2021年4月14日(水)~16日(金)に韓国生物工学会(Korean Society of Biotechnology and Bioengineering; KSBB)の2021年春季大会(2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium: Emerging Trends in Biotechnology after Pandemic)が開催された。会場は、RAMADA PLAZA JEJU(済州島)ということであったが、実際には、大部分がZoomを用いたwebにて開催された。日本生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan; SBJ)からは、2020年度の学会賞受賞者である大政健史教授(功績賞・大阪大学)と清水一憲准教授(照井賞・名古屋大学)が招待され、講演を行った。

KSBB春季大会は、3日間の開催期間ではあるが、初日は評議委員会であり、実際には2日間にわたった大会であった。プレナリーレクチャーは、日本、米国、韓国、オランダの各国から2日間にわたって7件が開催され、その間に7つの会場にて並列にてシンポジウムが開催、ランチョンセミナー4件、さらに2日目の午後シンポジウムと並列でe-POSTERとして、10分野で合計400件のポスター発表が開催された。SBJからの講演は、[S4-7]Frontiers in Biomedical Studiesと題したシンポジウムにおいて、3日目の午後1時から3時の間の4件の発表のうち2件として講演がなされた。Webでのシンポジウムではあったが、進行はスムーズであり、日本にいながら、特に問題なく講演も質疑応答も行えた。残念ながら、KSBB側との直接の顔合わせの交流行事や意見交換の場はなく、次回以降においてその機会が得られることを是非とも期待したい。

末筆ながら、丁寧にシンポジウムのお世話をしていただきましたJae-Hyung Jang先生(Yonsei University)、座長をお引き受けいただきましたHyungil Jung教授(Yonsei University)、KSBB事務局に厚く御礼申し上げます。また、本派遣の機会を頂きましたSBJ国際展開委員長の藤山和仁先生、諸手続きを行っていただいた事務局をはじめ、SBJの先生方に心より御礼申し上げます。

2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium
web開催でのプログラムより抜き出し

 

 

KSBB春季大会.現地の様子

 


関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告