【本部】第3回 生物工学産学技術研究会
盛況のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。⇒当日の様子はこちら
⇒活動報告
日本生物工学会では、以下のように第3回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術等をご講演いただきますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。
- 日時
2013年7月12日(金)14:00~19:00
- 場所
味の素(株)川崎事業所 51・52会議室
(川崎市川崎区鈴木町1-1)
懇親会:川崎事業所特別食堂(17:30~19:00)
- 参加費
講演会: 無料
懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料
- 定員
100名(定員になり次第締め切ります)
- 申込み締切
2013年6月21日(金)
受付は終了いたしました。
講演プログラム
- 14:00~14:05 開会のあいさつ
…………倉橋 修(副会長)
- 14:05~15:05 「腸内細菌研究と商品化」
…………澤田 治司(公益法人ヤクルトバイオサイエンス研究財団 理事長、
ヤクルト本社ヨーロッパ研究所 社長)
ヤクルト中央研究所の腸内細菌研究の歴史、腸内細菌の検出技術の開発、プロバイオティクスと予防医学の実践、表在性膀胱がんの再発抑止効果、乳酸菌シロタ株による大腸癌抑制効果、未熟児へのビフィズス菌ヤクルト株の投与と壊死性腸炎の発症予防、潰瘍性大腸炎に対するビフィ ズス菌ヤクルト株の投与効果、胆道癌術後感染症のシンバイオティクスによる予防効果、救命救急医療現場におけるプロバイオティクスの利用等について商品開発に繋げる開発技術を紹介する。
- 15:05~16:05 「培養スケールアップの経験談」
…………小林 準次(エイブル (株) 開発部 技術顧問)
スケールアップとは、実験室規模で得られたデータを基に工業的生産規模に移す場合に生ずる種々の問題を検討することである。発酵槽のスケールアップ理論は一般に通気攪拌条件に重きが置かれているが、実生産現場ではその条件は物理的因子の一つにすぎない。長年スケールアップの職務に携わってきた経験を元に抗生物質の生産および動物細胞培養を例に挙げ、座学では学べないその培養スケールアップを経験談として紹介する。
- 16:05~16:15 休憩
- 16:15~17:15 「ライフサイエンス系企業における分析技術-おいしさ、そして、いのちへ-」
…………鈴木 榮一郎(味の素 (株) 上席理事 イノベーション研究所)
“おいしさ”に関して、調味料生産に役立つ酵素や調理料用酵素の高機能化研究を紹介した上で、当社の分析技術の生い立ちに関する歴史的説明を行い、次いで“いのち”に関して、分岐鎖アミノ酸製剤LIVACTの効果を立証した酸化型アルブミン研究や米国での他社のヘパリン製剤事件での分析対応を紹介し、最後は、疾患スクリーニングサービスに資するアミノインデックス®や唾液プロテオミクス研究用途等の最先端分析技術を紹介する。