Published by 学会事務局 on 19 1月 2016

【研究部会】最新バイオインターフェース研究会

日時 2016年2月5日(金)14:00~17:00
場所 やまと会議室 (近鉄奈良駅 100メートル) http://yamatobill.jp/
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町36番地 大和ビル2F
大東興産株式会社
プログラム

【第一部 発表会】(公開:自由参加)14:00~15:15

  • 14:00~14:10
    「バイオインターフェースにおける弱い分子間相互作用が生む秩序構造ダイナミクス」
    …高木昌宏(北陸先端科学技術大学マテリアルサイエンス研究科)
     
  • 14:10~14:20
    「バイオインターフェースで機能するタンパク質複合材料の設計」
    …神谷典穂(九州大学未来化学創造センター)
     
  • 14:20~14:30
    「細胞・オルガネラディスプレイ技術によるバイオプロセス創成」
    …吉野知子(東京農工大学大学院工学研究院)
     
  • 14:30~14:40
    「微生物固定化蛋白質の徹底追究:基礎から応用まで」
    …堀 克敏(名古屋大学大学院工学研究科)
     
  • 14:40~14:50
    「細胞接着を制御するバイオインターフェース」
    …中村 史(産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門)
     
  • 14:50~15:00
    「魚類バイオテクノロジーによるバイオインターフェース研究とその展望」
    …田丸 浩(三重大学生物資源学研究科)
     
  • 15:00~15:15
    「生命の複雑系をオミクスインターフェースから解きほぐし、新しい研究を生み出すには?」
    …植田充美(京都大学大学院農学研究科)
     

【第二部 パネルディスカッション】(非公開:事前登録者のみ)15:30~17:00

「バイオインターフェースの将来」
進行役: 高木昌宏

申込み方法 第二部は非公開としますので、参加をご希望の方は2016年2月4日(木)までに、下記までメールにてお申し込みください。お名前(フルネーム)とご所属の明記をお願い致します。お申し込みをもちまして、第二部内容の守秘義務にご了承いただいたものとさせていただきます。
申込先 名古屋大学大学院工学研究科生物機能工学分野 堀研究室
E-mail: dai3hisho@nubio.nagoya-u.ac.jp

⇒バイオインターフェイス研究部会のページ
 

 

 

Published by 支部:北日本 on 06 1月 2016

【北日本支部】2015年度日本生物工学会北日本支部札幌シンポジウム「なでしこシンポジウム・百花繚乱の研究ストーリー」

日時 2016年3月26日(土)13:00~17:00
場所 北海道大学フロンティア応用科学研究棟 2階 鈴木章ホール
(札幌市北区北13条西8丁目)
参加費 無料
懇親会 17:30~ 北海道大学「ファカルティーハウス エンレイソウ」にて開催予定です。
懇親会会費:4,000円(税込)
参加申込 こちらの申込フォームに必要事項を記入し、お申し込みください。
(シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込み下さい。)
申込み締切 2016年3月18日(金)
問合せ先 日本生物工学会北日本支部
副支部長: 田口精一(北海道大学) E-mail: staguchi@eng.hokudai.ac.jp
担当幹事: 大井俊彦(北海道大学) E-mail: ooi@eng.hokudai.ac.jp

主催: 公益社団法人日本生物工学会北日本支部
共催: フロンティア化学教育研究センター

プログラム

  • 13:00~13:05  開会の辞…………田口 精一(日本生物工学会北日本支部 副支部長)
     
  • 13:05~13:40
    「微生物を用いたフラスコの中での実験進化」
              …………………柏木 明子(弘前大学農学生命科学部)
     
  • 13:40~14:15
    「物質生産を目指した新規オキシダーゼの活用~微生物スクリーニングから人工進化まで~」
            …………………山田 美和(岩手大学農学部) 
     
  • 14:15~14:50
    「バクテリアセルロースを用いたゲル材料開発」
            …………………沼田 ゆかり(小樽商科大学商学部)
     
  • 14:50~15:10  休憩
     
  • 15:10~15:45
    「栄養要求量低下による不良栄養環境に耐性な植物の作出」
            …………………三輪 京子(北海道大学地球環境科学研究院)
     
  • 15:45~16:20
    「植物色素の抗酸化機能と環境ストレス保護作用」
            …………………崎浜 靖子(北海道大学大学院農学研究院)
     
  • 16:20~16:55
    「培養困難な昆虫腸内微生物の機能を探る」
            …………………大坪 和香子(東北大学大学院農学研究科)  
     
  • 16:55~17:00  閉会の辞…………中山 亨(生物工学会北日本支部支部長)  

 

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Published by 学会事務局 on 05 1月 2016

新着情報2015年

このページには2015年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。

掲載日 内容
2015.12.24 大会講演要旨集電子版(PDFおよびEPUB)の公開終了について
2015.12.24 【和文誌】93巻12号の一部を公開しました
2015.12.24 【和文誌】第93巻9号の特集とバイオミディア公開
2015.12.24 【随縁随意】ある研究者の履歴書から-中西 一弘
2015.12.22 【学術賞】第13回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》
2015.12.18 【JBB】Vol. 121, No. 1 (2016年1月号)オンライン公開
2015.12.17 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日)
2015.12.16 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.12.15 【学会賞】2016年度生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集
2015.12.10 【西日本支部】2015年度日本生物工学会西日本支部学生賞受賞者決定のお知らせ
2015.11.25 【随縁随意】地球環境問題に対して我が国はどこまで貢献できる?-菅 健一
2015.11.25 【和文誌】93巻11号の一部を公開しました
2015.11.24 【和文誌】第93巻8号の特集とバイオミディア公開
2015.11.24 【学会賞】2016年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い
2015.11.18 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.11.12 【事務局より】2016年会費納入のお願い
2015.11.04 【事務局より】NHK甲府放送局による大村智博士の論文撮影について
2015.11.04 【セルプロセッシング計測評価研究部会】2015年度優秀学生発表賞決定(2015/11/02)
2015.11.02 【随縁随意】 発見と発明に関する怪談-浅野 泰久
2015.11.02 【JBB】Vol. 120, No. 6 (2015年12月号)オンライン公開
2015.10.30 【学術賞】第57回藤原賞受賞候補者の推薦について《学会推薦》
2015.10.29 第67回日本生物工学会大会 盛会のうちに終了
2015.10.23 【和文誌】第93巻10号掲載の特集「名古屋議定書に関して」オンライン公開
2015.10.23 【和文誌】93巻7号の特集・バイオミディア公開
2015.10.22 【事務局より】大会開催期間(2015年10月26日~28日)中の事務局業務について
2015.10.21 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.10.20 【年次大会】第68回日本生物工学会大会(2016)シンポジウム公募
2015.10.09 【JBB】Vol. 120, No. 5 (2015年11月号)オンライン公開
2015.10.05 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第8号 発刊
2015.09.25 【若手会】2015年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー開催報告掲載
2015.09.25 【随縁随意】外国人留学生の育成と支援 -高木 博史
2015.09.25 【和文誌】第93巻9号の一部を公開しました
2015.09.25 【会告】英文誌(Journal of Bioscience and Bioengineering)掲載料改定のお知らせ
2015.09.25 【和文誌】93巻6号特集とバイオミディア公開
2015.09.24 【研究助成】山田科学振興財団 2016年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》
2015.09.16 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.09.11 【西日本支部】2015年度学生賞候補者推薦募集
2015.09.07 【JBB】Vol. 120, No. 4 (2015年10月号)オンライン公開
2015.09.04 【年次大会】事前参加登録の受付を終了しました
2015.08.25 【和文誌】第93巻8号の一部を公開しました
2015.08.25 【和文誌】93巻5号特集とバイオミディア公開
2015.08.25 【随縁随意】酵素阻害剤とくすり -森原 和之
2015.08.21 【学会賞】2015年度授賞式および受賞講演のご案内
2015.08.19 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.08.05 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月12日~14日)
2015.08.03 【JBB】Vol. 120, No. 3 (2015年9月号)オンライン公開
2015.07.31 【年次大会】演題番号の通知メールについて(7月31日配信済み)
2015.07.29 【年次大会】演題番号通知メールについて(7月31日配信予定)
2015.07.29 【セルプロセッシング計測評価研究部会】第一回研究討論シンポジウム実施報告
2015.07.25 【随縁随意】微生物学の発展と広がりの中で思うこと-松下 一信
2015.07.25 【和文誌】第93巻4号特集とバイオミディア公開
2015.07.25 【和文誌】第93巻7号の一部を公開しました
2015.07.17 【JBB】Vol. 120, No. 2 (2015年8月号)オンライン公開
2015.07.17 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.07.03 【年次大会】参加申込み受付中 締切: 2015年9月4日(金)17:00
2015.06.25 【本部だより】2015 KSBB春季大会に参加して
2015.06.25 【和文誌】第93巻6号の一部を公開しました
2015.06.25 【和文誌】第93巻3号バイオミディア公開
2015.06.23 【セルプロセッシング計測評価研究部会】2015年度優秀学生発表賞に関するお知らせ
2015.06.23 【学会賞】2015年度学会賞受賞者決定のお知らせ
2015.06.19 【JBB】2014 Impact Factor 1.884
2015.06.17 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.06.09 【JBB】新編集委員会発足のお知らせ
2015.06.08 【学術賞】平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
2015.06.04 【学術賞】第24回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》
2015.06.03 【年次大会】講演要旨登録受付中  締切: 7月1日(水)正午
2015.06.01 【JBB】Vol. 120, No. 1 (2015年7月号)オンライン公開
2015.05.25 【随縁随意】喜んでばかりはいられない?-正田 誠
2015.05.25 【和文誌】93巻5号の一部を公開しました
2015.05.25 【和文誌】93巻2号バイオミディア公開
2015.05.22 【本部より】生物多様性条約・名古屋議定書に関する要請書
2015.05.20 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.05.07 【JBB】Vol. 119, No. 6 (2015年6月号)オンライン公開
2015.04.27 【会告】代議員選挙の結果について
2015.04.27 【事務局】学会事務局休業のお知らせ
2015.04.24 【和文誌】93巻1号バイオミディア公開
2015.04.24 【随縁随意】これから研究室を立ち上げる方へ – 関口 順一
2015.04.24 【和文誌】第93巻4号の一部を公開しました
2015.04.23 【学術賞】第5回三島海雲記念財団「三島海雲学術賞」候補者推薦募集《学会推薦》
2015.04.21 【セルプロセッシング計測評価研究部会】第34回動物細胞工学シンポジウム共催のお知らせ
2015.04.17 【本部】第6回産学技術研究会 開催報告
2015.04.15 <法定点検によるサーバ停止のお知らせ>
2015年5月30日(土)13:00~ 5月31日(日)10:00
2015.04.15 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.04.15 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第7号 発刊
2015.04.14 《公益社団法人 日本生物工学会》寄附のお願い
2015.04.01 【年次大会】第67回日本生物工学会大会サイトオープン
2015.04.01 【研究助成】2015年度内藤記念 講演助成金《学会推薦》
2015.04.01 【研究助成】第47回内藤記念 海外学者招へい助成金《学会推薦》
2015.04.01 【学術賞】第47回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》
2015.03.25 【和文誌】第93巻3号の一部を公開しました
2015.03.25 【和文誌】92巻12号特集・バイオミディア公開
2015.03.25 【随縁随意】国立大学改革について思うこと – 江崎 信芳
2015.03.25 【学術賞】平成27年度 島津賞候補者推薦募集《学会推薦》
2015.03.23 【JBB】Vol. 119, No. 5 (2015年5月号)オンライン公開
2015.03.20 【学術賞】第6回(平成27年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》
2015.03.18 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.03.17 【学会賞】2015年度受賞候補者推薦募集終了のお知らせ
2015.03.17 【JBB】EndNoteアウトプットスタイル提供開始
2015.03.03 【JBB】Vol. 119, No. 4 (2015年4月号)オンライン公開
2015.03.02 【代議員選挙】投票受付を終了いたしました
2015.02.25 【和文誌】第93巻2号の一部を公開しました
2015.02.25 【和文誌】92巻11号特集・バイオミディア公開
2015.02.25 【随縁随意】糖質制限とミトコンドリア - 永井 史郎
2015.02.23 【東日本支部】2015年度日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦 受付終了のお知らせ
2015.02.18 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.02.16 【代議員選挙】投票受付中(締切: 2015年3月2日正午)
2015.02.10 【学術賞】第12回日本学術振興会賞 (JSPS Prize)受賞候補者推薦募集《学会推薦》
2015.02.09 【JBB】Vol. 119, No. 3 (2015年3月号)オンライン公開
2015.01.28 【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い(締切:2015/2/13)
2015.01.25 【和文誌】92巻10号特集・バイオミディア公開
2015.01.25 【和文誌】第93巻1号の一部を公開しました
2015.01.25 【随縁随意】伝統は革新の連続~原点を見つめ、能動的に変化していこう~ - 倉橋 修
2015.01.23 【年次大会】2015年鹿児島大会 シンポジウム公募終了
2015.01.22 【事務局より】代議員選挙(電子投票の実施)について
2015.01.22 【学会賞】2015年度各賞受賞候補者推薦のお願い
2015.01.21 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2015.01.19 【事務局より】2015-2016年度代議員の立候補・推薦受付を終了しました
2015.01.15 【JBB】Vol. 119, No. 2 (2015年2月号)オンライン公開
2015.01.14 【事務局より】2015年度研究部会設置申請募集
2015.01.14 新着情報 2014年
2015.01.08 【正会員の方へ】2015-2016年度代議員立候補・推薦受付中(締切:1月19日正午)
2015.01.06 【JBB】2015年1月よりNote及びTechnical Noteを廃止しました

 

Published by 学会事務局 on 24 12月 2015

大会講演要旨集電子版(PDFおよびEPUB)の公開終了について

第67回日本生物工学会大会講演要旨集電子版の公開(大会参加者対象)は、2015年12月24日(木)をもって終了する予定です。まだお手元にPDF版およびEPUB版を保存されていない方は、お早めにお手続きください。⇒講演要旨集電子版(PDFおよびEPUB)のダウンロードはこちら

大会講演要旨集の冊子体(会員 4,000円/非会員 5,000円)を希望される方は、学会事務局宛(info@sbj.or.jp)にお申し込みください。⇒購入方法はこちら

 

Published by 学会事務局 on 24 12月 2015

【随縁随意】ある研究者の履歴書から-中西 一弘

生物工学会誌 第93巻 第12号
中西 一弘

今から四十数年前の学生の時、筆者は、京都大学工学部で触媒反応工学の研究に携わっていた。この頃、すでに大学のポストを見つけることは難しかったが、幸運にも農学部食品工学科の農産製造学研究室の助手として採用された。実質的に新設の研究室であったので、研究テーマを探すことから始めたが、長年にわたり試行錯誤の日々が続いた。ようやく、研究が軌道に乗り始めたころに、岡山大学工学部に新設された生物応用工学科の教授として赴任したが、一期生がまだ2年生であり、学科の建物ができるまで3年近く待たねばならなかった。ここでも本格的に研究できるようになるまでに随分年月が経過した。

二つの新設の研究室で苦労したことは、研究者であれば誰しも同じではあるが、研究テーマと研究費である。筆者が助手のときには自由に申請できる研究費は科研費のみであった。現在では、さまざまな競争的資金制度や民間の助成金制度が利用できるので隔世の感がする。研究費の面からは、昔よりはるかに研究しやすい環境になっている。一方、教育やいわゆる雑用に取られる時間が増え、研究時間が減っていることも事実である。特に、雑用に対する取組み方を工夫して、研究に必要な時間を確保することが求められる。

さて、研究は、ナンバーワンを目指す研究とオンリーワンを目指す研究に大別される。ナンバーワン研究では、同じ分野で多くの研究者が競って頂点を目指す。通常、多額の研究費が使われる。オンリーワン研究では、それまでは注目されていなかった分野で独創的な研究に挑む。研究テーマ選択の自由度は高いが、リスクは大きいと言える。ただし、ナンバーワン研究でも、その過程では新規性を追求する必要があることは言うまでもない。どちらがよいかは研究者の置かれている立場や考え方により異なる。

上述した事情などにより、筆者は、一貫してオンリーワン研究を志向した。しかし、通常、オンリーワン研究の糸口を探すことは簡単ではない。文献調査、学会・シンポジウム、研究者との交流、あるいは企業との共同研究などを通して得られるさまざまな情報に基づいて納得がいくまで考え抜くことが肝要である。一方、研究室で得られた実験結果、特に、当初の予想とは異なる結果からオンリーワン研究が生まれる場合もある。さらに、同じ研究室に留まるのではなく、機会があれば複数の研究室を経験することもよい。

筆者の場合は、助手のときに留学したミュンヘン工科大学で行った研究が、オンリーワン研究の糸口の一つになった。雑用がまったくない環境で、自分の思うように研究を行えたことは幸運であった。与えられた研究テーマは、スキムミルクの濃縮に使用した限外ろ過膜の水洗浄速度の解析という食品工学分野のテーマであった。初めての分野の研究であったが、最終的に、膜面上に付着しているタンパク質の構造・状態が、洗浄速度に支配的な影響を及ぼすことを示し、一段落をつけることができた。本研究の過程で、付着あるいは相互作用が関与する事象に興味を抱くようになった。このような体験が糸口となって、後日、微生物菌体懸濁液のろ過、糸状菌の膜面液体培養、さらには、物質の固体表面への吸着・脱離現象、有機溶媒系での固定化酵素反応、相互作用を伴う酵素反応、配向制御固定化など多くのオンリーワン研究が生まれた。いずれのテーマにも共通するキーワードは付着・相互作用である。

オンリーワン研究も自己満足で終わるのではなく、学会などで認められると喜びも一入である。筆者の場合、当時はオンリーワンを目指した研究を行っていると自負していたが、今、振り返ると、本物のオンリーワン研究を行っていたと言えるのかどうか、ニッチな分野の研究を行っていただけではないのかと思うことがしばしばである。本会の特に若手の会員諸氏には、本物のオンリーワン研究に挑んで、功をなしていただければと期待しております。


著者紹介 中部大学応用生物学部(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

 

Published by 学会事務局 on 24 12月 2015

生物工学会誌 – 93巻12号

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Published by 学会事務局 on 18 12月 2015

日本生物工学会創立90周年記念式典 – 顕彰者・感謝状贈呈リスト

海外功労者

1 Prof. Dewey Ryu University of California, Davis
2 Prof. Pornchai Matangkasombut Mahidol University(元学長)
3 Prof. Napavarn Noparatnaraporn Kasetsart University
4 Prof. Jochen Büchs RWTH Aachen University
5 Prof. Jung-Keug Park Dongguk University(元KSBB会長)
6 Prof. Byung-Gee Kim Seoul National University
7 Prof. Yoon-Mo Koo Inha Univ(元KSBB会長)
8 Prof. Jian Jiang Zhong Shanghai Jiao Tong University
9 Prof. Wei-Shou Hu University of  Minnesota
10 Prof. Virendra Bisaria Indian Institute of Technology, Delhi
11 Prof. Emer. Amaret Bhumiratana Mahidol University名誉教授(元理学部長)
12 Prof. Watanalai Panbangred Mahidol University

海外感謝状贈呈

  • Elsevier B.V   Prof. Anders Karlsson(Vice President for Academic Relation, Japan/APAC)    

感謝状贈呈

展示出展企業 王子計測機器(株), (株)サンキ精機, 三洋貿易(株), (有)ジオサポート,(株)島津製作所,(株)セントラル科学貿易, タイテック(株), (株)高杉製作所, (株)バイオット, (株)平山製作所,フェニックスサイエンス(株), (株)マルハニチロ食品, (株)丸菱バイオエンジ, 安井器械(株), 和光純薬工業(株), 神戸天然物化学(株), スクラム(株), (株)トーホー, 日本ベクトン・ディッキンソン(株), ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株), 不二製油(株)
業務協力企業 (株)アサイコンピュータサービス, (株)ダイナコム, 和田総合会計事務所

顧問・名誉会員・功労会員

顧問 小林 猛, 吉田 敏臣
名誉会員 塩谷 捨明, 奥村 康
功労会員 冨田 房男, 西野 徳三, 石井 茂孝, 蓼沼 誠, 田中 秀夫, 山縣 民敏, 大宮 邦雄, 岡崎 光雄, 岡部 満康, 山根 恒夫, 安部 康久, 荒井 基夫, 加藤 暢夫, 菅 健一 , 高野  光男, 山田  靖宙, 長谷川 徹, 室岡 義勝, 石崎 文彬, 緒方 靖哉

⇒創立90周年記念事業概要に戻る

Published by 学会事務局 on 18 12月 2015

Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 121 (2016)

Vol. 121 (January–June 2016)

JBB Vol. 121 表紙画像

3D image of the hydroxyapatite (HA) disk and mixed-species oral biofilm visualized by continuous-optimizing confocal reflection microscopy (COCRM). Oral biofilm was produced by mixed-species oral bacteria cultured in TSB medium (1% saliva) on an HA disk. The reflection microscopy-based method COCRM uses reflected light, instead of fluorescence in confocal laser scanning microscopy, as a signal. Thus, COCRM does not depend on fluorescence and permits three-dimensional visualization of biofilms without genetic transformation or fluorescent probing. The COCRM technique can sequentially visualize intact biofilms and reveal their basal materials (in this case, on HA disks). Furthermore, a combination of COCRM and fluorescent proteins or staining can be used to visualize the localization of the subpopulation in the biofilm.

The image was taken by Dr. Tomohiro Inaba at Prof. Nobuhiko Nomura laboratory, Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba (http://www.envr.tsukuba.ac.jp/~microbio/).



⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

Published by 学会事務局 on 16 12月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年12月16日付で、第21回「乳酸菌の働き」pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年12月16日掲載 「乳酸菌の働き」

Fuji Sankei Business i.  2015年12月16日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 15 12月 2015

【学会賞】2016年度生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集

日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)の2016年度受賞候補者の推薦を募集しております。

生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。

生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。

正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。

推薦書類は、2016年3月11日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: award@sbj.or.jp )宛に送付してください。

 

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Published by 支部:北日本 on 13 12月 2015

北日本支部-2015年度事業

主催行事

 

これまでの活動

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Published by 支部:西日本 on 10 12月 2015

西日本支部-2015年度事業

共催行事

2015年度支部学生賞受賞者

  • 藤野 志保子(岡山大学大学院環境生命科学研究科M2)
  • 森重 なつみ( 山口大学大学院農学研究科M2)
  • 渡邉 研志(広島大学大学院先端物質科学研究科D3)
  • 松山 莉麻(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)
  • 桑村 修司(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)
     

関連行事

  • 岡山大学若手研究者キャリア支援センターポスドク・博士課程大学院生のための第7回講演会,企業との交流会・合同会社説明会(2015年7月7日)
    ⇒ポスターはこちら
  • 岡山大学若手研究者キャリア支援センターポスドク・博士課程大学院生のための第8回講演会,企業との交流会・合同会社説明会(2015年9月25日)
    ⇒ポスターはこちら
  • 岡山大学若手研究者キャリア支援センター ポスドク・博士課程大学院生のための企業研究ツアー(2015年11月19日)
    ⇒ポスターはこちら
  • 岡山大学若手研究者キャリア支援センターポスドク・博士課程大学院生のための第8回講演会・成果報告会(2016年3月8日)
    ⇒ポスターはこちら

 

これまでの活動

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Published by 支部:西日本 on 10 12月 2015

【西日本支部】2015年度日本生物工学会西日本支部学生賞受賞者決定のお知らせ

日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、下記の5名に2015年度の支部学生賞を授与することに決定しました。誠におめでとうございます。

藤野 志保子(岡山大学大学院環境生命科学研究科M2)
森重 なつみ( 山口大学大学院農学研究科M2)
渡邉 研志(広島大学大学院先端物質科学研究科D3)
松山 莉麻(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)
桑村 修司(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)

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Published by 支部:中部 on 04 12月 2015

中部支部-2015年度事業

主催行事

共催行事

  • 第8回 北陸合同バイオシンポジウム
    日時:2015(平成27)年10月30日(金)~31日(土)
    場所:シンポジウム会場:「山中節と温泉の館 山中座」
       ポスター会場:「微笑みのお宿すゞや今日楼(こんにちろう)」

BBChubu

これまでの活動

 

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Published by 支部:九州 on 04 12月 2015

九州支部 – 2015年度(平成27年度)事業

年次大会

主催行事

共催行事

 

これまでの活動

 

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Published by 支部:東日本 on 04 12月 2015

東日本支部-2015年度事業

主催行事

共催行事

 

これまでの活動

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Published by 支部:関西 on 04 12月 2015

【関西支部】第108回醗酵学懇話会

⇒開催報告はこちらpdf

日本生物工学会関西支部では、例会ならびに見学会/懇親会を下記の通り開催いたします。多数ご参加下さい。

  • 日時 2016年2月10日(水)13:30~18:30
  • 場所 白鶴酒造株式会社(神戸市東灘区住吉南町4-5-5)
      
  • プログラム ⇒講演要旨はこちら

    12:45~ 受付開始
    13:30~13:40  開会の辞……高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)

    13:40~14:20 「細菌の自殺制御系 toxin-antitoxin system の多様性とその応用」
            ……山口 良弘(大阪市立大学複合先端研究機構)

    14:20~15:00 「アフリカの食料危機の一因となっている根寄生雑草の防除標的の探索」
            ……岡澤 敦司(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)

    15:00~15:10  休憩

    15:10~15:50 「清酒のおいしさの解析に関する研究」
            ……玉田 佳大(白鶴酒造株式会社)

    15:50~16:00  閉会の辞……加藤 晃(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
    16:10~16:50  見学会 白鶴酒造株式会社 本店三号工場もしくは酒造資料館
                   (本店三号工場見学の申込み受付は終了しました)
    17:00~18:30  懇親会 白鶴酒造株式会社
     
  • 定員 70名(本店三号工場の見学には定員がございますので、WEBの申込みフォームよりお申込み下さい。)
     
  • 参加費 1,000円(税込)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 懇親会会費 2,000円(税込)/学生 1,000 円(税込)(当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、本店三号工場見学会参加の有無、懇親会参加の有無を明記して、WEBのお申込フォームよりお申し込み下さい。
     
  • 申込み締切 2016年2月5日(金)17:00(ただし定員になりしだい締め切らせていただきます)
     
  • 交通
    阪神住吉駅 徒歩約5分,JR住吉駅徒歩約15分 (それぞれ南へ徒歩)
    http://www.hakutsuru.co.jp/community/common/map_shiryo.shtml
     
  • 問合せ先
    〒630-0192 生駒市高山町8916-5
    公益社団法人 日本生物工学会 関西支部庶務担当 加藤 晃
    TEL: 0743-72-5461 FAX: 0743-72-5469
    E-mail: kou@bs.naist.jp

講演要旨

  • 細菌の自殺制御系 toxin-antitoxin system の多様性とその応用(山口 良弘)

アポトーシス(機能的細胞死)およびプログラム細胞死は真核生物にのみ存在し、分化などに必須の機能であることが知られているが、原核生物にアポトーシスは存在しないのだろうか?近年、原核生物にも多数の toxin-antitoxin (TA) system と呼ばれる自殺遺伝子制御系が存在することが明らかとなり、様々な生理機能を有することが示唆されてきた。また、自殺遺伝子であるtoxinを利用して様々な応用技術が開発されている。私たちは、MazF toxin (ACA 配列特異的RNA分解酵素) を用いて RNA ウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(HIV) や C型肝炎ウイルス(HCV) を細胞内から根絶できることが可能であることを示した。また、細胞内で目的タンパク質のみを発現できる “single protein production (SPP) system” をさらに応用し、目的タンパク質のアルギニン残基をすべて毒性があるカナバニン (アルギニン誘導体) に置換したタンパク質の創生に成功した。今回は、TA system の生理的役割およびこれまで開発した応用技術について紹介する。
 

  • アフリカの食料危機の一因となっている根寄生雑草の防除標的の探索(岡澤敦司)

アフリカおよび地中海沿岸諸国を中心に、根寄生雑草による農作物への被害は年間一兆円に上ると推定されている。また、アフリカの開発途上国での農作物の減収は飢餓問題に直結するため、この問題の早期解決が求められている。これまでに多くの研究者らによって様々な防除方法が提案されてきたが、実用化にいたった例はなく、依然、根寄生雑草による被害は拡大中である。我々は、根寄生雑草に選択的な除草剤の開発に向けて、その標的となる分子を探索している。日本に帰化した根寄生植物であるヤセウツボ(Orobanche minor)を実験材料として、発芽種子のメタボローム解析を行ったところ、この過程でガラクトシルスクロースであるプランテオースが代謝されることが明らかとなった。本講演では、根寄生雑草の発芽におけるプランテオース代謝の重要性と、防除標的としての可能性について、これまでに得られている知見を紹介する
 

  • 清酒のおいしさの解析に関する研究(玉田佳大)

清酒の分析項目としては、日本酒度・アルコール度数・酸度・アミノ酸度が一般的であるが、それらの分析値が同一であっても清酒の味わいに違いが見られることがある。こうした味わいの違いを客観的な指標に落とし込むことができれば、清酒のおいしさの追求やおいしさを担保するような品質管理に役立てられると期待される。そこで我々は、味認識装置とメタボロミクス技術を組み合わせて、上記のような一般分析値では把握できないような清酒の酒質特性を客観的な指標に落とし込むことを試みている。本講演では、「白鶴錦を使用した大吟醸酒の酒質特性の解析」、「清酒の押し味の解析」の2つの具体的な事例を取り上げて、我々の取り組みを紹介する。

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Published by 部会:代謝工学研究部会 on 01 12月 2015

【研究部会】代謝工学研究部会第4回シンポジウム「これからの代謝工学に向けて」

有用物質生産微生物、植物の代謝工学研究は、細胞内の代謝解析、ゲノム編集、合成生物工学などの成果を取り込みながら産学で大きな進展を見せています。そこで、代謝工学研究の現状とこれからの方向性を展望するためのシンポジウムを企画しました。産学の研究者、学生の皆様の来聴を歓迎します。

日時: 2016年1月21日(木) 13:30~17:30

場所: 大阪大学吹田キャンパス 工学研究科C2棟メモリアルホール

【講演内容】

  • 13:30~13:35
    あいさつ………松田 史生(大阪大学大学院情報科学研究科)
     
  • 13:35~14:15
    「企業における代謝解析技術の活用による微生物の培養生産性向上への取り組み」
      ……早川 謙嗣(株式会社カネカ、大阪大学大学院情報科学研究科)
     
  • 14:15~15:00
    「コンビナトリアル生合成による有用トリテルペノイドの生産 Combinatorial biosynthesis of useful triterpenoids」
      ……福島 エリ オデット(大阪大学大学院工学研究科)
     
  • 15:00~15:45
    「代謝工学のフロンティアと将来展望」
      ……清水 浩(大阪大学大学院情報科学研究科)
     
  • 15:45~16:00 休憩
     
  • 16:00~16:45
    「代謝トグルスイッチと菌体密度センサーによる代謝制御」
      ……花井 泰三(九州大学)   
       
  • 16:45~17:30
    「組換え大腸菌による1-プロパノール発酵生産のための代謝工学」
      ……片岡 道彦(大阪府立大学)  
     
  • 18:00~ 交流会
     

参加費: 無料

参加登録: 不要

連絡先:
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘1-5 大阪大学大学院情報科学研究科代謝情報工学講座
松田 史生 (fmatsuda@ist.osaka-u.ac.jp , TEL 06-6879-7432)
 

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Published by 学会事務局 on 25 11月 2015

【随縁随意】地球環境問題に対して我が国はどこまで貢献できる?-菅 健一

生物工学会誌 第93巻 第11号
菅 健一

1960年代、我が国の高度経済成長に伴って発生した深刻な公害問題、この危機を克服した技術、さらに1990年代に入り、地球規模での環境保護で大きな課題になっている地球温暖化、その原因と考えられる温室効果ガスの削減など、我々が得た経験や技術を発展途上国に広く導入できれば、地球の環境破壊を最小限に抑えることができるかもしれません。このことを踏まえて、日本が経験した公害の歴史とその対策を振り返ってみたいと思います。

戦後70年という言葉が新聞紙上を賑わしていますが、敗戦から10年足らずの1956年(昭和31年)、政府は高度経済成長を促進させるため、四日市に石油コンビナートを建設し、さらに全国に同様のコンビナートを建設するなど、経済の飛躍的な成長政策を打ち出しました。昭和33年度版科学技術白書によれば、この当時、日本は先進国から科学技術を輸入して近代化を図ることに汲々とし十分な研究能力を持つ余裕がなかったようです。また、これらの技術には排ガスや排水処理に対する考慮がなされていなかったため、1960年代、各地で大気汚染、水俣病、イタイイタイ病などのいわゆる公害が発生することとなりました。当時はまだ公害の深刻さに対する政府の認識が甘かったこと、さらに、日本の国際競争力が弱かったこともあって、公害対策に力を入れれば、経済の発展が立ち遅れるという考えがあったといわれています。

しかし、高度経済成長の中、各地の公害問題の発生に加えて、自動車の排ガス、光化学スモッグ、河川、湖沼、湾岸地域などの水質汚染などが発生して、国も本格的に公害対策を講じる必要が生じるようになりました。こうして、1970年のいわゆる公害国会で公害防止のための法律、公害対策基本法が成立し、さらに、1971年、公害対策本部に代わって環境庁を設立させ、本格的に環境問題に取り組む体制が誕生しました。大学関係の研究者の間でも環境問題解決に向けて関心が高まり、公害関連問題をいろいろな角度から総合的に研究するため1970年代に「科学研究費補助金特定研究」という共同プロジェクトが発足しました。私どもも市川邦介教授、前田嘉道先生(現・姫路工大名誉教授)の下、東京大学農学部有馬啓教授を研究代表者として1974年に発足した「微生物による環境浄化」という特定研究に参加しました。本研究室では富栄養化の原因となる窒素、リンの除去について研究しました。このころ環境問題の持つ総合科学的な性格と、対象とする分野の広がりから、その解決のために新たな科学を構築することが必要という認識も生まれ、環境問題に対する科研費はその後「環境科学特別研究」として1977年から10年間続き、全国の大学の研究室が参加し、既存の学問領域を越えて環境科学を体系づけることとなりました。

日本ではこのような公害に対する取組みによって、大気中の二酸化硫黄の濃度については大幅に改善がなされ、水質汚濁についても有害物質濃度は環境基準を達成するようになっています。このように日本は70年代においてさまざまな公害に悩まされましたが、その経験から、現在では高いレベルの汚染防止技術が築かれました。

