第76回日本生物工学会大会は、2024年9月8日 (日) から10日 (火) の3日間、東京工業大学の大岡山キャンパスにて開催いたします。

日本生物工学会は、産業や社会と密接に関係するバイオテクノロジーの学会として、産学連携や交流の場の提供と充実、人材 (若手) 育成、社会ニーズへの期待に応える先進的なバイオ研究の牽引および発信などを基本方針に活動を行っている学会です。第76回大会においても、生物工学に関わる産学官の皆様が一堂に会し、基礎から産業まで多岐にわたる最新の研究成果の発表や活発な議論をはじめ、技術情報の紹介がなされる有意義な大会となることを期待しています。

大会1日目は、午前より学会各賞の授賞式と受賞講演を開催します。午後からは、生物工学奨励賞 (江田賞・斎藤賞・照井賞) 受賞講演と一般講演が行われます。一般講演の終了後には、企業と学生を繋ぐ「学生のための企業研究セミナー」や恒例となっている生物工学若手研究者の集い「若手会総会・交流会」を開催します。いずれの企画も、若い世代の学生や研究者のキャリア形成支援と「企業人から若い世代への産の心と技術の継承」を目的として開催されますので、奮ってご参加下さい。

大会2日目、3日目には、シンポジウムと一般講演が行われます。シンポジウムは、本部企画4件、国際シンポジウム2件、公募企画18件の計24件、それぞれの分野における最先端研究についてご紹介いただきます。一般講演を含めすべて口頭発表形式で行いますので、発表者は各自のノートパソコンをご持参下さい。なお、一般講演の中から特に注目に値する演題をプログラム編集委員会で選定し、大会トピックスとして広く公表します。また、優秀な発表を行った学生に対しては、前年度大会に引き続き「学生優秀発表賞」として表彰しますので、学生の皆様には、日頃の研究とその成果を思う存分発表して下さい。

3日間を通してランチョンセミナーを開催し、企業からの最新技術の紹介や製品・機器に関する最新情報を提供いただく予定です。企業展示ブースにも是非立ち寄っていただき、製品の情報収集にお役立て下さい。

会場の大岡山キャンパスは、アクセスもよく、東急新横浜線が開通したことから新横浜駅から直通で約20分です。大会を円滑に運営すべく、東日本支部および実行委員会で着々と準備を進めていますので、多くの方々の参加をお待ちしております。懇親会は大会2日目の夕方に予定しており、大岡山から東急目黒線で約10分の目黒駅近くにあるホテル雅叙園東京で開催いたします。
この3日間が参加者皆様にとって有意義で、本大会が今後に繋がる交流の場となりますことを祈念しています。

2024年3月
第76回日本生物工学会大会
実行委員長 大河内 美奈
(東京工業大学物質理工学院)