生物の細胞表層は、細胞の内と外を隔てる界面として、外来物質の受容や選択的取り込み、外部環境からの情報伝達やエネルギー変換等、生命の維持において多様な機能を発現しています。一 方、生物機能を組込んだ人工界面やナノバイオデバイスの創出においては、生物由来材料と異種材料との界面の合理的な設計が鍵を握ります。本ワークショッ プでは、細胞表層に存在する生体分子の基礎的研究から、細胞内の生体分子の動的挙動、細胞表層の改変・設計を通した機能制御された人工生物界面の構築なら びにこれらに関連する研究を精力的に展開している研究者を一堂に会し、新たな研究開発や共同研究の芽生まれることを期待したワークショップを開催しま す。

  • 日時: 2014年年2月7日(金)13:00~
  • 会場: 福岡市産学連携交流センター (FiaS)交流ホール
     
  • プログラム:
    (発表者、順不同)

    「生体ダイナミクスと弱秩序:モデル細胞膜の相分離離構造」
    高木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学)

「細菌固定化蛋白質の構造・機能と応用」
堀 克敏(名古屋大学)

「セルロソーム生産菌によるデザイナブルバイオインターフェイス」
田丸 浩志(三重大学)

「アーキアの特異な代謝とその強化」
跡見 晴幸(京都大学)

「細胞膜透過性電子メディエーターを介した生物時計の電気化学制御」
中西 周次(東京大学)

「原子間力顕微鏡の微生物表面解析への挑戦」
荻野 千秋(神戸大学)
 

  • 参加費: 無料
     
  • 問合せ先:未来化学創造センター バイオテクノロジー部門
    神谷典穂(nori_kamiya@mail.cstm.kyushu-u.ac.jp)
     

【主催】九州大学未来化学創造センター外部リンク、 バイオインターフェイス・界面生物工学研究部会