『生物工学会誌』表紙デザインについて
投稿日: 2018.12.20 最終更新日: 2020.11.30
早いもので、『生物工学会誌』の表紙をリニューアルし、1年が経ちました。毎号、カラフルな背景にバイオのモチーフが配置された表紙を、机に並べても楽しめるようにデザインしていただきました。事務局には、実際にリビングの書架に並べて楽しんでいますとの声も届き、関係者一同喜んでいます。
さて、第96巻第1号のお知らせにて、モチーフには隠されたテーマもあるとお伝えしていました。お気付きの方も多くおられると思いますが、モチーフは、バイオの歴史を過去から現在まで12トピックス選んだものになっています。
農耕のはじまり (オオムギ) | |
醸造のはじまり (ワイン樽) | |
天然痘の予防接種 (ウイルス) | |
パスツールの実験 (酵母) | |
遺伝学の確立 (エンドウ) | |
染色体説の誕生 (染色体) | |
ペニシリンの生産 (アオカビ) | |
ワトソン・クリックモデルの提唱 (DNA 二重螺旋) | |
遺伝子組換え技術の確立 (大腸菌とプラスミド) | |
バイオ医薬品の生産 (抗体) | |
再生医療研究のはじまり (動物細胞) | |
ゲノム編集技術の確立 (CRISPR) |
2019年の『生物工学会誌』は、モチーフはこのままで、背景の色を少し変えてお届けする予定です。 引き続き、お楽しみいただければと思います。表紙のみならず、編集全般に関し、今後とも皆様からのご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。
(和文誌編集委員会)