一方、1980年後半から人間の社会、経済活動によって増加した地球上の温室効果ガスによって、平均気温が上がり、海水面が上昇、生態系の変化が生じるという温暖化問題が生じてきました。地球温暖化は人類の生存基盤を直接脅しかねない問題であり、早急な対策が必要であります。この問題は先進国と開発途上国の双方がともに取り組むべき問題でありますが、途上国においては、高度経済成長に伴う大気汚染や水質汚濁などの深刻な環境汚染問題を抱えているため、地球温暖化と環境汚染対策を同時に行うことは困難です。公害対策先進国である日本はこれまで獲得してきた技術やノウハウ、さらには新しい省エネ技術やバイオ技術を活用して、途上国を技術支援し、世界全体の温室効果ガス削減に益々貢献して欲しいものです。


著者紹介 大阪大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 11月 2015

生物工学会誌 – 93巻11号

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Published by 学会事務局 on 24 11月 2015

【学会賞】2016年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い

本学会では、創立90周年記念事業の一環として生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を設置しました。本賞は、日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学して優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的として、研究奨励金(5万円)を授与するものです。⇒受賞者一覧はこちら

正会員は同賞の受賞候補者を、所定の書式により支部長を経由して推薦することができますので、優秀な学生会員の推薦を宜しくお願いいたします。
 

  • 受賞対象学生
    応募時に博士前期課程(修士課程)(あるいはそれに同等の大学院教育課程(年次))に在籍する本会学生会員で、受賞年度において日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学することが決定(予定)されている者を対象とします。
    10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができます。
     
  • 受賞人数: 各支部1名、合計6名に授賞される予定です。
     
  • 推薦方法
    推薦者(指導教員または指導予定教員等の正会員)の推薦書1) と候補者調書2) に必要事項を満たし、推薦者から所属支部の支部長宛に電子メールで送付下さい。
     
  • 提出書類:
  1.  日本生物工学会生物工学学生優秀賞候補者推薦書 [wordpdf / pdfPDFフォーム(575KB)]
  2.  生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者調書 [word / pdf]
     
  • 提出締切日: 2016年2月29日(月)
    ※ただし、東日本支部の提出締切日は、2016年2月15日(月)です。
     
  • 提出先
    書類1), 2) は、推薦者から所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
    各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。
    電子メールのSubjectタイトルに、「生物工学学生優秀賞推薦」と記載下さい。
     
  • 問合せ先: 所属支部の支部長 または
    公益社団法人日本生物工学会事務局
    E-mail: info@sbj.or.jp  TEL. 06-6876-2731

※本賞は大会時に表彰されます。受賞者は対象となった研究の成果(あるいはその一部)についてi) 本会大会における発表、もしくはii) 本学会の英文誌または和文誌での論文などで発表いただくこととなっております。

支部長は上記書類1, 2と共に支部推薦書を事務局まで提出して下さい。
⇒生物工学学生優秀賞(飛翔賞)支部推薦書 [Word / PDF / PDFフォーム(576KB)]
 

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Published by 学会事務局 on 18 11月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年11月18日付で、第20回「地球にやさしいプラスチック」pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年11月18日掲載 「地球にやさしいプラスチック」

Fuji Sankei Business i.  2015年11月18日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 支部:東日本 on 13 11月 2015

【東日本支部】2016年 日本生物工学会 賀詞交換会

日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。意見交換ならびに懇親を深める場としていただけますとさいわいです。

  • 日時
    2016年1月22日(金)13:10~19:30(受付12:50~)
  • 場所 
    講演会: キリンビール株式会社 横浜工場総合棟1Fホール
        (〒230-8628 神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1)
    懇親会: キリンビール株式会社 横浜工場総合棟2F食堂
     
  • プログラム

12:50~    受付

13:10~13:20 開会の辞

13:20~14:20 講演会

「交雑による下面発酵酵母育種の新たな展開
 ~交雑育種技術の開発と新規菌株の作出・評価~」
 ………太田 拓(キリン株式会社)

「生物工学における睡眠」
 ………柏木 香保里(スリープウェル株式会社)

14:20~14:30   休憩

14:30~15:30 講演会 

「先端膜技術を活用した農業(アイメック)」
 ………森 有一(メビオール株式会社)

「茶飲料におけるカフェイン除去技術について」
 ………塩野 貴史(キリン株式会社)

15:30~15:40  閉会の辞

16:00~17:50 ビール工場見学

18:00~19:30  懇親会

 

  • 参加費
    講演会、工場見学: 無料 
    懇親会: 会員・賛助会員3,000円、非会員5,000 円、学生1,000 円(すべて税込)
    ※懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。
     
  • 申込み締切
    2016年1月15日(金) 延長しました⇒1月20日(水)(ただし、定員に達し次第締め切ります。)
  • 申込み方法
    こちらの申込みフォームにて必要事項を入力し、確認の上お申し込みください。
    ※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
     
  • 問合せ先
    東京大学大学院農学生命科学研究科 石井研究室
    FAX: 03-5841-5272  E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
     
  • 交通アクセス
    京浜急行線「生麦駅」より徒歩7分
     

日本生物工学会 賀詞交換会2016年1月22日 キリンビール株式会社横浜工場 アクセスマップ

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Published by 学会事務局 on 12 11月 2015

【事務局より】2016年会費納入のお願い

平素より学会活動にご協力賜り、誠にありがとうございます。

2016年の会費の納入をお願い申し上げます。会費は会誌の刊行、大会の開催、講演会、その他学会の事業運営にあてられますので、何卒ご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。なお、振込用紙は12月上旬に会員の皆様宛に直接お送り致します(会費口座振替登録者は除く)。

2016年会費 (1月~12月、不課税)

正会員 9,800円(だたし、海外在住の正会員は12,000円)
学生会員 5,000円
団体会員 30,000円
賛助会員 50,000円(1口以上)

納入期限

  • 振込用紙をご利用の場合:

    正会員および学生会員: 2015年12月末日
    団体会員および賛助会員: 2016年4月末日
     
  • 自動引落(口座振替)をご利用の場合: 2016年4月25日(月)に引落実施予定

振込用紙がお手元にない場合は、会費のお支払い方法をご参照ください。
海外会員の方は、11月にメールおよび航空便でお送りした会員継続申込書に必要事項を記入の上、2015年12月18日(金)までにご返送ください。

 

英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の購読について

2009年より英文誌(JBB)は電子ジャーナルへのアクセス権のみとなりました。冊子体はご希望の会員に年額5,000円(税込)で有料配布しております。正会員および学生会員の方で、新規に有料購読をご希望の方はできるだけ早めにお知らせください。また、冊子購読を中止される場合も早めに事務局までご一報ください。

 

会費の口座振替について

毎年の会費をご指定の銀行口座からお支払いいただくことも可能です。預金口座振替依頼書pdfを、下記学会事務局までご送付下さい(押印をご確認下さい)。

 

異動届出

会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などの変更は、会員サービスから異動届出をお願いします。FAXの場合は、ダウンロードした書面にご記入のうえ、下記宛にお送り下さい。

 

退会届出

2015年12月18日(金)までに理由を付してE-mailまたはFAXにてお届け下さい。なお滞納会費があれば納入をお願いします。⇒詳しくはこちら

年度途中で退会された場合、会費は返金いたしません。年度末退会(12月31日付での退会)を希望する方は、その旨退会届にご記入ください。

 

お問い合せ先 

日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 
大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731   Fax: 06-6879-2034
E-mail:

Published by 学会事務局 on 04 11月 2015

【事務局より】NHK甲府放送局による大村智博士の論文撮影について

NHK甲府放送局 大村智先生の論文撮影(2015年11月4日)2015年11月4日にNHK甲府放送局のディレクターが、ノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智博士の特集番組(NHK甲府放送局にて2015年11月6日夜 放送予定)の取材のため、日本生物工学会事務局を訪れました。

今回の取材では、大村先生が山梨大学で行った研究の成果で日本生物工学会の「醗酵工学雑誌」に掲載された論文の撮影が行われました。

 

  • 「イオン交換樹脂の醸造工業への応用に関する研究 : (第14報)ブドウ酒の重金属障害に対する安定化について(その2)」
    …加賀美 元男, 大村 智
    (醗酵工學雑誌 42巻9号, p. 571-575, 1964年9月15日発行)

    

醗酵工学雑誌 第42巻9号

醗酵工學雑誌 42巻9号
1964年9月15日発行

醗酵工学雑誌 第42巻9号 p.571 「11.	イオン交換樹脂の醸造工業への応用に関する研究 : (第14報)ブドウ酒の重金属障害に対する安定化について(その2)」

「イオン交換樹脂の醸造工業への応用に関する研究 :
(第14報)
ブドウ酒の重金属障害に対する安定化について(その2)」
…加賀美 元男, 大村 智
(醗酵工學雑誌 42巻9号, p. 571-575)

Published by 学会事務局 on 04 11月 2015

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 2015年度優秀学生発表賞決定(2015/11/02)

セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。

本年度は、第67回日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(16研究グループの30名)に対し、計33名の先生方による厳正な審査を行い、以下の6名に優秀学生発表賞を授与いたしました。

優秀学生発表賞受賞者(五十音順)

  • 赤塚 愛里さん (筑波大院・生命環境)
    「糖尿病性腎症における糸球体基底膜ECMの変遷解析と修復の試み」
     
  • 戚 蟠さん (東大院・医)
    「カルボキシメチルセルロース不織布/リン酸カルシウム複合シートによる骨再生促進効果の検討」
     
  • 小畑 玲奈さん (九大院・工・化工)
    「遺伝子導入ニワトリによるアレルギー治療のためのTGF-beta1の生産」
     
  • 小松 将大さん (九大院・工・化工)
    「逐次遺伝子組込みしたCHO細胞におけるインスレーターによるscFv-Fc発現増強」
     
  • 園山 由希江さん (横浜国大・理工)
    「細胞包埋石灰化ビーズ (Bone beads) を用いた血管導入骨組織の構築」
     
  • 宮崎 満理さん (千葉大院・工)
    「コラーゲン微粒子を用いた毛細血管内包3次元ブロック状組織の形成」

受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます!

優秀学生賞は、来年度も実施いたします。
多くのご参加をお待ちしております。

 

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Published by 学会事務局 on 02 11月 2015

【随縁随意】 発見と発明に関する怪談-浅野 泰久

生物工学会誌 第93巻 第10号
浅野 泰久

講演会に付随したパネルディスカッションに何度か出演させていただいたことがある。あらかじめ、座長と大まかな到達点について話し合うのだが、傍から思うほどはっきりと結論を決めて臨むものではなく、ありとあらゆる発言が可能なアドリブの世界である。滔々と自分の意見をうまく述べる演者もあり、また予想しなかったような発言もあって、異なった方向に展開していく場合もある。全体の意見を踏まえ、その流れに沿うように、また自分からの新しい視点を入れるように、瞬時に協調点などを探って発言しなければならず、表現に慣れていない者は大変冷や汗をかくものである。自己の発言記録を読むと、論理が整然とせず紆余曲折しているなど、記録とするには大幅に修正を要することが多い。このように、パネルディスカッションは、研究と似ていて、瞬間のきっかけで局面が展開する芸のようにも思える。

数年前、アメリカで開催された産業用酵素の講演会で、私は、各国における酵素の産業利用についてのパネルディスカッション要員として乞われて壇上に上がった。テーマ以外の打ち合わせはまったくなかった。外国人として口下手は当然なので、ある種の気楽さもあったが、まったく準備がない状況で窮地に陥り、最後の瞬間に自分が思いついた話題は、以下のようなものだった。

「私は幸運にも比較的長く研究に従事する機会を得ました。発見・発明について言えば、たとえば1000の発明をして特許を取ったとしても、3つさえ産業化のきっかけにもならないそうだ。日本の酵素応用技術が世界を先導してきたことは周知のとおりである。そのプロセスの多くは、発見を伴った発明であったことに気づいて欲しい。発明だけしようとしてもコピーになることが多いのではないか。発見についてたとえ話をさせていただきます。発明に先立つMr.発見君は、いわばものすごいスピードで駆け抜けてゆくので、彼が通る瞬間は、普通の人間はほとんどわからないそうです。彼を見た人は少ないが、前髪だけに毛が生えているが、頭の後ろはのっぺらぼうであり、とても変わった姿であるらしい。人間は発見・発明をしようといつも待ち構えており、彼を捕まえようとするのだが、なかなか捕まえられない。なぜなら彼が駆け抜けた後に彼を捕まえようとしても、後頭部がのっぺらぼうだから、つるりと逃げられてしまうのだ。まれに捕まえることができるのは、彼が真正面から走ってきたときであり、そのときだけ前髪をがっちり捕まえることができるのである。」会場は大爆笑となり、この短いスピーチで難を切り抜けた。実は、これは私が在籍した(財)相模中央化学研究所に伝えられていた、有機化学上の発見に関する怪談の一つであった(注)。

豊富な自然の中で遊びながら育った私が、実験科学に魅せられ大きく研究の方向に進路を転換させていただいたのは、有機化学を専門とする研究室で卒業研究の機会を得た時のことである。さらに、大学院では応用微生物学を専門とする研究室に所属し、ご指導をいただいた優れた先生や先輩方のおかげで、実験室での実験生活の楽しさと、自然の中での幼年期の遊びとをいわば重ね合わせることができた。ありとあらゆる実験と数限りない失敗を重ねることを許していただいた、先生方の大らかなご指導に感謝している。

自然は永遠であり、人間はそのほんの一部を解明してきたに過ぎない。これまでの研究人生の中で、はたして彼がMr.発見君だったのかどうかは釈然としないが、偶然と思われる生物現象の発見に何度も遭遇した。一方、自分の自然に対する洞察力のなさを痛感し、悔しい思いをすることもあった。それらの発見を、発明として形にし、産業化へと導いていただいたのは、やはり優れた先生方、同僚、学生諸君、そして企業の研究者の皆様であった。分子生物学が発展し、研究がデジタル化されている現在であっても、私は自然界を超高速で走るMr.発見君の気配を以前にもまして大きく感じている。過去のアナログ的な時代の研究だけにMr.発見君が潜んでいるのではないと思う。彼になかなか巡り合えない苦しみも大きいが、別のMr.発見君を正面から捕まえてみえたいものである。

(注)「「幸福」が来たら、躊らわず前髪をつかめ、うしろは禿げているからね。」『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)』(杉浦民平訳、p. 40、岩波文庫)に由来していると考えられる。


著者紹介 富山県立大学工学部生物工学科(教授)、JST、ERATO浅野酵素活性分子プロジェクト研究総括

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 29 10月 2015

第67回日本生物工学会大会 盛会のうちに終了

第67回日本生物工学会大会(2015年10月26日~28日、城山観光ホテル)は、盛会のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

第68回日本生物工学会大会は、2016年9月28日(水)~30日(金)に富山国際会議場にて開催される予定です。

Published by 学会事務局 on 23 10月 2015

生物工学会誌 – 93巻10号

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Published by 学会事務局 on 22 10月 2015

【事務局より】大会開催期間(2015年10月26日~28日)中の事務局業務について

第67回日本生物工学会大会開催のため、2015年10月26日(月)から28日(水)にいただきましたお問い合わせ、および投稿論文の受付については、10月29日(木)より、順次対応いたします。予めご了承ください。

Published by 部会:メタボロミクス on 22 10月 2015

【研究部会】メタボロミクス講習会2015 参加募集!

メタボロミクス講習会 2015

日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催

オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき,実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として,今年も例年通り,下記講習会を開催させていただきます.今年は新たに質量イメージング講習をメニューに加え,3日間の講習とします.

 

日時:2015年12月9日(水)~12月11日(金)

場所:大阪大学生物工学国際交流センター(大阪大学吹田キャンパス内)β棟3階セミナー室

講習内容(予定)

12月9日(第1日)

(午後) イントロダクション:メタボロミクスについて 基本講義:ガスクロマトグラフィー(GC)と多変量解析

 

12月10日(第2日)

(午前)

福崎講義「メタボロミクスの精密表現型解析への応用」

実習:GC/MSを用いたサンプル分析

(午後)

実習:GC/MSデータの多変量解析

実習終了後,懇親会(予定)

 

12月11日(第3日)

(午前)

実習:イメージングMSを用いたサンプル分析

(午後)

ラウンドテーブルディスカッション,総括

終了予定 17:00頃

 

参加費:無料

募集定員:若干名

申し込み方法: 以下の内容のメールを送信してください.定員に達したら締め切らせていただきます.

1)メールのタイトルは,「2015メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください.

2)本文中に,以下の項目を記載してください.  氏名  所属  現在の仕事  メタボロミクスを何に使いたいか?  その他

3)(申し込み用アドレス) fukusaki[atmark]bio.eng.osaka-u.ac.jp

以上です.

 

2015年10月

福崎英一郎

日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表

大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授

 

Published by 学会事務局 on 21 10月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年10月21日付で、第19回「有機系廃棄物からの燃料用バイオガス生産」pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年10月21日掲載 「有機系廃棄物からの燃料用バイオガス生産」

Fuji Sankei Business i.  2015年10月21日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 20 10月 2015

【年次大会】第68回日本生物工学会大会(2016)シンポジウム公募

第68回日本生物工学会大会
実行委員長 伊藤 伸哉

第68回日本生物工学会大会は2016年9月28日(水)~30日(金)まで富山国際会議場-ANAクラウンプラザホテル(富山市)にて開催されます。つきましては、日本生物工学会大会にふさわしいシンポジウムを公募します。

会員各位におかれましては提案書word

1) 課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別)
2) 開催の趣旨
3) 世話人名(連絡先)
4) 参加予定者数(講演者、参加者)
5) その他希望事項

をお書きいただき、2015年11月16日(月)~2016年1月15日(金)の間に、メールにて下記宛までお申込みください。

なおシンポジウム世話人は、参加登録開始日(2016年5月9日予定)の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。

会場数に限りがありますので、応募多数の場合には、「国際展開推進のための英語によるシンポジウム」、「産業界への貢献」、「新研究分野の開拓」、「若手会員の育成」というコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。

シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1から3の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できません。

上記趣旨をご理解の上、ご応募いただきますようお願い申し上げます。

採択につきましては2月中旬に世話人にメールにてお知らせいたします。

【申込先】
名古屋大学大学院生命農学研究科生命技術科学専攻
シンポジウム担当: 中野 秀雄
E-mail: hnakano@agr.nagoya-u.ac.jp

 

日本生物工学会 大会シンポジウム開催に関する中期的方針

【募集 】

  1. 会員各位より広くシンポジウムを募る.
  2. 本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある.

【選考の手続き】

  1. 応募多数の場合は,理事会から応募されたシンポジウムを含めて,時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し,理事会で承認する.

    研究部会からの応募に対しては,
    • 1)本部からの資金援助も行っていることから,基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する.
    • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には,応募時にその旨を明記していただくものの, 順位が低くなることがありうる.
  2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては,採択順位が下がる場合がある.
  3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては,記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする.

関連記事:【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html

►年次大会のページ

Published by 支部:九州 on 15 10月 2015

第22回九州支部宮崎大会 – 一般講演プログラム

第22回九州支部宮崎大会開催案内九州支部Topページ

A会場(202教室)午前の部 10:00~11:48

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • A-a01 みやざきサクラマスを用いたγ-アミノ酪酸(GABA)強化魚醤の開発
    …○深谷一斗1、田中竜介2、内田勝久2、田岡洋介21宮崎大院・農、2宮崎大・農)
     
  • A-a02 脂肪酸塩の抗アメーバ活性   
    …○田中 彩1、惠良真理子1、川原貴佳2、完山陽秀2、森田 洋3
    1北九大院・国際環境工、2シャボン玉石けん(株)、3北九大・国際環境工)
     
  • A-a03 脂肪酸カリウム及び脂肪酸によるアカントアメーバの不活化   
    …○増田愛実1、恵良真理子1、川原貴佳2、完山陽秀2、森田 洋3
    1北九大院・国際環境工、2シャボン玉石けん(株)、3北九大・国際環境工)
     
  • A-a04 ヘパリンとコラーゲンから成るECM模倣培養基材の開発
    …○池上康寛1、永井貴之2、原田祐希2、白木川奈菜2、井嶋博之21九大・工、2九大院・化工)
     
  • A-a05 肝組織構築に向けた脱細胞化ブタ肝臓由来可溶化マトリックスの開発
    …○木村遥奈1、西村聡太2、原田祐希2、白木川奈菜2、井嶋博之21九大・工、 2九大院・化工)
     
  • A-a06 組織工学的新規人工血管構築のためのアガロース‐ゼラチンスポンジ基材の開発
    …○森保紘樹1、我有紘彰2、徳山慶太郎2、白木川奈菜2、井嶋博之21九大・工、 2九大院・化工)
     
  • A-a07 細胞形態制御による軟骨細胞の機能向上
    …○近藤真依、坂本眞子、山本進二郎、林 修平、宮坂 均(崇城大・応生命)
     
  • A-a08 清酒醸造における混合培養麹のグルコアミラーゼ生産
    …○竹藤春香1、二宮純子1、森田 洋21北九大院・国際環境工、2北九大・国際環境工)
     
  • A-a09 棚田特産香り米の焼酎開発に於ける品質比較
    …○高橋義樹、都甲花織、岡本啓湖(別府大・食物栄養科学)

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A会場(202教室)午後の部(一般講演) 15:00~17:12

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • A-p01 ラッカーゼ二相系反応によるポリフェノールの変換
    …◯龍岡未希、鶴田彩乃、横井春比古、廣瀬 遵(宮崎大・工・環境応用化)
     
  • A-p02 キメラ型ビフェニルジオキシゲナーゼによるフラボンの効率的変換
    …○原田幸音1、藤元勇樹1、廣瀬 遵1、横井春比古1、菅本和寛1、松本朋子2、藤原秀彦3、古川謙介3
    1宮崎大・工・環境応用化、2宮崎大・産学連携セ、3別府大・食物栄養)
     
  • A-p03 Aureobasidium pullulans ATCC 20524株の安息香酸-4-水酸化酵素遺伝子の解析と発現の検討
    …○日高智裕、安田健人、太田一良(宮崎大・農・応生科)
     
  • A-p04 Bacillus属細菌由来ピルビン酸化ガラクトース含有糖鎖分解酵素の同定と諸性質の解析
    …○松藤仁美、樋口裕次郎、竹川 薫(九大院・生資環)
     
  • A-p05 Characterization and Evaluation of Lactic Acid Bacteria Isolated from Fermented Foods as Probiotic Candidate for Sustainable Aquaculture
    …○NGUYEN THI HUE LINH1、大谷真怜2、田岡洋介31宮崎大院・農工、2宮崎大院・農、3宮崎大・農)
     
  • A-p06 豆腐の味噌漬けから単離した乳酸菌の生体アミン生成能の評価
    …○田中弘子1、竹部洋平2、太田広人2、新留琢郎2、森村 茂2
    1熊大・工・物質生命、2熊大院・自然科学)
     
  • A-p07 抗菌性ペプチドNukacin ISK-1の作用機構の解明:Nukacin ISK-1とその標的分子lipidⅡとの相互作用解析
    …○芝田拓己1、藤浪大輔2、Abdullah-Al-Mahin1、永尾潤一3、神田大輔2、園元謙二1
    1九大院・農、2九大・生体防御医学研究所、3福岡歯科大・機能生物化学講座)
     
  • A-p08 ナズナから分離した乳酸菌Enterococcus sp. PUK13が生産する多成分バクテリオシンの精製と同定
    …○山下奈菜1、善藤威史2、松崎弘美1,3
    1熊本県大院・環境共生、2九大院・農、3熊本県大・環境共生)
     
  • A-p09 味噌漬け豆腐から分離した乳酸菌Lactobacillus plantarum PUK6が生産する多成分バクテリオシンの精製と同定
    …○旭 郁美1、村上千晶1、山下奈菜2、善藤威史3、松崎弘美1,2
    1熊本県大・環境共生、2熊本県大院・環境共生、3九大院・農)
     
  • A-p10  環状バクテリオシンenterocin NKR-5-3Bの環状化部位のアミノ酸残基が生合成と抗菌活性に及ぼす影響   
    …○杉野春貴1、Perez R. H.1、石橋直樹1、善藤威史1、中山二郎1、園元謙二1,2
    1九大院・農、2九大バイオアーク)
     
  • A-p11 ラクティシンQ生合成機構を利用した新奇抗菌ペプチドの創出・評価系の構築
    …○矢野瑞季1、緒方詩保1、石橋直樹1、善藤威史1、園元謙二1,21九大院・農、2九大・バイオアーク)

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B会場(205教室) 午前の部(一般講演) 10:00~11:48

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • B-a01 アサリ消化管におけるヤブレツボカビ類の生残性とDHA強化
    …○日高一彰1、林 雅弘2、田岡洋介21宮崎大院・農、2宮崎大・農)
     
  • B-a02 海洋性真核微生物ヤブレツボカビにおける抗酸化酵素(SOD、CAT、GPX)の分布とその挙動
    …○岡戸 遊1、本多大輔2、林 雅弘3、田岡洋介31宮崎大院・農、2甲南大・理工・生物、3宮崎大・農)
     
  • B-a03 Saccharomyces cerevisiaeのamplicon DNAによる二重形質転換の解析
    …○谷 龍典、田口久貴、赤松 隆(崇城大・生物生命)
     
  • B-a04 Schizosaccharomyces pombeにおける2つの液胞局在セリンプロテアーゼの輸送機構の解析
    …○大久保和真、樋口裕次郎、竹川 薫(九大院・生資環)
     
  • B-a05 分裂酵母のSNARE関連遺伝子の過剰発現による異種タンパク質分泌生産向上株の創製
    …○副田大介、竹川 薫(九大院・生資環)
     
  • B-a06 大腸菌を用いたバクテリオファージQβ由来RNA複製酵素の改良法確立
    …○小林操妃1、市橋伯一2、四方哲也2,3、柏木明子1
    1弘前大院・農学生命、2阪大院・情報科学、3阪大院・生命機能)
     
  • B-a07 大腸菌の有機溶媒耐性遺伝子の探索とその評価
    …○山本慎太郎1、中島滉貴2、中嶋 駿2、林 修平2、山本進二郎2、宮坂 均2
    1崇城大院・工、2崇城大・生物生命)
     
  • B-a08 大腸菌の抗原タイプを遺伝学的に判定するシステムの開発
    …○井口 純(宮崎大・農・畜産)
     
  • B-a09 大腸菌の酸刺激惹起によるプラスミド導入
    …○渡邉修平、吉田ナオト(宮崎大・農・応生科)

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B会場(205教室)午後の部(一般講演) 15:00~17:00

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • B-p01 Rhodovulum属光合成細菌の応用について
    …○山内菜央1、樋口 諒1、今村眞夕1、浦田美奈1、倉山ともみ1、奥畑博史2、牧 孝昭3、岡崎亮浩4、林 修平1、山本進二郎1、宮坂 均11崇城大・応用生命、2関西電力、3(株)松本微生物研究所、4(株)拓水)
     
  • B-p02 環境中からの光合成細菌の分離とその植物栽培への応用
    …◯林 修平、山本進二郎、宮坂 均(崇城大・生物生命)
     
  • B-p03 スイゼンジノリの効果的培養法の検討
    …◯栗山裕美子、岩岡 和、山本進二郎、林 修平、宮坂 均(崇城大・応生命)
     
  • B-p04 様々な微細藻類における葉緑体クラスⅡAアルドラーゼ遺伝子の分布について
    …○緒方 猛1、津田貴久1、田中 聡2、松浦秀幸3、平田收正3、林 修平1、山本進二郎1、宮坂 均11崇城大・応用生命、2関西電力環境技術研究センター、3阪大・薬・応用環境生物)
     
  • B-p05 藻類の葉緑体クラスIIAアルドラーゼは海の酵素か?
    …○宮坂 均1、緒方 猛1、田中 聡2、大濱 武3、藤原和弘4、鹿野早苗4、松浦秀幸5、平田收正5、林 修平1、山本進二郎11崇城大・生物生命、2関西電力、3高知工科大、4 中外テクノス、5 阪大・薬)
     
  • B-p06 耐熱性D1/D2ヘテロダイマーを組込んだシアノバクテリア光化学系Ⅱ複合体の精製とその特性
    …○川添 優、住吉光樹、中山泰宗、長濱一弘、松岡正佳(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • B-p07 シアノバクテリアSynechococcus elongatus PCC 7942の光化学系Ⅱ複合体の酸素発生に及ぼすベタインの安定化効果
    …○住吉光樹、川添 優、中山泰宗、長濱一弘、松岡正佳(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • B-p08 Synechococcus elongatus PCC 7942におけるカルビンサイクルからの乳酸生産
    …○後藤僚太、広川安孝、梅谷剛崇、田附常幸、花井泰三(九大院・農)
     
  • B-p09 Riboswitch制御でのシアノファージ由来Sigma factorによるシアノバクテリアの糖代謝改変
    …○沢 稔彦、廣川安孝、小山内 崇、小川敦司、花井泰三(九大院・農)
     
  • B-p10 干潟で分離された無色珪藻の培養と同定
    …○西田千尋1、木嶋久美子1、堺眞砂美2、天田 啓31福工大院・工、2福工大・総研、3福工大・工)

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C会場(103教室)午前の部(一般講演) 10:00~11:48

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • C-a01 Pseudomonas aeruginosa KF702のビフェニル・サリチル酸・安息香酸分解系をコードするDNA領域(bphsalbza)の解析
    …○寺野貴洋1、廣瀬 遵1、横井春比古1、山副敦司2、細山 哲2、末永 光3、木村信忠3、渡邊崇人4、二神泰基5、後藤正利6、藤原秀彦7、古川謙介71宮崎大・工・環境応用化、2NITE、3産総研、4京大・生存研、5鹿大・農、6九大・農、7別府大・食物栄養)
     
  • C-a02 Pseudomonas putida KF703のビフェニル・サリチル酸・安息香酸分解系をコードするDNA領域(bphsalbza)の解析
    …○米村 淩1、廣瀬 遵1、横井春比古1、山副敦司2、細山 哲2、末永 光3、木村信忠3、渡邊崇人4、二神泰基5、後藤正利6、藤原秀彦7、古川謙介71宮崎大・工・環境応用化、2NITE、3産総研、4京大・生存研、5鹿大・農、6九大・農、7別府大・食物栄養)
     
  • C-a03 Pseudomonas stutzeri KF716のビフェニル・サリチル酸分解系をコードするDNA領域(bphsal)の解析   
    …○河辺崇宏1、平井晋哉1、廣瀬 遵1、横井春比古1、山副敦司2、細山 哲2、末永 光3、木村信忠3、渡邊崇人4、二神泰基5、後藤正利6、藤原秀彦7、古川謙介71宮崎大・工・環境応用化、2NITE、3産総研、4京大・生存研、5鹿大・農、6九大・農、7別府大・食物栄養)
     
  • C-a04 Pseudomonas pseudoalcaligenes KF707のサリチル酸および安息香酸代謝酵素群の誘導
    …○宮島 亘1、廣瀬 遵1、横井春比古1、山副敦司2、細山 哲2、末永 光3、木村信忠3、渡邊崇人4、二神泰基5、後藤正利6、藤原秀彦7、古川謙介71宮崎大・工・環境応用化、2NITE、3産総研、4京大・生存研、5鹿大・農、6九大・農、7別府大・食物栄養)
     
  • C-a05 ビフェニル資化性細菌Comamonas testosteroni KF712の種々の芳香環分解遺伝子の機能解析   
    …○出口明喜1、平田雄也1、廣瀬 遵1、横井春比古1、山副敦司2、細山 哲2、末永 光3、木村信忠3、渡邊崇人4、二神泰基5、後藤正利6、藤原秀彦7、古川謙介71宮崎大・工・環境応用化、2NITE、3産総研、4京大・生存研、5鹿大・農、6九大・農、7別府大・食物栄養)
     
  • C-a06 トマトに感染する植物病原菌の生育を抑制する細菌のコンポストからの分
    …○松澤 俊、田代幸寛、酒井謙二(九大院・生資環)
     
  • C-a07 液系FISH法のフローサイトメトリーへの適用による細菌相解析
    …○江口 亮1、石田夏美1、鵜木陽子2、田代幸寛1、酒井謙二11九大院・生資環、2九大・農)
     
  • C-a08 熊本地域の地下水から検出されたアーキアの群集構造解析      
    …○竹下美海1、曾 祥勇2、細野高啓3、太田広人2、新留琢郎2、嶋田 純2、森村 茂2
    1熊大・工・物質生命、2熊大院・自然科学、3熊大院・先導機構)
     
  • C-a09 Clostridium perfringensの毒素産生を制御するクオラムクエンチングに関する研究
    …○安達桂香1、Ravindra Pal Singh1、大谷 郁2、河野通生1、園元謙二1、中山二郎1
    1九大院・農、2ミヤリサン製薬)

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C会場(103教室)午後の部(一般講演) 15:00~17:12

(講演時間12分:発表10分、討論2分)

  • C-p01 海洋性発光細菌Allivibrio fischeriniによる毒性検査
    …○長浜千夏1、桑原 眸1、二宮純子1、森田 洋   
    1北九大院・国際環境工、2北九大・国際環境工)
     
  • C-p02 「泥の電池」の発電量に及ぼすアノード炭素材料の影響
    …○開 礼菜、竹永由季、中川真通、冨永昌人(熊大院・自然科学)
     
  • C-p03 下水汚泥を用いた「泥の電池」
    …○竹永由季、開 礼菜、中川真通、冨永昌人(熊大院・自然科学)
     
  • C-p04 anammox汚泥を利用した人工ヒドラジン排水の処理
    …○廣岡琢也1、宮副雅士1、○西山孝1、古川憲治2、藤井隆夫11崇城大・応生命、2熊大院・自然科学)
     
  • C-p05 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸分解酵素の構成成分CadCの解析
    …○木嶋久美子1、江上結菜2、川上満泰2、天田 啓21福工大院工、2福工大工)
     
  • C-p06 低温発現系によるエチレン生成酵素の精製   
    …○赤池利仁、中山泰宗、長濱一弘、松岡正佳(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • C-p07  Thermus thermophilusのコハク酸要求性変異株の解析   
    …○下藤佑香、中山泰宗、長濱一弘、松岡正佳(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • C-p08 キクイムシ腸内細菌Ewingella sp.の窒素固定系の解析
    …○田中美和、中山泰宗、長濱一弘、松岡正佳(崇城大・生物生命・応微工)
     
  • C-p09 共重合ポリエステルを合成するRalstonia eutrophaの分子育種   
    …○倉富優季1、脇田 和2、外村彩夏3、田中賢二4、福居俊昭5、柘植丈治6、松崎弘美1,21熊本県大・環境共生、2熊本県大院・環境共生、3理研、4近大・産理工、5東工大院・生命理工、6東工大院・総理工)
     
