研究の目的

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会代表 
広島大学大学院 分子生命機能科学専攻
加藤 純一

研究内容紹介pdf

掘越弘毅先生の研究グループが初めて有機溶媒耐性細菌の存在をNature誌に報告してから20年が経つ。その間、発酵産業においては親水性の世界でのものつくりから疎水性の世界でのものつくりへの展開、化学産業においては環境にやさしいバイオプロダクションへの参入が、新しい潮流として登場してきた。

今、疎水性ケミカルバイオプロダクションの有用なツールとして有機溶媒耐性微生物、有機溶媒耐性酵素に注目が集まり始めている。しかし、有機溶媒耐性生体触媒をめぐる基盤的な学術/技術は、いまだ確立されていない。そこで、本研究部会は有機溶媒耐性生体触媒研究の核を形成することを目的に設立した。本研究部会は学術集会を開いて研究討論を行うことで、有機溶媒耐性生体触媒研究の促進を図る。ひいては、「疎水性の世界でのバイオ生産のことならばここに聞け!」といった存在になることを目指している。

本研究部会では、疎水性ケミカルだけでなく、親水性ケミカルのバイオプロダクションについても議論の対象にする。生物機能を活用したケミカル生産に興味のある企業の方々、アカデミアの方々、是非当研究部会へ参加ください。

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 研究紹介

 

構成員

名前のリンクをクリックすると各研究者の研究内容詳細をご覧いただけます。

岩淵 範之(日本大生物資源)中島 一紀(東北大院工)
植田 充美(京都大院農)長澤 透(岐阜大工)
大河内 美奈(名古屋大院工)道久 則之(東洋大生命科学)
大竹 久夫(大阪大院工)堀 克敏(名古屋大院工)
荻野 博康(大阪府大工)本多 裕之(名古屋大院工)
加藤 純一(広島大院先端物質)本田 孝祐(大阪大院工)
川口 秀夫(東京大院工)満倉 浩一(岐阜大工)
近藤 昭彦(神戸大工)吉田 豊和(岐阜大工)
黒田 浩一(京都大院農) 

活動内容

 

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