【本部】第16回生物工学懇話会
日時 | 2011年5月27日(金)14:10~16:50 |
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場所 | サントリーホール(ブルーローズ:小ホール) ⇒アクセス 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 TEL: 03-3505-1001 |
参加費 | 無料(事前に下記事務局までメールでお申し込みください) |
プログラム | (司会 町田 雅之)
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問い合せ先 | 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 公益社団法人 日本生物工学会 Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034 E-mail: |
講演1 「動物から来るウイルス感染症の脅威」 14:15~15:00
東京大学医科学研究所 甲斐 知恵子
近年、これまで知られていなかったウイルス感染症が世界各地に出現している。これらは人や物資のグローバルな流通に乗って広がることから、時にはSARSのように世界を震撼させる。新たに出現するウイルス感染症のほとんどは、自然宿主である動物からの人への伝播に由来する。本講演では、最近アジアで出現した致死性の流行等を例として、その及ぼす甚大な被害や、制圧までの経緯を概説し、様々な謎に迫る基礎的研究や対策研究の現状を紹介する。
(座長:飯島 信司)
講演2 「ホンダのDNA:挑戦・創造・革新」 15:05~15:50
中央大学大学院 小林 三郎
戦後多くの企業が頑張って数々のイノベーションを生み出し、日本の発展・経済成長を担ってきたが、最近日本からあまり新しいものが出てこない。資源のない日本は、世界的な創造・革新が生まれない限り、外貨は稼げないし、我々の子供・孫たちが幸せになれない。何がイノベーション阻害しているのか、どうするとイノベーションが生まれやすいのかをホンダでの原体験をもとに明らかにする。
(座長:町田 雅之)
講演3 「脳とイノベーション」 16:00~16:45
ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木 健一郎
科学技術が大きく変容する中で、新たな発明・発見をいかにして生み出し、イノベーションを見いだすかは大きな命題です。今日、イノベーションは何か一つの要素技術によって起こせた時代から、総合的に対象を理解し、その複雑なふるまいの本質をとらえなければならない時代になっています。その「総合性」や「システム性」の象徴が脳であり、特に脳の創造性、ひらめきのメカニムが注目されています。その創造性について最新の研究成果をご紹介しつつお話したいと思います。
(座長:坂口 正明)