日時:2023年5月30日(火)14時40分~17時
場所:千里ライフサイエンスセンター 5F 山村雄一ライフホール
   (〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2)
参加費:無料(事前申込み不要)

プログラム

(司会:吉野 知子)

  • 14:40~14:45 開会の挨拶………………福﨑 英一郎
     
  • 14:45~15:45  講演1「次世代機能性食品科学の開発と展開
                ……阿部 啓子(東京大学)

“健康でwell-beingな食”が注目されている。とりわけ、味覚はその信号を脳に伝達することで、心身の生理制御を行っている。私たちは,1)口腔味細胞や消化管味様細胞などの化学感覚センサーが、脂質燃焼などのエネルギー代謝に関与し、肥満予防効果を持つことを明らかにした。2)食塩摂取量の低減は,SDGs目標の一つである。そこで、塩味増強物質スクリーニング系の開発を目指し、塩味受容チャネルの探索を行い、クロライドイオンチャネルTMC4を発見した。本日はこれらについての話題を提供したい。

(座長:馬場 健史) 

  • 15:45~15:55 休憩
     
  • 15:55~16:55 講演2「食品由来ポリフェノールのセンシング機構
                …………立花 宏文(九州大学)

食品の機能性を担う主要な因子であるポリフェノールを生体がどのようにして感知し、その機能性を発現するのかという視点での理解が進みつつある。我々は緑茶由来ポリフェノールの一種である(−)-エピガロカテキンガレート(EGCG)の生体調節作用を仲介する「細胞膜センサー」として、ラミニン受容体の一種である67-kDaラミニン受容体(67LR)を同定した.本講演では、EGCGをはじめとする代表的な食品由来ポリフェノールの分子標的とその機能性発現との関係について紹介する。

(座長:馬場 健史)

  • 16:55~17:00 閉会の挨拶………………青柳 秀紀

 

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