、農学部の方では冷凍試 料やカイコなどの生物検体にかなりのダメージを受けたようです。

現在、計画停電がかなりきちんと行なわれておりますが、3時間であれば、-75℃設定のディープフリーザーも、通電無しで-60℃程度を何とか保っており、何とか凌いでおります。

また、地元の蔵元も被害が出ているようです。

ガソリン不足はまだ解消されておらず、今後の停電に対する発電機の使用の見通しが立たない状況です。
従いまして、長期間の培養実験等は行なえない状況でありますが、これらは、今後の様子見、といったところと思っております。

3月25日

ガソリンは、やっと、宇都宮市内でも、まだまだ並びますが、少々手に入るように なってきました。
その代わりに、水騒ぎです。原発が落ち着かないと、なかなか上向きに復興が進まないようです。

宇都宮大学では、放射線に関する解説文を配付して風評被害防止に努めております。

 

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Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【本部】第16回生物工学懇話会

日時 2011年5月27日(金)14:10~16:50
場所 サントリーホール(ブルーローズ:小ホール) ⇒アクセス
〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 TEL: 03-3505-1001
参加費 無料(事前に下記事務局までメールでお申し込みください)
プログラム

(司会 町田 雅之)

  • 14:10~14:15  開会の挨拶……飯島 信司
     
  • 14:15~15:00 
    講演1「動物から来るウイルス感染症の脅威」
          …甲斐 知恵子(東京大学医科学研究所)
     
  • 15:05~15:50 
    講演2「ホンダのDNA:挑戦・創造・革新」
          …小林 三郎(中央大学大学院)
     
  • 15:50~16:00 休憩
     
  • 16:00~16:45 
    講演3「脳とイノベーション」
         …茂木 健一郎(ソニーコンピュータサイエンス研究所)
     
  • 16:45~16:50  閉会の挨拶……稲垣 賢二
問い合せ先 〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:

講演1 「動物から来るウイルス感染症の脅威」 14:15~15:00 


東京大学医科学研究所 甲斐 知恵子

近年、これまで知られていなかったウイルス感染症が世界各地に出現している。これらは人や物資のグローバルな流通に乗って広がることから、時にはSARSのように世界を震撼させる。新たに出現するウイルス感染症のほとんどは、自然宿主である動物からの人への伝播に由来する。本講演では、最近アジアで出現した致死性の流行等を例として、その及ぼす甚大な被害や、制圧までの経緯を概説し、様々な謎に迫る基礎的研究や対策研究の現状を紹介する。   

 (座長:飯島 信司)

講演2 「ホンダのDNA:挑戦・創造・革新」 15:05~15:50


中央大学大学院 小林 三郎

戦後多くの企業が頑張って数々のイノベーションを生み出し、日本の発展・経済成長を担ってきたが、最近日本からあまり新しいものが出てこない。資源のない日本は、世界的な創造・革新が生まれない限り、外貨は稼げないし、我々の子供・孫たちが幸せになれない。何がイノベーション阻害しているのか、どうするとイノベーションが生まれやすいのかをホンダでの原体験をもとに明らかにする。                

(座長:町田 雅之)

講演3 「脳とイノベーション」 16:00~16:45

ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木 健一郎

科学技術が大きく変容する中で、新たな発明・発見をいかにして生み出し、イノベーションを見いだすかは大きな命題です。今日、イノベーションは何か一つの要素技術によって起こせた時代から、総合的に対象を理解し、その複雑なふるまいの本質をとらえなければならない時代になっています。その「総合性」や「システム性」の象徴が脳であり、特に脳の創造性、ひらめきのメカニムが注目されています。その創造性について最新の研究成果をご紹介しつつお話したいと思います。

(座長:坂口 正明)

►2011(平成23)年総会および関連行事

Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【被災状況報告】罹災報告(茨城工業高等専門学校)

2011年3月17日

本校は茨城県ひたちなか市にあり震度6強地域でした。本校に電気が通ったのは15日(火)午後、水道は未だ復旧の見込みも無い状態です。実験機器類は水をかぶったものなどもあり、実験室の通電は行えません。-85度冷凍庫も復旧させた時はすでに6度であったので、保存菌、制限酵素等冷蔵試薬は使用できないかもしれません。
被害状況写真を添付しました。海外でも大きく報道されているようで、同じ写真をかつて留学したパスツール研に送付したら、声援の返信も頂きました。