  • C-p10 組換え大腸菌による新規モノマー組成からなる共重合ポリエステルの生合成
    …○中上美歩1、後藤早希2、西村綾乃1、外村彩夏3、田口精一4、松本謙一郎4、田中賢二5、松崎弘美1,21熊本県大・環境共生、2熊本県大院・環境共生、3理研、4北大院・工、5近大・産理工)
     
  • C-p11 フィリピンの子どもの腸内細菌叢:食との関連性
    …○山本麻寿紗1、本田倫子1、田中 優1、百田理恵2、Ladie Palermo3、Julie Tan3、Yuan Kun Lee4、園元謙二2、中山二郎21九大院・生資環、2九大・農、3ビサヤ州立大、4シンガポール国立大)

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第22回九州支部宮崎大会開催案内九州支部Topページ

 

 

Published by 支部:九州 on 15 10月 2015

第22回九州支部宮崎大会 – 学生賞審査講演プログラム

第22回九州支部宮崎大会開催案内九州支部Topページ

D会場(109教室) 午前の部: 修士の部 10:00~11:15

(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

  • D-a01 「泥の電池」の発電量に及ぼすセル構造の影響
    …○中川真通、開 礼菜、竹永由季、冨永昌人(熊大院・自然科学)
     
  • D-a02 ECM模倣基材を用いた薄層ゲル培養系構築による神経毒性試験
    …○永井貴之1、原田祐希1、池上康寛2、白木川奈菜1、井嶋博之1
    1九大院・化工、2九大・工)
     
  • D-a03 好熱性ファージ由来Holinのミトコンドリア局在によるガン細胞のアポトーシス誘導
    …○黒木未知瑠1、千羽 啓太1、原田額郎2、 片倉喜範1、土居克実1
    1九大院・生資環、2九大院・シス生科)
     
  • D-a04 担子菌由来のエンド-β-N-アセチルグルコサミニダーゼ変異体を用いた均一糖鎖含有糖タンパク質の酵素合成
    …〇江島康成、竹川 薫(九大院・生資環)
     
  • D-a05 外部環境が糖分泌型藻類の分泌挙動に与える影響の解析
    …〇八久保真子1、高橋利幸21都城高専専攻科・物質工、2都城高専・物質工)
     

D会場(109教室)午後の部: 修士の部 15:00~15:45

(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

  • D-p01 Enterococcus mundtii QU 25株のポストゲノム研究:RNA−seq解析を用いた混合糖条件下での転写解析
    …○藤原治子1、鍋田啓介2、門多真理子4,2、吉川博文2,3、園元謙二5
    1九大院・農、2東農大・バイオ、3東農大・ゲノムセンター、4武蔵野大・環境、5九大バイオアーク)
     
  • D-p02 Synechococcus elongatus PCC 7942による1,3-propanediol生産性向上のための代謝フラックスバランス解析
    …○松尾真吾1、広川安孝1、吉川勝徳2、松田史生2、戸谷吉博2、清水 浩2、花井泰三1
    1九大院・農、2阪大院・情報)
     
  • D-p03 リン酸塩及びカリウム塩によるAspergillus kawachii の酵素生産性
    …○井 菜々子1、三貝咲紀1、二宮純子1、森田 洋2
    1北九大院・国際環境工、2北九大・国際環境工)

 

D会場(109教室)午後の部: 博士の部 15:45~16:00

(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)

  • D-p04 地熱環境から単離したThermus属繊維状ファージの特性解析    
    …○永吉佑子1、相川浩輝1、熊谷健太1、藤野泰寛2、土居克実3
    1九大院・生資環、2九大・基幹、 3九大・農)

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第22回九州支部宮崎大会開催案内九州支部Topページ

Published by 学会事務局 on 13 10月 2015

《西日本支部共催》 ">【研究部会】2015年度第6回学際的脂質創生研究部会講演会《西日本支部共催》

⇒印刷用パンフレットpdf(605KB)

日時2016年1月22日(金)13:00~
場所徳島大学 常三島キャンパス内 工業会館 2階 メモリアルホール 
(〒770-8506 徳島市南常三島町2-1 )
プログラム
  • 13:00 開会の辞
     
  • 13:05 「脂質ラフトにおける抗酸化物質の分布と機能」
         …寺尾 純二(徳島大学大学院医歯薬学研究部)
     
  • 13:35 「表皮肥厚性疾患を調節する新しい脂質メカニズムの発見」
         …山本 圭(徳島大学生物資源産業学部)

(14:05 休憩)

  • 14:15 「免疫制御における腸内環境の影響と免疫創薬、機能性食品、
         ワクチンへの展開」
         …國澤 純(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)
     
  • 14:45 「微生物機能を活用した機能性脂質生産とその生理機能について」
         …岸野 重信(京都大学大学院農学研究科)

(15:15 休憩)

【一般講演】(演題申込み受付は終了しました)
  • 15:30~

「長鎖モノエン脂肪酸を含む魚油による抗動脈硬化作用」
 …○板東正浩1、竹尾仁良2、福田大受3、宮原裕子2、Zhi-Hong Yang2、西本幸子1、植田知瑶1、齋藤沙緒理1、川上真智子1、佐野周平1、佐田政隆3、阪上浩1
 (1徳大院・医歯薬・代謝栄養、2日水・中央研、3徳大院・医歯薬・循環器内科)

「HDL機能測定の現状と課題」
 …小倉正恒(国立循環器病研究センター研究所)

「酵素によるホスファチジル-β-1-グルコースの合成」
 …◯井上ありさ、安立昌篤、ダムニャノビッチ ヤスミナ、中野秀雄、岩崎雄吾
 (名大院・生命農学)

「高濃度塩の添加によるホスファチジルイノシトール酵素合成の効率化」
 …◯村木美智子、ダムニャノビッチ ヤスミナ、中野秀雄、岩崎雄吾
 (名大院・生命農学)

「新規アミンオキシダーゼとホスホリパーゼDを用いたエタノールアミン型リン脂質の定量」
 …長南圭介1、酒瀬川信一2、前場良太3、松本英之2、○杉森大助1
 (1福島大院・理工、2旭化成ファーマ、3帝京大学・医)

「麹菌Aspergillus oryzaeの代謝改変による遊離脂肪酸の生産性向上」
 …玉野孝一(産総研生物プロセス)

「グリセロールを利用した微生物油脂生産」
 …○亀川優一、栗田千波、阪本鷹行、櫻谷英治(徳大・工・生物工)

「油脂生産性糸状菌Mortierella alpinaによるオメガ3脂肪酸の生産」
 …○安藤晃規1,2、奥田知生2、櫻谷英治3、小川順1,2
 (1京大・生理化学、2京大院・農・応用生命、3徳島大・ソシオ)

「油脂生産性糸状菌Mortierella alpinaの代謝改変による希少脂肪酸生産」
 …○菊川寛史1、櫻谷英治2、安藤晃規1,3、小川順1,3
 (1京大院農・応用生命、2徳島大院・ソシオ、3京大・生理化学)
 

  • 17:30 閉会の辞
     
  • 18:00 懇話会 (会場:常三島キャンパス内 第1食堂 2階)   
参加費参加費2,000円(非課税)、懇話会費4,000円(税込)ただし、いずれも学生無料
定員100名(先着順)
申込み方法E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。
申込先〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩
TEL: 06-6963-8073  FAX: 06-6963-8079  E-mail: nagao@omtri.or.jp
備考お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。

⇒学際的脂質創生研究部会のページ

 

Published by 支部:東日本 on 13 10月 2015

《東日本支部共催》">【関連行事】高校生セミナー「生物工学と生命工学研究が支える食品産業」〈東京〉《東日本支部共催》

東京都立戸山高等学校
日本生物工学会東日本支部 共催
~高校生セミナー~「生物工学と生命工学研究が支える食品産業」

日時 2015年12月19日(土) 13:30~
場所 東京都立戸山高等学校
東京都新宿区戸山3丁目19−1
対象 高校生およびその父兄
内容

プログラム

13:30 開会のことば
  (都立戸山高等学校 校長) 大野 弘
13:35~15:30 第一部
  <企業の研究者による講演>
  うま味調味料「味の素」の製造方法:微生物の産業利用
  (味の素 バイオ・ファイン研究所) 外内 尚人 先生
  キッコーマンのバイオテクノロジー ~発酵から発光へ~
  (キッコーマン 研究開発本部) 梶山 直樹 先生
15:30~16:30 第二部
  <高校生、大学生によるポスター発表>
16:45 閉会のことば
  (日本生物工学会東日本支部長 東京大学教授) 石井 正治
参加申込

問合せ先
日本生物工学会 東日本支部
支部長: 石井 正治(東京大学)
E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

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Published by 支部:中部 on 05 10月 2015

【中部支部】メールマガジンBBChubu 第8号 発刊

日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第8号(2015年10月号)を掲載しました。

pdf日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第8号)(2.70MB)

BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。

他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。

中部支部 BBChubu編集担当 
 

 

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Published by 学会事務局 on 25 9月 2015

【若手会】2015年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー開催報告掲載

2015年7月11日・12日に、愛知県北名古屋市(タナベ名古屋研修センター)で開催された2015年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナーの活動報告を公開しました。⇒開催報告はこちら

Published by 若手会 on 25 9月 2015

生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2015 報告

 本年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)・夏のセミナー2015は7月11日~7月12日に、愛知県北名古屋市・タナベ名古屋研修センターを会場として開催されました。
 今回の夏のセミナーでは、『異種格闘技戦』をテーマにし、『異分野』の交流が促進されればという願いがありました。特別講演では、なるべく広い分野の方をお招きできればと思い、合計7名の御講演者様に講演をしていただきました。また、初の試みとして懇親会でのポストイットディスカッション、ポスター賞受賞者の講演や名刺を使用したイベント等を企画いたしました。名古屋という地の利を生かし、例年の1泊2日のセミナーよりも少し長めに時間を設定いたしました。
 そんなタイトな内容にも関わらず、全国からたくさんの方が参加してくださり、おかげさまで、一般56名、学生76名、計132名の若手研究者(格闘家)が,親睦を深め、有意義な時間を過ごせたのではないかと思っております。

ウェルカム企画

稲沢グランドボウル


有志で集まったプレ企画(ボウリング大会)


本会前から交流を深めています


本会開始

タナベ名古屋研修センター

どうやら今年で無くなってしまうようです。
想い出の地がなくなるのはちょっと寂しい…

準備完了♪


続々と到着されています


実行委員長の蟹江(名古屋大学)の挨拶と、
若手会会長の加藤竜司先生(名古屋大学)からの挨拶により開始!!


さぁ、ひと夏の縁は作れるのでしょうか??

まずは講演会から開始しました。

特別講演1
室谷健太先生(愛知医科大学)
『医学部の中で統計家は何やってるの?』


特別講演2
山本卓先生(広島大学院)『ゲノム編集研究の現状と可能性』


特別講演3
五味勝也先生(東北大学大学院)
『麹菌研究遍歴30年~僕が麹菌を研究している理由(わけ)~』


会場の様子
開始早々活発なディスカッションが繰り広げられました


ちょっと休憩の後研修セミナーへ

研修セミナー
根本章代先生(株式会社インソース)


アサーティブコミュニケーションに関して学びました。
グループワークも和気藹々と進み、会場が温まってきました。
幹事も楽しんでおります(笑)


夕食の後はポスターセッションへ

ポスターセッション
学生・一般を合わせ、計68演題と過去最大数!!
熱い『異種格闘技戦』が繰り広げられました。


入浴の後、ポストイットディスカッションを行いました。
16グループに分かれて、テーブルごとに各テーマを議論。
意見をポストイットに書き、模造紙に貼り付け、最後に意見をグループ化&見える化してまとめいきます。
複数人が同時に意見を出せるという点もあり、たくさんの意見が飛び交いました。
交流会をかねた本イベントは盛り上がっていました。
ファシリテータの先生方、ご協力ありがとうございます!!!!


夜の交流会は、まだまだ続く・・・



一夜明けて講演会からのスタート。

特別講演4
神谷哲先生(株式会社明治)
『人の飲み込み現象を科学する~医食工連携による学際領域への挑戦~』


特別講演5
嶽北和宏先生(医薬品医療機器総合機構)
『PMDAの業務と私のこれまでのキャリアについて』


ちょっとだけ休憩を挟み

特別講演6
成川真隆先生(東京大学大学院)
『食べ物の好き嫌いはどのように生じるのか?』


特別講演7
大池秀明先生(農業・食品産業技術総合研究機構)
『体内時計 + 栄養学』


タイトなスケジュールにも関わらず、アツい議論が繰り広げられました。
これぞ若手会の醍醐味。


昼食後も、まだまだイベントは続きます。

名刺抽選会
名刺を使っての抽選会です。今回初のイベントで、内心ドキドキしていました。
名刺を多く交換した人が有利になったはず。
皆様、たくさんの方々と交流されてました!!


続いて、ポスター賞の発表&授賞式へ

ポスター賞の発表&授賞式

飛翔奨励賞
里村淳さん(京大院)
 『タンパク質フォールディングメモリーによるリパーゼの改変』
立上陽平さん(京大院)
 『共生過程におけるミヤコグサ根粒菌Mesorhizobium lotiの時系列定量プロテオーム解析』

今回2回目となる歴代の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者が審査員を勤める飛翔奨励賞の受賞を行いました。審査員には、佐々木寛人さん、佐藤康史さん、仲嶋翼さん(第1回,2012年)、曽宮正晴さん、野口拓也さん(第2回,2013年)、岡橋伸幸さん、影山達斗さん、張斯来さん(第3回,2014年)、一瀬桜子さん、榎本詢子さん、須志田浩稔さん、徳山健斗さん(第4回,2015年)、に行っていただき、2名の飛翔奨励賞を選んでいただきました。飛翔賞受賞者から、表彰と審査のポイントをコメントいただきました。受賞者のみなさん、誠におめでとうございます。


最優秀ポスター賞
藤谷将也さん(名大院)
 『細胞形態情報解析による幹細胞制御因子評価法の開発』

優秀ポスター賞
安保紘高さん(岡山大院)
 『大腸菌発現系において培地および遺伝子配列が発現量および転写プロファイルに及ぼす影響』
榎本詢子さん(横国大院)
 『電気化学細胞脱離を利用した選択的な細胞のキャッチ&リリース』
栗本理央さん(筑波大院)
 『医療機器応用に向けた合成高分子と短鎖ペプチドの組み合わせによる細胞選択的材料表面の設計』
馬場保徳さん(東北大院)
 『ウシルーメン液による植物バイオマス可溶化処理の16Sメタゲノム解析』
里村淳さん(京大院)  (飛翔奨励賞とのダブル受賞)
 『タンパク質フォールディングメモリーによるリパーゼの改変』

加藤竜司若手会会長より表彰が行われました。
おめでとうございます!!


受賞者のみなさん、誠におめでとうございます!!


休憩を挟んで、こちらも今回初の試みである、優秀賞プレゼン

優秀賞プレゼン

さすが受賞者です!!
研究のデータ量もさることながら、発表も非常にクリアで分かりやすかったです。


とっても名残惜しいですが、閉会式へ

閉会式
二神泰基先生(鹿児島大学)から、
第67回日本生物工学会大会での若手会総会・交流会のアナウンスをしていただきました。


続いて、河原正浩先生(東京大学)から、
来年の夏のセミナーについてアナウンスをしていただきました。


会もそろそろ終焉。加藤竜司先生(若手会会長)からのご挨拶を頂ました。


誠に僭越ではございますが、蟹江(実行委員長)より会をしめさせていただきました。


最後に集合記念写真


最後になりましたが、今回の夏のセミナーの企画の機会をくださいました生物工学若手会の役員の方々、不甲斐ない実行委員長をいつも支えてくださいました幹事のお兄様方、多大なるご支援を賜りました日本生物工学会,中部支部,ご協賛を頂きました多くの企業様、ご講演を快諾してくださいましたご講演者の方々、そして何より全国各地からお集まりいただきました参加者の皆様に、この場をお借りいたしまして、深く感謝の意を表したいと思います。

そして、健康に、来年の河原先生が幹事をされる若手会夏のセミナー(東京)でお会いしましょう!!

<実行委員>
伊藤圭祐(静岡県立大学)
池内暁紀(株式会社豊田中央研究所)
金岡英徳(名古屋大学)
兒島孝明(名古屋大学)
清水一憲(名古屋大学)
高橋哲也(天野エンザイム株式会社)
中杤昌弘(名古屋大学)
蟹江慧(名古屋大学、実行委員長)

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Published by 学会事務局 on 25 9月 2015

【随縁随意】外国人留学生の育成と支援-高木 博史


生物工学会誌 第93巻 第9号
高木 博史

筆者が支部長を務めている関西支部では、昨年度から産学官の若手人材の国際化を目的とした活動を始めている。たとえば、今年度は支部に所属する産学官機関から選抜した若手研究者に、タイバイオテクノロジー学会主催の国際シンポジウムにおいて、口頭発表の機会を与えるとともに、現地の企業と研究機関を訪問し、見学・討論を行うことで、タイを中心とする東南アジアにおけるバイオテクノロジーの現状を学ぶ機会を提供する。

こうした取組みは、本学会の重点化課題(国際交流・国際展開の推進)に支部として貢献できることの一つとして、今後も積極的に実施していきたい。また、学会としては「アジアの生物工学を先導する学会」を目標に、リーダーシップを発揮しながら、アジア諸国における関連学会との連携強化や若い研究者・技術者の顕彰などを行っている。一方で、おもに国内の大学で修学し、その数が増えている留学生についても、大学だけでなく、学会として彼らの育成・支援を組織的に行う時期が来ているかもしれない。

そこで、学術・経済の両面で発展が著しい東南アジアからの留学生について、所属大学で学生のキャリア支援を担当している立場も含め、最近感じていることを纏めてみた。

  1. 優れた留学生を育成する国(大学)に、高い意欲や能力を有する留学生が集まる
    現在、留学生の受入れは2008年に政府が発表した「留学生30万人計画」に基づき、急速に進んでいる。そのリクルート活動は以前の欧米や中国・韓国から東南アジア地域にシフトし、優秀な留学生確保のための競争が激化している。筆者もある国の首都のホテルで同じ目的で滞在している別の大学の知人と偶然会い、なぜか気分が凹んだ。大型の競争的資金として、大学の国際化を推進する国費留学生優先配置プログラム、スーパーグローバル大学等事業などで、数値目標の達成に苦労されている教職員も多いと思う。
     
  2. 最先端のコースワークと研究指導、およびキャリア支援が重要である
    筆者の所属大学では、活発な教育研究交流を展開している東南アジア4か国の連携大学から毎年10名程度の学生を選抜し、博士前期または後期課程に受け入れている。そして、英語による最先端バイオ分野のコースワークと研究指導を行い、博士号を授与している。在学中の経済的支援は十分に保証しているが、彼らの高い目的意識(学位取得)と教員へのリスペクトは多くの日本人学生も見習ってほしい。加えて重要なことは、個々の留学生のニーズに対応したキャリアパス教育と支援を通して、アカデミアや企業において東南アジアと日本との良好な関係の構築に貢献できるリーダー人材の育成である。今後は、アカデミア以外の出口支援も重要であろう。
     
  3. 留学生を研究室に受入れることで、日本人学生の国際化教育を実践できる
    留学生は日本人の学生へもさまざまな影響や刺激を与えている。筆者の研究室では、ミーティングやセミナーに日本人学生と留学生が一緒に参加し、ほとんどの場合英語で行っている。日本人学生にとって、欧米のnative speakerではなく、東南アジアの留学生と英語で会話することにそれほど抵抗はない。また、英語での実験指導や研究討論を行う能力が養われるだけでなく、相手国の文化や歴史を学ぶこともできる。こうした研究室活動や教育カリキュラムを通して、国境や国籍を意識せず、人類共通の価値観を認識する「グローバル人材」に必要な能力を身につけることができる。

大学としては、留学生に最先端の教育を提供し、学位を取得させた上で、日本での就職(アカデミア、企業を問わず)を支援することが優秀な留学生の獲得に直結するであろう。そのためには、大学・企業・国が密に連携し、国には留学生が国内で就職できる制度を充実していただき、企業には大学が育成した人材の就職機会を増やしていただければ有り難い。現在、本学会に所属している留学生は概数で100名弱である。関西支部も具体的な活動を通して学会組織と協力し、国際交流・国際展開の活性化に貢献したい。


著者紹介 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

 

Published by 学会事務局 on 25 9月 2015

【会告】英文誌(Journal of Bioscience and Bioengineering)掲載料改定のお知らせ

平素より生物工学会英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)をご利用、ご支援いただき、誠にあり がとうございます。

高木編集委員長はじめ前年度の編集委員、編集事務局、それになによりも論文を投稿いただいた会員の皆様のお力でJBBのインパクトファクター(IF)が上昇し、IF = 2目前の1.884となっております(5年間―IFは2.032)。このJBB の質を維持、さらには益々向上させるためにも経済的なバックアップはなくてはならないものであります。一方、 JBBは会員の学会活動を通じた生物工学の研究成果の発表の場でもありますから、JBBのさらなる発展のためには学会活動そのものの活発化が必須であります。しかし、消費税の値上げや科研費の中止など経済的圧迫があり、現状では学会活動の活発化とJBBの発展を両立させることは極めて困難になってきております。そこで、自助努力でJBBの 向上を図るために、Vol. 121, No. 1(2016年1月号)掲載分よりJBB掲載料の値上げ(4,500円(税抜)/ページから5,500円(税抜)/ペー ジへの改定)の決断に至りました。

会員の皆様に負担を求める誠に苦渋の決断ではありますが、より一層のJBBの発展に尽力する所存ですので、どうぞ理解いただきたく存じます。

日本生物工学会 英文誌編集委員長
加藤 純一

Published by 学会事務局 on 25 9月 2015

生物工学会誌 – 93巻9号

⇒生物工学会誌Topへ

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2015

【本部】第7回 生物工学産学技術研究会

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒活動報告pdf

第7回生物工学産学技術研究会をカルピス株式会社本社にて開催いたします。今回は、国際的評価の高まる日本のワイン、日本の競争力の源泉である食品加工技術、そしてニーズの高まる機能性食品における産業界ならではの「ものづくり」に対するチャレンジや商業化技術の最前線について、広範にわたる生物工学産学技術研究会を企画いたしました。

多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。

日時2015年12月9日(水)14:00~19:00
場所カルピス株式会社 本社 大会議室(東京都渋谷区恵比寿南2-4-1)
http://www.calpis.co.jp/corporate/group/map_headoffice.html
参加費講演会:無料
懇親会:一般3,000円(税込)、学生1,000円(税込) 当日会場にてお支払ください。
定員120名(定員になり次第締め切ります)
申込み方法参加を希望される方はこちらの申込フォームからお申し込み下さい。
申込み締切2015年11月27日(金) ⇒延長しました 12月3日(木)まで
問合せ先日本生物工学会事務局  TEL. 06-6876-2731  E-mail: info@sbj.or.jp

講演会プログラム

  • 13:20 受付開始
     
  • 14:00 開会あいさつ……………川面 克行(日本生物工学会副会長)
     
  • 14:10~15:00 
    「ワイン造りのグローバルスタンダードと未来の日本ワインへの戦略」 
     ……安蔵 光弘(メルシャン(株)SCM本部 シャトーメルシャン 製造部長 チーフ・ワインメーカー) 

近年日本ワインが注目されており、国内にワイナリーが多数誕生している。日本ワインならではの味わいや和食との相性など、特色のあるワインが造られている。日本ワインの産業は、海外に比べると規模が小さく、栽培醸造の機械もほぼ輸入のため、その分コストがかかる。長い間、ワイン造りを産業として維持してきた海外の産地に学ぶべきことは多い。輸入ワインに対する競争力を意識し、業界全体でコストの適正化に取り組む必要がある。近年の日本ワインの技術的トピックと、日本ワインのとるべき戦略を紹介する。

 

  • 15:00~15:50 
    「食品の凍結・保管装置と食肉加工ロボットの実用化技術」   
     ……町田 明登((株)前川製作所 取締役 技術研究所 所長)

前川製作所は、1924年製氷業(町の氷屋)からスタートし、現在では産業用冷凍分野としては国内外でトップメーカーに成長した。そこにはお客様との「共創」を通して潜在ニーズを掘り起こし、オンリーワン製品を提供してきた結果であると認識している。本講演では、伝統的な「日本モノづくり文化」の進化系として、弊社製品の中でも特徴的な製品である食品の凍結・保管装置、食肉加工ロボットの開発について紹介する。
 

  • 16:00~16:50 
    「カルピスの開発とその後の技術展開」
     ……山本 直之(カルピス(株) 理事 研究戦略部 部長)

「カルピス」は、創業者三島海雲が青年期にモンゴルでのさまざまな発酵食品を体験したことがきっかけとなって、生まれた日本発の乳酸菌飲料である。乳酸菌発酵乳にショ糖を添加して酵母発酵することで、あの独特な風味が付与される。近年、その独特の風味に関連した生理機能や発酵工程で生産された代謝産物によるさまざまな保健効果が確認されつつある。「カルピス」の開発以来、現在に至る関連した技術の開発について紹介したい。

 

  • 17:20~19:00  懇親会(於:カルピス本社 食堂)
     

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2015

本部企画シンポジウム – 2015年度大会

第67回日本生物工学会大会(2015年10月26~28日、城山観光ホテルにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

食品のおいしさを極める生物工学

  • オーガナイザー:今井 泰彦 (キッコーマン)、貝沼 章子(東農大)、松井 和彦(味の素)
            髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリースピリッツ)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、池 道彦(阪大)

食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム


魅力ある商品を支える醸造技術

  • オーガナイザー:髙下 秀春(三和酒類)坂口 正明(サントリースピリッツ)
            貝沼 章子(東農大)、今井 泰彦 (キッコーマン)

発酵食品は、お客様の生活に潤いを与え、楽しく豊かな生活を実現するための一役を担っている。お客様に支持されている発酵食品(商品)には魅力があり、その 魅力を支えているのが醸造技術である。本シンポジウムでは、ものづくりの醍醐味も合わせて産業界のシンポジストからヒット商品に秘められた技術開発につい て講演していただく。産業界のニーズ把握の考え方については他業界にも参考になる。⇒プログラム
 


培養・計測技術はここまで来た!

  • オーガナイザー:安原 貴臣 (アサヒグループホールディングス)
            坂口 正明(サントリースピリッツ)、佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)
            富田 悟司(エイブル)、松井 和彦(味の素)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)

生物工学的手法によるモノづくりは培養計測・制御技術を中心とした手法を駆使し、商業的国際競争力を得て初めて社会に還元される。本シンポジウムでは、原点 に回帰し、培養・計測の新技術を学術界および産業界の第一線のシンポジストからご講演いただく。新技術と実用への課題および展開に関するディスカッション は、発酵産業の商業的発展に向け、産学連携を介した公益に繋がることが期待される。⇒プログラム


⇒過去大会 本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2015

本部企画シンポジウム – 2014年度大会

第66回日本生物工学会大会(2014年9月9~11日、札幌コンベンションセンターにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

-温故知新‐醸造物の機能性研究

  • オーガナイザー:髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリー酒類)、貝沼 章子(東農大)
            今井 泰彦(キッコーマン)

生活習慣病の増加に伴い、その予防のため、三次機能を有する食品の摂取が重要となっている。本来、食品には自然治癒力を高め、健康の維持・増進を行なう様々な機能性が認められており、最近の研究では、食品が有する生体防御、体調リズム調節、疾病予防及び回復といった三次機能に光が当たっている。本シンポジウムでは、日本の伝統的な発酵産業で培われてきた醸造物が有する機能性に関して、最新の研究に基づく情報を紹介したい。⇒プログラム


トータルバイオプロセスの効率化、サスティナビリティ

  • オーガナイザー:北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、松井 和彦(味の素)
            佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)、富田 悟志(エイブル)、石川 陽一(バイオット)

バイオインダストリーにおけるプロセス全体の効率化やサスティナビリティに関しては、従来から研究開発が進められている分野ですが、今後も更なる研究開発と 技術革新が必要とされ期待される重要な領域です。そこで今回は、プロセス全体についての効率化、サスティナビリティについて、現状技術の俯瞰と今後の方向 性について広く意見交換する場を持つことにより、参加して下さる皆様の一助にさせて頂く企画といたしました。⇒プログラム


食品のおいしさを極める生物工学

  • オーガナイザー:今井 泰彦(キッコーマン)、髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリー酒類)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、松井 和彦(味の素)
            貝沼 章子(東農大)、池 道彦(阪大)

食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム

 

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Published by 支部:関西 on 16 9月 2015

【関西支部】関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ -グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-

⇒開催報告はこちらpdf

関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者、学生の方々に広く知って頂くことを目的としています。また、テーブルディスカッション、懇親会を通して学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めて頂ければと考えております。是非奮ってご参加ください!

  • 日時: 2015年11月12日(木)13:00 ~ 19:00
          (懇親会 17:00~19:00)
     
  • 会場:【講演会】京都市産業技術研究所 大ホール(京都リサーチパーク 西地区)
       【懇親会】レストランPATIO(京都リサーチパーク内 東地区1号館1階)
     
  • 参加費(すべて税込):
       【講演会】一般:1,000円、学生:無料 
       【懇親会】一般:2,000円、学生:1,000円
        ※参加費は、当日受付にてお支払ください。
     
  • 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
     
  • 定員: 50名
     
  • 申込締切: 2015年10月16日(金)17:00(※ただし定員に達し次第締め切らせて頂きます)
     
  • 問合せ先:
    日本生物工学会関西支部若手企画委員 (大阪大学)原田 和生
    TEL. 06-6879-8235 E-mail: harada6@phs.osaka-u.ac.jp

プログラム

  • 13:00~13:10  「開会の辞」
                ……岡崎 悟志(大関株式会社 /関西支部若手企画委員会 世話人代表)
     
  • 13:10~13:20  「京都市産業技術研究所の紹介」
                ……廣岡 青央((地独) 京都市産業技術研究所 バイオ系チーム)
     
  • 13:20~13:50  「小川珈琲と珈琲業界のこれまでとこれから」
                ……沖永 憲生(小川珈琲株式会社)

小川珈琲の歴史と現在活動している事を解説する。合わせて大きく変化するコーヒー市場を時代の流れの中でとらえ、現在喫茶店が抱えている問題点や課題を明らかにすることによりコーヒーと喫茶店の未来を考察したい。

 

  • 13:50~14:20  「京都の酒造会社としてのアプローチ」
                …齊藤 透(齊藤酒造株式会社)

    京都府だけの酒造好適米「祝」を中心に酒造りをする齊藤酒造の酒造りへの思いと清酒の楽しみの世界のご紹介を通じて業界の現状をお話します。

     
  • 14:20~14:30  休憩
     
  • 14:30~14:40  「奈良県産業振興総合センターの紹介」
                …大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター 生活・産業技術研究部)
     
  • 14:40~15:10  「トウモロコシを原料とした機能性糖質L-アラビノースの開発」
               柴崎 賀彰(三和澱粉工業株式会社)

    弊社は澱粉関連製品の研究開発、製造、販売を一貫して行う研究開発型の企業である。本会では、澱粉製造時の副産物であるトウモロコシの皮を原料として生産している機能性糖質の話題を中心に、業務内容などを交えて紹介する。

     
  • 15:10~15:20  「大阪市立工業研究所の紹介」
                …田中 重光((地独)大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部)
     
  • 15:20~15:50  「130年目の挑戦」
                …杉野 哲造(株式会社桃谷順天館 Next R&D研究所)

    我々、桃谷順天館は今から130年前に・・・大切な人への想いからはじまりました。産学連携、西洋医学という現在の世にも通ずる研究から、今日でもニキビで悩むたくさんのお客様に愛される「美顔水」が開発されました。そのDNAは今日までつながれ、新たなイノベーションを起こすべく研究開発をすすめております。

     
  • 15:50~16:00  休憩
     
  • 16:00~16:45  テーブルディスカッション  講演者の方を囲んで交流を深めて頂きます!
     
  • 17:00~19:00  懇親会

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年9月16日付で、第18回「植物工場」pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年9月16日掲載 「植物工場」

Fuji Sankei Business i.  2015年9月16日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 支部:西日本 on 11 9月 2015

【西日本支部】2015年度学生賞候補者推薦募集

日本生物工学会西日本支部では2015年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。

  • 対象・資格 次の(1) および(2) を満たす者

(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員

(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者

  • 推薦者 西日本支部の正会員で対象研究室、講座、学科および研究科の代表者
  • 推薦方法 推薦用紙wordに必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
  • 推薦申込締切日 2015年11月20日(金)
     
  • 問合わせ先・応募書類提出先 
    〒770-8506 徳島市南常三島町2-1
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
    日本生物工学会西日本支部事務局(庶務・櫻谷英治)
    E-mail: sakuradani.eiji@tokushima-u.ac.jp

 

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Published by 支部:東日本 on 10 9月 2015

【東日本支部】第10回学生発表討論会のお知らせ

日本生物工学会東日本支部 第10回 学生発表討論会

(公社)日本生物工学会東日本支部 主催

日時 2015年11月13日(金)13時~11月14日(土)16時
場所 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
開催趣旨

「研究室から飛び出よう!」
自分の研究をネタに、企業の研究者とじっくり話してみませんか?

