第61回日本生物工学会大会(名古屋大会)は平成21年9月23日(水)から25日(金)の3日間,名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)において開催されます.今大会はすべての講演をPCプロジェクターで発表していただきます.

今大会は,秋の連休の最終日から始まります.連休も活用してご来名ください.名古屋市内はたくさんの見どころがあります.まずは駅前のミッドランドスクエアやJR セントラルタワーズなどの人気の高層ビル街を散策ください.名店が多く入っていてにぎわっています.

名古屋城,名城公園,東山動植物公園,名古屋港水族館は有名ですが,市内には他にも名古屋能楽堂(名城公園),徳川美術館(東区),徳川園(東区),美術館では名古屋市美術館(白川公園),名古屋ボストン美術館(金山)が,科学館では電気の科学館(伏見),名古屋市科学館(白川公園),長久手には長久手古戦場跡もあり,戦国時代の歴史も探訪できます.トヨタグループの見学施設としては,織機中心の産業技術記念館,トヨタ博物館があり,車の歴史を堪能できます.

秋の行楽シーズンですので,少し足を伸ばしていただければ,名古屋周辺には瀬戸,常滑,美濃などの焼き物の産地もたくさんあり,常滑のINAX文化スクエアには,窯のある広場資料館,世界のタイル博物館やINAX陶楽工房があります.染め物では有松絞りも有名です.知多半島には,盛田味の館,ミツカン酢の里,国盛酒の文化館,新美南吉記念館があり,一日楽しめると思います.犬山のモンキーパーク,リトルワールドや明治村は知られた観光地ですが,司葉子さんが村長の日本大正村や中村玉緒さんが村長の日本昭和村もあります.長島温泉とナガシマスパーランドは行楽地として有名ですが,これ以外にも,安城にはデンパーク,蒲郡にはテーマパークを備えたラグーナ蒲郡があります(名古屋観光コンベンションビューロー,http://www.ncvb.or.jp/参照).前泊され,名古屋の地酒を片手に,みそかつ,エビフライ,天むす,名古屋コーチン,手羽先,きしめん,あんかけスパ,ういろうなど名古屋独特の食文化もお楽しみいただき,活気のある街,名古屋と,活気のある東海地域を十分にご堪能ください.

今大会のシンポジウムは本誌会告(第87巻第3号)で案内されましたように,19課題が,大会3日目に集中して開催されます.発表件数は109件になりました.また,9月25日午前に特別セミナーとして修士・博士課程在学者をはじめ若手研究者を対象とした「若手理系人のためのキャリアセミナー」が開かれます.

一般講演は,590演題のお申し込みをいただきました.一般講演の科学技術分野別の上位には,1)環境バイオテクノロジー(112演題)2)酵素学・酵素工学・タンパク質化学(88演題),3)遺伝子工学・核酸工学(85演題),4)代謝生理学,発酵生産(71演題)5)動物バイオテクノロジー(64演題),6)生物化学工学(59演題)の順となっています.分野分けを見直しており,昨年までと直接比較はできませんが,時代の流れのためか,環境バイオの件数が多く,動物バイオも多数お申し込みいただいています.

本年の受賞講演はすべて授賞式に続いて行われます.KSBBからの招待講演5題は一般講演の中に組み込んであります.また,一般講演の中からプログラム編集委員会が選定した19演題をトピックスとして紹介します.この19演題は,大会3日目に,「トピックスシーズ発表会」として口頭発表していただく機会をつくりました.
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日本生物工学会2009年度大会実行委員会一同
 

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