【本部・九州支部】日本生物工学会 技術セミナー「ニューバイオのオールドバイオへの取り込み – バイオマスエネルギー生産技術の新展開」
地球温暖化対策の一手段としてバイオエネルギーが脚光を浴びています.昔から発酵技術として慣れ親しんできたバイオエタノール化・バイオガス化・バイオブタノール化技術が,バイオエネルギーの中核技術として再度注目されております.
最近のバイオテクノロジーの目を見張るべき発展に伴って,これらニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術により,資源循環型社会が構築され,延いては低炭素社会の構築に発展しようとしています.
本セミナーでは,わが国のセルロース系バイオマスからのバイオエタノール生産技術の開発動向を概観した後,実用化のために超えなければならないセルロース資源の構造とセルラーゼ作用機構の解明,また実用酵母のヘテロタリズム化とキシロース発酵能の育種,さらには新規なゲノム解析技術とその応用に関して,この分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただきます.
また,効率的バイオガス化のためのメタン発酵技術の安定化(微生物叢の解析技術と代謝変化),さらには高ブタノール生産のための代謝ボトルネック解消による効率的な代謝系改変方策に関して,やはりこの分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただき,ニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術が拓く生物工学の将来を展望したいと思います.
日時 | 2009(平成21)年12月12日(土)10:00~19:30 |
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会場 | 崇城大学市民ホール大会議室(熊本市桜町1番3号)TEL. 096-355-5235 |
参加費 | 無料.要旨集1,000円(ただし学生は無料) 懇親会費:一般3,000円,学生1,000円(当日徴収) |
申込締切日 | 12月5日(土) |
申込方法 | 氏名,所属,住所,連絡先(TEL/FAX, E-mail),会員種別,懇親会の出欠を明記のうえ,下記までE-mailあるいはFAXでお申し込み下さい. ⇒申込用紙(PDF)はこちら |
申込先 | 熊本大学大学院自然科学研究科木田研究室 東 宛 E-mail: FAX. 096-342-3668 |
問合せ先 | 熊本大学大学院自然科学研究科 木田建次 TEL. 096-342-3667 FAX. 096-342-3668 E-mail: |
【主催】日本生物工学会,日本生物工学会 九州支部
【共催】バイオテクノロジー研究推進会,くまもと技術革新・融合研究会(RIST)
【協賛】日本農芸化学会西日本支部,化学工学会バイオ部会,日本化学会バイオテクノロジー部会,バイオインダストリー協会,エネルギー総合工学研究所,九州地域バイオクラスター推進協議会
プログラム
- 10:00~10:10 開会の辞 ………会長 飯島 信司(名大)
- 10:10~10:50
「最近の国内外のセルロース系バイオマスからのバイオエタノール生産技術開発動向」
………………山田 富明(エネルギー総合工学研)
- 10:50~11:40
「セルロースの高次構造と酵素分解について」
………………杉山 淳司(京大)
- 11:40~12:30
「セルラーゼの一分子観察からセルロース分解のメカニズムにせまる」
………………五十嵐 圭日子(東大)
- (休 憩)
- 13:30~14:20
「竹からのバイオエタノール変換に向けた実用酵母の育種」
………………赤松 隆(崇城大)
- 14:20~15:10
「次世代シーケンサーがもたらす微生物ゲノム研究の新展開」
………………藤森 一浩(産総研・セルエンジニアリング)
- (休 憩)
- 15:20~16:10
「中国のメタン発酵の現状とメタン発酵に関与する微生物たち」
………………湯 岳琴(中国・北京大)
- 16:10~17:00
「ABE発酵代謝系のブタノール高生産のためのシステム設計
-動的感度解析とTime-sliced metabolic flux analysisの適用-」
………………岡本 正宏(九大)
- 17:00~17:10 閉会の辞 ………九州支部長 園元 謙二(九大)
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