~日本生物工学会東日本支部 第10回学生発表討論会のご案内~

「自分の研究の進め方って、企業の人から見たらどうなんだろう?」
「企業での研究ってどんなもの?」
「学生のうちに身につけておかなければならない能力は?」

 学生の皆さん、このような疑問を、社会人に直接ぶつけてみませんか? 就職や進学を考えている皆さんの研究内容の発表を通じて、バイオ関連の様々な分野で活躍する先輩方がアドバイスをしてくださいます。

 研究発表といっても、学会のようなまとまったデータは必要ありません。もちろん、学会で発表した内容そのままを持ってきても構いませんし、まだ途中の段階でも、うまくいっていなくて滞っているようなものでも歓迎します。むしろ、そのようなうまくいっていない時にどう考えたらよいか、研究室の外に出ればヒントが見つかるかもしれません。

 夕食後には、社会人との自由討論会も企画しています。企業の研究ってどういうもの? 社会人になって必要とされる能力は? のような、皆さんの将来に関する疑問など、研究室ではなかなか聞けないことを質問するチャンスです。

 この「学生発表討論会」は、おかげさまで今回で10周年を迎えることとなりました。10周年記念ということで、基調講演には、第1回学生発表討論会にもご登壇いただいた神奈川工科大学の松本邦男先生をお招きして、若い学生さんにもわかりやすく「温故知新」の意味を語っていただく予定です。

 学生の皆さんの参加をお待ちしております。

 社会人、大学教員の皆様の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたいという方、奮ってご参加ください。

 内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf

  学生・一般合わせて 35名
(定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。)
内容

プログラム予定

11月13日(金)
12:30 受付
13:00 開会の辞
13:05 基調講演「温故知新 – 国産ペニシリン開発の歴史とバイオテクノロジー -」
松本 邦男 (神奈川工科大学教育開発センター顧問)
14:05 社会人参加者紹介
14:15 研究発表会(1)
17:45 休憩
18:00 夕食
19:30 自由討論会
11月14日(土)
8:00 朝食
9:00 モーニングプレゼンテーション
日本生物工学会東日本支部長賞受賞者講演

「(タイトル未定)」
宮岡 理美 (早稲田大学大学院)
9:30 研究発表会(2)
12:00 昼食
13:10 研究発表会(3)
15:30 閉会の辞、アンケート記入、写真撮影
16:00 解散

本セミナーは、三つのプログラムから構成されます。

<研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。発表時間は10分間(+質疑10分間)の予定ですが、参加者数により若干短くなる可能性がありますので あらかじめご承知おきください。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。)

<自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。

<基調講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている大先輩に、ご自身の研究歴やご経験をお話しいただいています。また、モーニングプレゼンテーションでは、3月に行われた「第3回日本生物工学会東日本支部コロキウム」における東日本支部長賞受賞者による講演を行います。

参加申込 10月9日(金)までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、4) 所属、5)連絡先住所、TEL、E-mail、6)その他連絡事項、を記入の上、件名を「第10回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は11月2日を予定)。
参加費 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。
学生会員3,000円(税込)、学生非会員4,000円(税込)
一般会員・・・大学教員10,000円(税込)、大学教員以外7,000円(税込)
(宿泊代・夕朝昼食代・要旨集込)
一般会員の皆様には、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。
申込先 日本生物工学会東日本支部 第10回学生発表討論会
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部)
E-mail: tohtsuki@yamanashi.ac.jp

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Published by 学会事務局 on 04 9月 2015

【年次大会】事前参加登録の受付を終了しました

事前参加登録の受付を終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。大会への参加を希望される方は、当日総合受付の窓口にお越しください。城山観光ホテル フロントロビー側入口(エメラルドホール)前にて10月26日(月)・27日(火)は8:00から、28日(水)は7:45から受付を開始します。

講演要旨集・参加章は、参加費の入金確認後、要旨集発行日(9月25日)以降に発送いたします。事前申し込みをされた方は、当日必ず参加章をご持参ください。

9月15日(火)17:00の時点で入金が確認できない場合は、事前予約が無効になり、参加章および、講演要旨集は送付されません。また、講演要旨集の電子版を大会前に利用することができない旨ご了承ください。当日、大会受付で当日料金をお支払いの上、当日参加者用ログインIDとパスワードを取得してダウンロードしてください。要旨集電子版の閲覧方法はこちら

 

⇒第67回日本生物工学会大会ホームページ

 

Published by 部会:代謝工学研究部会 on 26 8月 2015

【研究部会】代謝工学研究部会 第3回技術交流会「代謝シミュレーション法」

日本生物工学会代謝工学研究部会では2015年度の活動の一環として、技術交流会を開催します。ご好評いただきました第1回、第2回につづき、第3回交流会では、研究部会関係企業や大学院生、アカデミア若手研究者を対象として、計算機をもちいた代謝シミュレーション技術の基礎を講習するとともに、実際に計算機を用いた実習を行います。初学者向けの内容から、実際の課題解決への利用法まで少人数のセミナー形式で行います。ふるってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。

詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。

  • 日時: 2015年11月7日(土)14:00~8日(日)14:30
  • 場所: 大阪大学情報科学研究科 B棟 B618演習室 →アクセス
     
  • プログラム
    計算機をもちいた代謝シミュレーション技術の基礎を講習するとともに、実際に計算機を用いた実習を行います。初学者向けの内容から、実際の課題解決への利用法まで少人数のセミナー形式で行います。

    11月7日(土)
    14:00-15:00 講義:代謝シミュレーションの基礎(講師:清水 浩大阪大学教授)
    15:00-16:00 演習:代謝シミュレーションの実行(講師:戸谷吉博)
    16:30-18:00 講義+演習:代謝シミュレーションの実行(講師:松田史生)

11月8日(日)
9:00-10:30 講義+演習:代謝シミュレーションの実際(講師:戸谷吉博)
10:30-12:00 講義:代謝モデル作成とデータベース情報の活用法(講師:松田史生)
 

  • 定員: 8人(多数の場合選考あり)
     
  • 参加費: 5,000円(資料代) 懇親会費別
           参加費は当日徴収します。
     
  • 申込先、問合せ先: 2015年10月9日(金)までに1) 参加希望者名、2) 所属、3) メールアドレス、4) 電話番号を記入したメールを下記までご送付ください。

    大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座
    松田 史生 (fmatsuda@ist.osaka-u.ac.jp, TEL 06-6879-7432)

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Published by 学会事務局 on 25 8月 2015

【随縁随意】酵素阻害剤とくすり -森原 和之

生物工学会誌 第93巻 第8号
森原 和之

終戦後から1950年代にかけて日本の多くの製薬企業は抗生物質の発見に狂奔していた。しかし、抗菌作用によるスクリーニング方法には限界があり、成果は乏しかった。その間、画期的な業績をあげたのは三共研究所の遠藤章氏だった。彼はラットの肝臓抽出液を用いてコレステロール合成阻害剤を探索、1972年、青カビの生産するスタチンを発見した。スタチン製剤が動脈硬化や心臓病の特効薬として世界で広く使用されているのは周知のことである。同様に劇的だったのは米国NIHに在籍中の満屋裕明氏であろう。彼は免疫細胞を用いて多数の化合物を検索、エイズ治療薬AZTを発見する(1985)。AZTは逆転写酵素阻害剤であった。同種阻害剤のddIやddCもエイズ治療薬として認可される。

翻って、私自身の半世紀に及ぶ研究の大半は酵素関係であった。最初に与えられた研究テーマは緑膿菌プロテアーゼ(エルギノリシン)の結晶化だった。3年かかってやっと成功した。1955年、まだ日本が貧しい頃の話である。酵素の活性部位に関する研究はフィリップスによるX-線解析から始まる(1965)。リゾチーム-基質類似オリゴマー複合体の解析により、酵素と基質との結合部位(活性部位)の構造が分子のレベルで明らかとなる。それを酵素的手法でアプローチしたのはイスラエルのシェクターとバーガーであった(1967)。彼らはサブサイトマッピングという手法を考案、パパインの活性部位のサイズを測定した。私達はその手法を利用して多数のプロテアーゼについて検討し、数々の成果をあげた。たとえば、ズブチリシン(枯草菌プロテアーゼ)の活性部位指向性阻害剤を発見する(1970)。同阻害剤で失活したズブチリシンのX-線解析をクラウトら(米)が行い(1971)、我々のサブサイトマッピングの結果(1970)とよく一致することを認めた。

私達はサブサイトマッピングの研究をアスパルティックプロテアーゼにも拡げた。ペプシンや黴酵素を対象とし、有効なヘキサペプチド基質を発見した(1973)。1976年初頭、米オクラハマ大で開催されたアスパルティックプロテアーゼに関するワークショップに招待される。もっとも関心を集めたのは、梅沢らの発見したペプシン阻害剤ペプスタチンの阻害機構に関する同会主催者タン教授の発表であった。ペプスタチンを構成する新アミノ酸残基がペプシン触媒における遷移状態アナログと認定、それを同阻害剤の示す強力な親和性(抗原―抗体反応に匹敵する)の理由とした。タン教授と台湾大學で同級だったというメルク社のリン博士と親しくなる。彼はレニン阻害剤の研究をしていた。ユーゴスラビアのヴィトー・トルク博士とも親しくなり、彼との親交はその後も続く。

1987年の年末、トルクは突然私の研究所を訪ねた。これは内緒だがと断りながら、エイズプロテアーゼはアスパルティックプロテアーゼで、その阻害剤はエイズ治療薬になる可能性があるから、君は早急にその研究を始めるべきだと言って帰っていった。しかし諸般の事情でその研究に着手できなかった。エイズプロテアーゼ阻害剤に関する第一報は、1990年、サイエンス誌に発表される。同阻害剤は遷移状態アナログとサブサイトマッピングの知識をフルに活用して構築された化合物であった。同酵素の立体構造も同薬の創生に貢献した。メルク社ではレニン阻害剤の研究がその後押しをした。その後、同プロテアーゼ阻害剤を含む多剤併用療法が始まり、エイズ死亡者数は激減する。

今や、くすり探しの主流は、スクリーニングではなく、病気発症に関与する酵素の発見、結晶化、X-線解析、活性部位指向性阻害剤構築の時代に入っているようである。時代の変遷とともに進化する研究の有り様を赤裸々に描いた「ザ・科学者、企業体研究員奮闘記」(文芸社、七百円)を最近出版した。ご一読願えれば幸いである。


著者紹介 東亜大学大学院(元教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 8月 2015

生物工学会誌 – 93巻8号

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Published by 学会事務局 on 21 8月 2015

【学会賞】2015年度授賞式および受賞講演のご案内

2015年度学会賞の授賞式は、第67回日本生物工学会大会の初日(10月26日)に城山観光ホテルで開催されます。授賞式の後に、生物工学功労賞、生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われます。また、生物工学奨励賞(江田賞・斎藤賞・照井賞)および、生物工学アジア若手賞の受賞講演は、大会2日目(10月27日)に行われる予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

授賞式

【日時】2015年10月26日(月)9:00~9:40
【会場】城山観光ホテル(〒890-8586 鹿児島県鹿児島市新照院町41−1) 2階 A会場(ロイヤルガーデン)

⇒2015年度受賞者紹介pdf

受賞講演

  • 生物工学功労賞、生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞
    日時:10月26日(月)9:50~11:25
    会場:城山観光ホテル 2階A会場(ロイヤルガーデン)
     
  • 生物工学奨励賞(江田賞)
    日時:10月27日(火)9:00~9:20
    会場:城山観光ホテル 5階E会場(ルビーホール飛天)
     
  • 生物工学奨励賞(斎藤賞,照井賞)、生物工学アジア若手賞
    日時:10月27日(火)15:30~15:50
    会場: 斎藤賞:3階C会場(サファイアホール飛鳥),照井賞:4階D会場(パールホール天平)
         生物工学アジア若手賞:2階B会場(アメジストホール鳳凰)

 

関連記事:【学会賞】2015年度学会賞受賞者決定のお知らせ

Published by 支部:中部 on 19 8月 2015

《中部支部共催》">【関連行事】第8回 北陸合同バイオシンポジウム〈石川〉《中部支部共催》

日時 2015年10月30日(金)~31日(土)
※10月30日(金)13時 ~ 31日(土)12時30分までを予定
会場
  • シンポジウム会場:「山中節と温泉の館 山中座」
    (〒922-0123 石川県加賀市山中温泉薬師町ム−1 Tel: 0761-78-5523)
     
  • ポスター会場:「微笑みのお宿すゞや今日楼(こんにちろう)」
    (〒922-0127 石川県加賀市山中温泉下谷町二340 Tel: 0761-78-4848)
URL http://host-microbe.ishikawa-pu.ac.jp/hokuriku-baio/index.html
参加申込み
ポスター演題
(仮登録)締切
2015年10月7日(水)
定員95名まで
 
参加費 学生 8,000円
ポスドク・ポスマス 10,000円
社会人(ポスドク・ポスマス以外) 15,000円
※講演会参加費、宿泊費、懇親会費込
実行委員長 三沢 典彦 (石川県立大学生物資源工学研究所)
問合せ先 事務局(世話人)
〒921-8836 石川県野々市市末松三丁目570番
石川県立大学腸内細菌共生機構学寄付講座
栗原 新
TEL:076-227-7522 
E-mail: kuri711@ishikawa-pu.ac.jp

【主催】石川県立大学生物資源工学研究所、富山県立大学生物工学研究センター、福井県立大学生物資源学部
【共催】 日本生物工学会中部支部ほか

 

Published by 学会事務局 on 19 8月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年8月19日付で、第17回『「糖類ゼロ」の秘密』pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年8月19日掲載 『「糖質ゼロ」の秘密』

Fuji Sankei Business i.  2015年8月19日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 31 7月 2015

【年次大会】演題番号の通知メールについて(7月31日配信済み)

第67回日本生物工学会大会実行委員会では、2015年7月31日(金)に一般講演(ポスター発表)およびシンポジウムの講演者宛に、演題番号の通知メールをお送りしました。⇒詳しくはこちら
通知メールが届いていない方は学会事務局(info@sbj.or.jp )までお問い合わせ下さい。

Published by 学会事務局 on 29 7月 2015

【年次大会】演題番号通知メールについて(7月31日配信予定)

第67回日本生物工学会大会実行委員会では、2015年7月31日(金)にご登録いただいた発表者のアドレス宛に演題番号、発表日時、会場についての案内メールを配信する予定です。演題番号より、発表日、発表時間および会場がわかります。⇒各種演題番号の読み方はこちら

メールがお手元に届かない場合は、学会事務局までお問い合わせ下さい。なお、参加費の入金確認がとれていない方にはこの通知メールは配信されません。予めご了承ください。

メールを受け取られたらご自分の発表日をご確認のうえ各自でホテル等を手配してください。

今大会では、大会ホームページにて鹿児島市内のホテルの宿泊予約を受け付けております。参加者の皆様には、特別価格を設定しておりますので是非ご利用ください。⇒参加者専用宿泊予約サイトはこちら

【今後の予定】

  • プログラムPDF公開: 2015年8月末
  • 事前参加申込締切: 2015年9月4日(金)17:00
  • 講演要旨集発行予定日: 2015年9月25日(金)

 

Published by 学会事務局 on 29 7月 2015

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 第1回研究討論シンポジウム実施報告

第1回研究討論シンポジウム実施報告

 セルプロセッシング計測評価研究部会主催の第一回研究討論シンポジウムが2015年7月10日(18:00~23:00)に名古屋市内の旅館名龍にて開催されました。初めての試みであったにもかかわらず、アカデミック志望の学生さん数名を含む18名の若手研究者が全国から集いました。

参加者全員の研究発表によって相互理解を深めた後、研究・教育や進路などにおいて日頃から疑問に思っていることについて、学生と教員の垣根のないフランクな議論が活発に行われました。また、本学会非会員の研究者のご参加もあり、共同研究につながるようなお話しが実に気軽にできて有意義でしたとの感想をいただきました。本シンポジウムのフランクな特性は、新規会員の裾野を広げていくための一助ともなり得ると実感いたしました。そして、活発な議論は閉会後も日付が変わるまで続けられ、本会の目的である共同研究のお話も方々で行われた様子でありました。今後の発展が大いに期待さる討論会となりました。

最後になりましたが翌日の若手会・夏のセミナー2015に参加予定のところ、多くの方にご参加いただきありがとうございました。本シンポジウムに参加された皆様の今後の益々のご発展を祈念しております。

集合写真(セルプロセッシング計測評価研究部会 第1回研究討論シンポジウム)

オーガナイザー  国立循環器病研究センター 岩井 良輔
         京都大学 堀江 正信

 

►セルプロッセシング計測評価研究部会のページへ

Published by 支部:九州 on 27 7月 2015

【九州支部】2015年度九州支部市民フォーラム「生き物の力を人の暮らしに活かす~微生物から動植物まで、生物工学の新展開~」

生き物の力を人の暮らしに生かす技術を「バイオテクノロジー(生物工学)」と言います。「生き物」には,おなじみの動物や植物も含まれますが、目に見えない微生物も働いており、これらを対象に様々な研究が繰り広げられています。これらの技術が恩恵を与える「標的」が人であることを考えると、研究対象には人も含まれます。この市民フォーラムでは、これらの研究の実例を講演と実体験コーナーで生き生きと感じ取ってもらおうと準備しました。

⇒ポスターはこちらpdf2015年度九州支部市民フォーラム ポスター

  • 日時: 2015年10月31日(土)10:30~16:30
     
  • 場所:九州工業大学 飯塚キャンパス
    (〒820-8502 福岡県飯塚市川津 680-4)
     
  • プログラム:

講演の部(10:30~13:50)
10:30~    
植物の「目」の基礎研究から偶然発見した、
植物の生産性を高めるバイオテクノロジー 
……松下 智直(九州大学 大学院農学研究院 准教授)

11:10~    
遺伝子ネットワークを網羅的に解明・活用するシステム微生物学
……森 浩禎(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 教授)

13:20~    
健康な肌と血管を生み出すエラスチンの不思議
  ~伸び縮みするタンパク質の無限の可能性~
……前田 衣織(九州工業大学 大学院情報工学研究院 准教授)
 

実体験コーナーの部(14:00~16:30)
花田耕介研究室………ナズナの葉っぱを染色して、遺伝子発現を直接観察しよう!
坂本順司研究室………君も「菌」鉱を掘り当てよう!酵素パワー最強の株を寒天培地で新発見
引間知広研究室………医療の発展に貢献するヒト培養細胞を実体験
山﨑敏正研究室………脳活動(脳波)のみから「心の叫び」を解読する実体験
前田衣織研究室………投げて実感!エラスチンとコラーゲンのぷるぷる体験

  • 参加費: 無料

主催:日本生物工学会 九州支部
共催:九州工業大学 情報工学部
本フォーラムは、JSPS 科研費15HP0026 の助成を受けたものです。

  • お問合せ先:

坂本順司(九州工業大学 情報工学部 生命情報工学科 教授)
TEL: 0948-29-7823  E-mail: sakamoto@bio.kyutech.ac.jp

 

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Published by 学会事務局 on 25 7月 2015

【随縁随意】微生物学の発展と広がりの中で思うこと-松下 一信

生物工学会誌 第93巻 第7号
松下 一信

微生物学の授業を担当される方は、はじめに微生物学の成り立ちの話をされることと思います。私自身、Leeuwenhoekに始まり、Pasteurの発酵学、Kochの細菌学、そしてBeijerinckとWinogradskyの土壌(環境)微生物学が生まれ、その後の発展を通して生化学・分子生物学が生まれ、現代の生命科学(微生物学)へと発展したと説明しています。これらの微生物学は、現在それぞれ産業微生物学(応用微生物学)、医学微生物学(病原微生物学)、農業微生物学(土壌微生物学・環境微生物学)へと展開しています。一方、欧米では、これら微生物学全体を統合した微生物学会が生まれ、ASM(1935年発足;前身Society of AmericanBacteriologists、1899年)、SGM(1945年;前身Society of Agricultural Bacteriologists、1931年)、FEMS(1974年;前身1968年)などとして活動しています。しかし、日本を見てみると、同様に古い歴史をもちながら、発酵微生物は生物工学会(1992年;前身1923年)や農芸化学会(1924年)、病原微生物は植物病理学会(1918年)や細菌学会(1927年)、環境微生物は土壌微生物学会(1998年;前身1954年)や微生物生態学会(1985年)などに細かく分かれ、それぞれの学会がほぼ独立して活動を進めており、全体を統括するような微生物学会は生まれていません。

私自身は、酢酸菌を中心に発酵微生物、つまり応用微生物学の研究を進めてきました。しかし、最近の研究の中で、「発酵微生物とは」と考えてしまうことがあります。酢酸菌の分離源に遡れば、植物上で他の多くの微生物と競合しており、酢酸発酵にしろ、カカオ発酵にしろ、自然発酵系の中にあっては酵母、乳酸菌、その他多くの微生物とともにその発酵系を形成しています。最近では、昆虫の腸内にも数多くの酢酸菌が発見され、しかも昆虫の生育に重要な働きをしていることもわかってきました。動物の体内に生育し病原性を示すものまで見つかっています。それ故、酢酸菌に限らず大腸菌と言えども、人工的な発酵槽の中での生理学だけでは大腸菌を理解することはできず、自然環境の中での他の微生物との競合、植物・動物との相互作用なども含めて、その進化や生理学を見て行くことが必要となっています。微生物学全般に目を向ければ、ゲノム解析技術の急速な発展と相まって、腸内フローラの研究、根圏微生物群の研究、自然発酵・環境浄化(バイオガス生成)系のメタゲノム解析など、病原微生物・環境微生物・発酵微生物の垣根はどんどんなくなってきているように思えます。

自身の話で恐縮ですが、私は現在、山口大学の中高温微生物研究センターに所属しています。このセンターは、東南アジアなどの研究者との共同で見つかってきた耐熱性微生物を中心に研究展開するために組織されたものですが、メンバーは本学の理系全学部(農・獣医・工・理・医)から参加しています。発酵・環境・病原微生物それぞれを研究対象とするグループが交流しながら研究を進めているため、垣根を越えた共同研究も生まれてきています。

最近、生命科学研究の中で微生物学の位置付けが相対的に低下してきているように感じているのは私だけでしょうか。国内の学会は上述したように多岐に分かれていますが、昨今の微生物学研究はさまざまな分野(発酵・環境・病原・農学・工学・ゲノムなど)が相互に密接に関係して展開するようになってきていると思います。いくつかの微生物関係の学会(研究会)では共催で学会を開催することも増えているようですが、今後、国内の微生物関連学会がもっと交流を深め、時には一つの課題で連携を進めるなど横の繋がりを深めて、生命科学における「微生物学」の役割を高めるべく努力する時期にきているのではないかと思っています。


著者紹介 山口大学農学部教授(特命)・山口大学中高温微生物研究センター長

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

 

Published by 学会事務局 on 25 7月 2015

生物工学会誌 – 93巻7号

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Published by 学会事務局 on 17 7月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年7月15日付で、第16回『遺伝子組み換え技術』pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年7月15日掲載 『遺伝子組み換え技術』

Fuji Sankei Business i.  2015年7月15日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 若手会 on 03 7月 2015

【研究部会】生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会

盛会のうち終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

本年も生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会を大会2日目の夕刻に開催いたします。
皆様どうぞご参加ください。

  • 日時: 2015年10月27日(火)18:30~20:30
     
  • 会場: 城山観光ホテル 2階若手交流会会場
         (開聞の間) 変更しました→(ロイヤルガーデン)
     
  • 会費: 事前登録:一般3,000円,学生2,000円/当日受付:一般4,000円,学生2,500円
              (上記金額はすべて税込み)

混雑緩和のため,事前登録に御協力ください。
事前登録をされた方は、参加費を下記の口座に振り込んで頂けますと幸いです。

振込先:
ジャパンネット銀行・すずめ支店(002) 普通預金
口座番号: 7295996
口座名義: 生物工学若手研究者の集い

会費は当日若手交流会会場の受付でもお支払いいただけます。
 

  • 定員: 80名 変更しました→120名  
        ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加下さい。
     
  • 参加申込: 9月15日(火)までに、氏名、一般/学生の別、所属、連絡先(E-mail・TEL)をご記入の上、申込みフォームよりお申し込み下さい。折返し確認メールをお送りいたします。
     
  • 問合せ先: 日本生物工学会 若手会2015 
         二神泰基(鹿児島大学農学部)
         E-mail: futagami@chem.agri.kagoshima-u.ac.jp

►若手会Topへ

Published by 学会事務局 on 03 7月 2015

【年次大会】参加申込み受付中 締切: 2015年9月4日(金)17:00

申込受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。

第67回日本生物工学会大会の事前参加申込を受付けております。大会への参加を希望される方は、2015年9月4日(金)17:00までに事前登録をお願いします。⇒参加申込みはこちらから外部リンク

講演要旨集の発行予定日は、9月25日(金)です。参加章(懇親会に参加 される場合は、懇親会参加章も)、および領収書は、講演要旨集に同封で9月25日以降に順次発送いたします。各支払い方法の指定期日までに入金が確認でき ない場合は、事前予約が無効になり、参加章・講演要旨集は送付されませんのでご注意ください。

Published by 学会事務局 on 26 6月 2015

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Published by 学会事務局 on 25 6月 2015

【本部だより】2015 KSBB春季大会に参加して

生物工学会誌第93巻6号掲載
磯谷 敦子

韓国生物工学会(KSBB: The Korean Society for Biotechnology and Bioengineering)と日本生物工学会は学術交流を行っており、その一環として今回筆者はKSBB春季大会に参加する貴重な機会を与えていただいた。実は筆者が出発する2日前に広島空港で事故があり、参加を断念しかけたが、なんとか前日夜に振替便を手配することができた。韓国、日本双方の事務局の方には大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。

KSBB 2015 海を隔てての会場

海を隔てての会場


今年のKSBB春季大会は4月15日(水)から17日(金)まで、ヨス(麗水)市のYeosu EXPOで行われた。ヨスは韓国南部の麗水半島に位置し、海の美しい港町である。ソウルから直線距離で約300 kmあるが、KTX(韓国の新幹線)に乗れば約3時間で到着できる。文禄の役ではこの地で豊臣軍を迎え撃ったとのことで、その際使ったとされる亀甲船のオブジェがヨス駅に飾られている。2012年には国際博覧会が開催され、今回の学会はその会場で行われた。

 

KSBB春季大会は、3件のPlenary lecture、シンポジウムや一般講演を含む141件の口頭発表、20件のポスターショートプレゼン、386件のポスター発表、およびランチョンセミナーが実施された。参加者は、3日間で1541名とのことであった。学会の発表内容は、細胞工学、バイオマテリアル、バイオエネルギー、環境工学など多様であったが、今回はMarine biotechnologyに関するシンポジウムが重点的に組まれていた。日本からも複数の参加者があり、Plenarylecture では東大・片岡一則先生が講演され、International program では早稲田大・竹山春子先生、製品評価技術基盤機構・紙野圭先生、信州大・大川浩作先生が講演された。本学会からは、広島大・加藤純一先生(功績賞)がMicrobial engineering/Enzyme and protein engineering セッション、神戸大・蓮沼誠久先生(奨励賞(斎藤賞))がMetabolic engineering and Synthetic biotechnologyセッション、筆者(奨励賞(江田賞))がFood biotechnologydivision / Bioenergy and environmental biotechnologyセッションにてそれぞれ講演を行った。また、日本以外にアメリカや中国からの参加者もおられた。

KSBB会長はじめ運営の先生方、事務局の方には大変温かく歓迎していただくともに、細やかな心遣いをいただいた。大会の懇親会では、歴代会長と記念撮影をしていただいた。懇親会後には2次会をセッティングして、韓国、日本、中国の先生方との交流の場を設けていただいた。筆者は飛行機が遅れたため懇親会に参加できなかったが、遅くに到着した筆者を気遣い、2次会のためわざわざホテルまで迎えにきてくださった。研究からお酒の飲み方までいろいろな話をできたのは楽しかった。しかしもっと英語を勉強しなければ、と反省もさせられた…

最後に、お世話になったKSBBの先生方や事務局の方々、貴重な機会を与えてくださった本学会の先生方や事務局の方に心より御礼申し上げます。また、多忙な時期に快く送り出してくれた上司、同僚に感謝いたします。

 

懇親会にて 歴代会長との記念撮影

懇親会にて歴代会長との記念撮影

左から、Prof. Jeong-Woo Choi、Prof.Seung Wook Kim、Prof. Young Je Yoo
Prof. Eock-Kee Hong (現会長)、加藤純一先生、Prof. Don-Hee Park
蓮沼誠久先生、Prof. Tai Hyun Park (次期会長)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告

Published by 学会事務局 on 25 6月 2015

生物工学会誌 – 93巻6号

⇒生物工学会誌Topへ

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Published by 学会事務局 on 23 6月 2015

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 – 2015年度優秀学生発表賞に関するお知らせ

セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。

当部会では、昨年に引き続き、第67回日本生物工学会大会(鹿児島 城山観光ホテル、 2015年10月26日(月)~28日(水))において、演者として優れた一般講演発表をおこなった高専生、学部生、大学院前期課程(修士)学生に「優秀学生発表賞」を授与する企画を進めさせていただいております。

対象となるご発表は

  • 研究部会部会員より発表(候補者)について申請があること
    (会員1名につき応募数の制限はなし。候補者の過去の受賞歴は問わない)
     
  • 該当発表の共同発表者に、セルプロセッシング計測評価研究部会員(正会員)が1名以上含まれていること

を条件とさせていただきます。

エントリーされる方は、以下の内容を記載したメールをmiyamoto-ys@ncchd.go.jp(国立成育医療研究センター・宮本)までお送りください(@を半角に変換してください)。

 申請者名:

 申請者連絡先(E-mail):

 候補者名:

 候補者連絡先(E-mail):

 候補者所属:

 発表演題名(和文):

 発表著者名:

 発表要旨(学会登録に用いたもの):

なお、学会参加登録の講演要旨登録受付のメールをご転送いただいても差し支えありません。

エントリー期間は、2015年7月3日(金)~8月28日(金)と致します。

応募された方には、確認のメールをお送りいたします(確認メールをもって「優秀学生発表賞」へのエントリー完了となります)。

また、本部会にご加入でない方は、これを機に、研究部会員(正会員)として部会へのご参加をご検討いただけますと幸いです。

皆様、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。

優秀学生発表賞選考委員: 河邉 佳典 (九州大学)、宮本 義孝 (国立成育医療研究センター)

Published by 学会事務局 on 23 6月 2015

【学会賞】2015年度学会賞受賞者決定のお知らせ

会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2015年5月21日の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。 授賞式は第67回日本生物工学会大会の期間中に開催されます。皆様のご参加をお待ちしております。

授賞式

  • 日時: 2015年10月26日(月)9:00~9:40
  • 会場: 城山観光ホテル  2階 A会場(ロイヤルガーデン) (鹿児島県鹿児島市新照院町41−1) 

第34回生物工学賞

飯島 信司(名古屋大学 大学院工学研究科)
「動物における遺伝子発現の制御および有用タンパク質生産技術の開発」

第9回生物工学功績賞

福崎 英一郎(大阪大学 大学院工学研究科)
「メタボロミクスの技術開発と精密表現型解析への応用」

第9回生物工学功労賞

西尾 敏男((株) エー・イー企画)
「研究者と企業との交流の促進および本会事業運営への貢献」

第48回生物工学奨励賞(江田賞)

髙下 秀春(三和酒類(株) 三和研究所)
「大麦焼酎製造に適した焼酎酵母BAW-6の醸造適性に関する研究」

第51回生物工学奨励賞(斎藤賞)

吹谷 智(北海道大学 大学院農学研究院)
「ビフィズス菌における実用的な遺伝子変異導入系の開発」

第38回生物工学奨励賞(照井賞)

金 美海(大阪大学 大学院工学研究科)
「幹細胞の足場タンパク発現制御に基づく分化誘導プロセスの開発」

第24回生物工学技術賞 

高橋 俊成1増田 康之、吉田 和利2水野 雅史3
菊正宗酒造(株) 総合研究所、2兵庫県立工業技術センター、3神戸大学大学院農学研究科)
「生酛乳酸菌のバイオジェニックス効果に着目した米乳酸発酵飲料の開発」

第12回生物工学アジア若手賞 

Xinqing Zhao (Shanghai Jiao Tong University, China)
"Towards efficient bio-based production: new aspect of zinc for improved stress tolerance and low cost cell harvest by controlled cell flocculation"

第4回生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞)

該当者なし
 

第23回生物工学論文賞

第4回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)

  • 一瀬 桜子(東北大学 大学院農学研究科)
    「麹菌のカーボンカタボライト抑制関連因子の制御による有用物質高生産」
     
  • 榎本 詢子(横浜国立大学 大学院工学府)
    「電気化学的な原理に基づく選択的な細胞のキャッチ&リリース」
     
  • 磯﨑 勇志(三重大学 大学院工学研究科)
    「SST法に基づく立体構造認識モノクローナル抗体作製法の開発と次世代抗体医薬への応用」
     
  • 徳山 健斗(大阪大学 大学院情報科学研究科)
    「代謝シミュレーションと実験室進化実験の統合による有用発酵微生物育種の実践」
     
  • 緋田 安希子(広島大学 大学院先端物質科学研究科)
    「青枯病菌Ralstonia solanacearumの植物感染における走化性の役割の研究」
     
  • 須志田 浩稔(九州大学 大学院生物資源環境科学府)
    「多成分バクテリオシンの菌体外分泌機構の解明」

 

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Published by 学会事務局 on 23 6月 2015

2015年度(第23回)論文賞受賞論文

*はCorresponding authorを示す。 所属は論文掲載時のもの

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Published by 学会事務局 on 19 6月 2015

【JBB】2014 Impact Factor 1.884

トムソン・ロイター(Thomson Reuter)より、Journal Citation Reportsの2014年版がリリースされました。Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) のインパクトファクター値(IF)は、1.884(2013年は1.869)で過去最高となりました。

5-Year Impact Factorは2.032(2013年は1.979)、Eigenfactor Scoreは0.00996(2013年は0.00986)、Article Influence Scoreは0.517(2013年は0.491)といずれも上昇しました。

英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

 


2015 Release of Journal Citation Reports with "Source: 2014 Web of Science data."
Journal Citation Reports is a registered trademark of Thomson Reuters. All rights reserved.

