【本部】第17回生物工学懇話会のご案内
日本生物工学会第17回生物工学懇話会のプログラム詳細が決まりました。
会員各位多数ご出席下さいますようご案内いたします。
日時 | 2012年5月25日(金)14時30分~17時25分 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル 801-802号室 |
プログラム
(司会 大政 健史)
- 14:35~14:40
開会の挨拶 ………………原島 俊
- 14:45~15:30
講演1 「東日本大震災後の海洋水産政策」…東京海洋大学大学院 末永 芳美
昨年発生した東日本の地震と津波は、東日本に様々な大きな影響を与えた。東日本の太平洋は世界の三大漁場として知られているが、この沿海部の市町村が壊滅的被害を受けた。とりわけ水産業の被害は甚大だ。しかし現実にその復興の歩みは遅い。何が、復興を阻害しているのか、その要因を分析し、復興を加速するためどのような海洋水産政策が必要かを探ってきた。大学を挙げて取り組んできた震災復興学内研究プロジェクトの成果の一端を報告する。(座長:貝沼 章子)
- 15:30~16:15
講演2 「東日本大震災及び原発事故の影響、復興への対策」…福島県西郷村・村長 佐藤 正博
東日本大震災および東京電力福島第一原発事故による本村の被害状況、復旧、復興対策等について報告する。特に放射性物質の拡散は長期に亘ってその影響が懸念され、確立した基準等がないため、自治体、住民ともに困惑している。その中で復旧ではなく復興を目指しての対策等について報告したい。また、福島県町村会長として県内の自治体の苦悩を伝えたい。(座長:大政 健史)
- 16:15~16:30 休 憩
- 16:00~16:45
講演3 「アクセシビリティ技術と超高齢社会」…日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所 浅川智恵子
アクセシビリティ技術は視覚をはじめとした障がい者の情報アクセス環境を大きく変え、教育・就労など様々な社会参加を実現してきました。いま、超高齢社会を迎え、情報通信技術(ICT)にはシニアの活躍を支える技術としての新たな役割が求められています。シニアが身体・認知能力の低下を乗り越え、社会の中で知識や経験を生かし続けていくために、ICTに何ができるのか? 情報アクセスのための技術から、社会へのアクセスを実現するための技術へ―アクセシビリティ研究の変化をふまえ、全員参加型社会への道筋を考えたいと思います。(座長:坂口 正明)
- 17:15~17:20
閉会の挨拶 ………………水光 正仁