⇒被害状況写真はこちらpdf(2.07MB)

2011年3月25日

余震が続く中、少しずつですが復興は進んでいます。茨城高専にもやっと今日水道が復旧するとの情報がありましたが、途中の配管等を修理しながららしく、我々の建物にはいつ順番が回ってくるのかまだ不明です。

 2011年3月28日

なお、情報錯乱で先に掲示して頂いた内容にあやまりがわかりました。本校所在地ひたちなか市の震度は6強と記載しましたが6弱が正しい値でした。
本校では、土日休日にも係わらず水道復旧を進めて頂いた結果、本日28日午前11時に物質工学科棟にも17日ぶりに水が出るようになりました。排水管の損傷がないシンクで、まず洗い物から再出発です。
 

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Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【会告】次期理事および監事候補者の告示

会員各位

2011(平成23)年3月
社団法人 日本生物工学会
会長 飯島 信司

4月1日より公益社団法人となります。新法人の定款に則り、任期が2011年5月27日総会終了から始まる理事および監事の改選をおこないます。つきましては、候補者を下記のとおり告示いたします。

【理事候補者】

赤松 隆(崇城大学) 五味 勝也(東北大学) 秦 洋二(月桂冠)
池 道彦(大阪大学) 坂口 正明(サントリー)  原島 俊(大阪大学)
稲垣 賢二(岡山大学) 水光 正仁(宮崎大学) 日野 資弘(アステラス製薬)
植田 充美(京都大学) 園元 謙二(九州大学) 福崎 英一郎(大阪大学)
大政 健史(徳島大学) 高木 博史
(奈良先端科学技術大学院大学)
本多 裕之(名古屋大学)
貝沼 章子(東京農業大学) 高木 昌宏
(北陸先端科学技術大学院大学)
松井 和彦(味の素)
川面 克行(アサヒビール) 高下 秀春(三和酒類) 柳 謙三(サントリー生命科学財団)
木野 邦器(早稲田大学) 田谷 正仁(大阪大学) 山本 憲二(石川県立大学)
黒田 章夫(広島大学) 中山 亨(東北大学) 養王田 正文(東京農工大学)
後藤 奈美(酒類総合研究所) 西村 顕(白鶴酒造) 横田 篤(北海道大学)

【監事候補者】

関口 順一(信州大学) 播磨 武(東和薬品)

[定 款]

第22条 この法人に,次の役員等を置く.

1) 理事 20名以上30名以内
2) 監事 2名以内
3) 顧問 10名以内

2. 理事のうち1名を会長,会長以外の理事のうち2名以内を副会長とする.

3. 前項の会長及び副会長をもって,法人法に規定する代表理事とし,会長及び副会長以外の理事をもって同法第91条第1項第2号に規定する業務執行理事(理事会の決議により法人の業務を執行する理事として選定された理事をいう.以下同じ)とする.

第23条 役員は社員総会の議決によって選任する.

2. 会長及び副会長は,理事会の議決によって理事の中から選任する.

3. 業務執行理事は,理事会において理事の中から選任する.

4. 顧問はこの法人に特に功績のあった者で,理事会において推薦され,社員総会の承認を得る.

5. 監事は,理事または使用人を兼ねることができない.

6. 理事のうち,理事のいずれか1名とその配偶者または3親等内の親族その他特別の関係にある者の合計数は,総理事数の3分の1を超えてはならない.監事についても同様とする.

7. 他の同一の団体の理事又は使用人である者,その他これに準ずる相互に密接な関係にある理事の合計数は,総理事数の3分の1を超えてはならない.監事についても,同様とする.

8. 理事または監事に異動があったときは,2週間以内に登記し,遅滞なくその旨を行政庁に届け出なければならない.

Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【随縁随意】バイオマス活用の促進に向けて-兒玉 徹

生物工学会誌 第89巻 第3号
兒玉 徹

“バイオマス”なる言葉は、今でこそ当たり前のように新聞紙上にもしばしば現われるようになったが、筆者が第17期日本学術会議第6部・生物工学研連の会員に選出された約13年前は、関連する話の前には必ず「生態学で用いられる用語で…」という注釈を付けるのが常であった。その第17期の期間中を通じて、京都大学教授(当時)の上野民夫先生ほか第6部会員数名とともに、石油資源漬けの文明に警鐘を鳴らすための報告作りを進め、次世代以降に化石資源という人類共有の財産を遺すために現在われわれがなすべきこととして、バイオマスの有効利用を最有力候補に挙げたのである。

この検討結果は、第17期終了間際の2000年7月に日本学術会議第6部会報告として、当時の森内閣に向けて「生物資源とポスト石油時代の産業科学 -生物生産を基盤とする持続・循環型社会の形成を目指して-」と題して発表された。ほどなく政権は小泉内閣に代わったが、この報告の内容は2002年12月に同内閣によって閣議決定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」の立案に影響を与えたと考えている。「バイオマス・ニッポン総合戦略」の骨子は地球温暖化の防止、循環型社会の形成、戦略的産業の育成、農山漁村の活性化の4本柱となっているが、要は限りある化石資源の使用を抑制し、バイオマス資源の活用により新産業を創出して農業、農村を活性化することを謳い上げたものである。

バイオマス政策推進に関するその後の動きとして、この戦略が2006年3月に「バイオマスタウン構築の加速化」、「バイオ燃料の利用促進」などに重点を置いて見直され、さらに2009年6月には国会全会派一致で「バイオマス活用推進基本法」が成立、9月に施行された。バイオマス活用に向けて政策的支援や法整備が着々と行われるようになったことは大変喜ばしい。

筆者は3年ほど前から(社)日本有機資源協会(JORA)において、主として見直し後の「バイオマス・ニッポン総合戦略」の目玉の一つとされたバイオマスタウン構築加速化の支援に携わっており、最近ようやく政府が2010年度末時点での目標としているバイオマスタウン構想公表数である全国300地域(自治体)を達成する見込みがついたところである(2010年11月末現在286地域)。

ところがバイオマスの有効活用を実現する問題の解決が容易でないことも同時に顕在化してきつつある。構想公表数がまずまず順調に増加している半面、肝心のバイオマス活用の事業化が必ずしも順調に進まず、このままでは構想が絵に描いた餅になることが危惧される地域が少なからず存在するからである。JORAではその問題点を詳細に分析し、バイオマス利活用事業の採算性の確保、燃料を含めたバイオマス製品利用の促進、地域人材の充実、国民の理解を得るための啓発が不可欠であることを2010年6月に主務官庁である農林水産省、環境省に具体的な方策を示して提言した。

その後、2010年12月にようやく「バイオマス活用推進基本計画」が閣議決定、公表された.計画では2020年に国が達成すべき目標として、600市町村でのバイオマス推進計画の策定、5,000億円規模のバイオマス産業の創出、炭素量換算で約2,600万トンのバイオマスの活用が示され道筋が整うこととなった。JORAでは農林水産省の支援を受け、人材養成の一環として5年にわたって170名のバイオマスタウンアドバイザーを養成し全国9ブロックに配置し、地域市町村のタウン構想立案に取り組んできたが、まだまだ人材不足であること、特に事業化に際しての採算性を含めた技術的な面での力不足を痛感している。

今さら言うまでもなく、バイオマス活用の技術的プロセスでは微生物の能力を借りる場面が多いが、それは伝統的に日本生物工学会の最も得意とする分野の一つであり、本学会会員諸兄姉の中にはその分野のスペシャリストとして全国各地で活躍しておられる方が多い。

今強く希望したいことは、学会としてそれらの方々の力を結集して、バイオマスタウンアドバイザーと協力しながら上述の問題点を一つずつ克服し、地域ごとに循環型社会を作り上げることである。さらに望ましくは同様の構想を進めている韓国や中国と協力して事業を東アジア全域にも広げたいと考えている。

ご協力頂ける方々のご連絡を切にお待ちしております。


著者紹介 日本生物工学会顧問、日本有機資源協会会長、東京大学名誉教授
E-mail: (日本有機資源協会)

 

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Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

【関連行事】Summer Program 2011 “The Collective Brain”

日時
  • PLAN A (Internship & Lecture) 2011年6月15日(水)~8月10日(水) 
  • PLAN B (Lecture) 7月12日(火)~7月20日(水)
会場 理化学研究所脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)
問合せ先 理研BSIサマープログラム実行委員会 FAX. 048-462-4914 
E-mail:
http://www.brain.riken.jp/jp/summer/