 

 

Published by 学会事務局 on 17 6月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年6月17日付で、第15回『オミクス、「まるごと分析」からわかるサイエンス』pdfが掲載されました。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年6月17日掲載 『オミクス、「まるごと分析」からわかるサイエンス』

Fuji Sankei Business i.  2015年6月17日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 支部:中部 on 15 6月 2015

【中部支部】2015年度 日本生物工学会中部支部例会

2015年度 日本生物工学会中部支部例会を下記の要領で開催いたします。
参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。

日時: 2015年9月4日(金) 13:00~
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)
参加費: 無料(交流会参加費 一般 4,000円 学生 2,000円)

プログラム:

  • 13:00 はじめに………伊藤 伸哉(支部長、富山県立大学 工学部)

【招待講演】

  • 13:05 
    「ホットメルト質量分析イメージングによる脳細胞活動の測定と薬物動態解析への応用」
    ……澤田 誠(名古屋大学 環境医学研究所)
     
  • 13:50 
    「無細胞タンパク質合成系と生細胞発現系を駆使した活性タンパク質合成法とスクリーニング手法」
    ……中野 秀雄(名古屋大学大学院 生命農学研究科)
     
  • 14:35 
    「化学反応性分子と生体分子からつくる刺激応答性材料」
    ……池田 将(岐阜大学 工学部 化学・生命工学科)

 

【若手講演】15:30~  若手研究者(PD、博士後期学生)に8名よる講演(各15分を予定)

  • 17:30(予定) おわりに

※当日出席の中部支部幹事による投票を行い優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与致します。
 

<交流会>
時間: 17:30~19:00(予定)
場所: 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F)
形式:バイキング形式
会費(税込): 一般4,000円、学生2,000円

参加申込:
講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、なるべく8月28日(金)までに下記(清水)までメールにて連絡、または申込フォームから参加申込みをお願いいたします。

申込先・連絡先:
名古屋大学大学院工学研究科 清水一憲
Tel: 052-789-3213
E-mail: shimizu@nubio.nagoya-u.ac.jp

 

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Published by 学会事務局 on 12 6月 2015

【会長挨拶】五味 勝也(2015年6月)

新会長を拝命して

日本生物工学会 会長 五味勝也この度、日本生物工学会会長という大任を拝することになりました東北大学大学院農学研究科の五味勝也でございます。あらためて私と生物工学会との関わりについて思い起こしますと、大学院修士課程修了後に国税庁醸造試験所に配属になった30数年前に、大阪の日本生命中之島研修所における年次大会に参加するため本会(当時は日本醗酵工学会)に入会してからのお付き合いになります。中之島研修所は宿泊所も兼ねており、自分の部屋から直接会場に行くことができて非常に便利だったのを懐かしく思い出します。その当時はまだ大会での発表数や会員数もそれほど多くなかったかと思いますが、その後のバイオテクノロジー関連の研究分野の拡大に伴い、年次大会の発表数は750件、会員数は一般会員・学生会員合わせて3000名を越えるような大きな学会に発展してきました。

このような発展を遂げ、設立後90有余年の伝統を誇る由緒ある学会の会長の役を担うとなると、私自身がその重責に耐えられるかどうか不安に感じることも事実です。ただ、大役を任された以上気を引き締めて今後の2年間の学会運営に一生懸命努力していきたいと思っています。当然のことながら、私一人の力でなし得ることは限られており、強力な理事や支部長などの執行部の方々のご協力を仰ぎながら、また代議員をはじめ会員の皆様のお力添えをいただきながら、本会の発展のためにお役に立てればと思っております。

さて、生物工学会は4年ほど前に飯島元会長とその執行部のご尽力により公益法人化への移行がスムーズに完了致しました。また、原島元会長のもと創立90周年記念事業が成功裡に執り行われ、100周年に向けて順調なスタートを切ることができました。しかし、生物工学会を取り巻く諸般の情勢は決して楽観視できるものではありません。そのような状況に鑑み、過去2年間においては園元前会長の強力なリーダーシップのもと、10年間の行動目標が掲げられました。そこには、3つのアクションプラン(1. 学会を維持運営するための財政基盤の確保(財政健全化)、2. 公益目的事業の企画・明確化と寄付文化の醸成(公益と寄付)、3. 年代・職種が異なる会員間の交流促進(交流・連携))を基本として、7つの具体的な重点項目(1. 斬新な学会活動の企画、2. 産学連携の推進、3. 地域社会への貢献、4. 会員サービスと事業活動の積極的な広報、5. 国際交流、国際展開の推進、6. バイオ産業を担う学生の教育活動の推進、7. 若手会員の学会運営への参画促進)が設定されています。前執行部ではその達成目標に向かって鋭意取り組んでまいりました。特に、喫緊の課題としてあげられたアクションプラン1の学会の財政健全化に関しては、会議関係費や委員手当ての削減、英文誌の掲載料の値上げなど大ナタが振るわれ、当面の財政基盤の確保はできたものと考えています。ただ、学会活動のさらなる活性化を考えると予算の拡充措置を考えるべき項目があります。加えて、将来的な状況変化が見通しにくいこともあり、今後も不断の検討が必要と思っています。

私は園元前会長の執行部でサポート役の副会長として、これらの課題に取り組んでまいりました。しかし、2年間という短期間で必ずしもすべての課題について目標を達成できたというわけではありません。このような中で会長を拝命することになった私の大きな使命の一つは、前会長の方針を引き継ぎ、設定された課題解決を目指して尽力することにより、100周年さらには次の時代に向かって、学会を発展させるための基盤を固めることではないかと認識しています。したがって新執行部として新たな基本方針を掲げることは敢えてせず、今後の2年間は前執行部で取り上げた3つのアクションプランと7つの重点検討項目について、残された目標の達成に向けて引き続き一生懸命取り組んでいく所存です。このような取組みを効率的かつ効果的に実施するため、前執行部で取り入れた新運営体制(庶務・会計の一体化、各職務複数制の理事による職務の継続性と負担軽減など)のもとで活発な議論を重ねながら、それぞれのミッションを果たせるように努力したいと考えています。

最後に重ねてのお願いで申し訳ありませんが、会員の皆様方や事務局の皆様のご協力なしでは生物工学会の発展は到底考えられません。皆様のご協力とご鞭撻を心よりお願い申し上げますとともに、忌憚のないご意見ご助言をいただければありがたく存じます。

2015年6月
日本生物工学会会長
五味 勝也

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Published by 支部:北日本 on 09 6月 2015

【北日本支部】2015年度生物工学会北日本支部仙台シンポジウム「北日本から世界に発信する環境保全のためのバイオテクノロジー」

日時 2015年9月4日(金)13:00~17:00
場所 エル・パーク仙台 5階 セミナーホール1・2
(仙台市青葉区一番町4-11-1 141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5階)
参加費 無料
懇親会 18:00~ 仙台小田急ビルB1階「ブレアハウス」にて開催予定です。
懇親会会費: 4,000円(税込)
参加申込 こちらの申込フォームに必要事項を記入し、お申し込みください。
(シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込み下さい。)
申込み締切 2015年8月25日(金) ⇒8月31日(月) <延長しました!>
問合せ先 日本生物工学会北日本支部
支部長: 中山 亨(東北大学) E-mail: nakayama@seika.che.tohoku.ac.jp
担当幹事: 遠藤銀朗(東北学院大学)E-mail: gendo@mail.tohoku-gakuin.ac.jp

主催: 公益社団法人日本生物工学会北日本支部
共催: 東北地域バイオインダストリー振興会議(TOBIN)、日本農芸化学会東北支部

プログラム

  • 13:00~13:05  開会の辞…………中山 亨(日本生物工学会北日本支部 支部長)

【シンポジウム】

  • 13:05~13:40
    「葉緑体機能改変によるステイグリーン植物の創出」
              …………………田中 歩(北海道大学低温科学研究所)
     
  • 13:40~14:15
    「根圏微生物共生系を活用した高次植生バイオプロセスの開発」
            …………………森川 正章(北海道大学大学院地球環境科学研究科) 
     
  • 14:15~14:50
    「PCB分解細菌の転写制御機構の解明と高効率分解菌の作製」
            …………………宮内 啓介(東北学院大学工学部)
     
  • 14:50~15:00  休憩
     
  • 15:00~15:35
    「環境保全型農業を支えるコンポストの製造技術と利用の取り組み」
            …………………宮竹 史仁(帯広畜産大学地域環境学研究部門)
     
  • 15:35~16:10
    「途上国の水と衛生,感染症のリスク」
            …………………渡部 徹(山形大学農学部)
     
  • 16:10〜16:45
    「途上国が適用可能な水処理技術の開発と展望」
            …………………久保田 健吾(東北大学大学院工学研究科)

【総合討論】

  • 16:50~17:15
    「北日本発の環境バイオ技術を世界に向けてどう発信するか」
    司会: 遠藤 銀朗(東北学院大学工学部)

 

  • 17:15~17:20  閉会の辞…………五味 勝也(日本生物工学会 会長)

 

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Published by 学会事務局 on 09 6月 2015

【JBB】新編集委員会発足のお知らせ

英文誌編集委員会では、2015年6月1日に加藤純一教授(広島大学)が新編集委員長に就任し、新体制が発足しました。

  • 加藤 純一(編集委員長・広島大学大学院先端物質科学研究科)
  • 赤尾 健 (酒類総合研究所)
  • 荒川 賢治 (広島大学大学院 先端物質科学研究科)
  • 井上 謙吾 (宮崎大学農学部 応用生物科学科)
  • 岡村 好子 (広島大学大学院 先端物質科学研究科)
  • 河原 正浩 (東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻)
  • 河原崎 泰昌 (静岡県立大学 食品栄養科学部)
  • 境 慎司 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)
  • 座古 保 (愛媛大学大学院 理工学研究科)
  • 滝口 昇 (金沢大学 理工研究域自然システム学系)
  • 柘植 丈治 (東京工業大学大学院 総合理工学研究科)
  • 中村 史 (産業技術総合研究所)
  • 西島 謙一 (名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻)
  • 野田 尚宏 (産業技術総合研究所)
  • 野村 暢彦 (筑波大学大学院 生命環境科学研究科)
  • 福﨑 智司 (三重大学大学院 生物資源学研究科)
  • 本田 孝祐 (大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻)
  • 松田 史生 (大阪大学大学院 情報科学研究科)
  • 山地 秀樹 (神戸大学大学院 工学研究科 応用化学専攻)
  • 山田 修 (独立行政法人酒類総合研究所 醸造技術基盤研究部門)
  • 吉野 知子 (東京農工大学大学院 工学研究院 生命機能科学部門)
  • 渡辺 昌規 (山形大学農学部食料生命環境学科)

前編集長高木昌宏先生のリーダーシップのもと、Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)の国際的な認知度はますます向上し、2013年のJBBのインパクトファクター値(IF)は、1.869 で過去最高となりました。英文誌編集委員会では、今後もJBBのさらなる飛躍を目指して編集委員一同努力してまいります。

JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

 

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Published by 支部:九州 on 05 6月 2015

【九州支部】第22回日本生物工学会九州支部宮崎大会

第22回日本生物工学会九州支部宮崎大会を宮崎大学農学部にて下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。

日時 2015年12月5日(土)10:00~19:00
場所 宮崎大学 農学部講義棟(木花キャンパス:宮崎市学園木花台西1丁目1番地)
宮崎大学キャンパスマップpdf
会場案内図(部屋配置図)pdf
アクセス
プログラム 【一般講演⇒プログラムはこちら
  • A会場(202教室)10:00~11:48、15:00~17:12
  • B会場(205教室)10:00~11:48、15:00~17:00
  • C会場(103教室)10:00~11:48、15:00~17:12
【学生賞審査講演】⇒プログラムはこちら
  • D会場(109教室)10:00~11:15、15:00~16:00
【評議員会】評議員会室(203教室)12:00~13:00

【特別講演】特別講演会場(206教室)13:10~14:50

「麹菌のアミラーゼ生産制御に関わる転写因子研究の新展開」
…五味勝也(東北大学大学院農学研究科・日本生物工学会会長)

「エタノール生産性大腸菌KO11 ~その開発から実用化まで~」    
…太田一良(宮崎大学農学部)


【ミキサー】宮崎大学生協食堂17:30~19:00(参加費無料)
申込み締切 2015年10月2日(金)必着
講演要旨締切日 2015年11月6日(金)必着
参加費 一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む)
その他
  • 大学生協食堂は営業しています。ご利用下さい。
  • ミキサーの後は、宮崎駅方面行きのバスを1台チャーターしています。ご利用下さい。
問合せ先 宮崎大学農学部応用生物科学科    
日本生物工学会九州支部宮崎大会実行委員長 太田一良
〒889-2192 宮崎市学園木花台西1丁目1番地
TEL&FAX. 0985-58-7217
E-mail: k.ohta@cc.miyazaki-u.ac.jp

演題募集

講演申込み要領

九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、送信時の件名は「第22回支部大会/発信者名」としてください。

  1. 講演題名
  2. 発表者:氏名(ふりがな)、(所属略称)、連名の場合は講演者に○印
  3. 連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、電話、Fax、E-mailアドレス
  4. 学生賞審査希望の有無

【学生賞】
学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞希望(修士の部・博士の部)と明記してください。
審査を希望する学生は修士、博士の部、各研究室1名ずつに限ります。

(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PCは講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。

  • 申込み先
    宮崎大学農学部応用生物科学科 日本生物工学会九州支部宮崎大会実行委員会
    担当:吉田ナオト E-mail: a04109u@cc.miyazaki-u.ac.jp

    受信後、確認のメールをお送りします。また、講演要旨集執筆要領をお送りします。

併設シンポジウムについて(九州支部共催)

「微生物学の新たな発展、ゲノムから機能・実用に関する九州シンポジウム」

【日時】2015年12月6日(日)13:15~7日(月)15:00
【会場】ANAホリデイ・イン リゾート 宮崎

 

 

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Published by 支部:九州 on 05 6月 2015

《九州支部共催》">【関連行事】微生物学の新たな発展,ゲノムから機能・実用に関する九州シンポジウム〈宮崎〉《九州支部共催》

日時 2015年12月6日(日)13:15~12月7日(月)15:00
会場 ANAホリデイ・イン リゾート 宮崎(宮崎市青島1丁目16 番1号)
参加申込み
発表演題申込み締切
2015 年 9 月 30 日(水)
 
発表要旨締切 2015年 10 月 30 日(金)
参加費 (一般)参加費: 3,000円 交流会参加費 1,000円
(学生)参加費: 1,500円 交流会参加費 500円
申込み 開催案内および発表申込み募集案内pdf
⇒申し込み様式(PDF/ Word
実行委員会事務局 九州大学大学院 農学研究院
極限環境微生物ゲノム機能開発講座
〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10 -1
Tel/Fax: 092-642-7609  
E-mail: microbialsympo@agr.kyushu-u.ac.jp

共催: 日本生物工学会九州支部ほか

 

Published by 支部:中部 on 03 6月 2015

【中部支部】第4回CHUBU懇話会

多数の方にご参加いただき、大変好評をいただいている「CHUBU懇話会」も今年で4回目です。日本生物工学会中部支部では昨年に引き続き、企業見学・セミナー・懇親会をセットにした「第4回CHUBU懇話会」を以下の通り開催いたします。今回の開催地は「北陸新幹線」開業で今ホットな富山。アステラスファーマテック株式会社様のご協力のもと、富山市にあるアステラスファーマテック株式会社 富山技術センターにおいて、以下の日時・内容で開催予定です。会員・学生の皆様、是非ご参加ください。⇒印刷用ポスターpdf (701KB)
 

  • 日時:2015年8月21日(金) 13:30~19:00第4回CHUBE懇話会ポスター 
     
  • 場所:アステラスファーマテック株式会社 富山技術センター
        (〒930-0809 富山県富山市興人町2−178)

    当日「富山駅」および「アステラスファーマテック株式会社 富山技術センター」間の無料の送迎バスを準備いたします。
     
     ♦ 集合場所: JR富山駅、あいの風とやま鉄道富山駅
            北口(正面南口ではありません)
     ♦ 集合時間: 13:00

     
  • 内容:(以下は予定)

【講演会】

13:30~14:10
画像情報処理技術を用いた再生医療における細胞品質管理
…加藤竜司 氏(名古屋大学)

14:10~15:00
再生医療の産業化と国際標準化が果たす役割
…柳田 豊 (アステラス製薬株式会社) 

 

【企業見学】15:20~17:00

アステラスファーマテック株式会社 富山技術センター

【懇親会】17:30~19:00

富山県民会館8F 富山電気ビルレストラン(講演会場よりバスで移動)
 

  • 参加費(税込): 講演会 無料      
             懇親会 一般4,000円/学生2,000円(当日会場にてお支払ください)
     
  • 定員: 50名(定員になり次第締め切ります)
     
  • 申込み方法:申込フォームに必要事項(氏名、所属、一般・学生の別、E-mail、連絡先(Tel)および懇親会参加の有無)を明記の上、お申し込み下さい。
     
  • 担当委員
    生物工学会中部支部庶務幹事:戸田 弘(富山県立大学) htoda@pu-toyama.ac.jp
    生物工学会中部支部編集委員:清水一憲(名古屋大学) shimizu@nubio.nagoya-u.ac.jp
     

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Published by 学会事務局 on 03 6月 2015

【年次大会】講演要旨登録受付中  締切: 7月1日(水)正午

講演要旨の受付は終了いたしました。多数のお申込ありがとうございました。

第67回日本生物工学会大会(2015)の一般講演(ポスター発表)、およびシンポジウム要旨登録の受付を開始しました。

講演要旨登録の受付期間: 2015年6月3日(水)~7月1日(水)正午

締切(7月1日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

  • 般講演の要旨登録をお考えで本会未入会の方は、早急にWeb上で入会の手続きを行い、2015年会費(正会員9,800円・学生会員5,000円)の納入をお願いいたします。お急ぎの場合は下記口座をご利用下さい。

振込先: 三菱東京UFJ銀行
茨木支店 普通口座 3793590
公益社団法人 日本生物工学会

入金の確認が取れ次第、大会参加申込みに必要な会員番号をメールにてお知らせいたします(入会手続きには約1週間ほどかかります)。⇒入会申し込みはこちらから

  • 本会に既に入会済みで、本年度会費未納入の方も速やかにご納入ください。入金の確認が取れ次第、会員番号が有効化され、会員価格での参加申込みが可能になります。
  • シンポジウムで講演される方は、オーガナイザーの指示に従って要旨の登録、および大会への参加申込をしてください。

講演申込みの手順はこちら
 

Published by 学会事務局 on 01 6月 2015

Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 120 (2015)

Vol. 120 (July–December 2015)

JBB Vol. 120 表紙画像

Magnified merged CLSM images of Peyer’s patch sections stained with anti-dengue, anti-M cell complement receptor antibody (C5aR, red),
M cell-specific antibody (NKM 16-2-4), and WGA. There were well-defined patches of overlap between sections stained with anti-dengue antibody (green), M-cell specific lectin (red), and anti-M cell antibody (purple) in the merged image, which indicate that the Tet-EDIII-Co1 protein bound to M-cells, particularly to the C5aR receptor, on the M cell surface.

For more information regarding this work, read the article: Nguyen, N.-L. et al., “Expression and characterization of an M cell-specific ligand-fused dengue virus tetravalent epitope using Saccharomyces cerevisiae“, J. Biosci. Bioeng., volume 119, issue 1, pages 19–27 (2015).



⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

Published by 支部:関西 on 26 5月 2015

【関西支部】第107回醗酵学懇話会 – 講演要旨

日時 2015年8月20日(木)13:30~19:00
<講演>13:30~15:40(途中10分休憩有り)
場所 サントリーワールドリサーチセンター
京都府相楽郡精華町精華台8-1-1  Tel: 0774-66-1110
参加費 1,000円(税込)/学生 無料

講演要旨

  • 「意外と知らない硫黄同化を最大限に利用した有用物質生産」

     奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科  大津 巌生

生 物にとって炭素、窒素、硫黄は三大元素である。炭素源や窒素源が複数存在する場合、生物は、より好ましい栄養源を優先的に利用し代謝する機構が備わってい る。これはより効率的な代謝(同化、異化)が可能な栄養源を選択的に利用することで細胞の増殖速度を高め、生育する環境下でより早期に占有し、他の生物よ り優位な状況を確立するための生物の巧みな生存戦略の一つである。しかし、硫黄源の選択的利用に関する報告はなく、その機構については理解されていない。 そこで大腸菌における硫黄の選択的利用機構を利用したアミノ酸(システイン, エルゴチオネイン)発酵生産への応用について最新の情報を報告する。これらの知見を用いて、硫黄バランスで健康チェック可能なシステムの構築について紹介 する。
 

  • 「増殖非依存型バイオプロセスによるバイオ燃料・グリーン化学品生産」

     地球環境産業技術研究機構バイオ研究グループ  乾 将行

バ イオマス資源からのバイオ燃料やグリーン化学品製造を行う新規産業を意味するバイオリファイナリー社会の実現が近づいている。このような背景の下、 RITEではリグノセルロース系バイオマスを原料として、有用工業微生物コリネ型細菌を用いたバイオ燃料・グリーン化学品製造技術開発を行ってきた。我々 は、このコリネ型細菌が還元条件下では、増殖は抑制されるものの代謝機能は維持され、糖類を代謝し有機酸を効率よく生成する現象を見出した。これを基に、 高効率バイオプロセス“増殖非依存型バイオプロセス”の開発を進めている。本講演では、該バイオプロセスを用いた各種バイオリファイナリー製品の生産技術 開発の現状と今後の展望について紹介する。
 

  • 「光合成機能を向上させた形質転換植物による代謝・形態形成制御機構の解明」

     近畿大学農学部バイオサイエンス学科  田茂井 政宏

光 合成の過程において、カルビン回路により大気中のCO2を固定してショ糖やデンプンに変換するまでに多くのプロセスを含んでおり、ソース(光合成)能力、 シンク(貯蔵)能力および転流能力のバランスによって植物の炭素代謝は成り立っている。従って、植物の収量を増大させるにはこれらをバランス良く強化する ことが望ましいが、まずは光合成能力を向上させることが最も重要となる。一方、光合成により葉で作り出した糖と、根から吸収した窒素は、いずれもアミノ酸 などの主要な構成成分であり、植物細胞における炭素・窒素代謝物の相対量比(C/Nバランス)は厳密に制御を受けている。そこで、光合成炭素代謝に関連し た酵素遺伝子を導入した形質転換植物を用いて、光合成能およびソース・シンク器官の炭素代謝、さらには窒素代謝、形態形成などに及ぼす影響を検討し、光合 成増大および生育促進に関連する因子を網羅的に解析した結果について紹介する。
 

  • 「ホップ品質に影響を及ぼす栽培要因の制御」

     サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部  松井 宏夫

ホッ プは麦芽・酵母と並んでビールにとって重要な原料である。ビール品質の苦味、香り、コクへの寄与が知られており、これらホップ由来の香味を制御する手段と して、品種の選択、ペレット・エキスなどの加工形態の選択、また、煮沸工程での投入タイミングの設定、酵母種の選択や発酵条件の検討が行われている。しか しながら、ホップは農作物であるためこれらを調整するだけでは狙いのビール品質を安定的に造りこむことは難しい。ホップ品質に影響を及ぼす要因として、気 温・雨量・土壌などの環境要因、株齢や栽培方法などの作業要因が挙げられる。本報告では、これら要因の中で制御可能である作業要因がホップ品質に及ぼす影 響について紹介する。

 

関連記事:【関西支部】 第107回醗酵学懇話会(2015/8/20)


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Published by 支部:関西 on 26 5月 2015

【関西支部】第107回 醗酵学懇話会

盛会のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちらpdf

日本生物工学会関西支部では、第107回醗酵学懇話会を以下の通り開催いたします。

  • 日時 2015年8月20日(木)13:30~19:00
     
  • 場所 サントリーワールドリサーチセンター
       (〒619-0238 京都府相楽郡精華町精華台8-1-1)     
        Tel: 0774-66-1110  ⇒アクセスマップpdf
      
  • 講演(13:30~15:40 途中10分休憩有り)⇒講演要旨はこちら

    「意外と知らない硫黄同化を最大限に利用した有用物質生産」 
     ……大津 巌生(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)

「増殖非依存型バイオプロセスによるバイオ燃料・グリーン化学品生産」 
 ……乾 将行(地球環境産業技術研究機構バイオ研究グループ)

「光合成機能を向上させた形質転換植物による代謝・形態形成制御機構の解明」 
 ……田茂井 政宏(近畿大学農学部バイオサイエンス学科)

「ホップ品質に影響を及ぼす栽培要因の制御」 
 ……松井 宏夫(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部)
 

  • 見学(16:00~17:00) 国立国会図書館(京都府相楽郡精華町精華台8−1−3)
     
  • 懇親会(17:20~19:00) サントリーワールドリサーチセンター食堂
     
  • 定員 100名(定員になりしだい締め切ります)
     
  • 参加費 1,000円(税込)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 懇親会会費 2,000円(税込)/学生 1,000 円(税込)(当日会場にてお支払い下さい)
     
  • 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して、WEBのお申込フォーム、または、下記の申込み・問合せ先にFaxまたはE-mailでお申し込み下さい。
     
  • 申込み・問合せ先
    〒630-0192 生駒市高山町8916-5
    日本生物工学会 関西支部庶務担当 加藤 晃
    TEL: 0743-72-5461 FAX: 0743-72-5469
    E-mail: kou@bs.naist.jp
     
  • 交通

    【大阪方面から】
    近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘駅」より
    →奈良交通バス(1時間に4~5本あります)に乗り換え約15分 
    →「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分

    【京都方面から】
    近鉄京都線「新祝園駅」又はJR学研都市線「祝園駅」より
    →奈良交通バス(1時間に5~6本あります)に乗り換え約10分
    →「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分/「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分


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Published by 支部:東日本 on 25 5月 2015

【東日本支部】2015年度 生物工学フォーラム「来たる高齢化社会に向け生物工学が貢献できること」

「高齢化社会到来の問題」には、介護、医療、生産年齢人口の減少、さらには連動する少子化の発生ばかりでなく、非常に多岐にわたる複雑な事象が含まれており、我が国の今後の発展にも暗い影を落としている。このような問題を解決する足掛かりの1つのキーが「健康長寿」であり、高齢者が元気に就労して経済的に自立することで、若者世代への負担軽減やそれに伴う良好な経済発展が見込めると考えられている。

本フォーラムでは、生物工学の近隣領域に位置し身近な話題である「健康長寿」に関して、「商品開発(モノづくり)」、「栄養生化学・医学」、「キノコ学」、あるいは「運動生理学」的観点からの講演を拝聴する。「健康長寿研究」と各人の研究との新規接点を探るキッカケとなるだけでなく、ご参加頂いた皆様が健康的な研究生活を継続するための一助となれば幸いである。

日時 2015年7月24日(金)13:00~
場所 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール (文京区弥生1-1-1)
プログラム
  • 13:00~13:10
    開会の辞…徳田 宏晴(東京農業大学)
     
  • 13:10~13:50
    「生体データを統計解析で健康指標に」
    -計測を発展させてきたタニタの商品開発と取り組み-

    …西澤(児玉)美幸((株)タニタ開発部)
     
  • 13:55~14:35
    「お酒でテロメアが縮む?」
    …相田 順子(東京都健康長寿医療センター)
     
  • 14:35~14:55 休 憩
     
  • 14:55~15:35
    「きのこの多機能性を科学する」
    …江口 文陽(東京農業大学)
     
  • 15:40~16:20
    「高齢化に対処する新栄養学への生物工学の応用」
    …香川 靖雄(女子栄養大学)
     
  • 16:25~17:05
    「三浦家の元気の秘密」
    …三浦 豪太(プロスキーヤー/順天堂大学)
     
  • 17:05~17:25
    総合討論・閉会の辞…石井 正治(東京大学)
     
  • 17:40~19:40 懇親会
参加費 フォーラム
  • 会員(含: 所属先が賛助会員あるいは協賛団体の方): 2,000円(税込)(含: 要旨集代込)
  • 一般(非会員): 4,000円(税込)(含:要旨集代)
  • 学生: 無料(要旨集は有料(500円、税込))
【懇親会】
  • 会員・一般: 3,000円(税込)
  • 学生:1,000円(税込)
(参加費は当日、受付にてお支払いください。)
事前登録締切 2015年7月17日(金)17:00
※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
申込方法 こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TELおよび懇親会参加の有無)を明記してお申込みください。
申込・
問合せ先
日本生物工学会 東日本支部
支部長: 石井 正治(東大)
E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

担当幹事: 徳田 宏晴(東農大)
E-mail: tokuda@nodai.ac.jp

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Published by 学会事務局 on 25 5月 2015

【随縁随意】喜んでばかりはいられない?-正田 誠


生物工学会誌 第93巻 第5号
正田 誠

2014年のノーベル物理学賞は3名の日本人に与えられた。受賞者ならびに関係者の喜びは大変なものであろう。私自身も、2000年に白川英樹先生がノーベル化学賞を授与されたときのことを思い出した。先生は私が奉職していた研究所において伝導性ポリマーを発見し、その功績で受賞されたが周囲の盛り上がりは大変なものであった。重厚なメダルを直接拝見でき、受賞にまつわる各種のエピソードが披露された。中でも先生は自分が必ずしも優秀な学生でなかったことを独白され、これが多くの若い研究者や大学院生に研究意欲を高揚させたことも確かである。

最近のノーベル賞受賞者は、他の追従を許さない程に群を抜いた秀才タイプというよりも、粘り強く一つのことをやり遂げるタイプの人が多い。今回の青色LEDも2000年の伝導性ポリマーも、実用化に非常な困難がともなっていたが、諦めずに20年近く奮闘した成果である。こうした努力の報いとして「幸運の女神がほほえんだ」ことも共通している。

今後も日本において研究の発展と成果が期待されるが、いくつかの課題もある。思いつくまま列挙してみる。まず今までのノーベル賞受賞者は必ずしも研究環境に恵まれていたとは言えない。むしろ逆境の中で出された成果である。現在は科学技術基本法が成立して以来、数十兆円の税金が使われ、研究費および研究環境も充実して恵まれた状況と言える。こうした良い研究環境からノーベル賞が輩出されることが望まれるが、研究費の分配方法や費用対効果などについて批判があることも事実である。日本の科学技術政策の方向性について、厳しい議論がなされる必要がある。

日本人は新たな問題を提起したり、仮説を立てることが苦手である。海外の情報と動向をいち早く察知して、類似の課題を提案したり、いち早く仮説を証明してきた。海外のノーベル賞受賞者から「感謝」されている研究者も多い。こうした体質は、実質がなくても、プレゼンテーションがうまい人が目立つという結果を生む。今後は大きなブレークスルーを生み出す新しい概念や方法を提示する能力が望まれる。研究を推進する上で若い人の力が必須である。実は次の時代を担う優秀な高校生が日本の大学を選択しなくなっている。日本人の海外留学者数が全体としては減少しているが、それは「安心、安全」を重視する内向な若者が増えたことと、海外の厳しさが分かってきたことによろう。しかし、トップクラスの若者にとって今後20–30年間、日本が人生を賭けるに値する国であるのか疑問視しているとすると、今後の日本の科学技術の発展に大いに影響するであろう。すでに優秀な野球やサッカーの選手が海外に出て活躍しているし、海外の国籍を取得して活躍している研究者もいるが、今後は若い優秀な頭脳が流出し続けることが心配である。

日本人の頭脳流失を補うために、海外から優秀な若者を受け入れることにした結果、大学が主にアジアの国に事務所をおき、宣伝活動を活発化するに至っている。果たして優秀なアジアの若者が日本を目指してやってくるであろうか。障害の一つが日本語という言葉である。仮に日本語が堪能であっても日本の企業には就職しにくいばかりか、将来の昇進に関して必ずしも平等ではない。私の研究室を出て、日本で職を得た外国人は、日本社会のflexibilityの少なさへの不満を国内外に発信している。私自身、海外の大学に授業に出かけ、授業後のfree talkingにおいて学生の本音を聞き出すと、彼らは欧米志向であることを正直に言う。特に優秀な学生は日本に関する正確な情報を持ち合わせており、彼らが日本を遠ざけているこうした要因を是非改善すべきである。

最近は火山噴火などの自然災害の予想も頻繁に報道されているが、こうした情報が外国人学生に対して、留学先としての日本の魅力をさらに失うことになるのではないかと危惧している。


著者紹介 東京工業大学名誉教授、エイブル株式会社顧問

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 5月 2015

生物工学会誌 – 93巻5号

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Published by 学会事務局 on 22 5月 2015

【本部より】生物多様性条約・名古屋議定書に関する要請書

生物資源を利用する研究開発やその産業化に多大な影響を及ぼすおそれが指摘されている「生物多様性条約・名古屋議定書」の批准について、政府に対し慎重な対応を求める要請書を日本農芸化学会と連名で担当4大臣あて提出しました。

 

Published by 学会事務局 on 20 5月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年5月20日付で、第14回「バイオ医薬品」pdfが掲載されました。次回は、2015年6月17日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年5月15日掲載 「バイオ医薬品」

Fuji Sankei Business i.  2015年5月15日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 13 5月 2015

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会
 第1回研究討論シンポジウム開催のお知らせ

⇒活動報告はこちら

この度、セルプロセッシング計測評価研究部会主催の新しい試みとしまして、『研究討論シンポジウム』と題しました合宿型研究会を企画致しました。

日時は、7月10日 (金)(生物工学若手会 夏のセミナー2015[名古屋、7月11日 (土)~12日 (日)]の前日)、場所は、名古屋市内の旅館名龍を予定しております。

本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様が学会以外でよりフランクにご自身の研究活動のみならず、興味のある研究や分野について討論する機会を設けることで、研究部会の活性化と、共同研究などの促進を目指すものであります。

内容としては、ご参加いただいた方に自己紹介も含め現在の研究内容やご興味のある研究課題などを口頭にてご発表いただきます。
また、オーガナイザーの方でも議論いただきたいテーマをいくつかご用意させていただく予定です。
ご発表いただいた研究内容について、自由闊達に議論いただければと思っております。
本会を通じて、同じ部会に所属する研究者同士のコミュニケーション強化と、研究内容の理解を図ることで、本研究部会や生物工学会発の新たな研究や研究チームが生まれるのではないかと考えております。

是非とも、参加申し込み方法をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
→プログラム詳細・申込み方法はこちらpdf

また、本シンポジウムは共同研究や部会運営、さらには研究室運営までの幅広い議論を目的としておりますので、基本的に学生の参加は不可とさせていただきたく存じます(但し、アカデミック志望の学生の方はご参加いただけます)。このため、ご研究室のみならず知人の研究者の方などで本学会や部会にご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただき、奮ってご参加をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。

なお、本シンポジウムは部会の若手研究シンポジウムの後に企画しております。
そちらと合わせてご参加いただけますと、
若手研究シンポジウム⇒本会⇒研究者交流会(加えて企画いたしております)⇒夏のセミナーという一連の充実した時間をお過しいただけるかと存じます。

初めての試みとなりますので、色々と至らない点があるかと存じますが、皆様の暖かいご支援を賜れますと幸いに存じます。

オーガナイザー: 堀江 正信(京都大学)、岩井 良輔(国立循環器病研究センター)

 

⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 01 5月 2015

【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会
第7回若手研究シンポジウム開催のお知らせ

⇒活動報告はこちら

この度、7月10日(金)にセルプロセッシング計測評価研究部会主催のシンポジウム開催を予定しております。生物工学若手会 夏のセミナー2015(名古屋、7月11日 (土)~12日 (日))の前日に名古屋大学東山キャンパス内(未定)で開催されます。

例年、夏のセミナー後に開催しておりましたが、今年度は前日から名古屋駅付近の宿泊施設にて本部会の合宿が企画されております(詳細は5月半ばに公開予定です)。そちらと合わせてご参加いただけると、夏のセミナーまで充実した時間を過ごせる予定になっております。

本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様のご研究において、大きな貢献をされていると思われる博士後期課程学生およびポスドク研究者の研究を奨励し、表彰の機会を設けることで、研究部会の活性化と、生物工学会を牽引する若手研究者の自覚と育成を、目指すものであります。

シンポジウム内容としては、若手の研究発表が中心となってしまいますが、本会を通じて、次世代を担う若い世代の研究者のアクティビティーを知っていただき、表彰を通じて発表する若手研究者に本研究部会や生物工学会に、愛着と帰属意識を強く持ってもらうことで、研究部会にご所属の多くの研究室の発展にも貢献できると考えております。

