会員各位

日本生物工学会会長(2010年当時)
飯島 信司
 

平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.

従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.

このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.

皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
 

大会のシンポジウム開催に関する中期的方針

【募集 】

  1.   会員各位より広くシンポジウムを募る.
  2.   本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある.

【選考の手続き】

  1. 応募多数の場合は,理事会から応募されたシンポジウムを含めて,時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し,理事会で承認する.

    研究部会からの応募に対しては,
    • 1)本部からの資金援助も行っていることから,基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する.
    • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には,応募時にその旨を明記していただくものの, 順位が低くなることがありうる.
  2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては,採択順位が下がる場合がある.
  3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては,記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする.

 

■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html

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