第25回生物工学懇話会は新型コロナウイルス感染拡大の影響、政府による緊急事態宣言の発出を受けまして中止いたします。登壇をご予定いただいた講師の先生、ご準備いただいた先生方、参加をご予定いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。
⇒日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止についてpdf
日時2020年5月21日(木)14:40~17:00
場所東京農工大学 新1号館グリーンホール
〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
参加費無料(事前申込み不要)

プログラム

(司会:上平 正道)

  • 14:40~14:45 開会の挨拶………………髙木 昌宏
     
  • 14:45~15:45  講演1「食シグナルと栄養認識受容体」
                ……木村 郁夫(東京農工大学)

古くから“医食同源”の概念として知られるように、食生活は生体内の恒常性を調節し、その調節機構の破綻は生活習慣病につながる。近年の食科学の進歩に伴い、食と健康の関係が単なる現象論だけではなく、その分子作用機序の解明という科学的根拠に基づいた証明がなされ始めた。特に、細胞膜上脂肪酸受容体群の同定により、食由来脂肪酸が単なるエネルギー源であるだけではなく、シグナル分子として重要であることが明らかとなり、肥満・糖尿病等の代謝性疾患の標的分子として、これら脂肪酸受容体群は注目されている。

(座長:養王田 正文) 

  • 15:45~15:55 休憩
     
  • 15:55~16:55 講演2「研究開発におけるAI/ディープラーニング技術活用とデータマネージメント」
                …………堂田 丈明(名古屋大学)

技術革新の加速が求められる今日、研究開発の効率化は国内外で大きな課題となっています。そして、AI・人工知能技術の活用も、現在の第三次AI・人工知能技術ブームを経て年々競争が激化しています。このような背景を踏まえ、当会では、(i)AI・ディープラーニング技術が、研究開発にどのように活用されているのか、(ii)AI・ディープラーニング技術を活用する際に実験データや成果物はどのように管理・運用されているのかについて、国内外の事例を踏まえてご紹介したいと思います。

(座長:上平 正道)

  • 16:55~17:00 閉会の挨拶………………上平 正道
     

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