是非とも、参加申し込み方法をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。

また本シンポジウムでのご発表をいただく方々は、研究部会より「日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会Young Researcher’s Award(和名:若手研究奨励賞)」の選考対象とさせて頂きます。このため、ご研究室に該当されるような博士後期課程学生またはポスドク研究者の方がご在籍の場合には、発表応募要項をご参照の上、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。

皆様の暖かいご支援を賜れますようお願い申し上げます。

オーガナイザー: 森 英樹(大阪府立大学)、清水 一憲(名古屋大学) 

募集要項等、詳細につきましてはこちらpdfをご参照ください。

 

⇒セルプロセッシング計測評価研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 27 4月 2015

【会告】代議員選挙の結果について

日本生物工学会では、定款に基づき、任期満了に伴う代議員選挙(2015年2月16日~3月2日)を実施いたしました。当選者を下記のとおりお知らせします。
なお、任期は、次の代議員選挙(2017年3月予定)終了の時までです。

 ⇒pdf当選者一覧はこちら(218KB)

関連記事:
【正会員の方へ】2015-2016年度代議員の選挙について
https://www.sbj.or.jp/news/news_20141212.html

Published by 若手会 on 27 4月 2015

【研究部会】2015年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー

定員に達したため参加申込み受付を終了いたしました。多数のご応募ありがとうございました。
⇒活動報告はこちら

「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は、生物工学(醸造・食品工学、代謝工学、生物化学工学、生体分子工学、細胞組織工学、遺伝子工学、生物情報工学 etc.)に関連した研究を行っている、全国の学生、ポスドク、若手企業研究者、若手教員の相互交流を目的とした団体です。その企画といたしまして、毎年夏に合宿形式のセミナーを開催し、いつも以上に交流を深めることを目的としております。2015年度は、中部地区(愛知)にて夏のセミナーを開催する運びとなりました。

本年度は、『異種格闘技戦』を一つのキーワードとして掲げ、幅広いジャンルから講演者をお呼びしようと考えております。生物工学が関わる医療・食品分野を、多面的な角度から議論していきたいと思っております。講演会だけでなく、多くの方々が研究に関して討論をする機会として、ポスターセッション(優秀発表者にはポスター賞あり)も例年通り企画しております。また、ただ会合に参加していただくだけではなく、より深い交流ができるよう、各種イベント(ウェルカム企画 (本会前)、研修イベントなど)を企画しております。

教育機関、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様のご参加をお待ちしております。皆様にとって、有意義なセミナーになるよう、尽力いたします。多くの皆様のご参加、心よりお待ちいたしております。

  • 日時: 2015年7月11日(土)13:00 ~ 7月12日(日)15:00
     
  • 場所: タナベ名古屋研修センター(〒481-0041 愛知県北名古屋市九之坪山73-1)
       名古屋鉄道(名鉄)名古屋駅から名鉄西春駅まで約10分
       名鉄西春駅から徒歩約10分
     
  • プログラム

7/11(土)
・講演

  • 講演1 『医学部の中で統計家は何やってるの?』
    ……………室谷 健太(愛知医科大学)
  • 講演2 『ゲノム編集研究の現状と可能性』
    ……………山本 卓(広島大学大学院)
  • 講演3 『麹菌研究遍歴30年~僕が麹菌を研究している理由(わ け)~』
    ……………五味 勝也(東北大学大学院)

・研修セミナー(アサーティブコミュニケーション研修)
・ポスターセッション
・ポストイットディスカッション

 

7/12(日)
・講演

  • 講演4 『人の飲み込み現象を科学する~医食工連携による学際領域への挑戦~』
    ……………神谷 哲(株式会社明治)
  • 講演5 『PMDAの業務と私のこれまでのキャリアについて』
    ……………嶽北 和宏(医薬品医療機器総合機構)
  • 講演6 『食べ物の好き嫌いはどのように生じるのか?』
    ……………成川 真隆(東京大学大学院)
  • 講演7 『体内時計 + 栄養学』
    …………… 大池 秀明(農業・食品産業技術総合研究機構)

・優秀賞発表
・優秀賞プレゼン

 

  • 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。折り返し、申込確認や参加費振込口座等を連絡させて頂きます。また、申込時にポスター発表を希望された方は、要旨フォームdocをダウンロードの上、6月5日(金)6月12日(金)まで(終了しました)に事務局 中杤(wakatekai.2015.youshi@gmail.com)宛にお送りください。
     
  • ポスター発表について:
    ポスターはA1サイズ(594 × 841 ミリ)でご用意ください。
     
  • お食事について:
    食物アレルギーをお持ちの方は6月19日(金)までに蟹 江(seibutsukougaku.wakatekai.2015@gmail.com )宛にご連絡ください。
     
  • 持ち物
    今回ご利用いただきます研修センターにはアメニティーはございません(浴衣はございます)。
    タオル、歯ブラシ等のご準備をお願いいたします(研修センター内でも販売いたしてお ります)。
     
  • 参加費:
    一般: 18,000円(参加費9,000円、宿泊費6,000円、食費 (夕・朝・昼食) ・懇親会費3,000円)
    学生: 9,000円(参加費4,000円、宿泊費3,500円、食費 (夕・朝・昼食) ・懇親会費1,500円)
    上記はすべて税込み (課税表記の遅れにつきましてお詫び申し上げます。)
     
  • 定員: 約100名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
     
  • 問合せ・連絡先:
    名古屋大学大学院創薬科学研究科 蟹江 慧
    E-mail: seibutsukougaku.wakatekai.2015@gmail.com
    FAX. 052-747-6813
     
  • 事務局実行委員:
    伊藤圭祐(静岡県立大学)、池内暁紀(株式会社豊田中央研究所)、蟹江慧(名古屋大学)
    金岡英徳(名古屋大学)、兒島孝明(名古屋大学)、清水一憲(名古屋大学)
    高橋哲也(天野エンザイム株式会社)、中杤昌弘(名古屋大学)
     

 

►生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ

Published by 学会事務局 on 24 4月 2015

生物工学会誌 – 93巻4号

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Published by 学会事務局 on 24 4月 2015

【随縁随意】これから研究室を立ち上げる方へ – 関口 順一

生物工学会誌 第93巻 第4号
関口 順一

信州大学での28年間、当初の21年間は講座制の下で過ごし、次の5年間は研究室制にかわり、定年後の2年間は特任教授として留学生と数人の学生を指導したが、その移り変わりの中で感じた研究室の体制について述べてみたい。

講座制の規模は大学によりさまざまだが、私が所属した信州大学繊維学部応用生物科学科は教授1、助教授1、助手1が基本であった。学生数は十数名で、半数以上は大学院生が占めており、1–2名の博士課程の学生と企業からの技術者を含めた規模の講座であった。一方、私が育った大阪大学工学部醗酵工学科では、講座の規模はその倍はあり、そのうち学部、修士の時代は週1回の雑誌会と年数回の研究発表会の折、指導教授にお会いする程度で、研究ディスカッションは助手の方にすべて任されていた。博士課程になって岡田弘輔教授の研究室に代わり、講座の規模も中程度になり、気さくな雰囲気の先生の下、研究ディスカッションの機会も増え、その後の研究に対するものの見方、考え方が確立できたように思える。このことからも指導教授と接する機会を増やすことの大切さを感じた。

さて信州大学での話に戻せば、教授として週1回の雑誌会とグループごとの週1回の研究ディスカッション、月1回の全体での研究発表会を実施していた。その中で週1回の研究ディスカッションには直接指導にたずさわる教員にも参加いただいて、詳細に実験方法、結果、今後の展開について話し合った。ノートを持ってこさせるので、理研で問題になった実験の不記載などはまず起こらない。グループ別なので、私はほぼ毎日午前中をこの仕事に充てることになったが、実験結果を評価したり、研究の展開を考える上で有意義であった。もっとも、ディスカッションに参加する学生諸君にとっては息つく暇もない学生生活だったと思うが、それでも卒業生から、あの時の経験が今の職場での仕事を支えていると言われると満更でもない思いである。研究テーマについて、助教授の専門のテーマ以外は私から提案することが多く、助手の方々とのディスカッションを通して、それらの研究テーマを展開した。

ポスドクシステムが不十分な日本では、研究の遂行は若手教員と大学院生に頼らざるを得ず、講座制は研究テーマを高度化し、成果をあげるに好適であった。研究費は赴任後10年近く大学からの運営交付金がほとんどで、たまに財団から外部資金を得ていた程度で、苦しい研究室運営であった。しかし50歳に近づいた頃から、科研費が貰えるようになり、生涯のテーマとなる枯草菌細胞壁溶解酵素の研究を続けることができた。途中、特定領域研究やNEDOのプロジェクトに参加したこともあり、枯草菌ゲノム解析の技術や情報の取扱いなどがわかるようになり、異なる視点から細胞壁溶解酵素の機能解明を行った。まさに新しい実験手法の導入と共同研究に積極的であり続けることの重要さを感じた。さらに論文を精力的に書くことが共同研究者の実績をあげるためにも必須で、共同研究の成功の大きな要素となった。

定年が近くなり、研究室制に移行していったが、その時でも数人の若手教員を交えての研究ディスカッションは続き、雑誌会では異なる分野の教員から多くの知識をもらい、自分だけでは足を踏み入れることがない新分野も体験できた。ところで、私は若手の研究者の方が強く主張した研究テーマを「没」にしたこともあった。個人の自主性を尊重するアカデミアの世界では非常に稀かもしれない。これは自由にテーマを選び、活発に研究をしてもらう雰囲気が大切であることは重々存じているが、一時の面白さを重視するより、それまで培ってきた学問的な位置づけを認識し、より深く掘り下げた研究を持続する方が大切であると感じたためであった。生涯学生諸君には個々のテーマごとに研究の面白さを伝えることに務めてきたつもりだが、このような私の体験談が、新たに研究室を主宰することになる若手研究者や学生諸君の参考になれば幸いである。


著者紹介 信州大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 21 4月 2015

【セルプロセッシング計測評価研究部会】 第34回動物細胞工学シンポジウム共催のお知らせ

第34回動物細胞工学シンポジウム開催の案内

幹細胞を利用した再生医療は大きな期待が高まるとともに、技術においても目覚しい発展を遂げています。今回は、再生医療分野におけるスペシャリストをお招きし、最先端の研究と技術に関してご講演いただきます。どのように再生医療を実現していくのか、そして産官学それぞれの立場からどのように参画できるのかなどについて討論し、日本の再生医療の本格化にむけて一助となることを期待し、シンポジウムを企画しました。皆様のご参加をお待ち申し上げております。
なお、シンポジウムに先立ち、2013年度日本動物細胞工学会技術賞の受賞講演を行う予定です。

  • 参加費:
    [会員・学生]シンポジウム(無料)、交流会(3,000円)
    [非会員]シンポジウム(5,000円)、交流会(3,000円)
     
  • 申込:2015年5月18日(月)までに、(1)氏名、(2)所属、(3)役職、(4)会員・非会員・学生の区別、(5)交流会参加希望の有無、を明記の上、下記宛にE-mailにてお申し込み下さい。
     
  • 問合せ・申込先:
    日本動物細胞工学会事務局
    〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13 小石川アーバン4階
    一般社団法人 学会支援機構内 及川新平
    TEL: 03-5206-6011 FAX: 03-5206-6012
    E-mail: jaact@asas.or.jp

『再生医療の近未来~どこまでできるか?どこまで届くか?~』 

【日時】2015年 5月25日(月)午後1時~5時半、終了後に懇親会を開催
【場所】キャンパス・イノベーションセンター(JR田町駅前)

【オーガナイザー】柳原佳奈(医薬基盤・健康・栄養研究所)、蟹江慧(名古屋大学) 
          江橋具(神戸大学)、塚本洋子(旭硝子)

【共催】日本生物工学会生物工学若手研究者の集い
    日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会

【プログラム】 

  • 13:00-  2013年度日本動物細胞工学会技術賞 受賞講演
    「畜産物の機能性を活かした食品素材開発」
    …佐藤三佳子、松本 貴之、森松 文毅(日本ハム(株)中央研究所 )
     
  • 13:45-  シンポジウム

講演1:
「再生医療応用を考えたときの間葉系幹細胞を再考する」
…阿久津英憲先生(国立成育医療研究センター)

講演2:
「微小重力環境を利用した幹細胞の未分化維持と細胞治療効果」
…弓削類先生 (広島大学)

講演3:
「網膜色素上皮シートの移植および神経回路の再構築による視覚機能の再生に向けて」
…小坂田文隆先生 (名古屋大学)

講演4:
「再生医療に対するバイオマテリアル科学の貢献」
…山岡哲二先生 (国立循環器病研究センター)

講演5:
「ヒト臓器の創出を目指す戦略的iPS細胞研究」
…谷口英樹先生(横浜市立大学)

講演6:
「立体的な臓器再生を目指すバイオ3Dプリンタの開発」
…中山功一先生 (佐賀大学)

Published by 学会事務局 on 17 4月 2015

【本部】第6回産学技術研究会 開催報告

日本生物工学会では、2015年4月13日(月)、大阪島本にあるサントリー研究センターにて第6回生物工学産学技術研究会を開催いたしました。

第6回目となる生物工学産学技術研究会では、これまでの本研究会に参加された方からのご要望が多い、食品領域、健康栄養領域における「ものづくり」の実用化技術、商品化技術等の紹介を中心とする講演を企画いたしました。当日は雨天にも関わらず、学生の方55名を含む、合計102名の産・学・学生の方々にご参加いただき、 3人の産業界の講師の方から各50分間、ご講演いただき、会場との間で予定時間を超える活発な質疑があり、盛会のうちに終了しました。

また、講演会終了後に開催された懇親会には、学生の方37名を含む総計80名の方々に参加いただきました。会場には人が溢れ、学生の方々の若さと熱気を感じる懇親会になりました。学生の方からは、研究室間の交流はあるけれど企業の方との交流というのは初めてでとてもいい取り組みだと思うとのコメントもございました。

日本生物工学会産学連携委員会

講師の方々
(左:古林氏、右上:中原氏、右下:栗木氏)

講師の方々  左:古林氏、右上:中原氏、右下:栗木氏


講演を熱心に聞き入る参加者

講演を熱心に聞き入る参加者

 

 

 

 

 

 

 

 

講師と会場との活発な質疑応答

講師と会場との活発な質疑応答

懇親会での意見交換

懇親会での意見交換懇親会での意見交換

 

 

 

 

 

 

 

【関連記事】

Published by 学会事務局 on 15 4月 2015

<法定点検によるサーバ停止のお知らせ>
2015年5月30日(土)13:00~ 5月31日(日)10:00

電源設備法定点検に伴うサーバー停止により、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。

  • サーバー停止日時: 2015年5月30日(土)13:00 ~ 31日(日)10:00

ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。

Published by 学会事務局 on 15 4月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年4月15日付で、第13回「遺伝子治療」pdfが掲載されました。次回は、2015年5月20日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年4月15日掲載 「遺伝子治療」

Fuji Sankei Business i.  2015年4月15日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 支部:中部 on 15 4月 2015

【中部支部】メールマガジンBBChubu 第7号 発刊

日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第7号(2015年4月号)を掲載しました。

pdf日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第7号)(3.70MB)

BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。

他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。

中部支部 BBChubu編集担当 
 

 

►中部支部Topへ

Published by 学会事務局 on 14 4月 2015

《公益社団法人 日本生物工学会》寄附のお願い

公益社団法人日本生物工学会
会長 秦 洋二

日本生物工学会は、生物工学に関する研究の進歩普及、人材育成、産学連携の促進、国際協力の促進を図り、我が国の学術及び科学技術の振興、福祉の発展に寄与することを目的として活動しております。日本生物工学会の活動にご理解とご賛同いただき、広くみなさま方よりご寄附のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

寄附の方法について

  1. 寄附申込書wordに必要事項をご記入のうえ、下記の送付先にメールまたは郵送・Faxにてお送りください。メールで送られる場合は、件名を「寄附申込」としてください。


    《寄附申込書 送付先
    公益社団法人 日本生物工学会 事務局
    〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
    E-mail:   Fax: 06-6879-2034
     

  2. 寄附申込書送付後、次の口座にお振込みください。
    恐れ入りますが、振込手数料はご負担ください。


    《寄附金 振込先》
    【ゆうちょ銀行振込】
    備え付けの振替用紙を使用してお振込下さい。※通信欄に「寄付申込」とご記入下さい。
    振込口座: 00910-3-54007
    加入者名:公益社団法人 日本生物工学会

    【銀行振込】
    三菱UFJ銀行 茨木支店 普通口座 3793590
    公益社団法人 日本生物工学会 (ニツポンセイブツコウガクカイ)
     

領収書の発行について

  • 寄附金拝受後に「領収書」と「税額控除に係る証明書」を郵送致します。
  • 領収書の発行日は、寄付金の入金日、宛名は寄附申込書名義人とさせて頂きます。ご了承下さい。
  • 領収書は再発行できませんので、大切に保管して頂きますようお願い申し上げます。

税制上の優遇措置について

日本生物工学会への寄附は、所得税法第78条の寄附金控除を受けることができます。寄附金控除を受けるためには、確定申告が必要です。勤務先などで実施される年末調整では寄附金控除を受けることはできませんのでご注意ください。

問合せ先

公益社団法人 日本生物工学会 事務局
〒565-0871 
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
Tel: 06-6876-2731  Fax: 06-6879-2034
E-mail:

 

Published by 学会事務局 on 02 4月 2015

【共催行事】第8回 日中醸造・食品・栄養・環境シンポジウム(第1回日中伝統食品創新フォーラム)〈四川省成都市〉


日中醸造技術及び食品シンポジウムは四川大学、四川大学錦江学院、四川省食品科学技術学会、熊本大学、鹿児島大学と日本生物工学会が開催する技術・学術シンポジウムです。2000年から開始され、成都、熊本、鹿児島、それに東京と京都などで合計7回開催されました。

これまでの技術・学術シンポジウムは中国や日本または韓国、東南アジア、そして台湾からの食品製造者、醸造技術者、研究者等の参加者を迎え、出席者は毎回百人以上の規模となり、今では日本と中国の間における伝統食品の分野で技術・学術の交流の重要な会議と位置付けられ、大きな影響力を持つに至っています。

今回の大会は第8回日中醸造・食品・栄養・環境シンポジウムとして、会議主催者の合議を経て、2015年9月に中国の成都での開催が決定され、そして、主催者の一つである中国食品科学技術学会の提案により、第1回日中伝統食品創新フォーラムも兼ねた開催となっております。現在、準備作業を進めています。

日中双方の酒類、醤油、食酢、漬物、ヨーグルト、その他の発酵食品やこれらの企業から生成される副産物の利活用に関係する業界、大学、研究機関のご参加を心待ちにしています。

大会日程 2015年9月13(日)~15日(火)
開催場所 中国四川省成都市 四川省科技舘
大会テーマ
  • 伝統食品産業の技術開発
  • 伝統食品の研究の現状と将来
  • 酒文化の伝統とイノベーション
  • 伝統食品産業の歴史と現状
  • 伝統食品の文化と国際化
使用言語 中国語、日本語、英語
講演は中国語、日本語に同時通訳
参加費 日本からの参加者は1300元(宿泊費は別途となります。)
発表方法 論文及び講演、ポスター発表、自由討議、見学等
論文募集の
締め切り
  • 論文要旨提出: 2015年7月15日(水)
  • 論文提出: 2015年8月15日(土)(締め切りました)
学会論文集は「食品与発酵科技」誌より発行予定
論文作成要領
  1. 論文の言語: 会議に提出する論文はすべて母国語で記載すること。タイトル、著者の所属及び住所、氏名を含み300字以内の要旨は母国語と英語で提出する。論文の字数は5000字以内とする。
     
  2. 文章の最後に必ず著者名、所属、住所、郵便番号、電話、ファックス、電子メールを明記する事。
     
  3. 大会での発表について:
    口頭発表ではMicrosoft PowerPointを使用し、言語は母国語とする場合、2015年8月15日までに下記大会事務局宛に提出すること。
    ポスター発表では、2015年9月12日に大会会場まで持参すること。
論文の
提出先
大会事務局(日本語対応可):
曽麗雲(四川大学錦江学院) Email: 767944483@qq.com
スケジュール
  • 初日(9/12): 受付(成都市大成賓舘)
  • 2日目(9/13): 開会式、基調講演、一般講演、閉幕式
  • 3日目(9/14): 見学(錦江学院訪問、八百寿酒造会社見学、彭祖山観光の予定)
  • 4日目(9/15): 見学(四川料理博物館、水井坊酒造遺跡博物館の予定)
  • 5日目(9/16): 解散
問合せ先 日本生物工学会 企画委員会 委員長 大政健史 
Email: omasa@bio.eng.osaka-u.ac.jp
その他 言語は英語、日本語、中国語とし、講演には中国語、日本語の同時通訳のサービスが提供される予定。参加のみされる方も事前に申し込みが必要です。詳しくは問合せ先まで

主催: 日本生物工学会、中国食品科学技術学会、四川省食品科学技術学会、四川省栄養学会
    四川大学、四川大学錦江学院

 

Published by 学会事務局 on 01 4月 2015

【年次大会】第67回日本生物工学会大会(大会サイトオープンのお知らせ)

第67回日本生物工学会大会(2015)のホームページを開設しました。当サイトでは、2015年10月26日(月)から28日(水)に、城山観光ホテル(鹿児島)で開催される年次大会に関する情報を発信していきます。

講演要旨登録と大会参加申込のウェブ受付は、2015年6月3日(水)より開始いたします。

本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

公益社団法人日本生物工学会
第67回年次大会(2015)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2015/

Published by 学会事務局 on 25 3月 2015

生物工学会誌 – 93巻3号

⇒生物工学会誌Topへ

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Published by 学会事務局 on 25 3月 2015

【随縁随意】国立大学改革について思うこと – 江崎 信芳

生物工学会誌 第93巻 第3号
江崎 信芳

2013年11月に文部科学省から「国立大学改革プラン」が示された。今後10年で世界大学ランキングトップ100にわが国の10大学をランクインさせるという。世界の動きに遅れまいとする文部科学省(以下、文科省)の切迫感が滲み出ている。しかし、そもそも世界大学ランキングの意義を疑問視する声や、仮に意義を認めるとしても到底達成できないのでは、という声が多く聞かれる。文科省と意見交換する機会の多い大学執行部メンバーはまだしも、教育研究現場の教員の多くは戸惑っているのではないか。こうした、文科省(あるいは大学執行部)と現場教員の間の乖離は年々大きくなってきているように思われる。

筆者は2008年10月から6年間、京都大学の理事を務め、企画、評価、人事制度などの業務に携わるなかで、こうした乖離に起因する多くの問題に直面し、距離を縮めることの難しさを実感した。待ったなしなのかもしれないが、乖離が拡大していくとこの先どうなるのか、心配でならない。

国立大学は2004年4月からそれぞれ個別の国立大学法人になった。この間、国からの運営費交付金の配分額は毎年1.0 ~1.6%削減されている。京都大学の場合、2014年度の運営費交付金は、10年前の法人化直後の配分額の約85%に減額されている。一方、2014年度の人件費予算は運営費交付金総額の94%を占め、運営費交付金のほとんどが人件費に使われる。このまま減額が続けば、間もなく運営費交付金で人件費を賄うことができなくなるであろう。ほかの国立大学の状況も似たり寄ったりではないかと思われる。これだけをみれば、国はとんでもないことをしているようにみえる。

しかし、文科省は実は懸命に頑張っている。2014年度、全国86の国立大学に配分する運営費交付金の総額は1.1兆円に上り、この金額は実は前年度に比べてほとんど減額されていない。上記の運営費交付金は年々減額するが、それとは別に、大学ごとにメリハリをつけて配分する、いわゆる「袋予算」を別途確保しており、この「袋予算」分を含めると、国全体の運営費交付金の総額は昨年度に比べてほとんど減っていない。「袋予算」の中身としては、「国立大学改革強化推進事業(2014年度138億円)」などであり、配分されれば、学長のリーダーシップのもとで基盤的なことに使ってよい、といわれるものである。これをうまく使えれば、上述の縮減分を補填できるはずである。

ところが、こうした「袋予算」の資金配分を受けるためには、いろいろな条件が付されている。その顕著なものは、教員への年俸制導入であろう。2014年度と2015年度の2年間に全国立大学の1万人の教員に年俸制を導入し、研究大学では20%、それに準ずる大学では10%の教員に年俸制を導入してほしいという。この機会に、しっかりとした教員個人評価制度を確立するとともに、教員の流動性を高めてほしいという。しかし、研究大学とそれに準じる大学とは具体的にどの大学なのか、また、なぜ20%あるいは10%なのか、明確な説明がないので、教員は戸惑うばかりである。

今後、運営費交付金で人件費を賄えなくなると、たとえば1人の教員の人件費を2つの大学で折半するような必要性に迫られるかもしれない。その場合、年俸制教員でないと、人事制度上、折半はきわめて難しい。こうした年俸制導入の意義は頭では理解できても、自分と無関係な形で進めてほしいと願う教員は少なくなかろう。国立大学はそれぞれ法人組織になっているので、文科省としてできることは、「袋予算」の配分を通して各大学に考えてもらうしかないのかもしれない。

とはいえ、現場教員の理解と協力がなければ、中身のある改革は期待できない。そのためには、目標を具体的な数字で示す際に、なるほどと腑に落ちる理由を説明できるかどうかが鍵になるのであろう。


著者紹介 京都大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 18 3月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年3月18日付で、第12回「再生可能資源からの燃料生産」pdfが掲載されました。次回は、2015年4月15日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年3月18日掲載 「再生可能資源からの燃料生産」

Fuji Sankei Business i.  2015年3月18日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 17 3月 2015

【学会賞】2015年度受賞候補者推薦募集終了のお知らせ

2015年度学会賞受賞候補者推薦の募集は終了しました。多数のご推薦ありがとうございました。

選考結果については、2015年6月に当サイトでお知らせします。また、第67回日本生物工学会大会の初日(10月26日)には、授賞式を開催し、各賞受賞者の表彰を行う予定です。

Published by 学会事務局 on 17 3月 2015

【JBB】EndNoteアウトプットスタイル提供開始

Journal of Bioscience and Bioengineering JBB)のEndNoteアウトプットスタイルが利用できるようになりました。⇒JBBのスタイルファイルのダウンロードはこちらから

詳しくはEndNoteのサイト(http://endnote.com/)をご覧下さい。

 

Published by 学会事務局 on 02 3月 2015

【代議員選挙】投票受付を終了いたしました

日本生物工学会代議員選挙の投票受付は、2015年3月2日(正午)をもって終了いたしました。ご協力ありがとうございました。

関連記事:

 

Published by 学会事務局 on 25 2月 2015

【随縁随意】糖質制限とミトコンドリア - 永井 史郎

生物工学会誌 第93巻 第2号
永井 史郎

厚労省(2013年度)は全国医療機関に支払われた医療費が39兆3千億円であり、2014年度には40兆、国家予算の40%に達すると予想しています。一方、国際糖尿病連合(IDF)は、2013年度の世界糖尿病人口(20~79歳)が3億8200万人であり、2003年度(1億9400万人)から倍増したと報告しています。経済成長に伴い、糖尿病は中国、インド、アフリカでも年々深刻化しており、メキシコ、フランスなどでは高カロリー食品(加糖飲料など)への課税が導入され、USAでも検討中であるとか。日本での糖尿病患者(予備軍を含む)も2050万人になるようです(神戸新聞2014/9/2付)。

古い話ですが、1970年頃、廃糖蜜を原料にしたパン酵母生産(好気)でエタノール発酵の併発を防ぐ培養法を検討していました。ブドウ糖濃度を一定に保つことのできるケモスタット培養法で調べた結果、ブドウ糖濃度が100 mg/Lを超えると酸素供給が十分であるにも拘らず、エタノール発酵の併発が認められミトコンドリアの活性低下が示唆されました。

2000年、ブドウ糖を増殖制限因子(70%)にした酵母の培養では十分に与えた場合に比べ酵母の出芽回数が20回から28回に増えること、すなわち酵母の寿命が延びることが発見され長寿遺伝子(サーチュイン)と命名されまし1)。ヒト細胞でも確認されました。

基本的な特徴は、①NAD+依存性脱アセチル酵素が活性化し、DNAの複製が安定化する(長寿)。②核内転写因子(FOXO1)が活性化し、ミトコンドリアで抗酸化酸素(SOD、カタラーゼなど)の生成を促し、ミトコンドリアで発生している活性酸素種(reactive oxygen species, ROS)を無害化(水に)するなどです。

現在の飽食時代、血糖値(標準:60~110 mg/100 mL)が高くなる場合が多くあります。この場合、ミトコンドリアではNADH > NAD+になり過剰電子はROSの発生を加速し、細胞に酸化障害を与え「病」の根元となるようです。さらに高血糖ではブドウ糖(還元糖)は非酵素的にタンパク質と反応し(メイラード反応)、糖化物(advanced glycation end products, AGEs)をつくります(シッフ塩基、アマリド化合物など)。これらのラジカル反応はROSも発生する以外、血管内皮細胞のタンパク質の糖化を促進、血流障害の原因となり、脳、心疾患の要因となっています。高血糖はROSによる酸化(サビ)とAGEsによるタンパク質の糖化(コゲ)で万病の元となっています。ちなみに、哺乳動物の血糖値は、ネコ(肉食):71~148、イヌ(雑食):120~140、ブタ(雑食):70~120、マウス(雑食):75~115、ヒツジ(草食):60、ウサギ(草食):135など、一定範囲に保たれているようです2)

人類(ホモ・サピエンス、20万年前)が生活してきたアフリカでは飢餓との戦いでした。その結果からか、高血糖を下げる手段はインシュリンの分泌しかありません。そのため、ご存知の通り、インシュリン分泌が不調になると血糖値を下げることは困難になります。逆にブドウ糖が不足すると、貯蔵グリコーゲン、糖新生アミノ酸、グリセリン、乳酸などから補給できます。これらがなくなると脂質からケトン体でエネルギー生産が可能になるといったように、「多様的」に対応できます。稲作民族である私達は米麦を主食に生き抜いてきましたが、過酷な労働が伴うためエネルギー消費が大きく、庶民の高血糖は少なかったと思われます。

最近は健康維持のためカロリー制限によるダイエットも盛んですが、カロリー制限は糖質、タンパク質、脂質の燃焼熱を基準にして計算されています(生理的根拠が曖昧である)。一方、糖質制限は糖質のみを食事から減らす方法であり簡単です。先にも述べましたが、生活習慣病の原因は糖質過剰によるミトコンドリアの不調が主原因でミトコンドリア病とも呼ばれています3)。体重の10%はミトコンドリアで占められているようです。糖質制限とウォーキングなどの運動(ミトコンドリアの活性化)で健康長寿を目指したいものです。

1) NHK「サイエンスZERO」取材班,今井眞一郎編著:NHKサイエンスZERO 長寿遺伝子が寿命を延ばす,NHK出版 (2011).
2) 夏井 睦:炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学,光文社新書 (2013).
3) 近藤祥司ら:Newton, 12, 44 (2012).


