【本部】第2回生物工学基礎教育セミナー開催報告
2014年2月24日(月)、味の素(株)川崎事業所にて第2回生物工学基礎教育セミナーを開催いたしました。
今回の基礎教育セミナーでは、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材にして、バイオリアクション(微生物反応、酵素反応)における量論・速度論、バイオリアクターの設計、バイオプロセスにおける単位操作(通気・撹拌)について、執筆者でもある徳島大学大政健史教授、金沢大学仁宮一章准教授から講義と演習指導をいただきました。また、アステラス製薬(株)の山下道雄氏から 『医薬品としての微生物二次代謝産物の探索・工業化研究』と題して、ものづくりの現場における課題発掘と課題解決の経験談を講演いただきました。
企業からの54名の若手研究者・技術者に加え、大学・公的研究機関から6名の方、合計60名(会員19名、非会員41名)の方々に参加いただき、9:30から17:30まで、講義と演習に取り組んでいただきました。
次回の生物工学基礎教育セミナーは、今回参加された方々の意見も踏まえ、今回と同様な講義と演習を組み合わせた形式での開催を考えております。生物工学(生物化学工学、応用微生物学など)に関する基盤となる知の習得の場、学び直しの場として、このセミナーをご活用ください。
日本生物工学会産学連携委員会
大政教授、仁宮准教授による講義と演習指導
生物化学工学に関る
様々な教科書の紹介
熱心に講義を聴講する参加者
アステラス製薬(株)山下氏による講演
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