【本部】第2回 生物工学産学技術研究会
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒当日の様子はこちら
⇒活動報告
日本生物工学会では、以下のように第2回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術をご講演いただきます。多数のご参加をお待ち申し上げます。
- 【日時】 2013年3月8日(金)13:00~17:00
- 【場所】 サントリー山崎蒸溜所
JR山崎駅、阪急大山崎駅より徒歩約10分
(〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1)
TEL:075-962-1423
講演:13:00~15:10 セミナー室
工場見学:15:15~16:00
懇親会:16:00~17:00 セミナー室
- 【参加費】
講演会: 無料
懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料
⇒無料
- 【定員】 100名
講演プログラム
- 13:00~13:05 開会のあいさつ……………柳 謙三(副会長)
- 13:05~13:45
「酒造りの技術を活かした新商品開発~ 機能性食品・化粧品原料~」
…………秦 洋二(月桂冠(株) 取締役総合研究所長)
清酒醸造とは、酵母と麹菌の2種類の微生物を巧み操って、アルコール20%以上のお酒を造り上げる類稀なる「もの造り」である。我々はこの酒造りの技術を用いて、食品・化粧品など新しい分野の商品開発を進めている。麹菌が生産する機能性ペプチドの効能や麹菌酵素を用いた新規染毛料のバイオ生産など、酒造りの技術を活かした新商品開発について紹介したい。
- 13:45~14:25
「醗酵産物由来医薬品の開発」
…………日野資弘(アステラス製薬(株)技術本部長付部長)
ペニシリン、セファロスポリンなどの抗生物質、高脂血症治療薬のスタチン類、タクロリムス、サイクロスポリンなどの免疫抑制剤、抗真菌剤のエキノキャンディン類など、醗酵産物から多くの画期的な医薬品が開発され、世界の人々の健康に貢献してきた。カビの一種であるColeophoma empetri F-11899の培養液から見出されたFR901379の誘導体、抗真菌剤ミカファンギンの開発を例に醗酵産物由来医薬品の開発を紹介する。
- 14:25~15:05
「ウイスキーづくりの継承と革新」
…………輿水精一(サントリー酒類(株)・ブレンダー室チーフブレンダー)
日本で本格的なウイスキーづくりが始まって今年で90周年を迎える。その品質は今や世界の主だったウイスキーのコンペティションにおいて毎年高い評価を獲 得するまでに至った。ウイスキーの魅力、価値は樽で長期間熟成させることによって生まれる複雑で芳醇な味わいであろう。世界第一級のウイスキーづくりを目 指し、伝統的な製法のもつ優れた点を継承しながら、常に新しいことに挑戦し続けてきた弊社の酒づくりについて、本会では特に貯蔵、ブレンドを中心に紹介す る。
- 15:05~15:10 閉会のあいさつ……………坂口正明