著者紹介 広島大学名誉教授

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 2月 2015

生物工学会誌 – 93巻2号

⇒生物工学会誌Topへ

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Published by 支部:東日本 on 23 2月 2015

【東日本支部】2015年度日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦 受付終了のお知らせ

日本生物工学会東日本支部では、2015年2月13日(金)に2015年度学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦の受付を終了しました。

関連記事東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い(締切:2015/2/13)

他の支部では、2015年2月27日(金)まで候補者の推薦を受け付けておりますので正会員におかれましては優秀な学生会員の推薦をお願いいたします。⇒推薦要領はこちら

 


 

Published by 学会事務局 on 19 2月 2015

【本部】第2回SBJシンポジウム―代謝工学、メタボロミクス、合成生物学が拓く生物工学の新たな潮流―

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
第2回SBJシンポジウム開催報告pdf

第2回SBJシンポジウム―代謝工学、メタボロミクス、合成生物学が拓く生物工学の新たな潮流―2015年5月22日(金) 会場:大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館 三和銀行ホールSBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。

今回は、韓国生物工学会(KSBB)などから研究者を招待し、アジアとの連携も図りたいと思います。前日5月21日(木)の総会および第20回生物工学懇話会に引き続き、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日時: 2015年5月22日(金) 9:50~17:10
     
  • 場所: 大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館 三和銀行ホール
       (〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2)
       ⇒アクセスマップ
     
  • 参加費: 無料(事前登録要) 事前登録受付は終了しました。
    参加を希望される方は当日直接会場にお越しください。

⇒印刷用ポスター(2.5MB)pdf

【後援】公益社団法人 日本農芸化学会、公益社団法人 化学工学会、一般財団法人 バイオインダストリー協会

プログラム

講演は英語で行われます。

  •  9:50~ 10:00 Opening remark……五味 勝也(東北大学)
     
  • 10:00~10:40
    In silico metabolic pathway design and 13C-based metabolic flux analysis for bio-production
     ………清水 浩(大阪大学)
     
  • 10:40~11:20
    Synthetic Biology for application to bioproduction
     ………花井 泰三(九州大学)
     
  • 11:20~12:00
    Directed evolution platform and pathway synergy for the production of biobased chemical 
     ………Claire R. Shen (National Tsing Hua University, Taiwan)
     
  • 12:00~13:20 Lunch time
     
  • 13:20~14:00
    Metabolic diversity of plant terpenoids, and its application to synthetic biology
     ………村中 俊哉(大阪大学)
     
  • 14:00~14:40
    Microbial sulfur metabolism and cysteine fermentation
     ………野中 源(味の素株式会社)
     
  • 14:40~15:00  Coffee break
     
  • 15:00~15:40
    Current state and future perspective of the “biorefinery”
     ………近藤 昭彦(神戸大学)
     
  • 15:40~16:20
    Rewiring the metabolic pathways using synthetic RNA regulators
     ………Gyoo Yeol Jung (Pohang University of Science and Technology, Korea)
     
  • 16:20~17:00
    Application of metabolomics to high resolution phenotype analysis
     ………福﨑 英一郎(大阪大学)
     
  • 17:00~17:10  Closing remark……福﨑 英一郎(大阪大学)

 

問い合わせ先

公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail: sympo@sbj.or.jp (SBJシンポジウム担当)

Published by 学会事務局 on 18 2月 2015

【事務局より】2015年度総会および関連行事のお知らせ

日本生物工学会の2015年度総会および第20回生物工学懇話会を下記のとおり開催いたします。
会員のみなさまにおかれましては、多数ご出席下さいますようご案内申し上げます。

2015年度総会

日時 2015年5月21日(木)13:00~14:20
場所 千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503会議室
〒560-0082 豊中市新千里東町1-4-2
TEL. 06-6873-2010
アクセス
次第  
  1. 会長挨拶
  2. 2014年度事業報告
  3. 2014年度決算報告・2014年度監査報告
  4. 次期役員の選任
  5. 2015年度事業計画
  6. 2015年度予算案

第20回生物工学懇話会

日時 2015年5月21日(木)14:40~17:00
場所 千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503会議室
参加費 無料(事前申込み不要)
内容
  • 14:40~14:45  開会の挨拶………園元 謙二
     
  • 14:45~15:45 
    講演1「気づく力がヒット商品を生む」
        ……小山 由朗(株式会社連由)
     
  • 15:45~15:55  休 憩
     
  • 15:55~16:55 
    講演2「情報オリンピックと初等中等教育における情報科学教育」
        ……谷 聖一(日本大学 教授、情報オリンピック日本委員会 専務理事)
     
  • 16:55~17:00  閉会の挨拶………水光 正仁
詳しくはこちら

懇親会

日時 2015年5月21日(木)17:00~19:00
場所 千里ライフサイエンスセンター 6階 千里ルームA
会費 5,000円(税込)  懇親会費は当日受付にてお支払いください。
申込方法 日本生物工学会代議員の方には事務局から個別に案内メールをお送りします。メールの案内に従って申込みフォームよりお申し込みください。

代議委員以外で懇親会への参加を希望される方は
  1. 氏名(日本語・英語表記)
  2. 住所ならびに所属、連絡先TEL/E-mail
  3. 会員種別
を明記して、下記事務局宛にお申し込みください。
件名は「2015年度日本生物工学会総会懇親会申込み」としてください。
締切日 2015年5月7日(木)
申込・問合せ先 公益社団法人 日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731  FAX: 06-6879-2034  E-mail:

Published by 学会事務局 on 18 2月 2015

【本部】第20回生物工学懇話会

日時2015年5月21日(水)14:40~17:00
場所千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503会議室
〒560-0082 豊中市新千里東町1-4-2  TEL. 06-6873-2010
参加費無料(事前申込み不要)

⇒開催報告はこちらpdf

プログラム

(司会:貝沼 章子)

  • 14:40~14:45  開会の挨拶………………園元 謙二
     
  • 14:45~15:45
    「気づく力がヒット商品を生む」
       ……小山 由朗(株式会社 連由)

ヒット商品を開発するためには、日常生活の中で気づく力を高めることが重要である。その気づきを生かしてヒット商品を開発してきた商品の実例を用いて、さまざまなアプローチの方法を具体的に説明し、誰もが気づく力を高めればヒット商品開発を行えることを理解していただくとともに、日々日常の中で実践できる訓練方法を紹介する。特に消費者受容性の高い商品コンセプトを創造することが、これを作れば売れるという確信をもって研究開発する上で必要不可欠であり、消費者ベネフィット(ニーズ)と商品アイデアの関係を説明しつつ、ベネフィットとアイデアを分けて考えることの重要性を理解していただく。
(座長:坂口 正明) 
 

  • 15:45~15:55  休憩
     
  • 15:55~16:55
    「情報オリンピックと初等中等教育における情報科学教育」
       ……谷 聖一(日本大学 教授、情報オリンピック日本委員会 専務理事)

    生物や化学といった中高生を対象とした国際科学オリンピックの一つに国際情報オリンピックがあります。その目的は、高校生までの生徒を対象に、数理情報科学に関する才能に恵まれた生徒を見いだし、その才能を伸ばすのを助け、また、選手・教育者同士の交流を促ことにあります。情報オリンピックは、才能の恵まれた生徒が対象ですが、初等中等教育における対象を限定しない情報教育も転換期を迎えています。本講演では、情報オリンピックを紹介するとともに、初等中等教育における情報科学教育の現状と課題を紹介します。
    (座長:大政 健史) 
     
  • 16:55~17:00  閉会の挨拶………………水光 正仁
     

 

関連記事:【事務局より】 2015年度総会および関連行事のお知らせ(2015/5/21)
 

 

Published by 学会事務局 on 18 2月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2014年4月より新企画「よくわかるバイオ」が始まり、2015年2月18日付で、第11回「抗生物質とは何か?」pdfが掲載されました。次回は、2015年3月18日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年2月18日掲載 「抗生物質とは何か?」

Fuji Sankei Business i.  2015年2月18日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 16 2月 2015

(終了しました)">【代議員選挙】投票受付中(締切: 2015年3月2日正午)(終了しました)

投票受付は終了しました。

日本生物工学会では、代議員選挙の電子投票を2015年3月2日(月)正午まで受け付けています。

  1. 投票の方法
    代議員選挙は、電子投票システムを利用して実施します。
     
  2. 選挙人資格
    選挙人は、2014年12月31日までに2014年会費納入済みの日本生物工学会正会員に限ります(2015年新規入会の方は対象外)。
     
  3. 電子投票システムに関する注意点

Web選挙 - 電子投票の手順はこちら

  • 会員番号とパスワードでログイン後、投票画面へ進んでください。会員番号とパスワードがご不明の方は事務局(info@sbj.or.jp )までお問い合わせ下さい。
  • 候補者への信任投票となりますので一人一人に「信任」あるいは「不信任」を選択してください。全員を「信任」した後で個別に「不信任」を選択することができます。
  • 【投票】ボタンをクリックした後、変更できませんのでご注意ください。
  • 投票画面にアクセスできるのは1回だけです。ただし、内容の確認は可能です。

 


 

Published by 支部:関西 on 09 2月 2015

関西支部-2015年度事業

関西支部主催行事

関連行事

  • TSB2015 「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」
    ⇒開催報告pdf

これまでの活動

 

⇒関西支部Topへ

Published by 学会事務局 on 08 2月 2015

2015年度 共催・協賛・後援行事一覧

内容開催日
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「コンピュータは、ゲームで人を超えられるか?」〈東京〉2016.03.28
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「TPP時代の食の安全・トレーサビリティの確保と世界戦略」〈東京〉2016.03.24
【協賛行事】サイエンス友の会特別教室「微生物がパンを作る! 筑波大学で微生物実験&見学会」〈つくば市〉2016.03.19
【協賛行事】未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ(41) 「生命科学における高圧力研究の異分野融合」 〈東京〉2016.03.17
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「バイオ素材百花繚乱8~革新的なバイオ化成品生産技術」〈東京〉2016.03.11
【協賛行事】第76回熱測定講習会―初心者のための熱測定の基礎と応用― ~ 熱測定の基礎と高分子材料・医薬品(低分子医薬品・バイオ医薬品)への応用 ~〈東京〉2016.03.08-9
【協賛行事】第11回理研「バイオものづくり」シンポジウム〈和光市〉2016.03.04
【協賛行事】2016年産業技術総合研究所中部センター研究講演会 〈名古屋〉2016.03.01
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「ハイコンテントアナリシス(HCA)技術の進化」〈東京〉2016.02.25
【協賛行事】色材マテリアル講座-バイオベースマテリアルの明日はどっちだ-2016.02.17
【後援行事】第9回高度医療都市を創出する未来技術国際シンポジウム
「学際的がん研究の新たな展望」〈岡山〉
2016.02.05
【協賛行事】平成27年度 産総研 材料・化学シンポジウム
「21世紀の化学反応とプロセス-快適な社会に向けた新機能材料の創出を目指して-」〈つくば市〉
2016.02.05
【協賛行事】GMPセミナー「医薬品製造に関わるGMPの最新動向:講演会&見学会」〈大阪〉2016.02.04-5
【協賛行事】第4回 生体材料接着研究会〈東京〉2016.02.01
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「中分子医薬の最新状況と課題」〈東京〉2016.01.26
【協賛行事】第21回高専シンポジウム in 香川〈香川〉2016.01.23
【共催行事】2014年度技術賞受賞講演及び第35回日本動物細胞工学会シンポジウム「バイオ医薬品の物性と免疫原性」〈東京〉2016.01.22
【協賛行事】産総研 中国センター シンポジウム「材料・化学研究が切り拓く産業競争力強化への道筋」〈広島〉2016.01.21
【協賛行事】第28回バイオエンジニアリング講演会〈東京〉2016.01.09-10
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会「食品のおいしさや履歴を識る新しい技術」〈東京〉2015.12.21
【関連行事】高校生セミナー「生物工学と生命工学研究が支える食品産業」〈東京〉《東日本支部共催》2015.12.19
【後援行事】内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム) 次世代農林水産業創造技術 「次世代機能性農林水産物・食品の開発」公開シンポジウム〈東京〉2015.12.16
【後援行事】2015環太平洋国際化学会議 PACIFICHEM 2015〈ホノルル、ハワイ〉2015.12.15-20
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会「Fc受容体(FcR)を通して考える抗体医薬品の進化と品質管理」〈東京〉2015.12.08
【関連行事】微生物学の新たな発展,ゲノムから機能・実用に関する九州シンポジウム〈宮崎〉《九州支部共催》2015.12.06-7
【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会講演会「血漿分画製剤と人工血液成分のエンジニアリング」〈東京〉2015.12.04
【協賛行事】第35回水素エネルギー協会大会〈東京〉2015.12.03-4
【協賛行事】第42回炭素材料学会年会〈大阪〉2015.12.02-4
【協賛行事】コロイド先端技術講座2015「バイオ・アクティブ・ソフトマター ~生体を理解し、利用する基本原理から新しい産業技術をめざして~」《東京》2015.12.02
【協賛行事】第5回世界工学会議(WECC2015)〈京都〉2015.11.29-12.02
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会
「見えない光を見る~放射線からテラヘルツ波まで~」〈東京〉
2015.11.26
【協賛行事】INCHEM TOKYO 2015〈東京〉2015.11.25-27
【協賛行事】日本ゾル- ゲル学会 第13回討論会〈つくば市〉2015.11.19-20
【協賛行事】第29回日本吸着学会研究発表会〈徳島市〉2015.11.19-20
【協賛行事】第32回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2015〈東京〉2015.11.17-20
【後援行事】(創立30周年記念フォーラム)平成27年度 広島バイオフォーラム~広島発バイオテクノロジーの現状と将来への展望~〈広島〉2015.11.16
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「次々世代一分子リアルタイムシークエンサは世界の覇者となるか?!
~国際標準化への動きと沖縄の応用事例」〈東京〉
2015.11.12
【関連行事】第8回 北陸合同バイオシンポジウム〈石川〉《中部支部共催》2015.10.30-31
【協賛行事】第3回コロイド実用技術講座 「分散・凝集のすべて」  
~希薄系から濃厚系までのあらゆる分散・凝集現象に関わる研究者・技術者のための最新理論とテクニック~〈東京〉
2015.10.26-27
【協賛行事】2015 年 日本イオン交換学会・日本溶媒抽出学会連合年会(第31回日本イオン交換研究発表会・第34回溶媒抽出討論会)〈金沢〉2015.10.23-24
【協賛行事】15-2 エコマテリアル研究会 「バイオマス資源の高度利活用技術の開発動向」2015.10.16
【協賛行事】第51回記念熱測定討論会〈埼玉〉2015.10.08-10
【後援行事】日本応用糖質科学会平成27年度大会(第64回)・応用糖質科学シンポジウム〈奈良〉2015.09.16-18
【協賛行事】第25回イソプレノイド研究会例会〈仙台市〉2015.09.14
【共催行事】第8回 日中醸造・食品・栄養・環境シンポジウム(第1回日中伝統食品創新フォーラム)〈四川省成都市〉2015.09.12-16
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会「蛋白質発現系の進歩と医療への応用」〈東京〉2015.09.11
【協賛行事】第18回ゾル-ゲル国際会議 (Sol-Gel 2015) [The XVIII International Sol-Gel Conference]〈京都〉2015.09.06-11
【協賛行事】第13回高付加価値食品開発のためのフォーラム(シーズとニーズの新たな出会い)「口から腸まで食品と細胞の相合作用」〈大阪〉2015.09.04-5
【協賛行事】第31回ファジィシステムシンポジウム(FSS2015)
―Fuzzy Sets 50 年!―〈東京〉
2015.09.02-4
【後援行事】JASIS2015〈千葉〉2015.09.02-04
【協賛行事】第17回日本感性工学会大会「魅せる感性」〈東京〉2015.09.01-3
【協賛行事】第28回におい・かおり環境学会〈名古屋〉2015.08.25-26
【協賛行事】第75回熱測定講習会 生体関連分子の熱分析の基礎と応用― バイオカロリメトリー入門 ―〈京都〉2015.08.25-26
【共催行事】第29回キチン・キトサンシンポジウム〈東京〉2015.08.20-21
【協賛行事】“未来へのバイオ技術”勉強会「バイオロボティクス」〈東京〉2015.08.03
【共催行事】第34回日本糖質学会年会〈東京〉2015.07.31-08.02
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「希少難病治療~iPS創薬と内在物質補充療法」〈東京〉2015.07.30
【後援行事】日本プロテオーム学会2015年会(JHUPO第13回大会)
「タンパク質がおりなす生命システムの全体像を理解する~プロテオミクスを基盤としたシステムズバイオロジーの最前線~」〈熊本市〉
2015.07.23-24
【後援行事】広島バイオテクノロジー推進協議会 平成27年度通常総会記念講演〈広島〉2015.07.23
【協賛行事】15-1エコマテリアル研究会「バイオマスプラスチックの研究最前線」〈東京〉2015.07.17
【後援行事】第13回微量元素の生物地球化学に関する国際会議(ICOBTE 2015 FUKUOKA)〈福岡〉2015.07.12-16
【協賛行事】第28回イオン交換セミナー「挑戦するイオン交換IV」〈東京〉2015.07.10
【協賛行事】大阪工研協会 バイオ実習セミナー
―微生物・細胞取扱いの基本操作と検査・試験への応用―〈大阪〉
2015.07.03, 2015.07.06
【協賛行事】第22回HAB研究機構学術年会「革新的医薬品創出のための基盤構築戦略」2015.06.26-27
【協賛行事】2015年 産業技術総合研究所中部センター オープンラボ2015.06.23-24
【協賛行事】第10回熱分析基礎講座:DSC・DTA・TG・TMAの講義と演習- 信頼性の高い測定のために-〈大阪〉2015.06.23
【協賛行事】“Metals in Biology” in Wako-生体内金属元素の機能解明-〈埼玉〉2015.06.16-17
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術”勉強会 月例会 「医療を変革する細胞作製と画像クラスタリング~折り紙、ビーズ、ひも、カルタ」〈東京〉2015.06.16
【協賛行事】日本ゾル- ゲル学会 第12回セミナー「機能性ウェットコーティング -ゾル-ゲル材料の最前線」〈大阪〉2015.06.05
【協賛行事】第60回低温生物工学会大会(セミナー・年会)「アモルファス-食品および医薬品への応用-」〈東京〉2015.05.30-31
【協賛行事】第17回マリンバイオテクノロジー学会大会〈東京〉2015.05.30-31
【関連行事】第34回動物細胞工学シンポジウム「再生医療の近未来~どこまでできるか?どこまで届くか?~」〈東京〉《生物工学若手研究者の集い・ セルプロセッシング計測評価研究部会共催》2015.05.25
【協賛行事】食品ハイドロコロイドセミナー2015~初心者のためのハイドロコロイド研究法の解説~および第26回食品ハイドロコロイドシンポジウム〈京都〉2015.05.21-22
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「食品の合理的な安全性証明」〈東京〉2015.05.19
【協賛行事】界面コロイドラーニング 第31回現代コロイド・界面化学基礎講座~最先端のコロイドの知識を充実した2日間で~〈東京:5月14・15日/関西:6月18・19日〉2015.05.14-15/06.18-19
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「マイクロエンジニアリング」〈東京〉2015.05.11
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「神戸発、食のグローバルイノベーション~バイオプロダクション次世代農工連携拠点の成果より」〈東京〉2015.04.20

Published by 支部:東日本 on 28 1月 2015

【東日本支部】第3回日本生物工学会東日本支部コロキウム

日本生物工学会東日本支部では、毎年度の生物工学フォーラムなどの行事のほか、随時、小規模な「コロキウム」を開催します。
今回のコロキウムでは、併せて2012年度より設けられた日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)および2013年度より設けられた東日本支部支部長賞の選考を兼ねた、学生ポスター発表・講演を実施します。これらの賞は、生物工学分野での活躍が期待される学生の皆さんの研究を応援する目的で設けられました。飛翔賞、東日本支部長賞の詳細は、こちらの案内をご参照ください。学生の皆さんの積極的なご応募をお待ちしています。

主催:日本生物工学会 東日本支部  
協賛:一般財団法人バイオインダストリー協会

日時 2015年3月3日(火)13:00~20:00(懇親会を含む)
場所 東京工業大学すずかけ台キャンパス すずかけホール(講演会)ラウンジ(懇親会)
(横浜市緑区長津田町 東急田園都市線 すずかけ台駅 徒歩5分)
プログラム
  • 13:00~13:10  開会の挨拶…上田 宏(東京工業大学)
     
  • 13:10~13:55
    バイオベンチャー創業記(仮題)    
    森田 晴彦(株式会社レグイミューン元CEO)
     
  • 13:55~14:40
    研究でバイオ産業をゲームメイクする ~産総研ライフ分野の役割とは?~
    藤田 聡史(産総研)
     
  • 14:40~14:50 休憩
     
  • 14:50~16:00 学生ポスター発表(ポスター賞選考)
     
  • 16:00~16:30 学生講演1(飛翔賞選考)
  • 16:30~17:00 学生講演2(飛翔賞選考)
  • 17:00~17:30 学生講演3(飛翔賞選考)
     
  • 17:30~17:45 閉会の挨拶…養王田 正文(東京農工大学)
  • 18:00~20:00 懇親会
申し込み方法 こちらの申込フォームに必要事項を記入し、お申し込みください。
※当日受付も行いますが、原則として事前登録をお願い致します。
(ポスター発表者は必ず事前登録を行ってください。)
事前登録締切 2015年2月20日(金)
学生ポスター
発表希望者
申し込みフォームより、参加申込をしてください。
また、こちらの要旨フォーマットwordをダウンロードし、要旨および必要事項を記入のうえ、東京工業大学 大河内(okochi@chemeng.titech.ac.jp)までお送り下さい。
ポスター発表の定員は30名です。お早めにお申し込み下さい。
要旨提出締切:2月20日(金)
参加費 コロキウム:無料
懇親会: 一般 3,000円(税込)、学会員・協賛団体 2,000円(税込)、学生 1,000円(税込)
※ポスター賞の発表・授与は懇親会のときに行いますので、応募者は是非御参加ください。 (参加費は当日、受付にてお支払いください。)
問合せ先 上田 宏  E-mail: ueda@res.titech.ac.jp
大河内美奈 E-mail: okochi@chemeng.titech.ac.jp
世話人 上田宏(東工大資源研)、大河内美奈(東工大院理工)、座古保(理研)

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Published by 支部:東日本 on 28 1月 2015

(締切:2015/2/13)">【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い(締切:2015/2/13)

平成27年1月23日
日本生物工学会 東日本支部長
養王田正文

東日本支部長賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦の御願い

日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。

さらに、2013年より生物工学会東日本支部独自の試みとして、東日本支部長賞を創設しました。東日本支部長賞は生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。

つきましては、東日本支部長賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。

東日本支部長賞への応募ならびに選考方法
  1. 対象者は当学会学生会員(全学年対象)であり、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
  2. 応募は「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」による自薦および他薦によるものとする。
  3. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第3回東日本支部コロキウム: 2015年3月3日東京工業大学すずかけホールにて開催)における東日本支部委員による第2次選考により東日本支部長賞受賞者を決定する。
生物工学学生優秀賞への応募ならびに選考方法
  1. 対象者は、東日本支部長賞応募者のうち、大学院博士前期課程等に在籍しており、博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
  2. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第3回東日本支部コロキウム:2015年3月3日東京工業大学すずかけホールにて開催)における東日本支部委員による第2次選考を経て生物工学学生優秀賞候補者を選出し、生物工学会本部に推薦する。
  3. 生物工学学生優秀賞受賞者は、各支部より推薦された候補者から生物工学会本部での選考を経て決定される。

過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。
https://www.sbj.or.jp/awards/awards_hisho.html

「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」に必要事項を記入し、「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部長賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部長賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: yohda@cc.tuat.ac.jp(TEL. 042-388-7479)宛、2月13日(金)迄にお送りください。

ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

♦ 関連記事:
【学会賞】2015年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い
 

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Published by 学会事務局 on 25 1月 2015

生物工学会誌 – 93巻1号

 

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Published by 学会事務局 on 25 1月 2015

【随縁随意】伝統は革新の連続~原点を見つめ、能動的に変化していこう~ - 倉橋 修

生物工学会誌 第93巻 第1号
倉橋 修

新年明けましておめでとうございます。会員の皆様をはじめ、これまで学会活動にご参画、ご協力頂きました多くの皆様に、改めて御礼を申し上げます。

園元会長が2013年に掲げられた活動方針、重点課題(3アクション+7テーマ:学会HP参照)は、学会を取り巻く社会の環境変化に対応しつつ、創立100周年、さらにはその先に向けた学会の基盤作りを目指すものです。そのためには、学会および学会員がこれまでの考え方や行動を能動的に変えていくことが求められています。

少々古いデータになりますが、日本経済大学の後藤俊夫教授が2009年に発表された調査結果によると、日本には創業200年以上の歴史を有し、老舗と呼ばれる会社が3937社も存在するということです。最も長い歴史を有する会社は神社や寺を建立する金剛組で、なんと西暦578年に創業しています。世界各国の調査結果も示されており、2位以下は、ドイツ1850社、英国467社、フランス376社と続き、アジアでは中国75社、インド6社、韓国1社とのことです。米国企業は平均30年の短い寿命で衰亡していると言われていますが、老舗の多寡は必ずしも各国・各地域の歴史の長さとは相関しないように思えます。我国に老舗と呼ばれる会社が突出して多いのは、その地政学的な特性に加え、独自の文化、自然、風土、思想などが色濃く反映された結果ではないでしょうか。

日本のバイオインダストリーも例外でなく、長い歴史を誇る会社が多々存在します。醤油製造を生業としたヒゲタ醤油は1616年に、ヤマサ醤油は1645年、酒造りを生業とする月桂冠は1637年、大関は1711年、酢の醸造を生業とするマルカン酢は1649年に創業しています。我国の伝統的な発酵食品の会社以外でも、武田薬品工業は和漢薬の仲買商店として1781年に創業し、アサヒビールとサントリーは1889年に、キリンビールは1907年に創業しています。筆者の属する味の素は1909年に創業しており、100年を超える歴史を有していますが、各社ともバイオテクノロジーをコアコンピタンスとして経営の多角化を図りながら、事業規模を拡大しています。このように長期間に亘り存続できたのは、時代の変化を機敏に捉えつつ、新たな社会的価値、お客様価値を創造し続けてきたからこそであり、伝統は革新の連続であると言われる所以です。

東洋には自然に生かされているという思想があり、日本のバイオインダストリーは自然に謙虚に対峙し、自社の基盤に外からの異質な文化を鷹揚に取り込み、混ぜ合わせ、発酵、熟成させて自らの基盤を発展、拡大し、魅力的なものに変えてきたからこそ長期間に亘り、存続し得たのではないでしょうか。

さて、日本生物工学会は2022年に創立100周年を迎えます。本学会創立の端緒となった1910年の大阪高等工業学校醸造会の設立から数えれば、既に100年を超える歴史があり、国内の学会の中では伝統ある学会と言えます。1923年に大阪醸造学会として設立されて以来、1962年には日本醗酵工学会に、1992年には日本生物工学会へと学会名称が変更されると同時に学会の基盤を発展、拡大してきました。大阪醸造学会から日本醗酵工学会への改称は、同窓会的性格を併せ持つ学会が純粋学術団体へと大きく変貌を遂げるものでしたが、先輩諸氏が学会会員の声に真摯に向き合い、リスクを取って変革にチャレンジされたことが今日の発展に繋がっているものと推測します。日本生物工学会は、これからも原点を見つめながら、学会のステークホルダーの声に耳を傾け、能動的に自らを変えていくことが必要であると考えます。

一方で、決して変えてはならないものもあります。日本生物工学会の定款にはその目的が明確に示されていますが、筆者は日本生物工学会とは、日本独自の基盤(文化、自然、風土)に根ざし、生物を研究開発対象として実学(役に立つ知、技と新たな社会的価値の創造)を志す研究者が集い、学会本部・支部役員と会員の皆様、特に次世代を担う若手会員の皆様との双方向コミュニケーションによる切磋琢磨の場と考えています。これこそが本学会の変えてはならない原点ではないでしょうか。

日本生物工学会が、これからも社会的価値を創造する学会として発展し続ける事を願いつつ、年頭のご挨拶といたします。


著者紹介  味の素(株)(常務執行役員)
     バイオ・ファイン事業本部(副事業本部長)、バイオ・ファイン研究所(所長)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 23 1月 2015

【年次大会】2015年鹿児島大会 シンポジウム公募終了

第67回日本生物工学会大会(会期:2015年10月26~28日、会場:城山観光ホテル)のシンポジウム公募は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。採択につきましては3月中旬に世話人にメールにてお知らせいたします。

♦ 関連記事: 【年次大会】第67回日本生物工学会大会シンポジウム公募のお知らせ

 

Published by 学会事務局 on 22 1月 2015

【事務局より】代議員選挙(電子投票の実施)について

日本生物工学会では、定款第6条3項にもとづき、任期満了に伴う代議員選挙(電子投票)を下記の通り実施いたします。

  • 電子投票受付期間: 2015年2月16日(月)10:00~3月2日(月)正午
  • 選挙人: 2014年12月31日(水)までに2014年会費納入済みの正会員
  • 投票方法: 会員番号とパスワードで電子投票システムにログインしてください。                    

※電子投票には、有効なメールアドレスの登録が必須となります.

メールアドレスを登録していない方、あるいは変更をご希望の方は、異動連絡届出、または、以下の登録フォームより予めご登録いただきますようお願い申し上げます。

メールアドレスの登録はこちらから

Published by 学会事務局 on 22 1月 2015

【学会賞】2015年度各賞受賞候補者推薦のお願い

日本生物工学会では、2015年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞・生物工学学生優秀賞)受賞候補者の推薦を募集しております。

授賞規程pdf(2013年5月25日改正)および以下の推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。

 

推薦書類のダウンロードはこちら

 

【推薦書類の提出先】公益社団法人日本生物工学会事務局  E-mail: award@sbj.or.jp
メールの件名は「(各賞名)推薦」としてください。

【書類提出締切】2015年3月13日(金) 
生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の推薦書類は、2015年2月27日(金)までに各支部長宛にお送りください。(東日本支部は、2月13日に受付を終了しました。)

受賞候補者の方は、事務局から連絡があり次第、調書の提出をお願いいたします。

 

►学会賞Topへ

Published by 学会事務局 on 21 1月 2015

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2014年4月より新企画「よくわかるバイオ」が始まり、2015年1月21日付で、第10回「インフルエンザ」pdfが掲載されました。次回は、2015年2月18日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2015年1月21日掲載 「インフルエンザ」

Fuji Sankei Business i.  2015年1月21日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 19 1月 2015

【事務局より】2015-2016年度代議員の立候補・推薦受付を終了しました

日本生物工学会では、2015年1月19日(月)正午をもって、2015-2016年度代議員の立候補および候補者推薦の受付を終了しました。

今後は候補者一覧を作成の上、電子投票を以下の通り実施いたします。

  • 投票期間: 2015年2月16日(月)10:00~3月2日(月)正午 
  • 選挙人: 2014年12月31日(水)までに2014年会費納入済みの本会正会員に限ります。
  • 投票方法: 電子投票システムにより行います。会員番号とパスワードでログイン後、投票画面へ進んでください。

電子投票には、有効なメールアドレスの登録が必須です。メールアドレスが未登録の方、あるいは変更を希望される方は、メールアドレス登録フォームよりお手続きください。
 

♦ 関連記事:【正会員の方へ】2015-2016年度代議員の選挙について

Published by 学会事務局 on 15 1月 2015

【研究部会】築上町有機液肥製造施設見学会・バイオマス循環利用講演会の開催

このたび、2015年3月13日にバイオマス循環利用研究部会(BRUF)活動の一つとして、バイオマス循環利用施設見学とBRUF講演会を開催します。

福岡県築上郡築上町は町内から排出されるし尿を資源循環利用しているバイオマスタウンとして知られています(生物工学, 92(101), 565)。その中心施設である『築上町有機液肥製造施設』では、し尿を好気的高温発酵により有機液肥肥料に変換する技術を活用しています(詳細はhttp://www.town.chikujo.fukuoka.jp/s022/100/20140319212606.htmlをご参照願います)。

今回は、研究者が普段見ることのできない実際の利活用現場を見学することができます。また、BRUF講演会には、バイオマス研究で著名な九州大学農学研究院 凌 祥之先生(農業工学)および佐賀大学農学部 田中 宗浩先生(農業生産学)の研究グループによるバイオマス循環利用に関する特別講演を予定しています。生物工学とは異なる視点と研究手法からバイオマス循環利用に関する知見・見聞・人脈を拡げ、ご自身の研究にフィードバックする絶好の機会となりうると期待されます。

年度末のお忙しい時期ですが、研究部会員および研究部会員以外の皆様のご参加をお待ちしています。
申し込み希望者は恐れ入りますが、2015年2月28日(土)までに田代宛にご返信(名前、所属、連絡先等)願います。

  • 日時: 2015年3月13日 (金)9:30~16:30(予定)
     
  • 集合場所: 九州大学箱崎理系地区 農学部1号館正面玄関前(車を用意しています)
            ⇒アクセスマップ  ⇒九州大学農学部 研究室の配置マップ
       
  • 施設見学先: 築上町有機液肥製造施設(〒829-0311 福岡県築上郡築上町湊1287)
     
  • 講演会会場: 九州大学農学部5号館211教室
     
  • 日程表:   

9:30~11:00 九州大学農学部集合、移動
11:00~12:00 築上町有機液肥製造施設見学
12:00~14:30 昼食、移動
15:00~16:30 講演会
終了後解散

  • 募集人数: 10名程度
     
  • 申込締切: 2015年2月28日(土)
     
  • 企画代表者:   
    バイオマス循環利用研究部会 部会長
    九州大学農学研究院 酒井謙二 (kensak@agr.kyushu-u.ac.jp )
     
  • 問合わせ・申込先:   
    バイオマス循環利用研究部会 幹事
    同上 田代幸寛 (tashiro@agr.kyushu-u.ac.jp)


►バイオマス循環利用研究部会Topへ

Published by 学会事務局 on 14 1月 2015

《バイオインターフェイス・界面生物工学研究部会 共催》">【関連行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「バイオインターフェース」〈東京〉《バイオインターフェイス・界面生物工学研究部会 共催》

日時 2015年2月26日(木)14:00~16:50 終了後、交流会あり
会場 (一財)バイオインダストリー協会
プログラム
  • バクテリオナノファイバー蛋白質の機能を基盤とする界面微生物プロセスの構築
    …堀 克敏(名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻)
     
  • セルロソーム生産菌によるバイオインターフェースとバイオリファイナリーへの応用
    …田丸 浩(三重大学大学院生物資源学研究科)
     
  • 人工細胞モデル膜の構築とストレス評価
    …高木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科)
⇒詳しくはこちら
問合せ先 〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
(一財)バイオインダストリー協会
TEL:03-5541-2731
先端技術・開発部(担当:矢田・丹羽・穴澤)
http://www.jba.or.jp

【共催】バイオインターフェイス・界面生物工学研究部会

 

Published by 学会事務局 on 14 1月 2015

【事務局より】2015年度研究部会設置申請募集

日本生物工学会では、2015年度研究部会の設置申請を募集しております。研究部会の設置をご希望の方は、研究部会規程に従って研究部会設置申請書word2015年2月27日(金)までに学会事務局宛(info@sbj.or.jp )に提出してください。理事会で審議の上採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。

 

研究部会設置申請に関しての注意点

近年、年次大会の目的や効率性などから研究部会にシンポジウムを行っていただきにくいなどの問題が発生しております。理事会では研究部会活動の活性化を目的に、適切な成果発表の方法や場の確保、開かれて活力ある研究部会をめざした制度の改革について議論しております。

申請に際しては、以下の点にご留意をお願いします。

  • 研究部会承認後、和文誌に会員募集記事を出す(本部より一括してお願いします。記事には研究部会の目的、メリット、アウトプットなどを明示し、意欲ある会員が誰でも参加できるようにすること、会誌7号を予定)。
     
  • 一年の活動が終了した後、和文誌に活動報告を掲載する(会誌5号を予定)。
     
  • 時代の要求、社会の要請、会員の要請に応えるべく理事会では随時、研究申請の内容を精査し承認する(各研究部会におかれては、適宜(10年以内を目途)、目的、体制などについて見直していただくこともお考え下さい)。

活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただくともに、年度末には研究部会活動報告書wordおよび会計報告.xls アイコンの提出をお願いいたします。

 