Published by 学会事務局 on 25 3月 2011

生物工学会誌 – 90巻3号

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Published by 学会事務局 on 24 3月 2011

研究者の皆様へ-被災状況報告及び支援情報をお寄せ下さい

今回の災害に遭われた多くの方々に改めてお見舞いを申し上げます。 

日本生物工学会では、会員の皆様の情報交換の場として復興支援情報をホームページで掲示していきたいと考えております。「研究資源の保護」、「学生の教育の継続」などについての情報やお願いを広く掲示ご希望の方は、連絡先を明記の上、事務局へ()メッセージをお寄せください。ホームページに掲示し、会員に、ご希望をお伝えしたいと思います。

学会としては、少しでも被災された皆様のお役に立ち、社会的責任を果たすことは重要と考えております。その他、学会へのご要望、ご提案がありましたら事務局までお知らせ下さい。

復興支援情報

 件名提供者(投稿者)掲載日
5NBRC 「東北地方太平洋沖地震で被災した生物遺伝資源の無償分譲について」独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター(NBRC)2011.6.17
4緊急研究助成金の公募についてアステラス病態代謝研究会
山下道雄
2011.4.21
3学術会議ニュース:
若手アカデミー活動検討分科会から~被災された研究者・学生等のために~
学会事務局2011.4.7
2お知らせ「遺伝子組換え生物等の移送について」文部科学省 
ライフサイエンスの広場 生命倫理・安全に対する取組
2011.3.25
1震災等に関わる遺伝子組換え生物材料の移送・保管に関する注意とお願い全国大学等遺伝子研究支援施設連絡協議会2011.3.25

被災状況の報告

 件名発信者報告日
3北日本支部より東北大学農学部(2)
五味 勝也  
2011.3.26 
東北大学工学部
中山 亨 
2011.3.25 
山形大学農学部
小関 卓也 
2011.3.25 
東北大学農学部(1)
米山 裕  
2011.3.24 
岩手大学農学部
礒部 公安 
2011.3.23 
東北学院大学工学部
遠藤 銀朗 
2011.3.22 
弘前大学 農学生命科学部
柏木 明子 
2011.3.22 
2震災につきまして宇都宮大学
池田 宰
2011.3.25
2011.3.23
1罹災報告茨城高専物質工学科
鈴木 康司
2011.3.28
2011.3.25
2011.3.17

 

本件に関する連絡先

〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会 事務局

Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 22 3月 2011

計画停電の予定変更に関するお知らせ

3月22日に予定されていた計画停電は ホームページ、大会ホームページが稼動しますhttp://www.sbj.or.jpサーバの所在地では実施されず、学会ホームページ、大会ホームページへのアクセスが可能になっております。また、3月23日も計画停電の影響を受けずに当サイトをご利用いただくことができる見通しです。

サーバ所在地の計画停電の予定と実施の見通しについては、こちらのページ外部リンクの 「イベント情報」の部分の表記をご参照下さい。

 ご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

Published by 学会事務局 on 18 3月 2011

東日本大震災のお見舞い

日本生物工学会会員各位

日本生物工学会
 会長 飯島 信司

<東日本大震災のお見舞い>

3月11日に発生した巨大地震の被害に遭われた被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。
犠牲になられた方々、ご遺族の皆様に深く哀悼の意を表します。

未曾有の大津波による被害状況が明らかになるにつれ、困難な生活を強いられている被災地の方々の健康が案じられます。くれぐれも健康に御留意いただければと存じます。

関東、東北エリアには多くの本学会会員がおられ、多くの大学、研究所で被害を受けているとも伺っております。 情報を共有していきたいと考えておりますので、当該地域の会員の皆様には、おりをみて可能な範囲で事務局まで現況をお知らせいただければと存じます。

なお、学会ホームページのサーバーが東京電力の計画停電対象地域の第4グループにあるため、3月14日からの計画停電実施に伴い、日本生物工学会のホームページが利用できない時間帯が発生しております。

ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

上記期間中も英文誌Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。

►JBB投稿・査読システム
http://ees.elsevier.com/jbiosc/

►ScienceDirect(会員用閲覧サイト)
http://www.sciencedirect.com/jbiosc

►ScienceDirect(一般用)
http://www.sciencedirect.com/science/journal/13891723

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