人工多能性幹細胞(iPS細胞)や体性幹細胞等の幹細胞を用いた再生・細胞医療は、疾病の新たな治療法の選択肢として高く期待されており、医療産業における市場拡大が見込まれ、国内外における競争が激化している。しかしながら、現状の再生・細胞医薬産業は、対象疾患が限定され、産業としては事業規模が小さく、収益性が低くとどまっている。今後、産業として成熟させていくためには、市場性の高い製品を開発し上市させること、細胞加工プロセスを規格化し、コストダウンすることなど、多くの課題が残されている。これらの課題を克服するためにも、将来を見据えたより具体的な戦略と取り組みが必要である。

本シンポジウムでは、再生・細胞医療等製品の開発においてご活躍されている研究者をお招きし、産業化に向けた取り組みを中心にご講演いただき、再生・細胞医療等製品に関わる課題やこれからの対応について、背景から将来展望に至るまで多岐にわたり討議していただく予定である。

皆様のご参加をお待ち申し上げております。

  • 日時:2019年3月27日(水) 13:00~17:30
     
  • 場所:京都大学放射性同位元素総合センター講堂
     
  • オーガナイザー: 蟹江 慧(名古屋大学)・山口 佳奈(東ソー株式会社)・堀江 正信(京都大学)
     
  • プログラム:

    13:00 開会挨拶

    13:10 講演1 「再生医療等製品の品質及び安全性確保」
                     ……桐原 清(株式会社生命科学インスティテュート)

    14:10 講演2「バイオマテリアル材料の研究開発から実用化まで」
          ……平岡 陽介(新田ゼラチン株式会社)

    〜休憩〜

    15:30 講演3「医療用iPS細胞セルバンクの構築」
          ……塚原 正義(京都大学iPS細胞研究所)

    16:30 講演4「平成29年度 特許出願技術動向調査 ‐ヒト幹細胞関連技術‐」
          ……千葉 直紀(特許庁)

    17:30 閉会挨拶

    18:00 懇親会
     
  • 参加申し込み:申し込みはこちらから
    当日の受付業務軽減のため、事前申し込みにご協力ください。申し込み〆切は、3月18日(土)です。
     
  • 参加費:[一般]シンポジウム(1,000円)、交流会(2,000円)
        [学生]シンポジウム(無料)、交流会(1,000円)
     
  • 問合せ先:
    日本生物工学会次世代アニマルセルインダストリー研究部会事務局
    〒464-8601 名古屋市千種区不老町 創薬科学研究館302号室
    名古屋大学大学院 創薬科学研究科
    蟹江 慧  E-mail  


【主催】日本生物工学会次世代アニマルセルインダストリー研究部会
【共催】公益社団法人化学工学会バイオ部会、日本動物細胞工学会(予定)
 

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