►研究部会ページTop

Published by 学会事務局 on 14 1月 2015

新着情報 2014年

このページには2014年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。

掲載日 内容
2014.12.25 【JBB】Vol. 119, No. 1 (2015年1月号)オンライン公開
2014.12.24 【随縁随意】言いにくいこと - 大竹 久夫
2014.12.24 【和文誌】第92巻12号の一部を公開しました
2014.12.24 【和文誌】92巻9号特集・バイオミディア公開
2014.12.17 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.12.16 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月27日~1月4日)
2014.12.16 【学会賞】生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)受賞候補者推薦募集
2014.12.12 【正会員の方へ】2015-2016年度代議員の選挙について
2014.12.11 【学術賞】第12回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》 
2014.12.09 【西日本支部】2014年度支部学生賞決定
2014.12.01 【産学連携活動】第3回 生物工学基礎教育セミナー 開催報告
2014.11.26 【学会賞】生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い
2014.11.25 【関西支部】「若手企画委員会ワークショップ(2014/9/18-19)」開催報告
2014.11.25 【和文誌】第92巻11号の一部を公開しました
2014.11.25 【随縁随意】予想を超えた結果に出会うとき-久松 眞
2014.11.25 【和文誌】92巻8号特集・バイオミディア公開
2014.11.19 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.11.17 【JBB】出版詐欺メールにご注意ください
2014.11.17 【JBB】Vol. 118, No. 6 (2014年12月号)オンライン公開
2014.11.14 【関西支部】国際ワークショップ2014 “Workshop on Asian Brewery Technology” 開催報告
2014.11.10 【会員の方へ】2015年会費納入のお願い
2014.11.05 【学術賞】第56回藤原賞受賞候補者の推薦について《学会推薦》
2014.11.04 【年次大会】講演要旨集PDF版のダウンロードについて(11月5日サービス終了)
2014.10.25 【和文誌】92巻7号特集・バイオミディア公開
2014.10.25 【随縁随意】なぜ「休眠遺伝子」なのか?―趣味の研究,道楽の研究― 越智 幸三
2014.10.25 【和文誌】第92巻10号の一部を公開しました
2014.10.22 【JBB】Vol. 118, No. 5 (2014年11月号)オンライン公開
2014.10.21 【年次大会】第66回日本生物工学会大会(2014)後記
2014.10.17 【年次大会】第67回日本生物工学会大会(2015)シンポジウム公募のお知らせ
2014.10.15 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.10.14 【国際交流】2014年度KSBB秋季大会 参加報告
2014.10.09 【会員の方へ】「生物工学よもやま話-実験の基礎原理から応用まで-」特価販売終了のお知らせ
2014.10.09 【中部支部】メールマガジンBBChubu第6号 発刊
2014.09.30 【JBB】2015年1月からのNoteとTechnical Noteの廃止について
2014.09.29 【和文誌】第92巻9号の一部を公開しました
2014.09.29 【随縁随意】研究者マインドの確立のために-河合 富佐子
2014.09.25 【和文誌】92巻6号特集・バイオミディア公開
2014.09.25 【研究助成】山田科学振興財団 2015年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》
2014.09.22 【九州支部】第21回日本生物工学会九州支部熊本大会−講演要旨作成要領について
2014.09.17 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.09.16 【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 2014年度優秀学生発表賞決定(2014/9/15)
2014.09.15 【JBB】Vol. 118, No. 4 (2014年10月号)オンライン公開
2014.09.12 【西日本支部】2014年度学生賞候補者推薦募集
2014.09.12 第66回日本生物工学会大会終了のお知らせ
2014.09.01 【事務局より】大会開催期間中の事務局業務について
2014.08.27 【JBB】2013 Impact Factor の修正について(1.790→1.869)
2014.08.25 【学会賞】2014年度授賞式および受賞講演のご案内
2014.08.25 【年次大会】第66回日本生物工学会大会(2014/9/9~11)
2014.08.25 【和文誌】92巻5号特集・バイオミディア公開
2014.08.25 【随縁随意】企業研究者として-恒川 博
2014.08.25 【和文誌】第92巻8号の一部を公開しました
2014.08.21 【中部支部・本部】第3回CHUBU懇話会・第5回生物工学産学技術研究会開催報告
2014.08.20 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.08.07 【JBB】Vol. 118, No. 3 (2014年9月号)オンライン公開
2014.08.06 【年次大会】講演要旨集の発送とPDF版の公開について
2014.07.31 【JBB】2013 Impact Factor 1.790
2014.07.31 【事務局より】夏期休業のお知らせ
2014.07.28 【和文誌】第92巻7号の一部を公開しました
2014.07.26 【随縁随意】研究者,技術者に大切と思うこと-藤井 隆夫
2014.07.25 【年次大会】事前参加申込み受付終了のお知らせ
2014.07.25 【和文誌】92巻4号バイオミディア・特集公開
2014.07.22 【年次大会】事前参加申込締切: 2014年7月25日金)正午
2014.07.17 【セルプロセッシング計測評価研究部会】第6回若手研究シンポジウム報告
2014.07.16 【JBB】Vol. 118, No. 2 (2014年8月号)オンライン公開
2014.07.16 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.06.25 【和文誌】92巻3号バイオミディア オンライン公開
2014.06.25 【和文誌】第92巻6号一部を公開しました
2014.06.25 【随縁随意】歴史は繰り返す?-山根 恒夫
2014.06.25 【JBB】Vol. 118, No. 1 (2014年7月号)オンライン公開
2014.06.18 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.06.13 【年次大会】演題番号の通知メールについて(6月13日配信済み)
2014.05.29 【学会賞】2014年度学会賞受賞者決定のお知らせ
2014.05.28 【年次大会】講演番号の通知について(参加費納入のお願い)
2014.05.26 【随縁随意】ヒトの遺伝子を解析して感じたこと – 高木 敦子
2014.05.25 【和文誌】92巻2号バイオミディア オンライン公開
2014.05.25 【和文誌】第92巻5号一部を公開しました
2014.05.22 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.05.22 【年次大会】参加申込み受付中 締切:2014年7月25日(金)正午
2014.05.20 【学術賞】第23回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》
2014.05.20 【学術賞】平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
2014.05.14 【年次大会】講演申込・要旨登録受付終了のお知らせ
2014.04.29 【JBB】Vol. 117, No. 6 (2014年6月号)オンライン公開
2014.04.25 【和文誌】第92巻4号一部を公開しました
2014.04.25 【和文誌】92巻1号バイオミディア オンライン公開
2014.04.25 【随縁随意】アンチエイジングと発酵β-グルカン – 岡部 満康
2014.04.22 【学術賞】第4回三島海雲記念財団「三島海雲学術賞」候補者推薦募集《学会推薦》
2014.04.22 【事務局】学会事務局休業のお知らせ
2014.04.21 【和文誌】Fuji Sankei Business i 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
2014.04.08 【学術賞】第6回とうきゅう環境財団 社会貢献学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》
2014.04.17 【本部だより】2014 KSBB春季大会に参加して
2014.04.16 【年次大会】講演要旨登録受付中  締切: 5月14日(水)正午
2014.04.08 【中部支部】メールマガジンBBChubu第5号 発刊
2014.04.08 【学術賞】内藤記念科学振興賞推薦募集《学会推薦》
2014.04.08 【研究助成】2014年度内藤記念科学振興財団第42回講演助成金《学会推薦》
2014.04.04 【学術賞】平成26年度 島津賞候補者推薦募集《学会推薦》
2014.03.31 【JBB】Vol. 117, No. 5 (2014年5月号)オンライン公開
2014.03.25 【和文誌】91巻12号バイオミディア・特集全文公開
2014.03.25 【和文誌】92巻3号一部オンライン公開
2014.03.25 【随縁随意】次世代を担う個性(=独創性)豊かな人材育成を夢見て – 小埜 和久
2014.03.20 【学術賞】日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》
2014.03.11 【JBB】Vol. 117, No. 4 (2014年4月号)オンライン公開
2014.03.03 【年次大会】第66回日本生物工学会大会サイトオープン
2014.02.26 【産学連携活動】第2回生物工学基礎教育セミナー開催報告
2014.02.25 【和文誌】91巻11号バイオミディア・特集全文公開
2014.02.25 【随縁随意】産学官連携におけるコーディネーター(人)の役割 – 西野 徳三
2014.02.25 【和文誌】92巻2号一部オンライン公開
2014.02.13 【JBB】Vol. 117, No. 3 (2014年3月号)オンライン公開
2014.01.31 【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い (締切:2014/2/14)
2014.01.25 【随縁随意】夢を紡ぐ、夢を繋ぐ – 園元 謙二
2014.01.25 【和文誌】91巻10号特集全文・バイオミディアオンライン公開
2014.01.25 【和文誌】第92巻1号の一部オンライン公開
2014.01.16 【学会賞】2014年度各賞受賞候補者推薦のお願い
2014.01.16 【研究部会】2014年度設置申請の募集について
2014.01.14 【JBB】Vol. 117, No. 2 (2014年2月号)オンライン公開
2014.01.07 【会員の方へ】「生物工学よもやま話-実験の基本原理から応用まで-」特価販売のご案内
2014.01.06 【JBB】改訂稿提出期限の変更について

⇒最新の新着情報はこちら

Published by 学会事務局 on 13 1月 2015

【本部】第6回生物工学産学技術研究会

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
活動報告pdf

日本生物工学会では、第6回生物工学産学技術研究会をサントリー研究センターにて開催いたします。これまでの生物工学産学技術研究会に参加された方から、食品領域、健康栄養領域における産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術・商品化技術の講演に対するご要望が多いことを踏まえ、今回の生物工学産学技術研究会を企画いたしました。多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。

日時2015年4月13日(月)13:55~19:00
講演会終了後 懇親会(17:30~19:00)を実施いたしますので、講演会に引き続き、奮ってご参加ください。
場所講演会: サントリー研究センター(別館ではありません) 大会議室
〒618-8503 大阪府三島郡島本町若山台1-1-1 TEL. 075-962-1661
(JR「島本駅」から徒歩12分 / 阪急「水無瀬駅」から徒歩15分)
http://www.suntory.co.jp/company/map/research.html

懇親会: サントリー研究センター ラウンジ
参加費講演会:無料
懇親会:一般3,000円(税込)、学生1,000円(税込) 当日会場にてお支払ください。
定員130名(定員になり次第締め切ります)
申込み締切2015年3月31日(火) ⇒延長しました 4月6日(月)
問合せ先日本生物工学会事務局  TEL. 06-6876-2731  E-mail: info@sbj.or.jp

講演会プログラム

  • 13:15 受付開始
     
  • 13:55~  挨拶……………倉橋 修(日本生物工学会副会長)
     
  • 14:00~15:00 「醤油と健康のおいしい関係」 
             …古林 万木夫(ヒガシマル醤油(株)取締役研究所長) 

和食に欠かすことができない淡口醤油は、美しい仕上がりと素材やだしを活かす調理機能に加えて、低塩でおいしさを実感できる減塩効果があります。さらに、醤油に含まれる醤油多糖類SPSの機能性として、抗アレルギー作用、免疫調節機能、鉄吸収促進作用、中性脂肪低下作用を明らかにしました。いま一度、醤油の価値を再認識していただき、醤油と健康のおいしい関係についてご理解を深めていただければ幸いです。

  • 15:00~16:00 「高温高圧水蒸気の食品への応用」   
             …中原 光一(サントリーグローバルイノベーションセンター(株)上席研究員)

食品原料が持っている成分や機能を存分に引き出し、これを生かすことは、食品メーカーの使命ともいえる重要な課題です。「天然成分の良いところをすべて使いたい。機能性を引き出したい。原料を多様に変換したい。香味を創生したい」を実現するために、原料利用の幅を広げる開発として高温高圧水蒸気による技術開発と実用化を行ってきました。加工原料がもたらす効果は、微生物利用においても可能性の幅を広げることが期待されます。
 

  • 16:15~17:15 「天命を待って人事を尽くす」-若い研究者の方々へのエール 
             …栗木 隆(江崎グリコ(株)取締役常務執行役員 研究本部長)

人間には積極的に運命に挑みそれを切り開いていくタイプと、色々な人から運命の種をもらいそれに対して精一杯生きていくタイプの人がいると思う。私は後者である。偶然がもたらした研究者への道、商品開発と基礎研究の狭間の尽きない悩み、いつも腹を空かせた愚か者であることの大切さ、世界の中心を知りたい野心など、まだまだふり返るつもりではないが、若い研究者の何かの参考となればと思い、私の経験をお話してみたい。

  • 17:30~19:00  懇親会(於:サントリー研究センター ラウンジ)
     

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Published by 学会事務局 on 08 1月 2015

(終了しました)">【正会員の方へ】2015-2016年度代議員立候補・推薦受付中(締切:1月19日正午)(終了しました)

日本生物工学会では、2015-2016年度代議員の立候補、および候補者推薦を受け付けております。(終了しました)受付期間は、1月8日(木)10:00~1月19日(月)正午までです。立候補あるいは候補者の推薦をされる方は、Web選挙システムにて期日までにご登録ください。

  1. 選挙権と被選挙権
    候補者および推薦者は、2014年12月31日までに2014年会費納入済みの日本生物工学会正会員に限ります(ただし、2015年に新規入会の方は対象外)。
     
  2. 選挙の方法 

Web選挙 - 立候補・推薦の手順はこちら

  • 立候補および候補者の推薦受付は、選挙システムを利用して行います。会員番号とパスワードでログイン後、「立候補・候補者推薦」画面へ進んでください。パスワードをお忘れの方は、事務局(info@sbj.or.jp )までお問い合わせください。
  • 「立候補・候補者推薦」画面で、立候補と候補者推薦(推薦枠1名)を同時に行うことができます。立候補のみ、あるいは、候補者推薦のみを行うこともできます。
  • 【確定】ボタンをクリックした後、変更できませんのでご注意ください。
  • 「立候補・候補者推薦」画面にアクセスできるのは1回だけです。ただし、内容の確認は可能です。

 

 
 

 

♦ 関連記事:【正会員の方へ】2015-2016年度代議員の選挙について

Published by 学会事務局 on 06 1月 2015

【JBB】2015年1月よりNote及びTechnical Noteを廃止しました

Journal of Bioscience and Bioengineeringでは2015年1月よりNote及びTechnical Noteを廃止しました。新規投稿はRegular Paperの形式で作成下さい。2015年1月以前に受け付けたNote及びTechnical Noteの改訂稿は当初のフォーマットで受け付けます(Reject論文の再投稿を除く)。⇒Instructions to Authors

英文誌編集委員会

Published by 学会事務局 on 25 12月 2014

Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 119 (2015)

Vol. 119 (July–December 2015)

JBB Vol. 119 表紙画像

Acinetobacter calcoaceticus P23 is a plant growth-promoting bacterium that was isolated from the surface of duckweed (Lemna aoukikusa) in the Hokkaido University Botanical Garden. The bacterium was observed to colonize on the plant surfaces and increase the chlorophyll content of not only the monocotyledon Lemna minor but also the dicotyledon Lactuca sativa in a hydroponic culture. The picture shows a fluorescent microscopic observation of the roots of L. sativa inoculated with strain P23. The green clusters on the root surfaces show the colonies of the bacterium. The red spots are chloroplasts showing the auto fluorescence of chlorophylls. The amount of chloroplasts in the root cells of L. sativa increased after colonization by strain P23. Strain P23 has the potential to play a part in the future development of fertilizers- and energy-saving hydroponic agricultural technologies.

For more information regarding this work, read the article: Suzuki, W. et al., “Plant growth-promoting bacterium Acinetobacter calcoaceticus P23 increases the chlorophyll content of the monocot Lemna minor (duckweed) and the dicot Lactuca sativa (lettuce)”, J. Biosci. Bioeng., volume 118, issue 1, pages 41–44 (2014).



⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

Published by 学会事務局 on 24 12月 2014

【随縁随意】言いにくいこと-大竹 久夫

生物工学会誌 第92巻 第12号
大竹 久夫

私ごとですが、来年2015年3月をもちまして大学を定年退職になります。1968年に大学に入学しましてから、じつに50年近くも大学に居続けたことになります。振り返ってみますと、自由が取り柄の大学と言いましても、やはり言いにくいことはいろいろとありました。たとえば、立派な研究発表を聞かせて頂いた後で「だから何なの」とはなかなか言えません。そもそも発表された方に「だから何なの」などとお聞きするのは、意地が悪いし大変失礼なことです。発表者が研究成果を中心に話すことは当然ですから、「だから何なの」などと聞くのは発表内容に直接関係ありませんし、なにより貴重な質疑応答の時間を無駄にしかねません。しかし、そう頭では分かっていましても、やはり「だから何なの」と聞きたくなる衝動にかられることが、とくに最近増えているように思います。単に、私が偏屈で人間ができていないだけのことであればよいのですが。

研究の発表を聞かせて頂いて「だから何なの」と聞きたくなるのは、研究の縦割りならぬ横割りの弊害が見え隠れする時が多いように思います。基礎研究、応用研究と産業化の間に、展開研究や実証研究などが飛び箱のように積み重ねられ、出口に向かわない応用研究やビジネスモデルのない実証研究があちこちで行われていると感じているのは、はたして私だけでしょうか。応用研究や実証研究では、目的が達成されなければ意味がありません。研究の横割りがひどくなりますと、応用研究は出口について語らなくなり、実証研究も社会実装を棚上げにしがちです。研究の横割りの最大の弊害は、だれも責任をとらない大型研究プロジェクトが、国で堂々と行われてしまうことでしょう。

どうみても先の見えないプロジェクトの研究費申請書を読まされても、「うそでしょう」とはとても言えません。基礎研究ならともかく、応用研究や実証研究では研究の到達目標や期待される波及効果について書かなければ、研究費はもらえません。たとえ出口に向かうロジックや波及効果の説明に「ありえない」と思っても、「うそでしょう」とはなかなか言えません。しかし、「ありえない」ことは「ありえない」と言わなければ、何でもありの空想の世界に入り込んで、役に立たない研究ばかり増えてしまいます。若い研究者が信じきって取り組む場合は微笑ましく、ひょっとしてとんでもない結果がでるのではないかと期待するのも楽しいことです。しかし、明らかに苦し紛れの方便としかとれない場合は頂けません。もちろん、言いにくいことを口に出すには、それなりの覚悟が必要です。ある会議で、巨額な国費を投入した割にビジネスモデルが出てこないバイオ燃料に苦言を呈したとき、お役人から「そんなことは総理大臣になってから言ってくれ」と叱られたこともありました。そう言うお役人も、きっと役所で同じことを言わたことがあるのでしょう。研究の横割りがひどくなりますと、ありえない話や方便がまかり通ってしまいます。自分の持ち場のことだけを語っていればよくなり、先のことには責任をもつ必要がなくなるからです。研究の横割りを避け、ありえない話がまかり通らないようにするには、技術の開発から社会実装に関わる利害関係者を一堂に集め、シームレスな議論をすることです。それにはお金も時間もそれほどかかりません。利害関係者を一堂に集めたシームレスな議論において、ビジネスモデルも波及効果も明らかにならなければ、少なくともお金のかかる大型研究プロジェクトはやめるべきでしょう。

私は、これまで50年近い大学生活のほとんどを工学部と工学研究科で過ごしてきました。最後に振り返って、工学者である限りパス回しよりも、もっとしつこくゴールに向かってシュートを打ち込むべきだったと思います。若い生物「工学者」の皆さん、一日も早く自分のゴールを見定めて、ぜひ強力なシュートを打ち続けて下さい。


著者紹介 大阪大学大学院工学研究科(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 24 12月 2014

生物工学会誌 – 92巻12号

 

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Published by 学会事務局 on 17 12月 2014

【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載

日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2014年4月より新企画「よくわかるバイオ」が始まり、12月17日付で、第9回「酵素って何?」pdfが掲載されました。次回は、2015年1月21日に掲載予定です。

過去に掲載された記事一覧はこちら

Fuji Sankei Business i  企画特集『よくわかるバイオ』 2014年12月17日掲載 「酵素って何?」 

Fuji Sankei Business i.  2014年12月17日掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Published by 学会事務局 on 16 12月 2014

【学会賞】生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)受賞候補者推薦募集

2015年度受賞候補者推薦の受付は終了しました。

日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)の2015年度受賞候補者の推薦を募集しております。

生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。

生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。

正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。

推薦書類は、2015年3月13日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: award@sbj.or.jp )宛に送付してください。

 

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Published by 支部:北日本 on 13 12月 2014

北日本支部-2014年度事業

年次大会

  • 第66回日本生物工学会大会外部リンク
    会期:2014年(平成26年)9月9日(火)~ 11日(木)
    会場:札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
     

主催行事

 

これまでの活動

 

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Published by 学会事務局 on 12 12月 2014

【正会員の方へ】2015-2016年度代議員の選挙について

公益社団法人日本生物工学会は、定款第6条3項にもとづき、任期満了に伴う代議員選挙を予定しています。
本選挙は、選挙システムを利用して、以下の要領で実施いたします。

選挙日程

候補者の立候補、推薦の受付 2015年1月 8日(木)10:00~19日(月)正午
電子投票の実施 2015年2月16日(月)10:00~3月2日(月)正午

<今後のスケジュール>

  1. 「立候補」、「推薦」の受付
  2. 支部および本部による「候補者推薦」
  3. 「候補者一覧」の作成・登録
  4. 電子投票の実施
  5. 投票結果の公示

選挙権・被選挙権を有するための資格要件

  • 2014年12月31日(水)までに2014年会費納入済みの本会正会員であること。
  • 2015年1月1日以降に2014年会費の納入があっても選挙権・被選挙権は認められません。
  • 2015年に新規入会の方は、対象外です。

選挙方法

立候補の届け出、候補者(1名)の推薦および投票をWeb上で受け付けます。選挙システムを利用するには、有効なメールアドレスの登録が必須となります。

メールアドレスを登録していない方、あるいは変更したい方は、異動連絡届出、または、以下の登録フォームより予めご登録いただきますようお願い申し上げます。

メールアドレスの登録はこちらから

Published by 支部:西日本 on 09 12月 2014

【西日本支部】2014年度支部学生賞決定

日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、下記の5名に2014年度の支部学生賞を授与することに決定しました。誠におめでとうございます。

安保 紘高(岡山大学大学院自然科学研究科 博士前期課程1年)
天野 万里(岡山大学大学院環境生命科学研究科 博士前期課程2年)
岡 大貴(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科 博士前期課程1年)
高原 沙里(山口大学大学院農学研究科 修士課程1年)
緋田 安希子(広島大学大学院先端物質科学研究科 博士課程前期2年)

 

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Published by 支部:西日本 on 09 12月 2014

【本部・西日本支部】2014年度日本生物工学会技術セミナー「おいしいお酒の科学と技術」

世界をリードする日本の発酵技術。その粋を集めた所産が「日本酒」である。グローバル舞台で今注目されている「日本酒」に「最先端の科学の目」をあててみる。おいしいお酒のわけが解き明かされる。

主催:日本生物工学会本部・西日本支部
後援:中国新聞社

日時 2015年2月28日(土) 13:30~17:40(懇親会18:00~20:00)
場所 広島グランドインテリジェントホテル 芙蓉の間
(広島市南区京橋町1-4) TEL. 082-263-5111
参加費 1,000円(税込) 学生:無料
懇親会費: 3,000円(税込)
申込み締切 2015年2月13日(金) ⇒2月23日(月) 延長しました ただし、定員に達し次第締め切ります。
申込み方法 名前、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel・E-mail)、懇親会参加の有無を明記の上、こちらのフォームよりお申し込み下さい。参加費等は当日受付にてお支払い下さい。
問合せ先 日本生物工学会 西日本支部庶務幹事
秋 庸裕 (広島大学大学院先端物質科学研究科)  Tel/Fax: 082-424-7755
E-mail: aki@hiroshima-u.ac.jp

プログラム

  • 13:30~13:35 開会の辞………………日本生物工学会会長 園元 謙二(九大院・農)
     
  • 13:35~14:20 おいしいお酒と麹菌……岩下和裕(独立行政法人酒類総合研究所)
     
  • 14:20~15:05 おいしいお酒と酵母菌……赤尾 健(独立行政法人酒類総合研究所)
     
  • 15:05~15:50 おいしいお酒と品質管理……磯谷敦子(独立行政法人酒類総合研究所)
     
  • 15:50~16:05  (休憩)
     
  • 16:05~16:50 おいしいお酒とお米……安澤義彦(朝日酒造株式会社)
     
  • 16:50~17:35 美味しさと高機能性を両立させたお米……水野英則(株式会社サタケ)
     
  • 17:35~17:40 閉会の辞………日本生物工学会西日本支部長 山田 隆(広大院・先端)
     
  • 18:00~20:00 懇親会

 

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Published by 支部:西日本 on 03 12月 2014

【西日本支部】市民公開講演会「マッサンこと竹鶴政孝氏のウイスキー人生」

日時 2015年1月24日(土)15:30~16:30
会場 ホテルグランヴィア広島(新幹線広島駅北口に隣接) 
参加費 無料(事前登録要)
定員 先着150名
申込み締切 2015年1月16日(金)17時
申込方法 「広島醗酵会」ホームページ(http://home.hiroshima-u.ac.jp/hakkokai/)よりお申し込みください。(申込者数が定員に達した時点で受付を終了します)。
問合せ先 〒739-8530 東広島市鏡山1-3-1
広島大学大学院先端物質科学研究科 秋 庸裕(西日本支部庶務)
TEL/FAX: 082-424-7755 E-mail: aki@hiroshima-u.ac.jp

広島醗酵会事務局
TEL: 082-424-7523 FAX: 082-424-7000
E-mail: kodamaf@hiroshima-u.ac.jp

主催: 公益社団法人日本生物工学会 西日本支部
共催: 広島醗酵会
後援: アサヒビール株式会社・中国新聞社

プログラム

  • 15:30   開会の挨拶 …… 西日本支部長・広島醗酵会会長・広島大学大学院教授 山田 隆
     
  • 15:35   講演会「マッサンこと竹鶴政孝氏のウイスキー人生」
              ………………………竹鶴酒造株式会社 代表取締役 竹鶴 壽夫
                          (座長 大阪大学名誉教授 室岡 義勝)

    広島県竹原市に生まれた竹鶴政孝氏は、忠海中学を経て大阪高等工業学校醸造学科(現、大阪大学工学部応用自然科学科)を卒業し、摂津酒造(後、宝酒造に併 合)よりスコットランドのグラスゴー大学に留学してウイスキー醸造学を学ぶ。帰国後、寿屋(現、サントリー)に入社してウイスキー生産を指導。10年後に 同社を退社し、北海道余市に大日本果汁(後、ニッカウヰスキー)株式会社を設立して日本初の本格的ウイスキー生産を軌道に乗せる。政孝氏と竹原市、池田元 首相などとの関係やスコットランドで知り合ったリタ夫人との数々のエピソード、後継者の竹鶴威氏(広島高等工業学校醸造学科、現広島大学工学部第三類、を 経て北海道大学卒業)などについて、身近に接した竹鶴壽夫氏(大阪大学工学部醗酵工学科卒)が語る市民公開講演会。

 

 

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Published by 学会事務局 on 01 12月 2014

【本部】第3回 生物工学基礎教育セミナー 開催報告

第3回となる生物工学基礎教育セミナーを、11月28日(金)、味の素(株)川崎事業所において開催しましたところ、企業の若手研究者・技術者39名に加え、大学から3名、合計42名(会員20名、非会員22名)の方々に参加いただき、10:00から17:30まで、講義と演習に取り組んでいただきました。

今回のセミナーでは、前回に引き続き、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材にして、第5章バイオプロセスにおける単位操作の内容、バイオリアクターにおける殺菌・除菌、通気・撹拌とスケールアップ時における留意点、計測と制御に関して、執筆者である広島大学中島田教授による講義と演習指導を実施いたしました。また、研究・生産現場で利用される培養・計測技術についてはエイブル(株)富田悟志氏から、並びに単離・精製技術についてはメルク(株)伊藤隆夫氏から最新の知見も含め、紹介いただきました。

今回のセミナーは、第2回のセミナー参加者の8割強の方が講義と演習指導を組み合わせた形式が良いとされたこと、 「基礎から学ぶ生物化学工学演習」の第5章バイオプロセスにおける単位操作について学びたいという方が非常に多かったこと、また、8割の方から産業界の講師による講演に関心があり、演習指導内容と関連するような講演が望まれたこと等を踏まえて企画いたしました。

次回の生物工学基礎教育セミナーは、今回参加された方々の意見をも踏まえ、講義と演習指導の形式で、生物化学工学の基礎を習得いただけるように内容を再検討いたします。生物工学(生物化学工学、応用微生物学など)に関する基盤となる知の習得の場、学び直しの場として、このセミナーをご活用ください。

日本生物工学会産学連携委員会

 

中島田教授による講義と演習指導

中島田教授よる講義中島田教授による演習指導

 産業界からの講師の方々
 左: 伊藤氏、右: 富田氏

産業界からの講師の方々 左: 伊藤氏、 右: 富田氏

熱心に講義を聴講する参加者

熱心に講義を聴講する参加者 熱心に講義を聴講する参加者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【関連記事】

Published by 学会事務局 on 26 11月 2014

【学会賞】2015年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い

日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を設置しました。本賞は、日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学して優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的として、研究奨励金(5万円)を授与するものです。
受賞者一覧はこちら

正会員は、同賞の受賞候補者を、所定の書式により支部長を経由して推薦することができますので、優秀な学生会員の推薦を宜しくお願いいたします。

  • 受賞対象学生

応募時に博士前期課程(修士課程)、あるいはそれに同等の大学院教育課程(年次)に在籍する本会学生会員で、受賞年度において日本の大学の博士後期課程、あるいはそれに同等の大学院教育課程に進学することが決定(予定)されている者

10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができます。
 

  • 受賞人数: 各支部1名、合計6名に授賞される予定
     
  • 推薦方法
    推薦者(指導教員または指導予定教員等の正会員)の1) 推薦書と2) 候補者調書に必要事項を満たし、推薦者から所属支部の支部長宛に送付して下さい。
     
  • 提出書類:
  1.  日本生物工学会生物工学学生優秀賞候補者推薦書word
  2.  生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者調書word
     
  • 提出締切日: 2015年2月27日(金)
     
  • 提出先
    書類1), 2) は、推薦者から所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
    各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。
    電子メールの件名は、「生物工学学生優秀賞推薦」としてください。

     
  • 問合せ先: 所属支部の支部長 または
    公益社団法人日本生物工学会事務局 学会賞担当
    E-mail: award@sbj.or.jp  TEL. 06-6876-2731

 

※本賞は大会時に表彰されます。受賞者は対象となった研究の成果(あるいはその一部)についてi) 本会大会における発表、もしくはii) 本学会の英文誌または和文誌での論文などで発表いただくこととなっております。

 

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Published by 支部:関西 on 25 11月 2014

【関西支部】「若手企画委員会ワークショップ(2014/9/18-19)」開催報告

大寺基靖氏(ライオン)

大寺様

越野孝史氏(大阪ガス)

越野様

閑歳氏(Zaim)

閑歳様

関西支部若手企画委員会では2014年9月18日(木)~19日(金)の2日間、合宿形式のワークショップを関西セミナーハウス(京都市左京区)にて開催しました。

今回は第1回目の企画であることから、若手企画委員間のコミュニケーションを深めることに重点を置き、クローズド(若手企画委員16名および講師3名のみ)での開催としました。また、各委員の研究・業務内容紹介に加え、生物工学とは直接関連しない業種で活躍されている方を講師に招き、研究開発だけでなく、業界に関する幅広い話題や、生物工学分野とは異なる視点からの事業戦略などについてご講演いただきました。

ライオン株式会社の大寺基靖様からはラクトフェリンのサプリを発売した経緯や失敗談、研究指針、人材育成の話など、大阪ガス行動観察研究所の越野孝史様からは、実際に人間の行動を見ることによって意識下にある潜在的なニーズを探るとともに様々な改善を提案する「行動観察」について、株式会社Zaimの閑歳孝子様からは、スマートフォン向けアプリの家計簿サービス「Zaim」の開発・運用について、興味深い講演をいただきました。

若手企画委員会では今後も引き続き、次世代を担える人材の育成とネットワークの形成を目的とした企画を検討していく予定ですので、ご支援ご協力のほど宜しくお願い致します。

(関西支部若手企画委員会)

【関西支部】「若手企画委員会ワークショップ(2014/9/18-19) 集合写真

第1回「若手企画委員会ワークショップ」集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Published by 学会事務局 on 25 11月 2014

【随縁随意】予想を超えた結果に出会うとき-久松 眞

生物工学会誌 第92巻 第11号
久松 眞

若いころは面白そうと感じて行った直感的な行動や、あるいは経験を積んで独創的な計画を立て、ここは勝負と決断して行った直観的な行動でも、予想を超えた結果に出会うことがある。研究にも感性はあると思っているが説明が難しいので、とにかく体験を紹介する。

研究者として駆け出しの阪大産研時代、水溶性多糖類、サクシノグリカン(以後SGと略記)の研究をしていた。生合成の研究が行き詰り、ストレスを発散させるつもりで当時目新しかったHPLCでSGから抽出した有機酸の分析をした。すると、コハク酸のほかに大きなピークを検出、これがピルビン酸の発見となった。ピルビン酸のみを外したSGをメチル化分析し、糖結合情報を調べるガスクロ分析にかけると、構造がイメージできる見事なチャートが現れた。SGの構造解析はボス原田篤也教授(故人)の目標の一つであったので研究室一丸となって取り組んだ。研究室の同僚にも恵まれSGの構造解析で学位が取れた。SG産生微生物は、植物の遺伝子組換えに使われるアグロバクテリウムと同属であったことから、この多糖類の構造解析は我々の実績になった。

未完成となった生合成の研究も、多くの植物病原菌が産生するb-1,2-グルカンが重合度20程度の環状グルカンであることを証明するのに役立った。この時、共同研究者で糖分析でも先駆者の小泉京子先生(故人、武庫川女子大学薬学部教授)から分析哲学を教わった。糖の分離でやるだけやって困ったらNH2よりODSの方が頼りになる、均一溶媒(アイソクラテック)でこのカラムの超能力は発揮されるが、溶媒の作り方が重要と教えられた。53%のAB混合溶媒を作る場合、50% A液7部と60% B液3部で混合すること、そうすれば1%ずつ溶媒濃度を変えてHPLC分析を再現性よく行え、ベストな分離パターンが得られると。

米国ジョージア大学は、コロラド大学のアルバーシャイム教授と彼の研究室のメンバーを丸ごと引き抜き、最新分析装置を備え世界から注目される複合糖質研究拠点(CCRC)を立ち上げていた。三重大学に移ったころ自分の能力を試してみたくて、彼に受け入れを伺う手紙を出したところ、提示した雇用条件なら受け入れられるとの返事が届いた。キシログルカンのセルラーゼ分解物には重合度20前後のオリゴ糖が複数存在する。そのうちの1個、1 mg程度を分離する研究がCCRCの仕事となった。1年と短い滞在期間で結果を出すには、ある程度の成果が見込める実験方法をデザインする必要があった。そこで思い出したのが小泉先生の教え。はじめはゲルろ過で分け、次にNH2で分け、最後に溶媒濃度の選択を熟慮しODSで分取すれば何とかなると直観した。計画は大当たり、キシログルカンオリゴ糖を6種類純化でき構造解析も全部完了、CCRCのメンバーをうならせた。

21世紀に入ると改組や大学法人化など次から次と大学運営が変わり始めた。独自性がある基礎研究(シーズ)に加えて社会のニーズにも応えられる研究が求められる時代になった。そこで、残飯からバイオエタノールを生産する研究を選んだ。老化した澱粉や調味料として加えられた塩や油の影響で残飯は生澱粉と比べると酵素分解は容易でない。古い技術ではあるが硫酸糖化を選択し、硫酸が入った酸性下でエタノール発酵ができるストレス耐性酵母の研究を始めた。しかし、遅すぎた新分野への参入と産学官の連携型で研究する新しい体制には不慣れであったことと、会議が多くなり自分で研究しなくなったことなどから実験中に次の手を想像しにくくなった。若かったころと比べると研究の勘は鈍った。

研究できる若い時期こそ感性を磨く貴重な時期である。たくさんの経験の中に勘も入れてほしい。社会のニーズとマッチングさせることを頭に入れながら自分流の型が育ってきたころに大きな果実が転がってくるはずである。


著者紹介 三重大学名誉教授、三重大学社会連携研究センター伊賀研究拠点(副所長・特任教授)

 

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