【本部】第30回生物工学懇話会
日時:2025年5月22日(木)14時40分~17時
場所:千里ライフサイエンスセンター 5F 山村雄一記念ライフホール
参加費:無料(事前申込み不要)
プログラム
(司会:山田 翼)
- 14:40~14:45 開会の挨拶………………秦 洋二
- 14:45~15:45
講演1「分子化学に基づく生体中分子機能の理解とデザイン:大規模データサイエンスの未来と課題」
……………………山東 信介(東京大学)
生体中分子であるペプチド、特に大環状ペプチドは、新たな創薬モダリティーとして注目を集めている。一方、その生体応用には受動的膜透過性の実現が必要である。我々は、大環状ペプチドの膜透過性予測と新たなメカニズムを例として、大規模データの取得をもとにしたデータサイエンスに挑戦している。本講演では、生体中分子機能の理解とデザインに向けた、大規模データサイエンスの可能性と直面している課題についてお話ししたい。
(座長:本多 裕之)
- 15:45~15:55 休憩
- 15:55~16:55
講演2「生物工学の研究推進における基盤AIの役割と実践、あるいは脱神話化」
……………………桑原 直之(SyntheticGestalt)
生物工学の研究推進におけるAIで代表的なものは言わずと知れたAlphaFold (AF) であろう。2021年7月に公開されたAF2の開発者は、2024年10月にノーベル化学賞を受賞し、同年5月にはフォールディングだけでなく相互作用予測も行うAF3も発表されていた。また、野生のオープンソースモデルも次々と出てきており、その勢いは止まることを知らない。あらゆる活動においてAIの活用を前提とするような前進的な新常識に対して、実践における一進一退の事実を踏まえながら、その共通認識の一歩先を見据えたい。
(座長:田中 剛)
- 16:55~17:00 閉会の挨拶………………青柳 秀紀
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